JP2001514668A - Cox−2阻害薬としての酸素連結部を有する(メチルスルホニル)フェニル−2−(5h)−フラノン類 - Google Patents

Cox−2阻害薬としての酸素連結部を有する(メチルスルホニル)フェニル−2−(5h)−フラノン類

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、シクロオギシゲナーゼ−2介在疾患の治療に有用な式(I)の新規化合物を包含するものである。本発明はさらに、式(I)の化合物を含有するシクロオキシゲナーゼ−2介在疾患治療のためのある種の医薬組成物をも包含するものである。

Description

【発明の詳細な説明】COX−2阻害薬としての酸素連結部を有する(メチルスルホニル)フェニル− 2−(5H)−フラノン類 発明の背景 本発明は、シクロオキシゲナーゼ介在疾患の治療方法および該治療のためのあ る種の医薬組成物に関するものである。 非ステロイド系抗炎症薬は、シクロオキシゲナーゼとも呼ばれるプロスタグラ ンジンG/Hシンターゼの阻害によって、それの抗炎症活性、鎮痛活性および解 熱活性のほとんどを行い、ホルモン誘発子宮収縮およびある種の癌成長を阻害す る。当初は、1種類のシクロオキシゲナーゼのみが知られており、それはシクロ オキシゲナーゼ−1(COX−1)すなわちウシ精嚢で最初に確認された構成酵 素に相当する。最近になって、第2の誘導可能な形のシクロオキシゲナーゼであ るシクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)の遺伝子が、ニワトリ、マウスおよ びヒトの取得源からクローニング、配列決定および特性決定された。その酵素は 、ヒツジ、マウスおよびヒトなどの各種取得源からクローニング、配列決定およ び特性決定されたCOX− 1とは異なったものである。第2の形のシクロオキシゲナーゼであるCOX−2 は、分裂促進剤類、エンドトキシン、ホルモン類、サイトカイン類および成長因 子類などの多くの作用物質によって急速かつ容易に誘発することができる。プロ スタグランジン類は生理的役割および病理上の役割の両方を有することから、構 成酵素COX−1がかなりの割合で、内因性プロスタグランジン類の基本的放出 を受け持ち、従って消化管系の保全性および腎臓血流の維持などの生理機能にお いて重要であるという結論に本発明者らは到達した。それとは対照的に、誘導可 能な形であるCOX−2は、催炎物質、ホルモン類、生長因子およびサイトカイ ン類などの物質に対する応答で、この酵素の急速な誘発を起こすと考えられるプ ロスタグランジンの病理効果を主として受け持つという結論を本発明者らは得て いる。そこで、COX−2の選択的阻害薬は、従来の非ステロイド系抗炎症薬と 同様の抗炎症性、解熱性および鎮痛性を有するであろうし、さらには、ホルモン 誘発子宮収縮を阻害し、抗癌効果を有する可能性があると考えられるが、その機 序に基づく副作用の一部を誘発する能力は低くなるであろう。特に、そのような 化合物では、消化管毒性の可能性が低下し、腎臓での副作用の可能性 が低下し、出血回数の低減効果があり、恐らくはアスピリン感受性の喘息患者に おける喘息発作誘発能の低下があるはすである。 さらに、そのような化合物は、収縮性プロスタノイドの合成を防止することで プロスタノイド誘発平滑筋収縮も阻害し、従って、月経困難症、早産、喘息およ び好酸球関連障害の治療に使用することができる。その化合物はさらに、アルツ ハイマー病の治療、特に閉経後女性における骨損失の低減(すなわち、骨粗鬆症 の治療)および緑内症治療において有用でもある。 シクロオキシゲナーゼ−2阻害薬の可能な用途についての概説が、ベインらの 論文(John Vane,Nature,Vol.367,pp.215-216,1994)および他の雑誌の論文(Drug News and Perspectives ,Vol.7,pp.501-512,1994)にある。発明の概要 本発明は、下記式Iの新規化合物ならびにシクロオキシゲナーゼ−2介在疾患 の治療方法であって、そのような治療を必要とする患者に対して無毒性で治療上 有効量の式Iの化合物を投与する段階を有する方法を含むものである。 本発明はさらに、式Iの化合物を含む、シクロオキシゲナーゼ−2介在疾患治 療用のある種の医薬組成物を含むものである。発明の詳細な説明 本発明は、式Iの新規な化合物ならびにシクロオキシゲナーゼ−2介在疾患の 治療方法であって、そのような治療を必要とする患者に対して無毒性で治療上有 効量の式Iの化合物を投与する段階を有する方法を含むものである。 式中、 Rは、モノ、ジもしくはトリ置換C1 〜12アルキル、あるい はモノもしくは未置換またはモノ、ジもしくはトリ置換の直鎖もしくは分岐C2 〜10 アルケニル、あるいは未置換またはモノ、ジもしくはトリ置換の直鎖もしく は分岐C2 〜10アルキニル、あるいは未置換またはモノ、ジもしくはトリ置換C3 〜12 シクロアルケニル、あるいは未置換またはモノ、ジもしくはトリ置換C5 〜1 2 シクロアルキニルであり; 以上における置換基は、 (a)F、Cl、BrおよびIから選択されるハロゲン (b)OH (c)CF3 (d)C3 〜6シクロアルキル (e)=O (f)ジオキソラン (g)CN からなる群から選択され; R1は、 (a)CH3 (b)NH2 (c)NHC(O)CF3 (d)NHCH3 からなる群から選択され; R2およびR3は独立に、 (a)水素 (b)C1 〜10アルキル からなる群から選択され; あるいはR2とR3が、それらが結合している炭素と一体となって、原子数3、 4、5、6または7の飽和単環式炭素環を形成している。 本発明の好ましい実施態様は、Rがモノ、ジもしくはトリ置換の直鎖もしくは 分岐のC1 〜10アルキルまたはモノ、ジもしくはトリ置換のC3 〜12シクロアルキ ルであるものである。 別の好ましい実施態様は、R上の置換基がハロゲンであるものである。 別の好ましい実施態様は、R2およびR3がそれぞれメチルであるものである。 別の好ましい実施態様は、R1がCH3もしくはNH2であるものである。 別の態様において、本発明はさらに、非ステロイド系抗炎症 薬による治療に対して感受性の炎症疾患を治療するための医薬組成物であって、 無毒性で治療上有効量の式Iの化合物および医薬的に許容される担体を含有す る組成物をも含むものである。 別の態様において、本発明はさらに、COX−1に優先してCOX−2を選択 的に阻害する活性薬剤によって効果的に治療されるシクロオキシゲナーゼ介在疾 患治療のための医薬組成物であって、 無毒性で治療上有効量の式Iの化合物および医薬的に許容される担体を含有す る組成物をも含むものである。 別の態様において、本発明はさらに、非ステロイド系抗炎症薬による治療に対 して感受性の炎症疾患を治療する方法であって、 そのような治療を必要とする患者に対して、無毒性で治療上有効量の式Iの化 合物および医薬的に許容される担体を投与する段階を含む方法をも含むものであ る。 別の態様において、本発明はさらに、COX−1に優先してCOX−2を選択 的に阻害する活性薬剤によって効果的に治療されるシクロオキシゲナーゼ介在疾 患の治療方法であって、 そのような治療を必要とする患者に対して、無毒性で治療上有効量の式Iの化 合物を投与する段階を含む方法をも含むものである。 別の態様において、本発明はさらに、非ステロイド系抗炎症薬による治療に対 して感受性の炎症疾患の治療用の医薬品製造における、式Iの化合物または医薬 組成物の使用を含むものである。 本発明は、本明細書に開示の実施例の化合物ならびに表Iの化合物によって例 示される。 1)定義 以下の略称は、ここに示す意味を有する。 AA=アラキドン酸 Ac=アセチル CHO=チャイニーズハムスター卵巣 CMC=1−シクロヘキシル−3−(2−モルホリノエチル)カルボジイミド メト−p−トルエンスルホネート COX=シクロオキシゲナーゼ DAST=3フッ化ジエチルアミノ硫黄 DBU=ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデク−7−エン DMAP=4−(ジメチルアミノ)ピリジン DMF=N,N−ジメチルホルムアミド Et3N=トリエチルアミン HBSS=ハンクス液 HEPES=N−[2−ヒドロキシエチル]ピペラジン−N1−[2−エタン スルホン酸] HWB=ヒト全血 IPA=イソプロピルアルコール LPS=リポ多糖類 MMPP=モノペルオキシフタル酸マグネシウム Ms=メタンスルホニル=メシル Ms0=メタンスルホネート=メシレート NSAID=非ステロイド系抗炎症薬 r.t.=室温 rac.=ラセミ TBAF=フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム Tf=トリフルオロメタンスルホニル=トリフリル THF=テトラヒドロフラン TLC=薄層クロマトグラフィー SO2Me=メチルスルホン(SO2CH3とも書く) SO2NH2=スルホンアミドアルキル基略称 Me=メチル Et=エチル n−Pr=ノルマルプロピル i−Pr=イソプロピル n−Bu=ノルマルブチル i−Bu=イソブチル s−Bu=セカンダリーブチル t−BU=ターシャリーブチル c−Pr=シクロプロピル c−Bu=シクロブチル c−Pen=シクロペンチル c−Hex=シクロヘキシル用量関係略称 bid=bis in die=1日2回 qid=quater in die=1日4回 id=ter in die=1日3回 本明細書に関して「アルキル」とは、指定数の炭素原子を有する、直鎖、分岐 および環状の構造ならびにそれらの組み合わせを意味する。アルキル基の例とし ては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s−およびt−ブチ ル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、ウンデシル、ドデシル 、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、エイコシル、3,7−ジエチル− 2,2−ジメチル−4−プロピルノニル、シクロプロピル、シクロペンチル、シ クロヘプチル、アダマンチル、シクロドデシルメチル、2−エチル−1−ビシク ロ[4.4.0]デシルなどがある。 本明細書に関して「フルオロアルキル」とは、1以上の水素がフッ素に置き換 わったアルキル基を意味する。例としては、−CF3、−CH2CH2F、−CH2 CF3、c−Pr−F5、c−HeX−F11などがある。 本明細書に関して「アルコキシ」とは、直鎖、分岐または環状の構造を有する 指定数の炭素原子のアルコキシ基を意味する。アルコキシ基の例としては、メト キシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、シクロプロピルオキシ、シクロ ヘキシルオキシなどがある。 本明細書に関して「アルキルチオ」とは、直鎖、分岐または環状の構造を有す る指定数の炭素原子のアルキルチオ基を意味する。アルキルチオ基の例としては 、メチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、シクロヘプチルチオなどがあ る。例示すれば、プロピルチオ基は−SCH2CH2CH3を意味する。 本明細書に関して「ハロゲン」とは、F、Cl、BrまたはIを意味する。 本発明の化合物の例は、後述する実施例に示してあり、以下のものを含む。 (1)5,5−ジメチル−3−((1−メチルアリル)オキシ)−4−(4− メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (2)5,5−ジメチル−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプ ロポキシ)−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン ; (3)5,5−ジメチル−3−((1−メチル−2−プロピニル)オキシ)− 4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (4)3−((1R,2S)−(1S,2R)−2−ヒドロ キシ−1−メチルプロピル)オキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルス ルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (5)3−((2−ヒドロキシ−2−メチル−3−ブテニル)オキシ)−5, 5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニル)フェニル−5H−フラン−2−オ ン; (6)3−(2−ブロモ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−( 4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (7)3−(イソプロペニルオキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチル スルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (8)3−(((2S)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (9)3−(((2R)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (10)3−(((2R)−3−フルオロ−2−メチルプロ ピル)オキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)− 5H−フラン−2−オン; (11)3−(((2S)−3−フルオロ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (12)3−(2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル− 4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (13)3−(2−フルオロ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル−4 −(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (14)5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−3−( 2−プロピニルオキシ)−5H−フラン−2−オン; (15)3−(アリルオキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホ ニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (16)3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イルオキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (17)3−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−5,5−ジ メチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (18)5,5−ジメチル−3−(2−メチルアリルオキシ)−4−(4−メ チルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (19)5,5−ジメチル−3−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ] −4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (20)3−{[2−(フルオロメチル)アリル]オキシ}−5,5−ジメチ ル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)一5H−フラン−2−オン; (21)3−{[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メトキシ}−5 ,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−5H−フラン− 2−オン; (22)3−[(1−フルオロシクロブチル)メトキシ]−5,5−ジメチル −4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (23)3−{[1−(フルオロメチル)シクロプロピル] メトキシ}−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H −フラン−2−オン; (24)3−((2−オキソシクロペンチル)オキシ)−5,5−ジメチル− 4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (25)3−((2,2−ジフルオロシクロペンチル)オキシ−5,5−ジメ チル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5,5−フラン−2−オン。 本明細書に記載の化合物の中には、1以上の不斉中心を有することから、ジア ステレオマーおよび光学異性体を生じるものもある。本発明は、そのような可能 なジアステレオマーならびにそれのラセミ体および分割されてエナンチオマー的 に純粋な形、ならびにそれらの医薬的に許容される塩を含むものとする。 本明細書に記載の化合物の中には、オレフィン系二重結合を有するものもあり 、別段の断りかない限り、それはEおよびZの両方の幾何異性体を含むものとす る。 第2の実施態様において本発明は、シクロオキシゲナーゼの阻害および本明細 書に記載のようなシクロオキシゲナーゼ介在疾患治療のための医薬組成物であっ て、医薬的に許容される担 体と無毒性で治療上有効量の上記のような式Iの化合物を含有する組成物を含む ものである。 この実施態様の範囲内において本発明は、シクロオキシゲナーゼ−2の阻害お よび本明細書に記載のようなシクロオキシゲナーゼ−2介在疾患治療のための医 薬組成物であって、医薬的に許容される担体と無毒性で治療上有効量の上記のよ うな式Iの化合物を含有する組成物を含むものである。 第3の実施態様において本発明は、シクロオキシゲナーゼを阻害し、COX− 1に優先してCOX−2を選択的に阻害する活性薬剤によって効果的に治療され る本明細書に開示のようなシクロオキシゲナーゼ介在疾患を治療する方法であっ て、そのような治療を必要とする患者に対して、無毒性で治療上有効量の本明細 書で開示のような式Iの化合物を投与する段階を含む方法を包含する。 本発明の医薬組成物は、有効成分として式Iの化合物を含むものであり、医薬 的に許容される担体および適宜に他の治療成分を含有することができる。 式Iの化合物は、リューマチ熱、インフルエンザその他のウィルス感染に関連 する症状、感冒、腰痛および頚部痛、月経困 難症、頭痛、歯痛、捻挫および筋違い、筋肉炎、神経痛、関節滑膜炎、慢性関節 リウマチを含む関節炎、変形性関節疾患(骨関節炎)、痛風および強直性脊椎炎 、滑液嚢炎、火傷、手術および歯科手術後の創傷などの各種状態の疼痛、発熱お よび炎症の緩和に有用である。さらにそのような化合物は、細胞腫瘍転換および 転移性腫瘍成長を阻害することができ、従って、癌治療で使用することができる 。化合物Iは、糖尿病性網膜症および腫瘍血管形成で起こるものなどのシクロオ キシゲナーゼ介在増殖性障害の治療および/または予防において有用なものとも なり得る。 化合物Iはさらに、収縮性プロスタノイド類の合成を防止することで、プロス タノイド誘発平滑筋収縮を阻害することから、月経困難症、早産、喘息および好 酸球関連障害の治療において有用なものとなり得る。該化合物は、アルツハイマ ー病の治療ならびに骨損失予防(骨粗鬆症の治療)および緑内障治療においても 有用であろう。 高いシクロオキシゲナーゼ−2(COX−2)活性および/またはシクロオキ シゲナーゼ−1(COX−1)に優先してのシクロオキシゲナーゼ−2に対する 特異性により、化合物Iは、 従来の非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)に対する代替薬として有用である ことが明らかである。特に、消化性潰瘍、胃炎、限局性腸炎、潰瘍性大腸炎、憩 室炎もしくは消化管病変の再発歴のある患者;消化管出血、低プロトロンビン血 症などの貧血を含む凝血障害、血友病その他の血液関係の問題のある患者;腎臓 疾患患者;手術前または抗凝血剤を服用している患者など、そのような非ステロ イド系抗炎症薬が禁忌となり得る場合に有用である。 同様に式Iの化合物は、従来のNSAIDが現在他の薬剤または成分と併用投 与される製剤において、該従来のNSAIDに対して部分的または完全に代わる ものとして有用である。そこでさらに別の態様において本発明は、上記で定義の ようなシクロオキシゲナーゼ−2介在疾患治療のための医薬組成物であって、無 毒性で治療上有効量の上記で定義の式Iの化合物と、アセトアミノフェンもしく はフェナセチンなどの別の疼痛緩和薬;カフェインなどの強化剤;水酸化アルミ ニウムもしくは水酸化マグネシウム、シメチコンなどのH2拮抗薬;フェニレフ リン、フェニルプロパノールアミン、シュードフェドリン(pseudophedrine)、 オキシメタゾリン、エピネフリン、ナフ アゾリン、キシロメタゾリン、プロピルヘキセドリンもしくはレボデスオキシェ フェドリン(levodesoxyephedrine)などの鬱血除去薬;コデイン、ヒドロコド ン、カラミフェン、カルベタペンタンもしくはデキストラメトルファン(dextra methorphan)などの鎮咳薬;ミソプロストール(misoprostol)、エンプロスチ ル(enprostil)、リオプロスチル(rioprostil)、オルノプロストール(ornop rostol)もしくはロサプロストール(rosaprostol)などのプロスタグランジン ;利尿薬;鎮静性もしくは非鎮静性の抗ヒスタミン剤などの1以上の成分とを含 有する組成物を含むものである。さらに本発明は、シクロオキシゲナーゼ介在疾 患の治療方法であって、そのような治療を必要とする患者に対して、無毒性で治 療上有効量の式Iの化合物を、適宜に1以上の直前に挙げたような成分との併用 で投与する段階を含む方法を包含するものである。 上記のシクロオキシゲナーゼ介在疾患のいずれの治療においても、化合物Iは 、従来の無毒性で医薬的に許容される担体、補助剤および媒体を含む単位製剤で 、経口投与、局所投与、非経口投与、吸入噴霧投与または経直腸投与することが できる。本明細書で使用する場合の非経口という用語は、皮下注射、静 脈注射、筋肉注射、組織内注射または注入法を含むものである。マウス、ラット 、ウマ、、ウシ、ヒツジ、イヌ、ネコなどの温血動物の治療以外に、本発明の化 合物はヒトの治療において有効である。 上記のように、ここで定義のシクロオキシゲナーゼ−2介在疾患治療用の医薬 組成物は適宜に、上記で挙げた1以上の成分を含有することができる。 上記有効成分を含む医薬組成物は、例えば錠剤、トローチ、ロゼンジ、水性も しくは油性の懸濁液、分散性粉剤もしくは顆粒、乳濁液、硬もしくは軟カプセル 、またはシロップもしくはエリキシル剤などの経口使用に好適な製剤とすること ができる。経口用組成物は、医薬組成物製造に関して当業界で公知のいずれかの 方法に従って調製することができ、そのような組成物には、甘味剤、芳香剤、着 色剤および保存剤からなる群から選択される1以上の薬剤を含有させて、医薬的 に見た目が良く、風味の良い製剤を提供することができる。錠剤は、錠剤製造に 好適な無毒性で医薬的に許容される賦形剤との混合で、上記有効成分を含有する 。その賦形剤としては、例えば、炭酸カルシウム、炭酸ナトリウム、ラクトース 、リン酸カルシウムまたはリ ン酸ナトリウムなどの不活性希釈剤;例えばコーンスターチもしくはアルギン酸 などの造粒剤および崩壊剤;例えばデンプン、ゼラチンもしくはアカシアなどの 結合剤;ならびに例えばステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸もしくはタル クなどの潤滑剤などがあり得る。錠剤は未コーティングとすることができるか、 あるいは公知の方法によってコーティングを施して、消化管における崩壊および 吸収を遅延させ、それによって比較的長期間にわたって持続的作用を提供させる ことができる。例えば、モノステアリン酸グリセリルまたはジステアリン酸グリ セリルなどの遅延材料を用いることができる。該材料は米国特許4256108 号、同4166452号および同4265874号に記載の方法によってコーテ ィングして、徐放用の浸透性治療錠剤を形成することもできる。 経口用製剤は、例えば炭酸カルシウム、リン酸カルシウムもしくはカオリンな どの不活性固体希釈剤と前記成分を混合した硬ゼラチンカプセルとして、あるい はプロピレングリコール、PEGおよびエタノールなどの水系溶媒もしくは水混 和性溶媒または例えば落花生油、液体パラフィンもしくはオリーブ油などのオイ ル媒体と上記有効成分とを混合した軟ゼラチンカプセ ルとしても提供することができる。 水系懸濁液は、水系懸濁液の製造に好適な賦形剤との混合で活性材料を含有す る。そのような賦形剤は、例えばカルボキシメチルセルロースナトリウム、メチ ルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、アルギン酸ナトリウム、 ポリビニルピロリドン、トラガカントガムおよびアカシアガムなどの懸濁剤であ り;分散剤もしくは湿展剤は、例えばレシチンなどの天然ホスファチド、または 例えばステアリン酸ポリオキシエチレンなどの脂肪酸とアルキレンオキサイドと の縮合生成物、または例えばヘプタデカエチレンオキシセタノールなどの長鎖脂 肪族アルコールとエチレンオキサイドとの縮合生成物、またはモノオレイン酸ポ リオキシエチレンソルビトールなどの脂肪酸とヘキシトールから誘導される部分 エステルとエチレンオキサイドとの縮合生成物、または例えばモノオレイン酸ポ リエチレンソルビタンなどの、脂肪酸と無水ヘキシトールから誘導される部分エ ステルとエチレンオキサイドとの縮合生成物などがあり得る。水系懸濁液は、安 息香酸エチルまたは安息香酸n−プロピル、p−ヒドロキシ安息香酸などの1以 上の保存剤、1以上の着色剤、1以上の芳香剤、ならびにショ糖、サッカリンも しくはアスパルテームなどの1以上の甘味剤を含有することもできる。 油性懸濁液は、有効成分を、落花生油、オリーブ油、ゴマ油またはヤシ油など の植物油、あるいは液体パラフィンなどの鉱物油に懸濁させることで製剤するこ とができる。油性懸濁液には、例えば蜜蝋、固形パラフィンまたはセチルアルコ ールなどの増粘剤を含有させることができる。上記の甘味剤および芳香剤を加え て、風味の良い経口製剤を提供することもできる。このような組成物は、アスコ ルビン酸などの酸化防止剤を加えることで防腐することができる。 水の添加による水系懸濁液の調製に好適な分散性粉剤および顆粒は、分散剤も しくは湿展剤、懸濁剤および1以上の保存剤との混合で有効成分を提供するもの である。好適な分散剤もしくは湿展剤および懸濁削の例としては、既に上述した ものがある。例えば甘味剤、芳香剤および着色剤などの別の賦形剤も存在させる ことができる。 本発明の医薬組成物は、水中油型乳濁液の剤型とすることもできる。その油相 は、例えばオリーブ油もしくは落花生油などの植物油または例えば液体パラフィ ンなどの鉱物油あるいはこ れらの混合物とすることができる。好適な乳化剤としては、例えば大豆レシチン などの天然ホスファチド、ならびに例えばモノオレイン酸ソルビタンなどの脂肪 酸および無水ヘキシトールから誘導されるエステルもしくは部分エステル、なら びに例えばモノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタンなどの前記部分エステ ルとエチレンオキサイドとの縮合生成物があり得る。乳濁液はさらに、甘味剤お よび芳香剤を含有することもできる。 シロップおよびエリキシル剤は、例えばグリセリン、プロピレングリコール、 ソルビトールまたはショ糖などの甘味剤を加えて製剤することができる。そのよ うな製剤には、粘滑剤、保存剤および芳香剤ならびに着色剤を含有させることも できる。該医薬組成物は、無菌の注射用水性もしくは油性懸濁液の形態とするこ とができる。この懸濁液は、上述した好適な分散剤もしくは湿展剤および懸濁剤 を用いて、公知の技術に従って製剤することができる。該無菌注射製剤は、例え ば1,3−ブタンジオールなどの無毒性で非経口的に許容される希釈剤もしくは 溶媒中での無菌注射溶液もしくは懸濁液とすることもできる。使用可能な許容さ れる媒体および溶媒には、水、リンゲル液および等張性塩化ナトリウム溶液など がある。エタノール、プロ ピレングリコールまたはポリエチレングリコール類などの共溶媒を用いることも できる。さらに従来のように、溶媒もしくは懸濁媒体として、無菌の固定油を用 いる。それに関しては、合成モノもしくはジグリセリド等のいかなる固定油商品 も使用可能である。さらに、注射剤の製剤には、オレイン酸などの脂肪酸が用い られる。 化合物Iは、該薬剤の直腸投与用の坐剤の形態で投与することもできる。その ような組成物は、常温で固体であるが直腸温度では液体であることから、直腸で 融解して上記薬剤を放出する好適な非刺激性の賦形剤と該薬剤とを混和すること で調製することができる。そのような材料は、カカオバターおよびポリエチレン グリコール類である。 局所投与用には、式Iの化合物を含むクリーム、軟膏、ゲル、液剤または懸濁 液などを用いる(その投与法に関して、局所投与は含嗽液およびうかい剤を含む ものとする)。局所投与製剤は、医薬用担体、共溶媒、乳化剤、透過増強剤、保 存系および皮膚緩和剤を含有することができる。 上記の状態の治療には、約0.01mg/kg〜約140mg/kg/日、あ るいは別表現として患者当たり約0.5mg〜 約7g/日程度の投与レベルが有用である。例えば炎症は、当該化合物を約0. 01〜50mg/kg/日、あるいは別表現として、患者当たり約0.5mg〜 約3.5g/日にて投与することで、効果的に治療することができる。 担体材料と組み合わせて単一製剤を得ることができる有効成分の量は、治療対 象宿主および特定の投与形態に応じて変わるものである。例えばヒトの経口投与 用製剤には、適切かつ妥当な量の担体材料(組成物総量の約5〜約95%の範囲 で変動し得る)と配合して活性某剤0.5mg〜5gを含有させることができる 。単位製剤は通常、有効成分を約1mg〜約500mg、代表的には25mg、 50mg、100mg、200mg、300mg、400mg、500mg、6 00mg、800mgまたは1000mg含有する。 しかしながら、特定患者についての具体的な用量レベルは、年齢、体重、全身 の健康状態、性別、食事、投与時刻、投与経路、排泄速度、併用薬剤および治療 対象の特定疾患の重度などの各種要素によって決まる。 本発明の化合物は、以下の方法に従って製造することができる。方法A 適切に置換された酸ハライドを、塩化アルミニウムなどのルイス酸存在下に、 クロロホルムなどの溶媒中でチオアニソールと反応させてケトンを得て、それを 次に、アリクアット(Aliquat)336などの相間移動剤とともに、四塩化炭素 などの溶媒中で、水酸化ナトリウム水溶液などの塩基にて加水分解する。次に、 CH2Cl2/MeOHなどの溶媒中、MMPPなどの酸化剤で処理することで、 スルホンIIを得る。 方法B 適切に置換されたアルコールを、THFなどの溶媒中、水素化ナトリウムなど の塩基で処理し、次にブロモ酢酸と反応させて、酸IIIを得る。 方法C 方法Bの酸(III)を、塩化メチレンもしくはベンゾトリフルオリドなどの 溶媒中、CMCなどのエステル化剤とともに、方法Aのヒドロキシケトン(II )と反応させて、エステル(IV)を得る。それを、トリフルオロ酢酸イソプロ ピルの存在下もしくは非存在下に、アセトニトリルなどの溶媒中、DBUなどの 塩基で処理して環化することでIを得る。 方法D 適切に置換された酸ハライドVを、アセトニトリルなどの溶媒中、ピリジンな どの塩基の存在下に、ヒドロキシケトンIIと反応させ、さらにDBUなどの塩 基で処理することで、ヒドロキシラクトンVIを得る。そのヒドロキシラクトン を、Ag2CO3などの試薬とともに、ベンゼンなどの溶媒中、適切に置換された ハライドと反応ざせて、ラクトンIを得る。別法として、上記ヒドロキシラクト ンを、nBu4NIの存在下もしくは非存在下に、NaHなどの試薬とともに、 DMFなどの溶媒中、アルキルハライドと反応させて、Iを得る。さらに、上記 ヒドロキシラタトンを、Et3Nなどの塩基とともに、エポキシドと反応させて 、Iを得ることができる。 方法E ブロマイド(方法Da)化合物を、カリウムtert−ブトキシドなどの塩基 と反応させて、オレフィン化合物Iaを得る。 方法F アルコール(方法DbまたはDc)を、CH2Cl2中、DASTと反応させて 、フッ素化合物Ibを得る。 方法G エステル(方法DaまたはDb)をLiBH4で処理して、アルコールIcを 得る。 方法H シクロジオンモノアセタールをNaBH4で還元し、得られるアルコールをヨ ウ化物に変換して、ヨードアセタールとヨードケトンの混合物を得て、それを分 離する。 方法I オレフィン化合物に、1,2−ジクロロエタンなどの溶媒中のジエチル亜鉛お よびジヨードメタンを加えて、シクロプロピル化合物Idを得る。 方法J ヒドロキシラクトンVI(方法D)に、DMF中のジクロロオレフィン化合物 およびNaHなどの塩基を加える。モノクロロ化合物Ieを、CH3CN中でn −Bu4NOAc、n−Bu4NIで処理して、アリルアルコールIfを得る。そ のアリルアルコールを次に、CH2Cl2中でDASTで処理することで、相当す るフッ素化合物Igに変換する。 方法K ヒドロキシラクトンVI(方法D)およびチアスピロ化合物のDMF溶液にN aHを加えて、アルコールIhを得る。 方法L アルコールIhにDASTを加えて、フルオロシクロブタン化合物Iiを得る 。 方法M アルコールIhに、MsClおよびEt3NのCH2Cl2溶液を加える。得ら れるメシレートをnBu4NFで処理することで、フッ素化合物Ijを得る。 方法N ケトン(方法HおよびDから)を、CH2Cl2またはベンゾトリフルオリドな どの溶媒中DASTで処理して、ジフルオロ化合物Ikを得る。 代表的化合物 表Iに、本発明の新規化合物を示してある。 シクロオキシゲナーゼ活性の阻害 全細胞シクロオキシゲナーゼアッセイで、シクロオキシゲナーゼ活性阻害剤と して化合物を調べる。このアッセイでは、ラジオイムノアッセイを用いて、アラ キドン酸に反応してのプロスタグランジンE2合成を測定する。このアッセイで 使用する細胞は、ヒトCox−1またはCox−2 CDNAを含む真核細胞発 現ベクターPCDNAIIIで安定にトランスフェクションされたチャイニーズ ハムスター卵巣(CHO)細胞系である。U937細胞ミクロソームも用いて、 Cox−1活性を測定する。CHOトランスフェクション細胞系を用いるCOX−2およびCOX−1につい ての全細胞アッセイ このアッセイには、ヒトCOX−1またはCOX−2 cDNAを含む真核細 胞発現ベクターpCDNAIIIで安定にトランスフェクションされたチャイニ ーズハムスター卵巣(CHO)細胞系を用いる。これらの細胞系はそれぞれ、C HO[hCOX−1]およびCHO[hCOX−2]と称する。シクロオキシゲ ナーゼアツセイでは、、懸濁培養液からのCHO[hCOX−1]細胞と付着細 胞のトリプシン処理によって得られるCHO [hCOX−2]細胞を、遠心によって回収し(300×g、10分間)、15 mM HEPES(pH7.4)を含むHBSSで1回洗浄し、細胞濃度1.5 ×106個/mLで、15mM HEPES(pH7.4)を含むHBSSに再 懸濁させる。被験薬剤をDMSOに溶かして、最高被験薬濃度の66.7倍とす る。化合物の試験は代表的には、最高薬剤濃度の連続3倍DMSO希釈液を用い て、二連にて8濃度で行う。細胞(0.3×106個/200μL)を、37℃ で15分間、被験薬またはDMSO媒体3μLとともに前インキュベートする。 濃厚AAのエタノール溶液を15mM HEPES(pH7.4)含有HBSS で10倍希釈することで、過酸化物を含まないAAの作業溶液(CHO[hCO X−1]アッセイおよびCHO[hCOX−2]アッセイのそれぞれについて、 5.5μMおよび110μM AA)を調製する。U937細胞ミクロソームからのCOX−1活性のアッセイ U937細胞(ATCC CRL1593)を、50IU/mLのペニシリン (Flow labs)、50mg/mLのストレプトマイシン(FLOW LABS)および2g /LのNaHCO3(SIGMA)を含む89%RPMI−1640(SIGM A)、10%ウシ 胎仔血清(GIBCO)中で培養した。細胞は、37℃および6%CO2の条件 で、1リットルのスピナーフラスコ(Corning)中、0.1〜2.0×106/m Lの密度に維持した。通常の継代培養用に、細胞を新鮮な培地で希釈し、新しい フラスコに移し入れた。500×gで5分間遠心することで、U937細胞をペ レット状とし、リン酸緩衝生理食塩水で1回洗浄し、再度ペレットとした。0. 1MトリスHCl(pH7.4)、10mM EDTA、2μg/mLのロイペ プチン、2μg/mLの大豆トリプシン阻害剤、2μg/mLのアプロチニンお よび1mMのフェニルメチルスルホニルフルオライドからなる均質化緩衝液に、 細胞を再懸濁させる。細胞懸濁液を10秒間4回超音波処理し、4℃で10分間 、10000×gにて遠心する。上清を4℃で1時間、100000×gにて遠 心する。100000×gミクロソームペレットを0.1MトリスHCl(pH 7.4)、10mM EDTAに再懸濁させて、蛋白約7mg/mLとし、−8 0℃で保存する。 ミクロソーム取得物は使用直前に解凍し、短時間の超音波処理を施し、10m MのEDTA、0.5mMのフェノール、1mMの還元グルタチオンおよび1μ Mのヘマチンを含む0.1 MトリスHCl緩衝液(pH7.4)で、蛋白125μg/mLの濃度に希釈す る。アッセイは、最終容量250μLで二連にて行う。最初に、深い96ウェル (deepwell)ポリプロピレン力価測定プレートのウェルで、10mM EDTA を含む0.1MトリスHCl緩衝液(pH7.4)20μLに、DMSO媒体ま たは薬剤のDMSO溶液5μLを加える。次に、ミクロソーム調製液200μL を加え、室温で15分間前インキュベートしてから、1Mアラキドン酸の0.1 MトリスHClおよび10mM EDTA(pH7.4)溶液25μLを加える 。サンプルを室温で40分間インキュベートし、1N HCl(25μL)を加 えることで反応を停止する。1N NaOH(25μL)を加えてサンプルを中 和してから、ラジオイムノアッセイ(Dupont-NENまたはAmershamのアッセイキッ ト)によって、PGE2含有量の定量を行う。シクロオキシゲナーゼ活性は、ア ラキドン酸存在下およびエタノール媒体存在下にインキュベートしたサンプル中 のPGE2濃度差とする。ヒト全血アッセイ 試験実施の理由 ヒト全血は、選択的COX−2阻害薬などの抗炎症化合物の 生化学的効力の試験に適した蛋白・細胞豊富環境を提供する。研究により、正常 なヒト血液にはCOX−2酵素が含まれないことが明らかになっている。これは 、正常血液におけるPGE2産生に対してCOX−2阻害薬が効果を持たないと いう所見と一致するものである。そのような阻害薬は、COX−2を誘発するヒ ト全血のLPSとのインキュベーション後にのみ活性である。このアッセイを用 いて、PGE2産生に対する選択的COX−2阻害薬の阻害効果を評価すること ができる。さらに、全血中の血小板は多量のCOX−1酵素を含む。血液凝固の 直後、血小板はトロンビンが介在する機序によって活性化される。その反応によ り、COX−1の活性化を介して、トロンボキサンB2(TxB2)が産生される 。そこで、血液凝固後のTxB2レベルに対する被験化合物の効果を調べ、CO X−1活性の指標として用いることができる。従って、同じアッセイで、LPS 誘発後のPGE2レベル(COX−2)および血液凝固後のTxB2レベル(CO X−1)を測定することで、被験化合物による選択性の程度を求めることができ る。方法 A.COX−2(LPS誘発PGE2産生) 男性および女性の両方の志願者から、静脈穿刺によって、ヘパリンを塗った試 験管に新鮮血液を採血する。被験者には外見上で炎症状態はなく、採血前の7日 以上にわたってNSAIDを服用していない。小分けした血液検体2mLから直 ちに血漿を得て、ブランクとしで使用する(PGE2の基底線レベル)。残りの 血液を、室温で5分間、LPS(最終濃度100μg/mL、Sigma Chem、大腸 菌からの#L−2630;0.1%BSA(リン酸緩衝生理食塩水)で希釈)と ともにインキュベートする。血液500μLずつを、37℃で24時間、10n M〜30nMの範囲の最終濃度の媒体(DMSO)2μLまたは被験化合物2μ Lとともにインキュベートする。インキュベーション終了後、血液を12000 ×gで5分間遠心して血漿を得る。小分けした血漿100μLをメタノール40 0μLと混合して、蛋白を沈殿させる。上清を得て、それについて、メーカー指 定の方法に従って、PGE2をそれのメチルオキシメート誘導体に変換した後、 ラジオイムノアッセイキット(Amersham,RPA#530)を用いて、PGE2のアッセ イを行う。 B.COX−1(凝血誘発TxB2産生) 抗凝血剤の入っていないバキュテーナーに新鮮血液を採血する。500μLず つを直ちに、10nM〜30nMの範囲の最終濃度でDMSOまたは被験化合物 2μLを予め入れておいたシリコン処理微量速心管に移し入れる。該速心管を3 7℃で1時間、渦攪拌およびインキュベートして、血液を凝固させる。インキュ ベーション終了後、遠心(12000×gで5分間)によって血清を得る。血清 の小分けサンプル100μLをメタノール400μLと混合して、蛋白を沈殿さ せる。上清を得て、それについて、酵素イムノアッセイキット(Cayman,#51903 1)を用いて、メーカー指定の方法に従ってTxB2のアッセイを行う。ラット前足浮腫アッセイ 試験実施計画 雄のスプレーグ・ドーリーラット(150〜200g)を終夜絶食させ、媒体 (1%メトセル(methocel)または5%Tween80)または被験化合物のい すれかを経口投与する。1時間後、一方の後足首より上の高さに、永久的マーカ ーを用いて線を引いて、モニタリングする足の面積を決定する。水置 換の原理に基づく体積測定計(Ugo-Basile、イタリア)を用いて、足体積(V0 )を測定する。次に動物に対して、25ゲージ針を取り付けたインシュリン注射 器を用いて、足に1%カラギーナンの生理食塩水溶液(FMC Corp,Maine)50 mLを足底部皮下に(subplantarly)注射する(すなわち、片足にカラギーナン 500mg)。3時間後、足体積(V3)を測定し、足体積の増加(V3−V0) を計算する。動物をCO2窒息によって屠殺し、胃病変の有無を評点する。デー タを媒体対照の値と比較して、阻害パーセントを計算する。投与群は全てコード 化して、観察者の先入観を排除するようにする。ラットにおけるNSAID誘発胃疾患 試験実施の理由 従来のNSAIDの主要な副作用は、ヒトにおいて胃病変を生じる能力である 。その作用は、消化管でのCox−1の阻害によって引き起こされると考えられ ている。ラットは、NSAIDの作用に対して特に感受性である。実際これまで に、現在使用されている従来のNSAIDについての消化管副作用を評価するに 当たっては、ラットモデルが一般的に用いられている。本アッセイでは、51Cr 標識赤血球の全身注射後における糞51 Cr排泄を測定することで、NSAID誘発消化管損傷を観察する。糞51Cr 排泄は確立された技術であり、動物およびヒトにおける消化管の完全性を検出す る上で高感度の方法である。方法 雄スプレーグ・ドーリーラット(150〜200g)に対して、1回投与(急 性投与)または1日2回で5日間投与(慢性投与)のいずれかにて、被験化合物 を経口投与する。最後の投与が終了したら直ちに、ラットに対して、供血ラット からの51Cr標識赤血球0.5mLを、尾静脈から注射する。動物を個別に代謝 ケージに入れ、飼料および飲料水は自由に摂取させる。48時間にわたって糞を 採取し、51Cr糞排泄を、総注射用量のパーセントとして計算する。51Cr標識 赤血球は、以下の手順で調製する。ヘパリンを塗った試験管に、供血ラットの大 静脈からの血液10mLを採血する。遠心によって血漿を除去し、等量のHBS Sで再度満たす。赤血球を、37℃で30分間、51クロム酸ナトリウム(400 Ci)とともにインキュベートする。インキュベーション終了後、赤血球をHB SS 20mLで2回洗浄して、遊離の51クロム酸ナトリウムを除去する。最後 に、赤血球をHBSS 10mLで再生し、ラット1匹当た りに、その溶液0.5mL(約20Ci)を注射する。リスザルにおける蛋白損失性胃疾患 試験実施の理由 蛋白損失性胃疾患(消化管における循環細胞および血漿蛋白の出現として発現 する)は、標準的な非ステロイド系抗炎症薬(NSAID)に対する重大な有害 応答であって、それによって用量が限定される。それは、51CrCl3溶液の静 脈投与によって定量的に評価することができる。その同位体イオンは、細胞およ び血清グロブリン類ならびに細胞小胞体に強く結合することができる。従って、 その同位体を投与してから24時間にわたって採取した糞で認められる放射能の 測定値は、蛋白損失性胃疾患の高感度かつ定量的な指標を提供するものである。方法 雄リスザル(0.8〜1.4kg)の群に、H2O媒体中の1%メトセルもし くは5%Tween80(3mL/kg、1日2回)あるいは用量1〜100m g/kg(1日2回)の被験化合物のいずれかを5日間にわたって、強制経口投 与する。最後の薬剤/媒体投与から1時間後に、51Cr(1mL/kgのリン酸 緩衝生理食塩水(PBS)中5Ci/kg)を静脈投与し、 代謝ケージで24時間にわたって糞を採取し、γ線カウンティングによって排泄51 Crを評価する。最後の薬剤投与から1時間後および8時間後に静脈血を採血 し、RP−HPLCによって、薬剤の血漿濃度を測定する。非麻酔ラットにおけるLPS誘発発熱 雄スプレーグ・ドーリーラット(150〜200g)を、使用前16〜18時 間にわたって絶食させた。ほぼ午前9時30分に、動物を一時的にプレキシガラ ス容器に入れ、デジタル温度計(08502型、Cole Parmer)に接続された可 撓性温度プローブ(YSIシリーズ400)を用いて、動物の基底線直腸体温を 記録した。全ての動物について同じプローブおよび温度計を用いて、実験誤差を 低減するようにした。体温測定後、動物をケージに戻した。時間ゼロで、ラット に対して、生理食塩水またはLPS(リポ多糖、2mg/kg、Sigma Chem)の いすれかを腹腔内投与し、LPS注射から5時間後、6時間後および7時間後に 直腸体温を測定した。体温上昇が横這いとなった5時間後の測定後、LPS注射 ラットに対して、媒体(1%メトセル)もしくは被験化合物を経口投与して、化 合物が発熱状態を回復させることができるか否かを調べた。基準(ゼロ回 復)点として、対照(媒体投与)群で7時間後に得られた直腸体温を用いて、発 熱の回復パーセントを計算した。LPS投与前の基底線値までの完全な発熱回復 を100%とする。非麻酔リスザルにおけるLPS誘発発熱 リスザル(Saimiri sciureus)(1.0〜1.7kg)の群において、手術に よって、腹部皮下に温度プローブを埋め込んだ。それにより、遠隔測定感知シス テム(Data Sciences International,Minnesota)によって、非麻酔・非拘束の サルで体温をモニタリングすることができる。使用前の13〜14時間にわたり 動物を絶食させ、個々のケージに入れて馴致させた。埋込温度プローブからの信 号を拾う電子受信装置を、ケージの側面に取り付けた。実験当日のほぼ午前9: 00に、サルを一時的に訓練用椅子に拘束し、LPS(6mg/kg、無菌生理 食塩水に溶かしたもの)の大量静脈注射を行った。動物をケージに戻し、5分ご とに連続的に体温を記録した。体温が1.5〜2℃だけ上昇したLPS注射から 2時間後に、媒体(1%メトセル)または被験化合物(3mg/kg)のいずれ かをサルに経口投与した。100分後、体温と基底線値の差を求めた。対照群に おける値を0%阻害として、阻害パーセントを計算し た。ラットにおけるカラギーナン誘発の急性炎症性痛覚過敏 雄スプレーグ・ドーリーラット(90〜110g)を用いて実験を行った。3 時間前にカラギーナンを足底皮下注射することで(片方の後足に4.5mg)、 後足の機械的圧迫に対する痛覚過敏を誘発した。対照動物には、等量の生理食塩 水(足底皮下に0.15mL)を投与した。カラギーナン投与から2時間後に、 被験化合物(0.3〜30mg/kg、0.5%メトセルの蒸留水溶液に懸濁さ せたもの)または媒体(0.5%メトセル)を経口投与した(2mL/kg)。 1時間後、痛覚計(Ugo Basile)を用いて、後足の圧迫に対する発声応答を測定 した。 片側ANOVA(BMDP Statistical Software Inc.)を用いて、カラギーナン 誘発痛覚過敏についての統計解析を行った。痛覚過敏は、生理食塩水注射ラット での発生閾値を、カラギーナン注射動物で得られた値から差し引くことで求めた 。薬剤投与ラットについての痛覚過敏スコアは、その応答のパーセントとして表 した。次に、Grafit(Erithacus Software)を用いて平均データの非線形 最小二乗回帰分析を行うことで、 ID50値(最大観察応答の50%をもたらす用量)を計算した。ラットにおけるアジュバント誘発関節炎 6.5〜7.5週齢の雌ルイスラツト(Lewis rat;体重約146〜170g )について体重を測定し、耳にマークを施し、各群内で体重が同等となるように 、群(関節炎を誘発しなかった陰性対照群;媒体対照群;総1日用量1mg/k gでインドメタシンを投与した陽性対照群ならびに総1日用量0.10〜3.0 mg/kgで被験化合物を投与した4群)に割り付けた。それぞれラット10匹 からなる6群に対して、軽油(アジュバント)0.1mLに入ったMycobacteriu m butyricum0.5mgを後足に注射し、ラット10匹からなる陰性対照には、 アジュバントは注射しなかった。アジュバント注射の前(第1日)および21日 後に、体重、反対側足体積(水銀置換体積記録法によって測定)および側面X線 撮像(ケタミンおよびキシラジン麻酔下で得たもの)を得て、アジュバント注射 の前(第1日)および4日後および21日後に、主たる試験足の体積を求めた。 ラットには、X線撮影用にケタミン(87mg/kg)およびキシラジン(13 mg/kg)を併用で0.03〜0.1mL筋肉注射して麻酔を施し、アジュバ ントを注射した。ファ キシトロン(Faxitron;45kVp、30秒)およびコダック(Kodak)X−O MAT TLフィルムを用いて、第0日および第21日に、両後足についてのX 線撮影を行い、自動処理装置で現像した。実験投与について知らされていない試 験担当者が、X線撮像について、軟組織および硬組織における変化を評価した。 以下のX線撮像上の変化を、重度に応じて数値にて等級分けした。すなわち、軟 組織体積の増加(0〜4)、関節窩の狭窄もしくは拡張(0〜5)、肋軟骨下び らん(0〜3)、骨膜反応(0〜4)、骨溶解(0〜4)、亜脱臼(0〜3)お よび変性性関節変化(0〜3)である。各X線撮像的変化について、個別の基準 を用いて、重度の数値的等級分けを行った。片足当たりの最大可能スコアは26 であった。アジュバント注射後の開始時点およびその後21日間にわたって継続 的に、総1日用量0.1、0.3、1および3mg/kg/日の被験化合物、総 1日用量1mg/kg/日のインドメタシンまたは媒体(0.5%メトセルの無 菌水溶液)を、1日2回経口投与した。化合物の製造は毎週行い、用時まで暗所 で冷蔵し、投与直前に渦混合した。 体重および足体積についての%変化ならびに等級変換X線撮 (「投与」および「時間」)分散分析を適用した。その後、ドウネット(Dunnet t's)検定を行って、投与の効果を媒体と比較した。胸腺重量および脾臓重量に は片側分散分析を適用し、次にドウネット検定を行って、投与の効果を媒体と比 較した。非線形最小二乗回帰を用いる4パラメータロジスティック関数によって 、第4日、第14日および第21日での足体積における阻害%に関する用量−応 答曲線の適合を行った。ID50は、媒体からの50%軽減に相当する用量と定義 し、適合4パラメータ式からの内挿によって誘導した。代表的生物データ 本発明の化合物はシクロオキシゲナーゼ−2の阻害薬であることから、上記で 挙げたようなシクロオキシゲナーゼ−2介在疾患の治療において有用である。シ クロオキシゲナーゼに対する化合物の活性は、以下に示す代表的結果で認めるこ とができる。このアッセイでは、アラキドン酸、シクロオキシケナーゼ−1また シクロオキシゲナーゼ−2ならびに推定阻害薬の存在下で合成されるプロスタ グランジンE2(PGE2)の量を測定することで、阻害を求める。IC50値は、 PGE2合成を、未阻害対照と比較して得られる値の50%まで回復させるのに 必要な推定阻害薬の濃度を表す。 上記生物アッセイの或るものについての結果を表IIおよび表IIIに示して ある。 以下、実施例によって本発明を説明するが、本発明はこれら実施例によって限 定されるものではない。以下の実施例において、別段の断りがない限り、下記の (i)〜(viii)の通りとする。 (i)操作はいずれも室温もしくは環境温度、すなわち18〜25℃の範囲の 温度で行った。 (ii)溶媒留去は、60℃以下の浴温で、減圧下(600〜4000パスカ ル;4.5〜30mmHg)にて、ロータリーエバポレータを用いて行った。 (iii)反応の経過は薄層クロマトグラフィー(TLC)によって追跡し、 反応時間は例示のみを目的として示してある。 (iv)融点は未補正であり、「d」は分解を示している。示した融点は、こ こに記載の方法に従って製造された材料について得られた融点である。一部の製 造においては、多形によって、異なる融点を有する材料が単離される場合がある 。 (v)全ての最終生成物の構造および純度は、TLC、質量スペクトル分析、 核磁気共鳴(NMR)スペクトル測定または微量分析データのうちの1以上の方 法によって確認したものである。 (vi)収率は、例示のみを目的として示したものである。 (vii)NMRデータがある場合、そのデータは、指定の溶媒を用いて30 0MHzまたは400MHzで測定した、内部標準としてのテトラメチルシラン (TMS)に関してppmで与えられる主要な特徴的プロトンについてのデルタ (d)値の形で示してある。信号の形状に関して使用される略称は、s(一重線 )、d(二重線)、t(三重線)、m(多重線)、br(広い)などである。さ らに、「Ar」は芳香環の信号を表す。 (viii)化学記号はその通常の意味を有する。以下の略称も用いた;v( 容量)、w(重量)、b.p.(沸点)、M.P.(融点)、L(リットル)、 mL(ミリリットル)、g(グラム)、mg(ミリグラム)、mol(モル)、 mmol(ミリモル)、eq(当量)。実施例1 5,5−ジメチル−3−((1−メチルアリル)オキシ)−4−(4−メチルス ルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)−プロパン−1−オ 塩化アルミニウム(136g、1.02mol)のクロロホ ルム(1.0リットル)懸濁液を冷却して−10℃とし、それにイソブチリルク ロライド(115mL、1.10mol)を滴下した。次に、チオアニソール( 100mL、0.85mol)を滴下した。滴下終了後、室温で1.5時間、反 応を進行させた。反応液を冷却して10℃とし、水(750mL)を加えて反応 停止した。有機層を分離し、水(500mLで2回)、飽和NaHCO3溶液( 500mLで2回)、ブライン(500mLで1回)で洗浄し、Na2SO4で脱 水した。減圧下に濃縮した後、得られた粗生成物を高真空下に30分間置くこと で結晶化させて、標題化合物を褐色固体として得た。段階2:2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)プ ロパン−1−オン 2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)プロパン−1−オン(28 .5g、147mmol、段階1)、アリクアット336(11.0mL、24 mmol)および四塩化炭素(21mL、218mmol)のトルエン(43m L)溶液に、水酸化ナトリウム(12.9g、ペレット、322mmol)を加 えた。反応液を15℃で2時間攪拌し、次に室温で16時間攪拌した。反応液を 水(100mL)、ブライン(100mL) およびEtOAc(300mL)で希釈した。水相を1N HClで酸性とし、 EtOAc(100mL)で抽出した。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、 濃縮した。粗生成物について、溶離液を15%EtOAc/ヘキサンとするシリ カゲルクロマトグラフィー精製を行って、標題化合物を濃厚シロップとして得た 。段階3:2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(メチルスルホニル)フェニ ル)プロパン−1−オン 2−ヒドロキシ−2−メチル−1−(4−(メチルチオ)フェニル)プロパン −1−オン(45.0g、214mmol、段階2)のt−ブタノール(500 mL)およびCH2Cl2(500mL)溶液を冷却し(4℃)、それにオキソン (OXONE)TM(194g、316mmol)の水溶液(水1.4リットル) を加えた。得られた懸濁液を室温で18時間攪拌した。反応液をEtOAc(4 00mL)で希釈し、分液を行った。水層をEtOAcで抽出した(250mL で2回)。合わせた有機層をNa2SO4で脱水し、減圧下に濃縮した。粗生成物 をジエチルエーテル(250mL)に溶かし、ヘキサンを加え(150mL)、 生成物を2時間振盪した。生成物を濾取し て、標題化合物を黄色固体として得た。段階4:(1−メチルアリルオキシ)酢酸 1−ブテン−3−オール(25mL、288mmol)のTHF(250mL )溶液を0℃とし、それにNaH(8.6g、288mmol、80%オイル分 散品)を加えた。NaHが消費された後、ブロモ酢酸(10g、71.9mmo l)を加えた。次に、反応液を室温で終夜攪拌した。混合物を冷却して0℃とし 、氷を加え、次に冷6M HCl(75mL)を加えた。生成物をEtOAcで 抽出し、有機層をH2Oおよびブラインで洗浄した。脱水(MgSO4)、濾過お よび溶媒除去後、ベージュ油状物(10.5g)を得た。これをそれ以上精製せ ずに使用した。段階5:(1−メチルアリルオキシ)酢酸2−メチル−1−(4−メチルスルホ ニルフェニル)プロパン−1−オン−2−イルエステル 段階3のアルコール(2.87g、11.8mmol)および段階1からの酸 (2.0g、15.4mmol)のCH2Cl2(30mL)溶液に、DMAP 50mgとともにCMC(7.5g、17.7mmol)を加えた。終夜攪拌後 、H2O(20 mL)を加え、生成物をCH2Cl2で抽出した。有機層を脱水し(MgSO4) 、濾過し、溶媒留去した。フラッシュクロマトグラフィー(1:5 EtOAc :ヘキサン)によって精製を行って、油状物2.97gを得た。段階6:5,5−ジメチル−3−(1−メチルアリル)オキシ)−4−(4−メ チルスルホニル)フェニル)−5H−フラン−2−オン 段階5からのエステル(2.97g、8.3mmol)のCH3CN(30m L)溶液に、DBU(1.87mL、12.6mmol)およびトリフルオロ酢 酸イソプロピル(1.53mL、10.9mmol)を加えた。混合物を65℃ で20時間攪拌した。H2O(60mL)を加え、次に、暗色が消えるまで6M HClを加えた。生成物をEtOAcで抽出し、有機層をH2Oおよびブライン で洗浄した。脱水(MgSO4)およびシリカゲル層濾過後、溶媒を除去して、 淡褐色残留物を得た。フラッシュクロマトグラフィー(1:5 EtOAc:ヘ キサン)によって精製して、オフホワイト固体を得た。それをEtOAc:ヘキ サンから再結晶して、白色固体を得た(228mg)。 1H NMR:d1.34〜1.39(3H、m)、1.65 (6H、s)、3.18(3H、s)、5.11〜5.17(1H、m)、5. 17〜5.25(1H、m)、5.43〜5.53(1H、m)、5.77〜5 .89(1H、m)、7.98〜8.08(4H、m)実施例2 5,5−ジメチル−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ )−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロポキシ酢酸 1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロパノールを用いて、実施 例1段階4に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。段階2:2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)プロパン−1−オン−2 −イルエステル 実施例1段階2の3級アルコールを用いて、実施例1段階5に記載の方法に従 って、標題化合物を製造した。段階3:5,5−ジメチル−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプ ロポキシ)−4−(4−メチルチオフェニル)−5H−フラン−2−オン 反応混合物にトリフルオロ酢酸イソプロピルを加えなかったこと以外、実施例 1段階6に記載の条件を用いて、標題化合物を製造した。段階4:5,5−ジメチル−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプ ロポキシ)−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン t−ブタノールに代えてMeOHを用いた以外、実施例1段階3に記載の条件 を用いて、標題化合物を製造した。 1H NMR(CD3COCD3):d1.70(6H、s)、3.20(3H 、s)、6.47(1H、m)、8.00(4H、dd)実施例3 5,5−ジメチル−3−((1−メチル−2−プロピニル)オキシ)−4−(4 −メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:(1−メチル−2−プロピニルオキシ)酢酸 反応混合物を終夜還流させた以外、実施例1段階4に記載の方法に従って、標 題化合物を製造した。段階2:(1−メチル−2−プロピニルオキシ)酢酸2−メチル−1−(4−メ チルスルホニルフェニル)プロパン−1−オン−2−イルエステル 実施例1段階5に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。段階3:5,5−ジメチル−3−((1−メチル−2−プロピニル)オキシ)− 4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 4当量のDBUを用い、トリフルオロ酢酸イソプロピルを使用せずに反応を実 施した以外、実施例1段階6に記載の条件を用いて、標題化合物を製造した。 1H NMR(CD3COCD3):d1.55(3H、d)、1.70(6H 、2s)、3.20(3H、s)、5.80(1H、m)、8.00(4H、m )実施例4 3−((1R,2S)−(1S,2R)−2−ヒドロキシ−1−メチルプロピル )オキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H −フラン−2−オン 段階1:5,5−ジメチル−3−ヒドロキシ−4−(4−メチルスルホニルフェ ニル)−5H−フラン−2−オン 実施例1段階3のアルコール(29.5g、122mmol)のCH3CN( 350mL)溶液を0℃とし、それにピリジン(25mL)およびアセトキシア セチルクロライド(25g、183mmol)を加えた。室温で7時間後、DB U(31mL)を反応混合物に加えた。80℃で1時間後、追加のDBU(35 mL)を加えた。反応混合物を18時間にわたり80℃に維持した。反応混合物 を放冷して室温とした。混合物を、濃HCl100mLを含む氷水(2.5リッ トル)に投入した。褐色固体を回収し、熱アセトニトリルに溶かし、シリカ層で 濾過した。溶媒を留去し、得られた固体をEtOAc中で振盪して、標題化合物 を得た(21.2g、62%)。段階2:3−((1R,2S)−(1S,2R)−2−ヒドロキシ−1−メチル プロピル)オキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル )−5H−フラン−2−オン 段階1からのヒドロキシラクトン(300mg、1.06mmol)のEtO H(1.06mL)溶液、トランス−2, 3−エポキシブタン(307mg、4.25mmol)およびEt3N(430 mg、4.25mmol)を、密封管に入れた。混合物を48時間加熱還流した 。冷却後、混合物を5%HCl水溶液(10mL)に投入し、EtOAcで抽出 した(20mLで3回)。合わせた有機層をブラインで洗浄し(30mLで1回 )、MgSO4で脱水した。フラッシュクロマトグラフィー(40%EtOAc /トルエン)によって、生成物34mgを得た。 融点:121〜122℃ MS m/z:355(M+H)+ 実施例5 3−((2−ヒドロキシ−2−メチル−3−ブテニル)オキシ)−5,5−ジメ チル−4−(4−メチルスルホニル)フェニル−5H−フラン−2−オン 実施例4段階1からのヒドロキシラクトン(500mg、1.77mmol) のEtOH(1.4mL)溶液に、Et3N(717mg、7.08mmol) および2−メチル−2−ビニルオキシラン(596mg、7.08mmol)を 加えた。混合物を50℃で16時間攪拌し、溶媒を留去し、残留物につ いて、シリカゲルでのクロマトグラフィー(40%EtOAc/トルエン)を行 った。Et2O/ヘキサン中で攪拌することで、生成物をさらに精製した。生成 物を濾過して、オフホワイト固体20mgを得た。 MS m/z:367(M+H)+ 実施例6 3−(2−ブロモ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチ ルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例4段階1のアルコール(1.00g、3.59mmol)のベンゼン( 40.0mL)懸濁液に、過剰の1,2−ジブロモプロパン(0.50mL)お よびAg2CO3(3.00g、10.8mmol)を加えた。60℃で18時間 後、反応混合物をセライト濾過し、CH2Cl2で洗浄した。溶媒留去後、粗生成 物をフラッシュクロマトグラフィーで精製して、Et2O/ヘキサンで結晶化し た後に、標題化合物162mgを得た。 1H NMR(CD3COCD3):d1.40(3H、d)、1.65(6H 、2s)、3.20(3H、s)、3.70(2H、m)、5.40(1H、m )、8.05(4H、m)実施例7 3−(イソプロペニルオキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニ ルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例6のブロマイド(300mg、0.746mmol)のTHF(10m L)溶液に、カリウムtert−ブトキシドの1M THF溶液1.5mLを加 えた。得られた混合物を室温で1時間攪拌した。反応混合物を25%NH4OA cとEtOAcの間で分配した。有機相をNa2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留 去した。フラッシュクロマトグラフィー後、標題化合物100mgを得た。 1H NMR(CD3COCD3):d1.70(6H、s)、1.90(3H 、s)、3.20(3H、s)、4.10および4.20(2H、m)、8.0 0(4H、m)実施例8 3−(((2S)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ)−5,5− ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:(2S)−1−ブロモ−3−(t−ブチルジフェニルシリルオキシ)− 2−メチルプロパン (S)−(+)−3−ブロモ−2−メチル−1−プロパノール(780mg、 5.16mmol)のCH2Cl2(13mL)溶液に、Et3N(1.07mL 、7.69mmol)、tert−ブチルクロロジフェニルシラン(1.70g 、6.18mmol)およびDMAP(30mg)を加えた。室温で3時間後、 25%NH4OAc水溶液を加え、有機相を分液し、Na2SO4で脱水し、溶媒 留去した。標題化合物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、油状 物1.8gを得た。段階2:3−(((2R)−3−t−ブチルジフェニルシリルオキシ)−2−メ チルプロピル)オキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェ ニル)−5H−フラン−2−オン 実施例4段階1からのアルコール(629mg、2.23mmol)のDMF (6.3mL)溶液に、段階1からのブロマイド(1.30g、3.34mmo l)、nBu4NI(822mg、2.23mmol)およびNaH(60%オ イル分散品)(126mg、3.15mmol)を加えた。 70℃で5時間後、反応混合物を25%NH4OAcとEtOAc の間で分配した。有機相を分液し、Na2SO4で脱水し、濾過し、減圧下に溶媒 留去した。標題化合物をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、生成 物1.5gを得た。段階3:3−(((2S)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン 段階2のシリルエーテル(1.6g、2.70mmol)のTHF(14mL )溶液に、フッ化テトラブチルアンモニウムの1M THF溶液(4.05mL 、4.05mmol)を加えた。室温で1.5時間後、反応液を25%NH4O Ac水溶液とEtOAcの間で分配した。有機相を分液し、Na2SO4で脱水し 、濾過し、溶媒留去した。フラッシュクロマトグラフィーによって精製すること で、標題化合物(800mg)を得た。 1H NMR(CD3COCD3):d0.90(3H、d)、1.60(6H 、s)、1.90(1H、m)、3.20(3H、s)、3.50(2H、t) 、3.60(1H、t)、4.20および4.40(2H、m)、8.00(4 H、m)実施例9 3−(((2R)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ)−5,5− ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例4段階1からのアルコール(3.00g、10.6mmol)のDMF (35mL)溶液に、(R)−(−)−3−ブロモ−2−メチル−1−プロパノ ール(3.00g、19.6mmol)、nBu4NI(3.00g、8.10 mmol)およびNaH(80%オイル分散品)(0.91g、30mmol) を加えた。70℃で5時間後、反応混合物を25%NH4OAcとEtOAcの 間で分配した。有機相を分液し、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去した。 標題化合物(390mg)をフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。 1H NMR(CD3COCD3):d0.90(3H、d)、1.60(6H 、s)、1.90(1H、m)、3.20(3H、s)、3.50(2H、t) 、3.60(1H、t)、4.20および4.40(2H、m)、8.00(4 H、m)実施例10 3−(((2R)−3−フルオロ−2−メチルプロピル)オキシ)−5,5−ジ メチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例8段階3のアルコール(800mg、2.25mmol)のCH2Cl2 (10mL)溶液を−20℃とし、それにEt3N(943mL、6.05mm ol)およびMsCl(348mL、4.51mmol)を加えた。0℃で1時 間後、飽和NaHCO3を加えた。有機相を分液し、Na2SO4で脱水し、濾過 し、溶媒留去した。粗メシレートのTHF溶液(10.0mL)に、フッ化テト ラブチルアンモニウムの1M THF溶液(6.77mL、6.77mmol) を加えた。50℃で2時間後、反応混合物を25%NH4OAcとEtOAcの 間で分配した。有機相を分液し、、Na2SO4で脱水し、濾過し、溶媒留去した 。標題化合物(370mg)をフラッシュクロマトグラフィーによって精製した 。 1H NMR(CD3COCD3):d0.90(3H、d)、1.60(6H 、s)、2.20(1H、m)、3.20(3H、s)、4.20〜4.50( 4H、m)、8.00(4H、m)実施例11 3−(((2S)−3−フルオロ−2−メチルプロピル)オキシ)−5,5−ジ メチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例10に記載の方法に従って、実施例9のアルコールから、標題化合物を 製造した。 1H NMR(CD3COCD3):d0.90(3H、d)、1.60(6H 、s)、2.20(1H、m)、3.20(3H、s)、4.20〜4.50( 4H、m)、8.00(4H、m)実施例12 3−(2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4− メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:2−((5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)− 2−オキソ−2,5−ジヒドロ−3−フラニル)オキシ)プロパン酸メチル 反応を室温で行った以外、実施例8に記載の方法に従って、標題化合物を製造 した。段階2:3−(2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ)−55−ジメチル−4− (4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1のエステル(1.13g、3.07mmol)のCH2Cl2(30mL )およびEt2O(50mL)溶液に、0℃でLiBH4(80mg、3.68m mol)を加えた。反応混合物を室温で攪拌して、反応完結させた。反応混合物 を25%NH4OAcとEtOAcの間で分配した。有機相を分液し、Na2S O4で脱水し、溶媒留去した。フラッシュクロマトグラフィーによって精製して 、標題化合物(275mg)を白色固体として得た。 1H NMR(CD3COCD3):d1.20(3H、d)、1.80および 1.65(6H、2s)、3.20(3H、s)、3.60(2H、m)、3. 95(1H、t)、5.10(1H、m)、8.00(4H、m)実施例13 3−(2−フルオロ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メ チルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例12段階2のアルコール(300mg、0.882mmol)のCH2 Cl2(10mL)溶液を0℃とし、それにDAST(142mL、1.05m mol)を加えた。室温で18時間および還流で2日後、反応混合物を25%N H4OAc水溶液とEtOAcの間で分配した。有機相を分液し、Na2SO4で 脱水し、濾過し、溶媒留去した。フラッシュクロマトグラフィーによって、標題 化合物(48mg)を精製した。 1H NMR(CD3COCD3):d1.30(3H、d)、1.70(6H 、2s)、4.30〜4.70(2H、m)、5.35(1H、m)、8.00 (4H、m)実施例14 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−3−(2−プロピ ニルオキシ)−5H−フラン−2−オン 実施例8段階2に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。 1H NMR(CD3COCD3):d1.60(6H、s)、3.15(1H 、m)、3.20(3H、s)、5.00(2H、m)、8.00(4H、m)実施例15 3−(アリルオキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニ ル)−5H−フラン−2−オン 実施例8段階2に記載の方法に従って、標題化合物を製造した。 1H NMR(CD3COCD3):d1.60(6H、s)、3.20(3H 、s)、4.80(2H、m)、5.30(2H、m)、6.00(1H、m) 、8.00(4H、m)実施例16 3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イルオキシ)−5,5−ジ メチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカン−8−オール 1,4−シクロヘキサジオン・モノエチレンケタール(10.1g、65mm ol)のエタノール(180mL)溶液を氷冷し、それに水素化ホウ素ナトリウ ム(1.23g、32mmol)を加え、得られた懸濁液を室温で19時間攪拌 した。反応液を25%NH4Ac水溶液で希釈し、EtOAcで抽出した。有機 層をMgSO4で脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(70%E tOAc/ヘキサン)による精製で、標題化合物9.73gを無色油状物として 得た。段階2:メタンスルホン酸1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イル 段階1からのアルコール(4.59g、29mmol)およびトリエチルアミ ン(8.0mL、57mmol)の塩化メチレン(100mL)溶液を氷冷し、 それにメタンスルホニルクロライド(3.3mL、43mmol)を加えた。反 応液を水(80mL)で希釈し、CH2Cl2で抽出した(50mLで2回)。合 わせた有機層をMgSO4で脱水し、濃縮して、標題化合物を黄色油状物として 得た。段階3:8−ヨード−1,4−ジオキサスピロ[4.5]デカンおよび4−ヨー ドシクロヘキサノン 段階2からのメシレート(7.38g)のアセトン(100mL)溶液に、ヨ ウ化リチウム(20.2g、151mmol)を加えた。得られた懸濁液を70 ℃で1時間加熱した。反応液を放冷して室温とし、EtOAc(200mL)で 希釈し、水で洗浄した(70mLで2回)。有機層をMgSO4で脱水し、 濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(25%および35%Et2O/ヘキ サン)によって、2種類の標題化合物を分離した。 4−ヨードシクロヘキサンの1H NMR(CD3COCD3):d2.30( 4H、m)、2.41(4H、m)、4.86(1H、m)段階4:3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イルオキシ)−5 ,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2− オン 実施例6に記載の手順に従って、8−ヨード−1,4−ジオキサスピロ[4. 5]デカン(段階3)から標題化合物を製造した。 融点:133〜134℃ 1H NMR(CD3COCD3):d1.47(2H、m)、1.67(2H 、mおよび6H、s)、1.78(2H、m)、1.96(2H、m)、3.1 7(3H、s)、3.87(4H、s)、4.98(1H、m)、7.99(2 H、d)、8.06(2H、d)実施例17 3−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−55−ジメチル−4− (4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:5,5−ジメチル−4−[4−(メチルスルホニル)フェニル]−3− [(4−オキソシクロヘキシル)オキシ]−5−H−フラン−2 実施例6に記載の手順に従って、4−ヨードシクロヘキサノン(実施例16段 階3)から、標題化合物を製造した。段階2 段階1からのケトン(419mg、1.1mmol)のCH2Cl2(0.5m L)溶液を氷冷したものに、3フッ化ジエチルアミノ硫黄を加え、得られた混合 物を60℃で2時間加熱した。反応液を放冷して室温とし、飽和NaHCO3水 溶液で注意深く希釈した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層をMgSO4 で脱水し、濃縮した。シリカゲルクロマトグラフィー(40%EtOAc/ヘキ サン)による精製と、それに続くEtOAc/ヘキサン(1:2、30mL)で の結晶化によって、標題化合物を白色固体として得た。 融点:147〜148℃ 1H NMR(CD3COCD3):d1.68(6H、s)、1.80〜1. 97(8H、m)、3.17(3H、s)、5.04(1H、bd)、7.98 (2H、d)、8.07(2H、d)実施例18 5,5−ジメチル−3−(2−メチルアリルオキシ)−4−(4−メチルスルホ ニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例4段階1のヒドロキシラクトン3.6gのDMF(50mL)溶液に、 メチルアリルブロマイド2.5mLおよび次にNaH 0.5g(80%オイル 分散品)を加えた。混合物を室温で6時間攪拌し、飽和NH4Cl溶液50mL で反応停止した。生成物を2:1EtOAc/ヘキサン(200mL)で抽出し 、抽出液をMgSO4で脱水した。濾過および濃縮後、残留物について、溶離液 を2:1ヘキサン/EtOAcとするフラッシュクロマトグラフィー精製を行っ て、標題化合物3.7gを白色固体として得た。 1H NMR(CD3COCD3):d1.64(6H、s)、1.67(3H 、s)、3.17(3H、s)、4.74(2H、s)、4.92(1H、s) 、4.96(1H、s)、7.96 (2H、d)、8.06(2H、d)実施例19 5,5−ジメチル−3−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ]−4−(4 −メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン Et2Zn(0.82mL)のClCH2CH2Cl(50mL)溶液を冷却し て0℃とし、それにCH22(1.3mL)をゆっくり加えた。混合物を5分間 攪拌し、0℃で実施例18のオレフィン0.63gを加えた。混合物を0℃で2 0分間、室温で3時間攪拌した。飽和NH4Cl溶液50mLを加えて反応停止 し、生成物をEtOAc(200mL)で抽出した。抽出液をMgSO4で脱水 し、濾過し、濃縮した。粗生成物について、3:2ヘキサン/EtOAcを溶離 液とするフラッシュクロマトグラフィー精製を行って、標題化合物400mgを 白色固体として得た。 1H NMR(CD3COCD3):d0.35(2H、m)、0.49(2H 、m)、1.10(3H、s)、1.65(6H、s)、3.15(3H、s) 、4.13(2H、s)、8.05(4H、m)実施例20 3−{[2−(フルオロメチル)アリル]オキシ}−5,5−ジメチル−4−( 4−メチルスルホニル−フェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1:3−{[2−(クロロメチル)アリル]オキシ}−55−ジメチル−4 −(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例4段階1からのヒドロキシラクトン1.2gのDMF(20mL)溶液 に、NaH(60%オイル分散品)0.24gを加え、次に3−クロロ−2−ク ロロメチル−1−プロペン4mLを加えた。混合物を室温で14時間攪拌し、飽 和NH4Cl溶液50mLで反応停止した。混合物を1:1ヘキサン/EtOA c 100mLで抽出し、抽出液をMgSO4で脱水した。濾過および濃縮後、 粗生成物について、溶離液を1:1ヘキサン/EtOAcとするフラッシュクロ マトグラフィー精製を行って、標題化合物1gを濃厚油状物として得た。段階2:3−{[2−(ヒドロキシメチル)アリル]オキシ}−5,5−ジメチ ル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 段階1の生成物(1.0g)、Bu4NOAc(3g)およびBu4NI(10 mg)のCH3CN(25mL)溶液を室温で4時間攪拌した。溶媒を留去し、 残留物をブライン40mLとEtOAc100mLの間で分配した。EtOAc 層を濃縮し、残留物を1:1THF/H2O(40mL)に溶かし、1NLiO H(10mL)で処理した。室温で20分間攪拌後、混合物をAcOH(1mL )で処理し、次にブライン50mLとEtOAc 100mLの間で分配した。 有機層をMgSO4で脱水し、濃縮して、粗標題化合物を油状物として得て、そ れをそれ以上精製せずに次の段階に用いた。段階3:3−{[2−(フルオロメチル)アリル]オキシ}−5,5−ジメチル −4−(4−メチルスルホニル−フェニル)−5H−フラン−2−オン 段階2の粗生成物のCH2Cl2(20mL)溶液に、3フッ化ジエチルアミノ 硫黄3mLを加えた。混合物を30分間加熱還流し、飽和NaHCO3溶液50 mLに投入した。生成物を1:1EtOAc/ヘキサン100mLで抽出した。 抽出液をMgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。残留物について、溶離液を4 :1トルエン/EtOAcとするフラッシュクロマトグ ラフィー精製を行って、標題化合物0.6gを白色固体として得た。 1H NMR(CD3COCD3):d1.65(6H、s)、3.17(3H 、s)、4.87(2H、d)、4.91(2H、s)、5.34(1H、b) 、5.36(1H、bs)、7.93(2H、d)、8.06(2H、d)実施例21 3−{[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メトキシ}−5,5−ジメ チル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−2−5H−フラン−2−オン 実施例4段階1のヒドロキシラクトン5gのDMF(100mL)溶液に、N aH(60%鉱油分散品)1gと、次に5,7−ジオキサ−616−チアスピロ [2.5]オクタン−6,6−ジオキサイドを加えた。混合物を室温で16時間 攪拌し、MeOH(2mL)およびAcOH(1mL)で処理した。減圧下に溶 媒留去し、残留物を1,4−ジオキサン150mLに溶かした。溶液を濃H2S O4(1.5mL)で処理した。室温で15時間攪拌後、Et3N(5mL)を加 え、混合物を濃縮した。残留物について、溶離液を2:3トルエン/EtOAc とする フラッシュクロマトグラフィーによって精製して、標題化合物2.9gを白色固 体として得た。 1H NMR(CD3COCD3):d0.51(4H、bs)、1.66(6 H、s)、3.17(3H、s)、3.44(2H、d)、3.65(1H、t )、4.29(2H、s)、8.04(4H、s)実施例22 3−[(1−フルオロシクロブチル)メトキシ]−5,5−ジメチル−4−(4 −メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例21の生成物0.6gのCH2Cl2(5mL)溶液に、0℃で3フッ化 ジエチルアミノ硫黄1.25mLを加えた。室温で3時間攪拌後、反応混合物を 飽和NaHCO3溶液に投入し、EtOAc(50mL)で抽出した。抽出液を MgSO4で脱水し、濃縮した。粗生成物について、溶離液を2:1ヘキサン/ EtOAcとするフラッシュクロマトグラフィー精製を行って、標題化合物40 0mgを白色固体として得た。 1H NMR(CD3COCD3):d1.14〜1.52(1H、m)、1. 67(6H、s)、1.65〜1.80(1H、 m)、2.20〜2.32(4H、m)、3.17(3H、s)、4.57(2 H、s)、8.02(4H、m)実施例23 3−{[1−(フルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ}−5,5−ジメチ ル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 実施例21の生成物0.2gおよびEt3N(0.4mL)のCH2Cl2(5 mL)溶液を冷却して−40℃とし、それにメタンスルホニルクロライド(0. 13mL)を加えた。−40℃で10分間攪拌後、飽和NaHCO3溶液(10 mL)で反応停止し、EtOAc(25mL)で抽出した。抽出液をMgSO4 で脱水し、濃縮して、粗メシレートを油状物として得た。粗メシレートをTHF (15mL)に溶かし、1M nBu4NFのTHF溶液(3mL)で処理した 。50℃で1時間攪拌後、反応混合物をブライン50mLに投入し、EtOAc (50mL)で抽出した。抽出液をMgSO4で脱水し、濾過し、濃縮した。粗 生成物について、溶離液を1:1ヘキサン/EtOAcとするフラッシュクロマ トグラフィー精製を行って、標題化合物0.13gを白色固体として得た。1H NMR(CD3COCD3):d0.67(4H、m)、1.65(6H 、s)、3.17(3H、sZ)、4.28(2H、d)、4.28(2H、s )、8.02(2H、d)、8.06(2H、d)実施例24 3−((2−オキソシクロペンチル)オキシ)−5,5−ジメチル−4−(4− メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン 0℃としたNaH(550mg、60%オイル分散品)のDMF(25mL) 懸濁液に、実施例4段階1のヒドロキシラクトン(2.19g、7.80mmo l)のDMF(10mL)溶液を加えた。15分後、n−Bu4NI(1.94 g、5.30mmol)を加え、さらに20分後、クロロシクロペンタノン(1 .66g、14.0mmol)を加えた。混合物を昇温させて室温とし、16時 間攪拌した。得られた暗色溶液を10%HCl水溶液(150mL)に投入し、 EtOAcで抽出した(30mLで5回)。合わせた有機層を飽和NaHCO3 水溶液およびブラインで洗浄し、MgSO4で脱水した。溶媒留去および溶離液 をトルエン/EtOAc(4:1)とするシリカゲル でのクロマトグラフィーによって、標題化合物(2.1g、74%)を得た。 融点:156〜157℃ MS m/z:365(M+H)+ 実施例25 3−((2,2−ジフルオロシクロペンチル)オキシ−5,5−ジメチル−4− (4−メチルスルホニルフェニル)−5,5−フラン−2−オン 実施例24からのケトン(1.03g、2.83mmol)の1,2−ジクロ ロエタン(10mL)溶液に、DAST(2.28g、14.1mmol、1. 87mL)を加えた。溶液を昇温させて45℃とし、2時間経過させ、冷却し、 塩化メチレン(50mL)で希釈し、10%HCl水溶液、飽和NaHCO3水 溶液およびブラインで洗浄した。MgSO4での脱水、溶媒留去および溶離液を トリエン/EtOAc(4:1)とするシリカゲルクロマトグラフィーにより、 生成物を無色粉末として得た。749mg(69%)。 融点:126〜127℃ MS m/z:387(M+H)+
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,GW,HU,ID,I L,IS,JP,KG,KR,KZ,LC,LK,LR ,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 ロイ,パトリツク カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス・カナダ・ハイウエイ・16711 (72)発明者 レジエ,サージ カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス・カナダ・ハイウエイ・16711 (72)発明者 グリム,エリツク カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス・カナダ・ハイウエイ・16711 (72)発明者 ワン,チヤオイン カナダ国、ケベツク・アシユ・9・アシ ユ・3・エル・1、カークランド、トラン ス・カナダ・ハイウエイ・16711

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.下記式Iの化合物。 [式中、 Rは、モノ、ジもしくはトリ置換C1 〜12アルキル、あるいは未置換またはモ ノ、ジもしくはトリ置換の直鎖もしくは分岐C2 〜10アルケニル、あるいは未置 換またはモノ、ジもしくはトリ置換の直鎖もしくは分岐C2 〜10アルキニル、あ るいは未置換またはモノ、ジもしくはトリ置換C3 〜12シクロアルケニル、ある いは未置換またはモノ、ジもしくはトリ置換C5 〜12シクロアルキニルであり; 以上における置換基は、 (a)F、Cl、BrおよびIから選択されるハロゲン (b)OH (c)CF3 (d)C3 〜6シクロアルキル (e)=O (f)ジオキソラン (g)CN からなる群から選択され; R1は、 (a)CH3 (b)NH2 (c)NHC(O)CF3 (d)NHCH3 からなる群から選択され; R2およびR3は独立に、 (a)水素 (b)C1 〜10アルキル からなる群から選択され; あるいはR2とR3が、それらが結合している炭素と一体となって、原子数3、 4、5、6または7の飽和単環式炭素環を形成している。] 2.R2およびR3がそれぞれ独立にメチルである請求項1に記 載の化合物。 3.R1がCH3またはNH2である請求項1に記載の化合物。 4.Rがモノ、ジまたはトリ置換C1 〜10アルキルであり、置換基は水酸基、F 、ClおよびBrから選択される請求項1に記載の化合物。 5.R1が、 (a)CH3 (b)NH2 からなる群から選択され; Rが、モノ、ジもしくはトリ置換C1 〜6アルキル、あるいは未置換またはモノ 、ジもしくはトリ置換の直鎖もしくは分岐C2 〜6アルケニル、あるいは未置換ま たはモノ、ジもしくはトリ置換の直鎖もしくは分岐C2 〜6アルキニル、あるいは 未置換またはモノ、ジもしくはトリ置換C3 〜6シクロアルケニル、あるいは未置 換またはモノ、ジもしくはトリ置換C5 〜8シクロアルキニルであり; 以上における置換基が、 (a)Cl、BrおよびFから選択されるハロゲン (b)OH (c)CF3 (d)CN からなる群から選択され; R2およびR3が独立にメチルである 請求項1に記載の化合物。 6.R1が、 (a)CH3 (b)NH2 からなる群から選択され; Rが、モノ、ジもしくはトリ置換C1 〜4アルキル、あるいは未置換またはモノ 、ジもしくはトリ置換の直鎖もしくは分岐C2 〜4アルケニルであり; 以上における置換基が、 (a)Cl、BrおよびFから選択されるハロゲン (b)OH (c)CF3 (d)CN からなる群から選択され; R2およびR3が独立にメチルである 請求項1に記載の化合物。 7.R1が、 (a)CH3 からなる群から選択され; Rが、モノ、ジもしくはトリ置換C1 〜4アルキルであり; 以上における置換基が、 (a)Cl、BrおよびFから選択されるハロゲン (b)OH (c)CF3 (d)CN からなる群から選択され; R2およびR3が独立にメチルである 請求項1に記載の化合物。 8. (1)5,5−ジメチル−3−((1−メチルアリル)オキシ)−4−(4− メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (2)5,5−ジメチル−3−(1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプ ロポキシ)−4−(4−メチルスルホニルフ ェニル)−5H−フラン−2−オン; (3)5,5−ジメチル−3−((1−メチル−2−プロピニル)オキシ)− 4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (4)3−((1R,2S)−(1S,2R)−2−ヒドロキシ−1−メチル プロピル)オキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル )−5H−フラン−2−オン; (5)3−((2−ヒドロキシ−2−メチル−3−ブテニル)オキシ)−5, 5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニル)フェニル−5H−フラン−2−オ ン; (6)3−(2−ブロモ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル−4−( 4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (7)3−(イソプロペニルオキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチル スルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (8)3−(((2S)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホ ニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (9)3−(((2R)−3−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (10)3−(((2R)−3−フルオロ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (11)3−(((2S)−3−フルオロ−2−メチルプロピル)オキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (12)3−(2−ヒドロキシ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル− 4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (13)3−(2−フルオロ−1−メチルエトキシ)−5,5−ジメチル−4 −(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (14)5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−3−( 2−プロピニルオキシ)−5H−フラン−2−オン; (15)3−(アリルオキシ)−5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホ ニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (16)3−(1,4−ジオキサスピロ[4.5]デク−8−イルオキシ)− 5,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2 −オン; (17)3−[(4,4−ジフルオロシクロヘキシル)オキシ]−5,5−ジ メチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (18)5,5−ジメチル−3−(2−メチルアリルオキシ)−4−(4−メ チルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (19)5,5−ジメチル−3−[(1−メチルシクロプロピル)メトキシ] −4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (20)3−{[2−(フルオロメチル)アリル]オキシ}−5,5−ジメチ ル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−〕オン; (21)3−{[1−(ヒドロキシメチル)シクロプロピル]メトキシ}−5 ,5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニル フェニル)−2−5H−フラン−2−オン; (22)3−[(1−フルオロシクロブチル)メトキシ]−5,5−ジメチル −4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (23)3−{[1−(フルオロメチル)シクロプロピル]メトキシ}−5, 5−ジメチル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オ ン; (24)3−((2−オキソシクロペンチル)オキシ)−5,5−ジメチル− 4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5H−フラン−2−オン; (25)3−((2,2−ジフルオロシクロペンチル)オキシ−5,5−ジメ チル−4−(4−メチルスルホニルフェニル)−5,5−フラン−2−オン からなる群から選択される請求項1に記載の化合物。 9.非ステロイド系抗炎症薬による治療に対して感受性の炎症疾患を治療するた めの医薬組成物であって、 無毒性で治療上有効量の請求項1ないし8のいずれかに記載の化合物および医 薬的に許容される担体を含有する組成物。 10.COX−1に優先してCOX−2を選択的に阻害する活 性薬剤によって効果的に治療されるシクロオキシゲナーゼ介在疾患治療のための 医薬組成物であって、 無毒性で治療上有効量の請求項1ないし8のいずれかに記載の化合物および医 薬的に許容される担体を含有する組成物。 11.非ステロイド系抗炎症薬による治療に対して感受性の炎症疾患を治療する 方法であって、 そのような治療を必要とする患者に対して、無毒性で治療上有効量の請求項1 に記載の化合物および医薬的に許容される担体を投与する段階を含む方法。 12.COX−1に優先してCOX−2を選択的に阻害する活性薬剤によって効 果的に治療されるシクロオキシゲナーゼ介在疾患の治療方法であって、 そのような治療を必要とする患者に対して、無毒性で治療上有効量の請求項1 に記載の化合物を投与する段階を含む方法。 13.請求項1ないし8のいずれかに記載の化合物および医薬的に許容される担 体を含有する医薬組成物。 14.非ステロイド系抗炎症薬による治療に対して感受性の炎症疾患の治療用の 医薬品製造における、請求項1ないし8のいずれかに記載の化合物の使用。 15.治療に用いられる請求項1ないし8のいずれかに記載の化合物。
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