JP2001510210A - 所望の分子量分布を有するオレフィンポリマーの製造法 - Google Patents

所望の分子量分布を有するオレフィンポリマーの製造法

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JP2001510210A JP2000503119A JP2000503119A JP2001510210A JP 2001510210 A JP2001510210 A JP 2001510210A JP 2000503119 A JP2000503119 A JP 2000503119A JP 2000503119 A JP2000503119 A JP 2000503119A JP 2001510210 A JP2001510210 A JP 2001510210A
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フォレスタト,アリルド
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ボレアリス エイ/エス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】所望の分子量分布を有するオレフィンポリマーの製造法 【解決手段】本発明は、a)a1)少なくとも一種のオレフィンを含む重合原料、a2)水素感受性であり、かつゼロ、又は一定の水素濃度下で所望の広い分子量分布を有するより狭い分子量分布を有するオレフィインポリマーを与える少なくとも一種の触媒成分を有する触媒系、及びa3)分子量の調節剤としての水素を重合装置に供給する工程;b)重合混合物を与えるために、重合装置内での滞留時間中にかつ重合条件下に、反応物a1)、a2)、及びa3)を接触させる工程;及びc) 所望の広い分子量分布を有するオレフィインポリマーの形態の前記重合原料を前記重合混合物から回収する工程を含む、所望の分子量分布を有するオレフィインポリマー製造方法に関する。前記プロセスは、前記接触工程b)の滞留時間中に、水素分圧が、連続的に、又は繰り返される周期で、変化され、または変化させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、 a) a1) 少なくとも一種のオレフインを含む重合原料、 a2) 少なくとも一種の触媒成分を有する触媒系であって、水素感受性で あり、かつゼロ又は一定の水素濃度の下で、所望の広い分子量分布を有するポリ
マーよりも狭い分子量分布を有する オレフィンポリマーを与える触媒系、及び a3) 分子量調節剤としての水素、 を重合装置に供給する工程、 b) 重合混合物を与えるために、重合装置内で滞留時間中にかつ重合条件下に
反応物a1)、a2)、及びa3)を接触させる工程、並びに c) 所望の広い分子量分布を有する オレフィンポリマーの形態の前記重合原
料を前記重合混合物から回収する工程、 を備えた、所望の広い分子量分布を有するオレフィンポリマーの製造方法に関す
る。 この発明は、また前記方法によって製造されたオレフィンポリマーに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
オレフィン重合触媒は、水素に非常に鋭感であると、知られている。すなわち
、それらは、製造されたオレフィンポリマーの分子量を調節するために、水素と
共に効果的に使用されることができる。水素感受性であると知られている触媒系
は、殆ど通常のチーグラー・ナッタ触媒である。
【0003】 メタロセンをベースにした触媒系は、非常に水素感受性が強いと知られている
。さらに、メタロセンをベースにした触媒系が、重合期間中で、ほんの一種の触
媒活性中心を形成する。その触媒活性中心は、ポリマーに非常に狭い分子量分布
を与える(すなわち、この明細書では、多分散系指数Mw/Mn≒2を有するポリ
マーとして定義されている。ここで、Mwは重量平均分子量であり、Mnが数平均
分子量である。)。メタロセンをベースにした触媒系によって製造されたオレフ
ィンポリマーでは、狭い分子量分布という結果が、必ずしも好都合ではなく、例
えば、それは加工問題を引き起こす可能性がある。
【0004】 オレフィンポリマーの狭い分子量分布に関係する諸問題が、従来、主に次の二
つの方法で解決されている。
【0005】 まず、分子量分布が、いくつかの独特の異なったメタロセンをベースにした触
媒系を用いることによって、広げられた。広い分子量分布とは、この明細書にお
いては、多分散系指数が明らかに2よりも大きいこと(Mw/Mn≫2)が意味さ
れる。参照としてここに含められた、"Soares, J.B.P., Hamielec,A.E., Metall
ocene/Aluminoxane catalysts for Olefin Polymerization, a Review, Polyme r Reaction Eng. , 3(2), 131-200(1995)."における考察を参照のこと。
【0006】 US4,530,914は、アルミノキサンと、二つ又は二つ以上のメタロセ
ンとを含み、それぞれのメタロセンが違う生長反応率と停止反応率とを有する触
媒系を用いることによって広い分子量分布を有するポリエチレンを製造する方法
を、開示した。二つ又は二つ以上の活性中心が、その活性中心に対応した、二つ
又は二つ以上の平均分子量を有するポリエチレンを作り、それが組み合わされて
広い分子量分布を有するポリエチレンとなる。
【0007】 第二に、分子量分布が、水素なしでの重合工程と、分子量調節剤としての水素
存在下での次の重合工程とを用いることによって、広げられた。
【0008】 WO92/15619は、二つの工程で二つのモード(二つのピーク)のある
分子量分布を有するオレフィンポリマーを製造する方法を、開示する。最初の工
程では、高分子量のオレフィンポリマーが水素の不存在下に製造され、次の工程
では、低分子量のオレフィンポリマーが水素の存在下に製造された。
【0009】 最初の工程で水素が使用されずに、次の工程で水素が使用されるこのプロセス
は、常に二つのモード(二つのピーク)のある分子量分布を有するポリマー粒子
に導くが、それは、オレフィンポリマー粒子を用いて加工する時に必ずしも理想
的ではない。所望の広い分子量分布を有するオレフィンポリマーを製造するため
の方法を洗練されたものにする明らかな必要が、ある。
【0010】 この発明は、所望の広い分子量分布を有するオレフィンポリマーを製造するた
めの新プロセスを提供する。このプロセスは、重合混合物を与える(工程b)た
めに、少なくとも一種のオレフィンと、水素鋭感性であり、かつ一定の水素濃度
下で所望の分子量分布より狭い分子量分布を有するポリマーを与える触媒系と、
分子量調節剤としての水素との重合条件下での接触を含む。次いで、オレフィン
ポリマーが、重合混合物から回収される(工程c)。
【0011】 この発明の特徴は、前記接触工程b)の前記滞留時間中に、水素の分圧が、連
続的に、若しくは繰り返される周期によって、変化され、又は変化させられるこ
とである。
【0012】 ”所望の広い分子量分布”は、多分散系=Mw/Mn>2ということを意味する 。”滞留時間”は、重合装置の中で、重合条件下に存在する触媒系の停留時間で
ある。”重合条件”は、反応物の種類及び量、反応圧力、温度、並びに重合が起
こるそれ以外のパラメーターである。”変化される又は変化させる”ことにつき
、”変化されること”(vary)は、部分的に又は完全に、又は水素分圧の適用又
は解放を行うことを意味し、”変化させること”(allowing to vary)は、部分
的に又は完全に水素分圧を、例えば消費の結果として自然に上昇させたり、降下
させたりすることを意味する。”連続的に”は、水素分圧を可変すること、又は
水素を不連続に充填し、又は放出する期間において、通常の重合におけるよりも
遅いある方法で変化させることを意味する。”変化され、又は繰り返される周期
で変化させること”は、水素の分圧を最初の値に戻し、しかもそれを一回以上繰
り返すといった方法で、変化する、又は変化させることを意味する。水素分圧は
、最大値と最小値の間で変化させても良い。これは、水素の最大分圧と最小分圧
が、それぞれ前記所望の広い分子量分布を有するオレフィンポリマーの最小分子
量と最大分子量に対応することを意味する。
【0013】 いままで、狭い分子量のポリマーを製造する触媒、又は単一活発サイトと呼ば
れる触媒は、上記WO92/15619中で例証された方法で、水素の使用と組
み合わせられていた。現在は、狭い分子量分布を作る高い水素感受性を有する触
媒を用いるときに、重合混合物中での水素の量が、重合進行中に、首尾よく一定
の平均分子量と狭い分子量分布との高分子を有するいくつかのポリマーフラクシ
ョンを製造するために、変化されることができて、所望の広い分子量分布を有す
るポリマーに帰着することが、発見された。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明は、所望の広い分子量分布を有するオレフィンポリマーを製造する本質
的に二つの方法(態様)を提供する。もちろん、この発明は、また、この二つの
方法のいかなる組み合わせにも及ぶ。
【0015】
【発明の実施の形態】
この発明の一つの態様によると、水素濃度(モノマー濃度に対して絶対的、又は
相対的な濃度)は、触媒の滞留期間中に一定のプログラムにしたがって連続的に
可変され、又は可変させる。水素の濃度が高ければ高いほど、製造されたオレフ
ィンポリマーのフラクションの分子量が低い。水素の濃度が近似的に同じレベル
に維持される時間が長ければ長いほど、相当する分子量を有するポリマーが多く
製造される。このように、テイラーメイドの広い分子量分布を有するオレフィン
ポリマーが製造されることができる。この方法は、以下において説明されること
ができる。 この発明のもう一つの態様によると、水素の濃度(モノマー濃度に対して絶対的
、又は相対的な濃度)が、重合コースの期間中で、一定のプログラムにしたがっ
て周期的に可変され、又は可変させる。典型的には、望ましい水素の分圧は、反
応装置に加えられて、一定の期間後に、圧力が初期の値に(消費により)降下し
、又は降下させられる。こういう周期は、重合コースの期間中で一回以上繰り返
される。水素の濃度(圧力)を調整することと、重合混合物に一つ又はいくつかの
望まれる振幅、長さ、振動数、パルス幅を有する水素のパルスを与えることによ
って、完全に均質な、テイラーメイドの広い分子量分布を有するオレフィンポリ
マーが、製造されることができる。
【0016】 好ましくは、この発明によるプロセスは、少なくとも一つの反応装置を有する
連続的なプロセスである。それによって、前記の接触工程b)の滞留期間中に、
水素濃度は、一つの繰り返された周期によって可変され、又は可変させる。より
好ましいのは、単一反応装置が、クレームされたプロセスに用いられる。
【0017】 この発明の好ましい態様にしたがうと、最初に水素の最大分圧を加えて、次に
それを降下し、又は、好ましくは、水素の費消に応じてそれを降下させることを
含む周期により、水素の絶対分圧及び/又は相対分圧が可変され、そのサイクル
が前記接触工程(重合工程)b)中に少なくとも1回繰り返される。この発明に
よる水素分圧の降下は、従来の重合の最後で起こる水素の分圧の解放と同じでは
ない。
【0018】 前記周期の水素の最大分圧は、加圧した水素源に重合反応装置を連結すること
によって、好適に適用される。水素分圧の降下が、重合反応装置から徐々に圧力
を解放することによって、実行されることができる。しかし、モノマーが、水素
と共に逃げてしまい、そして、より多くのモノマーによって置き換えられねばな
らないことになる。したがって、好ましくは、水素の分圧が、分子量調節剤とし
て、水素の費消にしたがって降下させられる。
【0019】 前記の周期が、好ましくは、前記の接触(工程a)の前半で、より好ましいの
はその接触の最初から開始される。重合時間と重合装置内で成長するポリマー粒
子の滞留時間とを含む重合条件に対する周期の標準的な技術適応は、当業者にと
ってのほんの日常的実験計画及び実験作業を含む。しかしながら、もし各々のポ
リマー粒子が同じ処理に付されるべきであるならば、連続プロセスにおける重合
原料は、前記の滞留時間に等しい時間内に、少なくとも二つの周期に、さらされ
なければならない。
【0020】 この発明においては水素分圧の周期的な適用期間中に、水素の絶対圧及び/又
は水素分圧は、好ましくは、近似的にゼロレベルに降下され、又は降下させる。
これは、最大分子量の高分子が、好ましくは、製造され、ポリマー生成物に存在
することを、意味する。
【0021】 この発明の思想は、オレフィンポリマーに要求された広い分子量及び分子量分
布を与えるために、狭い分子量分布を有するオレフィンポリマーを与える水素感
受性の触媒と、プログラムされた水素濃度の変化とを、結合することである。し
たがって、触媒系は、好ましくは、本質的に一つタイプの活発サイトを有し、及
び/又は一定の水素分圧で多分散系指数Mw/Mn≒2に相当する非常に狭い分子
量分布を与える水素感受性の触媒成分を含む。
【0022】 触媒系は、好ましくは、オレフィン重合を目的とする、水素感受性の強いメタ
ロセンに基づく触媒系である。メタロセン触媒の進歩したところは、それらの非
常に高い水素感受性、及び高転化能力である。これらの二つの性能が組み合わせ
られた時に、非常に低い水素濃度を使用することが可能である。高反応性(水素
の転化)の故に、この少量の水素は、また素早く使われた。これらの二つの性能
は、反応容器内で水素濃度を周期させることができるようにし、非常に短い期間
中に、重合容器内に供給された全ての水素を消費することができるようにする。
この水素感受性のメタロセンは、より好ましくは、一般式(I)で表される化合 物である。
【0023】 (Cp)manop (I) ここで、Cpそれぞれは、同一、又は相違し、置換されていない、又は置換さ
れた、融合し、又は融合していない、同素環式の、又は複素環式のシクロペンタ
ジエニル、インデニル、テトラヒドロインデニル、フルオレニル、又はオクタヒ
ドロフルオレニル配位子の一つであり;Mは、周期表(IUPAC 1990)
の3、4、5又は6族の遷移金属であり、前記リガンドCpに少なくともη5結 合モードで結合され;Xは、同一、又は相違し、水素原子、ハロゲン原子、C1 −C8のハイドロカルビル基、C1−C8の複素原子含有ハイドロカルビル基、又 はトリ−C1−C8ハイドロカルビルシリル基であり、二つの基は、随意に、Mと
共に前記金属環状環を形成することができ;Yは、前記二つのCp配位子の間に
存在する橋架け原子又は基であり;Zは、前記Cp配位子の一つと遷移金属Mと
の間に存在する橋架け原子又は基であり;mは1−4であり;nが1−4であり
;oは0又は1であり;pはゼロ又は1であり;aはM(M=m+n+p)の原 子価である。
【0024】 この発明にしたがうプロセスに触媒成分として用いられる有益な水素感受性
のメタロセンの例は、以下のとおりに、 ビス−シクロペンタジエニル チタニウム ジメチル、ビス−シクロペンタジ
エニル チタニウム 二塩化物、ビス−シクロペンタジエニル ジルコニウム
ジメチル、ビス−シクロペンタジエニル ジルコニウム 二塩化物、ビス−シク
ロペンタジエニル ハフニウム ジメチル、ビス−シクロペンタジエニル ハフ
ニウム 二塩化物、ビス−インデニル チタニウム ジメチル、ビス−インデニ
ル チタニウム 二塩化物、ビス−インデニル ジルコニウム ジメチル、ビス
−インデニル ジルコニウム 二塩化物、ビス−インデニル ハフニウム ジメ
チル、ビス−インデニル ハフニウム 二塩化物、ビス−テトラヒドロインデニ
ル チタニウム ジメチル、ビス−テトラヒドロインデニル チタニウム 二塩
化物、ビス−テトラヒドロインデニル ジルコニウム ジメチル、ビス−テトラ
ヒドロインデニル ジルコニウム 二塩化物、ビス−テトラヒドロインデニル
ハフニウム ジメチル、ビス−テトラヒドロインデニル ハフニウム 二塩化物
、ビス−フルオレニル チタニウム ジメチル、ビス−フルオレニル チタニウ
ム 二塩化物、ビス−フルオレニル ジルコニウム ジメチル、ビス−フルオレ
ニル ジルコニウム 二塩化物、ビス−フルオレニル ハフニウム ジメチル、
ビス−フルオレニル ハフニウム 二塩化物、ビス−オクタヒドロフルオレニル
チタニウム ジメチル、ビス−オクタヒドロフルオレニル チタニウム 二塩
化物、ビス−オクタヒドロフルオレニル ジルコニウム ジメチル、ビス−オク
タヒドロフルオレニル ジルコニウム 二塩化物、ビス−オクタヒドロフルオレ
ニル ハフニウム ジメチル、ビス−オクタヒドロフルオレニル ハフニウム
二塩化物等の、シクロペンタジェン環を含む配位子を有する無架橋第4族(IU
PAC 1990)の金属メタロセンであり、 及び、[エチレンビス−シクロペンタジエニル]チタニウム ジメチル、[エ
チレンビス−シクロペンタジエニル]チタニウム 二塩化物、[エチレンビス−
シクロペンタジエニル]ジルコニウム ジメチル、[エチレンビス−シクロペン
タジエニル]ジルコニウム 二塩化物、[エチレンビス−シクロペンタジエニル
]ハフニウム ジメチル、[エチレンビス−シクロペンタジエニル]ハフニウム
二塩化物、[エチレンビス−インデニル]チタニウム ジメチル、[エチレン
ビス−インデニル]チタニウム 二塩化物、[エチレンビス−インデニル]ジル
コニウム ジメチル、[エチレンビス−インデニル]ジルコニウム 二塩化物、
[エチレンビス−インデニル]ハフニウム ジメチル、[エチレンビス−インデ
ニル]ハフニウム 二塩化物、[エチレンビス−テトラヒドロインデニル]チタ
ニウム ジメチル、[エチレンビス−テトラヒドロインデニル]チタニウム 二
塩化物、[エチレンビス−テトラヒドロインデニル]ジルコニウム ジメチル、
[エチレンビス−テトラヒドロインデニル]ジルコニウム 二塩化物、[エチレ
ンビス−テトラヒドロインデニル]ハフニウム ジメチル、[エチレンビス−テ
トラヒドロインデニル]ハフニウム 二塩化物、[エチレンビス−フルオレニル
]チタニウム ジメチル、[エチレンビス−フルオレニル]チタニウム 二塩化
物、[エチレンビス−フルオレニル]ジルコニウム ジメチル、[エチレンビス
−フルオレニル]ジルコニウム 二塩化物、[エチレンビス−フルオレニル]ハ
フニウム ジメチル、エチレンビス−フルオレニル]ハフニウム 二塩化物、[
エチレンビス−オクタヒドロフルオレニル]チタニウム ジメチル、[エチレン
ビス−オクタヒドロフルオレニル]チタニウム 二塩化物、[エチレンビス−オ
クタヒドロフルオレニル]ジルコニウム ジメチル、[エチレンビス−オクタヒ
ドロフルオレニル]ジルコニウム 二塩化物、[エチレンビス−オクタヒドロフ
ルオレニル]ハフニウム ジメチル、[エチレンビス−オクタヒドロフルオレニ
ル]ハフニウム 二塩化物、[ジメチルシリレンビス−シクロペンタジエニル]
チタニウム ジメチル、[ジメチルシリレンビス−シクロペンタジエニル]チタ
ニウム 二塩化物、[ジメチルシリレンビス−シクロペンタジエニル]ジルコニ
ウム ジメチル、[ジメチルシリレンビス−シクロペンタジエニル]ジルコニウ
ム 二塩化物、[ジメチルシリレンビス−シクロペンタジエニル]ハフニウム
ジメチル、[ジメチルシリレンビス−シクロペンタジエニル]ハフニウム 二塩
化物、[ジメチルシリレンビス−インデニル]チタニウム ジメチル、[ジメチ
ルシリレンビス−インデニル]チタニウム 二塩化物、[ジメチルシリレンビス
−インデニル]ジルコニウム ジメチル、[ジメチルシリレンビス−インデニル
]ジルコニウム 二塩化物、[ジメチルシリレンビス−インデニル]ハフニウム
ジメチル、[ジメチルシリレンビス−インデニル]ハフニウム 二塩化物、[
ジメチルシリレンビス−テトラヒドロインデニル]チタニウム ジメチル、[ジ
メチルシリレンビス−テトラヒドロインデニル]チタニウム 二塩化物、[ジメ
チルシリレンビス−テトラヒドロインデニル]ジルコニウム ジメチル、[ジメ
チルシリレンビス−テトラヒドロインデニル]ジルコニウム 二塩化物、[ジメ
チルシリレンビス−テトラヒドロインデニル]ハフニウム ジメチル、[ジメチ
ルシリレンビス−テトラヒドロインデニル]ハフニウム 二塩化物、[ジメチル
シリレンビス−フルオレニル]チタニウム ジメチル、[ジメチルシリレンビス
−フルオレニル]チタニウム 二塩化物、[ジメチルシリレンビス−フルオレニ
ル]ジルコニウム ジメチル、[ジメチルシリレンビス−フルオレニル]ジルコ
ニウム 二塩化物、[ジメチルシリレンビス−フルオレニル]ハフニウム ジメ
チル、[ジメチルシリレンビス−フルオレニル]ハフニウム 二塩化物、[ジメ
チルシリレンビス−オクタヒドロフルオレニル]チタニウム ジメチル、[ジメ
チルシリレンビス−オクタヒドロフルオレニル]チタニウム 二塩化物、[ジメ
チルシリレンビス−オクタヒドロフルオレニル]ジルコニウム ジメチル、[ジ
メチルシリレンビス−オクタヒドロフルオレニル]ジルコニウム 二塩化物、[
ジメチルシリレンビス−オクタヒドロフルオレニル]ハフニウム ジメチル、[
ジメチルシリレンビス−オクタヒドロフルオレニル]ハフニウム 二塩化物等の
、シクロペンタジエン環を含む配位子を有する架橋第4族(IUPAC 199
0)の金属メタロセンである。 このメタロセンは、イオン性共活性剤であるトリフェニルペンタフルオロボロン
と、トリフェニルカルベニウム テトラナフチルフルオロボロンとのようなカチ
オン性のメタロセンを生成させるすべての化合物を含むいかなる活発化している
共触媒と組み合わせて使うことができる。しかし、もしも、有機アルミニウム成
分、最も好ましくは、アルミノキサン成分と共に用いられるならば、それは好ま
しいことである。このアルミノキサンは、次の一般式(II)に表される化合物であ
る。
【0025】
【化1】
【0026】 ここで、Rは、同一、又は相違するC1−C10アルキル基である。pは、1及 び40の間の整数である。
【0027】 この発明の一つの態様においては、このメタロセンは、触媒系を形成するため
に、可溶性のアルミノキサンと接触される。他の態様によると、炭化水素溶剤中
でメタロセンとアルキルアルミニミウムとの混合物は、湿った不活性ガスのよう
な水分で処理されて、アルキルアルミニウムを加水分解して触媒活性なアルミノ
キサンとなる。
【0028】 この発明の一つの態様によると、メタロセンとアルミノキサンは、シリカ、ア
ルミナ、それらの誘導体、又はそれらの混合物のような不活性支持体に接触され
、そしてその表面に担持されて、水素感受性の担持触媒系を与える。メタロセン
と有機アルミニウム化合物とを用いるときに、メタロセンに対するアルミニウム
の原子比率は、好ましくは、5:1から5000:1までで、より好ましくは、
10:1から200:1までである。
【0029】 触媒系の調製方法は、この発明について限定的ではない。なぜなら、狭い分子
量分布を有する オレフィンポリマーを製造する水素感受性の触媒系の調製法は 、当業界において知られているからである。
【0030】 この発明に使われた触媒系は、溶液中に存在するか、又は固体担体に担持され
るかのいずれかの、メタロセン触媒成分とアルミノキサンとを含み、又はそれら
の反応物を含むことができる。最後に言及したものは、より好ましい態様を表現
する。
【0031】 この発明によるプロセスでは、接触工程b)、すなわち、重合は、好ましくは
、溶液、スラリ−、又は気相の重合として行われる。
【0032】 通常、水素分圧を加えることと下げることとの周期時間は、スラリー重合では
触媒滞留時間の約1/30から1/2までであり、気相重合ではポリマー原料の
滞留時間の約1/100から1/10までである。このように、もしある水素分
圧のパルスが、 オレフィンポリマーの分子量を広げるのに使われるならば、気 相重合が、好ましい。このように気相重合は、反応器内での触媒の滞留時間中に
、2から50まで、好ましくは、5から40まで、より好ましくは、10から3
0までの周期を有する。これは、重合中で、周期数がもっと多くても良いことを
意味する。
【0033】 接触工程(重合)は、一つ以上の反応装置内で行い、好ましくは、単一反応装
置中で、及び/又はほんの一種、又はそれ以上の触媒成分を用いて、行われる。
重合プロセスは、連続プロセスである。好ましい重合温度、圧力、及び触媒系の
平均滞留時間は、それぞれ独立的に、40〜200℃までであり、好ましくは、
60〜100℃までであり;スラリー工程では1〜100barまでであり、気
相工程では1〜20barであり;少なくとも10分、好ましくは、30分であ
る。この工程に使われた水素の総量は、存在する水素とオレフインとの総量に基
づいて、好ましくは、0.0001から50モル%まで、より好ましくは、1か
ら40モル%までの間で、変化する。 この工程に使われたオレフインは、好ましくは、2から12までの炭素原子を有
するα-オレフインである。このようなオレフインは、エチレン、プロペン、1−
ブテン、1−ペンテン、3−メチル−1−ブテン、1−ヘキセン、3−メチル− 1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘプテン、1−オクテン、3−
エチル−1−ヘキセン及び1−デセンである。ヘキサジエン、ブタジエン、デカ
ジエンなどのようなジエンは、また使われることができる。それらオレフインは
、変性したホモポリマー、又は共重合体を与える工程において、組み合わせて使
用されることができる。
【0034】
【実施例】
触媒の調製(触媒1) 500℃で仮焼した1143gのSYLOPOL 55SJ シリカ担体が、
触媒調製反応装置に導入された。13.0gのn-ブチルシクロペンタジエニル ジルコニウム二塩化物、1400mlの30wt%のMAO、及び300ml
の乾燥トルエンを有する錯体溶液が、調製された。全容積1700mlのこの錯
体溶液が、ゆっくりと担体を有する反応装置に投入された。錯体溶液とSYLO
POL 55SJ 担体の間での45分の反応時間後、触媒の乾燥が、反応装置
内にドライ窒素を供給することにより開始された。乾燥後、触媒の収量は、13
93gであった。この触媒は、0.18wt%のZrを含み、それにAl/Zr
=200である。
【0035】 試験重合、一般的方法 重合は、翼型攪拌機を装備した2又は3dm3のステンレス鋼製オ-トクレーブ
反応装置で行われた。乾燥した及び脱酸素された1.3dm3又は1.8dm3
イソブタン/ペンテンが、媒体として、予め100℃で真空中乾燥して、窒素で
パージされた反応装置に入れられた。この触媒は、グローブボックス中で金属シ
リンダー内に入れて秤量された。この触媒装填シリンダーは、反応装置と連結さ
れて、この触媒は、窒素圧力の助けにより反応装置に加えられた。この反応装置
は、所望の重合温度に加熱され、次いでエチレンが、この反応装置に導入された
。水素が使われている時、水素は、一定容量のシリンダーにチャージされて、重
合の開始時に、又は重合中に幾つかのバッチで、エチレンと共に反応装置にフラ
ッシュされた。総圧は、反応装置内で所望のエチレン分圧を有するように調節さ
れた。エチレンの連続流量は、総圧を一定に保った。重合は、所望の時間で継続
された。その後、重合は、圧力を解放することと反応装置を冷却することとによ
って、素早く停止された。
【0036】 実施例1から7までは、上に記述された重合方法にしたがって行われた。実施
例1から6までは、メタロセン触媒の水素感受性を説明するのに使われた。実施
例7は、この発明での重合作業中で水素が反応装置に何度も律動的に送られた例
を示す。実施例8と9とは、スラリーループ反応装置で行われた連続重合を示す
【0037】 (実施例1) 重合が2dm3の反応装置で行われ、1.3dm3のイソブタンが媒体として使
われた。114mgの触媒1が重合に使われた。水素は、使われなかった。反応
装置内でのエチレン分圧は、3.5barであった。重合温度は、80℃であっ
た。重合が60分間続けられて、収量が26gPEであった。Mwが114,5 00であり、Mw/Mnが3.2であった。図1に単一モードのMWDを示すGP C曲線を表示する。
【0038】 (実施例2) 重合が、実施例1のように行われた。しかし、ここで116mgの触媒1が使
われ、水素をシリンダーから添加された(660kPa/45.5cm3)。収 量が79gであった。Mwが71,200であり、MWDが13.1であった。 図2にあるGPC曲線が明らかに二つのモードのあるMWDを表示する。
【0039】 (実施例3) 重合が、実施例2のように行われた。しかし、ここで、100mgの触媒1が
用いられて、重合時間がほんの30分であった。収量が42gPEであった。M w が57,400であり、Mw/Mnが19.2であった。図3にあるGPC曲線は
、低いMw部分が実施例2のより大きくて、明らかに二つのモードのあるMWD を表示する。
【0040】 (実施例4) 重合が、実施例2のように行われた。しかし、ここで、100mgの触媒1が
用いられ、重合時間がほんの10分であった。収量が7gPEであった。Mwが 2,800であり、MWDが3.1であった。図4にあるGPC曲線が非常に低 いMwを有する単一モードのMWDを表示する。
【0041】 (実施例5) 重合が3dm3の反応装置で行われ、1.8dm3のn-ペンテンが媒体として 使われた。上記にしたがって作られた36mgの触媒が重合に使われた。水素が
シリンダーから供給された(660kPa/45.5cm3)。反応装置内での エチレン分圧が10barであった。重合が60分続けられて、収量が99gP
Eであった。Mwが168,500であり、Mw/Mnが9.1であった。図5が二
つのモードのあるMWDを示すGPC曲線を表示する。
【0042】 (実施例6) 重合が3dm3の反応装置で行われ、1.8dm3のn−ペンテンが媒体として
使われた。上記にしたがって作られた35mgの触媒が重合に使われた。水素が
シリンダーから供給された(2640kPa/45.5cm3)。反応装置内で のエチレン分圧が10barであった。重合が60分続けられ、収量が87gP
Eであった。Mwが98,300であり、Mw/Mnが63.2であった。図6が二
つのモードのあるMWDを示すGPC曲線を表示する。
【0043】 (実施例7) 重合が3dm3の反応装置で行われ、1.8dm3のn-ペンテンが媒体として 使われた。上記にしたがって作られた65mgの触媒1が重合に使われた。水素
が、シリンダーから10分毎に同じサイズのパルスで供給された(500kPa
/50cm3)。反応装置内でのエチレン分圧が10barであった。重合が6 0分続けられ、収量が250gPEであった。Mwが21,350であり、Mw/ Mnが8.35であった。図7が明らかに非常に広いMWDを示すGPC曲線を 表示する。
【0044】 (実施例8) 500dm3のループ反応装置は、80℃でイソブタン、触媒1、エチレン、 及び1−ヘキセンを連続的に反応装置に供給して、運転された。反応装置から放
出されたエチレン-ヘキセン共重合体は、Mwが84,700であり、MWDが2 .4であった。図8がGPCから得たMWDを表示する。
【0045】 (実施例9) 重合が実施例8のように行われた。しかし、ここで、水素・エチレンの比率を
20mol/kmolにするために、水素が供給された。反応装置から放出され
たポリマーは、Mwが58,600であり、MWDが2.45であった。図8がG
PCから得たMWDを表示する。
【0046】 これらの結果が表1から4に開示される。
【0047】
【表1】触媒1を用いる重合、80℃、エチレンの圧力3.5bar、及び
1.3dm3のイソブタン
【0048】
【表2】 触媒1を用いる重合、70℃、エチレンの圧力10bar、及び
1.3dm3のイソブタン
【0049】
【表3】触媒1を用いる重合、70℃、エチレンの圧力10bar、及び1
.8dm3のn-ペンテン
【0050】
【表4】ループ反応装置のイソブタンスラリーの連続モードで触媒1を用い る重合
【0051】 表1中の実験1、2、3、及び4は、水素がどのようにポリマーのMWDに影
響するかを示す。ホモポリマー実験(実施例1)は、二つのモードのあるMWD
が得られた水素を用いた実験(実施例2)と比較して、単一モードのMWDを示
す。非常に短時間の実験(実施例4)は、また非常に低いMwを有する単一モー ドのMWDを示す。表2に示す結果を与える実験は、水素が長時間の重合実験中
で消費されることを示す。
【0052】 表3中の実験は、10分毎に水素が供給されるときに、広いMWDが得られる
ことを示す。ここでは、水素レベルがゼロではなく、高いMwを有するホモポリ マーが得られなかった。水素パルスの量とパルスの周波数とを調整することによ
って、MwとMWDがコントロールされることができる。
【0053】 表4は水素が連続的に供給される時、MWDが非常に有効に小さい方へ移動さ
れることができ、MWDの広がりが観察されなかった。
【0054】 (実施例10−16) 触媒の調製(触媒2) 600℃で仮焼した17kgのSYLOPOL 55SJ シリカ担体は、触
媒調製反応装置に導入された。229.4gのn-ブチルシクロペンタジエニル ハフニウム二塩化物と、18.2kgの30wt%MAO、及び4.5kgの
乾燥トルエンを有する錯体溶液が、調製された。錯体溶液は、ゆっくりと担体を
有する反応装置に投入された。錯体溶液とSYLOPOL 55SJ 担体の間
での反応時間の2時間後、触媒の乾燥は、触媒調製反応装置の至る所にドライ窒
素を供給することによって、開始された。乾燥後、できた触媒の収量が22.5
kgであった。できた触媒が0.18wt%のHfを含み、Al/Zr=200 である。
【0055】 重合 重合が、気相流動反応装置に連続的なモードで行われた。取付板に支持されて
いるポリマー粉末床を通して、粉末床を流動させるガスを流す。その後、反応装
置のガスは、重合の熱を除去するために冷却され、再び粉末床に戻して再循環さ
れる。
【0056】 触媒粉末は、半連続的基準で床に供給された。エチレン、1-ブテン、及び窒素
は、連続的に反応装置システムに加えられた。水素が定期的に短期間に供給され
た。(表を参照) 多少の反応装置のガスを伴うポリマー粉末は、床のレベルを一定に保持するた
めに、半連続的基準で反応装置から除去された。再循環ガスの部分は、総圧を一
定にするために、連続的にブリードされた。
【0057】 床でのポリマー粉末の近似的ホールドアップが50kgであった。反応装置の
温度が75℃に保持され、総圧が17.5barであり、反応装置内でのエチレ
ン分圧がおおよそ15barであった。反応装置システムの総容量(反応装置と
ガス再循環システム)が1.6m3であった。再循環ガスの量がおおよそ160 0kg/hであった。再循環ガスからのブリードが16kg/hであった。
【0058】 実施例10から16までは、水素の量が反応装置に律動的に送れ、パルスの長
さが変化された。生産したポリマーの性能パラメーターが表5に集められた。
【0059】
【表5】連続的に流動される床の気相反応装置での重合(触媒2)
【0060】
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は単一モードのMWDを示すGPC曲線を示す。
【図2】 図2は明らかに二つのモードのあるMWDを示すGPC曲線を示す。
【図3】 図3は低いMw部分が実施例2より大きい明らかに二つのモードのあるMWD を示すGPC曲線を示す。
【図4】 図4は非常に低いMwを有する単一モードのMWDを示すGPC曲線を示す。
【図5】 図5は二つのモードのあるMWDを示すGPC曲線を示す。
【図6】 図6は二つのモードのあるMWDを示すGPC曲線を示す。
【図7】 図7は非常に広いMWDを明らかに示すGPC曲線を示す。
【図8】 図8はGPCから得られたMWDを示す。
【図9】 図9は水素の量の変化と時間との関係を表す水素パルスを示す。
【図10】 図10は脈動が分子量及びその分布に影響を及ぼすときに、水素の含有量がど
のように変化するかを示す。
【図11】 図11は水素のパルスの数が分子量及びその分布にどのように影響を及ぼすか
を示す。
【図12】 図12は水素のパルスの長さが分子量及びその分布にどのように影響を及ぼす
かを示す。
【手続補正書】特許協力条約第19条補正の翻訳文提出書
【提出日】平成12年1月18日(2000.1.18)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 ここで、Rは、同一又は相違し、C1-C10のアルキル基であり、pは、1から 40までの整数である。
【請求項19】 前記請求項1から18までのいずれか1項に記載された方法により製造される
ことを特徴とする、所望の分子量分布を有するオレフィンポリマー。
【手続補正書】
【提出日】平成12年2月15日(2000.2.15)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項5
【補正方法】変更
【補正内容】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM ,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM) ,AL,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG, BR,BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,D K,EE,ES,FI,GB,GE,GH,GM,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 カッリオ,カッレ フィンランド国,エフイーエン−07740, ヴァンハッキュレ,エル 14 アー (72)発明者 アンデル,オブ フィンランド国,エフイーエン−00960 ヘルシンキ,メルコルテッティエ 13 ア ーエス 407 (72)発明者 パルムクヴィスト,ウルフ スウェーデン国,エス−44441 スタンス ンド,ヴェストルガルドスヴェーゲン 19

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a) a1) 少なくとも一種のオレフインを含む重合原料、 a2) 水素感受性であり、かつゼロ又は一定の水素濃度の下で、所望の広 い分子量分布を有するポリマーよりも狭い分子量分布を有するオレフィンポリマ
    ーを与える少なくとも一種の触媒成分を有する触媒系、及び a3) 分子量調節剤としての水素、 を重合装置に供給する工程、 b) 重合混合物を与えるために、重合装置内で滞留時間中にかつ重合条件下に
    反応物a1)、a2)、及びa3)を接触させる工程、並びに c) 所望の広い分子量分布を有する オレフィンポリマーの形態の前記重合原 料を前記重合混合物から回収する工程、 を有する所望の広い分子量分布を有するオレフィンポリマーの製造法であって、
    前記接触工程b)の滞留時間中に、水素分圧が、変化され、又は繰り返された
    周期で変化させることを特徴とする所望の広い分子量分布を有するオレフィンポ
    リマーの製造法。
  2. 【請求項2】 連続プロセスで行われることを特徴とする前記請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 単一重合反応装置又は複数の一連の重合反応装置で行われることを特徴とする
    前記請求項1又は2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記水素の絶対圧及び/又は分圧が、最初に水素の最大分圧を適用し、次いで
    それを降下させ、好ましくは水素の消費に応じてそれを降下させることを含む繰
    り返された周期により、かつその周期を接触工程b)の期間中に執り行うことに
    より、可変されることを特徴とする前記請求項1、2、又は3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 前記周期が、前記接触工程a)の前半の期間中に、好ましくは最初に開始され ることを特徴とする前記請求項4に記載の方法。
  6. 【請求項6】 前記水素の絶対圧及び/又は分圧が、降下され、又は近似的にゼロレベルに降
    下されることを特徴とする前記請求項4、又は5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 触媒系が、本質的に一つの活性サイトを有し、及び/又は一定の水素分圧でM w /Mn≒2を与える少なくとも一種の触媒成分、好ましくは、オレフィン重合の ためのメタロセン触媒成分を有することを特徴とする、先行するいずれか一つの
    請求項に記載の方法。
  8. 【請求項8】 前記メタロセンが、一般式(I)で表される化合物であることを特徴とする前 記請求項7に記載の方法。 (Cp)manop (I) ここで、Cpそれぞれは、同一、又は相違し、置換されていない、又は置換さ
    れた、融合し、又は融合していない、同素環式の、又は複素環式のシクロペンタ
    ジエニル、インデニル、テトラヒドロインデニル、フルオレニル、又はオクタヒ
    ドロフルオレニル配位子の一つであり;Mは、周期表(IUPAC 1990)
    の3、4、5又は6族の遷移金属であり、前記リガンドCpを少なくともη5結 合モードで結合され;Xは、同一、又は相違し、水素原子、ハロゲン原子、C1 −C8のハイドロカルビル基、C1−C8の複素原子含有ハイドロカルビル基、又 はトリ−C1−C8ハイドロカルビルシリル基、Mと共に前記金属サイクリック環
    を相互に任意に形成する前記二つの基Xであり;Yは、前記二つのCp配位子の
    間に存在する橋架け原子又は基であり;Zは、前記Cp配位子と遷移金属Mとの
    間に存在する橋架け原子又は基であり;mは1−3であり;nが1−4であり;
    oはゼロ又は1であり;pはゼロ又は1であり;aはM(M=m+n+p)の原 子価である。
  9. 【請求項9】 触媒系が、オレフィン重合のための、有機アルミニウム成分、好ましくはアル
    ミノキサン触媒成分を含むことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 前記アルミノキサンが一般式(II)で表す化合物であることを特徴とする前記
    請求項9に記載の方法。 【化1】 ここで、Rは、同一又は相違し、C1-C10のアルキル基であり、pは、1から 40までの整数である。
  11. 【請求項11】 前記触媒系は、固体支持体上に支持された、メタロセン触媒成分とアルミノキ
    サンとを含み、又はそれらの反応物を含んで成ることを特徴とする前記請求項の
    いずれか1項に記載の方法。
  12. 【請求項12】 ほんの一種の触媒成分が使われることを特徴とする前記請求項のいずれか1項
    に記載の方法。
  13. 【請求項13】 前記重合の状態が、溶液、スラリー、又は気相重合、好ましくは気相重合であ
    ることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  14. 【請求項14】 前記気相重合は、装置内で、ポリマー原料の滞留時間中での水素分圧を可変す
    る周期が、2から50まで、好ましくは5から40まで、最も好ましくは10か
    ら20までであることを特徴とする前記請求項13に記載の方法。
  15. 【請求項15】 前記重合条件は、40から200℃まで、好ましくは60から100℃までの
    温度を含むことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  16. 【請求項16】 前記重合条件は、1から100barまでの圧力を含むことを特徴とする前記
    請求項のいずれか1項に記載の方法。
  17. 【請求項17】 前記重合条件は、少なくとも5分、好ましくは20分のポリマー粒子の滞留時
    間を含むことを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  18. 【請求項18】 前記オレフィンは、1以上の二重結合を有する直鎖状又は環状のオレフィンか
    ら選択され、前記オレフィンは、随時に1以上のジエンを伴っていてもよく、好
    ましくは、エチレン、プロペン、1-ブテン、3−メチル−1−ブテン、1−ペ ンテン、3−メチル−1−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、1−ヘキセン
    、3−メチル−1−ヘキセン、1−ヘプテン、1−オクテン及び1−デセンから選
    択され、好ましくは、前記リストした他のオレフィン、又はヘキサジエン、ブタ
    ジエン、デカジエンのようなジオレフィンのどれかと組み合わせられたエチレン
    であることを特徴とする前記請求項のいずれか1項に記載の方法。
  19. 【請求項19】 前記請求項1から18までのいずれか1項に記載された方法により製造される
    ことを特徴とする、所望の分子量分布を有する オレフィンポリマー。
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