JP2001511017A - 子葉植物の処理方法 - Google Patents

子葉植物の処理方法

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Abstract

(57)【要約】 キトサン塩およびキトサンオリゴマーを含有する水溶液を、成長植物の葉に塗布して、野菜、芋類、穀類、果実、および花の収穫量が増加する。

Description

【発明の詳細な説明】 子葉植物の処理方法 発明の分野 本発明は、キトサンオリゴマーおよびキトサン塩を含有する水溶液を植物の葉 に噴霧することによって、植物の収穫量、健康状態、および活力を向上させるた めの子葉植物の処理方法に関する。 発明の背景 キトサンは、多くの菌類の中に見出される天然に存在する重合体である。これ は、D−グルコサミンとN−アセチル−D−グルコサミンの共重合体であってそ のモノマー単位の65〜100%がD−グルコサミンである共重合体として、広 く記載されている。これは、弱塩基性のアミンとして知られる化学分類の構成員 であるため、鉱酸やカルボン酸などの酸と容易にかつ可逆的に塩を形成する。こ れらの塩の多くは水溶性である。キトサンおよび酸が存在する系では、(1)電 気的に中性であるグルコサミン単位と、(2)グルコサミン単位がプロトン化し て、酸に対応する陰イオンと結合する単位との両方が、pHに応じた割合で重合 体の鎖中に存在する。通常このような系は、グルコサミン単位がプロトン化した 程度に関係なく、キトサン塩と呼ばれる。明確性および簡潔性のため、このよう な系を本明細書中で以下キトサン塩と呼ぶが、この用語は、遊離アミノ基が存在 していてもよい化学種を含むと理解される。 穀類の種子にキトサン塩を塗布することによって、表出する植物(emerg ent plants)の生化学に劇的な変化が生じることが充分に実証されて きた。この変化には、局所的な微生物感染から保護するフィトアレキシンとして 知られる化合物種の産生量の増加と、構造強度を付与し感染の広がりを防ぐカロ ースおよびリグニンの産生量の増加が含まれる。これらの変化は、フェニルアラ ニンアンモニアリアーゼ酵素をコードする遺伝子の活性化の結果として生じ、こ の酵素はフェニルプロパノイド代謝経路の律速段階に関わるものである。キトサ ンは、ジベレリン酸やアブシジン酸などの生長ホルモンの生合成に密接に関係す る、テルペノイドフィトアレキシンの合成を誘発することが示されている。キト サンは、双方が真菌阻害剤として知られており、かつ花粉の発生および種子の発 芽で役割を果たすことが知られている、キチナーゼ酵素およびグルカナーゼ酵素 を生成する遺伝子の活性化を誘発する。キトサンはさらに、虫害からの植物の保 護を助けるプロテアーゼ阻害剤を生成する遺伝子の活性化を誘発する。肉眼的に は、これらの変化により、根の発達が促進し、倒伏(収穫前に植物が倒れる)が 減少し、収穫量が増加し、ある植物病害に対する抵抗性を示すようになる。 米国特許第4,812,159号(Freepons)は、キトサン溶液を用 いた播種区域内の土壌の処理、植物種子へのキトサン溶液の塗布、固体キトサン と固体酸の混合物を用いた播種区域内の土壌の処理、および固体キトサン塩を用 いた播種区域内の土壌の処理について、詳細に開示している。好ましいキトサン 溶液は、キトサン中のアミノ官能基1モル当たり1.5当量より多いグルタミン 酸を含有するものである。表出する植物の葉へのキトサン塩の塗布について言及 しているが、このような処理を実現するのに必要とされる方法や、それによって 得られる結果についての開示は何もない。Freeponsによるこれらの処理 のすべてにおいて、キトサン調製品を作製するのに酸の成分を用いるとき、この 酸は、種子の発芽または実生の発育に著しい悪影響を引き起こさないものと定義 される非植物毒素性の酸の群から選択しなければならないことが明記されている 。米国特許第4,964,894号は、米国特許第4,812,159号の一部 継続出願であり、グルタミン酸、酒石酸、クエン酸、アジピン酸、塩化水素酸、 ギ酸、および硝酸が非植物毒素性の基準を満たすことを注記している。酢酸およ び酪酸は植物毒素性であり、植物の実生の発育に有害であることが判明した。こ のためこれらの酸は、Freeponsの教示による使用には不適切であるとさ れよう。 米国特許第4,812,159号の教示によれば、種子の処理は、キトサン調 製品を種子に塗布することによって、あるいはその調製品に種子を浸漬し、続い て乾燥を行うことによって成される。乾燥は、処理と播種の合間に種子が尚早に 発芽するのを防止するため必要である。乾燥の工程がない場合、播種は種子処理 から60時間以内に実施することが推奨されている。種子処理は、開示された方 法を用いて小規模で容易に成されるが、その処理プロトコルは、専門装置を考案 することなく、あるいはGustavson種子塗布機のような穀物オーガー装 置などの種子コーティング産業で通常使用される装置に変更を加えることなく、 商業的規模の操作に拡張することは困難である。これは、装置の同じ部分を、種 子への他の処理剤(例えば殺菌剤)の塗布に用いなければならず、キトサンの使 用のみに専ら供することができないため、商業的な種子コーティング操作にとっ て重大な欠陥である。さらに、この処理は、植物成長のまさに最初期の段階にお けるキトサン塩の1回の塗布のみに限定され、開花、種子形成、成熟などの植物 成長の他の重要な段階では繰り返すことも強化することはできない。 キトサン調製品による播種区域の土壌の処理では、播種する場所にきわめて接 近した領域に、この調製品を散布することが必要である。したがって、専門装置 は、種子が最終的に発芽する領域の処理を目標とすることが必要とされる。機械 化した播種の場合には、これを容易に実施することができるが、この技術は、空 中播種または撒布播種などのその他の方法には適合しない。さらに、固体形態の キトサンを利用する2種類の技術では、その固体を非常に小さい粒子の形態(0 .5〜100μLm)で接触させることが必要とされ、したがって、塗布に適す る形態にするためにキトサンの手の込んだ予備加工が必要とされる。種子処理の 場合と同様に、種子発芽領域内の土壌の処理は、植物の根系を破壊しないように 、植物成長のまさに最初期の段階での1回の処理に限定される。 表出する植物の葉にキトサンを塗布する方法について何も開示されていないた め、この技術が何らかの有益な効果をもたらすかどうかは知られていない。明ら かではあるが、この技術は、その処理が植物成長の最も早い段階に拘束されると いう制限を他の方法とともに有している。 米国特許第4,964,894号は、上記と同じ技術について再度述べており 、次いで非植物毒素性の酸を同定するための手順を述べている。グルタミン酸、 酒石酸、クエン酸、アジピン酸、塩化水素酸、ギ酸、および硝酸は、非植物毒素 性の基準を満たしていることが判明した。酢酸および酪酸は植物毒素性であり、 したがって実生の発育に有害であることが判明した。好ましいキトサン溶液は、 キトサンのアミノ官能基1モル当たりグルタミン酸を1.5当量よりも多く含有 す るものである。 その他の技術が米国特許第5,554,445号(Kivekas、Stru szezyk)に記載されており、これは微結晶質キトサンの液状分散液を種子 に噴霧し、続いて乾燥して種子のまわりに重合体の膜を形成することを含む。種 子上に適切な膜を形成するため、キトサンは、保水値200〜5,000%、水 素結合ポテンシャル10〜25kJ/モル、および粒径0.1〜100μmであ るという条件がつけられている。上記の場合と同様に、これらの手順は、専門装 置、キトサンの手の込んだ予備加工を必要とし、また植物成長の最初期の段階に おける1回の処理に限定される。 米国特許第4,886,541号(Hadwiger)は、収穫量を増やし、 倒伏を減少させ、根の発達を促進するために、小麦種子へのキトサン調製品の塗 布を開示している。この処理は、種子を撹拌して種子上に液体を分布させる方法 で、キトサンアセテート水溶液を種子に塗布することにより行われる。推奨され る技術は、穀物オーガー装置またはセメント混合装置の使用である。上記に論じ たように、この開示の教示によるキトサンの種子への塗布は、商業的な種子コー ティングの複雑さおよびコストを増し、植物成長の最初期の段階における1回の 塗布に限定される。米国特許第4,978,381号(Hadwiger)およ び米国特許第5,104,437号(Hadwiger)には、種子処理に関し て同じ技術が記載されており、この方法を米、オート麦、大麦、ライ麦などのそ の他の穀類にまで拡げた実施例がさらに提供されている。 本出願人の同時係属米国特許出願番号(CV−0084)は、収穫量を増やし 、耐渇水性をより良好にし、総体的な活力を向上させる、キトサン塩溶液の葉へ の散布による植物の処理方法を開示している。キトサン塩は、アミノ基に対する 酸の当量の比が1.02〜1.20になる割合で、分子量が50,000amu (原子質量単位,ダルトン)より大きいキトサンと、水溶性キトサン塩を形成す る酸とから調製される。 キトサンは、作物の収穫量を増やす能力以外の目的で、農業に用いられてきた 。キトサンは、種々の微生物に対する殺菌剤としての特性も実証し、この性質に よって良好な利点が得られる場所に使用されてきた。霜害を阻止するためのキト サ ンの使用が、JP07179843A(特開平7−179843)(Daiic he Seimo KK(第一製網)に譲渡された)に開示されており、ここで は、氷核生物であるシュードモナス・シリンジ(Pseudomonas sy ringe)およびパントエア・アグロメラント(Pantoea agglo merants)を接種したホウレン草の葉をキトサンで処理し、次いで凍結温 度にさらしている。処理した葉は、霜害が対照よりも著しく少なかった。 さらに米国特許第5,374,627号は、細菌性軟腐(野菜)、スプリング デッドスポット(芝生)、および細菌性穀物腐敗(米)など、数多くの植物病害 から植物を保護するための有効な薬剤として、キトサンを高温かつ酸性触媒で分 解することにより調製した分子量10,000〜50,000のキトサン水解物 の使用について開示している。 発明の概要 したがって、本発明は、野菜、種子、果実、芋類、および花の収穫量を増やす ため、成長植物の葉にキトサン塩およびキトサンオリゴマーの両方を含有する溶 液を塗布することに関する。このように処理した植物は、健康状態がより良く、 耐渇水性がより高くなり、そして多くの植物品種が長い生産期間を享受する。こ の処理は、植物の成長サイクル全体を通して、特に、開花、種子形成、および成 熟などの植物成長の重要な段階において、繰り返すことができる。 したがって本発明は、主として成長子葉植物の収穫量、健康状態、および活力 を向上させる方法であって、(1)最初の本葉が現れてから植物または果実を収 穫するまでの間に、キトサンおよび酸の水溶性塩であって、溶液中でのキトサン に由来するアミノ基に対する酸の当量の比が1.02〜1.20である水溶性塩 0.01〜1.50重量%(水溶液に溶解している)と、キトサン塩の重量(陰 イオンを除く)に対してキトサンオリゴマー0.1〜15.0重量%(水溶液に 溶解している)とを含有する水溶液を葉に噴霧すること、(2)植物またはその 有用な部分を収穫する前に段階(1)を繰り返すことを含む方法に関する。 別の態様において、本発明は上述の処理溶液に関する。さらに別の態様におい て、本発明は、上述の処理溶液の調製方法であって、(1)キトサン粒子を45 〜85℃の水中に分散させ、そして、そこに、キトサンと反応したときに水溶性 塩を形成する酸を、キトサンに由来するアミノ基に対する酸の当量の比が1.0 2〜1.20となる量で添加することと、(2)そこにキトサンオリゴマーを、 該オリゴマーがキトサン塩の重量(陰イオンを除く)の0.1〜15.0%に等 しい量で添加することを含む方法に関する。 定義 本明細書で用いる「収穫」という用語、およびその種々の形式は、成長植物の 有用部分または食用部分を集めることだけではなく、植物全体を採取することも 示す。前者の例は、木から果実を採取すること、ツルから豆を採取すること、茎 からトウモロコシの穂を採取すること、キャベツやセロリを刈り入れることなど である。後者の例は、ポテト、ビート、およびニンジンなどの根菜類を掘り出す ことである。 発明の詳細な説明 A.キトサンの組成 キトサンは、多くの菌類に見出される天然に存在する重合体であるが、豊富で もなく、天然資源から高純度で容易に分離されるものでもない。便宜上、キトサ ンは、セルロースに次いで2番目に豊富な天然の重合体であるキチンからより容 易に得られる。キチンは、甲殻類または昆虫の外骨格から容易に分離され、軟体 動物および菌類にも見出される。キチンは、N−アセチル−D−グルコサミンと D−グルコサミンとの水不溶性の共重合体であるが、モノマー単位の大部分は、 N−アセチル−D−グルコサミン残基からなる。キトサンは、同じ2つのモノマ ー単位の共重合体であるが、モノマー単位の大部分はD−グルコサミン残基であ る。D−グルコサミン残基は塩基性アミノ官能基を有するため、それらは酸と容 易に塩を形成する。これらの塩の多くは水溶性である。高温において濃縮した苛 性アルカリでキチンを処理により、N−アセチル−D−グルコサミン残基がD− グルコサミン残基に変換し、それによってキチンがキトサンに変換する。甲殼類 廃物に見出されるキチンからキトサンを得る便利な方法が、米国特許第3,86 2,122号(Peniston)に記載されている。純粋なポリ−N−アセチ ル−D−グルコサミンと純粋なポリ−D−グルコサミンの間に組成物の連続体が 存在することは可能であるが、キトサンという用語は一般に、D−グルコサミン 残基を65〜100%含有する重合体に用いられる。この範囲内の組成物は酸性 溶液に可溶であるが、モノマー残基のうちの約35%より多くがN−アセチル− D−グルコサミンである場合、この重合体は弱酸性溶液に不溶である。 市販のキトサンは、一般に甲殻類から調製され、何十万と測定される分子量を 有しており、数千のモノマー単位がβ−1,4型で一緒に結合している重合体の 鎖に相当する。菌類供給源から得られたキトサンは、一般に分子量がやや低く、 50,000amu(原子質量単位、ダルトン)程度の低い分子量の断片を含有 し得る。本発明の目的において、キトサンという用語は、0〜35%のN−アセ チル−D−グルコサミン残基を含有し、50,000amuより大きい分子量を 有し、さらに約250以上のモノマー単位が一緒に結合している(重合度または DP=250)重合体の鎖に対応する、D−グルコサミンおよびN−アセチル− D−グルコサミンの共重合体に用いることを意図する。本研究に用いたキトサン は、エビまたはカニの殻から得られ、約75〜82%のD−グルコサミン残基を 含有しており、商業的に生成されたキトサンに典型的なものであった。これは、 鉱酸およびカルボン酸の双方の希釈水溶液に容易に可溶であった。 B.キトサンオリゴマーの組成 酸または酵素触媒を用いてキトサン鎖を切断する技術は、文献上周知である。 鎖切断が生じる程度は、生じる断片がまだキトサンとみなされるのに充分大きい ものであるように(DP>250)、選択した出発材料および反応条件に応じて 制御することができる。これとはまったく反対に、生成物がモノマー種のD−グ ルコサミンおよびN−アセチル−D−グルコサミン(DP=1)だけとなるよう に、厳しい条件下で鎖切断を行うことができる。本発明の目的のため、「キトサ ンオリゴマー」という用語は、約320〜10,000amuの分子量に対応す る2〜50の重合度(DP)を有する、D−グルコサミンおよびN−アセチルD −グルコサミンの共重合体を意味することを意図する。このようなキトサンオリ ゴマーを酸触媒によって調製する手順は、Horowitz、Roseman、 およびBlumenthal(J.Amer.Chem.Soc.、79巻、5 046〜5049頁、1957年)に記載されている。このようなキトサンオリ ゴマーを酵素開裂によって調製する手順は、Li、Brzezinski、およ びBeaulieu(Plant Physiol.Biochem.、33巻 (5号)、599〜603頁、1995年)に記載されている。本発明の研究に 用いたキトサンオリゴマーは、Li他の方法に変更を加えて調製した。 キトサンオリゴマーおよびキトサン塩の混合物は、これらの材料を適量含有す る溶液を噴霧することによって、あるいは当業者に容易に理解されるその他の技 術によって、成長植物の葉に塗布することができる。好ましい技術は、分散液の 沈澱に関連する問題、あるいは植物に固体を塗布することに関連する吸塵の危険 性を排除した、溶液噴霧によるものである。キトサン塩濃度(陰イオンを除く) が0.01%から1.5%の溶液を用いることが好ましく、0.05%から0. 50%の濃度の溶液を用いることが最も好ましい。この濃度範囲の溶液は、商業 用噴霧装置に適合する粘度を有している。さらにこの溶液は、正しい用量を実現 するために1エーカー(約4,000m2)当たり1回の塗布で5〜50ガロン (約19〜190リットル)の塗布量を必要とし、これは商業用噴霧装置の通常 の操作に適合するものである。キトサンオリゴマーが、溶液中のキトサン塩(陰 イオンを除く)の重量に対して、0.05〜50%、好ましくは0.1〜15% に等しい量で存在する溶液を用いることが好ましい。 C.酸 水溶性キトサン塩を形成する酸の多くは、それ自体が成長植物に有害であり、 高濃度のこれらの酸に植物がさらされるのを防ぐことが重要になる。一方、大量 に過剰な酸(キトサン中のアミノ官能基1モル当たりの酸の当量として測定する )を用いてキトサン塩溶液を調製しない限り、キトサンは、周囲温度で酸性溶液 に非常にゆっくりと溶解する。このジレンマを解決する1つの技術は、植物への 被害を制限しつつ大量に過剰な酸を用いて溶液を形成することができるよう、グ ルタミン酸などの植物毒性が少ないより高価な酸だけを選択することである。第 2の技術は、溶解の工程の際に大量に過剰の酸を用い、次いでその過剰分を、溶 解が終了した後に塩基で中和することである。しかしこの手順は、塩基が導入さ れ た領域での局所的なpHの増大を防止するために非常に多くの注意を払う必要が あるため、満足できるものではない。このようなpHの増大によって、キトサン 塩は、電気的に中性であるキトサンに再び変換されて、溶液中に沈澱する。次に 、大量に過剰な酸はもはや存在しないゆえ、この沈澱は再び溶解するのが非常に 遅い。したがって、好ましい技術は、非常にわずかに過剰の、安価な酸のみを用 いて、高温で溶解の工程を実施することである。用いる酸の過剰量を制限するこ とによって、酸の植物毒性の影響を、検出できないレベルに低減することができ る。ほんのわずかに過剰の酸のみを用いた場合であっても、高温で溶解を行うこ とによって、充分な溶解速度を実現することができる。酢酸を用いることが最も 好ましく、キトサン中のアミノ基1モル当たり1.02〜1.20モルの比の酢 酸では、安価で容易に入手可能である。これは、米国特許第4,812,159 号および米国特許第4,964,894号の教示、すなわち酢酸が植物毒性であ り、したがってこれらの明細書に記載の塗布に使用されるキトサン溶液の形成に は適さないことを見出している教示と著しく対照的である。溶解の工程は、50 〜75℃で実施することが好ましい。この方法では、キトサンを、3〜5時間以 内に、2.5%の濃度で溶解することができる。この濃度は、塗布現場への効率 的な輸送に適しており、粘度が充分に低いため水による現場での希釈が簡単であ る。 本発明で用いるキトサン塩の形成に適した酸は、キトサンと水溶性塩を形成す る酸である。酸自体は水溶性である必要はないが、そのような水溶性の酸はその 取扱いが容易であるゆえに好ましい。水溶性キトサン塩を形成する無機酸には、 ハロゲン酸および硝酸が含まれる。硫酸およびリン酸は、キトサンと水溶性塩を 形成しないため除外する。有機酸が好ましく、次のもの、すなわち乳酸、グリコ ール酸、グルタミン酸、および酢酸が含まれる。モノ官能性カルボン酸またはポ リ官能性カルボン酸のいずれかを用いることができ、これらは、キトサンと水溶 性塩を形成する限り、脂肪族化合物または芳香族化合物でよい。 D.添加剤 本明細書で用いる「添加剤」という用語は、本発明の効力を増大させるために 任意選択で用いることができるがそれ自体は生物活性を持たない材料を示す。こ れには、界面活性剤、湿潤剤、消泡剤、増量剤、浸透剤、活性剤、展着剤、希釈 剤、臭気剤、および増白剤などの材料が含まれる。植物の葉の疎水性表面に一様 に分布させ、湿らせるために、組成物中に少量の湿潤剤を用いることが特に好ま しい。このような剤は通常、0.01〜0.1重量%の濃度で用いる。 E.補助剤(coadjuvants) 本明細書で用いる「補助剤」という用語は、キトサン塩の生物活性と同じでも 異なってもよい生物活性を有する材料を示す。このような材料には、肥料、殺菌 剤、防虫剤、微量の栄養素、殺虫剤、除草剤、およびこれらの混合物が含まれる 。得られる水性組成物が噴霧可能である限り、液体と固体両方の補助剤を、水溶 性のキトサン塩およびキトサンオリゴマーとともに用いることができる。 F.キトサンオリゴマー/キトサン塩溶液の作製方法 処理溶液を作製する好ましい方法は、45〜85℃の温度(好ましくは55〜 75℃の温度)でキトサンの水性分散液を形成し、次いでその分散液に酸を添加 することである。これらの反応条件下では、キトサンの粒径は決定的に重要なも のではない。大量に過剰の酸を必要とすることなく速い反応速度を得るために、 反応温度は少なくとも45℃であることが好ましい。一方、変色を回避し、水溶 性塩の安定性を保証するために、反応温度は85℃を超えないことが好ましい。 キトサンオリゴマー、添加剤、および補助剤は、任意の段階で、反応溶液に添加 することができる。それにもかかわらず、あらゆる二次反応も最小限にするため に、反応が完了して溶液が冷却した後に、これらを添加することが好ましい。 G.キトサンオリゴマー作製方法 キトサナーゼ酵素(放線菌キタサトスポリア(Kitasatosporia )N174由来)をキトサンアセテート溶液に37〜55℃で添加することによ って、キトサンオリゴマーを作製した。31時間後、混合物を85℃に加熱し、 酵素を変性させた。真空下、35〜40℃で産物を濃縮し、次いで凍結乾燥した 。0.03Mの酢酸および0.2Mの硫酸ナトリウムを含有する移動相を用いた Supelco−TSK Column G−0ligo−PWでのサイズ排除 クロマトグラフィーにより、分けられたオリゴマーの41%は、DP(重合度) <7であり、分けられたオリゴマーの59%は、DPが6〜28であることが明 らかになった。 H.塗布方法 本発明の明らかな1つの長所は、広狭双方の農業地域に最も経済的で効率的な 塗布方法である液体噴霧により、キトサンオリゴマー/キトサン塩溶液を植物に 塗布することができることである。水性組成物は、ブラッシングなどのその他の 液体塗布方法によって塗布することができる。しかしそれらは効率的ではない。 上述のように本発明の組成物を、成長植物の最初の本葉に塗布し、好ましくは 少なくともあと2回、植物の収穫前に、好ましくは開花の際および成熟の開始の 際に、塗布する。 塗布した溶液を蒸発させることは必要ではない。実際に、キトサン塩およびキ トサンオリゴマーの植物への吸着は液体状態より行われるため、蒸発させないこ とが好ましい。しかしながら、通常の大気条件(温度および湿度)により、通常 はこの溶液が蒸発して乾燥する。 I.安全性 本発明の別の長所は、キトサン組成物が毒性ではないことである。例えば、ラ ット(シロネズミのオス5匹、メス5匹)におけるキトサングルタメートの急性 経口LD50値は、5g/kgより高い。さらに、ウサギ(シロウサギのオス5匹 、メス5匹)における上記組成物の急性経皮LD50値は、2g/kgより高い。 このように低毒性であるために、本発明の組成物は、鳥、哺乳動物、または人間 に有毒ではない。さらに、組成物の低毒性レベルおよび容易な生物分解性は、肥 沃な土層の有益な成分への有害な影響が生じないよう作用する。したがって、E PAは、原料のままの農業商品をつくるのに用いられる場合、ポリ−D−グルコ サミンの残留量許容範囲に対する要求が免除される。 J.試験手順 下記の実施例では次の手順を用いた。 60℃の温度で適量の水を激しく撹拌し、そして80%のD−グルコサミン残 基を含有するキトサンの小片を、キトサンが湿って液相全体に分散するように添 加することにより、キトサンアセテート溶液を調製した。次いで氷酢酸を、キト サン1ポンド(約450g)当たり酢酸0.36ポンド(約160g)の割合で 添加した。これは、キトサン中のアミノ官能基1モル当たり、酢酸が1.03当 量である割合を示す。この混合物を、ほぼすべてのキトサンが溶解するまで、6 0℃で撹拌した。次いで得られた溶液を、粗いチーズクロスを通して濾過し、ど のような外来粒子も除去した。水およびキトサンの量は、キトサン濃度(アセテ ート陰イオンを除く)が5.0%となるように選択した。固体キトサンオリゴマ ーを、キトサンの重量(陰イオンを除く)の10%に等しい量で添加し、その混 合物を少し撹拌してオリゴマーを確実に溶解した。次いでこの溶液を、水でさら に希釈してキトサン塩濃度を2.5重量%とし、304gを含む単位に包装して 試験現場に輸送した。このパッケージを現場で希釈することによって、2ガロン (約7.6リットル)の園芸用噴霧器に0.1%のキトサン塩および0.01% のキトサンオリゴマーを含有する溶液を充填するための正確な量のキトサンオリ ゴマー/キトサン塩溶液を得た。 種子または塊茎として植えた作物(カボチャ、トウモロコシ、豆、ポテト)の 場合、植物がその最初の本葉の組をつくり出して間もなく、処理を開始した。本 葉は、表出した葉(子葉)の次に続くものであり、その形状は成熟した植物の葉 に類似している。株立ちした温室の実生として得られた作物(トマト)の場合、 戸外に移植するときに処理を開始した。どちらの場合も、成長時期を通して、2 週間から3週間の間隔で処理を繰り返した。処理プロトコルは、葉の表面の最上 部が完全にぬれて溶液が葉の先から滴るまで、植物の葉に噴霧することであった 。処理される植物にもたらされる液体分が対照に比べて実質上相違がないように 、灌水直後に、可能な限りこの処理を行う。植物のサイズが大きくなると、葉を ぬらすためにより多くのキトサンオリゴマー/キトサン塩溶液を用いることが明 らかに必要であった。処理量は、初期処理には5〜10ガロン/エーカー(約0 .005〜0.01リットル/m2)であり、処理の終了時には20〜40ガロ ン/エーカー(約0.02〜0.04リットル/m2)と見積もられた。カボチ ャなど、成熟段階前において最適条件で収穫した作物については、増加した生産 高の測定として、果実の全重量よりも果実の数を用いた。豆やトウモロコシなど 、成熟期に収穫した作物については、増加した生産高の測定として、作物の全重 量を用いた。 K.処理可能な植物 この処理が上記の手法で実施される限り、本発明の方法によって広く様々な子 葉植物を有利に処理することができる。このような植物には、Allium(ア リウム)属、Appium(アピウム)属、Asparagus(アスパラガス )属、Beta(フダンソウ)属、Brassica(アブラナ)属、Caps icum(トウガラシ)属、Citrullis(スイカ)属、Cucurbi ta(カボチャ)属、Daucus(ニンジン)属、Frageria(イチゴ )属、Lactuca(アキノノゲシ)属、Lycopersicum(トマト )属、Phaseolus(インゲン)属、Solanum(ナス)属、Spi nachia(ホウレンソウ)属、およびZea(トウモロコシ)属のメンバー が含まれる。これらの属の野菜のメンバーの中には、アスパラガス、豆、ビート 、ブロッコリ、ニンジン、セロリ、トウモロコシ、ナス、レタス、メロン、タマ ネギ、エンドウ豆、コショウ、ポテト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、および トマトがある。 実施例 実施例1 1996年5月下旬、単に土を掘り返してその土塊をくずすことにより調製し た土壌中に、カボチャ(Burpee Yellow Summer)を、各々 に3つの苗を含む畝にして、並べて植え付けた。成長の間必要に応じ、すべての 畝を同一の方法で栽培し、潅水を行った。上述の手順によって一方の畝をキトサ ンオリゴマー/キトサン塩溶液で処理し、他方を対照とした。7月9日から8月 8日までの間に好ましいサイズに達した実を収穫した。穿孔虫により荒らされた ため、8月8日に調査を終了した。対照が28個の実をつけていたのに対し、処 理済みの植物は40個の実をつけていた。これは、収穫量が43%増加したこと を示している。実施例2 1996年5月下旬、土を掘り返して土塊をくずし、平らにならして調製した 土壌に、同じ方法で、サヤインゲンを平行な畦にして植えた。両方の畦を栽培し 、成長の間必要に応じて灌水した。一方の畦をキトサンオリゴマー/キトサン塩 溶 液で上述のように処理し、他方の畦を対照とした。この植物が消費されたと判断 された8月26日まで、1週間の間隔で作物を収穫した。対照の畦では11ポン ド6オンス(約5kg)の豆が産出されたのに対し、処理済みの畦では13ポン ド6オンス(約6kg)の豆を産出した。これは、収穫量が18%増加したこと を示す。実施例3 1996年6月2日、土を耕し平らにならして調製した土壌に、実生のトマト (Brandywine)を戸外に移植した。この植物の半分を、上述のように キトサンオリゴマー/キトサン塩溶液で処理し、残りの半分を対照とした。成長 時期全体を通して必要に応じ、両方の群を同等の方法で栽培し、潅水し、支柱し 、そしてそれらが熟したときに実を収穫した。これらの植物の対照群からは合計 74個の実を収穫したのに対し、処理済みの群からは合計86個の実を収穫した 。これは、収穫量が16%増加したことを示している。実施例4 耕して平らにした土壌に、スイートコーン(Seneca Star)を2つ の90フィート(約27m)の畦にして植えた。一方の畦を、上述のようにキト サンオリゴマー/キトサン塩溶液で処理し、他方の畦を対照とした。これらの畦 を同一条件下で成長させ、1996年7月20日〜7月29日の間に収穫した。 処理済みの畦では57.25ポンド(約26kg)(110穂)の産物を収穫量 であり、対照の畦では43.50ポンド(約20kg)(110穂)の産物を収 穫量であった。これは、収穫量が32%増加したことを示している。実施例5 100畝のレッドポテトを、それぞれ50畝の試験群と対照群に分け、試験群 を上述のようにキトサンオリゴマー/キトサン塩溶液で処理したこと以外は同一 条件下で生育した。芋類を定期的に調査し、目標とするサイズに達したらすぐに 収穫した。試験群の場合、これが1996年8月5日までに生じたと判断され、 その結果、試験植物からはポテト97.50ポンド(約44kg)(平均重量= 0.15ポンド(約68g))の収穫量が得られた。対照群を1996年8月1 4日に収穫し、ポテト82.15ポンド(約37kg)(平均重量=0.127 ポンド(約57g))を得た。これは、9日少ない生育日数で収穫量が19%増 加したことを示す。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成11年3月26日(1999.3.26) 【補正内容】 キトサンは、作物の収穫量を増やす能力以外の目的で、農業に用いられてきた 。キトサンは、種々の微生物に対する殺菌剤としての特性も実証し、この性質に よって良好な利点が得られる場所に使用されてきた。霜害を阻止するためのキト サンの使用が、JP07179843A(特開平7−179843)(Daii che Seimo KK(第一製網)に譲渡された)に開示されており、ここ では、氷核生物であるP.シリンジ(P.syringe)およびP.アグロメ ラント(P.agglomerants)を接種したホウレン草の葉をキトサン で処理し、次いで凍結温度にさらしている。処理した葉は、霜害が対照よりも著 しく少なかった。 さらに米国特許第5,374,627号は、細菌性軟腐(野菜)、スプリングデ ッドスポット(芝生)、および細菌性穀物腐敗(米)など、数多くの植物病害から 植物を保護するための有効な薬剤として、キトサンを高温かつ酸性触媒で分解す ることにより調製した分子量10,000〜50,000のキトサン水解物の使 用について開示している。 発明の概要 したがって本発明は、野菜、種子、果実、芋類、および花の収穫量を増やすた め、成長中の植物の葉にキトサン塩およびキトサンオリゴマーの両方を含有する 溶液を塗布することに関する。このように処理した植物は、健康状態がより良く 、耐渇水性がより高くなり、そして多くの植物品種が長い生産期間を享受する。 この処理は、植物の成長サイクル全体を通して、特に、開花、種子形成、および 成熟など、植物成長の重要な段階中に繰り返すことができる。 1.最初の本葉を有する成長子葉植物の収穫量を向上させる方法であって、 (1)(a)50,000より大きい分子量を有するキトサンと酸とを45〜8 5℃の温度で反応させることによって調製したキトサンの陰イオン性塩であって 、溶液中でキトサン中のアミン基に対する酸のモル比が1.01〜1.20であ る該キトサンの陰イオン性塩0.01〜1.5重量%と、(b)陰イオンを除い たキトサン塩の重量に対して、320〜10,000の分子量を有するキトサン オリゴマー0.05〜50%とが溶解した水溶液を、前記植物の葉の露出表面に 塗布する段階と、 (2)植物を収穫する前に、段階(1)を少なくとも1回繰り返す段階と を含むことを特徴とする方法。 2.最初の本葉を有する子葉植物を処理する組成物であって、 (a)50,000より大きい分子量を有するキトサンと酸とを45〜85℃の 温度において反応させることにより調製したキトサンの陰イオン性塩であって、 溶液中でキトサンに由来するアミノ基に対する酸の当量の比が1.02〜1.2 0である該キトサンの陰イオン性塩0.01〜1.5重量%と、(b)陰イオン を除いたキトサン塩の重量に対して、320〜10,000の分子量を有するキ トサンオリゴマー0.05〜50%とを含有する水溶液を含むことを特徴とする 組成物。 3.(a)50,000より大きい分子量を有するキトサンの微細粒子を水中に 分散し、該分散液の温度を45〜85℃に調節することによって、キトサンの水 性分散液を形成する工程と、 (b)分散液中のアミン部分に対する酸部分のモル比が1.01〜1.20とな るような量で、工程(a)の加熱した分散液に酸を添加する工程と、 (c)キトサンと酸との反応を完全に行うのに充分な時間、撹拌しながら、工程 (b)の酸性化溶液の温度を45〜85℃で維持し、これによって反応溶液中に 溶解した陰イオン性キトサン塩を形成する工程と、 (d)分子量320〜10,000のキトサンオリゴマーを、撹拌しながら、工 程(c)のキトサン塩溶液に添加する工程であって、該キトサンオリゴマーを、 溶解したキトサン塩の0.05〜50重量%に相当する量で添加する工程と、 (e)必要に応じ、工程(d)のキトサン塩/キトサンオリゴマー溶液の含水率 を、該溶液中のキトサン塩の濃度が0.01〜1.5重量%となる含水レベルに 調節する工程と を含むことを特徴とする請求項2に記載の水性処理溶液の調製方法。 4.前記酸の当量がカルボン酸から得られることを特徴とする請求項1に記載の 方法。 5.前記カルボン酸が、酢酸、グルタミン酸、乳酸、グリコール酸、およびこれ らの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項4に記載の方法。 6.前記植物の少なくとも一部がヒトによって食されることを特徴とする請求項 1に記載の方法。 7.前記植物が食用野菜であることを特徴とする請求項6に記載の方法。 8.前記植物の属が、アリウム属、アピウム属、アスパラガス属、フダンソウ属 、アブラナ属、トウガラシ属、スイカ属、カボチャ属、ニンジン属、イチゴ属、 アキノノゲシ属、トマト属、インゲン属、ナス属、ホウレンソウ属、およびトウ モロコシ属からなる群から選択されることを特徴とする請求項7に記載の方法。 9.前記植物が、アスパラガス、豆、ビート、ブロッコリ、ニンジン、セロリ、 トウモロコシ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、エンドウ豆、コショウ、ポテ ト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマトからなる群から選択されるこ とを特徴とする請求項8に記載の方法。 10.前記植物が豆であることを特徴とする請求項9に記載の方法。 11.前記植物がトウモロコシであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 12.前記植物がカボチャであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 13.前記植物がポテトであることを特徴とする請求項9に記載の方法。 14.前記植物がトマトであることを特徴とする請求項9に記載の方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,LS,M W,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY ,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CN,CU,CZ,EE,GE,HU,ID,IL,I S,JP,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR ,LT,LV,MD,MG,MK,MN,MX,NO, NZ,PL,RO,RU,SG,SI,SK,SL,T J,TM,TR,TT,UA,UZ,VN,YU

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.最初の本葉を有する成長子葉植物の収穫量を向上させる方法であって、( 1)(a)キトサンと酸との反応によって調製したキトサン塩であって、溶液中 でキトサンに由来するアミノ基に対する酸の当量の比が1.02〜1.20であ る該キトサン塩0.01〜1.5重量%と、(b)陰イオンを除いたキトサン塩 の重量に対してキトサンオリゴマー0.05〜50%とが溶解した水溶液を葉の 露出表面に塗布する工程、および(2)植物を収穫する前に、段階(1)を少な くとも1回繰り返す工程を含むことを特徴とする方法。 2.最初の本葉を有する子葉植物を処理する組成物であって、(a)キトサン と酸との反応により調製したキトサン塩であって、溶液中でキトサンに由来する アミノ基に対する酸の当量の比が1.02〜1.20である該キトサン塩0.0 1〜1.5重量%と、(b)陰イオンを除いたキトサン塩の重量に対してキトサ ンオリゴマー0.05〜50%とを含有する水溶液を含有することを特徴とする 組成物。 3.(a)キトサンと酸との反応により調製したキトサン塩であって、溶液中 でキトサンに由来するアミノ基に対する酸の当量の比が1.02〜1.20であ る該キトサン塩0.01〜1.5重量%と、(b)陰イオンを除いたキトサン塩 の重量に対してキトサンオリゴマー0.05〜50%とを含有する水溶液の調製 方法であって、45〜85℃の水中にキトサンの粒子を分散させること、および 、該水中に、キトサンに由来するアミノ基に対する酸の当量の比が1.02〜1 .20となるような量の酸と、キトサンの重量の0.05〜50%に相当するキ トサンオリゴマーとを添加することを含むことを特徴とする方法。 4.本葉が、キトサンと酸の反応により調製されたキトサン塩であって、溶液 中でキトサンに由来するアミノ基に対する酸の当量の比が1.02〜1.20で ある該キトサン塩を含有する、陰イオンを除いたキトサン塩の重量に対してキト サンオリゴマー0.05〜50%も溶解している、水溶液の層を有することを特 徴とする成長子葉植物。 5.前記酸の当量がカルボン酸から得られることを特徴とする請求項1に記載 の方法。 6.前記カルボン酸が、酢酸、グルタミン酸、乳酸、グリコール酸、およびこ れらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項5に記載の方法 。 7.前記植物の少なくとも一部がヒトによって食されることを特徴とする請求 項1に記載の方法。 8.前記植物が食用野菜であることを特徴とする請求項7に記載の方法。 9.前記植物の属が、アリウム属、アピウム属、アスパラガス属、フダンソウ 属、アブラナ属、トウガラシ属、スイカ属、カボチャ属、ニンジン属、イチゴ属 、アキノノゲシ属、トマト属、インゲン属、ナス属、ホウレンソウ属、およびト ウモロコシ属からなる群から選択されることを特徴とする請求項8に記載の方法 。 10.前記植物が、アスパラガス、豆、ビート、ブロッコリ、ニンジン、セロ リ、トウモロコシ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、エンドウ豆、コショウ、 ポテト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマトからなる群から選択され ることを特徴とする請求項9に記載の方法。 11.前記植物が豆であることを特徴とする請求項10に記載の方法。 12.前記植物がトウモロコシであることを特徴とする請求項10に記載の方 法。 13.前記植物がカボチャであることを特徴とする請求項10に記載の方法。 14.前記植物がポテトであることを特徴とする請求項10に記載の方法。 15.前記植物がトマトであることを特徴とする請求項10に記載の方法。 16.前記キトサン塩溶液中の酸の当量がカルボン酸から得られることを特徴 とする請求項4に記載の子葉植物。 17.前記カルボン酸が、酢酸、グルタミン酸、乳酸、グリコール酸、および これらの混合物からなる群から選択されることを特徴とする請求項16に記載の 子葉植物。 18.少なくとも一部がヒトによって食されることを特徴とする請求項4に記 載の子葉植物。 19.アリウム属、アピウム属、アスパラガス属、フダンソウ属、アブラナ属 、トウガラシ属、スイカ属、カボチャ属、ニンジン属、イチゴ属、アキノノゲシ 属、トマト属、インゲン属、ナス属、ホウレンソウ属、およびトウモロコシ属か らなる群から選択されることを特徴とする請求項4に記載の子葉植物。 20.食用野菜であることを特徴とする請求項19に記載の子葉植物。 21.アスパラガス、豆、ビート、ブロッコリ、ニンジン、セロリ、トウモロ コシ、キュウリ、ナス、レタス、メロン、タマネギ、エンドウ豆、コショウ、ポ テト、ホウレン草、カボチャ、イチゴ、およびトマトからなる群から選択される ことを特徴とする請求項20に記載の子葉植物。 22.前記植物が豆であることを特徴とする請求項21に記載の植物。 23.前記植物がトウモロコシであることを特徴とする請求項21に記載の植 物。 24.前記植物がカボチャであることを特徴とする請求項21に記載の植物。 25.前記植物がポテトであることを特徴とする請求項21に記載の植物。 26.前記植物がトマトであることを特徴とする請求項21に記載の植物。
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