JP2001355951A - 冷凍機の制御装置及びシステム - Google Patents

冷凍機の制御装置及びシステム

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JP2001355951A
JP2001355951A JP2000177339A JP2000177339A JP2001355951A JP 2001355951 A JP2001355951 A JP 2001355951A JP 2000177339 A JP2000177339 A JP 2000177339A JP 2000177339 A JP2000177339 A JP 2000177339A JP 2001355951 A JP2001355951 A JP 2001355951A
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JP2000177339A
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English (en)
Inventor
Minoru Matsuo
実 松尾
Takaaki Miura
貴晶 三浦
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】制御装置が実行する処理プログラムを遠隔地か
ら更新することができる冷凍機の制御装置及びシステム
を提供すること。 【解決手段】ホストコンピュータから公衆回線インタフ
ェースを介して受信したデータを解釈し、書き替え可能
な不揮発性メモリからなる記憶手段(31)に格納す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、冷凍機の制御装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の装置の従来の技術として、例え
ば特開平3−5677号に記載の冷凍機の制御装置があ
る。
【0003】図13は、従来例に係る制御装置の構成を
示すブロック図である。図13において、制御装置11
では、ケーブル接続されたホストコンピュータ(図示せ
ず)からの温度データ送信要求をデータ通信用通信イン
タフェース61(以下、データ通信用通信I/Fと記載す
る)を介して受信し、記憶装置31の制御情報格納領域
311に格納されている温度データを送信する。また制
御装置11では、上記ホストコンピュータからの設定デ
ータ入力をデータ通信用通信I/F61を介して受信し、
記憶装置31の制御情報格納領域311に格納する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来例において
は、制御装置11とホストコンピュータをケーブル接続
する必要があるため、ケーブルで直接接続することが可
能な範囲を超えて、データの送受信を行なうことができ
ない。また、プログラム格納領域312が読出し専用の
不揮発性記憶装置からなるため、制御装置11とホスト
コンピュータ間の通信によって、制御装置11の機能に
関わるプログラムの更新を行なうことができないという
問題がある。
【0005】本発明の目的は、制御装置が実行する処理
プログラムを遠隔地から更新することができる冷凍機の
制御装置及びシステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明の冷凍機の制御装置は以下の如
く構成されている。
【0007】(1)本発明の冷凍機の制御装置は、ホス
トコンピュータから公衆回線インタフェースを介して受
信したデータを解釈し、書き替え可能な不揮発性メモリ
からなる記憶手段に格納するよう構成されている。
【0008】(2)本発明の冷凍機の制御システムは、
ホストコンピュータから公衆回線インタフェースを介し
て受信したデータを解釈し、書き替え可能な不揮発性メ
モリからなる記憶手段に格納する制御装置と、前記公衆
回線インタフェースを備え、前記ホストコンピュータと
前記制御装置との間の前記データの通信を介在する通信
装置と、から構成されている。
【0009】(3)本発明の冷凍機の制御システムは、
ホストコンピュータから公衆回線インタフェースを介し
て受信したデータを解釈し、書き替え可能な不揮発性メ
モリからなる記憶手段に格納するとともに、通信内容に
応じて通信機能を切替えるためのスイッチを備えた複数
の制御装置と、前記公衆回線インタフェースを備え、前
記ホストコンピュータと前記複数の制御装置との間の前
記データの通信を介在する通信装置と、から構成されて
いる。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)図1は、本
発明の第1の実施の形態における冷凍機の制御装置の構
成を示すブロック図である。
【0011】図1において、1は冷凍機、11は冷凍機
の制御装置、131は公衆回線インタフェース(以下、
公衆回線I/Fと記載)である。冷凍機1の制御装置11
は、中央処理装置21、記憶装置31、保守通信用通信
インタフェース41(以下、保守通信用通信I/F41と
記載)、プロセス入出力装置51からなり、図1に示す
冷凍機1を制御する。
【0012】プロセス入出力装置51は、冷凍機1の状
態を信号として取り込み、中央処理装置21へ送る。ま
たプロセス入出力装置51は、中央処理装置21で計算
された制御指令を冷凍機1へ出力する。
【0013】記憶装置31は、制御情報格納領域311
及びプログラム格納領域312を持つ。このうち、プロ
グラム格納領域312は、書換えが可能な不揮発性メモ
リ(例えば、フラッシュメモリ、EEPROMなど)によって
構成されているものとする。
【0014】保守通信用通信I/F41は、遠隔地に設置
されたホストコンピュータから公衆回線I/F131を介
して送られてきた通信データを受信して、中央処理装置
21へ送る。また保守通信用通信I/F41は、中央処理
装置21から送られてきた通信データを公衆回線I/F1
31を介して、ホストコンピュータへ送る。
【0015】中央処理装置21は、プロセス入出力装置
51から得られた情報を、記憶装置31の制御情報格納
領域311に格納する。中央処理装置21は、保守通信
用通信I/F41から得られた通信データを解釈して、記
憶装置31への情報の格納(プログラム格納領域312
の書替えを含む)を行ない、また記憶装置31から情報
を読み込んで、作成した通信データを保守通信用通信I/
F41に送る。更に中央処理装置21は、記憶装置31
の制御情報格納領域311に格納された情報を使って、
冷凍機1を制御するための演算を行ない、プロセス入出
力装置51に出力を行なう。なお、中央処理装置21が
実行する演算プログラムはプログラム格納領域312に
格納されているものとする。
【0016】公衆回線I/F131は、例えばモデムやタ
ーミナルアダプタのようなものであり、保守通信用通信
I/F41から受け取ったデータを公衆回線に送出するた
めに必要な信号の変換処理を行なう。また公衆回線I/F
131は、ホストコンピュータから公衆回線経由で受け
取った信号を保守通信用通信I/F41が受信可能なデー
タに変換する処理を行なう。なお、公衆回線としては、
移動体通信によって確立される通信回線も含むものとす
る。
【0017】図2は、本第1の実施の形態の制御装置の
プログラム更新時におけるホストコンピュータ側の処理
フローチャートである。また図3は、本第1の実施の形
態の制御装置のプログラム更新時における制御装置11
側の処理フローチャートである。
【0018】以下、遠隔地に設置したホストコンピュー
タを使って、制御装置11のプログラム格納領域312
の更新を行なう手順を図2,図3のフローチャートに従
って説明する。
【0019】まず、ホストコンピュータと制御装置11
の間の通信回線を確立するため、ホストコンピュータか
ら公衆回線I/F131に対応した電話番号に対してダイ
アルを行う(ステップA101)。この時、制御装置1
1の側に設置された公衆回線I/F131が他のホストコ
ンピュータと既に接続されている場合は、接続失敗(ス
テップA102でN)となるため、回線切断処理を行な
って(ステップA103)、一定の待ち時間のあと(ス
テップA104)、再度ホストコンピュータから公衆回
線I/F131に対応した電話番号に対してダイアルを行
なう(ステップA101)。
【0020】制御装置11の側に設置された公衆回線I/
F131との接続に成功した場合(ステップA102で
Y)は、制御装置11側でもダイアルあり(ステップB
101でY)となり,ホストコンピュータからの要求待
ち状態(ステップB102)となる。
【0021】次に、ホストコンピュータは制御装置11
に現在格納されているプログラムのバージョンに関する
情報を要求する(ステップA105)。これに対して、
制御装置11はホストコンピュータからの要求あり(ス
テップB103でY)状態となり、要求内容がプログラ
ム情報要求であるため、プログラム情報の読出し(ステ
ップB106)、プログラム情報の応答(ステップB1
07)を順に行い、再びホストコンピュータからの要求
待ち状態(ステップB102)となる。
【0022】ホストコンピュータでは、制御装置11か
ら得られた応答を使ってプログラムの更新が必要かどう
か判断する(ステップA106)。ホストコンピュータ
は、プログラムの更新が不要である場合(ステップA1
06でN)、終了要求を行なう(ステップA114)。
これに対して、制御装置11はホストコンピュータから
の要求あり(ステップB103でY)状態となり、要求
内容が終了要求であるため、終了応答(ステップB11
5)、回線切断(ステップB116)を順に行ない、ダ
イアル待ち状態(ステップB101)となる。ここで、
プログラム格納領域チェック(ステップB113)及び
プログラム起動(ステップB114)を実行しないの
は、特にプログラムの停止を行なっていないからであ
る。
【0023】ホストコンピュータは、プログラムの更新
が必要である場合(ステップA106でY)、冷凍機運
転状態の要求を行なう(ステップA107)。これに対
して、制御装置11はホストコンピュータからの要求あ
り(ステップB103でY)状態となり、要求内容が冷
凍機運転状態の要求であるため、冷凍機運転状態の読出
し(ステップB104)、冷凍機運転状態の応答(ステ
ップB105)を順に行ない、再びホストコンピュータ
からの要求待ち状態(ステップB102)となる。
【0024】ホストコンピュータでは、制御装置11か
ら得られた冷凍機運転状態からプログラムの更新が可能
かどうか判断する(ステップA108)。ホストコンピ
ュータは、冷凍機が停止中でない場合(ステップA10
8でN)、プログラムの更新を行なうことができないた
め、終了要求を行う(ステップA114)。これに対し
て、制御装置11はホストコンピュータからの要求あり
(ステップB103でY)状態となり、要求内容が終了
要求であるため、終了応答(ステップB115)、回線
切断(ステップB116)を順に行ない、ダイアル待ち
状態(ステップB101)となる。ここで,プログラム
格納領域チェック(ステップB113)及びプログラム
起動(ステップB114)を実行しないのは、前述のプ
ログラム更新要否の判定の時と同様にプログラムの停止
を行っていないためである。
【0025】ホストコンピュータは、冷凍機が停止中で
プログラムの更新が可能である場合(ステップA108
でY)、現状のプログラムの消去要求を行なう(ステッ
プA109)。これに対して、制御装置11はホストコ
ンピュータからの要求あり(ステップB103でY)状
態となり、要求内容がプログラム消去要求であるため、
書換え対象となるプログラムの停止(ステップB10
8)、対応するプログラム格納領域の消去(ステップB
109)、消去結果に対応した応答(ステップB11
0)を順に行ない,再びホストコンピュータからの要求
待ち状態(ステップB102)となる。
【0026】ホストコンピュータでは、制御装置11か
ら得られた消去結果からプログラムの書込み要求が可能
かどうか判断する(ステップA110)。ホストコンピ
ュータは、消去に失敗した場合(ステップA110で
N)、プログラムの書込み要求を行なうことができない
ため、再度現状のプログラムの消去要求を行なう(ステ
ップA109)。ホストコンピュータは、消去に成功し
た場合(ステップA110でY)、新規プログラムデー
タの書込み要求を行なう(ステップA111)。これに
対して、制御装置11はホストコンピュータからの要求
あり(ステップB103でY)状態となり,要求内容が
プログラム書込み要求であるため、プログラム格納領域
に対する書込み(ステップB111)、書込み結果に対
応した応答(ステップB112)を順に行ない、再びホ
ストコンピュータからの要求待ち状態(ステップB10
2)となる。
【0027】ホストコンピュータでは、制御装置11か
ら得られた書込み結果からプログラムが正常に書込まれ
たかどうかを判断する(ステップA112)。ホストコ
ンピュータは、書込みに失敗した場合(ステップA11
2でN)、続いてプログラムの書込み要求を行なうこと
ができないため、今まで書込まれたプログラムの消去要
求を行なう(ステップA109)。ホストコンピュータ
は、正常に書込まれた場合(ステップA112でY)、
続けて書込むデータが存在するかどうかを確認する(ス
テップA113)。ホストコンピュータは、続けて書込
むデータが存在する場合(ステップA113でY)、新
規プログラムデータの書込み要求(ステップA111)
を繰り返す。一方、ホストコンピュータは、全てのデー
タの書込みが終了して、続けて書込むデータが存在しな
い場合(ステップA113でN)、終了要求を行なう
(ステップA114)。
【0028】これに対して、制御装置11はホストコン
ピュータからの要求あり(ステップB103でY)状態
となり、要求内容が終了要求であるため、プログラム格
納領域のチェック(ステップB113)、プログラム起
動(ステップB114)、終了応答(ステップB11
5)、回線切断(ステップB116)を順に行ない、ダ
イアル待ち状態(ステップB101)となる。
【0029】ホストコンピュータでは、制御装置11か
ら得られた終了応答から、一連のプログラム更新処理が
正常に行なわれたかどうかを判断する(ステップA11
5)。ホストコンピュータは、終了応答に異常があった
場合(ステップA115でN)、回線切断処理(ステッ
プA103)、一定の待ち時間(ステップA104)を
経て、再度ホストコンピュータから公衆回線I/F131
に対応した電話番号に対してダイアルを行ない(ステッ
プA101)、プログラム更新処理を再実行する。終了
応答の異常としては、プログラム格納領域の異常,プロ
グラム起動における異常,冷凍機の運転状態によるプロ
グラム更新の不可能な状態などが考えられる。
【0030】ホストコンピュータは、終了応答が正常で
あった場合(ステップA115でY)、一連のプログラ
ム更新処理が正常に行なわれているため、回線切断処理
を行なって(ステップA116)、処理を終了する。
【0031】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態における冷凍機の制御装置及び通信装置
の構成を示すブロック図である。
【0032】図4において、1は冷凍機、11は冷凍機
の制御装置、101は公衆回線I/Fを備えた通信装置
(以下、通信装置と記載)である。冷凍機の制御装置1
1の構成については、保守通信用通信I/F41を除い
て、第1の実施の形態で示した通りであるので、保守通
信用通信I/F41以外については、ここでは特に説明し
ない。
【0033】制御装置11の保守通信用通信I/F41
は、通信装置101の保守通信用通信I/F141を介し
て送られてきた通信データを受信して、中央処理装置2
1へ送る。また保守通信用通信I/F41は、中央処理装
置21から送られてきた通信データを保守通信用通信I/
F141を介して、通信装置101へ送る。
【0034】通信装置101は、中央処理装置111、
記憶装置121、公衆回線I/F131、保守通信用通信I
/F141からなり、制御装置11との通信及び遠隔地に
設置されたホストコンピュータとの通信の両方を行な
う。
【0035】記憶装置121は、プログラム格納領域1
23を持つ。プログラム格納領域123は、書換えが可
能な不揮発性メモリ(例えば、フラッシュメモリ、EEPR
OMなど)よって構成されているものとする。
【0036】保守通信用通信I/F141は、制御装置1
1の保守通信用通信I/F41から送られてきた通信デー
タを受信して、中央処理装置111へ送る。また、中央
処理装置111から送られてきた通信データを保守通信
用通信I/F41を介して、制御装置11へ送る。
【0037】中央処理装置111は、公衆回線I/F13
1から得られた通信データを解釈して、記憶装置121
への情報の格納(プログラム格納領域123の書換え)
を行なう。更に中央処理装置111は、保守通信用通信
I/F141から得られた通信データを解釈して、記憶装
置121への情報の格納を行なうとともに、プログラム
格納領域123から情報を読み込んで、作成した通信デ
ータを保守通信用通信I/F141へ送る。なお、プログ
ラム格納領域123には、制御装置11の中央処理装置
21が実行する演算プログラムが格納されているものと
する。
【0038】公衆回線I/F131は、例えばモデムやタ
ーミナルアダプタのようなものであり、中央処理装置1
11から受け取ったデータを、公衆回線に送出するため
に必要な信号の変換処理を行なう。また公衆回線I/F1
31は、ホストコンピュータから公衆回線経由で受け取
った信号を中央処理装置111が受信可能なデータに変
換する処理を行なう。なお、公衆回線としては,移動体
通信によって確立される通信回線を含むものとする。
【0039】図5は、本第2の実施の形態の制御装置の
プログラム更新時におけるホストコンピュータ側の処理
フローチャートである。図6は、本第2の実施の形態の
制御装置のプログラム更新時におけるホストコンピュー
タに対する通信装置側の処理フローチャートである。図
7は、本第2の実施の形態の制御装置のプログラム更新
時における制御装置に対する通信装置側の処理フローチ
ャートである。図8は、本第2の実施の形態の制御装置
のプログラム更新時における制御装置側の処理フローチ
ャートである。
【0040】以下、遠隔地に設置したホストコンピュー
タと制御装置11側に設置された通信装置101を使っ
て、制御装置11のプログラム格納領域312の更新を
行なう手順を図5〜図8のフローチャートに従って説明
する。
【0041】本第2の実施の形態においては、最初にホ
ストコンピュータから通信装置101に対して、制御装
置11におけるプログラム格納領域312の更新に必要
なプログラムを書込む処理が行なわれる。その後、通信
装置101から制御装置11のプログラム格納領域31
2の更新処理が行なわれる。そこで、ホストコンピュー
タと通信装置101の間で行なわれる処理について、図
5及び図6のフローチャートに従って説明をしてから、
通信装置101と制御装置11の間で行なわれる処理に
ついて、図7及び図8のフローチャートに従って説明を
する。
【0042】まず、ホストコンピュータと通信装置10
1の間の通信回線を確立するため、ホストコンピュータ
から公衆回線I/F131に対応した電話番号に対してダ
イアルを行なう(ステップC101)。この時、通信装
置101の公衆回線I/F131が他のホストコンピュー
タと既に接続されている場合は、接続失敗(ステップC
102でN)となるため、回線切断処理を行なって(ス
テップC103)、一定の待ち時間のあと(ステップC
104)、再度ホストコンピュータから公衆回線I/F1
31に対応した電話番号に対してダイアルを行なう(ス
テップC101)。
【0043】通信装置101の公衆回線I/F131との
接続に成功した場合(ステップC102でY)は、通信
装置101側でもダイアルあり(ステップD101で
Y)となり、ホストコンピュータからの要求待ち状態
(ステップD102)となる。
【0044】次に、ホストコンピュータは通信装置10
1に現在格納されているプログラムのバージョンに関す
る情報を要求する(ステップC105)。これに対し
て、通信装置101はホストコンピュータからの要求あ
り(ステップD103でY)状態となり、要求内容がプ
ログラム情報要求であるため、プログラム情報の読出し
(ステップD104)、プログラム情報応答(ステップ
D105)を順に行ない、再びホストコンピュータから
の要求待ち状態(ステップD102)となる。
【0045】ホストコンピュータでは、通信装置101
から得られた応答を使ってプログラムの更新が必要かど
うか判断する(ステップC106)。ホストコンピュー
タは、プログラムの更新が不要である場合(ステップC
106でN)、終了要求を行なう(ステップC11
2)。これに対して、通信装置101はホストコンピュ
ータからの要求あり(ステップD103でY)状態とな
り、要求内容が終了要求であるため、プログラム格納領
域チェック(ステップD110)、終了応答(ステップ
D111)、回線切断(ステップD112)を順に行な
い、ダイアル待ち状態(ステップD101)となる。
【0046】ホストコンピュータは、プログラムの更新
が必要である場合(ステップC106でY)、現状のプ
ログラムの消去要求を行なう(ステップC107)。こ
れに対して、通信装置101はホストコンピュータから
の要求あり(ステップD103でY)状態となり、要求
内容がプログラム消去要求であるため、プログラム格納
領域の消去(ステップD106)、消去結果に対応した
応答(ステップD107)を順に行ない、再びホストコ
ンピュータからの要求待ち状態(ステップD102)と
なる。
【0047】ホストコンピュータでは、通信装置101
から得られた消去結果からプログラムの書込み要求が可
能かどうか判断する(ステップC108)。ホストコン
ピュータは、消去に失敗した場合(ステップC108で
N)、プログラムの書込み要求を行なうことができない
ため、再度現状のプログラムの消去要求を行なう(ステ
ップC107)。ホストコンピュータは、消去に成功し
た場合(ステップC108でY)、新規プログラムデー
タの書込み要求を行なう(ステップC109)。これに
対して、通信装置101はホストコンピュータからの要
求あり(ステップD103でY)状態となり、要求内容
がプログラム書込み要求であるため、プログラム格納領
域に対する書込み(ステップD108)、書込み結果に
対応した応答(ステップD109)を順に行ない、再び
ホストコンピュータからの要求待ち状態(ステップD1
02)となる。
【0048】ホストコンピュータでは、通信装置101
から得られた書込み結果からプログラムが正常に書込ま
れたかどうかを判断する(ステップC110)。ホスト
コンピュータは、書込みに失敗した場合(ステップC1
10でN)、続いてプログラムの書込み要求を行なうこ
とができないため、今まで書込まれたプログラムの消去
要求を行なう(ステップC107)。ホストコンピュー
タは、正常に書込まれた場合(ステップC110で
Y)、続けて書込むデータが存在するかどうかを確認す
る(ステップC111)。ホストコンピュータは、続け
て書込むデータが存在する場合(ステップC111で
Y)、新規プログラムデータの書込み要求(ステップC
109)を繰り返す。一方、ホストコンピュータは、全
てのデータの書込みが終了して、続けて書込むデータが
存在しない場合(ステップC111でN)、終了要求を
行なう(ステップC112)。
【0049】これに対して、通信装置101はホストコ
ンピュータからの要求あり(ステップD103でY)状
態となり、要求内容が終了要求であるため、プログラム
格納領域のチェック(ステップD110)、終了応答
(ステップD111)、回線切断(ステップD112)
を順に行ない、ダイアル待ち状態(ステップD101)
となる。
【0050】ホストコンピュータでは、通信装置101
から得られた終了応答から、一連のプログラム更新処理
が正常に行なわれたかどうかを判断する(ステップC1
13)。ホストコンピュータは、終了応答に異常があっ
た場合(ステップC113でN)、回線切断処理(ステ
ップC103)、一定の待ち時間(ステップC104)
を経て、再度ホストコンピュータから公衆回線I/F13
1に対応した電話番号に対してダイアルを行ない(ステ
ップC101)、プログラム更新処理を再実行する。終
了応答の異常としては、プログラム格納領域の異常が考
えられる。
【0051】ホストコンピュータは、終了応答が正常で
あった場合(ステップC113でY)、一連のプログラ
ム更新処理が正常に行なわれているため、回線切断処理
を行なって(ステップC114)、処理を終了する。
【0052】ここまでの処理において、通信装置101
のプログラム格納領域123に制御装置11のプログラ
ム格納領域312を更新するためのプログラムが書込ま
れたこととなる。以降では、通信装置101と制御装置
11の間で行われる処理について説明する。
【0053】まず、通信装置101では、制御装置11
のプログラム格納領域312を更新するためのプログラ
ムが存在するかどうかについて調べる(ステップE10
1)。前述した処理を実行している間は、プログラムが
存在しないため、通信装置101は処理が終了するまで
待ち状態となる(ステップE101でN)。前述した処
理が終了した後はプログラムが存在するため(ステップ
E101でY)、通信装置101は制御装置11に現在
格納されているプログラムのバージョンに関する情報を
要求する(ステップE102)。これに対して、制御装
置11は通信装置101からの要求あり(ステップF1
02でY)状態となり,要求内容がプログラム情報要求
であるため、プログラム情報の読出し(ステップF10
5)、プログラム情報応答(ステップF106)を順に
行ない、再び通信装置101からの要求待ち状態(ステ
ップF101)となる。
【0054】通信装置101では、制御装置11から得
られた応答を使ってプログラムの更新が必要かどうか判
断する(ステップE103)。通信装置101は、プロ
グラムの更新が不要である場合(ステップE103で
N)、処理を終了する。通信装置101は、プログラム
の更新が必要である場合(ステップE103でY)、冷
凍機運転状態の要求を行なう(ステップE104)。こ
れに対して、制御装置11は通信装置101からの要求
あり(ステップF102でY)状態となり、要求内容が
冷凍機運転状態の要求であるため、冷凍機運転状態読出
し(ステップF103)、冷凍機運転状態応答(ステッ
プF104)を順に行ない、再び通信装置101からの
要求待ち状態(ステップF101)となる。
【0055】通信装置101では、制御装置11から得
られた冷凍機運転状態からプログラムの更新が可能かど
うか判断する(ステップE105)。通信装置101
は、冷凍機が停止中でない場合(ステップE105で
N)、プログラムの更新を行なうことができないため、
再度冷凍機運転状態の要求を行ない(ステップE10
4)、冷凍機が停止状態へ変化することを待つ。通信装
置101は、冷凍機が停止中でプログラムの更新が可能
である場合(ステップE105でY)、現状のプログラ
ムの消去要求を行なう(ステップE106)。これに対
して、制御装置11は通信装置101からの要求あり
(ステップF102でY)状態となり、要求内容がプロ
グラム消去要求であるため、書換え対象となるプログラ
ム停止(ステップF107)、プログラム格納領域の消
去(ステップF108)、消去結果に対応した応答(ス
テップF109)を順に行ない、再び通信装置101か
らの要求待ち状態(ステップF101)となる。
【0056】通信装置101では、制御装置11から得
られた消去結果からプログラムの書込み要求が可能かど
うか判断する(ステップE107)。通信装置101
は、消去に失敗した場合(ステップE107でN)、プ
ログラムの書込み要求を行なうことができないため、再
度現状のプログラムの消去要求を行なう(ステップE1
06)。通信装置101は、消去に成功した場合(ステ
ップE107でY)、新規プログラムデータの書込み要
求を行なう(ステップE108)。これに対して、制御
装置11は通信装置101からの要求あり(ステップF
102でY)状態となり、要求内容がプログラム書込み
要求であるため、プログラム格納領域に対する書込み
(ステップF110)、書込み結果に対応した応答(ス
テップF111)を順に行ない、再び通信装置101か
らの要求待ち状態(ステップF101)となる。
【0057】通信装置101では、制御装置11から得
られた書込み結果からプログラムが正常に書込まれたか
どうかを判断する(ステップE109)。通信装置10
1は、書込みに失敗した場合(ステップE109で
N)、続いてプログラムの書込み要求を行なうことがで
きないため、今まで書込まれたプログラムの消去要求を
行なう(ステップE106)。通信装置101は、正常
に書込まれた場合(ステップE109でY)、続けて書
込むデータが存在するかどうかを確認する(ステップE
110)。通信装置101は、続けて書込むデータが存
在する場合(ステップE110でY)、新規プログラム
データの書込み要求(ステップE108)を繰り返す。
【0058】一方、通信装置101は、全てのデータの
書込みが終了して、続けて書込むデータが存在しない場
合(ステップE110でN)、終了要求を行なう(ステ
ップE111)。これに対して、制御装置11は通信装
置101からの要求あり(ステップF102でY)状態
となり、要求内容が終了要求であるため、プログラム格
納領域のチェック(ステップF112)、プログラム起
動(ステップF113)、終了応答(ステップF11
4)を順に行ない、再び通信装置101からの要求待ち
状態(ステップF101)となる。
【0059】通信装置101では、制御装置11から得
られた終了応答から、一連のプログラム更新処理が正常
に行われたかどうかを判断する(ステップE112)。
通信装置101は、終了応答に異常があった場合(ステ
ップE112でN)、再度プログラム更新処理を再実行
する。終了応答の異常としては、プログラム格納領域の
異常、プログラム起動における異常などが考えられる。
通信装置101は、終了応答が正常であった場合(ステ
ップE112でY)、一連のプログラム更新処理が正常
に行なわれているため、処理を終了する。
【0060】(第3の実施の形態)図9は、本発明の第
3の実施の形態における冷凍機の制御装置及び通信装置
の構成を示すブロック図である。
【0061】図9において、1,…,nは冷凍機,1
1,…,1nは冷凍機の制御装置、81は通信ネットワ
ーク、101は公衆回線I/Fを備えた通信装置(以下、
通信装置と記載)である。冷凍機の制御装置11,…,
1nの構成については、データ通信用通信I/F61,
…,6n、スイッチ71,…,7nを除いて、第2の実
施の形態で示した通りであるので、データ通信用通信I/
F61,…,6n以外については、ここでは特に説明し
ない。
【0062】制御装置11,…,1nのデータ通信用通
信I/F61,…,6nは、通信装置101のデータ通信
用通信I/F151を介して送られてきた通信データを受
信して、中央処理装置21,…,2nへ送る。またデー
タ通信用通信I/F61,…,6nは、中央処理装置2
1,…,2nから送られてきた通信データをデータ通信
用通信I/F151を介して、通信装置101へ送る。
【0063】スイッチ71,…,7nは、データ通信用
の通信と保守通信用の通信の二つの通信内容を同一の通
信ネットワーク81上で共存させるための切替装置であ
る。実現方法としては、ハードウェア的に電気信号が流
れる経路を変更するものとソフトウェア的にデータのみ
を受け渡しするものなどが考えられるが、実現方法につ
いては限定しないものとする。
【0064】通信装置101は、中央処理装置111、
記憶装置121、公衆回線I/F131、データ通信用通
信I/F151からなり、図9に示す制御装置11,…,
1nとの通信、及び遠隔地に設置されたホストコンピュ
ータとの通信の両方を行なう。
【0065】記憶装置121は、データ格納領域122
及びプログラム格納領域123を有する。プログラム格
納領域123は、書換えが可能な不揮発性メモリ(例え
ば,フラッシュメモリ,EEPROMなど)よって構成されて
いるものとする。
【0066】データ通信用通信I/F151は、制御装置
11,…,1nのデータ通信用通信I/F61,…,6n
から送られてきた通信データを受信して、中央処理装置
111へ送る。また、中央処理装置111から送られて
きた通信データをデータ通信用通信I/F61,…,6n
を介して、制御装置11,…,1nへ送る。
【0067】中央処理装置111は、公衆回線I/F13
1から得られた通信データを解釈して、記憶装置121
への情報の格納(プログラム格納領域123の書換え)
を行なう。更に中央処理装置111は、データ通信用通
信I/F151から得られた通信データを解釈して、記憶
装置121への情報の格納を行なうとともに、記憶装置
121から情報を読み込んで、作成した通信データをデ
ータ通信用通信I/F151に送る。なお、プログラム格
納領域123には、制御装置11,…,1nの中央処理
装置21,…,2nが実行する演算プログラムが格納さ
れているものとする。
【0068】公衆回線I/F131は、例えばモデムやタ
ーミナルアダプタのようなものであり、中央処理装置1
11から受け取ったデータを、公衆回線に送出するため
に必要な信号の変換処理を行なう。また公衆回線I/F1
31は、ホストコンピュータから公衆回線経由で受け取
った信号を中央処理装置111が受信可能なデータに変
換する処理を行なう。なお、公衆回線としては、移動体
通信によって確立される通信回線を含むものとする。
【0069】図10は、制御装置11,…,1n内のス
イッチ71,…,7nの詳細な構成を示す図である。図
10において、スイッチ71,…,7nはデータ通信用
通信を実行する際には全てのスイッチがa側(1a,2
a,3a,4a)に接続され、保守通信用通信を実行す
る際には全てのスイッチがb側(1b,2b,3b,4
b)に接続されるよう動作するものとする。
【0070】図11は、本第3の実施の形態の制御装置
のプログラム更新時における制御装置に対する通信装置
側の処理フローチャートである。図12は、本第3の実
施の形態の制御装置のプログラム更新時における制御装
置側の処理フローチャートである。
【0071】以下、遠隔地に設置したホストコンピュー
タと制御装置11の側に設置された通信装置101を使
って、制御装置11のプログラム格納領域312の更新
を行なう手順を図11,図12のフローチャートに従っ
て説明する。
【0072】本第3の実施の形態においては、最初にホ
ストコンピュータから通信装置101に対して、制御装
置11におけるプログラム格納領域312の更新に必要
なプログラムを書込む処理が行なわれる。その後、通信
装置101から制御装置11のプログラム格納領域31
2の更新処理が行なわれる。ホストコンピュータと通信
装置101の間で行なわれる処理については、第2の実
施の形態において図5及び図6のフローチャートに従っ
て説明した通りであるので、通信装置101と制御装置
11の間で行われる処理について図11及び図12のフ
ローチャートに従って説明する。前提条件として、通常
は通信装置101と制御装置11の間で定周期のデータ
通信が行なわれているものとし、冷凍機1の運転状態そ
の他についての情報がデータ格納領域122に格納され
ているものとする。
【0073】まず、通信装置101では、制御装置11
のプログラム格納領域312を更新するためのプログラ
ムが存在するかどうかについて調べる(ステップG10
1)。ホストコンピュータと通信装置101の間での処
理を実行している間は、プログラムが存在しないため、
通信装置101は処理が終了するまで待ち状態となる
(ステップG101でN)。ホストコンピュータと通信
装置101の間での処理が終了した後はプログラムが存
在するため(ステップG101でY)、通信装置101
は冷凍機の運転状態について確認する(ステップG10
2)。冷凍機が停止中でない場合(ステップG102で
N)、プログラムの更新を行なうことができないため、
冷凍機が停止状態へ変化することを待つ。
【0074】冷凍機が停止中でプログラムの更新が可能
である場合(ステップG102でY)、通信装置101
は保守通信への切替を行う(ステップG103)。この
時、制御装置11との通信に失敗した場合は、切替失敗
(ステップG104でN)となるため、通信装置101
は、再度目的とする制御装置11に対して保守通信への
切替を行なう(ステップG103)。制御装置11との
通信に成功した場合は、制御装置11は保守通信への切
替あり(ステップH101でY)状態となり、スイッチ
71を保守通信用に切替えて、通信装置101からの要
求待ち状態(ステップH103)となる。
【0075】次に、通信装置101は制御装置11に現
在格納されているプログラムのバージョンに関する情報
を要求する(ステップG105)。これに対して、制御
装置11は通信装置101からの要求あり(ステップH
104でY)状態となり、要求内容がプログラム情報要
求であるため、プログラム情報の読出し(ステップH1
05)、プログラム情報応答(ステップH106)を順
に行ない、再び通信装置101からの要求待ち状態(ス
テップH103)となる。
【0076】通信装置101では、制御装置11から得
られた応答を使ってプログラムの更新が必要かどうか判
断する(ステップG106)。プログラムの更新が不要
である場合(ステップG106でN)、通信装置101
は終了要求を行なう(ステップG112)。これに対し
て、制御装置11は通信装置101からの要求あり(ス
テップH104でY)状態となり、要求内容が終了要求
であるため、終了応答(ステップH114)、データ通
信への切替(ステップH115)を順に行ない、データ
通信処理の実行を行ないながら保守通信への切替待ち状
態(ステップH101)となる。ここで、プログラム格
納領域チェック(ステップH112)、プログラム起動
(ステップH113)を実行しないのは、特にプログラ
ムの停止を行なっていないためである。
【0077】プログラムの更新が必要である場合(ステ
ップG106でY)、通信装置101は現状のプログラ
ムの消去要求を行なう(ステップG107)。これに対
して、制御装置11は通信装置101からの要求あり
(ステップH104でY)状態となり、要求内容がプロ
グラム消去要求であるため、書換え対象となるプログラ
ム停止(ステップH107)、プログラム格納領域の消
去(ステップH108)、消去結果に対応した応答(ス
テップH109)を順に行ない、再び通信装置101か
らの要求待ち状態(ステップH103)となる。
【0078】通信装置101では、制御装置11から得
られた消去結果からプログラムの書込み要求が可能かど
うかを判断する(ステップG108)。消去に失敗した
場合(ステップG108でN)、プログラムの書込み要
求を行なうことができないため、通信装置101は、再
度現状のプログラムの消去要求を行なう(ステップG1
07)。消去に成功した場合(ステップG108で
Y)、通信装置101は、新規プログラムデータの書込
み要求を行なう(ステップG109)。これに対して、
制御装置11は通信装置101からの要求あり(ステッ
プH104でY)状態となり、要求内容がプログラム書
込み要求であるため、プログラム格納領域に対する書込
み(ステップH110)、書込み結果に対応した応答
(ステップH111)を順に行ない、再び通信装置10
1からの要求待ち状態(ステップH103)となる。
【0079】通信装置101では、制御装置11から得
られた書込み結果からプログラムが正常に書込まれたか
どうかを判断する(ステップG110)。書込みに失敗
した場合(ステップG110でN)、続いてプログラム
の書込み要求を行なうことができないため、通信装置1
01は今まで書込まれたプログラムの消去要求を行なう
(ステップG107)。正常に書込まれた場合(ステッ
プG110でY)、通信装置101は続けて書込むデー
タが存在するかどうかを確認する(ステップG11
1)。続けて書込むデータが存在する場合(ステップG
111でY)、通信装置101は新規プログラムデータ
の書込み要求(ステップG109)を繰り返す。
【0080】一方、全てのデータの書込みが終了して、
続けて書込むデータが存在しない場合(ステップG11
1でN)、通信装置101は終了要求を行なう(ステッ
プG112)。これに対して、制御装置11は通信装置
101からの要求あり(ステップH104でY)状態と
なり、要求内容が終了要求であるため、プログラム格納
領域のチェック(ステップH112)、プログラム起動
(ステップH113)、終了応答(ステップH11
4)、データ通信への切替(ステップH115)を順に
行ない、データ通信処理の実行を行ないながら保守通信
への切替待ち状態(ステップH101)となる。
【0081】通信装置101では、制御装置11から得
られた終了応答から、一連のプログラム更新処理が正常
に行なわれたかどうかを判断する(ステップG11
3)。終了応答に異常があった場合(ステップG113
でN)、通信装置101はプログラム更新処理を保守通
信への切替(ステップG103)から再実行する。終了
応答の異常としては、プログラム格納領域の異常、プロ
グラム起動における異常などが考えられる。終了応答が
正常であった場合(ステップG113でY)、通信装置
101は一連のプログラム更新処理が正常に行なわれて
いるため、処理を終了する。
【0082】なお、同様の処理を他の制御装置12,
…,1nに対しても実行することによって、通信装置1
01に接続される全ての制御装置11,…,1nについ
て、プログラムの更新を実行できる。
【0083】なお、本発明は上記各実施の形態のみに限
定されず、要旨を変更しない範囲で適時変形して実施で
きる。
【0084】
【発明の効果】本発明の冷凍機の制御装置によれば、プ
ログラムを書き換え可能な不揮発性メモリに格納する制
御装置と公衆回線インタフェースとを組み合わせること
により、遠隔地に設置されたホストコンピュータと通信
を行ない、制御装置が実行する処理プログラムを遠隔地
から更新することができる。また、更新の必要性や冷凍
機の運転状態を確認した上で処理を実行できるため、不
必要なプログラムの更新や冷凍機の運転に支障を与えた
りすることなく、プログラムの更新を行なうことができ
る。
【0085】本発明の冷凍機の制御システムによれば、
プログラムを書き換え可能な不揮発性メモリに格納する
制御装置と公衆回線インタフェースを有する通信装置と
を組み合わせることにより、遠隔地に設置されたホスト
コンピュータと通信を行ない、制御装置が実行する処理
プログラムを遠隔地から更新することができる。また、
更新の必要性や冷凍機の運転状態を確認した上で処理を
実行できるため、不必要なプログラムの更新や冷凍機の
運転に支障を与えたりすることなく、プログラムの更新
を行なうことができる。更に、ホストコンピュータと通
信装置の間の通信と通信装置と制御装置の間の通信とを
独立して実行できるため、冷凍機の運転中に更新に必要
なデータを通信装置に対して書込んでおき、冷凍機が停
止状態となってから直ちにプログラムの更新を行なうこ
とができる。
【0086】本発明の冷凍機の制御システムによれば、
プログラムを書き換え可能な不揮発性メモリに格納する
制御装置と公衆回線インタフェースを有する通信装置と
を組み合わせることにより、遠隔地に設置されたホスト
コンピュータと通信を行ない、制御装置が実行する処理
プログラムを遠隔地から更新することができる。その
際、更新の必要性や冷凍機の運転状態を確認した上で処
理を実行するため、不必要なプログラムの更新や冷凍機
の運転に支障を与えたりすることなく、プログラムの更
新を行なうことができる。また、ホストコンピュータと
通信装置の間の通信と通信装置と制御装置の間の通信と
を独立して実行できるため、冷凍機の運転中に更新に必
要なデータを通信装置に対して書込んでおき、冷凍機が
停止状態となってから直ちにプログラムの更新を行なう
ことができる。更に、制御装置内に通信機能の切替スイ
ッチを備えたことによって、通信装置と接続された複数
の制御装置に対して,プログラム更新処理を順次実行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における冷凍機の制御装置の
構成を示すブロック図。
【図2】第1の実施の形態の制御装置のプログラム更新
時におけるホストコンピュータ側の処理フローチャー
ト。
【図3】第1の実施の形態の制御装置のプログラム更新
時における制御装置側の処理フローチャート。
【図4】第2の実施の形態における冷凍機の制御装置及
び通信装置の構成を示すブロック図。
【図5】第2の実施の形態の制御装置のプログラム更新
時におけるホストコンピュータ側の処理フローチャー
ト。
【図6】第2の実施の形態の制御装置のプログラム更新
時におけるホストコンピュータに対する通信装置側の処
理フローチャート。
【図7】第2の実施の形態の制御装置のプログラム更新
時における制御装置に対する通信装置側の処理フローチ
ャート。
【図8】第2の実施の形態の制御装置のプログラム更新
時における制御装置側の処理フローチャート。
【図9】第3の実施の形態における冷凍機の制御装置及
び通信装置の構成を示すブロック図。
【図10】第3の実施の形態における制御装置内のスイ
ッチの詳細な構成を示す図。
【図11】第3の実施の形態の制御装置のプログラム更
新時における制御装置に対する通信装置側の処理フロー
チャート。
【図12】第3の実施の形態の制御装置のプログラム更
新時における制御装置側の処理フローチャート。
【図13】従来例に係る制御装置の構成を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…冷凍機 11…制御装置 21…中央処理装置 31…記憶装置 311…制御情報格納領域 312…プログラム格納領域 41…保守通信用通信インタフェース 51…プロセス入出力装置 101…通信装置 111…中央処理装置 121…記憶装置 122…データ格納領域 123…プログラム格納領域 131…公衆回線インタフェース 141…保守通信用通信インタフェース 151…データ通信用通信インタフェース 1〜n…冷凍機 11〜1n…制御装置 21〜2n…中央処理装置 31〜3n…記憶装置 311〜3n1…制御情報格納領域 312〜3n2…プログラム格納領域 41〜4n…保守通信用通信インタフェース 51〜5n…プロセス入出力装置 61〜6n…データ通信用通信インタフェース 71〜7n…スイッチ 81…通信ネットワーク

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ホストコンピュータから公衆回線インタフ
    ェースを介して受信したデータを解釈し、書き替え可能
    な不揮発性メモリからなる記憶手段に格納することを特
    徴とする冷凍機の制御装置。
  2. 【請求項2】ホストコンピュータから公衆回線インタフ
    ェースを介して受信したデータを解釈し、書き替え可能
    な不揮発性メモリからなる記憶手段に格納する制御装置
    と、 前記公衆回線インタフェースを備え、前記ホストコンピ
    ュータと前記制御装置との間の前記データの通信を介在
    する通信装置と、 を具備したことを特徴とする冷凍機の制御システム。
  3. 【請求項3】ホストコンピュータから公衆回線インタフ
    ェースを介して受信したデータを解釈し、書き替え可能
    な不揮発性メモリからなる記憶手段に格納するととも
    に、通信内容に応じて通信機能を切替えるためのスイッ
    チを備えた複数の制御装置と、 前記公衆回線インタフェースを備え、前記ホストコンピ
    ュータと前記複数の制御装置との間の前記データの通信
    を介在する通信装置と、 を具備したことを特徴とする冷凍機の制御システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018146178A (ja) * 2017-03-06 2018-09-20 シャープ株式会社 冷蔵庫、冷蔵庫の制御方法、およびプログラム
WO2021250739A1 (ja) * 2020-06-08 2021-12-16 三菱電機株式会社 冷凍サイクル装置

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