JP2001501249A - 放射線硬化性ポリエステル - Google Patents

放射線硬化性ポリエステル

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JP2001501249A JP10516568A JP51656898A JP2001501249A JP 2001501249 A JP2001501249 A JP 2001501249A JP 10516568 A JP10516568 A JP 10516568A JP 51656898 A JP51656898 A JP 51656898A JP 2001501249 A JP2001501249 A JP 2001501249A
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Abstract

(57)【要約】 以下の化合物:a)約12より多い炭素原子を有する二酸を含むポリカルボン酸とその反応性誘導体(例えば、1から4の炭素原子を有するアルキル基のアルキルエステル)を含む群から選択されたポリカルボン酸成分、b)エチレン性不飽和モノ-カルボン酸及びその反応性誘導体(例えば、1から4の炭素原子を有するアルキル基のアルキルエステル)を含む群から選択されたエチレン性不飽和成分、及びc)約2より小さい水酸基当たりの平均エトキシル化度を持ち、水酸基当たり1個のエトキシレート基を有するエトキシル化アルカントリオール種を主として含むエトキシル化アルカントリオール、の反応生成物を含む組成物。この組成物は重合性の成分として、特にUV硬化性のコーティング剤及びインキに対して有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 放射線硬化性ポリエステル 発明の分野 本発明は放射線硬化性ポリエステル、重合性組成物、及びコーティング方法に 関する。 発明の背景 アクリル酸官能性オリゴマーを使用する放射線硬化性コーティング剤の製造技 術は既知である。"コーティング剤"と題する文献、Encyclopedia of Polymer Sc ince and Engneering ,supp.vol.,109及び110頁(John Wiley & Sons,Inc.N.Y. ,N.Y.,1989年)には、最も広く用いられているビヒクルシステムとして、低分子 量の1官能性、2官能性または3官能性アクリル酸モノマーと混合したアクリル 酸エステル基で多置換したオリゴマーがあることが記載されている。 発明の要約 本発明は以下のa)〜c)の化合物のエステル化反応生成物を含む組成物に関する : a)約12より多い炭素原子を有する二酸を含むポリカルボン酸とその反応性誘 導体(例えば、1から4の炭素原子を有するアルキル基のアルキルエステル)を含 む群から選択されたポリカルボン酸成分、 b)エチレン性不飽和モノ-カルボン酸及びその反応性誘導体(例えば、そのア ルキル基が1から4の炭素原子を有するアルキルエステル)を含む群から選択さ れたエチレン性不飽和成分、及び c)約2より小さい水酸基当たりの平均エトキシル化度を持ち、水酸基当たり 1個のエトキシレート基を有するエトキシル化アルカントリオール種を主として 含むエトキシル化アルカントリオール。 本発明はまた、上記に規定された化合物を含む重合性組成物、及び生地に接触 させながら上記の化合物を含む組成物を重合させることを含む生地のコーティン グ方法に関する。 概して、これらのポリエステルは、ポリカルボン酸または反応性誘導体、エチ レン性不飽和酸またはその誘導体、及びエトキシル化アルカントリオールの混合 物を形成することにより調製される。反応剤の酸基の水酸基に対する当量比はお およそ1対1であるべきであり、その結果反応生成物は遊離酸または水酸基反応 性を持たない種を主として含む(或いは、ポリカルボン酸またはエチレン性不飽 和酸の低級アルキルエステルを使用する場合は低級アルキルエステルに残余官能 性がないこと)。さらに、約1:2:3の当量比のポリカルボン酸:エチレン性 不飽和酸:エトキシル化アルカントリオールを使用することが好ましい。このよ うに、反応の主生成物は、二酸の各端部をエトキシル化アルカントリオールでキ ャップし、エトキシル化アルカントリオールの残余水酸基をエチレン性不飽和酸 と反応させた生成物であるべきである。しかしながら、反応生成物は、高級オリ ゴマー、末反応または部分的に反応した酸及びエトキシル化アルカントリオール をさらに含む複合混合物となるであろう。 発明の詳細な説明 ポリカルボン酸、及び特に二酸は高級脂肪酸の疎水的性質をもつべきである。 このように、ポリカルボン酸は、好ましくは約12から約90の炭素原子、より好ま しくは約18から約54の炭素原子を有するポリカルボン酸種を含む。ポリカルボン 酸基は飽和であっても不飽相であってもよく、且つ直鎖であっても枝別れ鎖であ ってもよい。約12より多い炭素原子を有する二酸に加えて、ポリカルボン酸基は 、典型的には1から6の、より典型的には1から4のカルボキシル基を有する種 も含む。遊離酸の代わりに、酸ハロゲン化物、無水物、エステル、塩等のような 官能性誘導体を使用することも可能である。典型的には少なくとも約80当量%の 酸当量の、より典型的には少なくとも約90当量%の、最も典型的には少なくとも 約92から約98当量%のポリカルボン酸が二酸によって占められる。 高級アルキレン鎖を有する好ましい二酸はEncyclopedia of Polymer Science and Technology,11巻,476から489頁(John Wiley & Sons,Inc.N.Y.,N.Y.,1988年) に記載されていて、その開示内容はここに参考として取り込まれる。そのよう な好ましい二酸としては、ダイマー酸(脂肪酸、例えばオレイン酸の重合(36の炭 素原子を有する2価の炭化水素である二酸が得られる)によって生成される)、ト リデカン二酸(エルカ酸のオゾン分解により生成される)、C19二酸(オレイン酸の 一酸化炭素によるヒドロホルミル化により生成される)、及びC21二酸(トール油 脂肪酸とアクリル酸との反応により生成される)が挙げられる。好ましい二酸は ダイマー酸である。ダイマー酸については、また米国特許第5,138,027号(Van Be ek)に詳細に記載されていて、その開示内容はここに参考として取り込まれる。 “重合脂肪酸”という用語は、本来、一般的には、脂肪酸から得られる重合酸 を指すように意図されたものであり、その組成は主としてダイマー化した脂肪酸 、少量のトリマー化した脂肪酸及び残りのモノマー脂肪酸を含む。"脂肪酸"とい う用語は、飽和脂肪族カルボン酸、エチレン性不飽和及びアセチレン性不飽和脂 肪族カルボン酸、天然及び合成一塩基脂肪族カルボン酸(約8から約24の炭素原 子を含む)を指す。本出願はC18脂肪酸から得られる重合脂肪酸に言及しているが 、本発明の方法が同様に他の重合脂肪酸に関しても採用することができることが 理解されるであろう。 本発明に用いられる重合脂肪酸を調製するときの好ましい出発原料の酸は、入 手が容易であり重合が比較的容易な、オレイン酸及びリノール酸である。オレイ ン酸とリノール酸の混合物は、これらの酸の簡便な入手源であるトール油脂肪酸 に存在する。脂肪酸は、種々のよく知られている触媒的及び非触媒的重合法を用 いで重合されることができる。 本発明に用いることができる重合酸に対し出発物質として使用される重合C18 トール油脂肪酸の典型的組成は以下の通りである: C18一塩基酸(モノマー) 0〜15重量% C36二塩基酸(ダイマー) 60〜95重量% C54(またはそれ以上)トリマー酸またはポリ塩基酸0.2〜35重量% 本発明に使用される重合脂肪酸を調製するとき、最終生成物の物理化学的性質 を最適化するために、出発重合脂肪酸ができるだけ高い割合の、例えば少なくと も約90重量%のダイマー酸(C36二塩基)を含むことが好ましい。 脂肪族、環状脂肪族及び芳香族ジカルボン酸を含む反応生成物を調製するため に、重合脂肪酸に加えて広い種類の追加のジカルボン酸を少量(例えば、全二酸 当量の0から約20当量%)使用することができる。このような酸の代表例(約2か ら約22の炭素原子を含んでもよい)としては、シュウ酸、グルタル酸、マロン酸 、アジピン酸、コハク酸、スベリン酸、セバシン酸、アゼライン酸、ピメリン酸 、テレフタル酸、イソフタル酸、ドデカン二酸、フタル酸、ナフタレンジカルボ ン酸及び1,4-または1,3-シクロヘキサンジカルボン酸が挙げられる。エトキシル 化アルカントリオール有機化合物は分子に3つの水酸基を有する種を主として含 む。これらの例としては、グリセロール、トリメチロールエタン、及びトリメチ ロールプロパンが挙げられる。アルキレンオキシドとアルカントリオールの付化 物は、調製有機化学の関連の方法により得られる既知の物質である。アルコール のエトキシル化に関してはEncyclopedia of Polymer Science and Tehnology,6 巻,225から273頁(John Wiley & Sons,Inc.N.Y.,N.Y.,1986年)に詳しく論じられ ており、その開示内容はここに参考として含まれる。工業的スケールでは、例え ば水酸化リチウム、水酸化カリウム、メチル化ナトリウム、ストロンチウムフェ ノラートまたは焼成ハイドロタルサイトのような塩基性触媒の存在下、120℃か ら180℃の温度で1から5バールの圧力下、アルカントリオールのエトキシル化 によりこれらの化合物は典型的に生産される。エトキシル化の後、生成物は酸( 燐酸、酢酸、好ましくは乳酸)の添加により中和してもよい。 本発明に関連して、平均2.1から3.9モルのエチレンオキシドと、典型的には平 均2.5モルから3.5モルの、さらに典型的には平均2.8から3.2モルのアルカントリ オールとの付化物を使用することが特に有用であることが分かった。トリメチロ ールプロパン3EO付化物(この付化物は平均2.9から3.1モルのエチレンオキシドを 有する)は特に好まれる。この付化物では、主たる分子種は3つのエトキシル化 基を含むであろう。このように、アルカントリオールの水酸基当たりの平均エト キシル化度は約1となるであろう。さらに、エトキシル化アルカントリオールは 非エトキシル化アルカントリオールを本質的に含むべきではなく、例えばエトキ シル化アルカントリオールの典型的には10重量%より少ない量が、よ り典型的には5重量%より少ない量が非エトキシル化アルカントリオール種とな るであろう。このように、反応生成物は概して、典型的には非エトキシル化アル カントリオールの約2重量%より少ない、より典型的には約1重量%より少ない アクリル酸エステルを有するであろう。 エチレン性不飽和モノ-カルボン酸及びその反応性誘導体を含む群から選択さ れたエチレン性不飽和成分は、典型的には約3から約8の炭素原子を含む、アル ファ、ベータ-エチレン性不飽和カルボン酸である。これらの酸は1つの遊離カ ルボキシル基または酸ハロゲン化物(例えば塩化物)、無水物、エステル、塩また は類似の基のようなカルボキシル基の化学的等価物を含む。好ましい例としては 、アクリル酸、メタクリル酸及びそのアルキルエステルが挙げられる(そのアル キル基は1から4の炭素原子を有する)。特に、好ましい例はアクリル酸とメタ クリル酸である。このような酸は"アクリル酸及びメタクリル酸ポリマー"と題し てEncyclopedia of Polymer Science and Engineering,1巻,211から234頁(Joh n Wiley & Sons,Inc.N.Y.,N.Y.,1985年)に記載されており、その開示内容はこ こに参考として含まれる。 ポリカルボン酸、エチレン性不飽和モノカルボン酸、及びエトキシル化アルカ ントリオールの相対的量は広く変化することができるが、典型的には上述のよう な"キャップされた"生成物の生産に対し本質的に化学量論的となるであろう。こ のように、ポリカルボン酸:エチレン性不飽和酸:エトキシル化アルカントリオ ールの当量比は典型的には1:0.5〜1.5:2.5〜3.5、より典型的には1:0.8〜1 .2:2.7〜3.3、さらにより典型的には1:0.9〜1.1:2.9〜3.1となるであろう。 本発明の工程に種々の工程技術を採用することができる。典型的1段階工程で は、おおよそ化学量論量の反応剤(例えば、1モルの二酸、2モルのエトキシル 化アルカントリオール、及び4モルのエチレン性不飽和モノカルボン酸)が水を 混入した有機溶媒(例えば、ベンゼン、トルエン等)中ラジカル重合阻害剤の存在 下(例えばヒドロキノン、酸化第一銅等)、エステル化触媒(硫酸、p-トルエン-ス ルホン酸等)及びオプションとして得られた生成物の着色を防止する添加剤(例え ばトリフェニルフォスファイト等)の存在下加熱される。本反応は大気圧下、よ り典型的には減圧下、典型的には約65から140℃の温度で、約2から約25時間、 より典 型的には約12から約18時間の間エステル化の水を溶媒と共に除去しながら実施さ れた。本反応は、エチレン性不飽和酸の重合を阻害するために酸素の存在下一般 的に実施される。本反応は、ヒドロキシアルキルアクリル酸二重結合の重合化を 防ぐ為に好適な阻害剤の存在下実施される。これらの阻害剤としては、ヒドロキ ノンのモノメチルエーテル、ベンゾキノン、フェノチアジン、メチルヒドロキノ ン、2,5-ジ-t-ブチルキノン及び該分野で知られる別の普通のフリーラジカル阻 害剤が挙げられる。使用される阻害剤のレベルは、典型的にはミリオン当たり約 2000部より少なく、例えばミリオン当たり100から1500部である。本反応は目的 のエステル化の程度が到達されるやいなや停止される(採取されたエステル化に おける水の量或いは生成物の酸値によって測定される)。 既知の方法で溶媒、触媒、過剰の阻害剤、及び過剰のエチレン性不飽和モノカ ルボン酸を除去した後、使用可能な本発明の生成物が、その種々の用途に対して 、そのままあるいは適当な精製をした後、得られる。 このようにして得られた反応生成物は、与えられた分子量分布の化合物の混合 物である。その分布はゲル浸透クロマトグラフィーにより示されることができ、 その主たる種は上述の"キャップされた"生成物である。この一段階工程が好まれ る。しかしながら、以下の2段階工程の1つを採用することも本発明の範囲内で ある。一実施形態において、単一段階工程に対し述べられたものと類似のエステ ル化条件の下に、エトキシル化アルカントリオールが最初にポリカルボン酸でエ ステル化され、次にエトキシル化アルカントリオールの残余水酸基がエチレン性 不飽和モノカルボン酸でエステル化される。或いは、エトキシル化アルカントリ オールが最初にエチレン性不飽和モノカルボン酸でエステル化され、次にエトキ シル化アルカントリオールの残余水酸基がポリカルボン酸でエステル化される。 同じ出発物質から上述の異なる方法によって得られた目的生成物は、ゲル浸透ク ロマトグラフィーにより示すことができるように、異なる分子量分布を示す。反 応生成物に典型的に存在する1つのタイプの分子種は、エトキシル化アルカント リオールとエチレン性不飽和モノカルボン酸単独のモノ-、ジ-、及び/またはト リエステルとなるであろう。これらの種はほんの少量のみ存在するだろう。しか しながら、これらの種が、対応する非エトキシル化アルカントリオールのエステ ル と比較したとき、物質取り扱いの観点から特に問題がないことが本発明の利点で ある。 上述の1段階または2段階工程で、ポリカルボン酸及び/またはエチレン性不 飽和モノカルボン酸の遊離酸は、これらの酸のハロゲン化物、好ましくは塩化物 、または無水物により置換されてもよい。特に、酸ハロゲン化物の場合は、より 温和な温度で例えば約40℃以下でエステル化を実施することが可能である。この 場合、ピリジン、トリエチルアミン等の酸受容体の存在下エステル化を実施する ことが有利である。 さらに、本発明の化合物は、酸の低級アルキルエステルとエトキシル化アルカ ントリオールのトランスエステル化によっても得ることができる。この場合、ト ランスエステル化は、反応が適当な速度で混合物の沸点で起こり、共沸混合物が トランスエステル化により遊離した低級アルコールで形成されることを確かにす るために、充分に高い沸点を有する溶媒中(例えばトルエン等)で実施される。ト ランスエステル化の速度は、遊離した低級アルコールが集められてその量を測定 することによりモニターされる。 反応は大気圧下実施してもよく、それより高いまたは低い圧力を使用してもよ い。もし、酸反応剤の遊離酸または低級アルキルエステルが採用されるならば、 反応の副生成物はそれぞれ水または低級アルコールとなるであろう。副生成物の 水または低級アルコールの除去は反応を完結の方向に向かわせるであろう。この ように、そのような副生成物の蒸留は、本発明の方法の一実施形態である。 本発明の化合物は種々の生地に塗布することができる。この生地の例としては 、紙やボール紙のような多孔性の原料、木及び木製晶、アルミニウム、銅、鋼の ような金属及びP.V.C.、ポリカーボネート、アクリル等のようなプラスチックが 挙 ルジメチルケタール)の添加後、この化合物はスプレー、ロールコーティング、 フレキソ及びグラビア印刷工程のような方法により選択された生地に塗布される 。得られたコートした生地、例えば紙は典型的にはUVまたは電子ビーム照射によ り硬化される。本化合物と、色料、樹脂、モノマー、及び抗酸化剤及び流動性調 節剤のような添加剤とをオプションとして混合してもよい。本発明の実施形態を さらに解説するために、以下の実施例が含まれる。この明細書及び付随のクレー ムにおけるすべての量、部、割合及びパーセントは特に述べる場合を除き、重量 によるものである。 実施例1 156.88gのトリメチロールプロパンの3モルエトキシル化物(当量63.75g/当 量)、Henkel社からEMPOL 1008として入手可能であり、約94重量%のダイマー酸 、約2.5重量%の高級重合酸、及び約3.5重量%のモノマー脂肪酸の組成を有する 180.12gのダイマー酸(当量282.47g/当量)、及び91.82gのアクリル酸(当量282 .47)、218.69gのトルエン、0.13gのヒドロキノン(200ppm)、0.52gのヒド ロキノンモノメチルエーテル(800ppm)、及び3.28gの次亜燐酸を反応装置に 充填する。反応装置を空気により25ml/分でスパージする。反応装置の内容物 を55℃から60℃に加熱し、8.56gのパラ-トルエンスルフォン酸(酸とエトキシル 化トリメチロールブロパンの混合重量の2重量%)を充填する。反応装置の内容 物を98℃に加熱する。エステル化による水を集めることにより計測して反応速度 が遅くなるまで、加熱を続ける。水銀中4〜6インチから始めて水銀中2インチの 段階で緩和な真空を適用する。反応温度を95〜98℃に維持する。水銀中16〜18イ ンチより高い真空を適用してはならない。6時間反応した後、2時間毎に生成物 の酸値をチェックする。10〜12時間後、毎時間生成物の酸値をチェックする。生 成物の酸値が12より小さくなった時、反応は終了する。反応装置を室温に冷却す る。回収された水の理論量分少ない最初のバッチ重量から計算して、反応剤と溶 媒の重量比を1:1とするのに充分なトルエンを添加する。反応装置を40℃に加 温する。エステル化の理論水量分少ないバッチ重量の20%に等しい量のカセイ食 塩水(0.5重量%の水酸化ナトリウム及び16重量%の塩化ナトリウム)を反応装置 に充填する。3〜5分間ゆっくり攪拌することにより、混合し、次にその相を分割 する。約30分間45℃〜50℃で放置し、水相をデカントする。有機相の酸値を測定 する。酸値を4〜5に下げるのに必要なほどカセイ食塩水による洗浄を繰り返す。 有機相を40℃に加温する。エステル化の理論水量分少ないバッチ重量の20%に等 しい量の食塩水(16重量%の塩化ナトリウムを含む)で反応装置を 充填する。3〜5分間ゆっくりかき混ぜることにより混合し、次に相を分割する。 約30分間45〜50℃に放置し、水相をデカントする。5mlのイソプロパノールと 5mlのトルエンに予め充填された同量のヒドロキノンとメチルヒドロキノンの 溶液を作る。これを反応装置に充填し、内容物を50℃に加熱する。30ml/分で 空気を反応装置にスパージし、トルエンを蒸留するために水銀中29〜30インチの 真空を適用する。温度を段階的に上げて82℃とする。85℃を超えてはならない。 ヘッドスペースガスクロマトグラフィーによりトルエンが10ppmより少なくな るまで蒸留を続ける。1重量%のフィルターと加熱された生成物をかき混ぜて、 ろ過する。 実施例2 ブランド光開始剤としてHenkel社、Amber、Pennsylvaniaから入手可能)、2部の アルファ-ヒドロキシ-アルファ、アルファ-ジメチルアセトフェノン(DAROCURE11 73ブランド光開始剤としてCiba-Geigy、Hawthorne、New Yorkから入手可能)、及 び1重量部のトリエタノールアミンと混合する。アルミニウムパネルに0.27ミル の厚さのフィルムとして鋳込み、300ワット/平方インチUVランプを用いて、50フ ィート/分で硬化する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,ID,IL,IS,JP ,KE,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR, LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,M W,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD ,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 請求項1 以下の化合物; a)約12より多い炭素原子を有する二酸を含むポリカルボン酸とその反応性誘 導体を含む群から選択されたポリカルボン酸成分、 b)エチレン性不飽和モノ-カルボン酸及びその反応性誘導体を含む群から選 択されたエチレン性不飽和成分、及び c)約2より小さい水酸基当たりの平均エトキシル化度を持ち、水酸基当たり 1個のエトキシレート基を有するエトキシル化アルカントリオール種を主として 含むエトキシル化アルカントリオール、 の反応生成物を含む組成物。 請求項2 前記ポリカルボン酸成分の前記二酸が約12から約90の炭素原子を有するポリカ ルボン酸種を含んでいる、請求項1に記載の組成物。 請求項3 前記ポリカルボン酸成分の前記二酸が約18から約54の炭素原子を有するポリカ ルボン酸種を含んでいる、請求項1に記載の組成物。 請求項4 前記ポリカルボン酸成分が本質的に完全に遊離酸の形をしている、請求項1に 記載の組成物。 請求項5 少なくとも約80当量%の酸当量の前記ポリカルボン酸が前記二酸により占めら れている、請求項1に記載の組成物。 請求項6 少なくとも約90当量%の酸当量のポリカルボン酸が二酸により占められている 、請求項1に記載の組成物。 請求項7 前記ポリカルボン酸の少なくとも約92当量%から約98当量%の酸当量が前記二 酸により占められている、請求項1に記載の組成物。 請求項8 前記エトキシル化アルカントリオールが、グリセロール,トリメチロールエタ ン及びトリメチロールプロパンを含む群から選択された成分から由来している、 請求項1に記載の組成物。 請求項9 前記エトキシル化アルカントリオールが、平均2.1から3.9モルのエチレンオキ シドと前記アルカントリオールとの付化物である、請求項1に記載の組成物。 請求項10 前記エトキシル化アルカントリオールが、平均2.5から3.5モルのエチレンオキ シドと前記アルカントリオールとの付化物である、請求項1に記載の組成物。 請求項11 前記エトキシル化アルカントリオールが、平均2.9から3.1モルのエチレンオキ シドと前記アルカントリオールとの付化物である、請求項1に記載の組成物。 請求項12 前記アルカントリオールがトリメチロールプロパンである、請求項11に記載の 組成物。 請求項13 前記エトキシル化アルカントリオールが本質的に非エトキシル化アルカントリ オールを含んでいない、請求項1に記載の組成物。 請求項14 前記エトキシル化アルカントリオールが約10重量%より少ない非エトキシル化 アルカントリオール種を含む、請求項1に記載の組成物。 請求項15 前記エトキシル化アルカントリオールが約5重量%より少ない非エトキシル化 アルカントリオール種を含む、請求項1に記載の組成物。 請求項16 前記反応生成物が約2重量%より少ない非エトキシル化アルカントリオールの アクリル酸エステルを有する、請求項1に記載の組成物。 請求項17 前記反応生成物が約1重量%より少ない非エトキシル化アルカントリオールの アクリル酸エステルを有する、請求項1に記載の組成物。 請求項18 前記エチレン性不飽和成分が、約3から約8の炭素原子を含む、アルファ,ベ ータ-エチレン性不飽和カルボン酸を含む群から選択されている、請求項1に記 載の組成物。 請求項19 前記エチレン性不飽和成分が、アクリル酸,メタクリル酸,及び1から4の炭 素原子を有するアルキル基のアルキルエステルを含む群から選択される、請求項 1に記載の組成物。 請求項20 前記エチレン性不飽和成分がアクリル酸及びメタクリル酸を含む群から選択さ れている、請求項1に記載の組成物。 請求項21 ポリカルボン酸、エチレン性不飽和酸及びエトキシル化アルカントリオールの 当量比が約1:0.5〜1.5:2.5〜3.5である、請求項1に記載の組成物。 請求項22 ポリカルボン酸、エチレン性不飽和酸及びエトキシル化アルカントリオールの 当量比が約1:0.8〜1.2:2.7〜3.3である、請求項1に記載の組成物。 請求項23 ポリカルボン酸、エチレン性不飽和酸及びエトキシル化アルカントリオールが 約1:0.9〜1.1:2.9〜3.1の当量比である、請求項1に記載の組成物。 請求項24 前記反応生成物が1段階反応工程の生成物である、請求項1に記載の組成物。 請求項25 以下の化合物; a)約18から約54の炭素原子を有する二酸を含むポリカルボン酸を含む群から 選択されたポリカルボン酸成分であって、 本質的に完全に遊離酸の形をしており、前記ポリカルボン酸の少なくとも約80 当量%の酸当量が二酸により占められているポリカルボン酸成分、 b)アクリル酸及びメタクリル酸を含む群から選択されたエチレン性不飽和成 分、及び c)グリセロール,トリメチロールエタン及びトリメチロールプロパンを含む 群から選択されたエトキシル化アルカントリオールであって、 約0.7から約1.3の水酸基当たりの平均エトキシル化度を有し、水酸基当たり1 個のエトキシレート基を有する前記エトキシル化アルカントリオール種を主とし て含み、ポリカルボン酸:エチレン性不飽和酸:エトキシル化アルカントリオー ルの当量比が約1:0.8〜1.2:2.7〜3.3である前記エトキシル化アルカントリオ ール、 の反応生成物を含む組成物。 請求項26 前記エトキシル化アルカントリオールがトリメチロールプロパンである、請求 項25に記載の組成物。 請求項27 請求項1に記載の組成物とそのための光開始剤を含む、重合組成物。 請求項28 請求項1に記載の組成物を含む組成物を、前記組成物を生地に接触させながら 重合することを含む、生地のコーティング方法。
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