JP2001513049A - ワイパゴム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、ワイパゴムヘッドと、傾倒ウエブとリップとから成るワイパゴムに関する。この場合、ワイパゴムヘッド（１）が、ショアＤ硬度３０乃至５０の硬いゴムを有していて、リップ（２）がショアＡ硬度５５乃至７５の柔軟なゴムを有している。

Description

【発明の詳細な説明】 ワイパゴム 本発明は、ワイパゴムヘッドと、傾倒ウエブとリップとから成るワイパゴムに 関する。 このような形式のワイパゴムは、特に自動車のウインドワイパとして使用され る。 従来技術により公知であるワイパゴムにおいては、ワイパゴムヘッドの切欠内 にばね条片を挿入することが必要である。 そこで本発明の課題は、ばね条片無しのワイパゴムを提供し、製造及び組立を 簡単にすることである。 この課題は、本発明によれば、ワイパゴムヘッドと、傾倒ウエブ(Umlegesteg) とリップとから成るワイパゴムにおいて、ワイパゴムヘッドが、ショアＤ硬度３ ０乃至５０の硬いゴム例えば天然ゴム(Kautschuk)を有していて、リップがショ アＡ硬度５５乃至７５の柔軟なゴム例えば天然ゴムを有していることによって、 解決された。 本発明によれば種々異なる形式のポリマーが挿入され、この場合、ジエン(Die n)タイプのゴム及び熱可塑性樹脂(Thermoplaste)が有利である。 本発明の特に有利な実施例によれば、本発明によるワイパゴムは一体的に構成 されている。一体的なワイ パゴムにおいては、ワイパゴムヘッドの硬いゴムとリップの柔らかいゴムとの間 の限界領域に、ゴム硬度に関する移行領域が設けられている。 ワイパゴムを製造するためには、特に押出成形機が適している。この押出成形 機によって、特に有利な形式で、異なる２種類のゴム硬度を有する一体的なワイ パゴムを製造することができる。 有利な形式で、ワイパゴムヘッドは、従来必要であったばね条片のための切欠 を必要としない。これによって、ワイパゴムヘッドは製造がより簡単である。さ らに、本発明の重要な利点は、ワイパゴムを製造するために少ない部分しか必要 としないという点にある。 別の実施例によれば、ワイパゴムは２つの部分より成っている。つまりワイパ ゴムは、第１の部分としてのワイパゴムヘッドと、リップと傾倒ウエブとから成 る第２の部分とから成っている。この第２の部分は、ワイパゴムヘッドに係止可 能であって、後からワイパゴムヘッド内に挿入することができ、これによって、 特に簡単な組立が得られる。 この場合、ワイパゴムヘッドは有利には熱可塑性樹脂(Thermoplast)より成っ ている。 摩擦係数を低下させるために、ワイパゴムは、例えばハロゲン化による相応の 表面層を有していてよい。さらにまた、滑り粉を添加してもよい。この場合、モ リブデン(Molybdaen)又はグラファイト(Graphit)を 含有する滑り粉が有利である。 以下に添付の図面を用いて本発明を詳しく説明する。 第１図には、一体的なワイパゴムの縦断面図が示されている。このワイパゴム は、硬いゴムから成るワイパゴムヘッド１と、それぞれ柔軟なゴムから成るリブ ２と傾倒ウエブ３とから構成されている。リブ２とワイパゴムヘッド１との間に は、ハッチングで示された、ゴム硬度に関する移行領域４が配置されている。 第２図には、２つの部分から成るワイパゴムの長手方向の断面図が示されてい る。この場合、硬いゴムから成るワイパヘッド１と、それぞれ柔軟なゴムから成 るリップ２及び傾倒ウエブ３との間の係合は、ヘッド１と係止可能である隆起部 ５によって行われる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ディール ド コニンク ベルギー国 1840 ロンダーツェール シ ュネッペラール 115 (72)発明者 パウル ヴィーネン ベルギー国 3930 ハモント コイネンラ ーン 36

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. ワイパゴムヘッドと、傾倒ウエブとリップとから成るワイパゴムにおいて 、 ワイパゴムヘッド（１）が、ショアＤ硬度３０乃至５０の硬いゴムを有してい て、リップ（２）がショアＡ硬度５５乃至７５の柔軟なゴムを有していることを 特徴とする、ワイパゴム。 2. ワイパゴムが一体的である、請求項１記載のワイパゴム。 3. ワイパゴムが、第１の部分としてのゴムヘッド（１）と、リップ（２）と 傾倒ウエブ（３）とから成る第２の部分とを有しており、該第２の部分がワイパ ゴムヘッド（１）と係止可能である、請求項１記載のワイパゴム。 4. ワイパゴムヘッド（１）が熱可塑性物質を有している、請求項３記載のワ イパゴム。 5. 請求項１から４までのいずれか１項記載のワイパゴムを製造するための方 法において、ワイパゴムを押出成形機によって製造することを特徴とする、ワイ パゴムを製造するための方法。