JP2001509991A

JP2001509991A - インテリジェントサービス周辺装置

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Publication number: JP2001509991A
Application number: JP53311098A
Authority: JP
Inventors: ウェザー，マイケル・ジェイ; リー，チャールズ・ジュニア
Original assignee: アルカテルユーエスエーソーシングリミティドパートナーシップ
Priority date: 1997-01-31
Filing date: 1998-01-30
Publication date: 2001-07-24
Also published as: DE69837193T2; EP0956713B1; US6104803A; DE69837193D1; EP0956713A1; WO1998034420A1; AU6051098A

Abstract

(57)【要約】インテリジェントサービス周辺装置（２８）は、サービスインテリジェントユニット（５０）と、メディアプロセッシングユニット（５２）と、を有する。サービスインテリジェントユニット（５０）は、インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール（９０）およびＳＳ７インターフェイスモジュール（５８）を有する。ＳＳ７インターフェイスモジュール（５８）は、インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール（９０）を用いて処理するために、サービス交換ポイント（１２）から呼のサービスリクエストを受ける。インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール（９０）は、ＳＳ７インターフェイスモジュール（５８）を介してインテリジェントサービス周辺マネジャモジュール（９０）に転送するためにサービスリクエストに基づく呼に関するルーティングパッケージを決定する。特定機能を要するサービスについて、インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール（９０）は、メディアプロセッシングユニット（５２）のメディアプロセッサモジュール（９２）にリクエストを送る。メディアプロセッサモジュール（９２）は、呼の発信者とメディアプロセッサモジュール（９２）内のキャリアインターフェイスモジュール（９４）との間を接続する。キャリアインターフェイスモジュール（９４）がサポートする基本機能により、呼の発信者とキャリアインターフェイスモジュール（９４）との間で情報交換される。拡張機能に関しては、キャリアインターフェイスモジュール（９４）がディジタルプロセッサリソースモジュール（９６）とインターフェイスする。情報交換に際して、メディアプロセッサモジュール（９２）が呼に関してルーティングパッケージを決定する。メディアプロセッサモジュール（９２）は、インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール（９０）にルーティングパッケージを提供し、最終的にサービス交換ポイント（１２）に搬送し、意図する着信先に呼を接続する。

Description

【発明の詳細な説明】インテリジェントサービス周辺装置関連出願本出願は、１９９７年１月３１日付けで出願された米国暫定出願番号６０／０３６，７０５号の優先権を主張する。発明の技術分野本発明は、一般に、電話通信ネットワーク装置に関し、とりわけインテリジェントサービス周辺装置に関する。発明の背景アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク（Advanced Intelligent Net work以下、ＡＩＮという）のサービスに参入する際、サービス交換ポイントは内蔵の呼（call）モデルを必要とする。ＡＩＮ呼モデルに基づく標準を有するこれらのスイッチをアップグレートするには、かなりのネットワークオペレータを必要とするかもしれない。サービス交換ポイントと、サービス制御ポイントと、の間の質問および応答で用いられるメッセージは、一般に、ＳＳ７スタックのＴＣＡＰレイヤを用いる。しかし既存の交換機上に適当な呼モデルをインストールするために必要なソフトウェアのアップグレードは、極めて高価で、多くの時間を要し、しかも不可能な場合もある。したがって、経済的でかつ迅速に、既存のサービス交換ポイント上に呼モデルを追加できるようにすることが望ましい。発明の要約上記の通り、交換機のネットワークに亙って共有可能な呼モデルを有する集中的なネットワーク構成装置が必要であることが理解されよう。本発明によれば、このインテリジェントサービス周辺装置は、従来式の呼モデルを交換機内でアップグレートする際の欠点および問題点を実施的に排除または低減するように設けられている。本発明の実施例によるインテリジェントサービス周辺装置は、サービスインテリジェントユニットと、メディアプロセッシングユニットと、を有する。サービスインテリジェントユニットは、サービスプロセッサマネジャモジュールおよびシグナルモジュールを有する。シグナルモジュールは、サービス交換ポイントからの呼に関連するサービスリクエストを受信する。サービスプロセッサマネジャモジュールは、意図する着信先に呼を完全に接続するために、サービスリクエストを処理して、シグナルモジュールを介してサービス交換ポイントに転送されるルーティングパッケージを決定する。特定の機能を処理するのに必要なサービスリクエストに関して、サービスプロセッサマネジャモジュールは、サービスリクエストをメディアプロセッシングユニット内のメディアプロセッサマネジャモジュールに転送する。メディアプロセッサマネジャモジュールは、サービスリクエストを処理して、呼をキャリアインターフェイスモジュールに接続する。キャリアインターフェイスモジュールは、呼の発信者が有する情報を交換し得るさまざまな基本機能を提供する。拡張機能に関して、キャリアインターフェイスモジュールは、呼の発信者が有しキャリアインターフェイスモジュールデサポートされない情報を交換することができる呼に関するさまざまな拡張機能を提供するために、リソースモジュールとインターフェイスすることができる。メディアプロセッサマネジャモジュールは、キャリアインターフェイスモジュールおよびリソースモジュールにより提供された機能を実行するのに対応して、呼に関するルーティングパッケージを決定できる。メディアプロセッシングユニットは、呼を所望の着信先に完全に接続するために、サービス交換ポイントに適当に搬送するように、ルーティングパッケージをサービスインテリジェントユニットに提供する。本発明は、従来式の呼モデル処理と比較して、さまざまな技術的利点を有する。例えば、１つの技術的利点は、ネットワーク内にあるさまざまな交換機で共有する呼モデルを含む集中的ネットワーク構成装置を提供することにある。別の利点は、ネットワーク内の交換機をアップグレードすることなく、交換機のオペレーションに影響を与えることなく、ネットワークの構成装置を簡単にアップグレードすることができる点にある。その他の技術的利点は、以下の図面、明細書およびクレームから当業者にとっては極めて明白であろう。図面の簡単な説明本発明およびその利点をより十分に理解できるように、ここで添付図面に関する以下の明細書を参照する。類似する構成部品に対しては、類似の符号が付してある。図１は、電話通信ネットワークのブロック図を示す。図２は、電話通信ネットワーク内のトランキング・ネットワークのブロック図を示す。図３は、電話通信ネットワーク内のインテリジェントサービス周辺装置の機能的ブロック図を示す。図４は、インテリジェントサービス周辺装置を介して処理された呼の一例を示す。図５は、インテリジェントサービス周辺装置に関するソフトウェア構成のブロック図を示す。図６は、インテリジェントサービス周辺装置のブロック図を示す。図７は、インテリジェントサービス周辺装置内のサービス・インテリジェント・ユニットおよびメディア・プロセッシング・ユニットのブロック図を示す。図８は、インテリジェントサービス周辺装置の空間レイアウトを示す。図９は、インテリジェントサービス周辺装置内にあるインターフェイスカードのブロック図を示す。図１０は、インテリジェントサービス周辺装置内の特定の呼に対する処理フローを示す。図１１Ａおよび１１Ｂは、インテリジェントサービス周辺装置の異なるネットワーク動作モードの構成を示す。発明の詳細な説明図１は、アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク（ＡＩＮ）のブロック図である。アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０は、サービス交換ポイント（ＳＳＰ）１２、およびアドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０内の電話通信信号を転送するための転送機能付きモバイル交換センタ（ＭＳＣ）１４を有する。サービス交換ポイント（ＳＳＰ）１２は、公衆交換電話ネットワーク１６およびローカル交換キャリア１８のような他のネットワーク構成装置間で電話通信トラヒックをルーティングするためのネットワーク交換機である。モバイル交換センタ１４は、アンテナ２２から転送するためのベース交換センタ２０に電話通信トラヒックをルーティングするための、無線ネットワークで用いられるネットワーク交換機である。サービス交換ポイント１２およびモバイル交換センタ１４は、エンドユーザとインターフェイスし、電話通信トラヒックがアドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０に参入する必要があることを認識できる。サービス交換ポイント１２およびモバイル交換センタ１４が有するサービス転送機能は、サービス制御ポイント２４、ホーム・ロケーション・レジスタ２６、およびインテリジェントサービス周辺装置２８により管理される。アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０は、サービス交換ポイント１２およびモバイル交換センタ１４のサービス転送機能と、サービス制御ポイント２４、ホーム・ロケーション・レジスタ２６、およびインテリジェントサービス周辺装置２８のサービス管理機能と、の間を相互通信するために信号システム７（ＳＳ７）プロトコルを用いる。信号転送ポイント３０は、アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０内のさまざまな信号エンティティ間をＳＳ７パケットがルーティングするのを支援するために用いられるパケット交換機である。アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０への参入のためのサービスロジックが条件を満たせば、サービス交換ポイント１２は、ＳＳ７メッセージをインテリジェントサービス周辺装置２８内のサービス知能に送る。サービス交換ポイント１２はサービス知能を用いて対話し始め、そのサービス知能が、アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０の呼を後に処理するためにサービス交換ポイント１２をガイドする。これらの機能を得るために、サービス交換ポイント１２は、呼の適当なポイント（ＰＩＣ）におけるトリガポイントおよび検出ポイント（ＤＰ）を含む呼モデルをサポートする必要がある。これらのトリガポイントにより、サービス知能からサポートを求めるべきかの決定の機会が与えられる。呼モデルは、ベルコア、ＩＴＵ、およびＥＴＳＩからの各標準ドキュメントで定義される。アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０の環境において新規サービスが展開する際、所与のサービスがどのように動作するかについてサービスの説明がなされる。その後、サービスを特定して、サービス創造環境３２の支援を受けてシミュレートする。サービス創造環境３２は、ビルディングブロック不特定ソフトウェア（ＳＩＢＢｓ）を用いて、サービスに関連するサービスロジックプログラム（ＳＬＰ）を創造する。一旦サービスロジックが認証されると、サービスロジックプログラムに関連する実行可能なコードが、関連するサービス制御構成装置、すなわちサービス制御ポイント２４、ホーム・ロケーション・レジスタ２６、およびインテリジェントサービス周辺装置２８にダウンロードされる。サービス管理システム（ＳＭＳ）３４は、サービスを供給し、維持し、そして処理するために必要なオペレーションサポート機能を提供する。バック・オフィス・オペレーション・サポート・システム（ＯＳＳ）３６は、必要なネットワーク管理および課金機能を提供する。インテリジェントサービス周辺装置２８は、エンドユーザと情報交換できる機能性およびリソースを備えている。例えば、音声アナウンスを再生し、ＤＴＭＦデジットを記録することができる。アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０の呼の文脈において、インテリジェントサービス周辺装置２８が特定の機能を実行する、またはインテリジェントサービス周辺装置２８をそのようにプログラムすることができる。例えばインテリジェントサービス周辺装置２８は、音声認識、音声会話テキスト、およびファクシミリ処理に必要なアプリケーション、さらにその他のさまざまなアプリケーションをサポートすることができる。インテリジェントサービス周辺装置２８とサービス交換ポイント１２との間のインターフェイスは、一般にＩＳＤＮＰＲＩプロトコルに基づいている。インテリジェントサービス周辺装置２８上で実行されるサービスロジックプログラムは、サービス制御ポイント２４およびホーム・ロケーション・レジスタ２６において用いられる同じビルディングブロック不特定ソフトウェアを用いる。複数の基盤において共通のロジックを用いることは、有線および無線ネットワークの両方のサービスに基づいたアドバンスト・インテリジェント・ネットワーク１０を導入するための共同的環境を提供する。一般に、サービス交換ポイント１２は、内部スイッチ接続コントロールのために、ＳＳ７スタックのＩＳＵＰレイヤを用いる。ネットワーク内の各サービス交換ポイント１２には、ポイントコードが付与される。接続制御メッセージに基づくＩＳＵＰは、これらポイントコードをもとにスイッチ間をルーティングされる。インテリジェントサービス周辺装置２８は、信号ネットワークにおける異なるポイントコードを有するものとして設計される。こうすると、標準ＩＳＵＰメッセージを用いてサービス交換ポイント１２をインテリジェントサービス周辺装置２８と情報交換させることができる。インテリジェントサービス周辺装置２８は、集中管理される必要な知能を提供するために、外部システムとして機能するよう設計されるので、サービス交換ポイント１２のネットワーク上でこの知能を共有することができる。図２は、インテリジェントサービス周辺装置２８がどのようにサービス交換ポイント１２のネットワークと接続するかを示している。図３は、インテリジェントサービス周辺装置２８を機能的に示す図である。インテリジェントサービス周辺装置２８は、サービス交換機能４０、サービス制御機能４２、サービスリソース機能４４、およびサービス管理応用機能４６を有し、各々は互いにルーティング装置４８を介して接続されている。サービス交換機能４０は、ＳＳ７のインターマシントランク（ＩＭＴ）のために終端ポイントを与え、同様にＥＴＳＩＩＮＡＰに基づく呼モデルを与える。搬送経路は、Ｔ１／／Ｅ１キャリアに基づいている。サービス交換機能４０は、入力ＩＳＵＰメッセージを終了させ、所与のサービスのために必要ならば、内部サービス制御機能４２にＩＮＡＰ系呼モデルに関する質問に基づいてＴＣＡＰを発信する。サービス制御機能４２は、インテリジェントサービス周辺装置２８のサービスを実行できるようにサービス論理の解釈を行う。サービス論理プログラムは、サービス創造環境３２により創造され、サービス制御機能４２にダウンロードされる。サービスロジックプログラムは、ＩＮＡＰコンプライアントのビルディングブロック不特定ソフトウェアを用いて構築される。サービスリソース機能４４は、ＤＴＭディジットの記録、音声認識、ファクシミリ処理、音声会話に対するテキスト、複数話者による会議仲介など、その他多くの種類のサービス機能に必要なサービスを実行するためのデジタル信号処理系リソースを提供する。サービス管理応用機能４６は、インテリジェントサービス周辺装置２８の全体的基盤管理機能を提供する。これらの機能には、構成、性能、欠陥、保全、経理管理に関する機能が含まれる。サービス管理応用機能４６は、外部で動作するサポートシステムのための必要なインターフェイスを提供する。インテリジェントサービス周辺装置２８は、データベース索引（通常のサービス制御ポイント機能）、アドバンス音声処理系機能（一般にインテリジェント周辺機能）、およびこの２つの機能間で相互通信するのに必要なサービスをサポートする統合的環境を備える。さらに、ＩＳＵＰメッセージ機能により、インテリジェントサービス周辺装置２８は、呼に関連するその他のパラメータの中で、例えばＡＮＩ、DNS等のような接続パラメータにアクセスする。この情報がサービス制御ポイントおよびインテリジェント周辺機能と関連して用いられるとき、インテリジェントサービス周辺装置２８は、既存の交換機により現在提供されるサービスに追加してサービスを提供することができる。結果的には、インテリジェントサービス周辺装置２８によりサポート可能なサービスを次の３つのカテゴリに分類することができる。すなわち、カテゴリＡ：サービス制御ポイント系サービス、カテゴリＢ：サービス制御ポイントおよびインテリジェント周辺系サービス、およびカテゴリＣ：交換機拡張系サービスである。上記カテゴリのいずれかに属する一般的なサービスに関し、サービスの構築は、サービス創造環境３２で行なわれる。サービス創造環境３２によるサービス創造の手順、およびインテリジェントサービス周辺装置２８による展開について、以下説明する。インテリジェントサービス周辺装置２８がサポートできるカテゴリＡのサービスの代表的なリストには、ＳＡＣ(NOO/888)の変換、仮想的な個人ネットワーク、９００プレミアムレート、およびフォロミーサービスが含まれる。インテリジェントサービス周辺装置２８がサポートできるカテゴリＢのサービスの代表的なリストには、相互的音声応答、音声起動ダイヤル、複数話者会議、および呼カードサービスが含まれる。インテリジェントサービス周辺装置２８がサポートできるカテゴリＣのサービスの代表的なリストには、個人認証番号付きＳＡＣ(NOO/888)の変換、経理コードの確認、アドバンス・ネットワーク・インテリジェントの特定ルーティング、および択一的着信先ルーティングサービスが含まれる。図４は、個人認証番号付きＳＡＣ(NOO/888)変換サービスのための呼処理を示すブロック図である。このサービスによれば、NOO/888番号に関連し、個人認証番号が付与された予定の着信先番号に接続することができる。このサービスを用いると、料金不要番号に発信が可能で電話代を着信者払いとすることができる任意の電話から、エンドユーザは予定した着信先に電話をかけることができる。着信先が事前設定されているので、電話詐欺が極力抑えられる。このサービスを実施するには、料金不要呼を受信した場合にオペレータＩＭＴに対して、サービス交換ポイント１２内のデータベースＩＳＵＰメッセージをインテリジェントサービス周辺装置２８の着信先ポイントコードに送信するよう設定する。ＩＳＵＰの IAMメッセージに含まれるものとして、ＡＮＩ、料金不要番号、個人認証番号等、その他のサービスパラメータがある。インテリジェントサービス周辺装置２８のサービス交換機能４０における呼モデルがその後、サービス制御機能４２に質問を発する。サービス制御機能４２は、料金不要番号を変換し、サービスリソース機能４４が応答して個人認証番号を記録し、記録された個人認証番号に対してその個人認証番号を照会し、最後に、着信先番号およびルーティングパッケージをサービス交換機能４０に返送するようにサービスリソース機能４４に命令を出す。サービス交換機能４０は、返送IAMを介して情報がサービス交換ポイント１２に送られる。この時点で、インテリジェントサービス周辺装置２８はサービス交換ポイント１２に対する呼およびボイストランクをリリースする。サービス交換ポイント１２はその後、この呼を意図する着信先にルーティングし、この呼に関連する他の呼の処理機能を継続させる。図５は、インテリジェントサービス周辺装置２８のソフトウェア構成のブロック図である。インテリジェントサービス周辺装置２８のソフトウェアは、階層的に構成される。このソフトウェアは、２つのサブシステム、すなわちサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０およびメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２で機能的に配分される。各サブシステムは、それぞれのプロセッサカードにより管理される。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０内のプロセッサは、インテリジェントサービス周辺マネジャと呼ばれる。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２内のプロセッサは、メディア・プロセッシング・ユニット・マネジャと呼ばれる。好適には、両方のプロセッサカードは、サン・マイクロシステム社のSparcファミリーのプロセッサおよびSolaris2.4オペレーティングシステム５４に基づいていることが望ましい。オペレーティングシステムの次のレイヤは、電話基盤1.0 ５６と呼ばれる。このレイヤは、アドバンスト・インテリジェント・ネットワーク製品全般に亙って共通するソフトウエアのインフラストラクチュアを提供する。このインフラストラクチュアには、基盤管理サポート、サービス管理サポート、メッセージ処理サポート、配分された対象メッセージ環境サポート、データ記録サポート、および共通ユーティリティサポートが含まれる。インテリジェントサービス周辺マネジャのプロセッサが、さまざまな呼関連パラメータの記憶および呼出しに対して、SYBASEデータベース５７を用いることが望ましい。サービス交換機能４０は、ＳＳ７インターフェイス５８からＩＳＵＰサービスリクエストメッセージを受信し、サービス交換機能４０、サービス制御機能４２、メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２、およびＩＳＵＰＳＳ７応答インターフェイス５８間のメッセージを基点ポイントコードのサービス交換ポイント１２に伝達する呼を制御する。サービス交換機能４０は、ステートマシーン６０、基本呼マネジャ６２、特徴統合マネジャ６４、およびインテリジェント・ネットワーク・サービス・マネジャ６６を有する。ステートマシーン６０、基本呼マネジャ６２、特徴統合マネジャ６４、およびインテリジェント・ネットワーク・サービス・マネジャ６６は、サービス交換機能４０の下では単一エンティティとして取り扱われる。ステートマシーン６０は、サービスリクエストを処理し、インテリジェントサービス周辺装置２８のさまざまな構成装置により処理されるとき、サービスリクエストのために状態転送を追跡する。ステートマシーン６０は、転送の認証をサービスリクエストに付与し、呼制御即時レジスタ内のリクエストを処理するのに必要なすべての情報を格納する。基本呼マネジャ６２は、各サービスリクエストメッセージに関連するプロトコルに対する呼モデルを提供する。特徴統合マネジャ６４は、どのサービス制御機能４２の特徴が各サービスリクエストに関連するかを決定する。インテリジェント・ネットワーク・サービス・マネジャ６６は、サービスリクエストをサービス制御機能４２およびメディア・プロセッシング・ユニットマネジャのプロセッサカードにルーティングする。サービス交換機能４０のサービス制御機能４２に対するインターフェイスは、ＳＳ７インターフェイス５８のＴＣＡＰレイヤ内に含まれるＩＮＡＰメッセージを用いる。ＴＣＡＰレイヤのメッセージはさらに、ＴＣＰ／ＩＰフレーム内に含まれる。こうして、ＩＮＡＰメッセージを外部標準ＴＣＡＰ／ＳＳ７インターフェイスに対してサポートするための移行経路を提供する。サービス交換機能４０のインテリジェント・ネットワーク・サービス・マネジャ６６は、サービス制御機能４２と相互通信するために用いられる。それは、ＩＮＡＰＴＣＡＰライブラリィを用いて、サービス制御機能４２のリクエストに対してサービス交換機能４０を形成し、サービス制御機能４２からの応答をサービス交換機能４０にデコードする。サービス制御機能４２とメディア・プロセッシング・ユニット・コントローラ７０との間のインターフェイスは、標準ＩＮＡＰプロトコルに基づいている。メディア・プロセッシング・ユニット・コントローラ７０は、アシストリクエスト指令メッセージを送ることにより、サービス制御機能４２と対話を始める。その後サービス制御機能４２は、アナウンスまたはプロンプトを再生し、メッセージを記録する。メディア・プロセッシング・ユニット・コントローラ７０は、適当な長さと巡回数を有するＩＳＵＰのIAMメッセージから入力ＣＩＣコード間の会話を提供する。それは、トランクラインの現状のためにデータベースを維持し、メディア・プロセッシング・ユニット・プロセッサ上で実行される処理と相互通信する。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、トランク群毎のメディアプロセッサ７２と呼ばれるプロセッサからなる。分配された対象メッセージ環境は、メディアプロセッサ７２とメディア・プロセッシング・ユニット・コントローラ７０との間で用いられる。メディア・プロセッシング・ユニット・コントローラ７０およびメディアプロセッサ７２からのメッセージを受信すると、メディアプロセッサ７２はこれを処理して適当な応答を返信する。アナウンスデータベースがメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２上にある。このアナウンスデータベースは、ＵＮＩＸファイルと、アナウンスおよび関連するパラメータを追跡するために用いられる制御ファイルと、を統合したものからなる。デジタル音声記録装置が、高品質デジタルのアナウンスを形成するのに用いられる。８ＫＨｚの速度でＰＣＭサンプルを用いて記録される。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、Ｔ１/／Ｅ１キャリアインターフェイスモジュールと、ＳＣバスマネジャ７３およびチャンネルアロケータ７４で制御されるＳＣバスに接続されるデジタル信号プロセッサ・リソース・モジュールと、を有する。図６は、インテリジェントサービス周辺装置２８の機能的なハードウェア構成を示す。インテリジェントサービス周辺装置２８は、２つの主要な機能的エンティティ、すなわちサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０および１つまたはそれ以上のメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２から構成される。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０は、呼モデルおよびサービス制御機能４２を提供し、メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、さまざまなアプリケーションをサポートするために、トランクインターフェイスおよびデジタル単一信号処理機能を有する。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２が提供するアプリケーションには、テレフォニーサーバ、ボイスメールサーバ、アナログディスプレイのサービスインターフェイスサーバが含まれる。テレフォニーサーバは、基本的なＩＶＲ機能をサポートする性能を提供する。これらの性能として、音声アナウンスの再生、ＤＴＭＦデジットの記録、トーン形成、無音声検出、呼の経過モニターなどの他の性能を含む。テレフォニーサーバは、自動音声認識、音声会話のテキスト、複数話者会議などの機能をも提供する。ボイスメールサーバによれば、ユーザは個人のメイルボックスから音声メッセージを記録再生することができる。適応可能な差動パルスコードモジュレーションを用いて、この領域を最適化して音声を圧縮する。入力音声信号のレベルの変動を補償するために、自動ゲインコントロールが用いられる。ファクシミリサーバによれば、ユーザは、ファックスブロードキャスティング、オンデマンドファックス、ファックスメールボックス、などの他の拡張されたファックスサービスが受けられる。テレフォニーサーバが提供するＩＶＲ機能に関連するファックシミリサーバにより、ファックスサービスをサポートするためのユーザフレンドリな環境を提供される。ファックスブロードキャスティング性能は、同一メッセージを数多くのファクス装置に送信する人々により用いられる。ファックスメールボックスによれば、ユーザはファックスを介して情報を得ることができる。アナログディスプレイのサービスインターフェイスサーバによれば、例えば、既存のアナログローカル回線上の電話にデジタル情報を送ることができる。アナログディスプレイのサービスインターフェイスサーバによれば、エンドユーザの信号発信に応答してコンプライアント電話に表示できるＡＳＣＩＩテキストを記憶して、呼び出すことができる。この機能を用いると例えば、天気予報、株式情報、またはその他のデータを情報収集するのに利用することができる。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２の機能リストは、上述に限ったものだけではない。インテリジェントサービス周辺装置２８の構成は、上述の１つまたはそれ以上の機能を、必要ならば１つのベースに統合することができる。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０とメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２とが断続的でなく相互通信しているので、個々のサーバがサポートする機能の恩恵を受けることができる。例えば、テレフォニーサーバの自動音声認識機能は、ボイスメールサーバと共に用いることができ、話者は、話し言葉による指示に基づいてメッセージを選択することができる。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０は、ボイスメールサーバ、または１日のうちの時間によって、１週間のうちの曜日によって、といった他の所望するものに基づいて、テレフォニーサーバが提供するボイスアナウンスに呼を接続することができる。インテリジェントサービス周辺装置２８は、１つまたはそれ以上のグラフィックユーザインターフェイス系のクラフト端末８０を備えていてもよい。これらの端末は、ロカール操作、管理、維持、機能供給するために用いられる。グラフィックユーザインターフェイス系のクラフト端末８０およびサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０は、１次イーサネット８２または２次イーサネット８４のいずれか一方を介してＴＣＰ／ＩＰに基づいている。インテリジェントサービス周辺装置２８は、サービス創造のためにサービス創造環境３２を利用する。サービス創造環境３２により創造されたサービスは、１次イーサネット８２または２次イーサネット８４のいずれか一方を介してサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０にダウンロードされる。インテリジェントサービス周辺装置２８は、ボイスアナウンスを創造するためにボイス記録システム８６を用いる。好適には、８キロバイト／秒のサンプリングクロックおよびパルスコード修正サンプルを創造するためのエンコードが用いられる。サンプルは、テレフォニーサーバのデータベースにロードできるＵＮＩＸ系ファイルに記憶される。図７は、サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０のインテリジェントサービス周辺マネジャプロセッサ９０と、メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２上のメディア・プロセッシング・ユニットマネジャ９２と、下位構成のモジュールとの接続関係を示す。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０は、ＳＳ７系シグナルリンクを有する。各サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０は、少なくとも１つのＳＳ７モジュール５８を備え、各モジュールは２つのＳＳ７リンクを有する。追加のＳＳ７モジュール５８をサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０に加えて、より大きいインテリジェントサービス周辺装置２８のシステムをサポートすることができる。ＳＳ７モジュール５８およびインテリジェントサービス周辺マネジャ９０は、コンピュータアドレス、データ、およびベルサ・モジュール・ヨーロッパ（VersaModule Europe）として知られたコントロールバス標準を通じて情報交換する。機能的にいえば、サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０は、ＳＳ７リンクを介して入力ＩＳＵＰ信号メッセージを受信し、これらをＩＮＡＰ系質問メッセージに変換し、データベース索引のために、このメッセージを内部サービス制御機能４２に送り、サービス制御機能４２から情報を呼び出し、出力用ＩＳＵＰメッセージを介して情報を送り返す責任を負う。アプリケーションが、ＤＴＭＦデジットの記録、音声認識などの特定リソースを用いることを必要とする場合に、メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２のサービスを用いる。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、Ｔ１キャリアインターフェイスモジュール９４と、汎用ディジタル信号処理系リソースモジュール９６とを有する。これらのモジュールは、好適には、工業標準の双方向２０４８タイムスロット時分割マルチプレックスＳＣバスを介して配線されることが望ましい。ＳＣバスは、フルデュプレックス時分割マルチプレックスバスで、２０４８のＤＳ０タイムスロット間を接続することができる。一般的なアプリケーションにおいて、音声認識を必要とする例で、ＰＣＭサンプルを有するＴ１キャリア上のインバウンドＤＳ０がＳＣバスを経由してリソースモジュール９６にルーティングされる。リソースモジュール９６は、ＤＳＰ系アルゴリズムを用いて、口述単語に関連するＡＳＣＩＩテキストを決定する。そしてＡＳＣＩＩテキストは、ベルサ・モジュール・ヨーロッパ・バスを介してメディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２に送られる。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０およびメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、アラームモジュール９８およびアラームモジュール１００を各々有しており、さまざまな不適当な操作条件を検出する。図８は、インテリジェントサービス周辺装置２８の空間レイアウトのブロック図を示す。インテリジェントサービス周辺装置２８の空間レイアウトは、分割されたベルサ・モジュール・ヨーロッパ系のバックプレーンを有し、１つのユニット内に独立した２つの１０連スロットシェルフを有する。一方のシェルフにはサービス・インテリジェント・ユニット・サブシスデム５０、他方のシェルフにはメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２が収容される。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０およびメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２の両方は、予備の電力供給源ＰＳＡおよびＰＳＢを有している。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０は、２つの４ギガバイトハードディスクと、インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール９０と、１つまたはそれ以上のＳＳ７モジュール５８と、１つのアラームモジュールと、を備えていることが望ましい。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０内のその他のスロットは、将来の拡張に備えてとっておく。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、１つの４ギガバイトハードディスクと、１つの４ミリメーター８ギガバイトディジタル音声テープドライブと、メディア・プロセッシング・ユニットマネジャモジュール９２と、Ｔ１キャリアインターフェイスモジュール９４と、ディジタル信号処理の特定リソースモジュール９６と、アラームモジュール１００と、を備えていることが望ましい。サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０内のインテリジェントサービス周辺マネジャモジュール９０は、汎用高機能プロセッサモジュールに基づいていることが望ましい。用いられるマイクロプロセッサは、１１０ＭＨｚで動作し、サンマイクロシステム（SUN Microsystems）のソラリス２．４（So laris2.4）のユニックス（UNIX）オペレーティングシステムで実行するマイクロスパーク−２（microSPARC-2）であることが望ましい。インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール９０は、１２８メガバイトのダイナミック・ランダム・アクセス・メモリを有する共有メモリと高速アクセスすることができる。２つのＳバス拡張カードスロットが設けられ、このプロセッサは、ベルサ・モジュール・ヨーロッパ・バスを介して、内蔵ＳＳ７モジュール５８およびアラームモジュール９８と情報交換する。インテリジェントサービス周辺マネジャ９０は、デュアルＳＣＳＩインターフェイスと、デュアル・イーサネット・インターフェイスと、デュアル・シリアル・インターフェイスと、を有する。デュアルＳＣＳＩインターフェイスに関して、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０は、直接のメモリアドレスをサポートするために、２つのＳＣＳＩポート、すなわちポートＡおよびポートＢを有する。ポートＡは、２つの別個のコネクタからアクセスされ、一方はインテリジェントサービス周辺装置２８を有するシャシの前面に、他方はシャシの後面に取り付けられてもよい。一方のコネクタだけが、所与の時間はいつでも利用されている。一般的な構成では、後面コネクタはハードディスクＡに接続されている。前面コネクタは、外部ＣＤ−ＲＯＭからシステムソフトウェアをインストールするために用いてもよい。ポートＢは、シャシの後面からアクセスされるようにしてもよい。一般的な構成では、ポートＢはサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０のハードディスクＢに接続される。デュアル・イーサネット・インターフェイスに関して、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０は、１０メガバイト／秒で動作する２つの独立したイーサネット・インターフェイスを有する。両方のインターフェイスは、１０ベースＴねじれ対ケーブルおよびＲＪ−４５コネクタを有することか望ましい。先に説明したように、２つの独立したイーサネット・インターフェイスは各々、１次イーサネット８２および２次イーサネット８４に接続される。１次イーサネット８２は、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０と、メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２上の１つまたはそれ以上のメディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２と、の間の情報を交換するために用いられる。システムサイズによるが、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０とメディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２とを接続するために、受動的なイーサネットハブを用いてもよい。２次イーサネット８４は１次イーサネット８２が故障した場合のバックアップとして用いられる。２次イーサネット８４は同様に、ｘ端末クラフトインターフェイスに接続するように用いてもよい。システムサイズおよび必要とされるクラフト端末の数にもよるが、受動的なイーサネットハブは、複数のｘ端末をインテリジェントサービス周辺マネジャ９０に接続するために用いてもよい。デュアル・シリアル・インターフェイスに関して、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０は、２つのＲＳ２３２シリアル入力／出力ポートを有する。これらのポートは、ポート１およびポート２と指定されるが、好適には２５ピンＤタイプ雌型コネクタが用いられる。ポート１は、例えば電力供給関連するようなフレームアラームを監視するフレーム・アラーム・インターフェイス・カードと冷却装置とを接続するために用いられる。ポート２は、フレームアラーム発光ダイオードを制御するアラームシステムコントローラと音声アラームブザーとを接続するために用いられる。ポート２は、分析目的のためのＶＴ２２０端末を接続するのに用いることもできる。ＳＳ７インターフェイスモジュール５８は、好適には２５６Ｋバイト／秒のＳＳ７リンクを有する。各リンクは、Ｖ．３５雄型コネクタを有する。一般的なネットワークでは、２つのＳＳ７リンクが信号転送ポイント３０の結合された対と接続され、さまざまにルーティングされる。各リンクは、０．４アーランのトラヒック用に構成される。リンクが故障した場合、残ったリンクが故障したリンクに関連するトラヒックを伝達することができる。ＳＳ７インターフェイスモジュール５８をサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０に追加して、より大きいシステムサイズをサポートすることができる。技術的ルールを用いて、必要とされるＳＳ７の数を決定する。アラームモジュール９８は、ベルサ・モジュール・ヨーロッパ・バスを介してインテリジェントサービス周辺マネジャ９０と接続される。アラームモジュール９８は、１６個のユーザ特定ＬＥＤ、１つの１６ビットのステータスレジスタ、１つの１６ビットのコントロールレジスタ、監視用タイマ、温度センサ電圧モニタ回路、および２つの乾式リレイコンタクトを有する。アラームモジュール９８またはインテリジェントサービス周辺装置２８内のその他のモジュール２８により、条件を満たさないことが検出された場合、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０は、アラームモジュール９８の適当なＬＥＤを点灯させ、必要ならば、不具合情報レポートを表示することにより、条件が合わないことを表示することができる。メディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ・モジュール９２は、サービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０上のインテリジェントサービス周辺マネジャ９０と同様のプロセスモジュールに基づいている。メディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２は、デュアルＳＣＳＩインターフェイス、デュアル・イーサネット・インターフェイス、およびデュアル・シリアル・インターフェイスを有する。メディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２によりサポートされるこれらの入力／出力インターフェイスは、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０が有する入力／出力インターフェイスと同様のものである。デュアルＳＣＳＩインターフェイスに関して、メディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２は、直接のメモリアドレスをサポートするために、２つのＳＣＳＩポート、すなわちポートＡおよびポートＢを有する。ポートＡは、２つの別個のコネクタからアクセスされ、一方はインデリジェントサービス周辺装置２８を有するシャシの前面に、他方はシャシの後面に取り付けられてもよい。好適には、一方のコネクタだけが、所与の時間はいつでも利用されている。一般的な構成では、後面コネクタはメディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２のハードディスクＡに接続されている。前面コネクタは、外部ＣＤ−ＲＯＭからシステムソフトウェアをインストールするために用いてもよい。ポートＢは、シャシの後面からアクセスされるようにしてもよい。一般的な構成では、ポートＢは、ディジタルオーディオテープドライブに接続してもよい。デュアル・イーサネット・インターフェイスに関して、メディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２は、先に説明したように必要ならば、イーサネットバスを介して、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０上の対応するインターフェイスに接続される２つのイーサネットインターフェイスを有する。デュアル・シリアル・インターフェイスに関して、メディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ・モジュール９２は、２つのＲＳ２３２シリアル入力／出力ポートを有する。これらのポートは、ポート１およびポート２と指定され、２５ピンＤタイプ雌型コネクタを用いてもよい。ポート１は、ＳＮＭＰ系遠隔操作サポートインターフェイスを提供するように用いることができる。ポート２は、分析目的のためのＶＴ２２０端末を接続するのに用いることもできる。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、８つのＴ１キャリアインターフェイス９４を有していてもよい。こうして、サービス制御ポイント２４ポートの容量を１９２ポートまで容量拡張することができる。Ｔ１キャリアインターフェイス９４は、シャシ後面から接続してもよい。Ｔ１キャリアインターフェイス９４は、ＤＳＸ−１コンパチブルＴ１信号を供給し、それらの密度を維持するためにＢ８ＺＳまたはビット７ＺＣＳをオプションとして選択することができる。実際のコネクタは、８ピンＲＪ４８−Ｃコネクタが望ましい。Ｔ１キャリアインターフェイス９４は、数多くの機能を有しており、その機能として、ＤＴＭＦ検出、自動ゲインコントロール、音声検出、ファックス／モデム検出、アンサリングマシン検出、速度および音量制御、アナログ・ディスプレイ・サービス・インターフェイス、およびトーンの検出および形成が含まれる。Ｔ１キャリアインターフェイス９４を介して、メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２は、ディジタル信号処理リソースモジュール９６を用いることなく、基本ＩＶＲ系アプリケーションをサポートすることができる。Ｔ１キャリアインターフェイス９４は、通常のＴ１トランクとしてサービス交換ポイント１２間で、あるいはＩＳＤＮＰＲＩ（２３Ｂ＋Ｄ）系トランクとして用いられる。Ｔ１キャリアインターフェイス９４は、Ｄチャンネル上のＱ．９３１系信号発信をサポートするためのソフトウェアＡＰＩを備える。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２内の各ディジタル信号処理インターフェイス９６は、４つの独立するディジタル信号処理機能ブロックを有する。各機能ブロックは、５０ＭＨｚで動作するＴＭＳ３２０Ｃ３１浮動小数点ディジタル信号プロセッサを用いる。各機能ブロックは、異なるアプリケーションを同時に実行するためにも用いることができる。特定のアプリケーションに与えることのできるポート数は、ディジタル信号処理アルゴリズムの複雑さに依存する。例えば、各ＴＭＳ３２０Ｃ３１は、同時に２つのＤＳ０ポート上で不特定話者認識をサポートできる。したがって、１つのディジタル信号処理インターフェイス９６は、８つのＤＳ０ポート上で音声認識をサポートすることができる。ディジタル信号処理リソースモジュール９６の数は、特定の処理が要するポート数に依存する。ディジタル信号処理リソースモジュール９６は、不特定話者認識、特定話者認識、話者認証、音声会話に対するテキスト、複数話者による音声ブリッジング、およびファックス記録再生をサポートするようにプログラムしてもよい。より新しいディジタル信号処理アルゴリズムが開発されると、機能を迫加してもよい。図９は、フレーム・アラーム・インターフェイス・カード１０２およびアラーム・システム・コントローラ・カード１０４をインテリジェントサービス周辺装置２８内のサービス・インテリジェント・ユニット・サブシステム５０のインテリジェントサービス周辺マネジャ９０に接続する様子を示す。フレーム・アラーム・インターフェイス・カード１０２は、フレームアラームをモニタし、ＲＳ２３２Ｃインターフェイスを介してインテリジェントサービス周辺マネジャ９０にフレームアラームをレポートする。アラーム・システム・コントローラ・カード１０４は、インテリジェントサービス周辺装置２８のシャシのドア上に取り付けられた５つのアラームＬＥＤおよび音声ブザーを制御する。アラーム・システム・コントローラ・カード１０４は、ＲＳ２３２Ｃインターフェイスを介してインテリジェントサービス周辺マネジャ９０と情報交換する。アラーム・システム・コントローラ・カード１０４が提供するＬＥＤは、フレームおよびシステムの異常を表示するために用いられる。メディア・プロセッシング・ユニット・サブシステム５２のディジタル音声テープドライブ８メガバイト容量を有する４ミリメータディジタル音声テープを用いる。ディジタル音声テープドライブが、メディア・プロセッシング・ユニットのソフトウェアおよびデータベース、さらにディジタル化された音声プロンプトをバックアップするために用いられる。ディジタル音声テープドライブは、インフィールドソフトウェアをアップグレードするためにも用いられる。図１０は、個人認証番号サービスを用いたＳＡＣ(NOO/888)変換に関するサービスロジックである。新規のサービスを創造し展開するために、処理手順は、サービスの定義から開始する。サービスの定義は、サービス説明仕様書ドキュメントの中でドキュメント化される。そしてサービス説明仕様書の中のサービスロジックに基づいたサービスロジックプログラムを起動するためにサービス創造環境２１が用いられる。サービスロジックプログラムは、サービス創造環境３２のサービスビルディングブロック不特定の標準ライブラリからビルディングブロック不特定サービスを用いて構築される。さらに必要に応じて、サービスビルディング不特定構築ブロックを追加して創造してもよい。サービスロジックプログラムに関連する命令可能なコードが、インテリジェントサービス周辺マネジャ９０上のポートＢに接続された２次イーサネット８４を介してインテリジェントサービス周辺マネジャ９０にダウンロードされる。図１１Ａおよび１１Ｂは、インテリジェントサービス周辺装置２８がどのようにサービス交換ポイント１２のネットワーク内に追加されるかを示す。図１１Ａは、単一モードにある場合にサービス交換ポイント１２と接続されるインテリジェントサービス周辺装置２８を示す。サービス交換ポイント１２は、ＳＳ７のインターマシントランクを介して信号情報が通信される搬送経路により内部接続され、少なくとも１つのオペレータのインターマシントランク（Ｏ−ＩＭＴ）を介してインテリジェントサービス周辺装置２８と接続される。ＳＳ７系信号経路は、連結対を介して、交換機と３０のインテリジェントサービス周辺装置２８との間で確立される。サービス交換ポイント１２の内の１つが制御ポイントとして選択されると、インテリジェントサービス周辺装置２８にルーティングされるべき呼を選択するために、その制御ポイントを用いることができる。制御ポイントとして選択するために用いることができる。制御ポイントがない場合、各サービス交換ポイント１２内のデータベースは、どの呼をインテリジェントサービス周辺装置２８にルーティングすべきかの基準を反映するように更新される。どの呼をインテリジェントサービス周辺装置２８にルーティングすべきかの基準として、所与の一連のＡＮＩ、認可コード、またはその他の望ましい形式の基準が含まれる。ＡＮＩまたは料金不要番号などのようなパラメータに関するすべての呼は、ＩＳＵＰメッセージを介してインテリジェントサービス周辺装置２８に入る。音声経路は、特定のサービス交換ポイント１２およびインテリジェントサービス周辺装置２８との間のトランク上で確立される。インテリジェントサービス周辺装置２８は、データベース索引に基づくサービス制御機能などのような必要な機能を実行して、例えば「あなたの４桁のＰＩＮ番号を入力して下さい」と、発信者に音声プロンプトを再生する。そしてインテリジェントサービス周辺装置２８は、発信者が提供するＤＴＭＦ番号を検出し、データベース内のＰＩＮ番号と照合する。インテリジェントサービス周辺装置２８は、適当な着信先を返答し、そして／またはパッケージを返信用ＩＳＵＰメッセージを介してサービス交換ポイント１２にルーティングし、トランク上の音声経路をリリースする。サービス交換ポイント１２はその後、接続セットアップを完了し、課金処理を開始する。図１１Ｂは、連結対モードにおけるサービス交換ポイント１２に接続されたインテリジェントサービス周辺装置２８を示す。インテリジェントサービス周辺装置２８内のインテリジェントサービス周辺マネジャ９０およびメディア・プロセッシング・ユニット・マネジャ９２に関して余剰のものないことが望ましい。したがって、これらのプロセッサモジュールの一方が故障すると、壊滅的な故障となる。Ｔ１キャリアインターフェイス９４の一方が故障すると、インテリジェントサービス周辺装置２８と特定のサービス交換ポイント１２間の接続が遮断される。連結対モードの接続は、より頑健なネットワーク装置を提供する。連結対モードの接続に関して、２つのインテリジェントサービス周辺装置２８がネットワーク内に展開される。２つのインテリジェントサービス周辺装置２８は一般に、地理的には離れているが、論理的には連結対モード上で動作する単一のインテリジェントサービス周辺装置２８と考えられる。連結対モードにおいて、オペレータインターマシントランクが各サービス交換ポイント１２と２つのインテリジェントサービス周辺装置２８との間に配設される。ＳＳ７リンクにおけるキャリアトランクはさまざまにルーティングされる。インデリジェントサービス周辺装置２８の一方が壊滅的に破壊した場合に、残った方のインテリジェントサービス周辺装置２８がネットワーク全体を処理できるように、各インテリジェントサービス周辺装置２８は必要なものを備えておく。各インテリジェントサービス周辺装置２８内のインテリジェントサービス周辺マネジャ９０は、そのデータベースを同調させておく。連結対モードにおいて、インテリジェントサービス周辺装置２８は９９．９９９５％のネットワーク利用可能性を有する。インテリジェントサービス周辺装置２８は、１９２０ポートをサポートするようにしておいてもよい。ポートは、Ｔ１キャリアインターフェイス９４を介して２４ポート単位で、あるいはＥ１キャリアインターフェイスカードを介して３０ポート単位で増やすことができる。インテリジェントサービス周辺装置２８のサービス制御機能を有する構成装置の処理能力は、１秒あたりの処理量により測定される。一般的な処理は、メッセージの受信、データベースの索引、および索引情報の送信の３つのステップからなる。プロセッサ構成およびクロック速度により、サポートできる１秒間あたりの処理量が決定される。インテリジェントサービス周辺装置２８は、１秒間あたり３０ないし１０００標準処理量をサポートするように構成することができる。インテリジェントサービス周辺リソース機能を要するサービスについては、処理を完了するための余分な時間が必要となる。例えば、個人認証番号の収集のために音声プロンプトを用いる必要のあるサービスは、１つの処理に対して１５秒に至る時間を必要とすることがある。これらの種類の処理は、１秒毎メディア処理またはＭ−ＴＰＳと呼ばれる。インテリジェントサービス周辺装置２８は、１０ないし１００の１秒毎メディア処理をサポートするように構成することができる。インテリジェントサービス周辺装置２８は、Ｔ１の１．５４４メガビット／秒、ＩＳＤＮＰＲＩ（Ｔ１系）、ＳＳ７の５６キロバイト／秒、ｘ．２５の５６キロバイト／秒、イーサネット１０メガバイト／秒などのインターフェイス、および上述のインターフェイスの他の国際規格をサポートすることができる。インテリジェントサービス周辺装置２８は、ＥＳＴ１ＣＯＲＥＩＮＡＰ（ＢＡ）、ベルコアＡＩＮ０．１、ベルコアＡＩＮ０．２、およびＩＴＵＣＳ−１呼モデルをサポートするように構成することができる。要約すると、インテリジェントサービス周辺装置２８は、いくつかの機能装置を１つの環境に統合して、ネットワークへの展開を通じて発想／創造からサービスを得るための独特な機能を形成するサービス展開基盤を実現するものである。この環境はまた、狭帯域および広帯域アプリケーションにまたがって偏在する機能を提供する。インテリジェントサービス周辺装置２８は、ネットワーク版として、あるいは研究デスクトップ版として構成することができる。研究デスクトップ版では、インテリジェントサービス周辺装置２８は、新しいサービスを創造し、またはサービス創造環境を用いてサービスの特徴を修正し、ダイヤルトーンを一連の標準アナログ電話に拡張することにより、新規に創造されたサービスを用いてユーザが即時に相互通信できるようにした特有の機能を有する。研究デスクトップ版は、ＡＩＮ／ＩＮサービスを設計し、創造し、そして修正するための機能を用いる。サービス実行環境は、サービス実行のための内部サービス制御機能、呼の状態モデル実行のためのスイッチング機能、インテリジェント周辺リソースを処理するための特定リソース機能を有する。各機能的サブシステムがネットワーク上のスタンドアローンの構成装置でもあり得るので、サービス実行環境は極めてフレキシブルである。機能的構成装置間を通信するすべてのメッセージは、標準ＩＮＡＰメッセージである。つまり、各構成装置間の関係は、ＩＴＵ標準モデルで定義される。仮想ポートの発想により、インテリジェントサービス周辺装置の機能性を狭帯域および広帯域のアプリケーションに利用することができる。この環境はつまり、インテリジェントネットワークサービスをネットワーク上３つの異なるレベルで通信するのに用いることができる。最高レベルとは、ネットワークオペレータであって、これは長距離、ローカルダイヤルトーン、無線オペレータを含む。次のレベルは、ユーザ相互通信を隣接するものに拡張することにより、ネットワークの末端に向かってサービスの有効性を移動させる。最後のレベルは、ユーザが自身のサービス環境に対して直接にコントロールする場合の、エンドユーザ、個人インテリジェントサービスに対する。インテリジェントサービス周辺装置は、新規または既存の修正サービスを構築しユーザに対する適当な文脈に拡張するための創造機能と、ユーザの相互通信およびユーザのサービスを実行するための実行環境として機能し得るサービスロジックを管理するための呼モデルまたはステートマシンと、サービス拡張をサポートするための特定サービス機能と、を提供する。インテリジェントサービス周辺装置は、３つのレベルでサービスを提供する機能を有するように、完全に統合された環境を備える。したがって、本発明によるインテリジェントサービス周辺装置は、上述の利点を満たすものであることは明らかである。本発明は詳細には記述されなかったが、以下のクレームにより定義される本発明の精神および範疇から逸脱することなく、さまざまな変更、代替物、そして置換物を、当業者ならば容易に思いつくことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＧＭ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，ＳＤ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＴ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＹ，ＣＡ，ＣＨ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＦＩ，ＧＢ，ＧＭ，ＩＤ，ＩＬ，ＩＳ，ＫＰ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＴ，ＬＵ，ＬＶ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＯ，ＮＺ，ＲＯ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ，ＳＩ，ＳＫ，ＳＬ，ＴＭ，ＴＴ，ＵＧ，ＹＵ，ＺＷ【要約の続き】２）は、呼の発信者とメディアプロセッサモジュール（９２）内のキャリアインターフェイスモジュール（９４）との間を接続する。キャリアインターフェイスモジュール（９４）がサポートする基本機能により、呼の発信者とキャリアインターフェイスモジュール（９４）との間で情報交換される。拡張機能に関しては、キャリアインターフェイスモジュール（９４）がディジタルプロセッサリソースモジュール（９６）とインターフェイスする。情報交換に際して、メディアプロセッサモジュール（９２）が呼に関してルーティングパッケージを決定する。メディアプロセッサモジュール（９２）は、インテリジェントサービス周辺マネジャモジュール（９０）にルーティングパッケージを提供し、最終的にサービス交換ポイント（１２）に搬送し、意図する着信先に呼を接続する。

Claims

【特許請求の範囲】１．インテリジェントサービス周辺装置であって、サービスプロセッサマネジャモジュールおよびシグナルモジュールを有するサービスインテリジェントユニットと、シグナルモジュールは、サービス交換ポイントで生じたシグナルメッセージに対して動作可能で、シグナルメッセージは、呼に関する特定のサービスに関するリクエストを含み、サービスプロセッサマネジャモジュールは、各サービスリクエストに関連するプロトコルに対して呼モデルを提供し、サービスプロセッサマネジャモジュールは呼モデルの処理に応答してサービスリクエストに関するルーティングパッケージを決定するように動作可能で、シグナルモジュールは呼を所望の着信先に接続できるようにこのルーティングパケットをサービス交換ポイントに転送し、メディアプロセッサマネジャモジュール、キャリアインターフェイスモジュール、およびリソースモジュールを有するメディアプロセッシングユニットと、を備え、サービスプロセッサマネジャモジュールは、メディアプロセッサマネジャモジュールに対する特定の取り扱いを要するサービスリクエストをルーティングすることができ、メディアプロセッサマネジャモジュールは、サービスリクエストを処理し、呼をキャリアインターフェイスモジュールに接続することができ、キャリアインターフェイスモジュールは、サービスリクエストに関連する呼の発信者が有する情報を交換し得るさまざまな基本機能を提供でき、キャリアインターフェイスモジュールは、呼の発信者が有しキャリアインターフェイスモジュールが有さない情報を交換することができる、呼に関するさまざまな拡張機能を提供するために、リソースモジュールとインターフェイスすることができ、メディアプロセッサマネジャモジュールは、キャリアインターフェイスモジュールおよびリソースモジュールにより提供された機能を実行するのに対応して、呼に関するルーティングパッケージを決定でき、メディアプロセッサマネジャモジュールは、呼を所望の着信先に完全に接続するために、サービス交換ポイントに適当に搬送するように、ルーティングパッケージをサービスインテリジェントユニットに提供できることを特徴とするインテリジェントサービス周辺装置。２．呼を処理するための方法であって、サービス交換ポイントからシグナルメッセージを受信するステップと、シグナルメッセージは、呼に関連する特定の種類のサービスに対するリクエストを含み、サービスリクエストに関連する呼モデルを実行するステップと、呼モデルの実行に対応してサービスリクエストに関連するサービスロジックプログラムを解釈するステップと、呼に対してサービスリソースを実行すべきかどうか決定するステップと、サービスリソースを実行すべきであると決定されたことに対応して、呼の発信者にサービスリソースを接続するステップと、サービスリソースおよび呼の発信者の間で情報を交換するステップと、情報が交換されたことに対応して、ルーティングパッケージを決定するステップと、、サービス交換ポイントを用いて呼を意図する着信先に接続できるように、ルーティングパッケージをサービス交換ポイントに提供するステップと、を備えたことを特徴とする方法。