JP2001356080A - タイヤ性能シミュレーション方法、装置、及び記録媒体 - Google Patents

タイヤ性能シミュレーション方法、装置、及び記録媒体

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JP2001356080A
JP2001356080A JP2001059926A JP2001059926A JP2001356080A JP 2001356080 A JP2001356080 A JP 2001356080A JP 2001059926 A JP2001059926 A JP 2001059926A JP 2001059926 A JP2001059926 A JP 2001059926A JP 2001356080 A JP2001356080 A JP 2001356080A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】タイヤ性能をシミュレーションする際に、モデ
ル作成が容易でかつ複数のパターンを容易に変更できる
ようにする。 【解決手段】性能を解析するタイヤ本体モデル、タイヤ
本体モデルに対するトレッドパターンモデル、タイヤを
組付けるホイールモデル、タイヤホイール組付体を取り
付けるための取付対象モデルを選択し(100〜10
6)、選択されたタイヤ本体モデルとドレッドパターン
モデルとを結合してタイヤモデルを作成すると共に、作
成したタイヤモデルにホイールモデルを結合してタイヤ
ホイール組付モデルを作成し(108)、タイヤホイー
ル組付モデルと取付対象モデルとを結合して解析対象モ
デルを作成し(110)、解析プログラムに従って4輪
のタイヤ性能の解析シミュレーションを行う(11
2)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、タイヤ性能シミュ
レーション方法、装置、及び記録媒体に係り、特に、パ
ターン付きタイヤの性能を使用状態で解析することがで
きるタイヤ性能シミュレーション方法、及び装置、並び
にパターン付きタイヤの性能を使用状態で解析するプロ
グラム等を記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒
体に関する。
【従来の技術】従来では、タイヤの騒音や振動乗り心地
性能を予測及び改良しようとするとき、タイヤ単体で試
験が行われていた。
【0002】しかしながら、通常、タイヤ単体の試験機
は、ホイールを取り付ける部位が試験機に固定されてお
り、実際に装着された場合にタイヤ取り付け部位(すな
わち、サスペンション)が可動する車両の場合とは本質
的に異なっている。このため、タイヤパターン変更時の
タイヤ性能の小さな相違を正確に測定することは困難で
あった。すなわち、タイヤ単体試験では、複数の陸部か
らなるパターン、特に、ラグ溝、サイプ、ハイアングル
溝等を備えたパターン付きタイヤにおいて、パターンを
変更した場合の効果を正確に測定することは困難であっ
た。
【0003】この問題を解決するため、タイヤ単体試験
機にサスペンションを取り付けることが行われている
が、サスペンションの幾何学的位置を厳密に車両と一致
させることが困難であると共に、様々な種類のサスペン
ションに対応するためには多種類のサスペンションを用
意しなければならない、という問題がある。
【0004】また、実際にタイヤを車両に装着して試験
を行う場合には、タイヤ4本と車両とを準備しなければ
ならず、試験時に車両と共にタイヤが運動する(並進運
動)ので、測定が非常に難しく、時間と費用がかかる、
という問題もある。
【0005】これらを解決するため数値解析を行うこと
もできるが、車内音解析や座席での振動乗り心地性能解
析のためには、車両に装着された状態でかつタイヤのパ
ターンを含めた解析をしなくてはならない。
【0006】特開平11−153520号公報には、複
数の陸部からなるパターン付きタイヤをタイヤボディ部
要素モデルとトレッドパターン部要素モデルとで表して
シミュレーションを行うシミュレーション方法が記載さ
れているが、タイヤを車両に装着した状態でのシミュレ
ーションを行うことはできない。
【0007】また、車両とタイヤとを組み合わせたシミ
ュレーションとしては以下の(1)〜(3)の技術が知
られている。(1)Vehicle dynamics
simulations with coupled m
ultibody and finite elemen
t models,C.W.Mousseau,T.
A.Laursen,M.Lidberg and R.
L.Taylor, Finite Elements
in Analysis and Design,31,
〔1999〕295−315)。(2)FEMタイヤモ
デルを使用した自動車段差乗り越しシミュレーション
(林公博、Japan LSーDYNA User Co
nference '99)。(3)メカニカルダイナミ
ックス社のADAMSタイヤの解析(URL:http://w
ww.adams.co.jp)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
(1)〜(3)の技術では、車両装着状態は考慮されて
いるものの実際のタイヤパターンは考慮されていない。
また、(3)の技術では、スムースタイヤにパターンの
等価剛性を入れてシミュレーションは可能だが、実際の
タイヤパターンではない。
【0009】また、パターン(特に、ラグ溝、サイプ、
ハイアングル溝等)付きタイヤの場合、タイヤと車両と
を合わせた数値計算を行う場合、数値計算モデルが大規
模になり、モデル作成が難しくなる。また、パターンの
タイヤ性能に対する影響を解析するためには、複数のパ
ターンを容易に変更できる解析モデルを作成する必要が
ある。
【0010】本発明は、上記問題を解決すべく成された
もので、モデル作成が容易で、かつ複数のパターンを容
易に変更できるタイヤ性能シミュレーション方法、装
置、及びタイヤ性能シミュレーションプログラムを記録
した記録媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明は、複数の陸部からなるパターンを
備えたパターン付きタイヤを複数の部品に分割し、各々
の部品を多数要素に分割して形成した複数の部品モデル
を組み合わせてタイヤモデルを作成すると共に、サスペ
ンションを多数要素に分割したサスペンションモデルを
作成し、タイヤモデルを含む第1の数値計算モデルとサ
スペンションモデルを含む第2の数値計算モデルとを1
つの数値計算モデルとしてパターン付きタイヤの性能を
使用状態で解析するようにしたものである。
【0012】請求項2の発明は、複数の陸部からなるパ
ターンを備えたパターン付きタイヤを複数の部品に分割
し、各々の部品を多数要素に分割して形成した複数の部
品モデルを組み合わせて作成したタイヤモデルを含む第
1の数値計算モデル、及びサスペンションを多数要素に
分割したサスペンションモデルを含む第2の数値計算モ
デルを記憶した第1の記憶手段と、パターン付きタイヤ
の性能を使用状態で解析するためのプログラムを記憶し
た第2の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶された第1
の数値計算モデル及び第2の数値モデルを1つの数値計
算モデルとして、前記プログラムに応じてパターン付き
タイヤの性能を使用状態で解析する解析手段と、を含ん
で構成したものである。
【0013】そして、請求項3の発明は、コンピュータ
読み取り可能な記録媒体に、複数の陸部からなるパター
ンを備えたパターン付きタイヤを複数の部品に分割し、
各々の部品を多数要素に分割して形成した複数の部品モ
デルを組み合わせて作成したタイヤモデルを含む第1の
数値計算モデルと、サスペンションを多数要素に分割し
たサスペンションモデルを含む第2の数値計算モデル
と、第1の記憶手段に記憶された第1の数値計算モデル
及び第2の数値モデルを1つの数値計算モデルとして、
パターン付きタイヤの性能を使用状態で解析するプログ
ラムとを記録したものである。
【0014】本発明は、複数の陸部からなるパターン
(特に、ラグ溝、サイプ、ハイアングル溝)を備えたパ
ターン付きタイヤを、例えば、有限要素モデル(FE
M)等の数値計算モデルで作成し、またサスペンション
を含む車両も数値計算モデル(例えばFEM)で作成
し、これらの数値モデルを結合して1つの数値計算モデ
ルとして解析し、パターン付きタイヤの性能を使用状態
でシミュレーションするものである。
【0015】本発明では、大規模の数値計算モデル作成
時に、個々の部品毎、例えばパターンとケース、タイヤ
とホイール、サスペンションアームとブッシュ等にモデ
ル化した後組み合わせることで、効率的にモデルを作成
し、かつ容易にパターン変更することが可能である。
【0016】複数の陸部からなるパターン付き、特にラ
グ溝、サイプ、ハイアングル溝等の場合、タイヤと車両
とを合わせた数値解析を行えば、タイヤ取り付け部はサ
スペンションになるので可動し、車両での装着状態を容
易に再現する事ができ、パターン変更時のタイヤ性能の
小さな違いを正確に解析することができる。またサスペ
ンションの幾何学的位置を厳密に車両と合わせることも
可能で、様々な種類のサスペンションに容易に対応する
ことができる。
【0017】本発明のタイヤモデルは、パターン付きタ
イヤを複数の部品に分割し、各々の部品を多数要素に分
割して形成した複数の部品モデルを組み合わせて作成さ
れている。このため、解析モデルである数値計算モデル
を作成するときに個々の部品毎にモデルを作成して組み
合わせることで作成することができるので、大規模モデ
ルでも容易に短い時間で作成することができる。
【0018】第1の数値計算モデルには、ホイールを多
数要素に分割して形成したホイールモデルを更に含ませ
ることができる。このホイールモデルとタイヤモデルと
を組み合わせることによりタイヤホイール組付体のモデ
ルを作成することができる。また、第2の数値計算モデ
ルには、サスペンションモデルの他、車体を多数要素に
分割して形成した車体モデルを含ませることができる。
【0019】また、タイヤをパターンを除くタイヤ本体
とパターンとの2つの部品に分割し、タイヤ本体を多数
要素に分割して形成した部品モデルとパターンを多数要
素に分割して形成した部品モデルとを作成し、各部品モ
デルについて各々複数個用意し、選択した1つのタイヤ
本体の部品モデルと選択した1つのパターンの部品モデ
ルとを組み合わせてタイヤモデルを作成することで、効
率良く異なるタイヤ本体と異なるパターンとを組み合わ
せたモデル解析をすることができる。また、パターン変
更も容易にできる。なお、同じサイズのタイヤを解析す
る場合には、タイヤ本体の部品モデルについては、標準
的なモデルを1つ用意するようにすればよい。
【0020】また、タイヤモデルとは別に作成したホイ
ールモデルを複数個作成して選択した1つのホイールモ
デルと選択した1つのタイヤモデルと組み合わせること
によりタイヤホイール組付体モデルを作成し、効率良く
異なるタイヤと異なるホイールとを組み合わせた組合体
の性能を解析することができる。
【0021】さらに、タイヤホイール組付モデルと別に
作成したサスペンションモデルを組み合わせたり、さら
に車体モデルを組み合わせることにより、効率良く性能
予測ができる。
【0022】大規模の数値計算モデル作成時に、個々の
部品(パーツ)毎、例えばパターンとケース、タイヤと
ホイール、サスペンションアームとブッシュ等にモデル
化した後組み合わせることで、効率的にモデルを作成
し、かつ容易にパターン変更が可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。本実施の形態のタイヤ性能
シミュレーション装置は、図1に示すように、パーソナ
ルコンピュータと、タイヤやサスペンションの数値計算
モデル及びタイヤ性能解析プログラムから構成されたタ
イヤ性能シミュレーションプログラムが記録された記録
媒体としてのフロッピー(登録商標)ディスクFDとか
ら構成されている。
【0024】このパーソナルコンピュータは、データ等
を入力するためのキーボード10、内部に設けられた記
録媒体に予め記憶された処理プログラムに従ってタイヤ
性能をシミュレートするコンピュータ本体12、及びコ
ンピュータ本体12のシミュレート結果等を表示するC
RT等の表示装置14から構成されている。
【0025】コンピュータ本体12には、記録媒体とし
てのフロッピーディスクFDが抜き差し可能なフロッピ
ーディスクドライブユニット(FDU)を備えている。
後述する処理ルーチン等は、FDUを用いてフロッピー
ディスクFDから読み込み可能である。従って、後述す
る処理ルーチンは、予めFDに記録しておき、FDUを
介してFDに記録された処理プログラムを実行してもよ
い。また、コンピュータ本体12にハードディスク装置
等の大容量記憶装置(図示省略)を接続し、FDに記録
された処理プログラムを大容量記憶装置(図示省略)へ
格納(インストール)して実行するようにしてもよい。
また、記録媒体としては、Zip(商品名)、Jazz
(商品名)等の大容量磁気ディスクや、CD−ROM等
の光ディスクや、MD,MO等の光磁気ディスクがあ
り、これらを用いるときには、上記FDUに代えてまた
はさらに前記大容量磁気ディスク装置や、CD−ROM
装置、MD装置、MO装置等を用いればよい。
【0026】次に、図2を参照して、本実施の形態の有
限要素法で表されたタイヤモデルについて説明する。図
2に示すように、このタイヤモデル20は、タイヤ本体
モデル22とトレッドパターンモデル24とを結合する
ことにより作成されている。タイヤ本体モデル22及び
トレッドパターンモデル24は、複数の陸部からなるパ
ターンを備えたパターン付きタイヤを、タイヤ本体とト
レッドパターン部とに分割し、タイヤ本体及びトレッド
パターン部各々を多数要素に分割した有限要素で表すこ
とにより作成されている。
【0027】このタイヤ本体モデル22及びトレッドパ
ターンモデル24は、タイヤの種類に応じて各々複数個
作成されて、コンピュータ内部の記録媒体に記録されて
いる。
【0028】この記録媒体には、複数種類のタイヤホイ
ールの各々を多数要素に分割して作成した複数のホイー
ルモデル、複数種類のサスペンションの各々を多数要素
に分割して作成した複数のサスペンションモデル、複数
種類の車体の各々を多数要素に分割して作成した複数の
車体モデル、複数の車両の機構解析モデル、複数のサス
ペンションの機構解析モデルも同様に記録されている。
【0029】次に、図3を参照してタイヤ性能シミュレ
ーションプログラムの処理のルーチンを説明する。ステ
ップ100では、オペレータから入力されたデータに基
づいて、性能を解析する1つのタイヤ本体モデルを記録
媒体に記録された複数のモデルから選択し、ステップ1
02においてこのタイヤ本体モデルに対するトレッドパ
ターンモデルを1つ同様に選択する。
【0030】ステップ104では、オペレータから入力
されたデータに基づいて、タイヤを組付けるホイールモ
デルを1つ同様に選択し、ステップ106でタイヤホイ
ール組付体を取り付けるための取付対象モデルを1つ同
様に選択する。取付対象モデルとしては、サスペンショ
ンモデル、サスペンションモデル及び車体モデルの2モ
デル、車両の機構解析モデル、及びサスペンションの機
構解析モデルのいずれか1つ等とすることができる。
【0031】通常の使用状態でのタイヤ性能を解析する
場合には、サスペンションモデル及び車体モデルが選択
される。また、タイヤ性能解析の場合、タイヤ自身やサ
スペンションのバネ定数が、車体(ボディ)の弾性に比
べ低いのでボディを剛体として近似することが可能であ
る。車体の弾性変形を無視し剛体とし取り扱うことで、
より効率良く(早く)性能予測が可能になる。この場合
には、タイヤホイール組付体モデルを取り付ける対象モ
デルとしてサスペンションモデルが選択される。
【0032】また、車体及びサスペンション構成部品自
身のバネ定数よりもタイヤ自身やサスペンションバネの
バネ定数の方が低い。従って、構成部品自身の弾性変形
を無視し剛体として近似し、この幾何学的動きのみを考
慮することで、より効率良く性能予測が可能になる。こ
の場合ダンパーやブッシュなどの減衰に寄与する部品を
解析モデルに含めることが望ましい。この理由は、減衰
の大きさは、タイヤ自身だけでなくダンパーやブッシュ
等の寄与も大きいからである。この場合には、車両の機
構解析モデル、またはサスペンションの機構解析モデル
が選択される。
【0033】次のステップ108では、選択されたタイ
ヤ本体モデルとドレッドパターンモデルとを結合してタ
イヤモデルを作成すると共に、作成したタイヤモデルに
ホイールモデルを結合してタイヤホイール組付モデルを
作成する。次のステップ110では、タイヤホイール組
付モデルと取付対象モデルとを結合して解析対象モデル
を作成する。図4〜図7に解析対象モデルの例を示す。
図4は、車体モデル、サスペンションモデル、及びタイ
ヤホイール組付体モデルの3つのモデルを結合した解析
対象モデルを示すものであり、図5は、車体モデル無し
(ボディー無し)で、サスペンションモデルとタイヤホ
イール組付体モデルとを結合した解析対象モデルを示す
ものであり、図6は、車両を表す機構解析モデルとタイ
ヤホイール組付体モデルとを結合した解析対象モデルを
示すものであり、図7は、車体モデル無しで、サスペン
ションを表す機構解析モデルとタイヤホイール組付体モ
デルとを結合した解析対象モデルを示すものである。ま
た、剛体ホイールモデルを組付けたタイヤホイールモデ
ルとサスペンションモデルとを結合したモデル、車両を
表す機構解析モデルとタイヤホイール組付体モデルとを
結合したモデル、サスペンションを表す機構解析モデ
ル、車体モデル、及びタイヤホイール組付体モデルの3
つのモデルを結合したモデル、車両を表す機構解析モデ
ルとタイヤホイール組付体モデルとを結合したモデルを
解析対象モデルとして使用することもできる。
【0034】そして、ステップ112において予め定め
られた解析プログラムに従って4輪のタイヤ性能の解析
シミュレーションを行い、必要なデータを取得する。
【0035】なお、上記の実施の形態において、車両走
行状態の解析は、車両モデルに簡易タイヤモデルを結合
した機構解析等で行うかもしくは実験で行い、その結果
からサスペンション取り付け点の軌跡を取り出し、この
軌跡を用いて、1輪もしくは1軸のサスペンションとタ
イヤを取り出して詳細に解析を行えば、効率良く精度の
高い性能予測が可能である。この場合には、例えば、図
8に示すように、車体モデル無しで、サスペンションモ
デルとタイヤホイール組付体モデルと結合したモデルを
用い、サスペンション取り付け点の軌跡データは車両モ
デルと簡易タイヤモデルとの機構解析結果、別の車両の
解析結果、または実験結果を利用するこことができる。
なお、図8において、○は、サスペンション取付点、す
なわち軌跡データを与える点を示す。
【0036】
【実施例】以下、上記で説明した本実施の形態のタイヤ
性能シミュレーション装置を利用して、タイヤ性能をシ
ミュレートした実施例を以下に説明する。
【0037】(1)PSR195/65R15で4本主
溝のみタイヤ、4本周方向溝にキャラメルパターンを備
えたタイヤ、この4本周方向溝にキャラメルパターンの
各ブロックセンターに幅0.5mm、深さ5mmのタイ
ヤ幅方向サイプが1本入ったタイヤの3種類のタイヤに
ついて、高さ5mm、幅10mmのクリート乗り越し時
の上下力を室内試験、実車試験、従来の有限要素モデル
を用いた解析方法、本実施の形態のタイヤ性能シミュレ
ーション装置を利用した実施例の各々について比較し
た。
【0038】室内試験は、内圧200kPa、荷重4.0
0kNで直径3mのドラムにクリートを付け、タイヤ取
り付け軸を試験機に固定し、時速40km/hでクリー
ト乗り越し時の軸力変動を測定した。
【0039】実車試験は、平坦路面にクリートを置き、
時速40km/hでその上を通過するときの前輪軸力変
動を測定した。
【0040】従来解析方法は、剛体ホイールにビード部
を固定たホイール付きタイヤのみの解析で、平坦路面に
置かれたクリート乗り越し時の軸力変動を得た。
【0041】実施例では、剛体ホイールモデルを組付け
たタイヤホイールモデルを実車試験と同じサスペンショ
ンの解析モデル(サスペンションモデル)と結合し、平
坦路面に置かれたクリート乗り越し時の軸力変動を得
た。
【0042】結果は、4本主溝のみのタイヤ軸力を10
0として上下軸力変動の最大最小の差を指数で表1に示
すように表した。
【表1】 より、軸固定でサスペンション無しの室内試験や従来解
析方法では、実車と傾向は同じであるが定量的に異なる
結果がでている。一方、サスペンションモデルを結合し
た実施例ではパターンの影響を実車同様に正しく捕らえ
ている。
【0043】(2)PSR185/70R14で3本周
方向溝にキャラメルパターンを備えたタイヤと、この3
本周方向溝にキャラメルパターンの各ブロックセンター
に幅0.5mm、深さ5mmのタイヤ幅方向サイプ1本
が入ったタイヤの2種類のタイヤについて時速60km
/hにて、高さ10mm、幅50mmのクリート乗り越
し時の上下力変動の最大と最小の差を従来解析方法と本
実施例とを比較した。
【0044】従来解析方法は、剛体ホイールにビード部
を固定たホイール付きタイヤのみの解析である。本実施
例では、(a)車体モデル、サスペンションモデル、及
びタイヤホイール組付体モデルの3つのモデルを結合し
たFEM(有限要素モデル)を利用したシミュレーショ
ン、(b)車体モデル無し(ボディー無し)で、サスペ
ンションモデルとタイヤホイール組付体モデルとを結合
したFEMを利用したシミュレーション、(c)車両を
表す機構解析モデルとタイヤホイール組付体モデルとを
結合したFEMを利用したシミュレーション、(d)車
体モデル無しで、サスペンションを表す機構解析モデル
とタイヤホイール組付体モデルとを結合したFEMを利
用したシミュレーション、(e)車体モデル無しで、サ
スペンションモデルとタイヤホイール組付体モデルと結
合したFEMを用い、サスペンション取り付け点の軌跡
データは車両モデルと簡易タイヤモデルとの機構解析結
果を利用したシミュレーションを行った。
【0045】これを実車試験結果と比較した結果を表2
に示す。値はサイプ付きパターンタイヤの上下力がサイ
プ無しキャラメルパターンに対してどれだけ減ったかを
指数で表示した。
【0046】
【表2】 従来解析方法では定性的には良いが定量性に欠けてい
る。本実施例の解析時間は新(a)を100とすると、
以下の表に示すようになる。
【0047】
【表3】 (3)PSR205/50R16で4本溝のキャラメル
パターンを備えたタイヤで、周方向のピッチ個数が40
個のタイヤと、60個のタイヤとの2種類のタイヤにつ
いて、速度を10km/hから漸増させていく定常円旋
回(50R)試験を行い、0.5G発生時の車両ロール
角度を実車試験結果と本実施例とで比較した。
【0048】本実施例は、(a)車体モデル、サスペン
ションモデル、タイヤホイール組付体モデルの3つのモ
デルを結合したFEM、(b)車両を表す機構解析モデ
ルとタイヤホイール組付体モデルとを結合したFEMの
2つの解析モデルについてシミュレーションを行った。
【0049】実車試験のピッチ個数60個のキャラメル
の結果を100として解析結果を指数にて下記の表4に
示す。
【表4】 (4)PSR235/70R16で4本溝のキャラメル
パターンを備えたタイヤと、この4本周方向溝のキャラ
メルパターンの各ブロックセンターに幅0.5m、深さ
5mmのタイヤ幅方向サイプが2本と周方向サイプが1
本入ったタイヤとの2種類のタイヤについて、ロードノ
イズ路のような平坦路面に直径10mmの球の直径の3
/4の部分を4cm2に1つの密度で埋め込んだ路面
上、すなわち、4cm2に1つの密度で直径10mmの
球の直径の1/4部分が路面上に突出した路面状を直進
走行させた時の運転者の頭の位置での車内音を実車試験
と本実施例とで比較した。
【0050】このシミュレーションは、従来のタイヤモ
デルのみの解析方法では実行不可能である。また、本実
施例では、(a)車体モデル、サスペンションモデル、
及びタイヤホイール組付体モデルの3つのモデルを結合
したFEMシミュレーション、(b)車体モデル無し
(ボディ無し)で、サスペンションモデルとタイヤホイ
ール組付体モデルを結合したFEMを利用したシミュレ
ーション、(c)車両を表す機構解析モデルとタイヤホ
イール組付体モデルとを結合したFEMについてシミュ
レーションを行った。
【0051】これを実車結果と比較した結果を表5に示
す。値はサイプ付きパターンタイヤの車内音がキャラメ
ルパターン付きタイヤに対してどれだけ減ったかを指数
で表示した。
【表5】 また、本実施例の解析時間は実施例(a)を100とす
ると、以下のようになる。
【表6】 (5)PRS205/55R16でピッチ長が35mm
と40mmの2種類のタイヤについてレーンチェンジ試
験を実施し、ヨーレート変動が収束するまでの時間を、
実車試験と本実施例とで比較した。使用したタイヤのト
レッドパターン は図9に示すとおりである。なお、図
中の一点鎖線CLはタイヤのセンターラインである。2
種類のタイヤはパターンのピッチ長だけが異なり断面積
や構造、ゴムは全く同一のものを使用した。
【0052】実車試験では、タイヤは6.5×16のリ
ムに装着しタイヤ空気圧を220kPaにした。また、
レーンチェンジにはサイン波の操舵入力を与え、サイン
波の舵角50度(振幅)、周期2秒、車速60km/h
とした。
【0053】タイヤ性能シミュレーション装置には実舵
角2.5度をサイン波の振幅として入力し、その他の条
件(リムサイズ、タイヤ空気圧、サイン波の周期、車速
等)については実車試験と同一の条件を入力した。な
お、従来の解析手法ではこのような複雑な条件を入力し
て解析することは不可能である。
【0054】また実施例(a)では、車体モデル、サス
ペンションモデル、タイヤホイール組付体モデルの3つ
のモデルを結合したFEMシミュレーション、実施例
(b)では、車両を表す機構解析モデルとタイヤホイー
ル組付体モデルとを結合したFEMシミュレーションを
行った。
【0055】このシミュレーションの結果を実車結果と
比較して表7に示す。値はピッチ長35mmのタイヤの
ヨーレート変動が収束するまでの時間を100として、
ピッチ長40mmのタイヤのヨーレート変動が収束する
までの時間を指数で表示した。
【表7】 また、本実施例の解析時間は実施例(a)を100とす
ると、以下のようになる。
【表8】 (6)PSR205/55R16で、トレッド表面の模
様が図10(A)に示すようなパターン(図中CLはタ
イヤのセンターライン)で方向性をもった2種類のタイ
ヤの制動試験を行い、制動距離を実車試験と本実施例と
で比較した。2種類のタイヤのうち一のタイヤは図10
(B)に示すように、ブロックの壁面がトレッド表面と
なす角度が踏み込み側と蹴り出し側の両者とも84度で
あり、他のタイヤは図10(C)に示すように、ブロッ
クの壁面がトレッド表面となす角度が蹴り出し側では8
1度、踏み込み側では87度とした。
【0056】実車試験では、タイヤを6.5×16のリ
ムに装着してタイヤ空気圧を220kPaとし、車両に
装着したアンチロックブレーキシステム(ABS)を作
動させて制動した。本実施例のシミュレーションではタ
イヤの路面に対するスリップ率が10%になるように
し、その他の条件(リムサイズ、タイヤ空気圧等)は実
車試験と同一の条件を入力して制動シミュレーションを
行った。なお、従来の解析手法ではこのような複雑な条
件を入力して解析することは不可能である。即ち、制動
により荷重変動や制動力が発生するが、従来のタイヤ単
体での解析方法ではこれらを加味して車両が減速する状
態を解析することはできず、またADAMS解析結果を
用いて解析するだけでは連成が不十分なため、制動力を
発生させながら車両が減速する状態を解析することはで
きない。
【0057】また、実施例(a)では、車体モデル、サ
スペンションモデル、タイヤホイール組付体モデルの3
つのモデルを結合したFEMシミュレーション、実施例
(b)では、車両を表す機構解析モデルとタイヤホイー
ル組付体モデルとを結合したFEMシミュレーション、
を行った。
【0058】このシミュレーションの結果を実車結果と
比較して表9に示す。値は、ブロックの壁面がトレッド
表面となす角度が踏み込み側と蹴り出し側の両者とも8
4度のタイヤの制動距離を100として、ブロックの壁
面がトレッド表面となす角度が蹴り出し側では81度踏
み込み側では87度のタイヤの制動距離を指数で表示し
た。
【表9】 また、本実施例の解析時間は実施例(a)を100とす
ると、以下のようになる。
【表10】 (7)PSR205/55R16で、トレッド表面の模
様が図11(A)に示すようなパターン(図中CLはタ
イヤのセンターライン)で方向性をもった2種類のタイ
ヤについて定常円旋回時における車体のロール角度を求
める試験を行い、車体のロール角度を実車試験と本実施
例とで比較した。2種類のタイヤのうち一のタイヤは図
11(B)に示すように、ブロックの壁面がトレッド表
面となす角度をタイヤ幅方向の内外両側とも84度と
し、他のタイヤは図11(C)に示すように、ブロック
の壁面がトレッド表面となす角度をタイヤ幅方向の外側
で81度内側で87度とした。
【0059】実車試験では、タイヤを6.5×16のリ
ムに装着してタイヤ空気圧を220kPaとし、半径4
0mの円上で速度を変化させて定常円旋回させ、横方向
の重力加速度が0.2Gのときの車体のロール角度を求
めた。タイヤ性能シミュレーション装置にも実車試験と
同一の条件(リムサイズ、タイヤ空気圧、円の半径、横
方向の重力加速度等)を入力して車体のロール角度を求
めた。なお、従来の解析手法ではこのような複雑な条件
を入力して解析することは不可能である。即ち、コーナ
リングにより荷重変動やコーナリング力が発生するが、
従来のタイヤ単体での解析方法ではこれらを伴って車両
が運動する状態を解析することはできない。またADA
MS解析結果を用いて解析するだけでは連成が不十分な
ためコーナリング力による車体挙動の変化を解析するこ
とはできない。
【0060】なお実施例(a)では、車体モデル、サス
ペンションモデル、タイヤホイール組付体モデルの3つ
のモデルを結合したFEMシミュレーション、実施例
(b)では、車両を表す機構解析モデルとタイヤホイー
ル組付体モデルとを結合したFEMシミュレーションを
行った。
【0061】このシミュレーションの結果を実車結果と
比較して表11に示す。値は、ブロックの壁面がトレッ
ド表面となす角度がタイヤ幅方向の内外両側とも84度
のタイヤの車体ロール角度を100として、ブロックの
壁面がトレッド表面となす角度がタイヤ幅方向の外側で
81度内側でが87度のタイヤの車体ロール角度を指数
で表示した。
【表11】 また、本実施例の解析時間は実施例(a)を100とす
ると、以下のようになる。
【表12】
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、数
値計算モデルを作成するときに個々の部品毎にモデルを
作成して組み合わせることで作成するので、大規模モデ
ルでも容易に短い時間で作成しかつ容易にパターン変更
し、タイヤの性能を使用状態でシミュレーションするこ
とができる、という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態のブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態に使用するタイヤモデルを
示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態のタイヤ性能シミュレーシ
ョン処理ルーチンを示す流れ図である。
【図4】本発明の実施の形態の車体、サスペンション、
及びタイヤホイール組付体の3つのモデルを結合した解
析対象モデルを示す概略図である。
【図5】車体無しでサスペンションモデルとタイヤホイ
ール組付体モデルとを結合した解析対象モデルを示す概
略図である。
【図6】車両を表す機構解析モデルとタイヤホイール組
付体モデルとを結合した解析対象モデルを示す概略図で
ある。
【図7】車体無しでサスペンションを表す機構解析モデ
ルとタイヤホイール組付体モデルとを結合した解析対象
モデルを示す概略図である。
【図8】車体無しでサスペンションモデルとタイヤホイ
ール組付体モデルと結合したモデルを用い、サスペンシ
ョン取り付け点の軌跡データを別の結果を利用してシミ
ュレーションする場合の概略図である。
【図9】本実施例(5)に使用するタイヤのトレッドの
一部の平面図である。
【図10】(A)は本実施例(6)に使用するタイヤの
トレッドの一部の平面図であり、(B)(C)は(A)
の1−1に沿った断面図である。
【図11】(A)は本実施例(7)に使用するタイヤの
トレッドの一部の平面図であり、(B)−(i)(C)
−(i)は(A)の2−2に沿った断面図であり、
(B)−(ii)(C)−(ii)は(A)の3−3に沿っ
た断面図である。
【符号の説明】
10 キーボード 20 タイヤモデル 22 タイヤ本体モデル 24 トレッドパターンモデル

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の陸部からなるパターンを備えたパタ
    ーン付きタイヤを複数の部品に分割し、各々の部品を多
    数要素に分割して形成した複数の部品モデルを組み合わ
    せてタイヤモデルを作成すると共に、 サスペンションを多数要素に分割したサスペンションモ
    デルを作成し、 タイヤモデルを含む第1の数値計算モデルとサスペンシ
    ョンモデルを含む第2の数値計算モデルとを1つの数値
    計算モデルとしてパターン付きタイヤの性能を使用状態
    で解析する、 タイヤ性能シミュレーション方法。
  2. 【請求項2】複数の陸部からなるパターンを備えたパタ
    ーン付きタイヤを複数の部品に分割し、各々の部品を多
    数要素に分割して形成した複数の部品モデルを組み合わ
    せて作成したタイヤモデルを含む第1の数値計算モデ
    ル、及びサスペンションを多数要素に分割したサスペン
    ションモデルを含む第2の数値計算モデルを記憶した第
    1の記憶手段と、 パターン付きタイヤの性能を使用状態で解析するための
    プログラムを記憶した第2の記憶手段と、 第1の記憶手段に記憶された第1の数値計算モデル及び
    第2の数値モデルを1つの数値計算モデルとして、前記
    プログラムに応じてパターン付きタイヤの性能を使用状
    態で解析する解析手段と、 を含むタイヤ性能シミュレーション装置。
  3. 【請求項3】複数の陸部からなるパターンを備えたパタ
    ーン付きタイヤを複数の部品に分割し、各々の部品を多
    数要素に分割して形成した複数の部品モデルを組み合わ
    せて作成したタイヤモデルを含む第1の数値計算モデル
    と、 サスペンションを多数要素に分割したサスペンションモ
    デルを含む第2の数値計算モデルと、 第1の記憶手段に記憶された第1の数値計算モデル及び
    第2の数値モデルを1つの数値計算モデルとして、パタ
    ーン付きタイヤの性能を使用状態で解析するプログラム
    とを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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