JP2001503244A - クラブラン酸の調製法 - Google Patents
クラブラン酸の調製法Info
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- C12P17/18—Preparation of heterocyclic carbon compounds with only O, N, S, Se or Te as ring hetero atoms containing at least two hetero rings condensed among themselves or condensed with a common carbocyclic ring system, e.g. rifamycin
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Abstract
(57)【要約】
炭素及び窒素の同化源を含む発酵培養液中におけるストレプトマイセス属のクラブラン酸産生種の発酵を含むクラブラン酸を調製するための方法であって、発酵培養液中のリンの濃度は0.15重量/容量%未満である方法。
Description
【発明の詳細な説明】
クラブラン酸の調製法
本発明はクラブラン酸を調製するための方法に関する。
クラブラン酸は、(2R,5R,Z)−30(2−ヒドロキシエチリデン)−
7−オキソ−4−オキサ−1−アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン−2−カル
ボン酸の一般名である。クラブラン酸並びにそのアルカリ金属塩及びエステルは
、グラム陽性並びにグラム陰性の微生物によって酸性されるベータラクタマーゼ
の阻害剤としての活性を有する。ベータラクタマーゼを阻害することに加え、ク
ラブラン酸及びそのアルカリ金属塩はペニシリン系抗生物質及びセファロスポリ
ン系抗生物質との併用による相乗作用を有する。クラブラン酸及びその塩は、ベ
ータラクタム系抗生物質の不活性化を阻止するために薬剤調製物において使用さ
れる。市販の製剤は、アモキシシリン三水和物とともにクラブラン酸カリウムを
含む。クラブラン酸カリウムは、遊離酸又は他の塩よりも安定である。
クラブラン酸は、例えば、エス.クラビュリジエラスNRRL3585(S.cla
vuligerus NRRL 3585)、エス.ジュモンジネンシスNRRL5741(S.jumonji
nensis NRRL 5741)、エス.カツラハマナスIFO13716(S.katsurahamanus
IFO 13716)及びストレプトマイセスsp.P6621 FERMP2804(St
reptomyces sp.P6621 FERM P2804)等のストレプトマイセス属の菌種に代表され
る微生物の発酵によって調製される。発酵によって得られた水性培養液は、英国
特許第1508977号に開示されている濾過及びクロマトグラフィーによる精
製等の従来の方法に従って精製及び濃縮される。同精製及び濃縮は、溶媒中にク
ラブラン酸粗製物を含む溶液を得るために有機溶媒を用いて水溶液を抽出する前
に行われる。
国際公開公報WO95/23870及びWO96/28452は、クラブラン
酸の精製及びクラブラン酸カリウムの調製のための改良された大量生産の方法を
開示している。抗生物質産生微生物の成長は2つの時期を含み、即ち、バイオマ
スが生成される増殖期(growth phase)と、それに続く成長が起こらない定常期
である。抗生物質のような二次代謝物は通常、定常期に生成される。
フェドバッチ発酵法(Fed batch fermentation process)は、抗生物質の産生
においては公知の方法であり、クラブラン酸の生産には好ましいものである。発
酵培養液中の窒素及び炭素同化源を所望のレベルに調節及び維持することは、リ
ージェーエス(Lee J S)等のKor.Jour.Microbiol.、15刊、1号、21〜2
9頁(1978年)に開示されており、同文献は、発酵漕内の微生物の要求に応
じて同化窒素源及び同化炭素源の添加を調節してペニシリンを調製する改良され
た発酵法を記載している。リリージー(Lilley G)等のJ.Chem.Tech.Biotech
nol.、31刊、127〜134頁(1981年)には、ストレプトマイセス属の
種による抗生物質の生産が同化窒素源及び同化炭素源並びにリン源の濃度を変更
することにより調節されることが記載されている。例えば、発酵漕におけるチエ
ナマイシンの生産はリンの濃度がゼロに近づくまでは開始しない。欧州特許第8
2522号は、エス.クラビュリジェラスNRRL3585発酵物中への同化炭
素源の連続的又は間欠的な添加を使用することを開示している。アンモニアの量
を調節することは、国際公開公報WO96/18743に開示されている。連続
的な発酵法はクラブラン酸の製造においては開示されていない。
本発明に従うクラブラン酸を生産する方法は、炭素及び窒素の同化源を含む発
酵培養液中におけるストレプトマイセス属のクラブラン酸産生種の発酵を含み、
同方法において、発酵培養液中のリンの濃度は0.15重量/容量%未満である
。
リンの濃度は、リンの濃度を減少可能にできた後の増殖期において0.15重
量/容量%の限界値以下に維持されることが好ましい。5〜6日間続く典型的な
クラブラン酸発酵のための増殖期は、約40時間で完了する。同化可能なリン源
は、例えば、リン酸ナトリウム若しくはリン酸カリウム、リン酸二水素ナトリウ
ム若しくはリン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム若しくはリン酸水素
二カリウム又はそれらの混合物のようなリン酸塩として存在する。本明細書に引
用されたリンの濃度は、存在する同化可能なリン化合物の量に相当するリンの重
量/容量%として決定される。
リンの濃度は、好ましくは0.0015〜0.15重量/容量%、より好まし
くは0.002〜0.015重量/容量%である。リンの濃度は低い値に減少可
能であることが好ましく、40時間の発酵によりゼロとなることが好ましい。
本発明に従う同化可能なリンの量を調節することにより、極めて高収率のクラ
ブラン酸が得られる。
同化可能な炭素源の濃度は、使用されるストレプトマイセス属の菌株の特徴に
応じて、通常の試行により選択される。開始時の培地中のグリセロール、トリオ
レイン酸グリセロール又はコーンスターチのような炭素源の割合は5重量/容量
%より大きく、通常のフェドバッチ法に従う発酵時に更なる量の炭素源が添加さ
れる。
同化可能な窒素は、開始培地中のタンパク質性の物質によって供給される。こ
れに代えて、又は付随的に、アンモニアを発酵漕に導入することもできる。アン
モニアは、発酵時における発酵培養液のpHを調節するためにも使用された。し
かしながら、アンモニアの使用は、唯一の同化可能な窒素源としても、pH調節
用にも望ましくないことが発明者らによって明らかにされた。高濃度のアンモニ
アは微生物に有害であり、pHが低すぎると、クラブラン酸の生合成の効果を低
減する。従って、例えば、大豆粉(soy bean flour)のような同化可能な窒素源
を開始時の培地に加え、硫酸アンモニウムのようなアンモニウム塩を更なる窒素
源を供給する必要がある場合に発酵時に加えられることが好ましい。
本発明の好ましい態様に従って、窒素を含まない化合物、好ましくは水酸化ア
ンモニウムがpHの調節に使用される。この場合、アンモニアを唯一の窒素源及
びpH調節剤として使用した場合と比べ、バイオマスのレベルにおける減少が遅
くなる。従来の発酵と比較した結果を図1に示す。バイオマスの量に比例する粘
度を、従来の発酵(破線)及び本発明に従う発酵(実線)の場合について示す。
同化可能な窒素源は、例えば、大豆粉又は綿実粉(cotton seed flour)のよ
う
な粉(flour)である。同化可能な窒素の量は、好ましくは0.5〜15重量/
容量%、より好ましくは1.5〜7.5重量/容量%である。窒素の量は、5%
より多いことが好ましい。
本発明は、ストレプトマイセス属の種である、エス.クラビュリジェラスNR
RL3585、エス.ジュモンジネンシスNRRL5741及びエス.カツラハ
マナスIFO13716、特にストレプトマイセスsp.P6621 FERM
P2804の発酵に関する。本発明は、エス.クラビュリジエラスからのクラブ
ラン酸の改善された収率を得る。本発明は、特に、104lを超えない培養液の
量、好ましくは5×104lの量である大量生産のスケールにおける発酵に関す
る特殊な適用を見いだした。
発酵培養液は、発明者らの国際公開公報WO95/23870における開示又
は高純度のクラブラン酸カリウムが調製される公知の方法にて処理される。
本発明は、以下に示す例によって更に記載されるが、この例示は、本発明をそ
れのみに限定するものではない。
例1
A)ストレプトマイセスSP.P6621 FERM P2804の培養
菌種の選択及び維持
ストレプトマイセスsp.PP6621 FERM P2804の最も生産的な
クローンは選択法により得られた。この微生物の最も生産的な培養物が保存され
、更に、新たな選択のサイクル源として使用された。
ストレプトマイセスsp.PP6621 FERM P2804のコロニーは、
無菌水(2cm3)の入った無菌ポッター(potter)中に無菌的に移され、均一
化された。菌糸体のフラグメントは、寒天斜面培地に移され、25℃のサーモス
タット中にて熟成するまで(約10〜14日)インキュベートされた。
8〜10日後、寒天の表面は灰緑色の細菌の菌糸体により覆われた。表面から
胞子を掻き取り、接種用栄養培地(seed vegetative medium)内に無菌的に植
え付け、250rpm及び25°±1℃にて、24時間、振とう器にてインキュ
ベートした。
寒天斜面培地から得られた胞子の均一な懸濁液は、スキムミルク(保護培地と
して使用される)中にて、2ヶ月以上保存される。
栄養期(vegetative stage)が終了した後、培養物の一部は発酵培地中へ無菌
的に移され、回転振とう器にて96時間インキュベートされた。最終的な発酵状
態となった後に、クラブラン酸の量が分析された。最も高い収率を示す培養物が
発酵槽における実験接種材料として使用された。
全工程は無菌状態にて実施された。
菌株は、寒天斜面培地では最大4℃にて4週間保存され、スキムミルク中では
、同様の条件にて2ヶ月保存され、凍結乾燥された菌株は4℃にて、数年間保存
され得る。発酵漕中に接種される菌株の選択を行うための培地の組成
斜面及びペトリ皿に対する培地
組成物は、従来法に従って調製された。微量元素 * 菌株選択のための栄養培地 菌株選択のための発酵培地 実験接種材料の調製
実験接種材料調製用の培養物の起源は、寒天斜面培地から培養された。選択さ
れた斜面培地の寒天は無菌水(10cm3)で無菌的に満たされ、胞子が掻き取
られ、無菌ポッター中にて均一化された。胞子の溶液は実験接種材料として使用
された。前接種(pre-seed)タンク中での栄養相 前接種タンクのための培地
前接種の容量=500l
培地の容量=350l
*エストールの代わりに大豆粉を使用することもできる。
接種材料は前接種タンク中にて滅菌された培地中に移され、無菌空気により2
8℃に冷却された。栄養相は28±1℃の温度、0.3バールの圧力、無菌空気
を用いた通気及び連続した混合の条件下において50〜70時間継続した。前接種タンクでの成長パラメータ 単位の説明:
pH=サンプルのpH値
PMV%=サンプル中の培養物の容量%
脱色=メチレン染料の脱色に要する時間接種発酵漕における栄養相
接種発酵漕のための培地
接種発酵漕の容量=7500 l
培地の容量=4500 l *エストールの代わりに大豆粉を使用することもできる。
前接種タンクからの栄養相は、加圧下において、接種発酵漕中にて滅菌された
培地中に移され、無菌空気にて28℃まで冷却された。空気は、孔径0.2μm
のフィルタにて無菌化された。
栄養相は、28±1℃、0.3バールの圧力、無菌空気を用いた通気及び連続
した混合の条件下において10〜20時間継続した。
成長は、pH、PMV%、メチレンの脱色の分析及びサンプルの顕微鏡試験に
よりモニタリングされた。前接種タンク中の成長パラメータ 単位の説明:
pH=サンプルのpH値
PMV%=サンプル中の培養物の容量%
脱色=メチレン染料の脱色に要する時間
B)ストレプトマイセスSP.P6621 FERM P 2804の発酵漕中に
おけるバッチ発酵発酵漕の培地
発酵漕の容量=90000 l
培地の容量=60000 l
単位の説明:
−エストールはトリオレイン酸グリセロールの一般名である(プリオルブ143
5はドイツ連邦共和国ウニヘム社(Unichem GmbH)の登録商標名)
−シンパロニック(英国ICI社の登録商標名)は、プロピレングリコール消泡
剤である。*
エストールの代わりに大豆粉を使用することもできる。
接種発酵漕からの成長の栄養相におけるストレプトマイセスsp.PP662
1 FERM P 2804の培養物4700lを、攪拌と、孔径0.2μmのフ
ィルタを通過させた無菌空気の送達とが可能な設備を備えた容積が90000l
のステンレススチール製の発酵漕中の無菌開始培地(60000l)に、無菌的
な移動により接種した。発酵培地及び全ての入口管は滅菌されるとともに、無菌
空気により24℃まで冷却された。接種発酵漕からの発酵相は24℃〜25℃、
0.3バールに維持された。発酵の全工程中において、発酵液は混合及び通気さ
れ、培地のpHは、25%水酸化アンモニウム水溶液を添加することにより、6
.8〜6.9に維持された。発酵は96時間続けられ、得られたクラブラン酸の
濃度は、3580mg/lであった。
ストレプトマイセスsp.PP6621 FERM P 2804の発酵工程時
において、リン源及び同化可能な窒素源(5000lの水中に500kgの大豆
粉及び25%水酸化アンモニウム水溶液)は以下のように添加された:発酵培養液中におけるリン同化源及び窒素同化源の濃度 51時間の発酵の後のリンの濃度は検出限界以下であった。
培養増殖の初期の時間におけるpH値は、ほぼ7.5に上昇した。この間、リ
ンは消費され、クラブラン酸が生成し始めた。それによりpH値が減少するので
、培地におけるpHレベルを最適値に維持するためには培地のpHの調節が必要
で
あった。
例2
同化可能な窒素源としての硫酸アンモニウム及びpH調節剤としての水酸化ナ
トリウムを使用することによる発酵の栄養相の延長
例1Bと同様の成分比にて使用される培地を、2つのステンレススチール製の
発酵漕(各々の容量が500l)中に置いた。第1の発酵漕中における発酵は例
1Bに記載されたものと同一の条件にて行われた。第2の発酵漕中における発酵
条件は、接種後40〜60時間の間に発酵培養液に9cm3/lの割合にて11
%硫酸アンモニウム水溶液が加えられる点のみが例1Bに記載された条件と異な
る。pHは、水酸化ナトリウムによって所望のレベルに維持された。60時間後
に、窒素源の添加を停止した。バイオマスの量に比例する発酵培養液の粘度は、
発酵工程時に分析された。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項
【提出日】平成10年5月5日(1998.5.5)
【補正内容】
請求の範囲
1.炭素及び窒素の同化源を含む発酵培養液中におけるストレプトマイセス属の
クラブラン酸産生種の発酵を含むクラブラン酸を生産するための方法であって、
同化可能な窒素の開始濃度が5%より大きく、かつ、発酵培養液中の同化可能な
リンの濃度は増殖期において0.15重量/容量%未満であり、同リンの濃度は
増殖期の終了後に減少可能である方法。
2.リンの濃度は40時間の発酵時間の後に減少可能である請求項1に記載の方
法。
3.リンの濃度は、発酵時間が40時間までは、0.0015〜0.15重量/
容量%である請求項1あるいは2に記載の方法。
4.リンの濃度が0.002〜0.05重量/容量%である請求項3に記載の方
法。
5.40時間の発酵時間後には、同化可能なリンを添加しない請求項1乃至4の
いずれか1項に記載の方法。
6.同化可能な窒素源がアンモニアを含まない請求項1乃至5のいずれか1項に
記載の方法。
7.唯一の同化可能な窒素源がアンモニアではない請求項6に記載の方法。
8.同化可能な窒素源が粉である請求項1乃至7のいずれか1項に記載の方法。
9.同化可能な窒素源が硫酸アンモニウムである請求項1乃至8のいずれか1項
に記載の方法。
10.同化可能な窒素源の濃度が0.5〜15重量/容量%である請求項1乃至
9のいずれか1項に記載の方法。
11.同化可能なリン源はリン酸ナトリウム若しくはリン酸カリウム、リン酸二
水素ナトリウム若しくはリン酸二水素カリウム、リン酸水素ニナトリウム若しく
はリン酸水素二カリウム、又はそれらの混合物である請求項1乃至10のいずれ
か1項に記載の方法。
12.微生物がストレプトマイセスクラビュリジェラス、ストレプトマイセスジ
ュモンジネンシス、ストレプトマイセスカツラハマナス又はストレプトマイセス
sp.P6621である請求項1乃至11のいずれか1項に記載の方法。
13.前記方法は、フェドバッチ法であるか、又は同化可能なリン源を間欠的若
しくは連続的に加える連続法である請求項1乃至12のいずれか1項に記載の方
法。
14.発酵培養液の容量が104lより大きい請求項1乃至13のいずれか1項
に記載の方法。
15.容量が5×104lである請求項14に記載の方法。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S
D,SZ,UG),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ
,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU
,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,
CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,G
B,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE,KG
,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT,
LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N
O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG
,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,
US,UZ,VN,YU
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.炭素及び窒素の同化源を含む発酵培養液中におけるストレプトマイセス属の クラブラン酸産生種の発酵を含むクラブラン酸を生産するための方法であって、 発酵培養液中の同化可能なリンの濃度は0.15重量/容量%未満である方法。 2.リンの濃度は増殖期において0.15重量/容量%の限界値以下に維持され る請求項1に記載の方法。 3.リンの濃度は増殖期の終了後に減少可能である請求項2に記載の方法。 4.リンの濃度は40時間の発酵時間の後に減少可能である請求項1乃至3のい ずれか1項に記載の方法。 5.リンの濃度は、発酵時間が40時間までは、0.0015〜0.15重量/ 容量%である請求項1乃至4のいずれか1項に記載の方法。 6.リンの濃度が0.002〜0.05重量/容量%である請求項5に記載の方 法。 7.40時間の発酵時間後には、同化可能なリンを添加しない請求項1乃至6の いずれか1項に記載の方法。 8.同化可能な窒素源がアンモニアを含まない請求項1乃至7のいずれか1項に 記載の方法。 9.唯一の同化可能な窒素源がアンモニアではない請求項8に記載の方法。 10.同化可能な窒素源が粉である請求項1乃至9のいずれか1項に記載の方法 。 11.同化可能な窒素源が硫酸アンモニウムである請求項1乃至10のいずれか 1項に記載の方法。 12.同化可能な窒素源の濃度が0.5〜15重量/容量%である請求項1乃至 11のいずれか1項に記載の方法。 13.同化可能な窒素源の開始濃度が5重量/容量%より大きい請求項1乃至1 2のいずれか1項に記載の方法。 14.同化可能なリン源はリン酸ナトリウム若しくはリン酸カリウム、リン酸二 水素ナトリウム若しくはリン酸二水素カリウム、リン酸水素二ナトリウム若しく はリン酸水素二カリウム、又はそれらの混合物である請求項1乃至13のいずれ か1項に記載の方法。 15.微生物がストレプトマイセスクラビュリジェラス、ストレプトマイセスジ ュモンジネンシス、ストレプトマイセスカツラハマナス又はストレプトマイセス sp.P6621である請求項1乃至14のいずれか1項に記載の方法。 16.前記方法は、フェドバッチ法であるか、又は同化可能なリン源を間欠的若 しくは連続的に加える連続法である請求項1乃至15のいずれか1項に記載の方 法。 17.発酵培養液の容量が104lより大きい請求項1乃至16のいずれか1項 に記載の方法。 18.容量が5×104lである請求項17に記載の方法。
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