JP2001512733A - 抗腫瘍活性を有するマクロライド剤 - Google Patents

抗腫瘍活性を有するマクロライド剤

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− シメノ、ローザ イザベル フェルナンデズ
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インスチチュート バイオマル ソシエダッド アノニマ
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Abstract

(57)【要約】 構造(I)を有するIB−96212としてここで言及される化合物は、受託番号CECT−3333の下に入手可能なミクロモノスポラ sp.ES25−008株を培養することにより得ることができ、加水分解して構造(II)を有するIB−96212Bを与える。L−ロディノースである糖はそれ自体誘導されることができ、あるいはその糖は置き換えられることができ、いずれの場合においても、糖の位置にL−ロディノース以外の基を有するIB−96212の誘導体を与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 (技術分野) 本発明は新しい海洋微生物菌の培養液から単離された新規なマクロライド化合
物に関する。さらに本発明は、調節された条件下における好気性発酵及びその単
離と精製による新規化合物の生産、並びに誘導体化合物の生産、および抗腫瘍活
性、その他の活性の発見に基づく付加的な面に関する。
【0002】 (背景技術) オリゴマイシンおよびホモオリゴマイシンと呼ばれるマクロライド剤(macrol
ides)は、J. Antibiotics 46, 1334〜1341, 1993; J. Antibiotics 45, 171〜1
79, 1992;およびJ. Antibiotics 49, 1275〜1277, 1996により知られている。
【0003】 (発明の目的) 新しい抗増殖性化合物は、MDR表現型を示す癌細胞系を包含する多数の癌細
胞系があらゆる薬物によっても有効に治療されないという事実のために、いくつ
かの人間の腫瘍の治療のためにまだ必要である。
【0004】 本発明のさらに他の目的は、活性化合物を用いて治療の必要のある患者に投与
するための医薬組成物を提供することである。
【0005】 微生物による生産物は工業的生産が現時点において確立されているので興味が
ある。それ故、本発明の他の目的は、活性化合物の生産およびその結果得られた
発酵ブイヨンからのそれらの単離および精製に指向されており、その上、アグリ
コン化合物に加水分解および関連化合物への誘導体化に指向されている。
【0006】 (発明の要約) 本発明は次の式を有するIB−96212と称するマクロライド様の構造を有
する化合物を提供する:
【0007】
【化4】
【0008】 また、IB−96212を得るための方法が提供され、好ましい方法は、調節
された水中での好気性条件下で同化できる炭素および窒素源および塩を有する栄
養になる水性媒体中においてIB−96212を生産することが可能な微生物の
株を培養することを含んでいる。また、その結果得られた抗腫瘍活性を有するブ
イヨン(broth)自体は、未精製または部分的に精製されているいずれでも本発 明の一部である。化合物IB−96212は、培養ブイヨンから回収および精製
することができる。その化合物および発酵ブイヨンは、癌に対して感受性があり
かつ多薬物抵抗性(multi-drug resistant)(MDR)白血病細胞であるものは
、人間のいくつかの癌細胞に対して興味ある活性を示す。さらに、IB−962
12はある種のグラム陽性菌に対して抗生活性を示す。
【0009】 この化合物IB−96212からL−ロディノース(L-rhodinose)として同 定されるトリデオキシ糖を加水分解によって除き、親IB−96212の核26
−員マクロライド環系を有する活性アグリコン化合物IB−96212Bを残す
ことができる。
【0010】 それ故、本発明により次の構造を有する化合物IB−96212Bがさらに提
供される:
【0011】
【化5】
【0012】 IB−96212Bは、IB−96212Bに匹適する活性を有する。
【0013】 化合物IB−96212において、本発明者がL−ロディノースと同定したト
リデオキシ糖は、それ自体誘導することができ、またはいずれかのケースにおい
て、糖を置換して糖の位置にL−ロディノースより他の基を有するIB−962
12の誘導体をさらに得ることができる。それ故、さらに広く、本発明により次
の一般式の化合物が提供される:
【0014】
【化6】
【0015】 (式中、Rは、水素または置換基である)
【0016】 例示的に、Rは、水素、または糖基、ヒドロカルビル基、アシル基、ヘテロ環
式基(複素環基)またはある種の他の適当な置換基から選ばれた基である。置換
基の性質は臨界的でない。糖基は、デオキシ糖であってよい適当なモノ−、ジ−
、またはトリ−糖類である。ヒドロカルビル基は、アルキル、シクロアルキル、
アリール、アラルキル、またはアルキルアリール、特にC1−C6アルキル、シク
ロ−(C4−C8)アルキル、フェニル、ナフチルまたはベンジルでありうる。ヘ
テロ環式基は、1〜4個のヘテロ原子をを有する4〜8員環、特に酸素、硫黄ま
たは窒素から選ばれた1〜2個のヘテロ原子を有する5または6員環でありうる
。ヒドロカルビル基、アシル基またはヘテロ環式基は、例えば、C1−C6アルキ
ル、C1−C6アルコキシ、ハロゲン、ヒドロキシ、アミノまたは他の基から選ば
れた1、2または3個の置換基でそれ自体を置換させることができる。
【0017】 IB−96212を得るための好ましい培養菌はES25−008と称される
新しい株であり、その化学的、生化学的および形態学的の特性は、分類学的にミ
クロモノスポラ エスピー(Micromonospora sp)として分類されているミクロ モノスポラ属に属していることを示している。
【0018】 前述のように、IB−96212およびIB−96212Bは、多くのヒトお
よびネズミの白血病細胞−多薬物抵抗性(MDR)、同様に感受性細胞系の増殖
活性の防止に有効であり、同様にヒトの他の腫瘍に対する増殖活性の防止に有効
であることが見出された。前記一般式の他の化合物もそのような活性を保有して
いる。
【0019】 (発明の詳細な説明) 微生物の生産 IB−96212およびIB−96212Bの生産のために利用する微生物は
、好ましくはミクロモノスポラ エスピー、株ES25−008であり、この培
養菌は、受託番号CECT3333のもとにスペインのバレンシア大学における
コレクシオン エスパノーラ ド カルティボス チポ(Coleccion Espanola d
e Cultivos Tipo)に寄託された。この寄託はブダペスト条約(Budapest Treaty
)の規定によりなされ、04 August 1997の寄託日が与えられた。微生物は同定さ
れていない海のスポンジから単離した。本明細書に記載された分類法は第1表に
報告した方法である。全ての培養物を27℃においてインキュベートし、それら
結果の記録を21日まで毎週行なった。
【0020】 第1表1.コロニーの形態学的研究(colonial morphology studies)のための培地 ISP培地No.2、3、5および6:Shirling & Gotlieb(7) ATCC培地No.172:ATCCカタログ Czapek寒天Difco Benner寒天:Waksman(9) 1.5%水寒天:Luedemann(5) 全ての培地は50%ASWで補った。2.生理的特性の研究 ISP媒体No.1:ShirlingおよびGotlieb(7) NaCl抵抗:0、2、4、7および10%NaClを有するATCC172
炭素の利用:ISP−9、E.B.Shirling & Gotlieb(7)3.化学組成物の研究 脂肪酸の分析:Van der Auwera et al.(8) 全細胞の糖の分析:GuerrantおよびMoss(3)
【0021】 微生物の記載は次の如くである。 形態学: 28℃において21日後、人工海水(ASW)を補ったISP2および172
ブイヨン中の生長を観察した。多くのオレンジ色が研究した異った培地上に観察
された。空気中で生長する菌糸体は形成されなかった。基質菌糸体は枝分かれし
た。基質菌糸体上に単離した頂生胞子が生じた。胞子は球形であった。いくらか
過形成の菌糸体の集まりがいくつかの培地中にインキュベーションの少なくとも
14日後に検出することができた。
【0022】 生理的特性: 拡散性色素は株ES25−008によって形成されなかった。固体または液体
のいずれの培地でも形成されなかった。NaClに対する抵抗性は4%を超えた
。最適生長温度範囲は25℃〜35℃であった。微生物は、唯一の炭素源として
、グルコース、スクロース、キシロースおよびマンノースにより生長したが、ラ
フィノース、イノシトール、ガラクトース、フルクトース、メリビオール、エタ
ノール、グリセロールおよびラムノースによる生長は否定的であり、そしてマン
ニトールによる生長は疑わしかった。
【0023】 細胞の化学組成: アミノ酸: 株ES25−008の全細胞加水分解産物中にメソ−2,6−ジアミノピメリ
ン酸を存在させた。 脂肪酸: FAME組成は第2表のとおりである。
【0024】
【表1】
【0025】 糖: 全細胞の糖のパターンは、ガスクロマトグラフィーにより分析したとき、キシ
ロース、リボース、およびグルコースの存在を示した。アラビノールは微量で検
出された。このパターンは、この株をLechevalier et al.(4)のD群の範囲内
にまとめた。検出された他の糖はマンノース、ガラクトース、m−イノシトール
およびマンノサミンであった。ポリアルコールのアラビトールおよびムラミン酸
は他の細胞から成る成分であった。マドロース(madurose)は検出されなかった
【0026】 前述の特性に基づいて、培養物はミクロモノスポラ属の種として決定した。こ
れは、国際的な収集において利用できるこの属の既知タイプの株のいずれにも類
似性がない。脂肪酸のクロマトグラフィー分析による最も近い類似は、80%だ
けの類似性を有するミクロモノスポラ チァルセア(Micromonospora chalcea)
ATCC31395であった。
【0027】 寄託された微生物が明らかに好ましいが、本発明はこの特別な株または微生物
に限定されない。本発明の意図は、本発明の範囲内のあらゆる他のIB−962
12生産性微生物、株または変異体を包含することである。
【0028】 発酵: ミクロモノスポラ エスピー ES25−008は、適当な培地中で調節され
た条件下で培養したときに、抗生のIB−96212を生産する。この株は、栄
養分のある水性培地中で、好気性および中温(mesophilic)の条件下で、好まし
くは6.0〜8.0のpH範囲における24℃〜35℃において生長する。広範
囲の液体培養基を微生物の培養のために利用できる。有用な培地は、同化できる
炭素源、例えばデンプン、デキストリン、糖密、グリセロール、グルコース、ス
クロース等、同化できる窒素源、例えばタンパク質、タンパク質の加水分解産物
、脱脂ミール、コーンスティープ(corn steep)、等、および有用な無機のアニ
オンおよびカチオン、例えばナトリウム、マグネシウム、カリウム、アンモニウ
ム、サルフェート、クロライド、ホスフェート、カーボネート、等を包含する培
地である。また、微量の元素を加えてもよい。エアレーションは、好ましくは、
発酵培地に空気を供給することによって達成される。攪拌は機械式インペラー(
impeller)によって提供される。慣用の発酵用タンクが本微生物の培養を行なう
ために十分に適当であることが見出された。発酵の異なった段階の間における栄
養になるものの添加およびpHの調節、同様に消泡剤の添加は、生産を増加しか
つ発泡を避けるために必要である。
【0029】 好ましい微生物によってIB−96212を生産するために必要な欠かせない
工程を次に記載する: 冷凍菌糸体または凍結乾燥菌糸体を用いて始める。中温においてかつ好気性条
件において、前述したある種の成分を含有する培地を有する振り動かされたフラ
スコ中の最初の細胞を培養して菌糸体の集りを得る。この工程を必要なだけ数回
繰返し、集めた物質を接種物として使用し、適当な培地を有する1個または数個
の発酵タンクに接種する。所望するならばこれらのタンクをまた接種物として利
用できる。そしてこの工程を必要なときは数回繰返すことができる。またはこれ
らのタンクを必要とするブイヨン容量により生産段階として役立たせることもで
きる。時には、生産用培地は接種物として使用した培地と異なることがある。
【0030】 第3表において、接種物の発生およびIB−96212の生産のために使用す
ることができる典型的な培地を記載した。
【0031】 第3表接種物用培地 生産用培地 グルコース 5g グルコース 5g デンプン 20g デンプン 20g 牛肉エキス 3g 大豆ミール 15g 酵母エキス 5g 酵母エキス 5g トリプトン 5g トリプトン 2g CaCO3 4g CaCO3 4g NaCl 4g NaCl 4g Na2SO4 1g Na2SO4 1g KCl 0.5g KCl 0.5g MgCl2 2g MgCl2 2g K2HPO4 0.5g K2HPO4 0.5g 水道水で1,000mLにした 水道水で1,000mLにした
【0032】 IB−96212の生産は、細胞系マウス白血病P−388に対する全ブイヨ
ン検査により、またはHPLCにより、監視することができる。
【0033】 IB−96212の単離 抗生IB−96212は、菌糸体ケーキから、CHCl3:CH3OH:H2O のような溶剤の適当な混合液を用いて抽出することにより単離することができる
。活性はより低い層において濃厚である。2回の繰返し抽出からの抽出液を一緒
にし、真空中で乾燥するまで蒸発させる。
【0034】 粗活性抽出物からIB−96212の分離および精製は、従来のクロマトグラ
フィー技術の適当な組み合わせを使用することにより行なうことができる。
【0035】 分別は、画分の抗腫瘍活性により、または濃H2SO4中のバニリンで目視され
るTLCにより、またはダイオード配列検出器を有する分析HPLCにより、導
くことができる。HPLC分析は、室温において(Waters RCM8×10、8 C18 10カートリッジ)、移動相としてメタノール:水、92:8を使用し
、2mm/分の流速を使用して行ない、そして225nmにおいてプロットした
。これらの条件においてIB−96212の保持時間は第1図に示されているよ
うに3.64分である。
【0036】 それらの種々なスペクトル特性の詳細な分析に基づいて、純粋な化合物はIB
−96212として同定できる(第2図〜第6図に再現されたデータを参照)。
【0037】 U.V.スペクトルは第2図に報告したように225mnにおいて吸収を示し
た。
【0038】 KBrにおける赤外線吸収スペクトルは添付図面の第3図に示した。 1Hおよび13CN.M.R.スペクトルは、それぞれ第4図および第5図に
示した。 1021において(M+Na)-ピークを示したFAB−MSスペクトルは第 6図に報告した。
【0039】 IB−96212の1H−NMRデータを以下のように表にする。
【0040】
【表2】
【0041】 IB−96212Bの1H−NMRデータを以下のように表にする。
【0042】
【表3】
【0043】 IB−96212及びIB−96212Bの13C−NMRデータを以下のよう
に表にする。
【0044】
【表4】
【0045】 図1〜6のデータを基に、我々の優先権主張するGB特許出願に示された構造
を我々は最初に特定した。しかし、IB−96212及びIB−96212B双
方のその後の図の追加データを参考にすると、次のようなIB−96212の構
造に達した。
【0046】
【化7】
【0047】 糖置換基を加水分解により除くことができ、下式の化合物IB−96212B
が得られる。
【0048】
【化8】
【0049】 IB−96212の糖を慣用手段で誘導し、またはIB−96212Bを慣用
手段で誘導して、糖を他の置換基に置き換えることにより、下式の化合物が得ら
れる。
【0050】
【化9】
【0051】 上式中、Rは任意に変更できる。
【0052】 生物活性 化合物IB−96212はミクロコッカスルテウスに対して優れた抗菌活性を
示し、黄色ブドウ球菌および枯草菌に対しては高濃度でかなりの活性を示す。液
状のミューラー−ヒントン媒体中で種々の濃度のIB−96212および選択さ
れた株を35℃で培養することにより、化合物IB−96212の抗菌活性を調
査した。
【0053】 IB−96212およびIB−96212Bは、数種の哺乳類癌細胞系に対し
て優れた抗癌活性(抗腫瘍活性)を示している。ベルゲロンら(2)およびシュ
ローダーら(6)が述べた方法論に従って腫瘍細胞を培養して、生体外で抗癌活
性を検知した。白血病、結腸癌、NSC肺癌などのような数種のヒト腫瘍に対す
る活性が観察された。
【0054】 ある種の腫瘍は他の腫瘍より高感度である。一例として、白血病細胞およびM
DR白血病細胞は、結腸癌より少なくとも100倍の感度であった。
【0055】 また、生体内活性は、P388を用い、QD1−5腹膜腔内注射を行った雌の
マウス群で評価し、表4に示す結果を得た。
【0056】
【表5】
【0057】 また、本発明は、活性成分として化合物IB−96212およびIB−962 12Bまたは前記一般式で示される他の誘導体を含む薬剤の製剤、ならびに製剤
方法に関するものである。
【0058】 薬剤組成物の例は、経口、局所または非経口投与に適した組成物を含む全ての
固体(錠剤、丸剤、カプセル、顆粒剤など)または液体(溶液、懸濁液または乳
濁液)を含み、且つ純粋な化合物を含んでもよく、あるいは非経口投与の場合に
は、組成物に無菌状が要求されることがある。
【0059】 IB−96212、IB−96212Bまたは誘導体からなる薬剤組成物の正
確な投与量は、特定の調合、応用モード、および特定の位置、ホストおよび処置
される腫瘍に応じて多様に変化する。また、年齢、体重、性別、食事制限、投薬
の外皮、排泄頻度、ホストの状態、薬物併用、反応感度、症状の重さのような他
の要素も考慮しなければならない。投与は、最大許容量の範囲内で連続的または
周期的に行うことができる。
【0060】 (実施例) 下記の実施例を参照して本発明をよく説明するが、実施例は本発明の理解を助
けるためのものであって、これに限定して解釈すべきではない。実施例で用いる パーセントは、特に断りのない限り、重量%で表している。温度は摂氏度で表し
ている。全ての培養は28℃で行い、フラスコはオービタルシェーカー中で震と
うする。全ての媒体と受容体は無菌状であり、全ての培養過程も無菌状で行われ
る。
【0061】 実施例1 保存培養:ミクロモノスポラ種ES25−008純培養菌の全ての液体培養基
を20%グリセロールとして冷凍保存する。
【0062】 接種物:冷凍培養または十分成熟した寒天斜面培養菌(5容量%)を用いて、
250ccの震とうフラスコに収容された前記100mlの接種媒体に接種する
。このフラスコを48時間培養する。2Lエルレンメイヤーフラスコ中の500
mlの同一媒体に、10%の第1ステージの接種物を接種する。このフラスコを
48時間培養する。
【0063】 醗酵:17Lの醗酵タンク内で、前記した50Lの生産媒体に2.5Lの第2
ステージの接種物を接種する。醗酵は、400rpmの攪拌と0.5V/V.M
の空気流下で、96時間行う。P−388に対する全液体培養基の分析またはH
PLC分析により二次メラボライトの生成を監視した。
【0064】 実施例2 分離:収穫された10Lの全ての液体培養基をろ過して、生物体および他の固
体を分離した。CHCl3:CH3OH:H2O(2:1:1)の混合溶剤(2. 4L)を用いて菌糸体ケーキを2度抽出し、活性を低層部に濃縮させた。真空下
で有機溶剤を濃縮、揮発させて450mlの粗抽出物を得た。
【0065】 溶離溶剤としてヘキサン/酢酸エチルを用いて、抽出物をシリカゲル上でクロ
マトグラフ分析した。ヘキサン/酢酸エチル30:70を用いて、44mgの抗
癌活性をもつ成分を溶離した。カラムクロマトグラフイーによりシリカゲル上で
さらなる精製を行い、クロロホルム/メタノール92:8を用いて活性を溶離し
、19mgの乾燥物を作成した。溶離溶剤としてメタノール/水90:10を用
いてカラムクロマトグラフイーによりCI8逆相上で最終精製を行い、12mg
の純IB−96212を作成した。
【0066】 実施例3 加水分解によるIB−96212B:31mgのIB−96212を3mlの
CHCl3:CH3OH1:1に溶解し、これを10mlの15%H2SO4溶液に
加えて、3時間還流した。反応混合物を15mlの水で希釈し、25mlのCH
Cl3を用いて2度抽出し、30mgの反応生成物を得、これをシリカゲル上で クロマトグラフ分析し、CHCl3:CH3OH96:4を用いて溶離を行った。
加水分解生成物として20mgのアグリコンを得た。
【0067】 実施例4 生物活性:用いた抗癌細胞は、P−388(DBA/2マウスから得たリンパ
系新生物の懸濁培養菌)、A−549(ヒト大球性肺癌の単層培養菌)、HT−
29(ヒト結腸癌の単層培養菌)、MEL−28(ヒト黒色腫の単層培養菌)、
その他の記載した細胞系であった。
【0068】 P−388細胞を、表示濃度の薬物を含有する1ml試料のMEM5FCS中
で容器当たり1×10-4細胞濃度として16mmの容器に接種した。対照標準と
して無薬剤の培養菌の分離セットを接種して、細胞が急激な成長相に留まること
を確認した。測定はすべて2回実施した。37℃、10%CO2雰囲気、98% 湿度下で3日培養後、0.1%クリスタルバイオレットを用いて容器を着色した
。薬物を用いた容器の成長と無薬物の対照標準容器とを比較して、IC50を算
出した。
【0069】 IC50(mcg/ml)として表した活性を表5に掲載した。
【0070】
【表6】
【0071】 試験対象の微生物とIB−96212を、液状のミューラー−ヒントン媒体を
用い35℃で培養して、化合物IB−96212の抗菌活性を調査した。IB−
96212を用い24時間の培養後に、培養媒体の濁り度を観察してMICを測 定した。表6にその結果を示した。IB−96212は、グラム陽性細菌に対し
て細菌性の活性を示す。
【0072】 表6 微生物 MIC(μg/ml) 大腸菌 >100 肺炎杆菌 >100 緑膿菌 >100 黄色ぶどう球菌 100 枯草菌 100 ミクロコッカス ルテウス 0.4
【0073】 参考文献 以下のような参考文献がここで引用され、参考のためここに取入れられる。
【0074】
【表7】
【0075】 本願発明は、好ましい態様を含め詳細に記述された。しかし、本願の開示内容
を考慮して当業者なら修正及び/または改善を行なうことができることが理解さ
れるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1図は精製されたIB−96212のHPLCクロマトグラムである。
【図2】 第2図は精製されたIB−96212の紫外線スペクトル(UV)である。
【図3】 第3図は精製されたIB−96212の赤外線スペクトル(IR)である。
【図4】 第4図は精製されたIB−96212のプロトンNMR(1H)スペクトルで
ある。
【図5】 第5図は精製されたIB−96212の炭素−13NMR(13C)スペクト
ルである。
【図6】 第6図は精製されたIB−96212の質量スペクトルである。
【図7】 第7図はアセトン−d6の中で取られたIB−96212のHMBC NMR スペクトルである。
【図8】 第8図はアセトン−d6の中で取られたIB−96212のCOSY NMR スペクトルである。
【図9】 第9図はアセトン−d6の中で取られたIB−96212のHMQC 132 HZ NMRスペクトルである。
【図10】 第10図はIB−96212BのNMR相関関係を示す。
【図11】 第11図はIB−96212Bの質量スペクトルである。
【図12】 第12図はアセトン−d6の中で取られたIB−96212BのHMBC60 msNMRスペクトルである。
【図13】 第13図はアセトン−d6の中で取られたIB−96212BのHMBC11 0msNMRスペクトルである。
【図14】 第14図はアセトン−d6の中で取られたIB−96212BのCOSY N MRスペクトルである。および
【図15】 第15図はアセトン−d6の中で取られたIB−96212BのHMQC14 5HZNMRスペクトルである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) //(C07D 493/20 (C07D 493/20 313:00 313:00 311:00) 311:00) (C12N 1/20 (C12N 1/20 C12R 1:29) C12R 1:29) (C12P 17/18 (C12P 17/18 C12R 1:29) C12R 1:29) (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ロメロ、フランシスコ スペイン国 オンゾニラ、モド、2.02 イ 2.03、 エディフィシオ セイ、ポ リグ、インダストリアル、 インスチチュ ート バイオマル ソシエダッド アノニ マ内 (72)発明者 エスプリエゴ、フェルナンド スペイン国 オンゾニラ、モド、2.02 イ 2.03、 エディフィシオ セイ、ポ リグ、インダストリアル、 インスチチュ ート バイオマル ソシエダッド アノニ マ内 (72)発明者 フェルナンデズ − プエンテス、ホセ ルイス スペイン国 オンゾニラ、モド、2.02 イ 2.03、 エディフィシオ セイ、ポ リグ、インダストリアル、 インスチチュ ート バイオマル ソシエダッド アノニ マ内 (72)発明者 フェルナンデズ − シメノ、ローザ イ ザベル スペイン国 オンゾニラ、モド、2.02 イ 2.03、 エディフィシオ セイ、ポ リグ、インダストリアル、 インスチチュ ート バイオマル ソシエダッド アノニ マ内 (72)発明者 ペレズ − バズ、ジュリア スペイン国 オンゾニラ、モド、2.02 イ 2.03、 エディフィシオ セイ、ポ リグ、インダストリアル、 インスチチュ ート バイオマル ソシエダッド アノニ マ内 Fターム(参考) 4B064 AE59 BH02 BH04 BH05 BH06 CA03 DA05 4B065 AA35X AC14 BA22 CA18 CA44 4C071 AA04 BB02 CC13 DD32 EE07 FF18 GG01 HH05 HH09 KK17 LL01 4C086 AA01 AA02 AA03 CA03 MA01 MA04 NA14 ZB26 ZB27

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式: 【化1】 の化合物(式中、Rは水素または置換基である)。
  2. 【請求項2】 Rが水素であるか、または、糖基(saccharide
    group)、ヒドロカルビル基、アシル基または複素環基から選択される基で
    ある、請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 以下の構造: 【化2】 を有するIB−96212としてここで言及される化合物、または、以下の構造
    : 【化3】 を有するIB−96212Bとしてここで言及される化合物である、請求項1に
    記載の化合物。
  4. 【請求項4】 IB−96212としてここで言及される化合物であって:
    図1は精製されたIB−96212のHPLCクロマトグラムであり; 図2は精製されたIB−96212の紫外スペクトル(UV)であり; 図3は精製されたIB−96212の赤外スペクトル(IR)であり; 図4は精製されたIB−96212のプロトンNMR(1H)スペクトルであり
    ; 図5は精製されたIB−96212のカーボン−13NMR(13C)スペクト
    ルであり;そして、 図6は精製されたIB−96212のマススペクトルである、化合物。
  5. 【請求項5】 化合物IB−96212を製造することが可能な微生物の菌
    を、調整された条件下で水性培養液(nutrient medium)中で培
    養することを包含する、請求項3または4に記載の化合物IB−96212の製
    法。
  6. 【請求項6】 培養液(culture broth)から化合物IB−9
    6212を単離し精製することを更に包含する、請求項5に記載の製法。
  7. 【請求項7】 IB−96212を製造する微生物が、実質的に、受託番号
    CECT−3333の下にColeccion Espanola de Cu
    ltivos Tipoから入手可能な純粋な培養株ES25−008である、
    請求項5または6に記載の製法。
  8. 【請求項8】 請求項3に記載の化合物IB−96212を加水分解するこ
    とを包含する、請求項3に記載の化合物IB−96212Bの製法。
  9. 【請求項9】 Rが水素である請求項1に記載の化合物の誘導(deriv
    atisation)を包含する、Rが水素でない請求項1に記載の化合物の製
    法。
  10. 【請求項10】 請求項1に記載の化合物の使用であって、該化合物に感受
    性のある哺乳動物の癌の治療のための前記の使用。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の化合物を含む製剤組成物。
  12. 【請求項12】 哺乳動物の1種以上の腫瘍に対して有効量の化合物IB−
    96212または化合物IB−96212Bを含む、抗腫瘍製剤組成物。
  13. 【請求項13】 受託番号(accesion number)CECT−
    3333の下に入手可能なミクロモノスポラ(Micromonospora)
    sp.ES25−008株。
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