JP2001513454A - レンチソケット用磁気的保持付属装置 - Google Patents
レンチソケット用磁気的保持付属装置Info
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- JP2001513454A JP2001513454A JP2000507091A JP2000507091A JP2001513454A JP 2001513454 A JP2001513454 A JP 2001513454A JP 2000507091 A JP2000507091 A JP 2000507091A JP 2000507091 A JP2000507091 A JP 2000507091A JP 2001513454 A JP2001513454 A JP 2001513454A
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- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
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- B25B23/00—Details of, or accessories for, spanners, wrenches, screwdrivers
- B25B23/02—Arrangements for handling screws or nuts
- B25B23/08—Arrangements for handling screws or nuts for holding or positioning screw or nut prior to or during its rotation
- B25B23/12—Arrangements for handling screws or nuts for holding or positioning screw or nut prior to or during its rotation using magnetic means
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B25—HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
- B25B—TOOLS OR BENCH DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR, FOR FASTENING, CONNECTING, DISENGAGING OR HOLDING
- B25B13/00—Spanners; Wrenches
- B25B13/02—Spanners; Wrenches with rigid jaws
- B25B13/06—Spanners; Wrenches with rigid jaws of socket type
Abstract
(57)【要約】
レンチソケット（１２）用の付属装置（１０）は、ソケット（１２）のくぼみ（１４）内にすべり嵌めされているほぼ円筒形状で非磁性体の圧縮可能なディスク（２６）に固定されたほぼ円筒形状のマグネット（３２）を備えている。より詳しくは、マグネット（３２）は、ディスク（２６）の温度がディスク（２６）の材料が撓むおよび伸びることができる温度に上昇した時に、ディスク（２６）に形成された凹部（４６）内に挿入される。付属装置（１０）は、ソケット（１２）を変更することなく全てのソケット（１２）内に取り外し可能に挿入でき、締結装置（１６）を磁力により保持する。その時、ソケット（１２）あるいは締結装置（１６）は、磁化されず、締結位置の周囲の金属に有害に引き付けられない。
Description
【０００１】
本発明は、一般に、締結装置を最初に保持するための工具用の付属装置に係り
、特に、その中に入れられた締結装置を最初に保持するためのレンチソケット用
の付属装置及びそれらの製造方法に関するものである。
、特に、その中に入れられた締結装置を最初に保持するためのレンチソケット用
の付属装置及びそれらの製造方法に関するものである。
【０００２】
締結装置を取り付ける時、しばしば、締結が始まるまでの間、締結装置を工具
に保持することが望まれる。たいてい、一方の手で工具を取り扱っている間に、
もう一方の手により締結装置を工具に対して保持する必要があった。スペースに
制限があるために、締結装置を保持している手と工具自体が、締結装置へアクセ
スすることは、仮に不可能ではないにしろ困難なことであった。更に、手が締結
装置および工具に接近するため、締結装置を工具に対して保持している手を不慮
に怪我する虞がある。このため、締結が始まるまでの間、締結装置を工具に対し
て一時的に固定する方法が当該技術分野において必要とされていた。
に保持することが望まれる。たいてい、一方の手で工具を取り扱っている間に、
もう一方の手により締結装置を工具に対して保持する必要があった。スペースに
制限があるために、締結装置を保持している手と工具自体が、締結装置へアクセ
スすることは、仮に不可能ではないにしろ困難なことであった。更に、手が締結
装置および工具に接近するため、締結装置を工具に対して保持している手を不慮
に怪我する虞がある。このため、締結が始まるまでの間、締結装置を工具に対し
て一時的に固定する方法が当該技術分野において必要とされていた。
【０００３】 従来、締結装置の取付けあるいは取り外しを行う間、締結装置を工具に磁力に
より保持するために、様々な方法が考案されてきた。しかしながら、そのような
従来の方法は欠点を有しているため、当該技術分野におけるその方法の受け入れ
には制限があった。例えば、そのような方法の多くは、締結装置の保持機構を組
み合わせるために、特別に製造された工具および特別に設計された工具が必要と
なる。このため、そのような方法の多くは、締結装置の保持機構が所望するもの
が得られない場合は使用することができない。また、いままで使用していた標準
の工具と共に使用することができない。更に、そのような方法の多くは工具全体
を磁化するため、工具は締結装置を磁力で引き付けるのみならず、締結位置の周
囲の金属も引き付けると共に、工具から締結位置までの通路にある全ての金属を
引き付けてしまう。更に、そのような方法の多くは、複雑であり、複数個の部品
からなる設計であるため、経済的に製造および組み立てをすることができない。
米国特許第5,146,814 号，第5,199,334 号，第5,277,088号 および第5,542,320
号に、従来の方法が有する欠点を克服して大きく進歩したものが示されている。
しかしながら、従来のレンチソケットを変更することなくレンチソケットに対し
て選択的に使用でき、ソケットのくぼみ内に締結装置を固定することができる付
属装置がいまだ必要とされていた。
より保持するために、様々な方法が考案されてきた。しかしながら、そのような
従来の方法は欠点を有しているため、当該技術分野におけるその方法の受け入れ
には制限があった。例えば、そのような方法の多くは、締結装置の保持機構を組
み合わせるために、特別に製造された工具および特別に設計された工具が必要と
なる。このため、そのような方法の多くは、締結装置の保持機構が所望するもの
が得られない場合は使用することができない。また、いままで使用していた標準
の工具と共に使用することができない。更に、そのような方法の多くは工具全体
を磁化するため、工具は締結装置を磁力で引き付けるのみならず、締結位置の周
囲の金属も引き付けると共に、工具から締結位置までの通路にある全ての金属を
引き付けてしまう。更に、そのような方法の多くは、複雑であり、複数個の部品
からなる設計であるため、経済的に製造および組み立てをすることができない。
米国特許第5,146,814 号，第5,199,334 号，第5,277,088号 および第5,542,320
号に、従来の方法が有する欠点を克服して大きく進歩したものが示されている。
しかしながら、従来のレンチソケットを変更することなくレンチソケットに対し
て選択的に使用でき、ソケットのくぼみ内に締結装置を固定することができる付
属装置がいまだ必要とされていた。
【０００４】 このため、本発明の目的は、レンチソケットを変更せずにレンチソケットに使
用でき、ソケットが締結位置へ移動している間、および締結装置の初期締結の間
に、締結装置をくぼみ内に保持するために、締結装置がソケットのくぼみから滑
り落ちることを防ぐことができる新しい付属装置を提供することである。この点
に関して、そのような工具は、締結位置が困難な場所にある物や、効率を上げる
ことが難しい物の組み立てや分解を行う時に特に役に立つ。更に、このような締
結位置が困難な場所にある物の作業を行う時は多くの事故が起こるが、この付属
装置は、作業者が手を怪我する危険性を低くする。即ち、この付属装置を使用し
ない場合、手を用いて締結装置をレンチソケットに保持する必要があった。（こ
の付属装置ではその必要がない）更に、この付属装置は、締結装置を最初のネジ
山に係合させようとするときに、締結装置を保持している指を鋭利なネジ山で切
ってしまう危険性を減らす。同様に、この付属装置を用いれば、身体上の障害や
不具を有する人が、他の方法では行うことが出来ないような締結場所において、
レンチソケットを使用することができるものである。
用でき、ソケットが締結位置へ移動している間、および締結装置の初期締結の間
に、締結装置をくぼみ内に保持するために、締結装置がソケットのくぼみから滑
り落ちることを防ぐことができる新しい付属装置を提供することである。この点
に関して、そのような工具は、締結位置が困難な場所にある物や、効率を上げる
ことが難しい物の組み立てや分解を行う時に特に役に立つ。更に、このような締
結位置が困難な場所にある物の作業を行う時は多くの事故が起こるが、この付属
装置は、作業者が手を怪我する危険性を低くする。即ち、この付属装置を使用し
ない場合、手を用いて締結装置をレンチソケットに保持する必要があった。（こ
の付属装置ではその必要がない）更に、この付属装置は、締結装置を最初のネジ
山に係合させようとするときに、締結装置を保持している指を鋭利なネジ山で切
ってしまう危険性を減らす。同様に、この付属装置を用いれば、身体上の障害や
不具を有する人が、他の方法では行うことが出来ないような締結場所において、
レンチソケットを使用することができるものである。
【０００５】 本発明の更なる目的は、締結装置をソケットのくぼみ内に固定するだけではな
く、ソケットあるいはソケットに固定されている締結装置が締結位置の周囲の金
属に対して好ましくない引力を発生することを防ぐため、ソケットあるいは締結
装置を磁化しない新しい付属装置を提供することである。例えば、ソケットおよ
び締結装置は、それらがエンジンの金属ブロック付近の締結位置へ移動した時に
エンジンの金属ブロックに対して引き付けられることはない。このため、付属装
置は効率および生産性を高めるものである。特に、締結装置は、ソケット内の所
望する位置に固定されると共に、その方向が変わることはない。また／あるいは
、重力によりソケットから外れることがない。従って、締結装置を片手により締
結し始めることが容易になる。この締結装置は、空気圧あるいは電機式スピード
レンチと共に使用する場合に特に有用である。
く、ソケットあるいはソケットに固定されている締結装置が締結位置の周囲の金
属に対して好ましくない引力を発生することを防ぐため、ソケットあるいは締結
装置を磁化しない新しい付属装置を提供することである。例えば、ソケットおよ
び締結装置は、それらがエンジンの金属ブロック付近の締結位置へ移動した時に
エンジンの金属ブロックに対して引き付けられることはない。このため、付属装
置は効率および生産性を高めるものである。特に、締結装置は、ソケット内の所
望する位置に固定されると共に、その方向が変わることはない。また／あるいは
、重力によりソケットから外れることがない。従って、締結装置を片手により締
結し始めることが容易になる。この締結装置は、空気圧あるいは電機式スピード
レンチと共に使用する場合に特に有用である。
【０００６】
驚く程、好適な実施形態における従来のレンチソケットを変更することなくレ
ンチソケットと使用するための挿入式付属装置を提供することによって、上記目
的は、レンチソケットの分野において満たされる。付属装置は、好適な実施形態
においては非磁性体ディスクに固定されたマグネットを有している。マグネット
は、ディスクに形成された凹部内に収容されている。マグネットは、ソケットの
くぼみよりも小さい。ディスクは、ソケットのくぼみ内にすべり嵌めされており
、マグネットをソケットから磁気的に隔離している。
ンチソケットと使用するための挿入式付属装置を提供することによって、上記目
的は、レンチソケットの分野において満たされる。付属装置は、好適な実施形態
においては非磁性体ディスクに固定されたマグネットを有している。マグネット
は、ディスクに形成された凹部内に収容されている。マグネットは、ソケットの
くぼみよりも小さい。ディスクは、ソケットのくぼみ内にすべり嵌めされており
、マグネットをソケットから磁気的に隔離している。
【０００７】 本発明の他の形態では、マグネットは非磁性体ディスクの凹部内に保持されて
いると共に、凹部の側壁が、マグネットのほぼ一定サイズの外周面よりも小さい
部分を有しているため、のりや接着剤を使わずに凹部内に保持できる。
いると共に、凹部の側壁が、マグネットのほぼ一定サイズの外周面よりも小さい
部分を有しているため、のりや接着剤を使わずに凹部内に保持できる。
【０００８】 更に他の形態では、凹部は、凹部より大きいサイズのディスクの中心から軸方
向にオフセットされている。そのため、凹部内に保持されているマグネットは、
バリの少なくとも一部分と係合するものであり、バリの中心穴と同軸上には位置
しない。
向にオフセットされている。そのため、凹部内に保持されているマグネットは、
バリの少なくとも一部分と係合するものであり、バリの中心穴と同軸上には位置
しない。
【０００９】 更に他の形態では、ディスクの温度が、その材料の融解温度および永久変形軟
化をする温度未満で、かつ、その材料がマグネットが挿入される間に十分に撓む
および伸びることができる温度まで上昇している間に、マグネットをディスクに
形成された凹部内に押し込むものである。
化をする温度未満で、かつ、その材料がマグネットが挿入される間に十分に撓む
および伸びることができる温度まで上昇している間に、マグネットをディスクに
形成された凹部内に押し込むものである。
【００１０】 別の形態では、ポケットが、マグネットを収容する凹部の底面から延びて形成
されている。凹部内に閉じ込められた空気は、マグネットが凹部内に押し込めら
れると、ポケットに収容されて圧縮される。それとは別に、あるいは更に、マグ
ネットが凹部内に押し込められることで凹部内に閉じ込められた空気が通気口を
通って凹部から逃げるようにしてもよい。
されている。凹部内に閉じ込められた空気は、マグネットが凹部内に押し込めら
れると、ポケットに収容されて圧縮される。それとは別に、あるいは更に、マグ
ネットが凹部内に押し込められることで凹部内に閉じ込められた空気が通気口を
通って凹部から逃げるようにしてもよい。
【００１１】 他の形態では、マグネットが凹部内に押し入れられた時に、ディスクを外側に
動かすように、マグネットの表面と外周面との間の角部に傾斜が設けられている
。それとは別に、あるいは更に、マグネットが凹部内に押入れられた時に、マグ
ネットとディスクとの間に生じるすべり摩擦力を減少させるために、マグネット
にニッケル等の材料のメッキを施してもよい。最も好ましい形態では、メッキの
材料は、マグネットの錆付きも防止する。
動かすように、マグネットの表面と外周面との間の角部に傾斜が設けられている
。それとは別に、あるいは更に、マグネットが凹部内に押入れられた時に、マグ
ネットとディスクとの間に生じるすべり摩擦力を減少させるために、マグネット
にニッケル等の材料のメッキを施してもよい。最も好ましい形態では、メッキの
材料は、マグネットの錆付きも防止する。
【００１２】 更に他の形態では、複数の付属装置が、ディスクと同じ材料で、ディスクと連
続して形成される一体のストリップにより互いに連結されている。ストリップは
、付属装置の組み立ておよびパッケージ（包装）のために、ディスクを一体に保
持している。しかしながら、使用する時のために、ストリップは、手で壊してそ
れぞれ独立した付属装置に分離することができる。
続して形成される一体のストリップにより互いに連結されている。ストリップは
、付属装置の組み立ておよびパッケージ（包装）のために、ディスクを一体に保
持している。しかしながら、使用する時のために、ストリップは、手で壊してそ
れぞれ独立した付属装置に分離することができる。
【００１３】 更に他の形態では、非磁性体ディスクは、互いに一体に連結された第一および
第二部分を有している。第二部分の外周は第一部分の外周よりも小さく、第二部
分はくぼみとハンドル取付端部との間に位置するソケットの連結通路内に収容さ
れる。
第二部分を有している。第二部分の外周は第一部分の外周よりも小さく、第二部
分はくぼみとハンドル取付端部との間に位置するソケットの連結通路内に収容さ
れる。
【００１４】 本発明は、後述する本発明の実施形態の詳細な説明およびそれに関連した図面
により、より明らかになるものである。
により、より明らかになるものである。
【００１５】
本発明の好適な実施形態における、バリあるいはボルト等の締結装置を工具に
対して一時的に保持あるいは維持するための付属装置が図において参照番号１０
で示されている。最も好ましい形態では、付属装置１０は、レンチソケット１２
である工具と共に使用される。ソケット１２は、標準の設計のものならばどんな
ものでもよい。標準の設計のソケットは、一般に、対応するボルトのヘッドやバ
リ等の締結装置を軸方向にスライド収容可能なサイズで、更に、バリ等の締結装
置がその中で回転することができないようなサイズに形成された複数の周壁を有
するくぼみ１４を備えている。特に、くぼみ１４を形成する周壁１８の径方向の
外方端部は、バリ１６の角部とほぼ等しい径に配置された角部２０で交差（屈曲
）しており、くぼみ１４を形成する周壁１８の径方向の内方端部は、角部２０あ
るいはバリ１６の角部の径よりも小さい径に配置された角部２２において交差（
屈曲）している。くぼみ１４と反対側において、ソケット１２は、従来の全ての
レンチハンドルの係合軸をスライド収容するための非円形状の穴２４が設けられ
たハンドル取付端部を有している。
対して一時的に保持あるいは維持するための付属装置が図において参照番号１０
で示されている。最も好ましい形態では、付属装置１０は、レンチソケット１２
である工具と共に使用される。ソケット１２は、標準の設計のものならばどんな
ものでもよい。標準の設計のソケットは、一般に、対応するボルトのヘッドやバ
リ等の締結装置を軸方向にスライド収容可能なサイズで、更に、バリ等の締結装
置がその中で回転することができないようなサイズに形成された複数の周壁を有
するくぼみ１４を備えている。特に、くぼみ１４を形成する周壁１８の径方向の
外方端部は、バリ１６の角部とほぼ等しい径に配置された角部２０で交差（屈曲
）しており、くぼみ１４を形成する周壁１８の径方向の内方端部は、角部２０あ
るいはバリ１６の角部の径よりも小さい径に配置された角部２２において交差（
屈曲）している。くぼみ１４と反対側において、ソケット１２は、従来の全ての
レンチハンドルの係合軸をスライド収容するための非円形状の穴２４が設けられ
たハンドル取付端部を有している。
【００１６】 更に、幾つかのソケット１２は、くぼみ１４が浅く設計されて製造されたもの
もあり、特に、ソケット１２の長さ方向において穴２４まで伸びていないものも
ある。その場合、くぼみ１４と穴２４との間に連結穴あるいは通路５８が設けら
れる。通路５８は、くぼみ１４よりも小さく、穴２４よりも大きい径を有するも
のならば多くの形状をとることができる。このような連結通路５８を有するタイ
プのソケット１２は、一般に、小さいサイズのソケット１２（すなわち、締結装
置１６を収容するためのくぼみ１４の断面サイズが1/2インチ(1.26cm) あるいは
もっと小さいもの）において使用されるものである。同様に、幾つかの製造業者
では大きなサイズのソケット１２にも使用される。
もあり、特に、ソケット１２の長さ方向において穴２４まで伸びていないものも
ある。その場合、くぼみ１４と穴２４との間に連結穴あるいは通路５８が設けら
れる。通路５８は、くぼみ１４よりも小さく、穴２４よりも大きい径を有するも
のならば多くの形状をとることができる。このような連結通路５８を有するタイ
プのソケット１２は、一般に、小さいサイズのソケット１２（すなわち、締結装
置１６を収容するためのくぼみ１４の断面サイズが1/2インチ(1.26cm) あるいは
もっと小さいもの）において使用されるものである。同様に、幾つかの製造業者
では大きなサイズのソケット１２にも使用される。
【００１７】 図示した好適な形態において、付属装置１０は、平らで互いに平行な一対の表
面２８および３０を有する均一な厚さのディスク２６を有している。最も好まし
い形態では、表面２８および３０は、互いに単一平面に延びている。最も好まし
い形態では、ディスク２６は、第二部分５４に対して一体的に取り付けられた第
一部分５２を備えている。第一部分５２は、表面３０と、くぼみ１４と等しいか
それ以上のサイズを有する外周面４２を有している。例えば、外周面４２は角部
２２の径よりも大きい。最も好ましい形態では、外周面４２は角部２０の径とほ
ぼ等しいか若干小さい。実施形態では、外周面４２は、ソケット１２に収容され
るバリ１６が有する一般的な六角断面と同じか若干大きいサイズの六角断面を有
している。第二部分５４は、表面２８と、第一部分５２よりも小さい径を有する
外周面１４２を有している。第二部分５４は、ほぼ円筒形状であり、最も好まし
い形態では、第一部分５２と同軸上に配置された円形断面を有している。第一お
よび第二部分５２，５４の接続部において第一部分５４から放射状（半径方向）
に延出している第一部分５２によって肩部５６が形成されている。
面２８および３０を有する均一な厚さのディスク２６を有している。最も好まし
い形態では、表面２８および３０は、互いに単一平面に延びている。最も好まし
い形態では、ディスク２６は、第二部分５４に対して一体的に取り付けられた第
一部分５２を備えている。第一部分５２は、表面３０と、くぼみ１４と等しいか
それ以上のサイズを有する外周面４２を有している。例えば、外周面４２は角部
２２の径よりも大きい。最も好ましい形態では、外周面４２は角部２０の径とほ
ぼ等しいか若干小さい。実施形態では、外周面４２は、ソケット１２に収容され
るバリ１６が有する一般的な六角断面と同じか若干大きいサイズの六角断面を有
している。第二部分５４は、表面２８と、第一部分５２よりも小さい径を有する
外周面１４２を有している。第二部分５４は、ほぼ円筒形状であり、最も好まし
い形態では、第一部分５２と同軸上に配置された円形断面を有している。第一お
よび第二部分５２，５４の接続部において第一部分５４から放射状（半径方向）
に延出している第一部分５２によって肩部５６が形成されている。
【００１８】 ディスク２６は、適切な弾力性・圧縮性、柔軟性を有する非磁性体の材料で形
成されており、ディスク２６の第一部分５２がくぼみ１４内に押入れられた時に
、外周面４２が弾性変形して、角部２２を通ってくぼみ１４内にすべり嵌めでき
るようになっている。最も好ましい形態では、ディスク２６は、融解温度が約３
００゜Ｆ（１５０℃）で永久変形につながる軟化が起こる温度が約２２０゜Ｆ（
１０５℃）である低密度ポリエチレンで形成されている。更に、ディスク２６の
第一部分５２の嵌め合いは、細長い部材を穴２４を通して表面２８に対して押す
ことによりくぼみ１４から取り外せると共に、くぼみ１４に挿入・取り外しを繰
り返した後でもディスク２４がくぼみ１４から揺れ落ちることがないようにする
べきである。
成されており、ディスク２６の第一部分５２がくぼみ１４内に押入れられた時に
、外周面４２が弾性変形して、角部２２を通ってくぼみ１４内にすべり嵌めでき
るようになっている。最も好ましい形態では、ディスク２６は、融解温度が約３
００゜Ｆ（１５０℃）で永久変形につながる軟化が起こる温度が約２２０゜Ｆ（
１０５℃）である低密度ポリエチレンで形成されている。更に、ディスク２６の
第一部分５２の嵌め合いは、細長い部材を穴２４を通して表面２８に対して押す
ことによりくぼみ１４から取り外せると共に、くぼみ１４に挿入・取り外しを繰
り返した後でもディスク２４がくぼみ１４から揺れ落ちることがないようにする
べきである。
【００１９】 付属装置１０は、更にマグネット３２を備えており、実施形態では、このマグ
ネット３２はセラミックあるいはネオジムマグネットである。しかしながら、7/
8インチ(2.22cm) あるいはそれ未満の断面サイズを有する締結装置１６を収容す
るためのくぼみ１４を有するソケット１２に使用する付属装置１０では、サイズ
の制限上の必要性および／あるいは磁気的強度の必要性のために、マグネット３
２はネオジムあるいは希土類元素で形成される。好適な実施形態において、マグ
ネット３２は、均一な厚さであり、平らで互いに平行な一対の表面３４，３６を
有している。最も好ましい形態では、表面３４，３６は単一平面上に延びている
。更に、マグネット３２は、ほぼ円筒形状の外周面４０を有している。外周面４
０は一定の径である円形断面を有しており、その円形断面は、ディスク２６より
も小さいと共に、くぼみ１４の角部２２の径よりも小さい。最も好ましい形態に
おいて、表面３４および３６と、外周面４０との間の角部は４１に示すように傾
斜が設けられている。また、最も好ましい形態では、マグネット３２には錆付き
を防ぐためにニッケルメッキが施されている。
ネット３２はセラミックあるいはネオジムマグネットである。しかしながら、7/
8インチ(2.22cm) あるいはそれ未満の断面サイズを有する締結装置１６を収容す
るためのくぼみ１４を有するソケット１２に使用する付属装置１０では、サイズ
の制限上の必要性および／あるいは磁気的強度の必要性のために、マグネット３
２はネオジムあるいは希土類元素で形成される。好適な実施形態において、マグ
ネット３２は、均一な厚さであり、平らで互いに平行な一対の表面３４，３６を
有している。最も好ましい形態では、表面３４，３６は単一平面上に延びている
。更に、マグネット３２は、ほぼ円筒形状の外周面４０を有している。外周面４
０は一定の径である円形断面を有しており、その円形断面は、ディスク２６より
も小さいと共に、くぼみ１４の角部２２の径よりも小さい。最も好ましい形態に
おいて、表面３４および３６と、外周面４０との間の角部は４１に示すように傾
斜が設けられている。また、最も好ましい形態では、マグネット３２には錆付き
を防ぐためにニッケルメッキが施されている。
【００２０】 最も好ましい形態において、マグネット３２はディスク２６に不動・永久に固
定されており、実施形態では、マグネット３２の外周面４０は、ディスク２６の
外周面４２，１４２から間隔を空けて配置されている。また、実施形態では、デ
ィスク２６の表面３０の環状部４４が、マグネット３２の外周面４０を越えて延
びている。図示した形態では、ディスク２６は凹部４６を有しており、この凹部
４６は、表面３０から深さ方向に伸びて形成されており、表面２８および外周面
４２，１４２から間隔を空けて形成されている。凹部４６は、マグネット３２の
外周面４０を収容するために、それを補うようなサイズおよび形状になっている
。特に、実施形態では、凹部４６は、側壁４８と、表面３０と平行に形成され、
表面２８と３０の中間に位置して側壁４８の端部を区画する底面５０とを有して
いる。側壁４８は、底面５０から間隔を空けて配置されている第一部分を有して
おり、第一部分は、マグネット３２のほぼ一定サイズの外周面４０よりも小さい
。凹部４６は、表面３０から離れるにつれて第一部分よりそのサイズが大きくな
る。特に、最も好ましい形態では、第一部分は、ディスク２６の表面３０とほぼ
連続するように位置される。また、側壁４８は截頭形状であり、特に、最も好ま
しい形態では截頭円錐形状である。この場合、マグネット３２の外周面４０は、
円形断面を有する円筒形状である。表面３６における凹部４６のサイズは、表面
３６におけるマグネット３０のサイズよりも小さい。最も好ましい形態では、表
面３６におけるマグネット３０のサイズの約８８％である。実施形態では、底面
５０における凹部４６のサイズは、表面３４におけるマグネット３２のサイズと
ほぼ等しい。しかし、底面５０における凹部４６のサイズは、表面３４における
マグネット３２のサイズよりも若干大きくしても良い。最も好ましい形態では、
表面３０と側壁４８との間の角部に４９に示すように傾斜あるいは丸みが設けて
あり、マグネット３２が凹部４６内に押し入れられることを補助する。図示した
実施形態では、表面３０と底面５０との間の凹部４６の深さは、表面３４と表面
３６との間のマグネット３２の高さとほぼ等しいかそれよりも若干大きいと共に
、表面２８と表面３０との間のディスク２６の高さよりも小さく、表面３０から
肩部５６までの第一部分５２の高さよりも大きい。
定されており、実施形態では、マグネット３２の外周面４０は、ディスク２６の
外周面４２，１４２から間隔を空けて配置されている。また、実施形態では、デ
ィスク２６の表面３０の環状部４４が、マグネット３２の外周面４０を越えて延
びている。図示した形態では、ディスク２６は凹部４６を有しており、この凹部
４６は、表面３０から深さ方向に伸びて形成されており、表面２８および外周面
４２，１４２から間隔を空けて形成されている。凹部４６は、マグネット３２の
外周面４０を収容するために、それを補うようなサイズおよび形状になっている
。特に、実施形態では、凹部４６は、側壁４８と、表面３０と平行に形成され、
表面２８と３０の中間に位置して側壁４８の端部を区画する底面５０とを有して
いる。側壁４８は、底面５０から間隔を空けて配置されている第一部分を有して
おり、第一部分は、マグネット３２のほぼ一定サイズの外周面４０よりも小さい
。凹部４６は、表面３０から離れるにつれて第一部分よりそのサイズが大きくな
る。特に、最も好ましい形態では、第一部分は、ディスク２６の表面３０とほぼ
連続するように位置される。また、側壁４８は截頭形状であり、特に、最も好ま
しい形態では截頭円錐形状である。この場合、マグネット３２の外周面４０は、
円形断面を有する円筒形状である。表面３６における凹部４６のサイズは、表面
３６におけるマグネット３０のサイズよりも小さい。最も好ましい形態では、表
面３６におけるマグネット３０のサイズの約８８％である。実施形態では、底面
５０における凹部４６のサイズは、表面３４におけるマグネット３２のサイズと
ほぼ等しい。しかし、底面５０における凹部４６のサイズは、表面３４における
マグネット３２のサイズよりも若干大きくしても良い。最も好ましい形態では、
表面３０と側壁４８との間の角部に４９に示すように傾斜あるいは丸みが設けて
あり、マグネット３２が凹部４６内に押し入れられることを補助する。図示した
実施形態では、表面３０と底面５０との間の凹部４６の深さは、表面３４と表面
３６との間のマグネット３２の高さとほぼ等しいかそれよりも若干大きいと共に
、表面２８と表面３０との間のディスク２６の高さよりも小さく、表面３０から
肩部５６までの第一部分５２の高さよりも大きい。
【００２１】 凹部４６および凹部４６に収容されるマグネット３２は、ディスク２６の外周
面４２，１４２およびくぼみ１４とほぼ同軸上に位置する。この点に関して、図
１および図３に示すように、凹部４６およびマグネット３２は、その中心軸がデ
ィスク２６の中心に位置することができる。しかしながら、図５に示すように、
凹部４６およびその中に収容されるマグネット３２は、ディスク２６の中心から
軸方向にオフセットさせても良い。このように軸方向にオフセットさせることは
、マグネット３２がバリ１６の少なくとも一部分と係合し、マグネット３２がバ
リ１６の中心穴と同軸上に位置および係合しないように大きいサイズのバリ１６ （例えば、7/8インチ(2.22cm) あるいはもっと大きい）を保持する付属装置１
０において特に有利である。
面４２，１４２およびくぼみ１４とほぼ同軸上に位置する。この点に関して、図
１および図３に示すように、凹部４６およびマグネット３２は、その中心軸がデ
ィスク２６の中心に位置することができる。しかしながら、図５に示すように、
凹部４６およびその中に収容されるマグネット３２は、ディスク２６の中心から
軸方向にオフセットさせても良い。このように軸方向にオフセットさせることは
、マグネット３２がバリ１６の少なくとも一部分と係合し、マグネット３２がバ
リ１６の中心穴と同軸上に位置および係合しないように大きいサイズのバリ１６ （例えば、7/8インチ(2.22cm) あるいはもっと大きい）を保持する付属装置１
０において特に有利である。
【００２２】 図示した形態において、ディスク２６はポケット５１を有しており、そのポケ
ット５１は、凹部４６の底面５０から深さ方向に延びて形成されると共に、表面
２８および外周面４２，１４２から間隔を空けて形成されている。ポケット５１
は、凹部４６およびマグネット３２の外周面４０より小さい。最も好ましい形態
では、ポケット５１は円筒形状であり、その中心軸が凹部４６に対して同軸上に
配置されている。
ット５１は、凹部４６の底面５０から深さ方向に延びて形成されると共に、表面
２８および外周面４２，１４２から間隔を空けて形成されている。ポケット５１
は、凹部４６およびマグネット３２の外周面４０より小さい。最も好ましい形態
では、ポケット５１は円筒形状であり、その中心軸が凹部４６に対して同軸上に
配置されている。
【００２３】 本発明の最も好ましい形態では、ディスク２６には、更に、凹部４６に流体が
通過できるように連通している通気口５３が設けられている。特に、図示した形
態では、通気口５３は、ポケット５１からディスク２６の表面２８まで延びてお
り、第二部分５４の外周面１４２とほぼ同軸上にある。
通過できるように連通している通気口５３が設けられている。特に、図示した形
態では、通気口５３は、ポケット５１からディスク２６の表面２８まで延びてお
り、第二部分５４の外周面１４２とほぼ同軸上にある。
【００２４】 実施形態では、ディスク２６は射出成形されたものである。最も好ましい形態
では、複数のディスク２６を有するセット６６に射出成型されたものであり、デ
ィスク２６は、3/8インチ(0.95cm) 〜7/8インチ(2.22cm) あるいは10〜19mmの範
囲にわたるソケット１２に合うようにそれぞれ異なるサイズを有している。特に
、ディスク２６を形成するための型は、セット６６のディスク２６の数と一致し
た数の空洞を有している。これらの空洞は、連続する溝により連結されており、
溝は、空洞におけるディスク２６の部分５２を形成するための部分から真っ直ぐ
に延びている。最も好ましい形態では、融解した材料は、全ての空洞に導入され
るわけではなく、選択された幾つかの空洞にのみ導入され、溝を通って他の空洞
内へと流れていくものである。少なくとも、いくつかの空洞は溝からのみ融解材
料を受け取る。溝内の融解材料によって、ディスク２６が複数のストリップ６２
により直線状に連結される。ストリップ６２はディスク２６と同じ材料であり、
ディスク２６と連続して一体に形成される。最も好ましい形態では、ストリップ
６２は一定サイズの半円形断面を有している。特に、ストリップ６２は、ディス
ク２６の表面３０と連続した平らな表面６４を有している。ストリップ６２の厚
さは、第一部分５２の厚さよりもだいぶ薄く、特に、ベンディング（曲げ工具）
やツイスティング（ねじり工具）等の工具を使わずに手で壊すことができるサイ
ズになっている。
では、複数のディスク２６を有するセット６６に射出成型されたものであり、デ
ィスク２６は、3/8インチ(0.95cm) 〜7/8インチ(2.22cm) あるいは10〜19mmの範
囲にわたるソケット１２に合うようにそれぞれ異なるサイズを有している。特に
、ディスク２６を形成するための型は、セット６６のディスク２６の数と一致し
た数の空洞を有している。これらの空洞は、連続する溝により連結されており、
溝は、空洞におけるディスク２６の部分５２を形成するための部分から真っ直ぐ
に延びている。最も好ましい形態では、融解した材料は、全ての空洞に導入され
るわけではなく、選択された幾つかの空洞にのみ導入され、溝を通って他の空洞
内へと流れていくものである。少なくとも、いくつかの空洞は溝からのみ融解材
料を受け取る。溝内の融解材料によって、ディスク２６が複数のストリップ６２
により直線状に連結される。ストリップ６２はディスク２６と同じ材料であり、
ディスク２６と連続して一体に形成される。最も好ましい形態では、ストリップ
６２は一定サイズの半円形断面を有している。特に、ストリップ６２は、ディス
ク２６の表面３０と連続した平らな表面６４を有している。ストリップ６２の厚
さは、第一部分５２の厚さよりもだいぶ薄く、特に、ベンディング（曲げ工具）
やツイスティング（ねじり工具）等の工具を使わずに手で壊すことができるサイ
ズになっている。
【００２５】 本発明の実施形態では、ディスク２６の温度が高い時に、マグネット３２を凹
部４６内に押し入れることで、マグネット３２を凹部４６内、即ち、ディスク２
６に不動・永久に固定するものである。実際の実施では、成型された後のディス
ク２６のセット６６は、オーブン６８や同様な加熱装置により加熱される。加熱
装置の温度は、約150 ゜Ｆ(65.6 ℃) であり、その温度は、材料の融解温度およ
び変形軟化する温度よりもかなり低く、しかし、材料が弾力性を持ち、曲げやす
く、撓みやすくなるためには十分な温度である。ディスク２６のセット６６は、
オーブン６８から移動され、表面２８が水平で、かつ、表面３０の真下に位置す
るように置かれる。マグネット３２は、表面３０の環状部分４４上で凹部４６と
ほぼ同軸上に位置される。そのとき、マグネット３２は、凹部４６内に適切に押
し入れられる。なお、本発明の実施形態で説明した付属装置１０の構造およびデ
ィスク２６の温度上昇は、付属装置１０の組み立てにおいて特に有効である。特
に、マグネット３２の４１における傾斜（および凹部４６の４９における傾斜）
は、マグネット３２が凹部４６内に押入れられた時に、材料が表面３０の角部お
よび側壁４８の外側へ動くことを補助する。また、マグネット３２のニッケルメ
ッキ４３が、マグネット３２とディスク２６を形成する材料との間のすべり摩擦
力を減らし、マグネット３２が凹部４６内に滑り込むことを補助する。更に、デ
ィスク２６を形成する材質の温度が上がり、その弾力性、曲げ易さ、撓みやすさ
が増すことにより、マグネット３２を凹部４６に押し入れる力が、材料を永久変
形することなく引き伸ばす。このため、マグネット３２が凹部４６内に収容され
た後、ディスク２６を形成している材料は元のサイズに戻ろうとする。そのとき
、凹部４６は、少なくとも第一部分においてマグネット３２の外周面４０よりも
小さいため、マグネット３２の外周面４０はきつく把持される。最も好ましい形
態では、凹部４６の入口部分がマグネット３２の外周面４０よりも小さい。更に
、最も好ましい形態では、凹部４６の深さはマグネット３２の高さよりも僅かに
大きく、ディスク２６における側壁４８と表面３０との間の角部はマグネット３
２の表面３６を越えて延出し、マグネット３２をディスク２６内に固定するため
の把持リップ（へり）の働きをする。この点において、マグネット３２の表面３
６と外周面４０との間の傾斜４１は、ディスク２６を形成する材料が表面３６の
端部を越えて延出するためのガイドの働きをする。この把持リップは、マグネッ
ト３２を凹部４６内に維持するように十分に固定し、凹部４６からマグネット３
２が取れることを防ぐ。特に、インパクトレンチと共にソケットを使用して力が
加わった時に、凹部４６からマグネット３２が取れることを防ぐ。本発明の実施
形態により製作された付属装置１０は、望まない時に、マグネット３２がディス
ク２６から取れてしまうことを防ぐのに非常に有効である。
部４６内に押し入れることで、マグネット３２を凹部４６内、即ち、ディスク２
６に不動・永久に固定するものである。実際の実施では、成型された後のディス
ク２６のセット６６は、オーブン６８や同様な加熱装置により加熱される。加熱
装置の温度は、約150 ゜Ｆ(65.6 ℃) であり、その温度は、材料の融解温度およ
び変形軟化する温度よりもかなり低く、しかし、材料が弾力性を持ち、曲げやす
く、撓みやすくなるためには十分な温度である。ディスク２６のセット６６は、
オーブン６８から移動され、表面２８が水平で、かつ、表面３０の真下に位置す
るように置かれる。マグネット３２は、表面３０の環状部分４４上で凹部４６と
ほぼ同軸上に位置される。そのとき、マグネット３２は、凹部４６内に適切に押
し入れられる。なお、本発明の実施形態で説明した付属装置１０の構造およびデ
ィスク２６の温度上昇は、付属装置１０の組み立てにおいて特に有効である。特
に、マグネット３２の４１における傾斜（および凹部４６の４９における傾斜）
は、マグネット３２が凹部４６内に押入れられた時に、材料が表面３０の角部お
よび側壁４８の外側へ動くことを補助する。また、マグネット３２のニッケルメ
ッキ４３が、マグネット３２とディスク２６を形成する材料との間のすべり摩擦
力を減らし、マグネット３２が凹部４６内に滑り込むことを補助する。更に、デ
ィスク２６を形成する材質の温度が上がり、その弾力性、曲げ易さ、撓みやすさ
が増すことにより、マグネット３２を凹部４６に押し入れる力が、材料を永久変
形することなく引き伸ばす。このため、マグネット３２が凹部４６内に収容され
た後、ディスク２６を形成している材料は元のサイズに戻ろうとする。そのとき
、凹部４６は、少なくとも第一部分においてマグネット３２の外周面４０よりも
小さいため、マグネット３２の外周面４０はきつく把持される。最も好ましい形
態では、凹部４６の入口部分がマグネット３２の外周面４０よりも小さい。更に
、最も好ましい形態では、凹部４６の深さはマグネット３２の高さよりも僅かに
大きく、ディスク２６における側壁４８と表面３０との間の角部はマグネット３
２の表面３６を越えて延出し、マグネット３２をディスク２６内に固定するため
の把持リップ（へり）の働きをする。この点において、マグネット３２の表面３
６と外周面４０との間の傾斜４１は、ディスク２６を形成する材料が表面３６の
端部を越えて延出するためのガイドの働きをする。この把持リップは、マグネッ
ト３２を凹部４６内に維持するように十分に固定し、凹部４６からマグネット３
２が取れることを防ぐ。特に、インパクトレンチと共にソケットを使用して力が
加わった時に、凹部４６からマグネット３２が取れることを防ぐ。本発明の実施
形態により製作された付属装置１０は、望まない時に、マグネット３２がディス
ク２６から取れてしまうことを防ぐのに非常に有効である。
【００２６】 更に、マグネット３２が凹部４６内に押し入れられている時に、空気がマグネ
ット３２の外周面４０と凹部４６の側壁４８との間から逃れることは難しい。そ
のため、空気は凹部４６内に閉じ込められ、マグネット３２の凹部４６内への侵
入に抵抗する。本発明の実施形態によれば、マグネット３２が凹部４６内に押し
入れられる時に、マグネット３２によって凹部４６内に閉じ込められた空気は、
ポケット５１内に流れて圧縮されることができる。このため、ポケット５１は、
凹部４６内に閉じ込められた空気による抵抗力をほぼ取り除く。更に、図示した
最も好ましい形態では、空気は閉じ込められ、凹部４６からポケット５１内へ逃
げることができ、更に、通気口５３を通って大気に排出することができる。その
ため、ポケット５１内の空気は、大気圧と等しくなる。通気口５３のサイズは、
表面３４、底面５０およびポケット５１の底面よりもかなり小さく、かつ空気が
十分通過することができるサイズであると共に、外側の物質、特に、マグネット
３２と係合することができて凹部４６からマグネット３２を意図せずに押すこと
ができる物体が入ることを防ぐことができるサイズに形成されている。
ット３２の外周面４０と凹部４６の側壁４８との間から逃れることは難しい。そ
のため、空気は凹部４６内に閉じ込められ、マグネット３２の凹部４６内への侵
入に抵抗する。本発明の実施形態によれば、マグネット３２が凹部４６内に押し
入れられる時に、マグネット３２によって凹部４６内に閉じ込められた空気は、
ポケット５１内に流れて圧縮されることができる。このため、ポケット５１は、
凹部４６内に閉じ込められた空気による抵抗力をほぼ取り除く。更に、図示した
最も好ましい形態では、空気は閉じ込められ、凹部４６からポケット５１内へ逃
げることができ、更に、通気口５３を通って大気に排出することができる。その
ため、ポケット５１内の空気は、大気圧と等しくなる。通気口５３のサイズは、
表面３４、底面５０およびポケット５１の底面よりもかなり小さく、かつ空気が
十分通過することができるサイズであると共に、外側の物質、特に、マグネット
３２と係合することができて凹部４６からマグネット３２を意図せずに押すこと
ができる物体が入ることを防ぐことができるサイズに形成されている。
【００２７】 ここで、本発明の好適な実施形態における付属装置１０の基本構造の説明が終
了した。付属装置１０の作動や詳細な機構がこれから述べられ、明確になるもの
である。特に、ソケット１２のくぼみ１４内に最初にバリ１６を固定しようとす
る時、付属装置１０を、くぼみ１４の開口端部の付近に位置することができる。
このとき、ディスク２６の外周面４２は、くぼみ１４の周壁の内側を越えて延出
してソケット１２と接触している。この状態で、付属装置１０は、強制的にディ
スク２６をくぼみ１４内に通して、圧縮されたディスク２６がくぼみ１４内にぴ
ったりと摩擦適合されるように押し入れられる。付属装置１０は、表面２８が、
ハンドル取付端部の付近に位置して、あるいは接して、ソケット１２の穴２４の
内側端部を塞ぐまでくぼみ１４内に押し入れられることができる。
了した。付属装置１０の作動や詳細な機構がこれから述べられ、明確になるもの
である。特に、ソケット１２のくぼみ１４内に最初にバリ１６を固定しようとす
る時、付属装置１０を、くぼみ１４の開口端部の付近に位置することができる。
このとき、ディスク２６の外周面４２は、くぼみ１４の周壁の内側を越えて延出
してソケット１２と接触している。この状態で、付属装置１０は、強制的にディ
スク２６をくぼみ１４内に通して、圧縮されたディスク２６がくぼみ１４内にぴ
ったりと摩擦適合されるように押し入れられる。付属装置１０は、表面２８が、
ハンドル取付端部の付近に位置して、あるいは接して、ソケット１２の穴２４の
内側端部を塞ぐまでくぼみ１４内に押し入れられることができる。
【００２８】 マグネット３２が、ディスク２６の外周面４２，１４２内で、外周面４２，１
４２から間隔を空けて設けられていると共に、マグネット３２の径がくぼみ１４
よりも小さいため、ソケット１２は、ディスク２６によりマグネット３２から磁
気的に隔離されている（磁化しない）。特に、ディスク２６が非磁性体の材料で
形成されているため、ディスク２６は、マグネット３２の磁場がソケット１２の
ハンドル取付端部へ通過することを効果的に遮断する。このため、くぼみ１４内
に位置してマグネット３２の表面３６と接触するバリ１６は、マグネット３２に
よりソケット１２のくぼみ１４内に引き付けられ保持されるが、ソケット１２内
およびバリ１６により引き起こされる磁場は、ソケット１２の締結位置までの通
路内にある金属および締結位置周辺の金属全てに有害に引き付けられることはな
い。
４２から間隔を空けて設けられていると共に、マグネット３２の径がくぼみ１４
よりも小さいため、ソケット１２は、ディスク２６によりマグネット３２から磁
気的に隔離されている（磁化しない）。特に、ディスク２６が非磁性体の材料で
形成されているため、ディスク２６は、マグネット３２の磁場がソケット１２の
ハンドル取付端部へ通過することを効果的に遮断する。このため、くぼみ１４内
に位置してマグネット３２の表面３６と接触するバリ１６は、マグネット３２に
よりソケット１２のくぼみ１４内に引き付けられ保持されるが、ソケット１２内
およびバリ１６により引き起こされる磁場は、ソケット１２の締結位置までの通
路内にある金属および締結位置周辺の金属全てに有害に引き付けられることはな
い。
【００２９】 ディスク２６によって表面３６以外のマグネット３２の磁性が隔離されること
で、バリ１６と表面３６との間の磁性引力が高くなる。このため、バリ１６をく
ぼみ１４内に効果的に固定するために必要とされるマグネット３２の強さは最小
となり、ソケット１２の金属に対する引力（マグネット３２の強さによるもの）
もまた最小になる。
で、バリ１６と表面３６との間の磁性引力が高くなる。このため、バリ１６をく
ぼみ１４内に効果的に固定するために必要とされるマグネット３２の強さは最小
となり、ソケット１２の金属に対する引力（マグネット３２の強さによるもの）
もまた最小になる。
【００３０】 ソケット１２は、様々な製造業者で作られているものであり、くぼみ１４を形
成する側壁１８の数が異なるもの等、様々なデザインおよび構成のものがある。
しかしながら、どのようなデザインのソケット１２でも、ソケットとして使用で
きるようにするためには、ソケット１２は、バリ１６と一致したものであり、バ
リ１６をスライド収容するものでなければならないので、角部２０の径は、一般
標準のものであり、バリ１６の角部の径と一致していなければならない。本発明
の実施形態における付属装置１０は、従来のどのようなデザインのソケット１２
であってもそれを変更することなく使用することができるという特徴を利用して
いる。特に、付属装置１０を特定のソケット１２に使用したい時には、ディスク
２６は、特定のサイズのソケット１２の角部２０の径に合わせたサイズにするこ
とができる。そして、付属装置１０を使用する特定のソケット１２の角部２２の
径あるいは側壁１８の数にかかわらず、ディスク２６は、くぼみ１４の外周面に
合わせて弾性変形し、ソケット１２のくぼみ１４内に押し入れられることができ
る。実際に、ディスク２６が角部２２および側壁１８に沿って変形することで付
属装置１０がくぼみ１４内に固定される。そのため、ディスク２６の径と角部２
０との関係には、広い許容範囲（裕度）を得ることができる。従って、付属装置
１０は、標準アメリカサイズ(インチ)あるいは標準のメートルサイズにほぼ対応
したような、標準のソケットサイズの範囲に渡って適用できるものである。
成する側壁１８の数が異なるもの等、様々なデザインおよび構成のものがある。
しかしながら、どのようなデザインのソケット１２でも、ソケットとして使用で
きるようにするためには、ソケット１２は、バリ１６と一致したものであり、バ
リ１６をスライド収容するものでなければならないので、角部２０の径は、一般
標準のものであり、バリ１６の角部の径と一致していなければならない。本発明
の実施形態における付属装置１０は、従来のどのようなデザインのソケット１２
であってもそれを変更することなく使用することができるという特徴を利用して
いる。特に、付属装置１０を特定のソケット１２に使用したい時には、ディスク
２６は、特定のサイズのソケット１２の角部２０の径に合わせたサイズにするこ
とができる。そして、付属装置１０を使用する特定のソケット１２の角部２２の
径あるいは側壁１８の数にかかわらず、ディスク２６は、くぼみ１４の外周面に
合わせて弾性変形し、ソケット１２のくぼみ１４内に押し入れられることができ
る。実際に、ディスク２６が角部２２および側壁１８に沿って変形することで付
属装置１０がくぼみ１４内に固定される。そのため、ディスク２６の径と角部２
０との関係には、広い許容範囲（裕度）を得ることができる。従って、付属装置
１０は、標準アメリカサイズ(インチ)あるいは標準のメートルサイズにほぼ対応
したような、標準のソケットサイズの範囲に渡って適用できるものである。
【００３１】 マグネット３２は、締結装置１６をくぼみ１４に磁力で保持するために十分な
強さ（磁力）を持つために必要な最低の質量を有するものでなければならない。
加えて、マグネット３２をソケット１２から磁気的に隔離すると共に、マグネッ
ト１２に衝撃や応力が伝達することを減少させるために材料をマグネット３２の
外周面４０とくぼみ１４との間に十分確保するためには、凹部４６の径は、ディ
スク２６の外周面４２，１４２よりも小さくなければならない。図示した最も好
ましい形態における、ディスク２６を使用した付属装置１０は、浅いくぼみ１４
を有するソケット１２において使用する場合に特に有利である。特に、外周面１
４２は、連絡通路５８に収容できるように連絡通路５８と同じサイズ、同じ形状
になっている。好ましくは、外周面１４２は、連絡通路５８内に滑り嵌めするよ
うにスライド収容すると良い。そうすることで、細長い部材を穴２４を通して、
表面２８を押すことで付属装置１０をソケット１２から取り外すことができる一
方で、付属装置１０をソケット１２内に保持している部分５２を補助することが
できる。しかしながら、外周面１４２は連絡通路５８よりも小さくすることもで
きる。そうすることで、ディスク２６がくぼみ１４内に押入れられると、表面２
８が連絡通路５８内に延出し、ディスク２６は、肩部５６がくぼみ１４の端部と
接触して、連絡通路５８と連結するまで押し入れられることができる。その時、
マグネット３２の表面３４は、くぼみ１４の下の連絡通路５８内に位置する。こ
うすることで、マグネット３２の表面３６がくぼみ１４内に深く位置するため、
浅い深さのソケット１２において、締結装置１６を収容するためのスペースをよ
り確保することができる。また、マグネット３２およびディスク２６の凹部４６
は、より径を小さく、長さを長く形成してもよい。そうすることで、マグネット
３２をソケット１２から磁気的に隔離するための、ディスク２６の半径方向の厚
さが十分確保できると共に、凹部４６とマグネット３２とが係合する表面範囲が
増加するため、衝撃や応力がマグネット３２に伝達することを減少させることが
できる。ディスク２６を有する付属装置１０を、図示したような深いくぼみ１４
を有するタイプのソケット１２に使用する場合、特に、連絡通路５８を備えてい
ないソケット１２に使用する場合には、ディスク２６は、表面２８が穴２４と接
触するまでくぼみ１４内で押される。
強さ（磁力）を持つために必要な最低の質量を有するものでなければならない。
加えて、マグネット３２をソケット１２から磁気的に隔離すると共に、マグネッ
ト１２に衝撃や応力が伝達することを減少させるために材料をマグネット３２の
外周面４０とくぼみ１４との間に十分確保するためには、凹部４６の径は、ディ
スク２６の外周面４２，１４２よりも小さくなければならない。図示した最も好
ましい形態における、ディスク２６を使用した付属装置１０は、浅いくぼみ１４
を有するソケット１２において使用する場合に特に有利である。特に、外周面１
４２は、連絡通路５８に収容できるように連絡通路５８と同じサイズ、同じ形状
になっている。好ましくは、外周面１４２は、連絡通路５８内に滑り嵌めするよ
うにスライド収容すると良い。そうすることで、細長い部材を穴２４を通して、
表面２８を押すことで付属装置１０をソケット１２から取り外すことができる一
方で、付属装置１０をソケット１２内に保持している部分５２を補助することが
できる。しかしながら、外周面１４２は連絡通路５８よりも小さくすることもで
きる。そうすることで、ディスク２６がくぼみ１４内に押入れられると、表面２
８が連絡通路５８内に延出し、ディスク２６は、肩部５６がくぼみ１４の端部と
接触して、連絡通路５８と連結するまで押し入れられることができる。その時、
マグネット３２の表面３４は、くぼみ１４の下の連絡通路５８内に位置する。こ
うすることで、マグネット３２の表面３６がくぼみ１４内に深く位置するため、
浅い深さのソケット１２において、締結装置１６を収容するためのスペースをよ
り確保することができる。また、マグネット３２およびディスク２６の凹部４６
は、より径を小さく、長さを長く形成してもよい。そうすることで、マグネット
３２をソケット１２から磁気的に隔離するための、ディスク２６の半径方向の厚
さが十分確保できると共に、凹部４６とマグネット３２とが係合する表面範囲が
増加するため、衝撃や応力がマグネット３２に伝達することを減少させることが
できる。ディスク２６を有する付属装置１０を、図示したような深いくぼみ１４
を有するタイプのソケット１２に使用する場合、特に、連絡通路５８を備えてい
ないソケット１２に使用する場合には、ディスク２６は、表面２８が穴２４と接
触するまでくぼみ１４内で押される。
【００３２】 更に、どのような製造方法あるいはモデルのソケット１２においてもソケット
１２を変更する必要なく使用することができることに加えて、付属装置１０は、
細長い部材を穴２４に通して押すことによってソケット１２から簡単に取り外す
ことができる。また、ソケット１２を標準的に使用することができる。最も好ま
しい形態では、ディスク２６は、弾力性があり、圧縮可能な性質を有するため、
ディスク２６は、通常、元の形状に戻る。そのため、付属装置１０は、付属装置
１０が使用できなくなるような有害な影響を受けることなく、くぼみ１４に対し
て何度も挿入および取り外しをすることができる。
１２を変更する必要なく使用することができることに加えて、付属装置１０は、
細長い部材を穴２４に通して押すことによってソケット１２から簡単に取り外す
ことができる。また、ソケット１２を標準的に使用することができる。最も好ま
しい形態では、ディスク２６は、弾力性があり、圧縮可能な性質を有するため、
ディスク２６は、通常、元の形状に戻る。そのため、付属装置１０は、付属装置
１０が使用できなくなるような有害な影響を受けることなく、くぼみ１４に対し
て何度も挿入および取り外しをすることができる。
【００３３】 従来は、マグネットは一般的に、糊付けあるいは他の接着剤によりキャリアに
取り付けられていた。時が経つと、そのような固定方法では、糊や接着剤の老化
、トルクを加えたことによる振動、作業場においてガソリン，溶剤，燃料その他
のような化学薬品にさらされることおよび糊や接着剤を壊す性質を持つ化学薬品
にさらされる等の理由から、マグネットが外れてしまう傾向があった。マグネッ
トをキャリアに不動・永久に固定する他の方法（例えば、米国特許第2,806,396
号及び米国特許第5,199,334 号に開示されているような方法）では、特殊な形状
のマグネットを使用している。しかしながら、そのような特殊な形状のマグネッ
トは高価なものであるため装置の購入代金（販売価格）が高くなり、結果として
そのような付属装置は広い市場で受け入れられるものではなかった。また、その
他のマグネットをキャリアに不動・永久に固定する方法（例えば、米国特許第5,
542,320 号に開示されている）では、その周面によりキャリアに対して固定され
ており、マグネットの表面から延出して形成される層を用いている。しかしなが
ら、そのような付属装置の構成では、しばしば、キャリアおよび層をマグネット
の周囲に構成する必要がある。マグネットは熱に対して非常に繊細なため、キャ
リアおよび層の材料および組立方法は、マグネットに有害な影響を与えないよう
に制限される。また、マグネットをキャリアおよび層内に完全に閉じ込めて付属
装置を組み立てることは難しい。本発明の実施形態の付属装置１０は、ディスク
２６を円筒形状のマグネット３２とは別々に形成できるものであり、また、ディ
スク２６に設けられた特殊な形状の凹部と内部嵌合することでマグネット３２を
ディスク２６に不動・永久に固定するため、マグネット３２とディスク２６との
間に糊、接着剤等を使用する必要がない構造および組立方法を利用している。こ
のため、付属装置１０は、糊や接着剤等を使用することによる欠点および／ある
いはマグネットの周囲の少なくとも一部分に形成されるキャリアによる欠点を克
服したものである。更に、最も好ましい形態では、製造に必要なステップ数が、
少なくとも、糊や接着剤等を使用するステップが削除された分少なくなる。更に
、本発明の実施形態における付属装置１０のマグネット３２は、標準の種類のも
のであり、製造コストが高くならない。
取り付けられていた。時が経つと、そのような固定方法では、糊や接着剤の老化
、トルクを加えたことによる振動、作業場においてガソリン，溶剤，燃料その他
のような化学薬品にさらされることおよび糊や接着剤を壊す性質を持つ化学薬品
にさらされる等の理由から、マグネットが外れてしまう傾向があった。マグネッ
トをキャリアに不動・永久に固定する他の方法（例えば、米国特許第2,806,396
号及び米国特許第5,199,334 号に開示されているような方法）では、特殊な形状
のマグネットを使用している。しかしながら、そのような特殊な形状のマグネッ
トは高価なものであるため装置の購入代金（販売価格）が高くなり、結果として
そのような付属装置は広い市場で受け入れられるものではなかった。また、その
他のマグネットをキャリアに不動・永久に固定する方法（例えば、米国特許第5,
542,320 号に開示されている）では、その周面によりキャリアに対して固定され
ており、マグネットの表面から延出して形成される層を用いている。しかしなが
ら、そのような付属装置の構成では、しばしば、キャリアおよび層をマグネット
の周囲に構成する必要がある。マグネットは熱に対して非常に繊細なため、キャ
リアおよび層の材料および組立方法は、マグネットに有害な影響を与えないよう
に制限される。また、マグネットをキャリアおよび層内に完全に閉じ込めて付属
装置を組み立てることは難しい。本発明の実施形態の付属装置１０は、ディスク
２６を円筒形状のマグネット３２とは別々に形成できるものであり、また、ディ
スク２６に設けられた特殊な形状の凹部と内部嵌合することでマグネット３２を
ディスク２６に不動・永久に固定するため、マグネット３２とディスク２６との
間に糊、接着剤等を使用する必要がない構造および組立方法を利用している。こ
のため、付属装置１０は、糊や接着剤等を使用することによる欠点および／ある
いはマグネットの周囲の少なくとも一部分に形成されるキャリアによる欠点を克
服したものである。更に、最も好ましい形態では、製造に必要なステップ数が、
少なくとも、糊や接着剤等を使用するステップが削除された分少なくなる。更に
、本発明の実施形態における付属装置１０のマグネット３２は、標準の種類のも
のであり、製造コストが高くならない。
【００３４】 衝撃あるいは叩くような力が、欠け、減磁等のダメージをマグネットに与える
。ディスク２６は、マグネット３２を取り外し可能に収容してマグネット３２を
ソケット１２から磁気的に隔離することに加えて、ディスク２６は、バリ１６を
取り付けるあるいは取り外すために、ソケット１２にトルクを加える気圧工具を
使用することで発生する振動を吸収して緩和する。ポケット５１内に収容された
空気が、マグネット３２とディスク２６との間でクッションの働きをして、マグ
ネット３２のダメージを減らし、その寿命を延ばす。また、一般には磁場は空気
を通過することはできないので、ポケット５１内に収容された空気およびマグネ
ット３２の表面３４を覆う空気が、マグネット３２をソケット１２から磁気的に
隔離するのに有効に働くと考えられる。
。ディスク２６は、マグネット３２を取り外し可能に収容してマグネット３２を
ソケット１２から磁気的に隔離することに加えて、ディスク２６は、バリ１６を
取り付けるあるいは取り外すために、ソケット１２にトルクを加える気圧工具を
使用することで発生する振動を吸収して緩和する。ポケット５１内に収容された
空気が、マグネット３２とディスク２６との間でクッションの働きをして、マグ
ネット３２のダメージを減らし、その寿命を延ばす。また、一般には磁場は空気
を通過することはできないので、ポケット５１内に収容された空気およびマグネ
ット３２の表面３４を覆う空気が、マグネット３２をソケット１２から磁気的に
隔離するのに有効に働くと考えられる。
【００３５】 最も好ましい形態では、付属装置１０は、標準サイズの、バリ１６、ボルトの
ヘッド等の締結装置が、くぼみ１４の外側およびソケット１２の外側へ、例えば
1/16インチ(1.6mm）の範囲で突出するような厚さを有している。そのため、バリ
１６がくぼみ１４に対して回転しないように、くぼみ１４内に十分な長さを有す
ることができると共に、くぼみ１４からバリ１６を容易に取り外すことができる
。また、滑り嵌めしているため、付属装置１０は、ソケット１２のハンドル取付
端部から隔てた位置まで、くぼみ１４の内側でスライド調整することができる。
そのため、薄いサイズのバリ１６等の締結装置でも、バリ１６がくぼみ１４およ
びソケット１２の外側に突出し、くぼみ１４からバリ１６を容易に取り外すこと
ができる。特に、付属装置１０は、細長い部材を穴２４から通して表面２８を押
すことで、くぼみ１４内でその位置を調整することができ、くぼみ１４の内側の
所望する位置へスライドできる。
ヘッド等の締結装置が、くぼみ１４の外側およびソケット１２の外側へ、例えば
1/16インチ(1.6mm）の範囲で突出するような厚さを有している。そのため、バリ
１６がくぼみ１４に対して回転しないように、くぼみ１４内に十分な長さを有す
ることができると共に、くぼみ１４からバリ１６を容易に取り外すことができる
。また、滑り嵌めしているため、付属装置１０は、ソケット１２のハンドル取付
端部から隔てた位置まで、くぼみ１４の内側でスライド調整することができる。
そのため、薄いサイズのバリ１６等の締結装置でも、バリ１６がくぼみ１４およ
びソケット１２の外側に突出し、くぼみ１４からバリ１６を容易に取り外すこと
ができる。特に、付属装置１０は、細長い部材を穴２４から通して表面２８を押
すことで、くぼみ１４内でその位置を調整することができ、くぼみ１４の内側の
所望する位置へスライドできる。
【００３６】 最も好ましい形態では、その取り扱いを容易にするために、ストリップ６２が
全てのディスク２６を一体に保持して、ソケット１２の一つの標準セットを形成
している。即ち、実施形態では、複数の連結されたディスク２６がセット６６に
一体に成型され、その型から単一ユニットとして取り外すことができる。そして
、単一ユニットのセット６６は、オーブン６８や同様の加熱装置へ移動し、また
、複数のマグネット３２をそれぞれのディスク２６内に同時に押し入れるための
治具へと移動することができる。その後、付属装置１０のセット６６は一つのユ
ニットとして適当なパッケージに収容できる。付属装置１０は、パッケージに収
容前あるいは収容後にその周囲温度により冷やすことができる。購入者は、パッ
ケージからセット６６を取り出して、装置１０をそれぞれのサイズのソケット１
２内に配置するために、ディスク２６間のストリップ６２を、手で曲げるあるい
はねじることにより破壊してそれぞれ個々の付属装置１０に分けることができる
。
全てのディスク２６を一体に保持して、ソケット１２の一つの標準セットを形成
している。即ち、実施形態では、複数の連結されたディスク２６がセット６６に
一体に成型され、その型から単一ユニットとして取り外すことができる。そして
、単一ユニットのセット６６は、オーブン６８や同様の加熱装置へ移動し、また
、複数のマグネット３２をそれぞれのディスク２６内に同時に押し入れるための
治具へと移動することができる。その後、付属装置１０のセット６６は一つのユ
ニットとして適当なパッケージに収容できる。付属装置１０は、パッケージに収
容前あるいは収容後にその周囲温度により冷やすことができる。購入者は、パッ
ケージからセット６６を取り出して、装置１０をそれぞれのサイズのソケット１
２内に配置するために、ディスク２６間のストリップ６２を、手で曲げるあるい
はねじることにより破壊してそれぞれ個々の付属装置１０に分けることができる
。
【００３７】 ここで、本発明の基本的な教示の説明が終了したので、多くの拡張（応用）や
変形が、当業者には自明になるであろう。例えば、最も好ましい形態において、
幾つかの独特かつ新規な特徴が用いられて、共同作用的な効果を生んでいる。し
かし、そのような特徴は、本発明においては、別個にあるいは他の組み合わせで
利用することが可能である。例えば、図示した最も好ましい形態では、ディスク
２６は、特に有効であると考えられるポケット５１と通気口５３とが両方とも備
えられている。しかし、本発明の好適な教示における付属装置１０は、それらの
うちどちらか一つだけ備えても良い。特に、本発明の教示におけるポケット５１
は、通気口５３がなくても、ポケット５１に収容され閉じ込められた空気により
、衝撃の吸収力を高めることができる。また／あるいはポケット５１内の空気に
より磁気隔離効果を提供することができる。代わりに、本発明における通気口５
３は、ポケット５１がなくても、十分なサイズを有していれば、マグネット３２
の挿入後に空気が凹部４６内に閉じ込められることは無い。通気口５３、特にポ
ケット５１を伴わない通気口５３は、その位置を様々に変えることができ、マグ
ネット３２が凹部４６内に押し入れられている時に凹部４６から空気を逃がすこ
とができる。
変形が、当業者には自明になるであろう。例えば、最も好ましい形態において、
幾つかの独特かつ新規な特徴が用いられて、共同作用的な効果を生んでいる。し
かし、そのような特徴は、本発明においては、別個にあるいは他の組み合わせで
利用することが可能である。例えば、図示した最も好ましい形態では、ディスク
２６は、特に有効であると考えられるポケット５１と通気口５３とが両方とも備
えられている。しかし、本発明の好適な教示における付属装置１０は、それらの
うちどちらか一つだけ備えても良い。特に、本発明の教示におけるポケット５１
は、通気口５３がなくても、ポケット５１に収容され閉じ込められた空気により
、衝撃の吸収力を高めることができる。また／あるいはポケット５１内の空気に
より磁気隔離効果を提供することができる。代わりに、本発明における通気口５
３は、ポケット５１がなくても、十分なサイズを有していれば、マグネット３２
の挿入後に空気が凹部４６内に閉じ込められることは無い。通気口５３、特にポ
ケット５１を伴わない通気口５３は、その位置を様々に変えることができ、マグ
ネット３２が凹部４６内に押し入れられている時に凹部４６から空気を逃がすこ
とができる。
【００３８】 同様に、上記発明の付属装置１０の作動は、ナットあるいはバリ１６に関連し
て説明してきたが、本発明の付属装置１０は、ボルトのヘッドあるいは他の締結
装置をソケット１２のくぼみ１４内に固定するために使用できるものである。更
に、上記発明の付属装置１０の作動は、締結装置１６の取り付けに関して説明し
てきたが、付属装置１０は、締結位置から締結装置１６を取り外す時に締結装置
１６を固定するために使用することもできる。
て説明してきたが、本発明の付属装置１０は、ボルトのヘッドあるいは他の締結
装置をソケット１２のくぼみ１４内に固定するために使用できるものである。更
に、上記発明の付属装置１０の作動は、締結装置１６の取り付けに関して説明し
てきたが、付属装置１０は、締結位置から締結装置１６を取り外す時に締結装置
１６を固定するために使用することもできる。
【００３９】 また、ディスク２６の加熱は、オーブン６８あるいは同様な加熱装置内で行う
として説明してきたが、ディスク２６を型から移動した後で、ディスク２６が所
望する温度にあり、それが周囲温度に冷却される前に、マグネット３２を凹部４
６内に押し入れても良い。そうすることで、別にディスク２６を加熱するステッ
プが必要なくなる。
として説明してきたが、ディスク２６を型から移動した後で、ディスク２６が所
望する温度にあり、それが周囲温度に冷却される前に、マグネット３２を凹部４
６内に押し入れても良い。そうすることで、別にディスク２６を加熱するステッ
プが必要なくなる。
【００４０】 従って、本明細書に開示された発明は、本発明の精神あるいは特徴から離れる
ことなく他の形態でも実施することができる。そのうちのいくつかをすでに説明
してきたが、本明細書で説明した形態は、すべて、一実施形態として考えられた
ものであり、限定的な意図はない。本発明の範囲は、前述した詳細な説明ではな
く添付した特許請求の範囲により示される。また、請求項と同等の範囲の手段の
すべての変形は、この中に包括されているものである。
ことなく他の形態でも実施することができる。そのうちのいくつかをすでに説明
してきたが、本明細書で説明した形態は、すべて、一実施形態として考えられた
ものであり、限定的な意図はない。本発明の範囲は、前述した詳細な説明ではな
く添付した特許請求の範囲により示される。また、請求項と同等の範囲の手段の
すべての変形は、この中に包括されているものである。
実施の形態は、ここに付随した図面を参照することにより最適に説明されるも
のである。
のである。
【図１】 図１は、バリを展開して仮想線で示した、本発明の好適な教示におけるレンチ
ソケット用の締結装置保持用付属装置の展開断面図である。
ソケット用の締結装置保持用付属装置の展開断面図である。
【図２】 図１の締結装置保持用付属装置の製造方法を一部仮想線で示した、部分側面図
である。
である。
【図３】 マグネットを展開して示した、図２における３−３線の断面を示した図１にお
ける締結装置保持用付属装置の断面図である。
ける締結装置保持用付属装置の断面図である。
【図４】 構造の詳細を示すために一部破断して示した、図１の締結装置保持用付属装置
のマグネットの部分側面図である。
のマグネットの部分側面図である。
【図５】 図１の締結装置保持用付属装置の部分平面図である。 全ての図面は、本発明の基本教示の説明を容易にするためにのみ描かれたもの
である。 各部品の数、位置、相対関係および寸法に関する好適な形態からの図の拡張は
、詳細な説明が読まれ理解された後には、当業者が理解できるものである。更に
、特定の力、重量、強さおよびその他の要件を満たすための正確な寸法および寸
法の比率も同様に、詳細な説明が読まれ、理解された後には当業者が理解できる
ものである。 異なる図面において、同じあるいは似た様な部品には同じ番号を使用して示し
た。更に、本明細書において第一，第二，内側，外側，内方，外方およびこれに
類する言葉がこの中で使用された時は、これらの言葉は、図を見ている人に対し
て明らかにするために、図に示された構造にだけ関するものであり、これらの言
葉は、実施形態の説明を容易にするためのみに利用される。
である。 各部品の数、位置、相対関係および寸法に関する好適な形態からの図の拡張は
、詳細な説明が読まれ理解された後には、当業者が理解できるものである。更に
、特定の力、重量、強さおよびその他の要件を満たすための正確な寸法および寸
法の比率も同様に、詳細な説明が読まれ、理解された後には当業者が理解できる
ものである。 異なる図面において、同じあるいは似た様な部品には同じ番号を使用して示し
た。更に、本明細書において第一，第二，内側，外側，内方，外方およびこれに
類する言葉がこの中で使用された時は、これらの言葉は、図を見ている人に対し
て明らかにするために、図に示された構造にだけ関するものであり、これらの言
葉は、実施形態の説明を容易にするためのみに利用される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＣＹ， ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，Ｉ Ｔ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ， ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，Ｌ Ｓ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ ，ＡＭ，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ， ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，Ｅ Ｅ，ＥＳ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＥ，ＧＨ，ＧＭ，ＧＷ，ＨＵ ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ， ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，Ｍ Ｄ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ， ＳＬ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ，ＵＳ，Ｕ Ｚ，ＶＮ，ＹＵ，ＺＷ (72)発明者 グロート，グレゴリー，ジェー アメリカ合衆国 サウスダコタ州 アバデ ィーン ノースハイ 611 (72)発明者 シガティ，ポール，ディー アメリカ合衆国 サウスダコタ州 アバデ ィーン スピルウェイドライブ 382267 Ｆターム(参考） 3C038 AA01 AA03 AA04 BB02 BC03 BC04 DA02 EA01 EA03 EA06
Claims (27)
- 【請求項１】 レンチソケットを変更すること無くレンチソケットに使用で
きる付属装置であって、 レンチソケットは、外側角部で交差（屈曲）する複数の側壁により形成される
内周面を有するくぼみと、ハンドル取付端部とを備えた従来の構造のレンチソケ
ットであり、 くぼみは締結装置をスライド収容し、 ソケットが締結位置へ移動している時に、締結装置をくぼみ内に保持するため
に、締結装置がくぼみから滑り落ちることを防ぐための付属装置において、 平らで互いに平行な一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも小さ
い外周面とを有するほぼ円筒形状のマグネットと、 一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも大きい部分を少なくとも
一部分有する外周面と、マグネットを収容するためのものであり、ディスクの第
二表面から深さ方向に延びて形成されると共に、ディスクの第一表面およびディ
スクの外周面から間隔を空けて形成される凹部とを有する非磁性体の圧縮可能な
ディスクとを有しており、 ディスクが加圧されると、ディスクが弾性変形して、くぼみの内周面に入って
くぼみの内周面に滑り嵌めされ、 マグネットが、ディスク内において、ソケットのハンドル取付端部と反対側に
位置し、 ディスクは、マグネットをソケットから磁気的に隔離し、 マグネットの外周面は、マグネットの第一および第二表面との間でほぼ一定の
サイズを有しており、 凹部は、ディスクの第二表面から延びる側壁と、ディスクの第一および第二表
面との間に位置して側壁の端部を区画する底面とで形成され、 側壁は、マグネットを、糊や接着剤を使用する必要なく凹部内に保持するため
に、マグネットのほぼ一定サイズの外周面よりも小さいサイズである第一部分を
有していることを特徴とした付属装置。 - 【請求項２】 上記凹部は、ディスクの第二表面から離れるにつれて第一部
分より徐々に大きくなるサイズを有している請求項１記載の付属装置。 - 【請求項３】 上記第一部分が、ディスクの第二表面とほぼ隣接して位置す
る請求項２記載の付属装置。 - 【請求項４】 上記凹部は、ディスクの第二表面から第一表面に向かうにつ
れて大きくなる断面サイズを有する截頭円錐形状である請求項３記載の付属装置
。 - 【請求項５】 上記ディスクはポリエチレンで形成され、加熱されると、
凹部内に押入れられたマグネットを収容できるようにディスクが伸びる請求項１
記載の付属装置。 - 【請求項６】 上記マグネットには、マグネットが凹部内に押入れられた時
に、ディスクを外側に動かすために、少なくとも、外周面と第一表面との間の角
部に傾斜が設けられている請求項１記載の付属装置。 - 【請求項７】 上記マグネットが凹部内に押入れられている時にマグネット
とディスクとの間に生じる滑り摩擦力を減らすような材料およびマグネットの錆
付を防ぐような材料によって、マグネットにメッキが施されている請求項１記載
の付属装置。 - 【請求項８】 上記マグネットが凹部内に押入れられた時に、凹部内に閉じ
込められた空気を収容するための手段が、凹部から延びて形成されている請求項
１記載の付属装置。 - 【請求項９】 少なくとも一つの非磁性体で圧縮可能なディスクが更に設け
られ、当該追加ディスクと上記ディスクとの間に延びるストリップが一体的に設
けられ、ストリップ、ディスク及び追加ディスクが同じ材料で形成されると共に
、ストリップが手で壊すことのできるサイズである請求項１記載の付属装置。 - 【請求項１０】 上記ストリップは、上記ディスク及び追加ディスクの第二
表面と連続した第一表面を有している請求項９記載の付属装置。 - 【請求項１１】 上記ストリップは、一定サイズの半円形状の断面を有して
いる請求項１０記載の付属装置。 - 【請求項１２】 上記凹部の深さは、マグネットの第一および第二表面との
間の高さよりも若干大きく形成され、ディスクの第二表面と側壁との間の角部が
マグネットの第二表面を覆うように延びて把持リップ（へり）の働きをする請求
項１記載の付属装置。 - 【請求項１３】 レンチソケットを変更すること無くレンチソケットに使用
できる付属装置であって、 上記レンチソケットは、外側角部で交差（屈曲）する複数の側壁により形成さ
れる内周面を有するくぼみと、ハンドル取付端部とを備えた従来の構造のレンチ
ソケットであり、 上記くぼみが締結装置をスライド収容する付属装置において、 一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも大きい部分を少なくとも
一部有する外周面とを有する、非磁性体の圧縮可能なディスクを、少なくとも二
つ有しており、 それぞれのディスクは、ディスクに固定されており、一対の第一および第二表
面とくぼみの内周面より小さい外周面とを有しているほぼ円筒形状のマグネット
を備え、 ディスクが加圧されると、ディスクが弾性変形して、くぼみの内周面に入って
くぼみの内周面に滑り嵌めされ、 マグネットが、ディスク内において、ソケットのハンドル取付端部と反対側に
位置し、 ディスクは、マグネットをソケットから磁気的に隔離し、 ストリップがディスク同士の間に一体に形成され、 ストリップとディスクとが同じ材料で形成され、 ストリップが手で壊すことのできるサイズであることを特徴とした付属装置。 - 【請求項１４】 上記ストリップは、各ディスクの第二表面と連続した第一
表面を有している請求項１３記載の付属装置。 - 【請求項１５】 レンチソケットを変更すること無くレンチソケットに使用
できる付属装置であって、 レンチソケットは、外側角部で交差（屈曲）する複数の側壁により形成される
内周面を有するくぼみと、ハンドル取付端部とを備えた従来の構造のレンチソケ
ットであり、 上記くぼみは締結装置をスライド収容し、 ソケットが締結位置へ移動している時に、締結装置をくぼみ内に保持するため
に、締結装置がくぼみから滑り落ちることを防ぐための付属装置において、 一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも小さい外周面とを有する
ほぼ円筒形状のマグネットと、 一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも大きい部分を少なくとも
一部分有する外周面と、マグネットを収容するためのものであり、ディスクの第
二表面から深さ方向に延びて形成されると共に、ディスクの第一表面およびディ
スクの外周面から間隔を空けて形成される凹部とを有する非磁性体の圧縮可能な
ディスクと、 マグネットが凹部内に押入れられた時に、凹部内に閉じ込められた空気を収容
するために凹部から延びて形成される手段とを有し、 上記ディスクが加圧されると、ディスクが弾性変形して、くぼみの内周面に入
ってくぼみの内周面に滑り嵌めされ、 マグネットが、ディスク内においてソケットのハンドル取付端部と反対側に位
置し、 ディスクがマグネットをソケットから磁気的に隔離することを特徴とした付属
装置。 - 【請求項１６】 空気収容手段が、凹部から深さ方向に延びて形成されると
共に、ディスクの第一表面およびディスクの外周面から間隔を空けて形成されて
いるポケットからなり、 上記ポケットのサイズが凹部およびマグネットの外周よりも小さく形成され、
マグネットが凹部内に押入れられた時に、空気が圧縮される請求項１５記載の付
属装置。 - 【請求項１７】 上記空気収容手段が、更に、マグネットが凹部内に押入れ
られた時に、凹部内に閉じ込められた空気を大気中へ逃がすために、凹部と連通
された通気口を有している請求項１６記載の付属装置。 - 【請求項１８】 上記空気収容手段が、凹部と連通された通気口から成り、
マグネットが凹部内に押入れられた時に、凹部内に閉じ込められた空気が通気口
から大気中へ逃げる請求項１５記載の付属装置。 - 【請求項１９】 レンチソケットを変更すること無くレンチソケットに使用
できる付属装置であって、 レンチソケットは、外側角部で交差（屈曲）する複数の側壁により形成される
内周面を有するくぼみと、ハンドル取付端部とを備えた従来の構造のレンチソケ
ットであり、 くぼみは締結装置をスライド収容し、 ソケットが締結位置へ移動している時に、締結装置をくぼみ内の保持するため
に、くぼみから締結装置が滑り落ちることを防ぐための付属装置において、 一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも小さい外周面とを有する
マグネットと、 一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも大きい部分を少なくとも
一部分有する外周面とを有する非磁性体の圧縮可能なディスクとを有しており、 上記マグネットが、ディスクに対して、ディスクの外周から間隔を空けて、更
にディスクの外周面の中心軸から軸方向にオフセットした位置に固定され、 ディスクが加圧されると、ディスクが弾性変形して、くぼみの内周面に入って
くぼみの内周面に滑り嵌めされ、 マグネットが、ディスク内においてソケットのハンドル取付端部と反対側に位
置し、 ディスクがマグネットをソケットから磁気的に隔離し、 マグネットがくぼみの内周内において同軸上ではない位置に配置されることを
特徴とした付属装置。 - 【請求項２０】 上記マグネットが、マグネットを収容するためにディスク
に形成された凹部によりディスクに固定され、凹部は、ディスクの第二表面から
深さ方向に延びて形成されると共に、ディスクの第一表面およびディスクの外周
面から間隔を空けて形成される請求項１９記載の付属装置。 - 【請求項２１】 レンチソケットを変更すること無くレンチソケットに使用
できる付属装置の製造方法であって、 上記レンチソケットは、外側角部で交差（屈曲）する複数の側壁により形成さ
れる内周面を有するくぼみと、ハンドル取付端部とを備えた従来の構造のレンチ
ソケットであり、 くぼみは締結装置をスライド収容し、 ソケットが締結位置へ移動している時に、締結装置をくぼみ内に保持するため
に、締結装置がくぼみから滑り落ちることを防ぐための付属装置の製造方法にお
いて、 平らで互いに平行な一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも小さ
い外周面とを有するほぼ円筒形状のマグネットを提供するステップと、 一対の第一および第二表面と、くぼみの内周面よりも大きい部分を少なくとも
一部分有する外周面と、マグネットを収容するためのものであり、ディスクの第
二表面から深さ方向に延びて形成されると共に、ディスクの第一表面およびディ
スクの外周面から間隔を空けて形成される凹部とを有する非磁性体の圧縮可能な
ディスクを提供するステップと、 上記マグネットを、ディスクの第二表面上に位置すると共に、上記凹部と同軸
上に位置し、このとき、上記マグネットの第一表面を上記ディスクの第二表面と
接触させるステップと、 上記ディスクの温度が、その材料の融解温度および永久変形軟化する温度未満
で、かつ、マグネットが凹部に押し入れられた時に材料が十分に撓むことおよび
伸びることができる温度である間にマグネットを凹部に押し入れるステップと、 糊や接着剤を使用する必要なくマグネットを凹部に保持するために、ディスク
を周囲温度により冷却するステップと、 ディスクを加圧することで、ディスクを弾性変形させてくぼみの内周面に入れ
てくぼみの内周面に滑り嵌めし、磁石を、ディスク内においてソケットのハンド
ル取付端部と反対側に位置させて、ディスクによりマグネットをソケットから磁
気的に隔離するステップとからなることを特徴とする製造方法。 - 【請求項２２】 上記マグネットを提供するステップが、マグネットの第一
および第二表面間においてほぼ一定のサイズの外周面を有するマグネットを提供
するステップから成り、 上記ディスクを提供するステップが、ディスクの第二表面から延びる側壁と、
ディスクの第一および第二表面との間に位置して側壁の端部を区画する底面とで
形成される凹部を有すると共に、側壁がマグネットのほぼ一定サイズの外周面よ
りも小さいサイズである第一部分を有するディスクを提供するステップから成る
請求項２１記載の方法。 - 【請求項２３】 上記ディスクを提供するステップが、ディスクの第二表面
から第一表面に向かうにつれて断面が大きくなる截頭円錐形状の凹部を有するデ
ィスクを提供するステップから成る請求項２２記載の方法。 - 【請求項２４】 マグネットを提供するステップが、マグネットが凹部内に
押入れられた時にマグネットがディスクを外側へ動かすように、少なくとも外周
と第一表面との間の角部に傾斜が設けられているマグネットを提供するステップ
からなる請求項２１記載の方法。 - 【請求項２５】 マグネットを提供するステップが、マグネットが凹部内に
押し入れられている時にマグネットとディスクとの間に生じる滑り摩擦力を減ら
すと共に、マグネットの錆付を防ぐような材料でメッキされているマグネットを
提供するステップからなる請求項２１記載の方法。 - 【請求項２６】 ディスクを提供するステップが、マグネットが凹部内に押
し入れられた時に凹部内に閉じ込められた空気を収容するステップからなる請求
項２１記載の方法。 - 【請求項２７】 ディスクを提供するステップが、少なくとも一つの更に加
えられた非磁性体で圧縮可能なディスクを提供するステップからなり、上記ディ
スクと追加ディスクとが、その間に一体に延びるストリップにより連結されてお
り、ディスク、ストリップ及び追加ディスクが同じ材料で形成され、そのストリ
ップが手で壊すことができるサイズに形成されている請求項２１記載の方法。
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