JP2001359155A - 移動局 - Google Patents

移動局

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JP2001359155A
JP2001359155A JP2001124319A JP2001124319A JP2001359155A JP 2001359155 A JP2001359155 A JP 2001359155A JP 2001124319 A JP2001124319 A JP 2001124319A JP 2001124319 A JP2001124319 A JP 2001124319A JP 2001359155 A JP2001359155 A JP 2001359155A
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JP2001124319A
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Takayoshi Oide
高義 大出
Tetsuki Takenaka
哲喜 竹中
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、CDMA方式の移動通信システム
の移動局に関し、小規模の回路を用いて並行して複数の
通信を行うことができることを目的とする。 【解決手段】 通信相手に送信する送信信号を拡散した
拡散信号を、通信相手との中継局となる基地局に送信す
る移動局において、音声信号を拡散する第1の拡散符号
を発生する第1の拡散符号発生手段と、第1の拡散符号
とは別の符号であり、非音声信号を拡散する第2の拡散
符号を発生する第2の拡散符号発生手段と、音声信号を
第1の拡散符号にて拡散する第1の拡散処理手段と、非
音声信号を第2の拡散符号にて拡散する第2の拡散処理
手段と、拡散された音声信号と、拡散された非音声信号
をそれぞれ基地局に対して送信する送信手段とを備えて
構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両、船舶、航空
機その他の移動体に搭載されたり、人によって持ち運ば
れる移動局装置に関し、特に、CDMA方式の移動通信
システムの無線回線にアクセスする移動局に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信の分野では、通信形態、
通信内容、サービス対象その他の相違に応じて種々のシ
ステムが構築され、さらに、新たな技術の適用に関する
研究・開発が盛んに行われている。
【0003】このような技術の中でも、伝送情報により
搬送波信号をディジタル変調して生成された一次被変調
波信号に所定の時系列の拡散符号を乗算することによ
り、その信号の周波数スペクトラムを拡散して送信し、
受信側で受信波と同じ系列の拡散符号を用いて相関検出
を行うことにより一次被変調波信号を復元するCDMA
(Code Division Multiple Access) 通信方式は、秘話性
に富み、無線伝送路における周波数選択性フェージング
その他の変動や干渉・妨害の影響を受け難い特性を有
し、かつランダムアクセス通信方式として適合性を有す
るために、有望な多元接続方式として移動通信システム
に適用する検討が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
移動通信システムの移動局では、音声による通話サービ
スを提供することを目的として構成されているために、
通話と並行してファクシミリの端末装置やデータ端末を
介して通信を行うことはできず、このように通話と並行
した通信を行うためには、その通信内容に適応した端末
に接続された移動局装置を別途用いなければならなかっ
た。
【0005】本発明は、小規模の回路を用いて並行して
複数の通信を行うことができる移動局を提供することを
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1は、本発明の原理ブ
ロック図である。
【0007】本発明は、アンテナの送受信共用を行うア
ンテナ共用手段11と、伝送情報により単一の搬送波信
号を個別に変調する変調手段121 、122 と、急峻な
自己相関特性を有し、かつ符号系列の相互相関が小さな
拡散符号を個別に生成する符号発生手段131 〜134
と、変調された個々の搬送波信号の周波数スペクトラム
をそれぞれ符号発生手段131 、132 によって生成さ
れた拡散符号により拡散し、アンテナ共用手段11を介
して送信する拡散処理手段141 、142 と、アンテナ
共用手段11を介して得られる受信波に含まれる拡散符
号の成分に符号発生手段133 、134 を位相同期させ
る同期手段15と、受信波の周波数スペクトラムをそれ
ぞれ符号発生手段133 、134 によって生成された拡
散符号により逆拡散する逆拡散処理手段161 、162
と、逆拡散処理手段161、162によって逆拡散された
受信波を個別に復調し、これらの受信波に含まれる伝送
情報を復元する復調手段171 、172 とを備えたこと
を特徴とする。
【0008】第1の拡散符号発生手段は符号発生手段1
1 に、第2の拡散符号発生手段は符号発生手段132
に、第1の拡散処理手段は拡散処理手段141 に、第2
の拡散処理手段は拡散処理手段142 に、送信手段はア
ンテナ共用器11やアンテナ等がそれぞれ対応する。
【0009】(作用)本発明では、変調手段121 、拡
散処理手段141 、逆拡散処理手段161 および復調手
段171 を介して既に通信路が形成されているときに、
拡散処理手段142 は、符号発生手段132 が生成した
拡散符号により、変調手段122 が伝送情報により変調
した搬送波信号の周波数スペクトラムを拡散してアンテ
ナ共用手段11を介して送信する。さらに、逆拡散処理
手段162 は、符号発生手段134 が同期手段15の同
期制御の下で受信波の拡散符号の成分と位相同期させて
出力する拡散符号により、受信波の周波数スペクトラム
を逆拡散する。復調手段172 は、このようにして逆拡
散された受信波を復調して伝送情報を復元する。第1の
拡散符号発生手段にて第1の拡散符号を発生させ、これ
を使用して第一の拡散処理手段にて音声信号を拡散す
る。また、第2の拡散符号発生手段にて第2の拡散符号
を発生させ、これを使用して非音声信号を拡散する。拡
散された音声信号と、拡散された非音声信号を送信手段
により基地局に送信することにより、音声信号と非音声
信号の両者を同時に並行して基地局に送信できる。
【0010】また、他の発明では、音声信号を第1の拡
散処理手段にて拡散し、非音声信号を、音声信号の拡散
符号とは別の拡散符号を使用して、第2の拡散処理手段
にて拡散する。拡散された音声信号と、拡散された非音
声信号を送信手段によりそれぞれ基地局に送信すること
により、音声信号と非音声信号の両者を同時に並行して
基地局に送信することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施例について詳細に説明する。図2は、本発明の一実施
例を示す図である。図において、制御部21の端末側の
入出力は、送受話器に接続され、かつ所定の接栓を介し
てファクシミリ端末、計算機その他のデータ端末に接続
される。制御部21の音声出力は音声コーデック(CO
DEC)22S および変調器(MOD)231 を介して
乗算器241 の一方の入力に接続され、その出力は周波
数変換器251 および電力増幅器261 を介してハイブ
リッド(H)27の一方の入力に接続される。ハイブリ
ッド27の出力はアンテナ共用器(DUP)28の送信
入力端子に接続され、そのアンテナ端子はアンテナ29
に接続される。制御部21の一方のデータ出力は、音声
コーデック22S の出力と変調器231 の入力との接続
点に直結される。制御部21の他方のデータ出力は、変
調器(MOD)232 を介して乗算器242 の一方の入
力に接続され、その出力は周波数変換器252 および電
力増幅器262 を介してハイブリッド27の他方の入力
に接続される。変調器231 、232 の搬送波信号入力
には発振器30の出力が接続され、周波数変換器2
1 、252 の局発入力には発振器31の出力が接続さ
れる。制御部21の送信制御出力は、電力増幅器2
1 、262 の制御入力に接続される。アンテナ共用器
28の受信出力端子は、受信部32および同期部33を
介して乗算器341 、342 の一方の入力に接続され
る。乗算器341 の出力は、検波部351 の検波入力お
よび同期制御部36の入力に接続される。検波部351
の出力は制御部21の一方のデータ入力と音声コーデッ
ク(CODEC)22Rの入力とに接続され、その出力
は制御部21の音声入力に接続される。乗算器342
出力は検波部352 の検波入力に接続され、その出力は
制御部21の他方のデータ入力に接続される。同期制御
部36の一方の出力は検波部351 の同期入力に接続さ
れ、同期制御部36の他方の出力は検波部352 の同期
入力に接続される。制御部21の2つのチャネル設定出
力はそれぞれ拡散パターン発生部371 、372 の制御
入力に接続される。拡散パターン発生部371 の出力は
乗算器241 、341 の他方の入力および同期部33の
一方の帰還入力に接続され、拡散パターン発生部372
の出力は乗算器242 、342 の他方の入力および同期
部33の他方の帰還入力に接続される。同期部33の2
つの同期制御出力は、それぞれ拡散パターン発生部37
1 、372 の同期入力に接続される。
【0012】なお、本実施例と図1に示すブロック図と
の対応関係については、ハイブリッド27およびアンテ
ナ共用器28はアンテナ共用手段11に対応し、変調器
23は変調手段12に対応し、拡散パターン発生部37
は符号発生手段13に対応し、乗算器24、周波数変換
器25、電力増幅器26および発振器31は拡散処理手
段14に対応し、受信部32および同期部33は同期手
段15に対応し、乗算器34は逆拡散手段16に対応
し、検波部35および同期部36は復調手段17に対応
する。
【0013】図3は、本実施例を適用した移動通信シス
テムの構成例を示す図である。図において、本実施例を
適用した移動局411、412はCDMA通信方式の無線
回線を介して基地局42に接続され、その基地局は公衆
通信網に接続される。図4は、本実施例の動作を説明す
る図である。以下、図2〜図4を参照して本実施例の動
作を説明する。
【0014】移動局411 の制御部21は、メモリ上に
予め記憶された無線ゾーンの構成に基づいて制御用無線
チャネルに対応する拡散パターンを生成することを拡散
パターン発生部371 に指令し、上述した一方のデータ
出力および一方のデータ入力を介して基地局42によっ
て制御される制御用無線チャネルにアクセスする。この
ような制御用無線チャネルに対するアクセスでは、変調
器231 は発振器30から出力される搬送波信号を制御
部21から出力される制御情報により変調して一次被変
調波信号を生成する。乗算器241 は、拡散パターン発
生部371から出力される拡散パターンと上述した一次
被変調波信号とを乗算してその信号の周波数スペクトラ
ムを拡散する。周波数変換器251 はこのようにして乗
算器241 から出力される信号と発振器31から出力さ
れる局発信号とを乗算して周波数変換処理を行い、電力
増幅器261 はこのような処理により得られる送信波を
所定の電力に増幅し、ハイブリッド27、アンテナ共用
器28およびアンテナ29を介して基地局42に送信す
る。
【0015】さらに、制御用無線チャネルの受信波は、
アンテナ29およびアンテナ共用器28を介して受信部
32に与えられる。受信部32では、受信波のレベル変
動分を補正する自動利得制御回路(AGC)と、受信波
の占有帯域幅に受信帯域を合致させる自動周波数制御回
路(AFC)との制御の下で受信波を抽出する。同期部
33では、所定の方式による同期捕捉回路と遅延ロック
トラッキング法による同期保持回路(DLL)とを含
み、これらの回路は受信部32によって抽出された受信
波に含まれる拡散パターンの成分に拡散パターン3
1、372から出力される拡散パターンを位相同期さ
せ、かつその同期状態を保持する。乗算器341は、こ
のようにして拡散パターン発生部371 から出力される
拡散パターンに基づいて、受信波に乗算器241 と反対
の逆拡散処理を施す。
【0016】同期制御部36では、搬送波再生回路(C
R)は、このような逆拡散処理により得られた信号に所
定の信号処理を施して変調波成分、雑音その他の不要波
成分を充分に抑圧した基準搬送波信号を生成する。さら
に、クロック再生回路(BTR)は、受信波に含まれる
制御情報に同期したクロックを再生する。検波部351
は、このような基準搬送波信号とクロックとに基づいて
上述した逆拡散処理により得られた信号を検波し、基地
局42から送信された制御情報を復元して制御部21に
与える。
【0017】制御部21は、このようにして制御用無線
チャネルにアクセスすることにより基地局42と対向で
自局の入出圏その他に応じた所定の制御動作を行うが、
例えば、移動局411 が発信して移動局412 と通話を
開始するまでの過程では、移動局411 の制御部21は
操作者が行う操作に応じて基地局42に着信先の移動局
412 を示す発呼信号を送信する(図4)。基地局4
2は、その発呼信号に含まれる各情報に応じて所定の呼
処理を行い、通話路を設定する際に空いている通話用の
無線チャネル(図5)を捕捉し、そのチャネルに対応
した拡散符号の識別情報P1 を示すチャネル指定信号を
移動局411 に送信する(図4)。
【0018】移動局411 では、制御部21は、このよ
うな識別情報に応じた拡散符号を生成することを拡散パ
ターン発生部371 に指令する。すなわち、送受話器か
ら与えられる上り音声信号については、制御部21、音
声コーデック22S 、変調器231 、乗算器241 、周
波数変換器251 、電力増幅器261 、ハイブリッド2
7、アンテナ共用器28およびアンテナ29を介する伝
送路が形成され、かつ基地局42から移動局411 に伝
送される下り音声信号については、アンテナ29、アン
テナ共用器28、受信部32、同期部33、乗算器34
1 、検波部35 1 、音声コーデック22R および制御部
21を介する伝送路が形成されるので、基地局42との
間を結ぶ通話用無線チャネルが確定する(図4)。
【0019】一方、基地局42は、移動局411 からの
発信呼に応じて所定の呼処理手順にしたがって通話用の
チャネル(図5)を捕捉し、そのチャネルに対応した
拡散パターンの識別情報P2 と着信先の移動局の識別番
号とを示す着呼信号を送信する(図4)。移動局41
2 では、制御部21は、移動局411 の制御部21と同
様にして制御用無線チャネルにアクセスして上述した着
呼信号を受信し、その信号の内容を解析することにより
自局に対する着信呼を認識すると、基地局42に着呼応
答信号を送信し(図4)、かつ着呼信号に含まれる識
別情報P2 に応じた拡散符号を生成することを拡散パタ
ーン発生部371 に指令する。
【0020】このようにして移動局412 では、基地局
42との間を結ぶ通話用無線チャネルが確定し(図4
)、基地局42を介して移動局411 との間に通信路
が形成される。移動局411 、412 では、制御部21
は、それぞれ所定のタイミングで電力増幅器261 の出
力を断続制御することにより、上述した通話用無線チャ
ネル上で基地局42と交互に送信を行う時分割複信(T
DD)方式により通話が行われる。
【0021】基地局42は、通話中には、自局に対して
至近距離にある点に移動局411 が移動したことを通話
用無線チャネルの受信電界レベルに応じて認識し、その
チャネルを介して移動局411 に送信電力を低減するこ
とを要求する電力制御指令を送信する。移動局411
は、制御部21が第一のデータ入力を介してこのような
指令を取り込んで認識すると、電力増幅器261 に出力
電力を低減することを指令する。このようにして電力増
幅器261 からアンテナ29側に給電される送信波の電
力が低減されるので、基地局42では移動局411 の移
動に応じて大きなレベルの受信波が到来することに起因
して生じる感度抑圧が回避される。
【0022】また、上述したように音声による通話を開
始する移動局の制御部21では、メモリ上に予め記憶さ
れた無線ゾーンの構成に基づいて制御用の無線チャネル
に対応する拡散パターンを生成することを拡散パターン
発生部372 に指令し、上述した他方のデータ出力およ
び他方のデータ入力を介して基地局42によって制御さ
れる制御用無線チャネルにアクセスする。
【0023】このような制御用無線チャネルにアクセス
する場合には、参照番号の添え番号として「1 」が付与
された各構成要素に代えて同じ参照番号に添え番号とし
て「 2 」が付与されたものが同様の動作を行い、かつ添
え番号が付与されていない参照番号で示す各構成要素が
併用されるので、ここではこのような各部の基本的な動
作については説明を省略する。
【0024】制御部21は、このようにして制御用無線
チャネルにアクセスすることにより基地局42と対向で
通話中に自局に生起する呼に応じた所定の制御動作を行
うが、例えば、公衆通信網から着信先を移動局411
するファクシミリの着信呼があった場合には、基地局4
2はその呼に応じて空の通話用無線チャネル(図5)
を捕捉してそのチャネルに対応した拡散パターンの識別
情報P3 と着信先の移動局の識別番号とを示す着呼信号
を送信する(図4)。移動局411 の制御部21は、
このような着呼信号に含まれる識別番号を解析すること
により自局に対する着信呼を認識すると基地局42に着
呼応答信号を送信し(図4)、かつその着呼信号に含
まれる識別情報P3 に応じた拡散符号を生成することを
拡散パターン発生部372 に指令するので、移動局41
1 と公衆通信網との間には、基地局42を介する通信路
が形成される(図4)。
【0025】このようにして音声による通話中にファク
シミリ着信呼に対する通信路が並行して設定された状態
では、制御部21は、ファクシミリ端末から与えられる
信号を変調器232 に転送し、反対に検波部352 から
出力されるディジタル信号をファクシミリ端末に与え
る。さらに、制御部21は、第一の呼に割り付けられた
通話用無線チャネルと同様にして第二の呼に割り付けら
れた通話用無線チャネルでも、電力増幅器262 の出力
を断続して時分割複信(TDD)方式による通話を実現
し、かつ基地局42から受信される電力制御指令に応じ
て電力増幅器261、262 の出力レベルを連動で可変
制御する。
【0026】このように本実施例によれば、音声による
通話専用に構成された移動局装置に一次変調を行う変調
器、拡散処理を行う乗算器、拡散パターン発生部、周波
数変換器、電力増幅器、逆拡散処理を行う乗算器および
一次被変調波信号を復元する検波部のように小規模の回
路を付加し、かつアンテナ系、無線チャネルの送受信
系、同期制御系および送信周波数を決定する発振器のよ
うに回路規模が大きかったり、大きな実装スペースを要
する回路を共用することにより、同時に複数の呼につい
て並行して通信路を形成することが可能となる。
【0027】すなわち、移動局装置に本来的に要求され
る軽量化や小型化の要求を満足しつつ、例えば、音声に
よる通話とファクシミリ端末その他のデータ端末を用い
たデータ通信とを並行して行ったり、複数のデータ端末
を用いたデータ通信を並行して行うことができるので、
着信先の移動局が通話中であるために不完了呼が生起す
る確率が低減され、かつ移動局側では、従来例のように
通話を中断しなくてもファクシミリ端末その他を用いて
所望の着信先に対するデータ伝送を行うことができる。
【0028】なお、本実施例では、通話中にファクシミ
リ呼が生起した場合を示したが、本発明は、このような
呼に限定されず、例えば、パーソナルコンピュータその
他のデータ端末にかかわる発信呼や着信呼が生起した場
合にも、制御部21がその呼にかかわる呼処理を並行し
て行うことが可能であれば同様にして適用できる。ま
た、本実施例では、所定の通信制御手順にしたがって基
地局から指定された拡散パターンにしたがって移動局に
通話用無線チャネルの割り付けが行われているが、本発
明は、このような方式に限定されず、例えば、移動局は
予め複数の拡散パターンが割り付けられ、これらの拡散
パターンの内、空いているものを適宜選択することによ
り、その選択された拡散パターンに対応した無線チャネ
ルにアクセスする場合にも同様にして適用可能である。
【0029】さらに、本実施例では、変調器231 、2
2 が行う変調処理の方式については何も規定していな
いが、本発明は、上述したように小規模の回路を付加
し、かつ大規模の回路や大きな実装スペースを要する回
路を共用することにより複数の呼について並行した通話
状態が実現できるならば、どのような方式を用いてもよ
い。また、スペクトラム拡散方式については、同様にし
て移動局装置に対する本来的な要求が満足されるなら
ば、例えば、直接拡散方式、周波数ホッピング方式、時
間ホッピング方式およびこれらの組合せによるハイブリ
ッド方式も適用可能である。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、音声信
号と非音声信号を別々の符号でそれぞれ拡散し、それら
を基地局に送信するように移動局を構成したので、音声
と非音声信号の両者を同時に基地局へ送信する移動局を
実現することができる。これにより、通話と並行した通
信を行うために、通信内容に適応した端末に接続された
移動局装置を別途用意する必要はなくなり、従来の問題
は解消されることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の一実施例を示す図である。
【図3】本実施例を適用した移動通信システムの構成例
を示す図である。
【図4】本実施例の動作を説明する図である。
【図5】拡散パターンの割り付けを説明する図である。
【符号の説明】
11 アンテナ共用手段 12 変調手段 13 符号発生手段 14 拡散処理手段 15 同期手段 16 逆拡散処理手段 17 復調手段 21 制御部 22 音声コーデック(CODEC) 23 変調器(MOD) 24,34 乗算器 25 周波数変換器 26 電力増幅器 27 ハイブリッド(H) 28 アンテナ共用器(DUP) 29 アンテナ 30,31 発振器 32 受信部 33 同期部 35 検波部 36 同期制御部 37 拡散パターン発生部 41 移動局 42 基地局
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年5月23日(2001.5.2
3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】第1の拡散符号発生手段は符号発生手段1
31 に、第2の拡散符号発生手段は符号発生手段13
2 に、第1の拡散処理手段は拡散処理手段141 に、
第2の拡散処理手段は142 に、第1の逆拡散処理手
段は逆拡散処理手段161 に、第2の逆拡散処理手段
は逆拡散処理手段162 に、送信手段はアンテナ共用
器11やアンテナ等に、受信手段はアンテナ共用器11
やアンテナ等にそれぞれ対応する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【補正内容】
【0010】また、他の発明では、音声信号を第1の拡
散処理手段にて拡散し、非音声信号を、音声信号の拡散
符号とは別の拡散符号を使用して、第2の拡散処理手段
にて拡散する。拡散された音声信号と、拡散された非音
声信号を送信手段によりそれぞれ基地局に送信すること
により、音声信号と非音声信号の両者を同時に並行して
基地局に送信することができる。また、他の発明では、
音声信号を第1の拡散処理手段にて拡散し、非音声信号
を、音声信号の拡散符号とは別の拡散符号を使用して、
第2の拡散処理手段にて拡散する。拡散された音声信号
と、拡散された非音声信号を送信手段によりそれぞれ基
地局を介して別々の送信先へ送信することにより、音声
信号と、音声信号とは送信先の異なる非音声信号の両者
を同時に並行して基地局に送信することができる。ま
た、他の発明では、拡散された音声信号と拡散された非
音声信号を受信手段にて受信する。第1の拡散符号発生
手段にて第1の拡散符号を発生させ、これを使用して第
1の逆拡散処理手段にて拡散された音声信号を逆拡散す
る。また、第2の拡散符号発生手段にて第2の拡散符号
を発生させ、これを使用して第2の逆拡散処理手段にて
拡散された非音声信号を逆拡散することにより、音声信
号と非音声信号の両者を同時に並行して基地局より受信
することができる。また、他の発明では、拡散された音
声信号と拡散された非音声信号を受信手段にて受信す
る。拡散された音声信号を第1の逆拡散処理手段にて逆
拡散し、非音声信号を、音声信号の拡散符号とは別の拡
散符号を使用して、第2の逆拡散処理手段にて逆拡散す
ることにより、音声信号と非音声信号の両者を同時に並
行して基地局より受信することができる。また、他の発
明では、別々の送信元から送信された音声信号と受信信
号を、それぞれ拡散された状態で基地局を介して受信手
段にて受信する。拡散された音声信号を第1の逆拡散処
理手段にて逆拡散し、非音声信号を、音声信号の拡散符
号とは別の拡散符号を使用して、第2の逆拡散処理手段
にて逆拡散することにより、送信元の異なる音声信号と
非音声信号の両者を同時に並行して基地局より受信する
ことができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、音声
信号と非音声信号を別々の符号でそれぞれ拡散し、それ
らを基地局に送信するように移動局を構成したので、音
信号と非音声信号の両者を同時に基地局へ送信する移
動局を実現することができるし、音声信号と非音声信号
の送信先が異なる場合でも両者を同時に送信できる移動
局の実現が可能となる。また、本発明では、基地局から
拡散された音声信号と非音声信号を受信し、別々の符号
でそれぞれ逆拡散するように移動局を構成したので、音
声信号と非音声信号の両者を同時に基地局から受信する
移動局を実現することができるし、音声信号と非音声信
号の送信元が異なる場合でも両者を同時に受信できる移
動局の実現が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE36 5K047 AA01 BB01 CC01 GG27 HH11 LL06 MM03 MM13 5K067 AA21 BB02 BB21 CC04 CC10 EE02 EE10 GG08 GG09 HH23 JJ12

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信相手に送信する送信信号を拡散した
    拡散信号を、通信相手との中継局となる基地局に送信す
    る移動局において、 音声信号を拡散する第1の拡散符号を発生する第1の拡
    散符号発生手段と、 前記第1の拡散符号とは別の符号であり、非音声信号を
    拡散する第2の拡散符号を発生する第2の拡散符号発生
    手段と、 前記音声信号を前記第1の拡散符号にて拡散する第1の
    拡散処理手段と、 前記非音声信号を前記第2の拡散符号にて拡散する第2
    の拡散処理手段と、 前記拡散された音声信号と、前記拡散された非音声信号
    をそれぞれ基地局に対して送信する送信手段とを有する
    ことを特徴とする移動局。
  2. 【請求項2】 通信相手に送信する送信信号を拡散した
    拡散信号を、通信相手との中継局となる基地局に送信す
    る移動局において、 音声信号を拡散する第1の拡散処理手段と、 非音声信号を音声信号の拡散符号とは別の拡散符号にて
    拡散する第2の拡散処理手段と、 前記拡散された音声信号と、前記拡散された非音声信号
    をそれぞれ基地局に対して送信する送信手段とを有する
    ことを特徴とする移動局。
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