JP2001509509A - 新規な化合物 - Google Patents

新規な化合物

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JP2001509509A
JP2001509509A JP2000502050A JP2000502050A JP2001509509A JP 2001509509 A JP2001509509 A JP 2001509509A JP 2000502050 A JP2000502050 A JP 2000502050A JP 2000502050 A JP2000502050 A JP 2000502050A JP 2001509509 A JP2001509509 A JP 2001509509A
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hydroxide
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methyl
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JP2000502050A
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アンドルー・クック
ロジャー・ボナート
ピーター・ケイジ
デイヴィッド・ドナルド
マーク・ファーバー
ジェーン・ウィズノール
Original Assignee
アストラ・フアーマシユウテイカルズ・リミテツド
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    • C07D231/02Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings
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    • C07D231/12Heterocyclic compounds containing 1,2-diazole or hydrogenated 1,2-diazole rings not condensed with other rings having two or three double bonds between ring members or between ring members and non-ring members with only hydrogen atoms, hydrocarbon or substituted hydrocarbon radicals, directly attached to ring carbon atoms
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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    • C07D487/04Ortho-condensed systems

Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I) 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、新規なトリアゾール誘導体、その薬剤としての使用、それを含む医
薬製剤およびその製造方法に関する。 2−アリールピラゾールイソキノリンおよびシンノリノン誘導体は、抗アレル
ギーおよび抗炎症活性を示すことが当技術分野で公知である。このたび驚くべき
ことに、一連の構造的に別個のトリアゾール化合物が、炎症状態の調節のために
有用であることが発見された。そのため第一の態様において、本発明は、式(I)
【化7】 {式中:基R1は各々独立して、ハロゲン原子またはC1−C6アルキル、C1−C 6 アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、CO22、NR34、CONR34、SO2NR34またはNR3SO24基を表し; 基R2、R3およびR4は各々独立して、水素原子またはC1−C6アルキルまた はC3−C7シクロアルキル基を表し; nは0、1、2、3または4であり; AはCH2、X=Y、Y=X、X′−Y′またはY′−X′であり; XはNまたはCR5[ここでR5は、水素またはハロゲン原子、またはニトロ、
カルボキシル、スルホン酸(SO2H)、C1−C6アルキル、C3−C7シクロア ルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C3−C7シクロ
アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、C3−C7シクロアルキル
スルホニル、NR78、CONR78またはSO2NR78基(ここでR7および
8は各々独立して、水素原子、C3−C7シクロアルキル基、場合により置換さ れていてもよいフェニル−、ピリジニル−またはイミダゾリル−スルホニル基、
または場合により置換されていてもよいC1−C6アルキル(スルホニル)基を表
すか、またはこれらが結合している窒素原子とともに、場合により窒素、酸素ま
たは硫黄から選択されるさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよい場合により置
換されていてもよい3−ないし7−員複素環を形成する)を表す]であり; YはNまたはCR6[ここでR6は水素またはハロゲン原子、またはNR78
1−C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキルまたは場合により置換されていて
もよいC1−C6アルキル基(ここでR7およびR8は前述の定義を有する)を表す]
であり; X′はC=O、SO2、NR9またはCHR10[ここでR9は水素原子、または C3−C7シクロアルキルまたは場合により置換されていてもよいC1−C6アルキ
ル基を表し、そしてR10は水素原子またはC1−C6アルキル、C3−C7シクロア
ルキルまたはNR78基(ここでR7およびR8は前述の定義を有する)を表す]
であり; Y′はCHR10(ここでR10は前述の定義を有する)であるか、または、X′
がNR9またはCHR10であるとき、Y′は、さらにC=OまたはSO2を表すこ
とができ;そして Ar1はフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ベンゾチアゾリル、キノリル またはキノキサリニル基(これらは各々、場合により置換されていてもよい)を
表す}の化合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合物を提供する。
【0002】 本明細書においては、他に指示しない限り、アルキル基は、単独または別の基
の一部であっても、直鎖または分枝鎖であることができ、そして“複素環”は飽
和されている。 基R1は各々独立して、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素または臭素)または
1−C6、好ましくはC1−C4、さらに好ましくはC1−C2、アルキル、C1− C6、好ましくはC1−C4、さらに好ましくはC1−C2、アルコキシ、C3−C7 、好ましくはC4−C6、シクロアルキル、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、CO 22、NR34、CONR34、SO2NR34またはNR3SO24基を表す。 好ましいR1基としては、ハロゲン原子、特にフッ素原子がある。
【0003】 基R2、R3およびR4は各々独立して、水素原子またはC1−C6アルキルまた はC3−C7シクロアルキル基を表す。好ましくは、基R2、R3およびR4は各々 独立して、水素原子またはC1−C3アルキルまたはC3−C6シクロアルキル基を
表す。 好ましくは、nは、0、1または2である。特に有利な式(I)の化合物は、
nが0である化合物である。 基AはCH2、X=Y、Y=X、X′−Y′またはY′−X′である。特に有 利な式(I)の化合物は、AがX=YまたはX′−Y′であって、XまたはX′
が直接フェニル環に結合しており、そしてYまたはY′がトリアゾール環に結合
している化合物である。
【0004】 基XはNまたはCR5{ここでR5は水素またはハロゲン原子(例えばフッ素、
塩素または臭素)、またはニトロ、カルボキシル、スルホン酸、C1−C6、好ま
しくはC1−C4、アルキル、C3−C7シクロアルキル、C1−C6、好ましくはC 1 −C4、アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、好ましくはC1−C4アル
コキシカルボニル、C3−C7シクロアルコキシカルボニル、C1−C6アルキルス
ルホニル、好ましくはC1−C4アルキルスルホニル、C3−C7シクロアルキルス
ルホニル、NR78、CONR78またはSO2NR78基[ここでR7およびR 8 は各々独立して、水素原子、C3−C7シクロアルキル基、場合により置換され ていてもよい(例えばC1−C6アルキル置換された)フェニル−、ピリジニル−
またはイミダゾリル−スルホニル基、または場合により置換されていてもよいC 1 −C6アルキル(スルホニル)基を表すか、またはこれらが結合している窒素原
子とともに、場合により窒素、酸素または硫黄から選択されるさらに別のヘテロ
原子を含んでいてもよい場合により置換されていてもよい(例えばC1−C6アル
キル置換された)3−ないし7−員複素環を形成する]を表す}である。
【0005】 好ましくは、XはNまたはCR5{ここでR5は水素またはハロゲン原子、また
はニトロ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、NR78またはSO2NR78基[ここでR7およびR8は各々独立して、水素原子、場合により置換されて いてもよいイミダゾリルスルホニル基または場合により置換されていてもよいC 1 −C6アルキル(スルホニル)基を表すか、またはこれらが結合している窒素原
子とともに、場合により窒素および酸素から選択されるさらに別のヘテロ原子を
含む場合により置換されていてもよい3−ないし7−員複素環を形成する]を表
す}を表す。
【0006】 最も好ましくは、XはNまたはCR5{ここでR5は、水素、塩素または臭素原
子、またはニトロ、C1−C3アルキル(特にイソプロピル)、C1−C3アルコキ
シ(特にメトキシ)、NR78またはSO2NR78基[ここでR7およびR8は 各々独立して、水素原子、メチル−置換されたイミダゾリルスルホニル基または
場合により置換されていてもよいC1−C3アルキル(スルホニル)基を表すか、
またはこれらが結合している窒素原子とともに、場合により窒素および酸素から
選択されるさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよい4−ないし6−員複素環(
例えばアゼチジン、モルホリン、ピペリジン、ピロリジンまたはピペラジン環)
を形成する]を表す}を表す。 R7またはR8が場合により置換されていてもよいアルキルまたはアルキルスル
ホニル基を表すとき、このアルキル部分に存在することができる1個以上(例え
ば1、2または3個)の場合による置換基の例には、ヒドロキシル、アミノおよ
びC1−C6アルコキシ(特にメトキシ)基がある。
【0007】 基Yは、NまたはCR6[ここでR6は、水素またはハロゲン(例えばフッ素、
塩素または臭素)原子、またはNR78、C1−C6、好ましくはC1−C4、アル
コキシ、C3−C7シクロアルキルまたは場合により置換されていてもよいC1− C6、好ましくはC1−C4、アルキル基(ここでR7およびR8は前述の定義を有 する)を表す]である。 好ましくは、YはNまたはCR6[ここでR6は水素原子、またはNR78基(
ここでR7およびR8は前述の定義を有する)(特にアゼチジンまたはモルホリン
環)または場合により置換されていてもよいC1−C4アルキル(例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピルまたはブチル)基を表す]である。
【0008】 R6が場合により置換されていてもよいアルキル基を表すとき、1個以上(例 えば1、2または3個)の場合による置換基は、ハロゲン原子(例えばフッ素、
塩素または臭素)およびNR′R′[ここで、各R′は独立して、水素原子、ま
たはC1−C6アルキルまたはC3−C7シクロアルキル基を表すか、または基R′
は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により窒素、酸素または硫黄
から選択されるさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよい3−ないし7−員複素
環(例えばモルホリニルまたはピペラジニル)を形成することができるか、また
は基R′は、これらが結合している窒素原子とともに、場合により1個以上(例
えば1または2個)のC1−C6アルキルおよびC3−C7シクロアルキル基から選
択される置換基によって置換されていてもよいイミダゾール、ピラゾールまたは
ピロール環を形成することができる]を包含する群から選択することができる。
【0009】 基X′はC=O、SO2、NR9またはCHR10[ここでR9は水素原子、また はC3−C7シクロアルキルまたは場合により置換されていてもよいC1−C6、好
ましくはC1−C4、アルキル基(例えばメチル、エチル、プロピルまたはイソプ
ロピル)を表し、そしてR10は水素原子またはC1−C6、好ましくはC1−C4
アルキル(例えばメチル、エチル、プロピルまたはイソプロピル)、C3−C7
クロアルキルまたはNR78基(ここでR7およびR8は、先に定義したとおりで
ある)を表す]を表す。
【0010】 R9が場合により置換されていてもよいアルキル基を表すとき、アルキル部分 に存在することができる1個以上(例えば1、2または3個)の場合による置換
基の例には、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素または臭素)、C1−C6アルコ
キシおよびNR″R″[ここで、各R″は独立して、水素原子、またはC1−C6 アルキルまたはC3−C7シクロアルキル基を表すか、または基R″は、これらが
結合している窒素原子とともに、場合により窒素、酸素または硫黄から選択され
るさらに別のヘテロ原子を含んでいてもよい3−ないし7−員複素環(例えばモ
ルホリニルまたはピペラジニル)を形成することができる]がある。場合により
置換されていてもよいアルキル基の特定の例としては、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、2−アミノエチルおよび2,2,2−トリフルオロエチルがあ
る。
【0011】 好ましくは、X′はC=O、NR9またはCHR10(ここでR9は水素原子、ま
たは場合により置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表し、そしてR10
水素原子を表す)を表す。 基Y′はCHR10(ここでR10は前述の定義を有する)を表すか、またはX′が
NR9またはCHR10であるとき、Y′は、さらにC=OまたはSO2を表すこと
ができる。好ましくは、Y′がCHR10を表すとき、R10は水素原子またはC1 −C4アルキル、特にメチル基を表す。
【0012】 基Ar1は、フェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ベンゾチアゾリル(例え ば2−ベンゾチアゾリル)、キノリル(例えば2−、3−または6−キノリル)
またはキノキサリニル(例えば2−キノキサリニル)基{これらは各々、場合に
より、例えば1個以上、好ましくは1ないし4個、さらに好ましくは1または2 個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素または臭素)またはアミノ、ヒドロキシ
ル、C1−C6アルコキシカルボニル(好ましくはC1−C4アルコキシカルボニル)
、C3−C7シクロアルキル(好ましくはシクロヘキシル)、C1−C6アルキルチ
オ(好ましくはC1−C4アルキルチオ、例えばメチル−またはエチルチオ)、C1 −C6アルキル(好ましくはC1−C4アルキル、例えばメチル、エチル、プロピ ル、イソプロピルまたはブチル)、6個までの炭素原子を含むアルキルオキシア
ルキルおよびC1−C6アルコキシ(好ましくはC1−C4アルコキシ、例えばメト
キシまたはエトキシ)基[この最後の4つの基は今度は、場合により、1個以上
、例えば1、2、3、4、5または6個のハロゲン原子(例えばフッ素、塩素ま
たは臭素)、ヒドロキシルおよびアミノ基から選択される置換基によって置換さ
れていてもよい]から選択される置換基、例えばトリフルオロメチル、トリフル
オロメチルチオまたはトリフルオロメトキシによって置換されていてもよい}を
表す。 好ましくは、Ar1はフェニル、ピリジニル、3−キノリルまたは6−キノリ ル基(これらは各々、場合により、1個以上のハロゲン原子、C3−C7シクロア
ルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、トリ
フルオロメチル、トリフルオロメチルチオおよびトリフルオロメトキシから選択
される置換基によって置換されていてもよい)を表す。
【0013】 特に好ましい本発明の化合物としては、以下のものがある: 2−(4−クロロフェニル)−2,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−[1,2, 3]トリアゾロ[1,5−a]インドリニウムヒドロキシド、内部塩、 2,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェ ニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]インドリニウムヒドロキシド、 内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェ ニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 2−(4−クロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−[1,2, 3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−[4−(トリフルオロ メチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒ ドロキシド、内部塩、 5−クロロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−
[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(1−メチルエチル)−2−[4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロ キシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオ ロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒ ドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−メチル−2−[4−( トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナ ゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 6,9−ジフルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(3−ピリジニル) −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3 −ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩、 6,9−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フ ェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、 内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロ メチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒド ロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−[1
,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(3−ピリジニル)−[1,2,3]トリ
アゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−[4−(トリフルオロ メトキシ)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウム ヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4− (トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−[4−(トリフルオロ メチル)フェニル]−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−メチル−2−[4−( トリフルオロメトキシ)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3
−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩、
【0014】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−
メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2
,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−[1,2, 3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[
1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1
,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フ ェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、 内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−フェニル−[1,2,3]トリアゾロ [1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−[1,2,
3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−フェニル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノ リニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−フェニル−[1,2,3]トリアゾロ[1, 5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ− [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(4−モルホリニル)−2−[4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(4−モルホリニル)−2−[4−(トリフルオロメト
キシ)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロ キシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリア
ゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[1
,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
−4,5−ジヒドロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウム ヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 4−アゼチジニル−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェ
ニル]−[1,2,3]トリアゾロ−[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシ ド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−2−[4−(トリフルオロメチル)
フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド 、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)−2−[4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒド ロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,5−ジヒド
ロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内 部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−メチル−4−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)
フェニル]−4,5−ジヒドロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサ
リニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)
フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド 、内部塩、 4−エチル−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、
【0015】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−ピリジニル)−[1,2,3]トリア
ゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2
,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3− ピリジニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−[1
,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−
メチル−3−ピリジニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジ
ニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−(1−アゼチジニル)−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチル
フェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、
内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オ キソ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−5−ニ
トロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部 塩、 3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−5−ニトロ−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−メ
チル−4−オキソ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒ ドロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルフェニル)−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−4−メチル−[1
,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−[1,2,3]ト
リアゾロ[5,1−c][1,2,4]ベンゾトリアジニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4−アゼチジニル−3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニル)−[1,2,
3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニ
トロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジ
ニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−メチル−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−(2−アミノエチル)アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロ
キシ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部 塩、二塩酸塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−プロピル−2−[4− (トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、
【0016】 4−(2−アミノエチル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ −2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1
,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(2−メトキシエチルアミノ)−2−[4−(トリフル
オロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウム ヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アゼチジニルスルホニル−2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[
1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−(1−アゼチジニル)−2−(6−クロロピリジン−3−イル)−3−ヒ
ドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、 内部塩、 5−(1−アゼチジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリ
フルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニ ウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−エチルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリニル)
メチル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシ ド、内部塩、 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−イミダゾ
リル)メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロ−3−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロ−4−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルチオフェニル)−[1,2,3]
トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−キノリル)−[1,2,3]トリアゾ
ロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩二(p−トルエンスル ホン酸塩)、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−キノリル)−[1,2,3]トリアゾ
ロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩二(p−トルエンスル ホン酸塩)、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩p−トルエンスルホン酸塩、 2−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p −トルエンスルホン酸塩、 2−(4−シクロヘキシルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−ト
ルエンスルホン酸塩、 3−ヒドロキシ−2−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−[1,2,
3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トル エンスルホン酸塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−メチルフェニル)−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トルエンス ルホン酸塩、 3−ヒドロキシ−5−メチルスルホニルアミノ−2−(4−トリフルオロメト
キシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリニル)メチル)−2−(4−トリフル
オロメトキシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニ ウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−(イミダゾール−1−イル)メチル−2−(4−トリフ
ルオロメトキシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリ ニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−(ピペラジニル)メチル−2−(4−トリフルオロメト
キシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒド ロキシド、内部塩二塩酸塩、 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩二塩酸塩、 3−ヒドロキシ−5−(1−メチルイミダゾール−4−イル)スルホニルアミ
ノ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1
,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(イミダゾール−1−
イル)メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩、 2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(4−メチルフェニル)−[1,2,3]ト
リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−メタンスルホンアミド−2−(4−メチルフェニル)−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルフェニル)−5−ニトロ−[
1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−メチルスルホニルアミノ
−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−(1−メチルイミダゾ
ール−4−イル)スルホニルアミノ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ノリニウムヒドロキシド、内部塩、および 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−(3−ピリジニル)スル
ホニルアミノ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩。
【0017】 本発明の化合物は、製薬上許容できる溶媒化合物および塩を形成することがで
きる。式(I)の化合物は、慣用の製薬上許容できる酸、例えばマレイン酸、塩
酸、臭化水素酸、リン酸、酢酸、フマル酸、サリチル酸、クエン酸、乳酸、シュ
ウ酸、マンデル酸、酒石酸およびメタンスルホン酸のような酸と酸付加塩を形成
することができる。 特定の式(I)の化合物は、エナンチオマーを包含する立体異性体形態で存在
することができ、本発明は、これらの立体異性体形態の各々、およびラセミ化合
物を包含するそれらの混合物類にわたる。異なる立体異性体形態は、常法によっ
てあるものを他のものから分離することができ、または与えられる異性体はいず
れも、立体特異または不斎合成によって得ることができる。本発明はまた、すべ
ての互変異性体形態およびそれらの混合物類にもわたる。
【0018】 本発明に従えばまた、式(I)の化合物の製造方法も提供され、この方法は、 (i) 式(II):
【化8】 [式中、n、R1およびAは、式(I)で定義したとおりであるが、但し環の5−
位の原子(すなわちAをフェニル環に結合させている原子)は、窒素原子ではな
い]の化合物を式(III):
【化9】 [式中、Ar1は、式(I)で定義したとおりであり、そしてT-は、対イオンで
ある]の化合物と反応させ、続いて得られた中間体を、例えば無水酢酸を用いて
環化させること;または (ii) AがX=Y(ここでXは、CR5であって、R5は、ニトロまたはNH2で あり、そしてYは、CR6である)であるとき、R5が水素である相当する式(I)
の化合物を、例えばジクロロメタンのような溶媒中で、ニトロ化剤(例えば、テ
トラフルオロ硼酸ニトロニウム)と反応させ、場合により続いて、例えば木炭上
のパラジウム触媒上で、水素化すること;または (iii) 環の5−位の原子が窒素原子であるとき、式(IV):
【化10】 [式中、n、R1およびAr1は、式(I)で定義したとおりである]の化合物をジ
フェニルホスホリルアジドと、またはアジド源、例えばナトリウムアジド、の存
在においてクロロホルメートと反応させ、そして必要ならば得られた化合物を、
場合により酸塩化物(例えばホスゲン)または塩化スルホニル(例えば塩化スル
フリル)の存在において環化させること;または (iv) AがX=Y(ここでXは、Nであり、そしてYは、CR6である)である とき、式(V):
【化11】 [式中、n、R1、R6およびAr1は、式(I)で定義したとおりである]の化 合物をトルエンスルホン酸(例えば還流温度のトルエンのような溶媒中)または
オキシ塩化リンのような環化剤と反応させること;または (v) AがX=Y(ここでXは、Nであり、そしてYは、Nである)であるとき、 式(VI):
【化12】 [式中、n、R1およびAr1は、式(I)で定義したとおりである]の化合物を
亜硝酸ナトリウムと反応させること; および場合によりその後: ・ 式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換すること、および/または ・ 製薬上許容できる塩または溶媒化合物を形成させること より成る。
【0019】 式(II)の化合物と式(III)の化合物との反応は、標準的な条件を使用して 実施することができる。例えば式(III)のジアゾニウム塩は、低められた温度、
例えば約0−5℃で水中で、相当するアニリンおよび亜硝酸ナトリウムから製造
することができる。得られるトリアジン中間体は次に、例えばピリジンおよび無
水酢酸で処理することによって、環化させ、脱水することができる。 AがX′−Y′であって、X′がCH2であり、そしてY′がCHR10である 式(II)の化合物は、式(VII):
【化13】 [式中、n、R1およびR10は、式(I)で定義したとおりであり、そしてR11 は、エステル形成基である]の化合物から、水素化とそれに続くエステル加水分
解によって製造することができる。基R11は、C1−C6アルキル基、例えばメチ
ル、のようないずれかのエステル形成基であることができる。式(VII)の化合物
の水素化は、通常の条件下で、例えばエタノール中で5%炭素上白金(Pt/C)
を使用して、実施することができる。エステル加水分解は、通常の条件下で、例
えば水酸化ナトリウムを使用して、実施することができる。
【0020】 Aが−C(=O)−NH−である式(II)の化合物は、式(VIII):
【化14】 [式中、nおよびR1は、式(I)で定義したとおりである]の化合物を式(IX):
【化15】 の化合物と反応させることによって製造することができる。この反応は、高めら
れた温度、例えば還流温度でメタノールのような適当な溶媒中で実施することが
できる。
【0021】 式(VII)の化合物は、式(X):
【化16】 [式中、n、R1、R10およびR11は、式(VII)で定義したとおりである]の化
合物から、還流温度でのオキシ塩化リン、POCl3、のような適当な塩素化剤 との反応によって製造することができる。
【0022】 式(X)の化合物は、式(XI):
【化17】 [式中、n、R1、R10およびR11は、式(VII)で定義したとおりであり、そし
てR12は、エステル形成基である]の化合物の環化によって製造することができ
る。環化は、高められた温度、例えば約250℃でジフェニルエーテル中で実施
することができる。好ましくはR11およびR12は、同一であって、ともにメチル
またはエチルである。
【0023】 R10が水素原子である式(XI)の化合物は、相当するアニリンを式(XII):
【化18】 [式中、R11およびR12は、式(XI)で定義したとおりである]の化合物と反応
させることによって製造することができる。この反応は、メタノールのような適
当な溶媒中で、還流温度のような高められた温度で実施する。
【0024】 R10が水素原子またはC1−C6アルキルまたはC3−C7シクロアルキル基を表
す式(XI)の化合物は、相当するアニリンを式(XIII):
【化19】 (式中、R11およびR12は、本明細書中で先に定義したとおりであり、そしてR 10 は、水素原子またはC1−C6アルキルまたはC3−C7シクロアルキル基を表す
)の化合物と反応させることによって製造することができる。この反応は、硫酸
マグネシウムのような乾燥剤の存在においてジクロロメタンのような適当な溶媒
中で、還流温度で実施する。
【0025】 式(IV)の化合物は、式(XIV):
【化20】 (式中、n、R1およびR12は本明細書中で先に定義したとおりである)の化合 物を亜硝酸ナトリウムの存在において式(XV)、Ar1−NH2(式中、Ar1は本
明細書中で先に定義したとおりである)の化合物と反応させて、例えばピリジン
および無水酢酸で処理することによって環化および脱水することができる中間体
を形成させ、続いてエステル加水分解することによって製造することができる。
【0026】 式(V)の化合物は、上に定義したとおりの式(VI)の化合物を、式(XVI)、
6COCl[式中、R6は、式(I)で定義したとおりである]の化合物と反応
させることによって製造することができる。 式(V)の化合物を製造するための好ましい別法には、式(XVII):
【化21】 (式中、n、R1およびR6は、本明細書中で先に定義したとおりである)の化合
物またはその塩(例えばリチウム塩)を上に定義したとおりの式(III)の化合 物と反応させ、続いて得られる中間体を、例えばピリジンおよび無水酢酸で処理
することによって、環化および脱水することが包含される。
【0027】 式(XVII)の化合物は、式(XVIII):
【化22】 (式中、基R13はともに、水素または酸素原子を表し、そしてn、R1およびR6 は、本明細書中で先に定義したとおりである)の化合物を、水素の雰囲気下で、
木炭上のパラジウムのような触媒の存在において、上に明記したとおりの式(IX)
の化合物と反応させることによって製造することができる。
【0028】 式(XVIII)の化合物は、式(XIX):
【化23】 [式中、n、R1およびR13は、式(XVIII)で定義したとおりである]の化合物
を、上に定義したとおりの式(XVI)の化合物と反応させることによって製造す ることができる。
【0029】 式(VI)の化合物は、式(IV)の化合物から、例えば第三級ブチルアルコール
の存在におけるジフェニルホスホリルアジドとの反応とそれに続くトリフルオロ
酢酸のような酸との反応によって製造することができる。 式(III)、(VIII)、(IX)、(XII)、(XIII)、(XIV)、(XV)、(XVI)
および(XIX)の化合物は、市販されているかまたは市販の出発物質から公知手 順を使用して製造することができる。 すべての新規中間体は、本発明のさらに別の態様を形成する。
【0030】 式(I)の化合物は、標準的な手順を用いてさらに別の式(I)の化合物に変
換することができる。例えばAがCHR10−CHR10である式(I)の化合物は
、例えば、各々高められた温度、例えば還流温度でジメチルアセトアミド中の炭
素上のパラジウム(Pd/C/DMA)、トリクロロメタン中の二酸化マンガン
(MnO2/CHCl3)またはトルエン中の2,3−ジクロロ−5,6−ジシアノ
−1,4−ベンゾキノン(DDQ/トルエン)を使用するか、または周囲温度で 臭素/ピリジン/ジクロロメタン(CH2Cl2)を使用して酸化することによっ
て、AがCR5=CR6である式(I)の化合物に変換することができる。AがC
(=O)−NHである式(I)の化合物は、塩基で処理し、続いて適当なアルキル
化剤、例えばヨウ化メチル、で処理することによってAがC(=O)−N−アルキ
ルである式(I)の化合物に変換することができる。
【0031】 Xが基CR5(ここでR5は、NR78である)であり、そしてYがCHである
式(I)の化合物は、式(XX):
【化24】 [式中、Ar1は、式(I)で定義したとおりである]の化合物を、トルエンの ような有機溶媒中で、例えば還流温度で、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジ
パラジウム(O)のようなパラジウム触媒、ナトリウムtert−ブトキシドのよう
な塩基およびビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1−ビナフチルのようなホス フィンリガンドの存在においてアミンHNR78と反応させることによって製造
することができる。
【0032】 式(XX)の化合物は、Xが基CHであり、そしてYがCHである式(I)の化
合物を、ジクロロメタンのような適当な溶媒中で、塩基、例えばピリジン、の存
在において臭素と反応させることによって製造することができる。 式(XX)の化合物はまた、X′がCH2であり、そしてY′がCH2である式(I
)の化合物から、ジクロロメタンのような適当な溶媒中で、塩基例えばピリジン
の存在において臭素と反応させることによって直接形成させることもできる。
【0033】 Xが基CR5(ここでR5は、NR78である)であり、そしてYがNである式
(I)の化合物は、式(XXI):
【化25】 [式中、Ar1は、式(I)で定義したとおりである]の化合物を、例えば加熱 しながら、アミンHNR78と反応させることによって製造することができる。 式(XXI)の化合物は、AがY′−X′(ここでY′は、C=Oであり、そし てX′は、NHである)である式(I)の化合物を還流温度でPOCl3のよう な塩素化剤と反応させることによって製造することができる。
【0034】 AがX=Y[ここでXは、CR5であって、R5は、NR78(R7は、水素で あり、そしてR8は、場合により置換されていてもよいフェニル−、ピリジニル −またはイミダゾリル−スルホニル基または場合により置換されていてもよいア
ルキルスルホニル基である)であり、そしてYは、CHである]である式(I)の
化合物は、R5がNH2である相当する式(I)の化合物をピリジン中で式(XXII)、
8SO2Cl(ここでR8は、本明細書中で上に定義したとおりである)の化合 物と反応させることによって製造することができる。
【0035】 AがX=Y[ここでXは、CR5であって、R5は、水素であり、そしてYは、
CR6であって、R6は、ブロモメチル(CH2Br)である]である式(I)の 化合物は、R6がメチルである相当する式(I)の化合物をギ酸メチル中でN− ブロモスクシンイミド過酸化ベンゾイルと反応させ、その後テトラリン中で加熱
することによって製造することができる。得られる式(I)の化合物は、今度は、
テトラヒドロフランのような溶媒中で式(XXIII)、R′R′NH(ここでR′ は、上に定義したとおりである)の化合物と反応させることによって、R6がC H2NR′R′である別の式(I)の化合物に変換することができる。 上記の方法において中間体化合物の官能基は、保護基によって保護する必要が
あることは、当業者によって認められる。
【0036】 保護することが望ましい官能基としては、ヒドロキシル、アミノおよびカルボ
ン酸がある。ヒドロキシルに対する適当な保護基には、オルガノシリル基(例え
ばtert−ブチルジメチルシリル、tert−ブチルジフェニルシリルまたはトリメチ
ルシリル)、ベンジルおよびテトラヒドロピラニルがある。アミノに対する適当
な保護基には、tert−ブトキシカルボニルまたはベンジルオキシカルボニルがあ
る。カルボン酸に対する適当な保護基には、C1−C6アルキルまたはベンジルエ
ステルがある。官能基の保護および脱保護は、反応工程の前または後に行うこと
ができる。
【0037】 保護基の使用は、J.W.F.McOmie、によって編集された‘Protective Groups i
n Organic Chemistry',Plenum Press(1973)および‘Protective Groups in O
rganic Synthesis',第2版,T.W.Greene & P.G.M.Wutz,Wiley−Interscienc
e(1991)に十分に記載されている。 本発明に従えば、さらに、医薬として治療に使用するための本発明の化合物が
提供される。特に本発明の化合物は、例えば下記の試験において示されるように
、抗アレルギーおよび抗炎症活性を有する。
【0038】 本発明の化合物はその結果、喘息(例えば気管支喘息、アレルギー性喘息、内
因性喘息、外因性喘息および塵埃喘息)、特に慢性または難治性喘息[例えば末
期喘息および気道過敏症]、および気管支炎のような気道のアレルギー性および
炎症性疾患/障害の治療への使用が指示されている。 さらに本発明の化合物は、急性鼻炎;アレルギー性鼻炎;萎縮性鼻炎;乾酪性
鼻炎、肥厚性鼻炎、化膿性鼻炎および乾燥性鼻炎を含む慢性鼻炎;薬物性鼻炎;
クループ性鼻炎、線維素性鼻炎および偽膜性鼻炎を含む膜性鼻炎;腺病性鼻炎;
神経性鼻炎(枯草熱)を含む季節性鼻炎;および血管運動神経性鼻炎のような鼻
粘膜の炎症を特徴とするすべての状態を包含する鼻炎のような、炎症/アレルギ
ーを包含する疾患/障害の治療への使用が指示されている。
【0039】 本発明の化合物はまた、慢性アレルギー性障害、アトピー性皮膚炎、皮膚の好
酸球増加症、好酸球性筋膜炎、過IgE症候群、春季結膜炎、全身性エリテマトー デス、甲状腺炎、らい腫らい、セザリー症候群、慢性対宿主性移植片病、重症筋
無力症および特発性血小板減少性紫斑病の治療への使用も指示されている。 本発明の化合物はまた、後天性免疫不全症候群(AIDS)の予防および治療の両
方、体液性免疫が介在する慢性同種移植片拒絶反応の予防、および自己免疫疾患
(例えば多発性硬化症および慢性関節リウマチ)およびエストロゲン依存性癌(
例えば乳癌)の治療においても活性を有する。 上記の指示のうちで特に関心があるのは、喘息、特に喘息の予防、および鼻炎
、特にアレルギー性鼻炎および、神経性鼻炎(枯草熱)を含む季節性鼻炎におけ
る本発明の化合物の使用である。
【0040】 本発明のさらに別の態様に従えば、アレルギー性または炎症性障害の治療また
は予防法が提供されるが、この方法は、治療上有効な量の、本明細書中で先に定
義したとおりの式(I)の化合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合
物を、このような障害に罹患しているかまたは罹患しやすいヒトに投与すること
より成る。 本発明はさらに、上記の障害、特に喘息および鼻炎、の治療または予防用の薬
剤の製造における式(I)の化合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化
合物の使用を提供する。 本発明の化合物の投与は、局所的(例えば吸入により肺へ)であることができ
る。本発明の化合物は、乾燥粉末として吸入することができ、この乾燥粉末は、
加圧しても加圧しなくてもよい。 加圧しない粉末組成物においては、微粉形態の活性成分を、これより大きなサ
イズの製薬上許容できる不活性担体と混合して使用することができる。
【0041】 本組成物は、別法として加圧することができて、圧縮ガス、例えば窒素、また
は液化ガス噴射剤を含有することができる。このような加圧組成物においては、
活性成分は、好ましくは微粉砕する。この加圧組成物はまた、界面活性剤を含有
することもできる。この加圧組成物は、通常の方法によって製造することができ
る。 本発明の化合物は、全身的に(例えば経口投与により胃腸管へ)投与すること
ができる。本活性成分は、通常の技術を使用して公知の補助剤、希釈剤または担
体とともに製剤化して、胃腸管への経口投与用の錠剤またはカプセル剤を製造す
ることができる。
【0042】 錠剤、カプセル剤および糖衣錠の形態で経口投与するための適当な補助剤、希
釈剤または担体の例としては、微結晶性セルロース、リン酸カルシウム、珪藻土
、ラクトース、デキストロースまたはマンテルのような糖、タルク、スターク(
stark)酸、澱粉、重炭酸ナトリウムおよび/またはゼラチンがある。 本発明のさらに別の態様に従えば、本明細書中で先に定義したとおりの式(I)
の化合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合物ならびに製薬上許容で
きる補助剤、希釈剤または担体より成る医薬組成物が提供される。 局所的または経口的投与のための適当な用量は、0.01ないし30mgkg-1- 1 の範囲内、例えば0.3mgkg-1-1、である。 本発明は、下記の実施例を参照することによってさらに具体的に説明される。
【0043】
【実施例】
実施例1
【化26】 2−4−(クロロフェニル)−2,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕インドリニウムヒドロキシド、内部塩 0〜−5℃の水(50ml)および濃塩酸(10ml)の混合物中の4−クロロア
ニリン(3.19g)の撹拌溶液に、水(5ml)中の亜硝酸ナトリウム(1.8g)
の溶液を小量ずつ加えた。溶液を、0〜−5℃で30分撹拌し、0〜−5℃のピ
リジン(50ml)中のインドリン−2−カルボン酸(4.08g)の溶液に小量 ずつ加えた。溶液を、0〜−5℃で0.5時間撹拌し、水でうすめ、濾過して水 で洗浄した。固体を、ジクロロメタンに溶解し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
真空中で濃縮した。残留物に、ピリジン(50ml)それから無水酢酸(5ml)を
加え、溶液を2時間撹拌した。反応混合物を、ジエチルエーテルでうすめ、濾過
した。シリカゲル(ジクロロメタン:メタノール/20:1それから10:1)
上のクロマトグラフィー次いで再結晶によって精製して、淡いピンク色の固体と
して標記化合物(1.45g)を得た。 MS APCI (+ve) 284 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 4.09(2H, s), 7.52(4H, m), 7.65(1H, d), 7.86(1H, d), 8.
13(2H, m)
【0044】 実施例2
【化27】 2,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニ ル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕インドリニウムヒドロキシド、内 部塩 4−(トリフルオロメチル)アニリン(4.03g)を使用して実施例1の経 路によって製造して、青白色の固体として標記化合物(3.55g)を得た。 MS APCI (+ve) 318 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 4.11(2H, s), 7.55(2H, m), 7.57(2H, d), 7.67(1H, m), 7.
89(1H, m), 8.37(2H, d)
【0045】 実施例3
【化28】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニ ル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部 塩 0〜−5℃の水(150ml)、テトラヒドロフラン(60ml)および濃塩酸(
20ml)の混合物中の4−(トリフルオロメチル)アニリン(12.08g)の 撹拌溶液に、水(50ml)中の亜硝酸ナトリウム(5.43g)の溶液を小量ず つ加えた。この溶液を、0〜−5℃で15分撹拌し、0〜−5℃のピリジン(1
50ml)中の1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(13.3g
−Chem. Ber. 61, 1928, 2377)の溶液に小量ずつ加えた。溶液を、0〜−5℃ で1時間撹拌し、室温に加温した。水を加え、溶液を酢酸エチルで2回抽出し、
硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。残留物に、ピリジン(90ml)
それから無水酢酸(10ml)を加え、溶液を1時間撹拌した。反応混合物をジエ
チルエーテルでうすめ、濾過して、黄色の固体として標記化合物(12.25g)
を得た。 融点216〜218℃ MS APCI (+ve) 332 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.08(4H, s), 7.41(3H, m), 7.77(2H, d), 8.02(1H, m), 8.
42(2H, d)
【0046】 実施例4
【化29】 2−(4−クロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4−クロロアニリン(3.06g)を使用して実施例3の経路によって製造し て、淡黄色の固体として標記化合物(0.752g)を得た。 融点166〜168℃ MS APCI (+ve) 298 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.07(4H, s), 7.43(5H, m), 8.00(1H, m), 8.19(2H, m)
【0047】 実施例5
【化30】 2−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ −〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4−クロロ−2−メチルアニリン(7.08g)を使用して実施例3の経路に よって製造して、淡オレンジ色の固体として標記化合物(4.452g)を得た。 融点162〜163℃ MS APCI (+ve) 312 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.35(3H, s), 3.09(4H, s), 7.32(1H, m), 7.39(5H, m), 7.
91(1H, m)
【0048】 実施例6
【化31】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメ チル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒド ロキシド、内部塩 (a) 4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン−2−カルボン酸 メタノール(900ml)中のアントラニルアミド(45g)の撹拌溶液に、グ
リオキシル酸一水和物(30.6g)を加え、反応混合物を1時間還流した。溶 液を0〜−5℃に数時間冷却し、濾過して白色の固体として標記化合物(28. 1g)を得た。 融点184〜185℃ MS APCI (+ve) 193 ((M+H)+) (b) 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−〔4−(トリフ ルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニ ウムヒドロキシド、内部塩 0〜−5℃の水(145ml)、テトラヒドロフラン(65ml)および濃塩酸(
35ml)の混合物中の4−(トリフルオロメチル)アニリン(16.1g)の撹 拌溶液に、水(80ml)中の亜硝酸ナトリウム(7.25g)の溶液を小量ずつ 加えた。溶液を、0〜−5℃で15分撹拌し、0〜−5℃のピリジン(145ml)
および水(100ml)中の4−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロキナゾリン −2−カルボン酸(19.2g)の溶液に小量ずつ加えた。溶液を、0〜−5℃ で1時間撹拌し、室温に加温した。固体を濾過して水で洗浄し、トルエンと一緒
に共沸した。残留物に、ピリジン(180ml)それから無水酢酸(25ml)を加
え、溶液を1時間撹拌した。反応混合物をジエチルエーテルでうすめ、濾過して
黄色の固体として標記化合物(6.8g)を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 347 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.83(1H, t), 8.03(3H, m), 8.28(1H, d), 8.33(1H, d),
8.50(2H, d), 12.90(1H, br s)
【0049】 実施例7
【化32】 5−クロロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩 オキシ塩化燐(20ml)中の4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ −2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1
,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例6)(1.76g)の溶
液を、2時間還流し、その後真空中で濃縮した。残留物を水でクエンチし、それ
から固体の炭酸水素ナトリウムで塩基性にした。溶液を、酢酸エチルで2回抽出
し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。固体を酢酸エチルで洗浄
して、黄色の固体として標記化合物(1.48g)を得た。
【0050】 実施例8
【化33】 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩 エタノール(150ml)中の5−クロロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリ
フルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリ ニウムヒドロキシド、内部塩(実施例7)(1g)の溶液に、水素化硼素ナトリ
ウム(1.04g)を加え、反応混合物を2時間撹拌した。溶液を、塩化アンモ ニウム溶液でクエンチし、酢酸エチルで2回抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥
し、真空中で濃縮した。残留物を、メタノールから再結晶して、黄色の固体とし
て標記化合物(0.33g)を得た。 融点>255℃ MS APCI (+ve) 331 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.79(1H, t), 7.95(1H, t), 8.16(2H, d), 8.28(2H, m),
8.40(2H, d), 9.08(1H, s)
【0051】 実施例9
【化34】 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 ジメチルアセトアミド(100ml)およびシクロヘキセン(100ml)の混合
物中の4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フ
ェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、 内部塩(実施例3)(9.6g)および10%パラジウム付炭素(1g)の溶液 を、140℃で2日間加熱した。冷却後、溶液を水および酢酸エチルの混合物で
うすめ、セライトを通して濾過した。有機層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、真空中で濃縮した。シリカゲル(酢酸エチル)上のクロマトグラフィーに
よって精製して、黄色の固体として標記化合物(5.54g)を得た。 融点174〜176℃ MS APCI (+ve) 330 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.52(1H, d), 7.69(1H, d), 7.84(2H, m), 7.99(2H, m), 8.
08(1H, d), 8.54(3H, m)
【0052】 実施例10
【化35】 3−ヒドロキシ−5−(1−メチルエチル)−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシ ド、内部塩 テトラヒドロフラン(150ml)中の5−クロロ−3−ヒドロキシ−2−〔4
−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕 キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例7)(1g)の溶液に、イソプロ
ピルマグネシウムクロリド(3.4ml−テトラヒドロフラン中2M溶液)を滴加 し、溶液を一夜撹拌した。溶液を、塩化アンモニウム溶液でクエンチし、ジクロ
ロメタンで2回抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリ
カゲル(アセトン〜アセトン:メタノール/10:1)上のクロマトグラフィー
次いで酢酸エチルからの再結晶によって精製して、白色の固体として標記化合物
(0.04g)を得た。 融点255℃ MS APCI (+ve) 373 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 1.41(6H, d), 2.99(1H, m), 7.77(1H, t), 7.90(1H, t),
8.10(2H, d), 8.17(3H, m), 8.27(1H, d)
【0053】 実施例11
【化36】 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロ メチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒド ロキシド、内部塩 (a) 8−フルオロ−4−ヒドロキシ−キノリン−2−カルボン酸メチルエス
テル メタノール(300ml)中の2−フルオロアニリン(18.2g)の溶液に、 アセチレンジカルボン酸ジメチル(23.3g)を加え、反応混合物を8時間還 流した。溶液を冷却し、真空中で濃縮した。この油状物をジフェニルエーテル(
20ml)に溶解し、250℃のジフェニルエーテル(180ml)を含有するフラ
スコに小量ずつ加えた。添加完了後に、反応混合物を、さらに10分250℃に
維持した。溶液を冷却し、イソヘキサン(1L)に注加し、その後濾過して黄色
の固体として標記化合物(29.6g)を得た。 (b) 4−クロロ−8−フルオロ−キノリン−2−カルボン酸メチルエステル オキシ塩化燐(80ml)中の8−フルオロ−4−ヒドロキシ−キノリン−2−
カルボン酸メチルエステル(20.3g)の溶液を、10時間還流し、その後真 空中で濃縮した。残留物を水でクエンチし、炭酸水素ナトリウム溶液で塩基性に
した。溶液を濾過し、乾燥して黄褐色の固体として標記化合物(50.5g)を 得た。 MS APCI (+ve) 240 ((M+H)+) (c) 8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸 エタノール(300ml)中の4−クロロ−8−フルオロ−キノリン−2−カル
ボン酸メチルエステル(6.3g)および5%白金付炭素(0.5g)の溶液を、
5バール下で2時間水素添加した。反応混合物をセライトを通して濾過し、真空
中で濃縮した。残留物をメタノール(150ml)に溶解し、水(50ml)中の水
酸化ナトリウム(3.46g)を加えた。反応混合物を、30分撹拌し、塩酸( 100ml−2M)を加えた。溶液を酢酸エチルで2回抽出し、硫酸マグネシウム
上で乾燥し、真空中で濃縮して、黄褐色の固体として標記化合物(4.5g)を 得た。 MS APCI (−ve) 194 ((M-H)+) (d) 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリ フルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニ ウムヒドロキシド、内部塩 8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(4.5
g)および4−(トリフルオロメチル)アニリン(3.7g)を使用して実施例3
の経路によって製造して、淡黄色の固体として標記化合物(3.15g)を得た。 MS APCI (+ve) 350 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.89(2H, t), 3.10(2H, t), 7.47(3H, m), 7.97(2H, d),
8.38(2H, d)
【0054】 実施例12
【化37】 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオ ロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒ ドロキシド、内部塩(実施例11)(2.5g)を使用して実施例9の経路によ って製造して、黄色の固体として標記化合物(0.212g)を得た。 融点201〜203℃ MS APCI (+ve) 348 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.50(1H, d), 7.74(3H, m), 7.86(1H, d), 8.00(2H, d),
8.45(2H, d)
【0055】 実施例13
【化38】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−メチル−2−〔4−(ト リフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾ リニウムヒドロキシド、内部塩 ジメチルホルムアミド(100ml)中の4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ− 5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例6)(2.2
g)および水素化ナトリウム(0.25g−鉱油中60%分散液)の溶液に、沃 化メチル(0.4ml)を加え、反応混合物を2時間撹拌した。溶液を水でクエン チし、濾過し、真空中で乾燥した。メタノールから再結晶して、黄色の固体とし
て標記化合物(1.54g)を得た。 融点248〜250℃ MS APCI (+ve) 361 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.83(3H, s), 7.84(1H, t), 8.00(2H, d), 8.05(1H, d,t)
, 8.31(1H, d,d), 8.35(1H, d), 8.48(2H, d)
【0056】 実施例14
【化39】 6,9−ジフルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフル
オロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウム ヒドロキシド、内部塩 (a) 5,8−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−キノリン−2−カルボン酸メチ ルエステル メタノール(150ml)中の2,5−ジフルオロアニリン(11.62g)の溶
液に、アセチレンジカルボン酸ジメチル(12.8g)を加え、反応混合物を8 時間還流した。溶液を冷却し、真空中で濃縮した。油状物をジフェニルエーテル
(120ml)に溶解し、注意深く250℃に加熱し、250℃で10分維持した
。溶液を冷却し、それからイソヘキサン(1L)に注加しその後濾過して褐色の
固体として標記化合物(17g)を得た。 (b) 4−クロロ−5,8−ジフルオロ−キノリン−2−カルボン酸メチルエ ステル オキシ塩化燐(70ml)中の5,8−ジフルオロ−4−ヒドロキシ−キノリン −2−カルボン酸メチルエステル(17g)の溶液を、10時間還流し、その後
真空中で濃縮した。残留物を水でクエンチし、炭酸水素ナトリウム溶液で塩基性
にした。溶液を濾過し、真空中で乾燥して、黄褐色の固体として標記化合物(1
5g)を得た。 MS APCI (+ve) 258 ((M+H)+) (c) 5,8−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボ
ン酸 エタノール(500ml)中の4−クロロ−5,8−ジフルオロ−キノリン−2−
カルボン酸メチルエステル(15g)および5%白金付炭素(1g)の溶液を、
5バール下で4時間水素添加した。反応混合物をセライトを通して濾過し、真空
中で濃縮した。残留物をエタノール(200ml)に溶解し、水(100ml)中の
水酸化ナトリウム(7g)を加えた。反応混合物を30分撹拌し、塩酸(200
ml−2M)を加えた。溶液を酢酸エチルで2回抽出し、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、真空中で濃縮して、褐色の固体として標記化合物(12g)を得た。 (d) 6,9−ジフルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(
トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノ リニウムヒドロキシド、内部塩 5,8−ジフルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(
5.325g)および4−(トリフルオロメチル)アニリン(4.03g)を使用
して実施例3の経路によって製造して、黄褐色の固体として標記化合物(2.6 5g)を得た。 融点>260℃ MS APCI (+ve) 368 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.91(2H, t), 3.06(2H, t), 7.52(2H, m), 7.97(2H, d),
8.37(2H, d)
【0057】 実施例15
【化40】 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(3−ピリジニル)− 〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(実施 例11c)(4.9g)および3−アミノピリジン(2.35g)を使用して実施
例3の経路によって製造して、淡オレンジ色の固体として標記化合物(3.5g)
を得た。 融点183〜185℃ MS APCI (+ve) 283 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.90(2H, t), 3.11(2H, t), 7.47(3H, m), 7.65(1H, d,d)
, 8.45(1H, m), 8.65(1H, d), 9.28(1H, d)
【0058】 実施例16
【化41】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒ
ドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、 内部塩 8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(実施 例11c)(4.9g)および5−アミノ−2−クロロピリジン(3.21g)を
使用して実施例3の経路によって製造して、淡オレンジ色の固体として標記化合
物(1.7g)を得た。 融点227〜229℃ MS APCI (+ve) 317 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.90(2H, t), 3.11(2H, t), 7.47(3H, m), 7.78(1H, d),
8.54(1H, d,d,), 9.16(1H, d)
【0059】 実施例17
【化42】 6,9−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェ ニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内 部塩 トルエン(150ml)中の6,9−ジフルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロ
キシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ
〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例14)(2g)およ びDDQ(1.86g)の溶液を、一夜還流した。シリカゲル(酢酸エチル:イ ソヘキサン/2:1)上のクロマトグラフィー次いで酢酸エチルからの再結晶に
よって精製して、黄色の針状物質として標記化合物(0.98g)を得た。 融点243〜245℃ MS APCI (+ve) 366 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.37(3H, m), 7.75(1H, d), 7.81(2H, d), 8.49(2H, d)
【0060】 実施例18
【化43】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフルオロメ チル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロ キシド、内部塩 (a) 4−ヒドロキシ−3−メチル−キノリン−2−カルボン酸エチルエステ
ル ジクロロメタン(80ml)中のアニリン(11.3ml)および硫酸マグネシウム
(10g)の溶液に、オキサルプロピオン酸ジエチル(25g)を加え、反応混
合物を48時間還流した。溶液を真空中で濃縮し、シリカゲル(イソヘキサン:
ジエチルエーテル/20:1)上のクロマトグラフィーによって精製した。中間
体をジフェニルエーテル(30ml)に溶解し、250℃のジフェニルエーテル(
100ml)を含有するフラスコに小量ずつ加えた。添加完了後に、反応混合物を
250℃でさらに10分維持した。溶液を冷却し、イソヘキサン(1L)に注加
し、その後、濾過して白色の固体として標記化合物(17.7g)を得た。 MS APCI (+ve) 232 ((M+H)+) (b) 4−クロロ−3−メチル−キノリン−2−カルボン酸エチルエステル オキシ塩化燐(70ml)中の4−ヒドロキシ−3−メチル−キノリン−2−カ
ルボン酸エチルエステル(17g)の溶液を、2時間還流し、その後真空中で濃
縮した。残留物を水でクエンチし、それから炭酸水素ナトリウム溶液で塩基性に
した。溶液を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮
して淡黄褐色の固体として標記化合物(17g)を得た。 (c) 3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸 エタノール(250ml)中の4−クロロ−3−メチル−キノリン−2−カルボ
ン酸エチルエステル(17g)および5%白金付炭素(1g)の溶液を、5バー
ル下で4時間水素添加した。反応混合物をセライトを通して濾過し、真空中で濃
縮した。残留物をエタノール(200ml)に溶解し、水(100ml)中の水酸化
ナトリウム(8.18g)を加えた。反応混合物を4時間撹拌し、それから塩酸(
240ml−2M)を加えた。溶液を酢酸エチルで2回抽出し、硫酸マグネシウム
上で乾燥し、真空中で濃縮して、褐色の固体として標記化合物(13.2g)を 得た。 MS APCI (+ve) 192 ((M+H)+) (d) 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフ ルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩 3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(5.68
g)および4−(トリフルオロメチル)アニリン(4.03g)を使用して実施 例3の経路によって製造して、黄色の固体として標記化合物(2.51g)を得 た。 融点210〜212℃ MS APCI (+ve) 346 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.85(1H, d,d), 3.19(1H, d,d), 3.48(1H, sextet), 7.42(3
H, m), 7.77(2H, d), 8.02(1H, m), 8.42(2H, d)
【0061】 実施例19
【化44】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフルオロ メチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒド ロキシド、内部塩(実施例18)(1.1g)を使用して実施例9の経路によっ て製造して、黄色の固体として標記化合物(0.745g)を得た。 融点216〜218℃ MS APCI (+ve) 344 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.79(3H, s), 6.97(1H, s), 7.65(2H, m), 7.71(1H, m), 7.
81(2H, d), 8.50(3H, m)
【0062】 実施例20
【化45】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 クロロホルム(100ml)中の2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フ
ルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−
a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例16)(0.46g)および二 酸化マンガン(5g)の溶液を、4日間還流した。反応混合物を濾過し、それか
ら、シリカゲル(酢酸エチル)上のクロマトグラフィーによって精製して、黄色
の固体として標記化合物(0.16g)を得た。 融点232〜235℃ MS APCI (+ve) 315 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.28(1H, m), 7.46(2H, m), 7.62(2H, m), 7.69(1H, d), 8.
72(1H, d,d), 9.35(1H, d)
【0063】 実施例21
【化46】 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(3−ピリジニル) −〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩( 実施例15)(1.1g)を使用して実施例17の経路によって製造して、黄色 の固体として標記化合物(0.130g)を得た。 融点200〜203℃ MS APCI (+ve) 281 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.26(1H, m), 7.47(2H, m), 7.60(2H, m), 7.70(1H, d), 8.
69(2H, m), 9.52(1H, d)
【0064】 実施例22
【化47】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメ トキシ)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒ ドロキシド、内部塩 4−(トリフルオロメトキシ)アニリン(4.7g)を使用して実施例6の経 路によって製造して、黄色の固体として標記化合物(0.535g)を得た。 融点>260℃ MS APCI (+ve) 363 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.63(2H, d), 7.82(1H, t), 8.04(1H, t), 8.32(4H, m),
12.86(1H, br,s)
【0065】 実施例23
【化48】 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−( トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノ リニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 8−フルオロ−4−ヒドロキシ−3−メチル−キノリン−2−カルボン
酸エチルエステル ジクロロメタン(100ml)中の2−フルオロアニリン(11.97ml)およ び硫酸マグネシウム(10g)の溶液に、オキサルプロピオン酸ジエチル(25
g)を加え、反応混合物を48時間還流した。溶液を真空中で濃縮し、シリカゲ
ル(イソヘキサン:ジエチルエーテル/10:1)上のクロマトグラフィーによ
って精製した。中間体を、ジフェニルエーテル(40ml)に溶解し、250℃の
ジフェニルエーテル(100ml)を含有するフラスコに小量ずつ加えた。添加完
了後に、反応混合物をさらに10分250℃に維持した。冷却後、反応混合物を
シリカゲル(イソヘキサン:ジエチルエーテル/10:1〜ジエチルエーテル)
上のクロマトグラフィーによって精製して、淡黄色の固体として標記化合物(1
2.2g)を得た。 MS APCI (+ve) 250 ((M+H)+) (b) 8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2 −カルボン酸 オキシ塩化燐(40ml)中の8−フルオロ−4−ヒドロキシ−3−メチル−キ
ノリン−2−カルボン酸エチルエステル(11.5g)の溶液を、3時間還流し、
その後、真空中で濃縮した。残留物を水でクエンチし、炭酸水素ナトリウム溶液
で塩基性にした。溶液を酢酸エチルで抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真
空中で濃縮した。エタノール(500ml)中の中間体および5%白金付炭素(1
g)の溶液を、5バール下で14時間水素添加した。反応混合物をセライトを通
して濾過し、真空中で濃縮した。残留物をエタノール(200ml)に溶解し、水(
100ml)中の水酸化ナトリウム(5.54g)を加えた。反応混合物を1時間 撹拌し、塩酸(200ml−2M)を加えた。溶液を酢酸エチルで2回抽出し、硫
酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮して、褐色の固体として標記化合物(
10.13g)を得た。 (c) 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2− 〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5− a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カル ボン酸(5g)および4−(トリフルオロメチル)アニリン(3.85g)を使 用して実施例3の経路によって製造して、黄色の固体として標記化合物(2.2 8g)を得た。 融点210〜212℃ MS APCI (+ve) 364 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.41(3H, d), 2.89(1H, d,d), 3.20(1H, d,d), 3.47(1H, se
xtet), 7.23(2H, m), 7.40(1H, m)
【0066】 実施例24
【化49】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメ チル)フェニル〕−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩 ジメチルホルムアミド(25ml)中の4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5 −オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド,内部塩(実施例6)(1g) および水素化ナトリウム(0.069g−鉱油中60%分散液)の溶液に、ジメ チルホルムアミド(1ml)中のトリフルオロエチルトリフレート(0.4mg)を 加え、反応混合物を一夜撹拌した。溶液を炭酸水素ナトリウム溶液でクエンチし
、濾過し、真空中で乾燥した。シリカゲル(ジクロロメタン:メタノール/10
0:1)上のクロマトグラフィー次いで再結晶により精製して、淡黄色の固体と
して標記化合物(0.33g)を得た。 融点243〜244℃ MS APCI (+ve) 429 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 5.41(2H, q), 7.80(3H, m), 7.99(1H, t), 8.35(1H, d), 8.
42(2H, d), 8.50(1H, d)
【0067】 実施例25
【化50】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−メチル−2−〔4−(ト リフルオロメトキシ)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナ ゾリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロ メトキシ)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウム ヒドロキシド、内部塩(実施例22)(0.45g)を使用して実施例13の経 路によって製造して、黄色の固体として標記化合物(0.26g)を得た。 融点234〜235℃ MS APCI (+ve) 377 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 4.05(3H, s), 7.39(2H, d), 7.76(1H, t), 7.92(1H, t), 8.
27(3H, m), 8.47(1H, d)
【0068】 実施例26
【化51】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3− ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウム ヒドロキシド、内部塩 8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カル ボン酸(実施例23b)(5g)および5−アミノ−2−クロロピリジン(2. 67g)を使用して実施例3の経路により製造して、黄色の固体として標記化合
物(1.2g)を得た。 融点205〜207℃ MS APCI (+ve) 331 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.42(3H, s), 2.88(1H, d,d), 3.19(1H, d,d), 3.45(1H, se
xtet), 7.19(1H, d), 7.25(1H, m), 7.40(1H, m), 7.48(1H, d), 8.65(1H, d,d)
,9.25(1H, d)
【0069】 実施例27
【化52】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メ
チル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部 塩 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3 −ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩(実施例26)(1g)を使用して実施例17の経路に
よって製造して、黄褐色の固体として標記化合物(0.262g)を得た。 融点>260℃ MS APCI (+ve) 329 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.77(1H, s), 6.69(1H, s), 7.37(1H, m), 7.55(3H, m), 8.
70(1H, d,d), 9.36(1H, d)
【0070】 実施例28
【化53】 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド 、内部塩 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4− (トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キ ノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例23)(1.1g)を使用して実施例 17の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(0.470g)を得 た。 融点216〜218℃ MS APCI (+ve) 362 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.78(3H, s), 6.93(1H, s), 7.35(1H, m), 7.47(1H, d), 7.
55(1H, m), 7.79(2H, d), 8.50(2H, d)
【0071】 実施例29
【化54】 4,5−ジヒドロ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2, 3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(6g)および4−フ ルオロアニリン(3.72g)を使用して実施例3の経路により製造して、黄色 の固体として標記化合物(4.8g)を得た。 融点144〜146℃ MS APCI (+ve) 282 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.20(2H, m), 7.40(3H, m), 7.80(1H, m), 8.17(2H, m)
【0072】 実施例30
【化55】 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 ジクロロメタン(100ml)中の3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロ
メチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒド ロキシド、内部塩(実施例9)(1g)の溶液に、ピリジン(0.25ml)それか
ら臭素(0.48ml)を加え、1時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルと炭酸 水素ナトリウム溶液との間に分配した。有機層を分離し、硫酸マグネシウム上で
乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲル(ジクロロメタン:酢酸エチル/8:1
、それから酢酸エチル)上でクロマトグラフィー処理し次いでジエチルエーテル
洗浄することにより精製して、黄色の固体として標記化合物(560mg)を得た
。 融点187〜188℃ MS APCI (+ve) 408, 410 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.80(4H, m), 7.99(1H, s), 8.21(1H, m), 8.47(2H, d), 8.
57(1H, m)
【0073】 実施例31
【化56】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(6g)および4−メ チルアニリン(3.63g)を使用して実施例3の経路により製造して、ピンク 色の固体として標記化合物(1.8g)を得た。 融点127〜129℃ MS APCI (+ve) 278 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.41(3H, s), 3.06(4H, s), 7.31(2H, d), 7.41(3H, m), 8.
02(3H, m)
【0074】 実施例32
【化57】 5−ブロモ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド 、内部塩 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩( 実施例12)(0.3g)を使用して実施例30の経路により製造して、黄色の 固体として標記化合物(0.15g)を得た。 融点199〜201℃ MS APCI (+ve) 426, 428 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.56(1H, m), 7.73(1H, m), 7.81(2H, d), 8.03(2H, m), 8.
48(2H, d)
【0075】 実施例33
【化58】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1
,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2
,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例29)
(1g)を使用して実施例9の経路により製造して、黄色の固体として標記化合
物(0.615g)を得た。 融点184〜186℃ MS APCI (+ve) 280 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.26(3H, m), 7.70(3H, m), 7.83(1H, m), 8.26(2H, m), 8.
53(1H, m)
【0076】 実施例34
【化59】 3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1, 5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2, 3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例31)
(1.3g)を使用して実施例9の経路により製造して、黄色の固体として標記 化合物(0.74g)を得た。 融点183〜185℃ MS APCI (+ve) 276 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.43(3H, s), 7.24(1H, d), 7.35(2H, d), 7.68(3H, m), 7.
81(1H, m), 8.12(2H, m), 8.53(1H, m)
【0077】 実施例35
【化60】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメトキシ)フェ ニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内 部塩 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(12g)および(4 −トリフルオロメトキシ)アニリン(12.01g)を使用して実施例3の経路 により製造して、クリーム色の固体として標記化合物(8.44g)を得た。 融点163〜165℃ MS APCI (+ve) 348 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.07(4H, s), 7.40(5H, m), 8.00(1H, m), 8.27(2H, m)
【0078】 実施例36
【化61】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−フェニル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔 1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(12g)およびアニ リン(6.31g)を使用して実施例3の経路により製造して、褐色の固体とし て標記化合物(4.9g)を得た。 融点145〜146℃ MS APCI (+ve) 264 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.07(4H, s), 7.40(4H, m), 7.52(2H, m), 8.62(1H, m), 8.
17(2H, m)
【0079】 実施例37
【化62】 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメトキシ)フェニル)−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメトキシ)フ ェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、 内部塩(実施例35)(5g)を使用して実施例9の経路により製造して、黄色
の固体として標記化合物(4.3g)を得た。 融点155〜156℃ MS APCI (+ve) 346 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.28(1H, m), 7.40(2H, m), 7.70(3H, m), 7.84(1H, m), 8.
36(2H, m), 8.54(1H, m)
【0080】 実施例38
【化63】 5−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔
1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例33)(3g)を使用 して実施例30の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(1g)を
得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 358, 360 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.23(2H, m), 7.78(2H, m), 7.98(1H, s), 8.20(3H, m), 8.
53(1H, m)
【0081】 実施例39
【化64】 3−ヒドロキシ−2−フェニル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリ ニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−フェニル−〔1,2,3〕トリアゾロ 〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例36)(4.1g)を
使用して実施例9の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(1.7 g)を得た。 融点153〜155℃ MS APCI (+ve) 262 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.25(1H, m), 7.4(1H, m), 7.53(2H, m), 7.70(3H, m), 7.8
2(1H, m), 8.26(2H, m), 8.54(1H, d)
【0082】 実施例40
【化65】 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−フェニル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5 −a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−2−フェニル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノ リニウムヒドロキシド、内部塩(実施例39)(1.2g)を使用して実施例3 0の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(1g)を得た。 融点246〜249℃ MS APCI (+ve) 340, 342 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.44(1H, m), 7.58(2H, m), 7.77(2H, m), 7.99(1H, s), 8.
19(3H, m), 8.55(1H, m)
【0083】 実施例41
【化66】 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメトキシ)フェニル〕
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメトキシ)フェニル〕−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例37)
(2.3g)を使用して実施例30の経路により製造して、黄色の固体として標 記化合物(1g)を得た。 融点202〜204℃ MS APCI (+ve) 424, 426 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.40(2H, d), 7.78(2H, m), 7.98(1H, s), 8.21(1H, m), 8.
33(2H, m), 8.55(1H, m)
【0084】 実施例42
【化67】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−〔 1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(8.3g)および5−
アミノ−2−クロロピリジン(6g)を使用して実施例3の経路により製造して、
黄褐色の固体として標記化合物(6.12g)を得た。 MS APCI (+ve) 299 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.07(4H, s), 7.44(4H, m), 8.01(1H,m), 8.70(1H, d,d),
9.20(1H, d)
【0085】 実施例43
【化68】 3−ヒドロキシ−5−(4−モルホリニル)−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド 、内部塩 トルエン(18ml)中の5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフル
オロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウム ヒドロキシド、内部塩(実施例30)(816mg)、トリス(ジベンジリデンア
セトン)ジパラジウム(10mg)、(R)−(+)−2,2−ビス(ジフェニルホス フィノ)−1,1−ビナフチル(20mg)、モルホリン(0.6ml)およびナトリ
ウム第3ブトキシド(0.27g)の溶液を、120℃で一夜加熱した。シリカ ゲル(ジクロロメタン:酢酸エチル/1:1)上のクロマトグラフィー次いでジ
エチルエーテル洗浄によって精製して、黄色の固体として標記化合物(480mg)
を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 415 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.12(4H, t), 3.99(4H, t), 7.22(1H, s), 7.75(4H, m), 8.
15(1H, m), 8.50(2H, d), 8.58(1H, m)
【0086】 実施例44
【化69】 3−ヒドロキシ−5−(4−モルホリニル)−2−〔4−(トリフルオロメトキ
シ)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキ シド、内部塩 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメトキシ)フェニル〕
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩( 実施例41)(1.4g)を使用して実施例43の経路により製造して、黄色の 固体として標記化合物(0.602g)を得た。 融点231〜232℃ MS APCI (+ve) 431 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.12(4H, t), 3.99(4H, t), 7.22(1H, s), 7.39(2H, d), 7.
73(2H, m), 8.14(1H, m), 8.35(2H, m), 8.56(1H, m)
【0087】 実施例45
【化70】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾ
ロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ− 〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実 施例42)(5g)を使用して実施例20の経路により製造して、黄色の固体と
して標記化合物(2g)を得た。 融点229〜230℃ MS APCI (+ve) 297, 299 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.32(1H, d), 7.51(1H, d), 7.74(3H, m), 7.85(1H, m), 8.
55(1H, d), 8.78(1H, d,d), 9.31(1H, d)
【0088】 実施例46
【化71】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1, 5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2, 3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例4) (12.7g)を使用して実施例20による経路により製造して、黄色の固体と して標記化合物(4.8g)を得た。 融点163〜165℃ MS APCI (+ve) 296, 298 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.27(1H, m), 7.51(2H, m), 7.71(3H, m), 7.83(1H, m), 8.
28(2H, m), 8.53(1H, m)
【0089】 実施例47
【化72】 5−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1
,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例46)(3.8g)を使用
して実施例30の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(3.67 g)を得た。 融点238〜240℃ MS APCI (+ve) 374, 376, 378 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.51(2H, m), 7.78(2H, m), 7.99(1H, s), 8.22(3H, m), 8.
55(1H, m)
【0090】 実施例48
【化73】 3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−
4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒド
ロキシド、内部塩 (a) 2−(カルボキシメチルアミノ)安息香酸メチル キシレン(300ml)中のアントラニル酸メチル(30g)の撹拌溶液に、ブ
ロモ酢酸(27.8g)を加え、反応混合物を14時間還流した。溶液を冷却し 、それから重炭酸ナトリウム水溶液とジエチルエーテルとの間に分配した。水性
層を塩酸で酸性にしてpH4とし、酢酸エチルで抽出した。この抽出液を硫酸マグ
ネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮して標記化合物(21.7g)を得た。 MS APCI (−ve) 208 ((M-H)+) (b) 4−ヒドロキシ−1−(2−メトキシカルボニルフェニル)−3−〔4
−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシ
ド、内部塩 0〜−5℃の水(50ml)、テトラヒドロフラン(20ml)および濃塩酸(1
0ml)の混合物中の4−(トリフルオロメチル)アニリン(4.2g)の撹拌溶 液に、水(20ml)中の亜硝酸ナトリウム(1.91g)の溶液を小量ずつ加え た。溶液を0〜−5℃で15分撹拌し、0〜−5℃のピリジン(50ml)および
水(10ml)中の2−(カルボキシメチルアミノ)安息香酸メチル(5g)の溶
液に小量ずつ加えた。溶液を、0℃で1時間、0〜10℃で1時間撹拌した。混
合物を、酢酸エチルでうすめ、有機層を分離し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、
約30mlの容量に真空濃縮した。残留物に、無水酢酸(10ml)を加え、溶液を
1時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、トルエンと2回共沸した。生成
物を、シリカ(酢酸エチルそれから、酢酸エチル:エタノール/10:1)上で
クロマトグラフィー処理した。酢酸エチル/イソヘキサンから結晶化させて、無
色の固体として標記化合物(1.50g)を得た。 MS APCI (+ve) 364 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.30(2H, d), 8.05(1H, d), 8.0-7.8(5H, m), 7.72(1H, s
), 3.73(3H, s) (c) 1−(2−カルボキシフェニル)−4−ヒドロキシ−3−〔4−(トリ
フルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部
塩 テトラヒドロフラン(50ml)およびメタノール(15ml)中の4−ヒドロキ
シ−1−(2−メトキシカルボニルフェニル)−3−〔4−(トリフルオロメチ
ル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(4.55 g)の撹拌溶液に、水(15ml)中の水酸化ナトリウム(0.60g)の溶液を 加えた。30分後に、溶液を硫酸水素カリウム水溶液で酸性にし、酢酸エチルで
抽出した。有機層を真空中で濃縮し、トルエンで共沸乾固して、無色の固体とし
て標記化合物(3.8g)を得た。 MS APCI (+ve) 350 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.31(2H, d), 8.01(1H, d), 7.96(2H, d), 7.88-7.77(3H,
m), 7.66(1H, s) (d) 3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェ
ニル〕−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニ
ウムヒドロキシド、内部塩 無水のトルエン(40ml)およびトリエチルアミン(1.2ml)中の1−(2 −カルボキシフェニル)−4−ヒドロキシ−3−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(1.2g)の 撹拌溶液に、ジフェニルホスホリルアジド(1.2ml)を加え、混合物を室温で 14時間撹拌した。それから、混合物を75℃で20分加熱した。ジクロロメタ
ン(40ml)を加え、混合物を冷却した。沈澱を濾過し 、ジクロロメタン次い で酢酸エチルそれからジエチルエーテルで洗浄しそして真空中で乾燥して、無色
の固体として標記化合物(1.05g)を得た。 MS APCI (+ve) 347 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 11.68(1H, s), 8.50(2H, d), 8.25(1H, dd), 8.01(2H, d)
, 7.64(1H, m), 7.37(2H, m)
【0091】 実施例49
【化74】 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 4−クロロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニ
ル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩 オキシ塩化燐(30ml)中の3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−〔4−(トリ
フルオロメチル)フェニル〕−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,
5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例48)(2.17g)の
溶液を、2時間還流し、その後真空中で濃縮した。残留物を重炭酸ナトリウム水
溶液でクエンチし、ジクロロメタンで抽出し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真
空中で濃縮して、標記化合物(1.80g)を得た。 (b) 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−4, 5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩 エタノール(100ml)中の4−クロロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリ
フルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサ リニウムヒドロキシド、内部塩(1.3g)の撹拌溶液に、水素化硼素ナトリウ ム(1.35g)を1時間にわたって小量ずつ加えた。飽和塩化アンモニウム水 溶液を加え、混合物を真空中で濃縮した。残留物を、ジクロロメタンと飽和塩化
アンモニウム水溶液との間に分配した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、
真空中で濃縮し、シリカ上でクロマトグラフィー処理して標記化合物を得た。 MS APCI (+ve) 333 ((M+H)+) (c) 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−4,5−ジヒ
ドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩(20mg)を、空気中でクロロホルム溶液として48時間放置した。溶液
を真空中で濃縮し、酢酸エチル/イソヘキサンから再結晶して、無色の固体とし
て標記化合物(5mg)を得た。 MS APCI (+ve) 331 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 9.10(1H, s), 8.44(3H, m), 8.13(1H, d), 7.85(3H, m), 7.
76(1H, t)
【0092】 実施例50
【化75】 4−アゼチジニル−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル
〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内 部塩 ジクロロメタン(10ml)中の4−クロロ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(ト
リフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキ サリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例49a)(0.5g)の撹拌溶液に、ア
ゼチジン(1ml)を加えた。混合物を室温で1時間撹拌し、真空中で濃縮した。
シリカ上でクロマトグラフィー処理し次いで酢酸エチル/イソヘキサンから結晶
化させて、微針状物質として標記化合物(100mg)を得た。 MS APCI (+ve) 386 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.36(2H, d), 8.19(1H, dd), 7.79(2H, d), 7.64(1H, d),
7.56(1H, m), 7.27(1H, m), 4.55(4H, m), 2.45(2H, quintet)
【0093】 実施例51
【化76】 3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド 、内部塩 ジクロロメタン(50ml)中の3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(ト
リフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリ ニウムヒドロキシド、内部塩(実施例19)(1.0g)の撹拌溶液に、スルホ ラン中のニトロニウムテトラフルオロボレートの溶液を、薄層クロマトグラフィ
ー分析によって変換が完了するまで滴加した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水
溶液に注加し、ジクロロメタンで抽出した。抽出液を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、真空中で濃縮した。酢酸エチル/イソヘキサンから再結晶して、黄色の針状
物質として標記化合物(0.72g)を得た。 MS APCI (+ve) 389 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 8.57(1H, m), 8.43(2H, d), 7.80(5H, m), 3.08(3H, s)
【0094】 実施例52
【化77】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 ジクロロメタン(15ml)中の2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ
−4−メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩(0.20g)の撹拌溶液に、スルホラン中のニトロニウムテトラフ ルオロボレートの溶液を、薄層クロマトグラフィー分析によって変換が完了する
まで滴加した。混合物を飽和重炭酸ナトリウム水溶液に注加し、ジクロロメタン
で抽出した。抽出液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカ
(イソヘキサン:酢酸エチル/9:1)上でクロマトグラフィー処理して、固体
として標記化合物(0.139g)を得た。 MS APCI (+ve) 355 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 8.58(1H, m), 8.2(2H, m), 7.82-7.74(3H, m), 7.55-7.48(2
H, m), 2.84(3H, s)
【0095】 実施例53
【化78】 3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキ シド、内部塩 80℃のトルエン(25ml)中の3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−〔4−(
トリフルオロメチル)フェニル〕−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ 〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例48)(0.30
g)の撹拌懸濁液に、イソプロピルマグネシウムクロリドの溶液(ジエチルエー
テル中2M、2.5ml)を加えた。10分後に、反応を水でクエンチし、生成物 を酢酸エチルで抽出し、真空中で濃縮した。シリカ(ジエチルエーテル:イソヘ
キサン 1:1)上でクロマトグラフィー処理し、エーテルで洗浄して、黄色の 粉末として標記化合物(0.05g)を得た。 MS APCI (+ve) 373 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.43(2H, d), 8.40(1H, d), 8.02(1H, d), 7.81(2H, d),
7.76(1H, t), 7.64(1H, t), 4.10(1H, m), 1.43(6H, d)
【0096】 実施例54
【化79】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 80℃のトルエン(20ml)中の3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−〔4−(
トリフルオロメチル)フェニル〕−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ 〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例48)(0.467
g)の撹拌懸濁液に、メチルマグネシウムクロリドの溶液(テトラヒドロフラン
中3M、2ml)を加えた。10分後に、反応を水でクエンチし、生成物を酢酸エ
チルで抽出し、真空中で濃縮した。シリカ(ジエチルエーテル:イソヘキサン 3:1)上でクロマトグラフィー処理して、黄色の粉末として標記化合物(0. 05g)を得た。 MS APCI (+ve) 345 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.46(3H, d), 8.02(2H, d), 7.98(1H, d), 7.86(1H, t),
7.71(1H, t), 2.80(3H, s)
【0097】 実施例55
【化80】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ −〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩 4−クロロアニリンおよび2−(カルボキシメチルアミノ)安息香酸メチルを
使用して実施例48に関するようにして製造して、無色の固体として標記化合物
を得た。 MS APCI (+ve) 313/315 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.22-8.14(3H, m), 7.63-7.55(3H, m), 7.41(1H, d), 7.3
3(1H, dd)
【0098】 実施例56
【化81】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 80℃のトルエン(25ml)中の2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキ
シ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノ
キサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例55)(0.30g)の撹拌懸濁液 に、イソプロピルマグネシウムクロリドの溶液(ジエチルエーテル中2M、2. 5ml)を加えた。10分後に、反応を水でクエンチし、生成物を酢酸エチルで抽
出し、真空中で濃縮した。シリカ(ジエチルエーテル:イソヘキサン 1:1) 上でクロマトグラフィー処理して、黄色の固体として標記化合物(0.05g) を得た。 MS APCI (+ve) 339/341 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.43(1H, d), 8.22(2H, d), 8.00(1H, d), 7.84(1H, t),
7.76(1H, t), 7.74(2H, d), 3.93(1H, m), 1.37(6H, d)
【0099】 実施例57
【化82】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 80℃のトルエン(20ml)中の2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキ
シ−4−オキソ−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノ
キサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例55)(0.51g)の撹拌懸濁液 に、メチルマグネシウムクロリドの溶液(テトラヒドロフラン中3M、2.2ml)
を加えた。10分後に、反応を水でクエンチし、生成物を酢酸エチルで抽出し、
真空中で濃縮した。シリカ(ジエチルエーテル:イソヘキサン 3:1)上でク ロマトグラフィー処理し、酢酸エチルから再結晶して、黄色の粉末として標記化
合物(0.05g)を得た。 MS APCI (+ve) 311/313 ((M+H)+)
【0100】 実施例58
【化83】 3−ヒドロキシ−5−メチル−4−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサ
リニウムヒドロキシド、内部塩 ジメチルホルムアミド(20ml)中の3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−〔4
−トリフルオロメチル)フェニル〕−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾ ロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例48)(0.5
0g)の撹拌溶液に、沃化メチル(0.22ml)次いで水素化ナトリウム(0.3
5g、鉱油中60%分散液)を加えた。7時間後に、反応を水(100ml)で注
意深くクエンチした。生成物を濾過し、水、それからアセトン、それからジエチ
ルエーテルで洗浄した。メタノールから再結晶して、標記化合物(0.23g) を得た。 融点<350℃ MS APCI (+ve) 361 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.67(3H, s), 7.40(1H, m), 7.43(1H, d), 7.69(1H, m), 7.
81(2H, d), 8.32(1H, d), 8.39(2H, d)
【0101】 実施例59
【化84】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔
1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例33)(1.7g)を使
用して、実施例51の経路により製造して、酢酸エチルからの再結晶後オレンジ
色の固体として標記化合物(1.58g)を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 325 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.25(2H, m), 7.86(2H, m), 8.18(2H, m), 8.60(1H, m), 8.
74(1H, s), 8.89(1H, m)
【0102】 実施例60
【化85】 5−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 エタノール中の2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩( 実施例59)(1g)の溶液を、10%パラジウム付木炭上で水素添加(5バール)
した。水素吸収が止んだら直ぐに、溶液を濾過し、真空中で濃縮した。シリカ(
ジクロロメタン:メタノール/10:1)上でクロマトグラフィー処理して、オ
レンジ色の固体として標記化合物(0.45g)を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 295 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 6.33(2H, s), 6.64(1H, s), 7.41(2H, m), 7.80(1H, t),
7.87(1H, t), 8.29(3H, m), 8.51(1H, d)
【0103】 実施例61
【化86】 5−アミノ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド 、内部塩 エタノール(10ml)中の3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−2−〔4
−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キ
ノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例51)(0.60g)の溶液を、10%
パラジウム付木炭上で水素添加(4バール)した。水素吸収が止んだら直ぐに、
溶液を濾過し、真空中で濃縮した。酢酸エチルから結晶化させて、オレンジ色の
固体として標記化合物(0.52g)を得た。 融点>251〜2℃ MS APCI (+ve) 359 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.57(3H, s), 5.94(2H, s), 7.80(2H, m), 7.96(2H, d),
8.32(1H, m), 8.53(1H, m), 8.55(2H, d)13 C NMR (DMSO-d6) δ 9.25(CH3), 116.5(CH), 125.7(C), 122.1(C), 121.2(C),
120.6(2×CH), 121.7(CH), 126.1(2×CH, q), 128.5(CH), 128.7(CH), 129.1(C
), 132.9(C), 139.6(C), 153.5(C)
【0104】 実施例62
【化87】 4−エチル−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 75℃のトルエン(150ml)中の3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−〔4−
(トリフルオロメチル)フェニル〕−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾ ロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例48)(0.9
0g)の撹拌懸濁液に、エチルマグネシウムクロリドの溶液(ジエチルエーテル
中3M、3ml)を加えた。5分後に、反応を水(3ml)でクエンチし、生成物を
酢酸エチルで抽出し、真空中で濃縮した。シリカ(ジクロロメタン:ジエチルエ
ーテル 4:1)上でクロマトグラフィー処理し次いで酢酸エチル:イソヘキサ ンから再結晶して、無色の針状物質として標記化合物(0.109g)を得た。 融点181℃ MS APCI (+ve) 359 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.47(3H, t), 3.33(2H, q), 7.78(3H, m), 8.03(1H, dd), 8
.42(3H, m)
【0105】 実施例63
【化88】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリアゾ
ロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 〔2−(アセチルアミノ)フェニル〕アミノ酢酸リチウム塩 メタノール(1L)中の2−ニトロアセトアニリド(50g)の溶液を、水素の
雰囲気(5バール)下で10%パラジウム付木炭(10g)と一緒に撹拌した。
水素吸収が止んだら直ぐに、水(100ml)中のグリオキシル酸一水和物(26
.2g)の溶液を加え、混合物を5バール下で再水素添加した。水素吸収が止ん だら直ぐに、混合物を急速に濾過し、水(100ml)中の水酸化リチウム(11
.96g)を加えた。溶液を、真空中で約100mlの容量に濃縮した。標記化合 物を、アセトンの添加によって沈澱させ、真空中で乾燥した。1 H NMR (DMSO-d6/D2O) δ 2.08(3H, s), 3.38(2H, s), 6.55(2H, m), 7.06(2H,
m) (b) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(3−ピリジニル)−4−
ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 −5℃の水(120ml)、テトラヒドロフラン(60ml)および濃塩酸(30
ml)中の3−アミノピリジン(9.4g)の溶液に、温度を0℃以下に維持しな がら、水(60ml)中のNaNO2(7.25g)の溶液を滴加した。添加が完了
したら直ぐに、溶液を0℃でさらに15分撹拌し、それから、温度を0℃以下に
維持しながら、−5℃のピリジン(200ml)中の2−(アセチルアミノ)フェ
ニルアミノ酢酸リチウム塩(実施例63a、21.4g)の溶液に小量ずつ加え た。混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、酢酸エチルと水との間に分配した。
有機層を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ピリジンのみ(約30mlの容量)
が残るまで、真空中で濃縮した。このピリジン溶液に、無水酢酸(25ml)を加
えそして溶液を14時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、トルエンを使
用して共沸した。溶離剤として10:1のジクロロメタン:メタノールを使用し
てシリカ上でクロマトグラフィー処理し次いでジクロロメタン:酢酸エチルから
再結晶して、無色の結晶として標記化合物(5.86g)を得た。 融点190℃ MS APCI (+ve) 296 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.02(3H, s), 7.40(1H, t), 7.50(1H, s), 7.63(2H, m),
7.71(1H, d), 8.44(1H, m), 8.64(1H, m), 9.25(1H, m),9.77(1H, s) (c) 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−ピリジニル)−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 トルエン(300ml)中の1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(3−ピ
リジニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部
塩(5.4g)に、トルエンスルホン酸一水和物(6.60g)を加え、混合物を
水を共沸除去しながら(DeanおよびStark条件下)、12時間加熱した。反応混 合物を真空中で濃縮し、ジクロロメタンと水との間に分配した。有機層を集め、
硫酸マグネシウム上で乾燥し、それから真空中で濃縮した。溶離剤として20:
1のジクロロメタン/メタノールを使用してシリカ上でクロマトグラフィー処理
し次いで酢酸エチルから再結晶して、淡オレンジ色の結晶として標記化合物(5
.86g)を得た。 融点209℃ MS APCI (+ve) 278 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.97(3H, s), 7.51(1H, dd), 7.67(1H, t), 7.78(1H, t), 8
.00(1H, d), 8.40(1H, d), 8.65(2H, m), 9.42(1H, d)
【0106】 実施例64
【化89】 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2, 3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(3,4−ジフルオロフェ ニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 −5℃の水(120ml)、テトラヒドロフラン(60ml)および濃塩酸(30
ml)中の3,4−ジフルオロアニリン(12.9g)の溶液に、温度を0℃以下に
維持しながら、水(60ml)中のNaNO2(7.25g)の溶液を滴加した。添
加完了後直ぐに、溶液を0℃でさらに15分撹拌し、それから、温度を0℃以下
に維持しながら、−5℃のピリジン(200ml)中の2−(アセチルアミノ)フ
ェニルアミノ酢酸リチウム塩(実施例63a、21.4g)の溶液に小量ずつ加 えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、その後酢酸エチルと水との間に分配した。
有機層を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ピリジンのみ(約30mlの容量)
が残るまで真空中で濃縮した。このピリジン溶液に、無水酢酸(25ml)を加え、
溶液を14時間撹拌した。生成物を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。ジクロロメ
タン:メタノールから再結晶して、無色の結晶として標記化合物(7.05g) を得た。 融点209℃ MS APCI (+ve) 331 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.00(3H, s), 7.40(1H, m), 7.48(1H, s), 7.66(1H, m),
7.70(1H, m), 7.88(1H, d), 7.94(1H, m), 8.24(1H, dd), 9.76(1H, s) (b) 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル− 〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 トルエン(500ml)中の1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(3, 4−ジフルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒド
ロキシド、内部塩(6.5g)に、トルエンスルホン酸一水和物(4.12g)を
加え、混合物を水を共沸的に除去しながら(DeanおよびStark条件下)、14時 間加熱した。冷却後、懸濁した固体をジクロロメタンに溶解し、合した有機層を
重炭酸ナトリウム水溶液で洗浄した。水性層をジクロロメタンで再抽出し、合し
た抽出液を硫酸マグネシウム上で乾燥し、それから真空中で約300mlの容量に
濃縮して結晶化を誘発させた。生成物を濾過し、酢酸エチルから再結晶させて、
淡黄色の針状物質として標記化合物(1.65g)を得た。また、生成物の第二 の得量(0.73g)を得た。 融点201℃ MS APCI (+ve) 313 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.96(3H, s), 7.35(1H, dd), 7.66(1H, m), 7.79(1H, m), 7
.99(1H, d), 8.06(1H, m), 8.19(1H, dd), 8.37(1H, d)
【0107】 実施例65
【化90】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(6−メチル−3−ピリジ
ニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 −5℃の水(100ml)、テトラヒドロフラン(40ml)および濃HCl(2
0ml)中の3−アミノ−6−メチルピリジン(5.55g)の溶液に、温度を0 ℃以下に維持しながら、水(10ml)中のNaNO2(3.54g)の溶液を加え
た。添加完了後に、溶液を0℃で15分撹拌し、次いで、温度を0℃以下に維持
しながら、0℃のピリジン(100ml)中の2−(アセチルアミノ)フェニルア
ミノ酢酸リチウム塩(実施例63a、10g)の溶液に小量ずつ加えた。添加完
了後に、混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、酢酸エチルと水との間に分配し
た。有機層を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ピリジンのみが残るまで真空
中で濃縮した。0℃のこのピリジンに無水酢酸(20ml)を加え、溶液を72時
間撹拌した。反応混合物をトルエンで共沸しながら真空中で濃縮し、溶離剤とし
て10:1のジクロロメタン/メタノールを使用してクロマトグラフィー(シリ
カ)処理して、標記化合物550mgを得た。 (b) 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 トルエン(50ml)中の1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(6−メ
チル−3−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロ
キシド、内部塩(550mg)に、トルエンスルホン酸(372mg)を加え、混合
物をDeanおよびStark条件下で2時間加熱した。反応混合物を真空中で濃縮し、 ジクロロメタンと水との間に分配した。有機層を集め、硫酸マグネシウム上で乾
燥し、真空中で濃縮した。順相分取用HPLC次いで酢酸エチルからの再結晶に
よって、黄色の針状物質として標記化合物(101mg)を得た。 融点209℃ MS APCI (+ve) 292 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.57(3H, s), 2.78(3H, s), 7.53(1H, d), 7.74(1H, t),
7.83(1H, t), 8.39(2H, m), 9.18(1H, d)
【0108】 実施例66
【化91】 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピ リジニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド 、内部塩 8−フルオロ−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(実施 例11c)(2.2g)および5−アミノ−2−メチルピリジン(1.0g)を使
用して実施例3の経路により製造して、ベージュ色の固体として標記化合物(0
.23g)を得た。 融点178〜179℃ MS APCI (+ve) 297 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.55(3H, s), 2.88(2H, m), 3.10(2H, t), 7.37-7.56(4H,
m), 8.30(1H, dd), 9.12(1H, d)
【0109】 実施例67
【化92】 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3− ピリジニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩(実施例66)(0.68g)を使用して実施例20の経路により製 造して、黄色の固体として標記化合物(0.16g)を得た。 融点205℃ MS APCI (+ve) 295 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.57(3H, s), 7.50(2H, m), 7.74(3H, m), 7.86(1H, dd),
8.37(1H, dd), 9.19(1H, d)
【0110】 実施例68
【化93】 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メ チル−3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウム ヒドロキシド、内部塩 8−フルオロ−3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カル ボン酸塩酸塩(実施例23b)(2.27g)および5−アミノ−2−メチルピ リジン(1.0g)を使用して実施例3の経路により製造して、ベージュ色の固 体として標記化合物(0.22g)を得た。 融点164〜166℃ MS APCI (+ve) 311 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 1.29(3H, d), 2.55(3H, s), 2.90(1H, dd), 3.20(1H, dd)
, 3.30(1H, m), 7.37(1H, d), 7.53(3H, m), 8.30(1H, dd), 9.12(1H, d)
【0111】 実施例69
【化94】 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部 塩 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6− メチル−3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩(実施例68)(0.5g)を使用して実施例20の経 路により製造して、黄色の固体として標記化合物(0.15g)を得た。 融点234〜235℃ MS APCI (+ve) 309 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.65(3H, s), 2.76(3H, s), 6.90(1H, s), 7.34(2H, m), 7.
44(1H, d), 7.54(1H, m), 8.51(1H, dd), 9.35(1H, d)
【0112】 実施例70
【化95】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル) −〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−2−カルボン酸(6.0g)および3
−トリフルオロメチルアニリン(5.46g)を使用して実施例3の経路により 製造して、黄色の固体として標記化合物(2.21g)を得た。 融点182〜184℃ MS APCI (+ve) 332 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.08(4H, s), 7.43(3H, m), 7.64(2H, m), 8.05(1H, m), 8.
46(1H, s), 8.57(1H, m)
【0113】 実施例71
【化96】 3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩( 実施例70)(4.08g)を使用して実施例9の経路により製造して、黄色の 固体として標記化合物(1.78g)を得た。 融点168〜169℃ MS APCI (+ve) 330 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.21(1H, d), 7.77(5H, m), 7.85(1H, d), 8.55(2H, m), 8.
65(1H, d)
【0114】 実施例72
【化97】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 4,5−ジヒドロ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ− 〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸塩酸塩( 実施例18c)(5.1g)および4−フルオロアニリン(2.12ml)を使用し
て実施例3の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(0.4g)を 得た。 (b) 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2
,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(0.4g) を使用して実施例9の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(0. 14g)を得た。 融点215〜216℃ MS APCI (+ve) 294 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.76(3H, s), 6.92(1H, s), 7.20(2H, m), 7.61(2H, m), 7.
69(1H, m), 8.25(2H, m), 8.44(1H, m)
【0115】 実施例73
【化98】 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例71)(0.
25g)を使用して実施例51の経路により製造して、オレンジ色の固体として
標記化合物(0.19g)を得た 融点>250℃ MS APCI (+ve) 375 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.70(2H, m), 7.89(2H, m), 8.44(1H, s), 8.57(1H, m), 8.
68(1H, m), 8.74(1H, s), 8.89(1H, m)
【0116】 実施例74
【化99】 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例71)(0.
85g)を使用して実施例30の経路により製造して、黄色の固体として標記化
合物(0.39g)を得た。 融点205〜206℃ MS APCI (+ve) 410 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.64(2H, m), 7.83(2H, m), 7.97(1H, s), 8.22(1H, m), 8.
52(1H, s), 8.59(2H, m)
【0117】 実施例75
【化100】 5−(1−アゼチジニル)−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフ
ェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、 内部塩 トルエン(20ml)中の5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−(3−(トリフル
オロメチルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒ ドロキシド、内部塩(実施例74)(0.25g)、トリス(ジベンジリデンア セトン)ジパラジウム(11mg)、(R)−(+)−2,2−ビス(ジフェニルホス フィノ)−1,1−ビナフチル(23mg)、アゼチジン(0.13ml)およびナト
リウム第3ブトキシド(82mg)の溶液を、密閉管中で80℃で一夜加熱した。
シリカゲル(酢酸エチル)上のクロマトグラフィーで精製し次いでジエチルエー
テルで洗浄して、オレンジ色の固体として標記化合物(0.19g)を得た。 融点221〜222℃ MS APCI (+ve) 385 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.47(2H, m), 4.19(4H, t), 6.61(1H, s), 7.64(3H, m), 7.
73(1H, td), 7.96(1H, dd), 8.56(2H, br d), 8.67(1H, d)
【0118】 実施例76
【化101】 2−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキ ソ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内 部塩 3−フルオロアニリンおよび2−(カルボキシメチルアミノ)安息香酸メチル
を使用して実施例48に関するように製造して、無色の固体として標記化合物を
得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 297 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.35(3H, m), 7.65(2H, m), 8.03(2H, m), 8.26(1H, dd),
11.66(1H, s)
【0119】 実施例77
【化102】 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔
1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例103)(2.0g)を
使用して実施例51の経路により製造して、オレンジ色の固体として標記化合物
(0.4g)を得た。 融点221〜223℃ MS APCI (+ve) 325 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 7.16(1H, m), 7.55(1H, m), 7.88(2H, m), 8.01(1H, m), 8.
09(1H, dd), 8.63(1H, m), 8.73(1H, s), 8.88(1H, m)
【0120】 実施例78
【化103】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル− 3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロ キシド、内部塩 3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸塩酸塩( 実施例18c)(7.48g)および5−アミノ−2−メチルピリジン(4.2g)
を使用して実施例3の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(1. 21g)を得た。 (b) 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリ
ジニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、 内部塩(1.54g)を使用して実施例9の経路により製造して、黄色の固体と して標記化合物(0.96g)を得た。 融点231〜232℃ MS APCI (+ve) 291 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.65(3H, s), 2.77(3H, d), 6.94(1H, s), 7.32(1H, d), 7.
63(2H, m), 7.69(1H, m), 8.46(1H, m), 8.56(1H, dd), 9.31(1H, d)
【0121】 実施例79
【化104】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−5−ニト
ロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例7
8)(0.3g)を使用して実施例51の経路により製造して、オレンジ色の固 体として標記化合物(0.4g)を得た。 融点202〜204℃ MS APCI (+ve) 336 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.66(3H, s), 2.84(3H, s), 7.35(1H, d), 7.80(3H, m), 8.
47(1H, dd), 8.55(1H, m), 9.25(1H, d)
【0122】 実施例80
【化105】 3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−5−ニトロ−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(1.8g)を使用して実
施例51の経路により製造して、赤色の固体として標記化合物(0.14g)を 得た。 融点249〜251℃ MS APCI (+ve) 322 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.68(3H, s), 7.37(1H, d), 7.88(2H, m), 8.50(1H, m), 8.
64(1H, m), 8.73(1H, s), 8.89(1H, m), 9.24(1H, d)
【0123】 実施例81
【化106】 2−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−メチ ル−4−オキソ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒド ロキシド、内部塩 ジメチルホルムアミド(10ml)中の2−(3−フルオロフェニル)−4,5 −ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5− a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例76)(0.30g)の撹 拌溶液に、沃化メチル(0.13ml)次いで水素化ナトリウム(0.16g、鉱油
中の60%分散液)を加えた。16時間後に、反応を水(100ml)で注意深く
クエンチし、水性相をジクロロメタン/メタノール(3×30ml)で抽出した。
合した有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空中
で濃縮した。メタノール/酢酸エチルから再結晶させて標記化合物(0.14g)
を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 311 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.55(3H, s), 7.36(1H, m), 7.46(1H, m), 7.68(2H, m),
7.76(1H, m), 8.05(2H, m), 8.36(1H, dd)
【0124】 実施例82
【化107】 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 クロロトリメチルシラン(0.56ml)を、トルエン(30ml)中の2−(3 −フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−〔1,
2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施
例76)(1.0g)およびトリエチルアミン(0.61ml)の撹拌懸濁液に加え、
混合物を4時間40℃に加温した。それから、反応混合物を氷浴中で冷却し、イ
ソプロピルマグネシウムクロリドの溶液(ジエチルエーテル中2M、5.1ml) を滴加し、この混合物を、徐々に16時間にわたって室温に加温した。混合物を
1時間40℃に加温し、その後冷却し、飽和水性塩化アンモニウム(50ml)で
うすめ、ジクロロメタン(3×30ml)で抽出した。合した有機相をブラインで
洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲル(
ジクロロメタン)上でクロマトグラフィー処理して精製し次いでジエチルエーテ
ル洗浄して、ベージュ色の固体として標記化合物(0.11g)を得た。 融点152〜153℃ MS APCI (+ve) 323 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.46(6H, d), 4.06(1H, m), 7.14(1H, m), 7.52(1H, m), 7.
63(1H, td), 7.75(1H, td), 8.07(3H, m), 8.38(1H, dd)
【0125】 実施例83
【化108】 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 クロロトリメチルシラン(0.37ml)を、トルエン(20ml)中の2−(3−
フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オキソ−〔1,2
,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例
76)(0.66g)およびトリエチルアミン(0.4ml)の撹拌懸濁液に加え、混
合物を4時間40℃に加温した。反応混合物を氷浴中で冷却し、メチルマグネシ
ウムクロリドの溶液(テトラヒドロフラン中3M、2.2ml)を滴加し、その後、
3時間40℃に加温した。次いで、混合物を室温で16時間撹拌し、飽和水性塩
化アンモニウム(50ml)でうすめ、ジクロロメタン(3×30ml)で抽出した。
合した有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、真空中
で濃縮した。シリカゲル(メタノール/ジクロロメタン 3/97)上でクロマト
グラフィー処理して精製し、次いでジエチルエーテル洗浄して、ベージュ色の固
体として標記化合物(17mg)を得た。 融点171〜174℃ MS APCI (+ve) 295 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.97(3H, s), 7.10(1H, td), 7.53(1H, m), 7.65(1H, td),
7.76(1H, td), 8.05(3H, m), 8.39(1H, dd)
【0126】 実施例84
【化109】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−メ
チルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 4−トルイジン(10g)および〔2−(アセチルアミノ)フェニル〕アミノ
酢酸リチウム塩(実施例63a、20g)を使用して実施例63aに関するよう
に製造して、ベージュ色の固体として標記化合物(5.31g)を得た。 融点178〜179℃ MS APCI (+ve) 309 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.17(3H, s), 2.40(3H, s), 6.95(1H, s), 7.26(3H, m),
7.44(1H, dd), 7.56(1H, td), 7.88(2H, d), 8.37(1H, br d), 8.81(1H, br s) (b) 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−メチルフ
ェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(4.81g)を 使用して実施例63bに関するように製造して、黄色の固体として標記化合物(
0.445g)を得た。 融点192〜193℃ MS APCI (+ve) 291 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.38(3H, s), 2.75(3H, s), 7.38(2H, d), 7.70(1H, td),
7.90(1H, td), 7.92(1H, dd), 7.98(2H, d), 8.34(1H, dd)
【0127】 実施例85
【化110】 3−ヒドロキシ−2−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−4−メチル−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(6−メ
トキシ−3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 5−アミノ−2−メトキシピリジン(11.6g)および〔2−(アセチルア ミノ)フェニル〕アミノ酢酸リチウム塩(実施例63a、20g)を使用して実
施例63aに関するように製造して、オレンジ色の固体として標記化合物(7. 29g)を得た。 融点223〜225℃ MS APCI (+ve) 326 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.02(3H, s), 3.92(3H, s), 7.03(1H, dd), 7.39(1H, t),
7.43(1H, s), 7.61(1H, t), 7.68(1H, dd), 7.89(1H, d), 8.25(1H, dd), 8.80
(1H, d), 9.75(1H, s) (b) 3−ヒドロキシ−2−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−4−メチル
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(6−メトキシ
−3−ピリジニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(6. 67g)を使用して実施例63bに関するように製造して、黄色の固体として標
記化合物を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 308 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.94(3H, s), 3.67(3H, s), 6.75(1H, d), 7.65(1H, td), 7
.76(1H, td), 8.00(2H, m), 8.31(1H, dd), 8.73(1H, d)
【0128】 実施例86
【化111】 3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔5,1−c〕〔1,2,4〕ベンゾトリアジニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アミノフェニル)−4−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)−3H−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 t−ブタノール(50ml)中の1−(2−カルボキシフェニル)−4−ヒドロ
キシ−3−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾリ
ウムヒドロキシド、内部塩(実施例48c)(1g)に、トリエチルアミン(0
.94ml)、次いでジフェニルホスホリルアジド(1.29g)を加えた。混合物
を18時間80℃に加熱した。反応混合物を真空中で濃縮し、ジクロロメタン(
10ml)に懸濁し、その後トリフルオロ酢酸(10ml)を加えた。30分後に、
混合物を真空中で濃縮し、酢酸エチルと炭酸水素ナトリウム水溶液との間に分配
した。有機層を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。得られ
た黄色の固体を酢酸エチルから再結晶して、標記化合物(0.461g)を得た。 MS APCI (+ve) 321 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 4.46(2H, br s), 6.87-6.93(2H, m), 7.03(1H, s), 7.32-7.
36(2H, m), 7.74-7.77(2H, d), 8.30-8.33(2H, d) (b) 3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔5,1−c〕〔1,2,4〕ベンゾトリアジニウムヒドロキシド 、内部塩 −5℃の水(3.2ml)、テトラヒドロフラン(1ml)および濃塩酸(0.52
ml)中の1−(2−アミノフェニル)−4−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)−3H−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩
(0.1g)に、水(0.8ml)中のNaNO2(21mg)の溶液を滴加した。10
分後に、混合物を室温に加温し、得られた固体を濾過によって集めた。次いで、
固体を、沸騰エタノール(20ml)中で撹拌し、その後濾過によって集めて、黄
色の粉末として標記化合物(24mg)を得た。 融点317〜318℃ MS APCI (+ve) 332 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 8.06(2H, d), 8.09(1H, dd), 8.12(1H, dd), 8.46(2H, d)
, 8.51(1H, m), 5.58(1H, m)13 C NMR (DMSO-d6) δ 114.7, 120.7, 126.9, 126.8, 129.7, 132.2, 134.4
【0129】 実施例87
【化112】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 4,5−ジヒドロ−2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロ キシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロ キシド、内部塩 0℃の水(50ml)および濃塩酸(11ml)中の3−アミノ−6−クロロピリ
ジン(4.03g)の溶液に、温度を0℃に維持しながら、水(25ml)中のN aNO2(2.28g)の溶液を滴加した。添加完了の15分後に、混合物を、温
度を5℃以下に維持しながら、0℃のピリジン(54ml)中の3−メチル−1, 2,3,4−テトラヒドロキノリン−2−カルボン酸(実施例18c)(6g)の
溶液に加えた。1時間後に、混合物を酢酸エチルと水との間に分配した。有機層
を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥した。溶液を真空中で部分的に濃縮し、無水
酢酸(10ml)で処理した。1時間後に、混合物を酢酸エチルと炭酸水素ナトリ
ウム水溶液との間に分配し、濾過しそして有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し
た。真空中で濃縮した後、生成物をジエチルエーテル中で撹拌して、黄褐色の固
体として標記化合物(3.2g)を得た。 (b) 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 クロロホルム中の4,5−ジヒドロ−2−(6−クロロ−3−ピリジニル)− 3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニ ウムヒドロキシド、内部塩(3g)およびMnO2(5g)の懸濁液を、16時 間還流下で加熱し、その後、さらにMnO2(5g)を加え、懸濁液を48時間 還流下で撹拌した。混合物を濾過し、ジクロロメタンで洗浄した。有機層を真空
中で濃縮し、溶離剤として酢酸エチルを使用してシリカ上でクロマトグラフィー
処理した。生成物をジエチルエーテルで洗浄し、シリカ(酢酸エチル)上で再ク
ロマトグラフィー処理して、標記化合物(0.2g)を得た。 融点250〜251℃ MS APCI (+ve) 311 ((M+H)+)1 H NMR (CDCL3) δ 2.78(3H, s), 7.00(1H, s), 7.49(1H, d), 7.66(2H, m), 7.
73(1H, m), 8.48(1H, m), 8.76(1H, dd), 9.31(1H, d)
【0130】 実施例88
【化113】 4−アゼチジニル−3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニル)−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 オキシ塩化燐(10ml)中の2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−
4−オキソ−4,5−ジヒドロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサ
リニウムヒドロキシド、内部塩(実施例55)(0.550g)の撹拌懸濁液を、
窒素雰囲気下において5時間加熱還流した。トルエンで共沸しながら混合物を真
空中で濃縮し、残留物をジクロロメタンと炭酸水素ナトリウム水溶液との間に分
配した。有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。残留物を、
ジクロロメタン15ml中で撹拌し、この溶液に、過剰のアゼチジンを加えた。1
時間後に、溶液を真空中で濃縮し、溶離剤として酢酸エチルを使用してシリカ上
でクロマトグラフィー処理した。生成物を酢酸エチルから再結晶して、標記化合
物(3mg)を得た。 MS APCI (+ve) 352/354 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.45(2H, m), 4.55(4H, m), 7.35(1H, t), 7.51(2H, d),
7.57(1H, t), 7.63(1H, d), 8.12(2H, d), 8.18(1H, d)
【0131】 実施例89
【化114】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニト
ロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例8
7)(1g)を使用して実施例51の経路により製造して、酢酸エチルからの再
結晶後、標記化合物(0.39g)を得た。 融点230〜232℃ MS APCI (+ve) 356 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.85(3H, s), 7.53(1H, d), 7.79(3H, m), 8.55(1H, m), 8.
68(1H, dd), 9.25(1H, d)
【0132】 実施例90
【化115】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 2−(4−クロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4 −メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、 内部塩 0〜−5℃の水(50ml)および濃塩酸(10ml)の混合物中の4−クロロア
ニリン(2.66g)の撹拌溶液に、水(17ml)中の亜硝酸ナトリウム(1.5
1g)の溶液を小量ずつ加えた。溶液を0〜−5℃で30分撹拌し、0〜−5℃
のピリジン(20ml)中の3−メチル−1,2,3,4−テトラヒドロキノリン− 2−カルボン酸(実施例18c)(5g)の溶液に小量ずつ加えた。溶液を0〜
−5℃で0.5時間撹拌し、酢酸エチルで2回抽出し、硫酸マグネシウム上で乾 燥し、真空中で濃縮した。残留物に、ピリジン(50ml)、それから無水酢酸(
8ml)を加え、溶液を2時間撹拌した。ピリジンを真空中で除去し、残留物を、
酢酸エチルと飽和重炭酸ナトリウム水溶液との間に分配した。水性層を酢酸エチ
ルで更に1回抽出し、合した酢酸エチルを硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中
で濃縮した。シリカゲル(酢酸エチル)上のクロマトグラフィーによって精製し
て、標記化合物(1.18g)を得た。 MS APCI (+ve) 312 ((M+H)+) (b) 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(4−クロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチ ル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 (1.18g)を、クロロホルム(50ml)に溶解し、二酸化マンガン(3.3g)
を加えた。混合物を22時間還流し、セライトを通して濾過しそして真空中で濃
縮した。シリカゲル(1:1の酢酸エチル:イソヘキサン)上のクロマトグラフ
ィーによって精製し次いでジエチルエーテルと一緒にすりつぶして、標記化合物
(0.49g)を得た。 融点229℃ MS APCI (+ve) 310 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.77(3H, s), 6.92(1H, s), 7.45-7.54(2H, m), 7.59-7.67(
2H, m), 7.68-7.72(1H, m), 8.24-8.30(2H, m), 8.42-8.48(1H, m)13 C NMR (CDCl3) δ 16.65, 115.62, 118.88, 122.05, 127.78, 128.15, 129.04
, 129.19, 130.36, 132.91, 135.10, 153.96
【0133】 実施例91
【化116】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例90)(0.
20g)を、ジクロロメタン(15ml)に溶解し、ニトロニウムテトラフルオロ
ボレート(スルホラン中0.5M溶液)(約2ml)を、出発物質が薄層クロマト グラフィーによって残らなくなるまで滴加した。混合物を、ジクロロメタンと飽
和重炭酸ナトリウム水溶液との間に分配した。水性層をジクロロメタンで更に2
回抽出し、合したジクロロメタンを硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮
した。得られたスラリーを、ジエチルエーテルとともにすりつぶして、オレンジ
色の固体として標記化合物(0.14g)を得た。 融点221℃ MS APCI (+ve) 355 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.84(3H, s), 7.48-7.55(2H, m), 7.74-7.82(3H, m), 8.17-
8.22(2H, m), 8.50-8.58(1H, m)13 C NMR (CDCl3) δ 11.86, 115.06, 116.03, 120.29, 122.30, 123.62, 126.19
, 128.91, 129.52, 130.05, 130.51, 133.91, 134.39, 154.73
【0134】 実施例92
【化117】 5−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 エタノール(150ml)およびテトラヒドロフラン(300ml)中の2−(4
−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例91)( 0.80g)および10%パラジウム付木炭(0.1g)を、1気圧で30分水素
添加し、セライトを通して濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲル(酢酸エチル)
上のクロマトグラフィーによって精製して、標記化合物(0.14g)を得た。 融点247℃ MS APCI (+ve) 325 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.53(3H, br s), 5.90(2H, br s), 7.61-7.67(2H, m), 7.
73-7.79(2H, m), 8.30-8.35(3H, m), 8.48-8.51(1H, m)
【0135】 実施例93
【化118】 5−アミノ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部 塩 エタノール(50ml)およびテトラヒドロフラン(50ml)中の9−フルオロ
−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−5−ニトロ−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(0.03 g)および10%パラジウム付木炭(0.05g)を、1気圧で30分水素添加 し、セライトを通して濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲル(9:1:0.0 5のジクロロメタン:メタノール:アンモニア)上のクロマトグラフィーによっ
て精製して、標記化合物(0.015g)を得た。 MS APCI (+ve) 310 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.55(3H, s), 6.36(2H, s), 6.71(1H, s), 7.47-7.50(1H,
d), 7.72-7.81(2H, m), 8.05-8.07(1H, d), 8.40-8.43(1H, dd), 9.25(1H, d)
【0136】 実施例94
【化119】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−メチル−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 5−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例47)(0.
338g)、テトラメチル錫(5ml)、トランス−ベンジル(クロロ)−ビス(
トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)(0.020g)およびジメチルホ ルムアミド(30ml)を、窒素下60℃で16時間一緒に加熱し、冷却し、酢酸
エチルでうすめ、水でよく洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮
した。シリカゲル(6:1のジクロロメタン:酢酸エチル)上のクロマトグラフ
ィーにより精製して、標記化合物(0.121g)を得た。 融点213℃ MS APCI (+ve) 310 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.60(3H, m), 7.48-7.51(3H, m), 7.69-7.76(2H, m), 7.91-
7.96(1H, m), 8.26-8.29(2H, d), 8.53-8.58(1H, m)13 C NMR (CDCl3) δ 18.82, 116.02, 116.20, 118.70, 122.20, 125.67, 127.51
, 128.15, 129.09, 129.19, 129.28, 130.15, 132.97, 135.22
【0137】 実施例95
【化120】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1, 5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例46)(1.00g)を、ジク
ロロメタン(75ml)に溶解し、ニトロニウムテトラフルオロボレート(スルホラ
ン中の0.5M溶液)(約12ml)を、出発物質が薄層クロマトグラフィーによっ
て残らなくなるまで滴加した。混合物を、ジクロロメタンと飽和重炭酸ナトリウ
ム水溶液との間に分配した。水性層をジクロロメタンで更に2回抽出し、合した
ジクロロメタンを硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。シリカゲル
(19:1のジクロロメタン:酢酸エチル)上のクロマトグラフィーにより精製し
、次いでジクロロメタンからの再結晶して、標記化合物(0.279g)を得た。 融点285℃ MS APCI (+ve) 340 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3/DMSO-d6) δ 7.55-7.61(2H, m), 7.89-7.96(2H, m), 8.20-8.26
(2H, m), 8.64-8.68(2H, m), 8.82-8.85(1H, m)
【0138】 実施例96
【化121】 5−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 エタノール(75ml)およびテトラヒドロフラン(150ml)中の2−(4−
クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1
,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例95)(0.376g)お
よび10%パラジウム付木炭(0.07g)を、1気圧で30分水素添加し、セ ライトを通して濾過し、真空中で濃縮した。シリカゲル(9:1の酢酸エチル:
エタノール)上のクロマトグラフィーによって精製して、標記化合物(0.06 3g)を得た。 融点>300℃ MS APCI (+ve) 311 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6/CDCl3) δ 6.81(1H, s), 7.48-7.53(2H, m), 7.71-7.83(2H,
m), 8.19-8.22(1H, dd), 8.28-8.33(2H, m), 8.52-8.56(1H, dd)
【0139】 実施例97
【化122】 5−(2−アミノエチル)アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキ
シ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 、二塩酸塩 5−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例47)(0.
633g)、第3ブチル−N−(2−アミノエチル)カルバメート(0.76g)、
ナトリウム第3ブトキシド(0.228g)、トリス(ジベンジリデンアセトン)
ジパラジウム(O)(0.032g)、R−(+)−2,2−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)−1,1−ビナフチル(0.064g)およびトルエン(70ml)を、窒素
下で23時間一緒に還流した。混合物を冷却し、2−(4−クロロフェニル)−5
−〔2−(1,1−ジメチルエチルオキシカルボニルアミノ)エチルアミノ〕−3
−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩を、シリカゲル(29:1の酢酸エチル:エタノール)上のクロマト
グラフィーによって得た。ジクロロメタン(5ml)およびトリフルオロ酢酸(5
ml)を加え、混合物を室温で1時間撹拌し、それから真空中で濃縮した。残留物
をジエチルエーテル中の1M塩酸(4×10ml)で処理し、真空中で濃縮し、得ら
れた固体をメタノールと一緒にすりつぶして標記化合物(0.095g)を得た。 融点267℃ MS APCI (+ve) 354 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3/DMSO-d6) δ 3.15-3.20(2H, m), 3.48-3.64(2H, br m), 6.57(1
H, br s), 6.86(1H, br s), 7.60-7.63(2H, d), 7.78-7.89(2H, m), 7.90-8.08(
2H, br s), 8.32-8.35(2H, d), 8.38-8.41(1H, d), 8.53-8.56(1H, d)
【0140】 実施例98
【化123】 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−プロピル−2−〔4−( トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナ ゾリニウムヒドロキシド、内部塩 ジメチルホルムアミド(20ml)中の4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5 −オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例6)(0.35
g)および水素化ナトリウム(0.05g−鉱油中60%分散液)の溶液に、臭 化プロピル(0.12ml)を加え、反応混合物を室温で2日間撹拌した。溶液を 水でクエンチし、濾過し、真空中で乾燥した。これを、カラムクロマトグラフィ
ー(シリカ−2:1のエーテル/イソヘキサン)によって精製した。シクロヘキ
サンから再結晶して、黄色の固体として標記化合物(0.09g)を得た。 融点201〜203℃ MS APCI (+ve) 389 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 0.93(3H, t), 1.81(2H, sex), 4.40(2H, t), 7.85(1H, t)
, 8.04(2H, d), 8.07(1H, d,t), 8.34(2H, m), 8.49(2H, d)
【0141】 実施例99
【化124】 4−(2−アミノエチル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ− 2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1, 5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 4−〔2−(N−ベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド)エチル−4,
5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)
フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシ ド、内部塩 ジメチルホルムアミド(300ml)中の4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ− 5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩(6.8g)(実施例
6)および水素化ナトリウム(0.14g−鉱油中60%分散液)の溶液に、2 −(フタルイミノ)エチルトリフルオロメタンスルホネート(14.0g)(Ana
l. Sci. (1990), 6 (1), 49-52参照)を加え、反応混合物を室温で24時間撹拌
した。溶液を水でクエンチし、濾過し、真空中で乾燥した。これを、カラムクロ
マトグラフィー(シリカ−7:1のジクロロメタン/酢酸エチル)によって精製
して、黄色の固体(7.4g)を得た。 融点>230℃ MS APCI (+ve) 520 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 4.06(2H, m), 4.72(2H, m), 7.69(4H, m), 7.86(3H, m),
8.00(2H, d), 8.10(1H, t), 8.29(1H, d), 8.35(1H, d) (b) 4−(2−アミノエチル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5− オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾ
ロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩 4−〔2−(N−ベンゼン−1,2−ジカルボキシイミド)エチル)−4,5−
ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェ
ニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キナゾリニウムヒドロキシド、 内部塩(6.9g)を、エタノール(1200ml)およびヒドラジン水和物(2.
4ml)に懸濁し、2日間還流下で加熱した。溶剤を真空中で除去し、残留物をカ
ラムクロマトグラフィー(シリカ−12:1のジクロロメタン/メタノール)に
よって精製し、次いでエタノールからの再結晶して、黄色の粉末(0.055g)
を得た。 融点203〜205℃ MS APCI (+ve) 390 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 1.71(2H, s), 2.92(2H, t), 4.46(2H, t), 7.88(1H, t),
8.04(2H, d), 8.07(1H, t), 8.31(1H, d), 8.34(1H, d), 8.49(2H, d)
【0142】 実施例100
【化125】 3−ヒドロキシ−5−(2−メトキシエチルアミノ)−2−〔4−(トリフルオ
ロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒ ドロキシド、内部塩 トルエン(20ml)中の5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフル
オロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウム ヒドロキシド、内部塩(実施例30)(1.0g)、トリス(ジベンジリデンア セトン)ジパラジウム(0.045g)、(R)−(+)−2,2−ビス(ジフェニル
ホスフィノ)−1,1−ビナフチル(0.092g)、2−メトキシエチルアミン
(0.55g)およびナトリウム第3ブトキシド(0.33g)の溶液を、80℃
で一夜加熱した。シリカゲル(ジクロロメタン:酢酸エチル/1:1〜1:3)
上のクロマトグラフィーによって精製し次いでジエチルエーテル洗浄して、黄色
の固体として標記化合物(0.59g)を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 403 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO) δ 3.48(2H, m), 3.66(2H, t), 6.45(1H, s), 6.80(1H, t), 7.8
3(1H, t), 7.90(1H, t), 7.97(2H, d), 8.41(1H, d), 8.56(3H, d)
【0143】 実施例101
【化126】 3−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−〔4−(トリフルオロメチル)フェニル〕
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 トルエン(30ml)中の5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−〔4−(トリフル
オロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウム ヒドロキシド、内部塩(実施例30)(1.5g)、トリス(ジベンジリデンアセ
トン)ジパラジウム(67.5mg)、(R)−(+)−2,2−ビス(ジフェニルホス
フィノ)−1,1−ビナフチル(0.138g)、メタノール中の7Mアンモニア
(10ml)およびナトリウム第3ブトキシド(0.5g)の溶液を、密閉ボンベ 中で80℃で一夜加熱した。シリカゲル(ジクロロメタン:酢酸エチル/3:1)
上のクロマトグラフィーによって精製し、次いで酢酸エチルから再結晶して、黄
色の固体として標記化合物(0.25g)を得た。 融点212〜213℃ MS APCI (+ve) 360 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 4.06(3H, s), 6.95(1H, s), 7.72(1H, m), 7.79(3H, m), 8.
24(1H, d), 8.53(3H, m)
【0144】 実施例102
【化127】 5−アゼチジニルスルホニル−2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 過剰のクロロスルホン酸中の2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩( 実施例103)(1.0g)の溶液を、週末にわたって撹拌し、その後、氷中に浸
漬し、固体を濾過によって集め、テトラヒドロフランに溶解し次いでアゼチジン
(5ml)を加え、室温で30分撹拌した。混合物を真空中で濃縮し、残留物を、
シリカゲル(酢酸エチル)上のクロマトグラフィーにより精製し、次いで酢酸エ
チルからの再結晶化により黄色の固体として標記化合物(0.20g)を得た。 融点>250℃ MS APCI (+ve) 399 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.16(2H, quin), 3.93(4H, t), 7.14(1H, m), 7.30(1H, d),
7.54(1H, m), 7.82(1H, d), 8.01(1H, d), 8.08(1H, m), 8.14(2H, m), 8.98(1
H, s)
【0145】 実施例103
【化128】 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1
,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 4,5−ジヒドロ−2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ− 〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 1,2,3,4−テトラヒドロ−キノリン−2−カルボン酸(15g)および3 −フルオロアニリン(9.4g)を使用して実施例3の経路により製造して、標 記化合物(14.3g)を得た。 MS APCI (+ve) 282 ((M+H)+) (b) 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリア
ゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 4,5−ジヒドロ−2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2
,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(14g)を
使用して実施例9の経路により製造して、黄色の固体として標記化合物(9.7 g)を得た。 MS APCI (+ve) 280 ((M+H)+) IR 1675, 1492, 14541 H NMR (300MHz DMSO) δ 7.26-7.34(1H, t), 7.52(1H, d), 7,.63-7.70(2H, m)
, 7.78-7.83(2H, m), 8.09(1H, d), 8.12-18(2H, m), 8.57(1H, d)
【0146】 実施例104
【化129】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(4−フルオロフェニル)
−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 −5℃の水(120ml)、テトラヒドロフラン(60ml)および濃塩酸(30
ml)中の4−フルオロアニリン(9.47ml)の溶液に、温度を0℃以下に維持 しながら、水(60ml)中のNaNO2(7.25g)の溶液を滴加した。添加完
了後直ぐに、溶液を、0℃でさらに30分撹拌し、それから、温度を0℃以下に
維持しながら、−5℃のピリジン(200ml)中の2−(アセチルアミノ)フェ
ニルアミノ酢酸リチウム塩(21.4g)の溶液に小量ずつ加えた。混合物を、 0℃以下で2時間撹拌し、その後、酢酸エチルと水との間に分配した。層を分離
し、水性層を酢酸エチルで抽出した。合した有機層を硫酸マグネシウム上で乾燥
し、ピリジンのみ(約30mlの容量)が残るまで真空中で濃縮した。このピリジ
ン溶液に、無水酢酸(50ml)を加え、溶液を1時間撹拌した。反応混合物を真
空中で濃縮し、トルエンと一緒に共沸した。得られた半固体をエーテルとともに
すりつぶし、集め、それからジエチルエーテルで洗浄し、真空中で乾燥して標記
化合物(6.9g)を得た。 MS APCI (+ve) 313 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.19(3H, s), 6.96(1H, s), 7.13(2H, m), 7.30(1H, m), 7.
45(1H, m), 7.58(1H, m), 8.00(2H, m), 8.34(1H, d), 8.90(1H, s) (b) 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 トルエン(200ml)中の1−(2−アセチルアミノ)フェニル)−3−(4−
フルオロフェニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシ
ド、内部塩(6.0g)に、トルエンスルホン酸一水和物(3.80g)を加え、
混合物をDeanおよびStark条件下で水を共沸除去しながら、8時間加熱した。反 応混合物を真空中で濃縮し、ジクロロメタンと重炭酸ナトリウム溶液との間に分
配した。有機層を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中で濃縮した。溶離
剤として49:1のジクロロメタン/メタノールを使用してシリカ上でクロマト
グラフィー処理し、酢酸エチルから再結晶して、淡黄色の針状物質として標記化
合物(1.47g)を得た。 MS APCI (+ve) 295 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.96(3H, s), 7.23(2H, m), 7.63(1H, td), 7.75(1H, td),
7.98(H, dd), 8.18(2H, m), 8.36(1H, dd)
【0147】 実施例105
【化130】 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(6−クロロ−3−ピリジ
ニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 −5℃の水(30ml)、テトラヒドロフラン(15ml)および濃塩酸(8ml)
中の5−アミノ−2−クロロピリジン(3.0g)の溶液に、温度を0℃以下に 維持しながら、水(15ml)中のNaNO2(1.7g)の溶液を滴加した。添加
完了後直ぐに、溶液を0℃でさらに30分撹拌し、温度を0℃以下に維持しなが
ら、−5℃のピリジン(60ml)中の2−(アセチルアミノ)フェニルアミノ酢
酸リチウム塩(5.0g)の溶液に小量ずつ加えた。混合物を−5℃で1時間撹拌
し、その後、酢酸エチルと水との間に分配した。層を分離し、水性層を酢酸エチ
ルで抽出した。合した有機層を、ピリジンのみ(約30mlの容量)が残るまで、
真空中で濃縮した。このピリジン溶液に、無水酢酸(10ml)を加え、溶液を1
時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、トルエンとともに共沸した。得ら
れた油状物を、酢酸エチルとともにすりつぶして固体を得、これを集め、酢酸エ
チルで洗浄して標記化合物(2.2g)を得た。 MS APCI (+ve) 330/332 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.02(3H, s), 7.40(1H, td), 7.58(1H, s), 7.63(2H, td)
, 7.70(1H, dd), 7.76(1H, d), 7.91(1H, d), 8.54(1H, dd), 9.12(1H, d), 9.7
8(1H, s) (b) 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 乾燥アセトニトリル(200ml)中の1−(2−アセチルアミノ)フェニル−
3−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリ
ウムヒドロキシド、内部塩(5.4g)に、オキシ塩化燐(2.2ml)を加え、混
合物を3.5時間還流下で加熱した。反応混合物を、真空中で濃縮し、酢酸エチ ルと重炭酸ナトリウム溶液との間に分配した。層を分離し、水性層を酢酸エチル
で抽出した。合した有機層を水で洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥し、真空中
で濃縮した。溶離剤として49:1のジクロロメタン/メタノールを使用してシ
リカ上でクロマトグラフィー処理し、分取用HPLC処理してゴム状物質を得、
これをエタノールに溶解し、エーテル性塩化水素で酸性化した。溶剤を減圧下で
小容量とし、生成物を結晶化させて、淡黄色の結晶として標記化合物(0.14 g)を得た。 MS APCI (+ve) 312/314 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.80(3H, s), 7.77(1H, td), 7.82(1H, d), 7.86(1H, td)
, 7.98(1H, dd), 8.45(1H, dd), 8.63(1H, dd), 9.22(1H, d)
【0148】 実施例106
【化131】 5−(1−アゼチジニル)−2−(6−クロロピリジン−3−イル)−3−ヒド
ロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内 部塩 (a) 5−ブロモ−2−(6−クロロピリジン−3−イル)−3−ヒドロキシ
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ− 〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実 施例42)(1.0g)を使用して実施例30の経路により製造して、黄色の固 体として標記化合物(0.93g)を得た。粗製物を次の工程に使用した。 (b) 5−(1−アゼチジニル)−2−(6−クロロピリジン−3−イル)−
3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキ シド、内部塩 密閉管中で80℃で粗製の5−ブロモ−2−(6−クロロピリジン−3−イル)
−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロ キシド、内部塩(0.93g)およびアゼチジンを使用して実施例100の経路 により製造して、オレンジ色の固体として標記化合物(0.050g)を得た。 MS APCI (+ve) 352 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.39(2H, quin), 4.20(4H, t), 6.44(1H, s), 7.79(2H, m),
7.89(1H, t), 8.11(1H, d), 8.57(1H, d), 8.74(1H, dd), 9.30(1H, d)
【0149】 実施例107
【化132】 5−(1−アゼチジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4−(トリフ
ルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩 トルエン(20ml)中の5−ブロモ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−〔4
−(トリフルオロメチル)フェニル〕−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕 キノリニウムヒドロキシド、内部塩(0.7g)、トリス(ジベンジリデンアセ トン)ジパラジウム(30mg)、(R)−(+)−2,2−ビス(ジフェニルホスフィ
ノ)−1,1−ビナフチル(62mg)、アゼチジン(0.34mg)およびナトリウ
ム第3ブトキシド(0.22g)の溶液を、密閉管中で80℃で一夜加熱した。 シリカゲル(ジクロロメタン:酢酸エチル/4:1)上のクロマトグラフィーに
より精製し、次いで酢酸エチルからの再結晶によって、オレンジ色の固体として
標記化合物(300mg)を得た。 MS APCI (+ve) 399 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.30(2H, quin), 2.69(3H, s), 4.36(4H, t), 7.71(1H, t
), 7.78(1H, t), 7.79(2H, d), 8.28(1H, d), 8.52(3H, m)
【0150】 実施例108
【化133】 2−(4−エチルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(4−エチルフェニル)−
4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 4−エチルアニリン(6.05g)および〔2−(アセチルアミノ)フェニル〕
アミノ酢酸リチウム塩(10.7g)を使用して実施例63bに関するように製 造して、ベージュ色の固体として標記化合物(4.3g)を得た。 融点162〜163℃ MS APCI (+ve) 323 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.25(3H, t), 2.19(3H, s), 2.66(2H, q), 6.90(1H, s), 7.
26(3H, m), 7.41(1H, dd), 7.55(1H, td), 7.83(2H, d), 8.32(1H, br d), 9.17
(1H, br s) (b) 2−(4−エチルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(4−エチルフェニル)−4−ヒ
ドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(4.0g)を使 用して実施例63cに関するように製造して、黄色の固体として標記化合物(1.
265g)を得た。 融点176〜178℃ MS APCI (+ve) 305 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.29(3H, t), 2.73(2H, q), 2.96(3H, s), 7.36(2H, d), 7.
61(1H, td), 7.72(1H, td), 7.95(1H, dd), 8.04(2H, d), 8.34(1H, dd)
【0151】 実施例109
【化134】 2−(3−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(3−クロロフェニル)−
4−ヒドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 3−クロロアニリン(2.98g)および〔2−(アセチルアミノ)フェニル〕
アミノ酢酸リチウム塩(5.0g)を使用して実施例63bに関するように製造 して、ベージュ色の固体として標記化合物(3.52g)を得た。 融点187〜188℃ MS APCI (+ve) 329 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.20(3H, s), 6.97(1H, s), 7.29-7.40(3H, m), 7.45(1H, t
d), 7.59(1H, td), 8.02(1H, dd), 8.08(1H, s), 8.37(1H, br d), 8.68(1H, br
s) (b) 2−(3−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−3−(3−クロロフェニル)−4−ヒ
ドロキシ−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(3.32g)を 使用して実施例63cに関するように製造して、オレンジ色の固体として標記化
合物(1.265g)を得た。 融点222〜223℃ MS APCI (+ve) 311 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.97(3H, s), 7.39(1H, dd), 7.49(1H, t), 7.65(1H, td),
7.76(1H, td), 7.99(1H, dd), 8.20(1H, dd), 8.27(1H, d), 8.41(1H, dd)
【0152】 実施例110
【化135】 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリニル)メ
チル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、
内部塩 (a) 4−ブロモメチル−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例57) (0.14g)、N−ブロモスクシンイミド(0.08g)および過酸化ベンゾイ
ル(3mg)の混合物を、ギ酸メチル(10ml)およびジクロロメタン(10ml)
に懸濁し、窒素雰囲気下で16時間加熱還流した。懸濁液を水でうすめ、ジクロ
ロメタンで3回抽出した。合した有機相を、ブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、濾過し、蒸発して、出発物質、モノおよびジブロモ化合物の粗製混
合物(0.19g)を得た。このものを、さらに精製することなく使用した。 (b) 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリ
ニル)メチル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒド ロキシド、内部塩 モルホリン(0.085ml)を、テトラヒドロフラン(5ml)中の(a)で得 られた混合物(0.19g)の溶液に加えた。混合物を、室温で30分撹拌し、 水でうすめ、ジクロロメタンで3回抽出した。合した有機相を、ブラインで洗浄
し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発した。粗製の混合物は、溶離剤と
して0〜5%のエタノール/ジクロロメタンを使用してNova-Pakカラムを使用し
た順相HPLCにより30分にわたり精製した。得られた固体をジエチルエーテ
ルとともにすりつぶして黄色の固体として標記化合物(40mg)を得た。 融点224〜229℃ MS APCI (+ve) 396/398 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.82(4H, t), 3.76(4H, t), 4.17(2H, s), 7.52(2H, d), 7.
68(1H, t), 7.77(1H, t), 8.08(1H, d), 8.18(2H, d), 8.38(1H, d)
【0153】 実施例111
【化136】 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−イミダゾリ ル)メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキ シド、内部塩 (a) 4−ブロモメチル−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロ キシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例 64)(0.70g)を使用して実施例129aのように製造して、標記化合物 (0.58g)を得、これを粗製のまま次の工程に使用した。 (b) 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−イ ミダゾリル)メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウム ヒドロキシド、内部塩 粗製の4−ブロモメチル−2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロ キシ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩(0.29g)を使用して実施例129bのように製造して、黄色の固体 として標記化合物(0.13g)を得た。 融点246〜249℃ MS APCI (+ve) 379 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 5.71(2H, s), 6.92(1H, t), 7.31(1H, t), 7.80(4H, m),
8.09(1H, m), 8.31(1H, m), 8.49(1H, dd)
【0154】 実施例112
【化137】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−ト
リフルオロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内
部塩 4−トリフルオロメトキシアニリン(9.6g)および〔2−(アセチルアミ ノ)フェニル〕アミノ酢酸リチウム塩(実施例63a、10g)を使用して実施
例63bに関するように製造して、標記化合物(2.8g)を得た。 MS APCI (+ve) 379 ((M+H)+) (b) 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−トリフル
オロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(
2.8g)を使用して実施例63cに関するように製造して、黄色の固体として 標記化合物(0.65g)を得た。 融点205℃ MS APCI (+ve) 361 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.97(3H, s), 7.41(2H, d), 7.65(1H, t+微小), 7.76(1H, t
d), 7.99(1H, d+微小), 8.25-8.31(2H, m), 8.37(1H, d+微小)
【0155】 実施例113
【化138】 2−(4−フルオロ−3−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−フ
ルオロ−3−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内
部塩 4−フルオロ−3−メチルアニリン(6.3g)および〔2−(アセチルアミ ノ)フェニル〕アミノ酢酸リチウム塩(10.7g)を使用して実施例63bに 関するように製造して、淡黄色の固体として標記化合物(2.4g)を得た。 融点201〜202℃ MS APCI (+ve) 327 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.20(3H, s), 2.29(3H, d), 6.95(1H, s), 7.06(1H, t), 7.
29(1H, m), 7.44(1H, dd), 7.57(1H, td), 7.80(2H, d), 8.34(1H, br d), 8.97
(1H, br s) (b) 2−(4−フルオロ−3−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メ
チル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−フルオロ
−3−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩(
6.6g)を使用して実施例63cに関するように製造して、黄色の固体として 標記化合物(1.00g)を得た。 融点203〜205℃ MS APCI (+ve) 309 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.39(3H, s), 2.96(3H, s), 7.17(1H, t), 7.63(1H, td), 7
.74(1H, td), 7.94(1H, m), 7.97(1H, dd), 8.05(1H, dd), 8.36(1H, dd)
【0156】 実施例114
【化139】 2−(3−フルオロ−4−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(3−フ
ルオロ−4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内
部塩 3−フルオロ−4−メチルアニリン(1.75g)および〔2−(アセチルア ミノ)−フェニル〕アミノ酢酸リチウム塩(3.0g)を使用して実施例63b に関するように製造して、粗製の標記化合物を得、これを次の工程に使用した。
(b) 2−(3−フルオロ−4−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メ チル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩 粗製の1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(3−フ
ルオロ−4−メチル)フェニル−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内
部塩を使用して実施例63cに関するように製造して、黄色の固体として標記化
合物(0.181g)を得た。 融点213〜214℃ MS APCI (+ve) 309 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.35(3H, d), 2.96(3H, s), 7.35(1H, t), 7.63(1H, td), 7
.75(1H, td), 7.96(3H, m), 8.37(1H, dd)
【0157】 実施例115
【化140】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルチオフェニル)−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−メ
チルチオフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩 4−メチルチオアニリン(1.74ml)および〔2−(アセチルアミノ)−フ ェニル〕アミノ酢酸リチウム塩(3.0g)を使用して実施例63bに関するよ うに製造して、粗製の標記化合物を得、これを次の工程に使用した。 (b) 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルチオフェニル)−〔1,
2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 粗製の1−(2−アセチルアミノ)フェニル−4−ヒドロキシ−3−(4−メ
チルチオフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾリウムヒドロキシド、内部塩を使用
して実施例63cに関するように製造して、黄色の固体として標記化合物(0. 99g)を得た。 融点198〜199℃ MS APCI (+ve) 323 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.55(3H, s), 2.96(3H, s), 7.40(2H, d), 7.63(1H, td), 7
.74(1H, td), 7.98(1H, dd), 8.12(2H, d), 8.36(1H, dd)
【0158】 実施例116〜122 次の一般的方法を使用してBodan反応ステーションで実施例116〜122の 化合物を製造した。 芳香族アニリンを、テトラヒドロフランに溶解して1モル溶液を得た。それか
ら、1mlを、4M塩酸1.9mlに移し、混合物を−5℃に冷却した。亜硝酸ナト リウムの1モル溶液の1mlを加え、アルゴンを混合物を通して20秒泡立ち導入
することによって混合を達成した。さらに20分後に、それぞれのジアゾニウム
塩を、ピリジン中の〔2−(アセチルアミノ)フェニル〕アミノ酢酸リチウム塩
(実施例63a)(0.2g)の混合物に移し、混合物を渦巻下で撹拌した。約 1時間後に、それぞれの反応を水でクエンチし、酢酸エチルで抽出した。酢酸エ
チルを、遠心分離蒸発器中で除去した。残留物をピリジン(2ml)に再溶解し、
無水酢酸(0.2ml)を加えそして溶液を、一夜放置した。溶剤を、再び遠心分 離蒸発器中で除去し、残留物を、加熱還流するのに適した反応管に移した。この
物質を、酢酸に溶解し、トルエンスルホン酸(0.2g)を加えた。混合物を、 16時間加熱還流した。それによって溶剤を除去し、残留物を、ジクロロメタン
/エタノール勾配を使用して順相HPLCによって精製して、次の試料を得た。
【0159】 実施例116
【化141】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−キノリル)−〔1,2,3〕トリアゾロ
〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩二(p−トルエンスルホ ン酸塩) 融点266〜270℃ MS APCI (+ve) 328 ((M+H)+)1 H NMR(DMSO-d6) δ 2.98(3H, s), 7.76(1H, s), 7.85(1H, td), 8.02(2H, br m
), 8.50(1H, dd), 8.56(1H, d), 8.87(1H, dd), 9.03(1H, br d), 9.30(2H, m)
【0160】 実施例117
【化142】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−キノリル)−〔1,2,3〕トリアゾロ
〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩二(p−トルエンスルホ ン酸塩) 融点175〜179℃ MS APCI (+ve) 328 ((M+H)+)
【0161】 実施例118
【化143】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 p−トルエンスルホン酸塩 融点192〜194℃ MS APCI (+ve) 377 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 3.22(3H, s), 7.94(4H, m), 8.23(2H, d), 8.42(1H, dd), 8
.60(1H, dd)
【0162】 実施例119
【化144】 2−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p− トルエンスルホン酸塩 融点231〜233℃ MS APCI (+ve) 325/7 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.37(3H, s), 2.48(3H, s), 3.20(3H, s), 7.21(2H, d), 7.
45(1H, d), 7.81-7.95(6H, m), 8.09(1H, d), 8.41(1H, dd), 8.57(1H, d)
【0163】 実施例120
【化145】 2−(4−シクロヘキシルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トル エンスルホン酸塩 融点231〜5℃ MS APCI (+ve) 359 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.1-1.9(10H, m), 2.38(3H, s), 2.63(1H, m), 3.22(3H, s)
, 7.21-7.31(3H, m), 7.44(2H, d), 7.80-7.94(5H, m), 8.40(1H, d), 8.62(1H,
d)
【0164】 実施例121
【化146】 3−ヒドロキシ−2−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トルエン スルホン酸塩 融点163〜4℃ MS APCI (+ve) 319 ((M+H)+)
【0165】 実施例122
【化147】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トルエンスル ホン酸塩 融点202〜6℃ MS APCI (+ve) 291 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.38(3H, s), 2.50(3H, s), 3.23(3H, s), 7.25(2H, d), 7.
34(1H, d), 7.49(1H, t), 7.83-7.94(6H, m), 8.41(1H,d+fine), 8.63(1H, d)
【0166】 実施例123
【化148】 3−ヒドロキシ−5−メチルスルホニルアミノ−2−(4−トリフルオロメトキ
シフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩 (a) 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部 塩 3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例37)( 11.39g)およびスルホラン中の1.0Mニトロニウムテトラフルオロボレー
ト(70ml)を使用して実施例51に関するように製造して、オレンジ色の固体
として標記化合物(10.5g)を得た。 MS APCI (+ve) 391 ((M+H)+) (b) 5−アミノ−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部 塩 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(1 0.0g)を使用して実施例60に関するように製造して、黄色の固体として標 記化合物を得た。 MS APCI (+ve) 361 ((M+H)+) (c) 3−ヒドロキシ−5−メチルスルホニルアミノ−2−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒ ドロキシド、内部塩 5−アミノ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(1.
0g)およびメタンスルホニルクロリド(0.86ml)を使用して実施例128 に関するように製造して、黄色の固体として標記化合物(0.6g)を得た。 融点286〜288℃ MS APCI (+ve) 439 ((M+H)+)1 H NMR(DMSO-d6) δ 3.14(3H, s), 7.58(1H, s), 7.64(2H, d), 7.90(2H, m), 8
.30(1H, dd), 8.37(2H, d), 8.57(1H, dd), 10.00(1H, s)
【0167】 実施例124
【化149】 3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリニル)メチル)−2−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウ ムヒドロキシド、内部塩 (a) 4−ブロモメチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシ
フェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキ シド、内部塩 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (実施例112)(2.35g)、N−ブロモスクシンイミド(3.0g)および
過酸化ベンゾイル(10mg)の混合物を、ギ酸メチル(50ml)およびジクロロ
メタン(50ml)に懸濁させ、UVランプを使用して照射しながら、16時間加熱
還流した。懸濁液を水でうすめ、ジクロロメタンで3回抽出した。合した有機相
を飽和メタ重亜硫酸ナトリウム水溶液およびブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム
上で乾燥し、濾過し、蒸発した。溶離剤としてジクロロメタンを使用してシリカ
上でクロマトグラフィー処理して粗製のジブロモ化合物を得た。この中間体を、
テトラリン(20ml)に溶解し、30分95℃に加温した。室温に冷却した後に、
混合物を、直接フラッシュシリカクロマトグラフィーカラム上に注加し、はじめ
にジクロロメタンで溶離してテトラリンおよび関連した生成物を除去し、それか
ら200:1のジクロロメタン:メタノールで溶離して、黄色の固体として標記
化合物(1.11g)を得た。 MS APCI (+ve) 439 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 4.97(2H, s), 7.41(2H, d), 7.73(1H, td), 7.81(1H, td),
8.07(1H, dd), 8.30(2H, d), 8.408(1H, dd) (b) 3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリニル)メチル)−2−(4−ト
リフルオロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキ サリニウムヒドロキシド、内部塩 モルホリン(0.2ml)を、テトラヒドロフラン(10ml)中の4−ブロモメチ
ル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(0.5g)の
溶液に加えた。混合物を、室温で30分撹拌し、水でうすめ、ジクロロメタンで
3回抽出した。合した有機相をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、
濾過し、蒸発した。溶離剤として50:1のジクロロメタン/メタノールを使用
してシリカ上でクロマトグラフィー処理し次いでジエチルエーテルとともにすり
つぶして黄色の固体として標記化合物(0.09g)を得た。 融点181〜182℃ MS APCI (+ve) 446 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 2.82(4H, t), 3.76(4H, t), 4.17(2H, s), 7.402(2H, d), 7
.69(1H, td), 7.78(1H, td), 8.09(1H, dd), 8.27(2H, d), 8.39(1H, dd)
【0168】 実施例125
【化150】 3−ヒドロキシ−4−(イミダゾール−1−イル)メチル−2−(4−トリフル
オロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニ ウムヒドロキシド、内部塩 4−ブロモメチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩(実施例124a)(0.25g)およびイミダゾール(0.077g)を
使用して実施例124bに関するように製造して、黄色の固体として標記化合物
(0.15g)を得た。 融点249〜253℃ MS APCI (+ve) 427 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 5.69(2H, s), 7.05(1H, s), 7.32(1H, s), 7.42(2H, d), 7.
73(1H, td), 7.81(1H, td), 7.92(1H, s), 8.05(1H, dd), 8.24(2H, d), 8.38(1
H, dd)
【0169】 実施例126
【化151】 3−ヒドロキシ−4−(ピペラジニル)メチル−2−(4−トリフルオロメトキ
シフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩二塩酸塩 (a) 4−((4−〔1,1−ジメチルエチル〕オキシカルボニル)ピペラジ ニル)メチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 4−ブロモメチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩(実施例124a)(0.3g)および1−t−ブトキシカルボニルピペ ラジン(0.32g)を使用して実施例124bに関するように製造して、黄色 の固体として標記化合物(0.24g)を得た。 融点169〜170℃ MS APCI (+ve) 545 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 1.45(9H, s), 2.76(4H, t), 3.48(4H, t), 4.19(2H, s), 7.
41(2H, d), 7.69(1H, td), 7.78(1H, td), 8.09(1H, d), 8.26(2H, d), 8.39(1H
, dd) (b) 3−ヒドロキシ−4−(ピペラジニル)メチル−2−(4−トリフルオ
ロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウ ムヒドロキシド、内部塩二塩酸塩 ジクロロメタン(5ml)およびトリフルオロ酢酸(5ml)中の4−((4−〔
1,1−ジメチルエチル〕オキシカルボニル)ピペラジニル)メチル−3−ヒド ロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ
〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(0.26g)の溶液を、
室温で30分撹拌した。溶剤を真空中で除去し、残留物を、メタノール(5ml)
に懸濁し、ジエチルエーテル中の塩酸の1.0M溶液(5ml)を加え、それから、
溶剤を除去した。これを、さらに2回反復した。得られた固体を酢酸エチルとと
もにすりつぶし、濾過によって集め、ジエチルエーテルで洗浄して、黄色の固体
として標記化合物(0.236g)を得た。 MS APCI (+ve) 445 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.31(8H, br s), 4.60(2H, br s), 7.68(1H, d), 7.91(2H
, m), 8.11(1H, dd), 8.31(2H, m), 8.51(1H, dd)
【0170】 実施例127
【化152】 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩二塩酸塩 水性880アンモニア(7ml)を、テトラヒドロフラン(20ml)中の4−ブ
ロモメチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実
施例124a、0.25g)の溶液に加え、混合物を室温で1時間撹拌した。溶 液を、水でうすめ、ジクロロメタンで3回抽出した。合した有機相を、ブライン
で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過し、蒸発した。溶離剤として20:
1のジクロロメタン/メタノールを使用してシリカ上でクロマトグラフィー処理
して、遊離塩基として標記化合物を得た。この遊離塩基を、テトラヒドロフラン
(5ml)およびジエチルエーテル中の1.0M塩酸(2ml)で処理して青色/緑 色の固体を得、これを濾過により集め、メタノール、酢酸エチルおよびジエチル
エーテルでよく洗浄した(0.037g)。 融点277〜280℃ MS APCI (+ve) 376 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 4.65(2H, s), 7.67(2H, d), 7.92(2H, m), 8.12(1H, dd),
8.25(2H, d), 8.52(1H, dd)
【0171】 実施例128
【化153】 3−ヒドロキシ−5−(1−メチルイミダゾール−4−イル)スルホニルアミノ
−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1, 5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 5−アミノ−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実 施例123b)(0.36g)および1−メチルイミダゾール−4−スルホニルク
ロリド(0.2g)を、ピリジン(20ml)に懸濁し、室温で16時間撹拌した。
2M塩酸を加え、水性相をジクロロメタンで3回抽出した。有機相を合し、溶剤
を除去した。溶離剤として50:1のジクロロメタン/メタノールを使用してシ
リカ上でクロマトグラフィー処理し次いで酢酸エチルとともにすりつぶして、黄
色の固体として標記化合物(0.18g)を得た。 融点>300℃ MS APCI (+ve) 505 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.62(3H, s), 7.43(1H, s), 7.63(2H, d), 7.77(1H, s),
7.81(2H, m), 7.87(1H, td), 8.22(1H, d), 8.34(2H, d), 8.52(1H, dd), 10.45
(1H, s)
【0172】 実施例129
【化154】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(イミダゾール−1−イ
ル)メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキ シド、内部塩 (a) 4−ブロモメチル−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 ジクロロメタン(50ml)中の2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキ
シ−4−メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒド ロキシド、内部塩(実施例104)(1.7g)、ピリジン(0.56ml)および臭
素(0.36ml)の混合物を、室温で1時間撹拌した。混合物を、水でうすめ、 ジクロロメタンで3回抽出した。有機相を合し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾
過し、蒸発して、主生成物としてジブロミドを得た。この段階において、クロマ
トグラフィー(シリカ、100:1のジクロロメタン/メタノール)によって、
小量のモノブロモを得ることができた。ジブロミドをテトラリン(15ml)に懸
濁し、15分間145℃に加温した。室温に冷却した後、混合物を直接フラッシ
ュシリカクロマトグラフィーカラム上に注加し、はじめにジクロロメタンで溶離
してテトラリンおよび関連した生成物を除去し、それから100:1のジクロロ
メタン/メタノールで溶離して黄色の固体として標記化合物(1.83g)を得 た。 MS APCI (+ve) 373 ((M+H)+) (b) 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(イミダゾール
−1−イル)メチル−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウム ヒドロキシド、内部塩 4−ブロモメチル−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1, 2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(0. 4g)およびイミダゾール(0.11g)を使用して実施例124bに関するよ うに製造して、黄色の固体として標記化合物(0.165g)を得た。 融点256〜258℃ MS APCI (+ve) 361 ((M+H)+)1 H NMR (CDCl3) δ 5.69(2H, s), 7.05(1H, s), 7.27(3H, m), 7.71(1H, td), 7
.79(1H, td), 7.93(1H, s), 8.04(1H, dd), 8.15(2H, m), 8.378(1H, dd)
【0173】 実施例130
【化155】 2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−
〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 −5℃の水(20ml)、テトラヒドロフラン(10ml)および濃塩酸(5ml)
中の3−フルオロ−4−メトキシアニリン(1.96g)の溶液に、温度を0℃ 以下に維持しながら、水(10ml)中のNaNO2(1.02g)の溶液を滴加し
た。添加完了後直ちに、溶液を0℃でさらに15分間撹拌し、次いで、温度を0
℃以下に維持しながら、−5℃のピリジン(25ml)中の2−(アセチルアミノ)
フェニルアミノ酢酸リチウム塩(実施例63a)(3.0g)の溶液に小量ずつ 加えた。混合物を0℃で1時間撹拌し、その後、酢酸エチルと水との間に分配し
た。有機層を集め、硫酸マグネシウム上で乾燥し、ピリジンのみ(約10mlの容
量)が残るまで、真空中で濃縮した。このピリジン溶液に、無水酢酸(5ml)を
加え、溶液を14時間撹拌した。反応混合物を真空中で濃縮し、トルエンと一緒
に共沸して暗赤色の固体を得た。この固体を、水を共沸除去しながら、トルエン
120ml中でトルエンスルホン酸(2.7g)と一緒に18時間加熱還流した。 冷却した溶液を、重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルとの間に分配した。有機
抽出液を真空中で濃縮し、シリカ(クロロホルム:酢酸エチル、2:1)上でク
ロマトグラフィー処理し、エタノール:テトラヒドロフランから再結晶して、淡
黄褐色の針状物質として標記化合物(0.35g)を得た。 融点242〜244℃ MS APCI (+ve) 325 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.78(3H, s), 3.94(3H, s), 7.43(1H, t), 7.77(1H, t),
7.94(1H, s), 7.97(2H, d), 8.05(1H, dd), 8.44(1H, d)
【0174】 実施例131
【化156】 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリ
アゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1
,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例34)(5.7g)を、ジ
クロロメタン(400ml)に溶解し、次いでスルホラン中の0.5Mニトロニウム
テトラヒドロボレート(45ml)を室温で10分にわたって小量ずつ加えた。反応
はさらに10分後に完了した。これを、炭酸水素ナトリウム水溶液に注加し、振
盪し、有機層を分離し、水と一緒に2回振盪した。真空中で濃縮して固体を得、
これをさらに水ですすぎ、濾過によって集めて、オレンジ色の結晶として標記化
合物(5.0g)を得た。 融点243〜245℃ MS APCI (+ve) 321 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.41(3H, s), 7.44(2H, d), 7.96(4H, m), 8.04(2H, d),
8.61(1H, s), 8.67(3H, m)
【0175】 実施例132
【化157】 3−ヒドロキシ−5−メタンスルホンアミド−2−(4−メチルフェニル)−〔
1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 (a) 5−アミノ−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,
3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例131)
(5.0g)を、テトラヒドロフラン(400ml)に懸濁し、触媒として10% パラジウム付炭素(0.5g)を使用して5バールで水素添加した。混合物をセ ライトを通して濾過し、濾液を減圧下で蒸発乾固し、残留物をエタノールと一緒
にすりつぶして、褐色の固体として標記化合物(1.6g)を得た。 融点261〜264℃ MS APCI (+ve) 291 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.49(3H, s), 6.28(2H, s), 7.36(2H, d), 7.81(1H, dt),
7.88(1H, t), 8.14(2H, d), 8.28(1H, d), 8.52(1H, d) (b) 3−ヒドロキシ−5−メタンスルホンアミド−2−(4−メチルフェニ
ル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩 5−アミノ−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−〔1,2,3〕ト
リアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩(0.5g)を、
乾燥ピリジン(80ml)に溶解し、次いでメタンスルホニルクロリド(0.44 g)を加え、全体を室温で一夜撹拌した。混合物を水に注加し、酢酸エチルで3
回抽出した。合した抽出液を減圧下で濃縮し、残留物をテトラヒドロフラン(5
00ml)に溶解し、2M水酸化ナトリウム(100ml)を加えた。室温で一夜撹
拌した後、混合物を10M塩酸で中和し、減圧下で濃縮した。残留物を、酢酸エ
チルと水との間に分配し、有機層を分離し、減圧下で蒸発して固体を得た。これ
を、エタノールから2回再結晶して黄色〜褐色の粉末として標記化合物(0.3 2g)を得た。 融点244〜246℃ MS APCI (+ve) 369 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.40(3H, s), 3.12(3H, s), 7.41(2H, d), 7.56(1H, s),
7.87(2H, m), 8.08(2H, d), 8.28(1H, d), 8.57(1H, d), 9.96(1H, s)
【0176】 実施例133
【化158】 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルフェニル)−5−ニトロ−〔1
,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩 実施例131の操作によって、3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチ
ルフェニル)−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩から製造した。 融点223〜225℃ MS APCI (+ve) 335 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 2.40(3H, s), 2.72(3H, s), 7.44(2H, d), 7.87(3H, m),
8.02(2H, d), 8.56(1H, d)
【0177】 実施例134
【化159】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−メチルスルホニルアミノ
−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩 5−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例60)(0
.50g)およびメタンスルホニルクロリド(0.32ml)を使用し実施例128
に関するように製造して、黄色の固体として標記化合物(0.29g)を得た。 融点283〜285℃ MS APCI (+ve) 373 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.13(3H, s), 7.48(2H, m), 7.57(1H, s), 7.88(2H, m),
8.23(2H, m), 8.30(1H, dd), 8.57(1H, dd), 9.98(1H, s)
【0178】 実施例135
【化160】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−(1−メチルイミダゾー
ル−4−イル)スルホニルアミノ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノ リニウムヒドロキシド、内部塩 5−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例60)( 0.29g)およびメチルイミダゾールスルホニルクロリド(0.20g)を使用
して実施例128に関するように製造して、黄色の固体として標記化合物(0. 22g)を得た。 融点299〜301℃ MS APCI (+ve) 439 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 3.61(3H, s), 7.41(1H, s), 7.46(2H, t), 7.81(4H, m),
8.22(3H, m), 8.51(1H, dd), 10.42(1H, bs)
【0179】 実施例136
【化161】 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−(3−ピリジニル)スル
ホニルアミノ−〔1,2,3〕トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩 5−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−〔1,2,3〕
トリアゾロ〔1,5−a〕キノリニウムヒドロキシド、内部塩(実施例60)( 0.40g)および3−ピリジンスルホニルクロリド(0.30g)を使用して実
施例128に関するように製造して、黄色の固体として標記化合物(0.31g)
を得た。 融点249〜254℃ MS APCI (+ve) 436 ((M+H)+)1 H NMR (DMSO-d6) δ 7.20(1H, s), 7.46(2H, t), 7.56(1H, m), 7.70(1H, td),
7.83(1H, td), 7.96(1H, d), 8.14(1H, dt), 8.21(2H, m), 8.51(1H, d), 8.78
(1H, dd), 8.90(1H, d), 10.75(1H, bs)
【0180】 薬理学的データ 試験A−慢性移植片対宿主試験 本発明の化合物の薬理学的活性は、J M Doutrelepont等の方法〔Clin. Exp. I
mmunol., 1991, Vol. 83, 133-6;マウスにおける慢性移植片対宿主(c-GVH)病
の阻害〕を使用して証明することができる。試験化合物は、TWEEN-80を使用した
生理食塩水中の懸濁液として毎日21日間皮下的にマウスに投与した。
【0181】 試験B−好酸球増多症の阻害 マウスの肺における炎症性細胞に対する本発明の化合物の使用は、Brusselle 等,Clin. Exp. Allergy 1994, 24, 73-80から適応された以下の方法によって評
価した。好酸球数に対するマーカーとしての好酸球ペルオキシダーゼの測定は、
Cheng等、J.Pharmacol. Exp. Ther. 1993, 264, 922-929から適応した。 雄のBalb/cマウスに、オバルブミン/Al(OH)3混合物を投与し、少なくとも1
4日間感作した。感作の期間の後に、マウスを、オバルブミンの溶液(2w/v%)
を噴霧したパースペックス室に入れた。オバルブミンを、30〜40分マウスに
吸入させることができた。オバルブミンによる吸入チャレンジを、4または8日
間連続して毎日反復した。それぞれの毎日の吸入チャレンジの少なくとも1時間
前に、化合物を、懸濁液または溶液(使用量および化合物の溶解度によって)と
して、5%Tween 80中で経口的または皮下的に投与した。最後の吸入チャレンジ
の24時間後に、マウスを犠牲にし、次のパラメーターの阻害を、対照動物と比
較することによって測定した。 (1) 細気管支肺胞洗浄における炎症性細胞、特に好酸球の数の増加(投与の
4日後) (2) 均質化した肺組織における好酸球ペルオキシダーゼ活性の増加によって
測定されるような肺組織中の好酸球の蓄積(投与の8日後) (3) 全血から得られた血清中に存在する抗体タイター(IgE、 IgG1およびIgG
2a)の増加(投与の8日後)
【0182】 試験C−好酸球増多症の阻害 雌のBrown Norwayラットに、オバルブミン/Al(OH)3混合物を投与し、少なく とも14日間感作した。感作の期間後に、ラットを、オバルブミンの溶液(1w/v
%)を噴霧したパースペックス室に入れた。オバルブミンを15分の期間ラット
に吸入させることができた。オバルブミンによる吸入チャレンジの少なくとも1
時間前および24時間後に、化合物を、懸濁液または溶液(使用量および化合物
の溶解度によって)として、適当なビヒクル中で経口的または皮下的に投与した
。吸入チャレンジの48時間後に、ラットを犠牲にし、肺を洗浄し、洗浄に対す
る好酸球浸潤の阻害を測定した。 本発明の化合物は、慢性移植片対宿主試験および好酸球増多症の阻害の試験に
おいて、0.1〜10mg/kgの範囲のED50で活性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 37/08 A61P 37/08 C07D 487/04 139 C07D 487/04 139 146 146 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ロジャー・ボナート イギリス国レスターシア州エル・イー11・ 5アール・エイチ.ラフバラ.ベイクウェ ルロード.アストラチャーンウッド (72)発明者 ピーター・ケイジ イギリス国レスターシア州エル・イー11・ 5アール・エイチ.ラフバラ.ベイクウェ ルロード.アストラチャーンウッド (72)発明者 デイヴィッド・ドナルド イギリス国レスターシア州エル・イー11・ 5アール・エイチ.ラフバラ.ベイクウェ ルロード.アストラチャーンウッド (72)発明者 マーク・ファーバー イギリス国レスターシア州エル・イー11・ 5アール・エイチ.ラフバラ.ベイクウェ ルロード.アストラチャーンウッド (72)発明者 ジェーン・ウィズノール イギリス国レスターシア州エル・イー11・ 5アール・エイチ.ラフバラ.ベイクウェ ルロード.アストラチャーンウッド

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I): 【化1】 {式中:基R1は各々独立して、ハロゲン原子またはC1−C6アルキル、C1−C 6 アルコキシ、C3−C7シクロアルキル、ヒドロキシル、ニトロ、シアノ、CO22、NR34、CONR34、SO2NR34またはNR3SO24基を表し; 基R2、R3およびR4は各々独立して、水素原子またはC1−C6アルキルまた はC3−C7シクロアルキル基を表し; nは0、1、2、3または4であり; AはCH2、X=Y、Y=X、X′−Y′またはY′−X′であり; XはNまたはCR5[ここでR5は、水素またはハロゲン原子、またはニトロ、
    カルボキシル、スルホン酸(SO2H)、C1−C6アルキル、C3−C7シクロア ルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6アルコキシカルボニル、C3−C7シクロ
    アルコキシカルボニル、C1−C6アルキルスルホニル、C3−C7シクロアルキル
    スルホニル、NR78、CONR78またはSO2NR78基(ここでR7および
    8は各々独立して、水素原子、C3−C7シクロアルキル基、場合により置換さ れていてもよいフェニル−、ピリジニル−またはイミダゾリル−スルホニル基、
    または場合により置換されていてもよいC1−C6アルキル(スルホニル)基を表
    すか、またはこれらが結合している窒素原子とともに、場合により窒素、酸素ま
    たは硫黄から選択されるさらに別のヘテロ原子を含む場合により置換されていて
    もよい3−ないし7−員複素環を形成する)を表す]であり; YはNまたはCR6[ここでR6は水素またはハロゲン原子、またはNR78
    1−C6アルコキシ、C3−C7シクロアルキルまたは場合により置換されていて
    もよいC1−C6アルキル基(ここでR7およびR8は前述の定義を有する)を表す]
    であり; X′はC=O、SO2、NR9またはCHR10[ここでR9は水素原子、または C3−C7シクロアルキルまたは場合により置換されていてもよいC1−C6アルキ
    ル基を表し、そしてR10は水素原子またはC1−C6アルキル、C3−C7シクロア
    ルキルまたはNR78基(ここでR7およびR8は前述の定義を有する)を表す]
    であり; Y′はCHR10(ここでR10は前述の定義を有する)であるか、または、X′
    がNR9またはCHR10であるとき、Y′はさらにC=OまたはSO2を表すこと
    ができ;そして Ar1はフェニル、ピリジニル、ピリミジニル、ベンゾチアゾリル、キノリル またはキノキサリニル基(これらは各々、場合により置換されていてもよい)を
    表す}の化合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合物。
  2. 【請求項2】 nが0であるか、またはnが1または2であって、R1がハ ロゲンである、請求項1記載の化合物。
  3. 【請求項3】 AがX=Yである、請求項1または請求項2記載の化合物。
  4. 【請求項4】 XがNまたはCR5[ここでR5は水素またはハロゲン原子、
    またはニトロ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、NR78またはSO2 NR78基(ここでR7およびR8は各々独立して、水素原子、場合により置換さ
    れていてもよいイミダゾリルスルホニル基、または場合により置換されていても
    よいC1−C6アルキル(スルホニル)基を表すか、またはこれらが結合している
    窒素原子とともに、場合により窒素および酸素から選択されるさらに別のヘテロ
    原子を含む場合により置換されていてもよい3−ないし7−員複素環を形成する
    )を表す]である、請求項3記載の化合物。
  5. 【請求項5】 YがNまたはCR6(ここでR6は水素原子、NR78基また
    は場合により置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表す)である、請求項
    3記載の化合物。
  6. 【請求項6】 AがX′−Y′またはY′−X′である、請求項1または2
    記載の化合物。
  7. 【請求項7】 X′がC=O、NR9またはCHR10[ここでR9は水素原子
    、または場合により置換されていてもよいC1−C4アルキル基を表し、そしてR 10 は水素原子を表す]を表す、請求項6記載の化合物。
  8. 【請求項8】 Y′がCHR10(ここでR10は水素原子またはC1−C4アル
    キル基を表す)を表す、請求項6記載の化合物。
  9. 【請求項9】 Ar1がフェニル、ピリジニル、3−キノリルまたは6−キ ノリル基(これらは各々、場合により1個以上の、ハロゲン原子、C3−C7シク
    ロアルキル、C1−C6アルキルチオ、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、
    トリフルオロメチル、トリフルオロメチルチオおよびトリフルオロメトキシから
    選択される置換基によって置換されていてもよい)を表す、前記請求項のいずれ
    か一項に記載の化合物。
  10. 【請求項10】 2−(4−クロロフェニル)−2,4−ジヒドロ−3−ヒド
    ロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]インドリニウムヒドロキシド、 内部塩、 2,4−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェ ニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]インドリニウムヒドロキシド、 内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェ ニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 2−(4−クロロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−[1,2, 3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロ−2−メチルフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−[4−(トリフルオロ メチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒ ドロキシド、内部塩、 5−クロロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−
    [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(1−メチルエチル)−2−[4−(トリフルオロメチ
    ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロ キシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオ ロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒ ドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−メチル−2−[4−( トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナ ゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 6,9−ジフルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフ
    ルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(3−ピリジニル) −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3 −ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシ ド、内部塩、 6,9−ジフルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フ ェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、 内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロ メチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒド ロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−[1
    ,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(3−ピリジニル)−[1,2,3]トリ
    アゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−[4−(トリフルオロ メトキシ)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キナゾリニウム ヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4− (トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−2−[4−(トリフルオロ メチル)フェニル]−4−(2,2,2−トリフルオロエチル)−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−メチル−2−[4−( トリフルオロメトキシ)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−9−フルオロ−3 −ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−
    メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチ
    ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2
    ,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−[1,2, 3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチ
    ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[
    1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(4−メチルフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1
    ,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フ ェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、 内部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−フェニル−[1,2,3]トリアゾロ [1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−[1,2,
    3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−フェニル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノ リニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−フェニル−[1,2,3]トリアゾロ[1, 5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメトキシ)フェニル]
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ− [1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(4−モルホリニル)−2−[4−(トリフルオロメチ
    ル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(4−モルホリニル)−2−[4−(トリフルオロメト
    キシ)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロ キシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリア
    ゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[1
    ,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
    −4,5−ジヒドロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒ
    ドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3
    ]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 4−アゼチジニル−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェ
    ニル]−[1,2,3]トリアゾロ−[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシ ド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−2−[4−(トリフルオロメチル)
    フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド 、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)−2−[4−(トリフルオロメチル)
    フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキ シド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−オキソ−4,5−ジヒド ロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内 部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−メチル−4−オキソ−2−[4−(トリフルオロメチル)
    フェニル]−4,5−ジヒドロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサ
    リニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリフルオロメチル)
    フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド 、内部塩、 4−エチル−3−ヒドロキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−ピリジニル)−[1,2,3]トリア
    ゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2
    ,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピ
    リジニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド 、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−[1
    ,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6− メチル−3−ピリジニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウ ムヒドロキシド、内部塩、 9−フルオロ−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジ
    ニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−ブロモ−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフェニル)−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−(1−アゼチジニル)−3−ヒドロキシ−2−(3−トリフルオロメチルフ
    ェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、 内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−4−オ キソ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−5−ニ
    トロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部 塩、 3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジニル)−5−ニトロ−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−メチ
    ル−4−オキソ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒド ロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−メチルエチル)
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルフェニル)−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(6−メトキシ−3−ピリジニル)−4−メチル−[1
    ,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメチルフェニル)−[1,2,3]ト リアゾロ[5,1−c][1,2,4]ベンゾトリアジニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 4−アゼチジニル−3−ヒドロキシ−2−(4−クロロフェニル)−[1,2, 3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニ
    トロ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部 塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−5−ニトロ−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−9−フルオロ−3−ヒドロキシ−2−(6−メチル−3−ピリジ
    ニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内 部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−メチル−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−ニトロ−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−(2−アミノエチル)アミノ−2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロ
    キシ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部 塩、二塩酸塩、 4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ−4−プロピル−2−[4− (トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 4−(2−アミノエチル)−4,5−ジヒドロ−3−ヒドロキシ−5−オキソ −2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1
    ,5−a]キナゾリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−(2−メトキシエチルアミノ)−2−[4−(トリフル
    オロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウム ヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−メトキシ−2−[4−(トリフルオロメチル)フェニル]
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−アゼチジニルスルホニル−2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[
    1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(6−クロロ−3−ピリジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1, 2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 5−(1−アゼチジニル)−2−(6−クロロピリジン−3−イル)−3−ヒ
    ドロキシ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、 内部塩、 5−(1−アゼチジニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−2−[4−(トリ
    フルオロメチル)フェニル]−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニ ウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−エチルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−クロロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリニル)
    メチル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシ ド、内部塩、 2−(3,4−ジフルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(1−イミダゾ
    リル)メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロ−3−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(3−フルオロ−4−メチル)フェニル−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルチオフェニル)−[1,2,3]
    トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(6−キノリル)−[1,2,3]トリアゾ
    ロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩二(p−トルエンスル ホン酸塩)、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−キノリル)−[1,2,3]トリアゾ
    ロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩二(p−トルエンスル ホン酸塩)、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−トリフルオロメチルチオフェニル)
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩p−トルエンスルホン酸塩、 2−(3−クロロ−4−メチルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p −トルエンスルホン酸塩、 2−(4−シクロヘキシルフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル−[1,2
    ,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トル
    エンスルホン酸塩、 3−ヒドロキシ−2−(4−イソプロピルフェニル)−4−メチル−[1,2, 3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トル エンスルホン酸塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(3−メチルフェニル)−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩p−トルエンス ルホン酸塩、 3−ヒドロキシ−5−メチルスルホニルアミノ−2−(4−トリフルオロメト
    キシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−((4−モルホリニル)メチル)−2−(4−トリフル
    オロメトキシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニ ウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−(イミダゾール−1−イル)メチル−2−(4−トリフ
    ルオロメトキシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリ ニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−(ピペラジニル)メチル−2−(4−トリフルオロメトキ
    シフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩二塩酸塩、 4−アミノメチル−3−ヒドロキシ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニ
    ル)−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、 内部塩二塩酸塩、 3−ヒドロキシ−5−(1−メチルイミダゾール−4−イル)スルホニルアミ
    ノ−2−(4−トリフルオロメトキシフェニル)−[1,2,3]トリアゾロ[1, 5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−4−(イミダゾール−1−
    イル)メチル−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロ キシド、内部塩、 2−(3−フルオロ−4−メトキシフェニル)−3−ヒドロキシ−4−メチル
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部 塩、 3−ヒドロキシ−5−ニトロ−2−(4−メチルフェニル)−[1,2,3]ト
    リアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−5−メタンスルホンアミド−2−(4−メチルフェニル)−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 3−ヒドロキシ−4−メチル−2−(4−メチルフェニル)−5−ニトロ−[
    1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノキサリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−メチルスルホニルアミノ
    −[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキシド、内部塩、 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−(1−メチルイミダゾ
    ール−4−イル)スルホニルアミノ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キ ノリニウムヒドロキシド、内部塩、または 2−(4−フルオロフェニル)−3−ヒドロキシ−5−(3−ピリジニル)ス
    ルホニルアミノ−[1,2,3]トリアゾロ[1,5−a]キノリニウムヒドロキ シド、内部塩 である、請求項1記載の化合物またはそのいずれかの化合物の製薬上許容できる
    塩または溶媒化合物。
  11. 【請求項11】 請求項1に定義した式(I)の化合物の製造方法であって、 (i) 式(II): 【化2】 [式中、n、R1およびAは式(I)で定義したとおりであるが、但し環の5− 位の原子は窒素原子ではない]の化合物を式(III): 【化3】 [式中、Ar1は式(I)で定義したとおりであり、そしてT-は対イオンである]
    の化合物と反応させ、続いて得られた中間体を環化させること;または (ii) AがX=Y(ここでXはCR5であって、R5はニトロまたはNH2であり、
    そしてYはCR6である)であるとき、R5が水素である相当する式(I)の化合
    物をニトロ化剤と反応させ、場合により続いて水素化すること;または (iii) 環の5−位の原子が窒素原子であるとき、式(IV): 【化4】 [式中、n、R1およびAr1は式(I)で定義したとおりである]の化合物をジ
    フェニルホスホリルアジドと、またはアジド源の存在においてクロロホルメート
    と、反応させ、そして必要ならば得られた化合物を、場合により酸塩化物または
    塩化スルホニルの存在において環化させること;または (iv) AがX=Y(ここでXはNであり、そしてYはCR6である)であるとき、
    式(V): 【化5】 [式中、n、R1、R6およびAr1は式(I)で定義したとおりである]の化合 物を環化剤と反応させること;または (v) AがX=Y(ここでXはNであり、そしてYはNである)であるとき、式 (VI): 【化6】 [式中、n、R1およびAr1は式(I)で定義したとおりである]の化合物を亜
    硝酸塩(nitrite)と反応させること; および場合によりその後: ・ 式(I)の化合物を別の式(I)の化合物に変換すること、および/または ・ 製薬上許容できる塩または溶媒化合物を形成させること より成る方法。
  12. 【請求項12】 請求項1ないし10のいずれか一項に記載の式(I)の化
    合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合物、ならびに製薬上許容でき
    る補助剤、希釈剤または担体より成る医薬組成物。
  13. 【請求項13】 請求項1ないし10のいずれか一項で定義した式(I)の
    化合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合物を、製薬上許容できる補
    助剤、希釈剤または担体と混合することより成る、請求項12記載の医薬組成物
    の製造方法。
  14. 【請求項14】 治療に使用するための、請求項1ないし10のいずれか一
    項に記載の式(I)の化合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合物。
  15. 【請求項15】 治療に使用するための薬剤の製造における、請求項1ない
    し10のいずれか一項に記載の式(I)の化合物またはその製薬上許容できる塩
    または溶媒化合物の使用。
  16. 【請求項16】 アレルギー性または炎症性障害の治療または予防法であっ
    て、治療上有効な量の請求項1ないし10のいずれか一項に記載の式(I)の化
    合物またはその製薬上許容できる塩または溶媒化合物をこのような障害に罹患し
    ているかまたは罹患しやすい人に投与することより成る方法。
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