JP2001510485A - アトピー性皮膚炎、血管性浮腫および他の障害を抗ヒスタミン薬およびグルココルチコイドを用いて処置するための組成物および方法 - Google Patents

アトピー性皮膚炎、血管性浮腫および他の障害を抗ヒスタミン薬およびグルココルチコイドを用いて処置するための組成物および方法

Info

Publication number
JP2001510485A
JP2001510485A JP51714399A JP51714399A JP2001510485A JP 2001510485 A JP2001510485 A JP 2001510485A JP 51714399 A JP51714399 A JP 51714399A JP 51714399 A JP51714399 A JP 51714399A JP 2001510485 A JP2001510485 A JP 2001510485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
composition
substituted
allergic
antihistamine
unsubstituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Ceased
Application number
JP51714399A
Other languages
English (en)
Inventor
ウーヨラ ルゴ,セルジオ
ビヤカンパ ラモス,ホセ
モラレス アレヤノ,セルジオ
ミッシェル,オリビアー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Merck Sharp and Dohme Corp
Original Assignee
Schering Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Schering Corp filed Critical Schering Corp
Publication of JP2001510485A publication Critical patent/JP2001510485A/ja
Ceased legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61KPREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
    • A61K31/00Medicinal preparations containing organic active ingredients
    • A61K31/56Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids
    • A61K31/57Compounds containing cyclopenta[a]hydrophenanthrene ring systems; Derivatives thereof, e.g. steroids substituted in position 17 beta by a chain of two carbon atoms, e.g. pregnane or progesterone
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • A61P11/02Nasal agents, e.g. decongestants
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P11/00Drugs for disorders of the respiratory system
    • A61P11/06Antiasthmatics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P17/00Drugs for dermatological disorders
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P27/00Drugs for disorders of the senses
    • A61P27/02Ophthalmic agents
    • A61P27/14Decongestants or antiallergics
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P37/00Drugs for immunological or allergic disorders
    • A61P37/08Antiallergic agents
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
    • A61P43/00Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Pharmacology & Pharmacy (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Bioinformatics & Cheminformatics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Ophthalmology & Optometry (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Dermatology (AREA)
  • Otolaryngology (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹、アレルギー性鼻炎および他のそのような障害を処置するための組成物および方法が本明細書中に開示される。この組成物は、治療有効量の、例えばロラタジンのような抗ヒスタミン薬と、例えばベタメタゾンのようなグルココルチコイドとを、このような処置のために含む。

Description

【発明の詳細な説明】 アトピー性皮膚炎、血管性浮腫および他の障害を抗ヒスタミン薬および グルココルチコイドを用いて処置するための組成物および方法 発明の分野 本発明は一般的に、アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹、アレルギー性 鼻炎および他のそのような障害を処置するための組成物および方法に関する。治 療有効量の、例えばロラタジンのような抗ヒスタミン薬と、例えばベタメタゾン のようなグルココルチコイドとを、このような処置のために含む組成物が特に開 示される。 発明の背景 アトピー性皮膚炎は、慢性のそう痒を伴う皮膚の表面性炎症であり、通常アレ ルギー性障害の履歴を有する個体において見いだされる。(The Merck Manual of Diagnosis and Therapy,D.Holvey編、Merck & Co.,Inc.出版、Rahway,New Jersey,(1972)1460)。血管性浮腫およびじんま疹は真皮における局所的な膨疹 および紅斑であり、そして例えば薬物アレルギー、虫の噛み傷などの原因によっ て起こり得る。同書、第241頁。アトピー性皮膚炎は、通常、局所コルチコステ ロイドの軟膏またはパスタを適用することによって処理される。そう痒は、通常 、抗ヒスタミン薬をしばしば大量の用量で用いることによって軽減される。最初 は有用な医薬は、通常、効果がなくなりことがあり得、そして置き換えなければ ならない。急性じんま疹はしばしば経口抗ヒスタミン薬によって処置される。コ ルチコステロイド処置もときおり必要となり得る。特に血管性浮腫を伴う場合で ある。局所コルチコステロイドは通常、無価値である。 ステロイドと抗ヒスタミン薬との組み合わせを含む製品が公知であり、そして 入手可能である。例えば、マレイン酸クロルフェニラミンとパラメタゾンとを含 入手可能である。しかし、このような製品中の抗ヒスタミン薬は典型的には鎮静 性である。鎮静性の抗ヒスタミン薬が許容できない状況があり得る。 アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹、季節性およびアレルギー性鼻炎、 食物および薬物アレルギー、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚 炎、アレルギー性喘息、結膜炎および虹彩毛様体炎のような眼のアレルギー性症 状、虫の刺し傷および噛み傷に対するアレルギー性反応ならびに他のそのような 障害のような疾患の処置のための薬学的組成物および方法を見いだすことが望ま しい。 1種またはそれ以上の実質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬と1種またはそれ以上 のグルココルチコイドとの有効量の組み合わせを用いて、このような疾患を処置 するための組成物および方法を見いだすことが特に望ましい。 選択された実質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬およびグルココルチコイドが、 全身性毒性の可能性が低く安全である、このような組み合わせの組成物および方 法を得ることがさらに望ましい。 本発明のさらなる要求、目的、および利点は、添付の説明および特許請求の範 囲から、当業者に明らかである。 発明の説明 本発明は上記の要求および目的に取り組み、1つの実施態様において、アトピ ー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹、季節性およびアレルギー性鼻炎、食物およ び薬物アレルギー、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、アレ ルギー性喘息、結膜炎および虹彩毛様体炎のような眼のアレルギー性症状、虫の 刺し傷および噛み傷に対するアレルギー性反応ならびに他のそのような障害のよ うな疾患を処置するための薬学的組成物を提供する。この組成物は、組み合わせ て:(i)治療有効量の1種またはそれ以上の実質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬ま たはその薬学的に受容可能な塩または溶媒和物、および(ii)治療有効量の1種以 上のグルココルチコイドまたはその適切な誘導体を含む。本発明はさらに、その ような処置を必要とする哺乳生物における上記疾患の処置のための方法を開示す る。この処置は、上記の薬学的組成物を投与する工程を包含する。 本発明の実施において有用な抗ヒスタミン薬は、一般式Iに対応する: 式I ここでXはハロゲン原子または水素原子を表し;そしてYは水素、-COOR1または-S O2R2を表し、ここでR1は置換または非置換のアルキル基、置換または非置換のシ クロアルキル基、置換または非置換のアルケニル基、置換または非置換のアリー ル基、あるいは置換または非置換のヘテロ輿式環を表し;そしてR2は置換または 非置換のシクロアルキル基、あるいは置換または非置換のアリール基を表す。用 語「置換」は、例えば、アルキル、アリール、アラルキル、アルキルアリール、 シクロアルキル、ヘテロ環、ハロゲン、エステル、アミド、エーテル、カルボニ ル、スルホニルなどのような部分による適切な置換をいう。式Iの化合物は、光 学異性体およびその混合物、ラセミ混合物、エノール体、および他のそのような 修飾を包含する。好ましい化合物は、式Iに属し、そしてXがハロゲン原子または 水素原子であり、そしてYが水素または-COOR1であり、ここでR1が上記定義のも のである。このクラスのさらに特に好ましい化合物は、XがClかつR1がカルボエ トキシである場合(この化合物は一般にロラタジン(loratadine)として知られる) およびXがClかつR1が水素である場合(この化合物は一般にデスカルボエトキシロ ラタジン(descarboethoxyloratadine)またはデスロラタジン(desloratadine)ま たはDCLとして知られる)である。式Iの化合物は、当該分野で公知のプロセスに 従って調製され得る。このプロセスは例えば、米国特許第3,326,924号および同4 ,282,233号に開示される。DCLは例えば米国特許第4,659,716号に記載され、そし てロラタジンの代謝誘導体である。 グルココルチコイドは通常ステロイドホルモンのクラスに属し、これは脊椎動 物の副腎皮質によって合成され、そして抗炎症活性を有する。多くのものが公知 である。本発明の実施において有用なグルココルチコイドとしては例えば、プレ ドニゾロン、プレドニゾン、ベタメタゾン、デキサメタゾン、フルオロメタロン (fluoromethalone)、メドリゾン、トリアムシノロン、ヒドロコルチゾン、プレ ドニカルバート(prednicarbate)、デフラザコルト、ハロメタゾン(halomethason e)、チキソコルトール(tixocortol)、プレジニリデン(predinylidene)(21-ジエ チルアミノアセテート)、プレドニバル(prednival)、パラメタゾン、メチルプ レドニゾロン、メプレドニゾン、マジプレドン(mazipredone)、イソフルプレド ン(isoflupredone)、酢酸ハロプレドン、ハルシノニド、フォルモコルタール(fo rmocortal)、フルランドレノリド(flurandrenolide)、フルプレドニゾロン(flup rednisolone)、酢酸フルプレドニン(fluprednine acetate)、酢酸フルペロロン 、フルオコルトロン、フルオコルチンブチル(fluocortin butyl)、フルオシノニ ド、フルオシノロンアセトニド、フルニソロド(flunlsolode)、フルメタゾン、 フルドロコルチゾン、エノキソロン、ジフルプレドナート、ジフルコルトロン、 二酢酸ジフロラゾン、デスオキシメタゾン(desoxymetasone)、デソニド、コルチ バゾル(cortivazol)、コルチコステロン、コルチゾン、クロプレドノール、クロ コルトロン(clocortolone)、クロベタゾン、クロベタゾール、クロロプレドニゾ ン、カフェストール、ブデソニド、ベクロメタゾン、アムシノニド(amcinonide) 、アロプレグナンアセトニド(allopregnane acetonide)、アルクロメタゾン、21 -アセトキシプレグネノロン、トラロニド(tralonide)、酢酸ジフルラゾン(diflu ras one acetate)、デアシルコルチバゾル(deacylcortivazol)、ブデソニド、デ アシルコルチバゾルオキセタノン(deacylcortivazol oxctanone)などを含む。こ れらの化合物のいくつかは公知のグルココルチコイドであり、そして多くがThe Merck Index、第12版、Merck & Co.,Inc.,Rahway,New Jersey(1996)に記載さ れている。好ましいグルココルチコイドは、ベタメタゾン、プレドニゾロン、プ レドニゾン、フルメタゾンおよびヒドロコルチゾンを含む。最も好ましくはベタ メタゾンである。 ロラタジンはその抗ヒスタミン効果について広く研究されており、そしてH1ア ンタゴニストとして安全な抗ヒスタミン薬であると考えられる。これはまた臨床 的に優位な鎮静効果を有しない抗ヒスタミン薬であると考えられる。これはまた 、 いくつかの呼吸器系および皮膚のアレルギー性疾患の処置に関して安全かつ効果 的であることが証明されている。ベタメタゾン(式II)はヒドロコルチゾンの合成 フッ素誘導体であり、そして抗炎症特性を有する。 式II ベタメタゾンは臨床において広範囲に用いられ、そしていくつかの臨床試験にお いてコルチコステロイドの参照として用いられている。論述は例えば、Munckら 「ストレス下におけるグルココルチコイドの生理学的機能ならびにその薬理学的 活性に対する関係」Endocr.Rev.,第5巻(1984)、25-44に見いだされ得る。ロラ タジンのような抗ヒスタミン薬とベタメタゾンのようなグルココルチコイドとの 組み合わせが、上記のアレルギーおよび関連疾患の処置のために非常に有効な医 薬であり、鎮静効果を有しないことが、今回見いだされた。 上記のように、本発明は一般に、実質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬およびグ ルココルチコイドを含む新規な薬学的組成物を開示する。加えて、例えば薬学的 に受容可能なキャリアーのような他の任意の成分が存在し得る。さらに他の成分 もまた存在し得、特に後に詳述するように、この薬学的組成物の投与の形熊に依 存する。抗ヒスタミン薬またはその薬理学的に受容可能な塩または溶媒和物は通 常、組成物中に、用量当たり約2〜20ミリグラム、好ましくは約2〜10ミリグラム 、および典型的には約3〜7ミリグラムで存在する。グルココルチコイドは通常、 組成物中に、用量当たり0.02〜1ミリグラム、好ましくは約0.02〜0.8ミリグラム 、そして典型的には約0.03〜0.5ミリグラムで存在する。好ましくは、グルココ ル チコイドと抗ヒスタミン薬との重量比は約1:100と1:10との間の範囲である。 前述のように、薬学的に受容可能なキャリアー(これは希釈剤、賦形剤または キャリアー物質を包含する)もまた組成物中に存在し得る。キャリアーは意図さ れる投与形態(すなわち経口錠剤、カプセル(固形物充填、半固形物充填、または 液体充填)、構成のための粉末剤(powders for constitution)、経口ゲル、エリ キシル剤、液剤、シロップ、懸濁液など)および従来の薬学的慣行に関して適切 に選択される。例えば、錠剤またはカプセルの形態での経口投与のためには、活 性成分(すなわち、抗ヒスタミン薬およびグルココルチコイド)は、任意の経口で 非毒性の薬学的に受容可能な不活性キャリアー、例えば、乳糖、デンプン、ショ 糖、セルロース、ステアリン酸マグネシウム、リン酸ジカルシウム、硫酸カルシ ウム、マンニトール、エチルアルコール(液体形態)などと組み合わされ得る。さ らに、所望される場合または必要とされる場合、適切な結合剤、滑沢剤、崩壊剤 、殺菌剤、および着色剤もまた混合物中に配合し得る。適切な結合剤としては、 デンプン、ゼラチン、天然糖、トウモロコシ甘味料(corn sweetener)、天然およ び合成のゴム(例えばアラビアゴム)、アルギン酸ナトリウム、カルボキシメチル セルロース、ポリエチレングリコール、およびワックスが挙げられる。これらの 剤形での使用に関して名を挙げ得る適切な滑沢剤としては、例えば、ホウ酸、安 息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、塩化ナトリウムなどが挙げられる。崩壊剤 としては、デンプン、メチルセルロース、グアーガムなどが挙げられる。殺菌剤 としては、塩化ベンザルコニウムなどが挙げられる。甘味剤および矯味剤(flavo ring agent)および保存剤、ならびに他の成分、例えば、クロスカルメロースナ トリウムもまた適切な場合には含まれ得る。 他の実施態様において、本発明は、アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹 、季節性およびアレルギー性鼻炎、食物および薬物アレルギー、アレルギー性接 触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、アレルギー性喘息、結膜炎および虹彩毛 様体炎のような眼のアレルギー性症状、虫の刺し傷および噛み傷に対するアレル ギー性反応ならびに他のそのような障害のような疾患の処置に使用するための組 成物の調製方法を開示する。この組成物は、治療有効量の1種またはそれ以上の 実質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬、またはこのような抗ヒスタミン薬の薬学的 に 受容可能な塩または溶媒和物、および1種またはそれ以上の治療有効量のグルコ コルチコイドを、任意に薬学的に受容可能なキャリアーと組み合わせて含む。 さらに他の実施態様において、本発明は、アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じ んま疹、季節性およびアレルギー性鼻炎、食物および薬物アレルギー、アレルギ ー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、アレルギー性喘息、結膜炎および 虹彩毛様体炎のような眼のアレルギー性症状、虫の刺し傷および噛み傷に対する アレルギー性反応ならびに他のそのような障害のような疾患に有効な処置の投与 方法を開示し、この投与は、上記の薬学的組成物を投与する工程を包含する。本 発明の薬学的組成物は、患者の年齢、性別、体重、および処置される症状の重篤 度に応じて投与され得る。通常、抗ヒスタミン薬およびキャリアーを含むヒトの 経口剤形は、1日当たり1回または2回投与され得る。 さらなる実施態様において、そのような処置を必要とする哺乳生物において、 本発明はアトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹、季節性およびアレルギー性 鼻炎、食物および薬物アレルギー、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神 経皮膚炎、アレルギー性喘息、結膜炎および虹彩毛様体炎のような眼のアレルギ ー性症状、虫の刺し傷および噛み傷に対するアレルギー性反応ならびに他のその ような障害のような疾患を処置する方法を開示する。このような処置は、治療有 効量の1種またはそれ以上の実質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬、またはこのよ うな抗ヒスタミン薬の薬学的に受容可能な塩または溶媒和物、および1種または それ以上の治療に有効なグルココルチコイドを、任意に薬学的に受容可能なキャ リアーと組み合わせて投与する工程を包含する。 加えて、本発明の組成物は、任意の1種またはそれ以上の成分または活性成分 の速度制御された放出を提供して、治療効果を至適化するために、徐放性形態で 処方され得る。徐放に適した剤形は、崩壊速度を変えた層を含む層状錠剤、また は活性成分を含浸し、そして錠剤形態に成形した徐放性ポリマー基剤、またはこ のような含浸またはカプセル化された多孔質のポリマー基剤を入れたカプセルを 包含する。 剤形とは、送達系に処方された、抗ヒスタミン薬、グルココルチコイド、およ び任意にキャリアーを含む組成物をいう。すなわち、錠剤、カプセル、経口ゲル 、 不活性成分と組み合わせた構成または懸濁液のための粉末である。 カプセルとは、活性成分および任意にキャリアーを含む組成物を保持し、また は入れるための、メチルセルロース、ポリビニルアルコール、あるいは変性ゼラ チンまたはデンプンで作製された特別の容器または入れ物をいう。硬質の殻のカ プセルは典型的には、比較的ゲル強度の高い骨およびブタ皮膚のゼラチンのブレ ンドから作製される。カプセル自体は少量の色素、不透明化剤、可塑剤および保 存剤を含み得る。 錠剤とは、活性成分を適切な希釈剤と共に含む、圧縮または成型された固体の 剤形をいう。錠剤は、混合物の圧縮、または湿式造粒、乾式造粒、または圧密化 (compaction)によって得られる顆粒によって調製され得る。 経口ゲルとは、活性成分およびキャリアーが親水性半固形基剤中に分散または 可溶化されたものをいう。 構成のための粉末剤とは、活性成分およびキャリアーおよび適切な希釈剤を含 む粉末ブレンドをいい、これは水またはジュース中に懸濁され得る。 希釈剤とは、普通、組成物または剤形の大部分を構成する物質をいう。適切な 希釈剤としては、糖類、例えば乳糖、ショ糖、マンニトールおよびソルビトール ;小麦、トウモロコシ、米、および馬鈴薯由来のデンプン;およびセルロース、 例えば、微結晶セルロースが挙げられる。組成物中の希釈剤の量は、全組成物の 約2重量%から約98重量%の範囲であり得る。 崩壊剤とは、組成物がばらばらになる(崩壊する)ことを補助し、そして医薬を 放出させるために組成物に添加される物質をいう。適切な崩壊剤としては、デン プン;「冷水可溶性」の修飾されたデンプン、例えばデンプンカルボキシメチル ナトリウム(sodium carboxymethyl starch);天然および合成ゴム、例えば、ロ ーカストビーン(locust bean)、カラヤ(karaya)、グアー、トラガカントおよび 寒天;セルロース誘導体、例えば、メチルセルロースおよびカルボキシメチルセ ルロースナトリウム;微結晶セルロースおよび架橋微結晶セルロース、例えばク ロスカルメロースナトリウム;アルギン酸類、例えば、アルギン酸およびアルギ ン酸ナトリウム;粘土、例えばベントナイト;および発泡性混合物が挙げられる 。組成物中の崩壊剤の量は、組成物の約1重量%から約15重量%の範囲であり得 る。 結合剤とは、粉末を互いに結合または「接着」させて、顆粒を形成することに より粉末を凝集性とし、従って、処方中で「接着剤」として作用する物質をいう 。結合剤は、希釈剤または充填剤においてすでに得られる凝集強度を追加する。 適切な結合剤は、ショ糖のような糖類;小麦、トウモロコシ、米および馬鈴薯の デンプン;天然ゴム、例えば、アラビアゴム、ゼラチンおよびトラガカント;海 草の誘導体、例えば、アルギン酸、アルギン酸ナトリウムおよびアルギン酸カル シウムアンモニウム;セルロース性物質、例えば、セルロース、メチルセルロー ス、カルボキシメチルセルロースナトリウム、およびヒドロキシプロピルメチル セルロース;ポリビニルピロリドン;および無機物、例えば、ケイ酸アルミニウ ムマグネシウムが挙げられる。組成物中の結合剤の量は、組成物の約2重量%か ら約98重量%の範囲であり得る。 滑沢剤とは、錠剤、顆粒などを圧縮した後に、摩擦または摩耗を低下させるこ とによって型またはダイから外すことができるようにするために、剤形に添加さ れる物質をいう。適切な滑沢剤としては、ステアリン酸金属塩、例えば、ステア リン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウム、またはステアリン酸カリウム; ステアリン酸;高融点ワックス;および水溶性滑沢剤、例えば、塩化ナトリウム 、安息香酸ナトリウム、酢酸ナトリウム、オレイン酸ナトリウム、ポリエチレン グリコールおよびd'l-ロイシンが挙げられる。滑沢剤は普通、圧縮前の一番最後 の工程で添加される。なぜなら、滑沢剤は顆粒の表面に存在し、そして滑沢剤と 錠剤圧縮の部材との間に存在しなければならないからである。組成物中の滑沢剤 の量は、組成物の約0.05重量%から約5重量%の範囲であり得る。 潤滑剤(glident)とは、顆粒の固化を防ぎ、そしてその流動特性を向上させて 、流動が滑らかかつ均一になるようにする物質をいう。適切な潤滑剤としては、 二酸化ケイ素およびタルクが挙げられる。組成物中の潤滑剤の量は、全組成物の 約0.1重量%から約5重量%の範囲であり得る。 着色剤とは、組成物または剤形を着色する賦形剤である。このような賦形剤は 、食品用色素および食品用色素を適切な吸着剤(例えば粘土または酸化アルミニ ウム)上に吸着させたものを包含し得る。着色剤の量は、組成物の約0.1重量%か ら約5重量%まで変化し得る。 バイオアベイラビリティとは、活性薬物成分または治療的部分が投与された剤 形から体循環中に吸収される速度および程度を標準または対照、ならびに局所バ イオアベイラビリティと比較したものである。 錠剤の調製のための従来の方法は公知である。このような方法は、乾式法、例 えば、直接圧縮、および圧密化によって製造された顆粒の圧縮、または湿式法、 または他の特別な手順を包含する。 語句「治療有効量」は、本発明の組成物による上記の疾患の処置または処理に おいて、治療的利益を提供する活性成分の量を意味する。 標的とする疾患および症状の急性または慢性の処理における活性成分の予防的 または治療的用量の程度は、処置される症状の重篤度および投与経路によって変 化する。用量およびおそらくは投薬頻度はまた、個別の患者の年齢、体重、およ び応答に応じて変化する。適切な一日当たりの総用量の範囲は当業者によって容 易に決定され得る。用量は、単回用量または頻回用量で、経口、局所、経皮、ま たは吸入による局所投与で投与され得る。 子供、65歳を超える患者、および腎臓が弱っている患者またはハプテン機能(h aptenic function)の患者は、最初は低容量を投与され、そして次に個別の応答 または血中レベルに基づいて滴定されることがさらに推奨される。さらに、臨床 家または治療者は、どのようにそしていつ、治療を調節、中断、または終止する かを、個別の患者の応答に関連して知るであろうことに留意される。 本発明の方法に従って有効な用量の活性成分を患者に提供するために、任意の 適切な投与経路が使用され得る。このような経路は、例えば、経口、口内、直腸 内、非経口、上皮(epictaneous)、経皮、皮下、筋肉内、経鼻、舌下、硬膜内、 眼内、呼吸器内、経口または経鼻吸入などである。経口投与が好ましい。 用語「薬学的に受容可能な塩」とは、薬学的に受容可能な非毒性の酸または塩 基(無機酸または塩基、あるいは有機酸または塩基を包含する)から調製される塩 をいう。このような無機酸の例は、塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、硫酸、お よびリン酸である。適切な有機酸は、例えば、脂肪族、芳香族の、カルボン酸お よびスルホン酸のクラスの有機酸から選択され得る。その例は、ギ酸、酢酸、プ ロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、グルクロン酸、マレイン酸、フロ酸、グ ルタミン酸、安息香酸、アントラニル酸、サリチル酸、フェニル酢酸、マンデル 酸、embonic(pamoic)、メタンスルホン酸、エタンスルホン酸、パントテン酸、 ベンセンスルホン酸、ステアリン酸、スルファニル酸、アルギン酸(algenic)、 およびガラクツロン酸である。このような無機塩基の例としては、アルミニウム 、カルシウム、リチウム、マグネシウム、カリウム、ナトリウム、および亜鉛か ら作製される金属塩が挙げられる。適切な有機塩基は、例えば、N,N-ジベンジル エチレンジアミン、クロロプロカイン、コリン、ジエタノールアミン、エチレン ジアミン、メグルマイン(meglumaine)(N-メチルグルカイン(N-methylgulcaine)) 、リジン、およびプロカインから選択され得る。同様の意味が用語「薬学的に受 容可能な溶媒和物」にも与えられるが、しかしこれは、溶媒、水などを溶媒和媒 体として含む。 上述のように、剤形としては、錠剤、トローチ、分散体、懸濁液、溶液、カプ セル、パッチ、シロップ剤、エリキシル剤、ゲル剤、粉末剤、マグマ剤、ロゼン ジ、軟膏、クリーム剤、パスタ、プラスター、ローション、ディスク(disc)、坐 剤、経鼻または経口スプレー、エーロゾルなどが挙げられる。投与が楽なので、 錠剤およびカプセルが最も有利な経口投薬単位形態を代表する。ここで固体の薬 学的キャリアーが使用される。所望であれば、錠剤は標準的な水性または非水性 の技術でコーティングされ得る。他の好ましい剤形は、液体または溶液であり、 これは活性成分を追加の任意成分(単数または複数)と共に薬学的に受容可能なキ ャリアー(これは好ましくは液体である)中に含む。 本発明の方法で使用するための薬学的組成物は、任意の製薬方法で調製され得 るが、すべての方法は、活性成分と任意成分(単数または複数)、キャリアーなど と組み合わせる1つまたは複数の工程を含む。一般的にいって、組成物は、活性 成分を液体キャリアーまたは微細な固体キャリアーあるいはその両方と均一に良 く混合し、そして次に必要であれば、この生成物を所望の状態(presentation)に 成形することによって調製される。 例えば、錠剤は、任意に1種またはそれ以上の補助成分を圧縮または成型する ことによって調製され得る。圧縮錠剤は、粉末または顆粒のような自由に流動す る形態の活性成分を、任意に結合剤、滑沢剤、不活性希釈剤、界面活性剤または 分散剤と共に混合され、適切な機械中で圧縮することによって調製され得る。成 型錠剤は、不活性液体希釈剤で湿らされた粉末化化合物の混合物を、適切な機械 中で成型することにより製造される。 ロラタジンおよびベタメタゾンを含む錠剤のための実施例の組成、および圧縮 成型プロセスによる錠剤の調製を下記表Iのように例示する: 上記成分は任意の適切な順序で混合され得、そして例えば前述の方法のような適 切な方法で錠剤に変換される。それゆえ、1つの実施例において、ベタメタゾン oo,Wisconsinから入手可能)の一部(70mg)を混合した。次にこの混合物を、20メ部分(71.75mg)およびクロスカルメロースナトリウム(2mg)を次に加え、そしてブ レンドした。次にステアリン酸マグネシウム(1mg)を混ぜ入れ、そして良くブレ ンドした。次に混合物を回転式錠剤プレス中で圧縮して錠剤を作製した。重量約 150ミリグラムの錠剤が上記の組成から調製された。 あるいは、錠剤は湿式顆粒法によって調製され得る。ロラタジンおよびベタメ タゾンを含む錠剤のための組成および湿式造粒プロセスによる錠剤の調製は以下 (FMC Corporation Pharmaceutical Division,City of Industry,Californiaか は別の修飾ポリビニルピロリドン(これもBASF Mexicana S.Ade C.V.Av,de los Deportes C.P.,Mexico D.F.から入手可能)である。 この例示プロセスにおいて、適切な容器中にロラタジン(5mg)、ベタメタゾン してこの3つの成分をその中に溶解した。別のミキサー中で、セルロース(84.65mール溶液と共にブレンドおよび造粒し、そして均一な顆粒が形成されるまで混合 した。次にこの顆粒をトレイ上に広げ、そしてオーブン中で1.5〜2.5%の水分レ ベルが得られるまで乾燥した。次にこの顆粒を25メッシュのスクリーンに通し、 ミキサーに仕込み、そして硫酸マグネシウム(0.1mg)と共に約2分間、よく混合し た。次にこの混合物を、錠剤プレス機および深さ4インチの凹面の丸いパンチを 用いて圧縮して錠剤とした。 本明細書に示し、説明したものに加えて本発明の種々の改変は上記の説明から 当業者に明らかである。このような改変は本発明の範囲および添付の請求の範囲 の範囲内であることが意図される。さらに、上記の例示の実施例はロラタジンお よびベタメタゾンを活性成分として用いて調製されるが、本発明の範囲のいかな る限定をも意図するものと解されるべきではない。活性成分の他の適切な置換は 、前述の適切な化合物のリストを用いて成され得る。活性成分および他の成分な らびにプロセスを適切に変更することもまた本発明、説明および添付の請求の範 囲の範囲内であると考えられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 17/00 A61P 17/00 27/14 27/14 37/08 37/08 43/00 43/00 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,UG,ZW),E A(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB ,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,DE, DK,EE,ES,FI,GB,GD,GE,HR,H U,ID,IL,IN,IS,JP,KG,KR,KZ ,LC,LK,LR,LT,LU,LV,MD,MG, MK,MN,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,R U,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR ,TT,UA,US,UZ,VN,YU (72)発明者 ラモス,ホセ ビヤカンパ メキシコ国 アナヤ シーピー.03340, ピー.エムエイ.,プロル.ウークスマル 1074―502ビー (72)発明者 アレヤノ,セルジオ モラレス メキシコ国 コヨアカン シーピー. 04480,カルファカン,ロザリオ カステ ヤノス 112エイ (72)発明者 ミッシェル,オリビアー フランス国 69003 リヨン,アベニュー ジョルジュ ポンピドゥ 50

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹、季節性およびアレルギー性鼻炎 、食物および薬物アレルギー、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮 膚炎、アレルギー性喘息、結膜炎および虹彩毛様体炎のような眼のアレルギー性 症状、ならびに虫の刺し傷および噛み傷に対するアレルギー性反応の処置のため の薬学的組成物であって、該組成物が:(i)治療有効量の1種またはそれ以上の実 質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬またはその薬理学的に受容可能な塩または溶媒 和物;および(ii)治療有効量の1種以上のグルココルチコイドを含む、組成物。 2.アトピー性皮膚炎の処置のための請求項1に記載の組成物。 3.血管性浮腫の処置のための請求項1に記載の組成物。 4.前記抗ヒスタミン薬が一般式: に対応し、ここでXがハロゲン原子または水素原子を表し;そしてYが水素、-COO R1または-SO2R2を表し、ここでR1が置換または非置換のアルキル基、置換または 非置換のシクロアルキル基、置換または非置換のアルケニル基、置換または非置 換のアリール基、あるいは置換または非置換のヘテロ環式環を表し;そしてR2が 置換または非置換のシクロアルキル基、あるいは置換または非置換のアリール基 を表し、ならびに該抗ヒスタミン薬の光学異性体および混合物であり、ここで該 置換基がC1-C6アルキル、アラルキル、アルキルアリール、アリールおよびシク ロアルキルである、請求項1に記載の組成物。 5.Xがハロゲンであり、そしてYが水素または-COOR1であり、ここでR1は請求項 4に記載のものと同じである、請求項4に記載の組成物。 6.XがClであり、そしてYが-COOC2H5であり、前記抗ヒスタミン薬がロラタジン として知られる、請求項5に記載の組成物。 7.XがClであり、そしてYが水素であり、前記抗ヒスタミン薬がデスロラタジン として知られる、請求項5に記載の組成物。 8.前記グルココルチコイドが、プレドニゾロン、プレトニゾン、ベタメタゾン 、デキサメタゾン、フルオロメタロン、メドリゾン、トリアムシノロン、ヒドロ コルチゾン、プレドニカルベート、デフラザコルト、ハロメタゾン、チクソコル トール、プレジニリデン(21-ジエチルアミノアセテート)、プレドニバル、パ ラメサゾン、メチルプレドニゾロン、メプレドニゾン、マジプレドン、イソフル プレドン、酢酸ハロプレドン、ハルシノニド、フォルモコルタール、フルランド レノリド、フルプレドニゾロン、酢酸フルプレドニン、酢酸フルペロロン、フル オコルトロン、フルオコルチンブチル、フルオシノニド、フルオシノロンアセト ニド、フルニゾロド、フルメタゾン、フルドロコルチゾン、エノキソロン、ジフ ルプレドナート、ジフルコルトロン、二酢酸ジフロラゾン、デソキシメタゾン、 デソニド、コルチバゾール、コルチコステロン、コルチゾン、クロプレドノール 、クロコルトロン、クロベタゾン、クロベタゾール、クロロプレドニゾン、カフ ェストール、ブデソニド、ベクロメタゾン、アミシノニド、アロプレグナンアセ トニド、アルクロメタゾン、21-アセトキシプレグネノロン、トラロニド、酢酸 ジフルラゾン、デアシルコルチバゾール、ブデソニド、デアシルコルチバゾール オキセタノン、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項1に記 載の組成物。 9.前記グルココルチコイドがベタメタゾンである、請求項8に記載の組成物。 10.薬学的に受容可能なキャリアー、結合剤、滑沢剤、崩壊剤、殺菌剤、着色 剤、矯味剤、および保存料からなる群から選択される1種またはそれ以上の成分 をさらに含む、請求項1に記載の組成物。 11.前記さらなる成分が薬学的に受容可能なキャリアーである、請求項10に 記載の組成物。 12.前記薬学的に受容可能なキャリアーが、乳糖、ショ糖、砂糖、セルロース 、ステアリン酸マグネシウム、リン酸二カルシウム、硫酸カルシウム、マンニト ール、エチルアルコールおよびそれらの混合物からなる群から選択される、請求 項11に記載の組成物。 13.前記キャリアーが乳糖である、請求項12に記載の組成物。 14.前記キャリアーがステアリン酸マグネシウムである、請求項12に記載の 組成物。 15.さらにクロスカルメロースナトリウムを含む、請求項1に記載の組成物。 16.錠剤の形態で存在する、請求項1に記載の組成物。 17.カプセルの形態で存在する、請求項1に記載の組成物。 18.液体の形態で存在する、請求項1に記載の組成物。 19.前記液体が適切な溶媒中の前記組成物の溶液である、請求項18に記載の 組成物。 20.前記錠剤が圧縮により調製される、請求項16に記載の組成物。 21.前記錠剤が造粒により調製される、請求項16に記載の組成物。 22.前記抗ヒスタミン薬が用量当たり2〜20ミリグラムの範囲の量で存在する 、請求項1に記載の組成物。 23.前記抗ヒスタミン薬が、用量当たり2〜10ミリグラムの範囲の量で存在す る、請求項1に記載の組成物。 24.前記抗ヒスタミン薬が、用量当たり3〜7ミリグラムの範囲の量で存在する 、請求項1に記載の組成物。 25.前記グルココルチコイドが用量当たり約0.02〜1ミリグラムの量で存在す る、請求項1に記載の組成物。 26.前記グルココルチコイドが用量当たり約0.02〜0.8ミリグラムの量で存在 する、請求項1に記載の組成物。 27.前記グルココルチコイドが用量当たり約0.03〜0.5ミリグラムの量で存在 する、請求項1に記載の組成物。 28.前記グルココルチコイドと前記抗ヒスタミン薬が相対重量比1:100および 1:10の間で存在する、請求項1に記載の組成物。 29.そのような処置を必要とする哺乳生物において、アトピー性皮膚炎、血管 性浮腫、じんま疹、季節性およびアレルギー性鼻炎、食物および薬物アレルギー 、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、アレルギー性喘息、結 膜 炎および虹彩毛様体炎のような眼のアレルギー性症状、ならびに虫の刺し傷およ び噛み傷に対するアレルギー性反応を処置する方法であって、該方法が該生物に :(i)治療有効量の1種またはそれ以上の実質的に非鎮静性の抗ヒスタミン薬また はその薬理学的に受容可能な塩または溶媒和物;および(ii)治療有効量の1種ま たはそれ以上のグルココルチコイドを含む組成物を投与する工程を包含する、方 法。 30.前記抗ヒスタミン薬が一般式: に対応し、ここでXがハロゲン原子または水素原子を表し;そしてYが水素、-COO R1または-SO2R2を表し、ここでR1が置換または非置換のアルキル基、置換または 非置換のシクロアルキル基、置換または非置換のアルケニル基、置換または非置 換のアリール基、あるいは置換または非置換のヘテロ環式環を表し;そしてR2が 置換または非置換のシクロアルキル基、あるいは置換または非置換のアリール基 を表し、ならびに該抗ヒスタミン薬の光学異性体および混合物である、請求項2 9に記載の方法。 31.XがClであり、そしてYが-COOC2H5であり、前記抗ヒスタミン薬がロラタジ ンとして知られる、請求項30に記載の方法。 32.前記グルココルチコイドが、プレドニゾロン、プレドニゾン、ベタメタゾ ン、デキサメタゾン、フルオロメタロン、メドリゾン、トリアムシノロン、ヒド ロコルチゾン、プレドニカルバート、デフラザコルト、ハロメタゾン、チキソコ ルトール、プレジニリデン(21-ジエチルアミノアセテート)、プレドニバル、 パラメタゾン、メチルプレドニゾロン、メプレドニゾン、マジプレドン、イソフ ルプレドン、酢酸ハロプレドン、ハルシノニド、フォルモコルタール、フルラン ドレノリド、フルプレドニゾロン、酢酸フルプレドニン、酢酸フルペロロン、フ ルオコルトロン、フルオコルチンブチル、フルオシノニド、フルオシノロンアセ トニド、フルニソロド、フルメタゾン、フルドロコルチゾン、エノキソロン、ジ フルプレドナート、ジフルコルトロン、二酢酸ジフロラゾン、デスオキシメタゾ ン、デソニド、コルチバゾル、コルチコステロン、コルチゾン、クロプレドノー ル、クロコルトロン、クロベタゾン、クロベタゾール、クロロプレドニゾン、カ フェストール、ブデソニド、ベクロメタゾン、アムシノニド、アロプレグナンア セトニド、アルクロメタゾン、21-アセトキシプレグネノロン、トラロニド、酢 酸ジフルラゾン、デアシルコルチバゾル、ブデソニド、デアシルコルチバゾルオ キセタノン、およびそれらの混合物からなる群から選択される、請求項29に記 載の方法。 33.前記グルココルチコイドがベタメタゾンである、請求項32に記載の方法 。 34.アトピー性皮膚炎、血管性浮腫、じんま疹、季節性およびアレルギー性鼻 炎、食物および薬物アレルギー、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経 皮膚炎、アレルギー性喘息、結膜炎および虹彩毛様体炎のような眼のアレルギー 性症状、ならびに虫の刺し傷および噛み傷に対するアレルギー性反応の処置のた めの薬学的組成物であって、該組成物が:(i)治療有効量のロラタジンまたはそ の薬理学的に受容可能な塩または溶媒和物;(ii)治療有効量のベタメタゾン;お よび(iii)乳糖を含む、組成物。 35.さらにステアリン酸マグネシウムおよびクロスカルメロースナトリウムを 含む、請求項34に記載の組成物。 36.そのような処置を必要とする哺乳生物において、アトピー性皮膚炎、血管 性浮腫、じんま疹、季節性およびアレルギー性鼻炎、食物および薬物アレルギー 、アレルギー性接触皮膚炎、脂漏性皮膚炎、神経皮膚炎、アレルギー性喘息、結 膜炎および虹彩毛様体炎のような眼のアレルギー性症状、ならびに虫の刺し傷お よび噛み傷に対するアレルギー性反応を処置する方法であって、該方法が該生物 に:(i)治療有効量のロラタジンまたはその薬理学的に受容可能な塩または溶媒 和物;(ii)治療有効量のベタメタゾン;および(iii)乳糖を含む組成物を投与す る工程を包含する、方法。 37.前記組成物がさらに、ステアリン酸マグネシウムおよびクロスカルメロー スナトリウムを含む、請求項36に記載の方法。
JP51714399A 1999-03-01 1999-03-01 アトピー性皮膚炎、血管性浮腫および他の障害を抗ヒスタミン薬およびグルココルチコイドを用いて処置するための組成物および方法 Ceased JP2001510485A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/US1999/004502 WO2000051605A1 (en) 1999-03-01 1999-03-01 Compositions and methods for treating atopic dermatitis, angioedema and other disorders using antihistamines and glucocorticoids

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001510485A true JP2001510485A (ja) 2001-07-31

Family

ID=22272279

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51714399A Ceased JP2001510485A (ja) 1999-03-01 1999-03-01 アトピー性皮膚炎、血管性浮腫および他の障害を抗ヒスタミン薬およびグルココルチコイドを用いて処置するための組成物および方法

Country Status (4)

Country Link
EP (1) EP1049471A1 (ja)
JP (1) JP2001510485A (ja)
AU (1) AU3065299A (ja)
WO (1) WO2000051605A1 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517217A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト コルチコイドおよび/またはカルシニューリン阻害剤耐性疾患を処置するための、コルチコイドおよび免疫抑制剤を含んでなる医薬組合せ剤
JP2007516217A (ja) * 2003-09-15 2007-06-21 コンビナトアールエックス インコーポレーティッド 免疫炎症障害の治療のための方法および試薬
JP2007538101A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 エミスフェアー・テクノロジーズ・インク 局所クロモリン製剤
JP2009513506A (ja) * 2003-07-03 2009-04-02 ビトップ アクツィエンゲゼルシャフト フュール ビオテヒニシェ オプティミールング 神経皮膚炎の外用治療用医薬を製造するための極限環境細菌から得られたオスモライトの使用

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AR025964A1 (es) * 1999-10-08 2002-12-26 Schering Corp Tratamiento nasal topico
US20070003557A1 (en) * 2005-04-21 2007-01-04 Andres Forero Method for treating cancer using premedication
WO2008148572A1 (de) * 2007-06-08 2008-12-11 Bayer Consumer Care Ag Antiinflammatorische wirkstoffkombinationen zur behandlung von erkrankungen der haut und schleimhäute
US20090136430A1 (en) * 2007-11-27 2009-05-28 Dugger Harry A Antihistamine/Corticosteroid preparations for the treatment of atopic dermatitis
JP2012530140A (ja) * 2009-06-16 2012-11-29 メルク・シャープ・アンド・ドーム・コーポレーション グルココルチコイド受容体アゴニストとしての新規[3,2−c]ヘテロアリールステロイド、組成物およびこの使用
BR102012030828A2 (pt) 2012-12-03 2014-09-16 Ems Sa Composição farmacêutica compreendendo desloratadina e prednisolona e seu uso
US20240024307A1 (en) 2020-12-04 2024-01-25 Laboratorios Silanes S.A. De C.V. Pharmaceutical combination of a corticosteroid and an antihistamine for the treatment and control of the inflammatory component of allergic processes

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19536245A1 (de) * 1994-09-30 1996-04-04 Juergen Dr Regenold Pharmazeutische Zusammensetzung
EP0780127A1 (en) * 1995-12-19 1997-06-25 The Procter & Gamble Company A nasal spray containing a steroid and a antihistamine

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006517217A (ja) * 2003-02-10 2006-07-20 ノバルティス アクチエンゲゼルシャフト コルチコイドおよび/またはカルシニューリン阻害剤耐性疾患を処置するための、コルチコイドおよび免疫抑制剤を含んでなる医薬組合せ剤
JP2009513506A (ja) * 2003-07-03 2009-04-02 ビトップ アクツィエンゲゼルシャフト フュール ビオテヒニシェ オプティミールング 神経皮膚炎の外用治療用医薬を製造するための極限環境細菌から得られたオスモライトの使用
JP2007516217A (ja) * 2003-09-15 2007-06-21 コンビナトアールエックス インコーポレーティッド 免疫炎症障害の治療のための方法および試薬
JP2007538101A (ja) * 2004-05-19 2007-12-27 エミスフェアー・テクノロジーズ・インク 局所クロモリン製剤

Also Published As

Publication number Publication date
EP1049471A1 (en) 2000-11-08
AU3065299A (en) 2000-09-21
WO2000051605A1 (en) 2000-09-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU2006256518B2 (en) Method and composition for treating inflammatory disorders
JP5149618B2 (ja) グルココルチコイド代償療法用の医薬組成物
JP2007518755A (ja) モノアミン神経伝達物質再取り込み阻害剤及びn−メチル−d−アスパラギン酸(nmda)受容体アンタゴニストを含む医薬組成物
JP4893305B2 (ja) 局所又は他の局部投与用のソフト抗炎症性ステロイドの活性及び/又は作用持続性の増強
AU2003210757B2 (en) Method of hormonal therapy
JP2002506815A (ja) GABAAα5逆作動薬とアセチルコリンエステラーゼ阻害剤との組合わせ
JP6051467B2 (ja) アロマターゼ阻害剤を含む医薬組成物
JP2001510485A (ja) アトピー性皮膚炎、血管性浮腫および他の障害を抗ヒスタミン薬およびグルココルチコイドを用いて処置するための組成物および方法
AU5767101A (en) Compositions and methods for treating cataracts
JP2022508317A (ja) 先天性副腎過形成を処置するためのcrf1受容体アンタゴニスト、その医薬製剤および固体形態
US20210137935A1 (en) Corticotropin releasing factor receptor antagonists
KR20200040761A (ko) 코티코트로핀 방출 인자 수용체 길항제
JPH07196500A (ja) 閉経期後症候群に関連する血管運動症状および併発性心理的障害を抑制するための医薬組成物
EP3986416A1 (en) Methods of treating congenital adrenal hyperplasia
US6423721B1 (en) Methods and compositions for treating sinusitis, otitis media and other related disorders using antihistamines
US20120245552A1 (en) Combination Therapy
AU2010348967B2 (en) Compositions and methods for non-toxic delivery of antiprogestins
WO2000043008A1 (en) Anti-androgens and methods for treating disease
EP1558265A1 (en) Cardiovascular protection using anti-aldosteronic progestins
US7786101B2 (en) Cardiovascular protection using anti-aldosteronic progestins
JP2001523639A (ja) プロゲストゲン−抗プロゲストゲンレジメン
JPH0564124B2 (ja)
MXPA99002272A (en) Compositions and methods for the treatment of atopic dermatitis, angioedema and other disorders using antihistamines and glucocorticoi
JP2002515047A (ja) 新規方法
JP2022000473A (ja) 先天性副腎過形成を処置するためのcrf1受容体アンタゴニスト、その医薬製剤および固体形態

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040309

A313 Final decision of rejection without a dissenting response from the applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A313

Effective date: 20040720

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20040824