JP2001513204A - 2種類の波長を使う干渉計システム、およびそのようなシステムを備えるリソグラフィー装置 - Google Patents

2種類の波長を使う干渉計システム、およびそのようなシステムを備えるリソグラフィー装置

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Abstract

(57)【要約】 干渉計システムに於いて、測定ビーム123が横断する媒体の屈折率の変動を、3倍異なる波長を有する2本の測定ビーム123,125を使うことによって検出できる。この波長比を選択するために、ビームスプリッタ127、λ/4板130,131および反射防止被膜のような、偏光素子の干渉フィルタを比較的容易に製造でき、検出精度が増す。

Description

【発明の詳細な説明】 2種類の波長を使う干渉計システム、およびそのようなシステムを備えるリソグ ラフィー装置 この発明は、少なくとも1本の測定軸を有する干渉計システムであって: − 第1波長を有する第1レーザビームおよび第2波長を有する第2レーザビー ムを供給するためのレーザ源; − この第1レーザビームを第1測定ビームと第1基準ビームに分け、この第1 測定ビームを測定経路に沿って測定ミラーへ案内し、およびこの第1基準ビーム を基準経路に沿って基準ミラーへ案内するための手段; − この測定ミラーが反射したこの第1測定ビームとこの基準ミラーが反射した この第1基準ビームが作る干渉縞によってこの測定ミラーの変位を検出するため の第1検出手段; − この第1測定ビームが伝播する媒体の中の外乱をこの測定ミラーが反射した この第1測定ビームの放射線、とこの第2レーザビームによって検出するための 第2検出手段を含むシステムに関する。 この発明は、そのような干渉計システムを含むリソグラフィー装置にも関する 。この装置は、ステッパまたはステップアンドスキャナでもよい。 この干渉計システムの測定軸は、これに沿って物体の与えられた点の与えられ た方向(XまたはY)での位置または変位を測定する軸を意味すると理解する。 この測定軸が、この測定のために使用する測定ビームの主光線と一致する必要は ない。もし、測定ビームをこのシステムを通して2度送り、この物体のほぼ同じ 点で2度反射するなら、この測定軸は、第1通路での測定ビームの主光線と第2 通路でのこのビームの主光線の間に位置する。 リソグラフィー装置に使用するためのこの種の干渉計システムは、とりわけ、 US−A5,404,202から知られている。このリソグラフィー装置は、マ スクパターン、例えば集積回路(IC)のパターンを放射線感応層を備える基板 上に繰返し縮小結像するために使用する。同じ基板上のマスクパターンの二つの 連続する像間で、この基板およびマスクが互いに関して、例えば、XYZ座標系 のXまたはY方向に平行に動き、一方この基板面およびマスク面は、このマスク パターンをこの基板の全ての基板フィールド、またはIC領域に次々と結像する ように、XY平面に平行である。 集積回路を製造する際に、このリソグラフィー装置をマスキングおよび拡散技 術と組合わせて使用する。第1マスクパターンを多数、例えば何十という基板フ ィールドに結像する。次に、この基板を所望の物理的および/または化学的処理 工程に掛けるためにこの投影装置から取除く。続いて、異なる基板フィールドに 第2マスクパターンの像を作るために、この基板を同じ、またはもう一つの類似 の装置に配置する、等々。そこで、基板フィールド上のマスクパターンの像に対 して、このフィールドとマスクパターンを互いに関して非常に正確に配置すべき ことを保証すべきである。このため、リソグラフィー装置は、整列システムだけ でなく、干渉計システムも含む。ステッピング装置では、干渉計システムを基板 および別々の基板フィールドの運動および位置を正確に測定するために使用する 。ステップアンドスキャンニング装置では、この基板干渉計システムだけでなく 、マスク干渉計システムも使って、基板フィールドの照明中に、基板およびマス クが、このマスクパターンを基板フィールド上に結像する投影ビームおよび投影 系に関して同期して動いているかどうかをチェックする。 益々多数の電子部品を備えるICを提供することが望ましく、それはこれらの 部品の詳細がより小さくなるべきであることを意味するので、より厳しい要求を 投影系の分解能および結像品質にだけでなく、基板フィールドの位置を測定ある いは検査するための精度にも課さねばならない。これは、干渉計システムがより 正確にもならなければならないことを意味する。そこで、特に、測定ビームが伝 播する媒体の中の乱流およびその他の外乱が重要な役割を演じ始める。これらの 乱流および外乱が媒体の屈折率の変動を生じ、その変動を干渉計システムが変位 として解釈する。 US−A5,404,222は、外乱の影響を測定でき、それによって位置測 定値を補正できる、干渉計システムを記載している。この干渉計システムは、6 33nmの波長でビームを供給するヘリウムネオンレーザの形の第1レーザ源を 含む。このビームを測定ビームと基準ビームに分け、それらを、それぞれ、測定 ミラーおよび基準ミラーへ送り、それらで測定ミラーの位置を公知の方法で測定 する。この公知の干渉計システムは、更に、かなり異なった波長で2本のテスト ビームを供給する第2レーザ源を含む。これらのテストビームは、共に測定ミラ ーへの測定経路を辿り、このミラーによる反射後、それらは特別な検出器システ ムに達する。このビームが通過する媒体の屈折率は、このビームの波長に依存す るという事実を利用する。上記外乱が起るとき、2本のテストビームに対する屈 折率変動が異なり、2本のテストビームの間に位相差が生ずる。この位相差を測 定することにより、同じ媒体を横切る測定ビームに対する外乱の影響を測定でき る。媒体の拡散を使用するので、この影響を正確に測定するためには、テストビ ームの波長がかなり違うべきである。US−A5,404,222に記載する干 渉計システムでは、532nmと266nmの波長が選ばれている。532nm の波長の第1テストビームをレーザが供給し、266nmの波長の第2テストビ ームを、非線形材料を含む周波数倍増素子によって、532nmの波長の放射線 の一部を、第2テストビームを構成する266nmの波長の放射線に変換して、 第1テストビームから得る。実際には、この干渉計システムが本来周波数依存性 の素子を複数含むという問題がある。例えば、従来の干渉計システムは、偏光感 応ビームスプリッタとλ/4板を含み、そのλは使用する波長であり、それらに よってこのレーザビームを測定ビームと基準ビームに分次いでこれらのビームを 再び組合せても、実質的に何も放射線損失が起らないことを保証できる。測定ビ ームの両波長に適し且つテストビームの二つの波長に適するそのような素子を製 造することは、不可能でないにしても、非常に困難である。多層反射構造物およ び干渉計システムの部品に設ける反射防止構造物に同じことが当て嵌まる。 本発明の目的は、容易に製造できる光学素子を使え且つ外乱測定装置が簡単な 構造を有する、冒頭の段落に記載した種類の干渉計システムを提供することであ る。この干渉計システムは、この第2レーザビームの波長が第1レーザビームの それの3倍のオーダであり、並びにこの第2検出手段が、この測定ミラーが反射 した第2レーザビームの放射線、とこの第1測定ビームを使用することを特徴と する。 この発明は、与えられた波長を有するビームに対するλ/4板が3倍小さい波 長を有するビームに対する3λ/4板として機能し、および3λ/4板の光学的 効果はλ/4板のそれと同じであるという認識に基づく。同じことが偏光感応ビ ームスプリッタに当て嵌まる。この干渉計システムの素子は、最大波長に対して 最適化するだけでよく;最小波長に対しては、それで素子が自動的に最適化され る。この波長比で、偏光素子が、この干渉計システムの光学部品上の反射防止多 層構造物同様、容易に製造できる。この新規な干渉計システムは、ヘリウムネオ ンレーザおよび関連するビームを含まないので、US−A5,404,222に 記載されているより簡単である。 この新規な干渉計システムの第1実施例は、更に、この第2レーザビームがテ ストビームを構成し、およびこの測定ミラーが反射したこの第1ビームとこのテ ストビームの間の位相差が上記外乱を示すことを特徴とする。 この実施例は、2本のテストビームの1本を実際の位置測定にも使う点でUS −A5,404,222による干渉計システムと区別される。この実施例では、 第1測定ビームとテストビームによって媒体の外乱を検出するために、2本のテ ストビームについてUS−A5,404,222に記載されているのと同じ手順 に従うことが出来る。この実施例に関連するUS−A5,404,222の主題 を参考までにここに援用する。 この新規な干渉計システムの好適実施例は、この第2レーザビームを、それぞ れ、この第1測定ビームおよび第1基準ビームと同じ測定経路および基準経路を 辿る、それぞれ、第2測定ビームおよび第2基準ビームに分けることを特徴とす る。 このシステムでは、第1測定ビームおよび第1基準ビームおよび第1検出器に よる第1位置測定、並びに第2測定ビームおよび第2基準ビームおよび第2検出 器による第2位置測定を行う。そこで、二つの検出器から来る位置測定信号間の 差が、これらのビームの通り抜ける媒体の中に発生する外乱、特に乱流を示す。 測定ビームとテストビームを供給するためのレーザ源は、二つの波長の一つで 放射線を供給する第1レーザ、および他の波長で放射線を供給する第2レーザか ら成ってもよい。これら二つの波長が互いに正確に整合したまゝであることを保 証すべきである。 しかし、この新規な干渉計システムは、更に、このレーザ源が単一の連続レー ザおよび波長変換器の組合せを含むことを特徴とするのが好ましい。 すると、このレーザが供給するビームは、自動的に所望の波長比を保持する。 この干渉計システムの好適実施例は、更に、この第2レーザビームが1064 nmの波長を有しおよび第1レーザビームが355nmの波長を有することを特 徴とする。 短い波長の放射線は、例えば、長い波長の放射線の周波数を3倍増することに よって得られるかも知れない。第1レーザビームだけを位置測定に使用する実施 例では、このビームに短い波長を選ぶことによって、干渉計システムの解像力を 最大にすることが出来る。 長い波長用のλ/4板は、短い波長用の3λ/4板として容易に適する。偏光 感応ビームスプリッタの光学干渉フィルタも、長波長と短波長の両方で、所望の 干渉効果を示す。しかし、短波長用にこの干渉フィルタの帯域幅を増すためには 、このフィルタが、この第2波長用四分の−λ素子として適する第1層パケット 、およびこの第1波長用広帯域四分の−λ素子として適する第2層パケットを有 することを特徴とする。 既に記したように、素子の外面は、干渉計システムの光学干渉フィルタの形を した反射防止構造物を備える。この発明に従って選択した長波長と短波長の間の 比で、そのようなフィルタを二つの波長に最適化できる。そのようなフィルタの 好適実施例は、高屈折率と低屈折率の交互する4層を含み、この第3層がこの第 1層と同じ屈折率および第1層の厚さの半分に等しい厚さを有し、並びにこの第 4層がこの第2層と同じ屈折率および第2層の厚さの半分に等しい厚さを有する ことを特徴とする。 この発明は、1本以上の測定軸を備え、それによって非常に正確な測定を行わ ねばならず、種々の環境パラメータ、特に媒体の乱流、がこの測定に影響するか も知れない、どんな干渉計システムにも使うことができる。3測定軸、即ち、X 軸およびY軸に沿う変位を測定するためのX測定軸およびY測定軸、並びに他の X測定軸またはY測定軸と組合わせてZ軸周りの回転を測定できる第2X測定軸 またはY測定軸を備える干渉計システムが、基板の位置および変位を測定するた めにリソグラフィー装置にかなり長い間使われている。特に、媒体に起り得る乱 流は、非常に局部的で、全ての測定軸に同じではないかも知れないので、この発 明を使用する3軸干渉計システムは、3倍異なる波長を有する2本のレーザビー ム並びに別々の第1および第2検出手段を各測定軸に対して利用できることを特 徴とするのが好ましい。 すると、各測定軸に対して別々に乱流およびその他の外乱を測定し、非常に正 確な測定が出来る。 特別な干渉計システムがEP−A0498499に記載されている。この干渉 計システムは、少なくとも5本の測定軸を有する。このシステムでは、基板また はその他の物体のX軸およびY軸に沿う変位並びにZ軸周りの回転だけでなく、 X軸周りの倒れφxおよびY軸周りの倒れφyも測定できることである。この干渉 計システムを使うとき、基板の各フィールドをマスクパターンに関して、フィー ルド毎個々に整列を必要とすることなく、非常に正確に配置できる。従って、基 板全体を照明するために必要な時間をかなり短縮できる。また、更に厳しい整列 および位置決め要件が課される、新世代の更に洗練されたリソグラフィー装置に 、5本の測定軸を備える干渉計システムはかなりの利点をもたらすかも知れない 。もし、この発明をそのような干渉計システムに使用するならば、それは再び、 3倍異なる波長を有する2本のレーザビーム並びに別々の第1および第2検出手 段を各測定軸に対して利用できることを特徴とする。 この発明は、マスクパターンを基板上に繰返し結像するためのステッピングリ ソグラフィー投影装置にも関し、その装置は、投影ビームを供給するための照明 ユニット、マスクホルダを備えるマスクテーブル、基板ホルダを備える基板テー ブル、この投影ビームの経路に配置された投影系、並びにこの基板の位置および 方向を測定するための光学測定システムを含む。この装置は、この測定システム が上に述べた干渉計システムであることを特徴とする。 この装置の中にこの干渉計システムを使うことによって、この装置の精度がか なり向上する。 この発明は、ステップアンドスキャンニング・リソグラフィー投影装置にも関 し、その装置ではマスクパターンを走査によって各基板フィールド上に結像し、 マスクの位置を測定するために測定システムが存在する。この装置は、この測定 システムが上に述べた干渉計システムであることを特徴とする。 ステップアンドスキャンニング・リソグラフィー装置では、基板に関するマス クの変位を直接且つ光学的に測定する微分干渉計システムも、PCT特許出願W O97/33205に記載されているように、基板とマスクに対する別々の干渉 計システムの代りに使ってもよい。もし、この発明を微分干渉計システムに使う ならば、それは、3倍異なる波長を有する2本のレーザビーム並びに別々の第1 および第2検出手段を各測定軸に対して利用できることを特徴とする。 この発明のこれらおよびその他の側面は、以下に説明する実施例から明白であ り、それらを参照すれば明らかになるだろう。 これらの図で: 図1は、基板上にマスクパターンを繰返し結像するためのフォトリソグラフィ ー投影装置の実施例を図式的に示し; 図2は、この装置に使うための3測定軸を備える干渉計システムを示し; 図3は、1軸干渉計システムの原理を示し; 図4は、この装置に使うための5測定軸を備える干渉計システムを示し; 図5は、高さ測定を干渉計システムを使って行う、リソグラフィー装置の実施 例を示し; 図6は、ステップアンドスキャンニング・リソグラフィー装置用微分干渉計シ ステムの回路図を示し; 図7は、屈折率変動を測定するための新規なシステムを含む干渉計システムの 第1実施例を示し; 図8は、そのようなシステムの第2実施例を示し; 図9は、偏光分離干渉フィルタの実施例の透過率/波長曲線を示し; 図10は、波長分離フィルタの実施例のそのような曲線を示し;および 図11は、反射防止干渉フィルタの実施例の反射率/波長曲線を示す。 図1は、基板上にマスクパターンを繰返し結像するためのフォトリソグラフィ ー装置の実施例の光学素子を図式的に示す。この装置の主要部品は、投影レンズ 系PLを収容する投影コラムである。結像すべきマスクパターンCを含むマスク MA用のマスクホルダMHをこの系の上に配置する。このマスクホルダは、マス クテーブルMT内にある。基板テーブルWTをこの投影レンズ系PLの下に配置 する。このテーブルは、基板W用基板ホルダWHを収容し、その基板は、感光層 を備え、その上にこのマスクパターンを多数回、各回毎に異なるIC領域Wdに 、結像する。この基板テーブルは、あるIC領域にマスクパターンを結像してか ら、次のIC領域をこのマスクパターンの下に配置できるように、XおよびY方 向に可動である。 この装置は、更に、弗化クリプトンエキシマレーザまたは水銀灯などの放射線 源LA、レンズ系LS、反射器REおよびコンデンサレンズCOを含む照明シス テムを有する。この照明システムが供給する投影ビームPBがマスクパターンC を照明する。このパターンを投影レンズ系PLによって基板WのIC領域に結像 する。この照明システムは、代りにEP−A0658810に記載されているよ うな構成としてもよい。この投影レンズ系は、倍率が、例えば、M=1/4、開 口数NA=0.6および直径22mmの回折限界像界を有する。 この装置は、更に、複数の測定システム、即ち、マスクMAをXY平面で基板 Wに関して整列するためのシステム、基板ホルダの、従って基板のXおよびY位 置並びに方向を測定するための干渉計システム、並びに投影レンズ系PLの焦点 面または結像面と基板W上の感光層の表面との間の偏差を測定するための焦点合 せ誤差検出システムを含む。これらの測定システムは、電子信号処理および制御 回路並びにドライバまたはアクチュエータを含むサーボシステムの一部であり、 それによって基板の位置および方向並びに焦点合せをこれらの測定システムが供 給する信号に関して補正できる。 この整列システムは、図1の右上隅に示すマスクMAの中の二つの整列マーク M1およびM2を使う。これらのマークは、回折格子から成るのが好ましいが、そ の代りに、光学的にそれらの周囲と異なる、正方形またはストリップのような、 その他のマークで作ってもよい。これらの整列マークは、2次元であるのが好ま しく、即ち、それらは、二つの相互に垂直方向、図1でXおよびY方向に拡がる 。基板Wは、少なくとも二つの整列マークを有し、それらも2次元回折格子であ る のが好ましく、それらの二つP1およびP2を図1に示す。マークP1およびP2は 、パターンCの像を作らねばならない基板Wの領域の外側にある。格子マークP1 およびP2は、位相格子であるのが好ましく、格子M1およびM2マークは、振幅 格子であるのが好ましい。 図1は、整列システムの特別の実施例、即ち、2本の整列ビームbおよびb’ を、それぞれ、基板整列マークP2をマスク整列マークM2上に、および基板整列 マークP1をマスク整列マークM1上に整列するために使用する、複式整列システ ムを示す。ビームbを反射素子30、例えば、ミラーによってプリズム26の反 射面27へ反射する。面27は、このビームbを基板整列マークP2へ反射し、 それが放射線の一部をビームb1として関連するマスク整列マークM2へ送り、そ こにマークP2の像を作る。反射素子11、例えば、プリズムをマークM2の上に 配置し、そのプリズムは、マークM2が通した放射線を放射線感応検出器13の 方へ向ける。第2整列ビームb’をミラー31が投影レンズ系PLの中の反射器 29へ反射する。反射器29は、ビームb’をプリズム26の第2反射面28へ 通し、その面がビームb’を基板整列マークP1へ向ける。このマークは、ビー ムb’の放射線の一部をb1’としてマスク整列マークM1へ反射し、そこにマー クP1の像を作る。ビームb1のマークM1を通過する放射線は、反射器11’が 放射線感応検出器13’の方へ向ける。この複式整列システムの作用は、米国特 許第4,778,275号に記載されていて、このシステムの更なる詳細はそれ を参照する。 図1による整列システムの実施例は、整列ビームがかなり長い波長、例えば、 633nmであるのに対して、投影ビームPBが短い波長、例えば、248nm を有するように投影レンズ系PLを設計した装置に特に適する。実際、このシス テムは、投影コラムの中に特別なレンズ、または補正レンズ、25を組込んでい る。このレンズは、基板整列マークをマスク整列マークの平面内に、この投影レ ンズ系が整列ビームの波長に最適化されていないという事実にも拘らず、正確な 倍率で結像することを保証する。この補正レンズは、投影コラムの中に、一方で 、基板整列マークによって生ずる、整列ビームの異なる回折次数のサブビームを 、これらのサブビームが別々に影響できるように、補正レンズの平面で十分に分 離 し、および、他方で、この補正レンズが投影ビームおよびそれで作ったマスクパ ターンCの像に与える影響が無視できるような高さに配置する。補正レンズ25 は、投影レンズ系のフーリエ平面に配置するのが好ましい。もし、補正レンズを 、図1に示すように、整列ビームbおよびb1の主光線が互いに交差する平面に 配置すると、この補正レンズは、2本の整列ビームを補正するために使うことが できる。補正レンズ25の目的および作用についての更なる詳細は、米国特許第 5,100,237号を参照する。 楔またはその他の偏向素子、例えば、回折素子を整列ビームの経路内に整列マ ークに近接して配置するのが好ましい。そのような偏向素子(図1には示さず) で、検出器13または13’が捕えた、選択した整列ビーム部分内の不慮の位相 差から生ずる整列誤差を防ぐかも知れず、その位相差は、もし、基板整列マーク から来る整列ビーム部分の対称軸がこのマスク板と垂直でなく、それで擬似反射 がこの板内で起るかも知れなければ、起るかも知れない。そのような偏向素子を 備える整列システムは、米国特許第5,481,362号に記載されている。 基板全体をマスクに関して整列するために使用し、全体的整列と称する、図1 に示す全体的整列マークP1およびP2に加えて、基板は更なる整列マーク、例え ばIC領域毎に一つのマークを備え、各IC領域のマスクパターンに関して関連 する領域を整列してもよい。このマスクは、三つ以上の整列マークを有してもよ く、そしてこれらの更なるマークを、例えば、Z軸周りのマスクの回転を測定し 、それによって補正するために使ってもよい。 この投影装置は、更に、投影レンズ系PLの焦点面と基板W上の感光層の表面 との間の偏差を測定するための焦点合せ誤差検出システムを含み、この偏差を、 例えば、基板表面の高さを基板テーブルにあるZアクチュエータで制御すること によって、補正できるようにしてもよい。この焦点合せ誤差検出システムは、投 影レンズ系に固定したホルダ(図示せず)に配置した、または投影レンズ系を設 みた計測フレーム内に配置した、素子40,41,42,43,44,45およ び46によって構成してもよい。素子40は、放射線源、例えば焦点合せビーム b3を出すダイオードレーザである。このビームを反射プリズム42によって非 常に小さい角度で基板上に向ける。この表面で反射したビームをプリズム43に よって再帰反射器44の方へ向ける。この素子44は、このビーム(b’3)が プリズム43、基板表面およびプリズム42の反射を経てもう一度同じ経路を辿 るようにビームそれ自体を反射する。このビームb’3は、部分反射素子41お よび反射素子45を経て放射線感応検出システム46に達する。このシステムは 、例えば、位置依存検出器または二つの別々の検出器を含む。このシステムのビ ームb’3が作る放射線スポットの位置は、投影レンズ系の焦点面が基板Wの表 面と一致する程度に依存する。この焦点合せ誤差検出システムの広範囲の説明に ついては、米国特許第4,356,392号に開示されている。 基板テーブルWTのXおよびY位置を正確に測定するために、公知の投影装置 は、多軸干渉計システムを含む。米国特許第4,251,160号は、2軸シス テムを記載し、米国特許第4,737,283号は、3軸システムを記載してい る。図1に、そのような干渉計システムを素子50,51,52および53によ って図式的に表し、この図は一つの測定軸、X軸だけを示す。放射線源50、例 えばレーザが出すビームb4をビームスプリッタ51によって測定ビームb4,mと 基準ビームb4,rに分ける。測定ビームは、基板ホルダWHの反射側面54に達 し、この側面によって反射した測定ビームを、固定反射器52、例えば、“コー ナキューブ”反射器によって反射した基準ビームとビームスプリッタで組合せる 。この組合せたビームの強度を検出器53で測定でき、基板ホルダWHの、この 場合X方向の、変位をこの検出器の出力信号から得ることができ、このホルダの 瞬間位置も確立できる。 図1に図式的に示すように、簡単のために一つの信号S53で表す干渉計信号、 並びに整列システムの信号S13およびS13'を信号処理ユニットSPU、例えば マイコンに加え、それが上記信号を処理し、基板テーブルWTを介して基板ホル ダをXY平面で動かすアクチュエータACのための信号SACを制御する。 図1に示すX測定軸だけでなく、Y測定軸もおよび事によると第3の測定軸も 含む干渉計システムで、整列マークP1、P2およびM1、M2の位置、およびそれ らの間の相互距離を、マスクの基板に関する初期、または全体的整列中に固定干 渉計システムが形成する座標系に定めることができる。この干渉計システムは、 基板テーブルを非常に正確に歩進できるようにするため、即ち、それを所定の距 離および方向に動かすためにも使用する。そのような歩進は、マスクパターンを 最初のIC領域またはフィールドに1回以上のフラッシュで結像してから、次の ICフィールドをこのマスクパターンおよび投影レンズ系の下へ配置して、マス クパターンをこのフィールドにも結像できるようにするために行う。これらの歩 進および結像作業は、全てのICフィールドがマスクパターン像を備えるまで続 ける。この様に作用するリソグラフィー装置をステッパと称する。 一方で、ICフィールドの単位表面当りの電子部品の増加、および他方で、大 きなICフィールドに対する要求のために、益々厳しい要求が投影レンズ系の分 解能および像界に課されている。これらの技術的に矛盾する要求を緩和するため に、既にステップアンドスキャナを使うことが提案されている。そのような装置 では、ステッパと同じ歩進運動を行うが、マスクパターンをICフィールドに結 像するとき、毎回マスクパターンの僅かな部分だけをICフィールドの対応する サブフィールドに結像する。マスクパターンの相次ぐ部分をIC領域の相次ぐサ ブフィールドに結像することによって、マスクパターン全体の像をICフィール ド上に得る。このために、マスクパターンをこのマスクパターンの位置で小さい 、例えば矩形またはアーチ形の、照明スポットを形成する投影ビームで照明し、 基板テーブルを投影レンズ系および投影ビームに関して与えられた方向、即ち走 査方向に動かし、マスクテーブルを同じまたは反対方向動かし、同時に基板テー ブルの速度をM掛けるマスクテーブルの速度にする。Mは、マスクパターンを結 像する倍率である。このマスクと基板がどの瞬間にも正しい相互位置にあること を保証すべきで、それはマスクと基板の運動の非常に正確な同期によって実現で き、即ち、基板の速度Vsubが常にM掛けるマスクの速度VMAに等くする。 この条件Vsub=M・VMAをチェックするため、ステップアンドスキャナは、 基板干渉計システムだけでなく、マスクの運動および位置を正確に測定できるマ スク干渉計システムも含むべきである。最後に述べたシステムの測定ミラーは、 マスクホルダに固定するのが好ましい。このマスク干渉計システムを図1に、素 子60,61,62,63および64によって示し、それらは、基板干渉計シス テムの素子50,51,52,53および54と同じ機能を有する。簡単のため に図1に一つの信号S63によって表す、マスク干渉計システムの信号を信号処 理ユニットSPUに加え、そこでこれらの信号を基板干渉計システムの対応する 信号と比較する。すると、このマスクと基板が相互に正しい位置にあるか、およ び/または同期して動いているかどうかが確認できる。 これらの条件が満足されているかどうかを確認するためには、基板用の干渉計 システムとマスク用のそれの両方が3本の測定軸を有すれば十分である。しかし 、基板干渉計システムは、5本の測定軸を有するのが好ましい。EP−A049 8499に記載されているように、X、YおよびφZ,Wだけでなく、φx,Wおよび φy,W、即ち、基板のX軸およびY軸周りの倒れも測定できる。5軸干渉計シス テムから成る干渉計ユニットの異なる実施例については、EP−A049849 9を参照する。マスクについてもX軸およびY軸周りの倒れを測定できるように するためには、5軸マスク干渉計システムを使ってもよい。しかし、その代りに 、3軸マスク干渉計システムを、X軸およびY軸周りのマスクの倒れを測定する ための他のセンサ、例えば、容量式センサと組合せることも可能である。 基板またはマスクのX軸およびY軸に沿う運動および位置、並びに基板または マスクのZ軸周りの回転を測定できる、3測定軸を備える干渉計システムの実施 例は、SPIE、第1088巻:光学式/レーザ マイクロリソグラフィ、pp .268−272の論文“ウェーハ段階計測のための直線/角度変位干渉計”に 記載されている。図2は、基板ホルダWHと共に、そのような干渉計システムの 線図を示す。この複合干渉計システムは、レーザ70、例えばヘリウムネオンレ ーザ、二つのビームスプリッタ71および72並びに三つの干渉計ユニット73 ,74および75を含む。このレーザからのビームb5の一部をビームスプリッ タ71によってビームb6として、基板ホルダWHのミラーR1と協同する干渉計 ユニット73へ反射する。ビームスプリッタ71が通したビームb7をビームス プリッタ72によって、干渉計ユニット74へ反射するビームb8と干渉計ユニ ット75へ通過するビームb9に分ける。干渉計ユニット74は、測定ミラーR1 と協同し、一方、干渉計ユニット75は、測定ミラーR2と協同する。 図3は、干渉計ユニット73の原理を図解する。このユニットは、ビームスプ リッタ80、例えば、入来ビームb6を測定ビームb6,mと基準ビームb6,rに分 ける半透明ミラーを含む。この測定ビームを基板ホルダミラーR1へ通し、 それがこのビームをビームスプリッタ80へ反射し、それが今度はビームb6,m の一部を検出器76へ反射する。ビームスプリッタ80が反射した基準ビームb6,r を固定配置した基準ミラー81によってビームスプリッタ80へ反射し、そ れがこのビームの一部を検出器76へ通す。基板ホルダミラーをX方向に動かす とき、検出器76に入射するビームb6,mとb6,rの間に建設的干渉と破壊的干渉 が交互に起り、それで基板ホルダをλ/4の距離以上に変位するといつでもこの 検出器の出力信号が最大値から最小値へ、およびその逆に、変化し、但しλはビ ームb6の波長である。検出器信号S76の最大値と最小値の計測した数は、基 板ホルダのX方向の変位の尺度である。λ/4より遙かに小さい、例えば、λ/ 128またはλ/512程度の微小のミラーR1の運動を、干渉計技術で知られ る電子内挿法を使うことによって測定できる。 干渉計ユニット74および75は、干渉計ユニット73と同じ構成を有し、同 様に作用する。Y方向のマスクホルダの運動は、干渉計ユニット75および関連 する検出器78によって測定する。X方向の第2測定は、干渉計ユニット74お よび関連する検出器77で行う。このホルダのZ軸周りの回転は、信号S76およ びS77から計算する。この回転は: によって与えられ、但し、dはミラーR1に入射する測定ビームb6,mとb6,rの 主光線がミラーR1に入射する点の間の距離である。 図3は、干渉計ユニットの原理だけを示すことに注意すべきである。実際には 、偏光感応ビームスプリッタ80並びに図3に要素82および83で示した、複 数のλ/4板をビーム分割および組合せのために使う。すると、放射線損失が最 小で、それは、もし異なる干渉計ユニットに一つのレーザ70しか使わなければ 、特に重要である。二つの相互に垂直な偏光成分で異なる周波数のビームを出す 、ゼーマンレーザを放射線源として使うのが好ましい。すると、これらのビーム 成分が測定ビームと基準ビームを構成し、それで測定が位相測定に基づく。更に 、前記のSPIE、第1088巻:光学式/レーザ マイクロリソグラフィII、 pp.268−272の論文に記載されているような再帰反射器を干渉計ユニッ トに組込んでもよく、それらの再帰反射器は、測定ビームを測定ミラーによる反 射後、再びこの測定ミラーへ反射し、それで関連する干渉計で行った測定が関連 する測定ミラーの倒れと無関係である。 3軸干渉計システムによって所望の精度で基板上のX、Yおよびφx測定がで きるためには、次の二つの条件を満足すべきである: 1.干渉計ビームの主光線が基板の表面と一致する平面内に位置しなければなら ない。 2.X軸およびY軸に沿う変位並びにZ軸周りの有り得る回転中、基板ホルダを 他の自由度φx,Wおよびφy,Wで固定しなければならない。 EP−A0498499に記載されているように、これらの条件は、実際には 満足するのが殆ど不可能または容易でないが、5軸干渉計システムを使用すれば 基板のより多くの運動が測定でき、それがXおよびY運動をより正確に測定する 可能性をもたらす。 図4は、5自由度:XW、YW、φx,W、φy,WおよびφZ,Wの測定をするための そのようなシステムの原理を示し、そこでの基板ホルダは、二つのミラーR1お よびR2から成る1体のミラーブロックを備える。このシステムは、例えば、ビ ームb20およびb30を供給する、二つの干渉計ユニット100および150を含 む。これらのビームは、ゼーマン型であってもなくてもよいが、レーザ50、例 えばヘリウムネオンレーザにより得られる。このレーザから来るビームb10は、 最初にレンズ90によって図式的に示すビーム拡張光学系を通り、次にビームス プリッタ92によって二つのビームb20およびb30に分けられる。素子91,9 3および94は、ビームを干渉計ユニット100および150に正しい角度で入 射するように偏向することを保証する反射器である。干渉計ユニット100は、 3本の測定ビームを測定軸MAX,1、MAX,2およびMAX,3に沿って測 定ミラーR1の方へ出し且つこのミラーからのこれらのビームを受けるように実 施してもよい。これらのビームで、軸MAX,1およびMAX,2の一つによる 信号が提供する、基板ホルダのX方向の変位、測定軸MAX,3が提供する信号 と測定軸MAX,1およびMAX,2の一つの信号の差からの、Y軸周りの倒れ 、並びに測定軸MAX,1およびMAX,2の信号の差からの、Z 軸周りの倒れ、並びに測定軸MAX,1およびMAX,2の信号の差からの、Z 軸周りの回転を測定できる。第2干渉計ユニットは、2本の測定ビームをMAX ,4およびMAX,5に沿って測定ミラーR2の方へ出し且つそれからのこれら のビームを受ける。これらのビームで、基板ホルダ、従って基板のY方向変位を 測定軸MAX,4およびMAX,5の一つの信号から測定でき、X軸周りの倒れ φxをこれらの測定軸の信号の差から測定できる。測定軸MAX,5およびMA X,3は、測定軸MAX,4に関して変位し、測定軸MAX,1およびMAX, 2は、Z方向に変位し、一方、測定軸MAX,1は、測定軸MAX,2に関して Y方向に変位する。更に、測定軸MAX,1、MAX,2およびMAX,4は、 アッベの誤差が最小で、測定したXおよびY変位が基板の実際の変位と最高に等 しいように、出来るだけ基板ホルダの表面に近付けて配置する。 干渉計ユニット100および150は、種々の方法で実施できる。詳細につい ては、EP−A0489499を参照し、それを参考までにここに援用する。 基板干渉計システムは、基板ホルダにしっかりと固定したZ測定ミラーと協同 する、少なくとも一つのZ測定軸も有する。それによって、基板のZ位置もこの 干渉計システムで測定できる。このZ測定は、上記の焦点合せ誤差検出システム または焦点合せおよび水平検出システムによるZ測定を補う、またはそれに置き 換わる役をするかも知れない。 この干渉計システムのZ測定軸は、別の干渉計ユニットの測定軸でもよい。し かし、このZ測定軸は、既に存在する干渉計ユニット、例えば図5に正面図で線 図的に示すように干渉計ユニット100、の特別な測定軸であるのが好ましい。 この実施例では、基板ホルダWHの側面の一つ159が傾斜した反射部分160 を備える。この部分がZ測定ミラーR3を構成する。この側面の反射性直線部1 61は、図4の直線ミラーR1と同じ機能を有する。干渉計ユニット100は、 測定軸MAX,2およびMAX,3だけでなく、基板ホルダの上面に出来るだけ 近付いて位置する、Z測定軸MAX,7も含む。測定ミラーR3は、測定軸MA X,7の測定ビームを更なる反射器である、Z反射器164へ反射し、それは、 この投影系のホルダLHにしっかりと固定され且つ計測フレームの一部を成して もよい板163上に配置されている。このZ反射器は、測定ビームを測定ミラー このユニットは、Z測定ビーム用の別の検出器を収容し、その出力信号を他の信 号と共に処理してZ測定信号を作る。 図5で、Z測定ミラー160(R3)を、XおよびY測定ビームが伝播するX Y平面に45°の角度に配設する。原理上は、Z測定ミラーがこのXY平面に異 なる角度で拡がってもよい。しかし、Z測定ビームがZ反射器164へおよびそ れから同じ経路を辿るので、45°の角度が好ましく、そうすればZ測定ミラー の幅が最小でもよい。 Z測定ビームが、基板ホルダの上面に近接する、従って基板に近接する位置で 、Z測定ミラーに当る、この干渉計システムの実施例では、基板の有り得る倒れ が基板の測定したZ位置に無視できる影響しか与えない。 Z測定ビームに関連するのは、基準ミラーによる反射後に、Z測定ミラー16 0およびZ反射器163によって反射された測定ビームとZ検出器で組合される 基準ビームである。この基準ミラーは、干渉計ユニット100内の固定ミラーで もよい。そこで、Z検出器が提供する信号は、純粋なZ位置情報を含まず、Z位 置情報がその信号の中のX位置情報と混ざっている。純粋なZ位置情報を得るた めには、X位置情報を検出器信号から除去しなければならず、従ってこの信号か ら引かねばならず;換言すれば、電子微分を使わねばならない。 別の固定Z基準ミラーの代りに、図5に示すように、X測定ミラー161をZ 測定のための基準ミラーとして使うのが好ましい。すると、このミラーで反射し た基準ビームbZ,rは、X位置情報を含まず、Z検出器でこの基準ビームをZ測 定ビームと組合せると、この検出器の出力が純粋なZ位置信号であるという結果 になる。この様に、光学的微分を実行し、それは、電子微分に比べて、電子回路 の処理速度によって制限されないという利点を有する。この光学的微分、従って XまたはY測定ミラーをZ測定用基準ミラーとして使うことは、これから説明す る実施例にも使用できる。 Z測定軸を備える干渉計システムの種々の実施例が先に提出したEP特許出願 、出願番号97203771.7(PHQ97.010)に記載されていて、そ の主題を参考までにここに援用する。 ステップアンドスキャンニング・リソグラフィー装置では、照明すべき基板フ ィールドをマスクパターンに関して正確に配置しなければならないだけでなく、 マスクパターンを関連する基板フィールドに結像中、基板とマスクが同期して動 いているかどうかを、投影系の倍率を考慮に入れてチェックすべきである。この チェックは、図1に素子60,61,62および63によって図式的に示すマス ク干渉計によって実現できる。この干渉計システムは、マスクホルダMHの面に 配設した測定ミラー64と協同する。このマスク干渉計システムの信号S63は、 マスクの走査方向、即ち、この実施例ではX方向の変位を示し、基板干渉計シス テムの信号S53と共に電子処理ユニット、例えば、プロセッサSPUに加えられ 、そこでこれらの信号を互いから引いて、テーブルのXアクチュエータのための 制御信号を作る。 各基板の照明時間を最少にするために望ましい高テーブル速度では、干渉計信 号S53およびS63が高周波または高ビットレートを有する。これらの信号を比較 するとき、電子回路がこれらの信号を処理出来る速度が制限要因かも知れない。 それで、遅延時間、即ち、測定を行う瞬間と測定した結果が利用できるようにな る瞬間の間に経過する時間が重要な役割を演じ始めるだろう。測定システムとテ ーブル用アクチュエータを含む閉サーボループシステムでは、電子信号処理の遅 延時間差がマスクテーブルと基板テーブルの間の望まないオフセットに繋がるか も知れない。その上、そこで最大テーブル速度が制限される。 これらの問題は、マスクと基板の同期運動をチェックするとき、光学微分を行 い、微分干渉計を使うことによって防ぐことができる。図6は、マスクパターン を4倍縮小したサイズで結像するリソグラフィー装置用の微分干渉計の原理を示 す。 この図は、リソグラフィー装置のこの微分干渉計システムと協同する部品、即 ち、測定ミラーRMを配置するマスクホルダMH、および測定ミラーRWを配置 する基板ホルダWHだけを示す。レーザ(図示せず)から来る測定ビームbmお よび基準ビームbrを、それぞれ、実線および破線で示す。これらのビームは、 例えば、この測定が位相測定に基づくように、ゼーマンレーザが供給する放射線 ビームの異なる周波数での二つの互いに垂直に偏光した成分である。測定ビーム および基準ビームの方向を矢印によって示す。 基板ホルダの位置で、図6の実施例は、偏光感応ビームスプリッタ101、λ /4板102並びに二つの再帰反射器103および104を含む。偏光感応ビー ムスプリッタ105、λ/4板108並びに二つの再帰反射器106および10 7もマスクの位置に配置されている。その上、固定反射器MIがその位置に配置 されている。ビームスプリッタ101および105は、レーザから来るビームの 第1偏光方向を有する第1成分を通過させ、この第1偏光方向と垂直な第2偏光 方向を有するこのビームの第2成分を反射する、またはその逆の偏光感応境界面 109および110を有する。図示の実施例では、通過した成分が基準ビームbr であり、反射した成分が測定ビームbmである。偏光方向がビーム成分のそれと 45°の角度に伸びるλ/4板102および108は、もしビーム成分がそのよ うな板を2度通れば、このビーム成分の偏光方向を90°回転することを保証す る。 境界面109を通過した測定ビームbmは、λ/4板102を通過し、位置P 1でミラーRWに当る。反射したビームがこの板102を2度目に通り、偏光方 向を元の偏光方向に関して90°回転し、次に、境界面109によって再帰反射 器103へ通される。この反射器の傾斜側面での反射によって、この測定ビーム は、再びビームスプリッタ101に入り、次にこのビームスプリッタを通過し、 位置P2で2回目にミラーRWに当る。位置P2から来る測定ビームは、境界面 109によって、マスクホルダ付近にあるビームスプリッタ105の境界面11 0へ反射される。境界面110は、この測定ビームを、λ/4板108を経てマ スクホルダミラーRW上の位置P3へ反射する。このミラーによって反射された 測定ビームは、λ/4板108を2度目に通り、そこでその偏光方向を再び90 °回転され、次に境界面110によって再帰反射器106へ通される。この反射 器の傾斜側面での反射によって、境界面110およびλ/4板108を通り、測 定ビームは、位置P4で固定ミラーMIに達する。このミラーによる反射後、測 定ビームは、再びλ/4板108を通り抜け、それで再び偏光方向が90°回転 され、境界面110によって境界面109へ反射される。続いて、測定ビームは 、再び基板ミラーRWへ反射され、位置P5およびP6に連続して当り、位置P 1およびP2について説明したのと類似の方法で反射される。測定ビームが位 置P6で反射されてから、それは境界面109によって検出器(図示せず)の方 へ反射される。 境界面109を通過した基準ビームbr’も全システムを通り抜けるが、ミラ ーRW、RMおよびMIのどれにも達しない。このビームは、再帰反射器の傾斜 側面104および107によって反射されるだけで、ビームスプリッタ101お よび105の境界面109および110を常に通過する。このシステムから来る 相互に垂直に偏光したビームb’mおよびb’r、は、検出器(図示せず)へ行く 途中検光子を通過する。この検光子は、その偏光方向がこれらのビームの偏光方 向に対して45°の角度で伸び、これら2本のビームに相当する偏光方向を有す る成分を通し、それらの二つの成分を互いに干渉させる。これらのビーム成分間 の位相差は、ミラーRMおよびRWの相互位置、従ってこれらのミラー、従って マスクと基板が、マスクパターンと基板の間にある投影系(図示せず)によって このマスクパターンを基板上に結像する倍率Mを考慮に入れて、同期して動く程 度に依存する。図6に示す実施例では、測定ビームを基板ミラーによって4回、 マスクミラーによって1回反射し、この倍率Mは1/4である。 ステップアンドスキャナ用微分干渉計システムの更なる詳細については、種々 の実施例が記載されているPCT特許出願WO97/33205を参照する。 上に述べた干渉計システムの全てに於いて、このシステムの所望の精度、また は解像力で、干渉計ビームが通り抜ける媒体の屈折率の変動が測定値に影響する かも知れないという問題が生ずる。これらの変動は、温度、気圧および湿度のよ うな環境パラメータの変動によって生ずる。媒体の乱流もこの屈折率の変動を生 ずる。もし、これらの変動が比較的ゆっくり進行し且つ全てのビームの媒体に対 して同じであれば、これらの変動は、温度計、気圧計および湿度計のような適当 な測定器具で測定でき、干渉計信号をこれらの得た測定信号で補正できる。これ は、比較的厄介で不正確な方法である。これらの変動を、5軸干渉計システムに ついてEP−A0498499で提案されているような干渉計システムの特別な 測定軸によって測定するのがより有利である。特別の測定ミラーと協同する測定 ビームがこの特別の測定軸に沿って伸びる。図4に、この特別のミラーを参照番 号170で示し、特別の測定ビームをb50,mで示す。この測定ビームは、測定 軸が最少の干渉計ユニット、即ち、説明した実施例のユニット150によって供 給し、このユニットから来るビームを反射器171によって測定ミラー170へ 反射するのが好ましい。そこでこの干渉計ユニットに、ミラー170が反射した 測定ビームb50,mおよび関連する基準ビームを受けおよびそれらのビームを電気 信号に変換するために特別な検出器を配置する。 この特別な測定ビームは、一定の幾何学的長さを有する経路を辿る。しかし、 この幾何学的長さと横断する媒体の屈折率の積である、光路長は、屈折率の変動 に影響される。それでこの変動も、測定ビームb50,mと関連する基準ビームの間 の光路長差に影響する。この光路長差の変動を上記特別な検出器によって測定し 、その出力信号を、屈折率変動に対して他の測定軸を介して得た情報を補正する ために使うことができる。 しかし、媒体の乱流から生ずる屈折率変動は、これらの乱流が媒体全体に同じ でなく且つ非常に局部的に起るので、この方法では十分且つ正確に測定すること が出来ない。測定軸に関連し、固定長を有する基準経路については、干渉計のこ の基準経路が占める部分を真空空間に置くことによって、この乱流の問題を避け ることが出来る。関連する測定軸の測定経路は、長さが変るので、真空区間をそ の経路に使うことは可能でない。 本発明によれば、これらの乱流を3倍異なる波長を有する2本の測定ビームを 使うことによって、測定経路に沿って測定することができる。図7は、この新規 な乱流測定システムの原理および実施例を示し、勿論このシステムは、屈折率の 変動の原因となる媒体の他の変化も測定することが出来る。このシステムの重要 要素は、第1波長λ1で第1ビーム成分121を、および第2波長λ2で第2ビー ム成分122を供給し、λ2=3λ1である、レーザ源120である。このレーザ 源は、単一レーザだけを含み、その放射線の一部を非線形光学素子によって公知 の方法で元の波長の1/3の波長を有する放射線に変換するのが好ましい。この レーザ源は、例えば、3倍の周波数増加が起るYAGレーザによって構成しても よく、そうすればそのレーザが1064nmと355nmの波長を供給する。こ のシステムは、更に、境界面128のある偏光感応ビームスプリッタ127、基 準ミラー129、2枚のλ/4板130および131並びに再帰反射器135 のような、干渉計システムに知られる素子を含む。 最小の波長のレーザビーム121を境界面128によって測定ビーム123と 基準ビーム124に分ける。測定ビーム123を境界面128が通し、位置14 5で測定ミラーに達する。このミラーは、例えば、基板ホルダWHに配置した測 定ミラーR1である。このミラーは、ビーム123を境界面128へ反射する。 この境界面に達すると、ビーム123がλ/4板130を2度通過するので、そ の偏光方向が90°回転され、この測定ビームが今度は境界面によって再帰反射 器135へ反射される。この反射器の傾斜側面による反射によって、ビーム12 3が再び境界面128へ送られる。この境界面は、ビーム123を再び測定ミラ ーR1へ反射する。このミラーによる位置146での反射後、ビーム123’が 再び境界面128に達する。この測定ビームがその測定ミラーへおよびそれから の2回目の経路で再びλ/4板を2度通過するので、その偏光方向が再び90° 回転され、それでビーム123’は、この境界面を通過する。次にこのビームを 波長感応ビームスプリッタ、または光学高域フィルタ、138によって第1検出 器140へ反射する。 測定ビーム123に関連する基準ビーム124は、境界面128が基準ミラー 129へ反射する。このミラーは、このビームを境界面128へ反射する。この 境界面に達すると、このビームの偏光方向は、それがその間にλ/4板131を 2度通過しているので、90°回転される。次に、ビーム124は、この境界面 によって再帰反射器135へ通され、その反射器は、ビーム124をその側面の 反射で境界面128へ送り返す。この境界面は、ビームを基準ミラー129へ通 し、そのミラーが基準ビームをビーム124’として境界面へ反射する。次に、 基準ビームは、再びλ/4板131を2度通り抜け、その偏光方向が再び90° 回転される。その結果、基準ビーム124’が境界面によって反射され、測定ビ ーム123’と共にビームスプリッタ138によって検出器140へ送られる。 この検出器の出力信号は、測定ミラーR1の位置または変位についての情報を含 む。 最大波長を有する第2レーザビーム122も境界面128によって測定ビーム 125と基準ビーム126に分け、それらのビームは、測定ビーム123および 基準ビーム124と同様にこのシステムを通り抜ける。このシステムを通過後、 測定ビーム125’および基準ビーム126’を波長感応ビームスプリッタ13 8が反射器139へ通し、その反射器がこれらのビームを第2検出器141へ反 射する。この検出器の出力信号も、測定ミラーR1の位置または変位についての 情報を含む。 検出器140および141の出力信号を比較回路200の入力に加える。測定 ビーム123と125が、基準ビーム124および126と同様に、同じ経路を 辿るので、検出器140および141の出力信号は、互いに同じであるべきであ る。もし、そうでない場合は、屈折率変動が媒体に起っている。もし、これが急 速な変動であれば、それは媒体の中の乱流の結果である。媒体の拡散および2本 の測定ビームが広く発散する波長を有するという事実のために、屈折率変動は、 2本の測定ビームに異なる影響を有する。それで、検出器140の信号は、関連 する測定ビーム123に対して、検出器141が示す関連測定ビーム125に対 する横断光路長と異なる横断光路長を示す。回路200で、そのような光路長差 が起るかどうかを確認できる。この光路長差についての情報を含む、この回路の 出力信号201を信号処理回路の更なる構成部分205に加える。この構成部分 のメモリに、どの屈折率変動が与えられた光路長差に関係するかを示すテーブル を記憶する。この様に構成部分205の出力206で決る屈折率変動を、図7に 示す測定軸の実際の測定信号を補正するために使うことができる。 測定ビーム123および125並びに基準ビーム124および126を、それ ぞれ、測定ミラーおよび基準ミラーへ2度送る、図7の実施例に加えて、この発 明は、測定ビームおよび基準ビームをそれらそれぞれのミラーへ1度しか送らな い実施例にも使うことができる。そのような実施例は、図7のと、再帰反射器1 35を除去し、その位置にビームスプリッタ138を置く点で異なる。そこで検 出器140および141をこのビームスプリッタによって分けられるビームの経 路に置く。測定ビームを測定ミラーに2回送る利点は、測定ミラーに望まない倒 れがあっても、このシステムから出る測定ビームの方向が関連する基準ビームの それと正確に等しく、それで各測定ビームが、関連する検出器の位置で、関連す る基準ビームと正確に一致することである。 図8は、レーザビーム121だけを実際の距離測定のために使い、一方、レー ザビーム122を測定ビーム123と共に屈折率変動を測定するために使う。こ の図で、図7と同じ構成素子は同じ参照番号で示す。図8の実施例は、図7のと 、検出部分、即ち、素子138および139の後の部分が異なる構成を有する点 で異なる。測定ミラーR1によって2度反射された測定ビーム123’および関 連する基準ビーム124’は、図7と同じ方法でそれらの検出器140に達し、 その検出器は、再び測定ミラーの位置または変位を示す信号を供給する。測定ミ ラーによって2度反射された測定ビーム125’の経路は、反射器129の後に 、偏光方向が測定ビーム125’のそれと一致する偏光検光子210を組込む。 この測定ビームに関連する基準ビーム126’は、それによって阻止され、測定 ビーム125’だけが検出器141へ通される。この測定ビームの経路は、この ビームが測定ビーム123’と同じ波長を獲得するように、このビームの波長を 3倍縮小する周波数変換素子214を組込む。ビーム123’の経路は、波長選 択ビームスプリッタ138の後に、このビームの放射線の一部を波長選択ビーム スプリッタ212へ反射する、中性ビームスプリッタ216を組込む。偏光方向 が測定ビーム123’のそれと一致する偏光検光子217を反射器216と21 2の間に配置し、この測定ビームからの放射線だけをビームスプリッタ212へ 通し、基準ビーム214’からの放射線を通さないようにする。このビームスプ リッタは、測定ビーム125’を通し、測定ビーム123’の分割放射線を反射 し、それによってこれらのビームが一緒に検出器141に入射することを保証す る。そこでこれらのビームの間の経路差は、測定ビームが通り抜けた媒体の中の もしかしたら起る屈折率変動についての情報を含む。検出器141からの信号は 、2本の別のテストビームについてUS−A5,404,222に記載している のと類似の方法で更に処理してもよい。 図8の実施例の検出部分も異なる構成を有してもよい。唯一の要件は、検出器 141に達する2本の測定ビームが同じ波長および偏光方向を有することである 。 一つのレーザしか含まないレーザ源の代りに、図7および図8の実施例、また はそれらの修正形は、二つのレーザを有し、これらのレーザの一つの波長が他の レーザのそれの3倍程長いレーザ源を含んでもよい。そこで、波長差を正確に維 持することを保証すべきである。 この波長差の選択は、屈折率変動を波長が2倍しか違わない場合より更に正確 に測定できるという利点をもたらすだけでなく、このシステムに存在し且つ二つ の波長に適さねばならない光学干渉フィルタを比較的容易な方法で製造できると いう実際的に重要な利点ももたらす。 この種の第1フィルタは、偏光感応ビームスプリッタ127の境界面128で ある。このフィルタは、高屈折率と低屈折率を交互に有し、355nmの波長に 対する最適λ/4構造を構成する第1層パケット、およびやはり高屈折率と低屈 折率を交互に有し、この波長に対する最適3λ/4構造、従って1064nmの 波長に対する最適λ/4構造を構成する第2層パケットから成ってもよい。高屈 折率を有する層は、二酸化ハフニウム(HfO2)から成ってもよく、低屈折率 を有する層は、二酸化珪素(SiO2)から成ってもよい。 表1は、355nmの基準波長に対する偏光分離フィルタの組成を示す。この 表の参照文字QWOTは、四分の一波長光学的厚さ、即ちn・d/λを示し、但 し、nはこの層の材料の屈折率、およびdはこの層の幾何学的厚さである。 図9は、表1の偏光フィルタの作用を、P偏光放射線(先の図の測定ビーム1 23および125)に対する、並びにS偏光放射線(基準ビーム124および1 26)に対する、透過率(T)対波長(λ)曲線の形で示す。この図から、S偏 光用フィルタが355nmおよび1064nmの選択した波長に対して所望の高 反射率(低透過率)を有することが明白である。 波長選択ビームスプリッタ、図7および図8の138並びに図8の212も比 較的容易且つ所望の精度で実現できる。表2は、この波長選択フィルタの実施例 の組成を示す。 図10は、表2の波長選択フィルタの作用を透過率/波長曲線の形で示す。こ のフィルタは、実際1064nmの波長に対して所望の高透過率を、および35 5nmの波長に対して所望の高反射率を有する。 光学素子の外面上に反射防止被膜として設けなければならない、干渉フィルタ も所望の品質で容易に製造できる。表3は、反射防止フィルタの実施例の組成を 示す。 図11は、表3の反射防止フィルタの作用を反射率(R)対波長曲線の形で示 す。この反射率は、実際355nmおよび1064nmの波長に対してほぼゼロ である。 屈折率変動を検出するための新規なシステムを含む干渉計システムを上に、I C構造物製造用フォトリソグラフィー縮小装置でのその使用方法を参照して、説 明した。しかし、この発明は、集積平面光学構造物、磁区メモリの案内および検 出パターン、磁気ヘッド、または液晶ディスプレーパネルの構造物のような、そ の他の構造物を製造するために使用するフォトリソグラフィー装置にも適用可能 である。この新規な検出システムを含む干渉計システムは、縮小のあるなしに拘 らず、マスクパターンを結像するために、イオン放射、電子放射またはX線放射 のような光放射以外の放射線を使うリソグラフィー装置にも適用可能である。像 は、投影像でも近接像でもよい。この発明は、リソグラフィー以外の分野および 一般的に屈折率変動が起るかも知れない媒体を通して非常に正確な測定を行わな ければならない場合にも使うことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 リュペルス,ヨハネス,コルネリス,ノル ベルトウス オランダ国,エインドホーフェン,プロ フ.ホルストラーン 6

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも1本の測定軸を有する干渉計システムであって: − 第1波長を有する第1レーザビームおよび第2波長を有する第2レーザビー ムを供給するためのレーザ源; − この第1レーザビームを第1測定ビームと第1基準ビームに分け、この第1 測定ビームを測定経路に沿って測定ミラーへ案内し、およびこの第1基準ビーム を基準経路に沿って基準ミラーへ案内するための手段; − この測定ミラーが反射したこの第1測定ビームとこの基準ミラーが反射した この第1基準ビームが作る干渉縞によってこの測定ミラーの変位を検出するため の第1検出手段; − この第1測定ビームが伝播する媒体の中の外乱をこの測定ミラーが反射した この第1測定ビームの放射線とこの第2レーザビームによって検出するための第 2検出手段を含み、 この第2レーザビームの波長が第1レーザビームのそれの3倍のオーダであり、 並びにこの第2検出手段が、この測定ミラーが反射した第2レーザビームの放射 線とこの第1測定ビームを使用することを特徴とするシステム。 2. 請求項1で請求する干渉計システムに於いて、この第2レーザビームがテ ストビームを構成し、およびこの測定ミラーが反射したこの第1ビームとこのテ ストビームの間の位相差が上記外乱を示すことを特徴とするシステム。 3. 請求項1で請求する干渉計システムに於いて、この第2レーザビームを、 それぞれ、この第1測定ビームおよび第1基準ビームと同じ測定経路および基準 経路を辿る、それぞれ、第2測定ビームおよび第2基準ビームに分けることを特 徴とするシステム。 4. 請求項1、請求項2または請求項3で請求する干渉計システムに於いて、 このレーザ源が単一の連続レーザおよび波長変換器を含むことを特徴とするシス テム。 5. 請求項4で請求する干渉計システムに於いて、この第2レーザビームが1 064nmの波長を有しおよび第1レーザビームが355nmの波長を有するこ とを特徴とするシステム。 6. 請求項1、請求項2、請求項3、請求項4または請求項5で請求し、レー ザビームを測定ビームと基準ビームに分けるための偏光感応ビームスプリッタで 、連続する層が交互に高屈折率と低屈折率を有する、多層構造の形の光学干渉フ ィルタを含むビームスプリッタを含む干渉計システムに於いて、この干渉フィル タが、この第2波長用四分の一λ素子として適する第1層パケット、およびこの 第1波長用広帯域四分の一λ素子として適する第2層パケットを有することを特 徴とするシステム。 7. 請求項1ないし請求項6の何れか一つで請求し、光学素子の外面に光学干 渉フィルタの形の反射防止構造物を備える干渉計システムに於いて、この干渉フ ィルタが高屈折率と低屈折率の交互する4層を含み、この第3層がこの第1層と 同じ屈折率および第1層の厚さの半分に等しい厚さを有し、並びにこの第4層が この第2層と同じ屈折率および第2層の厚さの半分に等しい厚さを有することを 特徴とするシステム。 8. 請求項1ないし請求項7の何れか一つで請求し、3本の測定軸を有する干 渉計システムに於いて、3倍異なる波長を有する2本のレーザビーム並びに別々 の第1および第2検出手段を各測定軸に対して利用できることを特徴とするシス テム。 9. 請求項1ないし請求項7の何れか一つで請求し、少なくとも5本の測定軸 を有する干渉計システムに於いて、3倍異なる波長を有する2本のレーザビーム 並びに別々の第1および第2検出手段を各測定軸に対して利用できることを特徴 とするシステム。 10.基板上にマスクパターンを繰返し結像するためのリソグラフィー投影装置 で、投影ビームを供給するための照明ユニット、マスクホルダを備えるマスクテ ーブル、基板ホルダを備える基板テーブル、この投影ビームの経路に配置された 投影系、並びにこの基板の位置および方向を測定するための光学測定システムを 含む装置に於いて、この測定システムが請求項1ないし請求項9の何れか一つで 請求する干渉計システムであることを特徴とする装置。 11.請求項10で請求し、このマスクパターンを各基板フィールド上に走査に よって結像し、このマスクの位置を測定するために測定システムが存在するリソ グラフィー投影装置に於いて、上記測定システムが請求項1ないし請求項9の何 れか一つで請求する干渉計システムであることを特徴とする装置。 12.請求項10で請求し、この基板用測定システムとマスク用のそれを微分干渉 計システムに統合したリソグラフィー投影装置に於いて、3倍異なる波長を有す る2本のレーザビーム並びに別々の第1および第2検出手段をこの微分干渉計シ ステムの各測定軸に対して利用できることを特徴とする装置。
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