JP2001512479A - 化学シナプス伝達の制御に有用な7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン化合物 - Google Patents

化学シナプス伝達の制御に有用な7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン化合物

Info

Publication number
JP2001512479A
JP2001512479A JP53665498A JP53665498A JP2001512479A JP 2001512479 A JP2001512479 A JP 2001512479A JP 53665498 A JP53665498 A JP 53665498A JP 53665498 A JP53665498 A JP 53665498A JP 2001512479 A JP2001512479 A JP 2001512479A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hexahydro
carbon atoms
pyridinyl
pyrrolidine
alkyl
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP53665498A
Other languages
English (en)
Inventor
ワジカツク,ジエイムズ・テイ
ガーベイ,デイビツド・エス
ホーラデイ,マーク・ダブリユ
リン,ナン−ホーン
ライザー,キース・ビー
Original Assignee
アボツト・ラボラトリーズ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by アボツト・ラボラトリーズ filed Critical アボツト・ラボラトリーズ
Publication of JP2001512479A publication Critical patent/JP2001512479A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07DHETEROCYCLIC COMPOUNDS
    • C07D487/00Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00
    • C07D487/02Heterocyclic compounds containing nitrogen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system, not provided for by groups C07D451/00 - C07D477/00 in which the condensed system contains two hetero rings
    • C07D487/04Ortho-condensed systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P25/00Drugs for disorders of the nervous system
    • A61P25/04Centrally acting analgesics, e.g. opioids
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Neurology (AREA)
  • Neurosurgery (AREA)
  • Pain & Pain Management (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 式(I)[式中、Aは所定の複素環成分である。]で示される7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン化合物、これらの化合物からなる医薬組成物、および哺乳動物におけるシナプス伝達を選択的に制御するための該組成物の使用。

Description

【発明の詳細な説明】化学シナプス伝達の制御に有用な7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン化合物 技術分野 本発明は、化学シナプス伝達を制御(調節)する7a−複素環置換ヘキサビド ロ−1H−ピロリジン化合物;治療的に有効な該化合物の医薬組成物;および哺 乳類におけるシナプス伝達を調節する該組成物の使用に関する。発明の背景 化学シナプス伝達を選択的に調節する化合物は、シナプス伝達における機能不 全に関係する疾患の治療において治療的有効性を提供する。この有効性は、シナ プス前またはシナプス後化学伝達を調節することに起因すると考えられる。シナ プス化学伝達の調節は、シナプス膜の興奮性の調節の直接的な結果である。膜興 奮性のシナプス前調節は、神経伝達物質を合成し、蓄積し、放出する神経終末に 存在する細胞小器官および酵素、ならびに活性な再取り込みのプロセスに対して 、活性化合物が有する直接的な影響から生じる。膜興奮性のシナプス後調節は、 神経伝達物質作用に反応する細胞質小器官に対して、活性化合物が有する影響か ら生じる。 化学シナプス伝達に関係するプロセスの説明は、本発明の有効な適用をより詳 細に示す補助となる(化学シナプス伝達の詳細な説明に関しては、Hoffma nら、「Neurotransmission:The autonomic and somatic motor nervous systems」、 oodman and Gilman’s,The Pharmacologi cal Basis of Therapeutics 、第9版、J.G.Ha rdman、L.E.Limbird、P.B.Molinoff、R.W.R uddon、およびA.Goodman Gilman編、Pergamon Press、New York、1996年、第105〜139頁)参照。 一般に、化学シナプス伝達は、神経軸索中の全か無かの作用電位を顕現させる 閾値を越えるシナプス接合部の膜内外電位を脱分極させる刺激によって、開始さ れる。イオン流動(ionfluxes)が可動化プロセスを活性化する神経終 末に、作用電位が伝達されて、神経伝達物質の分泌およびシナプス後細 胞への「伝達」に導く。中枢および末梢神経系からの情報を神経伝達物質の形態 において受容するそれらの細胞は、「興奮性細胞」と称される。興奮性細胞は、 神経、平滑筋細胞、心臓細胞および腺のような細胞である。興奮性細胞における 神経伝達物質の影響は、特定の神経伝達物質のシナプス後受容体の性質、および 他の神経伝達物質が存在する程度に依存して、興奮性または抑制性シナプス後電 位(それぞれ、EPSPまたはIPSP)を生じさせうる。特定の神経伝達物質 が興奮または抑制のいずれを生じさせるかは、シナプス後膜において(即ち、興 奮性細胞において)開かれるイオンチャンネルに主に依存する。 EPSPは一般に、カチオン(主にNa+およびK+)に対する全体的に増加し た透過性による膜の局所脱分極の結果として生じ、一方、IPSPは、主に小イ オン(K+およびCl-を含む)に対する透過性の増加による膜興奮性の安定化ま たは過分極の結果である。例えば、神経伝達物質アセチルコリンは、Na+およ びK+に関する透過チャンネルを開くことによって骨格筋接合部において興奮さ せる。心臓細胞のような他のシナプスにおいて、主にK+伝導性の増加の結果と して、アセチルコ リンが抑制性になり得る。 本発明の化合物の生物学的効果は、アセチルコリン受容体の特定のサブタイプ の調節の結果として得られる。従って、2つの受容体サブタイプの差異を解明す ることが重要である。アセチルコリン受容体の2つの明確なサブファミリーは、 ニコチン性アセチルコリン受容体およびムスカリン性アセチルコリン受容体とし て規定される(前記Goodman and Gilman’s,The Ph armacological Basis of Therapeutics 参 照)。 これらの受容体サブタイプの反応は、2つの全く異なる種類の第二メッセンジ ャー系(messenger systems)によって媒介される。ニコチン 性アセチルコリン受容体が活性化される場合に、その反応は、神経細胞膜を通過 する特定の細胞外イオン(例えば、Na+、K+およびCa++)の流動の増加であ る。これと対照的に、ムスカリン性アセチルコリン受容体活性は、G−タンパク 質およびイノシトール燐酸のような複合分子を有する細胞内系における変化に導 く。従って、ニコチン性アセチルコリン受容体活性化の生物学的結果は、ムスカ リン性受容体活性化の生物学的結果と異なる。類似の方法で、ニ コチン性アセチルコリン受容体の阻害は、ムスカリン性受容体阻害によって生じ る生物学的効果とは明確に異なるさらに他の生物学的効果を生じる。 前記のように、化学シナプス伝達に影響を与える薬剤化合物が向けられる2つ の主要部位は、シナプス前神経終末およびシナプス後膜である。シナプス前部位 に向けられる薬剤の作用は、同じ分泌構造が放出した神経伝達物質に反応するシ ナプス前受容体によって(即ち、自己受容体によって)、または他の神経伝達物 質に反応するシナプス前受容体によって(即ち、異種受容体によって)、媒介さ れうる。シナプス後膜に向けられる薬剤の作用は、内因性神経伝達物質の作用を 模倣するかまたは、内因性神経伝達物質とシナプス後受容体の相互作用を阻害す る。 シナプス後膜興奮性を調節する薬剤の一般的な例は、骨格筋におけるニコチン 性アセチルコリン依存性チャンネル受容体と相互作用する神経筋遮断薬であり、 例えば、クラーレのような競合(安定化)剤、またはスクシニルコリンのような 脱分極剤である。 中枢神経系において、シナプス後細胞は、それらに影響を与 える多くの神経伝達物質を有することができる。これにより、所定の細胞を制御 するのに必要な化学シナプス伝達の精密な正味バランスを知ることが困難になる 。それにもかかわらず、単一のシナプス前またはシナプス後受容体に選択的に影 響を与える化合物をデザインすることによって、他の全ての投入量(input s)の正味バランスを調節することができる。CNS疾患における化学シナプス 伝達に関してより深く解明すればするほど、そのような疾患を治療する薬剤をよ り容易にデザインすることができることは明白である。 特定の神経伝達物質がCNSにおいてどのように作用するかを解明することに よって、ある種のCNS活性薬剤を用いて治療できる疾患に関して推測すること ができる。例えば、ドーパミンは、ヒトおよび動物の中枢神経系における重要な 神経伝達物質として広く認識されている。ドーパミンの薬理学の多くの局面が、 RothおよびElsworthにより、「Biochemical Phar macology of Midbrain Dorpamine Neuro ns」、Psychopharmacology:The Fourth Ge neration of Progress ,F.E. BloomおよびD.J.Kupfer編、Raven Press,NY.1 995年、第227〜第243頁に記載されている。パーキンソン病の患者は、 黒質線状体経路のドーパミン含有ニューロンを主に損失し、その結果として運動 調節の深刻な損失を生じる。ドーパミン欠乏をドーパミン擬似体で置き換える治 療法、ならびにドーパミン放出および他の神経伝達物質を修飾する薬理学的物質 の投与が、治療的に有効であることが見い出されている(「Parkinson ’s Disease」、前記Psychopharmacology: Th e Fourth Generation of Progress 、第147 9〜第1484頁)。 他の研究は、ニコチン性アセチルコリン受容体における神経伝達に強い影響を 与えるある種の化合物が、痛みの軽減に有効であること示している(Badio ら、Drug Devel.Res.、1995年、36:46−59)。 Brioniら、Med.Chem.Res.、1996年、第487〜第5 10頁に記載のように、いくつかのニコチン性アセチルコリン受容体リガンドに 関する、神経保護作用も見い出されている。 重要であるが未だ充分に制御されてない疾患状態または挙動形式において、1 つまたはそれ以上の薬剤が有効であることを期待して、新規な選択的神経伝達物 質調節剤が今なお探求されている。例えば、アルツハイマー病またはパーキンソ ン症候群に見られるような痴呆は、大部分が治療不可能のままである。慢性アル コール中毒症状およびニコチン禁断症状は、行動傷害の注意欠乏障害(Atte ntion−Deficit Disorder)(ADD)と同様に、中枢神 経系の局面に関わる。これらの障害および関連する障害の治療のための特定の薬 剤は、ほとんどないまたは存在しない。 神経細胞ニコチン受容体に関して選択性のコリン作用性リガンドとして活性を 有する化合物の、CNS活性剤としての可能な有効性(即ち、化学シナプス伝達 を調節するため)に関するより完全な議論が、引用によりここに援用する199 5年12月5日発行のGunnらの米国特許第5472958号に見い出される 。 既存のアセチルコリン作用薬は、前記の症状の治療において、治療的に準最適 である。例えば、そのような化合物は、好ましくない薬物動態(例えば、アレコ リンおよびニコチン)、 劣った有効性および選択性の欠如(例えば、ニコチン)、劣ったCNS透過(例 えば、カルバコール)、または劣った経口生物学的利用能(例えば、ニコチン) を有する。さらに、他の薬剤は、低体温、低運動および振戦を含む多くの好まし くない中枢作用薬作用、ならびに瞳孔縮、流涙、排便および頻脈を含む末梢副作 用を有しうる。(Benowitzら、Nicotine Psychopha rmacology ,S.Wonnacott,M.A.H.Russellお よびI.P.Stolerman編、Oxford University P ress,Oxford、1990年、第112〜第157頁;ならびに、M. Davidsonら、Current Research in Alzhei mer Therapy ,E.GiacobiniおよびR.Becker編; Taylor & Francis:New York、1988年;第333 〜第336頁)。 Orlekら(PCT出願第WO91/13885号、1991年9月19日 発行)は、中枢神経系のムスカリン性受容体における作用によってアセチルコリ ン機能を強化させるのに有効な、トリアジン置換基を有する架橋アザ二環式化合 物を開示している。 Hedleyら(EP特許出願第287356号、1988年10月19日発 行)は、中枢神経系のムスカリン受容体における作用によってアセチルコリン機 能を強化するのに有効な、5員複素芳香環置換基を有する架橋アザ二環式化合物 を開示している。 Bakerら(EP特許出願第4,127,98号、1991年2月13日発 行)は、中枢ムスカリン性アセチルコリン受容体を刺激するのに有効な、種々の アザ二環式環成分で置換されたピリジン化合物を開示している。 Bakerら(米国特許第5,260,293号、1993年11月9日発行 )は、中枢ムスカリン性アセチルコリン受容体を刺激するのに有効な、種々のア ザ二環式環成分で置換されたピラジン、ピリダジンおよびピリミジン化合物を開 示している。 Carmosinら(米国特許第4,800,207号、1989年1月24 日発行)は、痛みの治療のための医薬組成物に有効な、種々のヘテロ含有環成分 で置換されたヘキサヒドロピロリジンを開示している。 Carmosinら(米国特許第4,582,836号、 1986年4月15日発行)は、痛みの治療のための医薬組成物に有効な、種々 のヘテロ含有環成分で置換されたオクタヒドロインドリジンを開示している。 Miyanaら(EP特許出願第39,903号、1981年11月18日発 行)は、モルモットの回腸の平滑筋において痙攣除去活性を有する、8位におい て非環式置換基で置換されたピロリジンを開示している。発明の要旨 ある種の7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン化合物が、シナプ ス伝達を選択的に制御するのに有効な、選択的かつ強力なコリン作用性化合物で あることが、本発明によって見い出された。 主要な態様において、本発明は、7a−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンが、 置換された5−イソオキサゾール、5−ピラゾール、3−ピリジン、5−ピリミ ジン、2−ピラジン、3−ピリダジンまたは3−キノリン基に直接に結合してい る下記式(I)で示される化合物、または医薬的に許容されるそれの塩を提供す る。 本発明の他の態様において、医薬的に許容される担体または 希釈剤との組み合わせにおいて、治療的に有効な量の式(I)の化合物を含んで 成る医薬組成物を提供する。 さらに他の態様において、本発明は、哺乳動物におけるシナプス伝達を選択的 に制御する方法を提供する。 本発明の他の態様は、式(I)の化合物の製造方法である。 本発明の新規化合物は、式(I): [式中: Aは、 (a) [式中、R1は、下記に規定されるようなC1〜C3−アルキル、アリールおよび 置換アリールが下記のように規定される−CH2−アリール、−CH2−置換アリ ール、または−CH2−CH2−置換アリールである。]; (b) [式中、R1は前記のように規定され、R2はHまたはC1〜C3−アルキルである 。]; (c) [式中、 R3は、2、4または6位において置換され、H、C1〜C3−アルキル、Br 、ClまたはFから成る群から選択され;および R4は、R3が占めていない残りの位置の1つにおいて置換され、独立してH、 C1〜C3−アルキル、Br、Cl、FまたはC1〜C3−アルキル−O−から成る 群から選択され;または、5位において置換されている場合は、R4がさらに、 (1)O−R6、[式中、R6は、 (a)水素、 (b)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、 (c)1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、 (d)1〜6個の炭素原子を有するアルキニル、 (e)1〜6個の炭素原子を有するハロアルキル、 (f)2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、 (h)アミノ、 (i)1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、 (j)2個のアルキル基がそれぞれ1〜6個の炭素原子 を有するジアルキルアミノ、 (k)フェニル、 (l)ナフチル、 (m)ビフェニル、 (n)フリル、 (o)チエニル、 (p)ピリジニル、 (q)ピラジニル、 (r)ピリダジニル、 (s)ピリミジニル、 (t)ピロリル、 (u)ピラゾリル、 (v)イミダゾリル、 (w)インドリル、 (x)チアゾリル、 (y)オキサゾリル、 (z)イソオキサゾリル、 (aa)チアジアゾリル、 (bb)オキサジアゾリル、 (cc)キノリニル、 (dd)イソキノリニル、 (ee)アリール−C1〜C6−アルキル、 (ff)ヘテロアリール−C1〜C6−アルキル、および (gg)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を有 するハロアルキル、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ、アルコキシおよび アルキル部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルキル、アル コキシ部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルコキシル、ハ ロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキルア ミノ、カルボキシル、および2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル から成る群からそ れぞれ選択される1個または2個の置換基によって、芳香環において置換されて いる、前記のR6の基(i)〜(ff)のいずれかの基; から成る群から選択される。]; (2)−S−R6[式中、R6は前記のように定義される。]; (3)−N(R6)(R7)[式中、R6は前記のように定義され、R7はHま たは1〜6個の炭素原子を有するアルキルから選択される。] (4)LR8 [式中、Lは、不存在か、または、 (a)−(CH2p−[式中、pは1〜6である。]; (b)−(CH=CH)q−[式中、qは1または2である。]; (c)−C(O)−; (d)−OC(O)−; (e)−N(R7)−C(O)−[式中、R7は前記のように定義される 。]; (f)−CH2−CH2−C(O)−: (g)−CH2−O−C(O)−;−CH2−NH−C (O)−;または (h)−C≡C−; から成る群から選択され;および R8は、 (a)水素、 (b)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、 (c)1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、 (d)1〜6個の炭素原子を有するアルキニル、 (e)1〜6個の炭素原子を有するハロアルキル、 (f)1〜6個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、 (g)1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ (h)アミノ、 (i)1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、 (j)2個のアルキル基がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するジアル キルアミノ、 (k)フェニル、 (1)ナフチル、 (m)ビフェニル、 (n)フリル、 (o)チエニル、 (p)ピリジニル、 (q)ピラジニル、 (r)ピリダジニル、 (s)ピリミジニル、 (t)ピロリル、 (u)ピラゾリル、 (v)イミダゾリル、 (w)インドリル、 (x)チアゾリル、 (y)オキサゾリル、 (z)イソオキサゾリル、 (aa)チアジアゾリル、 (bb)オキサジアゾリル、 (cc)キノリニル、 (dd)イソキノリニル、および (ee)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を 有するハロアルキル、1〜6個の炭素原子を 有するアルコキシ、アルコキシおよびアルキル部分がそれぞれ1〜6個の炭素原 子を有するアルコキシアルキル、アルコキシ部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子 を有するアルコキシアルコキシル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、1 〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、カルボキシル、および2〜6個の炭 素原子を有するアルコキシカルボニル、から成る群からそれぞれ選択される1個 または2個の置換基で置換されている、前記R6の基(i)〜(dd)のいずれ かの基、 から成る群から選択される。]; から成る群から選択され; 但し、−O−R6、−S−R6、−N(R6)(R7)およびL−R8の型の基に おいて、R6、−N(R6)(R7)またはL−R8のどれもが、二重または三重結 合と結合している窒素原子を有さないことを条件とする。]; (d) [式中、R3は前記のように定義される。]; (e) [式中、R3は前記のように定義される。]; (f) [式中、R3は前記のように定義される。];および (g) [式中、R5は、H、C1〜C3アルキル、ClまたはFである。] から成る群から選択される。] で示される化合物、あるいは医薬的に許容されるそれの塩またはプロドラッグで ある。発明の詳細な説明 本発明のある種の化合物は、1つまたはそれ以上の不斉中心を有し、光学的に 活性な形態で存在しうる。付加的な不斉中心が、アルキル基のような置換基に存 在する場合もある。1つま たはそれ以上の不斉炭素原子を有する本発明の化合物は、光学的に純粋な鏡像異 性体、純粋なジアステレオマー、鏡像異性体の混合物、ジアステレオマーの混合 物、鏡像異性体のラセミ混合物、ジアステレオマーラセミ化合物、またはジアス テレオマーラセミ化合物の混合物として存在しうる。本発明は、全てのそのよう な異性体およびそれらの混合物を、予期し、包含するものであると理解すべきで ある。本明細書において使用される「R」および「S」という文字は、IUPA C 1974 Recommendations for Section E ,Fundamental Stereochemistry ,Pure Ap pl.Chem.,1976,45:13−30に規定される配置である。特に 、式(I)に示されるような、7a位およびAの結合点の立体化学は、特に記載 のない限り、それぞれ(R)または(S)のいずれかである。本発明のある種の 化合物のキラル形態が考えられ、特に本発明の範囲に包含される。 「アルコキシ」という用語は、酸素原子を介して親分子成分に結合している、 前記に規定されるようなアルキル基を意味する。1〜6個の炭素原子を有するア ルコキシの例は、限定され ないが、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、 t−ブトキシ、neo−ペントキシおよびn−ヘキソキシを包含する。 「アルコキシアルコキシ」という用語は、それのアルキル部分の水素原子をア ルコキシ基で置き換えることによって置換された、前記のように規定されるアル コキシ基を意味する。アルコキシアルキルの例は、限定はされないが、メトキシ メトキシ、メトキシエトキシ、エトキシエトキシ、エトキシプロポキシ等を包含 する。 「アルコキシアルキル」という用語は、1個またはそれ以上のアルコキシ基で 置換された、前記のように規定されるアルキル基を意味する。アルコキシアルキ ルの例は、メトキシメチル、メトキシエチル、ヒドロキシプロピル、メトキシプ ロピル等を包含する。 「アルコキシカルボニル」という用語は、カルボニル結合基によって親分子成 分に結合している、前記のように規定されるアルコキシ基を意味する。アルコキ シカルボニルの例は、メトキシカルボニル、エトキシカルボニル、t−ブトキシ カルボニル等を包含する。 「アルキル」という用語は、飽和、直鎖または分岐鎖炭化水素から1個の水素 原子を除去することによって誘導される一価アルキル基を意味し、特に「C1〜 C3−アルキル」は、1〜3個の炭素原子を有するアルキル基を意味し、メチル 、エチル、n−プロピルおよびイソプロピルを包含し、「C1〜C6−アルキル」 または「1〜6個の炭素原子を有するアルキル」は、1〜6個の炭素原子を有す るアルキル基を意味する。「C1〜C3−アルキル」は、メチル、エチル、n−プ ロピルおよびイソプロピルを包含し;「C1〜C6−アルキル」または「1〜6個 の炭素原子を有するアルキル」は、前記の全ての例、ならびにブチル、イソブチ ル、t−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシル等を包含する。 「アルケニル」という用語は、1つまたはそれ以上の二重結合を有する直鎖ま たは分岐鎖炭化水素から1個の水素原子を除去することによって誘導される一価 アルキル基を意味する。アルケニル基の例は、エテニル、プロペニル、ブテニル 、イソブテニル、ペンテニル、ヘキセニル、ヘプテニル、ヘキサジエニル等を包 含する。 「アルキルアミノ」という用語は、NH結合基を介して親分 子成分に結合している、前記のように規定されるアルキル基を意味する。NH基 に結合した1〜3個の炭素原子を有するC1〜C3−アルキルアミノの例は、メチ ルアミノ、エチルアミノ、n−プロピルアミノおよびイソプロピルアミノを包含 する。 「アルキニル」という用語は、1つまたはそれ以上の三重結合を有する直鎖ま たは分岐鎖炭化水素から1個の水素原子を除去することによって誘導される一価 アルキル基を意味する。アルキニル基の例は、エチニル、プロピニル、ブチニル 、ペンチニル、ヘキシニル、ヘプチニル等を包含する。 本明細書において使用される「アリール」という用語は、非置換炭素環式芳香 族基を意味し、限定はされないが、フェニル、1−または2−ナフチル、ビフェ ニル等を包含する。 「アリール−C1〜C6−アルキル」という用語は、アルキル基上の水素原子の 1つを、本明細書に規定されるようなアリール基によって置き換えることによっ て置換される、前記のように規定されるC1〜C6アルキル基を意味する。 「ジアルキルアミノ」という用語は、N原子結合基を介して、親分子成分に結 合している前記に規定されるような2個のアルキル基を意味する。1〜3個の炭 素原子を有するジアルキルア ミノ基の例は、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ、ジ−n−プロピルアミノおよ びジ−イソプロピルアミノを包含する。 「ハロアルキル」という用語は、1個またはそれ以上のハロゲン原子によって 置換されている1〜6個の炭素原子を有する前記のように規定されるアルキル基 を意味し、例えば、トリフルオロメチル、クロロエチル、ブロモブチル等を包含 する。 本明細書において使用される「ヘテロアリール」という用語は、1つの環原子 がS、OおよびNから選択され;0、1または2個の環原子がそれぞれS、Oお よびNから選択される付加的ヘテロ原子であり;および残りの環原子が炭素であ る;5〜10個の炭素原子を有する、いずれかの還原子を介して分子の残りに結 合している環状芳香族基を意味し、限定されないが、フリル、チエニル、ピリジ ニル、ピラジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピロリル、ピラゾリル、イミ ダゾリル、インドリル、チアゾリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、チアジ アゾリル、オキサジアゾリル、キノリニル、イソキノリニル等を包含する。 「ヘテロアリール−C1〜C6−アルキル」という用語は、アルキル基上の水素 原子の1つを、前記に規定されるヘテロアリ ール基で置き換えることによって置換されている、前記に規定されるC1〜C6ア ルキル基を意味する。 「ヒドロキシアルキル」という用語は、1個またはそれ以上のヒドロキシ基で 置換されている、前記に規定されるアルキル基を意味する。ヒドロキシアルキル の例は、ヒドロキシメチル、ヒドロキシエチル、ヒドロキシプロピル、ヒドロキ シペンチル等を包含する。 「置換アルケニル」という用語は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミ ノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ、CN等から選択される1個または それ以上の基で置換されている、前記に規定されるアルケニル基を意味する。置 換アルケニル基の例は、メトキシエテニル、クロロプロペニル、ジメチルアミノ ブテニル等を包含する。 「置換アルキニル」という用語は、ハロゲン、ヒドロキシ、アルコキシ、アミ ノ、アルキルアミノまたはジアルキルアミノ、CN等から選択される1個または それ以上の基で置換されている、前記に規定されるアルキニル基を意味する。置 換アルキニル基の例は、メトキシエチニル、クロロプロピニル、ジメチルアミノ ブチニル等を包含する。 本明細書において使用される「置換アリール」という用語は、1〜6個の炭素 原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を有するハロアルキル、1〜6個の 炭素原子を有するアルコキシ、アルコキシおよびアルキル部分がそれぞれ1〜6 個の炭素原子を有するアルコキシアルキル、アルコキシ部分がそれぞれ1〜6個 の炭素原子を有するアルコキシアルコキシル、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、 アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、カルボキシル、および2 〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニルから成る群からそれぞれ選択さ れる1個または2個の置換基で置換されている、前記に規定されるアリール基を 意味する。好ましい置換は、F、Cl、Br、前記に規定されるC1〜C3−アル キル、またはC1〜C3−アルコキシによる、1または2個の水素原子の置換によ るものである。置換アリール基の例は、限定はされないが、4−メチルフェニル 、4−クロロフェニル、4−メトキシフェニル、4−ブロモフェニル、4−フル オロフェニル、2,4−ジフルオロフェニル、4−メチル−1−ナフチル、およ び8−クロロ−2−ナフチルを包含する。 本明細書において使用される「置換ヘテロアリール」という 用語は、1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を有するハ ロアルキル、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ、アルコキシおよびアルキ ル部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルキル、アルコキシ 部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルコキシル、ハロゲン 、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、 カルボキシル、2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル、から成る群 からそれぞれ選択される1個または2個の置換基で置換されている、前記に規定 されるヘテロアリール基を意味する。 1個またはそれ以上の不斉中心が、本発明の化合物に存在する場合がある。特 に記載のない限り、本発明は、種々の立体異性体およびそれらの混合物を包含す る。 本明細書において使用される「医薬的に許容される塩」という用語は、正当な 医学的判断の範囲に含まれる、過度の毒性、刺激、アレルギー反応等を有さずに ヒトおよび下等動物の組織に接触して使用するのに適した、穏当な利益/リスク 比を有する塩を意味する。医薬的に許容される塩は、当分野において既知である 。例えば、S.M.Bergeらは、引用によりここに 援用するJ.Pharmaceutical Science,66:1〜19 (1977)において、医薬的に許容される塩について記載している。塩は、本 発明の化合物の最終単離および精製の間に系中で製造することができ、または、 好適な有機酸を使用して遊離塩基官能基と反応させることによって別に製造する こともできる。医薬的に許容される非毒性の酸付加塩の例は、塩酸、臭化水素酸 、燐酸、硫酸および過塩素酸のような無機酸、あるいは、酢酸、蓚酸、マレイン 酸、酒石酸、クエン酸、琥珀酸またはマロン酸のような有機酸を使用して、ある いはイオン交換のような当分野において使用される他の方法を用いて、形成され るアミノ基の塩である。他の医薬的に許容される塩は、アジピン酸塩、アルギン 酸塩、アスコルビン酸塩、アスパラキン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、安息香酸 塩、重硫酸塩、硼酸塩、酪酸塩、樟脳酸塩、樟脳スルホン酸塩、クエン酸塩、シ クロペンタンプロピオン酸塩、ジグルコン酸塩、ドデシル硫酸塩、エタンスルホ ン酸塩、蟻酸塩、フマル酸塩、グルコヘプタン酸塩、グリセロ燐酸塩、グルコン 酸塩、ヘミ硫酸塩、ヘプタン酸塩、ヘキサン酸塩、沃化水素酸塩、2−ヒドロキ シ−エタンスルホン酸塩、ラクトビオン酸塩、乳酸塩、ラウリン 酸塩、ラウリル硫酸塩、リンゴ酸塩、マレイン酸塩、マロン酸塩、メタンスルホ ン酸塩、2−ナフタレンスルホン酸塩、ニコチン酸塩、硝酸塩、オレイン酸塩、 蓚酸塩、パルミチン酸塩、パモエート、ペクチニン酸塩、過硫酸塩、3−フェニ ルプロピオン酸塩、燐酸塩、ピクリン酸塩、ピバル酸塩、プロピオン酸塩、ステ アリン酸塩、琥珀酸塩、硫酸塩、酒石酸塩、チオシアン酸塩、p−トルエンスル ホン酸塩、ウンデカン酸塩、吉草酸塩などを包含する。代表的なアルカリまたは アルカリ土類金属塩は、ナトリウム、リチウム、カリウム、カルシウム、マグネ シウム等を包含する。医薬的に許容される塩はさらに、適切な場合に、非毒性ア ンモニウム、第四級アンモニウム、およびハライド、ヒドロキシド、カルボキシ レート、スルフェート、ホスフェート、ニトレート、低級アルキルスルホネート およびアリールスルホネートのような対イオンを使用して形成されるアミンカチ オンを包含する。 「プロドラッグ」という用語は、例えば血中での加水分解によって、生体内で 急速に転位して式(I)の親化合物を生成する化合物を意味する。T.Higu chiおよびV.Stellaは、Prodrugs as Novel De livery Systems 、第14版、A.C.S.Symposium Series, American Chemical Soceity(1975)にプロドラ ッグの概念を詳細に記載している。カルボキシル基を有する化合物のプロドラッ グとして有用なエステルの例が、Bioreversible Carrier s in Drug Design:Theory and Applicat ion 、E.B.Roche発行、Pergamon Press(1987) 、第14〜第21頁に見い出される。 「プロドラッグエステル基」という用語は、生理学的条件下に加水分解される いくつかのエステル形成基のいずれかを意味する。プロドラッグエステル基の例 は、ピボイルオキシメチル、アセトキシメチル、フタリジル、インダニル、およ びメトキシメチル、ならびに当分野で既知の他のそのような基を包含する。 本明細書において使用される「医薬的に許容されるエステル」という用語は、 生体内で加水分解されるエステルを意味し、ヒトの体内で容易に分解して、親化 合物またはそれの塩を生成するエステルを包含する。好適なエステル基は、例え ば、アルキルまたはアルケニル成分がそれぞれ6個以下の炭素原子を有 するのが好ましい、医薬的に許容される脂肪族カルボン酸、特に、アルカン酸、 アルケン酸、シクロアルカン酸、およびアルカン二酸から誘導されるエステルを 包含する。特定のエステルの例は、蟻酸エステル、酢酸エステル、プロピオン酸 エステル、酪酸エステル、アクリル酸エステル、および琥珀酸エチルを包含する 。 本発明の医薬組成物は、1種またはそれ以上の医薬的に許容される担体と一緒 に配合される、本発明の化合物の治療的に有効な量を含んで成る。本明細書にお いて使用される「医薬的に許容される担体」は、非毒性、不活性固形物、半固形 または液体充填剤、希釈剤、封入物質、またはいずれか種類の配合補助剤を意味 する。医薬的に許容される担体として作用し得る物質のいつかの例は、糖、例え ば、ラクトース、グルコース、およびスクロース;澱粉、例えば、トウモロコシ 澱粉およびポテト澱粉;セルロースおよびその誘導体、例えば、ナトリウムカル ボキシメチルセルロース、エチルセルロース、および酢酸セルロース;粉末トラ ガカント;麦芽;ゼラチン;タルク;賦形剤、例えば、カカオ脂、および坐薬ワ ックス;油、例えば、ピーナッツ油、綿実油;紅花油;胡麻油;オリーブ油;ト ウモトコシ 油、および大豆油;グリコール、例えば、プロピレングリコール;エステル、例 えば、オレイン酸エチルおよびラウリン酸エチル;寒天;緩衝剤、例えば、水酸 化マグネシウムおよび水酸化アルミニウム;アルギン酸;発熱物質非含有水;等 張生理食塩水;リンゲル液;エチルアルコール、および燐酸緩衝液であり、なら びに、他の非毒性相溶性潤滑剤、例えば、ラウリル硫酸ナトリウムおよびステア リン酸マグネシウム、ならびに着色料、放出剤、被覆剤、甘味料、風味料および 香料、防腐剤および酸化防止剤も、製造者の判断によって組成物に存在すること ができる。本発明の医薬組成物は、ヒトおよび他の動物に、経口投与、直腸投与 、非経口投与、槽内投与、膣内投与、腹膜投与、局所投与(散剤、軟膏剤、また は滴剤として)、口内投与することができ、あるいは経口または鼻腔スプレーと して投与することができる。 経口投与のための液体投与形態は、医薬的に許容される乳剤、ミクロ乳剤、液 剤、懸濁剤、シロップ剤、およびエリキシル剤を包含する。活性化合物の他に、 液体投与形態は、当分野で一般に使用される不活性希釈剤、例えば、水または他 の溶剤、可溶化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピ ルアルコール、炭酸エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジ ル、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミ ド、油(特に、綿実油、グラウンドナッツ油、トウモロコシ油、肝芽油、オリー ブ油、ヒマシ油、および胡麻油)、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアル コール、ポリエチレングリコール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、ならび にそれらの混合物を含有することができる。不活性希釈剤の他に、経口組成物は 、補助剤、例えば、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、甘味料、風味料、および香 料も含有することができる。 注射可能な製剤、例えば、滅菌注射可能な水性または油性懸濁剤は、好適な分 散剤または湿潤剤および懸濁化剤を使用して、既知の方法によって製剤化するこ とができる。滅菌注射可能な製剤は、非毒性の非経口投与に許容される希釈剤ま たは溶剤中の、滅菌注射可能な液剤、懸濁剤または乳剤、例えば1,3−ブタン ジオール中の溶液であってもよい。使用し得る許容されるビヒクルおよび溶剤は 、水、リンゲル液、U.S.P.および等張塩化ナトリウム溶液を包含する。さ らに、滅菌固定油は従来、溶剤または懸濁媒体として使用されている。この目的 の ために、合成モノまたはジグリセリドを包含するどのような種類の固定油も使用 することができる。さらに、オレイン酸のような脂肪酸も、注射可能な製剤に使 用することができる。 注射可能な製剤は、細菌保持フィルターによる濾過によって、または使用前に 滅菌水または他の減菌注射可能な媒体に溶解または分散させることができる滅菌 固体組成物の形態において滅菌剤を組み込むことによって、滅菌することができ る。 薬剤の効果を延長させるために、皮下または筋肉注射からの薬剤の吸収を遅ら せることが望ましい場合が多い。これは、低水溶性を有する結晶質または非晶質 物質の液体懸濁液を使用することによって行われる。次に、薬剤の吸収速度は、 その溶解速度に依存し、その溶解速度は、結晶の大きさおよび結晶形態に依存す る。あるいは、経口投与される薬剤形態の遅延吸収は、薬剤を油性賦形剤に溶解 または懸濁させることによって行われる。注射可能なデポー剤形態は、ポリラク チド−ポリグリコリドのような生分解性ポリマー中に、薬剤のマイクロカプセル 封入マトリックスを形成することによって製造される。薬剤とポリマーとの比率 、および使用される特定ポリマーの性質に依存して、薬剤放出速度が調節される 。他の生分解性ポリマーの例 は、ポリ(オルトエステル)およびポリ(無水物)を包含する。デポー剤注射可 能製剤は、体組織と相溶性のリポソームまたはミクロ乳剤に薬剤を閉じ込めるこ とによっても製造される。 直腸または膣投与のための組成物は好ましくは坐薬であり、それらは、周囲温 度において固体であるが体温において液体であり、従って直腸または膣腔内で溶 解し、活性化合物を放出するカカオ脂、ポリエチレングリコールまたは坐薬ワッ クスのような好適な非刺激性賦形剤または担体と、本発明の化合物とを混合する ことによって、製造することができる。 経口投与のための固体投与形態は、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤および顆粒 剤を包含する。そのような固体投与形態において、少なくとも1種類の不活性の 医薬的に許容される賦形剤または担体、例えば、クエン酸ナトリウムまたは燐酸 二石灰、および/または、a)充填剤または増量剤、例えば、澱粉、ラクトース 、スクロース、グルコース、マンニトール、および珪酸、b)結合剤、例えば、 カルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリジノ ン、スクロース、およびアカシア、c)保湿剤、例えば、グリセロール、d)崩 壊剤、例えば、寒天、炭酸カルシウム、ポテト澱粉またはタピオカ澱 粉、アルギン酸、ある種のシリケート、および炭酸ナトリウム、e)溶解遅延剤 、例えば、パラフィン、f)吸収促進剤、例えば、第四級アンモニウム化合物、 g)湿潤剤、例えば、セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロール、 h)吸収剤、例えば、カオリンおよびベントナイトクレー、およびi)潤滑剤、 例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固体ポ リエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウムおよびそれらの混合物と、活性 化合物とが混合される。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合は、その投与形態が 緩衝剤も含んで成る。 同様の種類の固体組成物を、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチ レングリコール等のような賦形剤を使用して、軟質および硬質充填ゼラチンカプ セル中の充填剤として使用することもできる。 錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、丸剤および顆粒剤の固体投与形態は、被膜また はシェル(shell)、例えば、腸溶性被膜および医薬製剤分野において既知 の他の被膜を使用して、製造することができる。それらは、任意に不透明剤を含 有し、および、活性成分を、腸管の所定部分に専らまたは選択的に、任 意に遅延される方法において、放出する組成物にすることもできる。使用するこ とができる埋封組成物の例は、ポリマー物質およびワックスを包含する。 同種の固体組成物を、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレング リコール等のような賦形剤を使用して、軟質および硬質充填ゼラチンカプセル中 の充填剤として使用することもできる。 前記の1種類またはそれ以上の賦形剤を使用して、活性化合物をマイクロカプ セル封入形態にすることもできる。錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、丸剤、および 顆粒剤の固体投与形態は、被膜およびシェル、例えば、腸溶性被膜、放出調節被 膜、および医薬製剤分野において既知の他の被膜を用いて製造することができる 。そのような固体投与形態において、活性化合物は、スクロース、ラクトースま たは澱粉のような少なくとも1種類の不活性希釈剤と混合される。そのような投 与形態は、慣習的に、不活性希釈剤以外の付加的物質、例えば、錠剤化潤滑剤お よび他の錠剤化補助剤、例えば、ステアリン酸マグネシウムおよび微晶質セルロ ースを含んで成る。カプセル剤、錠剤および丸剤の場合は、その投与形態が緩衝 剤も含んで成る。それらは、 任意に不透明剤を含有し、活性成分を、腸管の所定部分に専らまたは選択的に、 任意に遅延される方法において、放出する組成物にすることもできる。使用する ことができる埋封組成物の例は、ポリマー物質およびワックスである。 本発明の化合物の局所または経皮投与形態は、軟膏剤、ペースト剤、クリーム 剤、ローション剤、ゲル剤、散剤、液剤、スプレー剤、吸入剤、またはパッチ剤 を包含する。活性成分が、滅菌条件下に、医薬的に許容される担体、および必要 とされる防腐剤または必要に応じて緩衝剤と混合される。眼用製剤、耳滴剤、眼 軟膏、散剤、および液剤も、本発明の範囲に包含される。 軟膏剤、ペースト剤、クリーム剤、およびゲル剤は、本発明の活性化合物の他 に、動物性および植物性脂肪、油、ワックス、パラフィン、澱粉、トラガカント 、セルロース誘導体、ポリエチレングリコール、シリコーン、ベントナイト、珪 酸、タルクおよび酸化亜鉛、またはそれらの混合物を含有する。 散剤およびスプレー剤は、本発明の化合物の他に、ラクロース、タルク、珪酸 、水酸化アルミニウム、珪酸カルシウム、およびポリアミド粉末、またはこれら の物質の混合物を含有する ことができる。スプレー剤は付加的に慣用の推進剤、例えば、クロロフルオロハ イドロカーボンを含有できる。 経皮パッチ剤は、身体への化合物の調節された運搬を提供するという付加的な 利点を有する。そのような投与形態は、適切な媒体に、化合物を溶解または分散 させることによって製造することができる。皮膚を通る化合物の流動を増加させ るために、吸収促進剤を使用することもできる。吸収速度は、速度調節膜を付与 することによって、あるいは、化合物をポリマーマトリックスまたはゲルに分散 させることによって、調節することができる。 本発明の治療法によれば、所望の結果を得るために必要な量および時間におい て、治療的有効量の本発明の化合物を患者に投与することによって、ヒトまたは 下等動物のような患者において、シナプス伝達障害が治療または予防される。本 発明の化合物の「治療的に有効な量」という用語は、医学治療に適用できる穏当 な利益/リスク比において、シナプス伝達障害を治療するのに充分な化合物の量 を意味する。しかし、本発明の化合物および組成物の一日の合計投与量は、正当 な医学的判断によって担当の医師によって決められると理解すべきである。特定 の患者に対する特定の治療的に有効な投与レベルは、治療される疾患、疾患の程 度;使用される特定化合物の活性;使用される特定組成物;患者の年齢、体重、 一般的健康状態、性別、および食餌;投与時間、投与経路、使用される特定化合 物の排出速度;治療期間;使用される特定化合物と組み合わせてまたは同時的に 使用される薬剤;および医学分野において既知の要因;を含む種々の要因に依存 する。 ヒトまたは他の動物に単一でまたは分割して投与される本発明の化合物の1日 の合計投与量は、例えば、0.001〜50mg/kg体重、より一般的には0 .01〜25mg/kg体重である。単一投与組成物が、そのような量またはそ れらの約数量(submultiples)を含有して、一日投与量を構成しう る。一般に、本発明の治療投薬計画は、治療を必要とする患者に1日につき約1 mg〜約1000mgの本発明の化合物を、単一または複数投与において投与す ることを含んで成る。 本発明の好ましい実施態様において、Aが選択肢(a)および(c)から選択 される前記式(I)の化合物が提供される。 本発明のより好ましい実施態様においては、Aが選択肢(c) から選択される前記式(I)の化合物が提供される。 本発明の化合物の代表的なものは、 7a−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(1H−3−メチル−5−ピラゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(3−キノリニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(6−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(2−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ; 7a−(2−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(5−ピリミジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(2,6−ジフルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(2,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ; 7a−(3−エチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(3−プロピル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(3−ベンジル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(5−ヒドロキシ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジ ン; 7a−(5−ベンジルオキシ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(5−ブロモ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン; 7a−(6−クロロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン; 7a−(6−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(5−ブロモ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン; 7a−(5−クロロ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン; 7a−(4−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(5−フェニル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ;および 医薬的に許容されるそれらの塩またはプロドラッグである。 1種類またはそれ以上の非毒性の医薬的に許容される組成物と組み合わせて、 下記に記載のように製造され配合される、1 種類またはそれ以上の式(I)の化合物を含んで成る医薬組成物も、本発明の範 囲に含まれる。 非経口の注射に好適な組成物は、医薬的に許容される水性または非水性滅菌液 剤、分散剤、懸濁剤または乳剤、および滅菌注射液剤または分散剤に再構成する ための滅菌粉末を含む。好適な水性および非水性担体、希釈剤、溶剤またはビヒ クルの例は、水、エタノール、ポリオール(グロピレングリコール、ポリエチレ ングリコール、グリセロール等)、好適なそれらの混合物、植物性油(例えばオ リーブ油)、およびオレイン酸エチルのような注射可能な有機エステルを包含す る。適切な流動性が、例えば、レシチンのような被膜の使用によって、分散剤の 場合は必要とされる粒度の維持によって、および界面活性剤の使用によって、維 持される。 これらの組成物は、防腐剤、湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤のような補助剤を 含有することもできる。微生物作用の防止は、種々の抗細菌剤および抗菌剤、例 えば、パラベン、クロロブタノール、フェノール、ソルビン酸などによって得ら れる。等張剤、例えば、糖、塩化ナトリウム等を含有するのが望ましい場合もあ る。注射可能な医薬形態の長時間吸収は、吸収を遅延さ せる物質、例えば、モノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンの使用によっ て得られる。 所望であれば、および、より有効な供給のために、化合物を、ポリマーマトリ ックス、リポソームおよび微小球のような、遅延放出または目標送達系に組み込 むこともできる。それらは、例えば、細菌保持フィルターによる濾過によって、 あるいは、滅菌水または他のいくつかの滅菌注射可能媒体に、使用直前に溶解す ることができる滅菌固体組成物の形態において滅菌剤を組む込むことによって、 滅菌することができる。 経口投与のための固体投与形態は、カプセル剤、錠剤、丸剤、散剤、および顆 粒剤を包含する。そのような固体投与形態において、少なくとも1種類の不活性 の通常の賦形剤(または担体)、例えば、クエン酸ナトリウムまたは燐酸二石灰、 ならびに、付加的に、(a)充填剤または増量剤、例えば、澱粉、ラクトース、 スクロース、グルコース、マンニトール、および珪酸;(b)結合剤、例えば、カ ルボキシメチルセルロース、アルギン酸塩、ゼラチン、ポリビニルピロリドン、 スクロース、およびアカシア;(c)保湿剤、例えば、グリセロール;(d)崩 壊剤、例えば、寒天、炭酸カルシウム、ポテト澱粉またはタピオカ澱粉、 アルギン酸、ある種の複合シリケート、および炭酸ナトリウム;(e)溶解遅延 剤、例えば、パラフィン;(f)吸収促進剤、例えば、第四級アンモニウム化合 物;(g)湿潤剤、例えば、セチルアルコールおよびモノステアリン酸グリセロ ール;(h)吸収剤、例えば、カオリンおよびベントナイト;および(i)湿潤 剤、例えば、タルク、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マグネシウム、固 体ポリエチレングリコール、ラウリル硫酸ナトリウム、またはそれらの混合物と 、活性化合物とが混合される。カプセル剤、錠剤、および丸剤の場合は、投与形 態が緩衝剤も含んで成ってもよい。 同種の固体組成物を、ラクトースまたは乳糖ならびに高分子量ポリエチレング リコール等のような賦形剤を使用して、軟質および硬質充填ゼラチンカプセル中 の充填剤として使用することもできる。 錠剤、糖衣錠剤、カプセル剤、丸剤、および顆粒剤のような固体投与形態は、 被膜およびシェル、例えば、腸溶性被膜および当分野において既知の他の被膜を 使用して、製造することができる。それらは、不透明剤を含有することができ、 および、1種類またはそれ以上の活性化合物を、腸管の所定部分に、専 らまたは選択的に、遅延される方法において、放出する組成物にすることもでき る。使用することができる埋封組成物の例は、ポリマー物質およびワックスを包 含する。 活性化合物は、適切であれば、1種類またはそれ以上の前記賦形剤を使用して 、マイクロカプセル封入形態にすることもできる。 経口投与のための液体投与形態は、医薬的に許容される乳剤、液剤、懸濁剤、 シロップ剤、およびエリキシル剤を包含する。液体投与形態は、活性化合物の他 に、当分野で一般に使用される不活性希釈剤、例えば、水または他の溶剤、可溶 化剤および乳化剤、例えば、エチルアルコール、イソプロピルアルコール、炭酸 エチル、酢酸エチル、ベンジルアルコール、安息香酸ベンジル、プロピレングリ コール、1,3−ブチレングリコール、ジメチルホルムアミド、油、特に、綿実 油、グラウンドナッツ油、トウモロコシ胚芽油、オリーブ油、ヒマシ油および胡 麻油、グリセロール、テトラヒドロフルフリルアルコール、ポリエチレングリコ ール、およびソルビタンの脂肪酸エステル、またはこれらの物質の混合物などを 含有する。 これらの液体投与形態は、そのような不活性希釈剤の他に、 湿潤剤、乳化剤および懸濁化剤、甘味料、風味料および香料のような補助剤を含 有することができる。 懸濁剤は、活性化合物の他に、懸濁化剤、例えば、エトキシル化イソステアリ ルアルコール、ポリオキシエチレンソルビトールおよびソルビタンエステル、微 晶質セルロース、アルミニウムメタヒドロキシド、ベントナイト、寒天、および トラガカント、またはこれらの物質の混合物などを含有する。 直腸または膣投与のための組成物は、好ましくは坐薬であり、それらは、通常 温度において固体であるが体温において液体であり、従って直腸または膣腔内で 溶解し、活性化合物を放出するカカオ脂、ポリエチレングリコールまたは坐薬ワ ックスのような好適な非刺激性賦形剤または担体と、本発明の化合物とを混合す ることによって、製造することができる。 本発明の化合物の局所または経皮投与形態は、軟膏剤、ペースト剤、クリーム 剤、ローション剤、ゲル剤、散剤、液剤、スプレー剤、吸入剤、または経皮パッ チ剤を包含する。経皮パッチによる経皮投与は、本発明の特に有効な好ましい投 与形態である。活性成分が、滅菌条件下に、医薬的に許容される担体、および必 要とされる防腐剤または必要に応じて緩衝剤または液 体発泡剤と混合される。ある種の薬剤が、経皮パッチ製剤の製造において特殊な 取り扱いを必要とすることが知られている。例えば、性質的に揮発性の化合物は 、適切な投与送達を確実なものとするために、特定の配合剤または特定の包装材 料と組み合わせる必要がありうる。さらに、皮膚から非常に急速に吸収される化 合物は、吸収遅延剤またはバリヤーを使用して製剤化する必要がある。眼用製剤 、眼軟膏剤、散剤、および液剤も、本発明の範囲に含まれる。 本発明は、リポソームの形態で投与することもできる。当分野において既知で あるように、リポソームは一般に、リン脂質または他の脂質物質から誘導される 。リポソームは、水性媒体に分散されるモノまたはマルチ層状水和液体結晶によ って形成される。リポソームを形成することができる、どのような非毒性の生理 学的に許容される代謝可能な脂質でも使用することができる。リポソーム形態の 本発明の組成物は、本発明の化合物の他に、安定剤、防腐剤、賦形剤などを含有 する。好ましい脂質は、天然および合成のリン脂質およびホスファチジルコリン (レシチン)である。リポソームを形成する方法は当分野において既知である。 例えば、Prescott編、Methods in Cell Biology ,第XIV巻,Academic Press ,New York,N.Y.,(1976),第33頁以下を参照。 望ましくない末梢的に媒介される副作用を減少させるために、組成物に末梢的 に作用する抗コリン作用薬、例えば、N−メチルスコポラミン、N−メチルアト ロピン、プロパンテリン、メタンテリン、またはグリコピロレートを組成物に組 み込むことが、必須ではないが有利である。合成方法 本発明の化合物は、ここに記載の反応および技術を用いて、下記の反応図式I およびIIに示すように合成することができる。反応は、試薬に適した溶媒中で 行われ、使用される物質は、転位が生じるのに適した物質である。複素環に存在 する官能基および分子の他の部分が、提案される化学転位に一致するものでなけ ればならないことは、有機合成分野の熟練者によって理解される。これは、合成 ステップの順序、必要とされる保護基、および脱保護条件に関して、操作者(r outinner)の判断を必要とする場合もある。出発物質の置換基は、記載 されるいくつかの方法に必要とされるいくつかの反応条件と非適合 性である場合もあるが、反応条件に適合する代替的方法および置換基が、当業者 に明らかである。合成手順の間の好ましくない反応からアミノ基を保護するため に、窒素保護基を使用することが既知であり、多くのそのような保護基が既知で ある(例えば、T.H.GreeneおよびP.G.M.Wuts,Prote ctive Groups in Organic Synthesis 、第2 版、John Wiley & Sons,New York(1991)参照 )。 反応図式1 反応図式1によって、Aが前記の選択肢(c)〜(g)から選択される式(I )の化合物が製造される。Aが前記の選択肢(c)〜(g)から選択され、Xが IまたはBrである化合物A−Xを、アルキルリチウム、例えば、n−ブチルリ チウムまたはt−ブチルリチウムと、約−100℃〜−28℃の温度において反 応させて、A−Li化合物、例えば、 [式中、R3、R4およびR5は、式(I)の化合物に関して前記に定義したもの と同意義である。]を生成する。A−Li化合物を、Miyanoらの手順(S ynthesis,701(1978))によって製造される出発物質の化合物 (1)と反応させ、その反応は、エーテルまたはTHFのような好適な溶媒中で 、−100℃〜−70℃の温度で開始し、−30℃から周囲温度に温めて、例え ば0.2〜24時間にわたって行って、前記の式(I)化合物の特定の例である 所望化合物(2)を生成する。あるいは、R3、R4またはR5がF、Cl、また はBrである場合に、特に、環窒素原子に隣接する環位置において置換されてい る場合に、他の求核物質(nucleophile)、例えば、異なるハロゲン、 アンモニア若しくはアミン、C1〜C8アルコキシド、またはC1〜C8チオレート によって置換されて、前記の式(I)の他の化合物が生成される。第一級アミノ 基 を、適切に活性化されたカルボン酸、炭酸、またはカルバミド酸を用いるアシル 化によって、あるいは、ジアゾ化/加水分解法を用いてヒドロキシに変換するか 、または、例えば、既知のSandmeyer条件下のジアゾ化/ハライド置換 によってハロに変換するか、または、例えば、硫酸中で過酸化水素を使用して酸 化することによってニトロに変換することによって、さらに修飾することができ る。 反応図式2 あるいは、反応図式2に示されるように、R3またはR4が基Gであり得、ここ でGはスルホネート、例えば、O−SO2CF3、またはハロ、特にブロモまたは ヨードであって、これらは当業者に既知の方法を用いる遷移金属触媒によって、 種々の官能基で置換することができる。従って、パラジウム触媒および熱および DMFまたはN−メチルピロリジノンのような好適な溶媒を用いる、式(3)の 化合物とZn(CN)2との反応によって、 化合物I(R3=CN)が生成される。さらに、充分に定着した方法を用いて、 例えば、還元(−CH2NH2に還元)によって、または加水分解(CO2Hに加 水分解)によって、または種々の有機金属物質との反応、それに続く加水分解( ケトンを生成)によって、または1,3−双極付加反応の環付加(複素環を生成 )によって、シアノ基をさらに転位させることができる。一CH2NH2基は、ハ ロゲン化アルキルを用いるアルキル化によって、あるいは還元条件下のアルデヒ ドまたはケトンとの反応によって、または適切に活性化されたカルボン酸、炭酸 、カルバミン酸を用いるアシル化によって、さらに修飾することができる。 あるいは、アリール、置換アリール、ヘテロアリール、または置換ヘテロアリ ールによるGの置換を、ベンゼン、トルエン、DMF、THF等のような好適な 溶媒中、約40℃〜120℃の温度において、パラジウム触媒下に、適切なアリ ール−またはヘテロアリールボロン酸(heteroarylboronica cid)と(3)とを反応させることによって行うことができる。アルケニル、 置換アルケニル、ジエニル、または置換ジエニルによるGの置換は、ベンゼン、 トルエン、DMF、THF 等のような好適な溶媒中、約40℃〜120℃の温度において、パラジウム触媒 作用下に、Heck条件において、適切なアルケンまたはジエンと(3)とを反 応させることによって行うことができる。アルキニルまたは置換アルキニルによ るGの置換は、ベンゼン、トルエン、DMF、THF等のような好適な溶媒中、 約40℃〜120℃の温度において、Cu(I)塩および第三級アミン、例えば トリエチルアミンのような塩基の存在下において、パラジウム触媒作用下に、適 切なアルキンまたは置換アルキンと(3)とを反応させることによって行うこと ができる。前記のようにして得られるアルケンまたはアルキンを、貴金属触媒上 の水素での処理のような、適切な水素添加法によって、アルカンに還元すること ができる。 反応図式3 反応図式3によって、Aが前記の選択肢(a)から選択され る式(I)の化合物が製造される。初めに、前記反応図式1に関して記載した条 件において、臭化エチニルマグネシウムで処理することによって、化合物1から 化合物(7)が製造される。アセチレン化合物(7)の存在下において、ベンゼ ンまたはトルエン中、例えば60℃〜溶媒の還流温度において、6〜24時間に わたって、フェニルイソシアネート(5)と反応させることによって、ニトリル −オキシド化合物(6)がニトロ化合物(4)[式中、R1は前記と同様に定義さ れる。]から生成され、化合物(6)および(7)が反応して、これもまた式( I)の特定の例の、所望のイソオキサゾリル化合物(8)を生成する。 下記反応図式4によって、Aが前記選択肢(a)および(b)から選択され、 R1がメチルである、式(1)の化合物が製造される。保護されたプロリンカル ボン酸エステル(9)を、−78℃〜0℃においてLDAと反応させ、次に、− 78℃〜周囲温度において臭化アリルと反応させて、アリル置換ピロリジン化合 物(10)を生成する。化合物(10)を、BH3およびH22で連続的に処理 することによって、末端炭素原子において選択的に水和する。次に、アルコール 中間体を、塩基の存 在下において塩化メタンスルホニルで処理することによってメシル化して、化合 物(11)を生成する。例えば、パラジウム触媒の存在下における水素でのカル ボベンゾキシの除去のような通常法によって、化合物(1)を脱保護し、これが 環化をも誘導して、二環式化合物(12)を生成する。次に、化合物(12)を アセトンオキシムのジリチオアニオンで処理し(当然のことであるが、他のオキ シムを、対応するケトンから生成し、それによってR1を変化させることができ る)、中間化合物を、H2SO4のような脱水条件で処理することによって環化し て、これもまた式(I)の代表的な例である化合物(13)を生成する。あるい は、化合物12をアセトンオキシムのジリチオアニオンで処理し、次に適切に置 換されたヒドラジンで処理して、これもまた式(I)の代表例である化合物(1 4)[式中、R2は前記式(1)の化合物と同様に定義される。]を生成する。反応図式4 A.リガンドのニコチン性アセチルコリン受容体結合力の評価のためのプロトコ 脳内のニコチン性アセチルコリン受容体と相互作用することができるコリン作 用薬として化合物を同定するために、リガンド−受容体結合アッセイを初期スク リーン(initial screen)として行った。本発明の化合物は、[3 H]−シチシン([3H]−CYT)で標識したニューロンニコチン性アセチルコ リンチャンネル受容体からのラジオリガンドを置換するそれらの能力に関して評 価した場合に、ニューロンニコチン性アセチルコリン受容体と相互作用すること において有効であった。 ニコチン性アセチルコリン受容体からの[3H]−CYTの置換は、ラット全脳 からの粗シナプス膜製造を使用して評価された(Pabrezaら、Molec ular Pharmacol.,1990,39:9)。洗浄した膜を使用前 に−80℃で保存した。凍結アリコートを徐々に解凍し、20容量の緩衝液(含 有物:120mM NaCl、5mM KCl、2mM MgCl2、2mM CaCl2、および50mM Tris−Cl、pH7.4 @4℃)に再懸濁 させた。20,000xg で15分間遠心分離し、ペレットを30容量の緩衝液に再懸濁させた。ホモジェ ネート(125〜150μgタンパク質を含有)を、最終容量500μにおいて 、種々の濃度の試験化合物および[3H]−CYT(1.25nM)を含有する 三つ組管(triplicate tubes)に添加した。サンプルを4℃で 60分間培養し、次に、3×4mLの氷冷緩衝液を使用して0.5%ポリエチル イミンに予め浸漬したWhatman GF/ (ICN)中でカウントされる。非特異的結合を、10μM(−)−ニコチンの存在 下において測定し、その値を、合計結合のパーセンテージとして表した。IC50 値を、RS−1(BBN)ノンリニアー・リースト・スクエアー・カーブ−フィ ッティング・プログラム(nonlinear least squares curve−fitting program)で測定し、IC50値を、Che ngおよびPrusoff校正(Cheng and Prusoff cor rection)(Ki=IC50/(1+[リガンド]/リガンドのKd)を使 用してKi値に変換した。あるいは、データを、合計特異的結合のパーセンテー ジとして表した。結果(表1に示す)は、本 発明の化合物がニューロンニコチン性アセチルコリン受容体に対して高い親和性 を有することを示している。B.シナプス伝達におけるニコチン性アセチルコリン受容体リガンドの作用効果 の評価のためのプロトコル ニューロンニコチン性アセチルコリン受容体と相互作用し、それによってシナ プス伝達を活性化するかまたは阻害する、本発明の化合物の能力を、下記プロト コルを使用して生体外において示すことができる。IMR−32ヒト神経芽細胞 腫クローン細胞系の細胞(ATCC、Rockville、MD)を、確立され た手順(Lukas、1993)によって、対数増殖期に維持した。実験細胞を 、500,000細胞/mLの濃度で、24穴組織培養容器に植え込んだ。2μ Ci/mLの86Rb+(35Ci/ミリモル)を37℃において一晩で添加する 前に、培養細胞を少なくとも48時間にわたって増殖させた。86Rb+流出アッ セイ(efflux assays)を、以前に公表されたプロトコール(Lu kas,R.J.,J.Pharmacol.Exp.Ther.、265:2 94−302、1993)によって行ったが、但し、86Rb+添加、すすぎ、お よびアゴニスト誘発流出ステップの間に、無血清ダ ルベッコ修飾イーグル培地を使用した。 反応(100μM(S)−ニコチンによって誘発される反応に対するパーセン トとして示される)が、本発明の選択化合物の指定濃度に関して示される。阻害 データ(他の選択化合物に関して示される)は、指定濃度における100μM( S)−ニコチンによって誘発される流出の阻害を示している。結果(これもまた 表1に示されている)は、本発明の選択化合物が、ニューロンニコチン性アセチ ルコリン受容体によって媒介されるシナプス伝達の、初期イオン流動局面(in itial ionflux aspects)を活性化するかまたは阻害する ことを示している。この発見は、シナプス伝達におけるイオン流動に依存するド ーパミン放出を、ニコチン受容体における結合と関連づけている他の研究の結果 と一致する(例えば、LippielloおよびCaldwell、米国特許第 5,242,935号、1993年9月7日発行;CaldwellおよびLi ppiello、米国特許第5,248,690号、1993年9月28日発行 ;および、Wonnacottら、Prog.Brain Res.,79:1 57−163(1989)参照)。 さらに、本発明の化合物は、ある形態の精神病の治療における有効性、ある形 態の認識不全の治療における有効性、または神経保護薬としての有効性の1つの 指標であるα7−ニコチン性アセチルコリン受容体への結合剤として有用である 。化合物(1〜14、16b、19、20、21および25)は、既知のα7結 合剤ブンガロトキシンと関連する、0.9〜16,200nMの結合親和性を示 した。従って、これらの化合物は、いくつかのニコチン受容体サブタイプに結合 する。従って、本発明は、ヒトを含む哺乳動物におけるα4β2受容体およびα 7受容体の両方に結合する式Iの化合物またはそれの医薬組成物に関し、ならび に、生体外または生体内スクリーンにおいて、またはそのような治療を必要とす る患者に対して、該化合物またはそれの塩の医薬的に有効な量を投与することを 含んで成る、ニコチン受容体サブタイプのどちらか一方または両方に結合する方 法に関する。実施例 下記実施例は、本発明の新規化合物の製造およびそれらの生物学的活性をさら に例示するためのものである。下記実施例が、請求の範囲に規定される本発明の 範囲を限定するものであると 理解すべきではない。 薄層クロマトグラフィー(TLC)は、0.25mm E.Merck予備被 覆シリカゲルプレート(60F−254)によって行われた。フラッシュクロマ トグラフィーは、200〜400メッシュのシリカゲル(E.Merck)によ って行われれ、カラムクロマトグラフィーは70〜230メッシュのシリカゲル (E.Merck)によって行われた。 下記略語が使用される:THF:テトラヒドロフラン、DMF:N,N−ジメ チルホルムアミド、D2O:酸化ジューテリウム、CDCl3:ジューテロクロロ ホルム、DMSO−d6:ジューテロジメチルスルホキシド、BOC:t−ブチ ルオキシカルボニル、CBZ:ベンジルオキシカルボニル、Bn:ベンジル、M s:メタンスルホニル、PAW:ピリジン/酢酸/水(20:6:11)、DC C:ジシクロヘキシルカルボジイミド、DIBALH:ハロゲン化ジイソブチル アルミニウム、DIEA:ジイソプロピルエチルアミン、DME:1,2−ジメ トキシエタン、DMSO:ジメチルスルホキシド、DPPA:ジフェニルホスホ ロリルアジド、EDCI:1−(3−ジメチル−アミノプロピル)−3−エチル カルボジイミドヒドロクロリ ド、EtOAc:酢酸エチル、EtOH:エタノール、Et2O:ジエチルエー テル、IBCF:イソブチルクロロホルメート、HOAc:酢酸、HOBT:1 −ヒドロキシベンゾトリアゾール、LAH:水素化アルミニウムリチウム、NH4 OAc:酢酸アンモニウム、dppp:1,3−ビス(ジフェニルホスフィノ )プロパン、NMM:N−メチルモルホリン、TEA:トリエチルアミン、TH F:テトラヒドロフラン。 実施例1 7a−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジンヒドロクロリド 1a. 1−ベンジルオキシカルボニル−2−(メトキシカルボニル)−2−( 2−プロペニル)ピロリジン 窒素雰囲気下に、ジイソプロピルアミン(16.4mL、117.2ミリモル )をTHF(117mL)に溶解し、−78℃に冷却した。次に、ヘキサン(4 3mL、107.5ミリモル)中のn−ブチルリチウムの2.5M溶液を滴下し て15分間攪拌し、次に、THF(575mL)中の1−ベンジルオキシカルボ ニルプロリンメチルエステル(25.7g、97.7ミリモル)を、反応器に4 0分間で滴下した。反応混合物を−78℃ で15分間攪拌し、純粋臭化アリル(25.4mL、293ミリモル)を一定速 度で添加し、−78℃で15分間、さらに−35℃〜−25℃で2時間攪拌した 。次に、燐酸緩衝液(約100mL)、pH=7を、反応器に加え、反応混合物 を周囲温度に温めた。混合物をEtOAcで希釈し、2N HClおよびブライ ンで連続的に洗浄し、乾燥し(Na2SO4)、濃縮した。残渣をクロマトグラフ ィー(シリカゲル;EtOAc/ヘキサン 1:20〜1:15〜1:10)に かけて黄色油状物(17.8g、63%)を得た。 Rf 0.31(EtOAc/ヘキサン、1:4)。 MS(CI/NH3)m/e:304(M+H)+1 H NMR(DMSO−d6、300MHz)δ1.77〜1.86(m,2H )、1.94〜2.13(m,2H)、2.50〜2.59(m,1H 部分的 にDMSOに埋没(buried))、2.84マイナーコンフォーマーおよび 2.92メジャーコンフォーマー(dd,J=14.0Hz,7.0Hz,1H )、3.28〜3.62(m,5H)、4.96〜5.11(m,4H)、5. 64〜5.75(m,1H)、7.27〜7.41(m,5H)。1b. 1−ベンジルオキシカルボニル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−2 −(メトキシカルボニル)ピロリジン 1−ベンジルオキシカルボニル−2−(メトキシカルボニル)−2−(2−プ ロペニル)ピロリジン(ステップ1aより、21.0g、69.4ミリモル)を 、THF(70mL)に溶解し、1.0MボランTHF複合体(45mL、45 ミリモル)を反応器に40分間で滴下した。反応混合物を1時間攪拌し、次に、 約10mLの水を注意深く添加し、次に、3N NaOH(16.2mL、48 .5ミリモル)および30%過酸化水素(5.5mL、48.5ミリモル)を連 続的に溺加した。混合物を1時間攪拌し、次に、250mLの水および15mL の10%Na223を含有する分液漏斗に入れた。水溶液をCH2Cl2(3X )で抽出し、有機画分を合わせ、飽和NaHCO3、次にブラインで連続的に洗 浄し、乾燥し(Na2SO4)、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲ ル;EtOAc/ヘキサン、1:4〜1:2〜1:1〜EtOAc)にかけて、 清澄粘性油状物(12.3g、収率55%)を得た。 Rf 0.18(EtOAc/ヘキサン、1:1)。 MS(CI/NH3)m/e:322(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.20〜2.41(m,8H)、 3.45〜3.82(m,7H)、5.06〜5.18(m,2H)、7.29 〜7.37(m,5H)。1c. 1−ベンジルオキシカルボニル−2−(メトキシカルボニル)−2−( 3−メチルスルホニルオキシプロピル)ピロリジン 1−ベンジルオキシカルボニル−2−(3−ヒドロキシプロピル)−2−(メ トキシカルボニル)ピロリジン(ステップ1bより、10.7g、33.2ミリ モル)、およびトリエチルアミン(4.9mL、34.9ミリモル)を、THF (133mL)中で合わせ、窒素雰囲気において0℃に冷却した。塩化メタンス ルホニル(2.70mL、34.9ミリモル)を反応混合物に加え、0℃で30 分間攪拌した。水を加え、反応器含有物を分液漏斗に入れた。混合物を、10% クエン酸溶液、次にNaHCO3飽和溶液で連続的に洗浄し、乾燥し(Na2SO4 )、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;EtOAc/ヘキサン 、1:1〜1:2)にかけて、清澄油状物(11.0g、83%)を得た。 Rf 0.25(EtOAc/ヘキサン、1:1)。 MS(CI/NH3)m/e:400(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.59〜2.35(m,8H)、 2.93マイナーコンフォーマーおよび2.99メジャーコンホーマー(s,3 H)、3.46〜3.80(m,5H)、4.07〜4.27(m,2H)、5 .05〜5.17(m,2H)、7.29〜7.36(m,5H)。1d. 7a−(メトキシカルボニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン 1−ベンジルオキシカルボニル−2−(メトキシカルボニル)−2−(3−メ チルスルホニルオキシプロピル)ピロリジン(ステップ1cより、11.0g、 27.6ミリモル)をMeOHに溶解し、炭素上10%パラジウム(11.0g )の存在下に、4気圧において、水素ガスに48時間にわたって曝露した。反応 を濾過し、濾液を蒸発させた。粗生成物をクロマトグラフィー(シリカゲル:C HCl3/MeOH、98:2〜95:5〜90:10)にかけて、黄色油状物 (4.23g、90%)を得た。 Rf 0.53(CHCl3/MeOH、90:10)。 MS(CI/NH3)m/e:170(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.24〜1.85(m,6H)、 2.30(「qt」,J=6.0Hz,2H)、2.72(ddd,J=9.9 Hz,6.6Hz,6.6Hz,2H)、3.23(ddd,J=9.9Hz, 5.9Hz,5.9Hz,2H)、3.72(s,3H)。1e. 7a−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン 8−(メトキシカルボニル)−ヘキサヒドロ−H−ピロリジン(ステップ1d より、1.56g、9.22ミリモル)、アセトンオキシム(1.45g、19 .8ミリモル)およびn−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、16mL、3 9.6ミリモル)をJ.Saundersら、J.Med.Chem.1990 ,33:1128に概説されているのと同様の方法で合わせた。粗生成物をクロ マトグラフィー(シリカゲル:CHCl3/MeOH、99:1)にかけて、黄 色油状物(199mg、11%)を得た。 MS(CI/NH3)m/e:193(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.76〜1.92(m,6H)、 2.14〜2.29(m,2H)、2.24(s, 3H)、2.61〜2.69(m,2H)、3.13〜3.32(m,2H)、 5.95(s,1H)。1f. 7a−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジンヒドロクロリド 7a−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン(ステップ1eより、189mg、0.98ミリモル)を、Et2O(7m L)に浸漬し、0℃に冷却した。HCl(g)で飽和したEt2O溶液を攪拌し ながら反応器に滴下した。溶媒を注意深く除去し、残留する白色固形物をEt2 O(2X)でトリチュレーションし、次に、MeOH/Et2O(126.5m g、56%)から再結晶した。 融点169〜171℃。 MS(CI/NH3)m/e:193(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.20〜2.41(m,9H)、2. 60〜2.68(m,2H)、3.31〜3.39(m,2H)、3.71〜3 .79(m,2H)、6.59(s,1H)。 C1117ClN2Oに関する分析: 理論値: C,57.76;H,7.49;N,12.25 実測値: C,57.84;H,7.34;N,12.13。 実施例2 7a−(1H−3−メチル−5−ピラゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジンジヒドロクロリド 2a. 7a−(1−(1,3−ブタンジオン−3−オキシム))−ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジン ブチルリチウム(1.6M/ヘキサン、6.2mL、9.88ミリモル)を、 予め0℃に冷却したTHF(7.5mL)中のアセトンオキシム(365mg、 4.9ミリモル)の溶液に加えた。10分間攪拌後、THF(7.6mL)中の 8−(メトキシカルボニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン(実施例1dよ り、645mg、3.8ミリモル)を加え、反応混合物を周囲温度に温め、さら に18時間攪拌した。NH4Cl飽和溶液を加え、相を分離した。固体K2CO3 を水性相に加え、次に、CHCl3(3X)で抽出した。有機物を集め、乾燥し (MgSO4)、濃縮し、粗生成物をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHC l3/MeOH,90:10)にかけて、琥珀色固形物(257mg、32%) を得た。 MS(CI/NH3)m/e:211(M+H)+2a. 7a−(1H−3−メチル−5−ピラゾリル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン HCl(g)で飽和したエタノール(2.0mL)を、EtOH(2.5mL )中の前記7a−[1−(1,3−ブタンジオン−3−オキシム)]ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジン(ステップ2aより、245mg、1.16ミリモル)お よびヒドラジン(182μL、5.80ミリモル)の溶液に加えた。反応混合物 を3時間加熱還流し、次に、周囲温度に冷却した。飽和NH4Clを加え、相を 分離した。固体K2CO3を加え、水性混合物をCHCl3で抽出した。有機画分 を乾燥し(MgSO4)、濃縮し、クロマトグラフィー(CHCl3/MeOH/ NH4OH,90:10:0〜90:9.5:0.5)にかけて、固形物(97 mg、44%)を得た。 融点、56〜58℃。 MS(CI/NH3)m/e:192(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.72〜1.97(m,6H)、 2.02〜2.12(m,2H)、2.26(s,3H)、2.61〜2.71 (m,2H)、3.18〜3.26(m,2H)、5.82(s,1H)。2c. 7a−(1H−3−メチル−5−ピラゾリル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジンジヒドロクロリド塩 7a−(1H−3−メチル−5−ピラゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン(ステップ2bより、90.0mg、0.47ミリモル)をTHF:MeO H(10:1、11mL)に溶解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを滴下し た。溶媒を除去し、残留固形物をEt2O(2X)でトリチュレーションし、次 に、MeOH/Et2Oから再結晶して、結晶質白色固形物(90.0mg、7 2%)を得た。 融点、130〜132℃。 MS(CI/NH3)m/e:192(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.08〜2.33(m,9H)、2. 50〜2.59(m,2H)、3.22〜3.31(m,2H)、3.65〜3 .74(m,2H)、6.27(s,1H)。 C1118Cl23に関する分析: 理論値: C,50.01;H,7.25;N,15.90 実測値: C,49.71;H,7.49;N,15.77。実施例3 7a−(3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒドロクロリド 3a. 7a−(3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ヘキサン(2.9mL、7.2ミリモル)中の2.5M n−ブチルリチウム の溶液を、Et2O(10mL)中の3−ブロモピリジン(0.690mL、7 .2ミリモル)の溶液に−78℃で滴下した。10分間攪拌後、S.Miyan oら、Synthesis 1978,701〜702およびS.Miyano ら、Journal of Heterocyclic Chemistry, 1982、19:1465〜1468に記載のように製造される1,2,3,5 ,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(500mg、2.4ミ リモル)を、反応器に加え、−78℃で4時間攪拌した。反応混合物を、周囲温 度に温め、2N HClを加えた。相を分離し、水性相を15%NaOH溶液で 塩基性化し、CHCl3(3X)で抽出した。有機画分を合わせ、乾燥し(Mg SO4)、濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH,9 7.5: 2.5)にかけて、琥珀色油状物(260mg、58%)を得た。 Rf=0.2(CHCl3/MeOH、90:10)。 MS(CI/NH3)m/e:189(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.58〜1.76(m,2H)、 1.79〜1.90(m,2H)、1.92〜2.08(m,4H)、2.66 〜2.74(m,2H)、3.13〜3.20(m,2H)、7.19(dd, J=7.7Hz,4.8Hz,1H)、7.82(ddd,J=7.7,2.6 ,1.4Hz,1H)、8.41(dd,J=4.8,1.4Hz,1H)、8 .71(d,J=2.6Hz,1H)。3b. 7a−(3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒドロク ロリド塩 7a−(3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン(ステップ3a より、125mg、0.66ミリモル)を、CH2Cl2(15mL)に溶解し、 HCl(g)で飽和したEt2Oを滴下した。溶媒を除去し、残留固形物をCH2 Cl2(2X)でトリチュレーションして、吸湿性黄色固形物(140mg、8 1%)を得た。 MS(CI/NH3)m/e:189(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.13〜2.29(m,2H)、2. 32〜2.43(m,2H)、2.48〜2.69(m,4H)、3.40〜3 .49(m,2H)、3.83〜3.92(m,2H)、7.92(dd,J= 8.5Hz,5.5Hz,1H)、8.43(ddd,J=8.5,2.6,1 .4Hz,1H)、8.75(dd,J=5.5,1.4Hz,1H)、8.8 8(d,J=2.6Hz,1H)。 C1218Cl22・0.5H2Oに関する分析: 理論値: C,53.34;H,7.09;N,10.37 実測値: C,53.28;H,6.96;N,10.22。 実施例4 7a−(3−キノリニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンジヒドロクロリ 4a. 7a−(3−キノリニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ヘキサン中の2.5M nBuLi(1.2mL、2.8ミリモル)の溶液を 、THF(10mL)中の3−ブロモキノリン(386μL、2.8ミリモル) に−100℃で加え、引き 続き直ぐに1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレー ト(200mg、0.9ミリモル)を加えた。反応混合物を−100℃で2時間 攪拌し、次に、2N HClを0℃で加えた。周囲温度に温めた後に、混合物を EtOAcに注ぎ、相を分離した。水性相を15%NaOH溶液で塩基性化し、 CH2Cl2(3X)で抽出した。有機画分を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃 縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;EtOAc)にかけて、淡色固 形物(104mg、46%)を得た。 融点80〜83℃。 MS(CI/NH3)m/e:239(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.61〜1.75(m,2H)、 1.83〜1.94(m,2H)、2.03〜2.17(m,4H)、2.71 〜2.80(m,2H)、3.20〜3.27(m,2H)、7.52(ddd ,J=7.0,7.0,1.1Hz,1H)、7.65(ddd,J=7.0, 7.0,1.5Hz,1H)、7.82(d,J=8.1Hz,1H)、8.0 5(d,J=8.5Hz,1H),8.32(d,J=2.2Hz,1H),8 .97(d,J=2.2Hz,1H)。4b. 7a−(3−キノリニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンジヒドロ クロリド塩 7a−(3−キノリニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン(ステップ4a より、95mg、0.4ミリモル)をCH2Cl2(5mL)に溶解し、HCl( g)で飽和したEt2Oを反応溶液に加えた。溶媒を除去し、残留固形物をMe OH/Et2Oから再結晶して、吸湿性白色短針状結晶(65mg、52%)を 得た。 MS(CI/NH3)m/e:239(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.21〜2.49(m,4H)、2. 55〜2.64(m,2H)、2.72〜2.81(m,2H)、3.42〜3 .51(m,2H)、3.90〜3.98(m,2H)、7.87(ddd,J =7.0,7.0,1.1Hz,1H)、8.05(ddd,J=7.0,7. 0,1.1Hz,1H)、8.17(m,2H)、8.85(d,J=2.6H z,1H)、9.13(d,J=2.6Hz,1H)。 C1620Cl22・1.4H2Oに関する分析: 理論値: C,57.11;H,6.83;N,8.33 実測値: C,57.17;H,6.90;N,8.17。実施例5 7a−(6−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒ ドロクロリド 5a. 7a−(6−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン ヘキサン中の2.5M nBuLi(1.8mL、4.4ミリモル)の溶液を 、2−クロロ−5−ヨードピリジン(1.0g、4.2ミリモル、S.C.Cl aytonおよびA.C.Regan,Tetrahedron Letter s 1993,34:7493〜7496によって製造)に滴下し、−78℃に おいてEt2O(17mL)に懸濁させた。15分間攪拌後、1,2,3,5, 6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(1.0g、5.0ミリモ ル)を加え、反応混合物を周囲温度に温めた。2N HClの溶液を加え、相を 分離した。水性相を15%NaOH溶液で塩基性化し、CH2Cl2(3X)で抽 出した。有機相を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロマトグラ フィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、99:1)にかけて、黄色油状物( 219mg、23%)を得た。 Rf=0.2(CHCl3/MeOH,98:2)。 MS(CI/NH3)m/e:223(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.58〜1.71(m,2H)、 1.79〜2.08(m,6H)、2.63〜2.71(m,2H)、3.11 〜3.18(m,2H),7.22(d,J=8.5Hz,1H)、7.80( dd,J=8.5,2.6Hz,1)、8.48(d,J=2.6Hz,1H) 。5b. 7a−(6−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジンヒドロクロリド塩 7a−(6−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン( ステップ5aより、210mg、0.94ミリモル)をEt2O(8mL)に溶 解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを周囲温度で加えた。次に、溶媒を除去 し、残留固形物をMeOH/Et2Oから再結晶して、白色短針状結晶(189 mg、78%)を得た。 融点141〜143℃。 MS(CI/NH3)m/e:223(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.12〜2.50(m,6H)、2. 58〜2.65(m,2H)、3.33〜3.42 (m,2H)、3.69〜3.88(m,2H)、7.62(d,J=8.5H z,1H)、7.99(dd,J=8.5,2.7Hz,1H),8.53(d ,J=2.7Hz,1H)。 C1216Cl22に関する分析: 理論値: C,55.61;H,6.22;N,10.81 実測値: C,55.10;H,6.36;N,10.57。 実施例6 7a−(2−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ヒドロクロリド塩 6a. 7a−(2−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン ヘキサン中の2.5M nBuLi(680μL、1.7ミリモル)の溶液を 、THF(4.5mL)中のジイソプロピルアミン(220μL、1.7ミリモ ル)に周囲温度で加えた。10分間攪拌後、反応混合物を−78℃に冷却し、2 −フルオロピリジンをそのまま加え、−78℃で4時間攪拌した。1,2,3, 5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(500mg、2.4 ミリモル)を加え、反応混合物を−78℃で2時間攪拌し、周囲温度に温めた。 2N HClの溶 液を加え、次に、混合物EtOAcに注いだ。相を分離し、水性相を15%Na OHで塩基性化し、CH2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2画分を合わせ、 乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CH Cl3/MeOH、98:2)にかけて、清澄油状物(66mg、20%)を得 た。 Rf=0.38(CHCl3/MeOH,95:5)。 MS(CI/NH3)m/e:207(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.52〜1.64(m,2H)、 1.78〜1.89(m,2H)、1.97〜2.12(m,4H)、2.65 〜2.72(m,2H),3.08〜3.14(m,2H)、7.08〜7.1 2(m,1H)、8.00〜8.03(m,1H)、8.18〜8.24(m, 1H)。6b. 7a−(2−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンヒドロクロリド塩 7a−(2−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン (ステップ6aより、59mg、0.3ミリモル)をEt2O(8mL)に溶解 し、HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、沈殿物をMeO H/Et2O から再結晶して、白色固形物(54mg、77%)を得た。 融点185〜186℃。 MS(CI/NH3)m/e:207(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.06〜2.21(m,2H)、2. 27〜2.41(m,4H)、2.65〜2.77(m,2H)、3.32〜3 .40(m,2H)、3.85〜3.95(m,2H)、7.47(ddd,J =7.7,4.8,1.8Hz,1H)、8.14(ddd,J=10.7,7 .7,1.8Hz,1H),8.27(ddd,J=4.8,1.8,1.1H z,1H)。 C1216ClFN2に関する分析: 理論値: C,59.38;H,6.64;N,11.54 実測値: C,59.14;H,6.53;N,11.34。 実施例7 7a−(2−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒ ドロクロリド 7a. 7a−(2−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン ヘキサン中の2.5M nBuLi(680μL、1.7ミ リモル)の溶液を、THF(4.5mL)中のジイソプロピルアミン(0.22 0mL、1.7ミリモル)に周囲温度で加えた。10分間攪拌後、反応混合物を −78℃に冷却し、2−クロロピリジンをそのまま加え、−78℃で4時間攪拌 した。1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート( 500mg、2.4ミリモル)を加え、反応混合物を−78℃で2時間攪拌し、 周囲温度に温めた。2N HClの溶液を加え、混合物をEtOAcに注いだ。 相を分離し、水性相を15%NaOHで塩基性化し、CH2Cl2(2X)で抽出 した。CH2Cl2画分を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロマ トグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、100:0〜99.5:0 .5)にかけて、清澄油状物(18mg、5%)を得た。 Rf=0.30(CHCl3/MeOH,99:1)。 MS(CI/NH3)m/e:223(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.50〜1.61(m,2H)、 1.78〜1.89(m,2H)、2.10〜2.29(m,4H)、2.69 〜2.75(m,2H),3.04〜3.11(m,2H)、7.17(dd, J=7.7,4.8 Hz,1H)、8.21(dd,J=4.8,1.8Hz,1H)、8.36( dd,J=7.7,1.8Hz,1H)。7b. 7a−(2−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジンヒドロクロリド塩 7a−(2−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン( 21mg、0.1ミリモル)をEt2O(6mL)に溶解し、HCl(g)で飽 和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、沈殿物をEt2Oでトリチュレーション (3X)して、黄色固形物(26mg、定量(quant))を得た。 融点186〜188℃。 MS(CI/NH3)m/e:223(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.03〜2.18(m,2H)、2. 29〜2.41(m,2H)、2.54〜2.64(m,2H)、2.75〜2 .84(m,2H)、3.41〜2.51(m,2H)、2.93〜4.02( m,2H)、7.57(dd,J=8.1,4.7Hz,1H)、8.01(d d,J=8.1,1.7Hz,1H)、8.42(dd,J=4.7,1.7H z,1H)。 C1216Cl22に関する分析: 理論値: C,55.61;H,6.22;N,10.81 実測値: C,55.21;H,6.25;N,10.45。 実施例8 7a−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジンヒドロクロリド 8a. 2,3−ジクロロ−5−ヨードピリジン 5−アミノ−2,3−ジクロロピリジン(15.0g、92.0ミリモル、V .KochおよびS.Schnatterer,Synthesis,1990 ,499〜501によって製造)をDME(30mL)に溶解し、M.P.Do yleおよびW.J.Bryker(Journal of Organic Chemistry,1979,44,1572)の手順によりジアゾ化条件に かけた。溶解ピリジン類似体を、BF3エーテレート複合体(BF3 ether ate complex)(17mL、138ミリモル)の溶液に−15℃で加 えた。次に、DME(92mL)中の亜硝酸t−ブチルを、温度が5℃より高く ならないような速度で添加した。添加終了後、反応混合物を5℃に温め、45分 間攪拌した。ペンタンを加え、得られるスラリーを濾過した。フィルターケーク を冷Et2Oで洗浄 し、固形物を風乾して、薄橙色固形物(22.3g)を得た。粗ジアゾニウムテ トラフルオロホレート塩(5.1g、19.5ミリモル)のサンプルおよびKI (3.5g、21.4ミリモル)を、CH3CN(130mL)中で合わせ、周 囲温度で18時間攪拌した。Na223の10%溶液を注意深く加え、二相混 合物をEt2Oに注ぎ、相を分離した。有機相を乾燥し(MgSO4)、濃縮し、 残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;ヘキサン/CH2Cl2、10:1)に かけて、白色固形物(4.0g、75%)を得た。 融点55〜57℃。 Rf=0.43(ヘキサン/CH2Cl2、2:1)。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ8.09(d,J=1.8Hz,1 H)、8.5(d,J=1.8Hz,1H)。8b. 7a−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン ペンタン中の1.7M tBuLi(4.7mL、8.0ミリモル)の溶液を 、−100℃に予め冷却したEt2O(15mL)中の2,3−ジクロロ−5− ヨードピリジン(ステップ8aより、1.0g、3.65ミリモル)に添加した 。2分間 攪拌後、1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート (1.5g、7.3ミリモル)を加え、反応混合物を−100℃で20分間攪拌 し、次に、−20℃に徐々に温めた。2N HClの溶液を加え、冷浴を取り除 いた。周囲温度に温めた後に、反応混合物をEtOAcに注ぎ、相を分離した。 水性相を15%NaOH溶液で塩基性化し、CH2Cl2(2X)で抽出した。C H2Cl2相を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロマトグラフィ ー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、99.5:0.5)にかけて、淡黄色 油状物(510mg、54%)を得た。 MS(CI/NH3)m/e:257(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.59〜1.71(m,2H)、 1.80〜2.08(m,6H)、2.64〜2.72(m,2H)、3.11 〜3.20(m,2H)、7.99(d,J=2.2Hz,1H)、8.36( d,J=2.2Hz,1H)。8c. 7a−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジン(ステップ8bより、128mg、0.50ミリモル)を Et2O(8mL)に懸濁させ、HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒 を除去し、固形物をMeOH/Et2Oから再結晶して、白色固形物(111m g、75%)を得た。 融点215〜217℃。 MS(CI/NH3)m/e:257(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.12〜2.50(m,6H)、2. 54〜2.65(m,2H)、3.35〜3.43(m,2H)、3.79〜3 .88(m,2H)、8.21(d,J=2.4Hz,1H)、8.47(d, J=2.4Hz,1H)。 C1215Cl32に関する分析: 理論値: C,49.09;H,5.15;N,9.54 実測値: C,49.01;H,5.15;N,9.44。 実施例9 7a−(5−ピリミジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒドロクロリ 9a. 7a−(5−ピリミジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ペンタン中の1.7M tBuLi(1.6mL、2.6ミ リモル)の溶液を、Et2O・THF(1:1、12mL)中の5−ブロモピリ ミジン(190mg,1.2ミリモル)に−100℃で加えた。10分間攪拌後 、1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(50 0mg、2.4ミリモル)を反応スラリーに加え、30分間攪拌した。次に、反 応混合物を0℃に温め、1時間攪拌した。2N HClの溶液を加え、反応混合 物をEt2Oに注ぎ、相を分離した。水性相を15% NaOH溶液で塩基性に し、CH2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2相を合わせ、乾燥し(MgS O4)、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH 、98:2)にかけて、清澄油状物(40mg、18%)を得た。 MS(CI/NH3)m/e:190(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.60〜1.73(m,2H)、 1.82〜2.11(m,6H)、2.66〜2.75(m,2H)、3.15 〜3.21(m,2H),8.85(s,2H)、9.05(s,1H)。9b. 5−(7a−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジニル)ピリミジンヒドロク ロリド塩 7a−(5−ピリミジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン(ステップ9 aより、33mg、0.2ミリモル)をEt2O(7mL)に懸濁させ、HCl (g)で飽和したHClを加えた。溶媒を除去し、吸湿性白色固形物(23mg 、60%)を得た。 MS(CI/NH3)m/e:190(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.13〜2.70(m,8H)、3. 38〜3.46(m,2H)、3.81〜3.90(m,2H)、8.99(s ,2H)、9.17(s,1H)。 C1116ClN3・0.5HClに関する分析: 理論値: C,54.16;H,6.82;N,17.22 実測値: C,54.42;H,7.26;N,16.95。 実施例10 7a−(2,6−ジフルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンヒドロクロリド 10a. 7a−(2,6−ジフルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジン ヘキサン中の2.5M nBuLi(675μL、1.7ミリモル)の溶液を 、THF(4.5mL)中のジイソプロピルアミン(220μL、1.6ミリモ ル)に周囲温度で加えた。10分間攪拌後、反応混合物を−78℃に冷却し、2 ,6−ジフルオロピリジン(145μL、1.6ミリモル)を加え、−78℃で 1時間攪拌した。次に、1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウム ペルクロレート(500mg、2.4ミリモル)を加え、冷浴を取り除いた。周 囲温度に温めた後、2N HClの溶液を加え、反応混合物をEtOAcに注ぎ 、相を分離した。水性相を15%NaOH溶液で塩基性化し、CH2Cl2(2X )で抽出した。CH2Cl2抽出物を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、ク ロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、98:2)にかけて、 清澄油状物(180mg、50%)を得た。 MS(CI/NH3)m/e:225(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.5〜1.63(m,2H)、1 .78〜1.89(m,2H)、1.92〜2.10(m,4H)、2.63〜 2.70(m,2H),3.08〜3.12(m,2H)、6.72(dd,J =8.1,3.0 Hz,1H)、8.33(dd,J=18.0,8.1Hz,1H)。10b. 7a−(2,6−ジフルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジンヒドロクロリド塩 HCl(g)で飽和したEt2Oの溶液を、Et2O(10mL)中の7a− (2,6−ジフルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン( ステップ10aより、174mg、0.8ミリモル)に加えた。スラリーを濾過 し、フィルターケーキをEt2Oで洗浄して、白色固形物(138mg、68% )を得た。 融点205〜206℃。 MS(CI/NH3)m/e:225(M+H)+1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.08〜2.21(m,2H)、2. 26〜2.40(m,4H)、2.64〜2.73(m,2H)、3.31〜3 .40(m,2H)、3.82〜3.90(m,2H)、7.14(dd,J= 8.5,2.7Hz,1H)、8.22〜8.30(m,1H)。 C1215ClF22に関する分析: 理論値: C,54.92;H,5.70;N,10.52 実測値: C,55.28;H,5.80;N,10.74。 実施例11 7a−(2,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジンヒドロクロリド塩 11a. 7a−(2,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン ヘキサン中の2.5M nBuLi(675μL、1.7ミリモル)の溶液を 、THF(4.5mL)中のジイソプロピルアミン(220μL、1.7ミリモ ル)に周囲温度で加えた。10分間攪拌後、反応混合物を−78℃に冷却し、2 ,6−ジクロロピリジン(237μL、1.60ミリモル)をそのまま加え、− 78℃で1時間攪拌した。1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウ ムペルクロレート(500mg、2.4ミリモル)を加え、反応混合物を−78 ℃で2時間攪拌し、周囲温度に温めた。2N HClの溶液を加え、次に、混合 物をEtOAcに注いだ。相を分離し、水性相を15%NaOHで塩基性化し、 CH2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2画分を合わせ、乾燥し(MgSO4 )、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、 98:2)にか けて、清澄油状物(70.6mg、17%)を得た。 MS(CI/NH3)m/e:257/259(M+H)+1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.47〜1.61(m,2H)、 1.77〜1.90(m,2H)、2.10〜2.25(m,4H)、2.67 〜2.75(m,2H),3.03〜3.11(m,2H)、7.19(d,J =8.5Hz,1H)、8.37(d,J=8.5Hz,1H)。11b. 7a−(2,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(2,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン(ステップ11aより、62mg、0.24ミリモル)をEt2Oに溶解し 、HCl(g)で飽和したEt2Oの溶液を加えた。溶媒を除去し、沈殿物をE t2Oでトリチュレーションして、白色固形物(35.6mg)を得た。 融点212〜214℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.02〜2.18(m,2H)、2. 28〜2.41(m,2H)、2.52〜2.64(m,2H)、2.72〜2 .83(m,2H)、3.41〜3.50(m,2H)、3.92〜4.02( m,2H)、7.60 (d,J=8.5Hz,1H)、8.00(d,J=8.5Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:257/259(M+H)+。 C1216ClFN2に関する分析: 理論値: C,49.26;H,4.82;N,9.57 実測値: C,49.14;H,5.03;N,9.47。 実施例12 7a−(6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ヒドロクロリド塩 12a. 2−フルオロ−5−ニトロピリジン 2−クロロ−5−ニトロピリジン(100g、0.656モル、Aldric h)、KF(84.1g、1.448モル)、Ph4PBr(95.3g、0. 227モル)およびアセトニトリル(1.5L)を合わせ、出発物質がなくなる まで加熱還流した。容量を750mLに減少させ、混合物を2Lのエーテルで希 釈し、濾過し、濃縮した。残渣を温ヘキサン(5×1L)でトリチュレーション した。ヘキサン抽出物を合わせ、濃縮して、48g(54%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ7.15(dd, J=3.6Hz,1H)、8.64(m,1H)、9.15(d,J=1.6H z,1H)。12b. 5−アミノ−2−フルオロピリジン 2−フルオロ−5−ニトロピリジン(52.35g、368ミリモル、ステッ プ12aより)を、EtOH(100mL)中の5% Pd/C(100mg) と合わせ、混合物をH2雰囲気において4日間攪拌した。混合物を濾過し、濃縮 し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;EtOAc/ヘキサン、1:9〜 1:1)にかけて、標記化合物30.9g(75%)を得た。1 H NMR(DMSO−d6,300MHz)δ6.74(dd,J=3,6H z,1H)、7.11(m,1H)、7.26(t,J=1Hz,1H);MS (CI/NH3)m/z:113(M+H)+,130(M+NH4+12c. 2−フルオロ−5−ヨードピリジン DME(5mL)中の5−アミノ−2−フルオロピリジン(990mg、8. 83ミリモル、ステップ12b)をボロントリフルオリドジエチルエーテレート (1.6mL、13.2ミリモル)の溶液に−10℃で滴下した。15分間攪拌 後、温 度を−5℃未満に維持しながら、DME(15mL)中の亜硝酸t−ブチルを反 応混合物に注意深く添加した。添加終了後、温度を1時間にわたって5℃に徐々 に温めた。溶液を−10℃に再冷却し、残渣をペンタン(2X)およびEt2O でトリチュレーションし、次に、全溶媒を真空除去した。粗ジアゾニウムテトラ フルオロボレート塩をアセトニトリル(50mL)に溶解し、KI(1.6g、 9.7ミリモル)を加え、混合物を24時間撹拌した。10%チオ硫酸ナトリウ ムの溶液を注意深く加え、混合物をEt2Oに注ぎ、相を分離した。有機相を乾 燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;EtO Ac/ヘキサン、1:20)にかけて、白色固形物(1.2g、59%)を得た 。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ6.79(dd,J=8.4,2. 6Hz,1H)、8.04(ddd,J=8.4,7.4,2.6Hz,1H) 、8.43(dd,2.6,0.7Hz,1H)。12d. 7a−(6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピ ロリジン 2−フルオロ−5−ヨードピリジン(200μL、0.90 ミリモル)を、Et2Oに溶解し、−78℃に冷却した。ペンタン中の2.5M t−Buli(1.2mL、1.98ミリモル)の溶液を加え、反応を2分間 攪拌した。1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレー ト(375mg、1.80ミリモル)を加え、反応混合物を−78℃で10時間 攪拌し、−20℃に温めた。冷浴を取り除き、2N HClを加え、混合物をE t2Oで抽出した。相を分離し、水性相を15%NaOHで塩基性化し、CH2C l2(2X)で抽出した。CH2Cl2画分を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮 し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、98:2 )にかけて、清澄油状物(75mg、40%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.58〜1.73(m,2H)、 1.79〜2.05(m,6H)、2.64〜2.73(m,2H)、3.12 〜3.19(m、2H)、6.82(dd,J=8.4,2.7Hz,1H)、 7.90(m,1H)、8.30(dd,J=1.4,0.7Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:207(M+H)+12e. 7a−(5−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピ ロリジンヒドロクロリド塩 7a−(5−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン (62mg、0.24ミリモル、ステップ12dより)を、Et2Oに溶解し、 HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、沈殿物をトリチュレ ーションして、白色固形物(57.1mg、69%)を得た。 融点168〜169℃。1 H NMR(D2O、300MHz)δ2.13〜2.50(m,6H)、2. 58〜2.67(m,2H)、3.34〜3.42(m,2H)、3.78〜3 .87(m、2H)、7.24(dd,J=8.8,2.4Hz,1H)、8. 13(ddd,J=8.8,7.2,2.7Hz,1H)、8.36(dd,J =2.7,1.4Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:207(M+H)+。 C1216ClFN2に関する分析: 理論値: C,59.38;H,6.64;N,11.54 実測値: C,59.51;H,6.52;N,11.30。 実施例13 7a−(3−エチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジンヒドロクロリド塩 13a. 7a−エチニル−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン 1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニリウムペルクロレート(1 .0g、4.8ミリモル)をTHF中の0.5Mエチニルマグネシウムブロミド (29mL、14.3ミリモル)に室温で加えた。反応混合物を45分間攪拌し 、15%NaOH溶液を加えた。このスラリーをブライン:水(1:1)で希釈 し、CH2Cl2(3X)で抽出した。有機相を合わせ、乾燥し(MgSO4)、 濃縮し、クロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、90:10 )にかけて、琥珀色油状物(463mg、71%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.75〜2.06(m,6H)、 2.14〜2.23(m,2H)、2.33(s,1H)、2.53〜2.62 (m,2H)、3.22〜3.28(m,2H)。 MS(CI/NH3)m/z:136(M+H)+13b. 7a−(3−エチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン ニトロプロパン(0.457mL、5.29ミリモル)およびフェニルイソシ アネート(1.0mL、9.5ミリモル)を ベンゼン(10mL)に溶解し、7a−エチニル−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン(358mg、2.65ミリモル、ステップ13aより)を含有するフラス コに添加した。溶液を周囲温度で1時間、還流において5時間攪拌した。混合物 を冷却し、濾過し、濃縮し、EtOAcで希釈した。溶液を6N HClで抽出 した。水性相を15%NaOHで塩基性化し、塩化メチレンで抽出した。有機抽 出物を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー( シリカゲル;CHCl3/MeOH、98:2)にかけて、琥珀色油状物(27 4mg、50%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.25(t,J=7.5Hz,3 H)、1.75〜1.92(m,6H)、2.15〜2.25(m,2H)、2 .60〜2.69(m,4H)、3.13〜3.20(m,2H)、5.98( s,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:207(M+H)+13c. 7a−(3−エチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(3−エチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン(265mg、1.30ミリモル、ステ ップ13bより)を、Et2Oに溶解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを加え た。溶媒を除去し、沈殿物をメタノール/エタノールから再結晶して、標記化合 物を白色固形物として得た。 融点139〜140℃;1 H NMR(D2O,300MHz)δ1.23(t,J=7.5Hz,3H) 、2.17〜2.40(m,6H)、2.58〜2.75(m,4H)、3.2 9〜3.38(m,2H)、3.69〜3.77(m,2H)、6.64(s, 1H)。 MS(CI/NH3)m/z:207(M+H)+。 C12182O・HClに関する分析: 理論値: C,59.38;H,7.89;N,11.54 実測値: C,59.44;H,7.94;N,11.48。実施例14 7a−(3−プロピル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンヒドロクロリド塩 14a. 7a−(3−プロピル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジン ニトロブタン(0.705mL、6.66ミリモル)およびフェニルイソシア ネート(1.50mL、13.3ミリモル) をベンゼン(13.5mL)に溶解し、7a−エチニル−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン(450mg、3.33ミリモル,ステップ13aより)を含有する フラスコに添加した。溶液を周囲温度で1時間、還流において5時間攪拌した。 混合物を冷却し、濾過し、濃縮し、EtOAcで希釈した。溶液を、6N HC lで抽出した。水性相を15%NaOHで塩基性化し、塩化メチレンで抽出した 。有機抽出物を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮した。残渣をクロマトグラ フィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、98:2)にかけて、琥珀色油状 物(392mg、53%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ0.97(t,J=7.5Hz,3 H)、1.61〜1.92(m,8H)、2.15〜2.26(m,2H)、2 .55〜2.69(m,4H)、3.13〜3.20(m,2H)、5.96( s,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:221(M+H)+14b. 7a−(3−プロピル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(3−プロプル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン(265mg、1.30ミリモル、ス テップ14aより)をEt2Oに溶解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを加え た。溶媒を除去し、沈殿物をEt2Oでトリチュレーションし、乾燥して、標記 化合物を易流動性白色粉末として得た。 融点97〜98℃。 MS(NH3/CI):m/z 207(M+H+)。1 H NMR(D2O,300MHz)δ0.92(t,J=7.5Hz,3H) 、1.63〜1.75(m,2H)、2.20〜2.40(m,6H)、2.5 9〜2.71(m,4H)、3.30〜3.38(m,2H)、3.70〜3. 78(m,2H)、6.65(s,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:221(M+H)+。 C13202O・HClに関する分析: 理論値: C,59.38;H,7.89;N,11.54 実測値: C,59.44;H,7.94;N,11.48。 実施例15 7a−(3−ベンジル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンヒドロクロリド塩 15a. 2−フェニルニトロエテン ベンズアルデヒド(10.0g、94.2ミリモル)およびニトロメタン(5 .1mL、94.2ミリモル)をMeOHに溶解し、その溶液を−18℃に冷却 し、水溶液(80mL)中のNaOH(3.9g、98.9ミリモル)を、温度 を−10℃未満に維持しながら添加した。混合物を0℃で2時間攪拌し、次に、 5℃で一晩保存した。次に、溶液を攪拌酸(200mL、濃HCl/300mL H2O)に注いだ。沈殿物を収集し、洗浄し、EtOHから再結晶して、標記 化合物を薄橙色針状結晶(5.15g、37%)として得た。15b. 2−フェニルニトロエタン 2−フェニルニトロエタン(5.12g、34.3ミリモル、ステップ15a より)を、CHCl3/i−PrOH(410:85mL)に溶解し、SiO2( 51.4g)を添加した。NaBH4(5.2g、137ミリモル)を少しずつ 加え、混合物を室温で90分間攪拌した。HCl(0.5N、100mL)を加 え、混合物を30分間攪拌した。層を分離し、水性相を塩かメチレンで抽出した 。有機層を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮した。残渣をシリカゲルでクロ マトグラフィーかけて(エーテル:ヘキサン 1:30で溶離)、標記化合物を 油状物 (3.89g、75%)として得た。15c. 7a−(3−ベンジル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジン 2−フェニルニトロエタン(895mg、5.92ミリモル、ステップ15b より)およびフェニルイソシアネート(1.3mL、11.8ミリモル)をベン ゼン(12mL)に溶解し、7a−エチニル−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン (400mg、2.96ミリモル、ステップ13aより)を含有するフラスコに 加えた。溶液を還流において5時間攪拌し、冷却し、室温で48時間撹拌した。 混合物を濾過し、6N HClで抽出した。水性相を15%NaOHで塩基性に し、塩化メチレンで抽出した。有機抽出物を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃 縮した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、99 :1)にかけて、琥珀色油状物(415mg、52%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.71〜1.92(m,6H)、 2.11〜2.23(m,2H)、2.58〜2.66(m,2H)、3.08 〜3.15(m,2H)、3.95(s,2H)、5.87(s,1H)、7. 20〜7.34(m, 5H)。 MS(CI/NH3)m/z:269(M+H)+15d. 7a−(3−ベンジル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(3−ベンジル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン(407mg、1.52ミリモル、ステップ15cより)をEt2Oに溶 解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、沈殿物をMe OHから再結晶し、乾燥して、標記化合物を白色針状結晶として得た。 融点126〜127℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.17〜2.36(m,6H)、2. 53〜2.62(m,2H)、3.28〜3.36(m,2H)、3.67〜3 .75(m,2H)、4.08(s,2H)、6.57(s,1H)、7.34 〜7.45(m,5H)。 MS(CI/NH3)m/z:269(M+H)+。 C17202O・HClに関する分析: 理論値: C,66.99;H,6.94;N,9.19 実測値: C,66.99;H,6.87;N,9.09。実施例16 7a−(3−ヒドロキシ−5−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジ ンヒドロクロリド塩 16a. 3−ベンジルオキシ−5−ブロモピリジン DMF(800mL)中の水素化ナトリウム(鉱油中60%、40.9g、1 .0モル)を0℃に冷却し、ベンジルアルコール(105mL、1.0モル)を 徐々に加えた。周囲温度で1時間攪拌後、3,5−ジブロモピリジン(200. 4g、846ミリモル)を加え、混合物を16時間撹拌した。飽和NH4Cl溶 液(500mL)、次に水(400mL)を加え、混合物をEt2O(5x30 0mL)で抽出した。合わせたEt2O抽出物を50%ブライン(6x300m L)で洗浄し、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をEt2Oから再結晶して、 白色固形物(161g、72%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ5.10(s,2H)、7.50〜 7.35(m,6H)、8.37〜8.27(m,2H)。 MS(CI/NH3)m/z:264/266(M+H)+16b. 7a−(3−ベンジルオキシ−5−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジン 3−ベンジルオキシ−5−ブロモピリジン(1.18g、4.47ミリモル) をEt2Oに溶解し、−78℃に冷却した。ペンタン中の2.5M t−BuL i(5.8mL、9.83ミリモル)の溶液を加え、反応を10分間攪拌した。 1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(1.4 g、6.70ミリモル)を加え、反応混合物を−78℃で3時間攪拌し、次に、 −20℃に温め、2時間攪拌した。冷浴を取り除き、2N HClを加え、混合 物をEt2Oで抽出した。相を分離し、水性相を15%NaOHで塩基性化し、 CH2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2画分を合わせ、乾燥し(MgSO4 )、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、 98:2)にかけて、清澄油状物(286mg、22%)を得た。 融点45〜49℃。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.58〜1.69(m,2H)、 1.78〜1.83(m,2H)、1.89〜2.03(m,4H)、2.63 〜2.72(m,2H)、 3.05〜3.18(m,2H)、5.12(s,2H)、7.31〜7.54 (m,6H)、8.17(d,J=3.0Hz,1H)、8.29(d,J=1 .7Hz,1H);MS(CI/NH3)m/z:295(M+H)+16c. 7a−(3−ヒドロキシ−5−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン 7a−(3−ベンジルオキシ−5−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン(260mg、0.88ミリモル、ステップ16bより)を、メタノール (9mL)に溶解し、10%Pt/C(35mg)を加え、混合物を1気圧のH2 下に16時間攪拌した。触媒を除去し、濾液を濃縮し、残渣をクロマトグラフ ィー(シリカゲル:CHCl3/MeOH/0.5%NH4OH、90:10:0 〜90:10:0.5)にかけて、標記化合物を白色固形物(114mg、63 %)を得た。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.07〜2.40(m,6H)、2. 49〜2.58(m,2H)、3.26〜3.34(m,2H)、3.71〜3 .80(m,2H)、7.00(dd,J=2.4,2.0Hz,1H)、7. 80(d,J=2.0Hz,1H)、7.85(d,J=2.4Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:205(M+H)+16d. 7a−(3−ヒドロキシ−5−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(3−ヒドロキシ−5−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジ ン(150mg、0.56ミリモル、ステップ16cより)を塩化メチレンに溶 解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物を乾燥 して、標記化合物を白色粉末(114mg、91%)として得た。 融点175〜180℃(分解)。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.11〜2.63(m,8H)、3. 35〜3.44(m,2H)、3.80〜3.89(m,2H)、7.66(d d,J=2.4,2.0Hz,1H)、8.23(d,J=2.4Hz,1H) 、8.29(d,J=2.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:205(M+H)+。 C12162O・HClに関する分析: 理論値: C,53.40;H,6.65;N,10.38 実測値: C,53.55;H,6.62;N,10.24。実施例17 7a−(5−ブロモ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒ ドロクロリド塩 17a. 7a−(5−ブロモ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン 3,5−ジブロモピリジン(500mg、2.11ミリモル、Aldrich )をEt2Oに溶解し、−95℃に冷却した。ペンタン中の2.5M t−Bu Li(ペンタン中1.7M、2.7mL、4.64ミリモル)の溶液を滴下した 。1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(66 3mg、3.2ミリモル)を加え、反応混合物を攪拌し、−10℃に温め、2時 間攪拌した。冷浴を取り除き、2N HClを加え、相を分離した。水性相を1 5%NaOHで塩基性化し、CH2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2画分を 合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲ ル;CHCl3/MeOH、98:2)にかけて、清澄油状物(160mg、2 8%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.57〜1.71(m,2H)、 1.79〜2.04(m,6H)、2.62〜 2.73(m,2H)、3.11〜3.20(m,2H)、8.04(dd,J =2.0、2.0Hz、1H)、8.46(d,J=2.0Hz,1H)、8. 58(d,J=2.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:267/269(M+H)+17b. 7a−(5−ブロモ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンヒドロクロリド塩 7a−(5−ブロモ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン( 107mg、0.52ミリモル、ステップ16cより)を塩化メチレンに溶解し 、HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物をMeOH /Et2Oから結晶化し、乾燥して、標記化合物を灰色がかった白色粉末(11 8mg)として得た。 融点192〜194℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.13〜2.51(m,6H)、2. 57〜2.66(m,2H)、3.36〜3.44(m,2H)、3.81〜3 .89(m,2H)、8.22(s,1H)、8.65(s,1H)、8.72 (s,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:267/269(M+H)+。 C1215BrN2・HClに関する分析: 理論値: C,47.47;H,5.31;N,9.27 実測値: C,47.40;H,5.22;N,8.98。 実施例18 7a−(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジンヒドロクロリド塩 18a. 2−フルオロ−3−メチル−5−ニトロピリジン 2−クロロ−3−メチル−5−ニトロピリジン(15g、86.9ミリモル; Maybridge Chemical Co.から入手)、KF(12g、2 58ミリモル)およびテトラフェニルホスホニウムブロミド(20g、47.7 ミリモル;Aldrich)を200mLのアセトニトリル中で合わせ、4日間 加熱還流した。混合物をEt2O(500mL)で希釈し、濾過し、濾液を濃縮 した。残渣を温ヘキサン(4×200mL)でトリチュレーションし、ヘキサン 溶液を合わせ、濃縮して、標記化合物を固形物(8.4g、60%)として得た 。1 H NMR(DMSO−d6,300MHz)δ2.42(s,3H)、8.4 3(m,1H)、8.95(dd,J=1.6Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:157(M+H)+18b. 5−アミノ−2−フルオロ−3−メチルピリジン 2−フルオロ−3−メチル−5−ニトロピリジン(8.2g、ミリモル)を、 EtOH(100mL)中、H2雰囲気において、16時間で5%Pd/C(1 00mg)と合わせた。混合物を濾過し、濃縮し、粗生成物をクロマトグラフィ ー(シリカゲル;CHCl3/MeOH 99:1〜96:4)にかけて、固形 物(5.2g、78%)を得た。1 H NMR(DMSO−d6,300MHz)δ2.10(s,3H)、5.1 1(brs,2H)、6.95(dd,J=8.14Hz,1H)、7.26( t,J=2.72Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:127(M+H)+,144(M+NH4+ 18c. 2−フルオロ−5−ヨード−3−メチルピリジン DME(1.7mL)中の5−アミノ−2−フルオロ−3−メチルピリジン( 397mg、3.1ミリモル)を、DME(6mL)中のボロントリフルオリド ジエチルエーテレート(5.8μL、4.6ミリモル)の溶液に−17℃で加え た。15分間攪拌後、温度を−5℃未満に維持しながら、純粋の(neat)亜 硝酸t−ブチル(442μL、3.7ミリモル)を反応混合 物に注意深く加えた。添加終了後、温度を1時間にわたって5℃に徐々に温めた 。−17℃に再冷却後、ペンタンを加え、次にデカンテーションした。薄橙色固 形物を、ペンタン(2X)およびEt2O(2X)でトリチュレーションし、次 に、溶媒をN2正圧によって除去して、薄橙色固形物を得た。粗ジアゾニウムテ トラフルオロホレート塩を、アセトニトリル(6mL)およびKI(570mg 、3.4ミリモル)に溶解し、−10℃で加えた。反応を周囲温度に徐々に温め 、一晩にわたって攪拌した。10%チオ硫酸ナトリウムの溶液を、反応混合物に 注意深く加え、次にEt2Oに注ぎ、相を分離した。有機相を乾燥し(MgSO4 )、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;EtOAc/ヘキサン、 1:50)にかけて、白色固形物(500mg、68%)を得た。1 H NMR(DMSO−d6,300MHz)δ2.21(s,3H)、8.2 1(m,1H)、8.27(m,1H)。18d. 7a−(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジン 2−フルオロ−5−ヨード−3−メチルピリジン(200mg,0.84ミリ モル)をEt2Oに溶解し、−95℃に冷却 した。ペンタン中の2.5M t−BuLi(ペンタン中1.7M、1.1mL 、1.80ミリモル)の溶液を滴下した。1,2,3,5,6,7−ヘキサヒド ロピロリジニウムペルクロレート(265mg、1.26ミリモル)を加え、反 応混合物を2時間にわたって攪拌しながら−10℃に温めた。冷浴を取り除き、 2N HClを加え、相を分離した。水性相を15%NaOHで塩基性化し、C H2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2画分を合わせ、乾燥し(MgSO4) 、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、9 9:1)にかけて、標記化合物を油状物(123mg、67%)として得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.55〜1.71(m,2H)、 1.78〜2.04(m,6H)、2.26(s,3H)、2.64〜2.72 (m,2H)、3.11〜3.18(m,2H)、7.70(m,1H)、8. 09(m,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:221(M+H)+18e. 7a−(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘ キサヒドロ−1H−ピロリジン(115mg、0.52ミリモル、ステップ18 dより)を、Et2Oに溶解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒 を除去し、固形物をMeOH/Et2Oから結晶化し、乾燥して、標記化合物を 得た(白色針状結晶、92mg、69%)。 融点170〜171℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.12〜2.47(m,9H)、2. 56〜2.66(m,2H)、3.32〜3.41(m,2H)、3.77〜3 .86(m,2H)、7.94(m,1H)、8.14(m,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:221(M+H)+。 MS(CI/NH3):m/z 221(M+H+)。 C1317FN2・HClに関する分析: 理論値: C,60.82;H,7.07;N,10.91 実測値: C,60.83;H,6.80;N,10.63。 実施例19 7a−(6−クロロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジンヒドロクロリド塩 19a. 5−アミノ−2−クロロ−3−メチルピリジン 2−クロロ−3−メチル−5−ニトロピリジン(15g、86.9ミリモル; Maybridge Chemical Co.から入手)を、H2O/AcO H(5:1、60mL)の溶液に溶解した。温度を40℃未満に維持しながら、 鉄粉末を反応混合物に加え、混合物を5時間攪拌した。混合物をセライトで濾過 し、水性濾液をEtOAc(4X)で抽出した。フィルターケーキをEtOAc で洗浄し、EtOAc溶液を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、クロマト グラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、98:2)にかけて、橙色固 形物(2.3g、89%)を得た。1 H NMR(CD3OD,300MHz)δ2.25(s,3H)、7.01( d,J=2.0Hz,1H)、7.58(d,J=2.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:243/245(M+H)+19b. 2−クロロ−5−ヨード−3−メチルピリジン DME(9.0mL)中の5−アミノ−2−クロロ−3−メチルピリジン(2 .3g、16.3ミリモル)を、DME(30.5mL)中のボロントリフルオ リドジエチルエーテレート(3.0mL、24.4ミリモル)の溶液に−17℃ で滴 下した。15分間攪拌後、温度を−5℃未満に維持しながら、DME(30.5 mL)中の亜硝酸t−ブチル(442μL、3.7ミリモル)を注意深く反応混 合物に加えた。添加終了後、1時間にわたって温度を5℃に徐々に温めた。混合 物を−17℃に再冷却し、ペンタンを加え、次に、デカンテーションした。固形 物をペンタン(3X)およびEt2O(3X)でトリチュレーションし、次に、 溶媒をN2正圧によって除去した。粗ジアゾニウムテトラフルオロボレート塩を アセトニトリル(15mL)に溶解し、KI(3.0g、17.9ミリモル)を −10℃で加えた。反応を周囲温度に徐々に温め、一晩にわたって攪拌した。1 0%チオ硫酸ナトリウムの溶液を、反応混合物に注意深く加え、次に、この反応 混合物をEt2Oに注ぎ、相を分離した。有機相を乾燥し(MgSO4)、濃縮し 、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;EtOAc/ヘキサン、1:50) にかけて、白色固形物(3.42g、83%)を得た。1 H NMR(CD3OD,300MHz)δ2.34(s,3H)、8.09( d,J=2.2Hz,1H)、8.42(d,J=2.2Hz,1H)。19c. 7a−(6−クロロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ −1H−ピロリジン 2−クロロ−5−ヨード−3−メチルピリジン(1.0g、3.94ミリモル )をEt2Oに溶解し、−95℃に冷却した。ペンタン中の2.5M t−Bu Li(ペンタン中1.7M、5.1mL、7.67ミリモル)の溶液を滴下した 。1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(1. 2g、5.92ミリモル)を加え、反応混合物を2時間にわたって攪拌しながら −10℃に温めた。冷浴を取り除き、2N HClを加え、相を分離した。水性 相を15%NaOHで塩基性化し、CH2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2 画分を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクトマトグラフィー(シ リカゲル;CHCl3/MeOH、99:1)にかけて、標記化合物(694m g、74%)を得た。 融点31〜33℃。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.56〜1.70(m,2H)、 1.78〜2.05(m,6H)、2.36(s,3H)、2.64〜2.72 (m,2H)、3.11〜3.18(m,2H)、7.67(d,J=2.0H z,1H)、8.29 (d,J=2.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:237/239(M+H)+19d. 7a−(6−クロロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ −1H−ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(6−クロロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン(245mg、1.03ミリモル)をEt2Oに溶解し、HCl(g )で飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物をMeOH/Et2Oから 結晶化し、乾燥して、標記化合物を白色板状結晶として得た。 融点179〜180℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.14〜2.48(m,9H)、2. 56〜2.65(m,2H)、3.34〜3.42(m,2H)、3.79〜3 .87(m,2H)、7.89(d,J=3.0Hz,1H)、8.33(d, J=3.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:237/239(M+H)+。 MS(CI/NH3):m/z 237(M+H+)。 C1317ClN2・HCl・0.2HClに関する分析: 理論値: C,55.67;H,6.54;N,9.99 実測値: C,55.90;H,6.57;N,9.76。実施例20 7a−(6−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒ ドロクロリド塩 20a. 5−アミノ−2−メチルピリジン 2−メチル−5−ニトロピリジン(1.4g、10ミリモル)および10%P d/C(200mg)を、MeOH(40mL)中で合わせ、H2雰囲気におい て18時間攪拌した。反応混合物をセライトで濾過し、濾液を濃縮した。残渣を クロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、95:5)にかけて 、標記化合物(845mg、77%)を得た。1 H NMR(CD3OD,300MHz)δ2.35(s,3H)、6.97〜 7.06(m,2H)、7.85(d,J=2.5Hz,1H)。20b. 5−ヨード−2−メチルピリジン DME(4.0mL)中の5−アミノ−2−メチルピリジン(825mg、7 .6ミリモル)を、DME(14.5mL)中のボロントリフルオリドジエチル エーテレート(1.4mL、11.4ミリモル)の溶液に−17℃で滴下した。 15分間攪拌後、温度を−5℃未満に維持しながら、DME(14.5mL) 中の亜硝酸t−ブチル(1.1mL、9.2ミリモル)を注意深く反応混合物に 加えた。添加終了後、1時間にわたって温度を5℃に徐々に温めた。−17℃に 再冷却した後、ペンタンを加え、次に、デカンテーションした。固形物をペンタ ン(2X)およびEt2O(2X)でトリチュレーションし、次に、溶媒をN2正 圧によって除去した。粗ジアゾニウムテトラフルオロボレート塩をアセトニトリ ル(15mL)に溶解し、KI(1.4g、8.4ミリモル)を−10℃で加え た。反応を周囲温度に徐々に温め、一晩にわたって攪拌した。10%チオ硫酸ナ トリウムの溶液を、反応混合物に注意深く加え、次に、この反応混合物をEt2 Oに注ぎ、相を分離した。有機相を乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロ マトグラフィー(シリカゲル;EtOAc/ヘキサン、1:15)にかけて、蒼 白色固形物(315mg、83%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ2.50(s,3H)、6.97( d,J=8.1Hz,1H)、7.86(dd,J=8.1,2.0Hz,1H )、8.70(d,J=2.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:220(M+H)+20c. 7a−(6−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン 5−ヨード−2−メチルピリジン(345mg、1.39ミリモル)をEt2 Oに溶解し、−95℃に冷却した。ペンタン中の2.5M t−BuLi(ペン タン中1.7M、1.8mL、3.06ミリモル)の溶液を滴下した。1,2, 3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(435mg、2 .1ミリモル)を加え、反応混合物を2時間にわたって攪拌しながら−10℃に 温めた。冷浴を取り除き、2N HClを加え、相を分離した。水性相を15% NaOHで塩基性化し、CH2Cl2(2X)で抽出した。CH2Cl2画分を合わ せ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクトマトグラフィー(シリカゲル; CHCl3/MeOH、95:5)にかけて、標記化合物を油状物(126mg 、45%)として得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.57〜1.71(m,2H)、 1.77〜2.05(m,6H)、2.52(s,3H)、2.64〜2.72 (m,2H)、3.12〜3.19(m,2H)、7.05(d,J=8.1H z,1H)、7.71(dd,J=8.1,2.6Hz,1H)、8.56(d ,J =2.6Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:203(M+H)+20d. 7a−(6−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンジヒドロクロリド塩 7a−(6−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン( 115mg、0.57ミリモル)をEt2Oに溶解し、HCl(g)で飽和した Et2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物をMeOH/Et2Oから結晶化し、乾 燥して、標記化合物を易流動性白色粉末として得た。 融点205〜208℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.14〜2.49(m,6H)、2. 57〜2.66(m,5H)、3.34〜3.42(m,2H)、3.78〜3 .87(m,2H)、7.56(d,J=8.1Hz,1H)、8.05(dd ,J=8.1,2.7Hz,1H)、8.61(d,J=2.7Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:203(M+H)+。 MS(CI/NH3):m/z 203(M+H+)。 C13182・2HCl・0.8H2Oに関する分析: 理論値: C,53.91;H,7.52;N,9.67 実測値: C,53.80;H,7.46;N,9.68。 実施例21 7a−(5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒ ドロクロリド塩 21a. 7a−(5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン 7a−(6−クロロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン(274mg、1.16ミリモル、実施例19cより)およびLAH (THF中1.0M、1.2mL、1.16ミリモル)をTHF(4.5mL) に加え、混合物を室温で4時間攪拌した。追加量のLAH(THF中1.0M、 1.2mL、1.16ミリモル)を加え、反応を一晩攪拌した。さらに追加量の LAH(2当量)を加え、反応を室温で24時間、および80℃で5時間攪拌し た。反応を10%K2CO3溶液で停止し、得られるスラリーを濾過した。濾液を EtOAcおよび15%NaOHで希釈し、相を分離した。水性相を塩化メチレ ンで抽出し、全ての有機溶液を合わせ、乾燥し、濃縮した。残渣をクロマトグラ フィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、98:2)にかけて、標記化合物 を油状物 (116mg、49%)として得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.57〜1.71(m,2H)、 1.77〜2.06(m,6H)、2.32(s,3H)、2.66〜2.74 (m,2H)、3.12〜3.19(m,2H)、7.63(s,1H)、8. 24(s,1H)、8.50(s,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:203(M+H)+21b. 7a−(5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンヒドロクロリド塩 7a−(5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン( 109mg、0.54ミリモル)をEt2Oに溶解し、HCl(g)で飽和した Et2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物をEt2Oでトリチュレーションし、乾 燥して、標記化合物を白色粉末(112mg、87%)として得た。 融点153〜154℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.12〜2.49(m,9H)、2. 57〜2.66(m,2H)、3.34〜3.43(m,2H)、3.79〜3 .87(m,2H)、7.90(s,1H)、8.46(s,1H)、8.52 (s,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:203(M+H)+。 MS(CI/NH3):m/z 203(M+H+),220(M+NH4 +)。 C13182・1.4HClに関する分析: 理論値: C,61.63;H,7.72;N,11.06 実測値: C,61.82;H,7.89;N,11.00。 実施例22 7a−(5−ブロモ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジンヒドロクロリド塩 22a. 7a−(5−ブロモ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジン n−BuLi(ヘキサン中2.5M、0.252mL、0.63ミリモル)を 、THF中のジイソプロピルアミン(0.082mL、0.63ミリモル)に加 え、室温で10分間攪拌し、次に、−78℃に冷却した。7a−(6−フルオロ −3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン(123mg、0.60 ミリモル、実施例12dより)および1,2−ジブロモ−1,1,2,2,−テ トラフルオロエタン(0.215mL、1.80ミリモル)を加えた。混合物を 徐々に室温に温め、一晩にわた って攪拌した。反応を2NHClで停止させ、混合物をEt2Oで洗浄した。水 性層を15%NaOHで塩基性化し、塩化メチレンで抽出した。有機抽出物を合 わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲ ル;CHCl3/MeOH、99:1)にかけて、標記化合物を油状物(64m g、37%)として得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.59〜1.71(m,2H)、 1.79〜2.06(m,6H)、2.64〜2.72(m,2H)、3.12 〜3.19(m,2H)、8.14(dd,J=8.8,2.2Hz,1H)、 8.19(dd,J=2.2,1.2Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:285/287(M+H)+22b. 7a−(5−ブロモ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(5−ブロモ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジンを、Et2Oに溶解し、HCl(g)で飽和したEt2Oを加えた。溶 媒を除去し、固形物をEt2Oでトリチュレーションし、乾燥して、標記化合物 を白色粉末(59mg、87%)として得た。 融点213〜215℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.15〜2.49(m,6H)、2. 56〜2.65(m,2H)、3.34〜3.42(m,2H)、3.78〜3 .87(m,2H)、8.31(dd,J=2.4,1.0Hz,1H)、8. 38(dd,J=7.8,2.4Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:285/287(M+H)+。 MS(CI/NH3):m/z 285/287(M+H+)。 C1214NBrFN2・HClに関する分析: 理論値: C,44.81;H,4.70;N,8.71 実測値: C,45.04;H,4.25;N,8.48。 実施例23 7a−(5−クロロ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(5−クロロ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン n−BuLi(ヘキサン中2.5M、0.232mL、0.58ミリモル)を 、THF中のジイソプロピルアミン(0.077mL、0.58ミリモル)に加 え、室温で15分間攪拌し、次 に、−78℃に冷却した。7a−(6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒ ドロ−1H−ピロリジン(115mg、0.56ミリモル、実施例12dより) およびヘキサクロロエタン(400mg、1.7ミリモル)を加えた。混合物を 徐々に室温に温め、一晩にわたって攪拌した。反応を2NHClで停止させ、混 合物をEt2Oで洗浄した。水性層を15%NaOHで塩基性化し、塩化メチレ ンで抽出した。有機抽出物を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮した。残渣を クロマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、99:1)にかけて 、標記化合物を油状物(45mg、34%)として得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.60〜1.72(m,2H)、 1.80〜2.06(m,6H)、2.64〜2.72(m,2H)、3.14 〜3.27(m,2H)、8.00(dd,J=8.8,2.0Hz,1H)、 8.15(dd,J=2.0,1.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:241(M+H)+7a−(5−クロロ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジンヒドロクロリド塩 7a−(5−クロロ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘ キサヒドロ−1H−ピロリジンを、Et2Oに溶解し、HCl(g)で飽和した Et2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物をEt2Oでトリチュレーションし、乾 燥して、標記化合物を白色粉末(35mg、74%)として得た。 融点181〜183℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.15〜2.50(m,6H)、2. 56〜2.65(m,2H)、3.34〜3.42(m,2H)、3.79〜3 .87(m,2H)、8.24〜8.29(m,2H)。 MS(CI/NH3)m/z:241(M+H)+。 MS(CI/NH3):m/z 241/243(M+H+)。 C1214ClFN2・HClに関する分析: 理論値: C,52.00;H,5.45;N,10.11 実測値: C,51.81;H,5.62;N,9.84。 実施例24 7a−(4−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジンヒ ドロクロリド塩 24a. 3−アミノ−4−メチルピリジン 2−クロロ−4−メチル−3−ニトロピリジン(10.2g、 59.1ミリモル、Aldrich)および10%Pd/C(1.5mg)を、 4気圧のH2雰囲気において、周囲温度で20時間にわたって、MeOH(25 0mL)中で合わせた。反応混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣をクロマト グラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、95:5)にかけて、白色固 形物(6.1g、96%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ2.17(s,3H)、6.96( d,J=4.8Hz,1H)、7.94(d,J=4.8Hz,1H)、8.0 2(s,1H)。 MS(CT/NH3)m/z:109(M+H)+24b. 3−ヨード−4−メチルピリジン DME(9.0mL)中の3−アミノ−4−メチルピリジン(2.0g、18 .5ミリモル)を、DME(35mL)中のボロントリフルオリドジエチルエー テレート(3.4mL、27.7ミリモル)の溶液に−17℃で滴下した。15 分間攪拌後、温度を−5℃未満に維持しながら、DME(37.0mL)中の亜 硝酸t−ブチル(2.6mL、22.2ミリモル)を注意深く反応混合物に加え た。添加終了後、1時間にわたって温度を5℃に徐々に温めた。−17℃に再冷 却した後、ペン タンを加え、デカンテーションした。固形物をペンタン(2X)およびEt2O (2X)でトリチュレーションし、次に、溶媒をN2正圧によって除去して、白 色固形物を得た。粗ジアゾニウムテトラフルオロボレート塩をアセトニトリル( 70mL)に溶解し、KI(3.4g、20.3ミリモル)を−10℃で加えた 。反応を周囲温度に徐々に温め、一晩にわたって攪拌した。10%チオ硫酸ナト リウムの溶液を、反応混合物に注意深く加え、次に、この反応混合物をEt2O に注ぎ、相を分離した。有機相を乾燥し(MgSO4)、濃縮し、残渣をクロマ トグラフィー(シリカゲル;EtOAc/ヘキサン、1:15)にかけて、琥珀 色油状物(2.2mg、54%)を得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ2.42(s,3H)、7.19( d,J=4.8Hz,1H)、8.38(d,J=4.8Hz,1H)、8.8 6(s,1H)。24c. 7a−(4−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン 3−ヨード−4−メチルピリジン(330mg、3.10ミリモル)をEt2 Oに溶解し、−95℃に冷却した。ペンタン中のt−BuLi(ペンタン中1. 7M、4.0mL、6.80 ミリモル)の溶液を滴下した。1,2,3,5,6,7−ヘキサヒドロピロリジ ニウムペルクロレート(960mg、4.60ミリモル)を加え、反応混合物を 2時間にわたって攪拌しながら−10℃に温めた。冷浴を取り除き、2N HC lを加え、相を分離した。水性相を15%NaOHで塩基性化し、CH2Cl2( 2X)で抽出した。CH2Cl2画分を合わせ、乾燥し(MgSO4)、濃縮し、 残渣をクトマトグラフィー(シリカゲル;CHCl3/MeOH、99:1)に かけて、標記化合物を油状物(41mg、6%)として得た。1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ1.54〜1.69(m,2H)、 1.77〜1.89(m,2H)、1.93〜2.11(m,4H)、2.41 (s,3H)、2.69〜2.77(m,2H)、3.08〜3.15(m,2 H)、7.02(d,J=4.8Hz,1H)、8.32(d,J=4.8Hz ,1H)、9.06(s,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:203(M+H)+24d. 7a−(4−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジンジヒドロクロリド塩 7a−(4−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1 H−ピロリジン(37mg、0.18ミリモル)をEt2Oに溶解し、HCl( g)で飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物をEt2Oでトリチュレ ーションし、乾燥して、標記化合物を白色固形物(26.2mg、61%)とし て得た。 融点244〜247℃。1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.01〜2.16(m,2H)、2. 27〜2.52(m,4H)、2.65(s,3H)、2.65〜2.78(m ,2H)、3.45〜3.54(m,2H)、3.87〜3.96(m,2H) 、7.75(d,J=5.6Hz,1H)、8.49(s,1H)、8.55( d,J=5.6Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:203(M+H+)。 C13182・2HClに関する分析: 理論値: C,56.73;H,7.32;N,10.18 実測値: C,56.94;H,7.24;N,9.99。 実施例25 7a−(5−フェニル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ヒドロクロリド塩 25a. 3−ブロモ−5−フェニルピリジン 3,5−ジブロモピジリン(1.0g、4.22ミリモル)、フェニル硼素酸 (570mg、4.6ミリモル)およびパラジウムテトラ(トリフェニルホスフ ィン(60mg)の一部を、トルエン(20mL)中で、炭酸ナトリム水溶液( 2M、3.0mL)と合わせ、6時間加熱還流した。混合物を周囲温度に冷却し 、溶媒を除去した。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;エーテル:ヘキサ ン 1:10で溶離)にかけて、標記化合物を得た。 MS(CI/NH3)m/z:234/236(M+H)+、251/153(M +NH4+。)1 H NMR(CDCl3,300MHz)δ7.21〜8.02(dd,J=2 .0,2.0Hz)、8.65(d,J=2.0Hz)、8.75(d,J=2 .0Hz)25b. 7a−(5−フェニル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピ ロリジン 3−ブロモ−3−フェニルピリジン(200mg、0.85ミリモル)を、E t2Oに溶解し、−30℃に冷却した。ペンタン中の2.5M t−BuLi( 1.1mL、1,90ミリモル)の溶液を加え、反応を10分間攪拌した。1, 2,3,5, 6,7−ヘキサヒドロピロリジニウムペルクロレート(230mg、1.30ミ リモル)を加え、反応混合物を30℃で30分間攪拌し、次に、室温に温め、1 時間攪拌した。次に、2N HClを加え、相を分離し、水性相を15%NaO Hで塩基性化し、CH2Cl2(2X)で抽出した。有機相を合わせ、乾燥し(M gSO4)、濃縮し、残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル;CHl3/MeO H、95:5)にかけて、清澄油状物(32.5mg)を得た。25c. 7a−(5−フェニル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピ ロリジンヒドロクロリド塩 ステップ25bからの7a−(5−フェニル−3−ピリジニル)−ヘキサヒド ロ−1H−ピロリジン化合物を、エーテル(5mL)に溶解し、HCl(g)で 飽和したEt2Oを加えた。溶媒を除去し、固形物を乾燥して、標記化合物を黄 色針状結晶(13.5mg)を得た。 融点217〜220℃(dec)1 H NMR(D2O,300MHz)δ2.17〜2.47(m,4H)、2. 57〜2.73(m,4H)、3.41〜3.50(m,2H)、3.87〜3 .97(m,2H)、7.60〜 7.68(m,3H)、7.75〜7.81(m,2H)、8.60(dd,J =2.0,2.0Hz,1H)、8.87(d,J=2.0Hz,1H)、9. 04(d,J=2.0Hz,1H)。 MS(CI/NH3)m/z:265(M+H)+。 C18202・2.0HCl・0.1H2Oに関する分析: 理論値: C,63.76;H,6.60;N,8.26 実測値: C,63.62;H,6.48;N,8.02。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 25/04 A61P 25/04 43/00 111 43/00 111 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,E S,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU,ID ,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,KZ, LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,M G,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT ,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,SL, TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,VN,Y U,ZW (72)発明者 ガーベイ,デイビツド・エス アメリカ合衆国、マサチユーセツツ・ 02030、ドーバー、グランド・ヒル・ドラ イブ・10 (72)発明者 ホーラデイ,マーク・ダブリユ アメリカ合衆国、イリノイ・60048、リバ テイビル、スロナツツプル・レイン・415 (72)発明者 リン,ナン−ホーン アメリカ合衆国、イリノイ・60048、マン デレイン、ナイツブリツジ・220 (72)発明者 ライザー,キース・ビー アメリカ合衆国、イリノイ・60073、ラウ ンド・レイク・パーク、ウオータービユ ウ・ドライブ・862

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式(I) [式中: Aは、 (a) [式中、R1は、下記に規定されるようなC1〜C3−アルキル、アリールおよび 置換アリールが下記のように規定される−CH2−アリール、−CH2−置換アリ ール、または−CH2−CH2−置換アリールである。]; (b) [式中、R1は前記のように規定され、R2はHまたはC1〜C3 −アルキルである。]; (c) [式中、 R3は、2、4または6位において置換され、H、C1〜C3−アルキル、Br 、ClまたはFから成る群から選択され;および R4は、R3が占めていない残りの位置の1つにおいて置換され、独立してH、 C1〜C3−アルキル、Br、Cl、FまたはC1〜C3−アルキル−O−から成る 群から選択され;または、5位において置換されている場合は、R4がさらに、 (1)−O−R6、[式中、R6は、 (a)水素、 (b)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、 (c)1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、 (d)1〜6個の炭素原子を有するアルキニル、 (e)1〜6個の炭素原子を有するハロアルキル、 (f)2〜6個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、 (h)アミノ、 (i)1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、 (j)2個のアルキル基がそれぞれ1〜6個の炭素原子 を有するジアルキルアミノ、 (k)フェニル、 (l)ナフチル、 (m)ビフェニル、 (n)フリル、 (o)チエニル、 (p)ピリジニル、 (q)ピラジニル、 (r)ピリダジニル、 (s)ピリミジニル、 (t)ピロリル、 (u)ピラゾリル、 (v)イミダゾリル、 (w)インドリル、 (x)チアゾリル、 (y)オキサゾリル、 (z)イソオキサゾリル、 (aa)チアジアゾリル、 (bb)オキサジアゾリル、 (cc)キノリニル、 (dd)イソキノリニル、 (ee)アリール−C1〜C6−アルキル 、 (ff)ヘテロアリール−C1〜C6−アルキル、および (gg)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を有 するハロアルキル、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ、アルコキシおよび アルキル部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルキル、アル コキシ部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルコキシル、ハ ロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキルア ミノ、カルボキシル、および2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニル から成る群からそれぞれ選択される1個または2個の置換基によって置換されて いる、前記のR6の基(i)〜(ff)のいずれかの基; から成る群から選択される。]; (2)−S−R6[式中、R6は前記のように定義される。]; (3)−N(R6)(R7)[式中、R6は前記のように定義され、R7はHま たは1〜6個の炭素原子を有するアルキルから選択される。] (4)LR8 [式中、Lは、不存在か、または、 (a)−(CH2p−[式中、pは1〜6である。]; (b)−(CH=CH)q−[式中、qは1または2である。]; (c)−C(O)−; (d)−OC(O)−; (e)−N(R7)−C(O)−[式 中、R7は前記のように定義される。]; (f)−CH2−CH2−C(O)−: (g)−CH2−O−C(O)−;−CH2−NH−C(O)−;または (h)−C≡C−; から成る群から選択され;および R8は、 (a)水素、 (b)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、 (c)1〜6個の炭素原子を有するアルケニル、 (d)1〜6個の炭素原子を有するアルキニル、 (e)1〜6個の炭素原子を有するハロアルキル、 (f)1〜6個の炭素原子を有するヒドロキシアルキル、 (g)1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ (h)アミノ、 (i)1〜6個の炭素原子を有するアルキルアミノ、 (j)2個のアルキル基がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するジアル キルアミノ、 (k)フェニル、 (l)ナフチル、 (m)ビフェニル、 (n)フリル、 (o)チエニル、 (p)ピリジニル、 (q)ピラジニル、 (r)ピリダジニル、 (s)ピリミジニル、 (t)ピロリル、 (u)ピラゾリル、 (v)イミダゾリル、 (w)インドリル、 (x)チアゾリル、 (y)オキサゾリル、 (z)イソオキサゾリル、 (aa)チアジアゾリル、 (bb)オキサジアゾリル、 (cc)キノリニル、 (dd)イソキノリニル、および (ee)1〜6個の炭素原子を有するアルキル、1〜6個の炭素原子を 有するハロアルキル、1〜6個の炭素原子を有するアルコキシ、アルコキシおよ びアルキル部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルキル、ア ルコキシ部分がそれぞれ1〜6個の炭素原子を有するアルコキシアルコキシル、 ハロゲン、シアノ、ヒドロキシ、アミノ、1〜6個の炭素原子を有するアルキル アミノ、カルボキシル、および2〜6個の炭素原子を有するアルコキシカルボニ ル、から成る群か らそれぞれ選択される1個または2個の置換基で置換されている、前記R6の基 (i)〜(dd)のいずれかの基、 から成る群から選択される。]; から成る群から選択され; 但し、−O−R6、−S−R6、−N(R6)(R7)およびL−R8の型の基に おいて、R6、−N(R6)(R7)または−L−R8のどれもが、二重または三重 結合と結合している窒素原子を有さないことを条件とする。]; (d) [式中、R3は前記のように定義される。]; (e) [式中、R3は前記のように定義される。]; (f) [式中、R3は前記のように定義される。];および (g) [式中、R5は、H、C1〜C3アルキル、ClまたはFである。] から成る群から選択される。] で示される化合物、又は医薬的に許容されるそれの塩若しくはプロドラッグ。 2.Aが選択肢(a)および(c)から選択される請求項1に記載の化合物。 3.Aが選択肢(c)から選択される請求項2に記載の化合物。 4.7a−(3−メチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(1H−3−メチル−5−ピラゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(3−キノリニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(6−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(2−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ; 7a−(2−クロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(5,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(5−ピリミジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(2,6−ジフルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(2,6−ジクロロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ; 7a−(3−エチル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリ ジン; 7a−(3−プロピル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(3−ベンジル−5−イソオキサゾリル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(5−ヒドロキシ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジ ン; 7a−(5−ベンジルオキシ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロ リジン; 7a−(5−ブロモ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(6−フルオロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン; 7a−(6−クロロ−5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H− ピロリジン; 7a−(6−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(5−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; 7a−(5−ブロモ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン; 7a−(5−クロロ−6−フルオロ−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H −ピロリジン; 7a−(4−メチル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン; または 7a−(5−フェニル−3−ピリジニル)−ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン ; である請求項1に記載の化合物。 5.化合物がα−4−β−2ニコチン受容体サブタイプおよびα−7ニコチン受 容体サブタイプにおいて結合親和性を有する、請求項1に記載の化合物。 6.治療的に有効な量の式(I)の化合物を、医薬的に許容される担体と組み合 わせて含んで成る医薬組成物。 7.哺乳動物においてシナプス伝達を選択的に制御する方法であって、治療的に 有効な量の式(I)の化合物を、そのような治療を必要とする患者に投与するこ とを含んで成る方法。 8.α−7ニコチン受容体サブタイプに結合する方法であって、式(I)の化合 物を、生体外または生体内スクリーンあるいは そのような治療を必要とする患者に投与することを含んで成る方法。
JP53665498A 1997-02-19 1998-02-05 化学シナプス伝達の制御に有用な7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン化合物 Pending JP2001512479A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/802,978 US5733912A (en) 1997-02-19 1997-02-19 7A-heterocycle substituted hexahydro-1H-pyrrolizine compounds useful in controlling chemical synaptic transmission
US08/802,978 1997-02-19
PCT/US1998/002032 WO1998037082A1 (en) 1997-02-19 1998-02-05 7a-HETEROCYCLE-SUBSTITUTED HEXAHYDRO-1H-PYRROLIZINE COMPOUNDS USEFUL IN CONTROLLING CHEMICAL SYNAPTIC TRANSMISSION

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001512479A true JP2001512479A (ja) 2001-08-21

Family

ID=25185234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP53665498A Pending JP2001512479A (ja) 1997-02-19 1998-02-05 化学シナプス伝達の制御に有用な7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン化合物

Country Status (16)

Country Link
US (1) US5733912A (ja)
EP (1) EP0970083B1 (ja)
JP (1) JP2001512479A (ja)
AR (1) AR011148A1 (ja)
AT (1) ATE237618T1 (ja)
AU (1) AU6318898A (ja)
CA (1) CA2281800A1 (ja)
CO (1) CO4920251A1 (ja)
DE (1) DE69813536T2 (ja)
DK (1) DK0970083T3 (ja)
ES (1) ES2196548T3 (ja)
HK (1) HK1026416A1 (ja)
PT (1) PT970083E (ja)
TW (1) TW513425B (ja)
WO (1) WO1998037082A1 (ja)
ZA (1) ZA981301B (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
MY137020A (en) 2000-04-27 2008-12-31 Abbott Lab Diazabicyclic central nervous system active agents
US20030162770A1 (en) 2002-02-22 2003-08-28 Davis Bonnie M. Use of modulators of nicotinic receptors for treatment of cognitive dysfunction
US7432009B2 (en) * 2002-04-03 2008-10-07 3M Innovative Properties Company Lamination apparatus and methods
JP4749715B2 (ja) * 2002-07-05 2011-08-17 ターガセプト,インコーポレイテッド N−アリールジアザスピロ環式化合物、並びにその製造及び使用方法
AU2005277410B2 (en) * 2004-08-20 2010-06-24 Targacept, Inc. The use of N-aryl diazaspiracyclic compounds in the treatment of addiction
CN101044134A (zh) * 2004-09-20 2007-09-26 塔加西普特公司 具有烟碱性胆碱能受体活性的氮杂螺烯和氮杂螺烷化合物
US9029557B2 (en) 2004-12-07 2015-05-12 The Regents Of The University Of California Labeled A4B2 ligands and methods therefor
WO2006086068A1 (en) * 2004-12-07 2006-08-17 The Regents Of The University Of California Labeled alpha-4-beta-2 ligands and methods therefor
DE102006050794A1 (de) * 2006-10-27 2008-04-30 Bayer Cropscience Ag Verwendung 7A-substituierter Hexahydro-1H-pyrrolizinverbindungen zur Bekämpfung tierischer Schädlinge
EP2935216B1 (en) 2012-12-17 2018-06-27 Sun Pharmaceutical Industries Limited Process for the preparation of tofacitinib and intermediates thereof
EP3473615B1 (en) 2013-02-28 2022-01-19 Journey Medical Corporation Glycopyrrolate salts
US9006462B2 (en) 2013-02-28 2015-04-14 Dermira, Inc. Glycopyrrolate salts
KR102526964B1 (ko) 2018-02-26 2023-04-28 길리애드 사이언시즈, 인코포레이티드 Hbv 복제 억제제로서의 치환된 피롤리진 화합물

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56156283A (en) * 1980-05-07 1981-12-02 Suntory Ltd 8-substituted pyrrolitidine and its quaternary ammonium salt
US4582836A (en) * 1985-01-09 1986-04-15 Mcneilab, Inc. Octahydroindolizine compounds useful as analgesics
US4689329A (en) * 1986-02-04 1987-08-25 Mcneilab, Inc. 5-substituted octahydroindolizine analgesics compounds and 7-keto intermediates
NZ219646A (en) * 1986-03-27 1990-10-26 Merck Sharp & Dohme Oxadiazole derivatives of azacyclics for treating cns disorders
EP0261763B1 (en) * 1986-06-27 1994-02-09 Beecham Group Plc Novel bridged bicyclic N-heterocycles
DK202388A (da) * 1987-04-15 1988-10-16 Beecham Group Plc Azabicycliske forbindelser og fremgangsmaade til fremstilling deraf
GB8714789D0 (en) * 1987-06-24 1987-07-29 Lundbeck & Co As H Heterocyclic compounds
GB8717446D0 (en) * 1987-07-23 1987-08-26 Merck Sharp & Dohme Chemical compounds
EP0307141B1 (en) * 1987-09-10 1993-01-13 MERCK SHARP & DOHME LTD. Oxazoles and thiazoles for the treatment of senile dementia
NZ226000A (en) * 1987-09-10 1991-06-25 Merck Sharp & Dohme Oxadiazolyl-azabicycloheptanes and pharmaceutical compositions
NZ225999A (en) * 1987-09-10 1992-04-28 Merck Sharp & Dohme Azacyclic- or azabicyclic-substituted thiadiazole derivatives and pharmaceutical compositions
US4800207A (en) * 1987-11-02 1989-01-24 Mcneilab, Inc. Hexahydropyrrolizine compounds useful as analgesics
IE63906B1 (en) * 1987-11-13 1995-06-14 Novo Nordisk As Azabicyclic compounds and their preparation and use
EP0322182A3 (en) * 1987-12-22 1992-01-02 Beecham Group Plc Azabicyclic compounds, process for their preparation and pharmaceutical compositions containing them
IL88846A0 (en) * 1988-01-08 1989-07-31 Merck Sharp & Dohme Lipophilic oxadiazoles,their preparation and pharmaceutical compositions containing them
NZ227684A (en) * 1988-01-30 1991-07-26 Merck Sharp & Dohme Pyrazine, pyridazine, and pyrimidine derivatives and pharmaceutical compositions
US5260293A (en) * 1988-01-30 1993-11-09 Merck Sharp & Dohme Limited Pyrazines, pyrimidines and pyridazines useful in the treatment of senile dementia
NZ227841A (en) * 1988-02-12 1991-08-27 Merck Sharp & Dohme Heterocyclic compounds with at least two non-condensed five membered rings and pharmaceutical compositions
GB8808926D0 (en) * 1988-04-15 1988-05-18 Beecham Group Plc Novel compounds
EP0363085A3 (en) * 1988-10-03 1991-03-27 Beecham Group Plc Novel compounds
CA2000041A1 (en) * 1988-10-13 1990-04-13 Barry S. Orlek Compounds
EP0402056A3 (en) * 1989-06-06 1991-09-04 Beecham Group p.l.c. Azabicyclic compounds, process for their preparation and pharmaceutical compositions containing them
US5177084A (en) * 1989-08-08 1993-01-05 Merck Sharp & Dohme Ltd. Therapeutic use of substituted benzenes, formulations thereof and novel substituted benzenes
CA2022886A1 (en) * 1989-08-08 1991-02-09 Raymond Baker Substituted pyridines, their preparation, formulations and use in dementia
ATE153024T1 (de) * 1989-08-16 1997-05-15 Beecham Group Plc Azabicyclische verbindungen
EP0427390B1 (en) * 1989-10-07 1996-03-27 Beecham Group Plc Azabicyclic compounds, process and intermediates for their preparation and pharmaceutical compositions containing them
IL97266A0 (en) * 1990-03-06 1992-05-25 Warner Lambert Co Azabicyclo and azacyclo oximes and amines,their preparation and pharmaceutical compositions containing them
GB9005737D0 (en) * 1990-03-14 1990-05-09 Beecham Group Plc Novel compounds
EP0459568A3 (en) * 1990-05-31 1992-09-30 Merck Sharp & Dohme Ltd. Substituted oxadiazoles and thiadiazoles for use in the treatment of glaucoma and novel compounds having such use
DK198590D0 (da) * 1990-08-21 1990-08-21 Novo Nordisk As Heterocykliske forbindelser, deres fremstilling og anvendelse
US5418240A (en) * 1990-08-21 1995-05-23 Novo Nordisk A/S Heterocyclic compounds and their preparation and use
EP0552213A1 (en) * 1990-10-12 1993-07-28 Beecham Group Plc 1,2,5,6-tetrahydropyridine oxime derivatives
IE922270A1 (en) * 1991-07-26 1993-01-27 Akzo Nv Pyrazole derivatives
WO1993014089A1 (en) * 1992-01-13 1993-07-22 Novo Nordisk A/S Heterocyclic compounds and their preparation and use
SE9201478D0 (sv) * 1992-05-11 1992-05-11 Kabi Pharmacia Ab Heteroaromatic quinuclidinenes, their use and preparation
US5472958A (en) * 1994-08-29 1995-12-05 Abbott Laboratories 2-((nitro)phenoxymethyl) heterocyclic compounds that enhance cognitive function
US5567710A (en) * 1994-10-13 1996-10-22 Sibia Neurosciences, Inc. Polycyclic fused ring modulators of acetylcholine receptors
US5629325A (en) * 1996-06-06 1997-05-13 Abbott Laboratories 3-pyridyloxymethyl heterocyclic ether compounds useful in controlling chemical synaptic transmission

Also Published As

Publication number Publication date
ATE237618T1 (de) 2003-05-15
AU6318898A (en) 1998-09-09
HK1026416A1 (en) 2000-12-15
CO4920251A1 (es) 2000-05-29
US5733912A (en) 1998-03-31
EP0970083B1 (en) 2003-04-16
TW513425B (en) 2002-12-11
DK0970083T3 (da) 2003-08-11
CA2281800A1 (en) 1998-08-27
EP0970083A1 (en) 2000-01-12
ZA981301B (en) 1998-08-28
AR011148A1 (es) 2000-08-02
DE69813536D1 (de) 2003-05-22
WO1998037082A1 (en) 1998-08-27
ES2196548T3 (es) 2003-12-16
DE69813536T2 (de) 2004-02-19
PT970083E (pt) 2003-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU709784B2 (en) 3-pyridyloxyalkyl heterocyclic ether compounds useful in controlling chemical synaptic transmission
AU744539B2 (en) Heteroaryl diazacycloalkanes as cholinergic ligands at nicotinic acetylcholine receptors
DE69730229T2 (de) 3-pyridyloxymethyl heterocyclische ether verbindungen für die kontrolle chemischer synaptischer übertragung
AU736798B2 (en) 9-Azabicyclo(3.3.1)non-2-ene and nonane derivatives as cholinergic ligands at nicotinic ACh receptors
CA2285263C (en) Furopyridine, thienopyridine, pyrrolopyridine and related pyrimidine, pyridazine and triazine compounds useful in controlling chemical synaptic transmission
CA2770712A1 (en) Heterocyclic compounds as janus kinase inhibitors
JP2001512479A (ja) 化学シナプス伝達の制御に有用な7a−複素環置換ヘキサヒドロ−1H−ピロリジン化合物
JP2003531210A (ja) ジアザビシクロ系中枢神経系活性薬剤
US6001849A (en) Furopyridine, thienopyridine pyrrolopyridine useful in controlling chemical synaptic transmission
US5854232A (en) Acyclic anc cyclic amides as neurotransmitter release enhancers
US6200982B1 (en) Substituted 1H-pyridinyl-2-ones as GABAA-α 2/3 ligands
AU2009298617A1 (en) Spiro-imidazolone derivatives as glucagon receptor antagonists
JP2003500402A (ja) 中枢神経系薬として有用なアミノアザ環のヘテロ環置換体
CA2289578A1 (en) Spiro-quinuclidine derivatives, their preparation and use
WO1994007891A1 (en) 1-substituted oxindoles and azaoxindoles as novel cognition enhancers
AU2022325137A1 (en) Cyanopyridine and cyanopyrimidine bcl6 degraders
CN102686586A (zh) 组胺h3反相激动剂和拮抗剂及其使用方法
MXPA99007626A (en) 7a-HETEROCYCLE-SUBSTITUTED HEXAHYDRO-1H-PYRROLIZINE COMPOUNDS USEFUL IN CONTROLLING CHEMICAL SYNAPTIC TRANSMISSION
TW201627290A (zh) 具有抗疼痛之多重模式活性的哌衍生物
MXPA00004062A (es) Heteroarildiazacicloalcanos como ligandos colinergicos en receptores de acetilcolina nicotinicos