JP2001500623A - 標的生物物質の単離のための方法、捕捉相、検出相及びこれらを含む試薬 - Google Patents

標的生物物質の単離のための方法、捕捉相、検出相及びこれらを含む試薬

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Abstract

(57)【要約】 本発明は、サンプル中に含まれる標的生物物質を単離する方法に関し、少なくとも一の反応性官能基を有する有機分子、及び特定的且つ直接的または間接的に、前記標的生物物質を認識または結合可能な少なくとも一のタンパク物質を含む捕捉相を与えることからなり、前記タンパク物質が、有機分子反応性官能基への共有結合的な結合のための特定部位を有し、少なくとも6の隣接するリジンまたはリジン誘導残基を含む少なくとも一のタグからなる方法であって、該方法は、前記評定生物物質を少なくとも一の捕捉相に接触させ;捕捉相上に固定された標的生物物質を検出することからなる。本発明はまた、捕捉及び検出相、これらを含む試薬にも係る。

Description

【発明の詳細な説明】 標的生物物質の単離のための方法、 捕捉相、検出相及びこれらを含む試薬 本発明は、少なくとも一の反応性官能基を有する有機分子及び、特定的且つ直 接的または間接的に、標的生物物質を認識または結合可能な、少なくとも一のタ ンパク物質を含む捕捉相を使用し、前記タンパク物質が、有機分子の反応性官能 基への共有結合的な結合のための特定部位を有する、サンプル中に含まれる標的 生物物質を単離する方法に関する。 T細胞の増殖または成長及びキラーリンパ球の製造を促進するために、反応性 官能基によって固体サポート上にタンパク質を固定化する方法は、欧州特許出願 0,319,012号により既知である。この目的のため、タンパク質は、その C末端に、前記反応性官能基に結合する共有結合部位を有し、これは2から4の リジン残基が分布したアミノ酸配列からなる。 この従来技術の共有結合部位が伴う問題は、診断に応用した際、これとの結合 が可能な標的生物物質の単離の結果は、こうした結合部位を有しないタンパク物 質において得られるものと同様であるという事実にある。 本発明に依れば、前記タンパク物質を効率よく配向させる共有結合部位を有す るタンパク物質を含み、ひいては、前記生物物質の高感度で高品質の検出を与え る少なくとも一の捕捉相を使用することによって、標的生物物質を単離するため の方法が与えられる。 したがって、サンプル中に含まれる標的生物物質を単離するための本発明の方 法は、下記の段階を含む: ・捕捉相が与えられ、これは少なくとも一の反応性官能基を含む有機分子及び、 特定的且つ直接的または間接的に、標的生物物質を認識または結合可能な少なく とも一のタンパク物質を含み、前記タンパク物質は有機分子の反応性官能基への 共有結合的な結合のための特定部位を有し、これは少なくとも6の隣接するリジ ンまたはリジンを主成分とする残基を含む少なくとも一のタグからなり、 ・前記標的生物物質を少なくとも一の捕捉相に接触させておき、また、 ・捕捉相に結合した標的生物物質を検出する。 本発明に依れば、“生物物質を単離する”との表現は、この物質の結合、分離 、単離、検出及び/または計量、標的生物物質を含むフラクションの濃縮を意味 し、質的及び/または量的、特定的または非特定的な結合方法によるものである 。 該方法の一形態によれば、捕捉相は標識を更に含有可能であり、この場合は特 に、これが検出相からなることが可能である。 該方法の別の形態によれば、検出相もまた与えられ、これは少なくとも一の反 応性官能基を含む有機分子、特定的且つ直接的または間接的に、前記標的生物物 質を認識または結合可能な少なくとも一のタンパク物質、及び標識を含み、前記 タンパク物質は有機分子の反応性官能基への共有結合的な結合のための特定部位 を有し、これは少なくとも6の隣接するリジンまたはリジンを主成分とする残基 を含む少なくとも一のタグからなる。 この場合は、捕捉相及び検出相中の有機分子はそれぞれ同一でも相違してもよ く、捕捉相及び検出相中のタンパク物質はそれぞれ同一でも相違してもよい。 本発明により理解されるように、サンプルは生物物質を含有可能なあらゆるサ ンプル、特に生物液体から得られるもの、食物起源のサンプル、または細胞培養 等のサンプルを含む。 サンプルは、別のサンプルの全てまたは一部からなる:特にアリコートまたは 希釈液からなるものが可能である。 本発明のタンパク物質は、タンパク質、特に組換タンパク質、特に抗原、抗体 及びペプチド、例えば合成ペプチドを含む。本発明の方法はまた、例えば核酸の ペプチド類似体(PNA)等の物質を用いて行ってもよい。 “有機分子”との用語は、可変サイズの分子を意味し;従ってこれはハプテン 等の小分子及びポリマーなどのマクロ分子のいずれも意味する。 ハプテンの例としては、ホルモン、ビタミン、例えばビオチン、または医薬製 品を挙げることができる。この場合は、本発明の方法には、標的生物物質の検出 の段階前に、有機分子を坦体分子に結合させる段階が含まれる。好ましくは、ハ プテンはビオチンであり、坦体分子はアビジンである。 本発明により使用されるポリマーは、粒状形態または直線形態のポリマーであ る。これは、特に、ポリリジン及びポリチロシンから選択されるホモポリマー、 または、特に、マレイン酸無水物、N-ビニルピロリドンコポリマー、天然また は合成の多糖類、ポリヌクレオチド及びアミノ酸コポリマー、例えば酵素などよ り選択されるコポリマーであってよい。マレイン酸無水物/メチルビニルエーテ ルコポリマー、N-ビニルピロリドン/N-アクリルオキシスクシンイミドコポリ マー、ポリ-6-アミノグルコース、及び酵素、例えばホースラデッシュペルオキ シド(HRP)またはアルカリ性ホスファターゼまたは少なくとも一の反応性官 能基を有するその誘導体が望ましい。 “有機分子の反応性官能基”との表現は、特にエステル、ハロカルボニル、ス ルフヒドリル、ジスルフィド、エポキシド、ハロアルキル及びアルデヒド官能基 より選択される反応性官能基;または、例えばカルボジイミドまたはホモ-また はヘテロ二官能性化合物等の活性化剤により活性化可能な官能基のいずれかを意 味する。例としては、活性化可能な官能基は、特に酸、アミン及びヒドロキシル 官能基より選択される。 上記に定義される共有結合部位は、タンパク物質中に天然に存在しうる。ある いはまた、これを予め、樹脂上でのIMAC(固定化金属イオン−アフィニティ ・クロマトグラフィー)法によるタンパク質の精製に使用される技術等の当業者 にはよく知られた方法によってタグの形態でタンパク物質中に“導入”すること もできる(1,2)。例としては、こうした部位は、遺伝工学によりタンパク物 質、特にタンパク質に導入可能であり、組換タンパク質が得られる。 タグは、タンパク物質の元来の構造に“導入”すなわち、添加されるアミノ酸 配列として定義可能であり、前記の元来の構造において所望の場所に導入され、 特に共有結合に関して適切な方法で有機分子に接触(expose)させることができ る。 本発明に依れば、懸かるタンパク物質の共有結合部位は、6以上のリジンまた はリジンを主成分とする残基、または任意に他のアミノ酸を含むタグからなるも のであってよく、あるいは前記タグの数種類からなるものでもよい。 “リジンを主成分とする”との用語は、リジンが化学的に変性されていること を意味するが、これらの変性では共有結合部位の特異性が維持されることは必須 であり、これを向上させさえすることが条件である。挙げることのできる例は、 L-リジンのD-リジンによる交換、及びその逆;リジン側鎖の変性、例えばアミ ン官能基のアセチル化またはカルボキシル官能基のエステル化;ペプチド結合、 例えば、カルバ(carba)、レトロ、インバーソ(inverso)、レトロ−インバー ソ、還元及びメチレンオキシ結合の変性である。 上述のタグは、タンパク物質の一次構造中、あらゆる場所に見られる。好まし くは、これはタンパク物質のN-またはC-末端に位置する。 本発明に依れば、特に以下に示す性質によってサンプル中に含有される標的生 物物質を単離するための多様な方法が定義される: ・標的生物物質が抗体である場合、タンパク物質は前記抗原を特異的に認識する 抗原を含む; ・標的生物物質が抗原である場合、タンパク物質は前記抗原を特異的に認識する 抗体を含む。 本発明の他の主題の概要を以下に述べる。 このように、本発明は、少なくとも一の反応性官能基を有する有機分子及び、 特定的且つ直接的または間接的に、標的生物物質を認識または結合可能な、少な くとも一のタンパタ物質を含む標的生物物質の捕捉のための相に関し、前記タン パク物質が、有機分子の反応性官能基への共有結合的な結合のための特定部位を 有し、これは少なくとも6の隣接するリジンまたはリジンを主成分とする残基を 含む少なくとも一のタグからなり;好ましくは、有機分子がポリマーまたはハプ テンである。 望ましいポリマーは、粒子状または直線状であり、特に、例えばポリリジンま たはポリチロシンより選択されるホモポリマー;及び、マレイン酸無水物コポリ マー、N-ビニルピロリドンコポリマー、天然または合成の多糖類、ポリヌクレ オチド及びアミノ酸コポリマー、例えば酵素等のコポリマーより選択される。さ らに望ましくは、ポリマーはマレイン酸無水物/メチルビニルエーテルコポリマ ー、N-ビニルピロリドン/N-アクリルオキシスクシンイミドコポリマー、ポリ -6 -アミノグルコース、及び酵素、例えばホースラデッシュペルオキシド(HRP )及びアルカリ性ホスファターゼより選択される。 有機分子がハプテンである場合、捕捉相はまた、適切な坦体分子を含有可能で ある。好ましくばハプテンはビオチンであって、必要な場合は坦体分子はアビジ ンである。 望ましくは、上記に定義したタグは、タンパク物質のN-またばC-末端に配さ れる。 有機分子の反応性官能基は、特にエステル、酸、ハロカルボニル、スルフヒド リル、ジスルフィド、エポキシド、ハロアルキル及びアルデヒド官能基より選択 される。 本発明はまた、上記の捕捉相と同様の特徴を有し、さらに標識を含む、標的生 物物質の検出のための相にも関する。 上記の通り、有機分子としてはポリマーまたはハプテンが可能である。第二の 可能性に依れば、ハプテンからなる有機分子は、標識をも意味する。 検出相のための標識は、好ましくは酵素、タンパク質、ペプチド、抗体、ハプ テン、例えばビオチンまたはイミノビオチン、蛍光化合物、例えばローダミン、 放射性化合物、化学発光化合物、電子密度成分、磁性成分等からなる群より選択 される。 本発明の別の主題は、標的生物物質を単離するための試薬であり、これは本発 明の捕捉相及び/または本発明の検出相を含む。 望ましくは、捕捉相が、直接的または間接的に、受動吸取または共有結合によ り固体サポートに結合する。 固体サポートは、あらゆる適切な形態、例えばプレート、コーン、任意に放射 性及びまたは蛍光及び/または磁性及び/または導電性であるビーズ、バー、ガ ラス管、ウェル、シート、チップなどであってよい。これば、ポリスチレン、ス チレン/ブタジエンコポリマー、ポリスチレンと混合したスチレン/ブタジエン コポリマー、ポリプロピレン、ポリカーボナート、ポリスチレン/アクリロニト リルコポリマー、スチレン/メチルメチルメタクリラートコポリマ一の中から、 合成及び天然の繊維の中から、及び、多糖類及びセルロースの誘導体、ガラス、 シリコン及びその誘導体の中から選択される。 下記の実験の欄に示すとおり、出願人は上記に定義したタグ、特に、6つのリ ジン残基の配列からなるタグに対して逆方向に配列したモノクローナル抗体を得 た。 このように、生物物質の単離のための方法において、こうしたタグの使用を強 することが可能であり、この方法によれば: 捕捉相が与えられ、前記標的生物物質を少なくとも一の捕捉相に接触させ、捕捉 相に結合した標的生物物質を検出するが、この方法に依れば、捕捉相は少なくと も一の反応性官能基を有する有機分子及び、特定的且つ直接的または間接的に、 標的生物物質を認識または結合可能な、少なくとも一のタンパク物質を含み、前 記タンパク物質は有機分子の反応性官能基への共有結合的な結合のための特定部 位を有し、これは少なくとも6の隣接するリジンまたはリジンを主成分とする残 基を含む少なくとも一のタグからなる。 こうした方法はまた、検出相の使用も含み、これは上述した捕捉相の特徴を有 し、さらに標識を含む。この標識は、前記抗体からなることが望ましい。 本発明の様々な主題の特徴及び利点を、実施例1から6及び図1から7を参照 して以下に示す。 図1は、タンパク質RH24K(色の薄い棒グラフ)及びタンパク質RH24 (色の濃い棒グラフ)とコポリマーとの共有結合によるカップリングの収量の、 異なるカップリング条件;Acet=アセトン;Phos=ホスファート;Bo r=ボラート;Carb=カルボナートに反映するグラフを表す。 図2は、時間(日)の関数としてのポリマー(MAVE)/タンパク質(RH 24K)複合化合物(曲線■)の安定性と遊離のRH24Kタンパク質(曲線● )のものと比較したグラフを表す。 図3は、“サンドウィッチ”検出技術をまとめたスキームを表す。 図4は、モノクローナル抗体に関して、ポリマー/RH24複合化合物(曲線 ●)と、ポリマーRH24K複合化合物(曲線■)の免疫反応性を反映させたグ ラフを表す。 図5は、血漿に関して、ポリマー/RH24複合化合物(曲線●)と、ポリマ ーRH24K複合化合物(曲線■)の免疫反応性を反映させたグラフを表す。 図6は、抗体IG2D4を用いたサンドウィッチ及び間接ELISA試験の結 果を、抗体滴定量の関数としてODを表したグラフを用いて表す。 図7は、抗体IG2D4を用いた間接ELISA試験の結果を、抗体滴定量の 関数としてODを表したグラフを用いて表す。 (実施例1:RK24Kの発現及び精製) pMH24(Cheynet et al.,1993)を、p24遺伝子の3’末端での合成ア ダプターの挿入により変性させ、C末端に“ポリリジンテイル”と呼称される共 有結合のための特定部位を有し、6つの隣接するリジン残基からなるRH24に 相当するRH24Kを発現させた。 アダプターは、それぞれ下記の配列: を有する二つのオリゴヌクレオチドのハイブリダイゼーションにより、10mMの トリス、50mMのNaCl、1mMのDTE、10mMのMgCl2、pH7.5の 緩衝液中で、70℃で5分間加熱し、次いでます30分間かけて37℃に、次い で30分間かけて室温までゆっくりと冷却することによって予め調製した。その 後、このアダプターを、RH24遺伝子の3’末端でSmaI及びXbaIの間 にクローン化した。得られたプラスミドpMH24K3’を、E.coli XLI細菌 株(recA1,endA1,gyrA96,thi-1,hsdR17,supE44,relA1,1ac[F’proAB,lacIPZΔM15 ,Tn10(tetr)]中で増幅させた後、Taq Dye Deoxy Terminator Matrix Standard m ethod(Applied Biochem)によって配列させた。得られた配列及びC末端で得られ たタンパク質上の対応する配列は下記の通りであった。 タンパク質を、E.coli XLI細菌株(上記参照)中、Tacプロモーターの制 御の下で発現させた。発現ベクターを含有するE.coli XLIのプレカルチャーを 、LB−amp−tet培地(1/40から1/25)を接種に用いるため、ル リア培地(LB)中、アンピシリン(amp;50μg/ml)及びテトラサイク リン(tet;12μg/ml)の存在下、37℃で一晩かけて予め調製した。こ の培地を、600nmにおいて0.6のODが得られるまで培養した。その後、培 地に、37℃にてイソプロピル-β-D-チオガラクトピラノシド(IPTG)を 2時間半で1mMの割合で攪拌しつつ添加することにより、タンパク質の発現を誘 発した。4℃で10分間、5000回転/分での遠心分離(JA21ローター、 Beckman)を行った後、細菌を、50mMのトリス−HCl、1mMのEDTA、1 00mMのNaCl、10mMのMgCl2、pH8の緩衝液(バイオマス3ml/g) 中で、プロテアーゼ抑制剤(2μg/mlのアプロチニン及び2μg/mlのロイペプ チン)の存在下で取り出し、0℃での超音波処理により溶菌した。可溶性フラク ションを、4℃で15分間、10,000回転/分での遠心分離(JA21ロー ター、Beckman)して取り出した後、金属キレートアフィニティカラムにおき、 RH24Kを精製した(Chelating Sepharose Fast Flow No.17057501)。提供 者の推奨にしたがってゲルをZn2+でプレロードした後、67mMのNaClを含 有するpH7.8のリン酸ナトリウム緩衝液で、次いで200mMの酢酸アンモニ ウム、0.5MのNaClを含有するpH6のリン酸ナトリウム緩衝液で平衡さ せた。RH24Kを、200mMの酢酸アンモニウム、0.5MのNaCl、pH 4を用いて溶離した。収集したフラクションを、50mM、pH7.8のリン酸ナ トリウム緩衝液で透析した。 精製したタンパク質を、SDS−PAGEでの電気泳動により、またゲル濾過 /HPLC中を通すことにより特定した。その純度は、90%より高く、このた めRH24の純度と同等であった。マススペクトルで分析したところ、その分子 量は28,027であり、理論値27,992と一致した。該タンパク質は、ウ ェスタンブロット法及びELISA法において、ポリクローナルまたはモノクロ ーナルのアンチp24抗体と認識された。 (実施例2:RH24KとRH24とのカップリングによるMAVEコポリマー) 濃度1g/lのポリマー溶液5μlを、適切な緩衝液中、1g/lのタンパク質溶液 に添加した。 反応培地を37℃にて3時間攪拌した。 反応の進行をWaters排除カラムにおいて、溶離液として0.1M、pH6.8 のリン酸緩衝液を用いたHPLCによってモニターした。 図1に示したカップリングの収量は、変性タンパク質が、好ましくはポリマー と、また、より広いスペクトルに渡る実験条件でカップリングすることを示して いる。 (実施例3:カップリング収量におけるポリマーの性質の効果) ポリマーの組成物のコモノマー形成部分の性質の効果を上記と同様の条件下で 評価した。 結果を以下の表に示す。 ポリマー カップリング収量(%) MAVE 65 ポリ(メチルビニルエーテル/マレイン酸無水物) PEMA 86 ポリ(エチレン/マレイン酸無水物) SMA 49 ポリ(スチレン/マレイン酸無水物) NVPMA 36 ポリ(N−ビニルピロリドン/マレイン酸無水物) カップリング収量が、コモノマーの性質に依って36から86%の範囲で相違 するため、コモノマーの効果はかなり明白である。 (実施例4:タンパク質単独に対するタンパク質/ポリマー複合化合物の相対安 定性) 複合化合物を、37℃にてカップリング培地中貯蔵し、排除クロマトグラフィ ーで分析し、カップリング培地中の残留タンパク質の量を評価した。結果を図2 に示したグラフにまとめた。 このように、ポリマーとのカップリングにより、タンパク質はより優れた貯蔵 安定性を有する。 (実施例5:RH24Kの直接(directed)ビオチニル化) 調製した複合化合物は、図3に示したスキームにより、p24抗原サンドウィ ッチテストにおいて検出に使用されるビオチニル化p24s(RH24またはR H24K)である。 ビオチンカップリングは、RH24K及びRH24で行われ、チェックした後 抗原サンドウィッチテストで分析し、RH24Kに好適なカップリング条件を決 定した。 タンパク質は、1mg/mlの濃度で使用した。p24/MAVEカップリングの 際に試験した緩衝液に基づき、別の緩衝液:0.1Mのボラート、pH9.2、 0.1Mのトリス、pH7.2、0.1Mのホスファート、pH7.2及び0.1 Mのカーボナート、pH8.5を試験した。以下のビオチン/p24比率で試験 した:5/1、10/1、25/1、50/1、100/1。カップリングを、 37℃にて1時間インキュベートした。 p24/ビオチン複合化合物は、図3に示したスキームによって検出に使用さ れる。 RH24/ビオチン及びRH24K/ビオチン複合化合物は、モノクローナル 抗体及びポシティブ血漿を用いた抗原サンドウィッチテストにおいて活性を呈す る。例示のため、図4及び5では、ビオチン官能化の異なる程度で、RH24及 びRH24Kを用いて得られる複合化合物の相対反応をグラフの形態で示してい る。図4は、モノクローナル抗体を用いて得られる結果に関し、テストはマイク ロタイトレーションプレート上で行った。図5は、BioMerieux社製のVidas immu noanalysis automated machineを用いて血漿に得られた結果を示している。 RH24Kは、用いた試験条件に関わりなくRH24よりも大きなシグナルを 与えた。最適なビオチン/p24比は、モノクローナル抗体の場合は25/1で あり、血漿の場合は10/1であることが観察された。 (実施例6:ポリリジン標識のリジン残基に関して、カップリング効果に対する 組成物の影響) ポリリジン標識のリジン残基としてカップリング効果に対する組成物の影響を 評価するために使用した生物物質は下記の通り: ・組換タンパク質RH24K;これは、そのアミノ末端部分に金属イオンを用い たキレート化によって精製に役立つポリリジン標識[MRGS(H)6GSVDE SM]を有し、カルボキシ末端部分にカップリングに供与するポリリジン標識[P G(K)6SVDESL]を有し;このタンパク質は下記のように表される: MRGS(H)6GSVDESM−p24−PG(K)6SVDESL ・組換タンパク質RHK24;これは、そのアミノ末端部分にポリリジン標識[ MRGSCH(K)2HH(K)2HH(K)2GSVDESM]を有し;このタン パク質は下記のように表される: MRGSCH(K)2HH(K)2HH(K)2GSVDESM−p24 ・組換タンパク質R24;これは、カルボキシ末端ポリリジン標識も、アミノ末 端ポリヒスチジン標識も持たず;p24と表される。 使用したポリマーは、MAVE(マレイン酸無水物−コーメチルビニルエーテ ル)である。カップリング条件は、三つのタンパク質と同一とした。 二種類のカップリング緩衝液、0.1M、pH8.2のカーボナート緩衝液及 び0.05M、pH9.0のトリスHCl緩衝液を使用した。 二つの異なる反応条件下で実行した組換タンパク質のMAVEポリマーとのカ ツプリングの収量を示す下記の表に結果を与えた。これには、リジン残基が隣接 していることの重要性が示されている。 その理由は、タンパク質RH24K(6つの隣接したリジン残基)を用いて得 られるカップリング収量が、タンパク質RHK24(6つのリジン残基、2つず つのブロック三カ所)を用いて得られるカップリング収量よりも格段に多いため である。 実際のところ、タンパク質RHK24(6つのリジン残基、2つずつのブロッ ク三カ所)を用いて得られるカップリング収量は、タンパク質R24(標識なし )を用いて得られるものと同様である。 (実施例7:アンチ−ポリリジン標識(K)6SVDESL抗体の製造) 組換タンパク質とのフュージョンの状態でこの標識を認識することのできるア ンチ標識抗体を得るために使用した生物物質は、下記の通りである: ・組換タンパク質RH24K;これは、そのアミノ末端部分に金属イオンを用い たキレート化によって精製に役立つポリリジン標識[MRGS(H)6GSVDE SM]を有し、カルボキシ末端部分にカップリングに供与するポリリジン標識[P G(K)6SVDESL]を有し;このタンパク質は下記のように表される: MRGS(H)6GSVDESM−p24−PG(K)6SVDESL ・ペプチドP400、その配列はC(K)6SVDESLであり、KLHにカッ プ リングしている(P400−KLH)。 製造する抗体を選択するために使用した生物物質は下記の通りである: ・組換タンパク質RH24K ・カルボキシ末端ポリリジン標識を有しない組換タンパク質RH24、MRGS (H)6GSVDESM−p24と表される ・組換タンパク質R24;これは、カルボキシ末端ポリリジン標識も、アミノ末 端ポリヒスチジン標識も持たず;p24と表される。 ・ペプチドP400、その配列はC(K)6SVDESL。 下記の二つの試験方式は、モノクローナル抗体を選択するために使用した。 ・サンドウィッチELISA試験、捕捉相中にアンチマウス・ヤギ抗体を含み、 検出相中に、ペルオキシダーゼにカップリングしたアンチ24モノクローナル抗 体によって現れた抗原RH24KまたはR24を含む; ・間接ELISA試験、捕捉相に抗原RH24KまたはR24またはP400を 含み、検出相中にペルオキシダーゼにカップリングしたアンチマウスIgVヤギ 抗体を含む。 BALB/c及びA/Jマウスを、以下のプロトコルに従って免疫化した:3 回の腹膜内注射において、第一の注射はタンパク質RH24K、続く二回の注射 はKLHにカップリングしたペプチド400で行った。フュージョンを行い、上 述のサンドウィッチ及び間接ELISA試験を利用してスクリーニングを行った 。 下記の基準に従って80のハイブリッドを選択した: ・ペプチドP400(C(K)6SVDESL)の認識 ・タンパク質RH24K(MRGS(H)6GSVDESM−p24−PG(K )6SVDESL)の認識 ・タンパク質RH24(MRGS(H)6GSVDESM−p24)の非認識 ・タンパク質R24が非認識。 このように、これらの抗体は、タンパク質にフューズした配列(K)6SVD ESLを認識し、同じくSVDESLユニットを含むMRGS(H)6GSVD ESMもタンパク質p24も認識しない。 これらのハイブリッドの5つをクローン化し、腹水の形態で製造した:これら は抗体IG2D4、2G2B3、2G4A12、5F12ES及び14E1G7 、IgG1 kアイソタイプの全てである。 IG2D4抗体についてのサンドウィッチ及び間接ELISA試験を、図6及 び7に示した。図6にはサンドウィッチELISA試験が示され、ODをIG2 D4抗体腹水の滴定量(希釈度)の関数として表し;検出相を構成する組換タン パク質RH24K及びR24を0.1μg/mlの濃度で使用した。図7には、間 接ELISA試験が示され、ODをIG2D4抗体腹水の滴定量(希釈度)の関 数として表し;捕捉相を構成する組換タンパク質RH24K及びR24を0.5 μg/mlの濃度で使用し、合成ペプチドP400を0.05μg/mlの濃度で使用 した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR, NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,KE,L S,MW,SD,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ ,BY,KG,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL ,AM,AT,AU,AZ,BA,BB,BG,BR, BY,CA,CH,CN,CU,CZ,DE,DK,E E,ES,FI,GB,GE,GH,GM,GW,HU ,ID,IL,IS,JP,KE,KG,KP,KR, KZ,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,M D,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ,PL ,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,SK, SL,TJ,TM,TR,TT,UA,UG,US,U Z,VN,YU,ZW (72)発明者 ノヴェリ―ルソー,アルメル フランス国 38180 セサン リュ デュ パル 29 (72)発明者 シャルル,マリー―エレーヌ フランス国 69420 コンドリュー アレ ドゥ ラ ランベルトゥ 3

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.サンプル中に含まれる標的生物物質を単離するための方法であって、捕捉相 が与えられ、前記標的生物物質が少なくとも一の捕捉相と接触させられ、捕捉相 に結合した該標的生物物質が検出される方法において、 前記方法は、該捕捉相が、少なくとも一の反応性官能基を含む有機分子及び、特 定的且つ直接的または間接的に、前記標的生物物質を認識または結合可能な少な くとも一のタンパク物質を含み、前記タンパク物質は有機分子の反応性官能基へ の共有結合的な結合のための特定部位を有し、これが少なくとも6の隣接するリ ジンまたはリジンを主成分とする残基を含む少なくとも一のタグからなることを 特徴とする方法。 2.捕捉相が、標識を更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。 3.捕捉相が、検出相であることを特徴とする請求項2に記載の方法。 4.検出相かさらに与えられ、これが、少なくとも一の反応性官能基を有する有 機分子、特定的且つ直接的または間接的に、前記標的生物物質を認識または結合 可能な少なくとも一のタンパク物質、及び標識を含み、前記タンパク物質が有機 分子の反応性官能基への共有結合的な結合のための特定部位を有し、これが少な くとも6の隣接するリジンまたはリジンを主成分とする残基を含む少なくとも一 のタグからなることを特徴とする請求項1に記載の方法。 5.検出相中の有機分子及びタンパク物質が、捕捉相中の有機分子及びタンパク 物質と、それぞれ同一及び/または相違することを特徴とする請求項4に記載の 方法。 6.有機分子が、粒子状または直線状であることを特徴とする請求項1及び/ま たは4に記載の方法。 7.ポリマーが、ホモポリマー、例えばポリリジンまたはポリチロシン;及びコ ポリマー、例えばマレイン酸無水物コポリマー、N-ビニルピロリドンコポリマ ー、天然または合成の多糖類、ポリヌクレオチド及びアミノ酸コポリマー、例え ば酵素より選択されるポリマーであることを特徴とする請求項6に記載の方法。 8.ポリマーが、マレイン酸無水物/メチルビニルエーテルコポリマー、N-ビ ニルピロリドン/N-アクリルオキシスクシンイミドコポリマー及びポリ-6-ア ミノ グルコースより選択されることを特徴とする請求項7に記載の方法。 9.有機分子が、ハプテンであることを特徴とする請求項1及び/または4に記 載の方法。 10.有機分子が、坦体分子に結合することを特徴とする請求項9に記載の方法 。 11.有機分子がビオチンであり、坦体分子がアビジンであることを特徴とする 請求項9に記載の方法。 12.検出相中の有機分子が、標識であることを特徴とする請求項4に記載の方 法。 13.タグが、タンパク物質のN-またはC-末端に配されることを特徴とする請 求項1及び/または4に記載の方法。 14.有機分子の反応性官能基が、エステル、酸、ハロカルボニル、スルフヒド リル、ジスルフィド、エポキシド、ハロアルキル及びアルデヒド官能基より選択 されることを特徴とする請求項1及び/または4に記載の方法。 15.タンパク物質が抗原を含み、生物物質が前記抗原によって特異的に認識さ れる抗体であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の方法 。 16.タンパク物質が、抗体を含み、生物物質が前記抗体によって特異的に認識 される抗原であることを特徴とする請求項1から14のいずれか一項に記載の方 法。 17.標的生物物質のための捕捉相であって、少なくとも一の反応性官能基を含 む有機分子及び、特定的且つ直接的または間接的に、前記標的生物物質を認識ま たは結合可能な少なくとも一のタンパク物質を含み、前記タンパク物質は有機分 子の反応性官能基への共有結合的な結合のための特定部位を有し、これが少なく とも6の隣接するリジンまたはリジンを主成分とする残基を含む少なくとも一の タグからなることを特徴とする捕捉相。 18.標的生物物質のための検出相であって、少なくとも一の反応性官能基を含 む有機分子、特定的且つ直接的または間接的に、前記標的生物物質を認識または 結合可能な少なくとも一のタンパク物質、及び標識を含み、前記タンパク物質は 有機分子の反応性官能基への共有結合的な結合のための特定部位を有し、これが 少なくとも6の隣接するリジンまたはリジンを主成分とする残基を含む少なくと も一のタグからなることを特徴とする検出相。 19.有機分子が、粒子状または直線状であることを特徴とする請求項17また は18に記載の捕捉または検出相。 20.ポリマーが、ホモポリマー、例えばポリリジンまたはポリチロシン;及び コポリマー、例えばマレイン酸無水物コポリマー、N-ビニルピロリドンコポリ マー、天然または合成の多糖類及びポリヌクレオチド及びアミノ酸コポリマー、 例えば酵素より選択されるポリマーであることを特徴とする請求項19に記載の 捕捉または検出相。 21.ポリマーが、マレイン酸無水物/メチルビニルエーテルコポリマー、N- ビニルピロリドン/N-アクリルオキシスクシンイミドコポリマー、ポリ-6-ア ミノグルコース、ホースラディッシュペルオキシド(HRP)及びアルカリ性ホ スファターゼより選択されることを特徴とする請求項20に記載の捕捉または検 出相。 22.有機分子が、ハプテン、例えばビオチンであることを特徴とする請求項2 1に記載の捕捉相。 23.タグが、タンパク物質のN-またはC-末端に配されることを特徴とする請 求項17または18に記載の捕捉または検出相。 24.有機分子の反応性官能基が、エステル、酸、ハロカルボニル、スルフヒド リル、ジスルフィド、エポキシド、ハロアルキル及びアルデヒド官能基より選択 されることを特徴とする請求項17または18に記載の捕捉または検出相。 25.有機分子が、標識であることを特徴とする請求項18に記載の検出相。 26.標識が、酵素、タンパク質、ペプチド、抗体、ハプテン、例えばビオチン またはイミノビオチン、蛍光化合物、例えばローダミン、放射性化合物、化学発 光化合物、電子密度成分、磁性成分及び類似物からなる群より選択されることを 特徴とする請求項18または25に記載の検出相。 27.請求項17及び請求項19から24のいずれか一項に記載の捕捉相及び/ または請求項18から26のいずれか一項に記載の検出相を含む、標的生物物質 を単離するための試薬。 28.捕捉相が、直接または間接的に受動吸収または共有結合により固体サポー トに結合することを特徴とする請求項27に記載の試薬。
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