JP2001359143A - 無線通信装置及び距離測定方法 - Google Patents

無線通信装置及び距離測定方法

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JP2001359143A JP2000175871A JP2000175871A JP2001359143A JP 2001359143 A JP2001359143 A JP 2001359143A JP 2000175871 A JP2000175871 A JP 2000175871A JP 2000175871 A JP2000175871 A JP 2000175871A JP 2001359143 A JP2001359143 A JP 2001359143A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、携帯電話機3Aと携帯電話機3Bと
の距離や位置関係を基地局を介することなく容易に検出
できるようにする。 【解決手段】本発明は、携帯電話機3Aの現在位置から
携帯電話機3Bまでの距離を算出するために用いられる
測定パイロット信号を近距離無線インターフェース15
を介して携帯電話機3Bに対して直接送信し、当該携帯
電話機3Bから送り返された測定パイロット信号に対す
るパイロット応答信号を受信した後、当該パイロット応
答信号と測定パイロット信号とに基づいて携帯電話機3
Aから携帯電話機3Bまでの距離を算出することによ
り、基地局を介することなくパイロット応答信号と測定
パイロット信号を携帯電話機3Bと直接やりとりして携
帯電話機3Bとの距離や位置関係を容易に検出すること
ができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は無線通信装置及び距
離測定方法に関し、例えばセルラー方式のディジタル携
帯電話システムにおける携帯電話機に適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、携帯電話機においては当該携帯電
話機が位置する場所から最も近い基地局を介して相手端
末との間で通信を行うようになされており、例え同一セ
ル内に自端末と相手端末とが存在していたとしても必ず
基地局を介して通信を行うようになされている。
【0003】すなわち携帯電話機においては、基地局と
通信する以外の無線通信インターフェースを持ち合わせ
ておらず、相手端末との間で通信を行う場合には必ず基
地局を介して行うようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところでかかる構成の
携帯電話機においては、相手端末との間で通信を行う場
合には必ず基地局を介して行わなければならないため
に、待ち合わせ時に相手端末が同一セル内の比較的近く
に存在する場合でも、基地局から公衆回線網を介して相
手端末に発呼して音声通話によって互いの位置を連絡し
合わなければならなかった。
【0005】また携帯電話機においては、互いに移動中
の場合に相手との距離間隔が「近づいているか」それと
も「遠ざかっているか」を明確に認識することは困難で
あり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0006】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、測定対象との距離や位置関係を容易に検出し得る使
い勝手の優れた無線通信装置及び距離測定方法を提案し
ようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、無線通信装置における自身の現在
位置から特定の測定対象までの距離を算出するために用
いられる所定の測定信号を無線通信手段を介して測定対
象に対して直接送信し、測定対象から送り返された測定
信号に対する応答信号を受信した後、当該応答信号と測
定信号とに基づいて現在位置から測定対象までの距離を
算出することにより、基地局を介することなく測定信号
及び応答信号を測定対象と直接やりとりして測定対象と
の距離や位置関係を容易に検出することができる。
【0008】また本発明においては、自身の現在位置か
ら特定の測定対象までの距離を算出するために測定対象
に対する送信時刻を示す基準時刻情報を測定対象に対し
て直接送信し、測定対象から送り返された基準時刻情報
の受信時刻情報を受信した後、当該基準時刻情報と受信
時刻情報とに基づいて現在位置から測定対象までの距離
を算出することにより、基地局を介することなく基準時
刻情報及び受信時刻情報を測定対象と直接やりとりして
測定対象との距離や位置関係を容易に検出することがで
きる。
【0009】さらに本発明においては、自身の現在位置
から特定の測定対象までの距離を算出するために測定対
象に対する送信時刻を示す基準時刻情報を測定対象に対
して直接送信し、基準時刻情報と絶対時刻が同期した当
該基準時刻情報の受信時刻情報を測定対象から受信した
後、当該基準時刻情報と受信時刻情報とに基づいて現在
位置から測定対象までの距離を算出するすることによ
り、基地局を介することなく互いに同期した基準時刻情
報及び受信時刻情報を測定対象と直接やりとりして測定
対象との距離や位置関係をより正確かつ容易に検出する
ことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下図面について、本発明の一実
施の形態を詳述する。
【0011】(1)第1の実施の形態 図1において、1は全体としてセルラー方式のディジタ
ル携帯電話システムを示し、公衆回線網に接続された基
地局2と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジ
タル携帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)
3A及び3Bとによって構成されている。
【0012】またディジタル携帯電話システム1の携帯
電話機3A及び3Bは、地上約20000[Km]の軌道上
を周回しているGPS(Global Positioning System) 衛
生4から送信される衛生信号S1を受信し得ると共に、
近距離無線インターフェースとして例えば Bluetooth
(ブルートゥース:商標)に準拠した無線通信方式によ
って基地局2を介することなく相互に直接データ通信し
得るようになされている。
【0013】ここで、Bluetooth は標準化団体である B
luetooth SIG(Special Interest Group)によって標準
化された近距離無線データ通信規格であり、2.4[GHz]帯
のISMバンド(Industrial Scientific and Medical
Equipment Band) に帯域幅1[MHz] のチャネルを79個
設定し、1秒間に1600回チャネルを切り換える周波
数ホッピング方式のスペクトラム拡散通信方式を用い、
データ伝送速度1[Mbit/秒] (実効721[Kbit/ 秒] )で
約10[m] 程度の近距離でデータ通信を行うようになさ
れている。
【0014】図2に示すように携帯電話機3Aにおいて
は、当該携帯電話機3A全体の動作を制御するCPU
(Central Processing Unit )10に対して、液晶ディ
スプレイでなる表示部11、各種命令等を入力するため
の複数の操作キー12、DSP(Digital Signal Proce
ssor)でなる信号処理部13、GPS受信器14及びBl
uetooth に準拠した近距離無線インターフェース15が
接続されると共に、当該信号処理部13にマイクロフォ
ン16、スピーカ17、送信部18及び受信部19が接
続されて構成されている。
【0015】因みに携帯電話機3AはIS95規格に対
応したDS(Direct Sequence : 直接拡散)方式による
CDMA(Code Division Multiple Access )方式のセ
ルラー携帯電話機であり、携帯電話機3Bにおいても、
携帯電話機3Aの回路構成と同一であるため、ここでは
説明を省略する。
【0016】CPU10は、操作キー12を介して入力
された各種情報(例えば入力された電話番号やメニュー
項目、或いは発信履歴や電話帳等)を表示部11に表示
する。またCPU10は、操作キー12を介して入力さ
れた各種命令に応じて信号処理部13を制御することに
より、発呼処理や終話処理等の命令に応じた各種処理を
実行するようになされている。
【0017】例えば信号処理部13は、通話時において
マイクロフォン16から入力される音声信号に対してC
RC(Cyclic Redundancy Check )方式による誤り訂正
処理を施した後に畳み込み符号化処理を施し、更にPN
(Pseude Noise : 疑似雑音)符号を乗算して周波数拡
散した後にQPSK(Quadrature Phase Shift Keying
)変調して送信シンボルストリームを生成し、これを
送信部18に送出する。
【0018】送信部18は、信号処理部13から供給さ
れた送信シンボルストリームに対してディジタル/アナ
ログ変換処理を施して送信信号を生成し、当該送信信号
を周波数変換した後に増幅し、これをアンテナ20を介
して送信する。
【0019】一方、受信部19はアンテナ20を介して
受信した受信信号を増幅して周波数変換処理した後、ア
ナログ/ディジタル変換処理を施すことによって受信シ
ンボルストリームを生成し、これを信号処理部13に送
出する。
【0020】信号処理部13は、受信部19から供給さ
れた受信シンボルストリームに対してQPSK復調した
後にPN符号を乗算して逆拡散し、さらに最尤系列推定
した後にCRC方式による誤り検出処理を施して音声信
号を生成し、これをスピーカ17を介して出力する。
【0021】また信号処理部13は、CPU10の制御
により送信部18及びアンテナ20を介して制御信号を
基地局2(図1)に送信することにより発呼処理を行う
と共に、着信信号をアンテナ20及び受信部19を介し
て受信し、CPU10に対して着信通知を行うようにな
されている。
【0022】このように携帯電話機3Aは、CPU10
によって信号処理部13を制御することにより、送信部
18、受信部19及びアンテナ20から基地局2を介し
て公衆回線網に接続された他の携帯電話機との間で無線
通信を行い得るようになされている。
【0023】また携帯電話機3Aは、GPSアンテナ2
2を介してGPS衛生4から送信される衛生信号S1を
受信し、当該衛生信号S1をGPS受信器14を介して
復調することによりGPS受信データD2を生成し、こ
れをCPU10に送出するようになされている。
【0024】ここでCPU10は、3つ以上のGPS衛
生4から受信したGPS受信データD2を基に三角測量
の原理で携帯電話機3Aの現在位置を表す緯度、経度及
び高度からなる位置情報を算出するようになされてい
る。
【0025】なお携帯電話機3A及び3Bは、CPU1
0が基地局2(図1)から送られてくるシステムタイム
に基づいて基地局2との間で時間的に同期するようにな
されており、これにより携帯電話機3A及び3Bが互い
に同一の絶対時刻を持った状態で同期することになる。
【0026】さらに携帯電話機3Aは、CPU10によ
り近距離無線インターフェース15を制御することによ
り、アンテナ21を介して近傍に存在する他の携帯電話
器3Bとの間で無線データ通信し得るようになされてお
り、これにより携帯電話機3Aの現在位置を表す位置情
報(緯度、経度及び高度)及び時刻情報を相手端末であ
る携帯電話機3Bに対して、基地局2を経由することな
くブルートゥースの無線通信範囲内で直接送信し得るよ
うになされている。
【0027】続いて、ディジタル携帯電話システム1に
おいて自端末である携帯電話機3Aが、相手端末である
携帯電話機3Bまでの距離を測定する距離測定手順と、
自端末と相手端末とが「近づいているか」又は「遠ざか
っているか」の位置関係を検出する位置関係検出手順に
ついて具体的に説明する。
【0028】図3に示すようにディジタル携帯電話シス
テム1は、まずステップSP1において自端末である携
帯電話機3AがCPU10によって自端末ID(Identi
fication)、自端末番号及び相手端末である携帯電話機
3Bの相手端末番号を端末問い合わせ信号として近距離
無線インターフェース15を介して相手端末に送信す
る。
【0029】ステップSP2において相手端末である携
帯電話機3Bは、自身がブルートゥースの無線通信範囲
内に存在したとき、携帯電話機3Aから送信されてきた
端末問い合わせ信号を受信し、相手端末番号が自身の端
末番号であることを確認すると、自身の端末ID(以
下、これを相手端末IDと呼ぶ)、自身の端末番号(以
下、これを相手端末番号と呼ぶ)及び携帯電話機3Aの
端末番号(以下、これを自端末番号と呼ぶ)を問い合わ
せ応答信号として携帯電話機3Aへ送り返す。
【0030】ステップSP3において自端末である携帯
電話機3Aは、相手端末から送られてきた問い合わせ応
答信号を受信し、CPU10によって相手端末ID、相
手端末番号及び自端末番号を確認することにより、ブル
ートゥースの無線通信範囲内に相手端末である携帯電話
機3Bが存在することを検証し、ネットワーク内端末確
認処理を終了する。
【0031】続いてステップSP4において自端末であ
る携帯電話機3Aは、相手端末である携帯電話機3Bと
同期した現在の基準時刻情報と、GPS衛生4から受信
したGPS受信データD2を基に算出した現在位置を表
す自位置情報(緯度、経度及び高度)とを測定パイロッ
ト信号として近距離無線インターフェース15を介して
相手端末に送信する。
【0032】ステップSP5において相手端末である携
帯電話機3Bは、自端末である携帯電話機3Aから送信
されてきた測定パイロット信号を受信したときの受信時
刻を示す受信時刻情報と、その時点における相手端末自
身の現在位置を表す相手位置情報(緯度、経度及び高
度)とをパイロット応答信号として近距離無線インター
フェース15を介して自端末に送り返す。
【0033】ステップSP6において自端末である携帯
電話機3Aは、演算手段としてのCPU10によって自
位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末から相手端
末までの距離を基準距離として算出し、基準距離算出処
理を終了する。
【0034】次にステップSP7において自端末である
携帯電話機3Aは、その時点での相手端末と同期した基
準時刻情報と、自端末自身の現在位置を表す自位置情報
とを測定パイロット信号として近距離無線インターフェ
ース15を介して再度相手端末に送信する。
【0035】ステップSP8において相手端末である携
帯電話機3Bは、自端末から送信されてきた測定パイロ
ット信号を受信したときの受信時刻情報と、その時点に
おける相手端末自身の相手位置情報とをパイロット応答
信号として近距離無線インターフェース15を介して自
端末へ再度送り返す。
【0036】ステップSP9において自端末である携帯
電話機3Aは、CPU10が自位置情報及び相手位置情
報に基づいて自端末から相手端末までの距離を再度算出
し、当該算出した距離と最初の基準距離とを比較するこ
とにより、自端末と相手端末との距離の変化を検出し、
自端末が相手端末に「近づいているのか」あるいは「遠
ざかっているのか」の遠近状態を検出することにより、
自端末と相手端末との位置関係検出処理を終了する。
【0037】なお自端末である携帯電話機3Aは、以降
も同様にして位置関係検出処理を繰り返し行うことによ
り、自端末が相手端末に「近づいているのか」あるいは
「遠ざかっているのか」の遠近状態をその都度確実に検
出し得るようになされている。
【0038】ここで自端末である携帯電話機3Aは、ス
テップSP6で自位置情報及び相手位置情報に基づいて
自端末から相手端末までの距離を基準距離として算出す
るようにしたが、相手端末である携帯電話機3BがGP
S衛生4からの衛生信号S1を受信できずに相手位置情
報を保持していない場合には、自身で保持している基準
時刻情報と相手端末から送られてくる受信時刻情報とに
基づいて電波伝搬時間を算出し、当該電波伝搬時間及び
電波伝搬速度(3×108[m/sec])に基づいて自端末か
ら相手端末までの距離を基準距離として算出しても良
い。
【0039】このように携帯電話機3A及び3Bは、自
位置情報及び相手位置情報を保持していないときには、
基準時刻情報及び受信時刻情報に基づいて基準距離を算
出し、自位置情報及び相手位置情報を保持しているとき
には当該自位置情報及び相手位置情報に基づいて基準距
離を算出するように切り換え制御するようにしたことに
より、自位置情報及び相手位置情報あるいは基準時刻情
報及び受信時刻情報のいずれかを保持してさえいれば常
に自端末から相手端末までの距離を算出し得るようにな
されている。
【0040】以上の構成において、自端末である携帯電
話機3Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無線
インターフェース15を介して相手端末である携帯電話
機3Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機
3Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきたときに
相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存在する
ものとして認識する。
【0041】そして自端末である携帯電話機3Aは、基
準時刻情報及び自位置情報でなる測定パイロット信号を
近距離無線インターフェース15を介して相手端末であ
る携帯電話機3Bに向けて送信し、当該相手端末である
携帯電話機3Bから測定パイロット信号を受信したとき
の受信時刻情報及び相手位置情報でなるパイロット応答
信号を受信した後、自位置情報及び相手位置情報に基づ
いて自端末と相手端末との基準距離を算出する。
【0042】続いて自端末である携帯電話機3Aは、測
定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイロ
ット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自端
末と相手端末との距離を算出し、基準距離と比較するこ
とにより自端末と相手端末との遠近状態を検出する。
【0043】このようにディジタル携帯電話システム1
においては、自端末である携帯電話機3A及び相手端末
である携帯電話機3Bが互いに近距離無線インターフェ
ース15を介して端末問い合わせ信号及び問い合わせ応
答信号をやりとりするようにしたことにより、近距離無
線インターフェース15に対応したブルートゥースの無
線通信範囲内に特定の相手端末が存在するか否かを容易
に確認することができる。
【0044】またディジタル携帯電話システム1におい
ては、自端末である携帯電話機3A及び相手端末である
携帯電話機3Bが互いに近距離無線インターフェース1
5を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号
をやりとりするようにしたことにより、基地局2を介し
て課金を発生させることなく自端末及び相手端末間の距
離を測定することができる。
【0045】さらにディジタル携帯電話システム1にお
いては、自端末である携帯電話機3A及び相手端末であ
る携帯電話機3Bが互いに近距離無線インターフェース
15を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信
号のやりとりを繰り返し実行することにより、自端末及
び相手端末間の距離を逐次算出することができるので、
現時点の自端末及び相手端末間の距離を基準距離や直前
の距離と比較して自端末と相手端末との遠近状態を確実
に検出することができる。
【0046】以上の構成によれば、ディジタル携帯電話
システム1は自端末である携帯電話機3A及び相手端末
である携帯電話機3Bが基地局2を介することなく近距
離無線インターフェース15を互いに介して自端末及び
相手端末間の距離及び位置関係を正確かつ容易に検出す
ることができる。
【0047】なお上述の第1の実施の形態においては、
GPSの衛生4から送られてくる衛生信号S1を受信し
て得たGPS受信データD2を基に三角測量の原理で携
帯電話機3A及び3Bの現在位置を表す緯度、経度及び
高度からなる位置情報を算出するようにした場合につい
て述べたが、本発明はこれに限らず、D−GPS(Diff
erential-GPS)により位置情報を算出するようにしても
良い。
【0048】また上述の第1の実施の形態においては、
無線通信手段として近距離無線インターフェース15を
用いて携帯電話機3A及び3B間で直接データをやりと
りするようにした場合について述べたが、本発明はこれ
に限らず、無線通信距離が100[m] 以上あるような他
の種々の無線通信手段を用いるようにしても良い。
【0049】さらに上述の第1の実施の形態において
は、本発明の無線通信装置として携帯電話機3A及び3
Bに適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及びPD
A(Personal Digital Assistants )等の無線通信手段
を搭載し得る他の種々の無線通信装置に本発明を適用す
るようにしても良い。
【0050】(2)第2の実施の形態 図1との対応部分に同一符号を付して示す図4に示すよ
うに、40は全体としてセルラー方式のディジタル携帯
電話システムを示し、公衆回線網に接続された基地局2
と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジタル携
帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)43A
及び43Bとによって構成されている。
【0051】第2の実施の形態におけるディジタル携帯
電話システム40においては、基地局2から携帯電話機
43A及び43Bに対してシステムタイムが送信されて
おらず、基地局2と携帯電話機43A及び43Bとの間
で時間的に同期していないので、携帯電話機43A及び
43B同志も互いに同期していない状態にある。
【0052】但し、この場合でも携帯電話機43A及び
43Bの回路構成については、第1の実施の形態におけ
る携帯電話機3A及び3Bの回路構成と同一であり、こ
こでは説明を省略する。
【0053】実際上ディジタル携帯電話システム40
は、図5に示すように第1の実施の形態における距離測
定手順及び位置関係検出手順と同様に、まずステップS
P11において自端末である携帯電話機43AがCPU
10によって自端末ID(Identification)、自端末番
号及び相手端末である携帯電話機43Bの相手端末番号
を端末問い合わせ信号として近距離無線インターフェー
ス15を介して相手端末に送信する。
【0054】ステップSP12において相手端末である
携帯電話機43Bは、自身がブルートゥースの無線通信
範囲内に存在したとき、携帯電話機43Aから送信され
てきた端末問い合わせ信号を受信し、相手端末番号が自
身の端末番号であることを確認すると、自身の端末ID
(以下、これを相手端末IDと呼ぶ)、自身の端末番号
(以下、これを相手端末番号と呼ぶ)及び携帯電話機4
3Aの端末番号(以下、これを自端末番号と呼ぶ)を問
い合わせ応答信号として携帯電話機43Aへ送り返す。
【0055】ステップSP13において自端末である携
帯電話機43Aは、相手端末から送られてきた問い合わ
せ応答信号を受信し、相手端末ID、相手端末番号及び
自端末番号を確認することにより、ブルートゥースの無
線通信範囲内に相手端末である携帯電話機43Bが存在
することを検証し、ネットワーク内端末確認処理を終了
する。
【0056】続いてステップSP14において自端末で
ある携帯電話機43Aは、GPS衛生4から受信したG
PS受信データD2を基に算出した現在位置を表す自位
置情報(緯度、経度及び高度)を測定パイロット信号と
して近距離無線インターフェース15を介して相手端末
に送信する。
【0057】ステップSP15において相手端末である
携帯電話機43Bは、自端末である携帯電話機43Aか
ら送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、そ
の時点における相手端末自身の現在位置を表す相手位置
情報(緯度、経度及び高度)をパイロット応答信号とし
て近距離無線インターフェース15を介して自端末に送
り返す。
【0058】ステップSP16において自端末である携
帯電話機43Aは、CPU10によって自位置情報及び
相手位置情報に基づいて自端末から相手端末までの距離
を基準距離として算出し、基準距離算出処理を終了す
る。
【0059】次にステップSP17において自端末であ
る携帯電話機43Aは、その時点での自端末自身の現在
位置を表す自位置情報を測定パイロット信号として近距
離無線インターフェース15を介して再度相手端末に送
信する。
【0060】ステップSP18において相手端末である
携帯電話機43Bは、自端末から送信されてきた測定パ
イロット信号を受信すると、その時点における相手端末
自身の相手位置情報をパイロット応答信号として近距離
無線インターフェース15を介して自端末へ送り返す。
【0061】ステップSP19において自端末である携
帯電話機43Aは、CPU10によって自位置情報及び
相手位置情報に基づいて自端末から相手端末までの距離
を再度算出し、当該算出した距離と最初の基準距離とを
比較することにより、自端末と相手端末との距離の変化
を検出し、自端末が相手端末に「近づいているのか」あ
るいは「遠ざかっているのか」の遠近状態を認識するこ
とにより、自端末と相手端末との位置関係検出処理を終
了する。
【0062】以上の構成において、自端末である携帯電
話機43Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無
線インターフェース15を介して相手端末である携帯電
話機43Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電
話機43Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきた
ときに相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存
在するものとして認識する。
【0063】そして自端末である携帯電話機43Aは、
自位置情報でなる測定パイロット信号を近距離無線イン
ターフェース15を介して相手端末である携帯電話機4
3Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機4
3Bから相手位置情報でなるパイロット応答信号を受信
した後、自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末
と相手端末との基準距離を算出する。
【0064】続いて自端末である携帯電話機43Aは、
測定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイ
ロット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自
端末と相手端末との距離を算出し、最初の基準距離と比
較することにより自端末と相手端末との遠近状態を検出
する。
【0065】このようにディジタル携帯電話システム4
0においては、自端末である携帯電話機43A及び相手
端末である携帯電話機43Bが互いに近距離無線インタ
ーフェース15を介して端末問い合わせ信号及び問い合
わせ応答信号をやりとりするようにしたことにより、近
距離無線インターフェース15に対応したブルートゥー
スの無線通信範囲内に特定の相手端末が存在するか否か
を容易に確認することができる。
【0066】またディジタル携帯電話システム40にお
いては、自端末である携帯電話機43A及び相手端末で
ある携帯電話機43Bが互いに近距離無線インターフェ
ース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応
答信号をやりとりするようにしたことにより、基地局2
を介して課金を発生させることなく自端末及び相手端末
間の距離を測定することができる。
【0067】さらにディジタル携帯電話システム40に
おいては、自端末である携帯電話機43A及び相手端末
である携帯電話機43Bが互いに近距離無線インターフ
ェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット
応答信号のやりとりを繰り返し実行することにより、自
端末及び相手端末間の距離を逐次算出することができる
ので、現時点の自端末及び相手端末間の距離を基準距離
や直前の距離と比較して自端末と相手端末との遠近状態
を確実に検出することができる。
【0068】以上の構成によれば、ディジタル携帯電話
システム40は自端末である携帯電話機43A及び相手
端末である携帯電話機43Bが基地局2を介することな
く近距離無線インターフェース15を介して互いに自位
置情報及び相手位置情報をやりとりすることにより、自
端末及び相手端末間の距離及び位置関係を正確かつ容易
に検出することができる。
【0069】なお上述の第2の実施の形態においては、
GPSの衛生4から送られてくる衛生信号S1を受信し
て得たGPS受信データD2を基に三角測量の原理で携
帯電話機43A及び43Bの現在位置を表す緯度、経度
及び高度からなる位置情報を算出するようにした場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、D−GPS
(Differential-GPS)により位置情報を算出するように
しても良い。
【0070】また上述の第2の実施の形態においては、
無線通信手段として近距離無線インターフェース15を
用いて携帯電話機43A及び43B間で直接データをや
りとりするようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、無線通信距離が100[m] 以上あるよう
な他の種々の無線通信手段を用いるようにしても良い。
【0071】さらに上述の第2の実施の形態において
は、本発明の無線通信装置として携帯電話機43A及び
43Bに適用するようにした場合について述べたが、本
発明はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及び
PDA(Personal Digital Assistants )等の無線通信
手段を搭載い得る他の種々の無線通信装置に本発明を適
用するようにしても良い。
【0072】(3)第3の実施の形態 図1との対応部分に同一符号を付して示す図6に示すよ
うに、60は全体としてセルラー方式のディジタル携帯
電話システムを示し、公衆回線網に接続された基地局2
と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジタル携
帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)63A
及び63Bとによって構成されている。
【0073】第3の実施の形態における携帯電話機63
A及び63Bにおいては、第1の実施の形態における携
帯電話機3A及び3B(図2)のように、GPS衛生4
からの衛生信号S1を受信するGPS受信器14が搭載
されておらず、基地局2から送られてくるシステムタイ
ムに基づいて基地局2との間で時間的に同期するように
だけなされており、これにより携帯電話機63A及び6
3Bが互いに同一の絶対時刻を持った状態で同期するこ
とになる。
【0074】従って携帯電話機63Aは、CPU10に
より近距離無線インターフェース15を制御することに
より、アンテナ21を介して近傍に存在する他の携帯電
話機63Bとの間で無線データ通信し得るようになされ
ており、これにより携帯電話機63Aが保持している現
在時刻を示す基準時刻情報を相手端末である携帯電話器
63Bに対して、基地局2を経由することなくブルート
ゥースの無線通信範囲内で直接送信し得るようになされ
ている。
【0075】同様に携帯電話機63Bについても、CP
U10により近距離無線インターフェース15を制御す
ることにより、アンテナ21を介して近傍に存在する他
の携帯電話機63Aとの間で無線データ通信し得るよう
になされており、これにより携帯電話機63Bが携帯電
話機63Aからデータを受信した時点の受信時刻情報を
携帯電話器63Aに対して、基地局2を経由することな
くブルートゥースの無線通信範囲内で直接送信し得るよ
うになされている。
【0076】実際上ディジタル携帯電話システム60
は、図7に示すように第1の実施の形態における距離測
定手順及び位置関係検出手順と同様に、まずステップS
P21において自端末である携帯電話機63AがCPU
10によって自端末ID(Identification)、自端末番
号及び相手端末である携帯電話機63Bの相手端末番号
を端末問い合わせ信号として近距離無線インターフェー
ス15を介して相手端末に送信する。
【0077】ステップSP22において相手端末である
携帯電話機63Bは、自身がブルートゥースの無線通信
範囲内に存在したとき、携帯電話機63Aから送信され
てきた端末問い合わせ信号を受信し、相手端末番号が自
身の端末番号であることを確認すると、自身の端末ID
(以下、これを相手端末IDと呼ぶ)、自身の端末番号
(以下、これを相手端末番号と呼ぶ)及び携帯電話機6
3Aの端末番号(以下、これを自端末番号と呼ぶ)を問
い合わせ応答信号として自端末である携帯電話機63A
へ送り返す。
【0078】ステップSP23において自端末である携
帯電話機63Aは、相手端末から送られてきた問い合わ
せ応答信号を受信し、相手端末ID、相手端末番号及び
自端末番号を確認することにより、ブルートゥースの無
線通信範囲内に相手端末である携帯電話機63Bが存在
することを検証し、ネットワーク内端末確認処理を終了
する。
【0079】続いてステップSP24において自端末で
ある携帯電話機63Aは、システムタイムと同期した現
在時刻を示す基準時刻情報を測定パイロット信号として
近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送
信する。
【0080】ステップSP25において相手端末である
携帯電話機63Bは、自端末である携帯電話機63Aか
ら送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、当
該測定パイロット信号を受信したときの時刻を示す受信
時刻情報をパイロット応答信号として近距離無線インタ
ーフェース15を介して自端末に送り返す。
【0081】ステップSP26において自端末である携
帯電話機63Aは、CPU10によって基準時刻情報及
び受信時刻情報に基づいて電波伝搬時間を算出し、当該
電波伝搬時間及び電波伝搬速度(3×108 [m/sec] )
に基づいて自端末から相手端末までの距離を基準距離と
して算出し、基準距離算出処理を終了する。
【0082】ここで基準時刻情報及び受信時刻情報は、
システムタイムと同様の[nsec]オーダーの最小単位で携
帯電話機63A及び63Bによって計測されており、こ
れにより[nsec]オーダーの電波伝搬時間に基づいて基準
距離が正確に算出されるようになされている。
【0083】次にステップSP27において自端末であ
る携帯電話機63Aは、再度、現在時刻を表す基準時刻
情報を測定パイロット信号として近距離無線インターフ
ェース15を介して相手端末に送信する。
【0084】ステップSP28において相手端末である
携帯電話機43Bは、自端末から送信されてきた測定パ
イロット信号を受信すると、当該測定パイロット信号を
受信した受信時刻情報をパイロット応答信号として近距
離無線インターフェース15を介して自端末に再度送り
返す。
【0085】ステップSP29において自端末である携
帯電話機43Aは、CPU10によって基準時刻情報及
び受信時刻情報に基づいて電波伝搬時間を算出し、当該
電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末から相
手端末までの距離を再度算出し、当該算出した距離と最
初の基準距離とを比較することにより、自端末と相手端
末との距離の変化を検出し、自端末が相手端末に「近づ
いているのか」あるいは「遠ざかっているのか」の遠近
状態を認識し、自端末と相手端末との位置関係検出処理
を終了する。
【0086】以上の構成において、自端末である携帯電
話機63Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無
線インターフェース15を介して相手端末である携帯電
話機63Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電
話機63Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきた
ときに相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存
在するものとして認識する。
【0087】そして自端末である携帯電話機63Aは、
基準時刻情報でなる測定パイロット信号を近距離無線イ
ンターフェース15を介して相手端末である携帯電話機
63Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機
63Bから受信時刻情報でなるパイロット応答信号を受
信した後、基準時刻情報及び受信時刻情報から算出した
電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末と相手
端末との基準距離を算出する。
【0088】続いて自端末である携帯電話機63Aは、
測定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイ
ロット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自
端末と相手端末との距離を順次算出し、最初に算出した
基準距離や直前の距離と比較することにより自端末と相
手端末との遠近状態を検出する。
【0089】このようにディジタル携帯電話システム6
0においては、自端末である携帯電話機63A及び相手
端末である携帯電話機63Bが互いに近距離無線インタ
ーフェース15を介して端末問い合わせ信号及び応答信
号をやりとりするようにしたことにより、近距離無線イ
ンターフェース15に対応したブルートゥースの無線通
信範囲内に特定の相手端末が存在するか否かを容易に確
認することができる。
【0090】またディジタル携帯電話システム60にお
いては、自端末である携帯電話機63A及び相手端末で
ある携帯電話機63Bが互いに近距離無線インターフェ
ース15を介して基準時刻情報の測定パイロット信号及
び受信時刻情報の応答パイロット信号をやりとりするよ
うにしたことにより、基地局2を介して課金を発生させ
ることなく自端末及び相手端末間の距離を測定すること
ができる。
【0091】さらにディジタル携帯電話システム60に
おいては、自端末である携帯電話機63A及び相手端末
である携帯電話機63Bが互いに近距離無線インターフ
ェース15を介して基準時刻情報の測定パイロット信号
及び受信時刻情報の応答パイロット信号のやりとりを繰
り返し実行することにより、自端末及び相手端末間の距
離を逐次算出することができるので、自端末と相手端末
との遠近状態を確実に検出することができる。
【0092】以上の構成によれば、ディジタル携帯電話
システム60は自端末である携帯電話機63A及び相手
端末である携帯電話機63Bが、互いに同期した基準時
刻情報及び受信時刻情報を基地局2を介することなく近
距離無線インターフェース15を介して互いに通信する
ことにより、自端末及び相手端末間の距離及び位置関係
をより正確かつ容易に検出することができる。
【0093】なお上述の第3の実施の形態においては、
無線通信手段として近距離無線インターフェース15を
用いて携帯電話機63A及び63B間で直接データをや
りとりするようにした場合について述べたが、本発明は
これに限らず、無線通信距離が100[m] 以上あるよう
な他の種々の無線通信手段を用いるようにしても良い。
【0094】また上述の第3の実施の形態においては、
本発明の無線通信装置として携帯電話機63A及び63
Bに適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及びPD
A(Personal Digital Assistants )等の無線通信手段
を搭載い得る他の種々の無線通信装置に本発明を適用す
るようにしても良い。
【0095】(4)第4の実施の形態 図1との対応部分に同一符号を付して示す図8に示すよ
うに、80は全体としてセルラー方式のディジタル携帯
電話システムを示し、公衆回線網に接続された基地局2
と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジタル携
帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)83A
及び83Bとによって構成されている。
【0096】第4の実施の形態における携帯電話機83
A及び83Bにおいては、第1の実施の形態における携
帯電話機3A及び3B(図2)のように、GPS衛生4
からの衛生信号S1を受信するGPS受信器14が搭載
されておらず、また携帯電話機83A及び83Bに対し
て基地局2からシステムタイムが送信されておらず、携
帯電話機83A及び83B同志が互いに同期していない
上に互いに位置情報についても認識し得ていない状態に
ある。
【0097】実際上ディジタル携帯電話システム80
は、図9に示すように第1の実施の形態における距離測
定手順及び位置関係検出手順と同様に、まずステップS
P31において自端末である携帯電話機83AがCPU
10によって自端末ID(Identification)、自端末番
号及び相手端末である携帯電話機83Bの相手端末番号
を端末問い合わせ信号として近距離無線インターフェー
ス15を介して相手端末に送信する。
【0098】ステップSP32において相手端末である
携帯電話機83Bは、自身がブルートゥースの無線通信
範囲内に存在したとき、携帯電話機83Aから送信され
てきた自端末ID、自端末番号及び相手端末番号を受信
し、当該相手端末番号が自身の端末番号であることを確
認すると、自身の端末ID(以下、これを相手端末ID
と呼ぶ)、自身の端末番号(以下、これを相手端末番号
と呼ぶ)及び携帯電話機83Aの端末番号(以下、これ
を自端末番号と呼ぶ)を問い合わせ応答信号として自端
末である携帯電話機83Aへ送り返す。
【0099】ステップSP33において自端末である携
帯電話機83Aは、相手端末から送られてきた問い合わ
せ応答信号を受信し、相手端末ID、相手端末番号及び
自端末番号を確認することにより、ブルートゥースの無
線通信範囲内に相手端末である携帯電話機83Bが存在
することを検証し、ネットワーク内端末確認処理を終了
する。
【0100】続いてステップSP34において自端末で
ある携帯電話機83Aは、例えば「0、0、0、0」で
なる所定の測定パイロット信号を近距離無線インターフ
ェース15を介して相手端末に送信する。
【0101】ステップSP35において相手端末である
携帯電話機83Bは、自端末である携帯電話機83Aか
ら送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、例
えば「1、1、1、1」でなる所定のパイロット応答信
号を近距離無線インターフェース15を介して自端末に
送り返す。
【0102】ステップSP36において自端末である携
帯電話機83Aは、相手端末である携帯電話機83Bか
らパイロット応答信号を受信すると、測定パイロット信
号を送信した時点からパイロット応答信号を受信した時
点までの通信時間を算出し、その通信時間の1/2を自
端末である携帯電話機83Aから相手端末である携帯電
話機83Bまでの電波伝搬時間として認識し、当該電波
伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末から相手端
末までの距離を基準距離として算出し、基準距離算出処
理を終了する。
【0103】次にステップSP37において自端末であ
る携帯電話機63Aは、再度、「0、0、0、0」でな
る測定パイロット信号を近距離無線インターフェース1
5を介して相手端末に送信する。
【0104】ステップSP28において相手端末である
携帯電話機43Bは、自端末から送信されてきた測定パ
イロット信号を受信すると、「1、1、1、1」でなる
パイロット応答信号を近距離無線インターフェース15
を介して自端末に再度送り返す。
【0105】ステップSP29において自端末である携
帯電話機43Aは、測定パイロット信号を送信した時点
からパイロット応答信号を受信した時点までの通信時間
のの1/2を自端末から相手端末までの電波伝搬時間と
して認識し、当該電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づ
いて自端末から相手端末までの距離を算出した後、最初
の基準距離とを比較することにより、自端末と相手端末
との距離の変化を検出し、自端末が相手端末に「近づい
ているのか」あるいは「遠ざかっているのか」の遠近状
態を認識し、自端末と相手端末との位置関係検出処理を
終了する。
【0106】以上の構成において、自端末である携帯電
話機83Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無
線インターフェース15を介して相手端末である携帯電
話機83Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電
話機83Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきた
ときに相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存
在するものとして認識する。
【0107】そして自端末である携帯電話機83Aは、
「0、0、0、0」でなる所定の測定パイロット信号を
近距離無線インターフェース15を介して相手端末であ
る携帯電話機83Bに向けて送信し、当該相手端末であ
る携帯電話機83Bから「1、1、1、1」でなる所定
のパイロット応答信号を受信するまでの通信時間に基づ
いて電波伝搬時間を算出し、当該電波伝搬時間及び電波
伝搬速度に基づいて自端末と相手端末との基準距離を算
出する。
【0108】続いて自端末である携帯電話機83Aは、
測定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイ
ロット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自
端末と相手端末との距離を順次算出し、最初に算出した
基準距離や直前の距離と比較することにより自端末と相
手端末との遠近状態を検出する。
【0109】このようにディジタル携帯電話システム8
0においては、自端末である携帯電話機83A及び相手
端末である携帯電話機83Bが互いに近距離無線インタ
ーフェース15を介して端末問い合わせ信号及び問い合
わせ応答信号をやりとりするようにしたことにより、近
距離無線インターフェース15に対応したブルートゥー
スの無線通信範囲内に特定の相手端末が存在するか否か
を容易に確認することができる。
【0110】またディジタル携帯電話システム80にお
いては、自端末である携帯電話機83A及び相手端末で
ある携帯電話機83Bが互いに近距離無線インターフェ
ース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応
答信号をやりとりするようにしたことにより、基地局2
を介して課金を発生させることなく自端末及び相手端末
間の距離を測定することができる。
【0111】さらにディジタル携帯電話システム80に
おいては、自端末である携帯電話機83A及び相手端末
である携帯電話機83Bが互いに近距離無線インターフ
ェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット
応答信号のやりとりを繰り返し実行することにより、自
端末及び相手端末間の距離を逐次算出することができる
ので、自端末と相手端末との遠近状態を確実に検出する
ことができる。
【0112】以上の構成によれば、ディジタル携帯電話
システム80は自端末である携帯電話機83A及び相手
端末である携帯電話機83Bが、位置情報及び互いに同
期した時刻情報を保持していなくても、基地局2を介す
ることなく近距離無線インターフェース15を互いに介
して測定パイロット信号及びパイロット応答信号をやり
とりすることにより、自端末及び相手端末間の距離及び
位置関係を容易に検出することができる。
【0113】なお上述の第4の実施の形態においては、
無線通信手段として近距離無線インターフェース15を
用いて携帯電話機83A及び83B間で測定パイロット
信号及びパイロット応答信号をデータ通信するようにし
た場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線
通信距離が100[m] 以上あるような他の種々の無線通
信手段を用いるようにしても良い。
【0114】また上述の第4の実施の形態においては、
本発明の無線通信装置として携帯電話機83A及び83
Bに適用するようにした場合について述べたが、本発明
はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及びPD
A(Personal Digital Assistants )等の無線通信手段
を搭載い得る他の種々の無線通信装置に本発明を適用す
るようにしても良い。
【0115】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、無線通信
装置における自身の現在位置から特定の測定対象までの
距離を算出するために用いられる所定の測定信号を無線
通信手段を介して測定対象に対して直接送信し、測定対
象から送り返された測定信号に対する応答信号を受信し
た後、当該応答信号と測定信号とに基づいて現在位置か
ら測定対象までの距離を算出することにより、基地局を
介することなく測定信号及び応答信号を測定対象と直接
やりとりして測定対象との距離や位置関係を容易に検出
し得る無線通信装置及び距離測定方法を実現できる。
【0116】また本発明によれば、自身の現在位置から
特定の測定対象までの距離を算出するために測定対象に
対する送信時刻を示す基準時刻情報を測定対象に対して
直接送信し、測定対象から送り返された基準時刻情報の
受信時刻情報を受信した後、当該基準時刻情報と受信時
刻情報とに基づいて現在位置から測定対象までの距離を
算出することにより、基地局を介することなく基準時刻
情報及び受信時刻情報を測定対象と直接やりとりして測
定対象との距離や位置関係を容易に検出し得る無線通信
装置及び距離測定方法を実現できる。
【0117】さらに本発明においては、自身の現在位置
から特定の測定対象までの距離を算出するために測定対
象に対する送信時刻を示す基準時刻情報を測定対象に対
して直接送信し、基準時刻情報と絶対時刻が同期した当
該基準時刻情報の受信時刻情報を測定対象から受信した
後、当該基準時刻情報と受信時刻情報とに基づいて現在
位置から測定対象までの距離を算出するすることによ
り、基地局を介することなく互いに同期した基準時刻情
報及び受信時刻情報を測定対象と直接やりとりして測定
対象との距離や位置関係をより正確かつ容易に検出し得
る無線通信装置及び距離測定方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディジタル
携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】ディジタル携帯電話機の回路構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】第1の実施の形態における距離測定手順及び位
置関係検出手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるディジタル
携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図5】第2の実施の形態における距離測定手順及び位
置関係検出手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるディジタル
携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図7】第3の実施の形態における距離測定手順及び位
置関係検出手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるディジタル
携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図9】第4の実施の形態における距離測定手順及び位
置関係検出手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、40、60、80……ディジタル携帯電話システ
ム、2……基地局、3A、3B、43A、43B、63
A、63B、83A、83B……携帯電話機、4……G
PS衛生、10……CPU、13……信号処理部、14
……GPS受信部、15……近距離無線インターフェー
ス。

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】自身の現在位置から特定の測定対象までの
    距離を算出するために用いられる所定の測定信号を上記
    測定対象に対して直接送信する無線通信手段と、 上記測定対象から送り返された上記測定信号に対する応
    答信号を上記無線通信手段によって受信した後、当該応
    答信号と上記測定信号とに基づいて上記現在位置から上
    記測定対象までの上記距離を算出する演算手段とを具え
    ることを特徴とする無線通信装置。
  2. 【請求項2】上記測定信号は、上記無線通信装置の上記
    現在位置を表すGPS(Global Positioning System )
    の自位置情報であり、 上記応答信号は、上記測定対象の現在位置を表すGPS
    の相手位置情報であることを特徴とする請求項1に記載
    の無線通信装置。
  3. 【請求項3】上記測定信号は、上記無線通信装置が上記
    測定対象に対する送信時刻を示す基準時刻情報であり、 上記応答信号は、上記測定対象が上記無線通信装置から
    上記測定信号を受信した受信時刻を示す受信時刻情報で
    あることを特徴とする請求項1に記載の無線通信装置。
  4. 【請求項4】上記基準時刻情報と上記受信時刻情報と
    は、絶対時刻が同期していることを特徴とする請求項3
    に記載の無線通信装置。
  5. 【請求項5】上記演算手段は、算出した上記距離と直前
    に算出した距離とを比較することにより上記無線通信装
    置と上記測定対象との位置関係を検出することを特徴と
    する請求項1に記載の無線通信装置。
  6. 【請求項6】無線通信装置における自身の現在位置から
    特定の測定対象までの距離を算出するために用いられる
    所定の測定信号を無線通信手段を介して上記測定対象に
    対して直接送信する送信ステップと、 上記測定対象から送り返された上記測定信号に対する応
    答信号を受信した後、当該応答信号と上記測定信号とに
    基づいて上記現在位置から上記測定対象までの上記距離
    を算出する演算ステップとを具えることを特徴とする距
    離測定方法。
  7. 【請求項7】上記測定信号は、上記無線通信装置の上記
    現在位置を表すGPS(Global Positioning System )
    の自位置情報であり、 上記応答信号は、上記測定対象の現在位置を表すGPS
    の相手位置情報であることを特徴とする請求項6に記載
    の距離測定方法。
  8. 【請求項8】上記測定信号は、上記無線通信装置が上記
    測定対象に対する送信時刻を示す基準時刻情報であり、 上記応答信号は、上記測定対象が上記無線通信装置から
    上記測定信号を受信した受信時刻を示す受信時刻情報で
    あることを特徴とする請求項6に記載の距離測定方法。
  9. 【請求項9】上記基準時刻情報と上記受信時刻情報と
    は、絶対時刻が同期していることを特徴とする請求項8
    に記載の距離測定方法。
  10. 【請求項10】上記演算手段は、算出した上記距離と直
    前に算出した距離とを比較することにより上記無線通信
    装置と上記測定対象との位置関係を検出することを特徴
    とする請求項8に記載の距離測定方法。
  11. 【請求項11】自身の現在位置から特定の測定対象まで
    の距離を算出するために上記測定対象に対する送信時刻
    を示す基準時刻情報を上記測定対象に対して直接送信す
    る無線通信手段と、 上記測定対象から送り返された上記基準時刻情報に対す
    る受信時刻情報を上記無線通信手段によって受信した
    後、上記基準時刻情報と上記受信時刻情報とに基づいて
    上記現在位置から上記測定対象までの上記距離を算出す
    る演算手段とを具えることを特徴とする無線通信装置。
  12. 【請求項12】自身の現在位置から特定の測定対象まで
    の距離を算出するために上記測定対象に対する送信時刻
    を示す基準時刻情報を上記測定対象に対して直接送信す
    る送信ステップと、 上記測定対象から送り返された上記基準時刻情報の受信
    時刻情報を受信した後、上記基準時刻情報と上記受信時
    刻情報とに基づいて上記現在位置から上記測定対象まで
    の上記距離を算出する演算ステップとを具えることを特
    徴とする距離測定方法。
  13. 【請求項13】自身の現在位置から特定の測定対象まで
    の距離を算出するために上記測定対象に対する送信時刻
    を示す基準時刻情報を上記測定対象に対して直接送信す
    る無線通信手段と、 上記基準時刻情報と絶対時刻が同期した当該基準時刻情
    報の受信時刻情報を上記測定対象から上記無線通信手段
    によって受信した後、上記基準時刻情報と上記受信時刻
    情報とに基づいて上記現在位置から上記測定対象までの
    上記距離を算出する演算手段とを具えることを特徴とす
    る無線通信装置。
  14. 【請求項14】自身の現在位置から特定の測定対象まで
    の距離を算出するために上記測定対象に対する送信時刻
    を示す基準時刻情報を上記測定対象に対して直接送信す
    る送信ステップと、 上記基準時刻情報と絶対時刻が同期した当該基準時刻情
    報の受信時刻情報を上記測定対象から受信した後、上記
    基準時刻情報と上記受信時刻情報とに基づいて上記現在
    位置から上記測定対象までの上記距離を算出する演算ス
    テップとを具えることを特徴とする距離測定方法。
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