JP2001505887A - 液晶、ジケトピロロピロール - Google Patents

液晶、ジケトピロロピロール

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JP2001505887A JP52615198A JP52615198A JP2001505887A JP 2001505887 A JP2001505887 A JP 2001505887A JP 52615198 A JP52615198 A JP 52615198A JP 52615198 A JP52615198 A JP 52615198A JP 2001505887 A JP2001505887 A JP 2001505887A
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Abstract

(57)【要約】 B及びDが、それぞれ他と独立に、C6−C24アルキル、(a)又は(b)であり、Lが、(c)、(d)、(e)、(f)又はC1−C37アルキルであり、R1が、C4−C18アルキルであり、R2が、水素、C1−C4アルキル、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、シアノ又はニトロであり、R3、R4及びR5が、それぞれ他と独立に、水素、OR6、SR6、SeR6、−NHR6、−NR67、(g)、(h)、(i)、(j)、(k)、(l)、(m)又は(n)であるが、ただしR3、R4及びR5の少なくとも一つは水素ではなく、R6が、C7−C37アルキル、C7−C37アルキレン又はC5−C18アルキル(これは、O、S及びNからなる群より選択される複素原子の1〜6個により中断されている)であり、R7が、水素又はR9、であり、R8が、水素又はC1−C4アルキルであり、R9が、C1−C12アルキル、C2−C12アルキレン又はC3−C12アルキルにれは、O、S及びNからなる群より選択される複素原子の1〜6個により中断されている)である、式(I)の化合物。本発明の化合物は、それらの液晶特性により際立っている。

Description

【発明の詳細な説明】 液晶、ジケトピロロピロール 本発明は、新規な液晶、N−置換1,4−ジケト−3,6−ジアリールピロロ [3,4−c]ピロール類、1,4−ジケト−3,6−ジアルキルピロロ[3, 4−c]ピロール類及び1,4−ジケト−3−アルキル−6−アリールピロロ[ 3,4−c]ピロール類に関する。 US-4,659,775に開示された、1,4−ジケト−3,6−ジアルキルピロロ[3 ,4−c]ピロールを含む1,4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールは、優 れた顔料として数年来知られて来た。顔料として、きわめて適切なN−置換1, 4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロール類は、US-4,585,878に記載されている 。 しかしながら、非常にまれな場合を除いて、J.Amer.Chem.Soc.104,5245- 5247(1982)に記載されているフタロシアニンのような液晶は、無色であり、カラ ー液晶相を与える着色物質と一緒に用いられなければならない。 新規な着色したN−置換1,4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロール類は、 非常に驚くべき事に液晶特性を有することが見出された。 したがって、本発明は、式(I): (式中、 B及びDは、それぞれ他と独立して、C6−C24アルキル又は下記式: の基のいずれかであり; Lは、下記式:のいずれかの基、又はC1−C37アルキルであり、 R1は、C4−C18アルキルであり、 R2は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、シアノ 又はニトロであり、 R3、R4及びR5は、それぞれ他と独立に、水素、OR6、SR6、SeR6、− NHR6、−NR67、下記式: のいずれかの基であるが、ただしR3、R4及びR5の少なくとも一つは、水素で はなく、 R6は、C7−C37アルキル、C7−C37アルキレン又はC5−C18アルキル(こ れは、O、S及びNからなる群から選択される1〜6個の複素原子により中断さ れている)であり、 R7は、水素又はR9であり、 R8は、水素又はC1−C4アルキルであり、そして R9は、C1−C12アルキル、C2−C12アルキレン、又はC3−C12アルキル( これは、O、S及びNからなる群から選択される1〜6個の複素原子により中断 されている)である)で示される化合物に関連する。 アルキル又はアルキレンは、直鎖、分岐、単環又は多環であってよい。 したがって、C1−C37アルキルは、例えばメチル、エチル、n−プロピル、 イソプロピル、n−ブチル、sec−ブチル、イソブチル、tert−ブチル、シクロ ブチル、n−ペンチル、2−ペンチル、3−ペンチル、2,2−ジメチルプ ロピル、シクロペンチル、シクロヘキシル、n−ヘキシル、n−オクチル、1, 1,3,3−テトラメチルブチル、2−エチルヘキシル、ノニル、トリメチルシ クロヘキシル、デシル、メンチル、ツジル、ボルニル、1−アダマンチル、2− アダマンチル、ドデシル、テトラデシル、ヘキサデシル、オクタデシル、エイコ シル、ヘンエイコシル、ドコシル又はテトラコシルである。 C1−C37アルキルは、通常好適には、メチル、直鎖C10−C24アルキル又は 下記式: (式中、R10及びR10’は、それぞれ他と独立して、直鎖C10−C18アルキルで ある)の基である。C1−C37アルキルは、通常、特に好適には、メチル、直鎖 C10−C18アルキル又は下記式: (式中、R10及びR10’は、それぞれ他と独立して、直鎖C10−C18アルキルで ある)の基である。 C7−C37アルキレンは、モノ−又はポリ不飽和のC7−C37アルキルである。 C5−C18アルキル(これは、O、S及びNからなる群より選択される1〜6個 の複素原子により中断されている)は、典型的には−(CH2CH2O)n−R11、 −(CH2CH(CH3)3O)n−R11、−(CH2CH2N(CH2CH2OR11)2、2 −モルホリルエチル又は2−テトラヒドロピラニル(ここで、nは、1〜6の数 であり、R11は、C1−C12アルキルである。一般的に、複素原子で鎖を中断す ることは、同じ数の炭素原子によりその長さを拡張することと実質的に同じ効果 を有する。 ハロゲンは、典型的にクロロ、ブロモ又はフロロ、好適にはクロロである。 Lは、好適には、メチル、直鎖C10−C18アルキル又は下記式:の基である。Bが、C6−C24アルキルであれば、Lは、特に好適にはメチルで ある。 B及びDは、好適には同一である。B及びDは、特に好適には直鎖C6−C10 アルキル、下記式: (式中、R12及びR12′は、直鎖C10−C14アルキルである)の基、又は下記式 : のいずれかの基であり、特に好適には、下記式: (上記式中、R2、R3、R4及びR5は、上記と同義である)の基である。 R1は、好適にはC6−C12アルキルである。 R2は、好適にはハロゲン、シアノ又はニトロ、特に好適にはハロゲンである 。 水素以外のR3、R4又はR5は、好適にはOR6、SR6、下記式: の基のいずれかである。 R6は、好適には直鎖C10−C24アルキル又は下記式:(式中、R10及びR10′は、それぞれ他と独立に、直鎖C10−C18アルキルであ る)の基であり、特に好適には直鎖C10−C18アルキル又は下記式: (式中、R10及びR10’は、それぞれ他と独立に、直鎖C10−C14アルキルであ る)の基である。 R7は、好適には、C1−C12アルキルである。 R8は、好適には、水素である。 R11は、好適には、メチル又はエチルである。 特に好適な化合物は、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId):(式中、 R13、R14及びR15は、それぞれ他と独立に、OR6、SR6、SeR6、−N HR6、−NR67又は下記式: の基のいずれかであり、そしてL、R6、R7、R8及びR9は、上記と同義である )で示される1,4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールである。 好適な1,4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールは、Lが、メチル、直鎖 C10−C18アルキル又は下記式: の基であり、R6が、直鎖C10−C18アルキルであり、そしてR16が、直鎖C6− C12アルキルである式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)のそれら、特にR13、 R14及びR15が、それぞれ他と独立に、OR6、SR6、下記式: の基のいずれかであるそれらである。 B及びDが、同一のアリールである、本発明の1,4−ジケトピロロ[3,4 ーc]ピロールは、一般的に通常の既知の方法、例えばコハク酸ジアルキル1モ ルを、式(III): のニトリル2モルと、US-4,579,949に記載された方法により、反応させ、式(IV) : で示される化合物を得、次いでUS-4,585,878に記載されているように、式L−Y (V)(ここで、Yは、脱離基、例えばクロロ、ブロモ、ヨード又はトルエンス ルホニルである)の化合物2モルと反応させることにより製造することができる 。 B及びDが、異なる基又は同一のアルキル基である、本発明の1,4−ジケト ピロロ[3,4−c]ピロールは、一般的に通常の既知の方法、例えば、式(VI) : のピロリドンを、US-4,659,775に記載された方法により、式D−CN(VII)の ニトリルと、1:1のモル比で反応させ、式(VIII): で示される化合物を得、次いでUS-4,585,878に記載されているように、式L−Y (V)の化合物2モルと反応させることにより製造することができる。 式(III)、(V)、(VI)及び(VII)の化合物は、それ自体既知の化合物である 。それらのいずれかが新規であるならば、それらは、一般的に既知の方法により 製 造することができる。 驚くべきことに、新規な1,4−ジケトピロロ[3,4−c]ピロールは、そ れらが、構造(特に、基B及びD)に従い、黄色から橙色、赤色及び帯青赤色へ 範囲を変化することができる固有の色を有する、付加的な利点を有する液晶化合 物への要求に一致している。それらは、それ故に、更なる着色剤の混合を必要と しない液晶特性を有する光学装置の製造に顕著に適切である。したがって、本発 明は、液晶特性を有する光学装置の製造のための、式(I)の使用にも関する。 液晶特性を有する光学装置は、例えば印加電圧に従い、異なる色を有するか、 又は無色であることができる、液晶装置である。好適な液晶表示装置は、多くの 点又はセグメントすなわちスクリーンが、それぞれに制御できるそれらである。 したがって、本発明は、液晶特性を有する光学装置にも関し、それは式(I) の化合物を含む。 本発明の式(I)の化合物は、単独で用いることができる。しかしながら、そ れらは、式(I)の他の化合物との混合物、例えば2種又は3種の混合物で用い ることができる。しかしながら、成分として、式(I)の新規な化合物を、液晶 状態を有すると知られている異なる化学構造の化合物と組み合わせることもでき る。互いに及び/又はそれ自体既知の添加剤と異なる液晶化合物を混合すること により、液晶相の物理的特性、特に配列パラメーター、粘度及び液晶が生ずる温 度範囲に、影響を与えることができる。式(I)の化合物は、式(I)の純粋な 化合物が液晶状態を明確に示さない場合でも、混合物として用いることができる 。 したがって、本発明は、全液晶相に基いて、式(I)の化合物0.1〜100 重量%を含む液晶相に関する。液晶相は、全液晶相に基いて、式(I)の化合物 を、好適には少なくとも1重量%、特に好適には少なくとも10重量%、非常に 特に好適には40重量%を含む。液晶相は、最も好適には実質的に1〜3種の液 晶成分からなる。 本発明の化合物は、また、既知の着色又は無色の液晶の色コントラストを改善 するための液晶染料として顕著に適合している。得られた着色液晶相は、既知の 液晶染料[参照:P.Gregory,High Technology Applications of Organic Colo rants,Chapter 1(Plenum Press,New York & London 1991)、及びそこに 引用された参照]に比較して、改善された特性を有し、特に配列パラメーター及 び光安定性は高い。 構造、特に式(IIa)〜(IId)において、Lの長さ、B及びDの分岐の程度及 び/又はR13、R14及びR15の性質に従い、本発明の式(I)の液晶は、枝分れ (clamitic)又は円板(discotic)液晶である。枝分れ液晶は、短いL(例えば メチル)及び/又は特に線状及び非分岐のB及びD(例えば、4−(n−デシル オキシ)フェニル又は(4’−アルコキシ−ビフェニル)−4−イル)により改 善される。枝分れ液晶は、好適には、Lがメチルであり、及び/又はR14が、非 置換及び/又は置換ビフェニル−4−イルである式(IIa)、(IIb)又は(IIc)の ものである。一方、円板液晶は、長いL(例えば、直鎖のドデシル)及び/又は 特に高度に分岐したB及びD(例えば、3,4,5−トリ(n−デシルオキシ) フェニル)により改善される。円板液晶は、好適には、LがC10−C18アルキル 及び/又はR13及びR15が、OR6、SR6、NHR6、又はNR67である、式( IIa)、(IIb)又は(IId)のものである。 構造及び温度に従い、柱状、ネマチック又はスメクチック中間相を見出すこと ができる。好適な液晶化合物は、ネマチック相、特に好適にはネマチック及びス メクチック相を有する式(I)のそれらである。それらの液晶化合物は、結晶か ら液晶状態への転移において高いエンタルピー変化を有するのが好適である。 以下の実施例は、本発明を説明している。特に断らない限り、アルキルは、n −アルキルであり、そして中間相の特定は常に明瞭ではない。 実施例1: a)N,N−ジメチルアセトアミド50ml中の1−ヘキサデカンチオール77. 55g(0.3mol)を、N,N−ジメチルアセトアミド200ml中の4−クロ ロベンゾニトリル41.27g(0.3mol)及び炭酸カリウム(無水)58. 05g(0.42mol)の懸濁液に攪拌しながら加えた。窒素下、120℃でこ の混合物を加熱した後、18時間この温度で攪拌し、室温まで冷却し、水1リッ トルを加えた。次いで、この混合物を濾過し、濾液を水で中性になるまで洗浄し た、生成物を60℃/160mbarで乾燥し、107.1g(99.3%理論量) の4−(ヘキサデシルチオ)ベンゾニトリル(白色粉末)を得た。 分析値: C H N S 計算値: 76.82% 10.36% 3.89% 9.22% 実測値: 76.71% 10.52% 4.08% 8.84% b)窒素下で、100.69g(0.28mol)の4−(ヘキサデシルチオ)ベ ンゾニトリル(実施例1a)を、400mlのt−アミルアルコール中のナトリウ ムtert−アミラート溶液(400mlのt−アミルアルコールと9.66g(0.4 2mol)のナトリウムから調製した)に加えた。攪拌しながら、28.32g(0 .14mol)のジイソプロピルスクシナートを、102℃で6時間かけて加えた 。反応混合物を102℃で更に16時間撹拌し、次いで室温に冷却し、500ml の水と500mlのメタノールの混合物中へ注いだ。この混合物を濾過し、濾過生 成物を、メタノール、次いで水で洗浄した。80℃/160mbarで乾燥した後、 99.93g(89.1%の理論量)の暗赤色生成物を得た。 分析値: C H N S 計算値: 74.95% 9.56% 3.50% 8.00% 実測値: 75.11% 9.78% 3.63% 8.11% c)窒素下で、9.62g(0.012mol)の実施例1b生成物を、少量ずつ 1時間に亙り、200mlの1−メチル−2−ピロリドン(モレキュラーシーブで 乾燥した)中の1.92g(0.048mol)のナトリウムヒドリド(鉱油中6 0%分散物)の懸濁液へ加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。激しく攪 拌しながら、6.81g(0.048mol)のメチルヨージドを、この溶液へ滴 下により加えた。50時間撹拌を続け、次いで混合物500mlの氷/水混合物へ 加え、続いて50mlの酢酸エチルを加えた。この混合物を濾過し、濾過生成物を 2×20mlの酢酸エチルで濯いだ。400mlのジクロロメタンを用いてソックス レー抽出装置で抽出し、抽出物を、蒸発により濃縮し、残渣を60℃/160mb arで乾燥し、3.73g(理論量の37.5%)の、下記式の赤色生成物を得た 。分析値: C H N S 計算値: 75.31% 9.72% 3.38% 7.73% 実測値: 75.14% 9.97% 3.53% 7.55% 相転移は、DSCにより測定した。中間相の組織は、偏光光学顕微鏡で観察し た。 cr.=90℃(結晶融点:結晶相 → 液晶) c.p.=114℃(透明化点:液晶相 → 等方性液晶相)。 この物質の液晶中間相は、90〜114℃の範囲に存在する。 実施例2: a)75.66g(0.55mol)の4−クロロベンゾニトリル、106.42 g(0.77mol)の炭酸カリウム及び111.32g(0.55mol)の1−ド デカンチオールを、280mlのN,N−ジメチルアセトアミド中で、不活性雰囲 気下で、攪拌しながら130℃に加熱した。反応混合物を室温に冷却し、700 gの氷と750mlの水の混合物に注いだ。混合物を濾過し、濾過ケーキを水で洗 浄した。生成物をメタノールから再結晶し、真空中、50℃で乾燥し、160. 2g(96%の理論量)の4−(ドデシルチオ)ベンゾニトリルを得た。 分析値: C H N S 計算値: 75.19% 9.63% 4.62% 10.56% 実測値: 74.86% 9.80% 4.46% 10.52% b)窒素下で、13.79g(0.6mol)のナトリウムを、400mlの乾燥ter t−アミルアルコールに加え、次いでこの混合物を102℃に加熱した。激しく 攪拌 しながら、溶融したナトリウムを16時間、102℃に保持した。得られた溶液 を90℃に冷却した後、121.4g(0.4mol)の4−(ドデシルチオ)ベン ゾニトリル(実施例2a)を加えた。攪拌しながら、40.45g(0.2mol )のジイソプロピルスクシナートを、この混合物に5.3/4時間に亙り102 ℃で加えた。反応混合物を、102℃で更に18時間、撹拌し、次いで750ml のメタノールと750mlの水の混合物へ加えた。赤色懸濁液を濾過し、まずメタ ノール、次いで水で洗浄した。生成物を真空下に80℃で乾燥し、86.3g( 62.6%の理論量)の暗赤色粉末を得た。 分析値: C H N S 計算値: 73.21% 8.78% 4.07% 9.31% 実測値: 73.46% 8.75% 3.98% 9.49% c)窒素下で、1.72g(0.0025mol)の実施例2b)の生成物を、2 0mlの1−メチル−2−ピロリドン(モレキュラーシーブで乾燥)中の0.40 g(0.010mol)のナトリウムヒドリド(鉱油中、60%分散物)の懸濁液 へ加えた。この混合物を室温で1時間30分撹拌した後、1.42g(0.01 0mol)のメチルヨージドを、滴下により加え、反応混合物を、更に22時間攪 拌した。続いて、反応混合物を、100mlの氷/水混合物に注ぎ、続いて5mlの 酢酸エチルを生成した懸濁液に加えた。混合物を濾過し、濾過ケーキを少量の酢 酸エチル(約5ml)で洗浄した。300mlの酢酸エチルでのソックスレー抽出し た後、溶媒を真空下、60℃で留去し、1.22g(68%の理論量)の下記式 の生成物を得た。分析値: C H N S 計算値: 73.69% 9.00% 3.91% 8.94% 実測値: 73.56% 9.00% 3.90% 8.74% この基質の液晶中間相は、104〜114℃の範囲に存在する。 実施例3: a)窒素下で、64.7g(0.26mol)のジエチルマレアート及び0.4g のジベンゾイルペルオキシドの混合物を、104.9g(0.81mol)のカプ リルアルデヒドに、80℃で1時間30分に亙り滴下により加えた。反応を、窒 素下、80℃で52時間加熱し、更なる0.4gのジベンゾイルペルオキシドを 2等分して加え、完結させた。反応混合物を室温に冷却し、水性飽和炭酸ナトリ ウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。分別蒸留により、65. 9g(83%の理論量)のジエチルα−オクタノイルスクシナートを得た。 融点:138〜142℃/0.05mbar 分析値: C H 計算値: 63.97% 9.40% 実測値: 64.28% 9.58% b)70.1gの実施例3a)の生成物を激しく攪拌しながら、400mlの酢酸 中の137.5gの酢酸アンモニウム溶液に60℃で加えた。窒素下、100℃ で混合物を更に20時間攪拌した後、室温に冷却し、600mlの水と混合した。 300mlの酢酸エチルで生成物を抽出した後、飽和炭酸水素ナトリム溶液、次い で水で洗浄し、続いて無水硫酸マグネシウムで乾燥した。カラムクラマトグラ フィにより精製して、40.7g(76.5%の理論量)の下記式の固体を得た 。 分析値: C H N 計算値: 66.37% 9.15% 5.53% 実測値: 64.73% 9.21% 5.11% c)50.09gのカプリル酸ニトリルを、90℃、窒素下で、6.9gのナト リウム及び300mlのtert−アミルアルコールから得た溶液へ加えた。25.3 3gの実施例3b)の生成物を、この混合物へ少量ずつ、80℃で80分に亙り 加え、反応混合物を20時間還流した。混合物を室温に冷却し、350mlの水、 350mlのメタノール及び29.56gの37%塩酸と混合し、次いで濾過した 。残渣を水で洗浄し、80℃/160mbarで乾燥し、9.16g(27.5%の 理論量)の下記式の黄色生成物を得た。 分析値: C H N 計算値: 72.25% 9.70% 8.43% 実測値: 72.11% 9.83% 8.39% d)窒素下で、3.99gの実施例3cの生成物を、少量ずつ室温で2時間30 分に亙り、60mlの1−メチル−2−ピロリドン中の1.92gのナトリウムヒ ドリドの懸濁液へ加えた。混合物を1時間撹拌し、次いで6.81gのメチルヨ ージドを50分に亙り滴下により加えた。得られた懸濁液を、窒素下、室温で1 8時間攪拌した後、120mlの氷−冷水と混合し、酢酸エチルで抽出した。抽出 生成物を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、次いで蒸留により濃縮乾固した。残留 した褐色粘稠液体をカラムクロマトグラフィにより精製して下記式の黄色粘稠生 成 物を得た。 MS(EI):m/e360(M+);c.p.:66℃ この基質の液晶中間相は、約10〜66℃の範囲に存在する。中間相のSBモ ザイク組織は、偏光光学顕微鏡で観察した。 実施例4〜8: 実施例1及び2の方法により、液晶特性を有する、同族化合物を得た。 実施例9〜16: 実施例1及び2の方法により、液晶特性を有する、同族化合物を得た。実施例17: a)4.0gのナトリウムを、200mlのtert−アミルアルコール中で、反応が 完結するまで還流温度で撹拌した。90℃に冷却した後、51.94gの3,4 −ジ−デシル−チオベンゾニトリルを加え、続いて11.73gのジイソプロピ ルスクシナートを滴下により加えた。得られた紫色の反応混合物を一夜攪拌しな がら加熱還流した。次いで、室温に冷却し、十分に攪拌した水−メタノール混合 物に移し、更に4時間攪拌した。粗生物を濾過により集め、メタノール−酢酸エ チル混合物中に再懸濁した。得られた生成物結晶を濾過し、メタノールで洗浄し 、50℃/160mbarで乾燥して、28.27g(49.8%の理論量)の下記 式の化合物を得た。分析値: C H N S 計算値: 71.26% 9.48% 2.87% 13.12% 実測値: 70.89% 9.54% 2.91% 13.12% b)24.44gの実施例17a)の生成物を、少量ずつ、4.0gのナトリウム ヒドリド(鉱油中60%分散物)及び300mlの1−メチル−2−ピロリドンの よく攪拌した混合物へ窒素雰囲気下で加えた。75分攪拌した後、14.19g のメチルヨージドを加え、反応を室温で一夜進行させた。次いで、混合物を氷− 水混合物へ加え、沈殿生成物を濾別し、水で洗浄し、真空中50℃で乾燥した。 粗生成物を酢酸エチルから再結晶し、11.06g(理論量の44%)の下記式 の輝赤色結晶生成物を得た。 分析値: C H N S 計算値: 71.66% 9.62% 2.79% 12.75% 実測値: 71.70% 9.61% 2.85% 12.83%実施例18: a)458mlの3,4−ジヒドロ−2H−ピラン中の122.80gの4−ヒド ロキシベンゾニトリルの懸濁液を、還流温度で72時間攪拌し、その後、過剰の 溶媒を減圧下に留去した。得られた黄色油状物をフラッシュカラムクロマトグラ フィ(シリカゲル,n−ヘキサン/酢酸エチル、9:1)で精製し、179.0 5g(88.1%の理論量)の下記式の無色結晶化合物を得た。 分析値: C H N 計算値: 70.92% 6.45% 6.89% 実測値: 70.91% 6.72% 6.74% b)窒素雰囲気下で、89.43gの実施例18a)の生成物を、ナトリウムte rt−アミルアルコール溶液に加え、90℃に加熱し、53.40gのジイソプロ ピルスクシナートを1時間30分に亙り滴下により加えた。反応混合物を24時 間還流下に撹拌し、次いで室温まで冷却した。水−メタノール混合物へ移し、得 られた赤色混合物を60℃に加熱し、この温度で4時間30分撹拌した。固体を 濾過により集め、水で洗浄し、真空下80℃で乾燥し、12.25g(理論量の 11.4%)の下記式の化合物を得た。分析値: C H N 計算値: 68.84% 5.78% 5.73% 実測値: 68.15% 6.05% 5.72% c)48.85gの実施例18b)の生成物、1リットルのエタノール、63ml の水及び5.6mlの濃硫酸の混合物を、25時間、還流下に加熱攪拌した。室温 に冷却した後、沈殿生成物を濾過により集め、エタノール及び水で洗浄し、真空 下に80℃で乾燥し、20g(理論量の62.5%)の下記式の生成物を得た。 分析値: C H N 計算値: 67.50% 3.78% 8.75% 実測値: 63.89% 4.08% 8.33% d)9.61gの実施例18c)の生成物を、少量ずつ、よく攪拌した9.6g のナトリウムヒドリド(鉱油中60%分散物)と200mlの1−メチ−2−ピ ロリドンの混合物中へ窒素雰囲気下で加えた。1時間攪拌した後、71.10g の1−ヨードデカンを30分に間に加え、反応を室温で27時間30分進行させ た。反応混合物を500mlの水で希釈し、生成物を濾過により単離し、酢酸エチ ルから再結晶して、6.40g(理論量の21.5%)の下記式の化合物を得た 。 分析値: C H N 計算値: 79.78% 10.96% 2.82% 実測値: 79.67% 10.82% 2.78% 実施例19: a)ナトリウムtert−アミラート溶液を、10.12gのナトリウムと450m のtert−アミルアルコールから1夜、還流温度で調製した。それを90℃に冷却 し、次いで63.24gの4−ドデシルオキシベンゾニトリルを加え、続いて2 2.24gのジイソプロピルスクシナートを5時間に亙り滴下により加えた。反 応混合物を還流下に21時間攪拌し、室温まで冷却するにまかせた。水−メタノ ール混合物へ移し、沈殿生成物を濾過により集め、真空下に80℃で乾燥した。 6.90g(9.55%の理論量)の下記式の化合物を得た。分析値: C H N 計算値: 76.79% 9.21% 4.26% 実測値: 76.24% 8.96% 4.11% b)9.85gの実施例19a)の化合物を、200mlの1−メチル−2−ピロ リジン中の2.40gのナトリウムヒドリド(鉱油中60%分散物)混合物へ、 窒素雰囲気下で加え、混合物を室温で1時間30分撹拌し、紫色の溶液を得た。 8.52gのヨードメタンを、このよく攪拌した溶液へ少量ずつ加え、懸濁物を 周囲音頭で24時間攪拌した。次いで、氷−水混合物へ注ぎ、沈殿物を濾過によ り単離し、水で洗浄し、真空下80℃で乾燥し、9.76gの下記式の化合物を 得た。 結晶サンプルは、酢酸エチルからの再結晶により得た。 分析値: C H N 計算値: 77.15% 9.42% 4.09% 実測値: 76.87% 9.48% 4.10% 実施例20〜29: 実施例19の方法と類似に、液晶特性を有する以下の同族化合物を得た。 実施例30: a)水性水酸化ナトリウム溶液(水20ml中の2.24g)を、250mlのエタ ノール中の10.0gの40−ビドロキシ−4−ビフェニルカルボニトリル溶液 に50℃、窒素雰囲気下で加え、続いて28.3gの1−ブロモデカンを20分 に亙り滴下により加えた。得られた黄色懸濁液を60℃で26時間撹拌し、次い で氷浴で冷却した。沈殿を濾過により集め、冷エタノールで濯ぎ、真空下30℃ で乾燥した。12.48g(理論量の72.9%)の下記式の白色結晶性化合物 を得た。 分析値: C H N 訃算値: 82.34% 9.71% 4.18% 実測値: 82.35% 8.52% 4.08% b)窒素雰囲気下で、12.18gの実施例30a)の生成物を、100℃に加 熱したナトリウムtert−アミルアルコールに加え、続いて3.67gのジイソプ ロピルスクシナートを滴下により加えた。反応混合物を16時間加熱還流し、次 いで室温に冷却し、250mlのメタノール、9mlの酢酸及び150mlのtert−ア ミルアルコールの混合物へ移した。得られた懸濁液を周囲温度で3時間攪拌した 。生成物を濾過で集め、メタノール、次いで水で洗浄し、真空下に80℃で乾燥 し、8.42g(理論量の61.6%)の下記式の化合物を得た。 分析値: C H N 計算値: 79.75% 8.03% 3.72% 実測値: 79.01% 7.97% 3.47% c)8.28gの実施例30b)の生成物及び25mlのtert−アミルアルコール を窒素雰囲気下で、ナトリウムtert−アミラート溶液(0.56gのナトリウム 及び80mlのtert−アミルアルコールから調製)へ100℃で加えた。混合物を 2時間還流温度で攪拌し、次いで室温へ冷却し、3.88gのジメチルス ルファートを30分に亙り滴下により加えた。得られた混合物を48時間室温で 撹拌し、この間に1.94gを超えるジメチルスルファートを加えた。生成物を 濾過により集め、メタノールで洗浄し、真空下に乾燥した。粗生成物をソックス レー中メチレンクロリドで抽出し、抽出物を蒸発乾固した。酢酸エチルから再結 晶して、3.77g(43.9%)の下記式の化合物を得た。 分析値: C H N 計算値: 79.96% 8.26% 3.59% 実測値: 79.48% 8.27% 3.48% 融点139.3℃;透明点302.9℃。 偏向光学顕微鏡で、ネマチック中間相の縞模様(Schlieren)組織を観察した 。 実施例31: 実施例30に記載した合成手法に従い、1−ブロモデカンに代えて、1−ヨー ドヘキサデカンを用いて、下記式の液晶化合物を得た。分析値: C H N 計算値: 80.97% 9.34% 2.95% 実測値: 80.96% 9.44% 2.81% 融点115.8℃;透明点234.5℃。 偏向光学顕微鏡で、ネマチック中間相の縞模様(Schlieren)組織を観察した。 実施例32: a)実施例18a)の一般手法を繰り返したが、4−ヒドロキシベンゾニトリル を3.5−ジヒドロキシベンゾニトリルで置き換えた。下記式の化合物を得た。 b)実施例18b)に記載された合成手法に従い、実施例32a)からのベンゾ ニトリルを用いて、下記式の化合物を得た。分析値: C H N 計算値: 66.26% 6.44% 4.07% 実測値: 65.52% 6.51% 4.08%. c)実施例19b)の一般手法を繰り返したが、実施例19a)のそれに代えて 、実施例32b)の生成物を用いて、かつヨードメタンを1−ヨードデカンで置 き換えた。下記式の化合物を得た。 1H-NMRは、この構造に一致していた。 実施例33: a)実施例32c)の生成物を、実施例18c)と類似の一般手法に従い、酸加 水分解に付し、下記式の化合物を得た。 1H-NMRは、この構造に完全に一致していた。 b)実施例18d)の一般手法を繰り返したが、実施例18c)のそれに代えて 、実施例33a)の生成物を用いて、かつ1−ヨードデカンを1−ヨードヘプタ ンで置き換え、液晶特性を有する下記式の化合物を得た。 分析値: C H N 訃算値: 77.29% 10.61% 2.73% 実測値: 77.00% 11.20% 2.32% 実施例34: a)53gの4−シアノベンザルデヒド、34.5mlの1,3−プロパンジオー ル、9.19gのトシル酸及び1リットルのベンゼンを、撹拌装置及びコンデン サーを有するDean-Stark分離装置を備えたフラスコヘ導入した。混合物を還流下 に5時間攪拌し、その間、約7mlの水がトラップに残った。得られた混合物を室 温に冷却し、まず2%水性炭酸水素ナトリム溶液2×500ml)、次いで蒸留水 (2×500ml)で抽出した。有機相をMgSO4で乾燥した。溶媒を減圧 下に留去し、真空下に60℃で乾燥した。68.2g(理論量の90.1%)の 下記式の化合物を得た。 白色結晶性固体は、108〜109℃の融点を有していた。 分析値: C H N 計算値: 69.83% 5.86% 7.40% 実測値: 69.88% 5.87% 7.10% b):37.8gの実施例34a)の生成物、続いて20.2gのジイソプロピ ルスクシナートを、ナトリウムtert−アミラート溶液(6.90gのナトリウム と600mlのtert−アミルアルコールから得た)に窒素下で加えた。100℃ま で加熱した後。反応を、この温度で28時間続けた。その後、混合物を室温に冷 却し、45mlの酢酸及び1400mlのメタノールの混合物へ注いだ。結晶生成物 を濾過により集め、メタノール、続いて水で洗浄し、真空下、80℃で乾燥した 。18.0g(理論の39%)の下記式の暗赤色固体生成物を得た。 分析値: C H N 計算値: 67.82% 5.25% 6.08% 実測値: 67.71% 5.29% 6.07% c)6.70gの実施例34b)の生成物、300mlの2M水性塩酸溶液及び3 50mlのテトラヒドロフランの懸濁液を、70時間、還流下に攪拌し、次いで室 温へ冷却した。暗赤色生成物を濾過により集め、メタノール及び水で洗浄し、真 空下、60℃で乾燥した。4.86g(理論の97%)の下記式の生成物を得た 。 分析値: C H N 計算値: 69.76% 3.51% 8.14% 実測値: 68.58% 3.66% 8.09% d)1.00gの実施例34c)の生成物、1.54gのp−オクチルオキシア ニリン、0.08gのp−トシル酸及び50mlのメチルスルホキシドの混合物を 110℃で3時間攪拌した。次いで、周囲温度に冷却し、1夜放置した。固体生 成物を濾過で集め、メタノール及び水で洗浄し、真空下、60℃で乾燥し、1. 94g(理論の89%)の下記式の暗赤色の結晶性化合物を得た。分析値: C H N 計算値: 76.77% 7.25% 7.46% 実測値: 76.01% 7.06% 7.56% e)実施例19b)の一般手法を繰り返したが、実施例19a)のそれに代えて 、実施例34d)の生成物を用いて、下記式の、液晶特性を有する化合物を得た 。分析値: C H N 計算値: 77.09% 7.50% 7.19% 実測値: 76.38% 7.30% 7.27% 実施例35: a)実施例34a)の一般手法を繰り返したが、1,3−プロパンジオールを1 ,2−テトラデカンジオールで置き換え、下記式の化合物を得た。 分析値: C H N 計算値: 76.92% 9.68% 4.08% 実測値: 76.37% 10.07% 3.49% b):実施例34b)の一般手法を繰り返したが、実施例34a)のそれに代え て、実施例35a)からのベンゾニトリルを用いた。暗赤色生成物を得た。 分析値: C H N 計算値: 74.96% 8.91% 3.64% 実測値: 74.89% 9.09% 3.39% c)実施例19b)の一般的手法を用い、実施例19a)のそれに代えて、実施 例35b)の生成物を用いた。下記式の液晶組成物に有用な化合物を得た。 実施例36〜40: 実施例3の類似の方法により、液晶特性を有する以下の同族化合物を得た。 実施例41〜49: 上記実施例の方法又はそれにきわめて類似の方法に従い、偏光顕微鏡で観察し 得る液晶特性を有する式(IIc)の化合物を得た。 実施例50〜52: 上記実施例のそれと類似の手法に従い、上昇した温度で、偏光顕微鏡で観察し 得る液晶特性を有する式(IIa)の化合物を得た。 ( †)これらの中間相は、柱状晶に代えて、スメクチックであることもできる 。 実施例53: 実施例41及び実施例46の化合物(1:1重量)の二成分混合物は、偏光顕 微鏡で観察し得る液晶特性を示した。 ( †)この中間相は、ネマチックに代えてスメクチックであることもできる。 実施例54:実施例41の化合物と下記式: の化合物(上記実施例に従い調製した)(3:1重量)の二成分混合物は、液晶 特性を示した。 実施例55: 実施例41の化合物と式(IIc)(ここで、Lはメチルであり、そしてR14は 、下記式: の基である(上記と同様に調製した)(3:1重量)の二成分混合物は、液晶特 性を示した。 実施例56: 実施例12の化合物5重量%を、下記式:の液晶化合物95重量%と混合した。 この二成分混合物のカラーコントラスト及び配列パラメーターは高い。 実施例57: 実施例12の化合物5重量%を、下記式: の液晶化合物(NBBA)95重量%と混合した。 この二成分混合物のカラーコントラスト及び配列パラメーターは高い。
【手続補正書】 【提出日】平成11年6月11日(1999.6.11) 【補正内容】 請求の範囲 1.式: (式中、 B及びDは、それぞれ他と独立して、C6−C24アルキル又は であり; Lは、 又はC1−C37アルキルであり、 R1は、C4−C18アルキルであり、 R3、R4及びR5は、それぞれ互いに独立して、水素、OR6、SR6、SeR6 、−NHR6、−NR67であるが、ただしR3、R4及びR5の少なくとも一つは、水素ではなく、 R6は、C7−C37アルキル、C7−C37アルキレン又はC5−C18アルキル(こ れは、O、S及びNからなる群から選択される1〜6個の複素原子により中断さ れている)であり、 R7は、水素又はR9であり、 R8は、水素又はC1−C4アルギルであり、そして R9は、C1−C12アルキル、C2−C12アルキレン、又はC3−C12アルキル( これは、O、S及びNからなる群から選択される1〜6個の複素原子により中断 されている)である)で示される化合物。 2.式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId):(式中、 R13、R14及びR15は、それぞれ互いに独立して、OR6、SR6、SeR6、 −NHR6、−NR67である)で示される、請求項1記載の化合物。 3.全液晶相に基づいて0.1〜100重量%の請求項1記載の式(I)の化合 物を含む液晶相。 4.式(I)の化合物を含む、液晶特性を有する光学装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 テバールディ,ナンシー スイス国 ツェーハー―1753 マトラン シュマン デ グリスィネ 6 (72)発明者 プラエフケ,クラウス ドイツ連邦共和国 デー―14055 ベルリ ン クランツァレー 62 【要約の続き】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.式: (式中、 B及びDは、それぞれ他と独立して、C6−C24アルキル、 であり; Lは、 又はC1−C37アルキルであり、 R1は、C4−C18アルキルであり、 R2は、水素、C1−C4−アルキル、C1−C4アルコキシ、ハロゲン、シアノ 又はニトロであり、 R3、R4及びR5は、それぞれ互いに独立に、水素、OR6、SR6、SeR6、 −NHR6、−NR67であるが、ただしR3、R4及びR5の少なくとも一つは、水素ではなく、 R6は、C7−C37アルキル、C7−C37アルキレン又はC5−C18アルキル(こ れは、O、S及びNからなる群から選択される1〜6個の複素原子により中断さ れている)であり、 R7は、水素又はR9であり、 R8は、水素又はC1−C4アルキルであり、そして R9は、C1−C12アルキル、C2−C12アルキレン、又はC3−C12アルキル( これは、O、S及びNからなる群から選択される1〜6個の複素原子により中断 されている)である)で示される化合物。 2.Lが、メチル、直鎖C10−C18アルキル又は であり、そしてR1が、C6−C12アルキルである、請求項1記載の化合物。 3.Bが、C6−C24アルキルであり、そしてLがメチルである、請求項1記載 の化合物。 4.B及びDが、同一である、請求項1記載の化合物。 5.B及びDが、直鎖C6−C10アルキル、 (式中、R12及びR12’は、直鎖C10−C14アルキルである)、 である、請求項1記載の化合物。 6.B及びDが、である、請求項5記載の化合物。 7.水素以外のR3、R4又はR5が、OR6又はSR6であり、そしれR6が、直鎖 C10−C24アルキル又は (式中、R10及びR10’は、それぞれ他と独立に、直鎖C10−C18アルキルであ る)である、請求項6記載の化合物。 8.式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId):(式中、 R13、R14及びR15は、それぞれ互いに独立にOR6、SR6、SeR6、−N HR6、−NR67である)で示される、請求項1記載の化合物。 9.Lが、メチル、直鎖C10−C18アルキル又はであり、R6が、直鎖C10−C18アルキルであり、そしてR16が、直鎖C6−C12 アルキルである、請求項8記載の、式(IIa)、(IIb)、(IIc)又は(IId)の化合 物。 10.全液晶相に基づいて、請求項1記載の式(I)の化合物を0.1〜100 重量%含む液晶相。 11.実質的に1〜3種の液晶成分からなる、請求項10記載の液晶相。 12.液晶特性を有する光学装置を製造するための、請求項1記載の式(I)の 化合物の使用。 13.式(I)の化合物を含む、液晶特性を有する光学装置。 14.光学装置が、液晶表示装置である、請求項13記載の光学装置。 15.光学装置が、液晶カラー表示装置である、請求項14記載の光学装置。
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