JP2001501542A - 自己調節式ペンチ型係止工具 - Google Patents

自己調節式ペンチ型係止工具

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Abstract

(57)【要約】 可調節の係止ペンチ型工具(10)は、固定ジョー(20)が設けられた第一のハンドル(12)と、該第一のハンドル(12)に回動可能に接続された可動ジョー(34)と、該可動ジョー(34)に回動可能に接続された第二のハンドル(14)と、2つのハンドル(12、14)の間に協働可能に接続されたトグル連結機構(16)とを備えている。該連結機構(16)は、トグルリンク(42)を有し、該トグルリンクは第一のハンドル(12)内に配置された一対の楔状部分(48、50)の一方に又はその一対の楔状部分に接続され、肩部を通じて第二の楔状部分と協働する。その合わさる面の間に油膜が形成されるのを防止するのに十分な力にて2つの楔状部分(48、50)は、磁力により吸引されて浮動板(52)に緊密に接触し、楔状部分(48、50)を分離させる。

Description

【発明の詳細な説明】 自己調節式ペンチ型係止工具 発明の背景 1.発明の分野 本発明は、全体として、ペンチ型工具、より具体的には、そのジョーにより係 合される加工物の寸法に比例して工具を自動的に調節すべく協働する一対の楔状 部分を有し、これにより、加工物の寸法に合うように調節する必要なく、工具が 厚い又は薄い加工物に順次、係合し得るようにした、上記型式の工具に関する。 2.従来技術の説明 本発明は、1971年8月24日にアール・エム・ボールドウィン・ジュニア(Earl M.Baldwin,Jr.)に付与された、自己調節式係止レンチ(Self-Adjusting Lock ing Wrench)という名称の米国特許第3,600,986号に記載された自己調節式の係 止工具の改良であり、上記の米国特許には、1967年10月17日付けでジョン・エル ・ホステッター(Hohn L.Hostetter)に再付与された自己調節式のペンチ型ト グル係止レンチ(Self-Adjusting Plier-Type Toggle Locking Wrench)という 名称の米国再特許第26,280号に記載されたレンチの改良が記載されている。ホス テッター及びボールドウィンのレンチは、共に、前端に固着された静止ジョーを 有する細長いハンドルと、その前端に回動可能に接続され且つ第一のハンドルの 本体部分により画成された凹所内に一部分受け入れられた三角形の形状のジョー (顎部)を有する可動ハンドルとを利用する。トグルリンクが一端にて可動ハン ドルに回動可能に接続され、その他端が後方に伸長し且つ静止ハンドルの凹所内 に伸長し、更に、互いに協働する一対の楔状部分の第一のものの前端に回動可能 に接続されている。この互いに協働する一対の楔状部分は、静止ハンドル内に摺 動可能に配置されている。第二の楔状部分の前端は、ばねにより可動ジョーの後 側部に接続されている。この可動ジョーは、第二の楔状部分に一定の前方への引 張り力を付与する。楔状部分の傾斜した表面は、板により分離されている。この 板は、ハンドルの側壁に形成された開孔に係合する突出部であって、一体とされ 且つ側方向に伸長する該突出部により前方又は後方に動かないように膠着されて いる。 作動時、可動ハンドルを静止ハンドルに向けて動かすと、トグルリンクは、ジ ョーの間に係合した加工物の寸法に比例する分だけ、第一の楔状部分を後方に動 かし、楔状部分が分離部分、すなわち浮動板に対して、及び静止ハンドルの凹所 の表面に対して膠着され、それ以上は動かないように止められる。 ボールドウィンの工具は、業界にて評判が良く、市場にて一時的に重要な地位 にあったが、多分、製造上の困難性のため、消えて、何年も見かけなくなつてい る。この工具が利用可能であったときに、自動車の機械工による苦情は、誤って 油に落したならば、その楔状部分は機能しなくなり、その結果、ジョーの間にク ランプ止めした加工物から工具が意図せずに外れることがあるというものであっ た。この機能喪失は、楔状部分の表面と浮動板の表面との間に滑り易い油膜が形 成されることが原因であると考えられている。この油膜は、これらの比較的滑り 易い要素間の摩擦力を低下させ、楔状部分が浮動板及び静止ハンドルの凹所の表 面に対して膠着された場合であっても、トグルリンクを通じて係止装置に伝達さ れ、加工物に加わるクランプ力は、一方又は双方の楔状部分を加工物を解放する のに十分なだけ動かすことになる。 従って、誤って油に浸けた場合であっても、その機能を失わない互換可能な自 己調節式で且つ係止式の楔状装置を有する自己調節式のペンチ型の係止工具が求 められており、従って、かかる工具を提供することが本発明の主たる目的である 。 別の目的は、容易にアクセス可能であるように配置された圧力調節ねじを有し 、最小の費用にて提供することのできる自己調節式の工具を提供することである 。 発明の概要 本発明の自己調節式の係止工具は、一対のペンチ状ハンドルを有しており、そ のハンドルの第一のものは、静止ジョーを有し、その第二のハンドルは、該第二 のハンドルに及び第一のハンドルにも回動可能に接続された可動ジョーを有して おり、また、該工具は、一端にて可動ハンドルに回動可能に接続され、また、静 止ハンドルの囲い物内に摺動可能に配置された、協働する一対の楔状部分の第一 のものに接続されたトグルリンクを備えている。この第二の楔状部分の前端は、 圧縮ばねによって上方に付勢されている。この圧縮ばねは、軸を取り巻いており 、この軸は、楔状部分に螺着可能に係合し且つ楔状部分の後端と囲い物の後壁と の間に配置されている。この軸の前端は、楔状部分の前端から突き出して、トグ ル リンクに形成された後向きの肩部と係合する。 浮動式の楔状部分は、平行で平坦な上面及び下面を有する浮動板により、ヒン ジ止めした楔状部分から分離されている。また、存在するであろう全ての油を拭 き払い、これにより、その間に滑り易い油膜が形成されるのを防止する一方、楔 状部分及び浮動板が互いに対して摺動するのを許容する程度に楔状部分を磁力に より吸引して浮動板と近接させる手段が設けられている。, 図面の簡単な説明 本発明のその他の目的及び特徴及び有利な点は、添付図面と共に、以下の詳細 な説明を読むことにより明らかになり、また、その構造及び作用もより一層良く 理解されよう。添付図面において、 図1は、本発明の工具の第一の実施の形態の一部断面図とした側面図である。 図2は、図1の下方から見たときの工具の上方ハンドルの平面図である。 図3は、図2の線3−3に沿った断面図である。 図4は、図3の線4−4に沿った断面図である。 図5は、図3の線5−5に沿った断面図である。 図6は、図1の上方から見た工具の可動ハンドルの平面図である。 図7は、図6の線7−7に沿った断面図である。 図8は、図7の線8−8に沿った断面図である。 図9は、図1の線9−9に沿った断面図である。 図10は、楔状部分を分離する浮動板の平面図である。 図11は、図10の線11−11に沿った断面図である。 図12は、本発明の工具の第二の実施の形態の一部断面図とした側面図である 。 図13は、工具の平面図である。 図14は、工具の左端面図である。 図15は、図12の線15−15に沿った図である。 図16は、開放位置にある工具の一部切り欠いた側面図である。 好適な実施の形態の詳細な説明 図1乃至図11を参照すると、本発明の自己調節式工具10の第一の実施の形 態は、第一のハンドル装置12と、第二のハンドル装置14と、該ハンドル装置 12及び14の間にて相互に接続された自己調節式係止装置16とを備えている 。 第一のハンドル装置12は、細長い囲い物と、静止−20とを形成するU字形 の本体部分を有する細長いハンドル18を備えている。該静止ジョー20は、該 ハンドル18の前端に固着されている。静止ジョー20は、この実施の形態にお いて、湾曲した外端縁を有している。所望であるならば、静止ジョー20の外端 縁は、その他の形態(例えば、四角形)とし、更なる強度を持たせ、製造の経済 性又はその他の機能上の利点が得られるようにすることができる。ハンドル18 の後方部分は、逆U字形の上方壁22と、U字形の下方壁24と、平行な側壁と を備えており、これらの壁は共にハウジング28を形成する。該ハウジングは、 その後端にて一体とされた端部壁26により取り付けられている。端部壁26の 一部分は、ハンドル12の後端から前方に配置されており、自己調節式の係止装 置16の係止圧力を調節する手段(以下に説明)を受け入れるための凹所を形成 する。ハウジング28のU字形の上面22及びU字形の下面24は、互いに対し て且つハンドルの長手方向軸線に対して平行であり、両側壁には、以下に説明す る目的にて整合した開孔30、32が形成されている。 静止ジョーと協働作用可能であるようにピン36によりハンドル18の前端に 回動可能に接続された三角形の形状の可動ジョー34が、第一のハンドル装置1 2と作用可能に関連付けられている。静止ジョー20に関して上述したように、 所望であるならば、可動ジョー34は別の形状(例えば、その前端にて四角形) とし、更なる強度を持たせ、製造の経済性又はその他の機能上の利点が得られる ようにすることもできる。ハンドル12と略等しい長さの第二のハンドル装置1 4、すなわち溝形形状をしたアーム38がその前端にて枢着ピン40により可動 ジョー34に回動可能に固着されている。 相互に接続する自己調節式の係止装置16は、その一端にて枢着ピン44によ りアーム38に回動可能に固着されたトグルリンク42を備えており、該トグル リンクの他端は後方に伸長し且つU字形ハンドル18の側壁により形成された囲 い物の前端内に伸長している。トグルリンク42の後端は、枢着ピン46により 第一の楔状部分、すなわちヒンジ止めした楔状部分48の厚い端部に回動可能に 接続されており、該ヒンジ止めした楔状部分は、典型的に焼入れした工具鋼で出 来ている。該ヒンジ止めした楔状部分は、ハウジング28の逆U字形の上面と適 合する形状の上面を有し、該ハウジング内に摺動可能に配置されている。同様に 、焼入れした工具鋼で出来ており且つハウジング28と対応する断面であり且つ ハウジング28内に摺動可能に配置された第二の楔状部分、すなわち浮動式の楔 状部分50は、平行な平面状であり且つ平滑な上面及び下面を有する浮動板52 によりヒンジ止めした楔状部分から分離されている。保持タブ54が板52の各 側部から側方向に突出している。該保持タブ54は、図9から理解し得るように 、組み立てたとき、ハウジング28の側壁の内面間の距離よりも幅が広い浮動板 はある角度にてハウジング28内に挿入し、その後、タブ54が開孔30、32 内に突出し、板が垂直方向に動くのを許容しつつ、該板がハウジング28内で前 方又は後方に動くのを防止する。 楔状部分を分離する浮動板が存在しないならば、係止位置にあるとき、その間 の摩擦力は、通常、極めて大きく、その摩擦力に打ち勝つことができず、ジョー を開放することが不可能ではないにしても、難しくなる。このため、この浮動板 が必要とされる。しかしながら、レンチを誤って油に浸けて、合わさる面に潤滑 膜が形成されたならば、係止したレンチが誤って開放し又は第二のハンドルに僅 かな力を加えただけで開放し、このため、ジョーの間でクランプ止めした加工物 が意図せず解放されるような程度にまで浮動板と楔状部分との間の摩擦力は低下 する。 楔状部分を吸引し且つ油のような異物がその間に入り込むのを防止し得るよう に合わさる面を十分に近接した位置に保つと同時に、楔状部分が浮動板に対して 摺動するのを許容するのに十分な磁極強度を呈する磁石を有する浮動板を提供す ることにより、この問題点は回避される。必要な磁力の吸引力は、オーストナイ ト値57乃至71(「希土類」元素又は「ラサナイド(lathanide)」の幾つかの金 属元素の任意のものから、例えば、公知の粉体冶金法を使用して製造された、隔 てた一対の円形の磁気ディスク56、58により実現することができる。これら の金属は、浮動板と厚さの等しいネオジミウムのような、磁極強度が大きく、典 型的に、厚さが約1.5875mm(1/16インチ)の工具鋼である。典型的に、板52 に形成された僅かにより大径の開口部内に直径約6.35mm(1/4インチ)の極め て弱 体なディスクがエポキシ樹脂又はその他の適当な接着剤のビード53によって固 着されている。 ヒンジ止めした楔状部分48の前方にてハンドル18の上方壁に形成されたス トッパ又は肩部60は、レンチがその開放位置にあるとき、ヒンジ止めした楔状 部分が所定の位置を超えて前方に動くのを防止する。枢着ピン36、40の接着 部の中間の位置にて、一端が可動ジョー34に接続され、他端にてピン64に接 続された張力ばね62又はその他の適当な弾性的な手段が、ハンドルを解放させ たとき、ジョーを引っ張って開放する。ピン64は、トグルリンク42の前方に あり且つ該トグルリンクの作用を妨害しないようにトグルリンク42の上方の位 置にある。 ヒンジ止めした楔状部分48の厚い端部は、レンチのジョー端部の方を向いて おり、浮動式の楔状部分50の厚い端部はジョー端部から反対方向を向いている 。浮動式の楔状部分50は、その厚い端部から楔状部分の長さの約半分に亙って 、肩部50bまで前方に伸長する第一の直径の円滑な円筒状ボア(穴)50aを 有している。この肩部にて、ボアの直径は縮小し且つ楔状部分の長さの残部に亙 って雌ねじが形成されている。ハウジング28の後部壁の開口部68、ボア50 aを貫通して前方に伸長し且つ雌ねじ付きボアに螺着可能に係合する軸66は、 圧縮ばね70により取り巻かれている。この圧縮ばねは、後部壁26と肩部50 bとの間に配置されて、浮動式の楔状部分をレンチのジョー端部に向けて前方に 付勢する。軸66の前端は、浮動式の楔状部分の薄い端部の前方に突き出して、 トグルリンク42に形成された。後向きの肩部42aと接触する。所望であるな らば、軸66の前端は、浮動式の楔状部分50の前端の後方にて終わるようにす ることができ、この場合、この浮動式の楔状部分50の前端は肩部42aと接触 する。肩部42aは円弧状の形状を有しており、軸66の前端とカム状動作を伴 って協働する。 ジョーのクランプ止め圧力は、その後端に固着されたノブ72によりねじ付き 軸66を回転させることで調節することができる。このノブは、再入端部壁26 により形成された凹部74内に配置されている。該ノブ72は、円筒状の形状と することができ、又はハンドル本体28の厚さに略等しい寸法の四角形の断面を 有しており、凹所内に嵌まり且つ該ハンドルの後端に対して平滑な輪郭を提供し 、凹所の上端縁を画成する後方の張出し部によってその回転が防止される。クラ ンプ止め圧力を調節することが望まれるならば、ばね70の偏倚力に抗してノブ の軸方向長さに等しい距離だけノブ72を後方に引っ張る。この位置にてノブを 回して、軸66の前端が浮動式の楔状部分50の薄い端部から突き出す距離を調 節することができる。ノブ72を反時計方向に回すことにより浮動式の楔状部分 を前方に位置決めすることにより、楔状部分はより迅速にハウジング内に配置さ れるため、得られるクランプ止め圧力はより大きくなる。ノブ72を反対方向に 回して、楔状部分を後方に動かすことにより、得られるクランプ止め圧力は小さ くなる。軸66のねじは十分に粗であり、このため、例えば、「低」から「中程 度」にクランプ止め圧力を変化させるためには、ノブを僅かに1/4回転させるだ けでよく、また「中程度」から「高」に変化させるためには、更に1/4回転させ る。このため、ノブの連続的な隣接する面に、LOW、MED及びHIGHの文 字標識を付することにより、圧力を視覚的に表示することができる。 工具の構造について説明したが、次に、その操作方法について説明する。閉塞 サイクルの開始時に、ヒンジ止めした楔状部分48の前壁は肩部60に対して位 置しており、張力ばね62はジョーを開放状態に保持し、加工物の挿入を容易に し、また、圧力ばね70は浮動式の楔状部分50をトグルリンク42の肩部42 aに対して完全に前方に押し、また、ヒンジ止めした楔状部分を肩部60に対し て保持する。これで、楔状部分の位置を自由に変更することができ、ノブ72は 、ジョーの所望のクランプ止め圧力に対して予め位置決めされている。第二のハ ンドル14をその開放位置から第一のハンドル12に向けて、すなわち閉塞位置 に向けて動かすと、ヒンジ止めした楔状部分48は、トグルリンク42によりジ ョーの間に係合した加工物(図示せず)の寸法に比例する程度だけ動かされ、ト グルリンクの肩部42aが浮動式の楔状部分を後方に押す。浮動板52は、楔状 部分が後方に動かされるとき、自動的に上方に調節する。トグルリンクがピン4 6の周りで回転するため、肩部42aが浮動式の楔状部分から突き出す軸66の 端部から去る迄、楔状部分の後方への動きは続く。この時点にて、ばね70は、 楔状部分と浮動板52との間の摩擦力に打ち勝つことができず、また、浮動式の 楔 状部分は前方に動くことができない。浮動式の楔状部分50及び板52は係止状 態にあり、第二のハンドルの閉じ動作を続けると、ヒンジ止めした楔状部分48 が短い距離を後方に動いて、楔状部分をハウジング内に膠着させて、工具のジョ ーを係止する。 図1に示した閉塞位置まで第二のハンドル14が完全に動いたならば、枢着ピ ン44は枢着ピン40、46を接続する仮想線の上方に配置される。この仮想線 の上方にてスナップ止め嵌めするためには、トグルリンク42を圧縮してピン4 0、44、46に撓み力を加えて、その効果として、リンク及びピンにエネルギ を貯える。このエネルギ量によりレンチを開くのに必要な力が決まる。その貯え たエネルギは、比較的容易に開くことを許容し、しかもトグルリンク42の圧縮 程度を制限することによりジョーを係止位置に保つことを許容する程度に制限さ れる。一方、そのトグルリンクの圧縮は、リンクが最初に仮想線の上方にスナッ プ嵌めする点を超えて動く距離を制限することにより達成される。このことは、 ねじ74をねじ付き開口部76内にねじ込むことにより行われる。この開口部は 、ハンドル装置14の通路38の最高箇所38aに対向する枢着ピン44から内 方の位置にてトグルリンク42を横断方向に貫通して伸長している。ハンドルを 共に握ると、通路38の底部に係合するねじ74の突出端により、該ねじを第一 のハンドルに向けて如何に近くまで動かし得るかの程度が決まる。ねじの突出程 度は、指の圧力だけで係止した工具を開くことができる長さとなるように調節可 能である。 工具は、ハンドル14を枢着ピン40の周りでハンドル12から離れる方向に 回動させることにより開かせる。そのときの力は、枢着ピン44が仮想線の上方 を進み且つトグルリンク42の他端がピン46の周りで回動するのを許容するの に十分なものとする。リンクの肩部42aは、浮動式の楔状部分50に接触し、 該楔状部分をばね70の偏倚力に抗して後方に押し、この間に、トグルリンクは ヒンジ止めした楔状部分48を前方に引っ張って、楔状部分と浮動板52、ハウ ジングのU字形の上面及び下面との間の膠着状態を懈く。仮想線を通過した時点 にて、リンク及びピンの内部に貯えたエネルギが第二のハンドルに追加的な圧力 を加えることなく、リンクをスナップ動作させて開き位置にする。 ハンドル18の本体部分は、スリーブ80内に包み込まれていることが好まし い。このスリーブは、レンチの外観の見栄えを良くし、また、より心地よく使用 し得るようにするため、適当なプラスチックで製造することができる。 図12乃至図16には、本発明の工具の現在の好適な実施の形態の別のものが 示してある。この工具は、第一の実施の形態と同様に、第一のハンドル装置11 2と、第二のハンドル装置114と、これらのハンドル装置112、114との 間にて相互に接続された自己調節式の係止装置116とを備えている。 このハンドル装置112は、ステンレス鋼で出来た細長いハンドル118を備 えている。このハンドルは、矩形の形状の本体部分120を形成するような形状 とされ且つ曲げられており、この本体部分は、細長い囲い物を画成する。また、 このハンドル118は、ハンドルの前端にて積層状の静止ジョー126の外側薄 層122、124を形成するように曲げられている。薄板鋼で出来た略L字形の 内側薄層128、130は、薄層122、124の間にて組み立てられ且つこれ らの薄層にリベット又はボルト132によりピン止めされて、堅牢な静止ジョー を形成する。図12に薄層128を示した、内側薄層の外端縁は、外側薄層の外 端縁に一致し、その内側端縁は、外側薄層と共に、以下に説明する可動ジョー1 46の一部分を受け入れる凹部を画成し得るような形状とされている。ジョー1 26の外端縁は、相互に接続した直線により画成された四角の形状をしており、 強度を増し、製造上の経済性及びその他の利点をもたらす。これと代替的に、内 側薄層は、図12に示した形状を有する、耐久性のある高強度のプラスチックの 任意の適当なものの1つ以上の層で形成することができる。 ハンドル118の後方部分は、それぞれ平行な対向した上方壁134及び下方 壁136と、平行な側壁とを備えており、これらの壁は共に、ハウジング138 を形成する。該ハウジングは、逆L字形の形状の端部壁140によりその後端に て閉じられている。この端部壁は、剛性な高強度の任意の適当なプラスチック材 料で製造することができ且つハウジング内に固着されている。その固着は、側壁 に形成された整合した開口部を通じ且つ端部壁を貫通して伸長する横断リベット 又はボルトによって行われる。この端部壁の逆L字形の形状は、自己調節式の係 止装置116の係止圧力を調節し得るようにノブ142を受け入れる凹所を形成 する。ハウジング138の上方壁及び下方壁は互いに対して且つハンドルの長手 方向軸線に対して平行であり、対向した側壁は整合した開孔を有し、該開孔の一 方は図12に参照番号144で表示してあり、その目的については以下に説明す る。ハンドルの本体部分は、適当な柔軟性プラスチック材料で包み込まれて、工 具の見栄えを良くし且つ該工具を心地よく使用し得るようにすることが好ましい 。 三角形の形状の可動ジョー146が静止ジョー126と協働可能に関係付けら れている。該可動ジョーは、ハンドル118の前端にて上述の凹所内に部分的に 受け入れられ且つ静止ジョーと協働作用可能であるようにピン148により該凹 所に回動可能に接続されている。該可動のジョーは、薄板鋼で出来たものである ことが好ましい平面状の内側薄層150、152と、三角形の形状をした、より 小面積の2つの外側鋼薄層154、156とを含む、平坦な積層部分から出来て いる。該内側薄層は、静止ジョーの外側薄層122、124の間でこれらの内側 薄層を上述の凹所内に受け入れることを許容する複合厚さを有し、また、鋼薄層 154、156は、静止ジョーと厚さが等しい堅固な可動ジョーを形成し得るよ うに内側薄層に適宜にピン止めされている。また、可動のジョーは、更なる強度 を持たせ且つ製造上の経済性が得られるようにその前端が四角に形成されている 。 第二のハンドル装置114は、細長い堅固な平面状の薄板鋼部材158、16 0と、該鋼部材の間に配置されたスペーサ162とから成る薄層である。該スペ ーサは、部材の末端から前端の手前の点まで伸長し、部材158、160の前端 の間に1つの通路を提供する。該スペーサ162は、適当な剛性なプラスチック 材料で出来ていることが好ましいが、所望であるならば、鋼で製造してもよい。 外側薄層及びスペーサは、堅固なハンドル部材114を形成し得るように適宜に ピン止めされている。該ハンドル部材の前端は、枢着ピン164により可動ジョ ー146に回動可能に固着されている。ハンドル部材は、可撓性のプラスチック スリーブ内に包み込まれており、ユーザが適宜に手で保持し得るようにしてある 。 自己調節式の係止装置116の構造及び作用は、第一の実施の形態の係止装置 16のものと略同一である。不必要な冗長さを避けるため、簡単にのみ説明する 。該係止装置は、枢着ピン168により一端にて平面状部材158、160の前 端に且つ該前端の間にて回動可能に固着されたトグルリンク166を備えている 。 該トグルリンクは、後方に伸長するその他端にて枢着ピン170により第一の鋼 製楔状部分172の前方を向いた厚い端部に回動可能に接続されており、該楔状 部分は、ハウジング138の上方壁134と摺動接触する平坦な上面を有してい る。ジョー端部から反対方向を向いた厚い端縁と、ハウジングの下方壁136と 摺動接触した平坦な下面とを有する浮動式の鋼製の楔状部分174は、浮動板1 76によりヒンジ止めした楔状部分から分離されている。該浮動板は、第一の実 施の形態の浮動板と同一の形状及び構造とすることができ、側壁の開孔(例えば 、開孔144)内に突出して、板が垂直方向に動くのを許容しつつ、板がハウジ ング138内で後方に又は前方に動くのを防止すべく側方向に伸長するタブを有 している。図10及び図11に関して上述したように、浮動板に埋め込まれた一 対の磁石により楔状部分と浮動板15との間に磁力吸引力が提供される。 楔状部分172の前方にて第一のハンドルの上方壁134に形成された肩部は 、工具が開いたとき、ヒンジ止めした楔状部分が所定の位置を超えて前方に動く のを防止する。枢着ピン148、164の接続部の中間にて可動ジョー144に おける位置と枢着ピン170の前方の位置にてハンドル118を貫通して伸長す る横断ピン180との間に接続された張力ばね178が、ハンドルを解放したと き、ジョーを引っ張って開く。 浮動式の楔状部分174は、その長さの一部に亙ってその厚い端部から肩部1 74bまで前方に伸長する第一の直径の平滑なボア174aを有しており、該肩 部にて、該ボアの直径は縮小している。該楔状部分は、その楔状部分の全長の残 りの部分に亙って雌ねじが形成されている。軸182はノブ142に固着され且 つ端部壁140の開口部を貫通して前方に伸長し、楔状部分174の雌ねじ付き ボアと螺着可能に係合する。該軸は、端部壁と肩部174bとの間に配置されて 、楔状部分を前方に付勢する圧縮ばね184により取り巻かれている。軸184 の前端は、楔状部分の薄い端部から前方に突き出して、トグルリンク166に形 成された後向きの肩部166aと接触する。第一の実施の形態と同様に、所望で あるならば、軸182の前端は楔状部分174の前端の手前で終わるようにし、 その代わり、浮動式の楔状部分の前端が肩部166aに接触するようにすること ができる。肩部166aは円弧状の形状をしており、場合に応じて、軸184又 は 浮動式の楔状部分174の前端とカム状動作を伴って協働する。 この第二の実施の形態の作用は、上述した第一の実施の形態のものと、同一で あるため、再度、説明する必要はないと考えられる。 本発明の好適な実施の形態を説明したが、本発明の真の精神及び範囲から逸脱 せずに、上述した係止工具に一定の改変例及び変更を加え得ることが当業者に明 らかであろう。例えば、浮動板内に固着された磁石は、矩形のような円形以外の 形状とすることができる。これに対応して、該磁石に代えて、中央に配置された 矩形の単一の磁石要素を使用し、又は強磁性材料で出来て、磁化される浮動板を 利用することによりこの磁石を不要にすることができる。また、楔状部分は、約 1.5875mm(1/16インチ)以上の厚さ、すなわち2倍の厚さの浮動板を受け入れ 得る寸法とし、容積を増大させ、これにより、磁石の極強度を十分に大きくし、 より経済的なアルニコ又はセラミック磁石を使用することを許容し得るようにす ることができる。更に、浮動板に対する楔状部分の所望の吸引は、浮動板内の磁 石に代えて、好ましくはその厚い端部付近にて、楔状部分の一方又は双方に埋め 込まれた磁石を使用することで実現することができる。従って、本発明の範囲は 本明細書に開示された実施例ではなくて、添付した請求の範囲を基準にして判断 されるべきである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),AL,AM,AT,A U,AZ,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN ,CZ,DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE, HU,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MD,MG ,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK,TJ,T M,TR,TT,UA,UG,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.自己調節式係止工具において、 前端に静止ジョーが設けられ、後端にハウジングが設けられた細長い第一のハ ンドルであって、前記ハウジングが、互いに対して且つ該第一のハンドルの長軸 線の双方に対して平行な上面及び下面と、後部壁とを有する第一のハンドルと、 前記第一のハンドルの前記前端に回動可能に接続され且つ前記静止ジョーと協 働するように作用可能な可動ジョーと、 一端にて前記可動ジョーに回動可能に固着され、その他端が後方に伸長する細 長い第二のハンドルと、 一端にて前記第二のハンドルに回動可能に固着され、その他端が前記ハウジン グに向けて後方に伸長するトグルリンクであって、その前記他端の前方の位置に て形成された後向きの肩部を有するトグルリンクと、 厚い端部と、薄い端部とを有するヒンジ止めした楔状部分であって、前記ハウ ジング内に摺動可能に配置され且つ該厚い端部にて前記トグルリンクの前記他端 に回動可能に接続されたヒンジ止めした楔状部分と、 厚い端部と、薄い端部とを有する浮動式の楔状部分であって、前記ハウジング 内に摺動可能に配置され且つ浮動板により前記ヒンジ止めした楔状部分から分離 され、前記浮動式の楔状部分の薄い端部及び前記ヒンジ止めした楔状部分の厚い 端部が前記ジョーの方向を向いた状態にて配置された、浮動式の楔状部分と、 前記浮動板が前記楔状部分に対して摺動するのを許容しつつ、前記浮動板及び 前記楔状部分の合わさり面の上に存在する可能性のある全ての油を拭き取るのに 十分な力にて、前記ヒンジ止めした浮動式の楔状部分を磁力により吸引して前記 浮動板と接触させる手段と、 前記浮動式の楔状部分を前記ジョーに向けて前方に弾性的に付勢し得るように 前記レンチ内に配置された手段と、 前記第二のハンドルが前記第一のハンドルに向けて動くとき、前記トグルリン クの後端が後方に動くのに伴い、前記トグルリンクの後向きの肩部に係合して、 前記浮動式の楔状部分を後方に付勢させ得るように前記浮動式の楔状部分の薄い 端部に設けられた手段と、を組み合わせた、自己調節式係止工具。 2.請求項1に記載の工具において、前記浮動板が平行な平面状の上面及び下 面を有する鋼板であり、前記ヒンジ止めした浮動式の楔状部分を磁力により吸引 して前記浮動板と接触させる前記手段が、前記浮動板に形成された開口部内に固 着された前記浮動板と同一厚さの選択された寸法及び磁力強度を有する平面状磁 石から成る、工具。 3.請求項2に記載の工具において、前記磁石が円形の形状をしており且つ前 記浮動板に形成された円形の開口部内に接着剤により固着された、工具。 4.請求項3に記載の工具において、一対の円形の形状の磁石が、前記浮動板 に形成されたそれぞれの円形の開口部内にエポキシにより固着され、 前記磁石が強力な磁極強度を呈する希土類元素で出来ている、工具。 5.請求項1に記載の工具において、前記浮動板が強磁性材料から成っており 、前記ヒンジ止めした浮動式の楔状部分を磁力により吸引して前記浮動板と接触 させる前記手段が磁化した浮動板を備える、工具。 6.請求項1に記載の工具において、前記静止ジョーが、対向状態に配置され た、鋼から成る外側薄層の間にて固着された少なくとも1つの内側薄層を含む、 複数の積層体から成る積層構造体を有する、工具。 7.請求項1に記載の工具において、前記可動ジョーが、対向状態に配置され た、鋼から成る外側薄層の間にて固着された少なくとも1つの内側薄層を含む、 複数の積層体から成る積層構造体を有する、工具。 8.請求項1に記載の工具において、前記静止ジョー及び可動ジョーの各々が 、対向状態に配置された、鋼から成る外側薄層の間にて固着された少なくとも1 つの内側薄層を含む、複数の積層体から成る積層構造体を有する、工具。 9.請求項1に記載の工具において、前記浮動式の楔状部分を前方に弾性的に 付勢する前記手段が、前記ハウジングの後部壁に形成された開口部を通じて伸長 し且つ前記浮動式の楔状部分に螺着可能に係合する軸と、前記軸を取り巻き且つ 前記ハウジングの後部壁と前記浮動式の楔状部分との間に配置された圧縮ばねと を備える、工具。 10.請求項1に記載の工具において、前記トグルリンクが、前記一端の後方の 位置に配置された可調節ストッパであって、前記ジョーが該ジョーを開くのに必 要な力を制限すべく閉じられたとき、前記第二のハンドルに係合する位置にて前 記第二のハンドルの方を向いた可調節ストッパを備える、工具。 11.自己調節式係止工具において、 前端に静止ジョーが設けられ、後端にハウジングが設けられた細長い第一のハ ンドルであって、前記ハウジングが、互いに対して且つ該細長いハンドルの長軸 線の双方に対して平行な上面及び下面と、後部壁とを有する第一のハンドルと、 前記第一のハンドルの前記前端に回動可能に接続され且つ前記静止ジョーと協 働するように作用可能な可動ジョーと、 一端にて前記可動ジョーに回動可能に固着され、その他端が後方に伸長する細 長い第二のハンドルと、 一端にて前記第二のハンドルに回動可能に固着され、その他端が前記ハウジン グに向けて後方に伸長するトグルリンクであって、その前記他端の前方の位置に て形成された後向きの肩部を有するトグルリンクと、 厚い端部と、薄い端部とを有するヒンジ止めした楔状部分であって、前記ハウ ジング内に摺動可能に配置され且つ該厚い端部にて前記トグルリンクの前記他端 に回動可能に接続されたヒンジ止めした楔状部分と、 厚い端部と、薄い端部とを有する浮動式の楔状部分であって、前記ハウジング 内に摺動可能に配置され且つ浮動板により前記ヒンジ止めした楔状部分から分離 された浮動式の楔状部分であって、該浮動式の楔状部分の薄い端部及び前記ヒン ジ止めした楔状部分の厚い端部が前記ジョーの方向を向いた状態にて配置された 、浮動式の楔状部分と、 前記ハウジングの後部壁を貫通して伸長し且つ前記浮動式の楔状部分に螺着可 能に係合する軸と、前記軸を取り巻き且つ前記ハウジングの後部壁と前記浮動式 の楔状部分との間に配置されて、該浮動式の楔状部分を前記ジョーに向けて前方 に弾性的に付勢する圧縮ばねと、 前記浮動式の楔状部分の薄い端部に設けられ、前記第二のハンドルが前記第一 のハンドルに向けて動くとき、前記トグルリンクにおける後向きの肩部に係合し 、前記浮動式の楔状部分を後方に付勢する手段とを備える、自己調節式係止工具 。 12.請求項11に記載の工具において、前記軸が前記浮動式の楔状部分の薄い 端部に固着され且つ該薄い端部から前方に突き出す前端を有し、前記トグルリン クの後向きの肩部に係合する前記手段が前記軸の前記前端を備える、工具。 13.請求項11に記載の工具において、前記静止ジョーが、対向状態に配置さ れた、鋼から成る外側薄層の間にて固着された少なくとも1つの内側薄層を含む 、複数の積層体から成る積層構造体を有する、工具。 14.請求項11に記載の工具において、前記可動ジョーが、対向状態に配置さ れた、鋼から成る外側薄層の間にて固着された少なくとも1つの内側薄層を含む 、積層構造体を有する、工具。 15.請求項11に記載の工具において、前記静止ジョー及び可動ジョーの各々 が、対向状態に配置された、鋼から成る外側薄層の間にて固着された少なくとも 1つの内側薄層を含む、複数の積層体から成る積層構造体を有する、工具。 16.自己調節式係止工具において、 前端に静止ジョーが設けられ、後端にハウジングが設けられた細長い第一のハ ンドルであって、前記ハウジングが、互いに対して且つ該細長いハンドルの長軸 線の双方に対して平行な上面及び下面を有する、細長い第一のハンドルと、 前記固定ジョーが、複数の積層体を含む積層構造体を有し、該積層体の少なく とも1つが、対向状態に配置された、鋼から成る外側薄層の間に固着された内側 薄層であることと、 前記第一のハンドルの前記前端に回動可能に接続され且つ前記静止ジョーと協 働するように作用可能な可動ジョーであって、複数の積層体を含む積層構造体を 有し、該積層体の少なくとも1つが、対向状態に配置された、鋼から成る外側薄 層の間に固着された内側薄層である、可動ジョーと、 一端にて前記可動ジョーに回動可能に固着され、その他端が後方に伸長する細 長い第二のハンドルと、 一端にて前記第二のハンドルに回動可能に固着され、その他端が前記ハウジン グに向けて後方に伸長するトグルリンクであって、後向きの肩部を有するトグル リンクと、 厚い端部と、薄い端部とを有するヒンジ止めした楔状部分であって、前記ハウ ジング内に摺動可能に配置され且つ該厚い端部にて前記トグルリンクの前記他端 に回動可能に接続されたヒンジ止めした楔状部分と、 厚い端部と、薄い端部とを有する浮動式の楔状部分であって、前記ハウジング 内に摺動可能に配置され且つ浮動板により前記ヒンジ止めした楔状部分から分離 され、該浮動式の楔状部分の薄い端部及び前記ヒンジ止めした楔状部分の厚い端 部が前記ジョーの方向を向いた状態にて配置された、浮動式の楔状部分と、 前記浮動式の楔状部分を前記ジョーに向けて前方に付勢すべく前記浮動式の楔 状部分と作用可能に関係付けられたばねと、 前記浮動式の楔状部分の薄い端部に設けられ、前記第二のハンドルが前記細長 いハンドルに向けて動くとき、前記トグルリンクの後端が後方に動くのに伴い、 前記トグルリンクにおける後向きの肩部に係台し、前記浮動式の楔状部分を後方 に付勢する手段とを備える、自己調節式係止工具。 17.請求項16に記載の工具において、前記浮動板が前記楔状部分に対して摺 動するのを許容しつつ、前記浮動板及びその合わさり面上に存在する可能性のあ る全ての油を拭き取るのに十分な力にて、前記浮動板が前記ヒンジ止めした浮動 式の楔状部分を磁力により吸引して前記浮動板と接触させる手段を備える、工具 。
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