JP2001504181A - 自動車のドアロック又はこれに類するもののための駆動装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、自動車のドアロック又はこれに類するもののための駆動装置であって、モータ、特に電動モータによる駆動部材と、駆動側と被駆動側とを有した伝動装置（３）とを備えた形式のものに関する。電流の欠落時又は電圧低下時に、又はモータ、特に電動モータによる駆動部材のその他の故障時に、機械的な補助操作を最良に行うために本発明によれば、伝動装置（３）の駆動側と被駆動側との間に、連結度が変更可能な継手（１０）が配置されており、該継手が、回転数が高い場合には高い連結度を有し、回転数が低い場合には低い連結度を有することを特徴としている。

Description

【発明の詳細な説明】 自動車のドアロック又はこれに 類するもののための駆動装置 本発明は、請求項１の上位概念に記載の形式の、自動車のドアロック又はこれ に類するもののための、即ち自動車のリアフラップロック又はリアドアロック又 はフラップロックのための駆動装置に関する。 公知の自動車のドアロック又はこれに類するもののための駆動装置は単純に構 成されており、電動モータによる駆動部材が故障した際に手動により簡単な補助 操作が行えるようになっている（ＵＳ−Ａ−５２４０２９６）。このような駆動 装置では伝動装置が、ウォームとウォーム歯車とを有したウォーム歯車伝動装置 として形成されており、ウォーム歯車からは偏心的に軸方向で連行ピンが突出し ており、該連行ピンは、操作レバーのフォーク状の収容部に係合しており、この 操作レバーをロック位置若しくはロック解除位置に移動させる。静止状態では連 行ピンは、フォーク状の収容部の外側に位置しており、これにより操作レバーは 手動でロック位置とロック解除位置との間で往復運動することができる。即ち、 静止状態となる電動モータによる駆動部材の故障時にはロックを手動で、即ち例 えば閉鎖シリンダによってロックする又は解除するこ とができる。 このような先行技術では、操作レバーにロック位置及びロック解除位置のため のストッパが対応配置されている。しかし電動モータによる駆動部材の実際の操 作は、このストッパへの当接によって行われるのではなく、マイクロスイッチに よって行われる。 このような駆動装置では、電動モータによる駆動部材の運転中に電気エネルギ が停止してしまうことが問題である。電気エネルギが停止してしまうと、ウォー ム歯車に設けられた連行ピンが、フォーク状の収容部内で停止してしまい、ここ でブロックされ、これによりドアロック全体がブロックされてしまうようなこと が起きる恐れがある。電動モータによる駆動部材を、このような状態でも自縛的 でないように作用させ、即ち手動により適当な力を付与しながら戻すことができ るように構成することは往々にして不可能である。 電動モータによる駆動部材をいわゆる「ブロック運転」によって、即ち、フォ ーク状の収容部の側方で連行ピンがストッパ面に当接する際に電流消費の調節に よって制御することは確かにモータ制御技術的には有利であるが、この作用中の 駆動部材の故障の前述の問題点はこれによっては解決されない。さらに、連行ピ ンがストッパ面に当接する際の衝撃は強く、このことは著しい摩耗と駆動装置の 早期の故障という結果につながる恐れがあり、短時間で電流を極めて高く上昇さ せてしまう（６〜８Ａ）。相応のストッパの弾性的な構成も解決にはならない（ ＥＰ−Ａ−０６８４３５６）。 本発明の課題は、冒頭で述べた形式の駆動装置を改良して、電流の欠落又は電 圧低下の際に、即ち電動モータによる駆動部材の故障の際に、及び／又は伝動装 置の比較的強い自縛時に、できるだけ簡単かつ永続的に作用確実な方法で、手動 による若しくは外部からの操作が行えるようにすることである。同時に電動モー タによる駆動部材のできるだけ静かでソフトな始動及びブロック運転の際のでき るだけソフトなブロックへの当接が保証されると望ましい。 上記課題は、請求項１の上位概念に記載の形式の、自動車のドアロック又はこ れに類するもののための駆動装置において、請求項１の特徴部に記載の特徴によ り解決される。 上記の形式の駆動装置の従来の伝動装置とは異なり、駆動側と被駆動側との間 に不変の継手が形成されておらず、連結度が変更可能な継手が形成されている。 即ちこのような伝動装置は、回転数に応じて異なるすべりを有する。回転数が高 い場合はわずかなすべりが生じ、回転数が低い場合は、相対的に高いすべりが生 じる。すべりの大きさは勿論、その都度作用する反力に依存したものである。継 手の連結特性が、力の流れ方向とは無関係であるならば、本発明は特に有利であ る。 本発明によれば、自動車のドアロック又はこれに類するもののための駆動装置 の、いかなる観点からも問題のない補助操作を実現することができる。モータ、 特に電動モータによる駆動部材が比較的高い回転数で始動する場合は、継手は高 い連結度で作用し、伝動装置のすべりはわずか若しくは殆ど０に等しい。駆動側 から被駆動側への力の流れが形成され、操作レバー又は、駆動運動をロック機構 内に移す、この操作レバーの駆動部材は規定通りに駆動される。モータによる、 特に電動モータによる駆動が停止した場合には、例えば、被駆動側に連結された 操作レバーをゆっくりと手動で、例えば閉鎖シリンダによって動かすことができ る。このことは、伝動装置の被駆動側の回転数が僅かであることに相当する。こ の場合に与えられた僅かな連結度若しくは大きなすべりにより、電動モータによ る駆動部材はいずれにせよ停止できる。 いかなる問題もなしに、電流の欠落時又は電圧低下時又はその他の何らか原因 で作動しない伝動装置における緊急操作又は補助操作が実現される。 別の利点は、電動モータによる駆動部材の始動時に、連結度が回転数の上昇に 伴い上昇する、即ち柔らかい始動が実現されることにある。駆動装置の制御が「 ブロック運転」によって行われるならば、相応の連行ピン等の、ストッパ面への 当接が、前述の連結特性に よって著しく減衰され、継手が当接緩衝装置のように作用する。 次に本発明の実施例を図面につき詳しく説明する。 第１図は、自動車のドアロック又はこれに類するもののための駆動装置の原理 を示した図、 第２図は、第１図の駆動装置の伝動装置の領域を示した軸方向断面図、 第３図は、第２図の対象物をカバーを図示せずに示した平面図である。 本発明による駆動装置は、自動車のドアロックまたはこれに類するもののため のものである。相応してこの駆動装置は、自動車フラップロック、自動車リアフ ラップロック、自動車リアドアロックのためにも使用される。 第１図は、本発明による駆動装置の実施例を概略的に示している。この駆動装 置はまず最初に、モータによる、この場合、電動モータによる駆動部材１を有し ている。通常は、電動モータによる駆動部材１は、電気的な小型モータである。 選択的には油圧モータ、空気圧駆動部材、またはこれらに類するものである。 電動モータによる駆動部材１の駆動軸は、ここではウォーム歯車伝動装置とし て構成された伝動装置３のウォーム２に作用する。このウォーム２は伝動装置３ のウォーム歯車４の周囲歯列に係合している。伝動装置３は図示の実施例では（ ほぼ）自縛式である。 ウォーム歯車４が連行体５を駆動している。該連行体５は図示の実施例では四 角ピンとしてウォーム歯車４に対して同心的に構成されている。連行体５は操作 レバー８を支持しており、該操作レバー８は駆動部材１の作用により、ロック位 置及びロック解除位置に動かすことができる。操作レバー８の運動は、自動車の ドアロック（図示せず）のロック機構内に作用し、ここで相応のロック作用又は ロック解除作用をもたらす。ロック機構における操作レバー８の作用は、別の、 例えば盗難防止機能であってもよい。これは、自動車のドアロックのそれぞれの 構造に応じたものである（これについてはさらには述べない）。 図示の実施例は駆動装置の構成を示しており、この場合、電動モータによる駆 動部材１が「ブロック運転」に制御されている。即ち、電動モータによる駆動部 材１は、電動モータの給電によりスイッチオンされ、操作レバー８がさらなる運 動において何らかの機械的な方法でブロックされることにより、例えばロック機 構のさらに運動するレバーに対しても作用するストッパによってブロックされる ことにより電動モータが過電流を消費すると再びスイッチオフされる。 本発明の構成は、ブロック運転時の駆動装置の作用に限定されるものではない 。特に有利には本発明は、マイクロスイッチ又は制御カムの走査によって制御さ れる電動モータによる駆動部材１とともに使用するこ ともできる。 第２図により本発明の特徴が明らかである。実施例ではウォーム２とウォーム 歯車４とを備えた伝動装置３は、不変の継手は有しておらず、伝動装置３の駆動 側と被駆動側との間に、連結度を変更することのできる継手１０が配置されてい る。この継手１０は、回転数が高い場合は高い連結度を、回転数が低い場合は低 い連結度を有している。図示の実施例ではこの場合特に、継手１０の連結特性が 力の流れ方向とは無関係であるということが特徴である。 基本的には、力の流れ方向に依存した連結度で作業することもできるが、この 場合、本発明の根底を成す課題は部分的にしか解決できない。 本発明の特徴を有する継手１０は例えば、高い回転数で連結され、低い回転数 で連結解除される形状接続的な継手である。このような形状接続的な継手は例え ば遠心継手として実現される。 しかしながら図示の実施例は、自動車のドアロックのための駆動装置に設けら れた摩擦接続的な本発明による継手１０の構成が示されている。この継手１０は 高い回転数では僅かなすべりで、低い回転数では高いすべりを有している。遠心 力部材の形状接続ではなく、摩擦接続しか実現しないならば、これを遠心継手に よって形成することもできる。 図示の実施例は、このような摩擦接続的な継手１０ の特に有利な構成を特徴としており、即ち、継手１０が、高い相対粘性の流体を 有する流体継手として構成されていて、この流体内で継手部分が運動しているこ とを特徴としている。継手部分が前記の流体内で運動すると、この運動は比較的 粘性の高い流体内で運動抵抗にさらされる。運動抵抗は、流体中の継手部分の運 動速度とともに増大する。継手部分が迅速に運動し、回転数が高いほど、運動抵 抗は高い。極めてゆっくりであれば継手部分は流体中で実際は無抵抗、または極 めて小さな抵抗で運動できる。このようにして変更可能な連結度が実現される。 図示の実施例では、流体が僅かな貫流横断面を有した狭隘個所１１を、有利に は複数の狭隘個所１１を通って加圧される。この流体は有利には粘着流動性のも ので、有利には５００００よりも大きな粘度（相対粘度）を有している。例えば 接着性のグリースを使用することができる。このようなグリースは１２０℃で相 対粘度１３５０００を有しており、−４０℃で相対粘度２０００００を有してい る。 第２図は、継手１０を有する駆動装置の伝動装置３だけを軸方向断面図で示し ている。まず第１に伝動装置３のウォーム２とウォーム歯車４とが見られる。さ らに継手１０が、流体のための収容室１２を形成する船形の第１の継手部分１３ と、該第１の継手部分１３を閉鎖するカバー１４と、収容室１２を中央で貫通す る少なくとも一方の側に向かって軸方向外方に向かって突出する第２の継手部分 １５とを有していることが図示されている。シール部材１６によってカバー１４ が第１の継手部分１３に対してシールされており、かつ第２の継手部分１５が第 １の継手部分１３においてシールされているので、流体は収容室１２から流出し 得ない。 流体は実用的な使用という理由から、２３０〜約３９０Ｋの範囲、即ち−４０ ℃〜１２０℃の範囲では、できるだけ温度とは無関係な特性を有する粘着流動性 材料であることが望ましい。カバー１４と第１の継手部分１３との間のシール部 材は、例えば両部分の超音波溶接によっても耐えられるように形成することがで きる。 第２の継手部分１５は、収容室１２内に設けられた、流体内に突出する少なく とも１つの、この実施例では有利には複数の翼１７を有している。これらの翼１ ７と、収容室１２の壁及び／又は底面及び／又はカバー及び／又は第２の継手部 分１５の壁との間に、狭隘個所１１を形成する間隙が設けられていると特に有利 である。選択的または付加的には、翼１７に、適当な狭隘個所を形成するための 貫通孔又は孔を設けてもよい。 図示の実施例では継手１０が、第２の継手部分１５が円板状の支持板１８を有 しており、この支持板１８ からほぼ軸方向に翼１７が突出しており、この翼１７自体はほぼ半径方向に向け られているように構成されている。第３図の平面図及び第２図に示されたように 、この実施例では翼１７とともに一体のプラスチック部分として形成されている 支持板１８は、同様にこのプラスチック部分の一部であるブシュ１９によって、 金属製の被駆動軸として形成された第２の継手部分１５上に被せ嵌められている 。これに関しては勿論、多くの別の固定技術及び材料を使用することができる。 収容室１２内の翼１７は、プラスチック翼が十分な抵抗を有してないものであれ ば、例えば０．２ｍｍの薄い金属薄板として形成することができる。 図示の実施例では、第１の継手部分１３が通常はウォーム歯車として、第２の 継手部分１５が同様に前述の金属製の被駆動軸として示されている。第２の継手 部分１５を形成する被駆動軸の上方には結合端部２０が図示されており、この結 合端部２０に第１図の連行板５が被せ嵌められる。勿論、結合端部２０は、当業 者による構成的な考えに応じて全く異なる形式でロック機構内に結合されてもよ い。 本発明の思想の主要な核心は、連結度が回転数に依存している継手１０が実現 されており、該継手により、電流の欠落及び電圧降下時の簡単な補助操作という 課題を解決するとともに、柔軟な始動とブロック運転時の緩衝されたブロック衝 撃という課題を解決するこ とにある。 ウォーム２が電動モータ式の駆動部材１によって高い回転数で駆動されるなら ば、流体は実際は、収容室の狭隘個所１１によって加圧されない。流体によって 翼１７が連行され、この翼とともに第２の継手部分１５が連行される。第２の継 手部分１５は、これに相応して結合端部２０で最終的に操作レバーを駆動する。 この過程中に電動モータによる駆動部材１が何らかのことで停止されるか又はブ ロックされたならば、まず最初に操作レバー８の運動を停止させることができる 。この操作運動がゆっくり行われるならば、即ち僅かな回転数しか生じないなら ば、これを手動で、即ち例えばロックの閉鎖シリンダ自体から直接に操作レバー ８に作用するように行うことはできる。即ち翼１７は収容室１２内の流体の抵抗 に反して運動することができ、流体は狭隘個所１１を貫通し、極めてゆっくりと 運動する翼１７は、極めて小さな抵抗しか受けない。緊急操作又は補助操作は問 題なく行うことができる。 相応の始動緩衝及び衝突緩衝は同様にこの流体継手の成果であることは明白で ある。

【手続補正書】特許法第１８４条の８第１項 【提出日】平成１０年１０月１５日（１９９８．１０．１５） 【補正内容】 請求の範囲 1. 自動車のドアロック又はこれに類するもののための駆動装置であって、モー タ、特に電動モータによる駆動部材（１）と、駆動側と被駆動側とを有した伝動 装置（３）とを備えていて、前記被駆動側によって、ロック機構の操作レバー（ ８）又はこれに類するものが駆動されており、 伝動装置（３）の駆動側と被駆動側との間に、連結度が変更可能な継手（１ ０）が配置されていて、該継手が、回転数が高い場合には高い連結度を有し、回 転数が低い場合には低い連結度を有しており、 継手（１０）が摩擦接続的に形成されており、回転数が高い場合には小さな すべりを有していて、回転数が低い場合には大きなすべりを有している形式のも のにおいて、 継手（１０）が流体継手として形成されていて、相対粘度が高い流体を有し ており、該流体中で一方の継手部分が運動することを特徴とする、自動車のドア ロック又はこれに類するもののための駆動装置。 2. 流体が、小さな流れ横断面を有した１つの狭隘個所（１１）、有利には小さ な流れ横断面をそれぞれ有した複数の狭隘個所（１１）によって加圧される、請 求項１記載の駆動装置。 3. 流体が粘着性であって、有利には５００００よりも大きな粘度を有しており 、特に１２０℃〜−４０℃の温度範囲では約１０００００〜２０００００のの粘 度を有している、請求項１または２記載の駆動装置。 4. 継手（１０）が、流体のための収容室（１２）を形成する船形に形成された 第１の継手部分（１３）と、該継手部分を閉鎖するカバー（１４）と、前記収容 室（１２）を中央で貫通する、少なくとも一方の側に向かって軸方向外方に突出 する第２の継手部分（１５）とを有しており、該第２の継手部分（１５）が、収 容室（１２）内に設けられた、流体中に突入する少なくとも１つの翼（１７）を 、有利には収容室（１２）内に設けられた、流体中に突入する複数の翼（１７） を有している、請求項１から３までのいずれか１項記載の駆動装置。 5. 単数若しくは複数の翼（１７）と、収容室（１２）の壁及び／又は底面及び ／又はカバー及び／又は第２の継手部分（１５）の壁との間に、狭隘個所（１１ ）を形成する少なくとも１つの間隙が、有利には複数の狭隘個所（１１）を形成 する複数の間隙が設けられている、及び／又は単数若しくは複数の翼（１７）に 、狭隘個所（１１）を形成する開口が設けられている、請求項４記載の駆動装置 。 6. 第２の継手個所（１５）が、円板状の支持板（１ ８）と、該支持板からほぼ軸方向に突出しかつほぼ半径方向に向けられた翼（１ ７）とを有している、請求項４または５記載の駆動装置。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，Ｌ Ｕ，ＭＣ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＪＰ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 1. 自動車のドアロック又はこれに類するもののための駆動装置であって、モー タ、特に電動モータによる駆動部材（１）と、駆動側と被駆動側とを有した伝動 装置（３）とを備えており、前記被駆動側によって、ロック機構の操作レバー（ ８）又はこれに類するものが駆動される形式のものにおいて、 伝動装置（３）の駆動側と被駆動側との間に、連結度が変更可能な継手（１ ０）が配置されており、該継手が、回転数が高い場合には高い連結度を有し、回 転数が低い場合には低い連結度を有することを特徴とする、自動車のドアロック 又はこれに類するもののための駆動装置。 2. 継手（１０）の連結特性が、力の流れ方向とは無関係である、請求項１記載 の駆動装置。 3. 継手（１０）が形状接続的に形成されていて、回転数が高い場合には連結さ れて、回転数が低い場合には連結解除されている、請求項１又は２記載の駆動装 置。 4. 継手（１０）が遠心継手として形成されている、請求項１から３までのいず れか１項記載の駆動装置。 5. 継手（１０）が摩擦接続的に形成されており、回転数が高い場合には小さな すべりを有しており、回 転数が低い場合には大きなすべりを有している、請求項１から４までのいずれか １項記載の駆動装置。 6. 継手（１０）が流体継手として形成されていて、相対粘性が高い流体を有し ており、該流体中で一方の継手部分が運動する、請求項５記載の駆動装置。 7. 流体が、小さな流れ横断面を有した１つの狭隘個所（１１）、有利には小さ な流れ横断面をそれぞれ有した複数の狭隘個所（１１）によって加圧される、請 求項６記載の駆動装置。 8. 流体が粘着性であって、有利には５００００よりも大きな粘度を有しており 、特に１２０℃〜−４０℃の温度範囲では約１０００００〜２０００００のの粘 度を有している、請求項６または７記載の駆動装置。 9. 継手（１０）が、流体のための収容室（１２）を形成する船形に形成された 第１の継手部分（１３）と、該継手部分を閉鎖するカバー（１４）と、前記収容 室（１２）を中央で貫通する、少なくとも一方の側に向かって軸方向外方に突出 する第２の継手部分（１５）とを有しており、該第２の継手部分（１５）が、収 容室（１２）内に設けられた、流体中に突入する少なくとも１つの有利には複数 の翼（１７）を有している、請求項６から８までのいずれか１項記載の駆動装置 。 10．翼（１７）と、収容室（１２）の壁及び／又は底 面及び／又はカバー及び／又は第２の継手部分（１５）の壁との間に、狭隘個所 （１１）を形成する間隙が設けられいる、及び／又は翼（１７）に、狭隘個所（ １１）を形成する開口が設けられている、請求項９記載の駆動装置。 11．第２の継手個所（１５）が、円板状の支持板（１８）と、該支持板からほぼ 軸方向に突出しかつほぼ半径方向に向けられた翼（１７）とを有している、請求 項９または１０記載の駆動装置。 12．第１の継手部分（１３）がウォーム歯車（４）として、第２の継手部分（１ ５）が被駆動軸として形成されている、請求項１から１１までのいずれか１項記 載の駆動装置。