JP4431919B2 - 携帯電話機及び距離測定方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は携帯電話機及び距離測定方法に関し、例えばセルラー方式のディジタル携帯電話システムにおける携帯電話機に適用して好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、携帯電話機においては当該携帯電話機が位置する場所から最も近い基地局を介して相手端末との間で通信を行うようになされており、例え同一セル内に自端末と相手端末とが存在していたとしても必ず基地局を介して通信を行うようになされている。
【0003】
すなわち携帯電話機においては、基地局と通信する以外の無線通信インターフェースを持ち合わせておらず、相手端末との間で通信を行う場合には必ず基地局を介して行うようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところでかかる構成の携帯電話機においては、相手端末との間で通信を行う場合には必ず基地局を介して行わなければならないために、待ち合わせ時に相手端末が同一セル内の比較的近くに存在する場合でも、基地局から公衆回線網を介して相手端末に発呼して音声通話によって互いの位置を連絡し合わなければならなかった。
【0005】
また携帯電話機においては、互いに移動中の場合に相手との距離間隔が「近づいているか」それとも「遠ざかっているか」を明確に認識することは困難であり、使い勝手が悪いという問題があった。
【0006】
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、測定対象との距離や位置関係を容易に検出し得る使い勝手の優れた携帯電話機及び距離測定方法を提案しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
かかる課題を解決するため本発明においては、GPS衛星からの衛星信号を復調することにより得たGPS受信データに基づいて現在位置を表す自位置情報を算出する自位置情報算出手段と、基地局から送信されてくるシステムタイムを用いて測定対象である相手の携帯電話機と同期した状態の時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、相手の携帯電話機との間で基地局を介さずに無線データ通信するための近距離無線通信手段と、当該近距離無線通信手段を介して相手の携帯電話機へ、自端末識別情報、自端末電話番号及び相手端末電話番号を端末問い合わせ信号として送信する端末問合手段と、相手の携帯電話機から送信されてきた相手端末識別情報、相手端末電話番号及び自端末電話番号からなる問合応答信号に基づいて近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証する検証手段と、近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証したとき、送信時の時刻情報及び自位置情報を測定パイロット信号として近距離無線通信手段を介して相手の携帯電話機へ送信する送信手段と、相手の携帯電話機が測定パイロット信号を受信したときの受信時刻情報、及び当該相手の携帯電話機の現在位置を表す相手位置情報を応答パイロット信号として当該相手の携帯電話機から受信する受信手段と、自位置情報と相手位置情報とに基づいて相対的な基準距離を算出し、その後の自位置情報と相手位置情報とに基づいて自身から相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、基準距離と距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出する遠近状態検出手段とを具え、遠近状態検出手段は、相手位置情報が存在しない場合、送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて基準距離を算出し、その後の送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて自身から相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、基準距離と距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出するようにしたことにより、近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証したときに限り、自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した相対的な基準距離と、その後の自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した距離とを比較して自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出する一方、相手位置情報が存在せず、自位置情報と相手位置情報とに基づいて基準距離を算出できない場合には、送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した基準距離と、その後の送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出することができる。
【0008】
また本発明においては、GPS衛星からの衛星信号を復調することにより得たGPS受信データに基づいて現在位置を表す自位置情報を自位置情報算出手段によって算出する自位置情報算出ステップと、基地局から送信されてくるシステムタイムを用いて測定対象である相手の携帯電話機と同期した状態の時刻情報を時刻情報取得手段によって取得する時刻情報取得ステップと、相手の携帯電話機との間で基地局を介さずに無線データ通信するための近距離無線通信手段を介して相手の携帯電話機へ、自端末識別情報、自端末電話番号及び相手端末電話番号を端末問い合わせ信号として端末問合手段により送信する端末問合ステップと、相手の携帯電話機から送信されてきた相手端末識別情報、相手端末電話番号及び自端末電話番号からなる問合応答信号に基づいて近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証手段によって検証する検証ステップと、近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証したとき、送信時の時刻情報及び自位置情報を測定パイロット信号として近距離無線通信手段を介して送信手段により相手の携帯電話機へ送信する送信ステップと、相手の携帯電話機が測定パイロット信号を受信したときの受信時刻情報、及び当該相手の携帯電話機の現在位置を表す相手位置情報を応答パイロット信号として当該相手の携帯電話機から受信手段によって受信する受信ステップと、自位置情報と相手位置情報とに基づいて相対的な基準距離を算出し、その後の自位置情報と相手位置情報とに基づいて自身から相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、基準距離と距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を遠近状態検出手段によって検出する一方、相手位置情報が存在しない場合、送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて基準距離を算出し、その後の送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて自身から相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、基準距離と距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を遠近状態検出手段によって検出する遠近状態検出ステップとを有することにより、近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証したときに限り、自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した相対的な基準距離と、その後の自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した距離とを比較して自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出する一方、相手位置情報が存在せず、自位置情報と相手位置情報とに基づいて基準距離を算出できない場合には、送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した基準距離と、その後の送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下図面について、本発明の一実施の形態を詳述する。
【0011】
(1)第1の実施の形態
図1において、1は全体としてセルラー方式のディジタル携帯電話システムを示し、公衆回線網に接続された基地局2と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジタル携帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)3A及び3Bとによって構成されている。
【0012】
またディジタル携帯電話システム1の携帯電話機3A及び3Bは、地上約20000[Km]の軌道上を周回しているGPS(Global Positioning System) 衛生4から送信される衛生信号S1を受信し得ると共に、近距離無線インターフェースとして例えば Bluetooth(ブルートゥース:商標)に準拠した無線通信方式によって基地局2を介することなく相互に直接データ通信し得るようになされている。
【0013】
ここで、Bluetooth は標準化団体である Bluetooth SIG(Special Interest Group)によって標準化された近距離無線データ通信規格であり、2.4[GHz]帯のISMバンド(Industrial Scientific and Medical Equipment Band) に帯域幅1[MHz] のチャネルを79個設定し、1秒間に1600回チャネルを切り換える周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散通信方式を用い、データ伝送速度1[Mbit/秒] (実効721[Kbit/ 秒] )で約10[m] 程度の近距離でデータ通信を行うようになされている。
【0014】
図2に示すように携帯電話機3Aにおいては、当該携帯電話機3A全体の動作を制御するCPU(Central Processing Unit )10に対して、液晶ディスプレイでなる表示部11、各種命令等を入力するための複数の操作キー12、DSP(Digital Signal Processor)でなる信号処理部13、GPS受信器14及びBluetooth に準拠した近距離無線インターフェース15が接続されると共に、当該信号処理部13にマイクロフォン16、スピーカ17、送信部18及び受信部19が接続されて構成されている。
【0015】
因みに携帯電話機3AはIS95規格に対応したDS(Direct Sequence : 直接拡散)方式によるCDMA(Code Division Multiple Access )方式のセルラー携帯電話機であり、携帯電話機3Bにおいても、携帯電話機3Aの回路構成と同一であるため、ここでは説明を省略する。
【0016】
CPU10は、操作キー12を介して入力された各種情報(例えば入力された電話番号やメニュー項目、或いは発信履歴や電話帳等)を表示部11に表示する。またCPU10は、操作キー12を介して入力された各種命令に応じて信号処理部13を制御することにより、発呼処理や終話処理等の命令に応じた各種処理を実行するようになされている。
【0017】
例えば信号処理部13は、通話時においてマイクロフォン16から入力される音声信号に対してCRC(Cyclic Redundancy Check )方式による誤り訂正処理を施した後に畳み込み符号化処理を施し、更にPN(Pseude Noise : 疑似雑音)符号を乗算して周波数拡散した後にQPSK(Quadrature Phase Shift Keying )変調して送信シンボルストリームを生成し、これを送信部18に送出する。
【0018】
送信部18は、信号処理部13から供給された送信シンボルストリームに対してディジタル/アナログ変換処理を施して送信信号を生成し、当該送信信号を周波数変換した後に増幅し、これをアンテナ20を介して送信する。
【0019】
一方、受信部19はアンテナ20を介して受信した受信信号を増幅して周波数変換処理した後、アナログ/ディジタル変換処理を施すことによって受信シンボルストリームを生成し、これを信号処理部13に送出する。
【0020】
信号処理部13は、受信部19から供給された受信シンボルストリームに対してQPSK復調した後にPN符号を乗算して逆拡散し、さらに最尤系列推定した後にCRC方式による誤り検出処理を施して音声信号を生成し、これをスピーカ17を介して出力する。
【0021】
また信号処理部13は、CPU10の制御により送信部18及びアンテナ20を介して制御信号を基地局2(図1)に送信することにより発呼処理を行うと共に、着信信号をアンテナ20及び受信部19を介して受信し、CPU10に対して着信通知を行うようになされている。
【0022】
このように携帯電話機3Aは、CPU10によって信号処理部13を制御することにより、送信部18、受信部19及びアンテナ20から基地局2を介して公衆回線網に接続された他の携帯電話機との間で無線通信を行い得るようになされている。
【0023】
また携帯電話機3Aは、GPSアンテナ22を介してGPS衛生4から送信される衛生信号S1を受信し、当該衛生信号S1をGPS受信器14を介して復調することによりGPS受信データD2を生成し、これをCPU10に送出するようになされている。
【0024】
ここでCPU10は、3つ以上のGPS衛生4から受信したGPS受信データD2を基に三角測量の原理で携帯電話機3Aの現在位置を表す緯度、経度及び高度からなる位置情報を算出するようになされている。
【0025】
なお携帯電話機3A及び3Bは、CPU10が基地局2(図1)から送られてくるシステムタイムに基づいて基地局2との間で時間的に同期するようになされており、これにより携帯電話機3A及び3Bが互いに同一の絶対時刻を持った状態で同期することになる。
【0026】
さらに携帯電話機3Aは、CPU10により近距離無線インターフェース15を制御することにより、アンテナ21を介して近傍に存在する他の携帯電話器3Bとの間で無線データ通信し得るようになされており、これにより携帯電話機3Aの現在位置を表す位置情報(緯度、経度及び高度)及び時刻情報を相手端末である携帯電話機3Bに対して、基地局2を経由することなくブルートゥースの無線通信範囲内で直接送信し得るようになされている。
【0027】
続いて、ディジタル携帯電話システム1において自端末である携帯電話機3Aが、相手端末である携帯電話機3Bまでの距離を測定する距離測定手順と、自端末と相手端末とが「近づいているか」又は「遠ざかっているか」の位置関係を検出する位置関係検出手順について具体的に説明する。
【0028】
図3に示すようにディジタル携帯電話システム1は、まずステップSP1において自端末である携帯電話機3AがCPU10によって自端末ID(Identification)、自端末番号及び相手端末である携帯電話機3Bの相手端末番号を端末問い合わせ信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0029】
ステップSP2において相手端末である携帯電話機3Bは、自身がブルートゥースの無線通信範囲内に存在したとき、携帯電話機3Aから送信されてきた端末問い合わせ信号を受信し、相手端末番号が自身の端末番号であることを確認すると、自身の端末ID(以下、これを相手端末IDと呼ぶ)、自身の端末番号(以下、これを相手端末番号と呼ぶ)及び携帯電話機3Aの端末番号(以下、これを自端末番号と呼ぶ)を問い合わせ応答信号として携帯電話機3Aへ送り返す。
【0030】
ステップSP3において自端末である携帯電話機3Aは、相手端末から送られてきた問い合わせ応答信号を受信し、CPU10によって相手端末ID、相手端末番号及び自端末番号を確認することにより、ブルートゥースの無線通信範囲内に相手端末である携帯電話機3Bが存在することを検証し、ネットワーク内端末確認処理を終了する。
【0031】
続いてステップSP4において自端末である携帯電話機3Aは、相手端末である携帯電話機3Bと同期した現在の基準時刻情報と、GPS衛生4から受信したGPS受信データD2を基に算出した現在位置を表す自位置情報(緯度、経度及び高度)とを測定パイロット信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0032】
ステップSP5において相手端末である携帯電話機3Bは、自端末である携帯電話機3Aから送信されてきた測定パイロット信号を受信したときの受信時刻を示す受信時刻情報と、その時点における相手端末自身の現在位置を表す相手位置情報(緯度、経度及び高度)とをパイロット応答信号として近距離無線インターフェース15を介して自端末に送り返す。
【0033】
ステップSP6において自端末である携帯電話機3Aは、演算手段としてのCPU10によって自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末から相手端末までの距離を基準距離として算出し、基準距離算出処理を終了する。
【0034】
次にステップSP7において自端末である携帯電話機3Aは、その時点での相手端末と同期した基準時刻情報と、自端末自身の現在位置を表す自位置情報とを測定パイロット信号として近距離無線インターフェース15を介して再度相手端末に送信する。
【0035】
ステップSP8において相手端末である携帯電話機3Bは、自端末から送信されてきた測定パイロット信号を受信したときの受信時刻情報と、その時点における相手端末自身の相手位置情報とをパイロット応答信号として近距離無線インターフェース15を介して自端末へ再度送り返す。
【0036】
ステップSP9において自端末である携帯電話機3Aは、CPU10が自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末から相手端末までの距離を再度算出し、当該算出した距離と最初の基準距離とを比較することにより、自端末と相手端末との距離の変化を検出し、自端末が相手端末に「近づいているのか」あるいは「遠ざかっているのか」の遠近状態を検出することにより、自端末と相手端末との位置関係検出処理を終了する。
【0037】
なお自端末である携帯電話機3Aは、以降も同様にして位置関係検出処理を繰り返し行うことにより、自端末が相手端末に「近づいているのか」あるいは「遠ざかっているのか」の遠近状態をその都度確実に検出し得るようになされている。
【0038】
ここで自端末である携帯電話機3Aは、ステップSP6で自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末から相手端末までの距離を基準距離として算出するようにしたが、相手端末である携帯電話機3BがGPS衛生4からの衛生信号S1を受信できずに相手位置情報を保持していない場合には、自身で保持している基準時刻情報と相手端末から送られてくる受信時刻情報とに基づいて電波伝搬時間を算出し、当該電波伝搬時間及び電波伝搬速度(3×108[m/sec])に基づいて自端末から相手端末までの距離を基準距離として算出しても良い。
【0039】
このように携帯電話機3A及び3Bは、自位置情報及び相手位置情報を保持していないときには、基準時刻情報及び受信時刻情報に基づいて基準距離を算出し、自位置情報及び相手位置情報を保持しているときには当該自位置情報及び相手位置情報に基づいて基準距離を算出するように切り換え制御するようにしたことにより、自位置情報及び相手位置情報あるいは基準時刻情報及び受信時刻情報のいずれかを保持してさえいれば常に自端末から相手端末までの距離を算出し得るようになされている。
【0040】
以上の構成において、自端末である携帯電話機3Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機3Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機3Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきたときに相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存在するものとして認識する。
【0041】
そして自端末である携帯電話機3Aは、基準時刻情報及び自位置情報でなる測定パイロット信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機3Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機3Bから測定パイロット信号を受信したときの受信時刻情報及び相手位置情報でなるパイロット応答信号を受信した後、自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末と相手端末との基準距離を算出する。
【0042】
続いて自端末である携帯電話機3Aは、測定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイロット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自端末と相手端末との距離を算出し、基準距離と比較することにより自端末と相手端末との遠近状態を検出する。
【0043】
このようにディジタル携帯電話システム1においては、自端末である携帯電話機3A及び相手端末である携帯電話機3Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して端末問い合わせ信号及び問い合わせ応答信号をやりとりするようにしたことにより、近距離無線インターフェース15に対応したブルートゥースの無線通信範囲内に特定の相手端末が存在するか否かを容易に確認することができる。
【0044】
またディジタル携帯電話システム1においては、自端末である携帯電話機3A及び相手端末である携帯電話機3Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号をやりとりするようにしたことにより、基地局2を介して課金を発生させることなく自端末及び相手端末間の距離を測定することができる。
【0045】
さらにディジタル携帯電話システム1においては、自端末である携帯電話機3A及び相手端末である携帯電話機3Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号のやりとりを繰り返し実行することにより、自端末及び相手端末間の距離を逐次算出することができるので、現時点の自端末及び相手端末間の距離を基準距離や直前の距離と比較して自端末と相手端末との遠近状態を確実に検出することができる。
【0046】
以上の構成によれば、ディジタル携帯電話システム1は自端末である携帯電話機3A及び相手端末である携帯電話機3Bが基地局2を介することなく近距離無線インターフェース15を互いに介して自端末及び相手端末間の距離及び位置関係を正確かつ容易に検出することができる。
【0047】
なお上述の第1の実施の形態においては、GPSの衛生4から送られてくる衛生信号S1を受信して得たGPS受信データD2を基に三角測量の原理で携帯電話機3A及び3Bの現在位置を表す緯度、経度及び高度からなる位置情報を算出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、D−GPS(Differential-GPS)により位置情報を算出するようにしても良い。
【0048】
また上述の第1の実施の形態においては、無線通信手段として近距離無線インターフェース15を用いて携帯電話機3A及び3B間で直接データをやりとりするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信距離が100[m] 以上あるような他の種々の無線通信手段を用いるようにしても良い。
【0049】
さらに上述の第1の実施の形態においては、本発明の無線通信装置として携帯電話機3A及び3Bに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及びPDA(Personal Digital Assistants )等の無線通信手段を搭載し得る他の種々の無線通信装置に本発明を適用するようにしても良い。
【0050】
(2)第2の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図4に示すように、40は全体としてセルラー方式のディジタル携帯電話システムを示し、公衆回線網に接続された基地局2と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジタル携帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)43A及び43Bとによって構成されている。
【0051】
第2の実施の形態におけるディジタル携帯電話システム40においては、基地局2から携帯電話機43A及び43Bに対してシステムタイムが送信されておらず、基地局2と携帯電話機43A及び43Bとの間で時間的に同期していないので、携帯電話機43A及び43B同志も互いに同期していない状態にある。
【0052】
但し、この場合でも携帯電話機43A及び43Bの回路構成については、第1の実施の形態における携帯電話機3A及び3Bの回路構成と同一であり、ここでは説明を省略する。
【0053】
実際上ディジタル携帯電話システム40は、図5に示すように第1の実施の形態における距離測定手順及び位置関係検出手順と同様に、まずステップSP11において自端末である携帯電話機43AがCPU10によって自端末ID(Identification)、自端末番号及び相手端末である携帯電話機43Bの相手端末番号を端末問い合わせ信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0054】
ステップSP12において相手端末である携帯電話機43Bは、自身がブルートゥースの無線通信範囲内に存在したとき、携帯電話機43Aから送信されてきた端末問い合わせ信号を受信し、相手端末番号が自身の端末番号であることを確認すると、自身の端末ID(以下、これを相手端末IDと呼ぶ)、自身の端末番号(以下、これを相手端末番号と呼ぶ)及び携帯電話機43Aの端末番号(以下、これを自端末番号と呼ぶ)を問い合わせ応答信号として携帯電話機43Aへ送り返す。
【0055】
ステップSP13において自端末である携帯電話機43Aは、相手端末から送られてきた問い合わせ応答信号を受信し、相手端末ID、相手端末番号及び自端末番号を確認することにより、ブルートゥースの無線通信範囲内に相手端末である携帯電話機43Bが存在することを検証し、ネットワーク内端末確認処理を終了する。
【0056】
続いてステップSP14において自端末である携帯電話機43Aは、GPS衛生4から受信したGPS受信データD2を基に算出した現在位置を表す自位置情報(緯度、経度及び高度)を測定パイロット信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0057】
ステップSP15において相手端末である携帯電話機43Bは、自端末である携帯電話機43Aから送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、その時点における相手端末自身の現在位置を表す相手位置情報(緯度、経度及び高度)をパイロット応答信号として近距離無線インターフェース15を介して自端末に送り返す。
【0058】
ステップSP16において自端末である携帯電話機43Aは、CPU10によって自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末から相手端末までの距離を基準距離として算出し、基準距離算出処理を終了する。
【0059】
次にステップSP17において自端末である携帯電話機43Aは、その時点での自端末自身の現在位置を表す自位置情報を測定パイロット信号として近距離無線インターフェース15を介して再度相手端末に送信する。
【0060】
ステップSP18において相手端末である携帯電話機43Bは、自端末から送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、その時点における相手端末自身の相手位置情報をパイロット応答信号として近距離無線インターフェース15を介して自端末へ送り返す。
【0061】
ステップSP19において自端末である携帯電話機43Aは、CPU10によって自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末から相手端末までの距離を再度算出し、当該算出した距離と最初の基準距離とを比較することにより、自端末と相手端末との距離の変化を検出し、自端末が相手端末に「近づいているのか」あるいは「遠ざかっているのか」の遠近状態を認識することにより、自端末と相手端末との位置関係検出処理を終了する。
【0062】
以上の構成において、自端末である携帯電話機43Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機43Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機43Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきたときに相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存在するものとして認識する。
【0063】
そして自端末である携帯電話機43Aは、自位置情報でなる測定パイロット信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機43Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機43Bから相手位置情報でなるパイロット応答信号を受信した後、自位置情報及び相手位置情報に基づいて自端末と相手端末との基準距離を算出する。
【0064】
続いて自端末である携帯電話機43Aは、測定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイロット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自端末と相手端末との距離を算出し、最初の基準距離と比較することにより自端末と相手端末との遠近状態を検出する。
【0065】
このようにディジタル携帯電話システム40においては、自端末である携帯電話機43A及び相手端末である携帯電話機43Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して端末問い合わせ信号及び問い合わせ応答信号をやりとりするようにしたことにより、近距離無線インターフェース15に対応したブルートゥースの無線通信範囲内に特定の相手端末が存在するか否かを容易に確認することができる。
【0066】
またディジタル携帯電話システム40においては、自端末である携帯電話機43A及び相手端末である携帯電話機43Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号をやりとりするようにしたことにより、基地局2を介して課金を発生させることなく自端末及び相手端末間の距離を測定することができる。
【0067】
さらにディジタル携帯電話システム40においては、自端末である携帯電話機43A及び相手端末である携帯電話機43Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号のやりとりを繰り返し実行することにより、自端末及び相手端末間の距離を逐次算出することができるので、現時点の自端末及び相手端末間の距離を基準距離や直前の距離と比較して自端末と相手端末との遠近状態を確実に検出することができる。
【0068】
以上の構成によれば、ディジタル携帯電話システム40は自端末である携帯電話機43A及び相手端末である携帯電話機43Bが基地局2を介することなく近距離無線インターフェース15を介して互いに自位置情報及び相手位置情報をやりとりすることにより、自端末及び相手端末間の距離及び位置関係を正確かつ容易に検出することができる。
【0069】
なお上述の第2の実施の形態においては、GPSの衛生4から送られてくる衛生信号S1を受信して得たGPS受信データD2を基に三角測量の原理で携帯電話機43A及び43Bの現在位置を表す緯度、経度及び高度からなる位置情報を算出するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、D−GPS(Differential-GPS)により位置情報を算出するようにしても良い。
【0070】
また上述の第2の実施の形態においては、無線通信手段として近距離無線インターフェース15を用いて携帯電話機43A及び43B間で直接データをやりとりするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信距離が100[m] 以上あるような他の種々の無線通信手段を用いるようにしても良い。
【0071】
さらに上述の第2の実施の形態においては、本発明の無線通信装置として携帯電話機43A及び43Bに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及びPDA(Personal Digital Assistants )等の無線通信手段を搭載い得る他の種々の無線通信装置に本発明を適用するようにしても良い。
【0072】
(3)第3の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図6に示すように、60は全体としてセルラー方式のディジタル携帯電話システムを示し、公衆回線網に接続された基地局2と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジタル携帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)63A及び63Bとによって構成されている。
【0073】
第3の実施の形態における携帯電話機63A及び63Bにおいては、第1の実施の形態における携帯電話機3A及び3B(図2)のように、GPS衛生4からの衛生信号S1を受信するGPS受信器14が搭載されておらず、基地局2から送られてくるシステムタイムに基づいて基地局2との間で時間的に同期するようにだけなされており、これにより携帯電話機63A及び63Bが互いに同一の絶対時刻を持った状態で同期することになる。
【0074】
従って携帯電話機63Aは、CPU10により近距離無線インターフェース15を制御することにより、アンテナ21を介して近傍に存在する他の携帯電話機63Bとの間で無線データ通信し得るようになされており、これにより携帯電話機63Aが保持している現在時刻を示す基準時刻情報を相手端末である携帯電話器63Bに対して、基地局2を経由することなくブルートゥースの無線通信範囲内で直接送信し得るようになされている。
【0075】
同様に携帯電話機63Bについても、CPU10により近距離無線インターフェース15を制御することにより、アンテナ21を介して近傍に存在する他の携帯電話機63Aとの間で無線データ通信し得るようになされており、これにより携帯電話機63Bが携帯電話機63Aからデータを受信した時点の受信時刻情報を携帯電話器63Aに対して、基地局2を経由することなくブルートゥースの無線通信範囲内で直接送信し得るようになされている。
【0076】
実際上ディジタル携帯電話システム60は、図7に示すように第1の実施の形態における距離測定手順及び位置関係検出手順と同様に、まずステップSP21において自端末である携帯電話機63AがCPU10によって自端末ID(Identification)、自端末番号及び相手端末である携帯電話機63Bの相手端末番号を端末問い合わせ信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0077】
ステップSP22において相手端末である携帯電話機63Bは、自身がブルートゥースの無線通信範囲内に存在したとき、携帯電話機63Aから送信されてきた端末問い合わせ信号を受信し、相手端末番号が自身の端末番号であることを確認すると、自身の端末ID(以下、これを相手端末IDと呼ぶ)、自身の端末番号(以下、これを相手端末番号と呼ぶ)及び携帯電話機63Aの端末番号(以下、これを自端末番号と呼ぶ)を問い合わせ応答信号として自端末である携帯電話機63Aへ送り返す。
【0078】
ステップSP23において自端末である携帯電話機63Aは、相手端末から送られてきた問い合わせ応答信号を受信し、相手端末ID、相手端末番号及び自端末番号を確認することにより、ブルートゥースの無線通信範囲内に相手端末である携帯電話機63Bが存在することを検証し、ネットワーク内端末確認処理を終了する。
【0079】
続いてステップSP24において自端末である携帯電話機63Aは、システムタイムと同期した現在時刻を示す基準時刻情報を測定パイロット信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0080】
ステップSP25において相手端末である携帯電話機63Bは、自端末である携帯電話機63Aから送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、当該測定パイロット信号を受信したときの時刻を示す受信時刻情報をパイロット応答信号として近距離無線インターフェース15を介して自端末に送り返す。
【0081】
ステップSP26において自端末である携帯電話機63Aは、CPU10によって基準時刻情報及び受信時刻情報に基づいて電波伝搬時間を算出し、当該電波伝搬時間及び電波伝搬速度(3×108 [m/sec] )に基づいて自端末から相手端末までの距離を基準距離として算出し、基準距離算出処理を終了する。
【0082】
ここで基準時刻情報及び受信時刻情報は、システムタイムと同様の[nsec]オーダーの最小単位で携帯電話機63A及び63Bによって計測されており、これにより[nsec]オーダーの電波伝搬時間に基づいて基準距離が正確に算出されるようになされている。
【0083】
次にステップSP27において自端末である携帯電話機63Aは、再度、現在時刻を表す基準時刻情報を測定パイロット信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0084】
ステップSP28において相手端末である携帯電話機43Bは、自端末から送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、当該測定パイロット信号を受信した受信時刻情報をパイロット応答信号として近距離無線インターフェース15を介して自端末に再度送り返す。
【0085】
ステップSP29において自端末である携帯電話機43Aは、CPU10によって基準時刻情報及び受信時刻情報に基づいて電波伝搬時間を算出し、当該電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末から相手端末までの距離を再度算出し、当該算出した距離と最初の基準距離とを比較することにより、自端末と相手端末との距離の変化を検出し、自端末が相手端末に「近づいているのか」あるいは「遠ざかっているのか」の遠近状態を認識し、自端末と相手端末との位置関係検出処理を終了する。
【0086】
以上の構成において、自端末である携帯電話機63Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機63Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機63Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきたときに相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存在するものとして認識する。
【0087】
そして自端末である携帯電話機63Aは、基準時刻情報でなる測定パイロット信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機63Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機63Bから受信時刻情報でなるパイロット応答信号を受信した後、基準時刻情報及び受信時刻情報から算出した電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末と相手端末との基準距離を算出する。
【0088】
続いて自端末である携帯電話機63Aは、測定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイロット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自端末と相手端末との距離を順次算出し、最初に算出した基準距離や直前の距離と比較することにより自端末と相手端末との遠近状態を検出する。
【0089】
このようにディジタル携帯電話システム60においては、自端末である携帯電話機63A及び相手端末である携帯電話機63Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して端末問い合わせ信号及び応答信号をやりとりするようにしたことにより、近距離無線インターフェース15に対応したブルートゥースの無線通信範囲内に特定の相手端末が存在するか否かを容易に確認することができる。
【0090】
またディジタル携帯電話システム60においては、自端末である携帯電話機63A及び相手端末である携帯電話機63Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して基準時刻情報の測定パイロット信号及び受信時刻情報の応答パイロット信号をやりとりするようにしたことにより、基地局2を介して課金を発生させることなく自端末及び相手端末間の距離を測定することができる。
【0091】
さらにディジタル携帯電話システム60においては、自端末である携帯電話機63A及び相手端末である携帯電話機63Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して基準時刻情報の測定パイロット信号及び受信時刻情報の応答パイロット信号のやりとりを繰り返し実行することにより、自端末及び相手端末間の距離を逐次算出することができるので、自端末と相手端末との遠近状態を確実に検出することができる。
【0092】
以上の構成によれば、ディジタル携帯電話システム60は自端末である携帯電話機63A及び相手端末である携帯電話機63Bが、互いに同期した基準時刻情報及び受信時刻情報を基地局2を介することなく近距離無線インターフェース15を介して互いに通信することにより、自端末及び相手端末間の距離及び位置関係をより正確かつ容易に検出することができる。
【0093】
なお上述の第3の実施の形態においては、無線通信手段として近距離無線インターフェース15を用いて携帯電話機63A及び63B間で直接データをやりとりするようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信距離が100[m] 以上あるような他の種々の無線通信手段を用いるようにしても良い。
【0094】
また上述の第3の実施の形態においては、本発明の無線通信装置として携帯電話機63A及び63Bに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及びPDA(Personal Digital Assistants )等の無線通信手段を搭載い得る他の種々の無線通信装置に本発明を適用するようにしても良い。
【0095】
(4)第4の実施の形態
図1との対応部分に同一符号を付して示す図8に示すように、80は全体としてセルラー方式のディジタル携帯電話システムを示し、公衆回線網に接続された基地局2と、当該基地局2との間で音声通信を行うディジタル携帯電話機(以下、これを単に携帯電話機と呼ぶ)83A及び83Bとによって構成されている。
【0096】
第4の実施の形態における携帯電話機83A及び83Bにおいては、第1の実施の形態における携帯電話機3A及び3B(図2)のように、GPS衛生4からの衛生信号S1を受信するGPS受信器14が搭載されておらず、また携帯電話機83A及び83Bに対して基地局2からシステムタイムが送信されておらず、携帯電話機83A及び83B同志が互いに同期していない上に互いに位置情報についても認識し得ていない状態にある。
【0097】
実際上ディジタル携帯電話システム80は、図9に示すように第1の実施の形態における距離測定手順及び位置関係検出手順と同様に、まずステップSP31において自端末である携帯電話機83AがCPU10によって自端末ID(Identification)、自端末番号及び相手端末である携帯電話機83Bの相手端末番号を端末問い合わせ信号として近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0098】
ステップSP32において相手端末である携帯電話機83Bは、自身がブルートゥースの無線通信範囲内に存在したとき、携帯電話機83Aから送信されてきた自端末ID、自端末番号及び相手端末番号を受信し、当該相手端末番号が自身の端末番号であることを確認すると、自身の端末ID(以下、これを相手端末IDと呼ぶ)、自身の端末番号(以下、これを相手端末番号と呼ぶ)及び携帯電話機83Aの端末番号(以下、これを自端末番号と呼ぶ)を問い合わせ応答信号として自端末である携帯電話機83Aへ送り返す。
【0099】
ステップSP33において自端末である携帯電話機83Aは、相手端末から送られてきた問い合わせ応答信号を受信し、相手端末ID、相手端末番号及び自端末番号を確認することにより、ブルートゥースの無線通信範囲内に相手端末である携帯電話機83Bが存在することを検証し、ネットワーク内端末確認処理を終了する。
【0100】
続いてステップSP34において自端末である携帯電話機83Aは、例えば「0、0、0、0」でなる所定の測定パイロット信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0101】
ステップSP35において相手端末である携帯電話機83Bは、自端末である携帯電話機83Aから送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、例えば「1、1、1、1」でなる所定のパイロット応答信号を近距離無線インターフェース15を介して自端末に送り返す。
【0102】
ステップSP36において自端末である携帯電話機83Aは、相手端末である携帯電話機83Bからパイロット応答信号を受信すると、測定パイロット信号を送信した時点からパイロット応答信号を受信した時点までの通信時間を算出し、その通信時間の1/2を自端末である携帯電話機83Aから相手端末である携帯電話機83Bまでの電波伝搬時間として認識し、当該電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末から相手端末までの距離を基準距離として算出し、基準距離算出処理を終了する。
【0103】
次にステップSP37において自端末である携帯電話機63Aは、再度、「0、0、0、0」でなる測定パイロット信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末に送信する。
【0104】
ステップSP28において相手端末である携帯電話機43Bは、自端末から送信されてきた測定パイロット信号を受信すると、「1、1、1、1」でなるパイロット応答信号を近距離無線インターフェース15を介して自端末に再度送り返す。
【0105】
ステップSP29において自端末である携帯電話機43Aは、測定パイロット信号を送信した時点からパイロット応答信号を受信した時点までの通信時間のの1/2を自端末から相手端末までの電波伝搬時間として認識し、当該電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末から相手端末までの距離を算出した後、最初の基準距離とを比較することにより、自端末と相手端末との距離の変化を検出し、自端末が相手端末に「近づいているのか」あるいは「遠ざかっているのか」の遠近状態を認識し、自端末と相手端末との位置関係検出処理を終了する。
【0106】
以上の構成において、自端末である携帯電話機83Aはまず最初に端末問い合わせ信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機83Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機83Bから問い合わせ応答信号が送り返されてきたときに相手端末がブルートゥースの無線通信範囲内に存在するものとして認識する。
【0107】
そして自端末である携帯電話機83Aは、「0、0、0、0」でなる所定の測定パイロット信号を近距離無線インターフェース15を介して相手端末である携帯電話機83Bに向けて送信し、当該相手端末である携帯電話機83Bから「1、1、1、1」でなる所定のパイロット応答信号を受信するまでの通信時間に基づいて電波伝搬時間を算出し、当該電波伝搬時間及び電波伝搬速度に基づいて自端末と相手端末との基準距離を算出する。
【0108】
続いて自端末である携帯電話機83Aは、測定パイロット信号の送信処理及び相手端末からのパイロット応答信号の受信処理を繰り返し行うことにより自端末と相手端末との距離を順次算出し、最初に算出した基準距離や直前の距離と比較することにより自端末と相手端末との遠近状態を検出する。
【0109】
このようにディジタル携帯電話システム80においては、自端末である携帯電話機83A及び相手端末である携帯電話機83Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して端末問い合わせ信号及び問い合わせ応答信号をやりとりするようにしたことにより、近距離無線インターフェース15に対応したブルートゥースの無線通信範囲内に特定の相手端末が存在するか否かを容易に確認することができる。
【0110】
またディジタル携帯電話システム80においては、自端末である携帯電話機83A及び相手端末である携帯電話機83Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号をやりとりするようにしたことにより、基地局2を介して課金を発生させることなく自端末及び相手端末間の距離を測定することができる。
【0111】
さらにディジタル携帯電話システム80においては、自端末である携帯電話機83A及び相手端末である携帯電話機83Bが互いに近距離無線インターフェース15を介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号のやりとりを繰り返し実行することにより、自端末及び相手端末間の距離を逐次算出することができるので、自端末と相手端末との遠近状態を確実に検出することができる。
【0112】
以上の構成によれば、ディジタル携帯電話システム80は自端末である携帯電話機83A及び相手端末である携帯電話機83Bが、位置情報及び互いに同期した時刻情報を保持していなくても、基地局2を介することなく近距離無線インターフェース15を互いに介して測定パイロット信号及びパイロット応答信号をやりとりすることにより、自端末及び相手端末間の距離及び位置関係を容易に検出することができる。
【0113】
なお上述の第4の実施の形態においては、無線通信手段として近距離無線インターフェース15を用いて携帯電話機83A及び83B間で測定パイロット信号及びパイロット応答信号をデータ通信するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、無線通信距離が100[m] 以上あるような他の種々の無線通信手段を用いるようにしても良い。
【0114】
また上述の第4の実施の形態においては、本発明の無線通信装置として携帯電話機83A及び83Bに適用するようにした場合について述べたが、本発明はこれに限らず、トランシーバー、ページャー及びPDA(Personal Digital Assistants )等の無線通信手段を搭載い得る他の種々の無線通信装置に本発明を適用するようにしても良い。
【0115】
【発明の効果】
上述のように本発明によれば、近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証したときに限り、自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した相対的な基準距離と、その後の自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した距離とを比較して自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出する一方、相手位置情報が存在せず、自位置情報と相手位置情報とに基づいて基準距離を算出できない場合には、送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した基準距離と、その後の送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出し得る携帯電話機を実現できる。
【0116】
また本発明によれば、近距離無線通信手段の無線通信範囲内に相手の携帯電話機が存在することを検証したときに限り、自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した相対的な基準距離と、その後の自位置情報と相手位置情報とに基づいて算出した距離とを比較して自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出する一方、相手位置情報が存在せず、自位置情報と相手位置情報とに基づいて基準距離を算出できない場合には、送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した基準距離と、その後の送信時の時刻情報と応答パイロット信号の受信時刻情報との差分に基づいて算出した距離とを比較することにより、自身と相手の携帯電話機との遠近状態を検出し得る距離測定方法を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態におけるディジタル携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図2】ディジタル携帯電話機の回路構成を示すブロック図である。
【図3】第1の実施の形態における距離測定手順及び位置関係検出手順を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2の実施の形態におけるディジタル携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図5】第2の実施の形態における距離測定手順及び位置関係検出手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の第3の実施の形態におけるディジタル携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図7】第3の実施の形態における距離測定手順及び位置関係検出手順を示すフローチャートである。
【図8】本発明の第4の実施の形態におけるディジタル携帯電話システムの全体構成を示す概略図である。
【図9】第4の実施の形態における距離測定手順及び位置関係検出手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1、40、60、80……ディジタル携帯電話システム、2……基地局、3A、3B、43A、43B、63A、63B、83A、83B……携帯電話機、4……GPS衛生、10……CPU、13……信号処理部、14……GPS受信部、15……近距離無線インターフェース。
Claims (2)
- GPS衛星からの衛星信号を復調することにより得たGPS受信データに基づいて現在位置を表す自位置情報を算出する自位置情報算出手段と、
基地局から送信されてくるシステムタイムを用いて測定対象である相手の携帯電話機と同期した状態の時刻情報を取得する時刻情報取得手段と、
上記相手の携帯電話機との間で上記基地局を介さずに無線データ通信するための近距離無線通信手段と、
上記近距離無線通信手段を介して上記相手の携帯電話機へ、自端末識別情報、自端末電話番号及び相手端末電話番号を端末問い合わせ信号として送信する端末問合手段と、
上記相手の携帯電話機から送信されてきた相手端末識別情報、相手端末電話番号及び上記自端末電話番号からなる問合応答信号に基づいて上記近距離無線通信手段の無線通信範囲内に上記相手の携帯電話機が存在することを検証する検証手段と、
上記近距離無線通信手段の無線通信範囲内に上記相手の携帯電話機が存在することを検証したとき、送信時の上記時刻情報及び上記自位置情報を測定パイロット信号として上記近距離無線通信手段を介して上記相手の携帯電話機へ送信する送信手段と、
上記相手の携帯電話機が上記測定パイロット信号を受信したときの受信時刻情報、及び当該相手の携帯電話機の現在位置を表す相手位置情報を応答パイロット信号として当該相手の携帯電話機から受信する受信手段と、
上記自位置情報と上記相手位置情報とに基づいて相対的な基準距離を算出し、その後の上記自位置情報と上記相手位置情報とに基づいて自身から上記相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、上記基準距離と上記距離とを比較することにより、上記自身と上記相手の携帯電話機との遠近状態を検出する遠近状態検出手段と
を具え、
上記遠近状態検出手段は、上記相手位置情報が存在しない場合、上記送信時の時刻情報と上記応答パイロット信号の上記受信時刻情報との差分に基づいて上記基準距離を算出し、その後の上記送信時の時刻情報と上記応答パイロット信号の上記受信時刻情報との差分に基づいて上記自身から上記相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、上記基準距離と上記距離とを比較することにより、上記自身と上記相手の携帯電話機との遠近状態を検出する
携帯電話機。 - GPS衛星からの衛星信号を復調することにより得たGPS受信データに基づいて現在位置を表す自位置情報を自位置情報算出手段によって算出する自位置情報算出ステップと、
基地局から送信されてくるシステムタイムを用いて測定対象である相手の携帯電話機と同期した状態の時刻情報を時刻情報取得手段によって取得する時刻情報取得ステップと、
上記相手の携帯電話機との間で上記基地局を介さずに無線データ通信するための近距離無線通信手段を介して上記相手の携帯電話機へ、自端末識別情報、自端末電話番号及び相手端末電話番号を端末問い合わせ信号として端末問合手段により送信する端末問合ステップと、
上記相手の携帯電話機から送信されてきた相手端末識別情報、相手端末電話番号及び上記自端末電話番号からなる問合応答信号に基づいて上記近距離無線通信手段の無線通信範囲内に上記相手の携帯電話機が存在することを検証手段によって検証する検証ステップと、
上記近距離無線通信手段の無線通信範囲内に上記相手の携帯電話機が存在することを検証したとき、送信時の上記時刻情報及び上記自位置情報を測定パイロット信号として上記近距離無線通信手段を介して送信手段により上記相手の携帯電話機へ送信する送信ステップと、
上記相手の携帯電話機が上記測定パイロット信号を受信したときの受信時刻情報、及び当該相手の携帯電話機の現在位置を表す相手位置情報を応答パイロット信号として当該相手の携帯電話機から受信手段によって受信する受信ステップと、
上記自位置情報と上記相手位置情報とに基づいて相対的な基準距離を算出し、その後の上記自位置情報と上記相手位置情報とに基づいて自身から上記相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、上記基準距離と上記距離とを比較することにより、上記自身と上記相手の携帯電話機との遠近状態を遠近状態検出手段によって検出する一方、上記相手位置情報が存在しない場合、上記送信時の時刻情報と上記応答パイロット信号の上記受信時刻情報との差分に基づいて上記基準距離を算出し、その後の上記送信時の時刻情報と上記応答パイロット信号の上記受信時刻情報との差分に基づいて上記自身から上記相手の携帯電話機までの距離を再度算出し、上記基準距離と上記距離とを比較することにより、上記自身と上記相手の携帯電話機との遠近状態を上記遠近状態検出手段によって検出する遠近状態検出ステップと
を有する距離測定方法。
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