JP2001504213A - 化学的/生化学的な光センサ - Google Patents

化学的/生化学的な光センサ

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、トランスデューサおよび認識層からなる平面状の光センサプラットフォームに関する。認識層の実効屈折率における変化が、集積光学的な光ポインタ原理に従って、測定可能な変数に変換される。本発明は、例えば、標識付けしないバイオセンサ分析のような、センサプラットフォームの使用方法およびこの方法そのものに関する。

Description

【発明の詳細な説明】 化学的/生化学的な光センサ 本発明は、トランスデューサおよび認識層からなる平面状の光センサプラット フォームに関する。認識層の実効屈折率における変化が、集積光学的な光ポイン タ原理に従って、測定可能な変数に変換される。本発明は、例えば、標識のない バイオセンサ分析のような、センサプラットフォームの使用方法およびこの方法 そのものに関する。 集積光学的な光ポインタ原理については、WO92/19976で記述されて いる。これは、光ビームを回折格子により導波層に連結する際に、連結角度の変 化を、いわゆる入連結(光を格子に取りこむ)位置と呼ばれる位置に依存するト ランスデューサ上の信号変化に、変換することに基づいている。以下に説明する 実施例により、格子は導波モードの伝播方向と実質的に垂直方向に伸びているが 、格子の相当な大部分をカバーする光ビームの連結条件は、入連結格子の特定の 位置においてのみ満足する。例えば、格子上の分子が光吸収する結果として、導 波モードのいわゆる実効屈折率が変化すると、入連結位置は、導波モードの伝播 方向と垂直な格子上で転移する。これについては、WO92/19976が、少 なくとも1つの連結条件が位置に依存する装置および方法を提案している。導波 層の厚みまたは格子周期を位置に依存して変化させたり、例えば位置に依存する 材料、被膜層、および導波フィルムの屈折率など、その他のパラメータを変える ことにより、連結条件の位置依存性を得ることが望ましい。上述の位置に依存す る変形物の組み合わせは、またとりわけ興味深い。特に好適なのは、WO92/ 19976で提案された2つの変形物である。つまり、一定周期を有する入連結 格子を用いて、導波モードの伝播方向に対して垂直方向に変化する層厚を有する 導波層を採用するか、あるいは、一定の層厚を有する導波層を用いて、モード伝 播に対して垂直な連結格子の格子周期を変えることができる。このような集積光 学 的な光ポインタを含むトランスデューサの計算、寸法決定、および製造に関して 、「センサおよびアクチュエータA46−47」(1995)482ないし48 6頁に出版された「光学的検出用途のための複製されたチップ導波格子」でさら に記述されている。 光ビームが導波層に導波されると、関連の電磁場は、実際の導波層に対して完 全に特定されるのではなく、むしろ隣接する光学的に希薄な領域(つまりより低 い屈折率を有する領域)に電磁場が伸びる。これは、横断減衰波と呼ばれる。こ の場は、導波層から遠ざかる程その強度が急激に減衰するが、エバネセント場と 呼ばれる。導波層に隣接するより低い屈折率を有する媒体に貫通する深さは、1 波長の分数の大きさのオーダであって、かなり大きな生物学的分子の大きさに匹 敵するものである。エバネセント場の貫通深度の外側で生じる反応は、導波され た光により(本質的に)検出されることはなく、したがって結果的に得られる測 定信号上に(本質的に)影響を与えることはない。これが、センサ分析において 数多くの光学的な導波層が用いられる根拠である。この提案されたセンサプラッ トフォームは、少なくとも一部がエバネセント場に配置される認識層の領域での いわゆる実効屈折率の変化に基づいている。 本発明によれば、最も簡単な場合、平面状のセンサは、トランスデューサおよ び認識層からなる。トランスデューサはさらに、基板(支持材料)、光学的中間 層、導波層、および択一的には、認識層を固定するための接着促進層を有する。 とりわけ、導波層の層厚が光の波長より小さい場合の薄い導波層に対して、光の 場の伝播可能なモード数は、いくつかの離散的な導波モードに制限されている。 導波層が厚い場合、数多くのモードが導波される。例えば、この領域の層厚が 10分の2、3ミリメートルまたはそれ以上の大きさを有する場合、基板(支持 材料)は、しばしば必要ない。 先行技術によれば、導波された波を取り込み(入連結)、取り出す(出連結) するための1つまたはそれ以上の連結格子を利用することが、J.Opt.Soc .Am.b6,209(1989)出版のK.ティーフェントハラ、W.ルコスに よる「集積光学的な化学センサとしての格子カプラの感度」、センサおよびアク チュエータB1,585(1990)出版のW.ルコス、Ph.M.ネレン、C h.スタム,P.バイスによる「集積光学的な化学センサとしての、平面状の導 波層上の出力格子カプラ」、および応用物理14,235‐254(1977) 出版のT.タミル、S.T.ペングによる「格子カプラの分析および設訃」で開 示されている。ティーフェントハラら、およびルコスらにより記述される処理手 順は、(屈折率の変化による)直接検出方法を用いた親和性センサ分析に有用で あり、このとき、表面上に分子が吸着または固定されることにより生じる連結角 度の共鳴のずれが、屈折率の変化に起因するが、このずれが決定される。 本発明の根底に流れる課題は、平面状の光学的な導波層および認識層に基づく 縮小可能なセンサプラットフォームを提供することにあり、このとき集積光学的 な光ポインタ原理に従って認識層の変化が変換される。 この課題は、トランスデューサおよび認識層とからなる平面状の光学的センサ プラットフォームにより解決される。このとき、認識層領域での実効屈折率の変 化が、集積光学的な光ポインタ原理に従って測定可能な変数に変換される。 現実的な理由により、平面状の光学的なセンサプラットフォームは、a)透明支 持材料と、これに付加された少なくとも1つの薄いb)透明導波層と、およびc)認 識層とからなることが望ましく、a)支持材料の屈折率が、b)導波層の屈折率より も小さく、センサプラットフォームが励起光を取りこむための連結格子を有し、 集積光学的な光ポインタ原理が導波層および入連結格子により実現される。 センサプラットフォームは、第1の連結格子と物理的に離れているが、導波層 内に導波された波を取り出すための第2の連結格子を有している。 平面状の誘電性光学的センサプラットフォームが望ましい。 センサプラットフォームの入連結格子および出連結格子(第2格子により取り 出す場合)は、導波モードの伝播方向と垂直方向に一定でない格子周期を有する ことが望ましい。 一定の層厚を有する導波層を用いることが望ましい。さらに、励起光の波長λ よりも短い層厚を有する導波層を用いて、励起光の波長における屈折率が1.8 以上である材料からなる実施例が望ましい。 加えて、発光励起を本発明による装置に関連付けることができる。エバネセン ト場内で励起され、導波層内に導波された発光を、第2格子を介して取り出すこ とにより検出することができ、さらにエバネセント場で励起されたがトランスデ ューサの上側または下側半分の空間内に発する発光量を集光して検出することが できる。その処理手順および装置は、例えばWO95/33198の先行技術に より知られている。 本発明によるセンサプラットフォームは、標識のない生物学的親和性のセンサ システムに関する、簡単に縮小できる装置に特に適している。この場合、認識層 は、例えばWO95/33197およびWO95/33198や、以下で説明す るように、直接にまたは適当な接着促進層を介してセンサプラットフォームに固 定される、分析用の生化学的な認識要素からなる。 認識層として適当なメンブレンを用いると、本発明によるセンサプラットフォ ームのさらなる便利な実施例が実現される。このメンブレンは、化学的または生 化学的な認識要素を構成するか、あるいは全体として認識層を形成し、例えば、 膨張または収縮の結果として、液体溶液中またはガス雰囲気中のアナライト(検 出されるべき物質)に接触する界面上で、屈折率が変化することが特に好適であ る。 本発明によるセンサプラットフォームはまた、特に光学的イオン強度センサと して適している。蛍光測定と同時に、光ポインタ原理に基づく実効屈折率を測定 する際に、pH値およびイオン強度を同時に測定することができる。同様に、こ のセンサプラットフォームをイオン選択的な光センサとして用いることができ、 この場合、イオン透過担体だけを用い、蛍光担体または発色担体を用いないこと が必要である。最終的に、例えばシロキサンからなる適当なメンブレンが用いら れると、本発明によるセンサプラットフォームは、炭化水素を液体中またはガス 中、とりわけ空気中で検出することができる。 好都合にも、本発明によるセンサプラットフォームは、屈折率依存型の既知の 方法と比較して、かなり小さくすることができる。さらに光源および検出器の両 方を件のセンサプラットフォーム内に集積することができ、あるいは、本発明に よるセンサプラットフォームと、相補的な励起・検出チップとからなるサンドイ ッチ体を用いることができる。こうすることにより、より安定性の高い信号が得 られる。光学的イオン強度センサとして用いる場合、本発明のセンサプラットフ ォームは、短い反応時間似より特徴づけられる。さらなる利点は、血液のような 不透明な液体をイオン選択的に検出する場合、液体が光を吸収することにより起 こる信号妨害、および発光効果が生じないことである。光ポインタ原理に基づく 生物学的親和性センサとして用いると、同様の利点が享受される。 平面状の導波層理論に基づいて、できるだけ有効に発光励起させるように、平 面状の導波層の大きさを決定することができる。この目的のために次の変形物が ある。(バイオセンサ&バイオエレクトロニクス6、215−255(1991 )出版のW.ルコスによる「直接的な親和性センサおよび免疫センサのための 集積光学的な表面プラズモンセンサに関する原理および感度」;ニューヨーク、 エルゼビア社出版(1991),W.ウルフ編の光学の発展XXIXのD.G. ホールによる「光学的導波層の回折格子;導波モード間の連結」。) 平面状導波層のエバネセント場のスーパーストレート(導波層の上方にある層 ;認識層)に対する貫通深度は、次式で与えられる。 effを実効モード屈折率、nsuperをスーパーストレート屈折率、そしてλを 作用波長とする。ここで導波層表面に垂直な座標軸はz、導波層伝播の座標軸が xである。導波層表面における場の強さに対するスケール係数fを計算すると、 次式で表される。 ここで導波層の屈折率はnfilm、そして基板(支持材料)の屈折率はnsubで あって、導波層上のエバネセント場の強度曲線は、次式に比例する。 IE〜f・e-2 π/ΔZeva 導波層表面に垂直な励起エバネセント場の強度曲線により、導波層の層厚と屈 折率のための本質的なスケール倍数が決定される。導波層に隣接する発光分子を 検出する分析的使用のために、導波層表面から分子までの距離が、導波層の大き さを決定する上で考慮される。 発光検出に関して、WO95/33198は、高屈折率を有する薄い平面状の 導波層に対して、発光のエバネセント逆連結が、実効的な方法であることを記述 している。導波層の層厚および屈折率を選択することにより、(計算可能な)励 起効率に、およびエバネセント逆連結の両方に効果を与える。後者の場合、導波 層表面に近接する界面にある分子の発光成分の取り込みが、サンプル量からの境 界にない分子の取り込みと競合する。 本発明による好適なセンサプラットフォームは、次の範囲内の波長パラメータ を有することが望ましい。 ・励起波長λにおいて、屈折率nfilm≧1.8 ・層厚tfilm≦励起波長λ、望ましくはtfilm≦λ/2 導波層の層厚は、特に30ないし200nmである。 格子の変調深度は、望ましくは3ないし60nmである。 導波層の層厚が30ないし200nmで、格子の変調深度が3ないし60nm であるとき、とりわけセンサプラットフォームの良好な装置が得られ、層厚に対 する変調深度の比は、0.5未満である。 これら導波層は一般に、低次のm≦3の導波モード伝播だけを許容できるよう にすることができる。 導波層内に急に減衰するように逆連結される光が搬送される。その特性は、導 波された波の減衰定数Γで表される。ここで、微小なストークスのずれが生じ、 励起および発光に対して同一の減衰値が推定される。(導波層の減衰に関する可 能性のある原因は、導波層のインターフェイス部における散乱損失、および導波 層内または基板(支持材料)内またはスーパーストレートでの吸収である。)散 乱および吸収の両方に関して、狭小な吸収バンドに変わりがなければ、通常10 ないし50nmのストークスのずれの結果としての実質的な減衰変化はないと期 待できる。(センサプラットフォームの材料を選択すると、このようなスペクト ル狭小バンド吸収による影響を避けることができる。) 追加的に発光励起され、および導波層に搬送される発光成分が検出された場合 、この成分は、取り出され、検出システムに供給される。これは、取り出すため に、第2の連結格子を用いることにより実施され、第2連結格子は、励起光を取 り込むための連結格子とは物理的に異なるものである。 この場合、格子間隔Bのための最適値は、B=(0.2〜3)×1/eの範囲に あるとき、B=x1/eであることが分かっている(x1/e:X軸方向の導波された 励起波の強度における降下のための1/e長さ)。(変換Γ[dB/cm]→x1/e [1/mm]:x1/e=100/(ln10×Γ))間隔をより大きくすると、励 起光および導波光がかなり減衰され、信号が実質的に低減する結果となる。より 低い制限値が、主に励起および逆連結によってではなく、むしろ2つの格子の位 置、および入連結格子上の励起光の関連する要求により、決定される。100μ m未満の間隔は、以下に説明する入連結格子の幅、および入連結格子の端部上の 励起光のビーム直径を寸法決定する観点からも好ましくない。 取り込み(入連結)角度、および取り出し(出連結)角度は、選択された格子 定数Λ1およびΛ2により決まる。2つの変形物の間に差異ができる。 変形物1:連結角度が0°以外の場合(入射角度が垂直方向以外)。 変形物2:連結角度が0°の場合。 第1の変形物の場合、連結角度の範囲は、例えば格子定数を選択することで、 |θ|>1°から50°(角度の値として)とすることができる。これより小さ い角度は避けたほうがよい。さもなければ、配列する上での許容度が小さく、セ ンサが一様であったとしても、光ポインタは、反対方向に励起されるため、その 評価は不可能か困難である。90°近くまでのより大きい角度が可能であるが、 光路が好適な手法で実現されるならば、センサから離れた角度、直角は避けるべ きである。 第2の変形物の場合、|θ|≦1°となる入連結角度(角度の値として)を意 識的に採用される。すると、反対方向に、つまり入連結格子から左および右方向 に伝播する2つの光ポインタを励起することができる。この場合、好適には、1 つまたはそれ以上の検出器に光ポインタを取り出せるように、入連結格子の左お よび右方向に2つの出連結格子が用いられる。差異測定のような適当な信号評価 方法が、入連結角度が不安定であるような好ましくない影響を補償するために用 いることができる。 導波モードの伝播方向と垂直な格子周期(勾配)の変化である、いわゆる「チ ルプ」gΛは、件の応用例で期待される実効屈折率の変化の大きさにより決まる 。この勾配は、次式で表される。 直線勾配のために、gΛは次式により定義される。 Λ=fΛ(y)=ΛO+gΛy ここでΛは格子の頂点における格子周期、ΛOはポイントy=0での格子周期 である。gΛ=10-6の値は、横方向の位置が1mm変化して格子定数が1nm 変化した場合に相当する。 実際に用いる場合、光ポインタが全領域に亙って3mmだけ移動し、励起波長 が785nmで、二酸化チタニウム(n=2.48)がポリカーボネイト基板( n=1.571)上に設けられ、ほぼ垂直な光の入連結角度に対して、次の「チ ルプ」および格子周期ΛOが特に好適である。 nc=1.5からnc=1.6: ΛO=450−460nm;gΛ=30−40×10-7 c=1.51からnc=1.52: ΛO=420−460nm;gΛ=3−4×10-7 TEOおよびTMOモードに対して、値は各々異なる。ここでncは、スーパー ストレートの屈折率を示す。 格子深度の寸法は、先行技術により決定することができる(応用物理14,2 35−254(1979)のT.タミール、S.T.ペングによる「格子カプラ による分析および設計」;ベルリン、シュプリンゲルT.タミール編(1979 )のT.タミールによる「集積光学」における「ビームと導波カプラ」)。 いわゆる「リークパラメータ」αが1つの特性として用いられる。αは、導波 層中の導波された波の強度の1/e降下について記述し、そのインターフェイス 部には深度tdepthを有する連結格子が設けられている。したがって、1/αは、 導波された波から自由に伝播する波に、光エネルギが伝播するための特徴的な長 さであって、逆も同様である。入連結格子の深度を選択する際の主要因は、リー クパラメータの絶対値ではなくて、リークパラメータと入射光のビームパラメー タ(ビーム径およびピーム発散)との照合である。最も重要な参考文献は、Pr oc.SPIE Vol.2068,69−86(1994)出版のR.E.ク ンツおよびL.U.ケンペンによる「小型集積光学的センサ」にある。発光検出 に関連するリークパラメータについて、さらに、WO95/33198で記述さ れ、本発明の追加的に発光が検出される場合には同様に考慮する必要がある。 センサプラットフォームの支持材料は、励起波長および発光波長において、透 明であることが望ましい。支持材料が透明でない場合、導波層は、十分な厚さを 有する中間層(下記参照)により支持層から離しておくことが望ましい。この場 合、光はスーパーストレート側面から入射させることが望ましい。用いられる支 持材料は、例えばEP−A0533074で記述されたようなプラスチックであ ってもよい。 基板が透明である場合、センサプラットフォームの下側から、すなわち透明基 板を通して、励起および検出を行うのが好ましい。 支持材料は、例えば支持プレートなどの上に層構造システムのような、異なる 材料を有する、例えば合成的なシステムからなっていてもよい。この場合、導波 層にすぐ近くの材料の屈折率だけが、導波層の屈折率よりも小さいことが必要で ある。 導波層を被膜するための支持材料として、微小構造を有するポリマーを用いる ことができる場合、センサプラットフォームは、特に経済的に製造できる。検出 感度はこのとき、支持材料による励起光の吸収、または特に追加的な発光が検出 される場合に、支持材料の固有発光に関する励起により制約を受けることがある 。固有発光に関する励起およびエバネセント逆連結が、導波層/スーパーストレ ートのインターフェイス部における上述のメカニズムと類似した手法で、導波層 /支持材料のインターフェイス部で起こる。低い屈折率(すなわち導波層の屈折 率よりも小さい屈折率)を有する、吸収も発光もしない中間層が、導波層を被膜 する前に支持材料に設けられるが、支持材料によるこのような吸収または発光を この中間層により回避することができる。中間層としての特に適した材料は、S iO2、またはSiOxyzの組成を有する少量の炭化水素の残渣を含む、実質 的にSiO2に類似する層である。導波された波のエバネセント場から支持材料 側面にまで伝播するエネルギが、実質的に中間層内に配置されるように、中間層 の層厚を選択する必要がある。 中間層を用いることによる別の利点は、支持材料の表面の粗さを少なくするこ とができる点にある。その結果、導波層による減衰が減り、信号/ノイズ比が改 善される。 本発明による方法に関して、実質的に平行な光だけが適している。本発明の文 脈において、「実質的に平行である」ということは、ばらつきが5°以内であ ることを意味している。すなわち、この光は多少発散してもよいし、収束しても よい。より大きく発散すると、入連結角度を配列しやすくするが、受信できる信 号量が減る。なぜなら、入連結共振の幅は発散角度よりも小さいためである。 本発明の文脈において、「平面状の光センサプラットフォーム」とは、肉眼で 二次元に見えるならば、ストリップ状、プレート状、円盤状、あるいはその他の 幾何学的形状に構成してもよい。導波された波が導波層内を伝播することができ るならば、平面状でなくとも重要なことではない。選択された幾何学的形状は、 センサプラットフォームが実装される全体の装置の構造に依存していてもよい。 実質的に小型化できる装置が望ましい。 有機の小型構造を有する支持材料を上述のように用いることに加えて、ガラス または水晶のような無機の支持材料を用いることもできる。このような材料は、 ポリマと比較すると、固有発光がより少ないという利点を有する。センサプラッ トフォームを経済的に製造するために、EP−A0533074で記述されたよ うに連結格子のための格子構造が組み込まれた、低屈折率の被膜を含む支持材料 を提供することが望ましい。 連結格子は、導波層/スーパーストレートのインターフェイス部に設けてもよ い。 このような格子を製造する方法はよく知られている。フォトリソグラフィ処理 およびエッチング技術が、これを製造するために主に用いられ、例えば、Pro c.SPIE,Vol.2068,313−325(1994)発行の、R.E .クンツ、J.エドリンガ、B.J.カーティス、M.T.ゲイル,L.U.ケ ンペン、H.ルディギエール、およびH.シュンツによる「集積光学的な検出の ための傾斜する導波層における格子カプラ」、およびセンサ&アクチュエータA 、Vol 47,482−486(1995)発行の、R.E.クンツ、エドリ ン ガ、P.シックス、およびM.T.ゲールによる「光学的な検出応用のための複 製チルプされた導波格子」で記述されている。 格子構造は、支持材料の上に形成されると、導波層に転写される。このとき格 子構造は再生されるか、あるいは格子が導波層自体に形成される。 格子周期は、200ないし1000nmの範囲であることが望ましい。 導波層の形成に適した材料は、例えば無機材料で、とりわけTiO2、ZnO 、Nb55、Ta25、HfO2またはZrO2、Ta25、およびTiO2のよ うな酸化物である。 本出願は、平面状の光センサプラットフォームの認識層における実効屈折率の 変化を測定する方法に関する。この方法は、サンプルを認識層に接触させるステ ップと、認識層での実効屈折率の変化に伴い、集積光学的な光ポインタ原理に従 って測定可能な変数に変換するステップと、を有する。上述の詳細および好適例 は、同様にこのセンサプラットフォーム、および集積光学的な光ポインタ原理に 基づく測定可能な変数への変換に適用される。同様に、例えば上述の認識層のよ うな方法の好適な実施例において、センサプラットフォームの特別の装置を形成 してもよい。さらに、本出願が関係する方法に関する実施例、およびこの方法を 使用する実施例が以下で記述される。 この発明の文脈において、「サンプル」とは、分析すべき物質、アナライトで 構成される、分析すべき全ての溶液、または択一的にガス混合物を含む混合ガス であると理解すべきである。1ステップまたは複数のステップによる検定で検出 が行われ、その途上でセンサプラットフォームの表面は、1つまたはそれ以上の 溶液と接触する。この過程で、追加的な蛍光が検出された場合、用いられた少な くとも1つの溶液が、本発明により検出できる発光物質を含んでいる。発光材料 が導波層b)の上ですでに吸収されていたとき、このサンプルはこの場合、発光成 分とはなり得ない。 このサンプルは、例えばpH緩衝液、塩、酸、塩基、界面活性剤、粘性誘導添 加剤、色素などの別の構成物を含んでいるかもしれない。とりわけ溶媒として生 理食塩水を用いることができる。追加的な発光が検出され、発光成分が液体なら ば、溶媒を追加しなくてもよい。この場合、サンプル内の発光物質の含有率は、 100%まで上げることができる。 サンプルは、例えば卵の黄身、体液、または特に血液、血清、血しょう、また は尿などの成分のような生物学的な媒体であってもよい。さらにサンプルは、地 表水や、例えば表土植物の一部または生物学的または人工的分泌液のような、自 然または人工の媒体から抽出した溶液であってもよい。 サンプルは、そのまま、あるいは溶媒を加えて用いることができる。 適当な溶媒は、水、緩衝水溶液、蛋白質溶液、および有機溶媒である。適当な 有機溶媒は、アルコール、ケトン、エステル、および脂肪族炭化水素である。水 、緩衝水溶液、または水と混和性有機溶媒との混合物が用いられるのが好ましい 。 しかしサンプルは、例えば色素粒子、分散剤、自然および人工のオリゴマまた ポリマ等の溶媒に溶けない成分を有していてもよい。この場合サンプルは、光学 的に不透明で、散乱または乳濁する形態のものである。 追加的な発光が検出される場合、発光化合物として、330nmないし100 0nmの波長範囲で発光する発光色素を用いてもよい。その例として、ローダミ ン、フルオレセイン誘導体、クマリン誘導体、ディスティリル・ビフェニル、ス テルベン誘導体、フタロシアニン、ナフタロシアニン、例えばトリス(2,2’ −ビピリディル)ルテニウム塩化物やトリス(1,10−ペナンスロリン)ルテ ニウム塩化物やトリス(4,7−ディフェニル−1,10−ペナンスロリン)− テニウム塩化物及びポリピリディル/フェナジン/ルテニウム複合物などのポリ ピリディル/ルテニウム複合物、オクタエチル−プラチナ−ポルフィリンなどの プラチナ/ポルフィリン複合物、長命ヨーロピウムやテルビウム複合物、もしく はシアニン色素、などがある。血液や血清の分析に特に適したものは、吸収およ び発光波長が600から900nmの範囲にある色素である。サンプルが植物の 抽出物からなる溶液である場合、葉緑素の光吸収範囲(660nmないし700 nm)を除く可視領域および近赤外領域における励起および発光スペクトルを有 する色素がとりわけ好適である。 特に適したものは、共有結合される官能基グループを含む、例えばフルオレセ イン・イソシアネートなどのフルオレセイン誘導体などの色素である。 さらに非常に適しているのは、バイオロジカル・ディテクション・システムズ 社またはアメルスハムから市販されている、例えば1−、または2−官能基Cy 5TMおよびCy5.5TMなどのような官能基蛍光色素であり、この色素は例えば 、臨床化学(9):1819−1822,1994でも記述されている。 追加的な発光励起がある場合、好適な発光は蛍光である。入連結格子において 、高効率に共振条件を満足させることができるので、可干渉光を用いて励起する ことが望ましい。この目的のために用いられるレーザ光源は、発光分子または蛍 光分子の吸収波長に基づいて選択する必要がある。 レーザダイオードまたは高輝度発光ダイオードにより、センサプラットフォー ムの担う検出システムを大幅に縮小することができるので、これらの光源は特に 重要である。 特に適しているのは、検出ユニットを選択的に備えたレーザダイオードであっ て、このレーザダイオードは、センサプラットフォーム内に集積されるか、ある いはセンサプラットフォームと相補する励起・検出チップからなるサンドイッチ 構造体を形成するために組み込まれる。 追加的な発光励起がある場合に用いられる発光色素は、ポリマ、または生化学 的親和性システム内の結合パートナの1つと化学的に結合してもよく、その例と しては、抗体又は抗体残存物、抗原、蛋白質、ペプチド、受容体やその配位子、 ホルモンもしくはホルモン受容体、オリゴヌクレオチド、DNA螺旋及びRNA 螺旋、DNAもしくはRNA類似体、淡白質A及びGなどの結合蛋白質、アビジ ン又はビオチン、酵素、酵素共同因子もしくは阻害因子、レクチンもしくは炭化 水素、などがある。 さらに、発光−標識付けされたステロイド、脂質、キレートの使用も可能であ る。追加的な発光励起があるときにDNA螺旋やオリゴヌクレオチドとの交雑検 定する場合には、特に多くのルテニウム複合物のように、間に挿入されると発光 が増える場合、中間発光色素が特に適している。これらの発光−標識付けされた 成分が、センサプラットフォーム表面上に固定されたその親和性パートナと接触 すると、測定された発光強度を参考にして、その結合を容易に定量的に測定する ことができる。同様に、例えば酸素による光の吸収、または蛋白質の構造変化に 起因する光の増幅という形で、アナライトが発光担体と反応するとき、発光の変 化を測定することにより、アナライトを定量的に測定することができる。 本発明による方法では、サンプルは、導波層に接触させてじっとさせておいて もよいし、あるいは導波層の上を連続的に流通させてもよい。このとき、サンプ ルの循環は閉じていてもよいし開いていてもよい。 この方法の特別の実施例は、追加的な発光がある場合、アナライトを検出する ために用いられる発光材料を、b)導波層の表面上に直接固定するステップを含む 。このような材料として、例えば、導波層の表面上の発光を励起できる蛋白結合 の発光担体であってもよい。蛋白質に対する親和性パートナが、固定層の上を通 過すると、発光が変化し、これにより親和性を有するパートナの量を決定できる 。特に、発光担体に標識付けされる親和性複合物の両方のパートナにより、例え ば発光励起の形態で、2つの間のエネルギが搬送されることに基づいて、濃度を 決定することができる。 この方法の別の実施例は、認識層として適当なメンブレンを用いるステップか らなる。このメンブレンは、化学的または生物学的な認識要素からなるか、また は全体として認識層を形成し、例えば膨張または収縮の結果として、液体溶液中 またはガス雰囲気中のアナライトに接触させたところの屈折率が変化させる。こ こでも追加的な発光が検出された場合、光ポインタ原理に従って、複合的に検出 する可能性がある。 化学的または生物学的な親和性検定に関する方法の別の好適な実施例によると 、アナライト自身のための、または結合パートナの1つのための化学的または生 化学的な認識要素として、特別の結合パートナをセンサプラットフォームの表面 上に固定するステップからなる。これは、1つのステップまたは複数のステップ による検定であって、後続のステップとして、センサプラットフォームの表面上 に固定された認識要素のための特定の結合パートナを含む1つまたはそれ以上の 溶液が、その表面上を通過し、アナライトはその要素ステップの1つにおいて結 合する。アナライトは、認識層の実効屈折率の変化により検出される。追加的に 発光が検出される場合、親和性検定の発光−標識付けされた関係物との結合を用 いることができる。用いられた発光−標識付けされた材料は、1つまたはそれ以 上の親和性検定の結合パートナであってもよいし、必要ならば択一的に、発光担 体を有するアナライトに類似したものであってもよい。唯一の前提条件は、アナ ライトの存在により、発光信号が選択的に生じるか、発光信号の変化が選択的で あ ることが必要である。 疎水性吸収させるか、または導波層上に直接に共有結合させることにより、あ るいは例えば、シラン化またはポリマ層を付加することにより、化学的に表面処 理した後、認識要素を固定することができる。加えて、認識要素を固定しやすく するために、例えばSiO2からなる薄い中間層を接着促進層として導波層上に 直接設けてもよい。中間層の厚さは、50nmを超えてはならず、好適には20 nmを超えない。 考えられる認識要素は、例えば抗原に対する抗体、免疫グロブリンに対する蛋 白質AおよびGなどの結合蛋白質、配位子に対する受容体、RNAやDNAの補 完的螺旋に対するオリゴヌクレオチドやRNA、DNAの単一螺旋、ビオチンに 対するアビジン、酵素基質、酵素共同因子もしくは酵素阻害因子に対する酵素、 炭水化物に対するレクチン、などである。どの親和性パートナをセンサプラット フォームの表面に固定するかは、その検定の構成に依存する。 検定自身は、例えば直接的な検定または競合的な検定などの、単一ステップに よる複合処理であってもよいし、例えばサンドイッチ検定などの複数ステップに よる処理であってもよい。 実効屈折率の変化により検出できる、単一結合ステップからなる直接的な検定 の最も簡単な例において、未知濃度のアナライトからなるサンプルをセンサプラ ットフォームの表面に接触させると、アナライト分子が固定された認識要素と結 合する。これにより、結合アナライト分子の質量に依存して、実効屈折率が変化 し、これに伴い、対応する光ポインタの位置が変化する。この場合の信号変化量 は、結合アナライト分子の量に比例する。追加的な発光が検出される場合、最も 簡単な例が競合的な検定である。この場合サンプルは同様に、未知濃度の中にあ るアナライトとともに、類似するが発光−標識付けされた既知量の化合物を含ん でいる。サンプルがセンサプラットフォームの表面に接触すると、発光−標識付 けされた分子と標識付けされていない分子とが、固定された認識要素上で結合場 所をめぐって競合する。この検定構成では、サンプルがアナライトを全く含んで いないときに最大の発光信号を得る。検出すべき物質の濃度が高まるにしたがっ て、観察される発光信号は減少する。このような競合的な検定は、実効屈折率の 変化に基づいて実施される。このとき発光−標識の代わりに、質量−標識が用い られる。 競合的な免疫学的検定では、センサプラットフォームの表面上に固定される認 識要素は、必ずしも抗体でなくても、代りに抗原であってもよい。通常どちらの パートナを固定するかは、化学的又は生化学的な親和性検定の選択の問題である 。 更に、競合的な検定での競合は、センサプラットフォームの表面上での結合場 所に制限されることはない。例えば、既知量の抗原をセンサプラットフォームの 表面上に固定し、検査すべき同じ抗原とともに、対応する未知量の特定の抗体を アナライトとして含むサンプルを接触させることができる。この場合には、その 抗体との結合をめぐる競合は、表面に固定された抗原と溶液中の抗原との間で行 われる。 複数ステップによる検定の最も簡単な例は、サンドイッチ免疫学的検定で、こ こでは一次抗体がセンサプラットフォーム表面上に固定される。検出すべき抗原 と、その抗原の第2エピトープの検出に用いられる二次抗体の結合させるために 、その抗原を含む溶液、および二次抗体を含む第2溶液とを連続して接触させる か、もしくは2つの溶液を事前に混ぜ合わせた後に、最後に抗原と二次抗体から なる部分複合体を結合させる。サンドイッチ検定では、信号レベルは、結合アナ ライト分子の量に比例する。ここで記述したように、発光−標識付けされた抗体 を用い、追加的な発光を検出することにより、光ポインタ原理に基づいて、アナ ライトが検出される。 親和性検定は、更に追加の結合ステップを含むことができる。サンドイッチ免 疫学的検定の場合の例では、第1ステップで蛋白質Aがセンサプラットフォーム 表面上に固定される。その蛋白質により、免疫グロブリンがいわゆるFc部分と 呼ばれる場所に特に結合し、説明すように、これがその後のサンドイッチ検定に おける一次抗体として作用する。 例えば、既知のアビジン−ビオチン親和性システムを使用するなど、その他多 くの親和性検定の形態がある。 親和性検定の例は、J.H.リッテンバーグ、免疫学的検定の基礎;食物分析 のための免疫学的検定の開発と応用、J.H.リッテンバーグ編、エルゼビア、 エセックス 1990、またはP.ティセン、酵素の免疫学的検定の実際と理論 、R.H.ブルドン、P.H.ファン クニッペンバーグ編、エルゼビア、アム ステルダム 1985、に開示されている。 さらにセンサプラットフォーム表面は、1度だけ用いられるか、あるいは再生 することができる。例えば、pHが低く、高温で、有機溶媒またはいわゆる撹乱 反応物(塩)を用いるなどして適当な条件下で、固定した認識要素の結合能力を 実質的に阻害することなく親和性複合物が選択的に分離できる。正確な条件は、 個々の親和性システムに大きく依存する。 この方法を用いる別の重要な形態は、第1に、導波層のエバネセント場に対す る信号形成および信号検出を特定することに基づいている。第2に、平衡プロセ スとしての親和性複合物が可逆的に形成されることに基づいている。つまり、フ ローシステムで適切な流速を用いて、例えば、エバネセント場での結合親和性パ ートナの結合または脱着、つまり解離を、リアルタイムで追跡することができる 。したがってこの方法は、異なる結合定数または解離定数を測定するための動力 学 的研究、および転移検定に適している。 この検出は、既知の方法を用いて実施することができる。ホトダイオード、ホ トマルチプライヤ、例えばCCD列のようなCCDカメラ検出アレイ、が適して いる。光ポインタ原理による信号を記録するために特に、位置感応式のものがて きしており、より好適なのは、例えばCCD列またはアレイを用いる横方向解像 の検出方法である。光路を検出する際、検出器に照射するために、例えば、鏡、 プリズム、レンズ、フレネルレンズ、および格子定数レンズ、マイクロレンズ、 マイクロレンズアレイなどの光学部品を用いることができる。追加的な発光が検 出された場合、例えば、フィルタ、プリズム、単色光分光器、二色光鏡、および 回折格子のような既知の部品が発光波長を選択するのに適している。 この方法は、励起光を「連続波」(cw)動作により発光させることにより、 簡単に実行することができる。すなわち、時間によらず一定の光強度により励起 される。 さらに、パルス励起も採用することができる。この場合、励起光は、例えば1 ピコ秒から100秒までのパルス長を有する時間分割されたパルスの形態で発光 させ、光ポインタの位置または発光における変化が、短いパルス長の場合か、数 秒から数分の範囲間隔の場合かにより、時間分割されて検出される。例えば、結 合が形成される速度を分析しながら、あるいは追加的な発光が検出されるとき、 光化学的漂白の結果として、発光信号の減衰が短い露光時間を用いることにより 回避される場合に、この方法は特に都合がよい。さらに、追加的な発光が検出さ れるとき、適当な短いパルス長を用い、かつ適当に検出時間を分割することによ り、散乱光、ラマン効果による発光、およびサンプルおよびセンサ材料の不要な 発光成分による短寿命発光を区別することができ、この短寿命発光は、これが消 滅した後にアナライトによる発光を検出することにより、標識分子の発光(この 場合できるだけ長寿命である)と区別することができる。加えて、パルス励起後 の時間分割された光の検出と同様、励起および検出を調整することにより、分子 発光の消滅の状況に関してアナライト結合への影響を調べることができる。認識 要素を固定し、導波層のエバネセント場における信号形成を物理的に特定するこ とにより、特定のアナライト認識と共に、分子発光の消滅時間を、別の選択基準 として用いることができる。 追加的な発光が検出される場合、この方法は、、1つのまたはそれ以上の周波 数で強度変化する励起光を発光させ、結果的に生じる位相のずれとサンプルの発 光変化を検出することにより実施される。 本発明は、既知の親和性パートナおよび検定構造を用いて、化学的または生化 学的な親和性検定でアナライトを定量測定するための、本発明の方法の利用に関 する。光ポインタ原理に基づいて検出する場合、アナライトの濃度は、光ポイン タの位置変化の程度から求めることができる。追加的な発光が検出されたとき、 アナライトの定量測定は、発光−標識付けされた結合パートナの発光を検出する ことにより、あるいはアナライトとの相互作用に起因する固定された発光−標識 付けされた親和性パートナの発光特性における変化を検出することにより、実施 することができる。 信号形成および信号検出は、導波層上の化学的または生化学的な認識表面で特 定され、媒体からの干渉信号とは異なるので、固定された認識要素に物質が結合 することをリアルタイムで測定することができる。フローシステムにおける結合 および分離の速度を直接に測定することにより、親和性スクリーニングおよび転 移検定、および特に薬剤製品の開発のために、本発明による方法を用いることが できる。 本発明は、抗体および抗原を定量測定する方法の使用に関する。 本発明はまた、受容体または配位子、オリゴヌクレオチド、DNA螺旋または RNA螺旋、DNAまたはRNA類似体、酵素、酵素物質、酵素共同因子または 阻害因子、レクチンおよび炭化水素、を定量測定する方法の使用に関する。 本発明はまた、pHおよびイオン強度の測定と、光ポインタ原理に従って、特 に光学的に不透明な液体中のイオンを選択的に定量測定する本発明の方法の使用 に関する。 本発明はまた、光ポインタ原理に従って、液体中または気体雰囲気中の炭化水 素を測定する本発明の方法の使用に関する。 本発明はまた、追加的な発光が検出された場合、光学的に不透明な流体中の成 分、特に発光成分を選択的に定量測定する本発明の方法の使用に関する。 光学的に不透明な流体は、生物学的な流体として、例えば、卵の黄身、血液、 血清、血しよう、または尿のような体液であってもよいが、さらに環境分析のた めのサンプルとして、例えば、地表水や、分解された土壌抽出物または分解され た植物抽出物であってもよい。生成された反応溶液として、例えば、化学的製造 において、特に色素溶液または光増白剤の反応溶液などが考えられる。例えば織 物産業などで利用されるすべての形式の散乱剤および調整剤が好適で、追加的な 発光が検出された場合、1つまたはそれ以上の発光成分を有する。 実施例を参照しながら、本発明を以下でより詳しく説明する。濃度Mは、1リ ットル当たりのモル数を意味する。実施例 光学系システム 用いられた光源は、ヘリウム−ネオンレーザ(λ=632.8nm、TMOモ ード、単一位相、アメリカ合衆国マンティーカ)であって、これは、連結格子の ラインに垂直な0.4mmの直径を有するセンサ平面上に3mm間隔で格子と平 行なビームスポットを有する投影システムを用いる。 自動調整ユニットが、入連結角度を調整し、格子端に対してビームスポットを 位置合わせするために用いられる。 TEまたはTM方向の直線偏光された光は、必要ならば、回転可能な偏光要素 により連結させることができる。 センサプラットフォームの上側には、センサに対してOリングで封印されるフ ローセルが設けられている。このセルの試料体積は、約20μlである。注入ポ ンプまたは切り換えバルブにより、異なる溶液をセル内に導入することができる 。 光ポインタの位置を検出するために用いられる検出器は、画素面積が11μm ×11μmの756×581(水平方向×垂直方向)の動的画素を有する2次元 CCDカメラ(ソニー製XC−77C)である。センサプラットフォーム 用いられる材料は、以下のような入連結用および出連結用の2つの格子を有す る微小構造を有するポリカーボネイトである。 入連結格子の周期ΛO=356nm、格子深度=5nm チルプgΛ=8.57×10-7 出連結格子の周期ΛO=504.4nm、格子深度=5nm チルプgΛ=1.71×10-6 センサ上の格子構成は、次の幾何学的大きさに対応する。つまり、センサプラ ットフォームの大きさが12.5×25mm2のとき、格子間隔A=400μm 、 格子幅(ラインに対して垂直)B1=B2=800μm、格子高さ(ラインに対し て水平)2.8mmである。 ポリカーボネイトの支持材料(632.8nmで、n=1.581)の上に、 λ=632.8nm、層厚tfilm=154.5nmのとき、屈折率nfilm=2. 389を有するTiO2からなる高屈折率の導波層が設けてある。免疫グロブリンの検出 使用溶液 1)緩衝溶液: 1/3リン酸緩衝液(0.041M Na2HPO4+0.028M KH2PO4)、 0.151MのNaCl、200mg/lのアジ化ナトリウム、 50mlメタノールを加えて、1リットルになるまで蒸留水を加える。 2)固定蛋白質A(シグマ・ケミカルズ)のための溶液: 1mgの蛋白質Aを1mlの蒸留水に加える。 3)洗浄溶液: 基本信号検出のため、および残渣結合部分を飽和させるために用いられる。 (蛋白質Aの固定後、以下参照) 1)の緩衝溶液+1mg/lの牛の血清アルブミン(BSA、シグマ・ケミカル ズ) 4)サンプル溶液: 兎の免疫グロブリン(兎のIgG、シグマ・ケミカルズ) 1)の緩衝溶液中に1mg/mlのBSA、濃度108M 5)再生溶液: グリシン緩衝液、pH3.4蛋白質Aの生化学的な認識層の応用 光学的センサプラットフォームが、蛋白質Aを固定するために溶液に2時間浸 漬されている。その後、このチップは、3)の洗浄溶液で洗浄される。残存する 余剰吸収部分を飽和させるために、洗浄後、センサプラットフォームを1mg/ mlのBSAを含む洗浄溶液の中に1時間浸漬させる。測定動作/実験的処理 処理される間中、0.25ml/minの流速でフローが動作センサ表面の上 を通過する。 処理は、次の個別のステップからなる。 ステップ1:3)の洗浄溶液で7分間洗浄し、基本信号を記録する。 ステップ2:4)のサンプル溶液を18分間供給する。 ステップ3:3)の洗浄溶液で5分間洗浄する。 ステップ4:5)の再生溶液を5分間供給する。 ステップ5:3)の洗浄溶液で5分間洗浄する。 処理される間中、第2格子から取り出された信号が測定される。 認識層である蛋白質Aで被膜されたセンサプラットフォームを用いて処理する と、光ポインタの位置が次のようになり、これはCCDカメラの画素位置(px )で表示され、実効的な層厚Δh1の変化として変換され、各ステップの終わり 毎に測定される。(これに関しては、プロシーディングSPIE、Vol.23 31,2−17(1994)出版のR.E.クンツ、G.ドゥベンネック、M. イーラートによる「ハイブリッドおよびモノリシック集積光学的免疫センサのた めのセンサパッド」を参照されたい。) ステップ1:y=273.6px;Δh1=0(基本線) ステップ2:y=291.2px;Δh1=1650nm ステップ3:y=291.2px;Δh1=1650nm ステップ4:y=270.0px;Δh1=−340nm ステップ5:y=270.4px;Δh1=−290nm この場合の測定精度は、約1pxである。再生後に基本線が復帰するというこ とは、用いられた条件の下で、蛋白質Aの認識層の部分が除去されたことを意味 する。イオン強度とpH値 pH感応式メンブレンの作成 N,N−ジメチルアクリル酸および第3ブチルアクリル酸を1:1の割合でア ンプル内に入れ、ジメチルスルフォキシド内で分解すると、30%の溶液が得ら れる。α,α'−アゾイソブチロニトリルおよび4−アクリロラミノフルオレセイ ンを加えて分解させた後(最終製品には1%の含有量)、アンプルを反復して凍 らせて、空っぽにし、酸素を追い出すために窒素充満させる。60℃の水槽中に 48時間入れて、重合化させる。透明で高い粘性の黄色い物体が得られ、これを かき混ぜ、必要ならば熱して、(ジメチルスルフォキシドの量に対して)2倍の 量のメタノールで分解する。力強くかき混ぜながら、、蒸留水またはジエチルエ ーテルの量の20倍まで溶液を滴下して加える。その結果、ポリマが黄色いフロ ック形状で沈殿し、急速に固まる。このポリマは濾過され、100℃で24時間 乾燥され、メタノール内で溶かし、再び蒸留水またはジエチルエーテル内で沈殿 させる。母液から分離させた後、製品を100℃で48時間乾燥させる。生成さ れたもろく黄色い固体物は、非常に吸湿性に富んでいる。共重合体の組成がFT −IR測定、およびUV分光測定による色素の最大吸収量における色素濃度によ り検証される(純粋色素:442nm、共重合化された色素:454nm)。 トランスデューサは、ポリマ・メタノール溶液(50mg/l)を用いて、ス ピンコート(1分間に500回転)により被膜される。これらの条件下で、約1 μm厚のメンブレンが得られ、これは、エバネセント場の貫通深度よりはるかに 大きい。 4つの異なるリン酸クエン酸緩衝剤が検証のために用いられる。 溶液1:pH6.7 イオン強度I=0.1M 溶液2:pH7.9 I=0.1M 溶液3:pH6.7 I=0.3M 溶液4:pH7.9 I=0.3M さまざまな溶液が被膜されたセンサプラットフォームに供給され、次のような CCDカメラの画素位置(px)で表された光ポインタ位置が得られる。 溶液1:y=912px;Δnc=6×10-3 溶液2:y=864px;Δnc=0×10-3(基準ライン) 溶液3:y=1212px;Δnc=45×10-3 溶液4:y=1188px;Δnc=42×10-3 測定精度は、約5pxで、センサの反応時間は(全体信号変化の約90%)、 1分以下である。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月8日(1998.10.8) 【補正内容】 請求の範囲 1. 平面状の光センサプラットフォームであって、 (a)支持材料と、 (b)少なくとも1つの薄い導波層と、(a)支持材料 の屈折率が(b)導波層の屈折率よりも小さく、センサプラットフォームが、光 を取り込むための連結格子を有し、 (1) (c)認識層が導波層の上に配置され、 (2) 連結格子がモード伝播方向と垂直で一定でない格子周期を有するか、 (3) 連結格子が一定周期を有し、導波層の層厚が導波モードの伝播方向と垂 直方向に変化することを特徴とする光センサプラットフォーム。 2. 請求項1の光センサプラットフォームであって、 (a)支持材料が透明であることを特徴とする光センサプラットフォーム。 3. 請求項1の光センサプラットフォームであって、さらに、 取り込むための格子とは物理的に異なる、導波層内に導波された波を取り出す ための第2の連結格子を有することを特徴とする光七ンサプラットフォーム。 4. 請求項3の光センサプラットフォームであって、 取り出すための格子が導波モードの伝播方向と垂直で一定でない格子周期を有 することを特徴とする光センサプラットフォーム。 5. 請求項1の光センサプラットフォームであって、 (b)導波層の膜厚が30ないし200nmであることを特徴とする光センサ プラットフォーム。 6. 請求項3の光センサプラットフォームであって、さらに、 取り込むための格子とは物理的に異なる、導波層内に導波された波を取り出す ための別の連結格子を有し、取り出すための連結格子が取り込むための格子の右 および左方向に配置されることを特徴とする光センサプラットフォーム。 7. 請求項1の光センサプラットフォームであって、 認識層は、疎水性吸収させるか、または導波層の表面上に直接に共有結合させ ることにより固定される認識要素を有し、認識層は、処理されないか、または化 学的に処理されることを特徴とする光センサプラットフォーム。 8. 請求項7の光センサプラットフォームであって、 認識要素が、アナライトのための特定の化学的または生化学的結合パートナで あることを特徴とする光センサプラットフォーム。 9. 請求項8の光センサプラットフォームであって、 認識層が、抗原に対する抗体、免疫グロブリンに対する結合蛋白質AおよびG 、配位子に対する受容体、RNAやDNAの補完的螺旋に対するオリゴヌクレオ チドやRNA、DNAの単一螺旋、ビオチンに対するアビジン、酵素基質、酵素 共同因子もしくは酵素阻害因子に対する酵素、炭水化物に対するレクチンからな るグループのうちの1つであることを特徴とする光七ンサプラットフォーム。 10. 請求項1の光センサプラットフォームであって、 認識層が、メンブレン、または化学的または生化学的な認識要素を有するメン ブレンからなる構成するかことを特徴とする光センサプラットフォーム。 11. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームにサンプルを接触させる ステップを含む、アナライトを光学的に測定する方法であって、 光源からの光を回折することにより連結するステップと、 認識層領域における実効屈折率の変化を、光ポイントの位置を記録することに より、測定するステップを有することを特徴とする測定方法。 12. 請求項11の方法であって、 光ポイントを測定するためにCCD列またはアレイが用いられることを特徴と する方法。 13. 請求項11の方法であって、 さらに導波層内に導波された発光が、第2の格子により取り出されるか、ある いはエバネセント場で励起されたがトランスデューサの上側または下側半分の空 間内に発する発光量を測定システムに供給されることを特徴とする方法。 14. 請求項11の方法であって、 サンプルが、体液またはその成分、地表水、土壌または植物抽出物、あるいは 生物学的または人工的処理から得られた分泌液であることを特徴とする方法。 15. 請求項13の方法であって、 pHおよびイオン強度を同時に測定するために用いることを特徴とする方法。 16. 請求項11の方法であって、 1°以下で光を取り込むこより、2つの波が取り込み格子の右および左方向の 反対方向に伝播することを特徴とする方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 クンツ,リノ・エルンスト スイス、ツェーハー―8162シュタインマウ アー、クレプスバッハシュトラーセ73番 (72)発明者 クラウス,ゲロルフ ドイツ連邦共和国デー―79415バート・ベ リンゲン―バムラッハ、カペレンベーク18 番

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 平面状の光センサプラットフォームであって、 トランスデューサと、認識層からなり、 認識層の領域における実効屈折率の変化が、集積光学的な光ポインタ原理に基 づいて、測定可能な変数に変換されることを特徴とする平面状の光センサプラッ トフォーム。 2. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームであって、 集積光学的な光ポインタ原理が、導波層の層厚、および・または格子定数を位 置に依存して変化させることにより、あるいは・そして基板の屈折率、認識層の 屈折率、および導波層の屈折率から選択したパラメータを変えることにより、実 現されることを特徴とする光センサプラットフォーム。 3. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームであって、 (a)支持材料と、 (b)支持材料に配置される、少なくとも1つの薄い透明な導波層と、 (c)認識層と、からなり、 (a)支持材料の屈折率が、(b)導波層の屈折率よりも小さく、 センサプラットフォームが、励起光を取り込むための連結格子を有し、 集積光学的な光ポインタ原理が、導波層および入連結格子により実現されるこ とを特徴とする光センサプラットフォーム。 4. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 (a)支持材料が透明であることを特徴とする光センサプラットフォーム。 5. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 格子周期が200ないし1000nmの範囲にあることを特徴とする光センサ プラットフォーム。 6. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 微小構造を有するポリマが、導波層被膜のための支持材料として用いられるこ とを特徴とする光センサプラットフォーム。 7. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 導波層被膜する前に、低い屈折率(つまり導波層の屈折率よりも小さい屈折率 )を有し、吸収も発光もしない中間層が支持材料に配置されることを特徴とする 光センサプラットフォーム。 8. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、さらに、 第1の連結格子とは物理的に異なる、導波層内に導波された波を取り出すため の第2の連結格子を有することを特徴とする光センサプラットフォーム。 9. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 入連結格子の格子周期が、導波モードの伝播方向に対して垂直方向で、一定し ていないことを特徴とする光センサプラットフォーム。 10. 請求項6の平面状の光センサプラットフォームであって、 出連結格子の格子周期が、導波モードの伝播方向に対して垂直方向で、一定し ていないことを特徴とする光センサプラットフォーム。 11. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 (b)導波層の層厚が一定であることを特徴とする光センサプラットフォーム 。 12. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 (b)導波層が、励起光の波長よりも薄い層厚を有し、励起光の波長における 屈折率が1.8以上である物質からなることを特徴とする光センサプラットフォ ーム。 13. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームであって、 m≦3の低次モードだけを許容することを特徴とする光センサプラットフォー ム。 14. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 (b)導波層の膜厚が30ないし200nmであることを特徴とする光センサ プラットフォーム。 15. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 格子の変調深度が3ないし60nmであることを特徴とする光センサプラット フォーム。 16. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームであって、 光を取り込む範囲として1°ないし50°(角度の値として)が可能であるこ とを特徴とする光センサプラットフォーム。 17. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームであって、 光を取り出す範囲として1°ないし50°(角度の値として)が可能であるこ とを特徴とする光センサプラットフォーム。 18. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 光を取り出す範囲として1°以下が(角度の値として)可能で、反対方向につ まり入連結格子から右および左方向に伝播する2つの光ポインタを励起すること を特徴とする光センサプラットフォーム。 19. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 2つの出連結格子が入連結格子の左方向および右方向に用いられることを特徴 とする光センサプラットフォーム。 20. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 疎水性吸収させるか、または導波層上に直接に、化学的に表面処理した後に、 共有結合させることにより、認識層の認識要素を固定することを特徴とする光セ ンサプラットフォーム。 21. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 認識層の認識要素を固定させるために、接着促進層を導波層上に直接設けるこ とを特徴とする光センサプラットフォーム。 22. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 接着促進層の層厚が50nmより薄いことを特徴とする光センサプラットフォ ーム。 23. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームであって、 アナライト自身のための、または結合パートナの1つのための、化学的または 生化学的な認識要素として、1つのステップまたは複数のステップによる検定に おいて、導波層の上の認識層として特定の結合パートナをセンサプラットフォー ムの表面上に固定し、その途上で、別の要素ステップの1つに結合することを特 徴とする光センサプラットフォーム。 24. 請求項1の平面状の光センサプラットフォームであって、 認識層が、抗原に対する抗体、免疫グロブリンに対する結合蛋白質AおよびG 、配位子に対する受容体、RNAやDNAの補完的螺旋に対するオリゴヌクレオ チドやRNA、DNAの単一螺旋、ビオチンに対するアビジン、酵素基質、酵素 共 同因子もしくは酵素阻害因子に対する酵素、炭水化物に対するレクチンである、 認識要素のうちの1つであることを特徴とする光センサプラットフォーム。 25. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 メンブレンが、認識層として、化学的または生化学的な認識要素を構成するか 、あるいは全体として認識層を形成し、アナライトとの接触界面上で屈折率が変 化することを特徴とする光センサプラットフォーム。 26. 請求項3の平面状の光センサプラットフォームであって、 認識層の領域において実効屈折率の変化を測定するとともに、エバネセント場 内で励起され、第2格子を介して取り出すことにより、導波層内に導波された発 光、あるいはエバネセント場で励起されたがトランスデューサの上側または下側 半分の空間内に発する発光量を測定システムに供給することを特徴とする光セン サプラットフォーム。 27. 平面状の光センサプラットフォームの認識層領域における実効屈折率の 変化を測定する方法であって、この光センサプラットフォームが、トランスデュ ーサと、認識層からなり、認識層の領域における実効屈折率の変化が、集積光学 的な光ポインタ原理に基づいて、測定可能な変数に変換されることを特徴とする 測定方法。 28. 請求項27の測定方法であって、 平面状光センサプラットフォームの認識層の領域において実効屈折率の変化を 測定するとともに、エバネセント場内で励起され、第2格子を介して取り出すこ とにより、導波層内に導波された発光、あるいはエバネセント場で励起されたが トランスデューサの上側または下側半分の空間内に発する発光量を測定システム に供給することを特徴とする測定方法。 29. 請求項27の測定方法であって、 サンプルが体液またはその成分であることを特徴とする方法。 30. 請求項27の測定方法であって、 検出すべきサンプルが、卵の黄身、血清、血しょう、または尿であることを特 徴とする測定方法。 31. 請求項27の測定方法であって、 地表水、土壌または植物抽出物、生物学的または人工的処理から得られた分泌 液であることを特徴とする測定方法。 32. 請求項27の測定方法であって、 サンプルは、希釈しないで用いるか、溶媒を加えて用いることを特徴とする測 定方法。 33. 請求項27の測定方法であって、 溶媒が、水、水性緩衝剤、蛋白緩衝剤、または混和性有機溶媒の混合物である ことを特徴とする測定方法。 34. 請求項27の測定方法であって、 取り込まれる励起光として、実質的に平行な光が用いられることを特徴とする 測定方法。 35. 請求項27の測定方法であって、 励起光として、可干渉な光が用いられることを特徴とする測定方法。 36. 請求項27の測定方法であって、 用いられる光源が、レーザダイオードまたは高輝度ダイオードであることを特 徴とする測定方法。 37. 請求項27の測定方法であって、 用いられる光源がレーザーダイオードで、選択的に検出ユニットと共に、セン サプラットフォーム内に集積するか、あるいは、センサプラットフォームと、相 補的な励起・検出チップとからなるサンドイッチ体を形成するように組み合わせ ることを特徴とする測定方法。 38. 請求項27の測定方法であって、 信号が、例えばCCDの行またはアレイを用いて。特に横方向に分解して検出 する方法である、位置感応検出方法により記憶されることを特徴とする測定方法 。 39. 請求項27の測定方法であって、 センサプラットフォームが適当な条件の下で再生されることを特徴とする測定 方法。 40. 請求項27の測定方法の使用であって、 親和性センサ分析における生化学的な物質を定量測定するために用いることを 特徴とする使用。 41. 請求項27の測定方法の使用であって、 抗体または抗原を定量測定するために用いることを特徴とする使用。 42. 請求項27の測定方法の使用であって、 イオン強度を定量測定するために用いることを特徴とする使用。 43. 請求項27の測定方法の使用であって、 結合定数または解離定数を測定するための動力学的研究、および転移検定に適 することを特徴とする使用。 44. 請求項27の測定方法の使用であって、 pH測定するために用いることを特徴とする使用。 45. 請求項27の測定方法の使用であって、 イオンを選択的に、定量測定するために用いることを特徴とする使用。 46. 請求項27の測定方法の使用であって、 液体または気体内の炭化水素を定量測定するために用いることを特徴とする使 用。
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