JP2001358854A - 特定着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話システム - Google Patents

特定着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話システム

Info

Publication number
JP2001358854A
JP2001358854A JP2000179914A JP2000179914A JP2001358854A JP 2001358854 A JP2001358854 A JP 2001358854A JP 2000179914 A JP2000179914 A JP 2000179914A JP 2000179914 A JP2000179914 A JP 2000179914A JP 2001358854 A JP2001358854 A JP 2001358854A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
melody
call
terminal
base station
charge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000179914A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigemi Yamada
田 恵 巳 山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000179914A priority Critical patent/JP2001358854A/ja
Publication of JP2001358854A publication Critical patent/JP2001358854A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 若年層の興味や嗜好の範囲で着信メロディを
選択することができると共に料金面でも特定ユーザに対
しても宣伝受容対価の確実な還元を図る。 【解決手段】 着信メロディ発呼機能を持つ携帯電話端
末2、無線通信回線3により端末2と通話を確立可能な
基地局20、両者間の通話料金を計算する料金計算装置
30を備え、広告スポンサー41と契約した広告メロデ
ィを記憶するメモリ24、基地局から送信された広告メ
ロディを記憶する端末2側のメモリ7と、基地局と端末
間の通話要求の着信と発呼を制御する発呼着信制御部5
/22と、その制御に基づき広告メロディの演奏で発呼
する発呼部8,9と、端末毎に特定着信メロディの発呼
の回数および発呼時間を含む利用頻度を積算して送信す
る利用頻度制御手段10と、端末の利用頻度を集計し特
定端末の通話料金と積算利用頻度により割引料金を計算
し、この割引料金に基づきユーザの利用料金と広告スポ
ンサーの広告料金を請求する料金割り当て手段33,3
4と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定着信メロディ
受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話シス
テムに係り、特に携帯電話通信網の端末で用いられる着
信メロディを受入対価付きでユーザに提供して、その発
呼頻度や広告宣伝頻度等に比例してユーザの通話料金の
一部をスポンサーに支払わせるようにした特定着信メロ
ディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話
システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の情報技術(IT―Information Te
chnology―)産業や通信技術分野の飛躍的な進歩に伴
い、インターネット,イントラネット,イーサネット
(登録商標),ローカルエリアネットワーク(LAN―
Local Area Network―)等の情報網の整備が着々と行な
われている。また、PHS(Personal Handyphone Syst
em)や携帯電話システム等の移動体通信システムの急激
な普及により、特に10代半ばから20代にかけての若
年層ユーザの大幅な増加が顕著となってきている。
【0003】このような技術的な背景や世相の変化に伴
い、上記PHS通信網や携帯電話通信網等の移動体通信
システムの端末局を発呼する際に、旧来の発呼ベルによ
り発呼を通知するのではなく、短時間の著名な旋律の繰
り返しや動物の鳴き声等により発呼を通知するいわゆる
着信メロディが特に若年層のユーザの間では流行してい
る。この着信メロディは、販売当初より端末に組み込ま
れる場合もあるが、PHS網や携帯電話網の付加的なサ
ービスとして近年注目を集めているメール機能を用いて
基地局を介して有料または無料で着信メロディをダウン
ロードすることも可能となっている。
【0004】これら着信メロディの選択やダウンロード
に関しては、特開平11−103332号公報に記載の
「移動体通信端末」や、特開平11−127262号公
報に記載の「無線通信装置」や、特開平11−2522
12号公報に記載の「着信報知装置」等の先行例が多数
提案されている。図8には、従来の携帯電話システムに
おける着信メロディのダウンロードの概念が示されてい
る。ユーザ35が基地局20に対して着信メロディの送
信を要求すると、基地局20は要求されたメロディを有
料にて携帯電話機2にダウンロードする。メロディの送
信は、音声による通話によって基地局20に対して要求
しても良いし、インターネット機能を付加的に備える携
帯電話機2を介して文字情報によりメロディの送信を要
求しても良い。
【0005】一方、移動体通信網の普及に伴いこれに加
入した若年層ユーザが負担する経済的な出費もかなりの
金額に上っており、一部では社会的な問題ともなってい
る。このような通話時間の長時間化に伴う通話料金の高
騰を幾分でも低減するため、抜本的な通話料金の低減化
と共に各種の料金軽減対策が講じられている。例えば特
開平11−252645号公報に記載されているよう
に、各種の通信サービスの利用料金の低価格化を目的と
して、利用者が移動局から発呼を行なう際に相手側が応
答するまでの間に音声による広告を出力することによ
り、通信事業者が広告主より広告料収入を得て、これに
より基地局や交換局等の設備の償却や、通話または各種
サービスを提供するためのコストの低減を図り、結果と
して利用者の負担する料金を低減させる「携帯電話シス
テム」も提案されている。
【0006】また、発呼音に関する提案ではないが、平
成12年4月12日発表され、同年7月より試験的に導
入予定の「CMコール」も、携帯電話等より発信する際
に所定の番号入力に基づいて例えば10秒ほどの所定時
間のコマーシャルメッセージ(CM―Commercial Messa
ge―)を2本提供し、ユーザがこのCMを全て聞き終え
ることにより例えば2分間のような所定時間通話が無料
となる通話サービスであり、CMを受入れる代償として
通話料金の低減を図るシステムとして提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た種々の従来技術は何れも以下のような問題点を有して
いた。まず、着信メロディを取り込んで選択することは
無料の場合もあるとはいえ有料の場合も多く、自分の好
みの着信メロディを利用するためにさらに料金が嵩んで
しまう虞れもある。これに対して、例えば宣伝や広告等
を含む特定の着信メロディの中には、ユーザが着信メロ
ディを受入れたことに対する対価として提供者が一定の
広告料金を支払っても良い場合もあり、着信メロディに
関する需要と供給とのバランスが考慮されていないとい
う問題があった。
【0008】また、発呼音の代わりに広告メッセージを
提供するという特開平11−252645号公報に記載
の「携帯電話システム」によれば、発呼音の代わりに広
告メッセージそのものを用いるため着信メロディに類す
るような音楽的あるいは旋律的な発呼音を楽しむことは
できず若年層に不満を与えるばかりでなく、広告主から
徴収した広告料金をどのようにしてユーザに還元するか
についての具体的な課金体系・料金還元体系の記載がな
されておらず、さらにユーザから見れば発呼の際に聞こ
えてくる広告メッセージは選択することも避けることも
できず、聴取することを忌避すれば料金面での優遇も受
けられないという問題があった。
【0009】さらに、試験的な導入が検討されている
「CMコール」は上記携帯電話システムと同様に所定時
間のCMメッセージの甘受の対価として所定時間の通話
料金を無料にする点で特開平11−252645号公報
記載の従来技術よりはユーザの理解が得られるとはい
え、1ヶ月で10通話までで最大40分の通話に制限さ
れているばかりでなく、通信システムのインフラ(infr
astructure―構造基盤―)を変更する必要があるため携
帯電話通信網を掌握する通信システム事業者でなくては
実施することができないという問題点があった。
【0010】本発明は、特に若年層の興味の対象となり
得るような宣伝広告専用メロディを着信メロディとして
提供することによりユーザの嗜好の範囲で選択可能にす
ると共に、料金面でも宣伝広告メロディを周囲に拡散す
る頻度、時刻および時間等を考慮した上で特定の端末に
対して広告受容の対価として利用料金から相殺すること
により、個々の利用者に対する確実な対価の還元を図る
ことができる特定着信メロディ受容対価支払方法および
その機能を有する携帯電話システムを提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の第1の構成に係る特定着信メロディ受容対
価支払方法は、ユーザが携行可能であって少なくとも着
信メロディ発呼機能を備える携帯電話端末と、無線通信
回線を介して前記端末との間で通話を確立可能な基地局
と、前記基地局と端末の間の通話料金を計算する料金計
算装置と、を少なくとも備える携帯電話システムにおけ
るメロディ受容対価支払方法であって、特定着信メロデ
ィを前記基地局のメモリに予め格納しておくステップ
と、前記端末からのメロディ供給要求に基づいて前記メ
モリから前記特定着信メロディを供給するステップと、
前記基地局から供給された前記特定着信メロディを前記
端末側で記憶するステップと、前記基地局から前記端末
への通話を要求するための発呼があったときに前記ユー
ザの選択により設定された前記特定着信メロディを演奏
させて発呼を行なうステップと、前記端末毎に前記特定
着信メロディの発呼の回数および発呼時間を含む利用頻
度を積算すると共に前記基地局からの要求毎または予め
設定された所定期間毎に前記利用頻度を前記基地局側に
送信するステップと、前記端末から送信されてきた前記
利用頻度を集計するステップと、特定の端末における通
話料金と積算された前記特定着信メロディの利用頻度と
に基づいて割引料金を計算し、この割引料金に基づいて
ユーザの利用料金と広告スポンサーへの広告料金とを請
求するステップと、を備えることを特徴としている。
【0012】また、上記第1の構成に係る特定着信メロ
ディ受容対価支払方法において、前記利用頻度を積算す
るステップにおいて計算される前記利用頻度は、前記特
定着信メロディの演奏時間と前記端末が発呼された時間
帯との相関に基づいて予め設定されたポイントテーブル
により計算されるようにしても良い。
【0013】また、本発明の第2の構成に係る特定着信
メロディ受容対価支払機能を有する携帯電話システム
は、ユーザが携行可能であって少なくとも着信メロディ
発呼機能を備える携帯電話端末と、無線通信回線を介し
て前記端末との間で通話を確立可能な基地局と、前記基
地局と端末の間の通話料金を計算する料金計算装置と、
を少なくとも備えるものにおいて、前記基地局に設けら
れ広告スポンサーと契約した特定着信メロディを予め格
納するメモリと、前記ユーザの好みに従い前記基地局よ
り所望の前記特定着信メロディを要求すると共にこの要
求に応じて送信されてきた着信メロディを記憶する前記
端末に設けられたメモリと、前記基地局から前記端末に
通話要求がされたときにこの通話要求の着信と発呼とを
制御する発呼着信制御部と、前記発呼着信制御部の制御
に基づいて前記ユーザの選択により設定された前記特定
着信メロディを演奏させて発呼を行なう発呼部と、前記
端末毎に前記特定着信メロディの発呼の回数および発呼
時間を含む利用頻度を積算すると共に前記基地局からの
要求毎または予め設定された所定期間毎に前記利用頻度
を前記基地局側に送信する利用頻度制御手段と、前記端
末から送信されてきた前記利用頻度を集計すると共に、
特定の端末における通話料金と積算された前記特定着信
メロディの利用頻度とに基づいて割引料金を計算し、こ
の割引料金に基づいてユーザの利用料金と広告スポンサ
ーへの広告料金とを請求する料金割り当て手段と、を備
えることを特徴としている。
【0014】また、上記第2の構成に係る特定着信メロ
ディ受容対価支払機能を有する携帯電話システムにおい
て、前記利用頻度制御手段は、前記発呼着信制御部によ
り制御される着信回数をタイマにより計時された時間帯
毎にカウントするカウンタ制御部と、このカウンタ制御
部によりカウントされた時間帯毎の着信回数と前記着信
メロディの演奏時間とをポイントテーブルに当てはめて
ポイントをカウントして記憶するポイントカウントメモ
リと、ポイントカウントメモリに記憶されているポイン
トを所定時刻毎または前記基地局からの要求信号に応答
して送信するポイント送信制御部と、を備えるようにし
ても良い。
【0015】また、このような構成を有する特定着信メ
ロディ受容対価支払機能を有する携帯電話システムにお
いて、前記料金割り当て手段は、前記基地局に設けられ
て前記端末からの発呼に基づく通常の通話料金を制御す
る通常料金制御部と、前記基地局に設けられて各端末毎
のポイントを受信・収集して記憶するポイント処理手段
と、前記料金計算装置に設けられて前記通常料金制御部
からのデータに基づいて通常料金を計算する通常料金計
算部と、前記ポイント処理手段より送信された前記端末
のポイントに基づき割引料金を計算する割引料金計算部
と、前記通常料金計算部により計算された通常料金と前
記割引料金計算部により計算された割引料金とに基づい
て前記ユーザが負担すべき利用料金を算出して前記ユー
ザに請求する利用料金請求部と、前記ポイント処理手段
により集計された前記端末毎のポイントに基づいて広告
料金を算出して前記広告スポンサーに請求する広告料金
請求部と、を備えるようにしても良い。
【0016】以上のような第1および第2の構成に係る
特定着信メロディ受容対価支払方法および特定着信メロ
ディ受容対価支払機能を有する携帯電話システムによれ
ば、特定のユーザが自分の好みに応じて選択した着信メ
ロディを自己の携帯移動端末が発呼されたときに演奏さ
せることにより、その携帯移動端末の利用料金が割り引
かれることになり、携帯電話の利用が頻繁であると共に
多額の利用料金を支払っている利用者とりわけ若年層の
ユーザにとって経済的なメリットを与えることができる
ばかりでなく、広告メロディを提供する広告主も宣伝効
果を明確に予測することができないメディアを利用する
よりも確実に宣伝効果を上げることができるようにな
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る特定着信メロ
ディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話
システムの好適な実施形態について、添付図面を参照し
ながら詳細に説明する。
【0018】図1は本発明の一実施形態に係る特定着信
メロディ受容対価支払い機能を有する携帯電話システム
の基本構成を示すブロック図である。同図において、一
実施形態に係る携帯電話システム1は、ユーザ35が携
行可能であって少なくとも着信メロディ発呼機能を備え
る携帯電話機2と、無線通信回線3を介して携帯電話機
2との間で通話を確立可能な基地局20と、この基地局
20と電話機2との間の通話料金を計算する料金計算装
置30と、を少なくとも備えている。
【0019】携帯電話機2は、通信回線3を介して基地
局20より送信されてきた高周波信号を復調すると共に
基地局20に対して送信する音声信号を高周波信号に変
調する変調復調部4と、基地局20からの信号を受信し
たときに発呼を制御すると共に高周波信号の着信を制御
する発呼着信制御部5と、基地局20より送られてきた
特定着信メロディの更新を制御するメロディ更新制御部
6と、所定数の着信メロディを記憶すると共に前記メロ
ディ更新制御部6の制御に基づいて着信メロディを記憶
するメロディメモリ7と、基地局20からの発呼着信に
基づいて発呼着信制御部5の制御によりメロディメモリ
7より読み出したメロディを再生するメロディ再生部8
と、再生されたメロディを拡声して周囲に広告メッセー
ジを伝達するスピーカ9と、を備えている。
【0020】携帯電話機2は、所定数の着信メロディを
メモリ7に記憶し、ユーザ35の好みにより新たなもの
に更新可能な上記の構成に加えて、宣伝広告を含む着信
メロディがその特定端末においてどの程度利用されてい
るかを料金計算装置30や広告スポンサー41に把握さ
せるための利用頻度制御手段10を備えている。この利
用頻度制御手段10は、携帯電話機2毎に特定着信メロ
ディの発呼の回数および発呼時間を含む利用頻度を積算
すると共に前記基地局からの要求毎にまたは予め設定さ
れた所定期間毎にこの利用頻度を前記基地局20側に送
信するものである。
【0021】この利用頻度制御手段10は、図1に示す
ように、通信回線3を介して基地局20より発呼着信が
入力して着信メロディをならしている時間の長さと着信
された時間帯とを計時するタイマ11と、発呼着信制御
部5が制御する基地局20からの発呼着信回数をカウン
トすると共にタイマ11により計時された時間帯および
演奏時間を所定のポイントテーブルを用いて所定のポイ
ントに変換して出力するカウンタ制御部12と、カウン
タ制御部12により変換されて供給されたポイントをカ
ウントして記憶するポイントカウントメモリ13と、こ
のポイントカウントメモリ13に記憶されているポイン
トを所定時刻毎または前記基地局20からの要求信号に
応答して送信するポイント送信制御部14と、を備えて
いる。
【0022】基地局20は、通信回線3を介して携帯電
話機2より送信されてきた高周波信号を復調すると共に
携帯電話機2に対して送信する音声信号を高周波信号に
変調する変調復調部21と、他の携帯電話機または一般
加入電話機からの信号を受信したときに発呼を制御する
と共に他の電話機からの高周波信号の着信を制御する発
呼着信制御部22と、通話時間帯および通話時間数を計
数して通常の通話料金の課金を制御する通常料金制御部
23と、広告スポンサー41との契約に基づき広告宣伝
用の着信メロディを記憶するメロディメモリ24と、発
呼着信制御部22を介して携帯電話機2に対して現在メ
モリ7に記憶して使用している着信メロディの更新を要
求するメロディ更新要求部25と、を備えている。
【0023】前記基地局20はまた、携帯電話機2の利
用頻度制御手段10から供給される利用頻度情報として
のポイントを受信して収集するポイント受信収集部26
と、ポイント受信収集部26により受信・収集されたポ
イントを集計して記憶するポイント集計メモリ27と、
を備えている。このポイント受信収集部26とポイント
集計メモリ27とにより、各端末毎のポイントを受信・
収集して記憶しておくポイント処理手段28が構成され
ている。
【0024】料金計算装置30は、基地局20の通常料
金制御部23により制御された課金情報に基づいて通常
の通話料金を計算する通常料金計算部31と、ポイント
集計メモリ27より出力されたポイントに基づいて割引
料金を計算する割引き料金計算部32と、通常料金計算
部31と割引料金計算部32とのそれぞれの計算料金に
基づいてユーザ35のその携帯電話機2における利用料
金を算出してユーザ35に対して請求する利用料金請求
部33と、ポイント集計メモリ27より出力されたポイ
ント情報に基づいて前記割引料金計算部32が計算した
割引料金に事務手数料等の付加料金を加算して広告料金
を算出して広告スポンサー41に請求する広告料金請求
部34と、を備えている。
【0025】前記基地局20に設けられた通常料金制御
部23とポイント処理手段28と、前記料金計算装置3
0を構成する通常料金計算部31,割引料金計算部3
2,利用料金請求部33,広告料金請求部34とによ
り、料金割り当て手段が構成されている。前記ポイント
処理手段28はインフラにおけるハードウェア構成に対
して大きな変更を加えることなく実現することができ、
料金計算装置30は上述したセンターに設けるようにし
て通常料金の計算にポイントによる割引処理を行なうだ
けで実現することができるので、ここでもインフラに対
するハードウェア構成の変更を行なう必要はない。
【0026】上記構成を備えた特定着信メロディ受容対
価支払機能を有する携帯電話システムの動作としての対
価支払い方法について説明する。まず、複数の広告スポ
ンサー41より広告宣伝を依頼された宣伝目的を有する
特定の着信メロディを前記基地局20のメロディメモリ
24に予め格納しておく。携帯移動端末としての前記携
帯電話機2が本発明に係る構成を備えており、なおかつ
ユーザ35が特定着信メロディ需要対価支払い契約に加
入した場合にユーザ35のメロディ供給要求があるもの
として本携帯電話システムが適用される。この契約に基
づいて前記メモリ24から前記特定着信メロディが供給
される。
【0027】着信メロディ受容対価を受け入れる契約に
よりユーザ35側から宣伝広告メロディの供給の要求が
あると、前記基地局20においてはメロディ更新要求部
25が所定の更新期間毎に、ユーザ35側へ供給される
所定の宣伝広告メロディを更新する。広告スポンサー4
1と携帯電話システム1との間での広告宣伝メロディを
提供するための契約と広告宣伝メロディの更新に関して
は、図2に示すようになっている。
【0028】図2において、センター40は広告宣伝メ
ロディの広告スポンサー41からの受付とユーザ35に
対する特定着信メロディの配信とを担当している。複数
の広告主A41aないし広告主E41eは、それぞれ自
社の発売商品名を含む広告宣伝メロディ(コマーシャル
ソング)を用意し、広告の目標とするターゲットユーザ
や特に流して欲しい時間帯等の種々の条件を指定してセ
ンター40に広告宣伝メロディの流布を依頼する。例え
ば、広告主B41bから高校生を中心にして昼間の時間
帯に菓子類のコマーシャルソングを流して欲しいとか、
広告主D41dから30歳代のサラリーマンに対して昼
間の時間帯に自動車の新車のコマーシャルソングを流し
て欲しいというように、ある程度のターゲットを指定し
て依頼することによって、より効率的に宣伝効果を上げ
ることができる。
【0029】センター40は、広告スポンサー41から
の要望を考慮して、第1のユーザー351ないし第6の
ユーザー356のプロフィールに基づいてそれぞれの広
告主41aないし41eから依頼されたメロディAない
しEの中から任意の3つを組み合わせたセットを配信す
る。なお、1度に配信するメロディ数はユーザ35に選
択の余地を与えるために1つでは好ましくないが、3〜
7程度のメロディを1つのセットとしこれを幾種類かの
セット作成して提供することが望ましい。余りにメロデ
ィ数が多くなると、所定の更新期間内にユーザ35が選
択しきれなくなる場合もあるので、この程度のメロディ
数が好ましい。
【0030】なお、この発明に係る携帯電話システムが
普及すると、例えば図2に示すメロディAのように多数
のユーザに配信されるため多数のユーザが限られたエリ
アで同じメロディの着信メロディを利用する事態も発生
し、自分の携帯電話機の着信と他人の携帯電話機の着信
とをメロディにより識別することができなくなる場合も
発生する。このような自他の識別困難性による混乱を避
けるための方策として同じ着信メロディであっても各移
動端末毎にメロディーのキー(音程)や、テンポ(速
さ)またはアレンジ等を変更して同一曲であっても各端
末毎に差異を持たせるように構成しても良い。
【0031】再び図1の動作説明に戻って、以上のよう
にしてセンター40により管理される配信用の着信メロ
ディのセットは、予め基地局20のメロディメモリ24
に記憶され、ユーザ35の年齢・性別・職業・嗜好等の
個別のプロフィールに応じて予め分類されている。携帯
・加入電話を問わず他の端末からその任意の携帯電話機
2への発呼があった場合に、前記基地局20から前記端
末2への通話の前後を利用してユーザには課金されない
メロディ更新時間を設けて、この時間内にメロディの更
新を行なう。例えば、1週間または1ヶ月に1度の割合
で特定広告の着信メロディのセットを順次更新して配信
し、ユーザはメロディセットの中から好みの特定広告着
信メロディを選択する。
【0032】具体的な更新動作について説明すると、基
地局20側からはメロディ更新要求部25が新たに記憶
されたメロディのセットをメロディメモリ24より読み
出して発呼着信制御部22および変調復調部21に出力
し、変調復調部21により高周波信号に変調して無線通
信回線3を介して送信する。携帯電話機2側の変調復調
部4は基地局20からの高周波信号を復調して発呼着信
制御部5を介してメロディ更新制御部6に送り、メロデ
ィ更新制御部6は携帯電話機2側のメロディメモリ7に
記憶されている古いセットの着信メロディを消去して新
しく送られてきた着信メロディセットに更新する。な
お、余り頻繁に着信メロディのセットが更新されてしま
うと、ユーザ35が混乱するのでセットの更新を少なく
とも1週間以上の時間をおいて行なうように構成してお
いた方が良い。
【0033】ここで、他の端末からこの特定の携帯電話
機2に発呼が掛かると、携帯電話機2の変調復調部4に
より発呼信号が受信されて発呼着信制御部5からメロデ
ィ再生部8に信号が入力されてメロディメモリ7から記
憶されている着信メモリが読み出されて演奏される。こ
のとき、着信メモリセットの中からユーザ35が好みに
応じて選択した着信メロディが演奏されることになる。
ユーザ35が気分の変化や使用環境の変化に応じて着信
メロディを変更したい場合には、その時点でメロディメ
モリ7に記憶されている着信メロディのセットの中から
現在選択されているメロディに代えて別のメロディを選
択することも可能である。
【0034】次に、広告着信メロディを用いて発呼する
ユーザ35に対する課金システムについて図1に加えて
図3および図4を参照しながら説明する。広告着信メロ
ディを利用するユーザ35に対する受入対価支払いシス
テムを組み込んだ課金システムの構成としては、図1に
示す携帯電話機2側の利用頻度制御手段10と、基地局
20側のポイント受信収集部26およびポイント集計メ
モリ27と、料金計算装置30の3主要構成要素があ
る。以下、詳細に説明する。
【0035】まず、携帯電話機2側では、カウンタ制御
部12がタイマ11の計時に基づいて広告メロディの着
信した時間帯とメロディ演奏時間を計測する。カウンタ
制御部12は、タイマ11により計時した時間帯と演奏
時間とを、例えば図3の表に示されるポイントテーブル
に当てはめることにより、ポイントに換算してカウント
している。
【0036】図3において、ポイントテーブルは発呼着
信時間帯と発呼時間すなわち広告着信メロディの演奏時
間との組み合わせにより所定のポイントがカウントされ
るように構成されている。例えば、周囲に比較的着信メ
ロディを聞く群衆がいる可能性のある朝の8時から深夜
の23時までの時間帯のときに15秒以上の時間で広告
メロディ等が流された場合には最も点数の高い3ポイン
トがカウントされ、同じ時間帯で演奏時間が5〜15秒
の場合には2ポイントがカウントされ、5秒未満ならば
1ポイントがカウントされる。また、着信発呼される時
間帯が23時から翌朝の8時までの場合、5秒未満およ
び5〜15秒までの発呼時間では1ポイントがカウント
され、15秒以上の場合のみ2ポイントがカウントされ
るようにポイントテーブルが構成されている。
【0037】図3のポイントテーブルに基づいてカウン
トされたポイントを割引料金としてどのように反映させ
るかについては、例えば図4のグラフに示す相関関係の
ようにして算出される。例えば100ポイントまでは1
ポイント10円で換算して割引を行ない100ポイント
を超えたあとは1ポイント7円50銭で換算して割引を
行なうようにしている。これは、100ポイントくらい
までが最もユーザの利用効率を高め、宣伝効果を上げる
ことができるからである。また、通話を開始しない場合
にはポイントは加算されず、さらに、1月当たりの割引
上限を2000円前後すなわち260〜270ポイント
に設定している。これは通常の通話料金の構成を分析
し、基本料金に通話料金を合算した金額よりも割引金額
が高くなってしまうのを避けるためである。本発明の携
帯電話システムにおいては、あくまでも宣伝広告着信メ
ロディの利用による通話料金の軽減を図ることを目的と
しており、それ以上の効果、例えば通話料金の無料化や
それ以上の利用利益までをも提供することまでは考えて
いないからである。
【0038】携帯電話機2でカウントされたポイント
は、上述した着信メロディの更新の場合と同様にユーザ
35に課金されない通話時間を利用して基地局20側に
送信される。基地局20では、前記端末から送信されて
きた利用頻度としてのポイントを、ポイント受信収集部
26により受信収集し、ポイント集計メモリ27に所定
期間例えば1週間または1ヶ月毎に集計する。集計され
たポイントは課金単位期間毎に料金計算装置30におい
て課金集計される。この基地局20と料金計算装置30
間の課金データのやり取りは、インターネットやシステ
ム化されたオンラインシステム等により行なわれる。
【0039】基地局20には、各端末毎の単位利用期間
毎の利用料金を集計する通常料金制御部23が設けられ
ているので、この通常料金制御部23からの通常の通話
料金の集計データが料金計算装置30の通常料金計算部
31に送られて1ヶ月の課金料金が算定される。ポイン
ト集計メモリ27から送られたポイント集計データは料
金計算装置30の割引料金計算部32に供給され、上述
した図4のグラフで説明されたような線形特性により割
り引き料金が算出される。このようにして計算された特
定の端末における通話料金と、積算された前記特定着信
メロディの利用頻度に基づく割引料金に基づいて、利用
料金請求部33がユーザ35の利用料金を請求する。
【0040】一方、ポイント集計メモリ27から送られ
てきたポイント集計データは広告料金請求部34にも供
給され、この広告料金請求部34ではユーザ35に支払
う広告着信メロディ受け入れ対価に相当する基本広告料
に諸経費を加算して算出した広告料金を広告スポンサー
41に請求する。図1においては、広告スポンサー41
は1つに纏めて表示されているが、実際には図2に示す
ように複数の広告主AないしE41a〜41eが存在し
ているので、各広告主毎の広告料金が別個に計算され
て、それぞれの広告主毎に広告料金が請求される。
【0041】すなわち、図示説明は控えるが図2に示す
センター40内に上述した料金計算装置が組み込まれて
いるものと考えれば、各ユーザ351ないし356の利
用ポイントを集計して各広告主41a〜41eにそれぞ
れ請求することになる。したがって、センター40内
に、前記端末から送信されてきた前記利用頻度を集計す
ると共に、特定の端末における通話料金と積算された前
記特定着信メロディの利用頻度とに基づいて割引料金を
計算し、この割引料金に基づいてユーザの利用料金と広
告スポンサーへの広告料金とを請求する料金割り当て手
段が設けられていることになる。
【0042】以上、図1ないし図4を用いて説明し一実
施形態により本発明に係る着信メロディ受入対価支払い
機能を有する携帯電話システムの具体的な構成例は容易
に理解できるが、図5ないし図7を用いてこの発明に係
る携帯電話システムのシステム構成例の幾つかを説明す
る。
【0043】図5に示されたシステム構成例は、着信メ
ロディを自動更新する場合の更新内容をユーザに詳細に
説明する例である。図8を用いて説明したように、従来
の携帯電話システムにおいては、ユーザ35がメロディ
の送信を基地局20に要求し基地局20が携帯電話機2
に対して有料にてメロディをダウンロードしていたが本
発明においては携帯電話機2よりセンター40に対して
特別な電話番号を用いて広告着信メロディの送信を要求
し、センター40は上述した一実施形態のような構成お
よび動作により無料で広告着信メロディをダウンロード
する。センター40はそれと同時にユーザ35に対して
インターネット等の手段により配信した広告メロディの
内容説明のメールを送信する。
【0044】このようにすることにより、コマーシャル
ソングのような広告内容が直ちにユーザに認識される着
信メロディではなく、例えば新人歌手の新曲やイメージ
ソングを広告宣伝するための着信メロディのような場合
により効果的に着信メロディの周知徹底を企図すること
ができ、宣伝効果の充実を図ることができる。
【0045】図6に示すシステム構成例は、ユーザの手
動により着信メロディの更新と、着信メロディの演奏さ
れた回数を送信して貰う例を示している。従来の方式に
よれば図8に示したようにユーザ35からのメロディ送
信要求に対して基地局20から有料でメロディをダウン
ロードするのみであった。また、上述した実施形態に係
る携帯電話システムによれば、着信メロディの利用頻度
の計数や報告は基地局と携帯電話機との間の自動交信に
より行なっていたが、本構成例に係る携帯電話システム
によれば、メロディの更新についても手動により行な
い、着信メロディの利用頻度の報告も手動により行なう
ようにしている。
【0046】図6の最上段のユーザ35は、センター4
0からメロディ更新のための最適なタイミングをメール
にて送信して貰うようにしている。また、次段のユーザ
35は特別な電話番号により着信メロディが演奏された
回数をセンター40に直接送信するようにしている。そ
の下の段の携帯電話機2にはセンター40から上段の送
信をトリガにして広告着信メロディを無料にてダウンロ
ードするように構成している。さらに、最下段のユーザ
35はメロディ説明のメールを送信して貰うように構成
されている。
【0047】このような手動による長所は、ユーザ35
が着信メロディが変更になるタイミングを確実に知るこ
とができる点である。着信メロディの変更のタイミング
を知ることにより変更に伴う混乱をユーザ35が避ける
ことが可能となる。また、携帯電話機2を所有するユー
ザ35のプロフィールに基づいて、広告着信メロディを
1曲または複数曲配信することも可能である。配信の際
には有効期限を決めて配信することもできる。その有効
期限を経過した後には発呼があってその着信メロディが
演奏されたとしてもカウントされない。したがって、ユ
ーザは無料にて広告宣伝を行なうのみで広告メロディを
周囲に鳴らしたことによる対価を受けることができな
い。これは、手動による場合には最適な更新タイミング
により更新して貰うためであり、更新タイミングを過ぎ
ても更新しないユーザに対しては再度お知らせメール等
を送信するが、期間経過後には対価が支払われることは
なく、広告メロディを周囲に鳴らしたとしても何らのメ
リットもなくなる。
【0048】最後に、上記実施形態とは異なる方式によ
り利用頻度を自動計数する場合について、図7を用いて
説明する。図7は、メロディの配信に対して携帯電話機
のユーザに課金しない方式を説明するフローチャートで
ある。携帯電話機の待ち受け状態において、ステップS
T1のように電話が掛かってくると、ステップST2の
判断ステップにおいて広告着信メロディが鳴ったか否か
が判断される。広告着信メロディが鳴った場合には、ス
テップST3において、携帯電話機内に内蔵されている
カウンタが更新されるが、広告メロディが鳴らなかった
場合には、ステップST4のように、カウントされな
い。ステップST5において、ユーザは通常通りの会話
を終了した後、電話の回線を切断する。
【0049】次に、ステップST6において、カウンタ
の値をセンターへ送るタイミングか否かが判断され、送
るタイミングであるものと判断された場合には、ステッ
プST7において、センターへメッセージまたはその他
の方法によりカウンタの値を送信し、待ち受け状態へと
戻る。ステップST6でカウンタ値をセンターへ送るタ
イミングではないものと判断された場合には、何のアク
ションも起こさずに待ち受け状態となる。以上のように
して、広告着信メロディの配信については課金しないよ
うなシステム構成例を組むことができる。
【0050】以上のように、本発明の実施形態に係る宣
伝着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有す
る携帯電話システムによれば、特に若年層の興味の対象
となり得るような宣伝広告専用メロディを着信メロディ
として提供することにより、ユーザの嗜好の範囲で着信
メロディを選択することができる。また、料金面でも宣
伝広告メロディを周囲に拡散する頻度、時刻および時間
等を考慮した上で特定の端末に対して広告受容の対価と
して利用料金から相殺することにより、その端末で宣伝
メロディを周囲に流したユーザに対して広告受入の対価
の確実な還元を図ることができる。
【0051】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
係る宣伝着信メロディ受容対価支払方法およびその機能
を有する携帯電話システムによれば、ユーザが宣伝や広
告を含む特定の着信メロディを受け入れたことに対する
対価として通常の利用料金が割り引かれることになり、
着信メロディに対する受容と供給のバランスが好適に保
たれるという効果がある。
【0052】また、利用料金を割引するための宣伝広告
の受け入れが着信メロディにより行なわれるので、ユー
ザ自身がCMソング等を受話器部分から聞くのではな
く、発呼音として周囲に拡散させるだけで良いので、着
信メロディの拡散を忌避する必要もなくなり、かつ、着
信メロディもユーザ自身の好みに応じて選択できるの
で、広告受容対価の確実な還流を図ることができる。
【0053】さらに、本発明に係る広告受容対価支払い
機能を有する携帯電話システムにおいては、広告メロデ
ィが周囲に確実に流布されたか否かを検知するための利
用頻度制御手段を携帯電話システムの端末に設け、基地
局には各端末から送られてくる利用頻度井関する情報を
センター等の料金計算装置に転送する機能のみ搭載させ
るだけで、携帯電話システムにおけるインフラ(基盤構
造)の大幅な変更を行なうことなく発明を適用すること
ができるので、システム取り入れの容易性や普及の拡大
性等についてもかなりの期待を掛けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る着信メロディ受入対
価支払い機能を有する携帯電話システムの構成を示すブ
ロック図である。
【図2】図1における広告主とユーザとの間の着信メロ
ディ受入れ有料化の構造を説明するブロック図である。
【図3】実施形態における時間帯と演奏時間との相関を
ポイント化するためのテーブルを示す表である。
【図4】広告メロディ受入の対価を換算する対ポイント
レートを示すグラフである。
【図5】本発明に係る携帯電話システム構成の一例を示
すブロック図である。
【図6】本発明に係る携帯電話システム構成の他の一例
を示すブロック図である。
【図7】着信メロディの演奏回数の自動計数の動作を示
すフローチャートである。
【図8】従来の着信メロディ携帯電話システムを示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
2 携帯電話機 3 無線通信回線 6 メロディ更新制御部 7 メロディメモリ 8 メロディ再生部 10 利用頻度制御手段 11 タイマー 12 カウンタ制御部 13 ポイントカウントメモリ 14 ポイント送信制御 20 基地局 23 通常料金制御部 24 メロディメモリ 25 メロディ更新要求部 26 ポイント受信収集部 27 ポイント集計メモリ 28 ポイント処理手段 30 料金計算装置 31 通常料金計算部 32 割引料金計算部 33 利用料金請求部 34 広告料金請求部 35 ユーザ 40 センター 41 広告スポンサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 田 恵 巳 東京都港区南麻布3−5−27 マンション グレース305号 Fターム(参考) 5K025 BB10 DD06 GG10 5K027 AA11 CC08 FF25 5K067 AA29 BB04 DD27 DD51 EE02 EE10 EE16 FF13 FF25 FF31 GG11 HH21 HH23

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ユーザが携行可能であって少なくとも着信
    メロディ発呼機能を備える携帯電話端末と、無線通信回
    線を介して前記端末との間で通話を確立可能な基地局
    と、前記基地局と端末の間の通話料金を計算する料金計
    算装置と、を少なくとも備える携帯電話システムにおけ
    る特定着信メロディ受容対価支払方法であって、 特定着信メロディを前記基地局のメモリに予め格納して
    おくステップと、 前記端末からのメロディ供給要求に基づいて前記メモリ
    から前記特定着信メロディを供給するステップと、 前記基地局から供給された前記特定着信メロディを前記
    端末側で記憶するステップと、 前記基地局から前記端末への通話を要求するための発呼
    があったときに前記ユーザの選択により設定された前記
    特定着信メロディを演奏させて発呼を行なうステップ
    と、 前記端末毎に前記特定着信メロディの発呼の回数および
    発呼時間を含む利用頻度を積算すると共に前記基地局か
    らの要求毎または予め設定された所定期間毎に前記利用
    頻度を前記基地局側に送信するステップと、 前記端末から送信されてきた前記利用頻度を集計するス
    テップと、 特定の端末における通話料金と積算された前記特定着信
    メロディの利用頻度とに基づいて割引料金を計算し、こ
    の割引料金に基づいてユーザの利用料金と広告スポンサ
    ーへの広告料金とを請求するステップと、 を備えることを特徴とする特定着信メロディ受容対価支
    払方法。
  2. 【請求項2】前記利用頻度を積算するステップにおいて
    計算される前記利用頻度は、前記特定着信メロディの演
    奏時間と前記端末が発呼された時間帯との相関に基づい
    て予め設定されたポイントテーブルにより計算されるこ
    とを特徴とする請求項1に記載の特定着信メロディ受容
    対価支払方法。
  3. 【請求項3】ユーザが携行可能であって少なくとも着信
    メロディ発呼機能を備える携帯電話端末と、無線通信回
    線を介して前記端末との間で通話を確立可能な基地局
    と、前記基地局と端末の間の通話料金を計算する料金計
    算装置と、を少なくとも備える特定着信メロディ受容対
    価支払機能を有する携帯電話システムにおいて、 前記基地局に設けられ広告スポンサーと契約した特定着
    信メロディを予め格納するメモリと、 前記ユーザの好みに従い前記基地局より所望の前記特定
    着信メロディを要求すると共にこの要求に応じて送信さ
    れてきた着信メロディを記憶する前記端末に設けられた
    メモリと、 前記基地局から前記端末に通話要求がされたときにこの
    通話要求の着信と発呼とを制御する発呼着信制御部と、 前記発呼着信制御部の制御に基づいて前記ユーザの選択
    により設定された前記特定着信メロディを演奏させて発
    呼を行なう発呼部と、 前記端末毎に前記特定着信メロディの発呼の回数および
    発呼時間を含む利用頻度を積算すると共に前記基地局か
    らの要求毎または予め設定された所定期間毎に前記利用
    頻度を前記基地局側に送信する利用頻度制御手段と、 前記端末から送信されてきた前記利用頻度を集計すると
    共に、特定の端末における通話料金と積算された前記特
    定着信メロディの利用頻度とに基づいて割引料金を計算
    し、この割引料金に基づいてユーザの利用料金と広告ス
    ポンサーへの広告料金とを請求する料金割り当て手段
    と、 を備えることを特徴とする特定着信メロディ受容対価支
    払機能を有する携帯電話システム。
  4. 【請求項4】前記利用頻度制御手段は、前記発呼着信制
    御部により制御される着信回数をタイマにより計時され
    た時間帯毎にカウントするカウンタ制御部と、このカウ
    ンタ制御部によりカウントされた時間帯毎の着信回数と
    前記着信メロディの演奏時間とをポイントテーブルに当
    てはめてポイントをカウントして記憶するポイントカウ
    ントメモリと、ポイントカウントメモリに記憶されてい
    るポイントを所定時刻毎または前記基地局からの要求信
    号に応答して送信するポイント送信制御部と、を備える
    ことを特徴とする請求項3に記載の特定着信メロディ受
    容対価支払機能を有する携帯電話システム。
  5. 【請求項5】前記料金割り当て手段は、前記基地局に設
    けられて前記端末からの発呼に基づく通常の通話料金を
    制御する通常料金制御部と、前記基地局に設けられて各
    端末毎のポイントを受信・収集して記憶するポイント処
    理手段と、前記料金計算装置に設けられて前記通常料金
    制御部からのデータに基づいて通常料金を計算する通常
    料金計算部と、前記ポイント処理手段より送信された前
    記端末のポイントに基づき割引料金を計算する割引料金
    計算部と、前記通常料金計算部により計算された通常料
    金と前記割引料金計算部により計算された割引料金とに
    基づいて前記ユーザが負担すべき利用料金を算出して前
    記ユーザに請求する利用料金請求部と、前記ポイント処
    理手段により集計された前記端末毎のポイントに基づい
    て広告料金を算出して前記広告スポンサーに請求する広
    告料金請求部と、を備えることを特徴とする請求項4に
    記載の特定着信メロディ受容対価支払機能を有する携帯
    電話システム。
JP2000179914A 2000-06-15 2000-06-15 特定着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話システム Pending JP2001358854A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000179914A JP2001358854A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 特定着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000179914A JP2001358854A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 特定着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001358854A true JP2001358854A (ja) 2001-12-26

Family

ID=18681097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000179914A Pending JP2001358854A (ja) 2000-06-15 2000-06-15 特定着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001358854A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299433A (ja) * 2007-08-21 2007-11-15 Kyocera Corp 携帯端末
JP2012209864A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Aiphone Co Ltd インターホンシステム
JP2014013580A (ja) * 2008-02-01 2014-01-23 Qualcomm Incorporated 無線デバイス資産を競売にかけるため、および無線デバイスに資産割当てオプションを提供するためのシステムおよび方法

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007299433A (ja) * 2007-08-21 2007-11-15 Kyocera Corp 携帯端末
JP2014013580A (ja) * 2008-02-01 2014-01-23 Qualcomm Incorporated 無線デバイス資産を競売にかけるため、および無線デバイスに資産割当てオプションを提供するためのシステムおよび方法
JP2016136403A (ja) * 2008-02-01 2016-07-28 クゥアルコム・インコーポレイテッドQualcomm Incorporated 無線デバイス資産を競売にかけるため、および無線デバイスに資産割当てオプションを提供するためのシステムおよび方法
JP2012209864A (ja) * 2011-03-30 2012-10-25 Aiphone Co Ltd インターホンシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3863053B2 (ja) 情報配信方法、情報配信装置、情報配信プログラムならびにそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
US8412578B2 (en) System for delivering advertisements to wireless communication devices
JP3264180B2 (ja) 課金方式
JP2003526284A (ja) 移動電話端末機の着発信音を用いた広告及びそれに連繋した商取引サービス方法及びシステム
JP2002542684A (ja) 無線通信ネットワーク内において、広告を配布し、情報を収集するシステム及び方法
JP2001197223A (ja) 通信システム、通信管理装置及び方法
JP2004336581A (ja) 携帯端末による広告方法、携帯端末広告システム及び携帯端末
KR19990078668A (ko) 광고정보 전달방법
EP1836831A2 (en) Tie-up advertisement in telecommunication
JPH10271226A (ja) 呼設定時における情報提供システム
JP2001358854A (ja) 特定着信メロディ受容対価支払方法およびその機能を有する携帯電話システム
KR20130062470A (ko) 스마트폰을 이용한 광고서비스 시스템
RU2343647C2 (ru) Способ обеспечения повторяющихся тональных сигналов возврата вызова и устройство для его реализации
JP2002101206A (ja) 電話通信サービス管理装置およびそのプログラム記録媒体
KR20000058949A (ko) 이동전화의 페이징 시간을 이용한 광고 방법 및 이에연계한 상거래 서비스 방법
JP2001352403A (ja) 移動電話を利用した広告方法及び広告システム
KR100638200B1 (ko) 이동 통신 시스템의 부가 서비스를 이용한 광고 방법
JP2001309045A (ja) 通話サービス提供装置
JP2002269454A (ja) 広告配信システム
JP3437151B2 (ja) 広告配信方法及び広告配信機能を備えた交換装置
JP2002330240A (ja) 電話広告による広告料の通話料金への還元システム
WO2012117981A1 (ja) 呼出音広告システム
JP2003281435A (ja) 広告方法
EA024304B1 (ru) Способ предоставления рекламы и система для его осуществления
JP2001237969A (ja) 通信システム、通信管理装置及び方法