JP2001511993A - 受信方法及び受信器 - Google Patents

受信方法及び受信器

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JP2001511993A
JP2001511993A JP53014299A JP53014299A JP2001511993A JP 2001511993 A JP2001511993 A JP 2001511993A JP 53014299 A JP53014299 A JP 53014299A JP 53014299 A JP53014299 A JP 53014299A JP 2001511993 A JP2001511993 A JP 2001511993A
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JP53014299A
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ハリ ポスティ
カリ ニエメレ
サカリ ヴィカマー
Original Assignee
ノキア テレコミュニカシオンス オサケ ユキチュア
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2643Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA]
    • H04B7/2646Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using time-division multiple access [TDMA] for broadband transmission

Abstract

(57)【要約】 本発明は、TDMA無線システムに使用される受信方法及び受信器に係る。この受信器は、タイムスロットに入れられた信号を受信し、受信器が接続を確立できるようにする。受信器は、タイムスロットに入れられて強度が変化する信号を受信する。受信器は、受信信号を特定の大きさの増幅係数で増幅する増幅手段(132,136)を備えている。受信器は、タイムスロットから接続確立信号を受信しそしてタイムスロットから少なくとも2つのタイムスロットセットを形成するように構成され、増幅手段(132,136)は、異なるタイムスロットセットに含まれた信号を異なる大きさの増幅係数で増幅する。更に、増幅手段(132,136)は、同じタイムスロットセットに含まれた信号を同じ大きさの増幅係数で増幅する。受信器は、受信器で受信される信号の強度を測定する測定手段(150)と、受信信号に対して行なわれた強度測定に基づいてタイムスロットセットに接続確立信号を配置する配置手段(160)とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】 受信方法及び受信器発明の分野 本発明は、TDMA多重アクセス方法を用いた受信方法であって、タイムスロ ットに入れられた接続確立信号を受信し、タイムスロットから長さの変化する送 信信号を受信し、そして受信した信号を特定の大きさの増幅係数で増幅するよう な受信方法に係る。先行技術の説明 無線システムでは、移動電話のような加入者ターミナルがベースステーション から異なる距離に配置される。経路減衰によって送信信号が弱められ、従って、 同じ送信電力で送信された信号の電力は、信号が受信器に到達するときに変化す る。信号の反射によって生じる種々の干渉信号は、情報信号に逆の位相で加算さ れ、情報信号が更に減衰する。受信器と送信器が互いに離れて位置するほど、種 々の障害により信号の減衰が大きくなる。信号の減衰が大きい場合には、加入者 ターミナルとベースステーションとの間の接続が切断するか、又は接続が全く確 立されないことがある。 無線システムでは、異なる周波数の信号を使用して接続が確立される。信号は 、それらをタイムスロットに適当にインターリーブすることにより送信すること もできる。公知の解決策では、コール中に周波数の割り当てが行なわれ、ベース ステーションから遠く離れた加入者ターミナルが特定周波数を使用するように割 り当てられる。無線経路を経て遠く伝播した信号は、通常、受信器においてかな り増強する必要がある。ベースステーションの近くに位置する加入者ターミナル は、ベースステーションから遠く離れた加入者ターミナルにより使用される信号 周波数からずれた他の周波数を使用するように割り当てられる。送信器から受信 器までの信号距離が短い場合には、信号は、通常、受信器において若干増強され るだけである。 無線システムのベースステーション受信器には、一般に、デジタルチューナが 使用される。通常、受信器は、受信器のダイナミックレンジを小さな部分に分割 できるようにする多数のチューナを備えている。各チューナは、受信器の全ダイ ナミックレンジの特定部分を形成する。実際に、受信器は異なる周波数レンジを カバーし、そして受信器全体で所定の周波数帯域の信号を受信することができる 。従って、ベースステーションのダイナミックレンジが広範囲に増加される。 更に、ベースステーションは、広帯域多搬送波無線機を使用し、これは、ベー スステーションのサイズを小型軽量化できると共に、価格をより効果的なものと することができる。多搬送波無線機は、ベースステーションの種々の機能を改善 することができ、従って、ベースステーションのオペレーションがより融通性の 高いものとなる。ベースステーションが受信する信号の電力が変化し得る場合に は、自動利得制御(AGC)を受信器に使用することができない。というのは、 実際に、強い信号に基づいて利得を減少することしかできないからである。その 結果、この状態においては、弱い信号を全く受信することができない。同様に、 弱い信号に基づいて利得を実際に上げることはできない。というのは、強い信号 の利得が高くなり過ぎて、歪が生じるからである。 自動利得制御がないために、非常に広いダイナミックレンジを受信器にもたせ ることが必要となる。例えば、GSMシステムでは、ベースステーション受信器 のダイナミックレンジは、約100dBなければならない。このようなダイナミ ックレンジは、現在の技術を用いて実施することはできない。特に、受信器のA /D変換を実行する要素がダイナミックレンジの増加を制限する。発明の要旨 本発明の目的は、上記問題を解消する受信方法及び受信器を提供することであ る。これは、冒頭で述べた形式の受信方法において、変化する大きさの増幅係数 を用いてタイムスロットより成る少なくとも2つのタイムスロットセットを形成 し、同じタイムスロットセットのタイムスロットから受け取った信号を同じ大き さの増幅係数で増幅し、そして接続確立信号をタイムスロットセットに配置して 、受信信号の強度を測定すると共に、受信信号に対して行なわれた信号強度測定 に基づいてタイムスロットセットに接続確立信号を配置することを特徴とする方 法により達成される。 又、本発明は、タイムスロットに配置された信号を受信して接続を確立できる ようにTDMA無線システムに使用される受信器であって、この受信器は、タイ ムスロットに配置されて強度が変化する信号を受信し、そして受信信号を特定の 大きさの増幅係数で増幅する増幅手段を備えた受信器にも係る。 この受信器は、タイムスロットから接続確立信号を受信しそしてタイムスロッ トから少なくとも2つのタイムスロットセットを形成するように構成され、受信 器の増幅手段は、種々のタイムスロットセットに含まれた信号を異なる大きさの 増幅係数で増幅し、更に、増幅手段は、同じタイムスロットセットに含まれた信 号を同じ大きさの増幅係数で増幅し、そして受信器は、受信器で受信される信号 の強度を測定する手段と、受信信号に対して行なわれた強度測定に基づいてタイ ムスロットセットに接続確立信号を配置する配置手段とを備えたことを特徴とす る。 本発明の好ましい実施形態は、従属請求項に記載する。 本発明は、送信器と受信器との間の接続に使用されるタイムスロットを、受信 器により受信された信号に対して行われる測定に基づいて決定することをベース とする。 本発明の受信方法及び受信器は、多数の効果を発揮する。この方法は、受信器 が、同一の又は異なる或いは部分的に重畳する周波数レンジから信号を受信でき るようにする。従って、チャンネルの数を増加することができる。この方法では 、タイムスロットがタイムスロットセットにグループ編成される。同じタイムス ロットセットに属するタイムスロット信号は、増幅手段において、同じ増幅係数 で増幅される。従って、増幅手段の数を最小にすることができる。図面の簡単な説明 以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態を詳細に説明する。 図1は、公知の受信器を示す図である。 図2は、公知の受信器の使用を示す図である。 図3は、本発明の受信方法を用いた無線システムを示す図である。 図4は、本発明の受信器を示す図である。 図5は、本発明の受信器に使用される異なる増幅範囲を示す図である。 図6は、受信されるべき信号に対して形成されるべきターゲットウインドウを 示す図である。 図7は、チャンネルの分布を示す図である。好ましい実施形態の詳細な説明 図1は、公知の受信器を示す。この受信器は、アンテナ130と、信号分割手 段131と、増幅手段132とを備えている。更に、この受信器は、チューニン グ手段133と、チャンネル化手段134と、信号処理手段135とを備えてい る。受信アンテナ130は、例えば、ケーブルにより分割手段131に接続され る。図示された受信器は、多数の増幅手段132を備え、その各々は特定のチュ ーニング手段133に接続される。更に、各チューニング手段133は、特定の チャンネル化手段134を経て処理手段135と通信する。実際に、図示された 受信器は、特定の周波数帯域からの信号を各々受信する3つの別々の受信器より 成る。 この受信器は、アンテナ130により高周波信号を受信する。受信された信号 は、アンテナから分割手段131へ送られ、この分割手段は、信号を各増幅手段 132へ分岐させる。増幅手段は、信号を増幅する。その後、増幅された信号は 、チューニング手段に向けられる。チューニング手段133は、広い帯域で動作 する。チューニング手段133から、信号はチャンネル化手段134へ向けられ 、該手段は、広帯域の信号を多数の狭帯域の信号に分割する。チャンネル化され た信号は、一般に、デジタルモードであり、処理手段135へ送られてコード化 される。 図2は、公知受信器の増幅手段132の使用を示す。図中の曲線10は、信号 を送信する送信器と受信器との間の距離の関数として受信信号レベルの変化を示 している。曲線20は、信号を送信する送信器と受信器との間の距離の関数とし て経路減衰の変化を示している。図示されたように、電力の変化する信号が受信 器に到達する。受信器へ到達する信号が遠いほど、受信器の増幅手段132が信 号を増幅する程度が大きくなる。 公知受信器が送信器への接続を確立すると仮定する。実際上、送信器は、加入 者ターミナル、例えば、移動電話である。接続の確立は、送信器によって送られ るランダムアクセスバーストに基づいてスタートされる。受信器がアクセスバー ストを受信すると、接続に使用される信号が特定周波数にセットされる。受信器 は、接続に使用される周波数を受信信号レベルに基づいて選択する。送信器が受 信器から比較的遠くに位置する場合には、接続確立信号は、信号を比較的大きく 増幅する増幅手段132へ信号が伝播するような周波数にセットされる。送信器 が受信器に比較的接近して位置する場合には、信号は、それが受信器に到達する ときに、信号を比較的僅かに増幅する増幅手段132へ信号が伝播するような周 波数にセットされる。 図3は、本発明の受信方法を用いた無線システムを示す。この無線システムは 、複数の加入者ターミナル201、202、203と、ベースステーション10 1とを備えている。更に、無線システムは、通常、ベースステーションコントロ ーラ300と、PSTNネットワークと通信する移動交換センター400とを備 えている。図示されたベースステーション101は、通常、多数の受信器100 を備えている。ここに示す無線システムは、例えば、TDMA多重アクセス方法 を使用するGSMシステムである。TDMA多重アクセス方法では、信号がタイ ムスロットにおいて送信される。ベースステーション101は、図示された解決 策では受信器として動作する。従って、加入者ターミナル201−203は、送 信器として動作する。ベースステーション及び加入者ターミナルは、送信信号に より互いに接続を確立する。 図4は、本発明の受信器100を示す。実際に、この受信器はベースステーシ ョン101に配置される。受信器は、アンテナ130と、信号分割手段131と 、増幅手段132、136と、チューニング手段133、140と、チャンネル 化手段134と、信号処理手段135とを備えている。アンテナ130は信号分 割手段131に接続され、該手段は更に両増幅手段132、136に接続される 。増幅手段132は、チューニング手段133を通してチャンネル化手段134 に接続される。増幅手段136は、チューニング手段140を経て処理手段13 5に直接接続される。 受信器は、アンテナ130により高周波信号を受信する。受信した信号は、ア ンテナから信号分割手段131へ送られ、該手段は信号を増幅手段132、13 6へ分岐させる。これら増幅手段は、信号を増幅し、その後、両方の増幅された 信号は、特定のチューニング手段133、140に向けられる。チューニング手 段133は広帯域で動作し、そしてチューニング手段140は狭帯域で動作する 。チューニング手段133から、信号はチャンネル化手段134へ向けられる。 チャンネル化手段によってチャンネル化された信号は、一般に、デジタルモード である。チャンネル化された信号は、更に、処理手段135へ送られ、該手段は 、例えば、受信信号をコード化する。又、図示されたように、受信器には利得制 御も使用される。処理手段135は、広帯域増幅手段132に接続される利得制 御信号を形成する。 図示された解決策では、分割手段131は、アンテナにより受信された信号を 2つの受信器岐路へ分割する。第1の岐路は、少なくとも1つの狭帯域チューニ ング手段140を含み、そのダイナミックレンジは広い。受信器は、自動利得制 御信号(AGC)を形成し、この信号は、狭帯域増幅手段136へ送られ、その ダイナミックレンジは、自動利得制御信号の使用により広くされている。 第2の受信器岐路は、少なくとも1つの広帯域チューニング手段133を備え 、そのダイナミックレンジは狭い。GSMシステムの受信器には、狭帯域チュー ニング手段140が必要とされる。というのは、接続確立をアクチベートするラ ンダムアクセスバーストをベースステーション101の有効到達エリアのいかな る位置からでも送信できるからである。 ランダムアクセスバーストは、所定のタイムスロット及び所定の周波数におい て送信される。通常、アクセスバーストは、タイムスロット0において送信され る。アクセスバーストのレベルは、状況に応じて相当に変化する。自動利得制御 により、狭帯域受信岐路のダイナミックレンジが広くて、受信器は、電力の変化 する信号、例えば、アクセスバーストを受信することができるので、接続確立が 可能となる。特に、送信器として働く加入者ターミナルと、受信器として働くべ ースステーションとの間の距離は、受信信号レベルの大きさに影響を及ぼす。更 に、信号の反射は、信号の電力レベルを変化させる。 図4の受信器は、更に、測定手段150及び配置手段160を備えている。本 発明の受信器においては、測定手段150及び配置手段160は、処理手段13 5と通信する。又、測定手段150は、増幅手段136とも通信する。測定手段 150は、接続確立に使用されるアクチベーション信号の強度を測定する。測定 手段150は、接続確立の後も、接続確立信号の強度を測定する。測定の目的は 、信号の経路減衰大きさを決定することである。本発明の解決策では、測定手段 150は、送信器201−203により送信されたアクセスバーストを測定する 。測定手段150で行なわれた測定に基づき、増幅手段136は、送信器と受信 器との間に接続を確立するために特定のタイムスロットから受信されるべき信号 に対し増幅係数をプリセットすることができる。 配置手段160は、実際の接続を確立する前に行なわれるアクチベーション信 号の強度測定に基づいてタイムスロットに接続確立信号を配置する。行なわれた 測定に基づき、配置手段160は、信号強度の小さい接続確立信号をタイムスロ ットに配置することができ、これらの信号は、増幅手段132により比較的高い 増幅係数で増幅される。更に、配置手段160は、信号強度の大きい信号をタイ ムスロットに配置することができ、これら信号は、増幅手段132により比較的 低い増幅係数で増幅される。特に、上記説明は、増幅手段132が、大きさの等 しい経路減衰を実質的に含む信号を、同じ大きさの増幅係数で増幅することを示 している。 図5は、本発明の受信器に使用される異なる増幅範囲を示す。この図は、強度 の変化する信号を受信器が受信することを示している。信号の強度差は、主に、 送信器及び受信器の距離の相違によって生じる。又、図中の直線54は、送信器 と受信器との間の距離の関数として受信信号の平均レベルを示している。本発明 の受信器の増幅範囲は、タイムスロットのセットを形成する3つの異なるエリア に分割される。配置手段160は、少なくとも2つのタイムスロットセットをタ イムスロットから形成する。各タイムスロットセットは、特定の増幅係数を使用 する。タイムスロットは、異なる増幅範囲の間で前もって分割される。配置手段 160は、測定手段150により行なわれた測定に基づいて接続確立信号を適当 なタイムスロットに配置する。 タイムスロットセットを形成することにより、受信器のダイナミックレンジを 少なくとも2つの部分に分割し、それら部分が若干重畳するようにすることがで きる。測定されるべき信号の強度がダイナミックレンジの重畳部分にあるときに は、配置手段160は、比較的大きく又は比較的小さく増幅されるタイムスロッ トに信号を配置することができる。好ましくは、配置手段160は、使用可能な タイムスロットを有する特定のタイムスロットセットに信号を配置する。測定手 段150は、例えば、測定信号のレベル分布、トラフィック負荷、受信信号レベ ルの統計学的変化、又は受信信号の質に基づいて、重畳エリアのサイズを動的に 変更することができる。 ダイナミックレンジは、3つのタイムスロットセットの間で、各セットが特定 の増幅係数を有するように分割される。スレッシュホールド限界51、52が、 2つのタイムスロットセット間に図示されている。受信器は、図のステップ55 に示された加入者ターミナルにより送信された信号を受信し、そして信号は低い 増幅係数で増幅されると仮定する。加入者ターミナルが受信器から遠ざかるとき には、ある点において受信信号のレベルが設定スレッシュホールド限界51を越 える。 信号が限界51を越えると、信号により使用されるタイムスロットが別のタイ ムスロットへと変更され、信号は更に増幅される。加入者ターミナルが受信器に 近づくときには、受信器により受信される信号のレベルは、その信号に使用され たタイムスロットが元のタイムスロットセットへと再び変更されて低い増幅係数 が使用される前に、限界52を越えねばならない。図5のステップ53で示され た信号を受信器が加入者ターミナルから受信するときには、加入者ターミナルに より送信された信号を、増幅係数の低い又は高い受信器岐路で受信することがで きる。 従って、スレッシュホールド限界51、52は、ヒステリシス範囲の限界を形 成する。信号があるタイムスロットに配置されたときには、ヒステリシスがある ために、たとえ信号レベルが僅かに変化しても、信号は別のタイムスロットへ直 ちに配置されない。更に、常にタイムスロットが変化するのを防止するタイマー を受信器に使用することができる。タイムスロットが変更されたときには、ある 時間までは新たな変更が行なわれない。 図6は、受信信号に対して形成されるターゲットウインドウを示す。低利得の 受信器と、高利得のタイムスロットセットとのダイナミックレンジは異なるので 、低利得の受信器は、弱い信号を受信することができない。それ故、電力制御タ ー ゲットウインドウは、低い利得が使用されるエリア内になければならない。通常 、無線システムは、接続確立信号の良好な質を維持するために、送信器に使用さ れる送信電力を最小にすることを目的とする。送信器の送信電力が減少されたと きには、受信器で受信される信号の電力も減少される。図示されたように、高利 得の受信器は、低電力信号を受信することができ、この場合に、ターゲットウイ ンドウは、比較的低い信号レベルに配置することができる。しかしながら、ター ゲットウインドウは、低い信号レベルでも、信号の質を良好に維持するに充分な ほど高くなるようにセットされる。 セルラーネットワークは、異なる制御データを送信する種々の制御チャンネル を使用する。制御チャンネルとして、GSMは、BCCH信号を送信するBCC Hチャンネルを使用する。狭帯域の受信器は、全てのタイムスロットをBCCH 周波数においてサポートする。加入者ターミナルがベースステーションに接近し ている場合には、加入者ターミナルにより送信される信号は、おそらく実際上は 受信器において増幅される必要がない。このような状態では、増幅手段132に より信号が若干増幅されるだけである特定のタイムスロットを、広帯域受信器か ら上記加入者ターミナルの信号に割り当てねばならない。しかしながら、受信器 の低利得容量が既にいっぱいになっていると仮定する。又、加入者ターミナルに より送信される信号が、ダイナミックレンジに重畳するエリアにおいて受信され ないと仮定する。この場合は、信号が大きく増幅されるタイムスロットにも信号 を配置することができない。この状態においては、送信器及び受信器がBCCH 周波数でトラフィックチャンネルに互いの接続を確立する。 実質的に、上記状態は、低利得グループに属する信号を高利得グループに転送 しなければならないハンドオーバー状態においても生じる。高利得グループの全 てのチャンネルが指定された場合には、BCCH周波数におけるトラフィックチ ャンネルがハンドオーバー後に接続に使用される。タイムスロットのセットにお ける全ての信号が広帯域で増幅され、そしてタイムスロットの広帯域セットにお ける全てのタイムスロットが指定された場合には、配置手段は、狭帯域の受信器 岐路により受信された周波数に測定されるべき信号を配置する。 図7は、受信器に使用されるチャンネルの分割を示す。図示されたように、広 帯域及び狭帯域受信器は、異なる周波数の信号を含むタイムスロットを受信する 。しかしながら、広帯域及び狭帯域受信器は、異なるタイムスロットから信号を 受信する。しかし、狭帯域受信器は、各タイムスロットから信号を受信する。し かしながら、狭帯域受信器により受信される信号は、同じ周波数のものである。 以上、添付図面の例を参照して本発明を詳細に説明したが、本発明は、これに 限定されるものではなく、請求の範囲に記載する本発明の考え方の範囲内で種々 の変更がなされ得ることを理解されたい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GD,GE,GH,GM ,HR,HU,ID,IL,IN,IS,JP,KE, KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,L T,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX ,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE, SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT,U A,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 ヴィカマー サカリ フィンランド エフイーエン―90540 オ ウル ウルピアイセンティエ 22

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.TDMA多重アクセス方法を用いた受信方法であって、タイムスロットに配 置された接続確立信号を受信し、タイムスロットから長さの変化する送信信号 を受信し、そして受信した信号を特定の大きさの増幅係数で増幅するような受 信方法において、 大きさの変化する増幅係数を用いてタイムスロットより成る少なくとも2つ のタイムスロットセットを形成し、 同じタイムスロットセットのタイムスロットから受け取った信号を同じ大き さの増幅係数で増幅し、そして 接続確立信号をタイムスロットセットに配置して、 受信信号の強度を測定し、そして 受信信号に対して行なわれた信号強度測定に基づいてタイムスロットセッ トに接続確立信号を配置する、 という段階を含むことを特徴とする方法。 2.信号を信号強度等に基づいてタイムスロットセットに配置して、信号が無線 経路に沿って受信器へ伝播するときに生じる信号減衰を決定できるようにする 請求項1に記載の方法。 3.狭帯域受信器により測定されるべき信号を受信する請求項1に記載の方法。 4.接続確立を開始するランダムアクセスバーストを測定し、そして測定された 信号強度に基づいて、接続確立信号をタイムスロットセットに配置する請求項 1に記載の方法。 5.信号データより成る信号を測定し、そして測定された信号強度に基づいて、 接続確立信号をタイムスロットセットに配置する請求項1に記載の方法。 6.接続確立の後に接続確立信号を測定し、そして測定された信号強度に基づい て、接続確立信号をタイムスロットセットに配置する請求項1に記載の方法。 7.接続確立信号をタイムスロットセットに配置し、測定された信号の信号強度 が小さいときには、その信号を比較的大きな増幅係数で増幅する請求項1に記 載の方法。 8.接続確立信号をタイムスロットセットに配置し、受信された信号の強度が大 きいときには、その信号を比較的小さな増幅係数で増幅する請求項1に記載の 方法。 9.タイムスロットセットを用いて受信器のダイナミックレンジを少なくとも2 つの部分的に重畳する部分に分割し、そして測定されるべき信号の強度がダイ ナミックレンジの重畳部分にあるときには、接続に使用される信号を重畳部分 における2つのタイムスロットセットの一方に配置する請求項1に記載の方法 。 10.タイムスロットセットを用いて受信器のダイナミックレンジを少なくとも2 つの部分的に重畳する部分に分割し、そして測定されるべき信号の強度がダイ ナミックレンジの重畳部分にあるときには、より多くの使用可能なタイムスロ ットを有するタイムスロットセットに接続確立信号を配置する請求項1に記載 の方法。 11.タイムスロットセットにおける信号が広帯域で増幅されそしてそのタイムス ロットセットの全てのタイムスロットが指定された場合には、測定されるべき 信号を狭帯域受信器岐路により受信される周波数に配置する請求項1に記載の 方法。 12.タイムスロットから少なくとも3つの重畳するタイムスロットセットを形成 するときに、最も離れたタイムスロットセット以外の信号の増幅度を動的に変 更する請求項1に記載の方法。 13.タイムスロットセットを用いて受信器のダイナミックレンジを部分的に重畳 する部分に分割し、そして各々の重畳エリアに対して位置を動的に変更できる 少なくとも2つのハンドオーバースレッシュホールドを形成する請求項1に記 載の方法。 14.タイムスロットに入れられた信号を受信して接続を確立できるようにTDM A無線システムに使用される受信器であって、この受信器は、タイムスロット に配置されて強度が変化する信号を受信し、そして受信信号を特定の大きさの 増幅係数で増幅する増幅手段(132,136)を備えた受信器において、 この受信器は、タイムスロットから接続確立信号を受信しそしてタイムスロ ットから少なくとも2つのタイムスロットセットを形成するように構成され、 受信器の増幅手段(132,136)は、種々のタイムスロットセットに含まれた信 号を異なる大きさの増幅係数で増幅し、更に、増幅手段(132,136)は、同じタ イムスロットセットに含まれた信号を同じ大きさの増幅係数で増幅し、そして 受信器は、 受信器で受信される信号の強度を測定する手段(150)と、 受信信号に対して行なわれた強度測定に基づいてタイムスロットセットに接 続確立信号を配置する配置手段(160)とを備えたことを特徴とする受信器。 15.上記測定手段(150)は、受信器により受信された信号の強度を測定し、或い は同様の測定を使用し、これに基づいて、上記配置手段(160)が信号をタイム スロットセットに配置する請求項14に記載の受信器。 16.増幅手段(136)から信号を受け取る狭帯域チューニング手段(140)を備え、こ の信号は、更に、測定のために測定手段(150)に送られる請求項14に記載の 受信器。 17.上記測定手段(150)は、接続確立を開始するランダムアクセスバーストを測 定し、そしてランダムアクセスバーストの強度に基づいて実際の接続確立信号 をタイムスロットセットに配置する請求項14に記載の受信器。 18.上記測定手段(150)は、接続確立に必要な信号を測定し、この信号は信号デ ータより成り、そして信号強度に基づいて、実際の接続確立信号をタイムスロ ットセットに配置する請求項14に記載の受信器。 19.上記測定手段(150)は、接続確立後に接続確立信号を測定し、そして信号強 度に基づいて、接続確立信号をタイムスロットセットに配置する請求項14に 記載の受信器。 20.上記配置手段(160)は、接続確立信号をタイムスロットセットに配置し、測 定手段(150)で測定された信号の信号強度が小さいときには、その信号が、増 幅手段により比較的大きな増幅係数で増幅される請求項14に記載の受信器。 21.上記配置手段(160)は、接続確立信号をタイムスロットセットに配置し、測 定手段(150)で測定された信号の信号強度が大きいときには、その信号が、増 幅手段により比較的小さな増幅係数で増幅される請求項14に記載の受信器。 22.受信器のダイナミックレンジをタイムスロットセットにより2つの部分的に 重畳する部分に分割し、そして測定手段(150)で測定された信号の強度がダイ ナミックレンジの重畳部分にあるときには、上記配置手段(160)が接続に使用 される信号を重畳部分における2つのタイムスロットセットの一方に配置する 請求項14に記載の受信器。 23.受信器のダイナミックレンジをタイムスロットセットにより少なくとも2つ の部分的に重畳する部分に分割し、そして測定手段(150)で測定された信号の 強度がダイナミックレンジの重畳部分にあるときに、上記配置手段(160)が、 好ましくは最大数の使用可能なタイムスロットより成るタイムスロットセット に接続確立信号を配置する請求項14に記載の受信器。 24.受信器のダイナミックレンジを部分的に重畳する部分に分割し、そして重畳 するエリアは、少なくとも2つのハンドオーバースレッシュホールドを備え、 その位置を受信器が動的に変更できる請求項14に記載の受信器。 25.上記増幅手段(132)は、広帯域増幅器であり、その増幅係数の大きさは、上 記測定手段(150)の信号測定から得られた測定情報に基づいて調整される請求 項14に記載の受信器。 26.上記増幅手段(136)は、受信器の狭帯域岐路の一部分を形成する狭帯域増幅 器である請求項14に記載の受信器。 27.上記増幅手段(132)は、広帯域であって、受信器の広帯域岐路の一部分を形 成し、上記配置手段(160)は、広帯域岐路を通して到達するタイムスロットセ ットの全てのタイムスロットが指定されたときに、狭帯域受信器岐路により受 信された周波数に測定信号を配置する請求項26に記載の受信器。 28.受信器がタイムスロットから少なくとも3つの重畳するタイムスロットセッ トを形成するときに、最も離れたタイムスロットセット以外の信号の増幅度を 動的に変更するように構成された請求項14に記載の受信器。
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