JP2001501717A - ねじを留める方法およびその方法を実施するためのスリーブ - Google Patents

ねじを留める方法およびその方法を実施するためのスリーブ

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JP2001501717A JP10517241A JP51724198A JP2001501717A JP 2001501717 A JP2001501717 A JP 2001501717A JP 10517241 A JP10517241 A JP 10517241A JP 51724198 A JP51724198 A JP 51724198A JP 2001501717 A JP2001501717 A JP 2001501717A
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オリヴィエ デ
ギュイ ティモシ
セサリノ ベリニ
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、ねじ留めする方法およびこの方法を実施するためのスリーブの多数の具体例に関する。したがって本発明によると、頭部とねじ山付きの本体とを備えるねじを留める方法が提供される。ねじの本体のねじ山に螺合するようにねじ切りされ外面にねじ山の付いた円筒状スリーブが、ねじの頭部からねじの本体の反対側端部にねじ留めされ、スリーブがねじに固定される。この方法を実施するため、本発明は、外面にねじ山が付き内面がねじ切りされ、ねじにスリーブを固定する手段の付加によってとくに適合させた、スリーブも企図している。

Description

【発明の詳細な説明】 ねじを留める方法およびその方法を 実施するためのスリーブ 本発明は、ねじを留める方法およびその方法を実施するためのスリーブに関す る。2つの機械部品を連結する場合、例えばカバーを1本または複数のねじを用 いてケーシングに連結する場合、カバーを取り外すときに1本または複数のねじ が緩むのを防止するため、1本または複数のねじをカバーに固着することが有利 である。この目的を達成する装置は留めねじという名で知られている。これらの 装置は例えば標準化したねじを加工することによって実現される。例えばねじの 頭部の下に普通の円筒状範囲があるようにするため、ねじの本体の一部を細くす ることが可能である。その範囲の直径はねじの規格の径よりも小さい。したがっ て細くされたねじはカバーの孔に取り付けられ、この孔はねじの規格の径と同じ 径にねじ切りされる。この孔の部位のカバーの厚さはねじ本体の細い部分の長さ よりも小さい。カバーが取り除かれるとき、ねじはカバーに固着されたまま残る 。 このように改変されたこのねじは、連結されている2つの要素に特有のもので ある。この特有の性質は単発ものまたは短期ものを作る際にとりわけ欠点になる 。というのは、通常は標準化されたねじとしてスタートしたねじ自体も、短期間 で規格変更され、そのためにコスト値が相当増大するためである。したがって、 標準という用 語は特定の用途向けに設計されていない要素に与えられる。標準化された部品は 標準部品である。 本発明による方法は、標準部品のみ、すなわち特定の変更なしに使用されるね じを使用し、それ自体も標準であるスリーブをそれに加えることによって、この 欠点を解消するものである。 したがって本発明によれば、頭部とねじ山の付いた本体とを備える、ねじを機 械部品の孔に通して留める方法が提供される。この方法は、ねじの頭部からねじ の本体の反対側端部に、ねじの本体のねじ山に螺合する(complement)ようにね じ切りされ外面がねじ切りされた円筒状スリーブをねじ留めすること、ねじに対 してスリーブを固定すること、およびそのスリーブにはめたねじが孔内で間に何 もなしに自由に回転することにあることを特徴とする。 頭部とねじ山の付いた本体とを備えるねじを留める方法であって、この方法は 、ねじの頭部からねじの本体の反対側端部に、ねじの本体のねじ山を螺合するよ うにねじ切りされ外面にねじ山が付いた円筒状スリーブをねじ留めすること、お よびねじに対してスリーブを固定することにあることを特徴とする。 この方法を実施するため、本発明は、外面にねじ山が付き、内面がねじ切りさ れ、ねじに固定する手段の付加によって特に適合させたスリーブをも提供する。 本発明の関連する主な利点は、スリーブが標準品であるということにある。全 く同一のスリーブが、それが取り付けられるねじの長さおよび頭部と無関係に多 数の用途に使用することができる。したがって、これは量産でき、あらゆるタイ プの工業に使用することができる。そのコストは低くなる。 本発明は、以下の記載および添付図面からより一層理解され、他の特徴がそれか ら明らかになるであろう。 − 図1aおよび図1bはねじとスリーブを示す図である。 − 図2は、接着剤の被膜によってねじに固定されたスリーブを示す図である 。 − 図3は、溶接継手によってねじに固定されたスリーブを示す図である。 − 図4は、圧着(crimp)によって固定するための円筒部分によって一端が延 長されたスリーブを示す図である。 − 図5は、六角アセンブリねじにねじ留めされ圧着された、図4に示したス リーブを示す図である。 − 図6は、2本のピンでねじに固定されたスリーブを、正面および左から見 た図である。 − 図7は、2つのピン案内スロットをもつスリーブの例を示す図である。 − 図8は、円形断面の部分によって延長された長方形断面のピンの一例を示 す図である。 − 図9は、断面が角ばったエッジをもつ部分によって延長された長方形断面 のピンの一例を示す図である。 − 図10は、ピンを備える図7に示したスリーブの一例を示す図である。 − 図11は、スリーブがねじの端部にねじ留めされた、図10に示したスリ ーブの一例を示す図である。 − 図12は、ピンが押圧された後の図11に示したアセンブリの一例を示す 図である。 図1aは、軸3の、標準化された六角頭アセンブリねじ1を示す。図1aはま た、ねじ1と同じ軸3をもつ円筒形のスリーブ2をも示す。スリーブ2の内面4 はねじ1のねじ山に螺合するようにねじ切りされている。六角ねじ1は単に例と して示したものにすぎないこと、および本発明が任意の形状のねじ山および任意 の形状のねじ頭に適用できることをはっきり理解されたい。本発明の1つの特徴 は、スリーブをねじにねじ留めできるように、ねじ1のねじ山がスリーブ2のタ ッピング(ねじ切り)に螺合することである。スリーブ2の外面5は、ねじ山が 付けられている。このねじ山はこの装置の用途に応じて決定される。このように 作られたスリーブ2は、図1bに示すように、ねじ1のねじ頭に対する反対側端 部にねじ留められる。 軸3に沿って測定したスリーブの長さは、例えばスリーブのねじ山の付いた部 分の定格径の1.5倍に等しく、それにより、留めねじがねじ留めされるケーシ ングに物理的にしっかり保持される。 図1bはまた、例えばねじ1が固着されるカバーなどの機械部品の部分断面を 参照番号6で示す。軸3に沿って測定したカバー6の厚さは、スリーブ2とねじ 1の頭部との間のねじ1の長さよりも小さい。したがってスリーブ2を装備した ねじ1は、カバー6の孔7内で間になにもなしに自由に回転する。従来技術と同 様に、このカバー6は、スリーブ2のねじ山に螺合するようにねじ切りされた孔 7をもつことができる。このねじ切りした孔7によりそのスリーブ2を装備する ねじ1をカバー6内にねじ留めすることが可能になる。孔7を作成する有利な代 替方法は、カバー6内に、直径がねじ1の定格径とスリーブのねじ山の定格径と の間である普通の孔7を作る ことにある。この代替形態では、ねじ1にスリーブ2をねじ留めする前に、ねじ 1を孔7内に挿入することが出発点になる。この代替形態の利点は、スリーブ2 を装備したねじ1が完全にカバー6に固着されることである。 本発明の別の特徴は、スリーブ2がねじ1にねじ留めされると、ねじに対して 固定されることである。この特徴を実施するいくつかの方法を、この説明におい て例によって示す。 どの実施形態を選択するかを決定する2つの技術的基準は、容易に明らかにな る。それは、留めねじに加える必要のある締めつけトルクと、ねじおよびスリー ブ用に選択される材料の性質である。 第1の実施形態は、図2に示すようにスリーブをねじに対して接着することに ある。接着剤10の被膜を、例えばねじ1のねじ山とスリーブ2のねじ山の間の 接触領域に位置することができる。この実施形態ではスリーブ2の特別の形状を 必要としない。一方、優れた再現性を保証するため、接着はきわめて厳格な作業 手順を必要とする。 第2の実施形態はスリーブとねじを溶接することにある。どの実施形態を選択 するかを決定する前記の基準に、ねじまたはスリーブとくにスリーブのねじ山を 変形または損傷することなく溶接できることを追加しなければならない。溶接さ れる各要素をほとんど変形させないと好評の溶接方法の一例は、電子溶接技術で ある。 図3は、溶接継手20によってねじ1に固定されるスリーブ2の一例を示す。 この溶接継手20はねじ1とスリーブ2のねじ山の間の接触領域にある。これは 円錐形で、その底部はねじ1の端部、ねじ1の頭部と反対側端部にあり、円錐の 頂部はスリーブ2のほぼ中 間にある。図3では、溶接継手が1つだけ示してあるが、留めねじに加える締め つけトルクが必要とするだけの数の継手を作成できることをはっきり理解された い。この実施形態はスリーブ2の特別の形状を必要としないが、一方、相当な工 具を必要とする。 第3の実施形態は、ねじにスリーブを圧着することにある。圧着に適したねじ 30の一例を図4に示す。図1に示したスリーブは円筒状の第1部分31を形成 する。この部分31は、第1部分31の端部の一方で、これと同軸の円筒状の第 2部分32によって延長される。第2部分32の内面は第1部分31の内面の延 長である。スリーブ30のタッピングも延長される。この第2部分32の外面は 平坦であり、その直径はスリーブ30のねじ山の付いた部分の谷径よりも小さい 。スリーブがねじにねじ留めされると、第2部分32は変形してねじに圧着され る。スリーブのみが変形するとき、ねじへのスリーブの固着によって固定が行わ れる。スリーブと同時にスリーブの円筒状の第2の形状によってカバーされるね じのねじ山も変形することも同様に可能である。したがってねじに対してスリー ブを固定することは、障害物によって行われる。圧着のこれら2つの代替形態の どちらを選択するかは、留めねじに加えられる締めつけトルクに応じて行われる 。 圧着の一例を図5に示す。この図は斜視図で、頭部と反対側の端部に図4に示 したスリーブがねじ留めされる六角アセンブリねじ1を示す。スリーブ30は第 2部分32がねじ1の頭部と同じ側にくるように向いている。反対の向きも可能 であることをはっきり理解されたい。スリーブ30は数個の圧着凹み33によっ てねじ1に対して固定される。図5に横長形状の2つの凹み33が示されている 。 横長形状の最長長さはねじ1の軸3と同じ向きである。凹み33の数は留めねじ に加えられる締めつけトルクに応じて変わることをはっきり理解されたい。この 実施形態に要する工具は、溶接に必要とされるよりもはるかに少なく、作業時間 も短い。一方、スリーブは圧着に適した特別の形状をもつ必要がある。 第4の実施形態はねじのねじ山を剪断する1本または複数のピンを挿入するこ とにある。その原理を図6に示す。図6は、図1bと同様に、アセンブリねじ1 にねじ留めされたスリーブ2を示す。固定は、ねじ1のねじ山の谷径とスリーブ 2のねじ切り部分のねじ山の谷径との間にねじ1の軸3に平行に挿入された2本 の円筒状のピン40によって行われる。ピン40、1本だけでねじ1にスリーブ 2を固定できることをはっきり理解されたい。ピン40の本数は1本でも、ある いはそれ以上の何本でもよい。ピン40の本数は、先に定義した、どの実施形態 を選択するかを決定する基準に応じて決定される。定格径が4ミリメートル以下 のねじ1にはピン40、2本、これよりも大きい直径の場合はピン40、4本を 使用することが好ましい。 このピンで留める原理の一実施形態は、スリーブに各ピンを案内するためのス ロットを設けることにある。2つの対称なスロット50をもつスリーブ2の一例 を、図7に示す。スリーブの断面を描く図のみがここに示してある。スリーブ2 は外側に定格径M5の標準ISOねじのねじ山をもつ。内側は定格径M3の標準 ISOのねじ切りされたねじ山をもつ。スロット50はT字形断面の空洞である 。したがってこのスロット50はスリーブ2の全長にわたってスリーブの軸3に 平行に延長する。スロット50の断面は、スリーブ2の 断面の対称軸51に対して対称にスリーブ2の内面4に開口する開口52をもつ 。開口52の幅は0.8ミリメートルであり、T字形の垂直バーを形成する。 開口52は、開口52よりも広いT字形の水平バーを形成する長方形部分53 によって延長される。この長方形部分の幅は1.1ミリメートル、深さは0.2 7ミリメートルである。スロット50の合計深さは1.87ミリメートルになる 。上に引用した寸法は、単に、2つのスロット50を備えるスリーブの好適な実 施形態を構成する一例として示したものであることをはっきり理解されたい。 ピン40の一例を、図8に示す。このピン40は2つの部分をもつ。図7のス ロット50にピンを案内するため使用される第1部分60は、長方形断面をもち 、その寸法は図7のスロット50の断面の長方形部分53の寸法に近い。部分6 0はほどよい嵌まりばめとしてスロット50の長方形部分53に嵌合できる必要 がある。第1部分60は円形断面の第2部分61によって延長される。第2部分 61はねじのねじ山を剪断するために使用される。この円形断面の寸法はスロッ ト50の開口52の幅に近い。部分61は長方形部分60の幅を含む平面62に 接する。平面62に垂直な平面63は2つの部分60、61の対称面である。こ の平面63とピン40の交差部分は図8にハッチングを付けて示してある。 先に説明したピン40の代替形態は、内面のタッピングの定格径が4ミリメー トルを超えないスリーブと共に使用するのが有利である。このサイズを超えると 、ねじのねじ山を剪断する部分に鋭いコーナをもつ形状のピン40が好ましくな る。このようなピン70の一実施形態を図9に示す。このピン70は2つの部分 をもつ。第1 部分71は図8に示したピン40の第1部分60と形状が似ている。第1部分は 、断面が鋭いコーナをもつ第2部分72によって延長される。この第2部分72 はねじのねじ山の剪断に使用される。この第2部分72の断面は長方形であり、 長方形の長辺はV字形になり、その先端で断面が凹面になる。長辺の長さはスリ ーブ2のスロット50の開口52の幅に近い。鋭角を形成するエッジ73はねじ のねじ山を剪断するのに有用である。平面62は長方形部分71と、部分72の V字形部分の反対側の平坦な表面の幅を含む。平面62に垂直な平面63は2つ の部分71および72の対称面である。ピン70と平面63の交差部分を図9に ハッチングを付けて示してある。第1部分71の近くのピン70の第2部分72 に面取り74を付けることが可能であり、これによってねじのねじ山の剪断の開 始が容易になる。 ピン40または70の長方形断面の部分はスリーブ2のスロット50に挿入さ れ、平面60はスロット50の底と接触する。したがって1本または複数のピン 、スロット50当たり1本のピンを装備するスリーブが構成部品として参照でき る。このようにスリーブに挿入されたピン、例えば70を図10に示す。 図11では、図10に示したスリーブがねじ1の端部にねじ留めされ、ピン例 えば70は、例えばスリーブ2のねじ1の頭部と反対側にある。ピン70がねじ 1の端部に接するまで、例えばねじ1にスリーブ2をねじ留めすることができる ことがこの図から理解できる。さらに詳細には、ピン70の場合、ねじ1の端部 に接するのは、図9に示した面取り74である。図8に示したピン40の場合、 ねじ1は第2部分61に接する。その後ピンはねじ1の頭部に向けて ねじ1の軸3の方向に押されねじ1のねじ山を剪断する。 ピンを押した後の図11に示したアセンブリを、図12に再び示す。この図で は、ピン70がねじ1およびスリーブ2の共通端部で同一平面上にある。 この第4の実施形態は、スリーブ2が簡単にねじ1に嵌合できるという利点を もつ。ねじ1がスリーブ2のピンに接するだけでよい。この実施形態に関連する 別の利点は、スリーブを固定するのにきわめて簡単な工具だけでよいことである 。ピンを押すだけで十分である。一方、スリーブはピンに適合する特別の形状を もつ必要がある。 本発明による方法全体に関連する他の利点は、下記のとおりである。 ・ 特定の用途に合わせて材料を選択することが可能である。例えば青銅のス リーブとスチールねじを選択することが可能である。選択基準には、機械強度、 摩擦係数、必要とするdc結合がある。 ・ 異なる規格を満たすねじ山を選択することが可能である。例えば、自己タ ッピングねじ山またはインペリアル(英帝国法標準の)ねじ山をもつスリーブに 、メートル法のねじ山をもつねじを使用することができる。 ・ ねじ頭とスリーブの間のねじ本体の周りに他の機械部品を挿入することが 可能である。これらの部品は例えば幅広ワッシャおよび/またはばねである。 ・ 従来技術では、カバーに固着された細くなったねじが導入されていた。こ の場合、カバーはねじのねじ山に螺合するようにねじ切りしなければならない。 本発明による方法を用いると、単にカバー内に普通の孔を作成することが可能で あり、その直径はねじの定 格径とスリーブのねじ山の定格径の間である。この場合、スリーブは、ねじをカ バーの孔に挿入した後に、ねじに取り付ける。それでもなお、従来技術に示され たように孔がねじ切りされたカバーに本発明の留めねじを使用することが可能で ある。
【手続補正書】特許法第184条の8第1項 【提出日】平成10年10月14日(1998.10.14) 【補正内容】 明細書 ねじを留める方法およびその方法を 実施するためのスリーブ 本発明は、ねじを留める方法およびその方法を実施するためのスリーブに関す る。2つの機械部品を連結する場合、例えばカバーを1本または複数のねじを用 いてケーシングに連結する場合、カバーを取り外すときに1本または複数のねじ が緩むのを防止するため、1本または複数のねじをカバーに固着することが有利 である。この目的を達成する装置は留めねじという名で知られている。これらの 装置は例えば標準化したねじを加工することによって実現される。例えばねじの 頭部の下に普通の円筒状範囲があるようにするため、ねじの本体の一部を細くす ることが可能である。その範囲の直径はねじの規格の径よりも小さい。したがっ て細くされたねじはカバーの孔に取り付けられ、この孔はねじの規格の径と同じ 径にねじ切りされる。この孔の部位のカバーの厚さはねじ本体の細い部分の長さ よりも小さい。カバーが取り除かれるとき、ねじはカバーに固着されたまま残る 。 このように改変されたこのねじは、連結されている2つの要素に特有のもので ある。この特有の性質は単発ものまたは短期ものを作る際にとりわけ欠点になる 。というのは、通常は標準化されたねじとしてスタートしたねじ自体も、短期間 で規格変更され、そのためにコスト値が相当増大するためである。したがって、 標準という用 語は特定の用途向けに設計されていない要素に与えられる。標準化された部品は 標準部品である。 文書DE3706236は、ねじと、ねじにねじ留めされた、ねじ切りしたス リーブとによって、分離して保たれた2枚のプレートを使用する数個の部分片の アセンブリを記載している。このスリーブはこれらのプレートの取り付けに特有 のものである。 文書US3371697は、取り付けたねじのスロット内にピンを用いてねじ 切りされた孔に取り付けたねじを固定すること、およびタッピングによるねじの 剪断を記載している。 本発明による方法は、標準部品のみ、すなわち特定の変更なしに使用されるね じを使用し、それ自体も標準であるスリーブをそれに加えることによって、この 欠点を解消するものである。 したがって本発明によれば、頭部とねじ山の付いた本体とを備える、ねじを機 械部品の孔に通して留める方法が提供される。この方法は、ねじの頭部からねじ の本体の反対側端部に、ねじの本体のねじ山に螺合する(complement)ようにね じ切りされ外面がねじ切りされた円筒状スリーブをねじ留めすること、ねじに対 してスリーブを固定すること、およびそのスリーブにはめたねじが孔内で間に何 もなしに自由に回転することにあることを特徴とする。 この方法を実施するため、本発明は、外面にねじ山が付き、内面がねじ切りさ れ、ねじに固定する手段の付加によって特に適合させたスリーブをも提供する。 本発明の関連する主な利点は、スリーブが標準品であるということにある。全 く同一のスリーブが、それが取り付けられるねじの長さおよび頭部と無関係に多 数の用途に使用することができる。した がって、これは量産でき、あらゆるタイプの工業に使用することができる。その コストは低くなる。 本発明は、以下の記載および添付図面からより一層理解され、他の特徴がそれ から明らかになるであろう。 − 図1aおよび図1bはねじとスリーブを示す図である。 − 図2は、接着剤の被膜によってねじに固定されたスリーブを示す図である 。 − 図3は、溶接継手によってねじに固定されたスリーブを示す図である。 − 図4は、圧着(crimp)によって固定するための円筒部分によって一端が延 長されたスリーブを示す図である。 − 図5は、六角アセンブリねじにねじ留めされ圧着された、図4に示したス リーブを示す図である。 − 図6は、2本のピンでねじに固定されたスリーブを、正面および左から見 た図である。 − 図7は、2つのピン案内スロットをもつスリーブの例を示す図である。 − 図8は、円形断面の部分によって延長された長方形断面のピンの一例を示 す図である。 − 図9は、断面が角ばったエッジをもつ部分によって延長された長方形断面 のピンの一例を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,HU,IL,IS,JP,KE,KG ,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS,LT, LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,MX,N O,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG ,SI,SK,TJ,TM,TR,TT,UA,UG, US,UZ,VN (72)発明者 ティモシ ギュイ フランス国,94117 アルクイユ セデク ス,アベニュ デュ プレジダン サルバ ドル アレンド,13番地,トムソン―セー エスエフ エスセーペイ内 (72)発明者 ベリニ セサリノ フランス国,94117 アルクイユ セデク ス,アベニュ デュ プレジダン サルバ ドル アレンド,13番地,トムソン―セー エスエフ エスセーペイ内

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.頭部とねじ山付き本体とを備えるねじ(1)を、機械部品(6)の孔(7) に通して留める方法であって、前記ねじ(1)の頭部から前記ねじ(1)の本体 の反対側端部に、前記ねじ(1)の本体のねじ山に螺合するようにねじ切りされ る外面にねじ山が付いた円筒状スリーブ(2)をねじ留めすること、前記ねじ( 1)に対して前記スリーブ(2)を固定すること、およびそのスリーブ(2)に 嵌めた前記ねじ(1)が前記孔(7)内で間になにもなしで自由に回転すること にあることを特徴とする方法。 2.ねじ(1)に対してスリーブ(2)を固定することが、前記ねじに前記スリ ーブを接着することにあることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.ねじ(1)に対してスリーブ(2)を固定することが、溶接により実施され ることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 4.ねじ(1)に対してスリーブ(30)を固定することが、前記ねじ(1)に 前記スリーブ(30)を圧着することにあることを特徴とする請求の範囲第1項 に記載の方法。 5.ねじ(1)に対してスリーブ(2)を固定することが、前記ねじ(1)の谷 径と前記スリーブ(2)の谷径の間に、前記ねじ (1)のねじ山を剪断する少なくとも1本のピン(40、70)を嵌めることに あることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 6.内面(4)がねじ切りされ外面(5)にねじ山が付いた円筒状の第1部分( 31)を備える、請求の範囲第4項に記載の方法を実施するためのスリーブであ って、前記スリーブ(30)が、前記第1部分と同軸で前記ねじ(1)に前記ス リーブ(30、32)を圧着するための円筒状の第2部分32によって延長され 、前記第2部分(32)の内面が第1部分(31)の内面の延長であり、タッピ ングが延長され、前記第2部分(32)の外面が平坦であり、前記第2部分(3 2)の外径が第1部分(31)のねじ山の谷径よりも小さいことを特徴とするス リーブ。 7.内面がねじ切りされ外面にねじ山が付いた請求の範囲第5項に記載の方法を 実施するためのスリーブであって、内面(4)のタッピングにねじ込まれるねじ (1)のねじ山が剪断されることを可能にする、少なくとも1本のピン(40、 70)をさらに備えることを特徴とするスリーブ。 8.長手方向軸(3)を有し、スリーブ(2)の内面(4)に開口する少なくと も1つのT字形スロット(50)を有し、前記スロット(50)が前記スリーブ (2)の前記軸(3)に平行であり、ピン(40、70)がスロット内に嵌合す ることを特徴とする請求の範囲第7項に記載のスリーブ。 9.ピン(40)が、スロット(50)に前記ピンを案内するために使用される 第1部分(60)と、ねじのねじ山を剪断するために使用される第2部分(61 )の2つの部分を備え、前記第2部分の横断面が円形であることを特徴とする請 求の範囲第8項に記載のスリーブ。 10.ピン(70)が、スロット(50)に前記ピンを案内するために使用され る第1部分(71)と、ねじのねじ山を剪断するために使用される第2部分(7 2)の2つの部分を備え、前記第2部分の横断面が鋭いエッジをもつことを特徴 とする請求の範囲第8項に記載のスリーブ。
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