JP2001513661A - 磁気共鳴画像法 - Google Patents

磁気共鳴画像法

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JP2001513661A JP53062798A JP53062798A JP2001513661A JP 2001513661 A JP2001513661 A JP 2001513661A JP 53062798 A JP53062798 A JP 53062798A JP 53062798 A JP53062798 A JP 53062798A JP 2001513661 A JP2001513661 A JP 2001513661A
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リューンバッハ、アイビー
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ナイコムド イメージング エーエス
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、生きた試料の磁気共鳴イメージング(MRI)の方法であって、過分極が可能なガスを生体外で過分極させ、過分極されたガスから、過分極が可能でなく、均一な磁界に曝されており、過分極が可能なガスに接触するように導入されるMRイメージング剤の核へ核分極移動を行い、前記過分極が可能なガスを前記MRイメージング剤から分離し、前記MRイメージング剤を前記生きた試料に投与し、前記イメージング剤において核NMR遷移を励起し、そのNMR信号を検知する工程を含む方法に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 磁気共鳴画像法 本発明は、動的核分極(オーバーハウザー(Overhauser))増強磁気共鳴画像法 (OMRI)に関する。 磁気共鳴画像法(MRI)は、非侵襲性であり、被験患者を潜在的に有害なX 線等の照射にさらさないため、医師にとって特に魅力的な診断技術となっている 。 従来のオーバーハウザー増強MRIは、主に電子スピン共鳴増強型磁気共鳴画 像法(ESREMRI,PEDRIまたはOMRI)の関連において報告されて きた。これは、そこから画像が生成される磁気共鳴信号の増強(しばしば100 倍あるいはそれ以上となる)が、VHF刺激で被験物質中のESR遷移が生じる 動的核分極(オーバーハウザー効果)によって達成されるMRIの方法である。 基本的な生体内OMRI技術において動的核分極は、通常は磁気共鳴信号を生 み出すプロトンである選択された核の励起された核スピン状態と基底の核スピン 状態との間の数の相違を増加させる。MR信号の強度はこの数の相違に比例する ため、従来のMRI技術とほぼ同様に行われる各画像シーケンスのその後のステ ップは、検出されるMR信号の振幅をより大きくさせる。 MRイメージング核のNMR遷移と組み合わせることができるESR遷移を示 すOMRI増強剤(単に造影剤と称されることが多い)は、被験者の中にもとも と存在することもあるし(例えば、酸素またはメラニン)、または被験者に投与し てもよい。OMRI増強剤は、特に、WO-A-88/10419(ハフスランド ナイコムド イノベーション エービー(Hafslund Nycomed Innovation AB)、WO-A-90/00904( ハフスランド ナイコムド イノベーション エービー)、WO-A-91/12024(ナイコ ムド イノベーション エービー)およびWO-A-93/02711(ハフスランド ナイコム ド イノベーション エービー)に報告されている。これまで報告されてきたOM RI増強剤の大半はラジカル(例えば、有機フリーラジカル)であったが、固有 の不安定性と毒性から、生体内での使用は制限されている。生体外ですぐれた ESR増強ファクターを付与することがわかっているラジカルでも、その生理学 的不適合性から診断に使用できないことが多い。したがって、より柔軟性のある 、すなわち、生理学的ファクターによる制限のより少ない、改善されたOMRI 法が求められている。 US-A-5545396(アルバート(Albert))は、過分極された核スピンを有する希ガス (例えば、129Xeまたは3He)を肺に吸入させ、そこでの空間分布の表象を生 成する生体内MR画像法を開示している。アルバートは、ジャーナル オフ マグ ネチック リソナンス(J.Mag.Res.、1996:Blll,204-207)の中で、過分極さ れた129Xeを用いた人間の口腔のMRイメージングも報告している。もちろん 、アルバートによって開示された技術は、吸入以外の投与径路には適さず、した がって、MRイメージングでの使用には限界がある。その使用に関しては、希ガ スの生体内投与に関する生理学的問題もある。 本発明は、OMRI増強剤の全部、またはほぼ全部を試料に投与しないでもよ い、試料に対するMRIの方法であって、かつ、それでも尚望ましいオーバーハ ウザー増強造影効果を達成する試料のMRIの方法に基づく。前記方法は、MR イメージング剤の選択された核の、過分極されたガスによる生体外動的核分極に 依存し、後者は、分極されたMRイメージング剤を試料(例えば、被験者)へ投 与する前にMRイメージング剤から都合よく分離される。 したがって、本発明の一局面によれば、試料、好ましくはヒトまたはヒト以外 の動物の体(例えば、哺乳類、爬虫類もしくは鳥類の体)の磁気共鳴診断の方法 を提供する。前記方法は、 (i)MRイメージング剤を導入する前、途中または後に、過分極が可能なガスを 過分極させ、それによって前記MRイメージング剤の核分極を引き起こし、 (ii)任意に(同時または後に)MRイメージング剤を均一な磁界(例えば、イメ ージング装置の一次磁界B0、または弱い磁界、例えば、1ガウス以上)に曝し (iii)任意に前記MRイメージング剤から、前記過分極が可能なガスの全部、ほ ぼ全部または一部を分離し、 (iv)前記MRイメージング剤を前記試料に投与し、 (v)前記試料を、前記MRイメージング核の核スピン遷移を励起させるために選 択した波長の照射にさらし、 (vi)前記試料からの磁気共鳴信号を検知し、 (vii)任意に、画像もしくは生物学的関数データまたは動的フローデータを前記 検知信号から生成する工程を含む。 過分極が可能なガスとは、ゼロでないスピン角モーメントを有するガスであっ て、励起された電子状態へ電子を移動させ、その後基底状態へ減衰させることが できるガスを意味する。光学的ポンピングによる遷移と光のヘリシティーによっ て、正または負のスピン過分極を達成できる(最高100%)。本発明の方法にお ける使用に好適なガスの例としては、希ガスであるHe(例えば、3Heまたは4 He)、Ne、Ar、KrおよびXe(例えば、129Xe)が挙げられる。He、 NeまたはXeが好ましく、He、特に3Heがさらに好ましい。アルカリ金属 蒸気も用いることができ、例えば、Na、K、Rb、Csの蒸気を使用できる。 前記ガスの混合物を使用することもできる。本発明の方法の一態様によれば、過 分極が可能なガスを液体の形態で使用することができる。過分極が可能なガスと いう語は、ゼロでない核スピンを有するすべてのガスを含む。光学的ポンピング によって分極され得るガスが好ましく、129Xeまたは3Heが好ましい。 MRイメージング剤とは、磁気共鳴信号を発信し得る核(MR画像核)を含有 する物質を意味する。通常、そのような核はプロトンであり、水のプロトンであ ることが好ましい。しかし、他のゼロでない核スピンの核も有用である(例えば 、19F、3Li、1H、13C、15Nまたは31P、しかし13C核が好ましい)。この 場合、画像を生成するMR信号は、実質的にMRイメージング剤だけから生成さ れる。 したがって、本発明は、過分極が可能なガスの過分極、生体外でのMRイメー ジング核の動的核分極、分極されたMRイメージング核の投与、および従来の生 体内MR信号の生成および測定からなる一連の工程を含む。このようにして得ら れたMR信号を、都合がよいように2次元、3次元または多次元画像データ、ま たはフローデータに変換する。本発明の方法は、公知の生体内MRIの方法と比 べて有利な点を多く持つ。そのうちいくつかを下記に記す。 1つの利点は、投与可能な媒体から、過分極が可能なガスのほぼ全部が投与前 に除去されることである。つまり、OMRI増強剤、または投与される過分極さ れた希ガスの診断的利用は、増強剤/希ガスが調製される投与可能媒体の物理的 および化学的性質(例えば、その物質が、製造物の粘度、pH等に及ぼしうる有 害効果)による制約、ならびに増強物質/希ガス自身の性質(例えば、毒性、安 定性、生分解性および体内分布)による制約を受けるが、本発明の方法は、その ような制約は実質的に受けない。 生体内で行われた従来のOMRI実験においては、励起されたスピン状態を緩 和して平衡状態にし、得られたMR信号の振幅を減らす機能を果たす第二のファ クターが多数存在する。特に、MRイメージング剤は、例えば、鉄(例えば、赤 血球中)のような常磁性種または体液中の溶解酸素の存在、もしくはオーバーハ ウザー増強(すなわち、ラジカルの自己ブロードニング)に関与するラジカル自 身の存在−これらすべては緩和率を増加させる機能を果たす−から導き出される 局所的磁界不均一性の影響を受ける。緩和率はまた、体液の温度および化学的性 質にも依存する。しかし、本発明の方法は、生体外で過分極させることによって 、これらの問題を解決する。これができるのは、本発明の方法が、オペレータに よって最適化される化学的環境、pHおよび温度を可能にするためである。 生体内イメージングのために、本発明の方法で使用されるMRイメージング剤 は、磁気共鳴信号を発信させ得る核(例えば、プロトン)を持っていなければな らないことは当然である。前記MRイメージング剤には、固体、液体またはガス を用いることができ、生理学的に忍容できるものであり、生理学的忍容性のある 形態で提供されるものでなければならないのはもちろんである。プロトン以外に 、他のMRイメージング核、例えば、19F、13C、31Pおよびナトリウムを使用 できる。これらの中では13Cが好ましい。本発明の好ましいMRイメージング剤 は、酸素、pH(例えば、pH5〜9の範囲)、生理学的温度に対してとりわけ 高い安定性を示し、体液中で安定なものである。それらは、もちろん非毒性であ り、また短時間で排泄されることが好ましい。 本発明の方法では、過分極されたガスは、MRイメージング剤の核スピンシス テムに直接または間接的に分極を移動することができる。MRイメージング剤を 水蒸気によって間接的に分極させる場合、それが水溶性であると有利かもしれな い。同様に、固体MRイメージング剤は、投与可能媒体の調製を容易にするため に水溶性であることが好ましい。 都合のよいことに、一旦分極されたMRイメージング剤は、快適なタイムスパ ンでイメージング処理を可能とするのに十分な長い時間その状態を持続する。投 与可能な形状で有意な過分極がMRイメージング剤によって、1秒以上、好まし くは60秒以上、より好ましくは100秒以上、さらに好ましくは1000秒以 上持続することが好ましい。固体MRイメージング剤(例えば、13C濃縮固体) のバルク相でのT1は数時間である。もっともこれは粒径を小さくすることによっ て減少することもある。前記分極されたMRイメージング剤を調製し、投与する 前に保存することができる点が特に有利である。 MRイメージング剤は、ガス、液体、固体のいずれでもよいが、分極移動の間 は、MRイメージング剤はガス状であることが好ましい。1つの特に好ましい気 体MRイメージング剤は、過分極が可能なガス(例えば、129Xe、3Heもしく は4He)と高温でよい具合に混合され、蒸気状態を維持する水蒸気である。一 般的には、この特別な態様のガス混合物は、密度が高い程、水蒸気への分極移動 が速くなるため、通常約3気圧以上、好ましくは約30気圧以上、さらに好まし くは約300気圧以上の圧力下でガス混合物を保持することが望ましい。間接的 な分極移動は、中間ガス媒体、例えば、水蒸気を介して達成してもよい。中間ガ ス媒体が水蒸気である場合、分極しながら、液体水に変換され、それが分極を移 動させるMRイメージング剤を投与するための媒体として使用されることが有利 である(例えば、MRイメージング剤は、水に素早く溶解し、かつT1緩和時間 が長いものでもよい)。 MRイメージング剤がガス状態で分極される場合、(過分極されたガスからの 分離および投与の目的のために)それを短時間で液体もしくは固体に変換できる と便利である。したがって、MRイメージング剤として水蒸気を使用する場合、 分極された水を凝縮するためには急冷が望ましい。したがって、ガス混合物に対 する高圧および高温を除去すると、分極された水は急冷され、凝縮する。例えば 、分極されたMRイメージング剤を投与するための媒体としての機能を都合よく 果たす低温飽和塩溶液(例えば、−15℃のリンゲル溶液)、または他の冷却剤を 添加することによって、さらに急冷することができる。さらに、例えば、分極さ れたMRイメージング剤を投与する前に低温表面に接触させる等によって冷却す ることもできる。投与は、分極されたMRイメージング剤の緩和時間T1の間に なされることが必要であり、通常、温度/圧力低下の3秒以内になされなければ ならない。 驚くべきことに、本発明の一態様によれば、水蒸気を使用することによって、 103Tesla(理論的最大分極の1%)の磁界に曝すのと等しい水プロトンの高分 極が起こる。さらに、その効果は、状況次第では、数秒間、通常30〜40秒間 持続する。水蒸気は、過分極が可能なガスに過分極前に添加してもよく、また、 好適なチャンバー内で水と過分極が可能なガス混合物を加熱することによって、 その場で生成させてもよい。後者の場合、不活性希ガスが特に有利である。使用 する水蒸気の体積は通常5リットル以上、好ましくは10リットル以上、特に好 ましくは15リットル以上、さらに特に好ましくは24リットル以上である。実 用的には、必要とされる希ガスの濃度は、比較的低く、例えば、数Torrであ る。前記ガスが核磁気のみを有するものである場合、その圧力は、3気圧以上で なければならず、また、30気圧以上であることが好ましく、300気圧以上で あることがさらに好ましい。 過分極された希ガスの投与に関する従来技術のMR方法に対する本発明のさら に別の利点は、分極されたMRイメージング剤を(単独もしくはさらに別の化合 物と組み合わせて)、液体状態で投与してもよいことである。他の投与径路が利 用可能となる他、ガス媒体と比較して液体媒体の分極保持率は有意に大きい。し たがって、T1およびT2は通常液体で短く、分散によるT2*効果は、液体で 105倍少ない。 その結果、ガスMRイメージング剤として、通常使用されるイメージングシー ケンスは、FLASHまたはGRASSでなければならないが、一方、対照的に 、本発明の技術においては、より効果的なイメージングシーケンスを使用できる 。例えば、通常液体は、拡散が遅く、エコープラナーイメージング(EPI)等 のシーケンスの使用が可能となる。全体的な技術は、より速く、現在の獲得時間 では、従来技術(ボクセルサイズ約1〜5mm)、より良い解像度(ボクセルサイ ズ<1mm)を作り出す。それは、低磁界(例えば、0.01〜0.5T)の機 器を含む全ての磁界において、良質な画像を提供する。 本発明の方法のさらに好ましい態様によれば、高圧下で過分極されたガス(例 えば、3He)を、安定した状態の固体の分極が達成されるまで、固体13C濃縮 MRイメージング剤のカラムを通過させる。通常、固体MRイメージング剤は、 分極されたガスと同程度の分極を達成することができ、固体は通常、数時間のT 1緩和時間を有する。 平衡化した後、分極された固体MRイメージング剤は、投与可能な媒体(例え ば、水)中に溶解され、被験者に投与され、従来の13CMRイメージングが行わ れる。この特別な態様の1つの利点は、13C濃縮固体の溶液中での緩和時間T1 が長く、通常数分であることである。これによって、実験(すなわちイメージン グへの適用)は、比較的ゆっくりと簡単に実施できる。本態様において使用され る好ましいMRイメージング剤の投与可能な形状でのT1緩和時間は、1秒以上 、好ましくは60秒以上、より好ましくは100秒以上、そしてさらに特に好ま しくは1000秒以上である。この目的のためには、13C濃縮カルボニルもしく は第4級の炭素を含むMRイメージング剤が好ましい。溶液中のT1および/ま たはT2値が長いMRイメージング剤もまた画像生成にとって有利である。 この特別な態様に有用な固体13C濃縮MRイメージング剤は、水溶性であるこ とが好ましく、例えば、13C濃縮カーボネート、バイカーボネートまたはアセテ ートが好ましい。13C濃縮アミノ酸および公知の造影剤もまた好ましい。クエン 酸サイクルのような通常の代謝サイクルの中間物質、例えば、フマル酸およびピ ルビン酸は代謝活動のイメージングにとって好ましい。13C濃縮MRイメージン グ剤は、また、例えばpHもしくは温度のような生理学的パラメータに対応して 化学的シフトパラメータが大きく変化するため有利である。 さらに別の局面によれば、本発明は、分極された13C濃縮MRイメージング剤 を1以上の生理学的に忍容できる担体もしくは助剤とともに含む、生理学的に忍 容できるMRイメージング剤組成物を提供する。好ましくは、前記分極されたM Rイメージング剤は、0.1T以上、好ましくは25T以上、特に好ましくは1 0 0T以上、さらに特に好ましくは500T以上の有効な13C核分極を有している 。前記組成物は、無菌であり、生理学的に忍容できる温度(例えば10〜40℃ )で安定していることが好ましい。 しかしながら、本発明は、MRイメージング剤として13C濃縮固体を使用する 場合に限定されず、さらに別の態様においては、分極された13C濃縮ガスを使用 できる。この態様によれば、ガス状のMRイメージング剤は、吸入によってうま い具合に投与され、また、例えば、公知の炭素含有薬学的エアロゾル剤としても よい。好適な13C含有ガスの例としては、とりわけ、CO2,COならびにCF4 、C312、CHClF2、CCl22およびCCl3FをはじめとしたCn4n( 但し、n≧1および各X=H、F,Cl、Br)、ならびにC242、C410 、C224、C38、C410、C23ClF2、C2Cl24、フルオロデオキ シグルコース、C26O、ならびにアセトンおよびその硫黄類似体をはじめとし たCn3nCY(但し、n≧2、各X=H、F,Cl、Br;およびY=酸素ま たはイオウ)が挙げられる。 分極されたガス状MRイメージング剤がガス状態で分極されることは必須では ないが、通常そうであることが好ましい。分極と分離の工程の間において、MR イメージング剤は、例えば、吸入用ガスに変換し易い揮発性液体であってもよい 。ガス状MRイメージング剤を過分極されたガスの一部(または全部)とともに 、また、任意に他のガスの存在下で使用することは投与者にとって都合がよい。 13C濃縮ガス状MRイメージング剤が一酸化炭素である場合、毒性に注意する 必要がある。通常COは、肺と血管系の両方をイメージングするために、低用量 もしくはボラスとして、また、好ましくは過分極されたガス(例えば、希ガス) の存在下で使用される。MRイメージング剤は、酸素を実質的に含まない。そし てCO含有MRイメージング剤組成物を吸入させる前に、肺に酸素を入れ、その 直後に再び酸素化するとよいかもしれない。13COを過分極が可能なガスととも に投与する場合、COが13C MRでイメージングされて、希ガスが適当なイメ ージング処理によってイメージングされる二重のイメージング処理を行うことが 有利である。これは、肺の表面および血管系の異常を明らかにする相違を示す画 像を得るという観点から、リアルタイムイメージング(例えば、EPIもしくは グラジエントエコー)を利用して行われることが好ましい。 さらに別の局面によれば、本発明は、分極された13C濃縮ガスを1以上の生理 学的に忍容できる吸入剤とともに含む吸入可能な組成物を提供する。 13C濃縮MRイメージング剤は、天然の量以上、すなわち、約1%以上の量で 1つの特別なポジション(position)(もしくは1以上の特別なポジション)に、13 Cを有する。そのような単一の炭素のポジションは、13Cが好ましくは5%以上 、特に好ましくは10%以上、さらに好ましくは50%以上、さらに好ましくは 99%以上(例えば、99.9%)である。 過分極されたガスを発生させるために、まずガスに対して放電または他の励起 手段(例えば、適切な高周波)を施し、これによって、準安定状態の非対電子ス ピン状態を作り、その後適切な周波数で、光学的に(例えば、レーザーで)ポン ピングを行い、電子過分極を作り出す。これを達成するための様々な方法は、こ の技術の当業者には公知である。したがって、例えば、ヘリウム(4He)の場 合、20eVの弱い電気放電によってトリプレット状態(231)を生成できる 。前記トリプレット状態は、量子化軸(図3)に対する全電子スピンの相対的配 向を示す磁気量子数M1=(m5=)±1.0を有する3つの状態に分割される。 ヘリウムは、231→230(D0)、231→231(D1)もしくは231→ 232(D2)の遷移のいずれかと一致するようにされた1083nmの円偏光共鳴放 射によって、直接光学的にポンピングできる。ポンピング光が円偏光(σ')で ある場合、Δmj=+1を伴う遷移だけが誘発される。前記原子が自然に231 状態に減衰した後、それは同じm(もしくは1もしくは2大きいm)をそれぞれ 異なる確率で有するだろう。そのような複数回の処理の後、前記原子は、mj= ms=+1の状態になる。原子分極の方向はポンピング光のヘリシティを変化さ せることによって容易に逆転し得る。円偏光光線によるD1またはD2遷移のポン ピングのみが、原則として一の分極度をもたらす。一方、D0遷移のポンピング は、最大で半分の分極度にもめったに到達しない。グラニッツァら(Granitza et al.)は、レビュー サイエンス インストメンツ(Rev.Sci.Instrum.66(8) 19 95)において、D2ラインのポンピングによって、トリプレット4Heの98.5% のスピン分極度が可能であることを示した。しかしながら、シャーラーL.D.ら( Schearer,L.D.et al.)は、フィジクス レビュー(Phys.Rev.、42(1990))に おいて、D0ラインが偏光および伝播の異なる2つのレーザー光線の組合わせによ って、ほぼ100%の分極をもたらすことを示した(図4参照)。D0ラインは、他 の2つのもの(図3参照)から十分に離れているので、非単一モードレーザーを使 用して装置を簡素化することができる。 図1は、ヘリウムを直接ポンピングするのに好適な光学装置の概略図を示す。 ダイオードレーザー(1)から発光された光は、焦点距離コリメータレンズ(2 )によって、ヘリウムセル(3)の長さとほぼ一致するようにコリメートされる 。レーザー自身は、縦方向モードで50mW出力を有するSDL-6702-H1 In GaAsダイオードレーザーであってもよいし、ハイパワーランプポンピングL NAレーザであってもよい。前記ヘリウムセルは、窓を備えているため、レーザ ー照射が出入りすることができる。セル前面の4分の1波長プレート(4)は、 最初は直線偏光であるレーザ光線から、円偏光された光を生成するために使用さ れる。ここで、正しい遷移を選択するためには、レーザーを慎重に配向しなけれ ばならない。特定の状況においては、共鳴照射の微細な構造もしくは超微細な構 造の成分のいくらかを除去することができるフィルター(5)を使用することが 望ましいかもしれない。ポンピング光(6)の伝播方向に平行な量子化軸を形成 するためには弱い磁界(例えば、IG)が好ましい。 また、希ガスの分極は、光学的にポンピングされたアルカリ金属蒸気を用いた スピン変換によって行うことができる。アルカリ金属蒸気と希ガスのさまざまな 組み合わせが成功したが、例えば高出力のダイオードレーザOPC-A150-7 95-RPPSを用いて87Rb、2P→20のDラインの一つを光学的にポンピン グすることによって、キセノンまたはヘリウム(I=1/2)の分極が成功した 。ルビジウムによって分極された3Heでは、スピン変換速度はかなり遅く、ア ルカリ金属蒸気密度は、3Heのスピン緩和が最小のとき、最大となる。アルカ リ金属は、低温トラップにおいて希ガスから好適に取り除かれる。129Xeでは 、スピン変換は高速化できるが、キセノンはルビジウムに対して非常に脱分極す る。 これまで説明してきた方法に使用するための、過分極が可能なガスを光学的ポ ンピングするための装置を含むMR装置は、本発明のさらに別の局面を構成する 。添付の図2は、本発明の装置の一態様を表す概略図である。前記装置は、前述 の光学装置(2)を備えている。過分極が可能なガスおよび/またはMRイメー ジング剤を光学装置に導入するためにポンプを含む容器(3)が備えられている 。前記光学装置は、過分極されたガスとともにMRイメージング磁石の核分極を もたらしうる自立形分極用磁石(1)で囲まれている。MRイメージング剤は、 送達ライン(5)によって、MRイメージング剤を凝縮するための冷却装置(7 )を介して、被験者(4)に送達される(この分極移動が4He/H2Oシステム を含む場合、冷却装置は省略してもよい)。MRイメージング剤の凝縮および冷 却(必要な場合)に続いて、水またはプラズマ塩溶液を貯蔵部(8)からライン (9)を介して添加してもよい。被験者は、従来型のMRスキャナー(6)内に 置かれる。 本発明の方法において使用される過分極が可能なガスとしては、分極されたM Rイメージング剤から簡単に短時間で分離され得るものが好ましい。沸点が非常 に低く不活性なことから、希ガスが特に有用である。選択されたガスは、過分極 可能半減期が長い(好ましくは、1000秒以上、特に好ましくは4000秒以上、さら に好ましくは8000秒以上である)ことが好ましい。 過分極されたガスは、必要であれば、過分極された状態でさらに長い期間保存 してもよい。これは、前記ガスを非常に低温で、好ましくは冷凍状態で、維持す ることによって達成される。 過分極が可能なガスとMRイメージング剤との分離を容易にするために、前記 2つの組み合わせは、異質系、例えば、MRイメージング剤が常温で固体もしく は液体であることが有利かもしれない。いかなる場合においても、MRイメージ ング剤とガスとの間の拡散距離は、増強のような効果的なオーバーハウザーを達 成するのに十分小さくなければならない。そのため、望ましいことではあるが、 厳密には2つを混合する必要はない。しかしながら、分極移動の間はガス状態の MRイメージング剤を使用することが好ましい。 したがって、さらに別の態様によれば、本発明は、MRイメージング剤の生体 外核分極において過分極されたガスの使用を提供する。前記過分極が可能なガス は、希ガスであることが好ましい。前記MRイメージング剤は水であることが好 ましい。 本発明の方法の一態様において、分極されたMRイメージング剤が常温常圧で 固体でない場合、冷凍状態で保存できると好都合である。希ガスの沸点が非常に 低い場合、分極されたガスまたは液体MRイメージング剤を急冷することによっ て、過分極が可能なガスからの急速な分離が可能となり、冷凍状態でMRイメー ジング剤を提供することができる。一般的には、低温では分極をより長く保持す ることができるため、分極されたMRイメージング剤を、例えば、液体窒素中で 簡単に保存することができる。投与前に、赤外線またはマイクロ波照射等の従来 技術を使用してMRイメージング剤を生理的温度まで急速に加熱してもよい。 分極されたMRイメージング剤は、注目するイメージング核がプロトンである 、生理学的に忍容できる水溶液(例えば、食塩水)であることが特に好ましい。 しかしながら、分極された水であることが特に好ましく、これは、生理学的に忍 容できるものであり、また、担体、賦形剤を用いずに被験者に投与することがで きるものである点で有利である。分極されたMRイメージング剤は、長いT1緩 和時間および/または長いT2緩和時間を有する物質であることが有利である。 一態様によれば、間接的な分極によって所望の効果を達成するために、T1/T 2が長い物質を分極された水に添加してもよい。T1/T2が長いMRイメージ ング剤は、高い蒸気圧で水溶性(例えば、きれいに分割された固体のような非常 に表面積が大きい固体、または塩でもよい)であることが特に好ましい。分極さ れたMRイメージング剤の溶解度は、投与可能な媒体中にどのくらいの速さで溶 解し、続いて投与されるかを決定する。分極寿命が有限である場合、これらのフ ァクターの重要性は明らかである。 本発明のさらに別の局面によれば、投与可能なイメージング剤の製造には、10 0T以上、好ましくは10kT以上、特に30kT以上の有効な核分極を有する分極さ れた水の使用を提供する。 さらに別の局面によれば、本発明は、10Tesla以上、好ましくは20Tesla以上、 特に好ましくは100Tesla以上の有効な核分極を有するMRイメージング剤(例 えば、水)を含む液状の生理学的に許容できるMRイメージング剤組成物を提供 する。 さらに別の局面によれば、本発明は、過分極されたガス、分極された水および 任意に投与可能なMRイメージング剤を含む組成物を提供する。前記MRイメー ジング剤は水溶性であることが好ましい。 さらに別の局面によれば、本発明は、液状の希ガス(例えば、液体ヘリウム) および固体MRイメージング剤もしくはその前駆体を含む組成物を提供する。 さらに別の局面によれば、本発明は、好ましくは水であるMRイメージング剤 と過分極が可能なガスとを、前記過分極が可能なガスのほぼ全部を存在させずに 、被験者に水を投与するための手段とともに含むキットを提供する。好ましい態 様においては、前記キットは過分極が可能なガスと、MRイメージング剤と、前 記過分極が可能なガスのほぼ全部を存在させずに前記イメージング剤を送達する ための手段、この手段は例えば、プランジャーまたは加圧器である、とを含む。 本発明の方法を、MRイメージング剤が有意に分極されている間に行う必要が ある場合、一旦分離が達成された後は、分極されたMRイメージング剤をすばや く投与し、その後短時間でMR測定を行うことが望ましい。これは、試料(例え ば、体もしくは臓器)を、分極が行われる場所に近づける必要があることを意味 する。分極されたMRイメージング剤の好ましい投与径路は、非経口であり、例 えば、ボラス注射、静脈注射もしくは動脈注射である。または、肺をイメージン グする場合、噴霧、例えば、エアゾールスプレーである。 本発明の方法の分離工程は、過分極が可能なガスのほぼ全部を組成物から、で きるだけ急速に除去する(もしくは少なくとも生理学的に忍容できるレベルまで 減らす)ことを目的としている。希ガスの費用を考慮して、必要であれば、ガス を再使用してもよい。過分極が可能なガスおよびMRイメージング剤の急速かつ 効果的な分離を行うために、従来技術で公知の多くの物理学的および化学的分離 もしくは抽出技術を用いることができる。より好ましい分離技術は、高速で行う ことができる技術であり、特に緩和時間T1内に、例えば1秒未満で、分離を行 い得る技術であることが好ましいのは明らかである。 本発明による方法は、生成された画像に対して、有意な空間的重みづけを付与 しうるという利点を持つ。実際、分極されたMRイメージング剤を試料の選択さ れた部位に投与する(例えば、注射による)ということは、造影効果が、通常、 その部位に局所化されることを意味する。これは、もちろん、MRイメージング 剤が有意に分極されている時間の生体内分布の程度次第である。一般に、特定の 体のボリューム(すなわち、注目する部位)は、これらのボリューム中における 、得られた画像の改善された信号ノイズ特性によって定義できる。MRイメージ ング核がプロトン以外(例えば、13C)である場合、バックグラウンドの強度( 無視し得る程度の自然に存在する13Cの量)からの干渉は本質的になく、画像コ ントラストは有利に高くなる。 一態様において、試料(例えば、生体)の「本来の画像(native image)」(す なわち、MRイメージング剤の投与前に得られたもの、または従来のMR実験と 同様、先行のオーバーハウザー増強なしで投与されたMRイメージング剤のため に得られたもの)を生成して、本発明の方法において得られた画像をその上に重 ね得る、構造的(例えば、解剖学的)情報を提供することができる。これは、M Rイメージング剤の分極が短時間しか持続しない場合に特に有用である。そのた め測定のタイムスケール内の生体分布が制限される。体内には14Cが少ないため 、14Cがイメージング核である場合には、通常「本来の画像」は入手できない。 この場合、プロトンMRイメージングを行って、14C画像を重ね得る解剖学的情 報を提供できる。 MRイメージング剤は、従来の薬学的もしくは獣医学的担体もしくは助剤を用 いて簡単に調製することができる。本発明によって製造される、または本発明に 基いて使用されるMRイメージング剤製剤は、MRイメージング剤の他に調製助 剤を含み、それは、ヒトもしくは獣医学の薬の中の治療用および診断用組成物と して従来から存在するが、それは、クリーンで、無菌で、常磁性、超常磁性、強 常磁性、フェリ磁性の混入物を含まないだろう。したがって、前記製剤は、例え ば、安定剤、抗酸化剤、浸透圧調製剤、可溶化剤、乳化剤、増粘剤、緩衝液等を 含んでもよい。そのような調製助剤は、いずれも常磁性、超常磁性、強常磁性、 フェリ磁性ではないことが好ましい。前記製剤は、非経口(例えば、静脈経由、 動脈経由)投与または経腸(例えば、経口もしくは直腸)投与、例えば、外部放 出管を持つ体腔(例えば、肺、胃腸管、膀胱および子宮)には直接投与され、ま たは心血管系には注射もしくは注入によって投与されるのに好適な形態とするこ とができる。しかしながら、生理学的に忍容できる担体(例えば、水)中の溶液 、懸濁液、分散液であることが通常好ましい。 生体内イメージングに使用するために、好ましくはほぼ等張の前記製剤を1μ M〜10mMの濃度のMRイメージング剤を産出するのに十分な濃度(またはMR イメージング剤が水である場合はより高い)で簡単に投与できる。物質はイメー ジングゾーンにある。しかしながら、正確な濃度と用量は、もちろん毒性、MR イメージング剤の臓器標的能、投与径路等のファクターの範囲によって決まる。 MRイメージング剤の最適濃度は、様々なファクターのバランスを表す。通常、 最適濃度は、たいていの場合、0.1〜100mM(またはMRイメージング剤 が水の場合もっと高い)、特に0.2〜10mM、さらに特に0.5〜5mMの 範囲にある。経静脈投与または経動脈投与用製剤は、MRイメージング剤を10 〜1000mMの濃度(またはMRイメージング剤が水の場合もっと高い)、特に 50〜500mMの濃度で含むことが好ましい。ボラス注射の場合、その濃度は 0.1mM〜56Mであればよいが、好ましくは0.2mM〜10Mが、さらに 好ましくは0.5mM〜1M、特に好ましくは1.0mM〜100mM、さらに もっと好ましくは5〜25mM、さらには6〜15mMが好ましい。 非経口投与形態では、もちろん無菌でなければならず、生理学的に受け入れら れない物質、および常磁性、超常磁性、強常磁性、フェリ磁性の混入物を含まな いことが好ましい。そして、投与時の不快感または他の有害作用を最小限にする ために低浸透圧にすべきであり、したがって、前記製剤は、等張または僅かに高 調であることが好ましい。好適な媒体に、塩化ナトリウム溶液、リンゲル溶液、 ブドウ糖溶液、ブドウ糖と塩化ナトリウムの溶液、ラクトリンゲル溶液およびレ ミントン ファーマスーティカル サイエンス15版、イーストン:マック出版( Remington's Pharmaceutical Sciences,15thed.,Easton:Mack Publishing Co. ,1405-1412、1461-1487(1975))やザ ナショナル フォーミュラリーXIV、14版 、ワシントン アメリカンファーマスーティカルアソシエーション(The National Formulary XIV,14th ed.Washington:American Pharmaceutical Associati on)(1975)に記載の他の溶液等の非経口用溶液の投与に従来使用されていた水性 媒体が含まれる。凝固点より少し高温の飽和塩溶液を、MRイメージング剤(例 えば、水)を分極が起こる温度より低温に冷却するために使用できるので、その ような飽和溶液も本発明の別の局面を構成する。前記組成物は、保存剤、抗菌剤 、緩衝剤および抗酸化剤等を含んでもよい。それらはMRイメージング剤と適合 性があり、製品の製造、保存または使用を妨げない非経口溶液、賦形剤および他 の添加剤に従来使用されていた。 MRイメージング剤を注射する場合、連続した投与部位に同時に注射できると 、緩和によって分極が消失する前に血管枝の大部分をイメージングすることがで きるので好都合である。経動脈注射は、血管造影図を作成するのに有用であり、 経静脈注射は、大きな動脈と血管枝をイメージングするのに有用である。 本発明の方法において使用されるMRイメージング剤の量は、使用されるMR イメージング剤、注目する組織もしくは臓器、および測定装置の正確な性質によ って変わる。前記用量は、造影効果を検出できる範囲で、できるだけ低くするこ とが好ましい。 MRイメージング剤を被験者に投与した後、MR信号を検出するための処理は 、従来のMRスキャニングにより公知である。高速画像シーケンス、例えば、E PI、RAREまたはFSE等を使用することが有利である。好ましい画像シー ケンスは、動きに感受性があるエコープラナー画像(EPI)か、RARE,も しくはスパイラルスキャンであることが好ましい。 本発明の方法は、可変性診断用ツールを提供する。水等のMRイメージング剤 を鼠径部に注射する場合、注射後4〜5秒で画像を得ることができる。水の希釈 (特に肺において)によって、分極の有効時間が60秒以下にまで減少する。心 臓血管(冠状動脈)または脳をイメージングし、心臓の愁訴(例えば、凝血もし くは心筋疾患)、脳腫瘍もしくは血管/脳関門の破壊を診断することが可能であ る。したがって、本発明は、潅流剤としての水の利用を提供する。 以下実施例を用いて本発明をさらに説明するが、限定する目的ではない。実施例1 (1)肺組織において1atmでヘリウムを使用して生成したHe画像、(2) 過分極されたH2を使用して生成した13C画像、(3)「標準」コントラスト増 強プロトン画像における予測されたSNRを比較するために、実験を行った。計 算は、すべてナイコムド イノベーション(マルメ、スウェーデン)(Nycomed In novation in Malmo Sweden)が開発したMRIシミュレーションソフトウェアを 使用して行った。計算処理は、k-空間フォーマリズム(ピーターソンら、マグ ネティック リソナンス イメージング)(Peterson et al.,1993,Mag.Res Ima ging、11:557-568)およびMRIにおける画像形成の多次元描出(ピーターソン ら、マグネティック リソナンス イメージング)(Peterson et al.,1997,Mag .Res Imaging、15:451-467)に基いて行った。 図5の数学的に定義されたファントムに全ての計算を入力した。13Cはボラス 形状であると仮定し、磁化の大きさを水素に用いられる大きさの5倍に高めた。 50%過分極を仮定し、濃度を45.0mMとした。13Cの緩和時間をT1=1 00秒、T2=2秒とした。プロトン緩和時間を1.5Tで見い出されたものと する。造影剤を含有する血液は、ボラストラッキング技術を利用したときに見い 出された緩和時間を使用する。肺内にガスが存在しているとき、過分極されたヘ リウムを1atmのガス形状であると仮定し、その緩和時間はバカートら、マグネ ティック リソナンス イン メディシン(Bachert et al.Magn.Res.in Medici ne、36:192-196(1996))にもとづいて選択した。 T2(T2*)が短いのは、拡散係数(D≒2cm2-1)が高いためである 。ヘリウムの磁化の大きさを水素を使用した場合の16倍に高めた。50%過分 極を仮定し、その濃度を45.0mMとした。 2つの異なるパルスシーケンスを使用した。高速グラジエントエコーシーケン ス、FLASHを使用して水素画像とヘリウム画像を生成した。水素パルスシー ケンスパラメータをTR/TE/α=8ms/2ms/30°と、またヘリウムパル スシーケンスを8ms/2ms/3°とした。このように、画像処理時において、 ヘリウム磁化の増強ゲインが分割される。 RASE(高速スピンエコー)シーケンスを使用して13C画像を生成した。ゲ ーティングを使用して心臓をイメージングするときに見出される状況をシミュレ ーションするために、8つのインターリーブを使用した。ヘリウム磁化、すなわ ち新しい磁化なしと同様の振舞いをした13C磁化が、画像処理中にT1緩和のた めに生成された。計算において、13Cをボラス形状に作成し、パルスシーケンス のインターリーブ間で、励起された磁化を新しい磁化と置換した。静的目的物を イメージングする場合、前記シーケンスは、(T2値が長いため)信号振幅のロス なしに、シングルショットシーケンスとして行うことができた。結果 水素 プロトン画像(図6)には、ヘリウムおよび13Cは現れない。血液および造影 剤からの信号は明るく見える。短いTRおよび比較的高いフリップ角は画像を強 くT1加重にした。造影剤を含まない筋肉および血液は暗く見える。ROIの信 号振幅は129、SNR=107であった。 ヘリウム He画像(図7)には、プロトンおよび13Cは現れない。ヘリウムからの信号 は明るく見え、他の組織の背景は存在しない。短いTRおよび比較的低いフリッ プ角が、正常プロトンイメージングにおいてスピン密度画像であると考えられる 画像を生成した。ROIの信号振幅は347、SNR=289であった。 炭素−13 13C画像(図8)には、プロトンおよびヘリウムは現れない。13Cからの信号 は明るく見え、他の組織の背景は存在しない。選択されたRAREシーケンスは 、T2加重であると考えられる。マルチショット技術を用いて画像を生成したが 、シングルショットの場合も同じ信号振幅となったであろう(T2値が長いため) 。ROIの信号振幅は2605、SNR=1737であった。 結論 生成された信号振幅およびSNR値は、肺のイメージングにおける造影剤とし て既に認識されているヘリウムの利用を示す。もし、ガスが血液中に溶解すれば 、信号振幅は著明に低下するだろう(マーチンら、ジャーナル オフ マグネティ ック リソナンス イメージング(Martin et al.,J.Mag.Res.Imaging、1997,7 ,848-851)。前記13C画像は、濃縮水素の分極が適当な有機分子の13C原子に移 動した場合には、高いSNRで画像が得られることを示している。T1およびT 2が長いため、近代的な高速シングルショットシーケンスを使用してもよい。前 記13C液体がボラスとして振る舞うときは、静脈注射で投与されたとしても、T 1が長いため、信号振幅における大きなロスなしに心臓に到達することができる だろう。実施例2 過分極されたガスからの分極の移動による、溶液中の造影剤の13C信号の有意 な増強を証明するために、実験を行った。 pH12の1M K2 13CO3水溶液0.1mlを圧力NMR試験管の底部で冷 凍させる。その試料から酸素を取り除き、試験管に対して、冷凍−ポンピング− 解凍サイクルを数回施した。前記NMR管を液体窒素デュアー瓶内に保持した。 0.1mlの固体の、過分極された129Xeを凍結カーボネート溶液上で冷凍さ せる。前記試験管を密閉し、2相が液体として混合するまで加熱した。13C N MRスペクトルを記録し、熱平衡信号を用いて規格化した。 この実験によって、注射およびMRイメージングに適した、溶液中の13Cで標 識された造影剤の有意な増強が証明された。実施例3 固体造影剤への分極の移動が有利であることを証明するために実験を行う。分 極工程後、固体造影剤を水に溶解させ、信号の有意な増強を測定する。 微粒子である0.1gのK2 13CO3を容器にいれる。0.1mlの過分極され た129Xeをカーボネート粒子(吸着されている)上で冷凍する。温度をゆっく りと上げ、129Xeを液体状態にし、短時間保持した。クロス分極工程の後、水 1mlを添加し、その溶液をNMR試験管に移す。13C NMRスペクトルをす ぐに記録し、カーボネート信号を熱平衡信号によって規格化する。 この実験によって、固体としての13Cで標識された造影剤の有意な増強と、注 射およびさらにMRイメージングに好適な製剤中の造影剤の溶解が証明された。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月31日(1998.12.31) 【補正内容】 (1)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した明細書翻訳文の 第1頁21行目『OMRI増強剤は、特に、』〜2頁18行目『都合よく分離さ れる。』を、以下のように補正します。 OMRI増強剤は、特に、WO-A-88/10419(ハフスランド ナイコムド イノベー ション エービー(Hafslund Nycomed Innovation AB)、WO-A-90/00904(ハフスラ ンド ナイコムド イノベーション エービー)、WO-A-91/12024(ナイコムド イノ ベーション エービー)およびWO-A-93/02711(ハフスランド ナイコムド イノべ ーション エービー)に報告されている。これまで報告されてきたOMRI増強 剤の大半はラジカル(例えば、有機フリーラジカル)であったが、固有の不安定 性と毒性から、生体内での使用は制限されている。生体外ですぐれたESR増強 ファクターを付与することがわかっているラジカルでも、その生理学的不適合性 から診断に使用できないことが多い。したがって、より柔軟性のある、すなわち 、生理学的ファクターによる制限のより少ない、改善されたOMRI法が求めら れている。 US-A-5545396(アルバート(Albert))は、過分極された核スピンを有する希ガス (例えば、129Xeまたは3He)を肺に吸入させ、そこでの空間分布の表象を生 成する生体内MR画像法を開示している。アルバートは、ジャーナル オフ マグ ネチック リソナンス(J.Mag.Res.、1996:Blll,204-207)の中で、過分極さ れた129Xeを用いた人間の口腔のMRイメージングも報告している。もちろん 、アルバートによって開示された技術は、吸入以外の投与径路には適さず、した がって、MRイメージングでの使用には限界がある。その使用に関しては、希ガ スの生体内投与に関する生理学的問題もある。 リサーチ開示(Research Disclosure)No.348,1993,242頁は、遊離基の電 子常磁性共鳴を正しい条件のもとで照射してNMR信号を増強させるオーバーハ ウザー増強MRI画像化技術を開示している。 本発明は、OMRI増強剤の全部、またはほぼ全部を試料に投与しないでもよ い、試料に対するMRIの方法であって、かつ、それでも尚望ましいオーバーハ ウザー増強造影効果を達成する試料のMRIの方法に基づく。前記方法は、MR イメージング剤の選択された核の、過分極されたガスによる生体外動的核分極に 依存し、後者は、分極されたMRイメージング剤を試料(例えば、被験者)へ投 与する前にMRイメージング剤から都合よく分離される。 (2)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した明細書翻訳文の 第3頁12行目『アルカリ金属蒸気も』〜3頁16行目『すべてのガスを含む。 』を、以下のように補正します。 アルカリ金属蒸気も用いることができ、例えば、Na、K、Rb、Caの蒸気 を使用できる。前記ガスの混合物を使用することもできる。本発明の方法の一態 様によれば、過分極が可能なガスを液体の形態で使用することができる。過分極 が可能なガスという語は、ゼロでない核スピンを有するすべてのガスを含む。 (3)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した明細書翻訳文の 第5頁4行目『都合のよいことに』〜6頁21行目『投与してもよいことである 。』を、以下のように補正します。 都合のよいことに、一旦分極されたMRイメージング剤は、快適なタイムスパ ンでイメージング処理を可能とするのに十分な長い時間その状態を持続する。投 与可能な形状で有意な過分極がMRイメージング剤によって、1秒以上、好まし くは60秒以上、より好ましくは100秒以上、さらに好ましくは1000秒以 上持続することが好ましい。固体MRイメージング剤(例えば、13C濃縮固体) のバルク相でのT1は数時間である。もっともこれは粒径を小さくすることによっ て減少することもある。前記分極されたMRイメージング剤を調製し、投与する 前に保存することができる点が特に有利である。 MRイメージング剤は、ガス、液体、固体のいずれでもよいが、分極移動の間 は、MRイメージング剤はガス状であることが好ましい。1つの特に好ましい気 体MRイメージング剤は、過分極が可能なガス(例えば、129Xe、3Heもしく は4He)と高温でよい具合に混合され、蒸気状態を維持する水蒸気である。一 般的には、この特別な態様のガス混合物は、密度が高い程、水蒸気への分極移動 が速くなるため、通常約300000パスカル(3気圧)以上、好ましくは約3000000 パスカル(30気圧)以上、さらに好ましくは約30000000パスカル(300気圧 )以上の圧力下でガス混合物を保持することが望ましい。間接的な分極移動は、 中間ガス媒体、例えば、水蒸気を介して達成してもよい。中間ガス媒体が水蒸気 である場合、分極しながら、液体水に変換され、それが分極を移動させるMRイ メージング剤を投与するための媒体として使用されることが有利である(例えば 、MRイメージング剤は、水に素早く溶解し、かつT1緩和時間が長いものでも よい)。 MRイメージング剤がガス状態で分極される場合、(過分極されたガスからの 分離および投与の目的のために)それを短時間で液体もしくは固体に変換できる と便利である。したがって、MRイメージング剤として水蒸気を使用する場合、 分極された水を凝縮するためには急冷が望ましい。したがって、ガス混合物に対 する高圧および高温を除去すると、分極された水は急冷され、凝縮する。例えば 、分極されたMRイメージング剤を投与するための媒体としての機能を都合よく 果たす低温飽和塩溶液(例えば、−15℃のリンゲル溶液)、または他の冷却剤を 添加することによって、さらに急冷することができる。さらに、例えば、分極さ れたMRイメージング剤を投与する前に低温表面に接触させる等によって冷却す ることもできる。投与は、分極されたMRイメージング剤の緩和時間T1の間に なされることが必要であり、通常、温度/圧力低下の3秒以内になされなければ ならない。 驚くべきことに、本発明の一態様によれば、水蒸気を使用することによって、 103Tesla(理論的最大分極の1%)の磁界に曝すのと等しい水プロトンの高分 極が起こる。さらに、その効果は、状況次第では、数秒間、通常30〜40秒間 持続する。水蒸気は、過分極が可能なガスに過分極前に添加してもよく、また、 好適なチャンバー内で水と過分極が可能なガス混合物を加熱することによって、 その場で生成させてもよい。後者の場合、不活性希ガスが特に有利である。使用 する水蒸気の体積は通常5リットル以上、好ましくは10リットル以上、特に好 ましくは15リットル以上、さらに特に好ましくは24リットル以上である。実 用的には、必要とされる希ガスの濃度は、比較的低く、例えば、数百パスカル( 数Torr)である。前記ガスが核磁気のみを有するものである場合、その圧力 は、300000パスカル(3気圧)以上でなければならず、また、3000000パスカル (30気圧)以上であることが好ましく、30000000パスカル(300気圧)以上 であることがさらに好ましい。 過分極された希ガスの投与に関する従来技術のMR方法に対する本発明のさら に別の利点は、分極されたMRイメージング剤を(単独もしくはさらに別の化合 物と組み合わせて)、液体状態で投与してもよいことである。 (4)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した明細書翻訳文の 第10頁1行目『しかしながら、』〜10頁29行目『非常に脱分極する。』を 、以下のように補正します。 しかしながら、シャーラーL.D.ら(Schearer,L.D.et al.)は、フィジクス レビュー(Phys.Rev.、42(1990))において、D0ラインが偏光および伝播の異 なる2つのレーザー光線の組合わせによって、ほぼ100%の分極をもたらすこ とを示した(図4参照)。D0ラインは、他の2つのもの(図3参照)から十分に離 れているので、非単一モードレーザーを使用して装置を簡素化することができる 。 図1は、ヘリウムを直接ポンピングするのに好適な光学装置の概略図を示す。 ダイオードレーザー(1)から発光された光は、焦点距離コリメータレンズ(2 )によって、ヘリウムセル(3)の長さとほぼ一致するようにコリメートされる 。レーザー自身は、縦方向モードで50mW出力を有するSDL-6702-H1 In GaAsダイオードレーザーであってもよいし、ハイパワーランプポンピングL NAレーザであってもよい。前記ヘリウムセルは、窓を備えているため、レーザ ー照射が出入りすることができる。セル前面の4分の1波長プレート(4)は、 最初は直線偏光であるレーザ光線から、円偏光された光を生成するために使用さ れる。 ここで、正しい遷移を選択するためには、レーザーを慎重に配向しなければなら ない。特定の状況においては、共鳴照射の微細な構造もしくは超微細な構造の成 分のいくらかを除去することができるフィルター(5)を使用することが望まし いかもしれない。ポンピング光(6)の伝播方向に平行な量子化軸を形成するた めには弱い磁界(例えば、1×10-4Tesla(1G))が好ましい。 また、希ガスの分極は、光学的にポンピングされたアルカリ金属蒸気を用いた スピン変換によって行うことができる。アルカリ金属蒸気と希ガスのさまざまな 組み合わせが成功したが、例えば高出力のダイオードレーザOPC-A150-7 95-RPPSを用いて87Rb、2P→20のDラインの一つを光学的にポンピン グすることによって、キセノンまたはヘリウム(I=1/2)の分極が成功した 。ルビジウムによって分極された3Heでは、スピン変換速度はかなり遅く、ア ルカリ金属蒸気密度は、3Heのスピン緩和が最小のとき、最大となる。アルカ リ金属は、低温トラップにおいて希ガスから好適に取り除かれる。129Xeでは 、スピン変換は高速化できるが、キセノンはルビジウムに対して非常に脱分極す る。 【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月16日(1999.3.16) 【補正内容】 (1)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した明細書翻訳文の 第2頁19行目『したがって』〜3ページ12行目『さらに好ましい』を、以下 のように補正します。 したがって、本発明の一局面によれば、試料、好ましくはヒトまたはヒト以外 の動物の体(例えば、哺乳類、爬虫類もしくは鳥類の体)の磁気共鳴診断の方法 を提供する。前記方法は、 (i)MRイメージング剤を導入する前、途中または後に、過分極が可能なガスを 過分極させ、それによって前記MRイメージング剤の核分極を引き起こし、 (ii)任意に(工程(i)と同時または工程(i)の後に)MRイメージング剤を均一な 磁界(例えば、イメージング装置の一次磁界B0、または弱い磁界、例えば、1 ×10-4Tesla(1ガウス)以上)に曝し、 (iii)前記MRイメージング剤から、前記過分極が可能なガスの全部、ほぼ全部 または一部を分離し、 (iv)前記MRイメージング剤を前記試料に投与し、 (v)前記試料を、前記MRイメージング剤中のMRイメージング核の核スピン遷 移を励起させるために選択した波長の照射にさらし、 (vi)前記試料中の前記MRイメージング剤からの磁気共鳴信号を検知し、 (vii)任意に、画像もしくは生物学的関数データまたは動的フローデータを前記 検知信号から生成する工程を含む。 過分極が可能なガスとは、ゼロでないスピン角モーメントを有するガスであっ て、励起された電子状態へ電子を移動させ、その後基底状態へ減衰させることが できるガスを意味する。光学的ポンピングによる遷移と光のヘリシティーによっ て、正または負のスピン過分極を達成できる(最高100%)。本発明の方法にお ける使用に好適なガスの例としては、希ガスであるHe(例えば、3Heまたは4 He)、Ne、Ar、KrおよびXe(例えば、129Xe)が挙げられる。He、 NeまたはXeが好ましく、He、特に3Heがさらに好ましい。 (2)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した明細書翻訳文の 第11頁22行目『過分極が可能な』〜12頁17行目『であることが有利であ る。』を、以下のように補正します。 過分極が可能なガスとMRイメージング剤との分離を容易にするために、前記 2つの組み合わせは、異質系、例えば、MRイメージング剤が常温で固体もしく は液体であることが有利かもしれない。いかなる場合においても、MRイメージ ング剤とガスの間の分散距離は、増強のような効果的なオーバーハウザーを達成 するのに十分小さくなければならない。そのため、望ましいにもかかわらず、厳 密には2つを混合する必要はない。しかしながら、分極移動の間はガス状態のM Rイメージング剤を使用することが好ましい。 したがって、さらに別の態様によれば、本発明は、MRイメージング剤の生体 外核分極において過分極されたガスの使用を提供する。その使用においては、前 記MRイメージング剤を被験者に投与する前に、前記過分極が可能なガスの全部 、ほぼ全部、もしくは一部を前記イメージング剤から続いて分離する。前記過分 極が可能なガスは、希ガスであることが好ましい。前記MRイメージング剤は水 であることが好ましい。 本発明の方法の一態様において、分極されたMRイメージング剤が常温常圧で 固体でない場合、冷凍状態で保存できると好都合である。希ガスの沸点が非常に 低い場合、分極されたガスまたは液体MRイメージング剤を急冷することによっ て、過分極が可能なガスから急速な分離が可能となり、冷凍状態でMRイメージ ング剤を提供することができる。一般的には、低温で分極をより長く保持するこ とができ、そのため分極されたMRイメージング剤を、例えば、液体窒素中で都 合よく保存することができる。投与前に、赤外線またはマイクロ波照射等の従来 技術を使用してMRイメージング剤を急速に加熱してもよい。 分極されたMRイメージング剤は、注目するイメージング核がプロトンである 、生理学的に忍容できる水溶液(例えば、食塩水)であることが特に好ましい。 しかしながら、分極された水であることが特に好ましく、生理学的に忍容できる ものであり、また、担体、賦形剤を用いずに被験者に投与することができるもの で ある点で有利である。分極されたMRイメージング剤は、長いT1緩和時間およ び/または長いT2緩和時間を有する物質であることが有利である。 (3)特許法第184条の5第1項の規定による書面に添付した請求の範囲の翻 訳文を、以下のように補正します。 請求の範囲 1.試料の磁気共鳴イメージングの方法であって、前記方法は、 (i)MRイメージング剤を導入する前、途中または後に、過分極が可能なガスを 過分極させ、それによって前記MRイメージング剤の核分極を引き起こし、 (ii)任意に(工程(i)と同時または工程(i)の後に)MRイメージング剤を均一な 磁界に曝し、 (iii)前記MRイメージング剤から、前記過分極が可能なガスの全部、ほぼ全部 または一部を分離し、 (iv)前記MRイメージング剤を前記試料に投与し、 (v)前記試料を、前記MRイメージング剤中のMRイメージング核の核スピン遷 移を励起させるために選択した波長の照射に曝し、 (vi)前記試料中の前記MRイメージング剤から磁気共鳴信号を検知し、 (vii)任意に、画像もしくは生物学的関数データまたは動的フローデータを前記 検知信号から生成する工程を含む方法。 2.工程(ii)が任意でない請求項1に記載の方法。 3.前記MRイメージング剤が請求項1の分極工程(i)の間、ガス状である前記 請求項のいずれかに記載の方法。 4.前記過分極が可能なガスが希ガスである前記請求項のいずれかに記載の方法 。 5.前記過分極が可能なガスが、請求項1の分極工程(i)の間、液体または固体 の形態である前記請求項のいずれかに記載の方法。 6.前記過分極が可能なガスが、請求項1の分極工程(i)の間、ガス状である請 求項1ないし4のいずれかに記載の方法。 7.前記過分極が可能なガスが、3Heまたは129Xeである前記請求項のいずれ かに記載の方法。 8.前記MRイメージング剤が水溶性である前記請求項のいずれかに記載の方法 。 9.前記MRイメージング剤が水である前記請求項のいずれかに記載の方法。 10.前記MRイメージング剤が請求項1の分極工程(i)の間、水蒸気の形態で ある請求項9に記載の方法。 11.分極された水蒸気が急冷される請求項10に記載の方法。 12.前記分極された水蒸気が、低温飽和塩溶液を添加することによって急冷さ れる請求項11に記載の方法。 13.前記MRイメージング剤が、19F、13C、31Pおよびナトリウムから選択 される1以上の核を含む請求項1ないし8のいずれかに記載の方法。 14.MRイメージング剤の生体外分極における過分極されたガスの使用であっ て、前記イメージング剤を被験者に投与する前に前記過分極が可能なガスの全部 、ほぼ全部または一部を続いて前記イメージング剤から分離する過分極が可能な ガスの使用。 15.前記MRイメージング剤が水蒸気である請求項14に記載の使用。 16.分極された水および過分極が可能なガスを含む組成物。 17.前記過分極が可能なガスが過分極されている請求項16に記載の組成物。 18.前記過分極が可能なガスが希ガスである請求項16または17に記載の組 成物。 19.前記水が水蒸気の形態である請求項16、17または18のいずれかに記 載の組成物。 【手続補正書】 【提出日】平成11年9月9日(1999.9.9) 【補正内容】 請求の範囲 1.試料の磁気共鳴イメージングの方法であって、前記方法は、 (i)MRイメージング剤を導入する前、途中または後に、過分極が可能なガスを 過分極させ、それによって前記MRイメージング剤の核分極を引き起こし、前記 過分極が可能なガスは希ガスであり、前記MRイメージング剤は前記過分極が可 能なガスとは異なる化学種であり、 (ii)任意に(工程(i)と同時または後に)MRイメージング剤を均一な磁界に曝 し、 (iii)前記MRイメージング剤から、前記過分極が可能なガスの全部、ほぼ全部 または一部を分離し、 (iv)前記MRイメージング剤を前記試料に投与し、 (v)前記試料を、前記MRイメージング剤中のMRイメージング核の核スピン遷 移を励起させるために選択した波長の照射に曝し、 (vi)前記試料中の前記MRイメージング剤から磁気共鳴信号を検知し、 (vii)任意に、画像もしくは生物学的関数データまたは動的フローデータを前記 検知信号から生成する工程を含む方法。 2.工程(ii)が任意でない請求項1に記載の方法。 3.前記MRイメージング剤が請求項1の分極工程(i)の間、ガス状である前記 請求項のいずれかに記載の方法。 4.前記過分極が可能なガスが、請求項1の分極工程(i)の間、液体または固体 の形態である前記請求項のいずれかに記載の方法。 5.前記過分極が可能なガスが、請求項1の分極工程(i)の間、ガス状である請 求項1ないし3のいずれかに記載の方法。 6.前記過分極が可能なガスが、3Heまたは129Xeである前記請求項のいずれ かに記載の方法。 7.前記MRイメージング剤が水溶性である前記請求項のいずれかに記載の方法 。 8.前記MRイメージング剤が水である前記請求項のいずれかに記載の方法。 9.前記MRイメージング剤が請求項1の分極工程(i)の間、水蒸気の形態であ る請求項8に記載の方法。 10.分極された水蒸気が急冷される請求項9に記載の方法。 11.前記分極された水蒸気が、低温飽和塩溶液を添加することによって急冷さ れる請求項10に記載の方法。 12.前記MRイメージング剤が、19F、13C、31Pおよびナトリウムからなる 群より選択される1以上の核を含む請求項1ないし7のいずれかに記載の方法。 13.MRイメージング剤の生体外分極における過分極されたガスの使用であっ て、前記イメージング剤を被験者に投与する前に前記過分極が可能なガスの全部 、ほぼ全部または一部を続いて前記イメージング剤から分離し、前記過分極が可 能なガスは希ガスであり、前記MRイメージング剤は前記過分極が可能なガスと は異なる化学種である過分極されたガスの使用。 14.前記MRイメージング剤が水蒸気である請求項13に記載の使用。 15.分極された水および過分極が可能なガスを含む組成物。 16.前記過分極が可能なガスが過分極されている請求項15に記載の組成物。 17.前記過分極が可能なガスが希ガスである請求項15または16に記載の組 成物。 18.前記水が水蒸気の形態である請求項15、16または17のいずれかに記 載の組成物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (31)優先権主張番号 9725364.5 (32)優先日 平成9年11月28日(1997.11.28) (33)優先権主張国 イギリス(GB) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,UZ,V N,YU,ZW (72)発明者 アクセルソン、オスカー スウェーデン、エス―205 12 マルモ、 イデオン―マルモ、ナイコムド イノベイ ション エービー (72)発明者 ゴルマン,クレース スウェーデン、エス―205 12 マルモ、 イデオン―マルモ、ナイコムド イノベイ ション エービー (72)発明者 ハンソン、ゲオルグ スウェーデン、エス―205 12 マルモ、 イデオン―マルモ、ナイコムド イノベイ ション エービー (72)発明者 リューンバッハ、アイビー デンマーク、ディーケー―2791、ドラゴー ア、セント マグレビー ストランドヴェ ジュ 5 (72)発明者 ピーターソン、ステファン スウェーデン、エス―205 12 マルモ、 イデオン―マルモ、ナイコムド イノベイ ション エービー (72)発明者 ヴィストランド,ラルス−ゲーラン スウェーデン、エス―205 12 マルモ、 イデオン―マルモ、ナイコムド イノベイ ション エービー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.試料の磁気共鳴イメージングの方法であって、前記方法は、 (i)MRイメージング剤を導入する前、途中または後に、過分極が可能なガスを 過分極させ、それによって前記MRイメージング剤の核分極を引き起こし、 (ii)任意に(同時または後に)MRイメージング剤を均一な磁界に曝し、 (iii)任意に前記MRイメージング剤から、前記過分極が可能なガスの全部、ほ ぼ全部または一部を分離し、 (iv)前記MRイメージング剤を前記試料に投与し、 (v)前記試料を、前記MRイメージング核の核スピン遷移を励起させるために選 択した波長の照射に曝し、 (vi)前記試料からの磁気共鳴信号を検知し、 (vii)任意に、画像もしくは生物学的関数データまたは動的フローデータを前記 検知信号から生成する工程を含む方法。 2.工程(iii)が任意でない請求項1に記載の方法。 3.工程(ii)が任意でない請求項1または2に記載の方法。 4.前記MRイメージング剤が分極移動の間、ガス状である前記請求項のいずれ かに記載の方法。 5.前記過分極が可能なガスが希ガスである前記請求項のいずれかに記載の方法 。 6.前記過分極が可能なガスが、分極移動の間、液体または固体の形態である前 記請求項のいずれかに記載の方法。 7.前記過分極が可能なガスが、分極移動の間、ガス状である請求項1ないし5 のいずれかに記載の方法。 8.前記過分極が可能なガスが、3Heまたは129Xeである前記請求項のいずれ かに記載の方法。 9.前記MRイメージング剤が水溶性である前記請求項のいずれかに記載の方法 。 10.前記MRイメージング剤が水である前記請求項のいずれかに記載の方法。 11.前記MRイメージング剤が分極移動の間、水蒸気の形態である請求項10 に記載の方法。 12.分極された水蒸気が急冷される請求項11に記載の方法。 13.前記分極された水蒸気が、低温飽和塩溶液を添加することによって急冷さ れる請求項12に記載の方法。 14.前記MRイメージング剤が、19F、13C、31Pおよびナトリウムから選択 される1以上の核を含む請求項1ないし9のいずれかに記載の方法。 15.MRイメージング剤の生体外分極における過分極されたガスの使用。 16.前記MRイメージング剤が水蒸気である請求項15に記載の使用。 17.分極された水および過分極が可能なガスを含む組成物。 18.前記過分極が可能なガスが過分極されている請求項17に記載の組成物。 19.前記過分極が可能なガスが希ガスである請求項17または18に記載の組 成物。 20.前記水が水蒸気の形態である請求項17、18または19のいずれかに記 載の組成物。
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