JP2001505793A - ばねユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニットのためのばねユニット（２）は、第１のばね（４）と、この第１のばね（４）内に配置された第２のばね（６）とを有する。第１のばね（４）は、ポケット収容ばねで良く、もしくは、第２のばね（６）は、ポケット収容ばねで良く、または、これら両方のばねは、ポケット収容ばねで良く、これらポケット収容ばねのポケットは、織り材料並びに／もしくは合成材料により形成される。

Description

【発明の詳細な説明】 ばねユニット 本発明は、ばねユニット、特に、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並 びに他のクッションユニットのためのばねユニットに関する。このようなベッド 、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニットは、以後は、 “弾性ユニット”として説明されるであろう。 弾性ユニットは、一般に、異なる硬度を有するように形成されている。そして 、これは、一般に、スプリングカウントとして知られている、弾性ユニットの単 位面積当りのばねの数を変えるか、ばねを製造するワイヤーの径を変えるかによ り行われている。製造過程でのこのような変更は、即ち、ばねの数を変えたりワ イヤーの径を変えたりすることは、製造工程を複雑にし、この結果、製造コスト を高くする。本発明は、中にばねが配置されるであろう弾性ユニットの末端使用 者の要求を、使用時に、完全ではないがほとんど満足させるであろう改良された 形状のばねを提供することにより、上記欠点を除去するようにしている。 本発明の一態様に係われば、第１のばねと、この第１のばね内に配置された第 ２のばねとを有し、弾性ユニット内に内臓されるばねユニットが提供される。 前記第２のばねの長さは、好ましくは、第１のばねの長さよりも短く、また、 好ましくは、第１のばね内で移動可能である。 本発明の実施の形態においては、第１のばねは、ポケット収容ばねであり得、 また、本発明の異なる実施の形態では、第２のばねは、ポケット収容ばねであり 得る。さらに、他の異なる実施の形態では、第ｌのばねと第２のばねとは、各々 、ポケット収容ばねであり得る。 前記ポケット収容ばねのポケットは、ポケットを形成するために縫製されるキ ャラコのような織り材料により形成され得る。代わって、前記ポケット収容ばね のポケットは、ポケットを形成するために縫製か音波もしくは熱融着により形成 され合成材料により形成され得る。両方のばねがポケット収容ばねである場合に は、両方のポケットは、織り材料により構成され得るか、ポケットは夫々の材料 のうちの一方により構成され得、織り材料で構成されたポケットは、好ましくは 、第１のばねの周りに位置する。 本発明の他の態様に係われば、各々が第１のばねと、この第１のばね内で自由 に移動可能なように第１のばね内に位置された第２のばねとを有する複数のばね ユニットを内臓した弾性ユニットが提供される。 本発明がより容易に理解され得るように、本発明の実施の形態は、以下の添付 の図面を参照して、単に例として説明されるであろう。 図１は、本発明の第１の実施の形態に係わるばねユニットの図である。 図２は、本発明の第２の実施の形態に係わるばねユニットの図である。 図３は、本発明の第３の実施の形態に係わるばねユニットの図である。 図４は、本発明の他の実施の形態に係わるばねユニットの図である。 図５は、複数のばねユニットが内臓されていることを示すように、一部を切断 した、弾性ユニットの図である。 図面を、最初に図１を参照すると、参照符号２が付されたばねユニットが示さ れている。このばねユニットは、第１の外側ばね４と、第２の内側ばね６とによ り構成されている。この内側ばねの長さは、図示するように、外側ばね４の長さ よりも短く、また、ばね６のピッチはばね４のピッチよりも小さい。 前記外側ばね４内に保持されている内側ばね６は、ばね４の一端４Ａと他端４ Ｂとの間で、外側ばね４内で長手方向に移動可能である。 図２を参照して、前記外側ばね４と内側ばね６とは、ポケット収容ばねＡを構 成するように、単一のポケット８内に外側ばね４が係合するようにして配置され ている。このポケットは、長手方向の留め線１０，１２と、横方向の留め線１４ ，１６とにより形成されている。 前記ポケット８は、キャラコのような織り材料により形成されており、この場 合には、前記留め線は縫製により形成されている。代わって、ポケット８は、合 成材料により形成され得、この場合には、留め線は縫製か音波もしくは熱融着に より形成され得る。 図１のばねユニットでは、内側ばね６は、外側ばね４のポケット８内で移動可 能である。 図３は、ポケット収容ばねＢを構成するように、内側ばね６が単一のポケット ２０内に配置されたばねユニット２を示す。このポケットは、キャラコのような 織り材料、もしくは合成材料により形成され得る。織り材料の場合には、ポケッ トは、縫製によりばね６の周囲の所定位置で取着される。また、合成材料の場合 には、ポケット２０は、縫製か音波もしくは熱融着によりばね６の周囲の所定位 置で取着される。このポケット２０とばね６とにより構成されたポケット収容ば ねＢは、図１並びに２の実施の形態に示すように、外側ばね４の一端４Ａと他端 ４Ｂとの間で長手方向に移動可能である。 図４には、図２に示すばねユニットと図３に示すばねユニットとの組合せであ る“複合”ポケット収容ばねユニットが示されている。かくして、図４のばねユ ニットは、外側のポケット収容ばねＡと内側のポケット収容ばねＢとを有し、ま た、同一の認定を容易にするために、図２並びに３の参照番号が図４に付されて いる。内側のポケット収容ばねＢは、外側のポケット収容ばねＡ内で、この外側 のポケット収容ばねＡの一端から４Ａ他端４Ｂへと長手方向に移動可能である。 これらポケット収容ばねＡ，Ｂのポケットは、両者ともキャラコのような織り 材料、もしくは両者とも合成材料により形成され得、また、一方が、この場合に はポケット収容ばねＡが織り材料で形成されることが好ましい。 使用に際しては、弾性ユニット２２の一部を示す図５を参照するように、この ユニットは、複数の(2つが示されている）、図４に示すようなばねユニットを、 即ち、複合ポケット収容ばねユニットを内臓している。ばねユニット２は上並び に下パッド層２４と２６、及び側壁２８と３０との間に配置され，これらばねユ ニット２は、この位置に通常の方法で支持されている。 前記弾性ユニット２２は、本発明に係わるばねユニットで全体が形成され得る 。しかし、代わって、本発明に係わる複数のばねユニットが、複数の従来のポケ ッ ト収容ばね、もしくは、他の適当な形態の一般で既知のばねと関連しもくは組み 合わされて使用され得る。 かくして、本発明は、ばねユニット２、並びに複数のばねユニット２を内臓し た弾性ユニット２２を提供する。弾性ユニット２２の使用において、外側ばね４ は、最初に部分的に圧縮され、これに続いて外側ばね４と内側ばね６とが一緒に 圧縮され、この、もしくはこれらばねの圧縮量は、使用者の重さに依存する。 かくして、ばねユニットのばねの圧縮量に応じて硬さが可変である弾性ユニッ ト、即ち、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニ ットが提供される。この結果、弾性ユニットの使用者により自動的に調節並びに 確立される、ユニットの“スプリングカウント”を変えることにより、“硬い” 弾性ユニットと、“柔らかい”弾性ユニットとを製造する必要がない。 最後に、平行なばねとばねユニットとが説明されまた図示されているが、本発 明は、樽形状や他の形状のばねとばねユニットにも、同様に適用可能であること は理解できよう。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１１年１月１１日（１９９９．１．１１） 【補正内容】 明細書 ばねユニット 本発明は、ばねユニット、特に、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並 びに他のクッションユニットのためのばねユニットに関する。このようなベッド 等は、以後は、“弾性ユニット”として説明されるであろう。 弾性ユニットは、一般に、異なる硬度を有するように形成されている。そして 、これは、一般に、スプリングカウントとして知られている、弾性ユニットの単 位面積当りのばねの数を変えるか、ばねを形成するワイヤーの径を変えるかによ り行われている。製造過程でのこのような変更は、即ち、ばねの数を変えたりワ イヤーの径を変えたりすることは、製造工程を複雑にし、この結果、製造コスト を高くする。 人が弾性ユニットの上に座るか横たわったときに、弾性ユニットでの衝撃を少 なくするようにばねが段階的に圧縮されるように、第１のばねの中に第２のばね を内臓させて二重ばねユニットを形成することがすでに提案されている。このよ うなばねユニットの例は、米国特許Ｎｏ．１，１９２，５１０（Ｆｉｓｃｈｍａ ｎｎ）、Ｎｏ．３，０３１，６９０（Ｒａｍｓｅｙ），並びにＮｏ．２，６３１ ，８４０（Ｂｕｇｅｎｈａｇｅｎ）に示され、また記載されている。しかし、こ のような前の提案においては、第２のばねは、この第２のばねが第１のばねの中 で自由に動くことができないように、第１のばねに直接的もしくは間接的に接続 されており、、使用に際しては弾性に対しての規制が生じている。 本発明は、上記欠点を除去するであろう改良された形状のばねユニットを提供 することを目的とする。 本発明に係われば、第１のばねと、この第１のばね内に配置され、第１のばね 内で自由に移動可能なように第１のばね接続されていない第２のばねとを具備す る、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニットに 内臓されるばねユニットが提供される。 好ましくは、前記第２のばねの長さは、第１のばねの長さよりも短い。 本発明の実施の形態においては、第１のばねは、ポケット収容ばねであり得、 また、本発明の異なる実施の形態では、第２のばねは、ポケット収容ばねであり 得る。さらに、他の異なる実施の形態では、第１のばねと第２のばねとは、各々 、ポケット収容ばねであり得る。 前記ポケット収容ばねのポケットは、ポケットを形成するために縫製されるキ ャラコのような織り材料により形成され得る。代わって、前記ポケット収容ばね のポケットは、ポケットを形成するために縫製か音波もしくは熱融着により形成 され合成材料により形成され得る。両方のばねがポケット収容ばねである場合に ト収容ばね、もしくは、他の適当な形態の一般で既知のばねと関連しもくは組み 合わされて使用され得る。 かくして、本発明は、ばねユニット２、並びに複数のばねユニット２を内臓し ている弾性ユニット２２を提供する。弾性ユニット２２の使用において、外側ば ね４は、最初に部分的に圧縮され、これに続いて外側ばね４と内側ばね６とが一 緒に圧縮され、この、もしくはこれらばねの圧縮量は、使用者の重さに依存する 。 かくして、ばねユニットのばねの圧縮量に応じて硬さが可変である弾性ユニッ ト、即ち、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニ ットが提供される。この結果、弾性ユニットの使用者により自動的に調節並びに 確立される、ユニットの“スプリングカウント”を変えることにより、“硬い” 弾性ユニットと、“柔らかい”弾性ユニットとを製造する必要がない。 最後に、平行なばねとばねユニットとが説明されまた図示されているが、本発 明は、樽形状や他の形状のばねとばねユニットにも、同様に適用可能であること は理解できよう。 請求の範囲 １．第１のばね（４）と、この第１のばね（４）内に位置された第２のばね（ ６）とを具備する、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッシ ョンユニットに内臓されるばねユニット（２）において、前記第２のばね（６） は、第１のばね（４）の中で自由に動くことができるように、第１のばね（４） に接続されていないことを特徴とする。 ２．前記第２のばね（６）の長さは、第１のばね（４）の長さよりも短いこと を特徴とする請求項１のばねユニット。 ３．前記第１のばね（４）は、ポケット収容（Ａ）ばねであることを特徴とす る請求項１もしくは２のばねユニット。 ４．前記第２のばね（６）は、ポケット収容ばね（Ｂ）であることを特徴とす る請求項１ないし３のいずれか１のばねユニット。 ５．前記ポケット収容ばね（Ａ，Ｂ）は、織り材料もしくは合成材料でできた ポケット（８，２０）内に配置されたばね（４，６）を有することを特徴とする 請求項３もしくは４のばねユニット。 ６．前記織り材料もしくは合成材料でできたポケット（８，２０）は、縫製、 音波融着、もしくは熱融着により形成されていることを特徴とする請求項５のば ねユニット。 ７．請求項１ないし６のいずれか１のばねユニットを複数個内臓した、ベッド 、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニット。 ８．各々が第１のばねユニット（Ａ）と、この第１のばねユニット（Ａ）内に 位置された第２のばねユニット（Ｂ）とを有する複数のばねユニットを内臓した 、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニットにお いて、前記第２のばねユニット（Ｂ）は、第１のばねユニット（Ａ）の中で自由 に動くことができるように、第１のばねユニット（Ａ）に接続されていないこと を特徴とする。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ， ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＰ(ＧＨ，ＫＥ，ＬＳ，ＭＷ，Ｓ Ｄ，ＳＺ，ＵＧ，ＺＷ)，ＥＡ(ＡＭ，ＡＺ，ＢＹ，ＫＧ ，ＫＺ，ＭＤ，ＲＵ，ＴＪ，ＴＭ)，ＡＬ，ＡＭ，ＡＴ ，ＡＵ，ＡＺ，ＢＡ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ，ＣＡ， ＣＨ，ＣＮ，ＣＵ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＥ，ＥＳ，Ｆ Ｉ，ＧＢ，ＧＥ，ＨＵ，ＩＬ，ＩＳ，ＪＰ，ＫＥ，ＫＧ ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＣ，ＬＫ，ＬＲ，ＬＳ，ＬＴ， ＬＵ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＫ，ＭＮ，ＭＷ，ＭＸ，Ｎ Ｏ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＧ ，ＳＩ，ＳＫ，ＴＪ，ＴＭ，ＴＲ，ＴＴ，ＵＡ，ＵＧ， ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 スピンクス、サイモン・ポール イギリス国、エルエス25・６イージェイ、 ノース・ヨークシャー、シェルバーン―イ ン―エルメット、ストリーム・ファーム （番地なし)

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１のばねと、この第１のばね内で自由に移動可能なように第１のばね内 に位置された第２のばねとを具備する、ベッド、長椅子のソフアー、マットレス 、並びに他のクッションユニットに内臓されるばねユニット。 ２．前記第２のばねの長さは、第１のばねの長さよりも短い請求項１のばねユ ニット。 ３．前記第１のばねは、ポケット収容ばねである請求項１もしくは２のばねユ ニット。 ４．前記第２のばねは、ポケット収容ばねである請求項１もしくは２のばねユ ニット。 ５．前記両ばねの各々は、ポケット収容ばねである請求項１もしくは２のばね ユニット。 ６．前記ポケット収容ばねは、織り材料もしくは合成材料でできたポケット内 に配置されたばねを有する請求項３もしくは４のばねユニット。 ７．前記第１のポケット収容ばねは、織り材料でできたポケット内に配置され たばねを有し、また、前記第２のポケット収容ばねは、合成材料でできたポケッ ト内に配置されたばねを有する請求項５のばねユニット。 ８．前記第１のポケット収容ばねは、合成材料でできたポケット内に配置され たばねを有し、また、前記第２のポケット収容ばねは、織り材料でできたポケッ ト内に配置されたばねを有する請求項５のばねユニット。 ９．前記第１並びに第２のポケット収容ばねは、織り材料もしくは合成材料で できたポケット内に配置されたばねを有する請求項５のばねユニット。 １０．前記織り材料でできたポケットは、縫製により形成されている請求項６ ないし９のいずれか１のばねユニット。 １１．前記合成材料でできたポケットは、縫製か音波もしくは熱融着により形 成されている請求項６ないし９のいずれか１のばねユニット。 １２．請求項１ないし１１のいずれか１のばねユニットを複数個内臓した、ベ ッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニット。 １３．各々が第１のばねと、この第１のばね内で自由に移動可能なように第１ のばね内に位置された第２のばねとを有する複数のばねユニットを内臓した、ベ ッド、長椅子のソフアー、マットレス、並びに他のクッションユニット。