JP2001509567A - パイプ・リテーナ - Google Patents

パイプ・リテーナ

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JP2001509567A
JP2001509567A JP2000501362A JP2000501362A JP2001509567A JP 2001509567 A JP2001509567 A JP 2001509567A JP 2000501362 A JP2000501362 A JP 2000501362A JP 2000501362 A JP2000501362 A JP 2000501362A JP 2001509567 A JP2001509567 A JP 2001509567A
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デイビス・ジョン
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イーグル−ピッチャー フルーイド システムズ リミテッド
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L25/00Constructive types of pipe joints not provided for in groups F16L13/00 - F16L23/00 ; Details of pipe joints not otherwise provided for, e.g. electrically conducting or insulating means
    • F16L25/0036Joints for corrugated pipes
    • F16L25/0045Joints for corrugated pipes of the quick-acting type
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16LPIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16L37/00Couplings of the quick-acting type
    • F16L37/08Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members
    • F16L37/12Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members using hooks, pawls or other movable or insertable locking members
    • F16L37/1225Couplings of the quick-acting type in which the connection between abutting or axially overlapping ends is maintained by locking members using hooks, pawls or other movable or insertable locking members using a retaining member the extremities of which, e.g. in the form of a U, engage behind a shoulder of both parts

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  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 パイプ(10)を別の部材(40)に保持するための2分岐の第1の部分(22)を備える固定部材(20)。2分岐の第1の部分(22)は、パイプ上の接合面(12,36)に隣接して配置可能な2本のフィンガー(22a)を有する。フィンガー(22a)は、パイプ(10)の両側に分かれて配置される。この2分岐の第1の部分から第2の部分(24)が延び、固定部位(18,36)と共働してパイプ(10)が前記別の部材から分離することを防止する。好ましい実施例においては、第1の部分ならびに第2の部分をともに2分岐とする。別の実施例においては、一方を2分岐とし、他方を細長いアームであって、固定部位と共働してパイプを所定位置に保持する横方向を向いたロック面を備えるアームとする。第1の2分岐の部分のフィンガーは、ループによって結合してアパーチャを形成させ、前記別の部材に対するパイプの着脱の間、固定部材がパイプ上に係留されるようにしても良い。

Description

【発明の詳細な説明】
(技術分野) 本発明はパイプ・リテーナに関し、特に、たとえば燃料タンクの蒸発気アウト
レットと、複数のボリュート(volute)が形成されたパイプの保持に関する。
【0001】 (背景技術) 燃料タンクの付属物上にパイプを保持し、シールする方法として、従来よりウ
ォーム・ドライブ・クリップを使用し、結果的にもたらされるパイプと付属物と
の間の摩擦に依存してパイプを所定位置に保持する方法が知られている。この種
のシステムは、適度に満足のゆく作用が得られる一方、ウォーム・ドライブ・ク
リップは高価な部材であり、さらにクリップを所定位置に取付けた後、それを締
めつけるためにツールを使用する必要がある。
【0002】 これとは別に、シールを維持してパイプを所定位置に保持する構成として、テ
ーパー付きのリードイン面のある有刺ニプルを使用し、その部分にパイプの端部
を押し込む構成があり、それにおいては、パイプが完全に所定位置まで押し込ま
れると返しによってパイプの脱落が防止される。しかしながら、適切な外れ防止
を提供しつつ、パイプの容易な押し込み装着を可能にするためには、付属物の形
状が極めて決定的となり、またパイプの特性が一般に温度によって、さらには燃
料との接触によって変化することを考慮しない限り、全体的に満足できる構成と
はならない。
【0003】 本発明は、改良した形状のパイプ・リテーナを提供することを目的とする。 (発明の概要) 本発明の第1の側面によれば、パイプを別の部材に保持するための固定部材に
おいて、パイプ上の接合面(abutment surface)に隣接して配置可能な2本のフィ
ンガーであって、それぞれのフィンガーがパイプの各側に配置される2本のフィ
ンガーを有する2分岐の第1の部分、および、この2分岐の第1の部分から延び
る、固定部位と共働してパイプが前記別の部材から分離することを防止する第2
の部分からなる固定部材が提供される。
【0004】 一実施例においては、前記固定部材の第2の部分が2分岐であり、かつ第1の
2分岐の部分から離れており、細長い部分によってこれら第1および第2の2分
岐の部分が互いに結合されている。この細長い部分は、硬質または可撓性材料の
帯またはロッドから構成することができる。
【0005】 2分岐の部分または2分岐の部分のそれぞれは、パイプの上にスナップ嵌めし
て係合する(snap over)ように配置されており、パイプが所定位置に装着される と固定部材の分離が防止される。第2の2分岐の部分を備える場合には、同様に
パイプが保持される部材上の部分にそれが係合し、それによって固定部材の分離
が防止される。
【0006】 別の実施例においては、固定部材の第2の部分が、2分岐の第1の部分から延
びる、間隔を置いて配された複数の細長いアームであって、固定部位と共働して
パイプを所定位置に保持する横方向を向いたロック面を備えるアームから構成さ
れる。
【0007】 好ましい実施例においては、2本のフィンガーの自由端を互いに材料のループ
によって結合してループとこれらのフィンガーの間に開口を形成するので、それ
により前記別の部材に対するパイプの結合および結合解除を可能にする充分な遊
びをもって、係留される態様でパイプに固定部材を保持させることが可能になる
【0008】 本発明の第2の側面によれば、パイプを別の部材に保持するための固定部材に
おいて、使用時に構成要素の一方(パイプまたはそれを結合する部材)の各側に
配置される2本のフィンガーであって、そこに備わる接合面と共働する2本のフ
ィンガーを有する2分岐の第1の部分、この2分岐の第1の部分から延び、間隔
を置いて配された複数の細長いアームであって、構成要素の他方にある接合面と
共働し構成要素をともに保持する横方向を向いたロック面を備えるアームからな
る固定部材が提供される。
【0009】 アームの少なくとも1つを、パイプと前記別の部材の結合を強制した結果とし
て作用するピボット構成によってロック・ポジションに移動させてもよい。その
ような構成においては、アームを反対方向に回動して固定部材の取り外しを可能
にするリリース・レバーを備えることができる。
【0010】 本発明のさらに別の側面によれば、複数のボリュートが形成されたパイプ用の
リテーナにおいて、パイプ上の隣接する2つのボリュートの間のスペースに配置
される周縁シール・エレメントおよび、このパイプの隣接する2つのボリュート
の間のスペースに配置可能な第1の部分および固定部位と共働する第2の部分を
有する固定部材を備える、複数のボリュートが形成されたパイプ用のリテーナが
提供され、パイプは、使用において円筒状または類似の部材によって軸方向に受
けられ、それによってシール・エレメントが円筒状部材の表面と複数のボリュー
トが形成されたパイプの表面の間をシールし、固定部材が円筒状部材からのパイ
プの抜けを防止すべく配置される。
【0011】 このような構成を用いれば、ウォーム・ドライブ・クリップを使用する必要が
なくなり、またシール・エレメントがパイプと円筒状部材の間を効果的にシール
し、かつ固定部材により単純な態様でパイプが所定位置に保持されるので、返し
付きの固定装置も不要になる。
【0012】 上記の固定部位は円筒状部材の表面、たとえば半径方向に広がる面とすること
ができる。 一実施例においては、前記シール・エレメントがパイプの外周面に配置され、
そのパイプが円筒状部材内に受けられるため、それによってシール・エレメント
と円筒状部材の内表面の間でシールが有効になる。
【0013】 前記円筒状部材は、前記シール・エレメントがシールする面を形成する第1の
部位およびそれと異なる直径を有する第2の部位からなる構成とすることも可能
であり、そこから、たとえば燃料タンクに導くことができる。好ましくは、第1
の部位と第2の部位の間に、固定部材の第2の部分が共働する部位を提供する環
状ショルダーを形成する。
【0014】 望ましい場合には、ボリュートの間の個別のスペースにそれぞれ配置される2
つのシール・エレメントを用いる。 シール・エレメントまたはシール・エレメントのそれぞれが装着されるパイプ
の部位を補強してもよい。たとえば、硬質のチューブ材料等の補強エレメントを
備えて、パイプのシール・エレメントまたはシール・エレメントのそれぞれが装
着される部位を補強することができる。この補強エレメントは、好ましくはパイ
プの内側に配置する。その場合、補強エレメントを受けるべくパイプの内径を拡
張しておけば、それによって補強エレメントを所定位置に収めたとき、パイプの
内径の減少を回避することができる。
【0015】 パイプが取り付けられる部材は、前述の円筒状部材としても良く、またたとえ
ば円筒状スリーブとすることも可能であり、両端が開口した円筒状スリーブであ
れば、2本のパイプの端部が個別にそこに通される。
【0016】 固定部材の第1の部分を、2つの隣り合うボリュートの間に収めることができ
る1組のフィンガーを形成する2分岐とすることも可能であり、その場合の各フ
ィンガーは、パイプの両サイドに分けて配置される。
【0017】 (実施例) 図1において、周知の複数のボリュートが形成されたパイプ10は、等間隔に
配置された複数のボリュート12を有し、それぞれの間に設けられたスペース1
3がパイプの可撓性をもたらす。この種のパイプは燃料系において、たとえば、
車両の燃料タンクからの蒸発気を案内するために使用されることがある。そのよ
うな場合、パイプ10は、番号16を用いて包括的に示した燃料タンクのアウト
レット14に確実に固定される必要がある。
【0018】 本発明の第3の側面によれば、ボリュート12の間のスペースを2つ使用し、
それぞれにOリング16を装着し、それぞれに対応するボリュートの側面12a
、12bをシールするが、それぞれのOリングはボリュートの半径方向の最外縁
より外側に突出している。
【0019】 パイプ10のシール16が装着された部分は、続いてアウトレット14(図示
の例では円筒状)内に押し込まれ、シール16がアウトレット14の内側表面と
当接してシールが確保される。ここで、アウトレット14に直径の小さい小径部
分14aが備わり、環状ショルダー18を形成していることに気づかれよう。
【0020】 その後、固定部材20が所定位置に装着されてパイプ10をアウトレット14
に固定するが、これについて図2〜図5を参照して説明する。 図2は、第1のタイプの固定部材20を示しており、2分岐の第1および第2
の端部部22、24が所定間隔を保って材料の帯26によってつながれた構成を
有する。端部部22、24は、馬蹄形状であり、それによって以下述べるように
所定位置へのスナップ嵌めが得られる。都合の良いことに固定部材20は、プラ
スチックの射出成型によって形成できる。
【0021】 図5は、類似の2分岐端部部22、24を有する構成であるが、フレキシブル
・ロッド28によって相互に結合されており、仮想線を用いて図5に示すように
端部部の相対的なオフセット配置を可能にすることから、ある種の構成において
有利である。
【0022】 図1に戻るが、使用においては固定部材20の端部部24がパイプ10の周囲
にスナップ嵌めされて図1に示すような配置となり、これにおいて端部部24の
フィンガー24aは、隣接するボリュート12の間に進入して図4に示すように
パイプ10をスナップし、スナップ嵌めをもたらす。
【0023】 他方の2分岐端部部22は、環状ショルダー18の背後に延び、図3に示した
仮想線によって表されるように、そのフィンガー22aが小径部分14aの周囲
をスナップし、スナップ嵌めをもたらす。これによって固定部材20は、アウト
レット14からのパイプ10の抜けを防止する。
【0024】 図6は、接続ホース34によりシールを保ってパイプ30、32のパイプ・端
部を互いに接続する場合にも固定部材20が使用できることを示す。各パイプ3
0、32は、周縁接合・フランジ36を有し(複数のボリュートが形成されたパ
イプの場合はそのボリュートでも良い)、固定部材の端部部22、24は、フラ
ンジ36の背後でそれぞれパイプ30、32の周囲をスナップし、ホース34か
らのパイプの抜けを防止するように形成されている。これにおいてパイプ30、
32として複数のボリュートが形成されたパイプを用いる場合は、端部部22、
24が隣接するボリュートの間に進入してパイプとかみ合う。
【0025】 図7は、別のタイプの固定部材20を示す。図7において2分岐端部部38は
、逆U字形状あるいは図4の場合に類似の仮想線で示した馬蹄形状のフィンガー
38aを備える。フィンガー38aからは、それぞれアーム40が個別に伸びて
いる。各アーム40には、ロック面44に連続する傾斜部分42が形成されてい
る。
【0026】 ここで再度図1を参照するが、使用においては、端部部38を隣接するボリュ
ート12の間に、たとえばパイプ10とアウトレット14を結合する前に装着す
る。パイプ10をアウトレット14に挿入すると、傾斜部分42がアウトレット
14の外表面に沿って移動し、パイプ10が図1に示した所定位置まで到達する
と、ロック面44が環状ショルダー18の背後をスナップし、パイプの抜けを防
止する。また、2分岐端部部38をパイプ10に装着するとき、それが馬蹄形状
になっている場合には、それによってパイプ10の周囲がスナップされて端部部
38が所定位置に保持される。
【0027】 図8に示すように、アーム40の一方にピボット・ロック・メカニズム45を
備えても良い。その場合、内側に突出するカム46をアーム40に形成し、それ
がヒンジ部分48を中心として回動できるようにする。ヒンジ部分48の反対側
には、ネック部分50および外側に突出するレバー52がアーム40と一体形成
されている。正常状態のアーム40は、図8に実線で示した姿勢になる。しかし
ながら、上述したアウトレット14への組み付け時には、カム46がアウトレッ
トに当接するまで、傾斜部分42のノーズ部分44aがアウトレット14に沿っ
てスライドする。さらに、固定部材20をアウトレット14に沿って移動させる
とヒンジ48を中心とするカム46の回動が生じ、それによって、仮想線を用い
て図8に示したようにロック面44が内側に入り込んでそこにかぶさる。このよ
うにして、ロック面44が環状ショルダー18の背後を押さえ、固定部材20が
アウトレット14を確実にラッチする。
【0028】 図8に示した固定部材を解除するときは、レバー52を内側に押してロック面
44を図の実線のポジションに戻すだけで良く、これによりユーザは片手で固定
部材を取り外すことができる。
【0029】 両方のアーム40を図8に示した形状にすることが望ましい場合には、そのよ
うにすることもできる。また必要であれば、仮想線を用いて図7に輪郭を示した
ように、カム46の間に延びる環状リンク帯54によりアーム40を互いに接続
することもできる。リンク帯54を用いれば、カム46の外側方向への移動によ
ってロック面44が内側に移動することから、外側に向くアーム40の変形が効
果的に防止される。
【0030】 パイプ10のシーリング・リング16の部位を補強することが望ましい場合が
ある。それを達成する1つの方法は、図1に仮想線を用いて示したように、パイ
プ10のシーリング・リング16が装着される部位の内側に硬質チューブ56を
挿入する方法である。望ましい場合には、パイプ10のこの部分の内径を残りの
部分の内径より大きくしても良い。その場合、チューブ56の内径をパイプの残
りの部分の内径と等しくすることによって、パイプ10を通る流路の断面積の減
少を抑えることができる。
【0031】 図9は、シール16がパイプ10の内側に配置される例であり、燃料タンクか
らのアウトレット等を構成する円筒状部材114の外側をシールする。円筒状部
材114には、固定部材20の2分岐端部部22が係合するための半径方向に広
がる突起60、たとえば環状ショルダーが形成されている。他方の2分岐端部部
24は、前述と同様に隣接するボリュート12の間に配置される。望ましい場合
には、図7または図8に示した固定部材を使用することもできる。その場合アー
ム40を使用して、円筒状部材114に対するシール16の接触、すなわちシー
ルを確保するための接触に起因するパイプの拡張を、少なくともある程度、抑え
ることができる。
【0032】 図10および図11は、リテーナ20を使用することができる別のタイプの結
合を示す。なお、図10および図11において、図1から図9までに示した部材
に対応する部材については、同じ参照番号を付している。
【0033】 複数のボリュートが形成されたパイプまたはストレートのパイプ10は、外表
面に環状の返しまたは鋸歯状部分66が形成された細長い中空ニプル部分64を
有する押し込みタイプの結合部材62を受ける。シール用Oリング68は、ニプ
ル部分64の壁面にある環状の凹部70内に保持される。結合部材62は、さら
にニプル部分64の一端から伸びて半径方向に広がる環状ショルダー72、およ
びショルダー72から伸びる円筒状部分74を有する。使用においては、ニプル
部分64がパイプ10の端部に押し込まれる。Oリング68は、パイプ10の内
壁に当接してシールし、パイプ10に流入する流体の結合部分における漏れを防
止する。結合部材62の円筒状部分74は、小さい環状突出リップ76aを備え
たグロメット・シール76を受ける。グロメット76は、燃料タンクのアウトレ
ット等の第2のパイプ部材80の円筒状部分78を受ける。パイプ80は、グロ
メット・シール76のリップ76aに当接し、それを挟んで結合部材62の円筒
状部分74の上側リムに対向する環状ショルダー82を有する。結合部材62の
円筒状部分74、グロメット・シール76および、パイプ80の円筒状部分78
ならびに環状ショルダー82は、きつくかみ合うように寸法設定されている。し
かしながら、使用中のパイプ結合部材、特にパイプ結合部材が燃料タンクからの
アウトレットと燃料パイプを結合する部位には大きな力が加えられることから、
固定部材20を用いて結合の保持を確実にする必要がある。
【0034】 図10および図11に示した固定部材20をさらに詳しく図12に示す。図1
2に示した固定部材20は、図2〜図5に示したものと類似であり、これらの図
面の部材に対応する部材については、同じ参照番号を使用している。固定部材2
0は、第1および第2の2分岐端部部22、24を有し、3本の材料の帯26に
よって互いに結合されている。2分岐端部部22は、間に実質的に円形のスペー
ス22bを形成するフィンガー22aを備える。同様に、2分岐端部部24は、
間に実質的に円形のスペース24bを形成するフィンガー24aを備える。開口
24bは、パイプ10の周囲に配されるように、開口22bは、パイプ80の周
囲に配されるようにそれぞれ形成されている。これらのパイプが異なる直径を有
する可能性もあることから、開口22bと開口24bのサイズが同じになるとは
限らない。このため、パイプの結合における固定部材20の正しい方向を示すべ
く、中央の材料の帯26のトップに矢印88が成形される。2分岐端部部22、
24のフィンガー22aおよび24aは、固定部材20がパイプ10および80
をスナップする形で配置され、その取り外しもできることが好ましい。フィンガ
ー22aおよび24aは、ショルダー82および72にそれぞれ当接し、結合部
分の分離を防止する。
【0035】 図13〜図15に示した固定部材20は、パイプ10上に係留される形で保持
されるべく意図されている。図13に示した固定部材20は、それぞれフィンガ
ー22a、24aを有し、2本の材料の帯26によって互いに接続される2分岐
端部部22、24を備える。フィンガー24aは、大きなアパーチャ92を形成
する材料のループ90によってそれぞれの自由端が互いに結合されている。つま
り、開口24bおよびアパーチャ92は、大きい部分と小さい部分がカギ穴のよ
うな形状につながった単一の開口部を構成する。使用においては、結合部材62
をパイプ10に挿入する前に、固定部材20とパイプ10を組み付ける。このと
きパイプ10を大きなアパーチャ92に通すが、その大きさは、結合部材62を
パイプ10に、グロメット76およびパイプ80を結合部材62にそれぞれ結合
するに充分な遊びを提供する。パイプ10および80を互いに結合した後は、固
定部材20を移動してショルダー72の直近でパイプ10にスナップさせ、2分
岐端部部22をショルダー82の直近でパイプ80にスナップさせる。このよう
にすることによって、固定部材20を結合部から外した場合にも、結合部材62
によってパイプ10上に係留されるので、パイプ10とパイプ80の分離および
再結合の間に固定部材を紛失することがなくなる。
【0036】 図14に示した固定部材20は、図13に示したものと実質的に等しいが、材
料のループ90がやや厚くなっており、部材20の強度が増加されている。 図15に示した固定部材20は、むしろ図7に示したものに近いが、上述した
ようにパイプ10上に固定部材20が係留されるべく材料のループ90による機
能が追加されている。
【0037】 なお、本発明のリテーナが所定位置におけるパイプ10の保持ならびにシール
の両方を提供することは明らかであろう。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明に従ったリテーナを有する複数のボリュートが形成されたパイ
プの一部を示す概略断面図である。 図2は、図1に示したリテーナの一形式の固定部材の平面図である。 図3および図4は、図2に示した固定部材をそれぞれ図2の矢印IIIおよび
IVから見た側面図である。 図5は、図2と類似の平面図であるが、変形例の固定部材の形状を示す。 図6は、ホースによって互いに結合され、図2または図5に示したタイプの固
定部材によって保持された2本のパイプを示す断面図である。 図7は、別のタイプの固定部材の斜視図である。 図8は、図7に示した固定部材の一方のアームが、ピボット・ロック動作をも
たらすべく変形できる方法を示す。 図9は、パイプを円筒状部材の外側に保持できる方法を示す。 図10は、本発明の最初の2つの側面に従って互いに結合され、固定部材によ
って保持された2本のパイプを示す部分断面図、部分側面図である。 図11は、図10に示した結合された2本のパイプを、図10の矢印XIの方
向から見た底面図である。 図12は、図10および図11に示した固定部材の斜視図である。 図13、14および15は、本発明に基づくそれぞれの固定部材の斜視図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HR ,HU,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP, KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,L V,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI, SK,SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,U S,UZ,VN,YU,ZW Fターム(参考) 3J106 AB01 AB09 BA03 BB01 BC04 BD01 BE12 BE29 CA07 CA11 EA03 EB02 EB08 EC01 EC07 ED04 ED05 ED12 ED33 ED36 EE02 EF04 EF15 【要約の続き】

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パイプを別の部材に保持するための固定部材であって、前記
    パイプ上の接合面(abutment surface)に隣接して配置可能であって、それぞれ
    のフィンガーが前記パイプの各側に配置される2本のフィンガーを有する2分岐
    の第1の部分、および、前記2分岐の第1の部分から延びる、固定部位と共働し
    て前記パイプが上側の部材から分離することを防止する第2の部分を備える固定
    部材。
  2. 【請求項2】 前記固定部材の第2の部分は2分岐であり、前記第1の2分
    岐の部分から離間されており、前記第1および第2の2分岐の部分は、細長い部
    分によって互いに結合されている請求項1記載の固定部材。
  3. 【請求項3】 前記細長い部分は、材料の帯またはロッドを含む請求項2記
    載の固定部材。
  4. 【請求項4】 前記2分岐の部分または前記2分岐の部分のそれぞれは前記
    パイプ上に係合する(snap over)ように配置されており、パイプの所定位置に装 着されると前記固定部材の分離が防止される請求項1、2、または3記載の固定
    部材。
  5. 【請求項5】 前記第2の2分岐の部分は、前記パイプが保持される前記部
    材の部分の上に係合し、それによって前記固定部材の分離が防止されることを特
    徴とする前記請求項2に従属する場合の請求項4記載の固定部材。
  6. 【請求項6】 前記第1の2分岐の部分の2本のフィンガーの自由端が互い
    に材料のループによって結合されて前記ループと前記フィンガーの間に開口を形
    成しており、それにより前記別の部材に対する前記パイプの結合および結合解除
    を可能にする充分な遊びをもって、前記固定部材が係留される態様で前記パイプ
    に保持され得る請求項1、2、3、4、または5記載の固定部材。
  7. 【請求項7】 前記固定部材の第2の部分は、前記2分岐の第1の部分から
    延び、間隔を置いて配された複数の細長いアームであって、前記固定部位と共働
    して前記パイプを所定位置に保持する横方向を向いたロック面を備えるアームを
    備える請求項1記載の固定部材。
  8. 【請求項8】 パイプを別の部材に保持するための固定部材であって、使用
    時に前記パイプおよび前記別の部材のいずれか一方の各側に配置されると共にそ
    こに備わる接合面と共働する2本のフィンガーを有する2分岐の第1の部分と、
    前記2分岐の第1の部分から延び、間隔を置いて配された複数の細長いアームで
    あって、前記パイプおよび前記別の部材のうちの上側の一方に備わる接合面と共
    働し前記パイプと前記別の部材をともに保持する横方向を向いたロック面を備え
    るアームとを有する固定部材。
  9. 【請求項9】 前記アームの少なくとも1つは、前記パイプと前記別の部材
    の結合を強制した結果として作用するピボット構成によってロック・ポジション
    に移動する請求項8記載の固定部材。
  10. 【請求項10】 前記アームを反対方向に回動して前記固定部材の取り外し
    を可能にするリリース・レバーを備える前記請求項9記載の固定部材。
  11. 【請求項11】 複数のボリュート(volute)が形成されたパイプ用のリテー
    ナであって、前記パイプの隣接する2つのボリュートの間のスペースに配置され
    る周縁シール・エレメントと、前記パイプの隣接する2つのボリュートの間のス
    ペースに配置可能な第1の部分と、固定部位と共働する第2の部分を有する固定
    部材とを備え、前記パイプは、使用において円筒状または類似の部材によって軸
    方向に受けられ、それによって前記シール・エレメントが前記円筒状部材の表面
    と前記複数のボリュートが形成されたパイプの表面の間をシールし、前記固定部
    材は前記円筒状部材からの前記パイプの抜けを防止すべく配置される複数のボリ
    ュートが形成されたパイプ用のリテーナ。
  12. 【請求項12】 前記固定部位は、前記円筒状部材の表面を含む請求項11
    記載の複数のボリュートが形成されたパイプ用のリテーナ。
  13. 【請求項13】 前記シール・エレメントは前記パイプの外周面に配置され
    、前記パイプは前記円筒状部材内に受けられ、それによって前記シール・エレメ
    ントと前記円筒状部材の内表面の間でシールが有効になる前記請求項10または
    11記載の複数のボリュートが形成されたパイプ用のリテーナ。
  14. 【請求項14】 前記円筒状部材は、前記シール・エレメントがシールする
    面を形成する第1の部位およびそれと異なる直径を有する第2の部位を有する請
    求項11、12、または13記載の複数のボリュートが形成されたパイプ用のリ
    テーナ。
  15. 【請求項15】 前記第1の部位と前記第2の部位の間に、前記固定部材の
    第2の部分が共働する部位を提供する環状ショルダーが形成されている請求項1
    4記載の複数のボリュートが形成されたパイプ用のリテーナ。
  16. 【請求項16】 前記複数のボリュートが形成されたパイプのボリュートの
    間の個別のスペースにそれぞれ配置される2つのシール・エレメントを備える請
    求項11、12、13、14、または15記載の複数のボリュートが形成された
    パイプ用のリテーナ。
  17. 【請求項17】 前記パイプは、前記シール・エレメントまたは前記シール
    ・エレメントのそれぞれが装着される部位が補強されることを特徴とする前記請
    求項11、12、13、14、15、または16記載の複数のボリュートが形成
    されたパイプ用のリテーナ。
  18. 【請求項18】 前記パイプの前記シール・エレメントまたは前記シール・
    エレメントのそれぞれが装着される部位を補強するための補強エレメントを備え
    ることを特徴とする前記請求項17記載の複数のボリュートが形成されたパイプ
    用のリテーナ。
  19. 【請求項19】 前記補強エレメントはパイプ内に配置され、前記パイプは
    補強エレメントを受けるために内径が拡張されており、それによって前記補強エ
    レメントが所定位置に収められたとき、前記パイプの内径の減少が回避されるこ
    とを特徴とする前記請求項18記載の複数のボリュートが形成されたパイプ用の
    リテーナ。
  20. 【請求項20】 前記パイプが取り付けられる前記部材は円筒状部材、また
    は2本のパイプの端部を個別に通すための開口した端部を有する円筒状スリーブ
    とすることができる前記請求項11、12、13、14、15、16、17、1
    8、または19記載の複数のボリュートが形成されたパイプ用のリテーナ。
  21. 【請求項21】 前記固定部材の第1の部分は、2つの隣り合うボリュート
    の間に収めることができる1組のフィンガーを形成する2分岐であって、前記フ
    ィンガーは、前記パイプの両サイドに配置される前記請求項11、12、13、
    14、15、16、17、18、19、または20記載の複数のボリュートが形
    成されたパイプ用のリテーナ。
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