JP2001356733A - プラズマディスプレイパネルの駆動装置 - Google Patents

プラズマディスプレイパネルの駆動装置

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JP2001356733A
JP2001356733A JP2000178892A JP2000178892A JP2001356733A JP 2001356733 A JP2001356733 A JP 2001356733A JP 2000178892 A JP2000178892 A JP 2000178892A JP 2000178892 A JP2000178892 A JP 2000178892A JP 2001356733 A JP2001356733 A JP 2001356733A
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electrodes
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JP2000178892A
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English (en)
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Kunio Takayama
邦夫 高山
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)
  • Control Of Gas Discharge Display Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 データパルスの印加の際、表示電極Yだけで
なく、表示電極Xと表示電極Yとを均等に用いることに
より、少ない部品点数で、アドレス動作マージンの改善
を実現する。 【解決手段】 放電空間を介して対向する一対の基板上
に表示用の面放電を発生させるための対となる複数の第
1電極及び第2電極と、第1電極及び第2電極と交差し
て第1電極又は第2電極との間でセル選択用の放電を発
生させるための複数の第3電極とを設けたプラズマディ
スプレイパネルの駆動において、第1電極又は第2電極
に走査電圧を印加する走査電圧印加回路と、第3電極に
データ電圧を印加するデータ電圧印加回路と、走査電圧
の印加に際し、第1電極と第2電極とのいずれか一方の
電極に走査電圧を印加するとともに、第1電極への走査
電圧の印加と第2電極への走査電圧の印加とがほぼ均等
に行われるように走査電圧印加回路を制御する制御回路
とで駆動装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネル(PDP)の駆動装置に関し、さらに詳しく
は、一般にAC方式の3電極面放電型と呼ばれるPDP
に好適に用いられるプラズマディスプレイパネルの駆動
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】PDPは、電極を持つ一対の基板を対向
配置して周辺を封止し、内部に放電空間を形成した表示
パネルであり、電極間に電圧を印加することで放電を発
生させ、その際に生ずる紫外線で蛍光体を励起して画像
を表示するデバイスである。
【0003】このPDPとして、上述したカラー表示用
PDPとして代表的なAC方式の3電極面放電型PDP
を例に挙げて説明する。図12はパネル構造を部分的に
示す斜視図である。
【0004】PDP10は、前面側の基板11と背面側
の基板21を備え、前面側の基板11の内側面には、発
光表示の面放電を行うための対となる第1と第2の電極
X,Y(以下、表示電極X,Yというが、単にX電極、
Y電極ということもある)が水平方向に平行に設置され
ている。表示電極Xと表示電極Yは、それぞれ透明電極
12と金属からなるバス電極13とで構成されている。
そして、その上に誘電体層14が形成された構成となっ
ている。
【0005】背面側の基板21の内側面には、上記電極
と直交するようにアドレス(データ)用の電極A(以
下、アドレス電極Aというが、単にA電極ということも
ある)が設置され、アドレス電極A間には、放電空間を
仕切るための隔壁22が配置され、隔壁22間の細長い
溝内(アドレス電極Aの上部)にはR(赤)用、G
(緑)用、B(青)用の蛍光体層23が形成されてい
る。
【0006】表示は、全てのセルを初期化した後、AY
電極間(A電極とY電極との間)で、点灯すべきセルを
選択するためのアドレス用の放電を発生させる。そし
て、その放電に引き続きXY電極間(X電極とY電極と
の間)で面放電を連続的に交互に発生させてセルの点灯
を維持することにより行う。
【0007】図13は上記PDPの駆動回路の構成を示
すブロック図である。この図に示すように、駆動回路
は、表示電極Xに駆動電圧を印加するX側ドライバ10
1と、表示電極Yに駆動電圧を印加するY側ドライバ1
02と、アドレス電極Aに駆動電圧を印加するアドレス
側ドライバ103と、これらのドライバ101,10
2,103を制御する制御回路104から構成されてい
る。X側ドライバ101は、全ての表示電極Xにいっせ
いに電圧を印加する共通ドライバのみで構成され、Y側
ドライバ102は、表示電極Yに順次電圧を印加するス
キャンドライバと全ての表示電極Yにいっせいに電圧を
印加する共通ドライバとで構成されている。
【0008】図14は階調表示を行うための1フィール
ドの構成を示す説明図である。このPDP10の駆動で
は、通常、階調を表示するために、1フィールドを複数
のサブフィールド(以下、SF)に分けて表示する。そ
して、SF毎に、全てのセルの電荷を初期化するための
放電を発生させる初期化過程、点灯すべきセルを選択す
るためのアドレス放電を発生させるアドレス過程、点灯
セルに表示放電(維持放電又はサスティン放電ともい
う)を連続的に交互に発生させてセルの点灯を維持する
表示過程を設定し、各SFで表示放電の回数を異ならせ
て、SFの組み合わせにより階調を表現するようにして
いる。
【0009】図15は従来の駆動波形を示す説明図であ
り、表示電極X,Yとアドレス電極Aに印加する電圧波
形を示したものである。初期化過程においては、まず、
パネル全面のセルの壁電荷を消去する。この消去は、初
期化の書込消去パルスの立ち上がりの放電で、先ずパネ
ル全面のセルに壁電荷を大量に蓄積し、次にパルスの立
ち下がりにおいて、壁電圧のみで放電を起こすことによ
り行われる。
【0010】続くアドレス過程において、表示電極Yに
順次スキャンパルスを印加し、同時に表示データに基づ
いて点灯させるべきセルのアドレス電極Aに対してデー
タパルス(データ電圧)を印加し、AY電極間でアドレ
ス放電を発生させて壁電荷を蓄積する。なお、データパ
ルスはアドレスパルスともいう。
【0011】さらに続く表示過程において、表示電極
X,Yに表示放電パルスを印加し、XY電極間で面放電
を発生させることにより、壁電荷が蓄積されたセルのみ
を点灯させる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図15
に示した従来の駆動波形による駆動では、アドレス過程
において、スキャンパルスの印加時期が遅いセル、つま
り初期化過程の書込消去パルスによる放電の後、アドレ
ス放電を起こすまでの待ち時間が長いセルでは、この待
ち時間の間、放電はしないがデータパルスのみが印加さ
れた状態となる。この状態においては、実効的なセルの
電圧はAY電極間が放電開始閾値近くになっている。
【0013】このため、アドレス放電を起こすまでの待
ち時間が長いセルほど、初期化過程において充分に消去
できなかった壁電荷や空間電荷(以下、総称して不正電
荷と呼ぶ)が、この状態における各電極の印加電圧が作
る電場によって、各電極に集まってくる。
【0014】図16はアドレス過程でのスキャンパルス
の拡大図、図17(a)、図17(b)及び図17
(c)は1つのセル内における表示電極X,Yとアドレ
ス電極Aのアドレス放電前とアドレス放電後の電荷の状
態を示す説明図であり、図17(a)はアドレス過程の
最初にアドレス放電が発生されるセル(図16中のスキ
ャンパルスP1でアドレス放電が発生されるセル)を示
し、図17(b)はアドレス過程の第2回目にアドレス
放電が発生されるセル(図16中のスキャンパルスP2
でアドレス放電が発生されるセル)を示し、図17
(c)はアドレス過程の最後にアドレス放電が発生され
るセル(図16中のスキャンパルスPnでアドレス放電
が発生されるセル)をそれぞれ示す。
【0015】これらの図に示すように、SFの最後にア
ドレス放電が発生されるセルでは、AY電極間のセルの
電圧が放電開始閾値近くにあることから、取り分けAY
電極間に不正電荷が集まりやすくなっている。
【0016】したがって、アドレス放電を起こすまでの
待ち時間が長いセルほど、AY電極間の壁電圧が減少し
(図17(c)参照)、アドレス放電ミスを起こしやす
くなる。その結果、充分なアドレス放電が行われず、表
示放電が行われないセルが生じやすくなり、パネル全体
での駆動時においてアドレス動作マージンが狭くなると
いった問題があった。
【0017】従来では、この問題を避けるために、スキ
ャンパルスが印加されているときのY電極の電圧と、ス
キャンパルスが印加されていないときのY電極の電圧と
の差電圧を、充分大きな値に設定するようにしており、
例えば、図16において、Vyau −Vyas =120V程
度に設定していた。しかしながら、この差電圧を大きく
することは、ドライバLSIの耐圧を上げることに等し
く、コストアップとなっていた。
【0018】一方、アドレス動作マージン悪化への対策
として、LSIの耐圧を上げずにすむ方法も提案されて
いる。例えば、特開平11−65516号公報に記載の
PDPの駆動方法および駆動装置では、アドレス過程に
おいて印加するデータパルスの電圧を、アドレス過程内
において徐々に増加させていくことで、AY電極間壁電
圧減少に起因するAY電極間の実効的な電圧の減少を補
正し、アドレス放電までの待ち時間が長いセルにおいて
も安定したアドレス放電を実現させるようにしている。
【0019】しかしながら、この駆動方法および駆動装
置では、アドレス過程における印加電圧を徐々に変化さ
せるための電圧変調回路が必要であり、このために回路
規模が大きくなってしまうという問題があった。
【0020】本発明は、このような事情を考慮してなさ
れたもので、スキャンパルスの印加の際、表示電極Yだ
けでなく、表示電極Xと表示電極Yとを均等に用いるこ
とにより、少ない部品点数で、アドレス動作マージンの
改善を実現するようにしたプラズマディスプレイパネル
の駆動装置を提供するものである。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、放電空間を介
して対向する一対の基板上に表示用の面放電を発生させ
るための対となる複数の第1電極及び第2電極と、第1
電極及び第2電極と交差して第1電極又は第2電極との
間でセル選択用の放電を発生させるための複数の第3電
極とを設けたプラズマディスプレイパネルの駆動におい
て、第1電極又は第2電極に走査電圧を印加する走査電
圧印加回路と、第3電極にデータ電圧を印加するデータ
電圧印加回路と、走査電圧の印加に際し、第1電極と第
2電極とのいずれか一方の電極に走査電圧を印加すると
ともに、第1電極への走査電圧の印加と第2電極への走
査電圧の印加とがほぼ均等に行われるように走査電圧印
加回路を制御する制御回路を備えてなるプラズマディス
プレイパネルの駆動装置である。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明において、一対基板は、ガ
ラス、石英、シリコン等の基板や、これらの基板上に、
電極、絶縁膜、誘電体層、保護膜等の所望の構成物を形
成した基板が含まれる。
【0023】第1電極及び第2電極は、表示用の面放電
を発生させることができるものであればよく、各種の導
電性の材料を用いて形成することができる。前面側の基
板には、通常、透明電極が形成され、背面側の基板に
は、通常、金属電極が形成される。透明電極の材料とし
ては、例えばITO、SnO2 などが挙げられる。金属
電極の材料としては、例えばAg、Au、Al、Cu、
Cr及びそれらの積層体(例えばCr/Cu/Crの積
層構造)などが挙げられる。これらの電極は、蒸着法、
スパッタ法等の成膜法とエッチング法を組み合わせるこ
とにより、所望の本数、厚さ、幅及び間隔で形成するこ
とができる。
【0024】第3電極は、第1電極又は第2電極との間
でセル選択用の放電を発生させることができるものであ
ればよく、第1電極及び第2電極と同じ材料及び形成方
法で形成することができる。
【0025】走査電圧印加回路は、第1電極又は第2電
極に走査電圧を印加する回路であり、通常、ドライバと
呼ばれるものである。このドライバとしては、当該分野
で公知の、例えば市販のドライバを適用することができ
る。
【0026】データ電圧印加回路は、第1電極又は第2
電極に印加される走査電圧に同期させて、第3電極にデ
ータ電圧を印加することが可能な回路であればよく、こ
の回路も当該分野で公知の回路を適用することができ
る。
【0027】制御回路は、走査電圧の印加に際し、第1
電極と第2電極とのいずれか一方の電極に走査電圧を印
加するとともに、第1電極への走査電圧の印加と第2電
極への走査電圧の印加とがほぼ均等に行われるように走
査電圧印加回路を制御する回路である。この制御回路
は、望ましくは1フィールドの期間を複数のサブフィー
ルドに分割し、サブフィールド毎に、セルの電荷を初期
化する初期化過程(アドレス準備過程)と、点灯すべき
セルを選択するアドレス過程と、点灯セルに表示用の面
放電を発生させてセルの点灯を維持する表示過程とを繰
り返し実行し、各サブフィールドのアドレス過程が、第
1電極に走査電圧を印加しその間に第3電極にデータ電
圧を印加する第1サブアドレス過程と、第2電極に走査
電圧を印加しその間に第3電極にデータ電圧を印加する
第2サブアドレス過程とで構成されるように、走査電圧
印加回路とデータ電圧印加回路とを制御する回路であ
る。
【0028】この場合、第1サブアドレス過程で走査電
圧を印加する第1電極とこれと対になる第2電極との電
極対グループと、第2サブアドレス過程で走査電圧を印
加する第2電極とこれと対になる第1電極との電極対グ
ループとが、パネルのほぼ中央から第3電極の長手方向
に二分されるように制御してもよいし、第1サブアドレ
ス過程で走査電圧を印加する第1電極とこれと対になる
第2電極との電極対グループと、第2サブアドレス過程
で走査電圧を印加する第2電極とこれと対になる第1電
極との電極対グループとが、第3電極の長手方向に交互
に配置されるように制御してもよい。
【0029】すなわち、対となる第1電極と第2電極の
内、第1電極側に走査電圧を印加する電極対の数と、第
2電極側に走査電圧を印加する電極対の数とがほぼ均等
であればよく、例えばパネルの上下で2分して、上側は
第1電極側に走査電圧を印加し、下側は第2電極側に走
査電圧を印加するようにしてもよい。また、その逆でも
よい。あるいは、電極配置の奇数ラインと偶数ラインと
いうように、1本おきに2分してもよい。その他、例え
ば3本ずつ又は4本ずつというように、所定本数ずつで
2分してもよい。
【0030】上記構成において、第1サブアドレス過程
における第2電極の印加電圧を生成するための電源、又
は、第2サブアドレス過程における第1電極の印加電圧
を生成するための電源は、他の印加電圧を生成するため
の電源とは独立に設定されていてもよい。
【0031】以下、本発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。なお、これによって本発明
が限定されるものではない。
【0032】まず、本発明のPDPの駆動装置が適用さ
れるPDPの構成について説明する。本発明のPDPの
駆動装置は、AC方式やDC方式に限らず、セル内に一
対の表示電極と1つのアドレス電極を有し、一方の表示
電極を用いてスキャンパルスを印加する3電極型のPD
Pであればどのような構造のPDPにも適用可能である
が、図12に示したAC方式の3電極面放電型のPDP
に好適に用いられるので、以下では本発明の駆動装置を
このAC方式の3電極面放電型のPDPに適用した例で
説明する。
【0033】図12に示したように、PDP10は、前
面側の基板11と背面側の基板21を備えている。これ
らの基板11,21は、通常、ガラスで形成されてい
る。
【0034】前面側の基板11の内側面に形成された表
示電極X,Yは、ITO、SnO2などの透明電極12
と、電極の抵抗を下げるための、例えばAg、Au、A
l、Cu、Cr及びそれらの積層体(例えばCr/Cu
/Crの積層構造)等からなる金属製のバス電極13か
ら構成されている。表示電極X,Yは、蒸着法、スパッ
タ法等の成膜法とエッチング法を組み合わせることによ
り、所望の本数、厚さ、幅及び間隔で形成する。表示電
極X,Yのいずれか一方がスキャン電極として用いられ
る。
【0035】誘電体層14は、PDPに通常使用されて
いる材料で形成される。具体的には、例えば低融点ガラ
ス粉末とバインダーとからなるペーストを基板上にパタ
ーン印刷法などで塗布し、焼成することにより形成する
ことができる。
【0036】誘電体層14の上には、表示の際の放電に
より生じるイオンの衝突による損傷から誘電体層14を
保護するための保護膜が設けられることもある。この保
護膜は、例えば、MgO、CaO、SrO、BaO等か
らなる。
【0037】背面側の基板21の内側面に形成されたア
ドレス電極Aは、例えばAg、Au、Al、Cu、Cr
及びそれらの積層体(例えばCr/Cu/Crの積層構
造)等から構成される。アドレス電極Aも表示電極X,
Yと同様に、蒸着法、スパッタ法等の薄膜法とエッチン
グ法を組み合わせる(Agの場合は印刷などの厚膜法を
用いる)ことにより、所望の本数、厚さ、幅及び間隔で
形成する。
【0038】隔壁22は、サンドブラスト法、印刷法、
フォトエッチング法等により形成することができる。例
えば、低融点ガラス粉末とバインダーとからなるペース
トを基板21上に塗布して焼成した後、サンドブラスト
法で切削することにより形成することができる。また、
バインダーに感光性の樹脂を使用し、マスクを用いた露
光及び現像の後、焼成することにより形成することも可
能である。
【0039】蛍光体層23は、蛍光体粉末とバインダー
とを含む蛍光体ペーストを隔壁22間の溝内にスクリー
ン印刷、又はディスペンサーを用いた方法などで塗布
し、これを各色毎に繰り返した後、焼成することにより
形成することができる。また、この蛍光体層23は、蛍
光体粉末とバインダーとを含むシート状の蛍光体層材料
(いわゆるグリーンシート)を使用し、フォトリソ法で
形成することもできる。この場合、所望の色のシートを
基板上の表示領域全面に貼り付けて、露光、現像を行
い、これを各色毎に繰り返すことで、対応する隔壁間に
各色の蛍光体層を形成することができる。
【0040】PDP10は、上記した前面側のパネルア
センブリと背面側のパネルアセンブリとを、表示電極
X,Yとアドレス電極Aとが直交するように対向配置
し、周囲を封止し、隔壁22で囲まれた空間にネオン、
キセノンなどの放電ガスを充填することにより作製され
る。このPDP10では、一対の表示電極X,Yとアド
レス電極Aとの交差部の放電空間が表示の最小単位であ
る1つのセル領域(単位発光領域)となる。
【0041】なお、この構成は一例であり、本発明はこ
れに限定されることなく、3電極型のPDPであればど
のような構造のPDPにも適用することができる。
【0042】図18はアドレス放電待ち時間量と壁電圧
変化量の関係を示すグラフである。このグラフは、図1
5に示した従来の駆動波形でPDPを駆動した場合、つ
まりアドレス過程において表示電極Yのみにスキャンパ
ルスを印加した場合の壁電圧変化量を示している。アド
レス放電待ち時間量とは、初期化過程の書込消去パルス
による放電の後、アドレス過程でアドレス放電を起こす
までの待ち時間である。
【0043】図中、黒丸印はAX電極間の壁電圧の変化
量(AX間壁電圧変化量)を示し、白丸印はAY電極間
の壁電圧の変化量(AY間壁電圧変化量)を示し、白角
印はXY電極間の壁電圧の変化量(XY間壁電圧変化
量)を示している。
【0044】このグラフに示すように、初期化過程の書
込消去パルスによる放電の後、AY間壁電圧は、アドレ
ス放電を起こすまでの待ち時間が長くなるほど減少す
る。ところが、AX間壁電圧及びXY間壁電圧は、AY
間壁電圧に比べると、その減少量は微々たるものであ
る。これは、発明が解決しようとする課題の項で説明し
たように、アドレス放電を起こすまでの待ち時間が長い
セルでは、AY電極間の実効的な電圧がAY電極間の放
電開始閾値近くになっているためである。したがって、
アドレス放電を起こすまでの待ち時間が長いセルに関し
ては、壁電圧が殆ど減少していないAX電極間でアドレ
ス放電を起こせば、アドレス放電ミスの発生を防止でき
る。
【0045】このため、本例では、アドレス過程でスキ
ャンパルスを印加する際、表示電極Yだけでなく、表示
電極Xと表示電極Yとを均等に用い、これにより少ない
部品点数で、アドレス動作マージンの改善を実現する。
【0046】図1は本発明のPDPの駆動回路の構成を
示すブロック図である。この図に示すように、本駆動回
路は、表示電極Xに駆動電圧を印加するX側ドライバ1
と、表示電極Yに駆動電圧を印加するY側ドライバ2
と、アドレス電極Aに駆動電圧を印加するアドレス側ド
ライバ3と、これらのドライバ1,2,3を制御する制
御回路4とを備えた構成となっている。そして、X側ド
ライバ1とY側ドライバ2との双方に、それぞれスキャ
ンドライバと共通ドライバとを設けている。
【0047】本PDP10の駆動は、従来と同様に、階
調を表示するために、図14で示したように、1フィー
ルドを複数のSFに分けて表示する。そして、SF毎
に、全てのセルの電荷を初期化するための放電を発生さ
せる初期化過程、点灯すべきセルを選択するためのアド
レス放電を発生させるアドレス過程、点灯セルに表示放
電を連続的に交互に発生させてセルの点灯を維持する表
示過程を設定し、各SFで表示放電の回数を異ならせ
て、SFの組み合わせにより階調を表現する。
【0048】ただし、アドレス過程が従来とは異なり、
アドレス過程を、表示電極X,Yのペアの内、Y電極に
スキャンパルスを印加しながらA電極にデータパルスを
印加するサブアドレス過程Aと、X電極にスキャンパル
スを印加しながらA電極にデータパルスを印加するサブ
アドレス過程Bとの2つのサブアドレス過程で構成す
る。この点を以下に詳述する。
【0049】図2は本駆動回路による駆動波形を示す説
明図であり、表示電極X,Yとアドレス電極Aに印加す
る電圧波形を示したものである。初期化過程において
は、まず、パネル全面のセルの壁電荷を消去する。この
消去は、初期化の書込消去パルスの立ち上がりの放電
で、先ずパネル全面のセルに壁電荷を大量に蓄積し、次
にパルスの立ち下がりにおいて、壁電圧のみで放電を起
こすことにより行う。この初期化過程は図15で示した
従来と同じ駆動波形を用いてもよい。
【0050】続いてアドレス過程を実施する。このアド
レス過程では、表示電極X,Yを表示電極XA ,YA
表示電極XB ,YB との2つのグループにほぼ均等に分
ける。分けかたは後述するが任意である。そして、前半
部分のサブアドレス過程Aでは、表示電極XA ,YA
グループをYA 電極を用いてスキャンし、後半部分のサ
ブアドレス過程Bでは、表示電極XB ,YB のグループ
をXB 電極を用いてスキャンする。
【0051】具体的には、サブアドレス過程Aでは、Y
A 電極群に順次スキャンパルスを印加し、同時に表示デ
ータに従って点灯させるべきセルのA電極に対してデー
タパルスを印加し、アドレス放電を発生させて壁電荷を
蓄積する。また、サブアドレス過程Bでは、XB 電極群
に順次スキャンパルスを印加し、同時に表示データに従
って点灯させるべきセルのA電極に対してデータパルス
を印加し、アドレス放電を発生させて壁電荷を蓄積す
る。
【0052】すなわち、サブアドレス過程AではYA
極群へのスキャンパルスの印加により、セル内で、YA
電極を陰極、A電極及びXA 電極を陽極としたアドレス
放電を起こす。ここでは、YA 電極群:{Y1
n/2 }、YB 電極群:{Yn/2+1〜Yn }、XA 電極
群:{X1 〜Xn/2 }、XB 電極群:{Xn/2+1
n }としている。アドレス放電後は、YA 電極には正
の壁電荷が蓄積され、XA 電極には負の壁電荷が蓄積さ
れる。
【0053】サブアドレス過程Aからサブアドレス過程
Bに移行する際、X電極の印加電圧の変化およびY電極
の印加電圧の変化によって、サブアドレス過程Aにおい
てアドレス放電を行ったセルに対して、YA 電極とXA
電極間で先発表示放電発光を一回だけ起こす。先発表示
放電発光後には、YA 電極には負の壁電荷が蓄積され、
A 電極には正の壁電荷が蓄積される。
【0054】サブアドレス過程BではXB 電極群へのス
キャンパルスの印加により、セル内で、XB 電極を陰
極、A電極及びYB 電極を陽極としたアドレス放電を起
こす。アドレス放電後は、XB 電極には正の壁電荷が蓄
積され、YB 電極には負の壁電荷が蓄積される。
【0055】したがって、アドレス過程後には、YA
極群及びYB 電極群には負の壁電荷が蓄積されており、
A 電極群及びXB 電極群には正の壁電荷が蓄積されて
いる。
【0056】そして、表示過程において、先頭のパルス
をX電極に印加し、XY電極間で表示放電を発生させ、
これを連続的に交互に発生させることにより、壁電荷が
蓄積さたセルのみを点灯させる。
【0057】上記したA群の表示電極XA ,YA とB群
の表示電極XB ,YB のグループ分けは、電極数がほぼ
均等であればよく、どの位置の電極をどの群に所属させ
るのかは任意である。例えばパネルの上下で2分しても
よいし、電極配置の奇数ラインと偶数ラインというよう
に2分してもよい。その他、例えば3本ずつ又は4本ず
つといういように、所定本数ずつで2分してもよい。
【0058】図3はX側ドライバの回路構成を示す説明
図、図4はY側ドライバの回路構成を示す説明図であ
る。図3において、31はタイミングコントロール回
路、32は表示放電パルス回路及び書き込み消去パルス
回路、33は電源Vxa、34は電源Vxas 、35は電源
Vxau 、36はX電極用の第1スキャンドライバLS
I、37はX電極用の第2スキャンドライバLSIであ
る。
【0059】図4において、41はタイミングコントロ
ール回路、42は表示放電パルス回路、43は電源Vy
a、44は電源Vyas 、45は電源Vyau 、46はY電
極用の第1スキャンドライバLSI、47はY電極用の
第2スキャンドライバLSIである。
【0060】従来のドライバに対し、X側ドライバで
は、図中破線で囲んだ電源回路CX1、電源回路CX
2、ダイオードCX3を追加している。Y側ドライバで
は、図中破線で囲んだ電源回路CY1、電源回路CY
2、ダイオードCY3を追加している。また、従来と比
較して、スキャンドライバLSIの点数の1/2が、Y
側ドライバからX側ドライバへ移動している。
【0061】印加電圧について説明すると、初期化過程
及び表示過程における印加電圧値は従来と同様であり、
書込消去パルスは300V程度、表示放電パルスは16
0V程度に設定しておけばよい。
【0062】アドレス過程における印加電圧値は、例え
ば、Va =50V、Vxa=80V、Vxau =−80V、
Vxas =−170V、Vya=80V、Vyau =−80
V、Vyas =−170Vなどに設定する。この電圧設定
値はあくまで一例あり、放電開始電圧の閾値が異なるパ
ネル構造においては、別の設定値になり得る。
【0063】ここで、表示電極Xと表示電極Yの構造が
対称であれば、Vya=Vxa、Vyas=Vxas 、Vyau =
Vxau とすることができ、電源の追加は不要となるの
で、ダイオードとFETのみを追加すればよい。
【0064】図3と図4とで異なる部分は、X側ドライ
バには書き込み消去パルス回路が設けられているという
点だけである。したがって、入力する制御信号のみを変
更すれば、X側ドライバとY側ドライバとを共用するこ
とができ、回路基板製造コストを削減することができ
る。
【0065】このように、アドレス過程を2つに分け、
それぞれのアドレス放電時の電場を異ならせることによ
り、アドレス放電までの待ち時間が長いセルにおいても
充分なアドレス放電強度を維持でき、従来より少ない部
品点数の追加で、アドレス動作マージンを改善すること
ができる。
【0066】図5は放電開始電圧が異なるパネルの駆動
波形を示す説明図、図6及び図7はその駆動波形を印加
するための回路構成を示す説明図である。放電開始電圧
の閾値が異なるパネルにおいては、上述した駆動波形と
は異なる駆動波形を印加し、そのための駆動回路も異な
るものを用いる。
【0067】図5に示した駆動波形は、図2の駆動波形
でYB 電極群に印加したパルスP3の電圧Vyau を電圧
Vyas の値に変更し、XA 電極群に印加したパルスP4
の電圧Vxau を電圧Vxas の値に変更した例を示してい
る。他の電圧波形は図2と同じである。
【0068】図6はX側ドライバの回路構成を示す説明
図、図7はY側ドライバの回路構成を示す説明図であ
る。図6の回路では、XA 電極群に印加するパルスP4
を電圧Vxas の値にするためにダイオードCX4を設け
ている。他の回路要素は図3と同じである。図7の回路
では、YB 電極群に印加するパルスP3を電圧Vyas の
値にするためにダイオードCY4を設けている。他の回
路要素は図4と同じである。
【0069】図8及び図9は別電源を追加した場合の回
路構成を示す説明図であり、図8はX側ドライバの回路
構成を示し、図9はY側ドライバの回路構成を示してい
る。放電開始電圧の閾値が異なるパネルにおいて異なる
駆動波形を印加する場合、別電源を設けるようにしても
よい。例えば、図5の駆動波形を変更し、YB 電極群に
印加するパルスP3を別電源から得て電圧Vyyの値に
し、XA 電極群に印加するパルスP4を別電源から得て
電圧Vxxの値にしてもよい。
【0070】図8の回路では、XA 電極群に印加するパ
ルスP4を電圧Vxxの値にするために電源Vxx38を設
けている。他の回路要素は図6と同じである。図9の回
路では、YB 電極群に印加するパルスP3を電圧Vyyの
値にするために電源Vyy48を設けている。他の回路要
素は図7と同じである。
【0071】以上のように、従来ではVyau −Vyas =
120V程度であったものが、Vyau −Vyas =90V
程度以下まで抑制でき、より安価な低耐圧LSIを利用
できる。
【0072】以上の例では、初期化過程を矩形波で構成
していたが、初期化過程をランプ波で構成することもで
きる。図10は初期化過程をランプ波で構成した場合の
駆動波形を示す説明図である。この図に示すように、初
期化過程で、書込消去パルスとしてランプ波を印加して
もよい。アドレス過程及び表示過程の電圧波形は図2と
同じである。
【0073】また、以上の例では、アドレス放電で電荷
を形成したセルが点灯する、いわゆる書き込みアドレス
方式で駆動した例を示したが、アドレス放電の強弱によ
り点灯/非点灯を制御するプライミングアドレス方式で
駆動してもよい。また、アドレス放電で電荷を消去しな
かったセルが点灯する、いわゆる消去アドレス方式で駆
動してもよい。
【0074】図11は消去アドレス方式で駆動した場合
の駆動波形を示す説明図である。消去アドレス方式で
は、全てのセルに一定の電荷をほぼ均一に形成した後、
点灯させないセルにアドレス放電を発生させる。したが
って、アドレス放電の生じなかったセルのみが点灯する
ことになる。この方式で駆動すると、表示過程の直前に
は、点灯させるべきセルのY電極には正の電荷、X電極
には負の電荷が形成されるので、表示過程の先頭のパル
スはY電極に印加する。
【0075】なお、本発明の趣旨は、アドレス過程にお
けるアドレス放電時の電場を変えることにあるので、以
上で述べてきた実施の形態はあくまでも一例に過ぎな
い。さらにまた、実施の形態で述べた初期化過程、表示
過程の構成に拘束されるものではない。
【0076】
【発明の効果】本発明によれば、従来のプラズマディス
プレイパネルの駆動装置と比較して、より少ない部品点
数でアドレス動作マージンを改善させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のPDPの駆動回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】実施例の駆動回路による駆動波形を示す説明図
である。
【図3】実施例の駆動回路のX側ドライバの回路構成を
示す説明図である。
【図4】実施例の駆動回路のY側ドライバの回路構成を
示す説明図である。
【図5】実施例の放電開始電圧が異なるパネルの駆動波
形を示す説明図である。
【図6】実施例の放電開始電圧が異なる駆動回路のX側
ドライバの回路構成を示す説明図である。
【図7】実施例の放電開始電圧が異なる駆動回路のY側
ドライバの回路構成を示す説明図である。
【図8】実施例の別電源を追加した場合のX側ドライバ
の回路構成を示す説明図である。
【図9】実施例の別電源を追加した場合のY側ドライバ
の回路構成を示す説明図である。
【図10】実施例の初期化過程をランプ波で構成した場
合の駆動波形を示す説明図である。
【図11】実施例の消去アドレス方式で駆動した場合の
駆動波形を示す説明図である。
【図12】本発明の駆動装置が適用されるAC方式の3
電極面放電型PDPを部分的に示す斜視図である。
【図13】従来のPDPの駆動回路の構成を示すブロッ
ク図である。
【図14】階調表示を行うための1フィールドの構成を
示す説明図である。
【図15】従来の駆動波形を示す説明図である。
【図16】従来のアドレス過程でのスキャンパルスの拡
大図である。
【図17】従来の1つのセル内における表示電極X,Y
とアドレス電極Aのアドレス放電前とアドレス放電後の
電荷の状態を示す説明図である。
【図18】アドレス放電待ち時間量と壁電圧変化量の関
係を示すグラフである。
【符号の説明】
1 X側ドライバ 2 Y側ドライバ 3 アドレス側ドライバ 4 制御回路 10 PDP 11 前面側の基板 12 透明電極 13 バス電極 14 誘電体層 21 背面側の基板 22 隔壁 23 蛍光体層 31 タイミングコントロール回路 32 表示放電パルス回路及び書き込み消去パルス回路 33 電源Vxa 34 電源Vxas 35 電源Vxau 36 X電極用の第1スキャンドライバLSI 37 X電極用の第2スキャンドライバLSI 41 タイミングコントロール回路 42 表示放電パルス回路 43 電源Vya 44 電源Vyas 45 電源Vyau 46 Y電極用の第1スキャンドライバLSI 47 Y電極用の第2スキャンドライバLSI A アドレス電極 X,Y 表示電極

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放電空間を介して対向する一対の基板上
    に表示用の面放電を発生させるための対となる複数の第
    1電極及び第2電極と、第1電極及び第2電極と交差し
    て第1電極又は第2電極との間でセル選択用の放電を発
    生させるための複数の第3電極とを設けたプラズマディ
    スプレイパネルの駆動において、 第1電極又は第2電極に走査電圧を印加する走査電圧印
    加回路と、 第3電極にデータ電圧を印加するデータ電圧印加回路
    と、 走査電圧の印加に際し、第1電極と第2電極とのいずれ
    か一方の電極に走査電圧を印加するとともに、第1電極
    への走査電圧の印加と第2電極への走査電圧の印加とが
    ほぼ均等に行われるように走査電圧印加回路を制御する
    制御回路を備えてなるプラズマディスプレイパネルの駆
    動装置。
  2. 【請求項2】 制御回路は、1フィールドの期間を複数
    のサブフィールドに分割し、サブフィールド毎に、セル
    の電荷を初期化する初期化過程と、点灯すべきセルを選
    択するアドレス過程と、点灯セルに表示用の面放電を発
    生させてセルの点灯を維持する表示過程とを繰り返し実
    行し、アドレス過程が、第1電極に走査電圧を印加しそ
    の間に第3電極にデータ電圧を印加する第1サブアドレ
    ス過程と、第2電極に走査電圧を印加しその間に第3電
    極にデータ電圧を印加する第2サブアドレス過程とで構
    成されるように、走査電圧印加回路とデータ電圧印加回
    路とを制御する請求項1記載のプラズマディスプレイパ
    ネルの駆動装置。
  3. 【請求項3】 第1サブアドレス過程で走査電圧を印加
    する第1電極とこれと対になる第2電極との電極対グル
    ープと、第2サブアドレス過程で走査電圧を印加する第
    2電極とこれと対になる第1電極との電極対グループと
    が、パネルのほぼ中央から第3電極の長手方向に二分さ
    れていることを特徴とする請求項2記載のプラズマディ
    スプレイパネルの駆動装置。
  4. 【請求項4】 第1サブアドレス過程で走査電圧を印加
    する第1電極とこれと対になる第2電極との電極対グル
    ープと、第2サブアドレス過程で走査電圧を印加する第
    2電極とこれと対になる第1電極との電極対グループと
    が、第3電極の長手方向に交互に配置されていることを
    特徴とする請求項2記載のプラズマディスプレイパネル
    の駆動装置。
  5. 【請求項5】 第1サブアドレス過程における第2電極
    の印加電圧を生成するための電源、又は、第2サブアド
    レス過程における第1電極の印加電圧を生成するための
    電源、あるいはその両方が、他の印加電圧を生成するた
    めの電源とは独立に設定されていることを特徴とする請
    求項2記載のプラズマディスプレイパネルの駆動装置。
  6. 【請求項6】 画面の行毎に面放電を生じさせるための
    電極対を構成する第1及び第2の表示電極と、前記電極
    対を放電空間に対して絶縁する誘電体層と、前記第1及
    び第2の表示電極の双方と前記誘電体層を挟んで交差す
    るアドレス電極とを有したプラズマディスプレイパネル
    を、画面を構成するセル全ての電荷を初期化するアドレ
    ス準備過程、点灯すべきセルを選択するアドレス過程、
    点灯セルの点灯を維持する表示過程の順で駆動する方法
    において、 前記アドレス過程を少なくとも前半部と後半部に分割
    し、前半部は前記第1の表示電極に走査電圧を印加して
    アドレス動作を行い、後半部は第2の表示電極に走査電
    圧を印加してアドレス動作を行うことを特徴とするプラ
    ズマディスプレイパネルの駆動方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007507730A (ja) * 2003-10-01 2007-03-29 トムソン プラズマ エス アー エス プラズマディスプレイパネルの駆動装置
WO2008066269A1 (en) * 2006-11-29 2008-06-05 Lg Electronics Inc. Plasma display apparatus and method of driving the same

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