JP2001512903A - 電気貯蔵デバイスのための非水性電解質 - Google Patents

電気貯蔵デバイスのための非水性電解質

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JP2001512903A
JP2001512903A JP2000506668A JP2000506668A JP2001512903A JP 2001512903 A JP2001512903 A JP 2001512903A JP 2000506668 A JP2000506668 A JP 2000506668A JP 2000506668 A JP2000506668 A JP 2000506668A JP 2001512903 A JP2001512903 A JP 2001512903A
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emipf
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マッキーウェン,アラン,ビー.
アイン−エリ,ヤイール
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Abstract

(57)【要約】 電気化学コンデンサ又は蓄電池のような電気貯蔵デバイスにおける用途に対する改良された非水性電解質が記載されている。 【解決手段】この発明の電解質は,アルキル置換された,環式非局在化された芳香族化合物カチオン及びそれらの過フルオロ誘導体,そしてファンデルワルス体積が100Å3より小さいか,又は,等しいものであるある種の多原子アニオン類,好ましくは,無機過フッ化物アニオン,最も好ましくはPF6−からなる塩を含み,これらの塩は,0.5M,好ましくは1.0M以上の濃度において有機液体,好ましくは,炭酸アルキル溶媒又は液体二酸化硫黄又はこれらの組み合わせのものに溶解する。模範的な電解質は,サイクリック又は非サイクリック炭酸アルキル又は蟻酸メチル又はそれらの組み合わせものに溶解する1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・ヘキサフルオロ燐酸塩を備える。これらの改良された電解質は,従来技術の電解質に較べて導電率が高く,濃度が高く,エネルギー貯蔵能力が高く,出力特性が高いなどの有用な特徴を有している。この発明の電解質を使用するスタッキングされたコンデンサセルは,高エネルギー,高電圧貯蔵を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 政府の権限 この発明に至る作業の一部は,デパートメント・オブ・デフェンス契約F
33615−94−C−2469及びデパートメント・オブ・エナジー契約G0
2−96ER82149に規定された連邦政府援助で行われた。したがって,連
邦政府は,この発明にある種の権利を有している。
【0002】 発明の分野 本発明は,電気エネルギー貯蔵デバイスに有用な非水性電解質に関するも
のである。
【0003】 発明の背景 コンデンサー及び蓄電池のような電気エネルギー貯蔵デバイスの電気エネ
ルギーと出力とを改善するために,多年にわたり多大の努力が払われている。こ
れらデバイスは,電気自動車やセルラーコミュニケーションのような短期間のハ
イエネルギー用途に特に有用である。米国特許第5,418,682号のWar
ren他は,ニトリル又はジニトリル溶媒を含むテトラアルキルアンモニウム塩
からなる電解質を有するコンデンサを記載し,そのようなシステムがコンデンサ
に必要な高い誘電係数を与えることを教えている。特許第4,725,926号
のMorimotoは,電気二重層コンデンサに使用の有機溶媒中に第四級ホス
ホニウム塩類を備える非水性電解質を記載している。
【0004】 広範囲の溶媒と塩類がそのような使用に利用でき,用途に応じて特定の利
点を与えていると考えられる(例えば,低温度対高温度)。イミダゾリウムカチ
オンをベースとするイオン性リキッド類は,種々の電気化学デバイスにおける非
水性電解質として近年注目されている(Koch他,J.Electroche
m.Soc.143:155,1996)。これらの電解質は,以前に炭素二重
層コンデンサにおける使用のために探査された数多くの第四級オニオム塩(Ue
他,J.Electrochem.Soc.141:2989,1994)に比
較し格別な利点を有している。
【0005】 非水性電解質をベースとする電気化学コンデンサは,水性システムに比較
し,高い電気化学安定性(4Vに達する)を与え,これによって,より高いエネ
ルギー貯蔵が与えられる(E=1/2CV2)。しかしながら,水性システムに
較べて非水性電解質の導電率が低いことから,パワー可能出力が低くなることが
分かっている。さらに,電気化学コンデンサに使用されるポーラスなマテリアル
ズで,非水性電解質に使用の誘電係数が高い溶媒に通常関連する高粘度がポーラ
スの電解質における導電率に不利益をもたらす。さらには,非水性電解質で通常
得られる低いイオン濃度によって,パッケージされるデバイスにおける電解質ヴ
ォリュウムを増やさなければならなくなる。本発明の目的は,コンベンショナル
な非水性電解質の使用に固有の上記した問題を解決することである。
【0006】 発明の概要 アルキル置換,環式非局在化芳香族化合物カチオン類,及びそれらの過フ
ルオロ誘導体,及び100Å3より小さいか,又は,等しいファンデルワールス
容積を有する,好ましくは,無機フッ化物及び最も好ましくはPF6−である多
原子アニオン類,これらは,濃度が0.5M以上,好ましくは,1.0M以上の
有機液体,好ましくは,アルキル炭酸塩溶媒又は液体二酸化硫黄(SO)又は
,それらの組み合わせである有機液体に溶解するものからなる塩類を含む非水性
電解質は,予期しないことではあるが,高い導電率をもち,これは,対比できる
溶融塩電解質(溶媒添加なし)又は第四級オニウム塩類の導電率よりも高い。さ
らに,1−エチル−3−メチルイミダゾリウム(EMI+)及びヘキサフルオロ
燐酸塩(PF6−)を含む非水性電解質特に有用で,高導電率(>13mS/c
m),大きなウインドウの電気化学安定性(>2.5V),高い塩濃度(>1M
),高い熱安定性(>100℃),及び二重層コンデンサにおける大きなキャパ
シタンス(活性化の炭素電極から>100F/g)を有し,驚く勿れ,このキャ
パシタンスは,溶媒誘電体と関係がない。
【0007】 かくして,この発明の大まかな特徴は,電気貯蔵デバイスのための非水性
電解質であり,この電解質は,以下のグループから選ばれたカチオンからなる塩
を含む点である:
【化3】 ここで,R,R,R,R,R及びRは,それぞれ,H;F;1から
4の炭素原子の別個のアルキルグループであるか,又は,互いに結合して,Nに
収束する環構造を形成する2から4の炭素原子のユニタリーのアルキレン基;又
は,別個のフェニルグループのいずれかであり;ここで,アルキルグループ,ア
ルキレン基又はフェニルグループは,電子回収(ウイズドローイング)グループ
で置換でき;過フルオロ,無機アニオン又は過フルオロ有機スルホン酸塩アニオ
ンは,ファンデルワルス体積が≧100Å3であり,前記塩は,0.5Mよりも
高い濃度で有機溶媒に溶解する。好ましくは,前記カチオンは,イミダゾリウム
であり,最も好ましくは,1−エチル−3−メチルイミダゾリウム又は1−メチ
ル−3−メチルイミダゾリウムであり,前記のアニオンは,AsF6−,BF
,トリフレート(triflate)であるか,又は,最も好ましくは,PF
6−である。前記有機液体は,好ましくは,直鎖のエーテル,環式エーテル,エ
ステル,炭酸塩,蟻酸塩,ラクトン,ニトリル,アミド,スルホン又はスルホラ
ンであり,最も好ましくは,環式又は非環式アルキル炭酸塩又はメチル蟻酸塩の
いずれかである。液体二酸化硫黄又は二酸化硫黄の混合物及び有機液体は,低温
使用に適した本発明の電解質に特に有用である。ガス(例えば,CO,NO
,NOなど)が含まれる,その他の低い粘性剤も機能,特に低温における機能
改善に使用できる。この発明の電解質は,さらに,例えば,テトラアルキルアン
モニウム又はテトラアルキルホスホニウム塩を含むことができ,特定の用途に備
えることができるようになっている。
【0008】 この発明の非水性電解質は,電気エネルギー貯蔵デバイス,特に,電気化
学コンデンサに有用なものである。これらの電解質は,電位差及び電解電量測定
電気化学センサー類,光起電デバイス,燃料電池に使用され,アルカリ及びアル
カリ性アースアノードマテリアルのカチオンを前記電解質が含む限り,アルカリ
及びアルカリ性アースアノードマテリアルズを用いる一次及び二次電池に使用さ
れる。さらに,この発明の電解質は,触媒作用又は電気触媒作用の媒体としての
用途がある。
【0009】 発明の詳細な説明 この発明の非水性電解質は,電気エネルギー貯蔵デバイスに特に有用なも
のにする種々の点で,コンベンショナルの電解質よりも優っている。数多くのア
ルキル炭酸塩溶媒における,カチオンとしての1−エチル−3−メチルイミダゾ
リウム(EMI+)及びアニオンとしてのヘキサフルオロ燐酸塩(PF6−)又
はテトラフルオロホウ酸塩(BF4−)を含む本発明の電解質の特性を同じ溶媒
におけるテトラエチルアンモニウム・テトラフルオロホウ酸塩(TEABF
を含む従来技術の電解質と以下に詳細に述べるように比較した。明示のコンパウ
ンズと溶媒の分子構造を図1に示す;明示した溶媒の物理特性を表1に提示する
【0010】
【表1】
【0011】溶解度 EMIPFの溶解性は,表1に示された溶媒すべてにおいて高く,
2M濃度以上をもつものが得られた。これらの電解質では,3M以上の高い溶解
度が普通である。DMCにおけるEMIBFの濃度において,2M以上の高い
溶解度も可能である。EMIPF及びEMIBFの両者は,EC/DMC混
合物に非常によく溶解し,それらの溶解度は,2M濃度以上のものである。これ
に対し,塩TEABFは,非環式アルキル炭酸塩に非常によく溶ける(Ue他
,機能材料15:48,1995;Ue他,J.Electrochem.So
c.141:3336,1994;Ue,J.Electrochem.Soc
143:L270,1996)。PCでのTEABFの最高溶解度は,ほぼ
1Mであり,PCにおけるEMIPFで得られる3.5M濃度よりもはるかに
低い。
【0012】導電率 室温においてのPCにおけるEMIPFのモル濃度のファンクショ
ンとしての比誘電率(κ)をPCにおける従来技術の電解質TEABFと図2
において比較した。EMIPFに対しては,2M濃度において,15.3mS
/cmである。1M TEABF/PCCに対しての測定された導電率は,1
3mS/cm(Ue他,J.Electrochem.Soc.141:298
9,1994)である。またPCにおけるTEABFの他の濃度についての文
献の導電率値を図2に示す:0.65M濃度に対して10.6mS/cm及び0
.5M濃度に対して8.3mS/cm(Morimoto他,Mat.Res.
Soc.Symp.Proc.393:397,1995;Ue他,J.Ele
ctrochem.Soc.141:2989,1994)。これらの値は,P
CにおけるEMIPFの類似の濃度について観察された導電率に相当する。換
言すれば,1M濃度以下のPCにおけるEMIPFの導電率は,PCにおける
TEABFに対して観察されたものと同様である。テトラアルキルアンモニウ
ム塩を凌駕するEMIPFの利点は,PCにおけるTEABFに対する約1
Mの飽和限界と対照の高溶解性(>3M)である。
【0013】
【表2】
【0014】 表2を参照すると,2M濃度におけるいくつかの異なる炭酸塩溶媒におけ
るEMIPFの導電率が比較されている。DMCにおけるEMIPFの2M
溶液は、,21mS/cmという優れた導電率を有している。DMCの低粘度(
0.59cp)と許容される誘電係数(ε=3.12)と組み合わされた前記結
果は,このコンパウンドがEMIPFをベースとする電解質にとって極めて良
好な溶媒であることを意味している。同様に,ECにおける2M EMIPF
溶液で高導電率(22mS/cm)が観察された。該二つの炭酸塩溶媒ECとD
MCは,PC(15mS/cm)及びEM(14mS/cm)よりもEMIPF
で高い導電率の電解質を当てるものである。MFにおけるEMIPFの3M
溶液は,33mS/cmの優れた導電率を有するが,MFにおけるEMIPF
の2M溶液も32mS/cmの高い導電率を有する。DMCにおけるEMIBF
の2M溶液よりも大きいものは,導電率が20mS/cmである。この値は,
純粋なEMIBFイオンリキッド単独に対する導電率(13mS/cm)より
も実に高い。
【0015】 溶媒EC及びDMCの混合物(1:1,v/v)は,2M電解質において
26mS/cm(EMIPF)及び27mS/cm(EMIBF)の優れた
導電率をもつ結果になる。PC/MFにおけるEMIPFの2M溶液も34m
S/cmの優れた誘電率をもつ。18mS/cmに達する導電率の上昇は,これ
もPCのような高い誘電性コンポーネントをEMCに添加することで観察される
【0016】 図3に示すように,示したアルキル炭酸塩溶媒における2M EMIPF
溶液の導電率と溶媒分子量のとの間には,強い相関関係(r=1.00)がみ
られ,溶媒分子が小さくなればなるほど,溶媒分子が大きい溶媒における塩の同
様の濃度における電解質に較べ,導電率が高くなることを示している。ECとD
MC両者溶液は,類似した導電率をもつので,導電率と誘電係数との間には,さ
ほどの相関関係が見られないが,これら二つの溶媒についての誘電係数は,表1
に示すように,実に相違している。誘電率に対し,溶媒の粘度の逆数は,相関関
係が小さいことが明らかになっている。これらの結果は,EMIPFがこれら
の溶媒においてε>3をもって有効に等しく解離していることを示している。
【0017】温度範囲 PCにおけるEMIPFの2M溶液を測定したところ,使用につ
いて−40℃から130℃以上の広範囲な温度安定性を有していた。蟻酸メチル
溶液は,低温電解質として特に有用である。蟻酸メチルにおけるEMIPF
2M溶液は,−60℃以下から+40℃の有用な温度範囲をもつ。−10℃の沸
点温度をもつリキッドSO溶液,又は,特定の有機溶媒又は複数の溶媒単独よ
りも改善された低温導電率をもつSO及び特定の有機溶媒又は複数の溶媒の混
合物が低温電解質として有用である。例えば,PC溶媒においての20%SO
におけるEMIPFの2M溶液は,改善された導電率(室温で約24mS)及
び−40℃が限界の前記溶媒単独に比べ−60℃以下の有用な温度範囲をもつも
のと期待されている。COを加えることで前記溶媒単独を凌駕する匹敵する改
善がなされる。
【0018】電気化学安定性 サイクリックボルタンメトリーにより,きれいに研磨したガ
ラス状のカーボンディスク(0.077cm2)のワーキング電極とPtフォイ
ル(8c2)カウンター電極とを用いて電気化学安定性を測定した。図4を参照
すると,PCにおける2M EMIPFのサイクリックボルタンモグラムは,
EMI+還元(−1.8V対Ag/Ag+)の開始とPF6−酸化(1.8V)
との間における安定性が3.6Vウインドーであることが示されている。研究さ
れた他の溶媒におけるEMIPFについての電気化学安定性も同じようなウイ
ンドーであることが観察された。
【0019】熱的安定性 前記電解質の熱的安定性は,高温コンデンサ用途に重要なことで
ある。シールしたガラスアンプル内で2M EMIPF/PCを125℃まで
加熱すると,1日後でも色調に変化がないが,これに対し,125℃における1
M TEABFについては,色調に変化(黄色の色合い)がみられた。図5を
参照すると,熱重量測定分析TGA)によるEMIPF,PC及び2M EM
IPF/PCの熱安定性も調査された。 100℃以上の温度における炭酸プロピレンの揮発度は,これらの温度における
デバイス構成にとっての関心事である。TGAにより測定されるように,EMI
PFを添加することでPCの揮発度が低下する。塩EMIPFは,約200
℃まで熱的に安定であるが,200℃と400℃との間では,60%の重量損失
がみられた。
【0020】コンデンサのT形状セルの寸法 イニシャルのコンデンサの寸法と電気化学特
徴の測定を図6に示したようなT状のセル形状を用いて行った。2個のカーボン
電極12,14(1cm2)をワットマン紙GF/Aセパレータ16の両側面に
配置し,316Lステンレススチールロッド18,20を電流コレクタとして用
い圧縮した。電解質2M EMIPF/PCは,放電容量密度が3Vで32F
/g・セルであり,電流密度が5mA/cm2であった。優れたクーロン効率値
(>99%)及び漏れ電流値(<100μA/cm2)が観察された。容量は,
低い電流密度で僅かに増えた(1mA/cm2で33F/g・セル)。同じよう
な値32F/g・セルが1:1(v/v)PC/EMC溶媒混合物について観察
された。これらの容量密度は,PCにおける1M TEABFについて観察さ
れたものよりも約10%改善されている。モディファイされたカーボン電極にお
いて,2M EMIPF/PCを4Vまでゆっくりガルヴァノスタティック(
galvanostatic)充電することで,3.5Vにおいて良好なクーロ
ン効率(93%)及び容量(36F/g・セル)にすることができる。この大き
な容量と電圧により,前記コンデンサのエネルギー密度が向上する。
【0021】 表3に示すように,同じようなスペシフィックな容量値(125140
F/g)が観察され,これは,EMIPF又はEMIBFをベースとする電
解質の誘電係数と関係がない。EMIPFとEMIBFのスペシフィックな
容量は,TEABFで観察されたものよりも約10%大きい。
【0022】
【表3】
【0023】 1−エチル−3−メチルイミダゾリウム・ヘキサフルオロ燐酸塩(EMI
PF)の合成を中間体としてのEMICl又はEMIBrを経て行い,EMI
ClまたはEMIBrをKPF(Aldrich,98%)で複分解させるこ
とで所望のプロダクトにコンバートした。1リッターの密閉ガラス容器内で,室
温において30日間にわたり,1−メチルイミダゾール(Aldrich,>9
9%)をクロロエタンニートと反応させて,EMIClを合成した。Bonho
te他,J.Electrochem.Soc.143:3099(1996)
の手順にしたがい,酢酸エチル(Aldrich)又は1,1,1−トリクロロ
エタン(Aldrich)のいずれかにおいて,メチルイミダゾールをブロモエ
タン(Aldrich,>99%)と反応させることによりEMIBrを合成し
た。EMICl又はEMIBrを水(3M)に溶解させ,KPFの加熱(50
℃)水溶液(1M)へ添加して,冷却により凝固/結晶化する濃厚なオイルとし
ての所望のEMIPFを形成した(Fuller他,J.Chem.Soc.
,Chem.Commun.229,1994;Carlin他,J.Elec
tro−chem.Soc.,141:L73,1994)。 このソリッドを
水から再結晶化させ,減圧下で乾燥し(55℃,<0.01トル),EMIPF
を形成した(m.p.58℃,1H NMR)。室温で溶解した塩EMIIm
がEMIClとリチウム・ビス(トリフルロメチル)スルフォニル)イミド(L
iIm,3Mカンパニー)との複分解反応により得られた。EIBFをCar
lin他,J.Electrochem.,Soc.141:L73(1994
)の工程によりEMICl及びAgBFから合成した。テトラエチルアンモニ
ウム・テトラフルオロホウ酸塩(TEABF)及びヘキサフルオロ燐酸塩(T
EAPF)がSachem(オースチン,テキサス)から得られ,減圧乾燥(
120℃,<0.01トル,48時間)後使用された。
【0024】 溶媒,炭酸プロピレン(PC,Grant又はBurdick & Ja
ckson),炭酸エチレン(EC,Grant),炭酸ジメチル(DMC,G
rant),炭酸ジエチル(DEC,Grant)及び炭酸エチルメチル(EM
C,三菱化学)を活性化3Å篩で乾燥した後に使用した。Mettler DL
18 Karl Fischer滴定具を用いて電解質の水コンテントを測定し
た(20ppm以下が通例)。複数枚のSpectracarb 2220活性
化炭素繊維クロス(Spectracarb,マサチュセッツ,ローレンス)を
減圧乾燥(120℃,<0.01トル,48時間)後電極として使用した。この
電極マテリアルは,織った炭素繊維からなり,直径10μm,リポートされてい
るBET表面領域が2000m2/g,クロス密度が13mg/cm2である。
【0025】 すべての電解質調製及びワークは,Ar雰囲気下でVACドライボックス
(<10ppm HO)内で行われた。導電率測定は、セル係数9.35をも
つフィッシャー伝導度セル(伝導度セルは,KCl溶液で較正された)を備えた
General Radio 1656 Impedance Bridgeを
用いて行われた。Tenney囲みチャンバを用いて,温度を±1℃にコントロ
ールした。EG&G 273Aポテンショスタット(Potentiostat
)/ガルヴァノスタット(Galvanostat)を用いて,サイクリック電
解電流及び静電直流(カ゛ルウ゛ァノスタティック)データを得た。1M TE
ABF/PC又は2M EMIPF/PCのいずれかにおけるAg/AgN
(10mA濃度)対(カップル)を基準電極(Ptカウンター電極と共に)
として用い,3.2V 対Li/Liでバランスさせた。熱重量分析(TGA
)を10℃/分のランプレートで窒素を流して島津TGA−50で行った。AC
インピーダンスデータをSchlumberger SI1250周波数リスポ
ンス分析器で得た。
【0026】使 用 炭酸プロピレンにおける電解質EMIPFが炭酸プロピレンにけるTE
ABFよりも大きなエネルギーとパワー密度を与え,そして,EMIPF
得られる高いイオン濃度により,導電率(18%)と容量(10%)とが増大す
る結果になるので,EMIPF/PC電解質システムをシングルセルとマルチ
−セルコンデンサデバイスとにおいてテストした。これらの結果タイプIIIレ
ドックス・ポリマーシステムのような他の非水性電気化学コンデンサへの適用が
期待できるもので(Ren他, Electrochemical Capac
itorsにおいて,編集者F.M.Delnick及びM.Tomkiewi
cy,PV95−29,p.15,The Electrochemical
Society Proceedings Services,Penning
ton,N.J.(1996);Arbizzani他,Adv.Mater.
:331,1996),これは,これらの電解質について得られる高濃度と増
加した導電率が他の非水性システムにとって可能であることが期待されるからで
ある。
【0027】シングルセル この発明の電解質を用いるシングルセル非水性複層コンデン
サをプリズム状の構造で作り上げたもので,この構造は,”非水性電気貯蔵デバ
イス”と題する本日付けで出願した併存係属の米国特許出願第08/910,1
46に記載のもので,この記載全部をここに参考文献として組み入れる。図7A
を参照すると,二つの分かれた高い面領域カーボンクロス電極16,18は,チ
ャンバ10内の電解質と接触していて,12μmの厚さのステンレススチールの
電流コレクタ12,14の間にサンドイッチされ、これらは,好ましくはステン
レスチール又はより好ましくは,フロー温度>130℃の導電ポリマー(例えば
,Coer−X,Rexman Graphics,S.Hadley,MA)
であり,そして,外辺部が熱可塑性の高温ガスケット20でシールされて,シン
グルセルのプリズム状デバイスに形成されている。シール20は,熱可塑性,通
常,ポリエステル又はポリウレタン性状のもので,100℃以上であるが電流コ
レクタ12,14の軟化点以下で流動する。ガスケットシール20のマテリアル
には,再フロー処理の間,良好な内部凝集力を有し,そして,前記電流コレクタ
への良好な粘着力を有するものが選ばれる。ガスケット20に通常使用される高
温熱可塑物は,Beamis Associates,Inc.,Shirle
y,MAからのものである(例えば,ポリエステルno.5209と5214,
ポリウレタンno.3209と3214)。
【0028】 シングルセルデバイス又はパウチは,代表的なサイズとして,これらは,
5x5cmで,活性領域が13cm2,全重量と容積がそれぞれ2.6g,2.
5mlであるものが作られ,所望の電解質,好ましくは,炭酸アルキル溶媒にお
けるEMIPF6が充填され,不活性雰囲気から除去される前にArが充填され
たドライボックス内にシールされた。図7Aのセルは,外部回路との接続部22
を有しているか,又は,コンダクタ16,18の外面を介して電気的に接触でき
るようになっている。図7Bに示すように,前記セルは,直列接続して個々のセ
ル26が重ねられたもの24を形成する。コンダクタ28が外部回路と接続する
。注文製造のMACCOR(オクラホマ市,オクラホマ)シリーズ4000サイ
クラーを用いて,定出力及び電流サイクリングデータを集めた。定電流充電/放
電サイクル(50mA)を用いて,延長されたサイクリングデータを得たところ
,各サイクルは,ほぼ18分要した。代表的には100psiの圧力がかかって
いるスタッキングされたセルは,100V及び0.3ファラド容量を示すことが
できる。
【0029】 複数のシングルセルパウチのガルヴァノスタティック及びポテンショスタ
ティック充電は,優れた反転性(>98%)及び充電貯蔵能力を示した。図8を
参照すると,三通りの電流(10,50及び100mA)における三通りの充電
/放電サイクルで,2時間のポテンショスタティック充電と2時間のオープンサ
ーキットが続く前記充電/放電サイクルが示されている。前記パウチは,3Vに
おける容量が11Fで,その結果,パッケージされたエネルギー密度は,5.3
Whr/kg及び5.5Whr/kgである。オープンサーキットにおいての2
時間後,僅かに電圧の低下が70mVにすぎなかった。予期されていたように,
そして,図9におけるRagonプロットに図示されているように,1M TE
ABF/PCに比較して,2M EMIPF/PC電解質は,容量と導電率
が高い結果,エネルギーと出力とが高くなる。2000の充電/放電サイクルを
越しても容量の低下は,僅かのもの(5%)であった。
【0030】 マルチセル 30Vの1Fマルチセルダバイスを直列構成の12個のパ
ウチで作った。イニシャルのガルヴァノスタティック充電/放電は,15Vにお
ける3つのサイクル,25Vにおける3つのサイクル及び30Vにおける最終の
3つのサイクルでの10mAにおいて行われた。各電圧における前記3つのガル
ヴァノスタティック充電/放電サイクルに加えて,最終のポテンショスタティッ
ク充電/放電(30分)とオープンサーキットレスト(2時間)が遂行された。
このデバイスは,幾通りかの電流(10〜100mA)において1000サイク
ルにわたりサイクルされ,エネルギー損失が殆どなかった。
【0031】 この発明を好ましい実施例との関連で記載したが,前記の明細書を読んだ
後では,当業者は,ここに記載した組成物及び方法について,種々の変更,均等
置換及びその他の改変を行うことができる。したがって,ここに与えられる特許
による保護は,特許請求の範囲に記載の定義及びそれらの均等ものに限られるこ
とを意図している。
【図面の簡単な説明】
この発明のその他の特徴及び利点は,添付の図面と関連しての以下の発明
の詳細な説明から明らかになるもので,図面において:
【図1】この発明において有用な代表的なカチオン類,代表的なアニオン類
及び代表的な溶媒の分子構造を示す。
【図2】塩濃度をファンクションとしてのプロピレン炭酸塩をベースとする
電解質の導電率をプロットしたもの。
【図3】アルキル炭酸塩における2M EMIPFについての導電率対溶
媒分子量の逆数をプロットしたもの。
【図4】PCにおける2M EMIPFの環状ボルタモグラム(volt
ammogram)である。
【図5】PC,EMIPF及びEMIPF/PCと比較した熱重量分析
(TGA)結果を示す。
【図6】この発明の電解質のキャパシタンスをテストするためのT形セル(
Tee−cell)を示す。
【図7】Aはこの発明の電解質と共に使用のシングルセルパウチコンデンサ
と高電圧用途の積み重ねたセルを示し、Bは,この発明の電解質と共に使用のシ
ングルセルパウチコンデンサと高電圧用途の積み重ねたセルを示す。
【図8】この発明のシングルセルパウチからの,3つの電流(10,50及
び100mA)それぞれについての3つの直流静電チャージ/ディスチャージサ
イクルを示し,これらには,2時間3Vでのポテンショスタティックチャージ及
び2時間の開路レストが続くものである。
【図9】この発明のプロピレン炭酸塩における電解質,2M EMIPF
のパフォーマンスを同じ溶媒における従来技術の電解質,1M TEABF
比較したラゴーン(Ragone)プロットを示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07D 237/02 C07D 237/26 5H024 237/26 239/02 5H029 239/02 239/70 239/70 241/06 241/06 241/36 241/36 249/08 249/08 249/16 249/16 263/30 263/30 263/52 263/52 C07F 9/54 C07F 9/54 H01M 6/16 A H01G 9/038 C07D 233/54 H01M 6/16 277/20 // C07D 233/54 277/60 277/20 H01M 10/40 A 277/60 H01G 9/02 311 H01M 10/40 9/00 301D (72)発明者 アイン−エリ,ヤイール アメリカ合衆国 02154 マサチューセッ ツ州 ウ ォルサム スチールン ヒル ロード 2308 Fターム(参考) 4C033 AD09 4C054 AA01 BB03 CC02 DD03 DD08 EE03 EE08 FF03 FF08 4C056 AA01 AB01 AC02 AD01 AE01 BA03 BB01 BC02 4H006 AA03 AB91 4H050 AA03 AB78 AB91 5H024 FF15 FF16 FF17 FF18 FF19 FF20 HH00 HH08 5H029 AJ01 AM03 AM04 AM05 AM06 AM07 EJ11 HJ02 HJ10

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気貯蔵デバイスのための非水性電解質であり,この電解質は,
    以下のものからなる塩を備えるもの: 以下のグループから選ばれたカチオン; 【化1】 ここで,R,R,R,R,R及びRは,それぞれ,H;F;1から
    4の炭素原子の別個のアルキルグループであるか,又は,互いに結合して,Nに
    収束する環構造を形成する2から4の炭素原子のユニタリーのアルキレン基;又
    は,別個のフェニルグループのいずれかであり;ここで,アルキルグループ,ア
    ルキレン基又はフェニルグループは,電子回収(ウイズドローイング)グループ
    で置換できる;及び ファンデルワルス体積が≦100Åである過フルオロ,無機
    アニオン又は過フルオロ有機スルホン酸塩アニオン、 前記塩は,0.5Mよりも高い濃度で有機溶媒に溶解するものである。
  2. 【請求項2】前記有機液体は,直鎖のエーテル,環式エーテル,エステル炭
    酸塩,蟻酸塩,ラクトン,ニトリル,アミド,スルホン又はスルホランからなる
    グループから選ばれた請求項1の電解質。
  3. 【請求項3】前記塩は,液体二酸化硫黄に溶解する請求項1の電解質。
  4. 【請求項4】前記塩は,有機液体及び二酸化硫黄,二酸化炭素,二酸化窒素
    ,亜酸化窒素及びその他の安定した不活性ガスからなる低粘度の添加剤の組み合
    わせ物に溶解するものである請求項1の電解質。
  5. 【請求項5】前記カチオンは,1−エチル−3−メチルイミダゾリウムであ
    る請求項1の電解質。
  6. 【請求項6】前記アニオンは,PF6−,BF4−,AsF6−及び,トリ
    フレート(triflate)からなるグループから選ばれる請求項1の電解質
  7. 【請求項7】前記塩は,EMIPFである請求項1の電解質。
  8. 【請求項8】前記塩は,EMIBFである請求項1の電解質。
  9. 【請求項9】前記有機液体は,環式炭酸塩,非環式炭酸塩,蟻酸メチル又は
    これらの組み合わせである請求項7の電解質。
  10. 【請求項10】前記塩は,2M以上の濃度で前記有機液体に溶解する請求項
    9の電解質。
  11. 【請求項11】前記塩は,3M以上の濃度で前記有機液体に溶解する請求項
    8の電解質。
  12. 【請求項12】請求項1の電解質を備える電気貯蔵デバイス。
  13. 【請求項13】請求項1の電解質を備える電気化学キャパシタ。
  14. 【請求項14】以下のグループから選ばれるカチオンからなる塩をさらに備
    える請求項1の電解質: 【化2】 ここで,R,R,R及びRは,それぞれ1から10の炭素原子の別個の
    アルキルグループであるか,又は,互いに結合して,N又はPに収束する環構造
    を形成する2から20の炭素原子のユニタリーのアルキレン基ものであり; 及び,ファンデルワルス体積が100Å以下又はこれに等しいものであ
    るアニオン。
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