JP2001503582A - 加入者端末の間に多重対話通信を確立するための通信システムと移動体通信交換局と方法 - Google Patents

加入者端末の間に多重対話通信を確立するための通信システムと移動体通信交換局と方法

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Abstract

(57)【要約】 公衆陸上移動体網(PLMN)の移動体通信交換局(MSC/VLR)を通して第1の加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)と第2の加入者端末(ISDN ST1)の間の多重対話通信を可能にする、通信システムと移動体通信交換局と方法を説明する。移動体通信交換局(MSC)のマッピング手段(MP)は、第1の加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)と移動体通信交換局(MSC/VLR)の間の複数の通信チャンネルを、PLMNと固定網(FN)の間の少なくとも1つの第2の通信チャンネル(CC2)にマップする。

Description

【発明の詳細な説明】 加入者端末の間に多重対話通信を確立するための 通信システムと移動体通信交換局と方法 1. 発明の分野 本発明は公衆陸上移動体網の移動体通信交換局を通して第1の加入者端末と第 2の加入者端末の間に多重対話通信(複数の同時対話による通信)を確立するた めの、通信システムと移動体通信交換局と方法に関する。この種の通信システム は、特に、加入者がディジタル移動体網内で並列に用いることのできる同時多重 対話を加入者に提供する。 2. 発明の背景 図5は、固定網FNと公衆陸上移動体網PLMNから成る従来の一般的な通信 システムを示す。よく知られているように、PLMNはユーザすなわち加入者端 末MS1,MS2,...,MSnに広範囲のサービスと設備を提供することができ る。その中には移動体に特有のものがある。本発明の適用対象となるPLMNは 次の移動体通信システムを含む。 1) 移動体通信用グローバルシステムGSM(例えば、GSM900MHz; ドイツのD1およびD2移動体網)、 2) ディジタルセルラシステムDCS(1800MHzのDCS1800;例 えばドイツのEプラス移動体網)、 3) パーソナル通信システムPCS(例えば、アメリカのPCS1900MH zパーソナル通信サービス)。 移動局の間の呼の確立は、伝送チャンネルCC2によりPLMNに接続する固 定網FNを通して行われる。または、2台の移動局は、FNを通さずにPLMN 内の1台または数台のMSCを通して通信することもできる。固定網FNは多数 の交換局EX1,EX2を備え、これに個別の加入者端末ST1,ST2,..., STnが接続する。固定網も任意の接続点において広範囲のサービスと設備を加 入者に提供する。本発明は、例えば以下のどの固定網にも適用できる。 1) 統合サービスディジタル網ISDN、 2) パケット交換公衆データ網PSPDN。 FNとPLMNの間の網間接続はこれまでよく知られており、種々のGSM技 術仕様書に詳細に説明されている。例えば、02.01:支援される通信サービ スの原理、02.02:GSM PLMNに支援されるベアラ・サービス、02 .03:GSM PLMNに支援されるテレサービス、04.08:移動体無線 インターフェースレイヤ3、07.01:移動局(MS)用の端末適応機能(T AF)一般、09.07:公衆陸上移動体網(PLMN)と総合サービスディジ タル網(ISDN)または公衆交換電話網(PSTN)の間の網間接続の一般要 件、などがある。更に、ITU仕様書は呼設定および呼制御用の網インターフェ ース仕様について述べている。すなわち、信号システムNo.7の仕様、勧告Q .763:フォーマットおよびコード、Q.931:基本的な呼制御用のDSS I−ISDNユーザ・網インターフェースレイヤ3仕様、である。 上記の文献に説明されてはいるが、図5に示す通信システムの一般的なエンテ ィティについて以下に簡単に説明する。現在用いられている最も重要な固定網F Nは統合サービスディジタル網ISDNであって、以下の機能を提供する。 1) ユーザ・網ディジタルインターフェース。 2) 通信可能性情報を生成して転送するための、ユーザと網の間で支援される 標準化された出力信号プロトコル。この通信可能性情報は通信可能性のチェック と端末/機能/サービスの選択に用いられる。 3) 固定網内で支援される標準化された出力信号プロトコル。この信号プロト コルにより、通信可能性をチェックする通信可能性情報の転送や、ユーザ・網イ ンターフェースでの端末/機能/サービスの選択や、網間接続インターフェース の選択が可能になる。 もちろん、図5の通信システム内の異なるユニットの間の通信には網プロトコ ルの設定が必要である。例えば、信号システムNo.7はこれらのプロトコルを 転送するのに用いられる。本発明と共に使用可能な重要な網プロトコルは次の通 りである。 1) ISDNユーザ部(ISUP) 2) 移動体応用部(MAP)。 3. 加入者間の単一対話 単一対話呼をPLMN内で設定する方法を説明するために、図5に示すPLM Nのいくつかの共通の網機能を考える。 3.1 関連する網ユニット ホームロケーションレジスタHLRはPLMNが移動体加入者を管理するのに 用いるデータベースである。関門移動体通信交換局GMSCは移動体着信呼が最 初に通る移動体通信交換局MSCである。このGMSCは該当するHLRに問い 合わせを行って、移動局が居る場所のMSCに向かう経路を選択する機能を有す る。この移動体通信交換局MSCは、関連する地区内に居る移動体に必要な全て の交換機能を行う。他の網との網間接続には、関連する特定の機能をMSCに与 える必要がある。これらの機能は、ハードウエア/ソフトウエアとして利用可能 な網間接続機能IWFに含まれる。 ビジタロケーションレジスタVLRは、移動体加入者に関する情報(例えば加 入者が居るまたはローミング中の地区)をPLMNが動的に記憶するのに用いる データベースである。またVLRは移動体の発信呼と着信呼を処理する情報を含 む。基地局コントローラBSCは、種々の基地トランシーバ端末BTSを制御し また無線網の管理を行うノードである。基地トランシーバ端末BTSは、エアイ ンターフェース(すなわち、通信チャンネルまたはトラフィックチャンネルCC 1)により移動局MS1,MS2,...,MSnに送る任意のセル内の無線トラッ フィクを処理する。このようなHLRとVLRとMSCと基地局システムの相互 接続はDE 44 15 734 C1にも開示されている。 3.2 通信可能性情報/伝達機能 以下に示すように、移動局と固定網の加入者端末の間または2台の移動局の間 の単一対話を設定するには、従来でも呼の設定メッセージ内に通信可能性情報が 必要である。通信可能性情報は、呼を支援する技術的(ハードウエアまたはソフ トウエアの)機能を定義する属性の集合である。これらの属性は、伝達機能BC の中と、オプションの高位レイヤ通信可能性HLCおよび低位レイヤ通信可能性 LLCの情報要素の中に含まれている。通信可能性情報という語は、ここでは伝 達機能と高位レイヤ通信可能性を示すのに用いる。 伝達機能BCは、基本サービスの特性を示すのに用いられる低位レイヤ属性を 符号化したものである。したがって、BCは該当する接続点または交換局におい てユーザに示される呼の技術的機能を規定する。ISDN BCはISDN網が 提供する要求基本サービスを示すものである。 これとは対照的に、移動体BCはPLMNが提供する要求基本サービスを示す 。PCS網ではこの移動体BCをPCS伝達機能と呼び、GSM/DCS網では この移動体BCをGSM伝達機能と呼ぶ。したがって、移動局BCはISDN BCを翻訳したものであり、より多くの、PLMNのエアインターフェースの技 術的機能を表す属性を含む。これは、ISDN BCと、低位レイヤ通信可能性 LLCと、高位レイヤ通信可能性HLCを組み合わせた表現である。一般的な伝 達機能フォーマットを図6cに示す。「ディジタル加入者信号システムNo.1 (DSS1):ISDNユーザ・網インターフェースレイヤ3、基本的呼制御用 の仕様ITU−T(国際電気通信協会)勧告Q.931、1993年3月」の6 5ページを参照のこと。これには、例えば要求された「ユーザ速度」が指定され ている。更に、ETSI文書「欧州ディジタルセルラ電気通信システム(フェー ズ2);移動局(MS)用の端末適応機能(TAF)一般(GSM07.01)、 1995年12月」、は現在標準化されている伝達機能要素のリストを付録Aの 21乃至24ページに示している。 3.3 高位レイヤ通信可能性/低位レイヤ通信可能性 高位レイヤ通信可能性HLCに関する情報要素は、遠隔のISDN加入者が通 信可能性のチェックに用いる手段を提供する。これは、伝達機能に含まれる低位 レイヤ属性と共にテレサービスの特性を示すのに用いる。 低位レイヤ通信可能性情報要素LLCの目的は、アドレスされたユニット(例 えば、発呼ユーザからアドレスされたた遠隔のユーザ、網間接続ユニット、網ノ ード高位レイヤ機能)が通信可能性のチェックに用いる手段を提供する。低位レ イヤ通信可能性情報要素は発信ユニット(例えば、発呼移動体加入者)とアドレ スされたエンティティの間で透明に転送される。 3.4 網内で提供されるサービス 一般に網が提供するサービスは電気通信サービスと、いわゆる基本サービスで ある。 電気通信サービスは網の運営者が加入者に提供する通信機能である。 いくつかの電気通信サービスは非常に基本的なサービスBSと考えられるもの であり、まとめると2つの基本サービスグループBSGになる。すなわち、接続 点の間の送信の機能を与えるベアラサービス(その特徴は低位OSIレイヤ属性) と、ユーザ間の通信のための端末設備機能を含む完全な機能を与えるテレサービ ス(その特徴は低位および高位OSIレイヤ属性)である。 或るサービス(電気通信サービスまたは基本サービスBS)を加入者が利用で きるようになると、MSCはそのサービスを加入者に供給するための技術的機能 を提供する活動を行う。 3.5 番号の割付け 固定網FNの加入者端末と移動局MS1,MS2,...,MSnの間に単一対話 呼を設定するには、番号の割付けを行わなければならない。 移動局ISDN番号MSISDNは、移動体発信呼のときは発呼加入者に、移 動体着信呼のときは被呼加入者に、割り付けられる移動体加入者ISDN識別で ある。 移動局ローミング番号MSRNはVLRが割り付けるもので、着信呼をサービ ス担当MSCに向ける経路選択をするのに用いられるPSTN/ISDN番号で ある。 3.6 チャンネル 全ての呼の確立は、一方では移動局とMSCの間で通信チャンネルCC1を、 他方ではISDN固定網とPLMNの間でCC2を、用いて行われる。 MSCと移動局の間のトラフィックチャンネルCC1は、符号化された音声ま たはデータをアップリンクまたはダウンリンク方向に運ぶ。これらは、MSCと BSCの間のAインターフェースと、BSCとBTSの間のAビスインターフェ ースと、BTSと移動局の間のUm(エアインターフェース)で定義される。 固定網とPLMNの間のチャンネルCC2は、(ISDN固定網の場合は)I SDNチャンネル、すなわち64kビット/sチャンネル(BまたはDチャンネ ル) である。 3.7 交互および順次の単一対話呼 図6aに示すように、単一対話呼は2台の移動局の間、または1台の移動局と ISDN端末の間に設定される。MSC/VLRは、呼を設定する主機能を果た し、発信移動局が要求する特定の種類の呼を支援するための個別のベアラサービ スを提供することである。 しかし、従来のGSM/DCSおよびPCSディジタル移動体網(上に述べた GSMおよびITU仕様を参照のこと)は、PLMNとISDN/PSTN網の 間で網間接続を行うときに、2台の移動局の間または1台の移動局とISDN端 末の間の呼ごとに単一基本サービスを提供するだけである。 ここでは、「対話」とは単一のベアラサービスまたはテレサービスを呼ごとに一 度使用することと定義する。従来、加入者には一度に1対話が提供されている。 すなわち従来は、呼ごとに複数のベアラサービスおよび/またはテレサービスが 並行して同時に提供されることはない。 例えば、加入者MS1,MS2,...,MSnは音声呼(例えば、GSMテレサ ービス11)、またはファックス呼(例えば、GSMテレサービス62)、または これらを交互に(例えば、GSMテレサービス61)確立することはできるが、 加入者は現在これらの2つのテレサービスを同時に利用することはできない。 GSM/DCS(GSM仕様:02.02:GSM PLMNに支援されるベ アラサービス、に説明されている)は、ベアラサービスシリーズ2x(21、2 2、23、24など)、3x、5x、61、81を定義している。これらの標準 化されたベアラサービスは呼ごとに単一ベアラサービスを定義しているだけであ る。ベアラサービス61「音声とデータを交互に」や、ベアラサービス81「音 声の後にデータを」の場合は、確かに1つの呼に2つのベアラサービスが提供さ れてはいるが、交互にまたは順次に提供されるだけである。1つの呼の中で2つ 以上のベアラサービスを同時に行うことは従来は不可能であった。ETSI文書 :欧州ディジタルセルラ電気通信システム(フェーズ2);GSM公衆陸上移動体 網(PLMN)に支援される電気通信サービスの原理(GSM02.01)、19 94年5月、ページ18の6.1節およびページ19に、このような交互の または順次の単一対話の伝達機能が説明されている。 GSM/DCS(GSM仕様02.03:GSM PLMNに支援されるテレ サービス、に記述されている)は、テレサービス11(音声用)と、12(緊急 呼出し用)と、61および62(ファクシミリグループ3用)を定義している。 これらの標準化されたテレサービスも、呼ごとに単一のテレサービスを定義して いるだけである。テレサービス61「音声とファクシミリグループ3を交互に」 の場合は1つの呼で2つのテレサービスが提供される(交互に)が、やはり単一 の呼で2つ以上のテレサービスが同時には提供されない。したがって、全てのG SM仕様において、1つの呼で2つ以上のベアラサービスを同時にすなわち並列 に支援することは現在では不可能である。 3.8 単一対話呼の従来の設定 図6bに示すように、移動局がまず設定要求を移動体通信交換局MSC/ビジ タロケーションレジスタVLRに送ると、初期アドレスメッセージIAMが固定 網FN内のISDN交換局に送られる。アドレス完了メッセージACMが送り返 されると呼が進行する。前に説明したように、高度のGSM仕様でも、設定され るのは単一のベアラサービスまたはテレサービスだけである。すなわち、要求さ れた伝達機能とオプションの高位レイヤ通信可能性情報を初期アドレスメッセー ジIAMが送ると、その後で、その型の呼(伝達機能で定義される)を支援する のに必要なPLMNまたはFN内の要求された機能が提供される。 3.9 単一の対話呼のためのチャンネルの使用 図7は、単一対話呼のための従来のチャンネルの使用を示す。ISDN網とP LMN網の間に1つのBチャンネルを用い、移動局とMSC/VLRを接続する のにそれぞれ1つのトラフィックチャンネルを用いる。 4. 発明の概要 図7に概略を示すように、従来の通信システムではISDN交換局とMSCの 間に利用可能な通信チャンネルは1つだけであり、基本的に次の欠点のために非 同時性という制約がある。 ・ ディジタル移動体システムが現在提供しているユーザ速度に制限がある。す なわち、トラフィックチャンネルの最大アクセスユーザ速度は9.6kビット/ sである。 ・ 最近標準化されるまで、固定ISDN網は呼ごとに2つ以上のISDNチャ ンネルという完全性を持つ多重速度方式を提供することができなかった。 これは、2台の移動局の間に、または1台の移動局とISDN固定網に接続す るISDN端末の間に、複数の同時対話を確立するという機能がこれまで移動体 GSM/DCS/PCS網になかったことを意味する。例えば、1つの対話は「 ビデオ」型のベアラサービスを、別の対話は「音声」テレサービスを、という2 つの同時対話を提供することはできなかった。 したがって本発明の目的は、ディジタル移動体網内で2台の移動局の間または 1台の移動局と固定網の加入者の間に多重対話呼を確立することのできる、通信 システムと移動体通信交換局と方法を提供することである。 5. 目的の解決法 この目的は、第1の加入者端末と第2の加入者端末の間で公衆陸上移動体網( PLMN)の移動体通信交換局(MSC)を通して多重対話通信を行う通信シス テムにより解決される。このシステムは、 a) 前記第1の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けられ る少なくとも1つの第1の通信チャンネルと、 b) 前記第2の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けられ る少なくとも1つの第2の通信チャンネルを備え、 c) 前記移動体通信交換局(MSC)は、 ・ 要求された数の同時単一対話を対応する数の前記第2の通信チャンネルに設 定して、 ・ 前記要求された数の単一対話を、前記第2の通信チャンネルの単一呼として 前記少なくとも1つの第1の通信チャンネルにマップする、 ことにより前記多重対話通信を行うマッピング手段(MP)を備える。 更に、この目的は、少なくとも1つの第1の通信チャンネルにより第1の加入 者端末に接続し、また少なくとも1つの第2の通信チャンネルにより第2の加入 者端末に接続して、前記第1の加入者端末と前記第2の加入者端末の間で多重対 話通信を行う、公衆陸上移動体網(PLMN)の移動体通信交換局(MSC)に より解決される。前記移動体通信交換局(MSC)は、要求された数の同時単一 対話を対応する数の前記第2の通信チャンネルに設定して、前記要求された数の 単一対話を前記第2の通信チャンネルの単一呼として前記少なくとも1つの第1 の通信チャンネルにマップすることにより、前記多重対話通信を行うマッピング 手段を含む。 またこの目的は、第1の加入者端末と第2の加入者端末の間で公衆陸上移動体 網(PLMN)の移動体通信交換局(MSC)を通して多重対話通信を確立する 方法により解決される。この方法は、 a) 設定すべき同時単一対話の数を示す多重対話呼設定メッセージを前記第1 の加入者から前記移動体通信交換局(MSC)に送り、 b) 前記多重対話呼設定メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に受け て前記要求された単一対話の型を識別し、 c) 前記要求された単一対話の型を、前記移動体通信交換局(MSC)と前記 第2の加入者の間の対応する数の第2の通信チャンネル(CC2)に順次に割り 付け、 d) 前記第2の通信チャンネル(CC2)の前記要求された数の前記単一対話 を前記第1の加入者と前記移動体通信交換局の間の少なくとも1つの第1の通信 チャンネル(CC1)にマップする、 ことを含む。 6. 解決法の利点 本質的に、本発明ではマッピング手段を用いて伝達機能の複数の集合を含む呼 設定メッセージを受信し、前記マッピング手段は対応するベアラサービスまたは テレサービスを、移動局と移動体通信交換局の間に存在する多数のトラフィック チャンネルに割り付ける。移動局とMSCの間の複数のトラフィックチャンネル を多重対話に用い、固定網とPLMNの間の少なくとも1つの通信チャンネルを 用いる。このように、ユーザは例えばビデオサービスと音声テレサービスを同時 に受けることができる。 更に、本発明の優れた実施の形態と改善を従属請求項に示す。以下に、添付の 図面を参照して本発明の優れた例示の実施の形態を説明する。 7. 図面の簡単な説明 図1は、通信システムが、マッピング手段MPを備える移動体通信交換局を用 いて第1の加入者と第2の加入者の間の多重対話を可能にする本発明の実施の形 態を示す。 図2は、PLMNの移動局とISDN固定網交換局の間にビデオサービスと音 声サービスを同時に提供する本発明の実施の形態を示す。 図3aは、移動局MS1とISDN端末ST1の間の2つの同時データ伝送の ための多重対話呼を示す。 図3bは、移動局MS1とISDN端末ST1の間の音声伝送とビデオ伝送( ビデオ電話)のための多重対話呼を示す。 図4aは、移動局とISDN交換局(またはこれに接続するISDN端末)の 間に多重対話呼を確立する方法の実施の形態を示す。 図4bは、固定網交換局と移動局の間に多重対話呼を確立する実施の形態を示 す。 図4cは、PLMNトラフィックチャンネルとISDN Bチャンネルのマッ ピングの流れ図を示す。 図5は、FN/PLMN網で構成する従来の通信システムを示す。 図6aは、2台の移動局MS1およびMS2が、第1の通信チャンネルCC1 により相互に、また第2の通信チャンネルCC2によりISDN局ST1および ST2との間に、単一対話通信を行うことを示す、図5の簡単化されたブロック 図を示す。 図6bは、単一対話呼の従来の確立を示す。 図6cは、ISDN網内の一般的な伝達機能フォーマットを示す。 図7は、単一対話呼に64kビット/sのBチャンネル(またはDチャンネル )を用いる従来のシステムを示す。 8. 本発明を実行する最良モード 以下の説明では、図5乃至図7と同じまたは対応する部分は同じ参照番号を用 いて示す。 8.1 多重対話チャンネルマッピング 図1は、第1の加入者端末MS1,MS2,...,MSnと第2の加入者端末M S2,ST1,ST2,...,STnの間に多重対話通信を提供する本発明の通信 システムの概観を示す。この通信システムの配置は図6aに示す通信システムに 対応する。すなわち、第1の加入者端末MS1はPLMNの第1の移動局MS1 でよく、第2の加入者端末MS2,ST1,ST2,...,STnはPLMNの第 2の移動局または固定網FNの加入者端末でよい。したがって、図1の通信シス テムにより、2台の移動局の間、および/または1台の移動局と固定網の加入者 端末の間の多重対話通信が可能になる。少なくとも1つの第1の通信チャンネル CC1は第1の加入者端末MS1とMSC/VLRを接続し、少なくとも1つの 第2の通信チャンネルCC2は第2の加入者端末MS2、ST1、ST2とMS C/VLRを接続する。 MSC/VLRは加入者間の多重対話通信を行うためのマッピング手段MPを 含む。注意すべきであるが、2台の移動局の間にまたは固定網の加入者端末と移 動局の間に前記多重対話通信を行うには、第1の加入者端末MS1とMSC/V LRの間に少なくとも1つの第1の通信チャンネルCC1を、また第2の加入者 端末とMSC/VLRの間に少なくとも1つの第2の通信チャンネルCC2を設 けさえすればよい。また前記多重対話通信を行う機能は、多重対話呼を発信する のが移動局であっても固定網の加入者端末であってもよい。したがって、図1の 構成は完全に双方向的である。 本質的に、発信する加入者が複数の同時単一対話を要求したとき、少なくとも 1つの第1の通信チャンネルCC1と第2の通信チャンネルCC2を用いれば、 マッピング手段MPにより前記多重対話通信が可能になる。図1に概略を示すよ うに、マッピング手段MPは少なくとも1つの第1の通信チャンネルCC1の単 一対話を単一呼として少なくとも1つの第2の通信チャンネルCC2にマップす る。すなわち、単一対話を並列に単一呼として少なくとも1つの第2の通信チャ ンネルCC2に設定することにより多重対話通信が設定され、それらはマッピン グ手段MPにより少なくとも1つの第1の通信チャンネルCC1にマップされる 。 この意味は、多重対話通信を行う方法では、マッピング手段MPは例えばまず 、同時に行うべき各単一対話に関する伝達機能の多数の集合とオプションの高位 レ イヤ通信可能性情報を含む加入者からの多重対話呼設定要求と、多重対話呼が要 求されたことを示す多重対話呼指標を受信する。この多重対話呼設定要求と共に 、移動体加入者が同時に(すなわち並列に)用いるべき多数の基本サービスが要 求される。次にMSC/VLRは、伝達機能と高位レイヤ通信可能性情報の集合 が要求する個別のサービス、すなわち電気通信サービスと基本サービス(ベアラ サービスとテレサービス)を少なくとも1つの第2の通信チャンネルCC2に個 別に割り付ける。このように、多重対話呼設定要求に応じて複数の基本サービス またはテレサービスを並列にすなわち同時に実行することができる、すなわち多 重対話通信を行うことができる。多重対話呼の設定を順次行う方法を以下に詳細 に説明する。 しかし注意すべきであるが、図1は或るPLMNと同じPLMNの間に例えば 同じMSC/VLR−IWFにより(すなわち、固定ISDN網との間の相互作 用は必要ない)、或るPLMNと別のPLMNの間に(固定ISDN網により)、 またはPLMNとISDN固定網の間に、多重対話通信を行うことができる一般 的な構成である。したがって、移動体通信交換局MSC/VLRに組み込んだ本 発明のマッピング手段は、上に述べた網の任意の可能な組合わせの加入者の間の 多重対話通信に適用することができる。 8.2 PLMNトラフィックチャンネルおよび64kビット/s ISDNチ ャンネルのマッピング 図2は、第2の加入者端末ST1がISDN固定網交換局に接続し、第2の通 信チャンネルが少なくとも1つの64kビット/s ISDNチャンネルで構成 され、第1の通信チャンネルがA・Aビス・Um(無線)インターフェース内の PLMNトラフィックチャンネルで構成され、また第1の加入者端末が移動局で 構成される、本発明の実施の形態を示す。ISDNチャンネルはISDN Bチ ャンネル、またはISDN Dチャンネルでよい。図2はPLMNとISDN固 定網の間のテレサービス「音声」とサービス「ビデオ」のマッピングを示すが、 理解されるように、この実施の形態はこの組合わせに限定されるわけではない。 図1の一般的な場合でも図2の実施の形態でも、次のサービスの組合わせが可能 である。すなわち、 1) 音声とビデオ 2) データ転送とビデオ 3) ファクシミリとビデオ 4) データ転送のための同時対話 5) 音声とデータ転送。 図2では、移動局MS1,MS2,...,MSnとMSC/VLRの間のPLM Nトラフィックチャンネルと固定ISDN網内のISDN64kビット/s B チャンネルにマッピングが行われる。図2では、ビデオ電話サービスが多重対話 呼(この場合は二重対話呼)で提供される。すなわち1つは音声サービス(ディ ジタル移動体システムGSM/DCSではテレサービス11)、もう1つはビデ オサービス(ディジタル移動体システムGSM/DCSでは標準化されていない )である。図2の実施の形態では、5つのトラフィックチャンネルがAインター フェース・Aビスインターフェース・Um(無線)インターフェースで用いられ ている。これらのチャンネルには「1」乃至「5」の番号がついている。またM SC/VLRと発信/着信ISDN固定網交換局の問に2つの64kビット/s Bチャンネルが示されている。MSC/VLRはチャンネルの間のマッピングを 行って、PLMNとISDN固定網の間に2つの基本サービスのための多重対話 呼接続を確立する。 多重対話呼設定確立を行うため、MSC/VLRはまず移動局が要求しまたは 移動局に提供される基本サービスの数を識別する。すなわち、MSC/VLRは 提供された(要求された)ベアラサービスまたはテレサービスごとに、伝達機能 とオプションの高位レイヤ通信可能性情報の集合を識別する。要求された基本サ ービスを識別した後、チャンネルをマップする。この場合は、「音声」を運ぶト ラフィックチャンネル「1」をISDN Bチャンネル「I」にマップし、トラ フィックチャンネル「2」、「3」、「4」、「5」をISDN Bチャンネル「II 」にマップする。 図2は、2つの単一対話に2つのISDN Bチャンネルを用いる場合を示す 。伝達機能の集合の特性に従って、MSC/VLRはBチャンネルの数を割り付 ける。しかし、最も簡単な場合(例えばこのチャンネルで圧縮が用いられている 場 合)は1つのBチャンネルだけを用いることもあり得る。 図2のマッピングの簡単な例を次に示す。すなわち、MSC/VLRは、伝達 機能の多数の集合と、利用可能なトラフィックチャンネルの数の指示を含む多重 対話要求を受ける。図2では、移動局は5つのトラフィックチャンネルを要求す る。ビデオサービスを要求する集合内の伝達機能の1つは例えば必要伝送速度が 36.4kビット/sということであり、同様に、音声サービスを要求する集合 の伝達機能の1つは必要伝送速度が2.4kビット/sということである。した がって、マッパー(マッピング手段)は2つのBチャンネル(各サービスに1つ )を割り付け、ビデオサービスに9.1kビット/sの4つのトラフィックチャ ンネルを用いる必要があり、音声サービスに1つのトラフィックチャンネルを用 いる必要があると決定する。 もちろん、一般に伝達機能の各集合で定義される要求サービスのパラメータは 伝送速度だけではなく、種々の他のパラメータも含む。したがって、どの種類の サービスが要求されたかを伝達機能から識別すると、マッパーは移動局が指示し た数のトラフィックチャンネル「により」、必要な技術的機能を分配する、すなわ ち「マップする」。つまり、マッパーは1つのBチャンネルを複数のトラフィック チャンネルにマップするが、伝達機能の集合により定義された必要な呼の全ての 技術的機能を支援するために、これらのトラフィックチャンネルを「共通に」用 いる。すなわち、速度を支援するには4トラフィックチャンネルを、あるいは同 期化などを支援するには全部で4つのトラフィックチャンネル中の2つだけを用 いる。このように、マッパーは利用可能な数のトラフィックチャンネル「により 」技術的機能を分配する。 また注意すべきであるが、1つの単一対話に1つのトラフィックチャンネルを 用いることは上に述べた例えば高速回路切替えデータ(HSCSD)システムで 知られているが(これは例えば、ETSI文書「欧州ディジタルセルラ電気通信シ ステム(フェーズ2):GSM公衆陸上移動体網(PLMN)(GSM03.10) 、1994年5月」、ページ16の4.1節、に詳細に述べられており、接続ご とに(すなわち、呼ごとに)1つのトラフィックチャンネルを用いる)、本発明 のマッパーを用いることによりはじめて、伝達機能の集合から同時単一対話の数 を決定し、また単一対話ごとに必要なトラフィックチャンネルの数を決定し、ま た要求された単一対話を支援するのに必要な個別の技術的機能のためにこれらの 決定されたトラフィックチャンネルを分配し使用することができる。このように 、本発明の考え方は単に1つまたは複数のBチャンネルと1つまたは複数のトラ フィックチャンネルを使用するだけではなく、要求された対話ごとに個別の技術 的機能を支援するためにチャンネルをマップすることに基づいている。 このような多重対話通信のために呼の設定を行う方法について、以下に順を追 って説明する。 8.3 簡単な多重対話呼の説明 図2はISDN固定網とPLMNの間にマッピングを行う方法を一般的に説明 するが、例示のために図3aと図3bを参照していくつかの特定の実施の形態を 以下に説明する。 図3aは、2つのデータ対話伝送を同時に行う呼の実施の形態を示す。この場 合は、移動局MS1とMSC/VLR−IWFの間に2つの無線トラフィックチ ャンネル「1」と「2」を用いる。同様に、ISDN交換局とMSC/VLR− IWFの間に2つの64kビット/sトラフィックチャンネル(Bチャンネル) を用いる。ここでは、マッピング手段MPが行うマッピングは比較的簡単である 。なぜなら、トラフィックチャンネル「1」(データ対話1)を第1のBチャンネ ルに、トラフィックチャンネル「2」(データ対話2)を第2のBチャンネルに割 り付けからである。しかし図2を参照して上に一般的に説明したように、MPは 両方のトラフィックチャンネルを1つのBチャンネルに割り付けてよい。 図3bは、図2と同様の、より複雑で一般的な形式を示す。ここでは、音声対 話とビデオ対話が同時に行われる。この場合は、移動局とMSC/VLR−IW Fの間に5つの無線チャンネル「1」乃至「5」を用いる。1つの無線トラフィ ックチャンネルは音声対話用であり、4つのトラフィックチャンネルはビデオ対 話用である。移動局MS1とMSC/VLRの間のトラフィックチャンネル(A インターフェースと、Aビスインターフェースと、Umエアインターフェースを 含む)を、MSC/VLRにより、固定ISDN網に向かう(したがってISD N端末ST1に向かう)複数の64kビット/sチャンネルにマップする。前に 説明したように、マッピングは多重対話呼に必要なベアラサービスまたはテレサ ービスに基づいて行う。 注意すべきであるが、図3bと図2に示す概念は、現在標準化が行われている GSMの高速回路切替えデータ(HSCSD)により与えられるエアインターフ ェース内のタイムスロットの同時使用に基づいてはいない。対比すると、本発明 はエアインターフェース内のタイムスロットを同時に使用するという方法ではな く、複数の基本サービスを多重対話に同時に用いるという考え方に基づいている 。これについての標準化はまだ考えられていない 図3bにおいて多重対話通信を設定するときは、MSC/VLRからISDN 固定網に向かう関連する64kビット/sチャンネルは多重速度ISDN接続型 により提供される。すなわち、呼設定要求に含まれる通信可能性情報の各集合は 、多重対話呼に異なる64kビット/s Bチャンネルを用いるよう指示する。 すなわち、移動体伝達機能の数は(オプションの高位レイヤ通信可能性情報と共 に)多重対話呼に要求された単一対話の数を示すが、移動体伝達機能情報は(あ るいは高位レイヤ通信可能性情報と共に)それ自体が呼の型を示す。すなわち、 要求された特定の型の呼を支援するにはどの技術的機能を提供する必要があるか をMSC/VLRに示す。 8.4 多重対話呼確立の手順 図4aは、移動局とISDN加入者端末の間に固定網のISDN交換局を通し て多重対話通信を確立する方法の実施の形態を示す(比較のために、図6bに示 す単一対話のための設定手順を参照のこと)。メッセージ(IAM、ACMなど )の交換を含む呼設定手順は、通常は通信チャンネルCC1およびCC2とは無 関係に設けられた信号チャンネルにより行う。しかし通信チャンネルをこれに用 いてもよい。 図4aは、多重対話移動体発信呼のための移動局要求の場合を示す。すなわち 、この場合は移動局が多重対話の要求を発信する。設定メッセージSET−UP は、移動局から多重対話サービスが要求されたことをMSC/VLR−IWFに 示す(SET−UPメッセージは多重対話指標を含む)。すでに説明したように、 設定メッセージは同時に実行すべき複数の単一対話の技術的機能を示す通信可能 性情 報の集合(すなわち、移動局伝達機能情報とオプションの高位レイヤ通信可能性 情報の集合)を含む。したがって、各集合は別個の要求された単一対話を表す。 すなわち、多重対話要求が移動局から出された場合は設定メッセージは移動体 伝達機能の集合を含み、ISDN局から出された場合はISDN伝達機能の集合 を含む。このISDN伝達機能については、ITU−T文書「ディジタル加入者 信号システムno.1網レイヤ;ディジタル加入者信号システムno.1(DS S1)−−基本的呼制御用のISDNユーザ・網インターフェースレイヤ3仕様 、ITU−I勧告Q−931、1993年3月」、ページ65乃至68、に開示 されている。 これもすでに説明したことであるが、このメッセージは、要求が単一対話呼の 要求ではなく多重対話呼の要求であることを定義する多重対話指標を含む。この 指標により、本来非同時の単一対話である交互のまたは二重のサービス(例えば 、ベアラサービス61「通話とデータを交互に」またはベアラサービス81「通 話の後にデータを」)に対して、この要求は独特になり、あいまいでなくなる。 このように多重対話指標により、設定メッセージはGSM/DCSディジタル移 動体システムで標準化されている交互のまたは二重の呼(一度に1つの基本サー ビスを加入者に提供する)と区別することができる。 8.5 Bチャンネルの割付け このようにして、移動体通信可能性情報とISDN/ISUP伝達機能と高位 レイヤ通信可能性情報の間にマッピングが行われる。(MSC/VLR−IWF が行う多重対話呼の確立過程については、図4bと図4cを参照して後で更に説 明する)。 図4aに示す設定手順で多重Bチャンネルを割り付けるのに、多重速度ISD N機能が用いられる。全ての単一対話を設定するため、同時に行われる複数の対 話について、設定メッセージと、初期アドレスメッセージIAMと、アドレス完 了メッセージACMが順次生成される。MSC/VLRは、ユーザサービス情報 、ユーザサービス情報プライム、アクセス転送、ユーザテレサービス情報、伝送 媒体要件などのパラメータを用いて、ISDN発信交換局への多重速度呼である ことを示す(ITU−T文書「信号システムno.7の仕様;信号システムno . 7のISDNユーザ部のフォーマットとコード、ITU−T勧告Q.763、1 993年3月」は、ページ9、10、56、57、58にこれらのパラメータフ ィールドのフォーマットについて説明している)。 8.6 多重対話による移動体着信呼の確立 図4bは、ISDN端末がISDN交換局を通して発信して移動局に向けて送 りまたは移動局に着信する場合の、多重対話通信を設定する例を示す。ISDN 着信交換局は初期アドレスメッセージIAMを関門移動体通信交換局GMSCに 送る。前に説明したように、この多重対話呼設定メッセージは多重対話呼に関す る通信可能性情報を含む。この情報は、ユーザサービス情報、ユーザサービス情 報プライム、アクセス転送、ユーザテレサービス情報、伝送媒体要件パラメータ を含み、ISDN固定網からの多重速度呼であることを示す。 図4bには多重対話呼を発信するのがISDN端末であると示されているが、 図4bは移動局が同じPLMNの別の移動局に多重対話呼を設定するよう要求す る場合にも適用できる。なぜなら、前に説明したように、移動局と移動局の間の 呼設定もISDN交換局を通して行うことができるからである。したがって図4 bの移動体着信の場合は、ISDN固定網を用いる移動局と移動局の場合もカバ ーする。なぜなら、多重対話移動体発呼の確立の処理には対称性と類似性がある からである。 ホームロケーションレジスタHLRは多重対話呼に関する加入情報を記憶して いる(すなわち、HLRは加入者が課金される呼の種類、すなわちビデオ/音声 、データ交換など、を記憶している)。加入情報は加入者データ挿入メッセージ でMSC/VLRに転送される。PLMNは移動体着信呼を受信すると、ローミ ング番号提供メッセージPRNにより多重対話通信可能性情報をMSC/VLR に転送する。これにより、マッピング手段はトラフィックチャンネル割付けによ りトラフィックチャンネルに個別の要求された単一対話を設定することができる 。 この場合も、ローミング番号提供メッセージPRNは移動局ISDN番号MSI SDNを含む。これは、移動体発信呼では発呼加入者に、移動体着信呼では被呼 加入者に割り付けられる、移動体加入者ISDN識別である。HLRがGMSC から不完全な通信可能性情報を受けた場合は(固定網とPLMNの間の網イン ターフェースは完全な通信可能性情報を転送できないことがあるので)、HLR は従来の多重番号方式、または単一番号方式、またはHLR形状選択を用いてよ い。これについては、本出願者名による併願、DE 19 617 798.7 に述べられており、これを参照例としてここに含める。 図4bに示すように、MSCからローミング番号を受けると、ローミング情報 確認ACKがGMSCに送られる。次に、初期アドレスメッセージIAMがMS Cに送られ、MSCはISDN交換局が要求した個別の単一対話にトラフィック チャンネルを順に割り付ける。最後に、アドレス完了メッセージACMがISD N交換局に返送されて、多重対話呼の確立が完了したことと、ISDNチャンネ ルへのトラフィックチャンネルのマッピングが首尾よく行われたことを示す。 図4bと図4aから明らかなように、トラフィックチャンネルとISDNチャ ンネルを設定して多重対話の実行を可能にするために送られる初期アドレスメッ セージIAMは1つだけである。 8.7 音声/ビデオ多重対話のためのチャンネルのマッピング 図4cは、音声とビデオの多重対話呼(そのマッピングについては図2に一般 的に示した)の設定を示す本発明の方法の実施の形態である。すなわち、図4c はPLMNトラフィックチャンネルと64kビット/s ISDN Bチャンネ ルの間でマッピングを行うMSC/VLRの動作の詳細を示す。PLMN内のデ ィジタル移動体ビデオ電話に必要な通信可能性情報についても説明する。 ステップS1で設定手順を開始した後、ステップ2でMSC/VLR−IWF は移動局MS1、MS2から多重対話サービスのための呼設定要求SET−UP を受ける。呼設定要求は多重対話呼指標を含む。この指標は、設定、呼進行、呼 確認、ローミング番号提供、加入者データ挿入、対応する確認メッセージにおい て、多重対話呼としての関連するサービス要求/提示と、単一対話の型を示す伝 達機能/高位レイヤ通信可能性情報を識別する。 移動体伝達機能/高位レイヤ通信可能性情報ごとにMSC/VLR−IWFに 与えられる特性は、パラメータとして次の指標を含む。 ・ 多重対話に必要なトラフィックチャンネルの数 ・ 各トラフィックチャンネル内の符号化の型 ・ 転送モード ・ 転送速度 ・ 情報転送機能 ・ 構造 ・ 確立 ・ 構成 ・ ユーザ情報レイヤ1プロトコル ・ ユーザ情報レイヤ2プロトコル ・ ユーザ情報レイヤ3プロトコル ・ 信号アクセスプロトコル、 ・ ユーザ情報の種類 ・ 拡張された視聴特性識別。 ステップS3で、従来のGSM/DCS/PCSシステムと同様に、発呼移動 局に送られる呼進行メッセージを用いて、MSC/VLR−IWFと移動局の間 の交渉すなわち送信を行う。次に、ステップS4でチャンネルマッピングを行う 。 ステップS4で、MSC/VLR−IWFは移動局MSから要求された単一対 話ごとに64kビット/s ISDN Bチャンネルを割り付ける。ISDNB チャンネルのマッピングは(例えば、ビデオ電話では)は次の通り。 移動体伝達機能の数 → 対話の数 → ISDN Bチャンネルの数 これは図2のマッピング手段が行うマッピング過程である。音声対話のための ISDN伝達機能/高位レイヤ通信可能性情報ごとにMSC/VLRが与える特 性は次のパラメータを含む。 ・ 転送モード ・ 転送速度 ・ 情報転送機能 ・ 構造 ・ 通信の確立 ・ 対称性 ・ 通信の構成 ・ ユーザ情報レイヤ1プロトコル ・ ユーザ情報レイヤ2プロトコル ・ ユーザ情報レイヤ3プロトコル ・ ユーザ情報の種類 ・ 拡張された視聴特性識別。 同様に、ビデオ対話のためのISDN伝達機能/高位レイヤ通信可能性情報ご とにMSC/VLRが与える特性は上と同じパラメータを含む。 ・ 転送モード ・ 転送レート ・ 情報転送機能 ・ 構造 ・ 通信の確立 ・ 対称性 ・ 通信の構成 ・ ユーザ情報レイヤ1プロトコル ・ ユーザ情報レイヤ2プロトコル ・ ユーザ情報レイヤ3プロトコル ・ ユーザ情報の種類 ・ 拡張された視聴特性識別。 MSC/VLR−IWFはISUP(ISDNユーザ部網プロトコル)で送信 して上記の呼特性をISDN網に与える。 次のステップS5で、初期アドレスメッセージIAMは音声対話のためのIS DN伝達機能を示すユーザサービス情報パラメータを含む。同様に、初期アドレ スメッセージIAM内のユーザサービス情報プライムパラメータはビデオ対話の ための伝達機能を示す。更にステップS5で、IAMメッセージのアクセス転送 パラメータまたはユーザテレサービス情報パラメータは、多重対話呼のための高 位レイヤ通信可能性情報を示す。 最後にステップS6で、送信媒体要求は、ISDN固定網向けの多重対話呼に 2x64kビット/sチャンネルが必要であることを示す。ここでMSC/VL R−IWFが行うビデオ電話のための多重対話呼の確立手順が完了し、次にステ ップS7でビデオと音声を含む多重対話通信が進行する。 8.8 利点と適用可能性 上に説明したように、2人の加入者の間に多重対話通信を確立するための本発 明の通信システムと移動体通信交換局と方法は、呼ごとに2種類以上の情報対話 を必要とする応用(例えば、移動局と、遠隔ISDN端末または他の移動局が、 音声とビデオを同時に用いるとき)に適用することができる。このシステムが特 に優れている点は、より完全な通信方法を異なる型の視聴者に提供し、また移動 体網PLMNが現在提供しているサービスを向上させることである。 現在のディジタル移動体技術では、単一呼で、2つ以上の基本サービスを同時 に用いることができない。すなわち、一度に支援することができるのは1種類の 呼だけである。本発明の通信システムは、上に述べた多重対話の概念を用いて、 単一呼で2つ以上の基本サービスを同時に用いることができるという大きな利点 を持つ。この概念は固定網内での最新の多重速度ISDN手順を用いて(すなわ ち、ISDN網はBチャンネルとDチャンネルにより異なる伝送速度を用いるこ とができる)、PLMNでも多重対話サービスを提供する。 また本発明の通信システムと方法を用いれば、計画されているディジタル移動 体技術をうまく利用して呼ごとの帯域幅を増やすことができる。この技術(高速 回路切替えデータと呼ぶ)では、通常の最大速度である9.6kビット/sより 高い速度(例えば、19.2,28.8,38.4,48,...,57.6kビッ ト/s)でエアインターフェースにより情報を転送することができる。すなわち 、エアインターフェースによる現在の転送速度である9.6kビット/sユーザ 速度が拡張されると、本発明の通信システムと方法を用いて一層効率的な多重対 話通信を提供することができる。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年12月17日(1998.12.17) 【補正内容】 ETSI文書:欧州ディジタルセルラ電気通信システム(フェーズ2);GSM公 衆陸上移動体網(PLMN)に支援される電気通信サービスの原理(GSM02 .01)、1994年5月、ページ18の6.1節およびページ19に、このよ うな交互のまたは順次の単一対話の伝達機能が説明されている。 GSM/DCS(GSM仕様02.03:GSM PLMNに支援されるテレ サービス、に記述されている)は、テレサービス11(音声用)と、12(緊急 呼出し用)と、61および62(ファクシミリグループ3用)を定義している。 これらの標準化されたテレサービスも、呼ごとに単一のテレサービスを定義して いるだけである。テレサービス61「音声とファクシミリグループ3を交互に」 の場合は1つの呼で2つのテレサービスが提供される(交互に)が、やはり単一 の呼で2つ以上のテレサービスが同時には提供されない。したがって、全てのG SM仕様において、1つの呼で2つ以上のベアラサービスを同時にすなわち並列 に支援することは現在では不可能である。 公衆陸上移動体網の移動体通信交換局を通して加入者端末の間の単一対話通信 を行う通信システムは、Fenton C.J.他の「移動体データサービス(MOBILE DATA SERVICES)」、BT TECHNOLOGY JOURNAL,vol.14,no.3,1996年6月、92 -108ページ、XP000598159、に述べられている.この場合も、呼 ごとに2つ以上のベアラサービスを同時にまたは並列に支援することはできない 。 3.8 単一対話呼の従来の設定 図6bに示すように、移動局がまず設定要求を移動体通信交換局MSC/ビジ タロケーションレジスタVLRに送ると、初期アドレスメッセージIAMが固定 網FN内のISDN交換局に送られる。アドレス完了メッセージACMが送り返 されると呼が進行する。前に説明したように、高度のGSM仕様でも、設定され るのは単一のベアラサービスまたはテレサービスだけである。 したがって本発明の目的は、ディジタル移動体網内で2台の移動局の間または 1台の移動局と固定網の加入者の間に多重対話呼を確立することのできる、通信 システムと移動体通信交換局と方法を提供することである。 5. 目的の解決法 この目的は、第1の加入者端末と第2の加入者端末の間で公衆陸上移動体網( PLMN)の移動体通信交換局(MSC)を通して、少なくとも2つのベアラサ ービスまたは少なくとも2つのテレサービスの同時使用を含む通信として定義さ れる多重対話通信を行う通信システムにより解決される。このシステムは、 a) 前記第1の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けられ る少なくとも1つの第1の通信チャンネルと、 b) 前記第2の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けられ る少なくとも1つの第2の通信チャンネルを備え、 c) 前記移動体通信交換局(MSC)は、 ・ 要求された数の、単一ベアラサービスまたはテレサービスの使用を含む通信 として定義される同時単一対話を対応する数の前記第2の通信チャンネルに設定 して、 ・ 前記要求された数の単一対話を、前記第2の通信チャンネルの単一呼として 前記少なくとも1つの第1の通信チャンネルにマップする、 ことにより前記多重対話通信を行うマッピング手段(MP)を備える。 更に、この目的は、少なくとも1つの第1の通信チャンネルにより第1の加入 者端末に接続し、また少なくとも1つの第2の通信チャンネルにより第2の加入 者端末に接続して、前記第1の加入者端末と前記第2の加入者端末の間で、少な くとも2つのベアラサービスまたは少なくとも2つのテレサービスの同時使用を 含む通信として定義される多重対話通信を行う、公衆陸上移動体網(PLMN) の移動体通信交換局(MSC)により解決される。前記移動体通信交換局(MS C)は、要求された数の、単一ベアラサービスまたはテレサービスの使用を含む 通信として定義される同時単一対話を、対応する数の前記第2の通信チャンネル に設定して、前記要求された数の単一対話を前記第2の通信チャンネルの単一呼 として前記少なくとも1つの第1の通信チャンネルにマップすることにより、前 記多重対話通信を行うマッピング手段を含む。 またこの目的は、第1の加入者端末と第2の加入者端末の間で公衆陸上移動体 網(PLMN)の移動体通信交換局(MSC)を通して、少なくとも2つのベア ラサービスまたは少なくとも2つのテレサービスの同時使用を含む通信として定 義される多重対話通信を確立する方法により解決される。この方法は、 a) 設定すべき、単一ベアラサービスまたはテレサービスの使用を含む通信と して定義される同時単一対話の数を示す多重対話呼設定メッセージを、前記第1 の加入者から前記移動体通信交換局(MSC)に送り、 b) 前記多重対話呼設定メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に受け て前記要求された単一対話の型を識別し、 c) 前記要求された単一対話の型を、前記移動体通信交換局(MSC)と前記 第2の加入者の間の対応する数の第2の通信チャンネル(CC2)に順次に割り 付け、 d) 前記第2の通信チャンネル(CC2)の前記要求された数の前記単一対話 を前記第1の加入者と前記移動体通信交換局の間の少なくとも1つの第1の通信 チャンネル(CC1)にマップする、 ことを含む。 6. 解決法の利点 本質的に、本発明ではマッピング手段を用いて伝達機能の複数の集合を含む呼 設定メッセージを受信し、前記マッピング手段は対応するベアラサービスまたは テレサービスを、移動局と移動体通信交換局の間に存在する多数のトラフィック チャンネルに割り付ける。移動局とMSCの間の複数のトラフィックチャンネル を多重対話に用い、固定網とPLMNの間の少なくとも1つの通信チャンネルを 用いる。このように、ユーザは例えばビデオサービスと音声テレサービスを同時 に受けることができる。 請求の範囲 1. 第1の加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)と第2の加入者端末( ST1,ST2,...,STn,MS2)の間で公衆陸上移動体網(PLMN)の 移動体通信交換局(MSC)を通して、少なくとも2つのベアラサービスまたは 少なくとも2つのテレサービスの同時使用を含む通信として定義される多重対話 通信を行う、通信システムであって、 a) 前記第1の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けられ る少なくとも1つの第1の通信チャンネル(CC1)と、 b) 前記第2の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けられ る少なくとも1つの第2の通信チャンネル(CC2)を備え、 c) 前記移動体通信交換局(MSC)は、 ・ 要求された数の、単一ベアラサービスまたはテレサービスの使用を含む通信 として定義される同時単一対話を、対応する数の前記第2の通信チャンネルに設 定し、 ・ 前記要求された数の単一対話を、前記第2の通信チャンネルの単一呼として 前記少なくとも1つの第1の通信チャンネルにマップする、 ことにより多重対話通信を行うマッビング手段(MP)を備える、 通信システム。 2. 前記第1および第2の加入者端末は共に前記公衆陸上移動体網(PLMN )の移動局(MS1,MS2)であることを特徴とする、請求項1に記載の通信 システム。 3. 固定網(FN)が固定網交換局(EX)により前記公衆陸上移動体網(P LMN)に接続し、前記第1および第2の移動局の間の前記多重対話通信は前記 固定網(FN)を通して行われることを特徴とする、請求項2に記載の通信シス テム。 4. 前記第1の加入者端末は前記公衆陸上移動体網(PLMN)の移動無線局 (MS1)であり、前記第2の加入者端末(ST1,ST2)は固定網交換局( EX)により前記公衆陸上移動体網(PLMN)に接続する固定網(FN)の加 入 者端末であることを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 5. 前記第2の加入者端末(ST1,ST2,...,STn)はISDN端末で あり、前記固定網交換局(EX)はISDN交換局であることを特徴とする、請 求項4に記載の通信システム。 6. 前記第1の移動局(MS1,MS2,...,MSn)は、多重対話呼確立要 求メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第2の移動局 (MS2)との前記多重対話通信を要求するために設けられることを特徴とする 、請求項2に記載の通信システム。 7. 前記第1の移動局(MS1)は、多重対話呼確立要求メッセージを前記移 動体通信交換局(MSC)に送信して、前記固定網(FN)の前記加入者端末( ST1)との多重対話通信を要求するために設けられることを特徴とする、請求 項2と4に記載の通信システム。 8. 前記固定網(FN)の前記加入者端末(ST1)は、多重対話呼確立要求 メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第1の移動局( MS1)との多重対話通信を要求するために設けられることを特徴とする、請求 項2と4に記載の通信システム。 9. 前記第2の通信チャンネルは64kビット/sの通信チャンネルであり、 前記第1の通信チャンネルは64kビット/sより低い、例えば9.6kビット /sまたは14.4kビット/sの通信チャンネルであることを特徴とする、請 求項1に記載の通信システム。 10. 前記第2の通信チャンネルはISDN BチャンネルまたはISDND チャンネル(B−CH,D−CH)であることを特徴とする、請求項5に記載の 通信システム。 11. 前記多重対話通信は、音声/ビデオ、および/またはデータ転送/ビデ オ、および/またはファクシミリ/ビデオ、および/または音声/データ転送多 重対話、および/またはデータ転送用の同時対話であることを特徴とする、請求 項1に記載の通信システム。 12. 前記多重対話通信は音声対話/ビデオ対話であり、前記第1または第2 の移動局(MS1,MS2,...,MSn)の間に5つの無線トラフィックチャン ネルが用いられ、その中の1つの無線トラフィックチャンネルは前記音声対話に 用いられ、また4つの無線トラフィックチャンネルは前記ビデオ対話に用いられ ることを特徴とする、1つ以上の前記請求項に記載の通信システム。 13. 前記多重対話呼確立要求メッセージは通信可能性情報の複数の集合を含 み、各集合は前記要求された多重対話呼の別個の単一対話と多重対話要求を示す 多重対話呼指標を定義することを特徴とする、請求項6−8に記載の通信システ ム。 14. 前記マッピング手段(MP)は、前記移動局の移動体通信可能性情報と 前記固定網加入者端末のISDN/ISUP伝達機能(BC)および高位レイヤ 通信可能性情報(HLC)のマッピングを行うことを特徴とする、請求項1に記 載の通信システム。 15. 前記音声対話用の前記1つの無線トラフィックチャンネルは第1のIS DN Bチャンネル(I)にマップされ、前記ビデオ対話用の4つの無線トラフ ィックチャンネルは第2のISDN Bチャンネル(II)にマップされること を特徴とする、請求項12および14に記載の通信システム。 16. 多重Bチャンネルを割り付けるのに多重速度ISDN手順を用いること を特徴とする、請求項1または5に記載の通信システム。 17. 各単一対話は単一ベアラサービスおよび/またはテレサービスを含み、 前記多重対話は多重のベアラサービスおよび/またはテレサービスの同時発生を 含むことを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 18. 前記公衆陸上移動体網(PLMN)は、D1またはD2移動体網、移動 体通信用のGSM900MHzグローバルシステム、1800MHzのDCS1 800ディジタルセルラシステム、Eプラス移動体網、またはPCS1900M Hzパーソナル通信システムを含むことを特徴とする、1つ以上の前記請求項に 記載の通信システム。 19. 前記固定網(FN)は、総合サービスディジタル網ISDNまたはパケ ット交換公衆データ網PSPDNを含むことを特徴とする、1つ以上の前記請求 項に記載の通信システム。 20. 前記トラフィックチャンネルは、前記移動体通信交換局(MSC)と基 地局コントローラ(BSC)の間のAインターフェースと、前記基地局コントロ ーラ(BSC)と基地トランシーバ端末(BTS)の間のAビスインターフェー スと、前記移動局と前記基地トランシーバ端末(BTS)の間のUmエアインタ ーフェースで定義されることを特徴とする、1つ以上の前記請求項に記載の通信 システム。 21. 少なくとも1つの第1の通信チャンネル(CC1)により第1の加入者 端末(MS1,MS2,...,MSn)に接続し、また少なくとも1つの第2の通 信チャンネル(CC2)により第2の加入者端末(MS2,ST1,ST2,... ,STn)に接続して、前記第1の加入者端末と前記第2の加入者端末の間で、 少なくとも2つのベアラサービスまたは少なくとも2つのテレサービスの同時使 用を含む通信として定義される多重対話通信を行う、公衆陸上移動体網(PLM N)の移動体通信交換局(MSC)であって、 要求された数の、単一ベアラサービスまたはテレサービスの使用を含む通信と して定義される同時単一対話を、対応する数の前記第2の通信チャンネルに設定 して、前記要求された数の単一対話を、前記第2の通信チャンネルの単一呼とし て前記少なくとも1つの第1の通信チャンネルにマップすることにより、前記多 重対話通信を行うマッピング手段(MP)を含む、 移動体通信交換局(MSC)。 22. 第1の加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)と第2の加入者端末 (MS1,ST1,ST2,...,STn)の間で公衆陸上移動体網(PLMN) の移動体通信交換局(MSC)を通して、少なくとも2つのベアラサービスまた は少なくとも2つのテレサービスの同時使用を含む通信として定義される多重対 話通信を確立する方法であって、 a) 設定すべき、単一ベアラサービスまたはテレサービスの使用を含む通信と して定義される同時単一対話の数を示す多重対話呼設定メッセージを、前記第1 の加入者から前記移動体通信交換局(MSC)に送り、 b) 前記多重対話呼設定メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に受け て前記要求された単一対話の型を識別し、 c) 前記要求された単一対話の型を、前記移動体通信交換局(MSC)と前記 第2の加入者の間の対応する数の第2の通信チャンネル(CC2)に順次に割り 付け、 d) 前記第2の通信チャンネル(CC2)の前記要求された数の前記単一対話 を前記第1の加入者と前記移動体通信交換局の間の少なくとも1つの第1の通信 チャンネル(CC1)にマップする、 ことを含む、多重対話通信を確立する方法。 23. 前記第1および第2加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)は共に 前記公衆陸上移動体網(PLMN)の移動局であることを特徴とする、請求項2 2に記載の多重対話通信を確立する方法。 24. 前記第1の加入者端末(MS1)から多重対話呼確立要求メッセージを 前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第2の移動局(MS2)との 前記多重対話通信を要求することを特徴とする、請求項23に記載の多重対話通 信を確立する方法。 25. 前記第1の移動局(MS1)から多重対話呼確立要求メッセージを前記 移動体通信交換局(MSC)に送信して、固定網交換局(EX)により前記公衆 陸上移動体網(PLMN)に接続する前記固定網(FN)の前記加入者端末(S T1,ST2)との前記多重対話通信を要求することを特徴とする、請求項23 に記載の多重対話通信を確立する方法。 26. 固定網交換局(EX)により前記公衆陸上移動体網(PLMN)に接続 する固定網(FN)の加入者端末(ST1,ST2,...,STn)から多重対話 呼確立要求メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第1 の移動局(MS1)との前記多重対話通信を要求することを特徴とする、請求項 23に記載の多重対話通信を確立する方法。 27.前記第2の通信チャンネルは64kビット/sの通信チャンネルであり、 前記第1の通信チャンネルは64kビット/sより低い、例えば9.6kビット /sまたは14.4kビット/sの通信チャンネルであることを特徴とする、請 求項22に記載の多重対話通信を確立する方法。 28. 前記第2の通信チャンネルはISDN BチャンネルまたはISDND チャンネル(B−CH,D−CH)であることを特徴とする、請求項22に記 載の多重対話通信を確立する方法。 29. 前記多重対話通信は、音声/ビデオ、および/またはデータ転送/ビデ オ、および/またはファクシミリ/ビデオ、および/または音声/データ転送多 重対話、および/またはデータ転送用の同時対話であることを特徴とする、請求 項22に記載の多重対話通信を確立する方法。 30. 前記多重対話呼確立要求メッセージにおいて、それぞれ前記要求された 多重対話呼の別個の単一対話と多重対話要求を示す多重対話呼指標を定義する、 通信可能性情報の複数の集合を送ることを特徴とする、請求項24−26に記載 の多重対話通信を確立する方法。 31. 各単一対話は単一ベアラサービス(BS)および/またはテレサービス を含み、前記多重対話は多重ベアラサービスおよび/またはテレサービスの同時 発生として前記マップされた通信チャンネルに確立されることを特徴とする、請 求項23に記載の多重対話通信を確立する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 第1の加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)と第2の加入者端末( ST1,ST2,...,STn,MS2)の間で公衆陸上移動体網(PLMN)の 移動体通信交換局(MSC)を通して多重対話通信を行う通信システムであって 、a) 前記第1の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けら れる少なくとも1つの第1の通信チャンネル(CC1)と、 b) 前記第2の加入者端末と前記移動体通信交換局(MSC)の間に設けられ る少なくとも1つの第2の通信チャンネル(CC2)を備え、 c) 前記移動体通信交換局(MSC)は、 ・ 要求された数の同時単一対話を対応する数の前記第2の通信チャンネルに設 定して、 ・ 前記要求された数の単一対話を、前記第2の通信チャンネルの単一呼として 前記少なくとも1つの第1の通信チャンネルにマップする、 ことにより多重対話通信を行うマッピング手段(MP)を備える、 通信システム。 2. 前記第1および第2の加入者端末は共に前記公衆陸上移動体網(PLMN )の移動局(MS1,MS2)であることを特徴とする、請求項1に記載の通信 システム。 3. 固定網(FN)が固定網交換局(EX)により前記公衆陸上移動体網(P LMN)に接続し、前記第1および第2の移動局の間の前記多重対話通信は前記 固定網(FN)を通して行われることを特徴とする、請求項2に記載の通信シス テム。 4. 前記第1の加入者端末は前記公衆陸上移動体網(PLMN)の移動無線局 (MS1)であり、前記第2の加入者端末(ST1,ST2)は固定網交換局( EX)により前記公衆陸上移動体網(PLMN)に接続する固定網(FN)の加 入者端末であることを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 5. 前記第2の加入者端末(ST1,ST2,...,STn)はISDN端末で あり、前記固定網交換局(EX)はISDN交換局であることを特徴とする、請 求項4に記載の通信システム。 6. 前記第1の移動局(MS1,MS2,...,MSn)は、多重対話呼確立要 求メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第2の移動局 (MS2)との前記多重対話通信を要求するために設けられることを特徴とする 、請求項2に記載の通信システム。 7. 前記第1の移動局(MS1)は、多重対話呼確立要求メッセージを前記移 動体通信交換局(MSC)に送信して、前記固定網(FN)の前記加入者端末( ST1)との多重対話通信を要求するために設けられることを特徴とする、請求 項2と4に記載の通信システム。 8. 前記固定網(FN)の前記加入者端末(ST1)は、多重対話呼確立要求 メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第1の移動局( MS1)との多重対話通信を要求するために設けられることを特徴とする、請求 項2と4に記載の通信システム。 9. 前記第2の通信チャンネルは64kビット/sの通信チャンネルであり、 前記第1の通信チャンネルは9.6kビット/sより低い、例えば64kビット /sまたは14.4kビット/sの通信チャンネルであることを特徴とする、請 求項1に記載の通信システム。 10. 前記第2の通信チャンネルはISDN BチャンネルまたはISDND チャンネル(B−CH,D−CH)であることを特徴とする、請求項5に記載の 通信システム。 11. 前記多重対話通信は、音声/ビデオ、および/またはデータ転送/ビデ オ、および/またはファクシミリ/ビデオ、および/または音声/データ転送多 重対話、および/またはデータ転送用の同時対話であることを特徴とする、請求 項1に記載の通信システム。 12. 前記多重対話通信は音声対話/ビデオ対話であり、前記第1または第2 の移動局(MS1,MS2,...,MSn)の間に5つの無線トラフィックチャン ネルが用いられ、その中の1つの無線トラフィックチャンネルは前記音声対話に 用いられ、また4つの無線トラフィックチャンネルは前記ビデオ対話に用いられ ることを特徴とする、1つ以上の前記請求項に記載の通信システム。 13. 前記多重対話呼確立要求メッセージは通信可能性情報の複数の集合を含 み、各集合は前記要求された多重対話呼の別個の単一対話と多重対話要求を示す 多重対話呼指標を定義することを特徴とする、請求項6−8に記載の通信システ ム。 14. 前記マッピング手段(MP)は、前記移動局の移動体通信可能性情報と 前記固定網加入者端末のISDN/ISUP伝達機能(BC)および高位レイヤ 通信可能性情報(HLC)のマッピングを行うことを特徴とする、請求項1に記 載の通信システム。 15. 前記音声対話用の前記1つの無線トラフィックチャンネルは第1のIS DN Bチャンネル(I)にマップされ、前記ビデオ対話用の4つの無線トラフ ィックチャンネルは第2のISDN Bチャンネル(II)にマップされること を特徴とする、請求項12および14に記載の通信システム。 16. 多重Bチャンネルを割り付けるのに多重速度ISDN手順を用いること を特徴とする、請求項1または5に記載の通信システム。 17. 各単一対話は単一ベアラサービスおよび/またはテレサービスを含み、 前記多重対話は多重のベアラサービスおよび/またはテレサービスの同時発生を 含むことを特徴とする、請求項1に記載の通信システム。 18. 前記公衆陸上移動体網(PLMN)は、D1またはD2移動体網、移動 体通信用のGSM900MHzグローバルシステム、1800MHzのDCS1 800ディジタルセルラシステム、Eプラス移動体網、またはPCS1900M Hzパーソナル通信システムを含むことを特徴とする、1つ以上の前記請求項に 記載の通信システム。 19. 前記固定網(FN)は、総合サービスディジタル網ISDNまたはパケ ット交換公衆データ網PSPDNを含むことを特徴とする、1つ以上の前記請求 項に記載の通信システム。 20. 前記トラフィックチャンネルは、前記移動体通信交換局(MSC)と基 地局コントローラ(BSC)の間のAインターフェースと、前記基地局コントロ ーラ(BSC)と基地トランシーバ端末(BTS)の間のAビスインターフェー スと、前記移動局と前記基地トランシーバ端末(BTS)の間のUmエアインタ ーフェースで定義されることを特徴とする、1つ以上の前記請求項に記載の通信 システム。 21. 少なくとも1つの第1の通信チャンネル(CC1)により第1の加入者 端末(MS1,MS2,...,MSn)に接続し、また少なくとも1つの第2の通 信チャンネル(CC2)により第2の加入者端末(MS2,ST1,ST2,... ,STn)に接続して、前記第1の加入者端末と前記第2の加入者端末の間で多 重対話通信を行う、公衆陸上移動体網(PLMN)の移動体通信交換局(MSC )であって、 要求された数の同時単一対話を対応する数の前記第2の通信チャンネルに設定 して、前記要求された数の単一対話を前記第2の通信チャンネルの単一呼として 前記少なくとも1つの第1の通信チャンネルにマップすることにより、前記多重 対話通信を行うマッピング手段(MP)を含む、 移動体通信交換局(MSC)。 22. 第1の加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)と第2の加入者端末 (MS1,ST1,ST2,...,STn)の間で公衆陸上移動体網(PLMN) の移動体通信交換局(MSC)を通して多重対話通信を確立する方法であって、 a) 設定すべき同時単一対話の数を示す多重対話呼設定メッセージを前記第1 の加入者から前記移動体通信交換局(MSC)に送り、 b) 前記多重対話呼設定メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に受け て前記要求された単一対話の型を識別し、 c) 前記要求された単一対話の型を、前記移動体通信交換局(MSC)と前記 第2の加入者の間の対応する数の第2の通信チャンネル(CC2)に順次に割り 付け、 d) 前記第2の通信チャンネル(CC2)の前記要求された数の前記単一対話 を前記第1の加入者と前記移動体通信交換局の間の少なくとも1つの第1の通信 チャンネル(CC1)にマップする、 ことを含む、多重対話通信を確立する方法。 23. 前記第1および第2加入者端末(MS1,MS2,...,MSn)は共に 前記公衆陸上移動体網(PLMN)の移動局であることを特徴とする、請求項2 2に記載の多重対話通信を確立する方法。 24. 前記第1の加入者端末(MS1)から多重対話呼確立要求メッセージを 前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第2の移動局(MS2)との 前記多重対話通信を要求することを特徴とする、請求項23に記載の多重対話通 信を確立する方法。 25. 前記第1の移動局(MS1)から多重対話呼確立要求メッセージを前記 移動体通信交換局(MSC)に送信して、固定網交換局(EX)により前記公衆 陸上移動体網(PLMN)に接続する前記固定網(FN)の前記加入者端末(S T1,ST2)との前記多重対話通信を要求することを特徴とする、請求項23 に記載の多重対話通信を確立する方法。 26. 固定網交換局(EX)により前記公衆陸上移動体網(PLMN)に接続 する固定網(FN)の加入者端末(ST1,ST2,...,STn)から多重対話 呼確立要求メッセージを前記移動体通信交換局(MSC)に送信して、前記第1 の移動局(MS1)との前記多重対話通信を要求することを特徴とする、請求項 23に記載の多重対話通信を確立する方法。 27.前記第2の通信チャンネルは64kビット/sの通信チャンネルであり、 前記第1の通信チャンネルは64kビット/sより低い、例えば9.6kビット /sまたは14.4kビット/sの通信チャンネルであることを特徴とする、請 求項22に記載の多重対話通信を確立する方法。 28. 前記第2の通信チャンネルはISDN BチャンネルまたはISDND チャンネル(B−CH,D−CH)であることを特徴とする、請求項22に記載 の多重対話通信を確立する方法。 29. 前記多重対話通信は、音声/ビデオ、および/またはデータ転送/ビデ オ、および/またはファクシミリ/ビデオ、および/または音声/データ転送多 重対話、および/またはデータ転送用の同時対話であることを特徴とする、請求 項22に記載の多重対話通信を確立する方法。 30. 前記多重対話呼確立要求メッセージにおいて、それぞれ前記要求された 多重対話呼の別個の単一対話と多重対話要求を示す多重対話呼指標を定義する、 通信可能性情報の複数の集合を送ることを特徴とする、請求項24−26に記載 の多重対話通信を確立する方法。 31. 各単一対話は単一ベアラサービス(BS)および/またはテレサービス を含み、前記多重対話は多重ベアラサービスおよび/またはテレサービスの同時 発生として前記マップされた通信チャンネルに確立されることを特徴とする、請 求項23に記載の多重対話通信を確立する方法。
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