JP2001509552A - 医療用包装紙 - Google Patents

医療用包装紙

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JP2001509552A
JP2001509552A JP2000500462A JP2000500462A JP2001509552A JP 2001509552 A JP2001509552 A JP 2001509552A JP 2000500462 A JP2000500462 A JP 2000500462A JP 2000500462 A JP2000500462 A JP 2000500462A JP 2001509552 A JP2001509552 A JP 2001509552A
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fibers
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JP2000500462A
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ルネ カピク
ガネシュー シー デカ
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キンバリー クラーク ワールドワイド インコーポレイテッド
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Abstract

(57)【要約】 【課題と解決方法】セルロースパルプ及び/又は合成繊維、及びバインダ材料から形成された医療用包装基材が、本発明によって提供される。この基体は、外科用機器、医療装置、及び医療器具のための医療用包装材を形成する上で有用である。上記繊維は、ガス透過性であるため、ガス殺菌技術を、上記材料から作った如何なる包装材の収納物も殺菌するために使用することができる。上記基体は、ラテックス沈着方法を使って製造され、そこにおいて、上記バインダ材料は、ウェブの形成前、又はその形成過程で付与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、1997年6月30日出願の仮特許出願番号第60/051,24
1に基づくものであり、これにより、ここに優先権を主張する。
【0002】
【発明の属する技術分野】
本発明は、殺菌処理が必要な医療用機器の包装材を含む医療分野用包装材の形
成に有用な布材に係る。特に、本発明は、木材パルプ、合成繊維、ラテックス、
及び様々な任意の物理的性質を高める添加物を配合することにより製造した改良
された医療用包装基体に関する。このラテックスは、ラテックス沈着方法によっ
て繊維に付加される。
【0003】
【従来の技術】
外科用機器、装置、及び器具は、使用前に殺菌される必要がある。この様な機
器・装置は、殺菌される前に、病院の外科又は中央備品室において包装されるこ
とが多い。一般的には、この機器・装置の包装材は、殺菌中に機器を保護すると
ともに、包装が解かれ機器が使用されるまで殺菌状態を保つ役割を果す布材又は
不織布で作られている。この分野で一般的に使用される布材は、特定の有孔特質
を持つ閉塞構造をした密な織布又は不織布のいずれかである。(ここで使用され
る、「布材」という言葉は、全体又は一部が複数の繊維で作られたシートのよう
なもの又はウェブ材を包含することを意図している。それによって作られる包装
材は、通常、袋、ポーチ等の形をとる。現在、病院及び外科備品室で使用される
通常の殺菌方法には、外科用機器又は医療用装置を保守する有孔性包装材に浸透
する、蒸気、エチレン・オキシドガスのような殺菌剤の使用が含まれている。上
記ガスは、包装材の孔を介して流れ、包装材内に収納された上記機器を殺菌する
。時間が経てば、このガスは、包装材の外に発散する。また、この分野で公知の
他の殺菌方法も、外科用機器及び医療用器具に用いられてきた。
【0004】 このように、外科用機器及び医療用器具を包装に適した布材は、包装内にバク
テリアが入るのを防止するために、適切なバクテリア濾過効率を提供する一方で
、蒸気、エチレン・オキシドガス、又はフレオン殺菌ガスに対する良好な浸透性
を持つという2重の効果を示さなくてはならない。浸透性であることに加え、布
材は強く、比較的高い凝集力つまり耐層間剥離性及び引裂き抵抗を示さなくては
ならない。また、この形成物は、バクテリアの伝染をより防ぐために、ある程度
の撥水性を有する必要がある。このような包装材に必要な他の特性としては、産
業及び米国連邦ガイドラインに従い、無害であること、実質的に糸屑のでないこ
と、無臭であること、及びドレープ可能であることである。
【0005】 透過性に関して、バクテリアのバリアとしての布材の適合性は、少なくとも3
00万 気孔/cmの累加気孔数によって部分的には推測できる。累加気孔数
は、バクテリアが表面に留まり、そして、これによりバリアに捕獲されることを
可能にすることによって、バクテリアの通過を制止するような表面を作り出すこ
とを表す。より大きな累加気孔数は、バクテリアを気孔内へ保留し、基体を通過
しないより高い可能性を意味する。
【0006】 好ましいバクテリアバリア布材に対する他の望まれる特性は、強度、特に耐層
間剥離性及び引裂き抵抗に関しては、柔軟性、ドレ−プ能力、滑らかさ 等の、
包装材及び被覆材の形成に使用される他の布材において通常望まれるものを含ん
でいる。当然のことではあるが、そのような特性を含めるかどうかは、このバク
テリアバリア布材が使用される特定の形成物が何であるかということに依存して
いる。
【0007】 上記特定の特性を有するこれらのガス透過性、バクテリア不透過性材料の1例
として、商標TYEK(登録商標)で販売されているE.I.DuPont D
eNemours & Co製のスパンボンデッドのポリオレフィン材がある。
TYEK?は、フラッシュ・スパン・ポリオレフィン(通常は、ポリエチレン又
はポリプロピレン)網状単繊維のフィルム・フィブリルのスパンボンデット・シ
ートから作られた若干強化又は無強化の布材である。
【0008】 TYEK(登録商標)布材は、高い強度と、この材料から作られる包装材内に
収納される機器に殺菌方法を施すことを可能にするに必要な気孔分布を備えてい
る。TYEK(登録商標)材料は、1ミクロン未満の粒子物質に対しバリアとし
て作用する。しかし、TYEK(登録商標)は、純粋に合成材料であり、セルロ
ース製ウェブで作られた材料の固有特性は欠いている。この特性とは、柔軟性、
柔らかさ、ドレ−プ能力、及び印刷のし易さである。
【0009】 バクテリアバリア布材から殺菌包装トレイを作るため、外科用装置又は医療用
器具は、不通気性のトレイ又は槽に置かれ、そして、ガス透過性・バクテリア不
透過性の紙又はプラスチックが、上記トレイのフランジ端に対してシールされる
。その後、シールされた包装材は、エチレン・オキシドに曝され、このエチレン
・オキシドが上記紙又はプラスチックを透過して包装材の収納物を殺菌する。上
記紙又はプラスチックは、バクテリアの通過を防止するように設計されているの
で、包装材の収納物は、シールが取除かれるまで殺菌され続けることになる。注
射針/縫合糸の包装材の一例は、Schmitdt他に与えられた米国特許No
.4,183,431に開示されている。医療用機器を収納するための他の包装
材は、Kaneに与えられた米国特許No.5,031,775に示されている
【0010】 また、TYEK(登録商標)のような高強度有孔材料は、医療包装用ブリ−ザ
・ポーチの裏地材として使用される。このようなポーチは、通常、包装材の中に
医療用機器を固定するために、TYEK(登録商標)シートの縁に対しシールさ
れるプラスチックフィルム材の外層を有している。このようなブリ−ザ・ポーチ
の1つは、Brown他に与えられた米国特許No.5,217,772に開示
されている、
【0011】 Anderson他に与えられた米国特許No.5,418,022は、スパ
ンボンデッドのポリオレフィンシートからポケットを形成する方法、及びそれに
よって作られた耐細菌包装材に関するものである。そこに開示された包装材は、
TYEK(登録商標)のような、スパンボンデッドのポリオレフィンシート材か
ら成り、少なくともその1部は、引伸ばされるか、熱変形されている。
【0012】 また、DuPont TYEK(登録商標)形成物の代替品も開発された。特
に、ラテックスのようなバインダを染み込ませた紙に基づくウェブから成る医療
用包装基体も、外科用機器医療用装置を包装するために使用されてきた。これら
の基体のいくらかにおいては、ポリエステル、ナイロンのような合成短布材が、
合成ウェブを形成するために提供された木材パルプに直接組込まれる。通常、高
い割合で付加されるラテックスは、合成繊維を、セルロースに基づくウェブに結
合するために必要であり、そうでなければ、この繊維は比較的簡単にシートから
飛出したり、抜けたりしがちとなるからである。
【0013】 形成物に組込まれた合成繊維は、医療包装基体の引裂き抵抗を高めるが、通常
、耐層間剥離性及び引張り抵抗は減少する。付加したラテックスは、その最終用
途の間、基体が分離しないように、必要とされる耐層間剥離性を増加する。これ
らのバクテリアバリア形成物において、ラテックスは、通常、形成した布材ウェ
ブをラテックス浴槽に浸すか、又はその布材ウェブをラテックス飽和ローラにか
けるような飽和方法によって加えられる。あるいは、まだ、様々な乳化方法等を
使用してウェブを形成している過程において、ウェブがラテックス付加を受ける
ようにしなければならない。バクテリアバリア布材を形成するこれらの従来から
知られている各方法においては、ウェブが形成され乾燥された後、又は、ウェブ
がワイヤー上で形成された後、ラテックスが布材に加えられる。ラテックスが形
成されたウェブに加えられるこのような方法は、ここで「ラテックス飽和」方法
と言われるものが、一般的なものである。この方法におけるラテックスの付加は
、布材内の多くの大変小さな(1ミクロン未満)の気孔を充填し、布材の透過性
を下げてしまうのが常である。
【0014】 上記形成物の例には、キンバリクラーク社から入手可能なBP388及びBP
321と表記される形成物が含まれる。この様な形成物は、一般的に医療用包装
基体の原紙であり、多くの種類のセルロースパルプと合成ラテックスとから成る
。このような形成物は、医療用包装基体と同様に機能するが、それらの透過性特
性、及び引裂き抵抗、耐穿刺性、耐層間剥離性は改善されたものである。
【0015】 Schortmannに与えられた米国特許No.5,204,165は、工
業用、病院用、及び他の防護又は被覆用に適したものとして説明されたバリア特
性を有する不織布ラミネートを開示している。このラミネートは、均一分布した
セルロース繊維、ポリマー繊維、及びバインダから作られたウエット・レイド布
材層と接着された少なくとも1つの熱可塑性布材層から成る。1つの実施形態に
おいて、ユーカリ繊維及びポリエステル布材で作られたウエット・レイド布材層
の各側面に、スパンボンド・ポリエステル布材層が、超音波により接着される。
このバリア布材には、アクリル・ラテックス・バインダで結合される。このバイ
ンダは、ウェブが形成された後、形成された高分子/セルロースウェブに加えら
れる。このバインダは、フォームド乳化(formed emulation)
、グラビア・ロール・ポリマー・乳化(gravure roll polym
er emulsion)、スプレー、パッディング、及び ニップ圧力による
バインダのピックアップを含むいくつかの方法のどれか1つよって付加されるこ
とも可能である。Schortmannは、ラテックス飽和方法を使用して形成
したバリア布材の1例である。
【0016】 形成ウェブをラテックスバインダで飽和させる他の方法は、Weberに与え
られた米国特許No.5,595,282に開示されている。ユーカリ布材を含
むポリマー強化紙が開示されている。ユーカリ布材から、随意的に、非ユーカリ
・セルロース及び/又は合成繊維からウェブを形成した後、このウェブは、ラテ
ックスバインダで飽和される。更に、この特定のラテックス飽和布材が、バイン
ダ材で満たされるのではなく、一層多くの気孔を残すとすればバクテリアバリア
としての使用にもっと相応しいものとなる。
【0017】 ラテックス沈着(deposition)方法を使って紙を作る様々な方法が
知られており、そこにおいて、バインダ材は、紙シートを形成する前に、形成中
の繊維上に沈殿するが、その結果としての形成物は、従来、殺菌用医療包装基体
の形としては、通常使用されていなかった。例えば、Kinsley.Jr.
与えられた米国特許No.5,466,336は、紙シート、含水ラテックス、
及び剥離剤から成る紙に基づく形成物を作るための方法について説明している。
この形成物は、セルロースのスラリ、及び/又は合成パルプ、及びポリマー・ラ
テックス・バインダを準備し、そしてラテックス・ポリマー粒子をセルロース繊
維の表面に沈着すると共に、レシチンの乳剤、及び脂肪酸又は脂肪酸派生物を加
える。スラリ内にあるラテックスの粒子への凝固は、ミョウバンのような物質に
よって、又はスラリのPH変更によって促進される。しかし、それ以外には、
insley.Jr.において、結果としての紙が、バクテリアバリア布材の要
求に合っている、若しくは、そのような使用に適しているということを示唆する
ものはない。
【0018】 また、Wessling他に与えられた米国特許No.4,178,205は
、負に荷電した繊維の含水スラリを、特定タイプのカチオン・ラテックスと混合
したものを用意し、そして、このスラリからウェブを形成することによって高強
度不織布繊維材料を形成する方法が開示されている。使用された繊維は、天然及
び合成繊維のいずれも含む。Kinsley.Jr.と同じく、結果としての材
料が、バクテリアバリア布材の要求に合っているということを示唆するものはな
い。
【0019】 Bartelloniに与えられた米国特許No.4,510,019は、繊
維材料、ラテックス、及び架橋(bridging又はcross−linki
ng)剤を混合することによって、紙を作る方法を開示している。しかし、架橋
剤は、紙を作る繊維を非凝固ラテックス粒子に架橋する。事実、この特許は、ラ
テックスの凝固及び沈殿が、最小化、好ましくは、防止されるということを開示
している。
【0020】 いくらかの利用できるバクテリアバリア布材が存在するにも係らず、依然とし
て、医療用装置及び外科用機器を、それらが使用されるまで、収納・殺菌するた
めの包装材の形成に使用できる、更に改良した医療用基体のニーズが存在してい
る。このような包装材は、公知の殺菌剤が包装材の中に入り器具を殺菌すること
を許容すると同時に、少なくとも耐層間剥離性及び引裂き抵抗の点で高強度を示
さなくてはならない。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、外科用機器、医療用装置、医療用器具 等を収納するための
、改良された医療用包装基体を提供することにある。 本発明の他の目的は、殺菌ガスの通過を許容する能力を維持する一方、必要と
される引裂き抵抗、耐穿刺性、及び耐層間剥離性をもたらす、医療用包装材に使
用するための基体を提供することにある。 本発明の更なる目的は、バリア形成物内に収納された医療用装置をバクテリア
汚染から保護するに充分なバリア形成物を提供することにある。 本発明の更なる目的は、医療用包装基体としての使用を満足する、適切な有孔
特性を示す高い強度の布材をもたらすための、バクテリアバリア布材を製造する
方法を提供することにある。 本発明の他の目的は、医療用包装基体を形成するために、ラテックス沈着方法
を使用した方法を提供することにある。
【0022】
【課題を解決するための手段】
これらの及び他の目的は、全体的には、木材パルプ繊維及び/又は合成繊維、
バインダ材料、及び、強度形成及び耐水性の様々な化学材料から構成された医療
用包装基体を提供することによって達成される。特に、本発明は、ラテックス沈
着方法を使用した医療用包装基体用バクテリアバリア布材の形成を含んでおり、
それによって、ラテックスのような、バインダ材料がウェブの形成中又はその前
に布材ウェブに加えられる。 布材形成へのラテックス沈着方法の使用は、ラテックス飽和方法で遭遇する問
題を克服する。バインダ材料は、1つ以上の沈着促進剤と共に、ウェブ形成スラ
リに加えられる。この沈着促進剤は、バインダ材料の凝固及び粒子形成を促進し
、バインダ粒子は、ウェブを形成する際に使用される繊維に付着する。バインダ
粒子は、繊維に接触する際、繊維に対し自分自身を付着させることになる。 そして、ラテックス飽和方法が、強化バインダ材料をウェブに加えるために使
用される場合、バインダ材料がウェブの気孔構造に対しに干渉するが、上記バイ
ンダ材料は、ウェブが順次形成される際、ウェブの気孔構造に対し実質的に干渉
しない。代わりに、凝固したバインダ材料は、適切な繊維透過性を維持するため
に必要な気孔を塞ぐことなく、繊維同士を結合することによって、ウェブの耐層
間剥離性及び引裂き抵抗を高める。 本発明のその他の目的、特徴、及び観点は、以下でより詳細に説明される。
【0023】
【発明の実施の形態】
本説明が、単に例示的な実施形態の説明であり、この例示的構成において具体
化される本発明のより広い観点を制限する意図のないことは、当業者に理解され
るべきことである。 一般的に言えば、木材パルプ繊維及び/又は合成繊維、バインダ材料、及び、
様々な強度形成及耐水性の化学材料から構成された医療用包装基体である。この
基体は、広く使われているラテックス飽和方法の代わりに、ラテックス沈着方法
を使用して作られる。 特に、本発明は、ラテックス沈着方法を使用した医療用包装基体用バクテリア
バリア布材の形成を含んでおり、それによって、ラテックスのようなバインダ材
料が、ウェブの形成中又はその前に布材ウェブに加えられる。バインダ材料は、
1つ以上の沈着促進剤と共に、ウェブ形成スラリに加えられる。この沈着促進剤
は、バインダ材料の凝固及び粒子形成を促進し、バインダ粒子は、ウェブを形成
する際に使用される繊維に付着する。バインダ粒子は、繊維に接触する際、繊維
に対し自分自身を付着することになる。
【0024】 上記ウェブは、セルロースパルプ繊維単独、合成繊維単独、又はセルロースパ
ルプと合成繊維の混合物から形成することができる。それが使用される場合、バ
クテリアバリアウェブを作るために提供される構成物としてのセルロースパルプ
繊維は、様々な木材及び/又は非木材セルロース繊維パルプを含むことができる
。パルプは、木材及び非木材植物のような天然資源からの繊維を含む。木材植物
は、例えば、落葉樹及び針葉樹を含む。非木材植物は、例えば、綿、亜麻、エス
パノグラス、トウワタ、麦わら、ジュート、大麻、及びバガスを含む。 パルプは、異なるタイプ及び/又は性質のパルプ繊維の混合物でも良い。例え
ば、本発明は、約50重量%以上の平均繊維長の短いパルプ、及び 約50重量
%以下の平均繊維長の長いパルプを包含するパルプを含むことができる。平均繊
維長の短いパルプは、約1.2mm以下の平均繊維長を有するものとして特性を
示すことができる。例えば、平均繊維長の短いパルプは、約0.7mm〜約1.
2mmの繊維長さを有することができる。平均繊維長の長いパルプは、約1.5
mm以上の平均繊維長を有するものとして特性を示すことができる。例えば、平
均繊維長の長いパルプは、約1.5mm〜約6mmの繊維長さを有することがで
きる。繊維混合物は、約75重量%以上の平均繊維長の短いパルプ、及び 約2
5重量%以下の平均繊維長の長いパルプを包含するパルプを含むことができる。
平均繊維長の短いパルプは、特定グレードの未使用の硬質木材、及び、例えば、
新聞紙、再生ボール紙、事務所屑のような資源からの2次(つまり、再生された
)繊維パルプを含むことができる。平均繊維長の長いパルプは、漂白された及び
/又は未漂白の未使用軟質木材とすることができる。
【0025】 本発明によれば、様々な木材及び非木材パルプ、及び他のセルロース繊維のい
ずれも、パルプ完成紙料に組込むことができる。相応しいリグノセルロース・パ
ルプの説明例としては、南国の松、北国の軟質木材クラフトパルプ、赤松、ツガ
材、黒エゾ松、及びそれらの混合物が含まれる。例示的な平均繊維長の長い木材
パルプとしては、商品表示Longiac19、及び Coosa River
55 としてキンバリクラーク社から入手可能なこれらを含む。 本発明に使用できる他の様々なセルロース繊維は、Aracrus Euca
lyptus のようなユーカリ繊維、及び商品表示Coosa River5
7、Longiac16、及び Quinuescoで入手可能な他の硬質木材
を含む。明らかに、他のセルロース繊維も、バクテリアバリアに必要とされる特
定の特性次第で、本発明に使用できる。
【0026】 本発明の1つの特定実施形態において、ユーカリパルプ及び平均繊維長の長い
パルプを使用した混合物が使用される。特に、75重量%のAracrus E
ucalyptus、及び 25重量%のLongiac19が、この実施形態
におけるバクテリアバリアウェブの形成用パルプ混合物に組合される。 パルプの精製は、バクテリアバリアとしてウェブを使用するために必要とされ
る特性を持つウェブを得るのに必要である。特に、パルプ精製は、その材料が、
相対的に個々のパルプ繊維に充分分離するまで、セルロース材料を掻混ぜる、又
は、そうでなければ、攪拌することによって行われる。このような精製は、商用
銘柄のパルプ攪拌器におけるような、多くの様々な公知の方法によって行うこと
ができる。このような精製方法は、当技術分野において公知技術の範囲内にある
。 より高度の精錬を行ったパルプは、より効果的なバクテリアバリアを生む。こ
れは、個別化されたパルプ繊維の使用が、遠回しの曲がりくねった気孔チャネル
を持ったウェブを形成することになるからである。明らかに、気孔チャネル通路
をより曲がりくねったものとすればするほど、バクテリアがこのチャネルに誘導
されウェブを透過する可能性はより少なくなる。上記したように、バクテリアバ
リア布材としての適格性は、一般的には、累加気孔数によって決定され、300
万/cmであれば、そのような形成物は、使用可能とされる。加えて、2以上
のログ低減値(log reduction value(LRV))を有する
ウェブは、一般的に、バクテリアバリアとして相応しい。予測されるLRVがよ
り高いければ、バクテリアバリア特性もより大きくなる。例えば、LRVの1か
ら2への変化は、バリアにおいて10倍の改善を示している。より低いLRVは
許容されるが、医療包装材は、通常、特に好ましいLRV3以上を有する基体と
考えられる。
【0027】 現在の布材に使用される選択されたパルプを処理する際、精製の度合いは、望
まれる累加気孔数及び他のバリア特性を決定する。以下の表は、リストされたパ
ルプから形成されたウェブにおいて、いかに色々な精製パラメータが、気孔サイ
ズ、累加気孔サイズ、及び推定されたLRVに影響するかを示している。リスト
されたパルプは、Lorentee and Wettre社から入手可能なP
FI Millとして知られている精製攪拌器を、示された各回転数で攪拌した
ものである。引張り強度は、Kg/15mmで示される。カナダ標準形ろ水度(
CSF)は、ミリリッタ、坪量(basis weight(B.W.))は、
グラム/平方メータで示される。厚さ、つまりキャリパ(caliper)は、
ミリメータ、密度は、グラム/立方センチメートルで示す。気孔サイズは、最大
、最小、平均流気孔サイズ(MFP)について、ミクロンで示されている。MF
Pは、50%空気スループットレベルでの気孔サイズを示す。推定LRVは、表
1に示される。
【0028】
【0029】
【0030】 また、完成紙料は、レーヨン繊維、ポリビニール・アルコール繊維、エチレン
・ビニール・アルコール・コポリマー繊維、及び 様々なポリオレフィン繊維の
ような100%合成繊維を含む、又は、これらから作られる。本発明で使用され
る適切なポリマー繊維は、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリアミド、及び
これらのコポリマー及びブレンドから作られる繊維を含んでいる。この繊維とし
て相応しいポリオレフィンは、ポリエチレン、例えば高密度ポリエチレン、中間
密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、低線密度ポリエチレン;ポリプロピレ
ン、例えばアイソタクテック・ポリプロピレン、シンジオタクテック・ポリプロ
ピレン、それらのブレンド、およびアイソタクテック・ポリプロピレンとアタク
テック・ポリプロピレンのブレンド;ポリブチレン、例えばポリ(1−ブタン)
及びポリ(2−ブタン);ポリペンテン、例えばポリ(1−ペンテン)、ポリ(
2−ペンテン)、ポリ(3−メチル−ペンテン)、ポリ(4−メチル−ペンテン
)、及びそれらのコポリマーとブレンドを含む。適切なコポリマーは、エチレン
/プロピレン及びエチレン/ブチレン・コポリマーのような2つ以上の異なる不
飽和オレフィン・モノマーから形成したランダム及びブロック・コポリマーを含
む。繊維として適当なポリアミドは、ナイロン6、ナイロン6/6、ナイロン4
/6、ナイロン11、ナイロン12、ナイロン6/10、ナイロン6/12、ナ
イロン12/12、カプロラクタム及びアルカリ・オキサイド・ジアミン等のコ
ポリマー、及びそれらのブレンド及びコポリマーを含む。適切なポリエステルは
、ポリエチレン・テレフタル酸塩、テレブチレン・テレフタル酸塩、ポリテトラ
メチレン・テレフタル酸塩、ポリチクロヘキシレン−1、4−ジメチレン・テレ
フタル酸塩、及びそれらのイソフタル酸塩・コポリマー、及びそれらのブレンド
を含む。これらの適切なポリマーの内、より望ましいポリマーは、ポリオレフィ
ン、ポリエチレン、及びポリプロピレンであり、その理由は、それらの商業的有
効性及び重要性、そして、それらの化学的及び機械的特性にある。
【0031】 加えて、複合(bicomponent)繊維を、セルロース繊維及び合成単
繊維に加えて使用することができ、いくらかの実施形態においては、そうするこ
とが好ましい。異なる特性を有する2つの繊維が単繊維へと結合された場合にお
いては、複合繊維は、多成分(multicomponent)繊維となる。複
合繊維は、一般的には、核と殻との構造を有し、ここにおいて、核はポリエステ
ルであり、殻は、ポリオレフィンである。しかし、他の複合繊維構造も使用でき
る。例えば複合繊維は、同心的・偏心的な核と殻との構造・配置と同様に、様々
な並列(side by side)関係の中で存在する2つの成分によって作
ることができる。 これを使用する場合、複合繊維は、ウェブの強度を高めるのを助ける。複合繊
維の外殻は、必ずセルロース繊維と接着される能力を持っており、その結果ウェ
ブの構造はそれらの使用を通じて強化される。1つの特定例としての適切な複合
繊維は、Hoechst Celanese社によって、「Celbond T
255」という商品名で販売されている。Celbond T255は、外殻が
約128℃の温度で溶解した特、セルロースファイバに接着する能力を持つ合成
ポリエステル/ポリエチレン複合繊維である。
【0032】 様々なバインダ材料が、本発明方法において使用される。紙強化のために通常
使用される当業者にとって周知の如何なるラテックスバインダでも使用すること
ができる。説明のみであるが、適切なバインダは、ポリメタクリル酸塩、ポリ(
アクリル酸)、ポリ(メタクリル酸)、及び様々なアクリル及びメタクリル酸塩
・エステルとその遊離酸とのコポリマーを含むポリアクリル酸塩;スチレン−ブ
タジエン・コポリマー;エチレン−ビニール・アセテート・コポリマー;ニトリ
ル・ゴム又はアクリロニトリル−ブタジエン・コポリマー;ポリ塩化ビニール;
ポリ(ビニール・アセテート);エチレン−アクリル酸塩・コポリマー;ビニー
ル・アセテート−アクリル酸塩・コポリマー;ネオプレン・ゴム又はトランス−
1,4−ポリクロロプレン;シス−1,4−ポリイソプレン;ブタジエン・ゴム
、又はシス−及びトランス−1,4−ポリブタジエン;及びエチレン−プロピレ
ン・コポリマーを含む。 商業的に入手できるラテックスバインダの特定例は、以下の表2に示される。
【0033】
【0034】 本発明のウェブの製造において、パルプ完成紙料は通常の手順に従って形成さ
れる。この完成紙料は、セルロースパルプ繊維のみ、合成繊維、又はセルロース
パルプ繊維及び合成繊維の混合体から成る。1つ以上の上記ラテックス材料のよ
うなバインダ材料が上記完成紙料に加えられることにより、バインダ材料は、繊
維上に「沈着」される。様々な沈着促進剤を、バインダ材料の粒子内への凝固、
及びバインダ材料の繊維に対する付着を促進するため完成紙料に加えることがで
きる。 バインダ材料の、繊維上への、更に、本発明における完成紙料内への沈着は、
従来、バクテリアバリアを形成するために使用されたラテックス飽和方法とは対
照的である。このラテックス飽和方法の過程では、バインダ材料は、それが形成
された後ウェブに供給される。本発明の沈着方法においては、バインダ材料は、
紙が形成されて乾燥される前に、小さな「接着剤のような」ボール、つまり粒子
として、繊維に接着する。ラテックス飽和方法では、ウェブ上にフィルムが形成
されることによって、多くのこれより小さな気孔が閉塞される傾向にあるのに対
し、この方法では、気孔が、相対的に遮るものがない状態に維持される。ラテッ
クス飽和方法では、決して完璧なバクテリアバリア基体とは言えないものになっ
てしまう。
【0035】 様々沈着促進剤の内、使用できるものには、Alum,Kymene736、
Nalco7607、Parez631NC、及びKymene557LXが含
まれる。 ウェブは、公知の製紙方法に従って上記完成紙料から作られる。 また、様々な他の添加剤が、バクテリアバリア形成方法に使用される。例えば
、耐水性を与えるのり付け剤、耐層間剥離性を改善する湿潤強度剤、及びその他
の物質が、完成紙料又は形成されたウェブに加えられる、そのようなのり付け剤
の1つの例は、Aquaple752で、湿潤強度剤の例としては、Pares
631NCがある。例示のみであるが、他の物質には、最終形成物の耐層剥離性
を高めることによって物理的特性を高めるでんぷん糊、及び乾燥強度剤が含まれ
る。このようなでんぷん糊の1例としては、AstroX−200の表示で販売
されているカチオン・ポテト・スターチであり、濡れ強度樹脂の1例としては、
Accostength85がある。架橋剤及び/又は水和剤も、パルプ完成紙
料に加えることができる。
【0036】 随意的に、本発明方法から形成された布材は、鋼製の艶出しロールを使用する
公知の方法によって、艶出しすることができる。艶出し機にかけることにより布
材に滑らかさが付与されることになる。より硬い鋼のローラとより柔らかい研磨
ローラを使用する「超艶出し(supercalendering)」のような
方法も使うことができる。「超艶出し」においては、高い光沢が生み出される。
望まれるのであれば、そのように作られた布材は、個別のバクテリアバリアで
処理することができる。そのようなバクテリアバリア技術の1例は、MICRO
MOD(登録商標)方法によってRexam社より提供される。この方法は、こ
の布材が必要としている、バクテリアバリアとして機能させる粒子で、如何なる
大きな気孔をも満たす技術を含んでいる。加えて、気孔に埋め込んだ粒子物質に
抗細菌性物質を加え、布材に抗細菌作用を持たせるようにすることができる。ウ
ェブの形成において充分に精製されたパルプが使用された場合は、気孔サイズ及
び数に対応したバクテリアバリア特性は、既に形成物において増加しているため
、この様な技術は、必要とされないのは明らかである。 そして、上記布材は、医療包装材の製造者に供給され、そこでその布材は、医
療用装置及び機器及び外科用器具に必要とされる適切な包装材に加工される。 商業的に医療用包装材に使用される形成物に対する比較試験を行うため、発明
基体は、次の例に従って作られた。
【0037】 例1 75重量%のAracruz Eucalyptus未使用パルプ及びLong
lac19未使用パルプは、Valley攪拌機において、約350〜450m
lCSFに向けて精製された。商用アクリルラテックス(Hycar26796
)は、15〜20%絶乾燥重量繊維で、繊維上に沈着された。10pound/
tonのKymene736、及び1pound/tonのNalco7607
が沈着促進剤として使用された。上記パルプは、手すき軟度(handshee
t consistency)に希釈された。天然内部のり付け剤(Aquap
el752)は、ウェブに耐水性を与えるため、0.15〜0.3絶乾燥重量%
で、添加される。Parez631NCは、ウェブの耐層間剥離性を改善するた
め、湿潤強度剤として、0.5〜1.0%絶乾燥重量で添加される。Aquap
el及びParez添加剤は、これらの化学物質による飽和はウェブのバクテリ
アバリア特性に対し有害となる可能性があるため、サイズプレスの代わりに手す
きシート型で添加される。CelbondT255(合成ポリエステル/ポリエ
チレン・複合繊維)は、ウェブの耐層間剥離性を強化するため、手すきシート型
に対し、5%絶乾燥重量で添加される。それから、ウェブは、約600psig
で5分間ウエットプレスされ、蒸気過熱ドラム上で乾燥される。化学的添加剤で
あるAquapel及びParezは、105℃で4分間硬化させられる。Ce
lbondは、180℃で、25秒間溶解される。形成されたシートは、Ops
igで、8〜14秒/sheetの目標ガーレー(Gurley)気孔率に向け
て、2通過の鋼ローラによる艷出し加工が施された。目標坪量は、25poun
d/連(ream)に調整された。
【0038】 例2 バインダ材料として、Hycar26410をHycar26796の代りと
すると共に、シートの耐層間剥離性を高めるために、2つの付加的耐湿添加剤を
使用されたのを除き、その他の基体はそのまま使用した状態で、例1の方法が繰
返された。ポテト・スターチ(Astro X−200)が、20pound/
tonで付与されると共に、乾燥強度樹脂(Accostrength85)が
、1%絶乾燥重量で付与された。 例3−10 付加的手すきシートが、比較目的で作られた。一般的に、このシートは、以下
の点を除き、例1及び2の方法に従って形成された。例3は、ラテックスの付与
なし、及び湿潤強度添加剤の添加なしの状態での管理シートとされた。例4は、
ラテックス飽和方法を使用し、そこにおいて、20parts pick−up
(ppu)でのHycar26410は、乾燥後の形成されたウェブ上に被覆さ
れる。例5−10に関する添加剤は、以下の表3に示される。表3において、坪
量(B.W)、キャリパ(mm)、密度(g/cm)、気孔率(秒/cm
、引裂き強度(g)、層間剥離強度(g/15mm)、及び累加気孔数(指数関
数値)が示される。累加気孔数における減少%は、ラテックス添加なしでの管理
試料である例3に対するものである。 各例において、使用されたラテックスは、(沈着又は飽和された)20ppu
でのHycar26410であり、湿潤強度剤は、1.0%絶乾燥重量で添加さ
れ、坪量は、正量(conditioned weight)として示され、使
用されたパルプ(75%Aracrus Eucalyptus/25%Lon
glac19)は、420mlCSFに精製され、ウエットプレスは、500p
sigで行われ、スターチは、20pounds/tonで手すきシートに形成
され、タルク(talc)は、6pounds/tonで添加され、そして、ポ
リビニール・アルコール繊維は使用されなかった。
【0039】
【0040】 例11−21 表4a及び4bに要約された例において、例1に説明された方法に従って作ら
れたバクテリアバリア特性を持つ様々なシートを形成する上での、手すきシート
型での複合繊維の使用効果が示される。例1におけると同様に、例11−20に
おける各シートは、75%eucalyptus及び25%軟質木材繊維で構成
される。例11−16において、複合繊維は添加されなかった。例17−18に
おいては、2.5%絶乾燥重量の複合繊維(Celbond T255)が使用
され、例19−20においては、同様の複合繊維が、5.0%絶乾燥重量ほど添
加された。例21は、BP388であり、これは、キンバリ・クラーク社から入
手可能な商用ベースの紙で、上記した医療用包装材成分(基体)に使用されてき
たものである。例21は、本発明によって準備されたものでないのは明らかであ
る。表4aは、湿潤強度剤(Kymene557XL)のパーセンテージ、Aq
uapel752のパーセンテージ、シートが105℃で4分間オーブン老化さ
れたかどうか、最大及び最小気孔サイズ、平均流量気孔サイズ、累加気孔数、推
定LRV、シェフィールド単位(s.u.)でのシートの滑らかさ、及び不透明
度(これは、試料が同じタイプの紙試料の積層体によって裏張りされた場合にお
ける、紙試料によって反射された光に対する、試料が0.5%以下の反射率の黒
体によって裏張りされた場合における、紙試料によって反射された光の割合の1
00倍の値である)を示している。加えて、表4aは、坪量、キャリパ、気孔率
、5分間での水20mlに対する水gで表すコブ(cobb)サイズ(水をはじ
く能力、つまり水が吸収されるのを防止する能力を示す)、引張り強度、10秒
での湿潤引張り強度、伸び率、引裂き強度、及び層間剥離強度を示す。
【0041】
【0042】
【0043】 例22及び23において、ウエットプレスは、測定されたLRVにおいて効果
を発揮する。これらの例において、例1の方法に従って作られたシートは、以下
表5に示す特性で作られた。400psig及び1000psigでのウエット
プレスの効果が示される。
【0044】 そして、本発明のバクテリアバリアは、通常バクテリアバリアをして使用され
ている従来公知の基体と比較された。発明基体は、例1の方法に従って準備され
、それから、表に記載されたキンバリ・クラーク社から入手可能な原紙(BP表
示したもの)及びデュポン社から入手可能なTYVEK.と比較された。これら
の比較結果は、表6に記載された。 表6において、坪量、キャリパ、気孔率、累加気孔数、推定LRV、(28l
/m流量、及び3M spores/cm3で測定した)ネルソン・バクテリア
・濾過効率(Nelson Bacterial Filtration Ef
ficiency(BFE))、及び実際のLRVは、(28l/m流量、及び
1MM spores/cm3で測定した)ASTM2.6によって測定された
【0045】
【0046】 以下の試験方法は、様々な記録された特性及び特質を測定するために使用され
た。ASTMは、米国材料試験協会と呼ばれる。 上記表において当てはまる所では、気孔率は、ASTM−D726−84に従
って、Gurley Hill気孔率試験によって測定された。坪量は、AST
M−D3776−85によって測定され、pound/reamで記録された。
引裂き強度は、グラムで記録され、ASTM D689のElmendorf引
裂き試験に従って行われた。引張り強度は、Kg/15mmで記録され、AST
M D828に従うインストロン型試験機を使って測定された。伸び率は、AS
TM D828によって測定された。累加気孔数は、気孔/cmとして、指数
関数項に加えられた。気孔サイズは、Coulter electonics,
Ltd.社(英国Luton Beds)から商業的に入手可能なCoulte
rポロメータを使用して測定した。分析すべき試料は、全て加湿されたため、対
象となる全ての気孔は、完全に液で満たされた。そして、加湿した試料は、フィ
ルタ容器アセンブリの試験機本体に置かれ、固定リングで固定され、そして、気
孔サイズ値が求められる。その値は、最大値、最小値、平均流量気孔サイズ分布
に関して、ミクロンで測定される。
【0047】 上記例において当てはまる所では、層間剥離は、以下の手順に従って測定され
た。まず、基体の試料片が、2−1/2インチX7−1/2インチ長さの粒(紙
の縦方向において7−1/2インチ)の寸法に切断された。2片が、1試料毎に
切断された。そして、6インチ幅の肉厚鋼の蓋を有する電気加熱板が、312°
F(156℃)に過熱されると共に、中央に絶縁された取っ手を有する(1−1
/2インチX6インチX1−1/2インチ)の1枚の鋼板(.9692psiに
等しい重量2640g)が、上記加熱板の蓋に置かれ、312°F(156℃)
まで予熱された。基準「黒色」紙層間剥離テープの1/8インチ片(1インチ幅
)が、試料の長粒方向に、一方を他方に重ねて、試験される試料の各側部に置か
れた。このテープは予熱されていないものであった。そして、試料は、312°
F(156℃)で、20秒間、加熱板と鋼板との間でプレスされるが、テープの
各端部を1インチほどはプレスされないようにした。そして、試料は、冷却され
、基準テープの各端部が等しく切り取られるのを確実にするように、15mm幅
に切り取られた。それから、インストロン型引張り試験モデルTM−Mは、較正
され、30cm/minのクロスヘッド速度に、そして、2Kgの最大測定限界
負荷に調整された。そして、耐層間剥離性は、試験された試料基体を離層させる
ことを行うインストロンを使用して測定される。層間剥離は、上記表においてグ
ラム/15mmで表されている。
【0048】 本発明の好ましい実施形態は、特定の用語、装置、方法を使って説明されたが
、そのような説明は、単に例示的目的のためにすぎない。この語句は、限定の語
句ではなく、説明の語句である。変更及び変形が、当業者によって、特許請求の
範囲に記載された本発明の精神及び範囲から逸脱することなくなされ得ることは
理解されるべきである。加えて、様々な実施形態の観点が、全体的にも又部分的
にも、置換え可能であることも理解されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,UZ,V N,YU,ZW Fターム(参考) 4L055 AA02 AA04 AF16 AF33 AF47 AG08 AG48 AG59 AG60 AG63 AG64 AG68 AG71 AG74 AG76 AG84 AG89 AG97 AH09 AH16 AH17 AH37 AJ02 BD10 BE10 EA05 EA12 FA30 GA05 GA26 GA27

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 a)バクテリアバリア基体を形成するに相応しい精製された繊維からなる完成
    紙材を形成するステップ、 b)バインダ材料が、上記繊維上に沈着されるに充分な条件下で、上記完成紙
    料に上記バインダ材料を添加するステップ、 c)上記完成紙料からウェブを形成するステップ、及び d)上記ウェブを乾燥してバクテリアバリア基体を形成するステップ を有することを特徴とするバクテリアバリア基体を形成する方法。
  2. 【請求項2】 上記精製された繊維は、約300mlから約450mlのカナダ標準ろ水度を
    有することを特徴とする上記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する
    方法。
  3. 【請求項3】 上記バインダ材料は、ラテックスバインダであることを特徴とする上記請求項
    1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  4. 【請求項4】 上記バインダ材料は、ポリメタクリル酸塩、ポリ(アクリル酸)、ポリ(メタ
    クリル酸)、及び 様々なアクリル及びメタクリル酸塩・エステルとその遊離酸
    とのコポリマーを含むポリアクリル酸塩;スチレン−ブタジエン・コポリマー;
    エチレン−ビニール・アセテート・コポリマー;ニトリル・ゴム又はアクリロニ
    トリル−ブタジエン・コポリマー;ポリ塩化ビニール;ポリ(ビニール・アセテ
    ート);エチレン−アクリル酸塩・コポリマー;ビニール・アセテート−アクリ
    ル酸塩・コポリマー;ネオプレン・ゴム 又は トランス−1,4−ポリクロロ
    プレン;シス−1,4−ポリイソプレン;ブタジエン・ゴム、又はシス−及びト
    ランス−1,4−ポリブタジエン;及び エチレン−プロピレン・コポリマーか
    らなるグループから選択されたことを特徴とする上記請求項1に記載のバクテリ
    アバリア基体を形成する方法。
  5. 【請求項5】 上記バクテリアバリア基体は、乾燥後、少なくとも300万気孔/cmの累
    加気孔数を有することを特徴とする上記請求項1に記載のバクテリアバリア基体
    を形成する方法。
  6. 【請求項6】 上記精製された繊維は、2次繊維を含んでいることを特徴とする上記請求項1
    に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  7. 【請求項7】 上記バクテリアバリア基体は、乾燥後、少なくとも2のログ低減値を示すこと
    を特徴とする上記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  8. 【請求項8】 上記バクテリアバリア基体は、乾燥後、少なくとも3のログ低減値を示すこと
    を特徴とする上記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  9. 【請求項9】 上記完成紙料に、合成繊維を付加するステップを有することを特徴とする上記
    請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  10. 【請求項10】 上記合成繊維は、複合繊維を含んでいることを特徴とする上記請求項9に記載
    のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  11. 【請求項11】 上記バクテリアバリア基体を艶出し加工するステップを有することを特徴とす
    る上記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  12. 【請求項12】 上記バクテリアバリア基体は、上記基体のバクテリアバリア特性をより高める
    ため、個別のバクテリアバリアで処理されることを特徴とする上記請求項1に記
    載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  13. 【請求項13】 上記精製された繊維は、ユーカリ繊維を含むことを特徴とする上記請求項1に
    記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  14. 【請求項14】 上記完成紙料に、沈着促進剤を添加することを特徴とする上記請求項1に記載
    のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  15. 【請求項15】 上記沈着促進剤は、alum,KYMENE736、NALCO7607、K
    YMENE557LX、及びParez631NCから成るグループから選択さ
    れることを特徴とする上記請求項14に記載のバクテリアバリア基体を形成する
    方法。
  16. 【請求項16】 上記完成紙料に、のり付け剤を添加するステップを有することを特徴とする上
    記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  17. 【請求項17】 上記のり付け剤は、AQUAPEL752であることを特徴とする上記請求項
    16に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  18. 【請求項18】 上記完成紙料に、湿潤強度剤を添加するステップを有することを特徴とする上
    記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  19. 【請求項19】 上記湿潤強度剤は、PAREZ631NCであることを特徴とする上記請求項
    18に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  20. 【請求項20】 上記完成紙料に、スターチを添加するステップを有することを特徴とする上記
    請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  21. 【請求項21】 上記スターチは、カチオン・ポテト・スターチであることを特徴とする上記請
    求項20に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  22. 【請求項22】 上記カチオン・ポテト・スターチは、ASTRO X−200であることを特
    徴とする上記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  23. 【請求項23】 上記完成紙料に、乾燥強度樹脂を添加するステップを有することを特徴とする
    上記請求項1に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  24. 【請求項24】 上記乾燥強度樹脂は、ACCOSTRENGTH85であることを特徴とする
    上記請求項23に記載のバクテリアバリア基体を形成する方法。
  25. 【請求項25】 少なくとも300万気孔/cmの累加気孔数を有すると共に、精製されたパ
    ルプ繊維及びバインダ材料を含むことを特徴とするバクテリアバリア基体。
  26. 【請求項26】 合成繊維を含むことを特徴とする上記請求項25に記載のバクテリアバリア基
    体。
  27. 【請求項27】 上記合成繊維は、複合繊維を含むことを特徴とする上記請求項26に記載のバ
    クテリアバリア基体。
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