JP2001502711A - エストロゲン関連疾患又は症候群の予防又は治療において有用な新規のシス―3、4―クロマン誘導体 - Google Patents

エストロゲン関連疾患又は症候群の予防又は治療において有用な新規のシス―3、4―クロマン誘導体

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、構造式(I)の治療上活性な化合物、その調製方法及びそれを含む薬学組成物に関する。この新規の化合物は、エストロゲン関連疾患又は症候群の予防又は治療において有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 エストロゲン関連疾患又は症候群の予防又は治療において有用な新規のシス−3 、4−クロマン誘導体 発明の分野 本発明は、新しいシス−3、4−クロマン誘導体及び、エストロゲン関連疾患 又は症候群、好ましくは、哺乳動物におけるエストロゲン欠乏状態によりひき起 こされる疾病又は症候群特に骨喪失、骨粗鬆症、心血管病、認識障害、アルツハ イマー型老人性痴呆症、潮紅及び尿生殖器萎縮を含む更年期症候群、月経困難、 切迫流産又は習慣性流産、機能不全性不正子宮出血、アクネ、多毛症、前立腺ガ ン腫、産後泌乳の予防又は治療におけるかかる化合物の使用及び避妊方法におけ る又は卵巣発達補助としてのかかる化合物の使用に関する。 発明の背景 月経閉鎖に付随するオステオペニアは、主要な公衆衛生問題の代表でありつづ けている。未検査のまま放置される骨の累積的喪失は、潜在的に骨格の構造的無 欠性を危うくし、手首、脊椎及び大腿骨の痛みを伴う虚弱化骨折を結果としても たらす可能性がある。骨折のリスク及び偶発的発生を低減させるための努力は、 骨の吸収を阻害することにより、骨格質量を保つ治療法を開発することに焦点が あてられてきた。さまざまな治療方法の中でもエストロゲン置換療法は、今なお 、閉経後の骨粗鬆症の発生を予防するための好ましい手段であり続けており(Li ndsey R,Hart DM,MacCleanA1978、「月経閉鎖の管理におけるエストロゲ ン/プロゲストゲンの役割 」、Cooke ID.ed,月経閉鎖の管理におけるエストロゲン及びプロゲストゲン の役割に関するシェフィールド大学シンポジウム議事録、Lancaster,UK:MT P Press Ltd.p9〜25;Marshall DH,Horsmann A,NordinBEC19 77、「閉経後骨粗鬆症の予防と管理」、Acta Obstet Gynecol,Scand(Suppl) 65;49−56;Recker RR,Saville PD,HeaneyRP1977、「閉経 後の女性における骨喪失に対するエストロゲン及び炭酸カルシウムの効果」、An n Intern Med.87:649−655;NachtigallLE,NachtigallRH,Nach tigallRD,Beckman EM1979、「エストロゲン置換療法」、Obstet Gynec ol53:277−281)、現在、エストロゲンが骨折の発生及びリスクを著し く低下させることが受入れられている(Krieger N,Kelsey JL,Holford TR,O' Connor T1982,「閉経後の女性における腰部骨折の疫学的研究」、Am J Epi demiol116:141−148;Hutchinson TA,Polansky SM,Feinstein AR1 979,「腰部及び末梢とう骨の骨折を閉経後エストロゲンが防止する:そのケ ースコントロールスタディ」、Lancet2:705−709;Paginini-Hill A,R oss RK,Gerkins VR,Henderson BE,Arthur M,Mack TM 1981,「月経閉鎖 エストロゲン療法と腰部骨折」,Ann Intern Med.95:28−31:Weiss NS ,Ure CL,Ballard JH,Williams AR,Daling JR1980、「エストロゲンの閉 経後使用に伴う腰部及び下部前腕部骨折のリスク低下」,NEng J Med.303 ;1195−1198)。 骨格に対するエストロゲン置換療法の有益な作用は明らかに著しいものではあ るが、心血管系に対するエストロゲンのプラスの効果についても多大な証拠が存 在する。以前の研究では、これらの作用が血清脂質に対するエストロゲンの効果 のせいであるとされていたが、最近のデータは、脂質プロフィールに対する効果 に加えて、エ ストロゲンが同様に血管壁のコンプライアンスにも直接影響を及ぼし、末梢抵抗 を低減させ、アテローム硬化を予防することもできるということを示している( Lobo RA 1990,「エストロゲン置換療法の心血管関与」、Obstetrics and G ynaecology,75;18S−24S;Mendelson ME,Karas RH 1994、「エ ストロゲンと血管壁」、Current Opinion in Cardiology、1994(9):6 19−626)。利用可能な疫学データに基づくと、エストロゲンがもつこれら の生理学的及び薬学的作用は、女性における心血管死亡率及び罹患率の年令非依 存的減少という全体的影響を及ぼしている(Kannel WH,Hjortland M,McNamara PM 1976「月経閉鎖と心血管疾患のリスク:そのフラミンガム研究」、Ann Int Med,85;447−552)。その上、さらに最近の分析は、閉経後のエス トロゲン置換療法が心血管疾患のリスクを約50パーセント低下させるという結 論を下した(Stampfer MJ,Colditz GA 1991、「エストロゲン置換療法と冠 心臓疾患;疫学的証拠の量的査定」,Preventive Medicine,20;47−63) 。 骨及び心血管系に対するエストロゲンのプラス効果に加えて、現在、中枢神経 系がエストロゲン置換療法から恩恵を受けうることを示すデータも存在する。人 間の被験者における短期研究は、エストロゲンのレベルの増大が、閉経後の女性 におけるより高い記憶スコアに結びつけられることを示した(Kampen DL,Sherw in BB 1994,「健康な閉経後の女性におけるエストロゲンの使用と言語記憶 」,Obstetrics and Gynecology,83(6);979−983)。さらに、外因 性エストロゲンを、手術に起因する閉経後の女性に投与すると、特異的に短期記 憶が増強される。その上、認識に対するエストロゲンの効果は、エストロゲン治 療が女性におけるアルツハイマ型老人性痴呆症のリスクを著しく減少させること を疫学的発見 事実が示していることから、短期効果に限定されないものと思われる(Paganini -Hill A.Henderson VW.1994,「女性におけるアルツハイマー病のリスクと エストロゲン欠乏」,Am J.Epidemiol,140:256−261;Ohkura T,Is se K,Akazawa K,Hamamoto M,Yoshimasa Y,Hagino N,1995、「アルツハ イマ型痴呆症を患う女性患者における長期エストロゲン置換療法」,Dementia, 6;99−107)。エストロゲンが認識機能を増強させるメカニズムは不明で あるが、脳の血液流に対する(Goldman H,Skelley Eb,Sandman CA,Kastin AJ ,Murphy S,1976,「ホルモン及び局所的脳血流」Pharmacol Biochem Rev. 5(suppl 1);165−169;Ohkura T,Teshima Y,Isse K,Matsuda H, Inoue T,Sakai Y,Iwasaki N,Yaoi Y,1995,「閉経後の女性においてエ ストロゲンが大脳及び小脳の血流を増大させる」、Menopause:J North Am Meno pause Soc.2(1):13−18)及び神経細胞活性に対する(Singh M,Meye r EM,Shimpkins JW,1995,「雌のSDラットの皮質及び海馬脳領域におけ る脳誘導の神経栄養因子伝令リボ核酸の発現に対する卵巣摘出術及びエストラジ オール置換の効果」、Endocrinology,136:2320−2324;McMillan PJ.Singer CA,Dorsa DM,1996,「成熟した雌SDラットの基底前脳にお けるtrkA及びコリンアセチルトランスフェラーゼmRNA発現に対する、卵巣 摘出術及びエストロゲン置換の効果」、J.Neurosci.,16(5):1860− 1865)エストロゲンの直接的効果が、これらの有益な作用にとっての潜在的 エフェクタであると推測することが可能である。 単独で又は組合せた形でエストロゲン活性を示す天然に発生するエストロゲン 及び合成組成物の治療的利用分野は、上述の慢性的状態に制限されるわけではな い。実際、エストロゲン療法のより伝統 的な利用分野としては、以下のものが含まれる:更年期症状(すなわち潮紅及び 尿生殖器萎縮)の緩和:経口避妊;切迫流産又は習慣性流産の予防、月経困難の 緩和;機能不全性不正子宮出血の緩和;卵巣発達の補助;アクネ治療;女性にお ける体毛の過剰成長(多毛症)の減少;前立腺ガン腫の治療;及び産後泌乳の抑 制〔Goodman及びGilman,The Pharmacological Basis of Therapeutics(第7版 ),Macmillan Publishing Company,1985,1421−1423ページ〕。 さまざまな器官系及び組織に対するエストロゲン置換の効果が明白なものと思 われるにせよ、エストロゲン療法の用量及び期間は同様に、子宮内膜過形成及び ガン腫のリスク増加とも結びつけられる。並行環式プロゲスチンの使用は、子宮 内膜症のリスクを実際に低減させるが、これは数多くの患者にとって好ましくな い結果である定期的な子宮出血の復活という代償を払って達成されるものである 。子宮内膜に対するエストロゲンの刺激効果に加えて、長期エストロゲン置換と 乳ガンのリスク増加の関連性の報告に関し多大な議論の余地が残されている。( Bergkvist L,Adami HO,Persson I,Hoover R,Schairer C.1989,「エス トロゲン及びエストロゲン−プロゲスチン置換後の乳ガンのリスク」、N En g J Med321:293−297;Colditz GA,Hankinson SE,Hunter DJ,W illett WC,Manson JE,Stampfer MJ,Hennekens C,Rosner B,Speizer FE,1 995,「閉経後の女性におけるエストロゲン及びプロゲスチンの使用と乳ガン のリスク」、N Eng J Med,332(24);1589−1593)。さらに 、生命にかかわるものではないかもしれないがエストロゲンの使用の禁忌となり 患者のコンプライアンスを低減させる可能性のあるエストロゲン置換のその他の 副作用が存在する。 以上の論述から、子宮及び乳房に対する望ましくない効果無く、骨、心血管系 及び中枢神経系に対するエストロゲンの有益な作用を擬態できる療法が利用可能 となれば、基本的にそれはエストロゲン置換療法から恩恵を受けることができる と思われる患者の数に劇的な影響を及ぼすことのできる「安全なエストロゲン」 を提供することになると思われる。 発明の説明 本発明は、置換基R2及びR3がシス配置に配置されている構造式(I)の化合 物において、 式中、R2は、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハロ−C1 −C6−アルキル、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ及びフェニルか ら成るグループの中から独立して選択された1〜5個の置換基で置換されたフェ ニルであり; R3は、 (a)−X−(CH2)n−Yで置換されたフェニルであって、この式中 Xは、原子価結合、O又はSであり、 nは、1〜12の範囲内の整数であり、 Yは、任意にはH、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハ ロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成 るグループの中から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されている、O 、S及びNから成る グループの中から独立して選択された1つ又は2つのヘテロ原子を含有する飽和 又は不飽和のC3−C7複素環、H、ハロゲン、OH、OR4、NHR4、NR4 2、 NHCOR4、NHSO24、CONHR4、CONR4 2、COOH、COOR4 、SO24、SOR4、SONHR4、SONR4 2であり、或いは (b)−(CH2)n−Yであって、式中nとYは上述の定義どおりであり、さら には又 (c)任意にはH、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハ ロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成 るグループの中から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されている、O 、S、及びNから成るグループの中から独立して選択された1つ又は2つのヘテ ロ原子を含有する、飽和又は不飽和のC3−C7複素環に融合されたフェニルであ り、 R4はC1−C6−アルキルである、化合物、及びその光学的及び幾何学的異性 体、薬学的に受容可能なエステル、エーテル及び塩を提供する。 上述の構造式中で使用されている一般化学用語は、その通常の意味を有する。 例えば、C1−C6アルキルという語は、メチル、エチル、プロピル、イソプロ ピル、ブチル、S−ブチル及びイソブチルといった直鎖ならびに有枝アルキル基 を含む。 ハロゲンという語は、クロロ、ブロモ、ヨード及びフルオロを意味する。 C3−C7複素環という語は、ピロリジニル、ピロリニル、イミダゾリル、イミ ダゾリジニル、ピラゾリル、ピラゾリジニル、ピラゾリニル、ピペリジル、ピペ ラジニル、ピロル、2Hピロル、トリ アゾリル、ピリジル、ピラジニル、ピリミジニル、ピリダジニル、モルフォリノ 、チオモルフォリノ、イソチアゾリル、イソキサゾリル、オキサゾリル、オキサ ジアゾリル、チアジアゾリル及びチアゾリルといった基を含む。 本発明の化合物は、新しいエストロゲンアゴニストであり、骨喪失の予防と治 療、骨粗鬆症の予防と治療;心血管疾患の予防と治療;過剰な神経ペプチドYに 関連する生理学的障害(例えば肥満、うつ病など)の治療と予防;及び、非イン シュリン依存性糖尿病のmelitusにおけるグルコース代謝の調節;及び女性にお けるアルツハイマー型老人性痴呆症の予防と治療のために有用である。さらに、 これらのエストロゲンアゴニストは、経口避妊;更年期症候群(例えば顔面潮紅 、尿生殖器萎縮、うつ病、躁病及び精神分裂症など)の緩和;失禁;切迫流産又 は習慣性流産の予防;月経困難の緩和;機能不全性不正子宮出血の緩和;卵巣発 達の補助:アクネ治療;女性における体毛の過剰成長(多毛症の減少;前立腺ガ ン腫の治療;及び産後泌乳の抑制のためにも役立つ。これらの作用物質は同様に 血清コレステロールを低下させ、血漿脂質プロフィールに対し有益な効果をもつ 。 本発明の化合物は、骨及び心血管組織内のエストロゲンアゴニストであるもの の、これらは同様に、その他のエストロゲン標的器官において抗エストロゲン物 質として作用することもできる。例えば、これらの化合物は乳房組織及び結腸内 で抗エストロゲン物質として作用でき、従って乳ガン及び結腸ガンといったエス トロゲン依存性ガンの予防及び治療のために有用となる。 構造式Iにおけるフェニル環上のヒドロキシ置換基は好ましくは6又は7の位 置でフェニル環に付着させられる。従って、以下の構造式Ia及びIbのうちの 1つをもつ本発明の化合物が好まれる。 なお式中、R1、R2及びR3は、以上で定義づけされた通りである。 好ましい実施形態においては、本発明は、以下の構造式の化合物のシス形に関 する: なお式中、RはH又はC1−C6−アルキルであり、R5は、OH、ハロゲン、 ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6アル キル及びC1−C6−アルコキシから成るグループの中から独立的に選択された1 〜3個の置換基を表わす。 もう1つの実施形態においては、本発明は以下の構造式の化合物のシス形に関 する: なお式中、mは1〜10の整数であり、R5は、上述の通りに定義づけされる 。 もう1つの好ましい実施形態においては、本発明は、以下の構造式の化合物の シス形に関する。 なお式中、m及びR5は上述の通りに定義づけされる。 もう1つの好ましい実施形態においては、本発明は、以下の構造式の化合物の シス形に関する。 なお式中m及びR5は上述の通りに定義づけされる。 もう1つの実施形態においては、本発明は以下の構造式の化合物 のシス形に関する: なお式中、m及びR5は上述の通りに定義づけされ、独立してR4は共に上述の 通りに定義づけされる。 もう1つの好ましい実施形態においては、本発明は、以下の構造式の化合物の シス形に関する。 なお式中、R4及びR5は、上述の通りに定義づけされる。 もう1つの好ましい実施形態においては、本発明は、以下の構造式の化合物の シス形に関する。 なお式中、R4及びR5は、上述の通りに定義づけされる。 もう1つの好ましい実施形態においては、本発明は、以下の構造式の化合物の シス形に関する。 なお式中、R6は、メトキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、フルオロ及 びクロロという置換基のうちの単数又は複数のものを表わしている。 最も好ましい化合物は以下の通りである: (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−7−ヒドロキシ−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル )−4−(4−(2−ピロリジノエトキシノフェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−トリフルロメチルフェニル)−4 (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(4−クロロフェニル)−6−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−6−ヒドロキシ−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−7−ヒドロキシ−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(4−クロロフェニル)−6−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−6−ヒドロキシ−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 及び、ラセミ混合物を含むその任意の混合物。 以下の化合物も同様に本発明の開示の一部を成している:即ち、 その純粋鏡像異性体を含む、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フェニル−フェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−3−(3−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−3−(2−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2、3、4、5、6−ペンタフルオロ フェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2、3、4、5、6−ペンタフルオロ フェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−6−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン。 本発明の化合物は、例えば、P.K Arora,P.L.Kole及びS.Ray,Indian J.Ch em.20B,41−5,1981;S.Ray,P.K.Grover及びN.Aniand,Indian J .Chem.9.727−8,1971;S.Ray,P.K.Grover,V.P.Kamboj,S.B. Betty,A.B.Kar及びN.Anand,J.Med Chem.19,276−9,1976;Md. Salman,S.Ray,A.K.Agarwal,S.Durani,B.S.Betty,V.P.Kamboj及びN.Anand ,J.Med.Chem.26,592−5,1983;Tec,C.Sim.K.Bull.Singapore Natl.Inst.Chem.22,69−74,1994の中で、当該技術分野におい て周知のものであるクロマン化学を利用することによって調製可能である。 本発明はさらに、以下の段階を含む構造式(I)の化合物の調製方法にも関す る: a)構造式(II)の化合物を、 構造式(III)の化合物と、 トリエチルアミン及び無水酢酸の存在下で反応させて構造式(IV)の化合物を 形成する段階であって、 上記式(III)中、R5は、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、ト リハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシか ら成るグループの中から独立的に選択された1〜3の置換基を表わし、上記式( IV)中、R5は以上に定義づけした通りである段階、 b)構造式(IV)の化合物を適切な水素化物還元剤を用いて還元させて構造式 (V)の化合物を形成する段階であって、 式(V)中R5は、以上に定義づけされている通りである、段階、 c)適切な触媒の存在下で構造式(V)の化合物に水素添加し、3、4−シス 配置を伴う構造物(VI)の化合物を形成する段階であって、 式(VI)中、R5は以上に定義づけされている通りである、段階、 d)構造式(VI)の化合物を適切な求電子体を用いてアルキル化して構造式(V II)の化合物を形成する段階であって、 式(VII)中、R5及びYは以上に定義づけされている通りである、段階、 e)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (VII)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成する段階;又は f)構造式(VI)の化合物を適切なニトロ化剤を用いてニトロ化して、構造式 (VIII)の化合物を形成する段階であって、 式(VIII)中R5が以上に定義づけされた通りである、段階、 g)好ましくは触媒水素添加により、適切な還元剤を用いて構造式(VIII)の 化合物を還元して、構造式(IX)の化合物を形成する段階であって、 式(IX)中、R5が以上に定義づけされた通りである、段階、 h)構造式(IX)の化合物を適切な作用物質を用いて環化させて、構造式(X )又は(XI)の化合物を形成する段階、 式中、R4及びR5が以上に定義づけされた通りである、段階、 i)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (X)又は(XI)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成する段 階;又は j)構造式(VI)の化合物を無水スルフォン酸トリフルオロメタンと反応させ て、構造式(XII)の化合物を形成する段階であって、 式中R5が以上に定義づけされた通りである、段階、 k)構造式(XII)の化合物を適切なクロスカップリングパートナーとクロスカ ップリングさせて、構造式(XIII)の化合物を形成する段階であって、 式中、n、R5及びYが以上に定義づけされた通りである、段階、 l)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (XIII)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成する段階;又は m)構造式(XIV)の化合物を、 ジメチルアミンの存在下でパラホルムアルデヒドを用いて環化して構造式(XV )の化合物を形成する段階であって 式(XIV)及び(XV)中、R5が以上に定義づけされた通りである、段階、 n)構造式(XV)の化合物を適切なグリニャール試薬と反応させて構造式(XVI )の化合物を形成する段階であって、 式中、R5及びYが以上に定義づけされた通りである、段階、 o)適切な触媒の存在下で構造式(XVI)の化合物が水素添加し、3、4−シス 配置を伴う構造物(XVII)の化合物を形成する段階であって、 式中n、R5及びYは、以上で定義づけされている通りである、 段階、 p)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (XVII)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成する段階、 q)構造式(VI)の化合物を、塩化メタンスルフォニルと反応させて、構造式 (XVIII)の化合物を形成する段階であって、 式中、R5が以上に定義づけされた通りである、段階、 r)適切な保護解除剤例えば塩酸ピリジン融合又は臭化ホウ素を用いて構造式 (XVIII)の化合物を保護解除し、構造式(XIX)の化合物を形成する段階であって、 式中R5が以上に定義づけされた通りである、段階、 s)構造式(XIX)の化合物を臭化ベンジル又は臭化4−メトキシベンジルとい った適切な保護剤と反応させて、構造式(XX)の化合物を形成する段階であって 、 式中R5が以上に定義づけされた通りであり、R6がH又はメトキシである、段 階、 t)アルコール中の水酸化ナトリウム又はカリウムといった適切な保護解除剤 を用いて構造式(XX)の化合物を保護解除して、構造式(XXI)の化合物を形成す る段階であって 式中R5が以上に定義づけされた通りであり、R6がH又はメトキシである、段 階、 u)構造式(XXI)の化合物を適切な求電子体を用いてアルキル化して構造式(X XII)の化合物を形成する段階であって、 式中、R5及びYは以上に定義づけされている通りであり、R6がH又はメトキ シである、段階、 v)適切な保護解除剤、すなわち好ましくはR6=Hの場合に触媒水素添加又 はR6=メトキシの場合には強酸を用いて構造式(XXII)の化合物を保護解除し、 構造式(XXIII)の化合物を形成する段階であって、 式中、n、R5及びYが以上で定義づけされた通りである。 w)好ましくはヨウ化カリウム触媒として、1、2−ジブロモエタン、1−ブ ロモ−2−クロロエタン、1、4−ジブロモブタン、1、6−ジブロモヘキサン 、1、8−ジブロモオクタン、1、10−ジブロモデカン、といった適切なジハロ ゲン化アルカンを用いて、構造式(XXI)の化合物をアルキル化し、構造式(XXIV )の化合物を形成する段階であって、 式中n及びR5は以上で定義づけされた通りであり、R6がH又はメトキシであ り、Halがクロロ、ブロモ又はヨードである段階、 x)構造式(XXIV)の化合物を適切な求電子体、好ましくはアミ ンと反応させて構造式(XXV)の化合物を形成する段階であって、 式中、R6はH又はメトキシであり、ZがNHR4、NR4 2又は、任意には、H 、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6 −アルキル及びC1−C6−アルコキシから成るグループの中から独立的に選択さ れた1〜3個の置換基で置換されている、酸素又は窒素を任意に含有するC3− C7複素環アミンであり、n、R4及びR5は以上に定義づけされた通りである、 段階、 y)適切な保護解除剤、すなわち好ましくはR6=Hの場合には触媒水素添加 又はR6=メトキシの場合には強酸、を用いて構造式(XXV)の化合物を保護解除し 、構造式(XXVI)の化合物を形成する段階であって 式中、R6はH又はメトキシであり、ZがNHR4、NR4 2、又は、任意には、 H、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1− C6−アルキル及びC1−C6−ア ルコキシから成るグループの中から独立的に選択された1〜3個の置換基で置換 されている、酸素又は窒素を任意に含有するC3−C7複素環アミンであり、n、 R4及びR5は以上に定義づけされた通りである、段階。 構造式(II)の出発ベンゾフェノンは、p−ヒドロキシ安息香酸での適切なジ メチルエーテルのFriedel-Craftアシル化及びそれに続く酢酸中での臭化水素酸 での選択的モノ脱メチル化を介して容易に調製される。 構造式(XIV)の出発デオキシベンゾインは、適切なジメチルエーテルと適切な 置換されたフェニル酢酸誘導体のHoesch反応とそれに続く酢酸中での臭化水素酸 による選択的モノ脱メチル化を介して容易に調製される。 構造式(I)の光学的に純粋な化合物は、上述の方法の中に分解段階を導入す ることにより得ることができる。この分解は、鏡像異性体のラセミ混合物を結果 としてもたらすプロセスの任意の段階の後に実施することができる。ジアステレ オマー塩形成及びキラルHPLCを含め、ラセミ混合物から(−)−鏡像異性体 及び/又は(+)−鏡像異性体を分離するためにいかなる分解技術でも使用する ことができる。 「適切な求電子体」という表現は、標準的に、Yが上述の定義づけ通りでHl gがCl、Br又はIであるものとしてY−(CH2)n−Hlgという構造式をも つハロゲン化アルキルを意味する。 上述の方法の環化段階は、例えば、適切な活性化されたカルボン酸誘導体を用 いて、行なうことができ、その後に脱水が行なわれる。 「適切なクロスカップリングパートナ」という表現は標準的に、例えばNi( O)触媒を伴うグリニャール試薬といった、遷移金属 触媒を伴う有機金属試薬を意味する。 「適切なグリニャール試薬」という表現は標準的には、MがMgHIg、HI gがCl、Br又はIでありYが以上の定義づけ通りであるものとして、M−( CH2)−Yという構造式の有機金属化合物を意味する。 本発明は同様に、有効量の本発明に従った化合物及び薬学的担体又は希釈剤を 含む、薬学組成物にも関する。このような組成物は、好ましくは経口用量単位又 は非経口用量単位の形をしている。 さらに、本発明は、それを必要としている患者に対して本発明に従った化合物 を有効量投与することを含んで成る、エストロゲン関連疾患又は症候群、好まし くは哺乳動物内のエストロゲン欠乏状態によりひき起こされる疾病又は症候群の 治療又は予防方法に関する。 本発明の化合物は、新しいエストロゲンアゴニストであり、骨喪失の予防と治 療、骨粗厭症の予防と治療;心血管疾患の予防と治療;過剰な神経ペプチドYに 関連する生理学的障害(例えば肥満、うつ病など)の治療と予防;及び、非イン シュリン依存性糖尿病のmelitusにおけるグルコース代謝の調節;及び女性にお けるアルツハイマー型老人性痴呆症の予防と治療のために有用である。さらに、 これらのエストロゲンアゴニストは、経口避妊;更年期症候群(例えば顔面潮紅 、尿生殖器萎縮、うつ病、繰病及び精神分裂症など)の緩和;失禁;切迫流産又 は習慣性流産の予防;月経困難の緩和;機能不全性不正子宮出血の緩和;卵巣発 達の補助:アクネ治療;女性における体毛の過剰成長(多毛症の減少;前立腺ガ ン腫の治療;及び産後泌乳の抑制のためにも役立つ。これらの作用物質は同様に 、血清コレステロールを低下させ、血漿脂質プロフィールに対し有益な効果をも つ。 本発明の化合物は、骨及び心血管組織内のエストロゲンアゴニストであるもの の、これらは同様に、その他のエストロゲン標的器官においては抗エストロゲン 物質として作用することもできる。例えば、これらの化合物は乳房組織及び結腸 内で抗エストロゲン物質として作用でき、従って乳ガン及び結腸ガンといったエ ストロゲン依存性ガンの予防及び治療のために有用となる。インビトロ・エストロゲンレセプタ結合検定 本発明の化合物のエストロゲンレセプタ結合親和力を決定するため、インビト ロレセプタ結合検定を使用した。この検定は、ウサギの子宮から得たエストロゲ ンレセプタ(ER)から、3H−17β−エストラジオール(17β−E2)か ら浸出させる本発明の化合物の能力を測定する。実験的に、ウサギの子宮組織か らのERが豊富なサイトゾルを、ウサギの筋肉から分離したERに乏しいサイト ゾルで希釈して、0.5nM3H−17β−E2の約20〜25%の最大結合を 達成する。各々の検定のため、分析当日にサイトゾルの新鮮なアリコートを解凍 させ、ca(約)3mgのサイトゾルタンパク質/mlになるまで検定緩衝液でこ れを希釈する。この検定緩衝液(PB)は以下のとおりである:すなわち、10 mMのK2HPO4/KH2PO4、1.5mMのK2EDTA、10mMのモノチオ グリセロール、10mMのNa2MoO4・2H2O、10%のグリセロール(v/ v(体積/体積));pH7.5。Sigma社からRadio−inert 17β−E2を得 る。 テスト溶液は、8×10−3Mの濃度で適切な溶剤(エーテル又はDMSO) の中で調製され、階段希釈液はPB又はDMSOで調製される。マイクロタイタ ープレート内で試験に付される各濃度について2回同じ要領で10μlのアリコ ートをインキュベートする。なおこのプレートには、20μlの3H−17β− E2(検定濃 度は0.4nMに等しい)及び50μlのサイトゾルが加えられている。対照標 本ならびに最大結合標本のためには、テスト化合物の代りに10μlのPBが添 加される。 4℃で18〜20時間のインキュベーションの後、反応を、各標本に添加され た100μlのDCCスラリー〔PB中の0.5%の活性炭(Sigma)及び0.0 05%のデキストランT70(Pharmacia)〕で終結させ、4℃で15分間、連続 的に振とうさせながらインキュベートする。サイトゾルに代ってPB中の0.3 %のBSA50μlを用いて、背景計数を評価する。 結合した及び遊離した3H−17β−E2を分離するため、4℃で10分間( 800×g)、Titertekプレートを遠心分離に付し、Optiflourシンチレーショ ン液を用いたシンチレーション計数のために各標本について100μlのアリコ ートを除去する。標準及び対照標本は、テスト化合物が2回同じ要領でインキュ ベートされるのに対し、4回同じ要領でインキュベートされる。各標本中の1分 あたりの平均計数(cpm)を計算し、背景(DCC)を減算し、最大3H−17β −E2結合百分率を決定する。テスト化合物のそれぞれのその濃度に対し、個々 のcpmをプロットし(対数目盛)、最大結合の50%を浸出させるのに必要とさ れる化合物濃度としてIC50を表現する。骨の無機質密度 骨の無機質含有量(BMC)の1つの尺度としての骨の無機質密度(BMD) は、骨の強度の80%以上を説明する。老化につれてのBMDの損失及び月経閉 鎖後の加速された損失は骨格の強度を低減させ、特定の部位、すなわち特に脊椎 、手首及び腰をさらに骨折しやすいものにする。真の骨密度は、アルキメデスの 法則を用いて重量法で測定できる(観血的技術)。BMDは、2重エネルギーX 線吸収計測定法(DEXA)を用いて非観血的に測定することもできる。我々の 研究室では、卵巣摘出されたげっ歯類におけるエストロゲン欠乏に起因するBM Dの変化を評価するために重量法を利用した。卵巣摘出術(卵巣の外科的除去) の後、動物を、正の対照としてビヒクル17β−E2でかつ/又はその他のエス トロゲンアゴニストで処理する。これらの調査の目的は、人間の疾病のげっ歯類 モデルにおける骨の喪失を防ぐ本発明の化合物の能力を評価することにある。 雌のSDラット(生後約3〜5カ月)又は雌のスイス・ウェブスタマウス(生 後約3〜5カ月)が、両側卵巣摘出又は疑似手術を受けた。麻酔から回復した後 、動物を、1グループあたり最低8匹の割合で、以下のグループにランダム化す る: ビヒクルの処理を受けた擬似(シャム)動物 ビヒクルの処理を受けた卵巣摘出動物 25μgのエストラジオール/kgでの処理を受けた卵巣摘出動物:及び 200μg/kgのテスト化合物での処理を受けた卵巣摘出動物。 全ての化合物を秤量し無菌食塩水中のビヒクル溶剤内で溶解させ、35日間皮 下注射を介し毎日、動物に処置を施す。35日間のプロトコルの終了時点で、動 物を屠殺し、大腿骨を切除し、付着性軟組織を除去する。ラットでは、ダイアモ ンドホイール切断のこぎりを用いて、筋肉組織を除去した大腿骨の末端1cmを除 去し、70%のエチルアルコール中で固定させる(マウスでは、末端0.5cmが 除去され固定させられる)。70%のエチルアルコール(EtOH)内での固定 の後、自動組織プロセッサを用いて、100%に至るまで上昇階段希釈のアルコ ール内で骨の被検物を脱水する。脱水プログラムの後、クロロホルム内で脱脂し 、精製水中で再水化する。 自動的組織処理は全て、真空下で行なわれた。水化された骨を空気中で秤量し、 密度測定キットの備わったMettlerはかり上で水中に懸架させながら秤量した。 空気中の各標本の重量を空気重量と水中重量の間の差で除して合計骨密度、すな わち組織単位体積あたりの無機質を加えた有機マトリックスを決定する。合計骨 密度の決定の後、標本を600℃でマッフルファーネス内で一晩灰にする。この とき、各標本の灰重量を組織体積(すなわち空気重量−水中の懸吊された重量) で除することによって無機質密度を決定することができる。各グループについて 、平均骨密度(合計及び無機質骨密度)を計算し、コンピュータ援用統計プログ ラムを用いてビヒクル処理及びエストロゲン処理を受けた対照からの統計的差異 を決定する。コレステロール低下活性 全コレステロールの血清レベルに対する本発明の化合物の効果を、上述の骨密 度研究において動物から採取した血液標本又は、28日以上の期間化合物で処理 した卵巣摘出された雌のラット又はマウスからの血液標本のいずれかにおいて測 定した。各タイプの実験において、処置を受けた動物からの血液は、心臓穿剌を 介して収集し、血液11につき5%のEDTAが30μl入った試験管の中に入 れた。2500rpmで10分間20℃で遠心分離した後、血漿を除去し、検定 を行なうまで−20℃で保管した。Sigma Diagnosticsから購入した標準酸素測 定キット(キットNo.352)を用いて、コレステロールを測定した。医薬製剤 本発明の化合物は、従来のアジュバント、担体又は希釈剤と合わせて、又望ま しい場合にはその薬学的に受容可能な酸性添加塩の形で、その医薬組成物及び単 位用量の形に作ることができ、さらに、このような形で、全て経口使用のための 錠剤又は充てんカプセルと いった固体又は溶液、懸濁液、エマルジョン、エリキシル剤又はそれが充てんさ れたカプセルといったような液体として利用することができ;又直腸投与のため の座薬の形;或いは又、非経口使用(皮下投与及び輸液も含む)のための無菌注 入溶液の形をとることもできる。このような薬学的組成物及びその単位用量形態 は、付加的な活性化合物又は有効成分を伴う又は伴わない、従来の割合での従来 の成分を含むことができ、このような単位用量形態は、利用すべき意図された毎 日の用量範囲と釣り合いのとれた任意の適切な有効量の化合物を含有することが できる。従って1個につき+(10)ミリグラム又はより広義には+(10)〜 百(100)ミリグラムの有効成分を含有する錠剤が、適切な代表的単位用量形 態である。 かくして本発明の化合物は、製剤学の従来の方法に従って、例えば人間を含む 哺乳動物に対する経口又は非経口投与を目的とする薬学的調製物の製剤形態のた めに使用することができる。 従来の賦形剤は、有効化合物と有害な形で反応しないような非経口又は腸内利 用に適した薬学的に受容可能な有機又は無機担体物質である。 このような担体の例としては、水、塩溶液、アルコール、ポリエチレングリコ ール、ポリヒドロキシエトキシル化ひまし油、ゼラチン、乳糖アミロース、ステ アリン酸マグネシウム、タルク、ケイ酸、脂肪酸モノグリセリド及びジグリセリ ド、ペンタエリスリトール脂肪酸エステル、ヒドロキシメチルセルロース及びポ リビニルピロリドンがある。 該薬学調製物を殺菌し、望まれる場合、活性化合物と有害な形で反応しない、 補助的作用物質、乳化剤、浸透圧に影響を及ぼすための塩、緩衝液及び/又は着 色物質などと混合することが可能である。 非経口利用のために特に適しているのは注入用溶液又は懸濁液、好ましくはポ リ水酸化ひまし油の中に溶解された活性化合物を伴う水溶液である。 アンプルが、適切な単位用量形態である。 タルク及び/又は炭水化物の担体又は結合剤などを有し、好ましくは担体が乳 糖及び/又はコーンスターチ及び/又はジャガイモでんぷんである錠剤、糖衣丸 又はカプセルが、経口利用に特に適している。甘味のついたビヒクルを利用でき る場合、シロップ、エリキシル剤などが使用できる。 一般に、本発明の化合物は、単位用量あたり薬学的に受容可能な担体内に0. 05〜100mg含む単位形態で、送達される。 本発明に従った化合物の用量は、1つの薬物として例えば人間といった患者に 投与される場合、一日あたり0.1〜300mg、好ましくは10−l00mg である。 従来の錠剤化技術により調製され得る標準的な錠剤には、次のものが含まれる : 有効化合物 5.0mg 乳糖 67.0mg Ph.Eur Avicel/TM 31.4mg AmberliteTMIRP88 1.0mg ステアリン酸マグネシウム 0.25mg Ph.Eur 本発明の化合物は、それを必要としている人間を含めた被験者、例えば生きた 動物の体に対して、疾病の治療のために有効な量で、経口、直腸又は非経口(皮 下を含む)の経路のいずれかにより、通常は薬学的に受容可能な担体又は希釈剤 と並行して、同時に又はそれと共に、特に好ましくはその薬学組成物の形で、望 ましくは(いずれの場合でも例えば塩を伴って溶解状態の遊離塩基を乾燥するま で蒸発させることなどといった通常の又は従来の要領で調製される臭化水素酸塩 、塩酸塩又は亜硫酸塩といった)薬学的に受容可能なその酸性添加塩の形で投与 することができる。適切な用量範囲というのは、通常通り正確な投与様式、投与 形態、その投与が向けられる適応症、関与する被験者及びその体重、ならびに担 当医師又は獣医の好みや経験に応じて、一日1〜200ミリグラム、10〜30 0ミリグラムそして特に30〜70ミリグラムである。 例1(+)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキ シ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−ク −クロマン ステップ1:4−(4−アセトキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4−( トリフルオロメチル)フェニル)クマリン (2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−(4−ヒドロキシフェニル)− メタノン(7.33g、30.0mmol)、無水酢酸(15ml)、トリエチ ルアミン(5.5ml、39.5mmol)及び4−(トリフルオロメチル)フ ェニル酢酸(4.63g、30.0mmol)の混合物を135℃で18時間撹 拌し、結果として得られたオレンジ色の溶液を水(120ml)中に注ぎ込み、 3時間撹拌した。結果して得られた水溶液と粘着性固体の混合物を酢酸エチル( 300ml)で希釈して固体を溶解させ、有機層を分離した。水相をさらに酢酸 エチルで抽出した(2×100ml)。組合わせた有機抽出物を水及び飽和した 塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させて、黄色 /オレンジ色の固体を得、これを6:1のエタノール/水(350ml)から再 結晶化させて無色固体の生成物を得、これを真空乾燥させた。 収量:9.56g(70%)の4−(4−アセトキシフェニル) −7−メトキシ−3−(4−トリフルオロメチル)フェニル)−クマリン。M. p(融点)198〜201℃(エタノール水)。1H−NMR(CDCl3、30 0MHz)δ:2.31(S、3H)、3.90(S、3H)、6.79(dd 、1H)、6.93(d、1H)、7.05−7.15(m、4H)、7.17 (d、1H)、7.21〜7.27(m、2H)、7.42〜7.49(m、2 H)。LRMS(E1)454(M+)、412、384、369、43。元素 分析:C251735についての計算値:C、66.08;H、3.77%;実 際値:C、66.04;H、3.77%。 ステップ2:4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4−( 4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロム−3−エン 4−(4−アセトキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4−(トリフルオロ メチル)フェニル)−クマリン(4.54g、9.99mmol)の撹拌された テトラヒドロフラン(200ml)溶液に対し、水素化アルミニウムリチウム( 0.76g、20.03mmol)を少量ずつ添加した。完全に添加した後、混 合物を30分間室温で撹拌し、その後6Mの塩酸(30ml)で摘下により処理 した。結果として得られた混合物を3時間60〜65℃まで加熱し、冷却し、水 (100ml)と酢酸エチル(50ml)で希釈した。水性層を分離し、さらに 酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。組合わせた有機溶液を、飽和した塩 化ナトリウム水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させてオレンジ色 の固体を得た。これをエタノール/水(65ml、10:3)から再結晶化させ て、無色の針状物として固体生成物の最初の収獲を得た。母液を蒸発させてオレ ンジ色のガム質を得、これを第2のエタノール水再結 晶化に付して無色針状物の第2の収穫を得た。固体を組合わせ、真空乾燥させた 。 収量:3.59g(91%)の4−4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ −3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロム−3−エン。M.p. 169−171℃。1H−NMR(CDCL3、300MHz)δ:3.80(s 、3H)、4.85(bs、1H)、5.05(s、2H)、6.42(dd、 1H)、6.52(d、1H)、6.72〜6.82(m、3H)、6.96( dm、2H)、7.07(dm、2H)、7.40(dm、2H)、LRMS( El)398(M+)、305(M−PhOH)、253(M−PhCF3)。元 素分析:C231733についての計算値:C、69.34;H、4.30%; 実際値:C、69.00;H、4.27%。 ステップ3:(±)−シス−4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ −3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン エタノール(100ml)中の4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキ シ−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロム−3−エン(2.99 g、7.51mmol)の撹拌溶液に対し、炭素上のパラジウム(10%、0. 40g、0.4mmol)を添加し、混合物に24時間室温で水素添加した。ろ 過によって触媒を除去し、溶剤を蒸発させてオフホワイトの固体を得、これを5 0mlのエタノールからの再結晶化により精製した。こうして無色針状物として の最初の生成物収穫が得られた。母液を蒸発させ、エタノール水からの再結晶化 をくり返し、無色針状物の第2の収獲を得た。固体を組合わせ、真空乾燥させた 。 収量:2.52g(82%)の(±)−シス−4−(4−ヒドロ キシフェニル)−7−メトキシ−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル) クロマン。M.p.211−213℃。1H−NMR(CDCl3、300MHz )δ:3.63(ddd、1H)、3.81(s、3H)、4.20〜4.28 (m、2H)、4.44(dd、1H)、4.60(bs、1H)、6.43〜 6.58(m)6H)、6.79(dm、2H)、6.84(d、1H)、7. 41(dm、2H)、LRMS(El)400(M+)、227、211。元素 分析:C231933についての計算値:C、68.99;H、4.78%;実 際値:C、69.06;H、4.78%。 ステップ4:(±)−シス−7−メトキシ−4−(4(2−ピロリジノエトキ シ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル) クロマン (±)−シス−4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4− (トリフルオロメチル)フェニル)クロマン(0.801g、2.00mmol )、炭酸カリウム(2.76g、19.97mmol)、ヨウ化ナトリウム(0 .01g、0.07mmo1)、塩酸1−(2−クロロエチル)ピロリジン(0 .38g、2.23mmol)及びアセトン(100ml)の混合物を60℃で 、還流下にて24時間撹拌した。結果として得られた混合物をろ過し溶剤を蒸発 させて無色ガム質を得、これは冷却時点で固化した。粗製固体を20mlのエタ ノールから再結晶化させて無色針状物としての生成物を得、これは、真空乾燥の 後結晶化エタノールを0.5当量含有していた。 収量:0.926g(88%)の(±)−シス−7−メトキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェ ニル)クロマン。M.p.119−120℃ 。1H−NMR(CDCl3、300MHz)δ:1.75−1.85(m、4H )、2.55〜2.65(m、4H)、2.85(t、2H)、3.62(dd d、1H)、3.81(s、3H)、4.01(t、2H)、4.19−4.2 8(m、2H)、4.44(dd、1H)、6.44−6.54(m、4H)、 6.64(dm、2H)、6.78(dm、2H)、6.84(d、1H)、7 .40(dm、2H)、LRMS(El)497(M+)、84(C510N)。 ステップ5:(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4(2−ピロリジノエト キシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル )クロマン (±)−シス−7−メトキシ−4−(4−(2−ピロリジエキトシ)フェニル )−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン(0.30g、0. 60mmol)及び無水塩酸ピリジン(3.50g、30.3mmol)の混合 物を18時間、融成物として150〜155℃まで加熱した。混合物を室温まで 冷却し、結果としてもたらされたオレンジ色のろうを、水(50ml)、高温エ タノール(20ml)及びジクロロメタン(100ml)の混合物の中で溶解さ せた。10Mの水酸化ナトリウムを添加することにより水性層をpH14まで塩 基性化し、次に1Mの塩酸をpH8−9になるまで添加した。有機層を収集し、 水性層をさらにジクロロメタン(2×75ml)で抽出した。組合わせた有機物 質を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ、暗い色のガ ム質となるまで蒸発させ、このガム質を、溶離剤としてジクロロメタン中の6% のメタノールを用いてシリカゲル上のクロマトグラフィにより精製し、無色の固 体としての生成物を得た。 収量:0.20g(68%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロ メチル)フェニル)クロマン。M.p.100℃(dec)、1H−NMR(CDC l3、300MHz)δ:1.80−1.95(m、4H)、2.65〜2.8 2(m、4H)、2.82〜2.94(m、1H)、3.0〜3.12(m、1 H)、3.62(ddd、1H)、3.77−4.08(m、2H)、4.16 (dd、1H)、4.21(d、1H)、4.38(dd、1H)、6.36( dd、1H)、6.41(d、1H)、6.41−6.45(m、4H)、6. 72−6.79(m、3H)、7.37−7.44(m、2H)、フェノールO H見られず。LRMS(El)483(M+)、84(C510N、100%)。 分析用キラルHPLC:{Chiradex 5μm、250×4mmのカラム:70% メタノール、30%緩衝液(0.25%w/wの酢酸トリエチルアンモニウム、 pH5.20):0.5ml/分の流量;220nmUV検出}鏡像異性体はR t=22.7及び38.6分でシグナルを送る。 ステップ6:(+)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4(2−ピロリジノエト キシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル )−クロマン 表題化合物を、Chiradex5μm、250×2.5mmのカラム上で調製用キラ ルHPLCを用いて、ラセミ混合物、(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル) フェニル)クロマンから分離した。表題化合物は、より急速に溶離した鏡像異性 体であった。 収量:25.9mgの(+)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロ リジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ク ロマン。分析用キラルHPLC:{Chir adex5μm、250×4mmのカラム:70%メタノール、30%(0.25% w/wの酢酸トリエチルアンモニウム、pH5.20)溶離剤:0.5ml/分の 流量;220nmのUV検出}。Rt=22.7分、>99%ee.1H−NMR (CDCl3、300MHz)δ:1.80−1.95(m、4H)、2.65 −2.82(m、4H)、2.82〜2.94(m、1H)、3.0〜3.12 (m、1H)、3.62(ddd、1H)、4.01(t、2H)、4.16( dd、1H)、4 21(d、1H)、4.38(dd、1H)、6.36(d d、1H)、6.41(d、1H)、6.41−6.45(m、4H)、6.7 2−6.79(m、3H)、7.37−7.44(m、2H)。フェノールOH 見られず。〔α〕D 20=+246.2°(メタノール中C=1.0%)。 例2(+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−( 4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン ステップ1で使用された4−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸の代りに4 −メチルフェニル酢酸を用い、例1について記述したものと全く類似した形で、 表題化合物を調製した。 かくして、塩酸ピリジンを用いて加熱することにより(±)−シス−7−メト キシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フ ェニル)−クロマンを脱メチル化し、ラセミ混合物(±)−シス−7−ヒドロキ シ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−フ ェニル)クロマンを得た。次に表題化合物を調製用キラルHPLC{Chiradex5 μm、250×25mmカラム:流量=20ml/分:50%メタノール、50 %緩衝液(0.2%の酢酸トリエチルアンモニウム水、pH3.5)溶離剤、2 20nmのUV検出}を用いて、このラ セミ混合物から分離した。表題化合物は、より急速に溶離された鏡像異性体であ った。Rt(反応時間)10〜18分。 収量14.7mgの(+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニ ル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−フェニル)クロマン。分析用キ ラルHPLC:{Chiradex5μm、250×4mm column:40%メタノール 、60%(0.1%w/wの酢酸トリエチルアンモニウム水、pH4.20)溶 離剤:0.8ml/分の流量:220nmのUV検出}。Rt:13.8分>9 9%ee。1H−NMR(MeOH−d4、300MHz)δ:1.78−1.9 3(m、4H)、2.25(s、3H)、2.67−2.84(m、4H)、2 .94(t、2H);3.47(ddd、1H)、4.03(t、2H)、4. 13(dd、1H)、4.19(d、1H)、4.37(dd、1H)、6.3 0(dd、1H)、6.34(d、1H)、6.51(dm、2H)、6.58 (dm、2H)、6.62(dm、2H)、6.67(d、1H)6.93(d m、2H)。フェノールOH見られず。〔α〕D 20=+303.4°(メタノー ル中C=0.62%)。 例3(+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4 −(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン ステップ1で使用された4−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸の代りに3 −メトキシフェニル酢酸を用い、例1について記述したものと全く類似した形で 、表題化合物を調製した。 かくして、塩酸ピリジンを用いて加熱することにより(±)−シス−7−メト キシ−3−(3−メトキシフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ) フェニル)−クロマンを脱メチル化し、ラセミ混合物(±)−シス−7−ヒドロ キシ−3−(3−ヒドロキ シフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−フェニル)クロマンを 得た。次に表題化合物を調製用キラルHPLC{Chiradex5μm、250×25 mmカラム:流量=20ml/分:40%メタノール、60%緩衝液(0.2% の酢酸トリエチルアンモニウム水、pH3.5)溶離剤、220nmのUV検出 }を用いて、このラセミ混合物から分離した。表題化合物は、より急速に溶離さ れた鏡像異性体であった。Rt=22〜34分。 収量20.9mgの(+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフ ェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−フェニル)クロマン。分析 用キラルHPLC:{Chiradex5μm、250×4mm column:40%メタノ ール、60%(0.1%w/wの酢酸トリエチルアンモニウム、pH4.20) 溶離剤:流量=0.8ml/分:220nmのUV検出}。Rt=11.4分、 95.2%ee。1H−NMR(MeOH−d4、300MHz)δ:1.80〜 1.95(m、4H)、2.72−2.90(m、4H)、3.00(t、2H )、3.44(ddd、1H)、4.05(t、2H)、4.15(dd、1H )、4.21(d、1H)、4.34(dd、1H)、5.14(m、1H)6 .23(dm、1H)、6.31(dd、1H)6.34(d、1H)、6.5 0−6.59(m、3H)、6.60−6.71(m、3H)、6.93(dd 、1H)。フェノールOHシグナル見られず。〔α〕D 20=+278.0°(メ タノール中C=0.87%)。 例4(−)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ )フェニル)−3−(4−トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン ステップ1:4−(4−アセトキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4−( トリフルオロメチル)フェニル)クマ リン (2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−(4−ヒドロキシフェニル)− メタノン(7.33g、30.0mmol)、無水酢酸(15ml)、トリエチ ルアミン(5.5ml)39.5mmol)及び4−(トリフルオロメチル)フ ェニル酢酸(4.63g、30.0mmol)の混合物を135℃で18時間撹 拌し、結果として得られたオレンジ色の溶液を水(120ml)中に注ぎ込み、 3時間撹拌した。結果して得られた水溶液と粘着性固体の混合物を酢酸エチル( 300ml)で希釈して固体を溶解させ、有機層を分離した。水相をさらに酢酸 エチルで抽出した(2×100ml)。組合わせた有機抽出物を水及び飽和した 塩化ナトリウム溶液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させて、黄色 /オレンジ色の固体を得、これを6:1のエタノール/水(350ml)から再 結晶化させて無色固体の生成物を得、これを真空乾燥させた。 収量:9.56g(70%)の4−(4−アセトキシフェニル)−7−メトキ シ−3−(4−トリフルオロメチル)フェニル)−クマリン。M.p(融点)1 98〜201℃(エタノール水)。1H−NMR(CDCl3、300MHz)δ :2.31(S、3H)、3.90(S、3H)、6.79(dd、1H)、6 .93(d、1H)、7.05−7.15(m、4H)、7.17(d、1H) 、7.21〜7.27(m、2H)、7.42〜7.49(m、2H)。LRM S(El)454(M+)、412、384、369、43。元素分析:C251 735についての計算値:C、66.08;H、3.77%;実際値:C、6 6.04;HN3.77%。 ステップ2:4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4−( トリフルオロメチル)フェニル)クロ ム−3−エン 4−(4−アセトキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4−(トリフルオロ メチル)フェニル)−クマリン(4.54g、9.99mmol)の撹拌された テトラヒドロフラン(200ml)溶液に対し、少量の分量にわけて、水素化ア ルミニウムリチウム(0.76g、20.03mmol)を添加した。完全に添 加した後、混合物を30分間室温で撹拌し、その後6Mの塩酸(30ml)で摘 下により処理した。結果として得られた混合物を3時間60〜65℃まで加熱し 、冷却し、水(100ml)と酢酸エチル(50ml)で希釈した。水性層を分 離し、さらに酢酸エチル(3×100ml)で抽出した。組合わせた有機溶液を 、飽和した塩化ナトリウム水で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させ てオレンジ色の固体を得た。これをエタノール/水(65ml、10:3)から 再結晶化させて、無色の針状物として固体生成物の最初の収獲を得た。母液を蒸 発させてオレンジ色のガム質を得、これを第2のエタノール水再結晶化に付して 無色針状物の第2の収穫を得た。固体を組合わせ、真空乾燥させた。 収量:3.59g(91%)の4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキ シ−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロム−3−エン。M.p.1 69−171℃。1H−NMR(CDCL3、300MHz)δ:3.80(s、 3H)、4.85(bs、1H)、5.05(s、2H)、6.42(dd、1 H)、6.52(d、1H)、6.72〜6.82(m、3H)、6.96(d m、2H)、7.07(dm、2H)、7.40(dm、2H).LRMS(E l)398(M+)、305(M−PhOH)、253(M−PhCF3)。元素 分析:C231733についての計算値:C、69.34;H、4.30%;実 際値:C、69.00 ;H、4.27%。 ステップ3:(±)−シス−4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ −3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン エタノール(100ml)中の4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキ シ−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロム−3−エン(2.99 g、7.51mmol)の撹拌溶液に対し、炭素上のパラジウム(10%、0. 40g、0.4mmol)を添加し、混合物に24時間室温で水素添加した。ろ 過によって触媒を除去し、溶剤を蒸発させてオフホワイトの固体を得、これを5 0mlのエタノールからの再結晶化により精製した。こうして無色針状物として の最初の生成物収穫が得られた。母液を蒸発させ、エタノール水からの再結晶化 をくり返し、無色針状物の第2の収獲を得た。固体を組合わせ、真空乾燥させた 。 収量:2.52g(82%)の(±)−シス−4−(4−ヒドロキシフェニル )−7−メトキシ−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン。M. p.211−213℃。1H−NMR(CDCl3、300MHz)δ:3.63( ddd、1H)、3.81(s、3H)、4.20〜4.28(m、2H)、4 .44(dd、1H)、4.60(bs、1H)、6.43〜6.58(m、6 H)、6.79(dm、2H)、6.84(d、1H)、7.41(dm、2H )、LRMS(El)400(M+)、227、211。元素分析:C23193 3についての計算値:C、68.99;H、4.78%;実際値:C、69. 06;H、4.78%。 ステップ4:(±)−シス−7−メトキシ−4−(4(2−ピロリジノエトキ シ)フェニル)−3−(4−(トリフ ルオロメチル)フェニル)クロマン (±)−シス−4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ−3−(4− (トリフルオロメチル)フェニル)クロマン(0.801g、2.00mmol )、炭酸カリウム(2.76g、19.97mmol)、ヨウ化ナトリウム(0 .01g、0.07mmol)、塩酸1−(2−クロロエチル)ピロリジン(0 .38g、2.23mmol)及びアセトン(100ml)の混合物を60℃で 、還流下にて24時間撹拌した。結果として得られた混合物をろ過し溶剤を蒸発 させて無色ガム質を得、これは冷却時点で固化した。粗製固体を20mlのエタ ノールから再結晶化させて無色針状物としての生成物を得、これは、真空乾燥の 後結晶化エタノールを0.5当量含有していた。 収量:0.926g(88%)の(±)−シス−7−メトキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェ ニル)クロマン。M.p.119−120℃。1H−NMR(CDCl3、300MH z)δ:1.75−1.85(m、4H)、2.55〜2.65(m、4H)、 2.85(t、2H)、3.62(ddd、1H)、3.81(s、3H)、4 .01(t、2H)、4.19−4.28(m、2H)、4.44(dd、1H )、6.44−6.54(m、4H)、6.64(dm、2H)、6.78(d m、2H)、6.84(d、1H)、7.40(dm、2H)、LRMS(El )497(M+)、84(C510N)。 ステップ5:(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4(2−ピロリジノエト キシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル )クロマン (±)−シス−7−メトキシ−4−(4−(2−ピロリジエキト シ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン(0. 30g)0.60mmol)及び無水塩酸ピリジン(3.50g、30.3mm ol)の混合物を18時間、融成物として150〜155℃まで加熱した。混合 物を室温まで冷却し、結果としてもたらされたオレンジ色のろうを、水(50m l)、高温エタノール(20ml)及びジクロロメタン(100ml)の混合物 の中で溶解させた。10Mの水酸化ナトリウムを添加することにより水性層をp H14まで塩基性化し、次に1Mの塩酸をpH8−9になるまで添加した。有機 層を収集し、水性層をさらにジクロロメタン(2×75ml)で抽出した。組合 わせた有機物質を飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウム上で乾燥させ 、暗い色のガム質となるまで蒸発させ、このガム質を、溶離剤としてジクロロメ タン中の6%のメタノールを用いてシリカゲル上のクロマトグラフィにより精製 し、無色の固体としての生成物を得た。 収量:0.20g(68%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェ ニル)クロマン。M.p.100℃(dec)、1H−NMR(CDCl3、300 MHz)δ:1.80−1.95(m、4H)、2.65〜2.82(m、4H )、2.82〜2.94(m、1H)、3.0〜3.12(m、1H)、3. 62(ddd、1H)、3.77−4.08(m、2H)、4.16(dd、1 H)、4.21(d、1H)、4.38(dd、1H)、6.36(dd、1H )、6.41(d、1H)、6.41−6.45(m、4H)、6.72−6. 79(m、3H)、7.37−7.44(m、2H)、フェノールOH見られず 、LRMS(El)483(M+)、84(C510N、100%)。分析用キラ ルHPLC:{Chiradex5μm、250×4mmのカラム:70 %メタノール、30%緩衝液(0.25%w/wの酢酸トリエチルアンモニウム 、pH5.20):0.5ml/分の流量;220nmUV検出}鏡像異性体は Rt=22.7及び38.6分でシグナルを送る。 ステップ6:(−)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4(2−ピロリジノエト キシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル )−クロマン 表題化合物を、Chiradex5μm、250×2.5mmのカラム上で調製用キラ ルHPLCを用いて、ラセミ混合物、(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル) フェニル)クロマンから分離した。表題化合物は、より緩慢に溶離した鏡像異性 体であった。 収量:26.5mgの(−)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロ リジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)ク ロマン。分析用キラルHPLC:{Chiradex5μm、250×4mmのカラム: 70%メタノール、30%(0.25%w/wの酢酸トリエチルアンモニウム、 pH5.20)溶離剤:0.5ml/分の流量;220nmのUV検出}。Rt =38.6分、>99%ee。1H−NMR(CDCl3、300MHz)δ:1 .80−1.95(m、4H)、2.65−2.82(m、4H)、2.82〜 2.94(m、1H)、3.0〜3.12(m、1H)、3.62(ddd、1 H)、4.01(t、2H)、4.16(dd、1H)、4.21(d、1H) 、4.38(dd、1H)、6.36(dd、1H)、6.41(d、1H)、 6.41−6.45(m、4H)、6.72−6.79(m、3H)、7.37 −7.44(m、2H)。フェノールOH見られず。〔α〕D 20=−234.8 °(メタノール中C=1.0%)。例5(−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−( 4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン ステップ1で使用された4−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸の代りに4 −メチルフェニル酢酸を用い、例4について記述したものと全く類似した形で、 表題化合物を調製した。 かくして、塩酸ピリジンを用いて加熱することにより(±)−シス−7−メト キシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フ ェニル)−クロマンを脱メチル化し、ラセミ混合物(±)−シス−7−ヒドロキ シ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−フ ェニル)クロマンを得た。次に表題化合物を調製用キラルHPLC{Chiradex5 μm、250×25mmカラム:流量=20ml/分:50%メタノール、50 %緩衝液(0.2%の酢酸トリエチルアンモニウム水、pH3.5)溶離剤、2 20nmのUV検出}を用いて、このラセミ混合物から分離した。表題化合物は 、より緩慢に溶離された鏡像異性体であった。Rt(反応時間)20〜30分。 収量14.7mgの(−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニ ル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−フェニル)クロマン。分析用キ ラルHPLC:{Chiradex5μm、250×4mm column;40%メタノール 、60%(0.1%w/wの酢酸トリエチルアンモニウム水、pH4.20)溶 離剤:0.8ml/分の流量:220nmのUV検出}。Rt=25.9分、> 83.8%ee。1H−NMR(MeOH−d4、300MHz)δ:1.78− 1.93(m、4H)、2.25(s、3H)、2.67−2.84(m、4H )、2.94(t、2H);3.47(ddd、1H)、4.03(t、2H) 、4.13(dd、1H )、4.19(d、1H)、4.37(dd、1H)、6.30(dd、1H) 、6.34(d、1H)、6.51(dm、2H)、6.58(dm、2H)、 6.62(dm、2H)、6.67(d、1H)6.93(dm、2H)。フェ ノールOH見られず。〔α〕D 20=−235.6°(メタノール中C=0.62 %)。 例6(−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4 −(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン ステップ1で使用された4−(トリフルオロメチル)フェニル酢酸の代りに3 −メトキシフェニル酢酸を用い、例4について記述したものと全く類似した形で 、表題化合物を調製した。 かくして、塩酸ピリジンを用いて加熱することにより(±)−シス−7−メト キシ−3−(3−メトキシフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ) フェニル)−クロマンを脱メチル化し、ラセミ混合物(±)−シス−7−ヒドロ キシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ )−フェニル)クロマンを得た。次に表題化合物を調製用キラルHPLC{Chir adex5μm、250×25mmカラム:流量=20ml/分:40%メタノール 、60%緩衝液(0.2%の酢酸トリエチルアンモニウム水、pH3.5)溶離 剤、220nmのUV検出}を用いて、このラセミ混合物から分離した。表題化 合物は、より急速に溶離された鏡像異性体であった。Rt=46〜64分。 収量18.5mgの(−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフ ェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−ェニル)クロマン。分析用 キラルHPLC:{Chiradex5μm、250×4mm column:40%メタノール 、60%(0.1%w/wの酢酸トリエチルアンモニウム、pH4.20)溶離 剤:流量 =0.8ml/分:220nmのUV検出}。Rt=20.4分、89.8%e e。1H−NMR(MeOH−d4、300MHz)δ:1.80〜1.95(m 、4H)、2.72−2.90(m、4H)、3.00(t、2H)、3.44 (ddd、1H)、4.05(t、2H)、4.15(dd、1H)、4.21 (d、1H)、4.34(dd、1H)、5.14(m、1H)6.23(dm 、1H)、6.31(dd、1H)6.34(d、1H)、6.50−6.59 (m、3H)、6.60−6.71(m、3H)、6.93(dd、1H)。フ ェノールOHシグナル見られず。〔α〕D 20=−259.1°(メタノール中C =0.77%)。 例7(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン ステップ1:4−(4−アセトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル )−7−メトキシ−クマリン (2−ヒドロキシ−4−メトキシフェニル)−(4−ヒドロキシフェニル)− メタノン(7.33g、30.0mmol)、無水酢酸(15ml)、トリエチ ルアミン(5.5ml、39.5mmol)及び4−フルオロフェニル酢酸(4 .63g、30.0mmol)の混合物を135℃で18時間撹拌し、結果とし て得られたオレンジ色の溶液を水(120ml)中に注ぎ込み、3時間撹拌した 。結果して得られた水溶液と粘着性固体の混合物を酢酸エチル2(300ml) で希釈して固体を溶解させ、有機層を分離した。水相をさらに酢酸エチルで抽出 した(2×100ml)。組合わせた有機抽出物を水及び飽和塩化ナトリウム溶 液で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させて、黄色/オレンジ色の固 体を得、これを2:1のエタノール/水(600ml)から再結晶化させてオフ ホ ワイトの固体として生成物を得、これを真空乾燥させた。 収量:7.98g(65%)の4−(4−アセトキシフェニル)−3−(4− トリフルオロフェニル)−7−メトキシ−クマリン。M.p(融点)173〜1 76℃。1H−NMR(CDCl3、300MHz)δ:2.32(s、3H)、 3.89(s、3H)、6.78(dd、1H)、6.82−6.95(m、3 H)、7.03−7.14(m、6H)、7.15(d、1H)。LRMS(E l)404(M+)、362、334、319、43。元素分析:C2517FO5 についての計算値:C、71.28;H、4.24%;実際値:C、71.26 ;H、4.25%。 ステップ2:3−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒドロキシフェニル )−7−メトキシ−クロム−3−エン 4−(4−アセトキシフェニル)−3−(4−フルオロフェニル)−7−メト キシ−クマリン(4.04g、9.99mmol)の撹拌されたテトラヒドロフ ラン(150ml)溶液に対し、水素化アルミニウムリチウム(0.76g、2 0.03mmol)を少量ずつ添加した。完全に添加した後、混合物を30分間 室温で撹拌し、その後6Mの塩酸(30ml)で摘下により処理した。結果とし て得られた混合物を3時間60〜65℃まで加熱し、冷却し、水(100ml) と酢酸エチル(50ml)で希釈した。水性層を分離し、さらに酢酸エチル(3 ×100ml)で抽出した。組合わせた有機溶液を、飽和した塩化ナトリウム水 で洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、蒸発させてオレンジ色の固体を得た。 これをエタノール/水(75ml、4:1)から再結晶化させて、無色の針状物 として固体生成物の最初の収獲を得た。母液を蒸発させてオレンジ色のガム質を 得、これを第2のエタノール水再結晶化に付して無色針状物の第2の収獲を得た 。固体を組合わせ、真空乾燥させた。 収量:2.47g(70%)の3−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒ ドロキシフェニル)−7−メトキシークロム−3−エン。M.p.155−156. 5℃。1H−NMR(CDCl3、300MHz)δ:3.79(s、3H)、4 .80(bs、1H)、5.20(s、2H)、6.40(dd、1H)、6. 51(d、1H)、6.70〜7.00(m、9H)、LRMS(El)348 (M+)、255(M−PhOH)、253(M−PhF)。 ステップ3:(±)−シス−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒド ロキシフェニル)−7−メトキシ−クロマン エタノール(150ml)中の3−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒ ドロキシフェニル)−7−メトキシークロム−3−エン(1.74g、4.99 mmol)の撹拌溶液に対し、炭素上のパラジウム(10%、0.20g、0. 19mmol)を添加し、混合物に20時間室温で水素添加した。ろ過によって 触媒を除去し、溶剤を蒸発させてオフホワイトの固体を得、これをエタノール水 からの再結晶化により精製した。こうして無色固体としての生成物が得られ、こ れを真空乾燥させて、結晶化エタノールを0.75当量含む無色の小板を得た。 収量:1.29g(73%)の(±)−シス−3−(4−フルオロフェニル) −4−(4−ヒドロキシフェニル)−7−メトキシ−クロマン。M.p.164−1 65℃(エタノール水)。1H−NMR(CDCl3、300MHz)δ:1.2 5(t、2.4H、0.75EtOH)、3.55(ddd、1H)、3.73 (q、1.6H、0.75EtOH)、3.81(s、3H)、4.16−4. 25(m、2H)、4.38(dd、1H)、4.90(bs、1H)、6.4 4−6.58(m、6H)、6.59−6.68( m、2H)、6.80−6.90(m、3H)。LRMS(El)350(M+ )、227、211:元素分析:C2219FO3−0.75EtOHについての 計算値:C、73.33;H、6.13%;実際値:C、73.32;H、6. 11%。 ステップ4:(±)−シス−3−(4−フルオロフェニル)−7−メトキシ− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン (±)−シス−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4−ヒドロキシフェニ ル)−7−メトキシ−クロマン(0.53g、1.51mmol)、炭酸カリウ ム(2.10g、15.2mmol)、ヨウ化ナトリウム(0.01g、0.0 7mmol)、塩酸1−(2−クロロエチル)ピロリジン(0.28g、1.6 5mmol)及びアセトン(35ml)の混合物を60℃で、還流下にて24時 間撹拌した。結果として得られた混合物をろ過し溶剤を蒸発させて無色ガム質を 得、これは冷却時点で固化した。粗製固体をエタノール水から再結晶化させて無 色針状物としての生成物を得、これを、真空乾燥させた。 収量:0.57g(83%)の(±)−シス−3−(4−フルオロフェニル) −7−メトキシ−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)−フェニル)クロマン 。M.p.93.5−94.5℃(エタノール水)。1H−NMR(CDCl3、30 0MHz)δ:1.75−1.85(m、4H)、2.55〜2.65(m、4 H)、2.85(t、2H)、3.55(ddd、1H)、3.81(s、3H )、4.08(t、2H)、4.16−4.23(m、2H)、4.37(dd 、1H)、6.43−6.53(m、4H)、6.57−6.66(m、4H) 、6.80−6.88(m、3H)、LRMS(El)447(M+)、84( C510N)。 ステップ5:(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル) −4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン (±)−シス−3−(4−フルオロフェニル)−7−メトキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−クロマン(0.90g、2.01mmo l)及び無水塩酸ピリジン(11.60g、100mmol)の混合物を、18 時間、融成物として150〜155℃まで加熱した。混合物を室温まで冷却し、 結果としてもたらされたオレンジ色のろうを、水(100ml)、高温エタノー ル(20ml)及びジクロロメタン(150ml)の混合物の中で溶解させた。 10Mの水酸化ナトリウムを添加することにより水性層をpH14まで塩基性化 し、次に1Mの塩酸をpH8−9となるまで添加した。有機層を収集し、水性層 をさらにジクロロメタン(2×150ml)で抽出した。組合わせた有機物質を 飽和塩化ナトリウムで洗浄し、硫酸ナトリウム上で乾燥させ、暗い色のガム質と なるまで蒸発させ、このガム質を、溶離剤としてジクロロメタン中の7%のメタ ノールを用いてシリカゲル上のクロマトグラフィにより精製し、無色のガラスと しての生成物を得た。これを、非晶質固体としての生成物を沈降させるべく添加 された最小限のアセトン及び石油エーテルの中で溶解させ、この生成物を真空乾 燥させた。 収量:0.632g(72%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4− フルオロフェニル)−4−(4−2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 。M.p.164〜167℃(アセトン/石油)、1H−NMR(DMSO−d6、3 00MHz)δ:1.55−1.80(m、4H)、2.40〜2.60(m、 4H)、2.70(t、2H)、3.50〜3.61(m、1H)、3.93( t、2H)、4.13−4.25(m、2H)、4.29(dd 、1H)、6.25−6.35 (m、2H)、6.46(d、2H)、6.6 0−6.70(m、3H)、6.74−6.81(m、2H)、6.98(t、 2H)、9.30(s、1H)、LRMS(El)433(M+)、84(C510 N)。 以下の例は、ステップ1内の適切な機能化されたフェニル酢酸の置換及び/又 はステップ4中の適切なアミノ−クロロ−アルカン求電子体の置換を伴って、上 述の方法に従って調製された。 例8(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4− (4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−3−(4−フルオロフェニル)−7−メトキシ− 4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0.923g、2 .0mmol)を脱メチル化し、無色の非晶質固体として表題化合物を得た。 収量:0.525g(58%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4− フルオロフェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−クロ マン。M.p.146−147℃(アセトン/石油)、1H−NMR(DMSO−d8 、300MHz)δ:1.30−1.40(m、2H)、1.40−1.55( m、4H)、2.35−2.45(m、4H)、2.60(t、2H)、3.5 6(ddd、1H)、3.93(t、2H)、4.18(dd、1H)、4.2 1(dN 1H)、4.29(dd、1H)、6.28(dd、1H)、6.3 1(d、1H)、6.46(d、2H)、6.60−6.69(m、3H)、6 .78(dd、2H)、6.98(t、2H)、9.30(s、1H)、LRM S(El)447(M+)、98(C612N、100%)。元素分析:C2830 FNO3についての計算値:C、75.14;H、6.76;N、3.13% ;実際値C、75.05;H、7.02;N、2.90%。 例9(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4− (4−(3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−3−(4−フルオロフェニル)−7−メトキシ− 4−(4−(3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)クロマン(0.476g、 1.0mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの泡沫として表題化合物を得た 。 収量:0.264g(57%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4− フルオロフェニル)−4−(4−(3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)クロ マン。M.p.78−84℃(CH2Cl2/石油)、1H−NMR(DMSO−d6、 300MHz)δ:1.30−1.60(m、6H)、1.75−7.90(m 、2H)、2.30−2.60(m、6H)、3.50−3.60(m、1H) 、3.86(t、2H)、4.05−4.35(m、3H)、6.25−6.3 5(m、2H)、6.42−6.52(m、2H)、6.58−6.69(m、 3H)、6.73−6.83(m、2H)、6.91−7.03(m、2H)9 .30(s、1H)、LRMS(El)461(M+)、98(C612N、10 0%)。 例10(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−( 4−メトキシフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)ク ロマン(4.60g、10.0mmol)を脱メチル化し、無色の小板として表 題化合物を得た。 収量:1.59g(31%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒ ドロキシフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマ ン。M.p.112−116℃(アセトン/石油)、1H−NMR(MeOH−d4、 300MHz)δ:1.85−2.00(m、4H)、2.88−3.04(m 、4H)、3.15(t、2H)、3.44(ddd、1H)、4.11(t、 2H)、4.06−4.20(m、2H)、4.32(dd、1H)、6.29 (dd、1H)、6.34(d、1H)、6.47−6.59(m、6H)6. 64−6.72(m、3H)、フェノールOHは見られず。LRMS(El)4 31(M+)、84(C510N、100%)。 例11(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フェニル−フェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(4−フェニルーフェニル) −4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0.202g、 0.399mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの固体として表題化合物を 得た。 収量:43mg(22%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フェ ニル−フェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)−フェニル)クロマ ン。1H−NMR(DMSO−d6、300MHz)δ:1.70−1.90(m 、4H)、2.90−3.10(m、4H)、3.15−3.25(m、2H) 、3.55 −3.65(m、1H)、4.05−4.15(m、2H)、4.20−4.4 5(m、3H)、6.27−6.37(m、2H)6.50−6.58(m、2 H)、6.62−6.75(m、3H)、6.82−6.90(m、2H)、7 .29−7.40(m、1H)、7.40−7.52(m、4H)、7.57− 7.66(m、2H)、9.30(s、1H).LRMS(El)491(M+ )、84(C510N、100%)。 例12(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(4−メチルフェニル)−4 −(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0.444g、1. 0mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの固体として表題化合物を得た。 収量:0.305g(71%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4− メチルフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニルクロマン。 M.p.161−1165℃(エタノール/CH2Cl2/石油)。1H−NMR(CD Cl3、300MHz)δ:1.80−1.95(m、4H)、2.30(s、 3H)、2.64−2.80(m、4H)、2.81−2.92(m、1H)、 2.97−3.10(m、1H)、3.52(ddd、1H)、3.96−4. 06(m、2H)、4.08−4.19(m、2H)、4.32(dd、1H) 、6.34(dd、1H)、6.39(d、1H)、6.40−6.49(m、 4H)、6.50−6.56(m、2H)、6.75(d、1H)、6.92− 6.98(m、2H)、フェノールOH見られず.LRMS(El)429( M+)、84(C510N、100%)。元素分析:C2933NO3についての計 算値:C、78.29;H、7.27;N、3.25%;実際値:C、75.0 6;H、7.23;N、3.21%。 例13(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4− (4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7(メトキシ−3−(4−メチルフェニル)−4 −(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0.458g、1. 0mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの固体として表題化合物を得た。 収量:0.315g(70%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4− メチルフェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン 。M.p.146−1147.5℃(CH2Cl2/石油)。1H−NMR(CDCl3 、300MHz)δ:1.45−1.55(m、2H)、1.64−1.75( m、4H)、2.32(S、3H)、2.50−2.70(m、4H)、2.7 0−2.82(m、1H)、2.82−2.95(m、1H)、3.53(dd d、1H)、3.96−4.10(m、2H)、4.10−4.20(m、2H )、4.33(dd、1H)、6.37(dd、1H)、6.40(d、1H) 、6.41−6.50(m、4H)、6.50−6.58(m、2H)、6.7 7(d、1H)、6.92−7.00(m、2H)、フェノールOH見られず. LRMS(El)443(M+)、98(C612N、100%)。元素分析:C2933NO3についての計算値:C、78.52;H、7.50;N、3.16 %;実際値:C、77.39;H、7.61;N、3.06%。例14(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピペリジノエトキ シ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−ク ロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−4−(4−(2−ピペリジノエト キシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン(0 .512g、1.0mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの固体として表題 化合物を得た。 収量:0.30g(61%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェ ニル)クロマン。M.p.117−119℃.1H−NMR(DMSO−d6、300 MHz)δ:1.30−1.60(m、6H)、2.35−2.45(m、4H )、2.55−2.66(m、2H)、3.60−3.72(m、1H)、3. 87−4.0(m、2H)、4.19−4.42(m、3H)、6.25−6. 35(m、2H)、6.43−6.52(m、2H).6.60−6.70(m 、3H)、6.95−7.03(m、2H)、7.46−7.55(m、2H) 、9.35(s、1H)、LRMS(El)497(M+)、98(C612N、 100%)。元素分析:C2930NO3についての計算値:C、70.01;H 、6.08;N、2.82%;実際値:C、69.39;H、6.25;N、2 .64%。 例15(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキ シ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−ク ロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジ ンを用いて加熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−4−(4−(2−ピ ロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル) クロマン(0.30g、0.60mmol)を脱メチル化し、無色の粉末として 表題化合物を得た。 収量:0.20g(68%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェ ニル)−クロマン。M.p.100℃(dec).1H−NMR(CDCl3、300 MHz)δ:1.80−1.95(m、4H)、2.65−2.82(m、4H )、2.82−2.94(m、1H)、3.0−3.12(m、1H)、3.6 2(ddd、1H)、3.77−4.08(m、2H)、4.16(dd、1H )、4.21(d、1H)、4.38(dd、1H)、6.36(dd、1H) 、6.41(d、1H)、6.41−6.45(m、4H)、6.72−6.7 9(m、3H)、7.37−7.44(m、2H)、フェノールOH見られず。 LRMS(El)483(M+)、84(C510N、100%)。 例16(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−メチルフェニル)−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(3−メチルフェニル)−4 −(4−(2−ピロリジノエトキシフェニル)クロマン(0.360g、0.7 5mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの泡沫として表題化合物を得た。 収量:0.228g(70%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3− メチルフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトシキ)フェニル)クロマン 。M.p.85−90℃.1H−NMR(C DCl3、300MHz)δ:1.85−2.00(m、4H)、2.20(s 、3H)、2.75−2.90(m、4H)、2.90−3.03(m、1H) 、3.03−3.17(m、1H)、3.52(ddd、1H)、4.00−4 .10(m、2H)、4.10−4.20(m、2H)、4.32(dd、1H )、6.32−6.52(m、8H)、6.72(d、1H)、6.94−7. 06(m、2H)、フェノールOH見られず。LRMS(El)429(M+) 、84(C510N、100%)。元素分析:C2531NO3についての計算値: C、78.29;H、7.27;N、3.26%;実際値:C、76.25;H 、7.45;N、3.00%。 例17.(±)−シス−3−(3−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシ−4 −(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−3−(3−フルオロフェニル)−7−メトキシ− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0.224g、0 .50mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの固体として表題化合物を得た 。 収量:0.107g(49%)の(±)−シス−3−(3−フルオロフェニル )−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマ ン。M.p.146−150℃(エーテル/石油).1H−NMR(CDCl3、30 0MHz)δ:1.85−2.00(m、4H)、2.65−2.88(m、4 H)、2.88−3.14(m、2H)、3.50−3.60(m、1H)、4 .00−4.10(m、2H)、4.10−4.23(m、2H)、4.32( dd、1H)、6.30−6.55(m、8H)、 6.74(d、1H)、6.80−6.90(m、1H)、7.05−7.17 (m、1H)、フェノールOH見られず。LRMS(El)433(M+)、8 4(C510N、100%)。 例18(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(3−メトキシフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0.345g、0 .75mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの泡沫として表題化合物を得た 。 収量:0.252g(77%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3− ヒドロキシフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロ マン。M.p.126℃(dec).1H−NMR(DMSO−d6、300MHz) δ:1.65−1.80(m、4H)、2.60−2.80(m、4H)、2. 85−3.00(m、2H)、3.30−3.60(m、1H+溶剤からの水) 、4.00(t、2H)、4.12−4.30(m、3H)、6.17−6.2 2(m、2H)、6.22−6.34(m、2H)、6.44−6.60(m、 3H)、6.0−6.70(m、3H)、6.92(t、1H)、9.20(s 、1H)、9.30(s、1H).LRMS(El)431(M+)、84(C5 10N、100%)。 例19(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)− 4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジ ンを用いて加熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(3−メトキシ フェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0. 355g、0.75mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの泡沫として表題 化合物を得た。 収量:0.16g(48%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒ ドロキシフェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマ ン。M.p.144℃(dec).1H−NMR(DMSO−d6、300MHz)δ :1.35−1.65(bm、6H)、2.40−3.00(m、6H)、3. 30−3.50(m、1H)、3.95−4.10(m、2H)、4.10−4 .30(m、3H)、6.18−6.22(m、2H)、6.22−6.31( m、2H)、6.45−6.59(m、3H)、6.60−6.70(m、3H )、6.92(t、1H)、9.18(s、1H)、9.30(s、1H).L RMS(El)445(M+)、98(C612N、100%)。 例20(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)− 4−(4−(3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(3−メトキシフェニル)− 4−(4−(3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)クロマン(0.49g、1 .0mmol)を脱メチル化し、黄色固体として表題化合物を得た。 収量:0.28g(58%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒ ドロキシフェニル)−4−(4−(3−ピペリジノプロポキシ)−フェニル)ク ロマン。1H−NMR(DMSO−d6、300MHz)δ:1.30−1.42 (m、2H)、1.42 −1.54(m、4H)、1.80(pentet、2H)、2.25−2.4 4(m、6H)、3.40(ddd、1H)、3.87(t、2H)、4.00 −4.32(m、3H)、6.15−6.22(m、2H)、6.27(dd、 1H)、6.31(d、1H)、6.47(dm、2H)、6.54(dm、1 H)、6.57−6.69(m、3H)、6.93(dd、1H)、9.15( bs、1H)、9.28(s、1H).LRMS(El)459(M+)、98 (C612N、100%)。 例21(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキ シ)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)クロ マン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエ トキシ)フェニル)3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン(0 .25g、0.50mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの固体として表題 化合物を得た。 収量:0.131g(53%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フ ェニル)クロマン。M.p.87−89℃.1H−NMR(CDCl3、300MHz )δ:1.85−2.00(m、4H)、2.75−2.90(m、4H)、2 .90−3.01(m、1H)、3.04−3.16(m、1H)、3.56− 3.66(m、1H)、3.77−4.21(m、4H)、4.34(m、1H )、6.30−6.48(m、6H)、6.72(d、1H)、6.79(d、 1H)、6.82(s、1H)、7.20−7.30(m、H)、7.40(d 、1H).フェノールO H見られず。LRMS(El)483(M+)、84(C510N、100%)。 元素分析:C28243NO3についての計算値:C、69.55;H、5.84 ;N、2.90%;実際値:C、68.18;H、5.91;N、2.78%。 例22(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピペリジノエトキ シ)フェニル)−3−(3−(トルフルオロメチル)フェニル)−ク ロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−4−(4−(2−ピペリジノエト キシ)フェニル)3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン(0. 256g、0.50mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの固体として表題 化合物を得た。 収量:0.19g(77%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェ ニル)クロマン。M.p.118−119℃.1H−NMR(CDCl3、300MH z)δ:1.45−1.55(m、2H)、1.60−1.80(m、4H)、 2.50−2.70(m、4H)、2.70−2.95(m、2H)、3.62 (ddd、1H)、3.99−4.07(m、2H)、4.11−4.22(m 、2H)、4.37(dd、1H)、6.34−6.49(m、6H)、6.7 4−6.83(m、2H)、6.85(s、1H)、7.22−7.30(m、 1H)、7.43(d、1H).フェノールOH見られず。LRMS(El)4 97(M+)、98(C612N、100%)。元素分析:C29303NO3につ いての計算値:C、70.01;H、6.08;N、2.82%;実際値:C、 68.98;H、6.18;N、2.73%。例23(±)−シス−3−(2−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシ−4 −(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−3(2−フルオロフェニル)−7−メトキシ−4 −(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン(0.20g、0.4 1mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの泡沫として表題化合物を得た。 収量:0.104g(58%)の(±)−シス−3−(2−フルオロフェニル )−7−(ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトシキ)フェニル)クロ マン。M.p.190℃(dec).1H−NMR(CDCl3+dropDMSO−d6 、300MHz)δ:1.95−2.10(m、4H)、3.00−3.18( m、4H)、3.18−3.25(m、2H)、3.88(ddd、1H)、4 .14−4.32(m、4H)、4.39(t、1H)、6.24(tm、1H )、6.41(dd、1H)、6.48(d、1H)、6.50−6.60(m 、4H)、6.72(d、1H)、6.82(tm、1H)、6.98−7.0 7(m、1H)、7.11−7.20(m、1H)、フェノールOH見られず。 LRMS(El)433(M+)、84(C510N、100%)。 例24(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2,3,4,5,6−ペンタ フルオロフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニ ル)−クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(2,3,4,5,6−ペン タフルオロフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロ マン(0.260g、0. 50mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの泡沫として表題化合物を得た。 収量:0.198g(78%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2, 3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエト キシ)フェニル)クロマン。M.p.125℃(dec).1H−NMR(CDCl3 、300MHz)δ:1.90−2.05(m、4H)、2.90−3.05( m、4H)、3.05−3.25(m、2H)、3.90−4.02(m、1H )、4.10−4.30(m、4H)、4.51−4.65(m、1H)、6. 35−6.45(m、2H)、6.50−6.63(m、4H)、6.69(d 、1H)、フェノールOH見られず。LRMS(El)505(M+)、84( C510N、100%)。 例25(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2,3,4,5,6−ペンタ フルオロフェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニ ル)−クロマン 例7のステップ5に記述されたものと類似の要領で、塩酸ピリジンを用いて加 熱することで、(±)−シス−7−メトキシ−3−(2,3,4,5,6−ペン タフルオロフェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロ マン(0.428g、0.75mmol)を脱メチル化し、オフホワイトの泡沫 として表題化合物を得た。 収量:0.317g(81%)の(±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2, 3,4,5,6−ペンタフルオロフェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエト キシ)フェニル)クロマン。M.p.174℃(dec).1H−NMR(CDCl3 、300MHz)δ:1.45−1.60(m、2H)、1.65−1.90( m、4H) 、2.65−2.85(m、4H)、2.85−3.05(m、2H)、3.8 0−4.05(m、rotamers、1H)、4.05−4.35(m、4H)、4. 52−4.68(m、1H)、6.35−6.50(m、2H)、6.50−6 .70(m、4H)、フェノールOH見られず。LRMS(El)519(M+ )、98(C612N、100%)。 例26(±)−シス−6−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン 塩酸ピリジン(0.60g、5.20mmol)を用いて加熱することにより 、(±)−シス−6−メトキシ−3−(3−メトキシフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−クロマン(0.24g、0.52mmo l)を脱メチル化し、精製及び乾燥の後、無色ガム質として表題化合物を得た。 収量:95mg(35%)の(±)−シス−6−ヒドロキシ−3−(3−ヒド ロキシフェニル)−4(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン。1 H−NMR(MeOH−d4、200MHz)δ:1.90−2.10(m、4 H)、3.05−3.25(m、4H)、3.25−3.55(m、3H)、4 .10−4.42(m、5H)、6.15(m、1H)、6.26(dm、1H )、6.30(d、1H)、6.50−6.80(m、7H)、6.92(dd 、1H)、フェノールOH見られず。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 19/10 A61P 19/10 25/28 25/28 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR, TT,UA,UG,UZ,VN,YU,ZW (72)発明者 バリー,ポール スタンレイ デンマーク国,デーコー―2400 ゲベンハ ウン エンベー,ヨルトルムス アレ 48 (72)発明者 カンストルプ,アンデルス デンマーク国,デーコー―3060 エスペル ゲルデ,フレドスコウバイ 7セー (72)発明者 クリスチャンセン,リゼ ブロウン デンマーク国,デーコー―2800 リュング ビー,ソフュス スカンドルフス バイ 4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.置換基R2及びR3がシス配置に配置されている構造式(I): 〔式中、R2はフェニル(OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、ト リハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル、C1−C6−アルコキシ及び フェニルから成る群から独立して選択された1〜5個の置換基で置換されている )であり; R3は、 (a)−X−(CH2)n−Yで置換されたフェニル(式中 Xは、原子価結合、O又はSであり、 nは、1〜12の範囲内の整数であり、 Yは、任意にH、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハロ −C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成る 群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されていてもよいO、S及び Nから成る群から独立して選択された1つ又は2つのヘテロ原子を含有する飽和 又は不飽和のC3−C7複素環、H、ハロゲン、OH、OR4、NHR4、NR4 2、 NHCOR4、NHSO24、CONHR4、CONR4 2、COOH、COOR4 、SO24、SOR4、SONHR4、又はSONR4 2である)或いは (b)−(CH2)n−Y(式中nとYは上述の定義どおりである)或いは (c)フェニル(任意にH、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4 、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキ シから成る群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されていてもよい O、S及びNから成るグループの中から独立して選択された1つ又は2つのヘテ ロ原子を含有する飽和又は不飽和のC3−C7複素環に融合している)であり、 R4はC1−C6−アルキルである〕 の化合物、及びその光学的及び幾何学的異性体、薬学的に受容可能なエステル、 エーテル及び塩。 2.置換基R2及びR3がシス配置に配置されている構造式(I): 〔式中、R2はフェニル(OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、ト リハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシか ら成る群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されている)であり; R3は、 (a)−X−(CH2)n−Yで置換されたフェニル(式中 Xは、原子価結合、O又はSであり、 nは、1〜12の範囲内の整数であり、 Yは、任意にH、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハロ −C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成る 群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されていてもよいO、S及び Nから成る群から独 立して選択された1つ又は2つのヘテロ原子を含有する飽和又は不飽和のC3− C7複素環、H、OH、OR4、NHR4、NR4 2、NHCOR4、NHSO24、 CONHR4、CONR4 2、COOH、COOR4、SO24、SOR4、SON HR4、又はSONR4 2である)或いは (b)−(CH2)n−Y(式中nとYは上述の定義どおりである)或いは (c)フェニル(任意にH、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4 、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキ シから成る群から独立的に選択された1〜3個の置換基で置換されていてもよい O、S及びNから成る群から独立して選択された1つ又は2つのヘテロ原子を含 有する飽和又は不飽和のC3−C7複素環に融合している)であり、 R4はC1−C6−アルキルである〕 の化合物、及びその光学的及び幾何学的異性体、薬学的に受容可能なエステル、 エーテル及び塩。 3.構造式(Ia)又は(Ib): (式中、R1、R2及びR3が以上で定義づけされている通りである) で表わされる請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物。 4.R2がフェニル(OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハ ロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成 る群から独立して選択された1〜5個の置換基で置換されている)である、請求 項1〜3のいずれか1項に記載の化合物。 5.R2がフェニル(OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハ ロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成 る群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されている)である、請求 項1〜4のいずれか1項に記載の化合物。 6.R3が−X−(CH2)n−Yで置換されたフェニルであり、式中 Xは、原子価結合、O又はSであり、 nは、1〜12の範囲内の整数であり、 Yは、任意にH、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハロ −C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成る 群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されていてもよいO、S及び Nから成る群から独立して選択された1つ又は2つのヘテロ原子を含有する飽和 又は不飽和のC3−C7複素環、H、OH、OR4、NHR4、NR4 2、NHCOR4 、NHSO24、CONHR4、CONR4 2、COOH、COOR4、SO24 、SOR4、SONHR4、SONR4 2である、請求項1〜5のいずれか1項に記 載の化合物。 7.R3が−(CH2)n−Yであり、式中n及びYは上述のとおりに定義づけさ れる、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物。 8.R3がフェニル(任意に、H、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、 SR4、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−ア ルコキシから成る群から独立して選択された1〜3個の置換基で置換されていて もよいO、S及びNから成る群から独立して選択された1つ又は2つのヘテロ原 子を含有する飽和又は不飽和のC3−C7複素環に融合している)である、請求項 1〜7のいずれか1項に記載の化合物。 9.下記の式: (式中、RがH又はC1−C6アルキルであり、R5がOH、ハロゲン、ニトロ 、シアノ、SH、SR4、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル 及びC1−C6−アルコキシから成る群から独立的に選択された1〜3個の置換基 を表わす) で表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 10.下記の式: (式中、mは0〜10の整数であり、R5が上述の通りに定義づけされる) で表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 11.下記の式: (式中、m及びR5は上述の通りに定義づけされる) により表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 12.下記の式: (式中、m及びR5は上述の通りに定義づけされる) により表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 13.下記の式: (式中、m及びR5は上述の通りに定義づけされ、独立してR4が共に上述の通 りに定義づけされる) により表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 14.下記の式: (式中、R4及びR5が上述の通りに定義づけされる) により表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 15.下記の式: (式中、R4及びR5が上述の通りに定義づけされる) により表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 16.下記の式: (式中、R6がメトキシ、ヒドロキシ、トリフルオロメチル、フルオロ及びク ロロという置換基のうちの1又は複数のものを表わしている) により表わされる請求項1又は2に記載の化合物。 17.(+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−7−ヒドロキシ−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)ノフェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−トリフルロメチルフェニル)−4 (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(4−クロロフェニル)−6−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−6−ヒドロキシ−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−6−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(4−クロロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−7−ヒド ロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−トリフルオロメチルフェニル)− 4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(4−クロロフェニル)−6−ヒドロキシ−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−3−(3、4−ジメトキシフェニル)−6−ヒドロキシ−4− (4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−6−ヒドロキシ−3−(ペンタフルオロフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (+)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル )クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (−)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 から選択された請求項1又は2に記載の化合物、又は、ラセミ混合物を内含する その任意の混合物。 18.その純粋鏡像異性体を含む、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フルオロフェニル)−4−(4− (3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−フェニル−フェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(4−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエ トキシ)フェニル)−3−(4−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン 、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−メチルフェニル)−4−(4−( 2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−3−(3−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(3−ピペリジノプロポキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェ ニル)−3−(3−(トリフルオロメチル)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−3−(2−フルオロフェニル)−7−ヒドロキシ−4−(4− (2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2、3、4、5、6−ペンタフルオロ フェニル)−4−(4−(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−7−ヒドロキシ−3−(2、3、4、5、6−ペンタフルオロ フェニル)−4−(4−(2−ピペリジノエトキシ)フェニル)−クロマン、 (±)−シス−6−ヒドロキシ−3−(3−ヒドロキシフェニル)−4−(4 −(2−ピロリジノエトキシ)フェニル)クロマン、 の中から選択された、請求項1又は2に記載の化合物。 19.構造式(I)の化合物の製造方法において、 a)構造式(II): の化合物を、構造式(III): (上中、R5は、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、SH、SR4、トリハロ− C1−C6−アルキル、C1−C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成る群 から独立的に選択された1〜3の置換基を表わす) の化合物と、トリエチルアミン及び無水酢酸の存在下で反応させて構造式(IV) : (式中、R5は前に定義づけした通りである) の化合物を形成し; b)構造式(IV)の化合物を適切な水素化物還元剤を用いて還元 して構造式(V): (式中、R5は、以上に定義づけされている通りである) の化合物を形成し; c)適切な触媒の存在下で構造式(V)の化合物に水素添加し、3,4−シス 配置を伴う構造式(VI): (式中、R5は以上に定義づけされている通りである) の化合物を形成し; d)構造式(VI)の化合物を適切な求電子体を用いてアルキル化して構造式(V II): (式中、R5及びYは以上に定義づけされている通りである) の化合物を形成し; e)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (VII)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成し;あるいは f)構造式(VI)の化合物を適切なニトロ化剤を用いてニトロ化して、構造式 (VIII): (式中、R5が以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; g)好ましくは触媒水素添加により、適切な還元剤を用いて構造式(VIII)の 化合物を還元して、構造式(IX): (式中、R5が以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; h)構造式(IX)の化合物を適切な作用物質を用いて環化させて、構造式(X )又は(XI):又は (式中、R4及びR5が以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; i)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (X)又は(XI)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成し;あ るいは j)構造式(VI)の化合物を無水スルフォン酸トリフルオロメタンと反応させ て、構造式(XII): (式中、R5が以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; k)構造式(XII)の化合物を適切なクロスカップリングパートナーとクロスカ ップリングさせて、構造式(XIII): (式中、n、R5及びYが以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; l)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (XIII)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成し;あるいは m)構造式(XIV): (式中、R5が以上に定義づけされた通りである) の化合物を、ジメチルアミンの存在下でパラホルムアルデヒドを用いて環化して 構造式(XV) の化合物を形成し; n)構造式(XV)の化合物を適切なグリニャール試薬と反応させて構造式(XVI ): (式中、R5及びYが以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; o)適切な触媒の存在下で構造式(XVI)の化合物が水素添加し、3,4−シス 配置を伴う構造物(XVII): (式中、n、R5及びYは、以上で定義づけされている通りである) の化合物を形成し; p)好ましくは、塩酸ピリジン融合により、適切な保護解除剤を用いて構造式 (XVII)の化合物を保護解除して、構造式(I)の化合物を形成し;あるいは q)構造式(VI)の化合物を、塩化メタンスルフォニルと反応させて、構造式 (XVIII): (式中、R5が以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; r)適切な保護解除剤例えば塩酸ピリジン融合又は臭化ホウ素を用いて構造式 (XVIII)の化合物を保護解除し、構造式(XIX): (式中、R5が以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成し; s)構造式(XIX)の化合物を臭化ベンジル又は臭化4−メトキシベンジルとい った適切な保護剤と反応させて、構造式(XX): (式中、R5が以上に定義づけされた通りであり、R6がH又はメトキシである ) の化合物を形成し; t)アルコール中の水酸化ナトリウム又はカリウムといった適切な保護解除剤 を用いて構造式(XX)の化合物を保護解除して、構造式(XXI): (式中、R5が以上に定義づけされた通りであり、R6がH又はメトキシである ) の化合物を形成し; u)構造式(XXI)の化合物を適切な求電子体を用いてアルキル化して構造式(X XII): (式中、R5及びYは以上に定義づけされている通りであり、R6がH又はメト キシである) の化合物を形成し; v)適切な保護解除剤、すなわち好ましくはR6=Hの場合に触 媒水素添加又はR6=メトキシの場合には強酸を用いて構造式(XXII)の化合物 を保護解除し、構造式(XXIII): (式中、n、R5及びYが以上で定義づけされた通りである) の化合物を形成し; w)好ましくはヨウ化カリウム触媒として、1,2−ジブロモエタン、1−ブ ロモ−2−クロロエタン、1,4−ジブロモブタン、1,6−ジブロモヘキサン 、1,8−ジブロモオクタン、1,10−ジブロモデカン、といった適切なジハ ロゲン化アルカンを用いて、構造式(XXI)の化合物をアルキル化し、構造式(XXI V): (式中、n及びR5は以上で定義づけされた通りであり、R6がH又はメトキシ であり、Halがクロロ、ブロモ又はヨードである) の化合物を形成し; x)構造式(XXIV)の化合物を適切な求電子体、好ましくはアミンと反応させ て構造式(XXV): (式中、R6はH又はメトキシであり、ZがNHR4、NR4 2又は、任意には、 H、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1− C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成るグループの中から独立的に選 択された1〜3個の置換基で置換されている、酸素又は窒素を任意に含有するC3 −C7複素環アミンであり、n、R4及びR5は以上に定義づけされた通りである ) の化合物を形成し; y)適切な保護解除剤、すなわち好ましくはR6=Hの場合には触媒水素添加 又はR6=メトキシの場合には強酸、を用いて構造式(XXV)の化合物を保護解除し 、構造式(XXVI): (式中、R6はH又はメトキシであり、ZがNHR4、NR4 2、又は、任意には 、H、OH、ハロゲン、ニトロ、シアノ、トリハロ−C1−C6−アルキル、C1 −C6−アルキル及びC1−C6−アルコキシから成るグループの中から独立的に 選択された1〜3個 の置換基で置換されていてもよい、酸素又は窒素を任意に含有するC3−C7複素 環アミンであり、n、R4及びR5は以上に定義づけされた通りである) の化合物を形成する; ことを含んで成る方法。 20.エストロゲン関連疾病又は症候群、好ましくは、哺乳動物におけるエスト ロゲン欠乏状態によりひき起こされる疾患又は症候群の予防又は治療において使 用するための、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。 21.骨喪失、骨粗鬆症、心血管病、認識障害、アルツハイマー型老人性痴呆症 、潮紅、尿生殖器萎縮、うつ病、躁病及び精神分裂症を含む更年期症候群、失禁 、肥満、うつ病、グルコース代謝調節、月経困難、切迫流産又は習慣性流産、機 能不全性不正子宮出血、アクネ、多毛症、前立腺ガン腫、エストロゲン依存性ガ ン、産後泌乳の予防又は治療に使用するため又は、避妊又は卵巣発達補助として 使用するため、好ましくは骨喪失又は骨粗鬆症の予防又は治療における使用のた めの、請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物。 22.有効量の請求項1〜18に記載の化合物又はその薬学的に受容可能な塩及 び薬学的担体又は希釈剤を含んで成る、薬学組成物。 23.経口用量単位又は非経口用量単位の形をした請求項22に記載の薬学組成 物。 24.エストロゲン関連疾患又は症候群、好ましくは、哺乳動物におけるエスト ロゲン欠乏状態によりひき起こされる疾病または症候群の予防又は治療のための 薬剤の調製のための請求項1〜18のいずれか1項に記載の組成物の使用。 25.骨喪失、骨粗鬆症、心血管病、認識障害、アルツハイマー型 老人性痴呆症、潮紅、尿生殖器萎縮、うつ病、躁病及び精神分裂症を含む更年期 症候群、失禁、肥満、うつ病、グルコース代謝調節、月経困難、切迫流産又は習 慣性流産、機能不全性不正子宮出血、アクネ、多毛症、前立腺ガン腫、エストロ ゲン依存性ガン、産後泌乳の予防又は治療に使用するため又は、避妊又は卵巣発 達補助として使用するため、好ましくは骨喪失又は骨粗鬆症の予防又は治療にお ける使用のための薬剤の調製を目的とする、請求項1〜18のいずれか1項に記 載の化合物の使用。 26.それを必要としている患者に対して、請求項1〜18のいずれか1項に記 載の化合物を有効量投与することを含んで成る、エストロゲン関連疾患又は症候 群、好ましくは、哺乳動物におけるエストロゲン欠乏状態によりひき起こされる 疾病又は症候群を予防又は治療する方法。 27.それを必要としている患者に対して、請求項1〜18のいずれか1項に記 載の化合物を有効量投与することを含んで成る、骨喪失、骨粗鬆症、心血管病、 認識障害、アルツハイマー型老人性痴呆症、潮紅、尿生殖器萎縮、うつ病、躁病 及び精神分裂症を含む更年期症候群、失禁、肥満、うつ病、グルコース代謝調節 、月経困難、切迫流産又は習慣性流産、機能不全性不正子宮出血、アクネ、多毛 症、前立腺ガン腫、エストロゲン依存性ガン、産後泌乳の治療又は予防、又は卵 巣発達の補助、好ましくは骨喪失又は骨粗鬆症の予防又は治療の方法。 28.有効量の請求項1〜18のいずれか1項に記載の化合物を雄又は雌の哺乳 動物に投与することを含んで成る、避妊方法。
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