JP2001508146A - タービン設備 - Google Patents

タービン設備

Info

Publication number
JP2001508146A
JP2001508146A JP50838098A JP50838098A JP2001508146A JP 2001508146 A JP2001508146 A JP 2001508146A JP 50838098 A JP50838098 A JP 50838098A JP 50838098 A JP50838098 A JP 50838098A JP 2001508146 A JP2001508146 A JP 2001508146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
turbine
housing
expansion
sliding member
axial
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP50838098A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3898229B2 (ja
Inventor
オインハウゼン、ハインリッヒ
レンベルク、アクセル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Siemens AG
Original Assignee
Siemens AG
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Siemens AG filed Critical Siemens AG
Publication of JP2001508146A publication Critical patent/JP2001508146A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3898229B2 publication Critical patent/JP3898229B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/28Supporting or mounting arrangements, e.g. for turbine casing
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01DNON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
    • F01D25/00Component parts, details, or accessories, not provided for in, or of interest apart from, other groups
    • F01D25/24Casings; Casing parts, e.g. diaphragms, casing fastenings
    • F01D25/26Double casings; Measures against temperature strain in casings

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
  • Casting Support Devices, Ladles, And Melt Control Thereby (AREA)
  • Switches With Compound Operations (AREA)
  • Heat Treatment Of Strip Materials And Filament Materials (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Radar Systems Or Details Thereof (AREA)
  • Burglar Alarm Systems (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 本発明は、少なくとも2組の部分タービン(2,3a,3b,3c)を備え、各部分タービンはそれぞれ主軸(4)に沿って延びるタービンロータ(5)およびガイドブレード(6)を取り付ける内部ハウジング(8a,8b,8c)を備えたタービン設備(1)、特に蒸気タービン設備に関する。少なくとも1組の内部ハウジング(8a,8b,8c)は軸方向に変位することができ、この軸方向変位を補償するために熱膨張する摺動部材(9)が設けられる。この摺動部材(9)は第1の膨張部材(10a)および第2の膨張部材(10b)を有し、両膨張部材は連結部材(11)を介して互いに連結されている。連結部材(11)は、第1の膨張部材(10a)の熱膨張および/または軸方向変位よりも大きい第2の膨張部材(10b)の軸方向変位を機械的および/または流体的に生じさせる。本発明はさらに摺動部材(9)に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 タービン設備 本発明は、少なくとも2組の部分タービンを備え、各部分タービンは主軸に沿 って延びるタービンロータを備え、これらのタービンロータは相互に強固に連結 されているタービン設備、特に蒸気タービン設備に関する。各部分タービンはガ イドブレードを取り付ける内部ハウジングを備えており、少なくとも1組の内部 ハウジングは軸方向に動くことができる。この内部ハウジングの軸方向変位のた めに熱膨張する摺動部材が設けられている。本発明はさらに摺動部材に関する。 ドイツ国特許出願公開第3522916号明細書には、少なくとも1組の外部 ハウジングおよびそれに対して同軸配置の内部ハウジングを有する低圧部分ター ビンと、低圧部分タービンに対して同軸にかつその上流側に配置された少なくと も1組の高圧部分タービンおよび/または中圧部分タービンとを備えたタービン 装置が開示されている。部分タービンの軸は1つの軸部材に相互に強固に連結さ れている。低圧部分タービンの上流側には基準平面を画成する軸部材のためのス ラスト軸受が設けられており、その基準面から軸方向の軸膨張および軸変位が出 発している。内部ハウジングは変位を伝達する連結棒によって、軸方向に隣接す る部分タービンハウジングの軸方向に動けるように支持された端部またはタービ ン軸受ハウジングに連結されている。連結棒は外部ハウジングの壁を通して、制 限された横方向の動きも可能にするシール部材によって熱的に動くことができ、 かつ真空密に導出されている。低圧タービンの前方に配置されているタービン軸 受は第2の基準平面を画成しており、この基準面からこのタービン軸受に支持さ れている部分タービンハウジングおよびそれに連結されている部分タービンハウ ジングの軸方向膨張および変位が出発している。こうすることによって軸部材お よびタービンハウジングの軸方向変位が事実上同一軸方向膨張および同一方向に 行われ、互いに隣接する回転ブレード面およびガイドブレード面の間に最小の軸 方向遊びしか生じない。連結棒による変位伝達部は変位を伝達するタービン軸受 の領域内に設けられる。また、連結棒の密封貫通部は低圧部分タービンの内部ハ ウジングの水平熱動型の突出支持部と構造的に結合される。内部ハウジングの突 出アームは軸に平行な方向に延び、滑動する支持面およびガイド面で付属の軸受 ハウジングの支承部に位置する。連結棒はタービン軸受の領域内で突出アームに 摩擦力をもって結合され、特に真空密の貫通のための膜シールは外部環状フラン ジで低圧部分タービンの外部ハウジングの端面に連結され、内部環状フランジで タービン軸受ハウジング部分に真空密に封鎖される。外部ハウジングの端面壁お よび軸受ハウジングの両座り面間、すなわち、わずかな相対変位しか生じない部 分間へのシール部材の配置は、内部ハウジングの大きな熱変位がシール部材によ って減結合される、という役割を果たしていることになる。 ドイツ国特許出願公告第1216322号明細書には、前後に同軸に配置され た複数の部分タービンを有し、それらの軸が相互に強固に連結され、それらのハ ウジングのうち少なくとも一つは軸方向に動くことができ、固定配置の部分ター ビンハウジングまたは軸受台に結合されている蒸気タービンまたはガスタービン が記載されている。タービンの低圧ハウジングはそれぞれ外部ハウジングおよび 内部ハウジングからなっている。低圧タービンの内部ハウジングと隣接する部分 タービンハウジングまたは軸受台との連結は、外部ハウジングの壁を貫通して蒸 気密に且つ熱変位ができるように導出された連結棒によって行われる。この連結 棒は1本の棒材とすることができ、外部ハウジングの壁内で軸方向および半径方 向に従動するべローズによって密封されている。さらに連結棒は軸方向に整列さ れ互いにリンク結合された3つの棒材から構成され、その中央のものは外部ハウ ジングの壁のブッシュ内で滑動はめあいをもって軸方向に動くようにすることが できる。このような連結棒によりハウジングの軸方向変位が行われなければなら ず、それによってロータとハウジング間の軸方向遊びができるだけ一定に保たれ なければならない。軸方向遊びの大きさを変えるために、連結棒の長さの変化が その温度の変化によって可能である。温度のこの変化は蒸気または流体による連 結棒の付加的な熱負荷によって実施される。 管を通して高温蒸気が導かれる軸方向遊びの大きさの上述の変化は英国特許第 1145612号明細書に記載されている。軸方向に膨張し得る管は各端面側で それぞれの棒材に連結され、さらにその棒材は低圧部分タービンの内部ハウジン グに取り付けられる。タービンロータに対する内部ハウジングの軸方向変位は内 部ハウジングの膨張、連結棒の膨張、さらには膨張管の膨張を合成したものであ る。互いに連結された内部ハウジングの熱膨張は、上流側に最も遠くに配置され た低圧部分タービンの外部ハウジングに配置された固定点から出発して定義され る。内部ハウジングの熱膨張のこの出発点は、さらに上流側に位置する軸受内で 定義されるロータの熱膨張の出発点とは異なる。膨張管は補償器を介して低圧部 分タービンの対応する外部ハウジングに連結され、それにより、内部ハウジング および連結棒からなるシステムの絶対的な膨張が補償器によって吸収されるよう にしている。内部ハウジングおよび連結棒からなるシステムとタービンロータの 膨張部との間を一定の関係に保証するために、上述のように膨張管に蒸気が導入 されなければならない。この蒸気は蒸気プロセスから取り出すか、または特別に あつらえなければならい。いずれにしても、軸方向遊びの補償のために必要な蒸 気が蒸気タービンの運転状態に従って熱膨張管に導入されるような調整システム および監視システムも必要となる。 本発明の課題は、簡易な構造および方式で、特に高価な調整システムおよび監 視システムを用いることなく、タービンロータと内部ハウジングとの間の軸方向 遊びを所定値以下に維持し得るタービン設備を提供することにある。本発明の他 の課題は、タービン設備のタービンロータと内部ハウジングとの間の軸方向遊び を減少させるための適当な摺動部材を提供することにある。 タービン設備に向けられた課題は、軸方向に変位し得る内部ハウジングに軸方 向変位を補償するために熱膨張する摺動部材が設けられ、この部材が第1の膨張 部材および第2の膨張部材を有し、両膨張部材が連結部材を介して互いに連結さ れることによって解決される。この連結部材は、第1の膨張部材の軸方向変位お よび/または軸方向熱膨張よりも大きい第2の膨張部材の軸方向変位を機械的お よび/または流体的に生じさせる。 連結部材は、好ましくは機械的なレバーである。このレバーは固定点を中心と して回動することができ、第1の膨張部材および第2の膨張部材は各連結部でレ バーとともに回動できるように連結される。第2の連結部の固定点からの距離は 、第1の連結部の固定点からの距離よりも大きい。第1の膨張部材の熱膨張およ び /または変位によって引き起こされた第1の連結部材の変位は、従って機械的レ バーをその固定点を中心として回動させる。第2の膨張部材のレバーアームすな わち第2の連結部と固定点との距離は第1の膨張部材のレバーアームよりも長い ので、機械的レバーは、第1の連結部材の軸方向変位より大きく同一方向の第2 の膨張部材の軸方向変位を引き起こす。 こうすることによって、特に蒸気タービン設備において低い冷却水温度のもと で用いられる大容量の3連型の低圧部分タービン装置において、タービンロータ に対する第3の低圧内部ハウジングの相対膨張が小さい値に保たれ、静止状態の ガイドブレードと回転ブレードとの間では蒸気タービン設備の全負荷時において も軸方向遊びが所定値以下に保たれる。それに対応する同一方向に向けられたレ バーアームの選択によって、軸方向遊びを、他の低圧部分タービンの軸方向遊び にほぼ対応する値に調整することができる。したがって、低圧部分タービン全体 を類似構造にすることができる。 自明のごとく、軸方向に並置された低圧部分タービン全体を摺動部材を介して 上述の簡易なリンク機構に連結することができる。レバーアームの適切な選択つ まりは対応する伝達比の適切な選択によって、低圧部分タービンのそれぞれに対 して、タービンロータに対する相対膨張を所定値だけ減少させる軸方向の動きを 発生させることができる。特に相対膨張はその都度一定値に調整することができ る。同様に個々の低圧部分タービンは剛性のある摺動部材を介して機械的または 流体的な変位増幅器を用いることなく相互に連結することができる。 機械的および/または流体的なやり方で第1の膨張部材の軸方向変位および/ または軸方向膨張を同一方向に増幅させる連結部材は構造的に容易に実現するこ とができ、複雑な監視装置や調整装置を必要とすることがなく、付加的な導管を 介して蒸気を導入する必要もない。かくして上述の連結部材によれば、構造的に および作業上わずかな費用でタービン設備のガイドブレードと回転ブレード間の 軸方向遊びの減少を達成することができ、それによりタービン設備の運転効率を 向上させることができる。 好ましくは摺動部材は内部ハウジングを支持する軸受の受け面と共通に内部ハ ウジングを包囲する外部ハウジングのシール部を貫通させるのがよい。シールは 軸方向に膨張し得るシール用ベローズを備えるのがよい。共通のシールによって 外部ハウジングの貫通部の減少を達成し、それによって構造的な簡易化を達成す ることができる。 好ましくは、変位増幅器(レバー)を有する摺動部材、1つまたは複数の内部 ハウジング、および場合により変位増幅器(連結棒)なしの摺動部材を含む軸方 向の膨張複合部と、相互に連結されたタービンロータとは共通の軸方向固定点を 持つのがよい。この軸方向固定点は中圧部分タービンの外部ハウジングおよび2 組以上の低圧部分タービンを備えた膨張複合部において軸方向に全部分タービン の前に配置された中圧部分タービンの外部ハウジングの支持のために用いられる タービン軸受とするのがよい。 主軸に沿って膨張し得る互いに独立の2つの部材、特にタービンロータとター ビン設備の内部ハウジングとの間の異なる軸方向膨張を減少させるための摺動部 材に向けられた課題は、第1の膨張部材、第2の膨張部材および連結部材を有す る摺動部材によって解決される。連結部材は、固定点を中心として回動すること ができ、第1の膨張部材および第2の膨張部材がレバーの同一側に各連結部で回 動できるように連結された機械的レバーとするのがよい。第2の連結部は固定点 から第1の連結部よりもさらに離れている。こうすることによって、第1の連結 部の変位の際のてこ作用のために第2の連結部の変位の増幅作用が生じ、それに よって第2の連結部は第1の連結部よりも軸方向にさらに変位させられる。摺動 部材は流体的な変位増幅器を備えることもできる。例えば摺動部材は主軸に沿っ て先細に形成された流体チャネルによって構成することができる。流体チャネル の端末部にはそれぞれ第1の膨張部材および第2の膨張部材が接続される。流体 チャネルの先細方向に見て第1の膨張部材の変位はそこに配置された非圧縮流体 を先細部に押し出すことになる。したがって、体積一定の原理によって流体は第 1の膨張部材によって排除されるときさらに先細部に押し出される。こうして非 圧縮流体による変位の増幅が引き起こされる。 次に図面に示された実施形態を参照して、摺動部材を有するタービン設備につ いてさらに詳細に説明する。図面において、 図1は、蒸気タービン設備の縦断面図を示し、 図2は、摺動部材を有する2組の低圧部分タービン間に配置された軸受の縦断 面図を示し、 図3は、図2の摺動部材の平面図を示すものである。 図1には、主軸4に沿って前後に配置された高圧部分タービン23、中圧部分 タービン2、およびほぼ同一構造の3組の低圧部分タービン3a,3b,3cを 備えた蒸気タービン設備1が示されている。低圧部分タービン3a,3b,3c は流体技術的に蒸気導管24を通して中圧部分タービン2に接続されている。中 圧部分タービン2は外部ハウジング22を備えている。各低圧部分タービン3a ,3b,3cはそれぞれ内部ハウジング8a,8b,8cおよびその内部ハウジ ングを取り囲む外部ハウジング14を備えている。各内部ハウジング8a,8b ,8cは低圧蒸気を受けるガイドブレード6を支持している。各内部ハウジング 8a,8b,8c内には、それぞれ主軸4に沿って延びるタービンロータ5が配 置されている。タービンロータ5は低圧回転ブレード27を支持している。中圧 部分タービン2は内部ハウジング7を備えている。中圧部分タービン2と第1の 低圧部分タービン3aとの間、および各隣接低圧部分タービン3a,3b,3c 相互間にはそれぞれ軸受15が配置されている。この軸受15はタービンロータ 5の支持の機能を果たすとともに、各内部ハウジング8a,8b,8cの支持の 機能をも果たす。高圧部分タービン23と中圧部分タービン2との間にも同様に これらの部分タービン2,23のタービンロータを支持するための軸受15aが 設けられている。各軸受15の内部ハウジング8a,8b,8cの支持領域内に はそれぞれ主軸4に平行に連結棒9aが導かれている。各連結棒9aは中圧部分 タービン2を第1の低圧部分タービン3aおよびそれに隣接する低圧部分タービ ン3a,3b,3cの内部ハウジング8a,8b,8cに相互に連結する。外部 ハウジング22、内部ハウジング8a,8b,8cおよびこれらを連結する連結 棒9a,21は、高温の蒸気が流れたとき主軸4に沿って軸方向に膨張する膨張 複合部を形成する。このように形成された膨張複合部は、高圧部分タービン23 と中圧部分タービン2との間の軸受15aにある固定点20を持っている。この 固定点20から主軸4に沿って計算される熱膨張の大きさは、膨張線25によっ て示されている。中圧部分タービン2および低圧部分タービン3a,3b,3c の 相互に強固に連結されたタービンロータ5の対応する膨張線26も同様に示されて いる。内部ハウジング8a,8b,8cを図示していない発電機の方向に主軸4 に沿って変位させるために、中圧部分タービン2の外部ハウジング22と組合わ せた膨張複合部に対する低圧部分タービン3a,3b,3cの連結を通して個々 の熱膨張が利用される。従って、主軸4に沿って内部ハウジング8a,8b,8 c全体の熱膨張が加算され、それにより相互に強固に連結されたタービンロータ 5に対する相対膨張が減少させられる。膨張線25および26の比較により、そ れにもかかわらずタービンロータ5と最後の低圧部分タービン3cの内部ハウジ ング8cとの間の膨張差がタービン設備1の全長にわたって存在していることが 分かる。この膨張差は各低圧部分タービン3a,3b,3cのガイドブレード6 と回転ブレード27との間の異なる軸方向遊びを生じさせる。 図2および3に詳細に示されている低圧部分タービン3a,3b,3cの内部 ハウジング8a,8b,8cの変位増幅部を有する摺動部材9を用いることによ って、上述の膨張差を所定値だけ明らかに減少させることができる。この摺動部 材9は中圧部分タービン2と第1の低圧部分タービン3aとの間、および隣接す る各低圧部分タービン3a,3b,3c相互間の連結棒9aの代わりに配置する ことができる。好ましくは、それは第2・第3の低圧部分タービン3b,3c間 に配置すればよい。摺動部材9は、ほぼ棒状の第1の膨張部材10aと、同様に ほぼ棒状の第2の膨張部材10bとを備えている。これらの膨張部材10a,1 0bは連結部材11を介して相互にリンク結合されている。この連結部材は、図 3から明らかなように、固定点12を中心として回動し得る機械的レバーである 。各連結部13a,13bでは、膨張部材10a,10bはそれぞれ図示してい ないピンによって連結部材11に回動自在に主軸4の方向に変位し得るように連 結されている。連結部13aは連結部13bよりも固定点12の近くにある。つ まり連結部13aは連結部13bと固定点12との間にあり、したがって主軸4 の方向の連結部13aの変位は主軸4の方向の連結部13bのより大きな変位を 生じさせる。膨張部材10a,10bはそれぞれの軸受15を貫通し、各受け領 域28b,28cと共に対応する低圧部分タービン3b,3cの各外部ハウジン グ14を通して導かれる。この貫通はそれぞれシール16によってガス密に行わ れ、 シール16は主軸4の方向に回動自在のシール用ベローズ18を備えている。支 承部28aには内部ハウジング8bが載置され、そこに膨張部材10aが固くね じ込まれている。同様に支承部28bに内部ハウジング8cが載置され、膨張部 材10bは内部ハウジング8cの対応する突出支持部17に固くねじ込まれてい る。 連結部13a,13bの固定点12に対する位置に従い連結部材11によって 対応する変位の増幅量が所定値だけ調整される。このようにして連結部材11は 構造的に簡易で保守の手間を大幅に削減した形で、従来は蒸気による温度上昇に よる変位増幅の際に必要とした高価な調整システムや監視システム、管路システ ムを備えることなしに、実現することができる。 本発明は、機械的および/または流体的な方法で変位増幅が達成される複数の 部分タービンを備えたタービン設備における摺動部材によって特徴付けられる。 摺動部材は、好ましくは機械的レバーとして実施される連結部材を有する。この レバーには固定点に関し異なる位置にありしかし同一側にあるレバーアームを有 する2つの摺動棒がリンク結合される。部分タービンにおける内部ハウジングの 変位の軸方向に発生する増幅は、タービンロータの回転ブレードと内部ハウジン グのガイドブレードとの間の軸方向遊びの減少を生じさせる。このことは、ほぼ 同一構造の複数組の内部ハウジングの使用と共に、タービン設備全体の効率向上 にも役立つ。タービン設備は、好ましくは、高圧部分タービン、中圧部分タービ ン、および2組またはそれ以上、特に3組の低圧部分タービンを備えた蒸気ター ビン設備である。自明のごとく、上述の摺動部材は複数組の部分タービンを備え たガスタービン設備における軸方向遊びの減少のためにも適したものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 少なくとも2組の部分タービン(2,3a,3b,3c)を備え、各部分 タービンは主軸(4)に沿って延びるタービンロータ(5)を備え、これらのタ ービンロータ(5)は相互に強固に連結され、さらにガイドブレード(6)を取 り付ける内部ハウジング(8a,8b,8c)を備え、内部ハウジング(8a, 8b,8c)のうちの少なくとも1つは軸方向に変位することができ、この内部 ハウジング(8a,8b,8c)の軸方向変位を補償するために熱膨張する摺動 部材(9)が設けられているタービン設備(1)、特に蒸気タービン設備におい て、 摺動部材(9)は第1の膨張部材(10a)および第2の膨張部材(10b) を有し、両膨張部材(10a,10b)は連結部材(11)を介して互いに連結 され、連結部材(11)は、第1の膨張部材(10a)の熱膨張および/または 軸方向変位よりも大きい第2の膨張部材(10b)の軸方向変位を機械的および /または流体的に生じさせることを特徴とするタービン設備。 2. 連結部材(11)は固定点(12)を中心として回動することができる機 械的なレバーであり、このレバーには第1の膨張部材(10a)および第2の膨 張部材(10b)が各連結部(13a,13b)で回動できるように連結され、 第2の連結部(13b)は固定点(12)から第1の連結部(l3a)よりも離 れていることを特徴とする請求項1記載のタービン設備(1)。 3. 摺動部材(9)に連結された少なくとも1組の部分タービン(3a,3b ,3c)は内部ハウジング(8a,8b,8c)を取り囲む外部ハウジング(1 4)を備え、内部ハウジング(8a,8b)を支持する軸受(15)の支承部( 28a,28b)および摺動部材(9)はシール(16)を通して共通に導かれ ていることを特徴とする請求項1または2記載のタービン設備(1)。 4. 摺動部材(9)を取り囲む軸方向膨張複合部および相互に連結されたター ビンロータ(5)が共通の軸方向固定点(20)を備えていることを特徴とする 請求項1ないし3のいずれか1つに記載のタービン設備(1)。 5. 中圧部分蒸気タービン(2)および少なくとも2組の低圧部分蒸気タービ ン(3a,3b)を備え、各部分蒸気タービンは主軸(4)に沿って配置されて おり、低圧部分蒸気タービン(3a,3b)の内部ハウジング(8a,8b)が 摺動部材(9)に連結されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか 1つに記載のタービン設備(1)。 6. 中圧部分蒸気タービン(2)は外部ハウジング(22)を有し、この外部 ハウジング(22)は軸方向に後置された低圧部分蒸気タービン(3a)の内部 ハウジング(8a)に押し連結部材(21)を介して連結され、外部ハウジング (22)に連結された軸受(15a)が軸方向の熱膨張に対する軸方向固定点( 20)を形成していることを特徴とする請求項5記載のタービン設備(1)。 7. 主軸(4)に沿って膨張し得る互いに独立した2組の部材間、特にタービ ンロータ(5)とタービン設備の内部ハウジング(7,8a,8b,8c)との 間の異なる軸方向膨張を減少させるための摺動部材(9)において、 第1の膨張部材(10a)、第2の膨張部材(10b)、および連結部材(1 1)を有し、連結部材(11)は固定点(12)を中心として回動し得る機械的 レバーであり、このレバーに第1の膨張部材(10a)および第2の膨張部材( 10b)がそれぞれ連結部(13a,13b)で回動自在に連結され、第2の連 結部(13b)は固定点(12)から第1の連結部(13a)よりも離れている ことを特徴とする摺動部材。
JP50838098A 1996-07-24 1997-07-22 タービン設備 Expired - Fee Related JP3898229B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19629933.0 1996-07-24
DE19629933A DE19629933C1 (de) 1996-07-24 1996-07-24 Turbinenanlage mit Schubelement sowie Schubelement
PCT/DE1997/001546 WO1998004810A1 (de) 1996-07-24 1997-07-22 Turbinenanlage mit schubelement sowie schubelement

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001508146A true JP2001508146A (ja) 2001-06-19
JP3898229B2 JP3898229B2 (ja) 2007-03-28

Family

ID=7800739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP50838098A Expired - Fee Related JP3898229B2 (ja) 1996-07-24 1997-07-22 タービン設備

Country Status (9)

Country Link
EP (1) EP0914543B1 (ja)
JP (1) JP3898229B2 (ja)
CN (1) CN1091209C (ja)
AT (1) ATE206502T1 (ja)
DE (2) DE19629933C1 (ja)
ES (1) ES2165623T3 (ja)
PT (1) PT914543E (ja)
RU (1) RU2185516C2 (ja)
WO (1) WO1998004810A1 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004132272A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Toshiba Corp 蒸気タービン軸受装置
JP2004245187A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Toshiba Corp ターボ機械の非接触シール装置およびこれを用いた蒸気タービン設備
WO2012132085A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 三菱重工業株式会社 蒸気タービンの車室位置調整装置
JP2014141922A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 位置調整機構及び蒸気タービン
JP2014521870A (ja) * 2011-08-02 2014-08-28 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 二つのハウジング間にプッシュロッド機構を備えたタービンシステム
WO2016039040A1 (ja) * 2014-09-09 2016-03-17 株式会社神戸製鋼所 回転機ユニット

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1249579A1 (de) * 2001-04-11 2002-10-16 Siemens Aktiengesellschaft Turbinenanlage, inbesondere Dampfturbinenanlage
EP1710399B1 (de) * 2005-04-05 2008-03-19 Siemens Aktiengesellschaft Verschiebesystem, Turbinenpaar, Turbinenanordnung und Verfahren zur Weitergabe einer Positionsänderung zwischen zwei Turbinen
CN101608556B (zh) * 2008-06-19 2011-12-14 上海电气电站设备有限公司 一种大型落地低压内缸
EP2821593A1 (en) * 2013-07-04 2015-01-07 Alstom Technology Ltd Method and apparatus for controlling a steam turbine axial clearance
EP2910741A1 (de) * 2014-02-24 2015-08-26 Siemens Aktiengesellschaft Beheizbare Schubstange für eine Dampfturbine
CN106837432B (zh) * 2015-12-03 2019-10-11 上海电气电站设备有限公司 汽轮机胀差控制结构及控制方法
US11460037B2 (en) 2019-03-29 2022-10-04 Pratt & Whitney Canada Corp. Bearing housing
CN113864006B (zh) * 2020-06-30 2024-06-18 上海电气电站设备有限公司 一种汽轮机膨胀滑销系统及汽轮机

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE1216322B (de) * 1962-05-30 1966-05-12 Creusot Forges Ateliers Dampf- oder Gasturbine mit mehreren, koaxial hintereinander angeordneten Teilturbinen
GB1145612A (en) * 1966-04-12 1969-03-19 Licentia Gmbh Improvements relating to steam turbines
DE3522916A1 (de) * 1985-06-27 1987-01-08 Kraftwerk Union Ag Turbosatz mit wenigstens einer, ein aussengehaeuse und ein dazu koaxiales innengehaeuse aufweisenden niederdruck-teilturbine und mit hochdruck- und/oder mitteldruck-teilturbine
US5051061A (en) * 1988-12-23 1991-09-24 Asea Brown Boveri Ltd. Multi-cylinder steam turbine set
FR2719627B1 (fr) * 1994-05-03 1996-06-14 Gec Alsthom Electromec Unité de production d'énergie électrique à cycle combiné comportant une turbine à gaz et une turbine à vapeur à plusieurs modules.

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004132272A (ja) * 2002-10-10 2004-04-30 Toshiba Corp 蒸気タービン軸受装置
JP2004245187A (ja) * 2003-02-17 2004-09-02 Toshiba Corp ターボ機械の非接触シール装置およびこれを用いた蒸気タービン設備
KR101504848B1 (ko) * 2011-03-31 2015-03-20 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 증기 터빈의 차실 위치 조정 장치
JP5524411B2 (ja) * 2011-03-31 2014-06-18 三菱重工業株式会社 蒸気タービンの車室位置調整装置
WO2012132085A1 (ja) * 2011-03-31 2012-10-04 三菱重工業株式会社 蒸気タービンの車室位置調整装置
US9441500B2 (en) 2011-03-31 2016-09-13 Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. Steam turbine casing position adjusting apparatus
JP2014521870A (ja) * 2011-08-02 2014-08-28 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 二つのハウジング間にプッシュロッド機構を備えたタービンシステム
JP2016136026A (ja) * 2011-08-02 2016-07-28 シーメンス アクティエンゲゼルシャフト 二つのハウジング間にプッシュロッド機構を備えたタービンシステム
JP2014141922A (ja) * 2013-01-23 2014-08-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 位置調整機構及び蒸気タービン
WO2016039040A1 (ja) * 2014-09-09 2016-03-17 株式会社神戸製鋼所 回転機ユニット
JP2016056722A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 株式会社神戸製鋼所 回転機ユニット
KR101901079B1 (ko) * 2014-09-09 2018-09-20 가부시키가이샤 고베 세이코쇼 회전기 유닛
US10487691B2 (en) 2014-09-09 2019-11-26 Kobe Steel, Ltd. Rotary machine unit

Also Published As

Publication number Publication date
ES2165623T3 (es) 2002-03-16
EP0914543A1 (de) 1999-05-12
DE19629933C1 (de) 1997-09-04
WO1998004810A1 (de) 1998-02-05
ATE206502T1 (de) 2001-10-15
PT914543E (pt) 2002-03-28
CN1225705A (zh) 1999-08-11
DE59704804D1 (de) 2001-11-08
EP0914543B1 (de) 2001-10-04
RU2185516C2 (ru) 2002-07-20
CN1091209C (zh) 2002-09-18
JP3898229B2 (ja) 2007-03-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2001508146A (ja) タービン設備
JP5999919B2 (ja) 単車室型蒸気タービンおよび一軸型コンバインドサイクル発電装置
JP5225695B2 (ja) タービンロータ支持装置及びシステム
AU662840B2 (en) Forced-air cooling apparatus of steam turbine
CN1143945C (zh) 内冷却式汽轮机的透平轴以及冷却透平轴的方法
JP3939762B2 (ja) タービン機械
US20110129332A1 (en) Axial-centrifugal compressor having system for controlling play
JPH0552122A (ja) ガスタービン
US5035572A (en) Arrangement for adjusting guide blades
US6092986A (en) Turbine plant having a thrust element, and thrust element
US5051061A (en) Multi-cylinder steam turbine set
KR101466457B1 (ko) 증기 터빈 및 증기 터빈의 스러스트 조정 방법
US4653277A (en) Connection between a steam turbine and a condenser
CN1328483C (zh) 透平装置、尤其是蒸汽透平装置
ITBS20090050A1 (it) Perfezionamenti ad una turbina per espansione di gas/vapore
US3696804A (en) Damper with double floating side rails
US2960354A (en) Pressure compensated flexible pipe
US20170363331A1 (en) Cryogenic refrigerator and rotary joint
JP3238383B2 (ja) 復水器一体型低圧タービン
JPH10300022A (ja) ガス化装置
US4289986A (en) Coolant connecting head for an electric machine with a superconducting rotor winding
JP2005113721A (ja) 蒸気タービン
JP2002256815A (ja) 蒸気タービン発電設備
JPH1047010A (ja) ガスタービン冷却用蒸気給排部構造のシール装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040601

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060620

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060919

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061221

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100105

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110105

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120105

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130105

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees