JP2001513789A - ゴキブリの増殖防止剤 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ゴキブリ増殖防止の誘引剤としての新規なカルボン酸組み合わせ物並びに対応する試剤及びこの組成物を含んでなるデバイスの使用法が開示される。

Description

【発明の詳細な説明】 ゴキブリの増殖防止剤 技術分野 本発明は、ゴキブリの増殖防止（ｃｏｎｔｒｏｌ）に使用するための誘引剤と して新規なカルボン酸組み合わせ物を使用する方法並びに対応する組成物及びこ の組成物を含んでなるデバイス（ｄｅｖｉｃｅ）に関する。 背景の技術 特に家庭、食品加工工場、給食センター及び病院、更に家畜屋舎におけるゴキ ブリの増殖防止は、衛生上及び美観の理由から非常に重要である。機械的、生物 学的、及び／または化学的増殖防止法の効果は、増殖防止すべきゴキブリを適当 な誘引剤、例えば餌、ある種の色の配列、芳香剤、フェロモンなどで増殖防止デ バイスにまたは殺虫剤組成物に誘引することによりかなり向上させることができ る。 ゴキブリのフェロモンを誘引剤として使用することは既に公知であるが、その 効果は必ずしも満足した結果をもたらさなかった。更にゴキブリ、例えばブラッ テラ・ゲルマニカ（Ｂｌａｔｔｅｌｌａ ｇｅｒｍａｎｉｃａ）の糞は、誘引成 分として及び保持（ｈｏｌｄｉｎｇ）成分として、ゴキブリを誘引して安定な集 団を形成しうるカルボン酸を含むことは公知である［Ｍ．Ｅ．フクス（Ｆｕｃｈ ｓ）ら、Ｚ．アング・エント（ａｎｇ．Ｅｎｔ．）、９９、４９９〜５０３（１ ９８５）］。この文献はゴキブリの糞の成分である５７のカルボン酸を記述して いるが、ゴキブリの増殖防止に実際に使用することの提案はない。ヨーロッパ特 許第５８８２０３号には、ゴキブリの誘引剤として使用できる少なくと も２つのカルボン酸またはカルボン酸誘導体の混合物が非常に一般的な形で記述 されている。しかしながら、これに記述されている組み合わせ物の実験的例は不 十分な結果しか与えていない。結果として、これはこの特許願の早期の取下げに 至った。 発明の概略 本発明は、群Ｉ〜VIからの少なくとも３つのカルボン酸の選択された組み合わ せ物並びにその、ゴキブリの増殖防止に使用するための誘引剤及び集合（ａｇｇ ｒｅｇａｔｉｏｎ）フェロモンとしての使用法に関する。本発明による組み合わ せ物は、次の群： シクロヘキサンカルボン酸（Ｉ） ミリスチン酸（＝テトラデカン酸）（II） エナンチン酸（＝ヘプタン酸）（III） ＤＬ−フェニル乳酸（ラセミ体）（＝（ＲＳ）−２−ヒドロキシ−３−フ ェニルプロパン酸）（IV） ３−フェニルプロピオン酸（＝３−フェニルプロパン酸）（Ｖ） セバシン酸（＝１、１０−デカンジオン酸）（VI） からの少なくとも３つ、好ましくは少なくとも４つ、そして特に６つの要素を含 んでなる。 上述した６つのカルボン酸は、誘引及び集合フェロモンとして使用が可能であ るように、既に公知である。驚くことに、これらの酸の少なくとも３つ、特に６ つの特別な組み合わせ物はゴキブリに対して更なる付加的誘引効果を示すことが 発見された。本発明による組み合わせ物に対して、酸（Ｉ）〜（VI）はそのまま でまたはその塩の形でまたは塩と遊離のカルボン酸の混合物として使用すること ができる。好ましくは遊離酸を使用することである。 問題の酸（Ｉ）〜（VI）の塩を作るために適当な塩基は、活性化合物の化学に 通常使用されるすべての塩基である。好ましくはこれらはアルカリ金属、アルカ リ土類金属、アンモニム、アルキルアンモニウム、ジアルキルアンモニウム、ト リアルキルアンモニウムまたはテトラアルキルアンモニウムのヒドロキシド、特 に好ましくは水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウムまたは水酸 化アンモニウムである。特に水酸化ナトリウムは強調できる。 フェニル乳酸（IV）は、そのラセミ形またはＤまたはＬ−対掌体またはこれら の混合物の形で、好ましくはラセミ体の形で使用できる。 本発明によるカルボン酸（Ｉ）〜（VI）の組み合わせ物の定量的組成は、広い 範囲内で変化させることができる。各成分は、用いるすべてのカルボン酸の全重 量に基づいて少なくとも０．１重量％、好ましくは少なくとも１重量％で使用す べきである。それぞれの場合に、互いに２０％、好ましくは最高１０％だけ異な っていても良いが、凡そ同様の量（重量）でカルボン酸を含んでなる組み合わせ 物は特に好ましい。 次の各混合割合の、本発明による組み合わせ物は特に興味深い（すべての数値 は用いるカルボン酸の合計に基づく重量％である）： 混合物Ａ 例Ａ シクロヘキサンカルボン酸（Ｉ） １５〜１９％ ５０／３％ ミリスチン酸（II） １５〜１９％ ５０／３％ エナンチン酸（III） １５〜１９％ ５０／３％ ＤＬ−フェニル乳酸（IV） １５〜１９％ ５０／３％ ３−フェニルプロパン酸（Ｖ） １５〜１９％ ５０／３％ セバシン酸（VI） １５〜１９％ ５０／３％ 混合物Ｂ 例Ｂ ミリスチン酸（II） ２５〜４０％ １００／３％ エナンチン酸（III） ２５〜４０％ １００／３％ ３−フェニルプロパン酸（Ｖ） ２５〜４０％ １００／３％ カルボン酸（Ｉ）〜（VI）は、公知であり、通常の合成法で製造できる。これ は、本発明によって使用できる塩並びに式（IV）の対掌体にも当てはまる。 カルボン酸の選択される組み合わせ物は、ゴキブリ、即ちブラッタリエ（Ｂｌ ａｔｔａｒｉａｅ）目、特にブラッテリデ（Ｂｌａｔｔｅｌｌｉｄａｅ）科［種 ：ブラッテラ・ゲルマニカ（Ｂｌａｔｔｅｌｌａ ｇｅｒｍａｎｉｃａ）］及び ブラッチデ（Ｂｌａｔｔｉｄａｅ）［種：ブラッタ・オリエンタリス（Ｂｌａｔ ｔａ ｏｒｉｎｔａｌｉｓ）及びペリプラネタ・アメリカナ（Ｐｅｒｉｐｌａｎ ｅｔａ ａｍｅｒｉｃａｎａ）］からの昆虫の増殖防止に対してばかりでなく、 他のゴキブリ種に対しても、特に好ましくはブラッテラ・ゲルマニカに対して有 利に使用できる。 本発明による混合物は、ゴキブリが本発明の混合物で処理してある或いはその ような混合物を含む場所により多く見出だされ、またはそこへ移動する様な具合 に、ゴキブリの挙動に影響する。即ち本発明による混合物は、フェロモン様の効 果を有する。この効果は、ゴキブリの、すべての移動できる発育段階（幼虫、成 虫）で観察される。即ち本発明による混合物は、全く一般的には、用いる増殖防 止手段の本質とは無関係にゴキブリを増殖防止するために使用することができる 。 それらは、例示すると、機械的な増殖防止手段において、好ましくはゴキブリ の罠またはデバイスに使用でき、またはそれらは生物学的または化学的増殖防止 手段に或いはそのような増殖防止手段の組み合わせに使用できる。機械的デバイ スにおいて、本発明による混合物は、適当ならば他の活性剤、例えば餌物質また は他の誘引剤、合成及び天然殺虫剤などと組合わせて、全デバイスまたはその大 部分の面積に或いは塗布、噴霧、含浸、印刷によって別の場所に適用することが できる。生物学的または化学的増殖防止手段の場合、本発明による混合物は昆虫 病原性有 機体（例えばウイルスまたは微生物）或いは天然または合成殺虫剤との混合物の 形であって良く、またはそれはこれらの有機体または物質に十分近い近傍に置い ていても良い。同じことは同様に複数の増殖防止手段の組み合わせにも当てはま る。 同業者は、簡単な計算または簡単な経験に基づいて、特別な目的に対して好ま しい混合物、施用法及びその量を容易に決定することができよう。 本発明による混合物は、好ましくは殺虫剤含有の固体餌にまたは殺虫剤含有の 餌ゲルにまたは接着性罠（ｔｒａｐ）中に混入し、或いは餌物質の近傍（例えば その上）に適用することができる。本混合物は、比較的長期間にわたって遊離さ れる形で存在させてもよい（徐放性処方物）。この目的のために、それらは例え ば重合体物質、パラフィン、ワックスなどに混入でき、或いはマイクロカプセル の形にすることができる。罠として使用するのに適当なものは通常のデバイスで あり、餌物質として使用するのに適当なものは通常の食物の餌である。本発明に よる混合物は、好ましくは餌または罠、例えば接着性罠当たり、０．０００１〜 １００ｍｇ、好ましくは０．０１〜２０ｍｇ、特に好ましくは０．１〜１０ｍｇ で好適に使用される。 本発明による混合物は、通常の殺虫剤含有スプレーと混合しても良い。この目 的のためには、通常の処方物（例えば、乳化液、湿潤性粉剤、油、エーロゾル、 発泡性錠剤、またはマイクロカプセル処方物）が使用でき、またそれは通常使用 される施用デバイスを用いて適用できる。同様に、本発明の混合物を、適当な殺 虫剤との混合物の形で処方して散布できる粉剤または粒剤とすることができる。 本発明の混合物の施用割合は、ｍ² 当たり好ましくは１〜５００ｍｇ、好ましくは２〜２００ｍｇである。本発明 による混合物を使用すると、機械的デバイス（例えば餌置き場、接着性罠）、特 に殺虫剤の効率をかなりの程度まで改善できる。それゆえにゴキブリの増殖防止 のための機械的デバイス及び本発明の混合物を含んでなる組成物は、本発明の主 題の一部を構成する。好適な機械的デバイス及び試剤は、適当ならば餌、他の誘 引剤または食物及び／または殺虫剤物質、並びにゴキブリがくっつく粘着表面を 有する試剤を含み且つ適当ならば通常の担体及び助剤、誘引剤または食物及び／ または殺虫性活性物質の他に、本発明の混合物の１つを含む普通のゴキブリの罠 である。この場合、本発明による混合物は、粘着性表面部分をなしてもよく、ま たはそれはそのごく近傍に適用しても良い。機械的デバイスにおいて、粘着性表 面を有する罠及び試剤の組み合わせを用いることも可能である。 適当ならば通常の担体及び助剤及び／または他の添加物（例えば餌及び誘引剤 ）の他に、本発明の混合物の１つ及び少なくとも１つの殺虫性活性物質を含む、 但し本発明の混合物が残りの成分との混合物の形でまたは別々に配置されていて もよい、ゴキブリを増殖防止するための組成物も、本発明の主題の１部を構成す る。この組成物は、殺虫性活性物質の他にまたはその代わりに、ゴキブリに対し て活性のある昆虫病原性ウイルスまたは微生物を含んでいてもよい。 殺虫剤として使用するのに適当なものは、殺虫性活性試剤と本発明の混合物の 間には望ましくない相互作用がないから、ゴキブリに対して活性なすべての物質 である。次の種類の化合物は例として言及できる：リン酸類、カーバメート、天 然ピレトリン、合成ピレトロイド、アミジノ ヒドラゾーン、スルフルオルアミド、スルホンアミド、ニトロアミノ、ニトロメ チレン、シアノアミノ及びシアノメチレン化合物、ピロリド−２、４−ジオン誘 導体、ピラゾリン誘導体、アザジラクチン（ａｚａｄｉｒａｃｈｔｉｎ）、アン ノニン（ａｎｎｏｎｉｎｅ）及び／またはリアノジン（ｒｙａｎｏｄｉｎｅ）、 アベルメクチン（ａｖｅｒｍｅｃｔｉｎ）、イベルメクチン（ｉｖｅｒｍｅｃｔ ｉｎ）及び関連構造物。 同様に、キチン合成禁止剤［例えばトリフルムロン（ｔｒｉｆｌｕｍｕｒｏｎ ）、ジフルベンズロン（ｄｉｆｌｕｂｅｎｚｕｒｏｎ）、ルフェヌロン（ｌｕｆ ｅｎｕｒｏｎ）、フルフェノクスロン（ｆｌｕｅｎｏｘｕｒｏｎ）］及び幼虫ホ ルモン及びその模倣物［例えばメトプレン（ｍｅｔｈｏｐｒｅｎｅ）、ヒドロプ レン（ｈｙｄｒｏｐｒｅｎｅ）、フェノキシカーブ（ｆｅｎｏｘｙｃａｒｂ）、 ピリプロキシフェン（ｐｙｒｉｐｒｏｘｙｆｅｎ）］または「家庭品」（例えば ホウ酸ナトリウム、イースト、ベーキングパウダー）も使用できる。 例示であるが、好ましくは次の活性化合物が本発明に使用できる殺虫剤として 言及できる：アバメクチン（ａｂａｍｅｃｔｉｎ）、ベタシフルトリン（ｂｅｔ ａｃｙｆｌｕｔｈｒｉｎ）、ビオレスメトリン（ｂｉｏｒｅｓｍｅｔｈｒｉｎ） 、ホウ酸ナトリウム、ホウ酸、クロルピリフォス（ｃｈｌｏｒｐｙｒｉｆｏｓ） 、シフルトリン（ｃｙｆｌｕｔｈｒｉｎ）、シペルメトリン（ｃｙｐｅｒｍｅｔ ｈｒｉｎ）、デルタメトリン（ｄｅｌｔａｍｅｔｈｒｉｎ）、ジアジノン（ｄｉ ａｚｉｎｏｎ）、ジフルベンズロン、フェニトロチオン（ｆｅｎｉｔｒｏｔｈｉ ｏｎ）、フェノキシカーブ、フィプロニル（ｆｉｐｒｏｎｉｌ）、フルフェノク スロン、ヘキサフルムロン（ｈｅｘａｆｌｕｍｕｒｏｎ）、ヒドロプレン、 ヒドラメチルノン（ｈｙｄｒａｍｅｔｈｙｌｎｏｎ）、イミダクロプリド（ｉｍ ｉｄａｃｌｏｐｒｉｄ）、ルフェヌロン、プロポクサー（ｐｒｏｐｏｘｕｒ）、 ピレトラン（ｐｙｒｅｔｈｒｕｍ）、ピリプロキシフェン、レスメトリン（ｒｅ ｓｍｅｔｈｒｉｎ）、スルフルアミド、テフルベンズロン（ｔｅｆｌｕｂｅｎｚ ｕｒｏｎ）及びトリフルムロン。 ゴキブリを増殖防止するための本発明の組み合わせ物は、そのそれぞれの物理 的及び／または化学的性質に依存して、更に１つまたはそれ以上の殺虫剤を含ん でなっても良い通常の処方物に使用することができる。適当な通常の処方物は、 例えば溶液、乳化液、懸濁液、粉末、フォーム剤、ペースト、顆粒剤、エーロゾ ル、活性化合物を含浸させた天然及び合成物質及び重合体物質中カプセルである 。 処方物は、公知の方法で、例えば活性化合物を助剤及び／または増量剤、即ち 液体溶媒及び／または固体担体と、随時界面活性剤、即ち乳化剤及び／または懸 濁剤及び／またはフォーム形成剤を用いて混合することによって調製される。用 いる増量剤が水の場合、例えば有機溶媒を補助溶媒として使用することもできる 。本質的に、適当な液体溶媒は、芳香族、例えばキシレン、トルエンまたはアル キルナフタレン、塩素化芳香族または塩素化脂肪族炭化水素、例えばクロロベン ゼン、クロロエチレンまたは塩化メチレン、脂肪族炭化水素、例えばシクロヘキ サンまたはパラフィン、例えば鉱油留分、アルコール、例えばブタノールまたは グリコール及びそのエーテル及びエステル、ケトン、例えばアセトン、メチルエ チルケトン、メチルイソブチルケトンまたはシクロヘキサノン、強極性溶媒、例 えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、及び水である。 適当な固体担体は、例えば粉砕した天然物質、例えばカオリン、粘土、タルク 、チョーク、石英、アタパルガイト、モントモリロナイトまたは珪藻土、及び粉 砕合成担体、例えば微粉砕シリカ、アルミナ及びケイ酸塩である。顆粒剤に対す る適当な固体担体は、例えば粉砕した及び分別した天然石、例えばカルサイト、 大理石、雲母、セピオライト及びドロマイト、及び無機及び有機引き割り物の合 成粒剤、並びに有機物質の粒剤、例えば鋸屑、椰子の殻、トウモロコシの穂軸及 び煙草の茎である。 適当な乳化剤及び／またはフォーム形成剤は、例えば非イオン性及び陰イオン 性乳化剤、例えばポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪 族アルコールエーテル、例えばアルキルアリールポリグリコールエーテル、アル キルスルホネート、アルキルサルフェート、アリールスルホネート及びタンパク 質加水分解物である。 適当な分散剤は、例えばリグノサルファイト廃液及びメチルセルロースである 。 増粘剤、例えばカルボキシメチルセルロース及び粉末、顆粒またはラテックス 形の天然及び合成重合体、例えばアラビアゴム、ポリビニルアルコール及びポリ 酢酸ビニル、及び天然リン脂質、例えばケファリン及びレシチン並びに合成リン 脂質も、処方物に使用できる。 他の可能な添加物は、鉱油及び植物油である。 更に無機顔料、例えば酸化鉄、酸化チタン及びプルシアンブルー、及び有機染 料、例えばアリザリン染料、アゾ染料及びフタロシアニン染料を使用することが できる。 処方物は、好ましくは本発明の組み合わせ物を０．００１〜９５、特に０．０ １〜８０重量％、特に好ましくは更に殺虫剤物質を０．１〜３ ０、特に０．５〜１５重量％含んでなる。 以下の実施例は、本発明による混合物の、ゴキブリの増殖防止に対する生物学 的効果を例示する。 実施例Ａ： 集合活性の改良 Ｌ１段階のブラッテラ・ゲルマニカの幼虫８〜１２匹を、８分間−７℃で動か なくし、高さ９ｃｍ及び直径７ｃｍのガラス容器中に入れた。このガラス容器は 、９０°の角度で交叉して折った且つその開いた面が互いに面するように垂直に 組立てた寸法１．５×３ｃｍの２つの濾紙片を含んだ。この濾紙の１つは、前も って溶解した試験組み合わせ物で処理してあり、他は溶媒だけで処理したもので あった。 ガラス容器に蓋をし、これを保温器（２５℃）に入れた。１時間後、試験紙上 の及び対照紙上の幼虫の数を数えた。 各試験後、次の式を用いて集合数ＡＮを計算した： ＡＮ＝［（Ｌｓ−Ｌｃ）／Ｌｔ］×１０ 但し、Ｌｓ＝試料上の幼虫の数 Ｌｃ＝対照上の幼虫の数 Ｌｔ＝幼虫（合計） ＡＮは次の意味を有する： ＡＮ＝＋１０：すべての幼虫が試料上 ＡＮ＝−１０：すべての幼虫が対照上 ＡＮ＝０：幼虫が均一に分布 合計で１０回の各実験を行なった： 結果の表 化合物／混合物 施用割合 集合数（ＡＮ） シクロヘキサンカルボン酸（Ｉ） ５０μｇ ＋２．８ ミリスチン酸（II） ５０μｇ −０．２ エナンチン酸（III） ５０μｇ ＋２．８ ＤＬ−フェニル乳酸（IV） ５０μｇ −０．８ ３−フェニルプロピオン酸（Ｖ） ５０μｇ −１．３ セバシン酸（VI） ５０μｇ ＋０．６ 本発明による例Ａ ５０μｇ ＋６．６ 本発明による例Ｂ ５０μｇ ＋６．０ 試験法Ｂ： 餌の活性の改良 餌処方物の殺虫剤との組成物 本発明による例Ａの組み合わせ物を含むまたは含まない動物脂、砂糖、砕穀、 レシチン、蜂蜜、スパイスの混合物中０．５％クロルピリフォス（全量、約３ｇ ） 試験法 種ブラッテラ・ゲルマニカの雄の成虫を用いた。 表面の粗いガラス板が底部に張られ且つ動物が逃げ出すのを防ぐために内壁の 上部の周囲に電気的障害物を備えたプラスチック容器（４９×５９ｃｍ、高さ１ ９／ｃｍ）を図１に示す。 試験の開始時に、２０匹のゴキブリを二酸化炭素で麻酔に欠け、原処方物を食 べ物源（Ｆ）として含む隠れ場所（Ｈ）中に置いた。約４時間後、処理してない 処方物に慣らしたゴキブリを、隠れ場所から離れさせた。未処理の処方物は隠れ 場所に置いたままであった。 翌日、殺虫剤を含む処方物（Ｋ）をプラスチック容器に置き、１日後及びつい で再び２、３及び６日後に動物の（累計の）死亡割合を決定し た。死んだ動物は取り除いた。平均の死亡率は、それぞれの場合６回の実験から 、最高及び最低値を計算から除いて、計算した。 試験法Ｂの結果 本発明による例Ａは、餌とは別に与えた（餌のすぐ上に位置させた小さい厚紙 シートに適用）。 下記日数後の死亡率＊（％） 殺虫剤を含む餌 １日 ２日 ３日 ６日 混合物Ａを含まない ２８ ５５ ７０ ９１ 混合物Ａを５ｍｇ含む ６０ ８０ ８９ ９６ 本発明による例Ａを餌に混入した。 下記日数後の死亡率＊（％） 殺虫剤を含む餌（Ｋ） １日 ２日 ３日 ６日 混合物Ａを含まない １８ ５０ ６２ ８７ 混合物Ａを０．０１％含む ３０ ６２ ８２ ９５ 混合物Ａを０．０５％含む ４３ ７７ ９４ １００ 死亡率＊＝死んだゴキブリ数／用いたゴキブリ数

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 シエルケンベク，ユルゲン ドイツ連邦共和国デー―42929ベルメルス キルヘン・ベクハウゼン73 (72)発明者 ダムバツハ，マルテイン ドイツ連邦共和国デー―51399ブルシヤイ ト・アルテンヒルゲン７ (72)発明者 ベントラー，ゲルノト ドイツ連邦共和国デー―50374エルフトス タツト・ヘデイングホーフエナーシユトラ ーセ41

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．シクロヘキサンカルボン酸（Ｉ）、テトラデカン酸（II）、ヘプタン酸（ III）、（ＲＳ）２−ヒドロキシ−３−フェニルプロパン酸（IV）、３−フェニ ルブロパン酸（Ｖ）及び１，１０−デカンジオン酸（VI）からなる群からの少な くとも３つの異なるカルボン酸の組み合わせ物の、ゴキブリの増殖防止に対する 使用法。 ２．少なくとも４つのカルボン酸を組合わせる、請求の範囲１の使用法。 ３．少なくとも６つのカルボン酸を組合わせる、請求の範囲１の使用法。 ４．組み合わせ物を殺虫性活性化合物と共用する、請求の範囲１の使用法。 ５．請求の範囲１による群（Ｉ）〜（VI）からの少なくとも３つの異なるカル ボン酸の組み合わせ物並びにゴキブリの増殖防止に使用できる通常の機械的、化 学的及び／または生物学的デバイス及び／または物質を含んでなる組成物。 ６．殺虫性活性化合物を本発明の組み合わせ物の他に含んでなる、請求の範囲 ４の組成物。