JP2001513248A - 情報を記録及び／又は再生するシステム、該システムに使用する媒体、磁気エンボスヘッド及び該媒体をフォーマットする装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、磁気エンボスヘッド(60)によりフォーマットされた磁気テープ(10)、及びアクチュエータ(40)により横方向(y)に移動可能な磁気データヘッド(20)を有する装置に関するものである。磁気エンボスヘッド(60)により、磁気テープ(10)には長手方向(x)に延びるサーボトラック(ST1〜ＳＴ17)のパターンが設けられている。奇数番目のサーボトラックは第１サーボ信号を含み、偶数番目のサーボトラックは該第１サーボ信号とは逆位相の第２サーボ信号を含んでいる。サーボトラック(ST2〜ST8)及び(ST10〜ST16)は典型的な幅Ｗ1を有すると共に７つのサーボトラックの２つの帯状部の群を形成し、これら帯状部は典型的な幅Ｄ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1を持つ帯状部により分離されている。ここで、ｋ＝０、１、２、…である。該サーボトラックのパターンは、データチャンネルにより読み取られるサーボ信号(V1〜V4)に応じて上記アクチュエータを制御することにより、第１世代の磁気データヘッド(20)を４つの異なる位置に位置決めするのに適すると共に、第２世代の磁気データヘッド(120)を８つの異なる位置に位置決めするのに適している。

Description

【発明の詳細な説明】 情報を記録及び／又は再生するシステム、該システムに使用する媒体、 磁気エンボスヘッド及び該媒体をフォーマットする装置 本発明は、情報を記録及び／又は再生するシステムであって、 ａ）トラックパターンを有する磁化可能な媒体であって、 − 第１信号を含む第１型式の埋込サーボトラックと、 − 第２信号を含む第２型式の埋込サーボトラックと、 を有し、これらサーボトラックが略長手方向に延在し、前記トラックパターン が、該長手方向に直交する横方法において、上記第２型式のサーボトラックが 続く上記第１型式のサーボトラックを交互に有する媒体と、 ｂ）装置であって、 − 前記横方向にｐ1なる中心間距離で異なる位置に配置された複数のデータ チャンネルを有する磁気データヘッドと、 − 前記媒体を前記磁気データヘッドに対して前記長手方向に移動させる手段 と、 − 前記磁気データヘッドを前記媒体に対して前記横方向に移動させるアクチ ュエータと、 − 上記アクチュエータを制御する制御ユニットであって、前記データチャン ネルにより読み取られる信号に基づいて位置信号を発生するように構成され た制御ユニットと、 を有する装置と、 を有するようなシステムに関する。 また、本発明は上記のようなシステム用の媒体にも関する。 更に、本発明は磁気エンボスヘッドであって、磁化可能な媒体が当該磁気エン ボスヘッドに対して移動可能である長手方向と、該長手方向を横切るように配向 され た横方向とを備えるヘッド面を有すると共に、一体化されたエンボスチャンネル の構体を有し、該構体が上記ヘッド面で終端し、前記エンボスチャンネルが前記 横方向に互いに隣接して配置されると共に略横方向に延在するような磁気エンボ スヘッドにも関する。 また、本発明は上記のような磁気エンボスヘッドと、該磁気エンボスヘッドを 用いて磁化可能な媒体を走査する手段とを有するような装置にも関する。 上記のような媒体、システム及び磁気エンボスヘッドは国際特許出願公開第WO 96/30897-A2から既知である。該既知の媒体は、既知の磁気エンボスヘッドによ り７つのサーボトラックが書き込まれた磁気テープであり、第１サーボトラック の信号は第３、第５及び第７サーボトラックの信号と同相であり、第２、第４及 び第６サーボトラックの信号は第１、第３及び第５サーボトラックの信号と逆位 相である。該既知のシステムの一部を形成する装置により、斯様にフォーマット された磁気テープ上のサーボトラック上に情報信号を書き込むことができる。こ の目的のために、該装置は４つのデータチャンネルを持つ磁気データヘッドと、 該磁気データヘッドを経て上記磁気テープを長手方向に移動させる手段とを有し ている。該既知の装置は、更に、上記磁気データヘッドを横方向に位置決めする アクチュエータと該アクチュエータを制御する制御ユニットとを有している。該 制御ユニットは、第１データチャンネルにより供給される信号と第２データチャ ンネルにより供給される信号との間の差に基づいて位置信号を発生する比較器を 有している。上記磁気データヘッドは、該位置信号に基づいて磁気テープ上のサ ーボトラックに追従する。該既知のシステム、既知の媒体及び既知の磁気エンボ スヘッドの欠点は、全磁気テープが書き込まれ又は読み取られた後、該磁気テー プは、その初期位置に戻すために巻き戻されねばならない点にある。上記既知の システムの他の欠点は、サーボトラックパターンが倍のデータトラック密度を持 つ将来の世代に適していない点にある。 本発明の目的は、冒頭で述べたような型式のシステムであって、媒体が倍のト ラック密度を持つ将来の世代に備えるようなシステムを提供することにある。こ の目 的のため、本発明によるシステムは、 前記トラックパターンが第２形式の帯状部により分離された第１形式の少なく とも２つの帯状部の群を有し、第１型式の帯状部は、これら帯状部の第２型式の 帯状部から遠い側部においてサーボトラックに隣接し、 第１型式の帯状部は典型的な幅W1を持つ少なくとも１つのサーボトラックを有 し、 第２型式の帯状部はＤ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…）に従う典 型的な幅Ｄを有し、 前記データチャンネル間の中心間距離ｐが、ｐ＝ｎ・Ｗ1（但し、ｎ＝２、４ 、６、…）なる関係に従う、 ことを特徴としている。 本発明による対策により、情報を、上記サーボトラックパターン上で、典型的 なデータトラックピッチＴ1＝Ｗ1を持つデータトラック及び典型的なデータトラ ックピッチＴ2＝1/2Ｗ1を持つデータトラックから読み取り及び／又はこれらデ ータトラックに書き込むことができる。このことは、データトラック密度を、サ ーボトラック密度に略等しくすることができると共に、サーボトラック密度の約 ２倍にすることができることを意味する。また、このことは、媒体に対してなさ れた投資を、２つの世代のデータ装置に対して利用することができることを意味 する。これは、当該システムを、比較的大量の資金が媒体に投資されるデータバ ックアップ目的にとって非常に魅力的なものにする。 請求項２に記載の実施例は、各パスにおいて少なくとも４つのデータチャンネ ルがサーボトラックの境界上に位置されるので、４つのデータチャンネルが該媒 体に対する磁気データヘッドの位置に関する情報を供給するという利点を有して いる。他の４つのデータチャンネルはサーボトラック上に完全に位置されるので 、これらデータチャンネルは当該磁気データヘッドに対する媒体の速度に関する 情報を供給することができる。このようにして、媒体上の局部的ドロップアウト に不感な非常に強いシステムが得られる。 上記トラックパターンは媒体の横方向に数回にわたり繰り返すことができ、こ の結果、磁気データヘッドは横方向への変位の後に追加のトラックパターンに情 報を書き込むことができることに注意されたい。 本発明によるシステムの他の実施例は、該媒体が少なくともｎ・Ｗ1なる幅を 持つ少なくとも１つのサーボトラックを有することを特徴とする。この対策によ り、１つのデータチャンネルは全てのパスの間にｎ・Ｗ1幅のサーボトラック上 に全て位置され得ることになり、これにより、該データチャンネルを、当該磁気 データヘッドを横方向において正確に位置決めする必要なしに、サーボ信号を読 み取るために使用することが可能となる。これは、本発明によるシステムの開始 を簡単にする。 本発明による媒体は、 前記トラックパターンが第２形式の帯状部により分離された第１形式の少なく とも２つの帯状部の群を有し、第１型式の帯状部は、これら帯状部の第２型式の 帯状部から遠い側部においてサーボトラックに隣接し、 第１型式の帯状部は典型的な幅W1を持つ少なくとも１つのサーボトラックを有 し、 第２型式の帯状部はＤ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…）に従う典 型的な幅Ｄを有する、 ことを特徴としている。 本発明による該媒体は、上述した利点を有する本発明によるシステムに使用す ることができる。 請求項５の対策によれば、サーボパターンを書き込むための磁気エンボスヘッ ドを容易に製造することができる。何故なら、エンボスチャンネルをＷ1より小 さくする必要がないからである。これは、小さなエンボスチャンネルは作製する のが一層困難であるので、有利である。エンボスチャンネルの寸法は、エンボス チャンネル内に磁束ガイドを形成するために使用される材料の磁区形状によって も制限される。 請求項６に記載の実施例は、第２型式の帯状部内のサーボトラックから読み取 ら れる信号が、媒体に対する磁気データヘッドの位置に関する付加的な情報を提供 するという利点を有している。この付加的な情報は、何のデータトラックがアク セスされているかを即座に判断することを可能にする。 好ましい実施例においては、磁気データヘッドは、４Ｗ1なる中心間距離及び 約1/2Ｗ1以下の記録幅で配置された８個のデータチャンネルを有する。このよう な磁気データヘッドによれば、該トラックパターンにわたり８つのパスで６４の 情報トラックを書き込むことが可能である。８個のデータチャンネルの選択の結 果、データレート（８チャンネル並列）と磁気データヘッドの歩留まり（多いチ ャンネルは結果として低い歩留まりとなる）との間のバランスが良くなる。 他の実施例においては、磁気データヘッドは、２Ｗ1なる中心間距離及び約1/2 Ｗ1以下の記録幅で配置された少なくとも１６個のデータチャンネルを有する。 このような磁気データヘッドによれば、４つのパスで６４の情報トラックを書き 込むことが可能になる。この実施例においては、多数のデータチャンネルがサー ボトラックの境界上に位置されるので、高度の強さが達成される。これは、サー ボトラックの一部が読み取り不可能な場合でさえも、充分なトラッキングが得ら れるのを可能にする。また、データチャンネルの幾つかは常に１つのサーボトラ ック上に完全に位置するので、この結果として、これらデータチャンネルはサー ボ信号の位相及び媒体の磁気データヘッドに対する速度に関しての情報を供給す ることができる。この実施例の他の利点は、各パスがデータチャンネルにより読 み取られるサーボ信号に基づいて識別することができることである。これは、当 該サーボシステムが、例えば外部の機械的衝撃を受けた後に、他のパスにロック し、そこで当該装置が書き込みを継続するのを防止することを可能にする。 本発明による媒体の一実施例は、前記第１信号及び前記第２信号が基本波を含 み、これら第１信号及び第２信号が互いに逆位相であることを特徴とする。同一 周波数の該対策により、データチャンネルにより読み取られる信号は、該データ チャンネルが２つのサーボトラックの間の境界線に対して中心が合わされると零 になるようになる。これは、この結果としてデータチャンネル間の感度の差が位 置信号の発生 に実質的に影響を有さず、また、零付近で変化する測定信号が正確且つ当該制御 ユニット内のオフセットに高度に不感なサーボシステムを構成することを可能に するので、有利である。 本発明は、上記媒体がリールハブ上に巻回され、且つ、カセットのハウジング 内に収容されたテープ状媒体であると特に有利である。このようなカセットの場 合、該媒体の当該カセットと共動する装置に対する位置は、テープ状媒体がたる むと共に、該位置が当該カセットのハウジングによっても決まるので、通常不正 確である。加えて、テープ状媒体の横方向の寸法は、該媒体による水分の吸収又 は水分の放出の結果としての膨張及び収縮により変化し得る。本発明による対策 は、上記磁気データヘッドの当該媒体に対する正確な位置を保証し、その結果と して該媒体上に高密度な情報記憶が可能となる。更に、斯様なカセット内の媒体 は周囲からの埃及び汚れの侵入に対して完全には保護されておらず、また、該媒 体と磁気データヘッドとの間には機械的な接触があるので、これが傷を生じさせ る可能性がある。埃、汚れ及び傷の結果として、上記サーボ信号のうちの幾つか は幾つかの位置において妨害されるか又は全く読み取り不可能となる可能性があ る。本発明による対策は、トラッキングに対する埃、汚れ及び傷の影響を除去す る。 本発明による磁気エンボスヘッド及び装置は、 − 前記構体が第２型式の帯状部により分離された第１型式の少なくとも２つの 帯状部の群を有し、 − 第１型式の帯状部が、これら帯状部の前記第２型式の帯状部から遠い側部に おいてエンボスチャンネルと隣接し、 − 第１型式の帯状部が、典型的な幅Ｗ1を持つエンボスチャンネルを有し、 − 第２型式の帯状部が、典型的な幅Ｄを有し、該Ｄが、 Ｄ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…） に従う、 ことを特徴としている。 以下、本発明を例示として図面を参照して更に詳細に説明するが、図面におい て、 図１は、本発明によるシステムを概念的に示し、 図２は、本発明による磁気エンボスヘッド、磁気データヘッド、アクチュエー タ及び媒体の第１実施例を示し、 図３は、２つのサーボ信号と、これら信号の相互の位相関係を示し、 図４は、本発明による媒体の第２実施例を概念的に示し、 図５は、本発明による媒体の第３実施例を概念的に示し、 図６は、本発明による媒体の第４実施例を概念的に示し、 図７は、本発明による媒体の第５実施例を概念的に示し、 図８は、本発明による装置を概念的に示す。 図１は、本発明によるシステムを概念的に示している。該システムは、装置１ ００と、本例ではカセット１１のハウジング内に収容された磁気テープ１０であ る磁化可能な媒体とを有している。磁気テープ１０にはサーボトラックのパター ンが設けられており、これらサーボトラックにはサーボ信号が、深いレベルに記 録された磁化パターンの形態で記憶されている(図２参照)。これらの深いサーボ トラックは、埋込サーボトラックと呼ばれる。装置１００は、磁気データヘッド ２０と、磁気テープ１０を該磁気データヘッド２０に対してサーボトラックに沿 う長手方向ｘ（図２参照）に相対移動させる手段（本例ではモータ３０）とを有 している。該装置１００は、更に、磁気データヘッド２０を上記サーボトラック に対して横方向に移動させるアクチュエータ４０と、磁気データヘッド２０と該 アクチュエータ４０との間に配置されたサーボ回路５０とを有している。また、 装置１００は、アクチュエータ４０及び磁気データヘッド２０を制御する制御手 段（本例では、マイクロコンピュータ７０）を有している。 図２は、磁気テープ１０の形態の磁化可能媒体、磁気エンボスヘッド６0、磁 気データヘッド２０及びアクチュエータ４０を概念的に示している。磁気テープ １０にはサーボトラックＳＴ1〜ＳＴ17のパターンが設けられており、これらサ ーボトラックは長手方向ｘに延びると共に、該長手方向ｘに直交する横方向ｙに 互いに隣接している。サーボトラックＳＴ1、ＳＴ3、ＳＴ5、…はサーボ信号Sa を含む第１ 型式のものであり、サーボトラックＳＴ2及びＳＴ4はサーボ信号Sbを含む第２型 式のものである。サーボ信号Ｓa及びＳbは、各々、同一周波数の基本波を含むが 、互いに逆位相である(図３参照)。これらサーボ信号は、比較的大きなギャップ 長ｓを持つ磁気エンボスヘッド６０により記録されている。この結果、これらサ ーボ信号は磁気テープ１０内に深く記憶される。磁気エンボスヘッド６０はヘッ ド面６１と、該ヘッド面６１で終端する一体化されたエンボスチャンネルＳ1〜 Ｓ17の構体とを有している。これらエンボスチャンネルは互いに隣接すると共に 、略横方向に延在している。該構体は、エンボスチャンネルＳ2〜Ｓ8及びＳ10〜 Ｓ16を伴う第１型式Ａの２つの帯状部の群を有し、これら帯状部は、この場合は エンボスチャンネルＳ9からなる第２型式Ｂの帯状部により分離されている。エ ンボスチャンネルＳ2〜Ｓ8及びＳ10〜Ｓ16は第１の典型的な幅Ｗ1を有し、エン ボスチャンネルＳ9は第２の典型的な幅Ｄ＝1.5Ｗ1を有している。この磁気エン ボスヘッド６０により、トラックパターンＳＴ1〜ＳＴ17は磁気テープ１０上に １回のパスで書き込まれる。この書込は、好ましくは、当該磁気テープが製造さ れる際、又は磁気テープ１０がカセット１１に装填される際に、この目的のため に特別に設計された装置（図８参照）において実行される。 磁気データヘッド２０は図１に示すように装置１００の一部を形成すると共に 、同時に読み取り及び書き込みが可能な４つのデータチャンネルＨ1、Ｈ2、Ｈ3 及びＨ4を有している。図１に示す装置１００は、情報信号を情報トラックＤ1〜 Ｄ16に書き込むように構成されている。この目的のため、上記磁気データチャン ネルは約Ｗ1の幅を有している。情報トラックＤ1〜Ｄ16の書き込み及び／又は読 み取りの間に磁気データヘッド２０を位置決めするために、装置１００はアクチ ュエータ４０及びサーボ回路５０を有している。サーボ回路５０は、磁気データ ヘッド２０とアクチュエータ４０との間に配置され、磁気データヘッド２０をト ラックパターンＳＴ1〜ＳＴ17に対してデータチャンネルＨ1、Ｈ2、Ｈ3及びＨ4 により上記サーボトラックから各々読み取られるサーボ信号Ｖ1、Ｖ2、Ｖ3及び Ｖ4に応答して位置決めするように構成されている。サーボ回路５０は、２つの サーボトラックの間の境 界線上に位置されたデータチャンネルから入力される信号を選択する選択器５１ と、選択された信号から信号Ｖdifを発生する第１加算器５２とを有している。 選択器５１は図１に示したマイクロコンピュータ７０により制御される。該サー ボ回路５０は、更に、上記サーボトラックの１つの上に完全に配置されたデータ チャンネルから得られる基準信号Ｖrefを発生する第２加算器５４を有している 。乗算器５３が、上記信号Ｖdifと基準信号Ｖrefとを乗算することにより位置信 号Ｖpを発生するために採用されている。アクチュエータ４０は、上記位置信号 Ｖpが略零に等しくなるまで駆動される。磁気データヘッド２０の各パスに対し て、基準信号Ｖref＝Ｖ1＋Ｖ2であり、信号Ｖdif＝Ｖ3＋Ｖ4であるので、この実 施例では上記選択器は動作しない。 図２に示す磁気データヘッド１２０は、データトラックの数が上記磁気データ チャンネルの幅を半分にすると共に位置信号Ｖpの発生を調整することにより２ 倍にされる第２世代実施例の一例である。該磁気データヘッド１２０も図１に示 した装置１００の一部を形成すると共に、同時に読み取り及び書き込みが可能な ４つのデータチャンネルＨ101、Ｈ102、Ｈ103及びＨ104を有している。情報トラ ックの書き込み及び／又は読み取りの間に磁気データヘッド１２０を位置決めす るために、当該装置はアクチュエータ１４０と、同じサーボ回路５０とを有して いる。この第２世代においては、サーボ回路５０は磁気データヘッド１２０とア クチュエータ１４０との間に配置され、磁気データヘッド１２０をトラックパタ ーンＳＴ1〜ＳＴ17に対してデータチャンネルＨ101、Ｈ102、Ｈ103及びＨ104に より上記サーボトラックから各々読み取られる該第２世代のサーボ信号Ｖ1、Ｖ2 、Ｖ3及びＶ4に応答して位置決めするように構成されている。この第２世代にお いても、アクチュエータ１４０は位置信号Ｖpが略零に等しくなるまで駆動され る。磁気データヘッド１２０の後続のパスに関しては、基準信号Ｖref及び信号 Ｖdifが、マイクロプロセッサ７０（図１参照）による選択器５１の適切な制御 により下記のように発生される。 また、磁気データチャンネルＨ101〜Ｈ104の間の中心間距離ｐ1はサーボトラ ックＳＴ2〜ＳＴ8の典型的な幅Ｗ1の４倍に等しく、これらデータチャンネルの 幅は約1/2Ｗ1である。結果として、磁気テープ１０に３２の情報トラック全てを 設けるには８回のパスが必要である。これらのパスの後、磁気テープ１０は初期 位置に戻る。 図４は、本発明による媒体の第２実施例を概念的に示している。該磁気テープ ２１０には、長手方向に延びるサーボトラックのパターンが設けられている。陰 影の付けられていないサーボトラックはサーボ信号Ｓaを含み、陰影の付けられ ているサーボトラックはサーボ信号Ｓbを含んでいる。これらサーボ信号Ｓa及び Ｓbは、各々、同一周波数の基本波を含んでいるが、互いに逆位相である(図３参 照)。これらサーボトラックは、図２を参照して説明したように、図示せぬ磁気 エンボスヘッドにより記録されている。該磁気テープ２１０は、８つのデータチ ャンネルＨ210〜Ｈ208を持つ磁気データヘッド２２０を有する装置と共動するよ う構成されている。磁気データチャンネルＨ201〜Ｈ208の間の中心間距離Ｐ2は 、前記典型的な幅Ｗ1の４倍に等しい。結果として、図２を参照して説明したの と同等の方法により、全磁気テープ２１０に３２の情報トラックを設けるには４ つのパスが必要である。 これらの４つのパスの後、磁気テープ２１０は再び初期位置に到達する。 磁気テープ２１０は、中心間距離ｐ2及び約1/2Ｗ1の幅を持つ８個のデータチ ャンネルＨ301〜Ｈ308を有する磁気データヘッドを備える第２世代装置と共動す るのにも適している。全磁気テープ２１０に図２を参照して述べたものと同等の 方法により６４の情報トラックを設けるには８つのパスが必要である。これらの ８つのパスの後、磁気テープ２１０は再び初期位置に到達する。 また、磁気テープ２１０は、中心間距離ｐ４＝２・Ｗ1及び約1/2Ｗ1の幅を持 つ１６個のデータチャンネルＨ401〜Ｈ416を有する磁気データヘッドを備える第 ２世代装置と共動するのにも適している。全磁気テープ２１０に図２を参照して 述べたものと同等の方法により６４の情報トラックを設けるには４つのパスが必 要である。 図５は、本発明による媒体の第３実施例の一部を概念的に示している。該媒体 は、長手方向に延びる一群のサーボトラックＳＴ501〜ＳＴ505を有している。奇 数番目のサーボトラックはサーボ信号Ｓaを含み、偶数番目のサーボトラックは サーボ信号Ｓbを含んでいる。これらサーボ信号Ｓa及びＳbは、各々、同一周波 数の基本波を含むが、互いに逆位相である(図３参照)。これらサーボトラックは 、図２を参照して説明したように、図示せぬ磁気エンボスヘッドにより記録され ている。サーボトラックＳＴ502及びＳＴ504は典型的な幅Ｗ1を有すると共に典 型的な幅Ｄ＝１.５Ｗ1を有するサーボトラックＳＴ503により分離されている。 該磁気テープは、磁気データチャンネルＨ501及びＨ502を有する装置と共動する ようになっている。結果として、図示のパターンに図２を参照してのべたものと 同等の方法により４つの情報トラックを設けるには２つのパスが必要である。 該磁気テープは、磁気データチャンネルＨ601及びＨ602を有する装置と共動さ せるのにも適している。斯かる装置によれば、図示のパターンに図２を参照して 説明したものと同等の方法により８つの情報トラックを設けるには４つのパスが 必要である。このような群のサーボトラックは磁気テープ上に何回も繰り返すこ とができ、これにより、データトラック上に単一又は倍トラック密度で書き込み が可能な多数 の平行なサーボトラックが得られる。 図６は、本発明による媒体の第４実施例の一部、並びに磁気データチャンネル Ｈ201〜Ｈ208及びＨ301〜Ｈ308を概念的に示している。この実施例は図４に示し たものとは、第Ｉ型式の帯状部が第II型式の帯状部により分離され、該第II型式 の帯状部が幅Ｄ＝９.５Ｗ1の単一のサーボトラックからなると共に周期的サーボ 信号Ｓb（図３参照）を有している点で、相違している。このサーボトラックは 磁気データチャンネルの間の中心間距離の２倍より広いので、各パス内には少な くとも２つのデータチャンネル、即ちＨ204及びＨ205又はＨ304及びＨ305、が存 在し、これらデータチャンネルが該サーボトラックから信号を隣接するトラック の干渉なしで読み取る。この信号は周期的であるので、該信号は、例えば、当該 磁気データヘッドの媒体に対する速度を表す速度信号として使用することができ る。 図７は、本発明による媒体の第５実施例の一部、並びに磁気データチャンネル Ｈ201〜Ｈ208及びＨ301〜Ｈ308を概念的に示している。この実施例は図４に示し たものとは、第Ｉ型式の帯状部が第II型式の帯状部により分離され、該第III型 式の帯状部が幅Ｗ2＝１.５Ｗ1の５つのサーボトラックからなる点で、相違して いる。この第５実施例によれば、データチャンネルＨ201〜Ｈ208の４つのパスの 各々が、これらデータチャンネルにより読み取られる信号に基づいて識別するこ とができる。何故なら、これら信号間の関係はパス毎に異なるからである。 図８は、本発明による装置の一実施例を示している。該装置４００はカセット １１を収容する空間を有している。該カセット１１は２つのリールハブ１２及び １３を有し、これらハブ上に磁気テープ１０が巻回されている。該装置４００は 、更に、磁気エンボスヘッド６０と、磁気テープ１０を走査することができるよ うに該磁気テープを磁気エンボスヘッド６０を経て移動させるモータ４３０とを 有している。該装置４００は、更に、磁気エンボスヘッド６０とモータ４３０と を駆動する制御電子部４４０も有している。この装置によれば、磁気テープ１０ に図２を参照して説明したサーボトラックを設けることができる。 尚、本発明は、ここで述べた実施例に限定されるものでないことに注意された い。 本発明の範囲内で種々の実施例が可能である。例えば、磁気テープの代わりに磁 気ディスクを使用することも可能である。それとは別に、前記サーボ信号Ｓa及 びＳbは異なる周波数の信号でもよく、前記サーボ回路は前記アクチュエータを 多数のデータチャンネルにより読み取られるサーボ信号Ｓa及びＳbの振幅に応じ て制御するための位置信号を発生する。

【手続補正書】 【提出日】平成１１年８月２６日（１９９９．８．２６） 【補正内容】 請求の範囲 １．情報を記録及び／又は再生するシステムであって、 ａ）トラックパターンが設けられた磁化可能な媒体であって、 − 第１信号を含む第１型式の埋込サーボトラックと、 − 第２信号を含む第２型式の埋込サーボトラックと、 を有し、これらサーボトラックが略長手方向に延在し、前記トラックパター ンが、該長手方向に直交する横方法において、前記第２型式のサーボトラッ クが続く前記第１型式のサーボトラックを交互に有する媒体と、 ｂ）装置であって、 − 前記横方向にｐ1なる中心間距離で異なる位置に配置された複数のデー タチャンネルを有する磁気データヘッドと、 − 前記媒体を前記磁気データヘッドに対して前記長手方向に移動させる手 段と、 − 前記磁気データヘッドを前記媒体に対して前記横方向に移動させるアク チュエータと、 − 前記アクチュエータを制御する制御ユニットであって、前記データチャ ンネルにより読み取られる信号に基づいて位置信号を発生するように構成 された制御ユニットと、 を有する装置と、 を有するようなシステムにおいて、 前記トラックパターンが第２形式の帯状部により分離された第１形式の少な くとも２つの帯状部の群を有し、前記第１型式の帯状部は、これら帯状部の前 記第２型式の帯状部から遠い側部においてサーボトラックに隣接し、 前記第１型式の帯状部は典型的な幅W1を持つ少なくとも１つのサーボトラッ クを有し、 前記第２型式の帯状部はＤ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…）に 従う典型的な幅Ｄを有し、 前記データチャンネル間の中心間距離ｐが、ｐ＝ｎ・Ｗ1（但し、ｎ＝２、 ４、６、…）なる関係に従う、 ことを特徴とするシステム。 ２．請求項１に記載のシステムにおいて、前記第１型式の帯状部が少なくとも１ ５個のサーボトラックを有し、前記磁気データヘッドが中心間距離４Ｗ1で配 置された少なくとも８個の磁気データチャンネルを有していることを特徴とす るシステム。 ３．請求項１に記載のシステムにおいて、前記媒体が少なくともｎ・Ｗ1の幅を 持つ少なくとも１つのサーボトラックを有することを特徴とするシステム。 ４．トラックパターンが設けられた磁化可能な媒体であって、 − 第１信号を含む第１型式の埋込サーボトラックと、 − 第２信号を含む第２型式の埋込サーボトラックと、 を有し、これらサーボトラックが略長手方向に延在し、前記トラックパターン が、該長手方向に直交する横方法において、前記第２型式のサーボトラックが 続く前記第１型式のサーボトラックを交互に有するような媒体において、 前記トラックパターンが第２形式の帯状部により分離された第１形式の少な くとも２つの帯状部の群を有し、前記第１型式の帯状部は、これら帯状部の前 記第２型式の帯状部から遠い側部においてサーボトラックに隣接し、 前記第１型式の帯状部は典型的な幅W1を持つ少なくとも１つのサーボトラ ックを有し、 前記第２型式の帯状部はＤ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…）に 従う典型的な幅Ｄを有する、 ことを特徴とする磁化可能な媒体。 ５．請求項４に記載の磁化可能な媒体において、前記第２型式の帯状部が典型的 な幅Ｄ＝１.５Ｗ1を有すると共に単一のサーボトラックを有していることを特 徴とする磁化可能な媒体。 ６．請求項４に記載の磁化可能な媒体において、前記第２型式の帯状部が典型的 な幅Ｗ2を持つN2のサーボトラックを有し、 Ｗ2＝(ｍ＋1/2)Ｗ1（但し、ｍ＝０、１、２、…及びＮ２＝１、３、５、…） であることを特徴とする磁化可能な媒体。 ７．請求項４ないし６の何れか一項に記載の磁化可能な媒体において、前記第１ 信号(Sa)及び前記第２信号は各々同一周波数の基本波を含み、これら第１信号 及び第２信号が互いに逆位相であることを特徴とする磁化可能な媒体。 ８．テープ状磁化可能媒体が巻回された少なくとも１つのリールハブを収容する ハウジングを有するカセットであって、前記媒体が請求項４ないし７の何れか 一項に記載の媒体であることを特徴とするカセット。 ９．ヘッド面を有する磁気エンボスヘッドであって、該ヘッド面は磁化可能媒体 が当該磁気エンボスヘッドに対して移動可能な長手方向と該長手方向を横切る ように配向された横方向を備え、該磁気エンボスヘッドは一体化されたエンボ スチャンネルの構体を有し、該構体は前記ヘッド面で終端し、前記エンボスチ ャンネルは前記横方向に互いに隣接して配置されると共に前記横方向に略延在 するような磁気エンボスヘッドにおいて、 − 前記構体は第２型式の帯状部により分離された第１型式の少なくとも２つ の帯状部の群を有し、 − 前記第１型式の帯状部は、これら帯状部の前記第２型式の帯状部から遠い 側部においてエンボスチャンネルに隣接し、 − 前記第１型式の帯状部は典型的な幅Ｗ1を持つエンボスチャンネルを有し 、 − 前記第２型式の帯状部は、Ｄ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、… ）に従う典型的な幅Ｄを有している、 ことを特徴とする磁気エンボスヘッド。 １０．磁気エンボスヘッドと、該磁気エンボスヘッドにより磁化可能媒体を走査 する手段とを有する装置であって、前記磁気エンボスヘッドは磁化可能媒体が 前記磁気エンボスヘッドに対して移動可能な長手方向と該長手方向を横切るよ うに配向された横方向を備えるヘッド面を有し、前記磁気エンボスヘッドは更 に一体化されたエンボスチャンネルの構体を有し、該構体は前記ヘッド面で終 端し、前記エンボスチャンネルは前記横方向に互いに隣接して配置されると共 に前記横方向に略延在するような装置において、 − 前記構体は第２型式の帯状部により分離された第１型式の少なくとも２つ の帯状部の群を有し、 − 前記第１型式の帯状部は、これら帯状部の前記第２型式の帯状部から遠い 側部においてエンボスチャンネルと隣接し、 − 前記第１型式の帯状部は典型的な幅Ｗ1を持つエンボスチャンネルを有し 、 − 前記第２型式の帯状部は典型的な幅Ｄを有し、該Ｄが、 Ｄ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…） に従う、 ことを特徴とする装置。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．情報を記録及び／又は再生するシステムであって、 ａ）トラックパターンが設けられた磁化可能な媒体(10)であって、 − 第１信号(Sa)を含む第１型式の埋込サーボトラック（ST2、ST4、…）と 、 − 第２信号(Sb)を含む第２型式の埋込サーボトラック(ST3)と、 を有し、これらサーボトラックが略長手方向(x)に延在し、前記トラックパ ターンが、該長手方向に直交する横方法(y)において、前記第２型式のサー ボトラックが続く前記第１型式のサーボトラックを交互に有する媒体と、 ｂ）装置(100)であって、 − 前記横方向(y)にｐ１なる中心間距離で異なる位置に配置された複数の データチャンネル(H1、H2、H3、H4)を有する磁気データヘッド(20)と、 − 前記媒体を前記磁気データヘッドに対して前記長手方向(x)に移動させ る手段(30)と、 − 前記磁気データヘッドを前記媒体に対して前記横方向(y)に移動させる アクチュエータ(40)と、 − 前記アクチュエータを制御する制御ユニット(50)であって、前記データ チャンネル(H3、H4)により読み取られる信号に基づいて位置信号(Vp)を発 生するように構成された制御ユニットと、 を有する装置と、 を有するようなシステムにおいて、 前記トラックパターンが第２形式(II)の帯状部により分離された第１形式( Ｉ)の少なくとも２つの帯状部の群を有し、前記第１型式の帯状部は、これら 帯状部の前記第２型式の帯状部から遠い側部においてサーボトラック(ST1、ST1 7)に隣接し、 前記第１型式の帯状部は典型的な幅W1を持つ少なくとも１つのサーボトラッ ク(ST2〜ST8)を有し、 前記第２型式の帯状部はＤ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…）に 従う典型的な幅Ｄを有し、 前記データチャンネル間の中心間距離ｐが、ｐ＝ｎ・Ｗ1（但し、ｎ＝２、 ４、６、…）なる関係に従う、 ことを特徴とするシステム。 ２．請求項１に記載のシステムにおいて、前記第１型式の帯状部が少なくとも１ ５個のサーボトラックを有し、前記磁気データヘッド(220)が中心間距離４Ｗ1 で配置された少なくとも８個の磁気データチャンネル(H201〜H208)を有してい ることを特徴とするシステム。 ３．請求項１に記載のシステムにおいて、前記媒体が少なくともｎ・Ｗ1の幅を 持つ少なくとも１つのサーボトラックを有することを特徴とするシステム。 ４．トラックパターンが設けられた磁化可能な媒体(10)であって、 − 第１信号(Sa)を含む第１型式の埋込サーボトラック（ST2、ST4、…）と、 − 第２信号(Sb)を含む第２型式の埋込サーボトラック(ST3)と、 を有し、これらサーボトラックが略長手方向(x)に延在し、前記トラックパタ ーンが、該長手方向に直交する横方法(y)において、前記第２型式のサーボト ラックが続く前記第１型式のサーボトラックを交互に有するような媒体におい て、 前記トラックパターンが第２形式(II)の帯状部により分離された第１形式( Ｉ)の少なくとも２つの帯状部の群を有し、前記第１型式の帯状部は、これら 帯状部の前記第２型式の帯状部から遠い側部においてサーボトラック(ST1、ST1 7)に隣接し、 前記第１型式の帯状部は典型的な幅W1を持つ少なくとも１つのサーボトラッ ク(ST2〜ST8)を有し、 前記第２型式の帯状部はＤ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…）に 従う典型的な幅Ｄを有する、 ことを特徴とする磁化可能な媒体。 ５．請求項４に記載の磁化可能な媒体(10)において、前記第２型式の帯状部が典 型 的な幅Ｄ＝１.５Ｗ1を有すると共に単一のサーボトラックを有していることを 特徴とする磁化可能な媒体。 ６．請求項４に記載の磁化可能な媒体(210)において、前記第２型式の帯状部が 典型的な幅Ｗ2を持つN2のサーボトラックを有し、 Ｗ2＝(ｍ＋1/2)Ｗ1（但し、ｍ＝０、１、２、…及びＮ２＝１、３、５、…） であることを特徴とする磁化可能な媒体。 ７．請求項４ないし６の何れか一項に記載の磁化可能な媒体(10;110;210;310)に おいて、前記第１信号(Sa)及び前記第２信号(Sb)は各々同一周波数の基本波を 含み、これら第１信号及び第２信号が互いに逆位相であることを特徴とする磁 化可能な媒体。 ８．テープ状磁化可能媒体(10)が巻回された少なくとも１つのリールハブ(12、1 3)を収容するハウジングを有するカセット(11)であって、前記媒体が請求項４ ないし７の何れか一項に記載の媒体であることを特徴とするカセット。 ９．ヘッド面(61)を有する磁気エンボスヘッド(60)であって、該ヘッド面は磁化 可能媒体(10)が当該磁気エンボスヘッドに対して移動可能な長手方向(x)と該 長手方向(x)を横切るように配向された横方向(y)を備え、該磁気エンボスヘッ ドは一体化されたエンボスチャンネル(S1〜S17)の構体を有し、該構体は前記 ヘッド面で終端し、前記エンボスチャンネルは前記横方向(y)に互いに隣接し て配置されると共に前記横方向に略延在するような磁気エンボスヘッドにおい て、 − 前記構体は第２型式(B)の帯状部により分離された第１型式(A)の少なくと も２つの帯状部の群を有し、 − 前記第１型式の帯状部は、これら帯状部の前記第２型式の帯状部から遠い 側部においてエンボスチャンネル(S1、S17)に隣接し、 − 前記第１型式の帯状部は典型的な幅Ｗ1を持つエンボスチャンネルを有し 、 − 前記第２型式の帯状部は、Ｄ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、… ）に従う典型的な幅Ｄを有している、 ことを特徴とする磁気エンボスヘッド。 １０．磁気エンボスヘッド(60)と、該磁気エンボスヘッドにより磁化可能媒体(1 0)を走査する手段(30)とを有する装置であって、前記磁気エンボスヘッド(60) は磁化可能媒体(10)が前記磁気エンボスヘッドに対して移動可能な長手方向(x )と該長手方向(x)を横切るように配向された横方向(y)を備えるヘッド面(61) を有し、前記磁気エンボスヘッドは更に一体化されたエンボスチャンネル(S1 〜S17)の構体を有し、該構体は前記ヘッド面で終端し、前記エンボスチャンネ ルは前記横方向(y)に互いに隣接して配置されると共に前記横方向に略延在す るような装置において、 − 前記構体は第２型式(B)の帯状部により分離された第１型式(A)の少なくと も２つの帯状部の群を有し、 − 前記第１型式の帯状部は、これら帯状部の前記第２型式の帯状部から遠い 側部においてエンボスチャンネル(S1、S17)と隣接し、 − 前記第１型式の帯状部は典型的な幅Ｗ1を持つエンボスチャンネルを有し 、 − 前記第２型式の帯状部は典型的な幅Ｄを有し、該Ｄが、 Ｄ＝(ｋ＋1/2)Ｗ1（但し、ｋ＝０、１、２、…） に従う、 ことを特徴とする装置。