JP2001505636A - 多数のパワー制御回路を有する軸対称形転向ノズル作動装置 - Google Patents

多数のパワー制御回路を有する軸対称形転向ノズル作動装置

Info

Publication number
JP2001505636A
JP2001505636A JP51829198A JP51829198A JP2001505636A JP 2001505636 A JP2001505636 A JP 2001505636A JP 51829198 A JP51829198 A JP 51829198A JP 51829198 A JP51829198 A JP 51829198A JP 2001505636 A JP2001505636 A JP 2001505636A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
actuator
nozzle
actuators
turning
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP51829198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3884482B2 (ja
Inventor
オースデンムーア,ロバート・マイケル
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
General Electric Co
Original Assignee
General Electric Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Electric Co filed Critical General Electric Co
Publication of JP2001505636A publication Critical patent/JP2001505636A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3884482B2 publication Critical patent/JP3884482B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K1/00Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
    • F02K1/002Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto with means to modify the direction of thrust vector
    • F02K1/008Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto with means to modify the direction of thrust vector in any rearward direction
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B64AIRCRAFT; AVIATION; COSMONAUTICS
    • B64DEQUIPMENT FOR FITTING IN OR TO AIRCRAFT; FLIGHT SUITS; PARACHUTES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF POWER PLANTS OR PROPULSION TRANSMISSIONS IN AIRCRAFT
    • B64D33/00Arrangements in aircraft of power plant parts or auxiliaries not otherwise provided for
    • B64D33/04Arrangements in aircraft of power plant parts or auxiliaries not otherwise provided for of exhaust outlets or jet pipes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02KJET-PROPULSION PLANTS
    • F02K1/00Plants characterised by the form or arrangement of the jet pipe or nozzle; Jet pipes or nozzles peculiar thereto
    • F02K1/06Varying effective area of jet pipe or nozzle
    • F02K1/15Control or regulation
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T50/00Aeronautics or air transport
    • Y02T50/60Efficient propulsion technologies, e.g. for aircraft

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Control Of Turbines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 航空機ガスタービンエンジン軸対称形転向排気ノズル(14)用のフェイルセイフノズル作動装置(2)が転向リング(86)を有し、このリングは、ノズル中心線(8)の周りに周方向に配設されそしてノズル(14)において排気流路の境界をなす複数の枢動フラップ(50)に連結されて作用し得る。フェイルセイフ作動装置(2)は少なくとも2つの独立的に作用し得る第1および第2転向作動装置(2A、2B)を有し、両転向作動装置はそれぞれ、転向リング(86)に連結されて作用し得る第1および第2群の作動器(90A、90B)と、第1および第2フェイルセイフ制御手段とを有して第1および第2群の作動器(90A、90B)へのパワーを制御する。第1群の転向作動器はノズル(14)の周囲で第2群の転向作動器と交互に配置される。両作動器群のどちらかが、他群がフェイルセイフされた時、ノズル(14)を操作するように作用し得る。

Description

【発明の詳細な説明】 多数のパワー制御回路を有する軸対称形転向ノズル作動装置 発明の背景 発明の分野 本発明は一般的にはガスタービンエンジンの軸対称形転向排気ノズルに関し、 特に、転向リングを制御する多数のパワー回路を有するこのようなエンジンの作 動装置に関する。 背景技術の説明 軍用航空機の設計者と技術者は、空対空戦闘用と複雑な地上攻撃用の航空機の 運動性を高めるように常に努力している。彼等は、フラップと補助翼のような通 常の空力面に代わるものあるいはそれを増強するものとして、航空機を駆動する ガスタービンエンジンの排気流と推力を転向させる推力転向ノズルを開発した。 一つの新しく開発された推力転向ノズルは、ハウア(Hauer)による米国特許第4 994660号に開示されている軸対称形転向排気ノズルであり、この米国特許 をここに参照する。この軸対称形転向排気ノズルは、ノズルの末広フラップを非 対称的に自在に枢動することにより、換言すれば、末広フラップを、転向しない 場合のノズルの中心線に対して半径方向と接線方向に枢動することにより軸対称 中細ノズルの推力を転向させる手段として働く。フラップは転向リングにより枢 動され、転向リングは軸方向に直動されかつその水平および垂直軸線に対して限 られた範囲にわたってジンバルされる、すなわち、傾けられる(実質的にその姿 勢が調整される)ことが可能である。 軸対称形転向排気ノズルは、より旧式なガスタービンエンジン排気ノズルと同 様に、可変面積中細排気ノズルを形成するように配置された1次および2次排気 フラップを含んでいる。排気ノズルは概して軸対称形または環状であり、そして 排気流はノズルののどに至るまで1次または先細フラップにより包囲され次いで 2次または末広フラップにより包囲される。例えば、末広フラップは最小流れ面 積ののどを画成する前端と比較的大きな流れ出口面積を有する後端とを有し、の どから下流に延在する末広ノズルを画成する。末広フラップは可変である。これ は、末広フラップが比較的小さな半径の位置から比較的大きな半径の位置まで動 かされるにつれ末広フラップ相互間の間隔が必然的に増加することを意味する。 従って、排気ノズルシールが隣合う末広フラップ間に適当に固定されて排気流を 包囲しそして末広フラップ間の排気流の漏れを防止する。 転向ノズル、特に、ハウアの前記引例に開示された型の軸対称形転向排気ノズ ルは、一般に、位置可変末広フラップを有する。これらの末広フラップは、排気 ノズルの長手方向中心線に対して対称的に位置づけ得るだけでなく、同中心線に 対して非対称的に位置づけ得るので、縦揺れと片揺れの転向が得られる。ハウア (Hauer)による米国特許第4994660号に開示されている軸対称形転向排気 ノズルは3つの転向作動器を用いて転向リングを直動かつ傾斜させ、転向リング は末広フラップを所定位置につかせる。転向リングの傾斜角と傾斜方向はそれぞ れノズルのベクトル角とベクトル方向を定める。転向リングの軸方向直動は、所 与ののど面積(しばしばA8と呼ばれる)に対して出口面積(しばしばA9と呼 ばれる)を定める。 最新の多用途航空機は、運用要件に適合するために中細ノズル付きのエンジン 、例えばGE F110エンジンを用いる。中細ノズルは、直流関係にある先細 部とのどと末広部を有する。特性上、これらのノズルは、ノズルのどとノズル出 口とにおいて可変面積手段を用いる。これは所望の出口対のど面積比を保つ手段 として役立ち、この比によりノズルの作用を効率良く制御できる。ノズルの作用 は、エンジンの設計サイクルに対して最適化されかつ理想的には低亜音速および 高超音速飛行状態で効率的な制御をもたらすべきノズル出口面積対のど面積(A 9/A8)スケジュールをもたらすように設計される。これらの型のノズルは通 例空気圧または液圧作動器を用いて可変作用をなす。通例、出口面積とのど面積 は、ノズルのど面積の関数である面積比(A9/A8)スケジュールを生成する ように互いに機械的に関連づけられる。推力転向ノズルは通例ノズルの出口面積 とのど面積を独立的に制御する能力を有し、これによりエンジンは広範なエンジ ン運転状態にわたって比較的高いレベルの性能を達成し得る。 エンジンと航空機の使用中、ノズル用の液圧作動装置は、例えば戦闘による構 成部品の不良作用または損傷により幾つかのモードの一つ以上で故障する可能性 がある。この故障は、通例飛行制御計算機および(または)推力転向ノズル用の ベクトル電子制御手段により検出される機械系または制御系の不良作用により生 じ得る。このようなノズル作動装置には液圧フェイルセイフ位置が設けられてお り、転向リング作動器を完全に後退するように用いそして一つの転向リングの場 合ノズルを固定不転向位置につかせてエンジンの推力が転向しないようにする。 これらの転向作動器はまたA9の制御に用いられる。しかし、その結果生じるノ ズル形状は非常に大きな面積比(A9/A8)を有し、これはA8の拡開、従っ て、増強装置の作用を妨げそして空力的に最適ではない。このようなフェイルセ イフ装置は戦闘時には良好でない。大きな面積比はまたノズルの末広部内の排気 噴流の流れ剥離を引起こすおそれがある。流れの間欠的な剥離と再付着は、特に エンジン中心線に対して非対称的に生じた場合、不慮のベクトルカを発生させる おそれがある。ノズルの末広部の全開は非常に異なるノズル運動論をもたらし、 そしてこの高い面積比でノズルののどを開くとノズルの過酷な破損が生じるおそ れがある。ノズルののどを開くことができないことは、地上アイドリング状態と アフタバーナモードでのエンジンの公称運転を妨げ、その結果航空機の動作が基 準から逸脱するおそれがある。 これらの欠点は1994年9月29日付米国特許出願第08/314124号 によって処理されている。これはある種の液圧系故障の場合ノズルを急速に安全 作用モードの形態にし得るフェイルセイフ機構を開示しており、従って、そのフ ェイルセイフ装置は、特に戦闘中、航空機とそのエンジンの総合運動性に対する 悪影響を最少にするように作用し得る。しかし、ノズルはもはや推力を転向させ ず、これは戦闘動作中かなり不利なことである。 3個作動器構成の固有のかつ重大な欠点は、所与の2次リング寸法に対して任 意の2個の作動器間に大きなスパンが存在することである。ビーム理論工学によ れば、単純支持ビームのたわみは荷重の1乗とスパンの3乗に比例しそして剛性 に反比例する。換言すると、所与の荷重と剛性に対して、スパンが2倍になれば たわみは8(2の3乗)倍になる。転向ノズル用の3個作動器構成では2個の作 動器間に可能な最長スパンが存在し、従って、転向モード中のたわみを所与の最 少許容量にするためには、可能な最高剛性とその結果としての重い2次作動リン グが必要になる。 作動リングのたわみは望ましくない。なぜなら、そのたわみにより転向ノズル の末広部が無荷重になって不転向状態になりやすくなり、従って転向性能が低下 するからである。たわみを減らすには、米国特許出願第08/243015号に 記載されているように断面を最大にしそして末広荷重路を内部リブで調整すれば よい。転向ノズル装置用の3個作動器構成の他の固有の欠点は、作動装置の不良 作用が航空機運用に及ぼす悪影響である。3つの作動器は、2次リングを固定位 置と固定傾斜角に保持するのに必要な最小限度のものである。もし一つの作動器 が(例えば液圧故障により)誤作動を起こせば、リングの傾斜はもはや抑制され ずそして指令によらない排気転向が発生するおそれがある。このような発生は極 めて望ましくない。 転向リング作動装置の不良作用の発生は、冗長構成部を含む防止手段を追加す ることにより実用レベルまで減らすことができ、これらの冗長構成部は、どれか 一つの構成部が故障しても作動装置全体が故障する結果にはならないような構成 で装備される。これらの防止手段は費用と複雑さと重量を装置に追加するもので ある。転向リング作動装置の不良作用の代替対策は、構成部を追加して不良作用 を検知し次いでリングを積極的にフェイルセイフ位置につかせることを包含し得 る反応手段を用いることにより不良作用の影響を制御することである。これらの 方策は全て装置の費用と複雑さと重量を増加させるものであり、また、多分等し く重要なこととして、それらは2次リングの傾斜を中立位置に集中させることに より転向排気ノズル装置の全転向能力を排除してしまう。転向能力の排除は、航 空機装置が、戦闘により破損した滑走路でまたは航空母艦離着にあるいは戦闘状 態で必要とされるかもしれないような短距離離着用に推力転向を用いようとする 場合、特に有害である。従って、液圧フェイルセイフ装置を有し、転向リングに かかる荷重を最小にし、そしてノズルが、作動装置の一構成部に故障が生じた時 、推力を転向させそして作動装置全体の故障が発生しないようにし得る軸対称形 転向排気ノズルを設けることが大いに望ましい。 発明の概要 本発明は、複数の枢動フラップに連結されて作用し得る転向リングを有する航 空機ガスタービンエンジン軸対称形転向排気ノズル用のフェイルセイフノズル作 動装置であり、枢動フラップはノズル中心線の周りに周方向に配設されそしてノ ズルにおいて排気流路の境界をなす。本フェイルセイフノズル作動装置は、転向 リングに連結されて作用し得る第1群の作動器と、第1フェイルセイフ制御手段 とを有して第1群の作動器へのパワーを制御する第1転向作動装置を有する。転 向リングに連結されて作用し得る第2群の作動器と、第2フェイルセイフ制御手 段とを有する第2転向作動装置が、第2群の作動器へのパワーを制御するように 設けられる。第1群の作動器はノズルの周囲で第2群の作動器と交互に配置され る。 好適実施例では2群の作動器と2つの対応転向作動装置を設け、各作動装置は 1群をなす3つのフェイルセイフ作動器を有する。しかし、本発明は2つ以上の 作動器を用いることと2つ以上の対応転向作動装置を備えることを包含する。フ ェイルセイフノズル作動装置の好適実施例は液圧パワーを供給される。 さらに特定の実施例では、第1および第2群の作動器と対応フェイルセイフ制 御手段の各群と液圧パワー供給連通をなすように作用し得る、エンジンに装着さ れかつ駆動される液圧ポンプの形態の単一液圧パワー源を設ける。代替的に、エ ンジンに装着されかつ駆動される2つの液圧ポンプが第1および第2液圧パワー 源として用いられ、各源は第1および第2群の作動器と対応フェイルセイフ制御 手段の1群とだけ対応液圧パワー供給連通をなす。両ポンプの一方は、航空機液 圧系へのパワー供給にも使用される航空機液圧ポンプでもよい。代替的に、2つ の航空機液圧ポンプが第1および第2液圧パワー源として用いられ、各源は第1 および第2群の作動器と対応フェイルセイフ制御手段の1群とだけ対応液圧パワ ー供給連通をなす。 本発明の代替実施例では2群の作動器と2つの対応転向作動装置を設け、各作 動装置は1群をなす2つのフェイルセイフ作動器を有する。しかし、この実施例 はフェイルセイフモードでノズル推力転向をもたらさず、フェイルセイフモード でノズル出口/のど面積比(A9/A8)の制御をなす。 さらに特定の実施例では制御装置が設けられ、制御装置を含む作動装置におけ る様々な構成部の液圧信号を監視し、またフェイルセイフモード作動手段を含み 、制御装置がこれらの構成部からの信号の消失(かなりの所定液圧降下)を検出 し た時、フェイルセイフモードを引起こす。信号発生手段は次のもの、すなわち、 飛行制御計算機と、ベクトル電子制御装置と、パイロットにより操作されるスイ ッチの一つ以上でよい。 本発明の利点 本発明は、推力転向ノズルの液圧作動装置における故障または不良作用信号に 応じて推力転向ノズルをフェイルセイフモードにし、これを推力転向能力を完全 に失うことなく行う能力をもたらすことにより、従来のノズル設計に比べて幾つ かの利点を有する。この能力は特に戦闘状態において重要であり、また転向リン グにかかる荷重を最小にする。本発明はまた、推力転向ノズルがフェイルセイフ モードに置かれた時、ノズル出口面積/のど面積(A9/A8)の制御をもたら す。 図面の簡単な説明 本発明に特有のものと信じられる新しい諸特徴は、請求の範囲に記載されかつ 区別されている。本発明は、他の目的および利点とともに、添付図面と関連して さらに詳しく説明されている。 図1は本発明の一実施例によるフェイルセイフノズル作動装置を有する軸対称 形転向排気ノズルの斜視図である。 図2は図1におけるフェイルセイフノズル作動装置の作動器と転向リングの位 置を示す概略斜視図である。 図3は本発明の一実施例による作動装置の概略図である。 図4は本発明の代替実施例による作動装置の概略図である。 図5は本発明の一実施例によるフェイルセイフ作動装置を備えたエンジンおよ び転向ノズルを有する航空機の断面図である。 詳細な説明 図1に本発明の一実施例が、航空機ガスタービンエンジン(全部は図示せず) の排気部10における軸対称形推力転向ノズル14用の総体的に2で示したフェ イルセイフノズル作動装置として例示されている。排気部10は排気流路内の高 温排気流4を包囲し、エンジン中心線8の周りに概して周方向に配置され、そし てアフタバーナライナ12を含む定面積ダクトまたはエンジンケーシング11と 、 ハウア(Hauer)の前記米国特許に記載されているものと同様の中細型の軸対称形 推力転向ノズル14の可変面積下流部13とを含み、定面積ダクトまたはケーシ ング11と可変面積下流部13は直流関係にある。図1を参照するに、ノズル1 4は直流関係にある先細部34とのど部40と末広部48からなる。先細部34 は、エンジン中心線8の周りに周方向に配置された複数の先細または1次フラッ プ50およびそれらと重なり合う1次シール51を含み、1次シール51は、周 方向に隣り合う1次フラップ50の半径方向内向き表面間に同表面と密封係合を なすように配置されている。各1次フラップ50は前端が第1ピボット継手また はクレビス継手52によりケーシング11に枢着されている。各末広フラップ5 4は前端53が、2自由度(2DOF)自在継手装置56により、下流側で隣接 する1次フラップ50の後端に枢着されており、この枢着は、ノズル14内のの ど40とほぼ合致する軸方向位置でなされている。末広フラップ54はエンジン 中心線8の周りにほぼ周方向に配置され、また、それらと重なり合う2次または 未広シール55が、周方向に隣り合う末広フラップ54の半径方向内向き表面間 に同表面と密封係合をなすように配置されている。末広シール55は、ノズル圧 力、すなわち、フラップとシールの半径方向内側の圧力がノズルの外側の圧力、 通例、周囲空気圧力またはノズルベイ圧力より正常に高い時、ノズル作用中に末 広フラップ54に対して密封をなすように設計されている。のど40はそれと関 連する面積として通常A8で表されるのど面積を有し、そしてノズル出口44は ほぼ末広フラップ54の端部に存在し、それと関連する面積として通常A9で表 される出口面積を有する。 複数のカムローラ62が1次リング66内に配置され、このリングは複数の第 1ノズル作動器70により前後に直動する。好適実施例では4個の作動器70が 存在する。可変のど面積A8は、1次フラップ50の背面に形成したカム面60 上のカムローラ62の作用により制御される。運転中、ノズル内の排気の高圧が 1次フラップ50と末広フラップ54を半径方向外方に押圧してカム面60をカ ムローラ62の一つと接触した状態に保つ。円錐形環状作動器支持体76がその 狭い前端においてエジンンケーシング11に装着されており、そして第1ノズル 作動器70は作動器支持体76の広い後端に球面継手74により枢着されている 。 第1ノズル作動器70は作動棒73を有し、この棒は球面継手68により1次リ ング66に連結されている。 第1群の第1転向作動器90A、好適実施例では3個の第1転向作動器90A が、ケーシング11の周りに周方向に等角度で配置されそして第1ノズル作動器 70と同様に球面継手94により作動器支持体76に装着されている。第2群の 第2転向作動器90B、好適実施例では3個の第2転向作動器90Bが、ケーシ ング11の周りに周方向に等角度で配置され、第1群の第1転向作動器90Aと 交互に配置され、そして第1ノズル作動器70と同様に球面継手94により作動 器支持体76に装着されている。第1および第2群の転向作動器90A、90B は交互に配置されているので、全ての隣合う第1転向作動器90Aと第2転向作 動器90Bとの間にそれぞれ角度Aの間隔がある。図示の本発明の実施例では、 3個の第1転向作動器90Aと3個の第2転向作動器90Bが存在しそして角度 Aは60度である。転向リング86が第1転向作動器90Aと第2転向作動器9 0Bに各作動器の転向作動棒93の後端において球面継手96により連結されて いる。これにより、転向リング86を軸方向に直動しそして中心線8に対して傾 けてその姿勢とエンジン中心線8に沿うその軸方向変位とを制御し得る。転向リ ング86は末広フラップ54の位置づけまたは枢動を制御する。末広フラップ5 4は、自由度2の自在継手装置56により1次フラップ50に枢着され、そして 制御アーム58a、58bを有する複数のそれぞれのYフレーム59により多自 由度の態様で制御されて枢動する。制御アーム58a、58bは転向リング86 を末広フラップ54に作動自在に連結している。外側フラップ64がYフレーム 59により少なくとも部分的に支持されそしてノズルの外部に沿ってきれいで円 滑な空力形状をもたらす。 制御アーム58a、58bは自由度3の球面継手82により転向リング86に 連結され、また、球面継手84により末広フラップ54の後端に連結されている 。このリンク機構は転向リング86の姿勢変化を末広フラップ54の多自由度の 枢動変化または軌道運動に変換するように作用し得るもので、これにより各末広 フラップは異なる角度だけ枢動し得る。球面継手82を用いて制御アーム58a 、58bを取付けることは、Yフレーム59のクレビス型枢動をもたらすととも に、 どちらかの制御アーム58aまたは58bにかかるかもしれないねじり荷重が転 向リング86に逆伝達されることを防ぐ。バックボーン92が末広フラップ54 の保持に役立ち、またその両端において継手84、56を支持する。 推力転向ノズルは、末広フラップ54と末広シール55を中心線8に対して軸 対称的に位置づけることにより、従って、末広フラップと末広シールの半径方向 および周方向位置と姿勢により推力を転向させる。転向リング86は3個の第1 転向作動器90Aと3個の第2転向作動器90Bにより直動しかつノズル中心線 8を中心としてジンバルされる。これらの転向作動器は、推力を転向させそして 転向リングを直動して可変出口面積A9を調節および(または)制御しそして出 口面積対のど面積比A9/A8を設定するように協働する。可変のど面積A8は 、1次リング66を第1作動器70により直動して出口面積対のど面積比A9/ A8を設定することにより、独立的に設定され得る。代替的に、両組の作動器と リングを併用して出口面積対のど面積比A9/A8を設定し得る。作動装置2が フェイルセイフモードに置かれ、第1群の第1転向作動器90Aまたは第2群の 第2転向作動器90Bだけが作用しそして他群がフェイルセイフされるような非 常時には、いづれかの組が、リング86を直動しかつ中心線8を中心としてジン バルすることによりリング86を作動させるように使用され得る。作動装置2は 電子制御装置を含み、この制御装置は別の装置、またはベクトル電子制御装置V ECの一部分でよい。本発明は2つの別々に制御される第1転向作動装置2Aと 第2転向作動装置2Bを備えたフェイルセイフノズル作動装置2を提供する。第 1転向作動装置2Aは第1群の第1転向作動器90Aだけを制御しそして第2転 向作動装置2Bは第2群の第2転向作動器90Bだけを制御する。 図2にはノズルの周囲に第2群の第2転向作動器90Bと交互に配置された第 1転向作動器90Aの構成が例示され、どちらかの群を他群がフェイルセイフさ れた時働かせて、リング86を中心線8に沿って直動しかつ中心線8を中心とし てジンバルすることによりリング86を作動させ得ることを示す。また、転向リ ング86に対する第1転向作動器90Aと第2群の第2転向作動器90Bの装着 点P間にリング86に沿って比較的短い円形スパンSを設ける利点が例示されて いる。これにより比較的頑丈でないリング86そして比較的軽量の転向リングを 設け得る。6個の作動器は、もし3個だけを用いたとすれば必要になる寸法より 小さな寸法のものであり、従って転向ノズル装置の全重量は最小に保たれる。6 個作動器系は全重量が3個作動器系の全重量より少なくさえなり得るものであり 、また、もし1群をなす3個の作動器が戦闘中故障すれば少なくとも部分的な推 力転向を許容するフェイルセイフ装置の一部分である。 本発明は2つの別々に制御される第1転向作動装置2Aと第2転向作動装置2 Bを備えたフェイルセイフノズル作動装置2を提供し、両転向作動装置は図3に さらに詳細に例示されている。第1転向作動装置2Aは、第1作動器サーボ弁1 6A1と第2作動器サーボ弁16A2と第3作動器サーボ弁16A3とを含む第 1作動器サーボ弁セットを用いて第1転向作動器90A1と第2転向作動器90 A2と第3転向作動器90A3の作動を制御し、各作動器サーボ弁は転向作動器 90A1〜90A3の対応する一つだけを制御する。同様に、第2転向作動装置 2Bは、第4作動器サーボ弁16B1と第5作動器サーボ弁16B2と第6作動 器サーボ弁16B3とを含む第2作動器サーボ弁セットを用いて第2組の第4転 向作動器90B1と第5転向作動器90B2と第6転向作動器90B3の作動を 制御し、作動器サーボ弁16B1〜16B3はそれぞれ第4、第5および第6転 向作動器90B1〜90B3の対応する一つだけを制御する。各セットと各セッ ト内の3個のサーボ弁のおのおのは独立的に制御可能である。両作動装置内のサ ーボ弁を一つの制御弁3にまとめて追加構成部品の数を最少にすることが好まし い。代替的に、各セットの3個のサーボ弁を別々の制御弁にまとめるかあるいは それぞれの作動器に組込んでもよい。 第1および第2転向作動装置2A、2Bは、それぞれ、第1および第2供給管 路19A、19Bに配置されて作用し得る第1および第2供給遮断弁18A、1 8Bを有し、供給管路19A、19Bはそれぞれ液圧パワー源Hから第1および 第2供給管路ヘッダ20A、20Bに通じている。第1および第2転向作動装置 2A、2Bは、それぞれ、第1および第2戻り管路23A、23Bに配置されて 作用し得る第1および第2戻り遮断弁22A、22Bを有し、戻り管路23A、 23Bはそれぞれ第1および第2戻り管路ヘッダ24A、24Bから液圧パワー 源Hに通じている。これによりフェイルセイフノズル作動装置2は、もしフェイ ルセイフされた装置において漏れまたは不良作用が検知されれば、作用し得る転 向作動装置2Aまたは2Bを装置の残部から隔離し得る。第1再循環弁26Aが 第1供給管路ヘッダ20Aと第1戻り管路ヘッダ24Aとの間に作動自在に配置 され、そしてフェイルセイフされた群の作動器のヘッド室28とロッド室30と の間に作動流体液を直接流し得る手段として役立つ。 第1転向作動装置2Aをフェイルセイフすることは、フェイルセイフノズル作 動装置2が第1供給遮断弁18Aと第1戻り遮断弁22Aとを閉ざすことにより 達成される。第1転向作動装置2Aは第1組の3個のサーボ弁16A1〜16A 3を次のような位置、すなわち、作動液が第1供給管路ヘッダ20Aから第1群 のヘッド管路102Hを経て3個の第1転向作動器90A1〜90A3のヘッド 室28に流れそして第1戻り管路ヘッダ24Aからロッド管路102Rを経て転 向作動器90A1〜90A3のロッド室30に流れ得るような位置につかせ、そ してフェイルセイフされた群の作動器のヘッド室28とロッド室30との間に作 動液を直接流し得る手段として働く。第1転向作動装置2Aはまた第1再循環弁 26Aを開いて、作動液が第1供給管路ヘッダ20Aと第1戻り管路ヘッダ24 Aとの間を通ることを可能にする。 同様に、3個の第2転向作動器90B1〜90B3を代わりにフェイルセイフ すべき場合、フェイルセイフノズル作動装置2が第2供給遮断弁18Bと第2戻 り遮断弁22Bとを閉ざす。第2転向作動装置2Aは第2組の3個のサーボ弁1 6B1〜16B3を次のような位置、すなわち、作動液が第2供給管路ヘッダ2 0Bと3個の第2転向作動器90B1〜90B3のヘッド室28と間を流れそし て第2戻り管ヘッダ24Bと転向作動器90B1〜90B3のロッド室30と間 を流れ得るような位置につかせる。第2転向作動装置2Bはまた第2再循環弁2 6Bを開いて、作動液が第2供給管路ヘッダ20Bと第2戻り管路ヘッダ24B との間を通ることを可能にする。 全部で4個の作動器を備えた本発明の代替実施例が図4に例示されており、2 個の第1転向作動器90A1と2個の第2転向作動器90A2だけを備えた2つ の別々に制御される第1転向作動装置2Aと第2転向作動装置2Bだけを有する フェイルセイフノズル作動装置2を設けてある。第1転向作動装置2Aは、第1 作動器サーボ弁16A1と第2作動器サーボ弁16A2とを含む第1作動器サー ボ弁セットを用いて第1転向作動器90A1と第2転向作動器90A2の作動を 制御し、各作動器サーボ弁は転向作動器90Al、90A2の対応する一つだけ を制御する。同様に、第2転向作動装置2Bは、第4作動器サーボ弁16B1と 第5作動器サーボ弁16B2とを含む第2作動器サーボ弁セットを用いて第2組 の第4転向作動器90B1と第5転向作動器90B2の作動を制御し、作動器サ ーボ弁16B1、16B2はそれぞれ第4および第5転向作動器90B1、90 B2の対応する一つだけを制御する。各セットと各セット内の3個のサーボ弁の おのおのは独立的に制御可能である。両作動装置内のサーボ弁を一つの制御弁3 にまとめて追加構成部品の数を最少にすることが好ましい。代替的に、各セット の2個のサーボ弁を別々の制御弁にまとめるかあるいはそれぞれの作動器に組込 んでもよい。この実施例はフェイルセイフモードでノズル推力転向をもたらさな いが、フェイルセイフモードでノズル出口/のど面積比(A9/A8)の制御を 可能にしそして軸対称形転向排気ノズル14用の軽量フェイルセイフノズル作動 装置の設計と製造を可能にする。 図5には、液圧パワーを第1および第2供給管路ヘッダ20A、20Bと第1 および第2戻り管路ヘッダ24A、24Bとを通して第1および第2転向作動装 置2A、2Bそれぞれに供給するように用い得る液圧ポンプの様々な構成と位置 が例示されている。エンジン130が軍用型航空機132に装着された排気部1 0と転向ノズル14を有するものとして例示されている。第1および第2転向作 動器90A、90Bも排気部10と転向ノズル14の例示を補助するために図示 されている。エンジンロータ138により駆動される動力軸134がロータから エンジン歯車箱140まで下方に延在し、この歯車箱は直角歯車を有し、エンジ ン130の前部に向かって前方に延在する動力取出し軸142(PTO)を駆動 する。エンジン130の下側に第1エンジン装着液圧ポンプ146と第2エンジ ン装着液圧ポンプ148が装着され、エンジン歯車箱140から後方に延在しそ して同歯車箱により駆動される。エンジンに装着された第1および第2液圧ポン プ146、148はエンジンとエンジン補機用の液圧パワーの供給に用いられる 。軸134は前方に延在して補機駆動歯車箱150を駆動し、この歯車箱は適当 な 伝動装置を有して航空機132用の様々な補機を駆動する。補機駆動歯車箱15 0は適当なフレーム台座152により航空機132に装着されそして心狂いアダ プタ154により動力取出し軸に連結されている。 第5図は第1および第2転向作動装置2A、2B用の相異なる液圧パワー源H を例示する案内図として役立つ。本発明の一実施例は第1および第2エンジン装 着液圧ポンプ146、148それぞれを第1および第2転向作動装置2A、2B 用の液圧パワー源Hとして用いる。代替的に、エンジン装着液圧ポンプの一つだ けを液圧パワー源Hとして用いてもよく、第1および第2供給管路19A、19 Bを、図3において遮断弁18A、18Bとパワー源Hとの間の1点において一 つの液圧ポンプに通じる一つの管路となるように合わせる。同様に、補機駆動歯 車箱150に装着されかつ駆動される第1航空機装着液圧ポンプ156と第2航 空機装着液圧ポンプ158のどちらか一方または両方を第1および第2転向作動 装置2A、2Bへのパワー供給に用い得る。代替的に、エンジン装着液圧ポンプ の一つと航空機装着液圧ポンプの一つをそれぞれ転向作動装置2A、2Bの片方 だけへのパワー供給に用いてもよい。液圧パワーが転向ノズルにパワーを供給し 駆動するためのこれらの代替位置の利点は明白である。航空機の一部分に生じた 損傷によりポンプの一つが破損するおそれがあり、そうなれば、航空機の他部に おけるポンプが転向ノズルにパワーを供給するように働き続けることができる。 図1に戻って説明すると、転向リング86は、ケーシング11の周囲に周方向 に等角度で配置された3つの軸方向に調節し得る転向リング支持手段100によ り支持され、この支持手段により、転向リング86は転向作動器90A、90B によって軸方向に直動しかつジンバルされ得る。軸方向直動Aフレーム210が 、自由度3の球面継手206により転向リング86を支持する。Aフレーム21 0はアーム211a、211bの端における球面継手の形態のクレビス型ヒンジ 手段208でスライダ220に枢着されている。アーム211a、211bの端 で球面継手を用いることは、Aフレーム210のクレビス型枢動をもたらすとと もに、両アームにかかるかもしれないねじり荷重の伝達を無くする。スライダ2 20は中空スライダバー226に沿って滑動自在であり、このバーは前側ブラケ ット236と後ろ側ブラケット230によりエンジンケーシング11に取付けら れ ている。転向リング支持手段100により転向リング86は軸方向前後に直動す るとともにその姿勢を変えるように傾斜し得る。転向リング支持手段100のさ らに詳細な説明は、リップマイア(Lippmeier)等による「直動ノズル転向リング 用の支持装置」と題した米国特許第5174502号に見られ、この米国特許は 参照によりここに包含される。 本発明の原理を説明するために本発明の好適実施例を十分説明したが、請求の 範囲に記載した本発明の範囲から逸脱することなく好適実施例に対して様々な改 変または変更をなし得ることはもちろんである。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年6月25日(1998.6.25) 【補正内容】 作動リングのたわみは望ましくない。なぜなら、そのたわみにより転向ノズル の末広部が無荷重になって不転向状態になりやすくなり、従って転向性能が低下 するからである。たわみを減らすには、国際公開PCT WO98/20245 、1998年5月14日発行、に記載されているように断面を最大にしそして末 広荷重路を内部リブで調整すればよい。転向ノズル装置用の3個作動器構成の他 の固有の欠点は、作動装置の不良作用が航空機運用に及ぼす悪影響である。3つ の作動器は、2次リングを固定位置と固定傾斜角に保持するのに必要な最小限度 のものである。もし一つの作動器が(例えば液圧故障により)誤作動を起こせば 、リングの傾斜はもはや抑制されずそして指令によらない排気転向が発生するお それがある。このような発生は極めて望ましくない。 転向リング作動装置の不良作用の発生は、冗長構成部を含む防止手段を追加す ることにより実用レベルまで減らすことができ、これらの冗長構成部は、どれか 一つの構成部が故障しても作動装置全体が故障する結果にはならないような構成 で装備される。これらの防止手段は費用と複雑さと重量を装置に追加するもので ある。転向リング作動装置の不良作用の代替対策は、構成部を追加して不良作用 を検知し次いでリングを積極的にフェイルセイフ位置につかせることを包含し得 る反応手段を用いることにより不良作用の影響を制御することである。これらの 方策は全て装置の費用と複雑さと重量を増加させるものであり、また、多分等し く重要なこととして、それらは2次リングの傾斜を中立位置に集中させることに より転向排気ノズル装置の全転向能力を排除してしまう。転向能力の排除は、航 空機装置が、戦闘により破損した滑走路でまたは航空母艦離着にあるいは戦闘状 態で必要とされるかもしれないような短距離離着用に推力転向を用いようとする 場合、特に有害である。従って、液圧フェイルセイフ装置を有し、転向リングに かかる荷重を最小にし、フェイルセイフモードでノズル出口/のど面積比(A9 /A8)の制御をし、そしてノズルが、一態様に於いて、作動装置の一構成部に 故障が生じた時、推力を転向させそして作動装置全体の故障が発生しないように し得る軸対称形転向排気ノズルを設けることが大いに望ましい。 発明の概要 本発明は、複数の枢動フラップに連結されて作用し得る転向リングを有する航 空機ガスタービンエンジン軸対称形転向排気ノズル用のフェイルセイフノズル作 同様に、3個の第2転向作動器90B1〜90B3を代わりにフェイルセイフ すべき場合、フェイルセイフノズル作動装置2が第2供給遮断弁18Bと第2戻 り遮断弁22Bとを閉ざす。第2転向作動装置2Aは第2組の3個のサーボ弁1 6B1〜16B3を次のような位置、すなわち、作動液が第2供給管路ヘッダ2 0Bと3個の第2転向作動器90B1〜90B3のヘッド室28と間を流れそし て第2戻り管路ヘッダ24Bと転向作動器90B1〜90B3のロッド室30と 間を流れ得るような位置につかせる。第2転向作動装置2Bはまた第2再循環弁 26Bを開いて、作動液が第2供給管路ヘッダ20Bと第2戻り管路ヘッダ24 Bとの間を通ることを可能にする。 全部で4個の作動器を備えた本発明の代替実施例が図4に例示されており、各 々が、2個の転向作動器だけを備えた2つの別々に制御される第1転向作動装置 2Aと第2転向作動装置2Bだけを有するフェイルセイフノズル作動装置2を設 けてある。第1転向作動装置2Aは、第1作動器サーボ弁16A1と第2作動器 サーボ弁16A2とを含む第1作動器サーボ弁セットを用いて第1転向作動器9 0A1と第2転向作動器90A2の作動を制御し、各作動器サーボ弁は転向作動 器90A1、90A2の対応する一つだけを制御する。同様に、第2転向作動装 置2Bは、第3作動器サーボ弁16B1と第4作動器サーボ弁16B2とを含む 第2作動器サーボ弁セットを用いて第3転向作動器90B1と第4転向作動器9 0B2の作動を制御し、作動器サーボ弁16B1、16B2はそれぞれ第3およ び第4転向作動器90B1、90B2の対応する一つだけを制御する。各セット と各セット内の2個のサーボ弁のおのおのは独立的に制御可能である。両作動装 置内のサーボ弁を一つの制御弁3にまとめて追加構成部品の数を最少にすること が好ましい。代替的に、各セットの2個のサーボ弁を別々の制御弁にまとめるか あるいはそれぞれの作動器に組込んでもよい。この実施例はフェイルセイフモー ドでノズル推力転向をもたらさないが、フェイルセイフモードでノズル出口/の ど面積比(A9/A8)の制御を可能にしそして軸対称形転向排気ノズル14用 の軽量フェイルセイフノズル作動装置の設計と製造を可能にする。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ノズル中心線(8)の周りに周方向に配設されそして当該ノズル(14)に おいて排気流路の境界をなす複数の枢動フラップ(50)に連結されて作用し得 る転向リング(86)を有する航空機ガスタービンエンジン軸対称形転向排気ノ ズル(14)用のフェイルセイフノズル作動装置(2)であって、 前記転向リング(86)に連結されて作用し得る第1群の作動器(90A)と、 第1フェイルセイフ制御手段とを有して前記第1群の作動器へのパワーを制御す る第1転向作動装置(2A)と、 前記転向リング(86)に連結されて作用し得る第2群の作動器(90B)と、 第2フェイルセイフ制御手段とを有して前記第2群の作動器へのパワーを制御す る第2転向作動装置(2B)とからなり、 前記第1群の前記作動器は前記ノズル(14)の周囲で前記第2群の前記作動器 と交互に配置されている、フェイルセイフノズル作動装置(2)。 2.前記フェイルセイフノズル作動装置(2)は液圧パワーを供給される請求項 1記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。 3.前記第1および第2フェイルセイフ制御手段それぞれと液圧パワー供給連通 をなす単一液圧パワー源(H)をさらに含む請求項2記載のフェイルセイフノズ ル作動装置(2)。 4.それぞれが前記第1および第2フェイルセイフ制御手段の一つだけと対応液 圧パワー供給連通をなす第1および第2液圧パワー源(H)をさらに含む請求項 2記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。 5.前記第1および第2フェイルセイフ制御手段は前記第1および第2群の作動 器(90A)の対応する1群をフェイルセイフするように作用可能であり、こう して、フェイルセイフされた1群の作動器が、前記第1および第2群の作動器( 90Aと90B)のフェイルセイフされない他の1群により設定された前記転向 リング(86)の位置と姿勢に対応する位置まで延びることができるようにする ことをさらに包含する請求項4記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。 6.2群だけの作動器を有し、前記第1および第2群の作動器(90A1、90 A2、90A3)(90B1、90B2、90B3)は各群が前記作動器の3つ だけを有する請求項5記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。 7.2群だけの作動器を有し、前記第1および第2群の作動器(90A1、90 A2)(90B1、90B2)は各群が前記作動器の2つだけを有する請求項5 記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。 8.前記第1および第2フェイルセイフ制御手段はそれぞれ、前記作動器のヘッ ド室(28)とロッド室(30)との間に配置されて作用し得る再循環弁(26 A、26B)を含み、 前記第1および第2フェイルセイフ制御手段と前記再循環弁は、前記作動器群の 1群がフェイルセイフされた時、フェイルセイフされた群の作動器の前記ヘッド 室(28)と前記ロッド室(30)との間に作動液を直接流し得るように作用し 得る、請求項5記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。 9.前記第1および第2液圧パワー源(H)は、エンジンに装着されかつ駆動さ れる2つの液圧ポンプ(146、148)であり、各液圧ポンプは液圧パワー( H)を前記作動器群の1群と対応フェイルセイフ制御手段だけに供給するように 作用し得る、請求項8記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。 10.前記第1および第2液圧パワー源(H)は液圧ポンプであり、前記ポンプ の少なくとも一つが航空機液圧系へのパワー供給にも使用される航空機液圧ポン プ(156)である請求項8記載のフェイルセイフノズル作動装置(2)。
JP51829198A 1995-04-13 1996-10-16 多数のパワー制御回路を有する軸対称形転向ノズル作動装置 Expired - Lifetime JP3884482B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/422,731 US5740988A (en) 1995-04-13 1995-04-13 Axisymmetric vectoring nozzle actuating system having multiple power control circuits
PCT/US1996/016406 WO1998016732A1 (en) 1995-04-13 1996-10-16 An axisymmetric vectoring nozzle actuating system having multiple power control circuits

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2001505636A true JP2001505636A (ja) 2001-04-24
JP3884482B2 JP3884482B2 (ja) 2007-02-21

Family

ID=23676115

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51829198A Expired - Lifetime JP3884482B2 (ja) 1995-04-13 1996-10-16 多数のパワー制御回路を有する軸対称形転向ノズル作動装置

Country Status (9)

Country Link
US (1) US5740988A (ja)
EP (1) EP0932755B1 (ja)
JP (1) JP3884482B2 (ja)
KR (1) KR100432405B1 (ja)
DE (1) DE69627713T2 (ja)
ES (1) ES2197251T3 (ja)
IL (1) IL129287A (ja)
TW (1) TW353698B (ja)
WO (1) WO1998016732A1 (ja)

Families Citing this family (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6318668B1 (en) 1996-08-02 2001-11-20 Allison Advanced Development Company Thrust vectoring techniques
US6109021A (en) * 1998-07-22 2000-08-29 General Electric Company Vectoring nozzle calibration
US6382559B1 (en) 1999-08-13 2002-05-07 Rolls-Royce Corporation Thrust vectoring mechanism
GB0120747D0 (en) * 2001-08-25 2001-10-17 Lucas Western Inc Control method
US7587899B2 (en) * 2004-08-27 2009-09-15 University Of Houston Shape memory alloy actuated adaptive exhaust nozzle for jet engine
CN100480500C (zh) * 2006-02-24 2009-04-22 同济大学 一种轴对称矢量喷管a9/a8面积比失调防护液压系统
CN100523472C (zh) * 2006-02-24 2009-08-05 同济大学 一种轴对称矢量喷管a9作动应急复位液压系统
EP2019914A4 (en) * 2006-05-04 2013-08-14 Volvo Aero Corp DEVICE FOR SWIVING AT LEAST ONE SWIVELING ELEMENT IN A TURBO ENGINE
US9719370B2 (en) * 2007-03-30 2017-08-01 United Technologies Corporation Linkage system with wear reduction
JP5604856B2 (ja) * 2009-11-18 2014-10-15 富士通株式会社 制御装置、制御方法および制御プログラム
RU2504815C2 (ru) * 2011-02-09 2014-01-20 Николай Евгеньевич Староверов Способ управления самолетом и устройство для его осуществления
RU2553614C1 (ru) * 2014-01-17 2015-06-20 Николай Евгеньевич Староверов Способ управления самолётом с двумя и более двигателями-2
KR102006845B1 (ko) 2019-04-18 2019-08-05 주식회사 스틸티앤씨 산화방지용 전극봉 코팅시스템
US10837402B2 (en) 2020-01-09 2020-11-17 Guanhao Wu Thrust vector nozzle
US11772809B2 (en) 2021-11-27 2023-10-03 Airbus Defence and Space GmbH Fuselage for an aircraft with fuselage-integrated tailplane

Family Cites Families (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2272725A (en) * 1939-07-13 1942-02-10 Glenn L Martin Co Control of aircraft surfaces
US2834182A (en) * 1955-06-21 1958-05-13 Charles H Culbertson High altitude compensation of two position exhaust nozzle control
US3138002A (en) * 1961-04-07 1964-06-23 Snecma Safety device, especially for aircraft servo-controls
US3171618A (en) * 1963-01-30 1965-03-02 Honeywell Inc Signal selector for control apparatus
US3136504A (en) * 1963-07-02 1964-06-09 William F Carr Electrical primary flight control system
US3554084A (en) * 1967-11-17 1971-01-12 Honeywell Inc Redundant force summing servo unit
GB1288302A (ja) * 1969-11-01 1972-09-06
US3612400A (en) * 1970-06-02 1971-10-12 Gen Motors Corp Variable jet propulsion nozzle
US3806063A (en) * 1971-10-08 1974-04-23 Chandler Evans Inc Thrust vector steering techniques and apparatus
US4000854A (en) * 1975-10-02 1977-01-04 General Electric Company Thrust vectorable exhaust nozzle
US4030291A (en) * 1976-01-02 1977-06-21 General Electric Company Thrust reverser for a gas turbofan engine
US4128208A (en) * 1977-07-11 1978-12-05 General Electric Company Exhaust nozzle flap seal arrangement
US4718647A (en) * 1980-02-20 1988-01-12 Avm, Inc. Pneumatic counterbalance with dual force
US4428196A (en) * 1980-10-14 1984-01-31 Mcdonnell Douglas Corporation Aircraft split hydraulic system
US4807517A (en) * 1982-09-30 1989-02-28 Allied-Signal Inc. Electro-hydraulic proportional actuator
US4538504A (en) * 1983-11-18 1985-09-03 General Electric Company Fail-safe servovalve system
US4805515A (en) * 1983-11-18 1989-02-21 General Electric Company Fail-safe servovalve system
US4704865A (en) * 1984-07-16 1987-11-10 The Boeing Company Hydraulic reserve system for aircraft
US4711089A (en) * 1984-07-16 1987-12-08 The Boeing Company Hydraulic system for aircraft
US5074495A (en) * 1987-12-29 1991-12-24 The Boeing Company Load-adaptive hybrid actuator system and method for actuating control surfaces
US5115720A (en) * 1990-04-02 1992-05-26 Baker Material Handling Corporation Hydraulic valve bank
US5011080A (en) * 1990-04-18 1991-04-30 United Technologies Corporation Convergent/divergent nozzle construction
US5261605A (en) * 1990-08-23 1993-11-16 United Technologies Corporation Axisymmetric nozzle with gimbled unison ring
US5174502A (en) * 1991-05-10 1992-12-29 General Electric Company Support for a translating nozzle vectoring ring
US5279107A (en) * 1992-06-30 1994-01-18 United Technologies Corporation Fuel control system with fuel metering valve fault accommodation
US5215257A (en) * 1992-07-16 1993-06-01 United Technologies Corporation Divergent seal arrangement for a convergent/divergent nozzle
US5267436A (en) * 1992-09-28 1993-12-07 United Technologies Corporation Vectoring nozzle control of gas turbine engines
US5335489A (en) * 1993-07-09 1994-08-09 United Technologies Corporation Gas turbine vectoring exhaust nozzle

Also Published As

Publication number Publication date
TW353698B (en) 1999-03-01
IL129287A (en) 2001-10-31
KR20000049112A (ko) 2000-07-25
EP0932755A1 (en) 1999-08-04
ES2197251T3 (es) 2004-01-01
DE69627713T2 (de) 2004-02-26
US5740988A (en) 1998-04-21
WO1998016732A1 (en) 1998-04-23
DE69627713D1 (de) 2003-05-28
JP3884482B2 (ja) 2007-02-21
IL129287A0 (en) 2000-02-17
KR100432405B1 (ko) 2004-05-22
EP0932755B1 (en) 2003-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8245495B2 (en) Mechanism for a vectoring exhaust nozzle
EP0503963B1 (en) Thrust load path for vectoring nozzle
JP2001505636A (ja) 多数のパワー制御回路を有する軸対称形転向ノズル作動装置
JP3694549B2 (ja) 航空機ガスタービンエンジン可変排気ノズル用のフェールセーフ・ノズル作動システム及びこのシステムを作動させる方法
US5351888A (en) Multi-axis vectorable exhaust nozzle
US5797544A (en) C/D nozzle with synchronizing ring link suspension
JP2815206B2 (ja) ガスタービンジェットエンジン
US10371093B2 (en) Aircraft nozzle with a variable nozzle area of a second flow path
KR100453669B1 (ko) 축대칭수렴/확대배기노즐
JPH02275050A (ja) 推力ベクトル操作装置
JP2000506579A (ja) コンバーチブル・エゼクタ冷却式ノズル
EP3315753B1 (en) Thrust vectoring nozzle
US3807637A (en) Variable-geometry convergent-divergent nozzles for jet propulsion engines
US5820024A (en) Hollow nozzle actuating ring
CN113969848B (zh) 满足飞行器全包线的二元机械推力矢量喷管及控制方法
JP2001132540A (ja) 軸対称方向制御ノズルのための直線作動及び方向制御リング支持機構
CN112228242B (zh) 具有短距/垂直起降功能的机械-气动复合式矢量喷管
EP0092345A1 (en) Vectorable nozzles for turbomachines
RU2158836C1 (ru) Осесимметричная направляющая сопловая приводная система, имеющая множественные силовые управляющие контуры
Ikaza Thrust vectoring nozzle for military aircraft engines
EP3992086B1 (en) Aircraft and method of operating same
CN1080375C (zh) 具有多功率控制回路的轴对称定向喷管作动系统

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061031

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061117

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091124

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101124

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111124

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121124

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131124

Year of fee payment: 7

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term