JP2001513672A - 吸収物品における液体バリヤー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 おむつ、衛生ナプキン、失禁ガード又はそれらの類似物品の如き吸収物品であって、その物品が縦方向及び横方向に延びる縁、下部液体不透過性シート、吸収シート、使用中装着者の近くに横たわることを意図される上部液体透過性シート、及び上部シートの縦方向中央線の各側上の、二つの縦方向縁（１８，１９）を有する細長い本質的に非弾性でかつ本質的に液体不透過性の材料（１７）から構成された少なくとも一つの縦方向に延びる液体バリヤーを含み、前記縦方向縁のうち第１縁（１８）は物品の縦方向縁に沿って又はそれに隣接して吸収物品の上部液体透過性シートに又はその下部液体不透過性シートに固定され、第２縁（１９）は物品が装着されるとき弾性手段（１４）が装着者に対して横たわることを意図される方法で細長い予備延伸された弾性要素（１４）に固定されている。

Description

【発明の詳細な説明】 吸収物品における液体バリヤー 背景 本発明は効果的な液体バリヤーを含む吸収物品、吸収物品における液体バリヤ ーとして使用可能な要素、及び吸収物品における液体バリヤーの製造方法に関す る。 吸収物品は特に下部液体不透過性シート、前記下部シート上に配置される吸収 層又はシート、及び使用中装着者の近くに横たわることを意図される上部表面シ ートを含む。吸収物品がおむつ又は失禁ガードであるとき、物品はその対抗する 側上で吸収体を越えて横方向に延びる可撓性側部フラップ及び少なくとも使用中 物品の股部分を形成することを意図される部分内で側部フラップの自由側縁に沿 って縦方向に延びる弾性手段をさらに含み、前記フラップ及び弾性手段は吸収物 品を装着者に適合させることを可能にするだろう。これらの弾性手段は物品が装 着されるとき脚弾性体として機能し、装着者の太ももの周囲を封止し物品を形作 ることを意図される。可撓性側部フラップは締付又は封止縁を形成し、体液及び 糞便が縁で漏出することを防止する（換言すればそれらがバリヤーを形成する） 追加の機能を有する。 物品の側縁からの液体の漏出に対して追加される保護手段として、多数の吸収 物品は関係する物品の縦方向縁の近くに固定された追加の内部液体バリヤー又は カフス（cuffs）をさらに含む。液体バリヤーの目的は液体が吸収物品の縁で漏 出することを防止すること、及び糞便の如き固型物の漏れを防止することである 。この第２のバリヤーは脚弾性体の内側に、即ち外部液体バリヤーの内側に置か れ、本質的に液体不透過性の材料、例えば不織布材料、及び装着者と当接する液 体バリヤーの縁にしわを付けた弾性手段から構成される。非弾性材料はその一つ の縦方向に延びる縁に沿って縦方向に延びる縁の又はその近くの吸収物品に固定 される。弾性手段、例えば弾性糸は非弾性材料の他の縁に沿って固定されて液体 バリヤーにしわを付け、物品を装着したときに部分的に延伸されるしわを付けら れた縁を形成する。しわを付けられた縁は１以上の弾性糸のまわりで非弾性材料 を折りたたみ、材料の縁に沿って溝を作ることによって形成される。非弾性材料 は弾性糸のまわりで接着又は溶接される。吸収物品が装着されるとき、しわを付 けられた縁は持ち上がり、部分的に延伸される。この延伸の程度は装着者のサイ ズに依存する。液体バリヤーを含むおむつの例は例えばＳＥ−Ｔ３−０２６４２ ３８及びＧＢ−Ａ−２１８８５３２に見出される。 例えば液体バリヤー又はカフスを含むおむつの場合には、バリヤーは装着者の 股及び尻に対して横たわるように位置され、これらの領域における漏れを防止す べきである。尿放出ごとに一定量の液体を物品に運搬するだろう。この尿が上部 シートを透過し、吸収層に吸収され得るまでに時間がかかるため、一定量の尿は 表面シートの上で吸収物品において“浮遊（float）”するだろう。バリヤーは この量の尿が吸収物品の縁から外に押しやられるのを防止することを意図される 。カフスを例えば衛生ナプキン上で使用することもできる。 しかしながら、このバリヤーが耐漏出性を有しないことを見出した。 本発明の目的は効果的な封止縁であると同時に装着者に当接した柔らかくかつ 快適な縁を含む改良された液体バリヤーを提供することである。本発明のさらな る目的は少なくとも一つのかかるバリヤーを含む吸収物品を提供することである 。 発明の概要 おむつ、衛生ナプキン、失禁ガード又はそれらの類似物品の如き吸収物品であ って、その物品が縦方向に延びる及び横方向に延びる縁、下部液体不透過性シー ト、吸収シート又は層、使用中装着者の近くに横たわることを意図される上部液 体透過性シート、及び上部シートの中央線の各側上の、二つの縦方向に延びる縁 を有する縦方向に延びる本質的に非弾性でかつ本質的に液体不透過性の材料から 構成された少なくとも一つの縦方向に延びる液体バリヤーを含み、前記縁のうち 第１縁は物品の縦方向縁に沿って又はそれに隣接して吸収物品の上部液体透過性 シートに又は下部液体不透過性シートに固定され、他の縁は物品の装着者に対し て横たわることを意図されるしわを付けられた延伸可能なバリヤー縁を形成する ように細長い予備延伸された弾性要素に固定され、弾性要素が第１及び第２の縦 方向に延びる縁（それらの縁のうち少なくとも第１縁が本質的に非弾性の材料の 第２縁に延伸された状態で固定されて相互に接合された縁が延伸可能な、しわを 付けられた第１バリヤー縁を構成する）を有しかつ延伸可能な、本質的に滑らか な第２バリヤー縁を形成する縦方向に延びる自由部分を含むバンド状弾性手段か ら構成され、弾性手段は物品が装着されるとき、前記弾性手段が物品の中央線に 向かって面する前記自由部分及び前記物品の中央線から外方に面するしわを付け られたバリヤー縁で装着者に対して横たわるような方法で本質的に非弾性の材料 に固定されている吸収物品に関する。 また、本発明は吸収物品を装着者の体の形状に合わせるために弾性体を与えら れかつ装着者に対して横たわることを意図される液体不透過性シートを含む吸収 物品であって、前記シートが装着者の肛門及び尿道口と整合して横たわることを 意図される開口を含み、予備延伸された弾性要素によってしわを付けられた延伸 可能な封止縁が前記開口のまわりの本質的に液体不透過性のシートに配置され、 吸収体が使用中装着者から遠くに横たわる本質的に液体不透過性のシートの側に 配置され、前記吸収体が装着者の近くに横たわる側上の液体透過性シートと液体 不透過性シートの間に包囲され、弾性要素が、第１及び第２の縦方向に延びる縁 （それらの縁のうち少なくとも第１縁が封止縁における本質的に液体不透過性の シートに予備延伸された状態で固定されてしわを付けられた縁が延伸可能な、し わを付けられた第１バリヤー縁を構成する）を有しかつ延伸可能な、本質的に滑 らかな第２バリヤー縁を形成する縦方向に延びる自由縁を含むバンド状弾性手段 から構成され、弾性手段は物品が装着されるとき前記弾性手段が開口に向かって 内方に面する自由部分及び前記開口から外方に面するしわを付けられたバリヤー 縁で装着者に対して横たわるように液体不透過性シートに固定されている吸収物 品に関する。 また、本発明は吸収物品において液体バリヤーとして使用するためのウエブ状 要素であって、前記要素が二つの縦方向に延びる縁を有する細長い本質的に非弾 性でかつ本質的に液体不透過性の材料を含み、それらの縁のうち第１縁が自由で ありかつ吸収物品に固定されることを意図され、第２縁がしわを付けられた延伸 可能なバリヤー縁を形成するように細長い延伸された弾性要素に固定され、弾性 要素が、第１及び第２の縦方向に延びる縁（それらの縁のうち少なくとも第１縁 は本質的に非弾性の材料の第２縁に延伸された状態で固定されて相互に接合され た縁が延伸可能な、しわを付けられた第１バリヤー縁を構成する）を有しかつ延 伸可能な本質的に滑らかな第２バリヤー縁を形成する縦方向に延びる自由部分を 含むバンド状弾性手段から構成されているウエブ状要素に関する。従って、ウエ ブ状要素は三つのバリヤー縁、即ち延伸可能な、しわを付けられた第１バリヤー 縁、延伸可能な本質的に滑らかな第２バリヤー縁及び本質的に非弾性でかつ本質 的に液体不透過性の材料の第１縁からなる第３バリヤー縁を含み、第１及び第２ バリヤー縁は緩和された状態では第３縁より短く、前記第３縁の長さまで延伸す ることができる。 バリヤー要素が延伸されるとき、例えばかかる要素を含む吸収物品が装着され るとき、二つの延伸可能なバリヤー縁は非弾性材料にほぼ直角に横たわり、バリ ヤー要素はＴ形状を得るだろう。 弾性手段の第２縁は前記自由部分を都合良く形成する。しかしながら、弾性手 段は縦方向に折りたたまれ、第１及び第２縁はともに非弾性材料の第２縁に固定 されてもよい。弾性手段の折りたたまれた縁は次いで前記自由部分を形成するだ ろう。 細長い非弾性材料の第２縁は折りたたまれて少なくとも弾性手段の延伸された 第１縁のまわりで溝を形成することが好ましい。溝は弾性手段に固定され（即ち 、接着又は溶接され）、しわを付けられたバリヤー縁を形成する。前記溝におい て弾性手段の両縁を挿入及び固定することもできる。 不織布材料、例えば多層不織布材料は使用可能な本質的に非弾性の材料の例で ある。かかる材料はＳＭＳ材料、スパンボンドメルトブロースパンボンドであっ てもよい。 弾性手段はＳＢＳ（スチレン−ブタジエン−スチレン）、ＳＩＳ（スチレン− イソプレン−スチレン）、ＳＥＢＳ（スチレン−エチレン−ブチレン−スチレン ）又はＳＥＰＳ（スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン）の如きスチレン ブロックコポリマーに基づいた弾性フィルム又は弾性リボンを含んでもよい。フ ィルムは幾つかの層からなってもよい。例えばそれは外部層がポリプロピレンか らなる３層フィルムであってもよい。ポリプロピレンは非弾性材料へのフィルム の固定を容易にするために機能する。ポリプロピレンは人が避けたいと思う皮膚 に対するプラスチックの様な感覚を有する多数の他の弾性フィルムより皮膚に対 する快適性に優れる。弾性不織布材料は弾性手段として使用されてもよい。 本発明のバリヤー要素は非弾性材料の第２縁と平行で第２縁に近い延伸された 第１縁及び非弾性材料の第１縁に向かって面する第２縁を有するウエブ状の本質 的に非弾性でかつ本質的に液体不透過性の材料に対してバンド状弾性手段を横た わらすことによって製造される。弾性手段の第１縁は非弾性材料に接合される（ 即ち、非弾性材料に接着又は溶接される）。それは所望により相互に接合された 部分から延伸可能な、しわを付けられた第１バリヤー縁を形成するようにバンド 状弾性手段の第１縁のまわりに非弾性材料の第２縁を折りたたんだ後になされる 。弾性手段の第２縁は自由であり、延伸可能な、本質的に滑らかな第２バリヤー 縁を形成するだろう。バリヤー要素は前記バリヤー要素の第１縁を縦方向に延び る縁に近い物品の上部液体透過性シートに、又は前記物品の縁部分の下部液体不 透過性シートに固定することによって、吸収物品に組入れられる。前記バリヤー 要素は前記弾性手段の自由縁又は部分が物品の縦方向中央線に向かって面するよ うに向けられる。 本発明の吸収物品を製造するとき、ウエブ状の本質的に非弾性でかつ本質的に 液体不透過性の材料の第１縁は前述のようにしわを付けられたバリヤー縁を形成 する前に前記縦方向に延びる縁に近い物品の上部液体透過性シートに、又は物品 の縁における下部液体不透過性シートに固定されてもよい。 弾性手段は少なくとも０．５ｃｍ、好ましくは少なくとも１．０ｃｍの幅を有 することが好適である。弾性手段の幅は５ｃｍより小さいことが好ましい。 発明の詳細な記述 本発明を特定の実施例及び添付図面を参照しながらより詳細に記載する。 図１は従来の液体バリヤーを含むおむつを示す。 図１ａは図１の線Ｉ−Ｉでとられた、従来法による液体バリヤー拡大横断面図 である。 図１ｂは図１の線Ｉ−Ｉでとった拡大横断面図に相当する、本発明の一例の横 断面図である。 図２ａ，ｂは従来の液体バリヤー及び本発明の液体バリヤーが形成され、吸収 物品の液体透過性上部シートに又は液体不透過性下部シートに固定されている態 様を示す。 図３ａ及びｂは本発明の液体バリヤー及び従来の液体バリヤーのそれぞれが物 品の装着者に対して横たわる態様を示す。 バリヤーは図の主要部において概略的に示され、構成層は明瞭のため相互に分 離されている。 図１及び１ａはおむつ、衛生ナプキン、失禁ガード又はそれらの類似物品の如 き従来の吸収物品を示し、その物品は縦方向に延びる及び横方向に延びる縁６， ７，８，９、下部液体不透過性シート２１、吸収シート又は層２３、使用中装着 者の近くに横たわることを意図される上部液体透過性シート２２、及び液体バリ ヤーを含み、液体バリヤーは上部シートの中央線の各側上で縦方向に延び、一方 で脚弾性体４，５を他方で物品の各縦方向縁６，７に沿って又はそれに隣接して 固定された本質的に非弾性でかつ本質的に液体不透過性の材料から構成された直 立している液体バリヤー２，３を含む。物品が例えばおむつであるとき、それは 股部分を構成する中間部分とともに前部分及び後部分における腰部分を含むだろ う。製品が装着されるとき、その横方向の縁８，９は装着者の腰上に位置され、 縦方向の縁６，７は装着者の股及び脚又は太ももに位置されるだろう。 外部バリヤー、脚弾性体４，５は吸収物品の上部液体透過性シートと下部液体 不透過性シートの間で延伸された状態で固定されている弾性糸から通常構成され る。 各内部バリヤー２，３は縦方向に延びる縁６，７の近くで下部液体不透過性シ ート２１に又は上部液体透過性シート２２に少なくとも一つの縦方向縁１１で固 定されかつ本質的に液体不透過性の材料から作られた細長い要素１０から構成さ れている。要素（図１ａ）の他の縁１２は予備延伸された弾性糸１３のまわりで 折りたたまれ、物品装着時に装着者に対して横たわることを意図されるしわを付 けられたバリヤー縁を形成するように前記糸に固定される。おむつが使用される とき、液体バリヤー２，３は装着者の股及び尻に対して横たわり、これらの領域 における液体の漏れを防止する。 一つの例では、脚弾性体４，５は外部液体バリヤーを構成し、内部カフス２， ３は内部液体バリヤーを構成する。本発明の別の例では、脚弾性体は唯一の液体 バリヤー４，５であり、従って内部液体バリヤーを構成するだろう。 図１ｂは本発明によるバリヤー要素を示す。バリヤー要素は吸収物品に固定さ れることを意図される自由縁１８、及びバンド状弾性要素１４の第１縁１５のま わりで折りたたまれた別の縁１９を有する本質的に非弾性で一般的に液体不透過 性の材料シート１７を含む。弾性要素の第１縁は非弾性材料シートの他の縁を折 りたたむことによって形成される溝中に予備延伸された状態で挿入され、縁部分 は一緒に接合され（例えば一緒に溶接又は接着され）、延伸可能なしわを付けら れた第１バリヤー縁３９を形成する。弾性要素の他の又は第２の縁１６は自由で あり、緩和及び緊張された状態の両方において本質的に滑らかな表面を有する延 伸可能な本質的に滑らかな第２バリヤー縁を形成する。 図２ａは従来の方法で構成された拡大された液体バリヤーを概略的に示し、一 方図２ｂ及びｃは本発明の液体バリヤーの二つの例を概略的に示す。図は液体バ リヤーが吸収物品にどのように適用されるかを示す。 従来の液体バリヤーは吸収物品のシートの一つにその縦方向縁６に沿って細長 い要素１０の第１縁１１で固定されている。細長い要素１０の他の縁１２は弾性 糸１３が延伸された状態で固定（例えば接着）されている溝を形成するように折 りたたまれる。要素１０は物品の不織布表面に固定される（例えば接着又は溶接 される）。この溝によって形成されたバリヤー縁３２はしわを付けられ、使用中 装着者に対して横たわるだろう。 図２ｂ及びｃは本発明の液体バリヤーを示す。細長い本質的に非弾性でかつ本 質的に液体不透過性の材料シート１７はその第１縁１８において吸収物品の上部 又は下部シートに、その縦方向縁６に沿って固定される。前記縁は例えば前記縁 を接着又は溶接することによって固定される。二つの縦方向縁１５，１６を有す る細長いバンド状弾性手段１４は細長い本質的に非弾性でかつ液体不透過性の材 料シート１７に対してその第１縁１５で延伸された状態で固定される。図２ｂの 例の場合には、弾性手段１４は吸収物品に向かって下に面する内方に折りたたま れた縁を用いて、本質的に非弾性のシート１７の内方に折りたたまれた第２縁１ ９において固定される。図２ｃの例の場合には、弾性手段１４及び液体不透過性 シート１７は前記シートの第２縁１９を折りたたむことなしに互いに対して横た わる。この場合において、両シートの縁はしわを付けられた縁を形成するように 一緒に固定される。しわを付けられた縁を形成するために、接合部が所望の縁幅 に相当する一定幅を与えられるか、又はシートが縁１５，１９のわずかに内方に 固定される。 弾性手段は例えば接着又は溶接で固定される。弾性手段の第２縁１６は自由で あり、弾性手段の縦方向に延びる自由部分を形成するだろう。弾性体は内方に折 りたたまれて横たわり、製造及び包装中に細長い本質的に非弾性の材料の下で保 護されるだろう。 弾性手段の自由縁１６は緩和及び延伸された状態の両方において本質的に滑ら かな表面を与え、吸収物品が装着されるとき装着者の皮膚と液体バリヤーの間の 接触表面において“封止”を与えることを意図される。 図１ｂは吸収物品に使用されるときに見られるような本発明の液体バリヤーを 示す。吸収物品が使用のために広げられるとき、弾性手段１４は物品の上表面か ら“折りたたまれる”だろう。吸収物品がその横方向縁８，９に向かう方向で延 伸されるとき、弾性手段の自由縁１６はできるだけ短くなるように吸収物品の中 央に向かって内方に面するだろう。物品が延伸されればされるほど、縁１６は吸 収物品に近づくだろう。弾性手段は吸収物品の表面にほぼ平行に横たわるだろう 。液体バリヤー上の緊張が軽減されるとき、弾性体の自由部分、即ち縁１６は図 １ｂから明らかなように最も短いルートに従おうとし、それによって上方に移動 しようとする。これは吸収物品（例えばおむつ）が使用者によって装着されると きに起こる。液体バリヤーは物品が装着者の股のまわりで折りたたまれるとき緩 和し、弾性体の自由縁１６は上方に移動しようとするだろう。 図３ａは装着者の皮膚と当接した弾性手段１４を示す。弾性手段の本質的に滑 らかな表面はより良好な封止を与え、従ってバリヤー縁と皮膚の間に孔を全く生 じないだろう。また、バリヤー縁は装着者の皮膚に対して効果的な“封止”を与 える。なぜならば物品の吸収体と装着者の皮膚の間の空間から流出する体液は装 着者の皮膚に対してバリヤー縁を圧迫するからである。 図３ｂは従来の液体バリヤーの対応する図である。この場合において、貫通孔 は装着者の皮膚としわを付けられたバリヤー縁３２の間に存在する。さらに、吸 収体と装着者の皮膚の間の空間に存在する体液はバリヤー縁を外に圧迫するだろ う。それゆえ、この物品は本発明の物品よりずっと簡単に漏出するだろう。 別の例では、横方向のバリヤーは吸収製品の各横方向縁８，９に固定される。 本質的に非弾性の材料は不織布材料、例えば多層不織布材料であってもよい。 この材料はＳＭＳ材料、即ちスパンボンドメルトブロースパンボンドであっても よい。 弾性手段における材料はＳＢＳ（スチレン−ブタジエン−スチレン）、ＳＩＳ （スチレン−イソプレン−スチレン）、ＳＥＢＳ（スチレン−エチレン−ブチレ ン−スチレン）又はＳＥＰＳ（スチレン−エチレン−プロピレン−スチレン）の 如きスチレンブロックコポリマーに基づいた弾性フィルムであってもよい。フィ ルムは幾つかの層からなってもよい。例えば、それは外部層がポリプロピレンか らなる３層フィルムであってもよい。その場合ポリプロピレンは非弾性フィルム 上又は吸収物品上のフィルムの配置を容易にすることを意図される。ポリプロピ レンは例えば他の材料への接着を容易にするかもしれない。また、ポリプロピレ ンは人が避けたいと思う皮膚に対するプラスチックのような感覚を有する多数の 他の弾性フィルムより皮膚に対する快適性が優れる。 本発明は前述の示された具体例に制限されず、続く請求の範囲に規定された発 明の範囲内で変更をなし得ることが理解されるだろう。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年２月３日（１９９９．２．３） 【補正内容】 物品の側縁からの液体の漏出に対して追加される保護手段として、多数の吸収 物品は関係する物品の縦方向縁の近くに固定された追加の内部液体バリヤー又は カフス（cuffs）をさらに含む。液体バリヤーの目的は液体が吸収物品の縁で漏 出することを防止すること、及び糞便の如き固型物の漏れを防止することである 。この第２のバリヤーは脚弾性体の内側に、即ち外部液体バリヤーの内側に置か れ、本質的に液体不透過性の材料、例えば不織布材料、及び装着者と当接する液 体バリヤーの縁にしわを付けた弾性手段から構成される。非弾性材料はその一つ の縦方向に延びる縁に沿って縦方向に延びる縁の又はその近くの吸収物品に固定 される。弾性手段、例えば弾性糸は非弾性材料の他の縁に沿って固定されて液体 バリヤーにしわを付け、物品を装着したときに部分的に延伸されるしわを付けら れた縁を形成する。しわを付けられた縁は１以上の弾性糸のまわりで非弾性材料 を折りたたみ、材料の縁に沿って溝を作ることによって形成される。非弾性材料 は弾性糸のまわりで接着又は溶接される。吸収物品が装着されるとき、しわを付 けられた縁は持ち上がり、部分的に延伸される。この延伸の程度は装着者のサイ ズに依存する。液体バリヤーを含むおむつの例は例えばＳＥ−Ｔ３−０２６４２ ３８及びＧＢ−Ａ−２１８８５３２に見出される。 例えば液体バリヤー又はカフスを含むおむつの場合には、バリヤーは装着者の 股及び尻に対して横たわるように位置され、これらの領域における漏れを防止す べきである。尿放出ごとに一定量の液体を物品に運搬するだろう。この尿が上部 シートを透過し、吸収層に吸収され得るまでに時間がかかるため、一定量の尿は 表面シートの上で吸収物品において“浮遊（float）”するだろう。バリヤーは この量の尿が吸収物品の縁から外に押しやられるのを防止することを意図される 。カフスを例えば衛生ナプキン上で使用することもできる。 しかしながら、このバリヤーが耐漏出性を有しないことを見出した。 本発明の目的は効果的な封止縁であると同時に装着者に当接した柔らかくかつ 快適な縁を含む改良された液体バリヤーを提供することである。本発明のさらな る目的は少なくとも一つのかかるバリヤーを含む吸収物品を提供することである 。 記載された液体バリヤー又は脚弾性体は特別な弾性パンツ又はパンティによっ て装着者の体に対して保持される吸収物品に使用されることができない。これら の吸収物品は延伸されずかつ体に対して緊張されていない他の封止縁を含んでも よい。ＥＰ−Ａ１−０５３４４８８は吸収物品の中央部分から外側に拡張するよ うに挙動される封止ガスケットを記載し、それは好ましい例の記載における衛生 ナプキンによって示されている。ガスケットは快適な形で使用者の体に対して支 持する従順なカフスを形成するように不織布材料の如き材料のストリップをルー プ状にすることによって形成されてもよい。一つの例ではガスケットは吸収物品 の縁に直接取付けられ、ガスケットストリップの一つの縁は吸収物品の上部シー トに取付けられ、他の縁は下部シートに取付けられる。材料のループ化はガスケ ットに従順性と安定性を付与するためのキャビティを形成し、ループ化は物品に 弓形状を付与するように物品に適用されるときに緊張して置かれる弾性要素を包 囲してもよい。 別の例ではガスケット材料は衛生ナプキンの縦方向縁に取付けられる弾性材料 である。材料は衛生ナプキンに適用されるとき緊張して置かれる。そのようにす る目的は物品に弓形状を付与することである。 衛生ナプキンは使用中パンティの股部に置かれ、パンティからの力によって装 着者の方に押しやられる。従って、装着者に対して衛生ナプキンから適用される 力はパンティからの圧力によって間接的に生じる。弾性要素を含むガスケットの 例は装着者の体に対する力を生じない。弾性要素の目的はもしそれらが使用され るなら、弓形状を付与することである。これは弾性手段を含むバリヤー要素を有 する本発明によるおむつ又は失禁ガードとは異なる。この場合バリヤー要素は使 用中装着者に対して延伸され、それによって良好な封止効果を有する液体バリヤ ーを作る。バリヤー中の弾性要素を緊張させるのは使用者の体である。 ＷＯ−Ａ１−９３１９７１１は縦方向側部に沿って位置されるバリヤー手段を 有する衛生ナプキンを記載する。バリヤー手段は衛生ナプキンの上部シートの一 体部分から形成されることができ、あるいは材料の別のストリップから形成され ることができる。バリヤーは弾性体の形の収縮部材を含む。 請求の範囲 1. おむつ、衛生ナプキン、失禁ガード又はそれらの類似物品の如き吸収物品 （１，２６）であって、その物品が縦方向に延びる端（６，７）及び横方向に延 びる端（８，９）及び液体不透過性下部シート（２１）と使用中装着者の近くに 横たわることを意図される液体透過性上部シート（２２）の間に配置される吸収 体（２３）を含み、さらに1）上部シート（２２）の縦方向中央線の各側上に、 二つの縦方向非弾性縁（１１，１２，１８，１９）（第１非弾性縁（１１，１８ ）は縦方向端（６，７）に沿って又はそれに隣接して下部又は上部シート（２１ ，２２）に固定され、第２非弾性縁（１２，１９）は物品装着時に装着者に対し て横たわることを意図されるしわを付けられた延伸可能な封止縁（３２，３９） を形成するように細長い予備延伸された弾性要素（１３，１４）に固定されてい る）を有する細長い本質的に液体不透過性で非弾性の材料（１０，１７）から構 成された少なくとも一つの縦方向に延びる液体バリヤー（２，３，４，５）を含 むか、又は2）上部シート（２２）の上に、装着者に対して横たわることを意図 される液体不透過性上部シートを含み、さらに装着者の体の形状の物品を適合す るための弾性体、装着者の肛門及び尿道口と整合して横たわることを意図される 開口及び開口のまわりの上部シート縁に固定された細長い予備延伸された弾性要 素によってしわを付けられた封止縁を含む場合において、弾性要素が第１及び第 ２縦方向弾性縁（１５，１６）（少なくとも第１弾性縁（１５）は相互に接合さ れた縁が延伸可能な、しわを付けられた封止縁（３９）を構成するように延伸さ れた状態で第２非弾性縁（１９）に又は上部シート縁に固定される）を有しかつ 延伸可能な本質的に滑らかな第２封止縁を構成する縦方向自由部分（１６）を含 むバンド状弾性手段（１４）から構成され、弾性手段（１４）は物品装着時に、 弾性手段（１４）が前記中央線に向かって面する前記自由部分（１６）及び前記 中央線から外方に面する延伸可能な、しわを付けられた封止縁（３９）で装着者 に対して横たわるような方法で非弾性材料（１７）に又は上部シートに固定され ていることを特徴とする吸収物品（１，２６）。 2. 前記自由部分が第２弾性縁（１６）によって形成されていることを特徴と する請求の範囲１記載の吸収物品（１，２６）。 3. 弾性バンド状手段（１４）が縦方向に弯曲されていること、及びその第１ 縁（１５）及び第２縁（１６）が第２非弾性縁（１９）に固定され、弾性手段（ １４）の弯曲部分が前記自由部分を構成することを特徴とする請求の範囲１記載 の吸収物品（１，２６）。 4. 第２非弾性縁（１９）が物品の中央線に向かって内方に折りたたまれて第 １弾性縁（１５）のまわりで溝を形成し、前記第１縁が例えば接着又は溶接によ って固定されていることを特徴とする請求の範囲１〜３のいずれか記載の吸収物 品（１，２６）。 5. 弾性手段が例えばＳＢＳ，ＳＩＳ，ＳＥＢＳ又はＳＥＰＳに基づいた弾性 フィルムから構成されていることを特徴とする請求の範囲１〜４のいずれか記載 の吸収物品（１，２６）。 6. おむつ、衛生ナプキン、失禁ガード又はそれらの類似物品の如き吸収物品 （１，２６）において液体バリヤーとして使用するために意図されるウエブ状要 素であって、その要素が二つの縦方向に延びる非弾性縁（１１，１２，１８，１ ９）を有する細長い本質的に液体不透過性で非弾性の材料（１０，１７）を含み 、第１非弾性縁（１１，１８）が自由でありかつ吸収物品に固定されることを意 図され、第２縁（１２，１９）がしわを付けられた延伸可能な封止縁（３２，３ ９）を形成するように細長い予備延伸された弾性要素（１３，１４）に固定され ている場合において、弾性要素が、第１及び第２縦方向弾性縁（１５，１６）（ 少なくとも第１弾性縁（１５）は第２非弾性縁（１９）に予備延伸された状態で 固定されて相互に接合された縁が延伸可能な、しわを付けられた封止縁（３９） を構成する）を有しかつ延伸可能な本質的に滑らかな第２封止縁を構成する縦方 向に延びる自由部分（１６）を含むバンド状弾性手段（１４）から構成されてい ることを特徴とするウエブ状要素。 7. 前記自由部分が第２弾性縁（１６）によって形成されていることを特徴と する請求の範囲６記載のウエブ状要素。 8. 弾性バンド状手段（１４）が縦方向に折りたたまれていること、及びその 第１縁（１５）及び第２縁（１６）が第２非弾性縁（１９）に固定され、弾性手 段（１４）の折りたたまれた部分が前記自由部分を構成することを特徴とする請 求の範囲６記載のウエブ状要素。 9. 第２非弾性縁（１９）が内方に折りたたまれて第１弾性縁（１５）のまわ りで溝を形成し、前記第１縁が固定、例えば接着又は溶接されていることを特徴 とする請求の範囲６〜８のいずれか記載のウエブ状要素。 10．本質的に非弾性の材料が不織布材料、例えば多層不織布材料から構成されて いることを特徴とする請求の範囲６〜９のいずれか記載のウエブ状要素。 11． 弾性手段（１４）が少なくとも０．５ｃｍ、好ましくは少なくとも１．０ ｃｍの幅を有することを特徴とする請求の範囲６〜１０のいずれか記載のウエブ 状要素。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，Ｍ Ｗ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，Ｅ Ｓ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ，ＩＤ ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ， ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，Ｍ Ｇ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ， ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 グスタフソン，アンデルス スウェーデン，エス―427 35 ビルダル, コフェルダルスヴェーゲン，ピーエル 5181

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. おむつ、衛生ナプキン、失禁ガード又はそれらの類似物品の如き吸収物品 （１，２６）であって、その物品が縦方向に延びる縁（６，７）及び横方向に延 びる縁（８，９）、下部液体不透過性シート（２１）、吸収シート（２３）、使 用中装着者の近くに横たわることを意図される上部液体透過性シート（２２）、 及び上部シート（２２）の縦方向中央線の各側上の、二つの縦方向縁（１１，１ ２，１８，１９）を有する細長い本質的に非弾性でかつ本質的に液体不透過性の 材料（１０，１７）から構成された少なくとも一つの縦方向に延びる液体バリヤ ー（２，３，４，５）を含み、前記縦方向縁のうち第１縁（１１，１８）は物品 の縦方向縁（６，７）に沿って又はそれに隣接して吸収物品の上部液体透過性シ ート（２２）に又はその下部液体不透過性シート（２１）に固定され、第２縁（ １２，１９）は物品が装着されるとき装着者に対して横たわることを意図される しわを付けられた延伸可能なバリヤー縁（３２，３９）を形成するように細長い 予備延伸された弾性要素（１３，１４）に固定されている場合において、弾性要 素が第１縦方向縁（１５）及び第２縦方向縁（１６）（それらの縁のうち少なく とも第１縁（１５）が本質的に非弾性の材料の第２縁（１９）に延伸された状態 で固定されて相互に接合された縁が延伸可能な、しわを付けられた第１バリヤー 縁（３９）を構成する）を有しかつ延伸可能な、本質的に滑らかな第２バリヤー 縁を構成する縦方向自由部分（１６）を含むバンド状弾性手段（１４）から構成 され、弾性手段（１４）は物品が装着されるとき、弾性手段（１４）が物品の中 央線に向かって面する前記自由部分（１６）及び前記中央線から外方に面する延 伸可能な、しわを付けられた第１バリヤー縁（３９）で装着者に対して横たわる ような方法で本質的に非弾性の材料（１７）に固定されることを特徴とする吸収 物品（１，２６）。 2. 吸収物品を装着者の体の形状に合わせるための弾性体を与えられかつ装着 者に対して横たわることを意図される液体不透過性シートを含む吸収物品であっ て、前記シートが装着者の肛門及び尿道口と整合して横たわることを意図される 開口を含み、予備延伸された弾性要素によってしわを付けられた延伸可能な封止 縁が前記開口のまわりの本質的に液体不透過性のシートに配置され、吸収体が使 用中装着者から遠くに横たわる本質的に液体不透過性のシートの側に配置され、 前記吸収体が装着者の近くに横たわる側上の液体透過性シートと液体不透過性シ ートの間に包囲されている場合において、弾性要素が、第１の縦方向に延びる縁 及び第２の縦方向に延びる縁（それらの縁のうち少なくとも第１縁が封止縁にお ける本質的に液体不透過性のシートに予備延伸された状態で固定されて相互に接 合された縁が延伸可能な、しわを付けられた第１バリヤー縁を構成する）を有し かつ延伸可能な、本質的に滑らかな第２バリヤー縁を構成する縦方向に延びる自 由部分を含むバンド状弾性手段から構成され、弾性手段は物品が装着されるとき 前記弾性手段が開口に向かって内方に面する自由部分及び前記開口から外方に面 するしわを付けられたバリヤー縁で装着者に対して横たわるような方法で液体不 透過性シートに固定されていることを特徴とする吸収物品。 3. 前記自由部分が前記弾性手段の第２縁（１６）によって形成されているこ とを特徴とする請求の範囲１又は２記載の吸収物品（１，２６）。 4. 弾性バンド状手段（１４）が縦方向に弯曲されること、及びその第１縁（ １５）及び第２縁（１６）が非弾性材料の第２縁（１９）に固定され、弾性手段 （１４）の弯曲部分が前記自由部分を構成することを特徴とする請求の範囲１又 は２記載の吸収物品（１，２６）。 5. 非弾性材料の第２縁（１９）が物品の中央線に向かって内方に折りたたま れて弾性手段の第１縁（１５）のまわりで溝を形成し、前記第１縁が例えば接着 又は溶接によって固定されていることを特徴とする請求の範囲１〜４のいずれか 記載の吸収物品（１，２６）。 6. 弾性手段が例えばＳＢＳ，ＳＩＳ，ＳＥＢＳ又はＳＥＰＳに基づいた非弾 性フィルムから構成されていることを特徴とする請求の範囲１〜５のいずれか記 載の吸収物品（１，２６）。 7. おむつ、衛生ナプキン、失禁ガード又はそれらの類似物品の如き吸収物品 （１，２６）において液体バリヤーとして使用するために意図されるウエブ状要 素であって、その要素が二つの縦方向に延びる縁（１１，１２，１８，１９）を 有する細長い本質的に非弾性でかつ本質的に液体不透過性の材料（１０，１７） を含み、それらの縁のうち第１縁（１１，１８）が自由でありかつ吸収物品に固 定されることを意図され、第２縁（１２，１９）がしわを付けられた延伸可能な バリヤー縁（３２，３９）を形成するように細長い予備延伸された弾性要素（１ ３，１４）に固定されている場合において、弾性要素が、第１縦方向縁（１５） 及び第２縦方向縁（１６）（それらの縁のうち少なくとも第１縁（１５）は本質 的に非弾性の材料の第２縁（１９）に予備延伸された状態で固定されて相互に接 合された縁が延伸可能な、しわを付けられた第１バリヤー縁（３９）を構成する ）を有しかつ延伸可能な本質的に滑らかな第２バリヤー縁を構成する縦方向に延 びる自由部分（１６）を含むバンド状弾性手段（１４）から構成されていること を特徴とするウエブ状要素。 8. 前記自由部分が前記弾性手段の第２縁（１６）によって形成されているこ とを特徴とする請求の範囲７記載のウエブ状要素。 9. 弾性バンド状手段（１４）が縦方向に弯曲されること、及びその第１縁（ １５）及び第２縁（１６）が非弾性材料の第２縁（１９）に固定され、弾性手段 （１４）の弯曲部分が前記自由部分を構成することを特徴とする請求の範囲７記 載のウエブ状要素。 10．非弾性材料の第２縁（１９）が内方に折りたたまれて弾性手段の第１縁（１ ５）のまわりで溝を形成し、前記第１縁が固定、例えば接着又は溶接されている ことを特徴とする請求の範囲７〜９のいずれか記載のウエブ状要素。 11．本質的に非弾性の材料が不織布材料、例えば多層不織布材料から構成されて いることを特徴とする請求の範囲７〜１０のいずれか記載のウエブ状要素。 12． 弾性手段（１４）が少なくとも０．５ｃｍ、好ましくは少なくとも１．０ ｃｍの幅を有することを特徴とする請求の範囲７〜１１のいずれか記載のウエブ 状要素。