JP2001355577A - 流体機械の省エネルギー化促進方法、診断方法及び取引方法 - Google Patents

流体機械の省エネルギー化促進方法、診断方法及び取引方法

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JP2001355577A
JP2001355577A JP2000177657A JP2000177657A JP2001355577A JP 2001355577 A JP2001355577 A JP 2001355577A JP 2000177657 A JP2000177657 A JP 2000177657A JP 2000177657 A JP2000177657 A JP 2000177657A JP 2001355577 A JP2001355577 A JP 2001355577A
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広巳 玉井
Kiyoshi Ichikawa
潔 市川
Yoshio Miyake
良男 三宅
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
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    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D15/00Control, e.g. regulation, of pumps, pumping installations or systems
    • F04D15/0088Testing machines
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複雑なシミュレーションをすることなく、極
めて容易に流体機械の省エネルギー効果を把握すること
ができる流体機械の省エネルギー化促進方法を提供す
る。 【解決手段】 既設の流体機械に省エネルギー手段を導
入することによって流体機械の消費電力を削減し、流体
機械の省エネルギー化を促進する方法であって、ユーザ
が、流体機械の特性を特定するデータをサービス提供者
に提示し、サービス提供者が、流体機械の特性を特定す
るデータと省エネルギー率Sとに基づいて流体機械に省
エネルギー手段を導入した場合に得られる省エネルギー
効果を概算すると共に、効果的な省エネルギー手段を選
定し、上記省エネルギー効果及び選定された省エネルギ
ー手段をユーザに提示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、流体機械の省エネ
ルギー化促進方法、特に、ポンプなどの既設の流体機械
にインバータなどの省エネルギー手段を導入することに
よって該流体機械の消費電力を削減する流体機械の省エ
ネルギー化促進方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、環境保護の観点から企業や工場に
おける省エネルギー化の要請が高まっている。このよう
な要請を受けて省エネルギーに関する種々の法律が制定
され、省エネルギー化の必要性がより一層高まってい
る。特に、ビルや工場に設置される小型や中型のポンプ
の台数は極めて多く、全体に占める消費エネルギー比率
は意外と高い。例えば、ポンプの消費エネルギーだけで
13%に及ぶ事例も報告されている。従って、これらの
汎用ポンプの省エネルギー化を図ることは非常に有意義
である。
【0003】一般に、汎用ポンプは、要項(流量及び揚
程)に合わせて製作されるのではなく、在庫品の中から
要項を上回るポンプが選定され使用される。また、計画
要項は余裕を見込んだ最大流量に基づいて算出され、か
つ、配管損失にも余裕と経年変化が見込まれている。従
って、実際の運転は過大流量を抑えるためのバルブ調整
を行っており、これに起因してエネルギー消費の無駄が
生じている。
【0004】このようなエネルギー消費の無駄を少なく
するために、ポンプにインバータ(周波数変換器)を取
付け、ポンプの回転数を制御する技術が知られている。
これは、現地で運転してみることではじめてわかる必要
最低限の流量及び揚程(真の要項)にポンプの運転が一
致するように、インバータによってポンプの回転数を制
御(減速)し、上述のエネルギー消費の無駄をなくそう
とするものである。このようなインバータの導入により
大きな省エネルギー効果を得ることができる。例えば、
平均で35%にも及ぶ電力の削減ができるとの報告もな
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、インバ
ータによってエネルギー消費の無駄をなくそうとする場
合には、上述した真の要項を把握し、かつ、実際の運転
点との差異を把握しなければならないが、インバータを
導入する前にこれらを把握し検証することは困難であ
る。即ち、回転数を変化させた場合に、どの程度省エネ
ルギーになるかを把握するためには、モータ効率やイン
バータ効率等のデータを入手して、複雑なシミュレーシ
ョンを行う必要がある。従って、既設のポンプに省エネ
ルギー手段を導入する場合(既存のポンプにインバータ
を取付ける場合及び既設のポンプをインバータ付きのポ
ンプに取替える場合の双方を含む。以下、同じ)の投資
対効果を試算するためには手間と時間がかかってしま
う。このため十分に省エネルギー化が図られていないの
が現状である。
【0006】本発明は、このような従来技術の問題点に
鑑みてなされたもので、複雑なシミュレーションをする
ことなく、極めて容易に流体機械の省エネルギー効果を
把握することができ、また、ユーザに負担をかけずに省
エネルギー化を積極的に促進することのできる流体機械
の省エネルギー化促進方法を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような従来技術にお
ける問題点を解決するために、請求項1に記載の本発明
は、既設の流体機械に省エネルギー手段を導入すること
によって該流体機械の消費電力を削減し、流体機械の省
エネルギー化を促進する方法であって、ユーザが、上記
流体機械の特性を特定するデータをサービス提供者に提
示し、上記サービス提供者が、上記流体機械の特性を特
定するデータと流体機械の用途に応じて設定された省エ
ネルギー率とに基づいて、上記流体機械に省エネルギー
手段を導入した場合に得られる省エネルギー効果を概算
すると共に、導入するのが効果的な省エネルギー手段を
選定し、上記省エネルギー効果及び選定された省エネル
ギー手段を上記ユーザに提示することを特徴とする。
【0008】また、請求項2に記載の本発明は、ユーザ
が、上記流体機械の特性を特定するデータをサービス提
供者に提示し、上記サービス提供者が、上記流体機械の
特性を特定するデータと流体機械の用途に応じて設定さ
れた省エネルギー率とに基づいて、上記流体機械に省エ
ネルギー手段を導入した場合に得られる省エネルギー効
果を概算すると共に、導入するのが効果的な省エネルギ
ー手段を選定し、更に、上記ユーザの流体機械の運転状
況を実測し、該実測により得られたデータに基づいて、
上記省エネルギー効果を試算し、これらの省エネルギー
効果及び選定された省エネルギー手段を上記ユーザに提
示することを特徴とする。
【0009】このような構成とすることにより、ユーザ
は、複雑なシミュレーションをすることなく、極めて容
易に流体機械の省エネルギー効果を把握することができ
る。
【0010】更に、請求項3に記載の本発明は、サービ
ス提供者が、上記省エネルギー手段を導入した上記ユー
ザの流体機械の運転状況を実測し、該省エネルギー機器
の導入によって得られた実際の省エネルギー効果を計測
することを特徴とする。
【0011】また、請求項4に記載の本発明は、上記計
測された実際の省エネルギー効果に基づいて、上記省エ
ネルギー率を修正することを特徴とする。これにより、
省エネルギー率の正確性が向上し、サービス提供者が行
う診断結果の正確性が向上する。
【0012】更に、請求項5に記載の本発明は、サービ
ス提供者が、上記ユーザの流体機械に上記省エネルギー
手段を無償で導入し、該省エネルギー手段の導入によっ
て実際に削減されたコストの一部又は全部を上記ユーザ
から受け取ることを特徴とする。これにより、ユーザの
初期投資金額を実質的になくすことができるので、ユー
ザに無理な負担をかけることなく、省エネルギー化を積
極的に促進することが可能となる。
【0013】また、請求項6に記載の本発明は、ユーザ
とサービス提供者との間の情報の伝達が、ネットワーク
を介して相互に接続される上記ユーザ側のクライアント
端末と上記サービス提供者側のサーバとによってなされ
ることを特徴とする。これにより、ユーザが、サービス
提供者と離れた場所にいても、極めて容易に流体機械の
省エネルギー効果を把握することができる。
【0014】更に、請求項7に記載の本発明は、ユーザ
の顧客情報をデータベースとして上記サーバに蓄積する
ことを特徴とする。
【0015】また、請求項8に記載の本発明は、サービ
ス提供者が、上記ユーザの流体機械の運転状況の実測に
基づく省エネルギー効果の試算結果をネットワークを介
して上記サーバに送信することを特徴とする。
【0016】更に、請求項9に記載の本発明は、省エネ
ルギー手段が出力周波数を切替可能な周波数変換器であ
り、該省エネルギー手段を上記流体機械の近傍に設置し
たことを特徴とする。
【0017】また、請求項10に記載の本発明は、省エ
ネルギー手段が上記流体機械の取扱流体によって冷却さ
れることを特徴とする。
【0018】更に、請求項11に記載の本発明は、流体
機械がポンプであることを特徴とする。
【0019】また、請求項12に記載の本発明は、既設
の流体機械に省エネルギー手段を導入することによって
削減される消費電力を診断する方法であって、上記流体
機械の特性を特定するデータと流体機械の用途に応じて
設定された省エネルギー率とに基づいて、上記流体機械
に省エネルギー手段を導入した場合に得られる省エネル
ギー効果を概算すると共に、導入するのが効果的な省エ
ネルギー手段を選定し、上記省エネルギー効果及び選定
された省エネルギー手段を提示することを特徴とする。
【0020】更に、請求項13に記載の本発明は、既設
の流体機械の省エネルギー化を促進する取引方法であっ
て、サービス提供者が、上記流体機械の特性を特定する
データに基づいて、上記流体機械の省エネルギー効果を
概算推定し、上記省エネルギー効果と、該省エネルギー
効果を満足する省エネルギー手段と、該省エネルギー手
段の取引形態をユーザに提示することを特徴とする。
【0021】また、請求項14に記載の本発明は、サー
ビス提供者が、上記流体機械の特性を特定するデータに
基づいて、上記流体機械の省エネルギー効果を概算推定
し、更に、上記流体機械の運転状況を実測し、該実測に
より得られたデータに基づいて、上記省エネルギー効果
を試算し、これらの省エネルギー効果と、該省エネルギ
ー効果を満足する省エネルギー手段と、該省エネルギー
手段の取引形態をユーザに提示することを特徴とする。
【0022】更に、請求項15に記載の本発明は、上記
取引形態は、販売若しくはリースの形態、又は、効果的
な省エネルギー手段を無償で設置し実際に削減されたコ
ストの一部又は全部を受け取る形態のいずれかから選択
されることを特徴とする。
【0023】更に、請求項16に記載の本発明は、上記
ユーザとサービス提供者との間の情報の伝達の一部又は
全部が、ネットワークを介して相互に行われることを特
徴とする。
【0024】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施形態に
ついて図面を参照して詳細に説明する。なお、本実施形
態では、流体機械としてポンプを例に説明する。図1
は、本実施形態における処理の流れを示すフローチャー
トである。
【0025】まず、ポンプなどの流体機械の省エネルギ
ー化を行おうとする者(以下、ユーザという)は、本発
明に係るシステムを提供する者(以下、サービス提供者
という)が予め用意したデータシートに既設ポンプの特
性を特定するデータを記入する(ステップ1)。そし
て、このデータシートをサービス提供者に提出する(ス
テップ2)。このポンプの特性を特定するデータとして
は、例えば、既設ポンプの台数、設置場所、名称、用
途、選定基準、1日の稼働時間、年間稼働日数、計画要
目の流量及び揚程、ポンプのモータ定格出力値などが挙
げられる。これらのデータに基づいて後述する省エネル
ギー効果が計算される。
【0026】ユーザは、上記ポンプの用途として、ポン
プ全揚程のほとんどが配管抵抗によって消費されるよう
な用途(循環用)、ポンプ全揚程の1/2程度が配管抵
抗によって消費されるような用途(送水用)、ポンプ全
揚程の20%程度が配管抵抗によって消費されるような
用途(揚水用)のうちいずれかをデータシートに記入す
る。また、ポンプの選定基準として、モータ出力に対応
するポンプ特性に基づくポンプ(動力基準)又はユーザ
が指定した要項に対応するポンプ特性に基づくポンプ
(要項基準)のいずれかをデータシートに記入する。
【0027】上記データが記入されたデータシートを受
け取ったサービス提供者は、このデータシートに記入さ
れたデータと、ポンプの用途毎に定められた平均的な省
エネルギー率(電力削減率)とに基づいて、該既設ポン
プに省エネルギー手段(インバータ又はインバータ付き
ポンプ)を導入した場合に得られる省エネルギー効果を
概算する(ステップ3)。本実施形態において、上記省
エネルギー率Sは以下の式で表される。
【0028】
【数1】
【0029】ここで、QとHは真の要項であり、Q
は真に必要な吐出量、Hは真に必要な全揚程(圧
力)を示す。また、QとHは計画要項であり、Q
は設備計画時に設定された吐出量、Hは設備計画時に
設定された全揚程を示す。QとHは現地での運転点
であり、Qは吐出量、Hは全揚程を示す。ηiはイ
ンバータ効率を示す。
【0030】本実施形態では、表1及び表2に示す条件
に基づいて、式(1)の省エネルギー率Sの平均値を算
出し、この平均値を省エネルギー率S(%)として用い
る。表3には、本実施形態で用いた平均的省エネルギー
率Sを示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【表2】
【0033】
【表3】
【0034】サービス提供者は、上記平均的省エネルギ
ー率Sを用いて以下の値を算出し、インバータを導入し
た場合に得られる省エネルギー効果を概算する。更に、
この算出結果の平均値を各用途別(循環用、送水用、揚
水用)に算出し、上記算出結果の集計を行う。 ・年間消費電力量(kWh/年)=モータ定格出力値
(kW)×1日の稼働時間(時間/日)×年間稼働日数
(日/年) ・削減可能電力量(kWh/年)=上記年間消費電力量
(kWh/年)×平均的省エネルギー率S(%) ・削減可能電力料金(円/年)=上記削減可能電力量
(kWh/年)×電力料金単価(円/kWh) ・既設ポンプにインバータを導入する場合の投資金額
(円)=インバータの単価(円)×台数 ・この場合の単純回収年数(年)=上記投資金額(円)
/削減可能電力料金(円/年) ・既設ポンプをインバータ付ポンプに取り替える場合の
投資金額(円)=インバータ付ポンプの単価(円)×台
数 ・この場合の単純回収年数(年)=上記投資金額(円)
/削減可能電力料金(円/年) ・年間の削減CO量(tCO/年)=削減可能電力
量(kWh/年)×0.000381(tCO/kW
h) なお、これらの式からわかるように、本実施形態では、
モータ定格出力値を運転消費電力と同等であると仮定し
て算出が行われる。また、年間の削減CO量の算出に
際して、環境庁発行の環境活動評価プログラムの二酸化
炭素排出係数である0.000381(tCO/kW
h)を用いている。
【0035】サービス提供者は、これらの省エネルギー
効果の概算を概略診断書としてまとめ(ステップ4)、
ユーザに提示する(ステップ5)。図2及び図3には、
概略診断書の一例を示す。ユーザは、この概略診断書を
見ることによって、ポンプにインバータを導入すること
による省エネルギー効果を容易に把握することができ
る。
【0036】次に、サービス提供者は、ユーザにより正
確な検討資料を提供するために、ユーザの元に直接出向
き、既設ポンプ及びその周辺の調査、ポンプの運転状況
の実測、必要に応じて運転中のポンプの消費電力などの
計測などの実地調査を行う(ステップ6)。これらの調
査データに基づいて省エネルギー効果の試算を行う(ス
テップ7)。このような試算に好適な方法は、国際公開
公報WO99/51883に開示されているが、これに
限定されるものではない。即ち、ポンプの場合には、簡
易取付型電力計によりポンプの消費電力を測定し、ある
いは、ポンプの吸込側に取り付けられた連成計とポンプ
の吐出側に取り付けられた圧力計によって運転圧力を測
定する。これらの測定値をコンピュータに入力し、所定
の計算式に基づく演算を行うことによって、簡単かつ妥
当性の高い削減可能電力量等のエネルギー効果の試算が
可能となる。
【0037】そして、サービス提供者は、実地調査に基
づく省エネルギー効果の試算の結果を検討して、各種の
省エネルギー手段の中から、対象のポンプに対して導入
するのが効果的であると考えられるインバータ又はイン
バータ付きポンプを選定し(ステップ8)、上記試算結
果と選定された省エネルギー手段とをユーザに提示する
(ステップ9)。
【0038】ユーザが、提示された内容を検討し、その
内容で省エネルギー化を行うと決めた場合には、サービ
ス提供者との間で省エネルギー化に関するサービス契約
が締結される(ステップ10)。この契約を受けてサー
ビス提供者は、据付、配線及び配管、試運転及び調整を
経て、選定したインバータ又はインバータ付きポンプを
ユーザのポンプに導入する(ステップ11)。省エネル
ギー手段の導入後、サービス提供者は、ユーザのユーザ
の元に直接出向き、省エネルギー手段の導入により実現
された省エネルギー効果を実際に計測、確認する(ステ
ップ12)。例えば、簡易取付型電力計を使用して消費
電力を計測し、機器導入前後の消費電力の比較を行い、
試算通りの省エネルギー効果が得られているかどうかを
検証する。あるいは、据付型電力計を使用して、一定期
間の電力の推移を計測することとしてもよい。その後、
日常の運転データを監視し、省エネルギー量や省エネル
ギー効果によるコストを把握し、支払い(決済)に及ぶ
こととしてもよい。
【0039】なお、上述したユーザとサービス提供者と
の間の契約を、例えば、サービス提供者がインバータを
既設ポンプに無償で導入し、その代わりに、ユーザは、
導入されたインバータによって実際に削減されたコスト
(電力料金)の一部又は全部をサービス提供者に支払
う、という契約にすることも可能である。これにより、
ユーザの初期投資金額を実質的になくすことができるの
で、ユーザに無理な負担をかけることなく、省エネルギ
ー化を積極的に促進することが可能となる。
【0040】ここで、本システムにおいて使用されるイ
ンバータについて説明する。国際公開公報WO99/4
5273には、このようなインバータの好適な例が開示
されている。この種のインバータは、周波数変換器をア
ルミニウム合金製のケースに収容し、既設のポンプに接
続される配管の表面に設置して使用されるものである。
以下、このインバータの特徴を簡単に説明する。
【0041】(1)機側設置型 一般に、制御盤・動力盤へのインバータの増設は、スペ
ースの確保が困難であると共に費用と手間がかかるが、
このインバータは、ポンプ側に設置する機側設置型とす
ることができる。従って、これらの制約を解消すること
ができ、多数のポンプの省エネルギー化に最適である。
即ち、既設の動力線に割り込ませるだけで使用すること
ができ、ポンプの発停は、取付前と同様に制御盤側の電
源の入切で行うことができる。また、インバータ本体は
ポンプの配管に取り付けることができるため、特別な設
置スペースも不要である。
【0042】(2)水冷屋外型 一般のインバータは、湿気、粉塵及び高温環境を嫌うた
め、据付場所に制約を受けるが、このインバータは、ポ
ンプの配管の表面に据え付けることができ、取扱液によ
って水冷される。インバータのケースは、ケース内での
結露発生を防止するため気密構造とされており、その結
果、屋外を含めた幅広い用途のポンプに適用することが
できる。
【0043】(3)ポンプ専用型 汎用インバータは、駆動モードの選択をはじめ、複雑な
初期設定が必要である。このインバータは、手動式つま
みによるポンプ性能調整(8段階)ができるので、複雑
な初期設定が不要となり、誰もが簡単かつ確実に省エネ
ルギー化を実現することができる。
【0044】このような周波数変換器組立体を用意する
ことで、制御盤の改造などの費用や工事費を低減するこ
とが可能となる。本発明のように、省エネルギー化の促
進を多くの流体機械に対応させる必要がある場合には、
この種のインバータを用いることが極めて効果的であ
る。
【0045】次に、本発明の第2の実施形態について図
面を参照して詳細に説明する。本実施形態は、上述の第
1の実施形態の省エネルギー化促進方法をネットワーク
を利用して行う場合の態様であり、特に説明しない部分
については、第1の実施形態と同様である。
【0046】図4は本実施形態におけるネットワーク構
成を示す概略図である。図4に示すように、本システム
は、サーバ1及びクライアント端末2から基本的に構成
されている。サーバ1は上述したサービス提供者によっ
て管理運用され、クライアント端末2は上述したユーザ
によって操作される。
【0047】図4に示すように、サーバ1は、ルータ等
の通信装置11を介してインターネット3に接続されて
おり、また、ユーザ側に設置されるクライアント端末2
は、モデム、TA、ルータ等の通信装置21を介してイ
ンターネット3に接続される。ここで、サーバ1はWe
bサーバとしての機能を備えており、クライアント端末
2はインターネット3を介してサーバ1にアクセスする
ことができる。なお、クライアント端末2とサーバ1と
の間の通信は一般的にHTTPプロトコルによって行わ
れるが、これに限られず他のプロトコルを用いることも
できる。
【0048】図5は本実施形態におけるサーバ1のハー
ドウェア構成の一実施例を示す図である。図5に示すよ
うに、本実施形態におけるサーバ1は、一般的なネット
ワークサーバコンピュータやパーソナルコンピュータな
どにより構成されるもので、中央処理演算部(CPU)
12、キーボードやマウス等の入力装置13、ディスプ
レイ等の表示装置14、記憶装置としてのROM15,
RAM16,ハードディスク17、通信インタフェイス
18を備えている。インターネット3への接続及びクラ
イアント端末2との間のデータの送受信は、通信インタ
フェイス18によって行われる。なお、図5に示すハー
ドウェア構成は一例であり、図示のものに限られるもの
ではない。また、サーバ1にはインターネット3に接続
してクライアント端末2と通信できる機能があればよい
ので、例えば、上述した入力装置13や表示装置14等
は必須の要素ではない。
【0049】サーバ1の記憶装置15〜17には、OS
(Operating System)と協動してCPU12等に命令を
与え、所定の処理を行うためのコンピュータプログラム
のコードが格納されている。このコンピュータプログラ
ムは、RAM16にロードされることによって実行され
る。このコンピュータプログラムには、クライアント端
末2からの要求を受けて起動されるプログラム、例え
ば、CGI(Common Gateway Interface)プログラム1
71が含まれており、これがCPU12と協動すること
によって、後述する受信手段101、HTMLコード生
成手段102、効果算出手段103、返信手段104、
受注手段105が構成され、各種の処理が行われる。ま
た、上記コンピュータプログラムには、Webサーバと
して機能するためのプログラム172も含まれており、
これによりサーバ1はWebサーバとして機能する。な
お、これらの機能を1台のコンピュータにより実現する
こととしてもよいし、複数のコンピュータを協動させる
ことによって実現することとしてもよい。
【0050】更に、サーバ1の記憶装置17には、クラ
イアント端末2に提供する情報を記述したHTML(Hy
per Text Markup Language)ファイル173も格納され
ており、これらのHTMLファイル173あるいは上記
CGIプログラム171により作成されるHTMLコー
ドによって、ポンプの省エネルギー化の可能性や省エネ
ルギー化の実績などを紹介するページ、後述する入力ペ
ージ、概略診断ページ、集計ページ、発注ページなどの
Webページが構成される。即ち、クライアント端末2
からの情報の取得要求があった場合には、これらのHT
MLファイル173あるいはHTMLコードがクライア
ント端末2に対して返信され、該HTMLファイル又は
HTMLコードに記述された情報が該クライアント端末
2のブラウザウィンドウ等に表示される。
【0051】図6は本実施形態におけるクライアント端
末2のハードウェア構成の一実施例を示す図である。ク
ライアント端末2は、一般的なパーソナルコンピュータ
などにより構成されるもので、図6に示すように、中央
処理演算部(CPU)22、キーボードやマウス等の入
力装置23、ディスプレイ等の表示装置24、記憶装置
としてのROM25,RAM26,ハードディスク2
7、通信インタフェイス28を備えている。
【0052】クライアント端末2の記憶装置25〜27
には、OSと協動してCPU22等に命令を与え、所定
の処理を行うためのコンピュータプログラムのコードが
格納されている。このコンピュータプログラムは、RA
M26にロードされることによって実行され、CPU2
2と協動して処理を行う。なお、このコンピュータプロ
グラムには、Webサイトを閲覧するためプログラム
(ブラウザ等)271が含まれており、ユーザはこのプ
ログラム271によって起動されるブラウザ等を介し
て、Webサイトにアクセスし、情報の取得要求を行う
ことができる。
【0053】以下、本実施形態に係るシステムを利用し
て流体機械の省エネルギー化を行う手順について説明す
る。図7〜図8は、この操作手順を示すフローチャート
である。
【0054】まず、クライアント端末2を操作するユー
ザは、クライアント端末2においてブラウザを起動す
る。そして、ブラウザを介してサーバ1のWebサイト
にアクセスし、サーバ1に格納されている所定のHTM
Lファイルの取得を要求する(ステップ20)。この要
求を受信したサーバ1は、サーバ1のハードディスク1
7に格納されたHTMLファイル173の中から、対応
するHTMLファイル(以下に述べる入力ページを構成
するHTMLファイル)をクライアント端末2に返信す
る(ステップ21)。
【0055】クライアント端末2のブラウザは上記HT
MLファイルを受信し、ブラウザウィンドウには図9に
示す入力ページP1が表示される(ステップ22)。こ
の入力ページP1は、図9に示すように、既設ポンプの
設置場所及び名称を入力するフィールドF11,F12
と、既設ポンプの用途を選択するチェックボックスC1
1と、既設ポンプの選定基準を選択するチェックボック
スC12と、1日の稼働時間及び年間稼働日数を入力す
るフィールドF13,F14と、計画要目の流量及び揚
程を入力するフィールドF15,F16と、ポンプのモ
ータ定格出力値を入力するフィールドF17と、各フィ
ールドに入力された値及びチェックボックスにおいて選
択された値をサーバ1に送信するボタンB11とを含ん
でいる。本実施形態においては、この入力ページP1の
各フィールドに入力される値が既設ポンプの特性を特定
するデータとして用いられる。
【0056】ユーザは、クライアント端末2の入力装置
23を用いて、例えば自己の工場内に設置されているポ
ンプの名称や用途などを対応するフィールドに入力する
(ステップ23)。そして、ボタンB11をクリックす
ると、ブラウザを介してサーバ1に対して要求が送信さ
れる(ステップ24)。このボタンB11は、サーバ1
内に格納されたプログラムにリンクされており、上記要
求を受けたサーバ1ではプログラム171が起動され
る。なお、入力ページP1において入力された各フィー
ルドの値及び選択されたチェックボックスの値は上記要
求と共にプログラム171に渡される。以下、このプロ
グラムにおいて行われる処理(ステップ25〜ステップ
28)について説明する。
【0057】上記要求と共に送信された各フィールド及
びチェックボックスの値は、サーバ1の受信手段101
によって受信され、サーバ1のRAM16又はハードデ
ィスク17に保持される(ステップ25)。次に、サー
バ1の効果算出手段103が、第1の実施形態と同様の
計算により、省エネルギー率Sと上記ステップ25にお
いてRAM16等に保持された値とに基づいて、年間消
費電力量、削減可能電力量、削減可能電力料金、投資金
額、単純回収年数、年間の削減CO量などの省エネル
ギー効果を算出する(ステップ26)。なお、この算出
結果は、サーバ1のRAM16等に保持される(ステッ
プ27)。
【0058】そして、サーバ1のHTMLコード生成手
段102が、上述の算出結果をRAM16等から取得し
て、この算出結果に基づいたページ、即ち、以下に述べ
る概略診断ページを表示するHTMLコードを生成し、
このHTMLコードをクライアント端末2に返信する
(ステップ28)。
【0059】クライアント端末2のブラウザは上記HT
MLコードを受信し、ブラウザウィンドウには図10に
示す概略診断ページP2が表示される(ステップ2
9)。図10に示すように、概略診断ページP2には、
上述の入力ページP1において入力された各フィールド
の値と、上述のステップ26でサーバ1の効果算出手段
103により算出された年間消費電力量、削減可能電力
量、削減可能電力料金などがポンプ毎にテーブル形式で
表示される。ユーザは、このテーブルを見ることによっ
て、ポンプにインバータを導入することによる省エネル
ギー効果を容易に把握することができる。なお、図10
に示す概略診断ページP2では、回収年数の短いものか
ら順番に表示されているが、上記サーバ1のHTMLコ
ード生成手段102によるHTMLコードの生成手順を
適宜改変することで、例えば、削減可能電力量の大きい
ものから順番に表示することも可能であることは言うま
でもない。従って、投資対効果と削減可能電力量という
2つの観点から省エネルギー化を検討することができ
る。
【0060】また、概略診断ページP2には、以下に述
べる集計ページを表示するためのボタンB21も表示さ
れており、ユーザが、ボタンB21をクリックすると、
ブラウザを介してサーバ1に対して要求が送信される
(ステップ30)。このボタンB21も上記入力ページ
P1のボタンB11と同様にサーバ1内に格納されたプ
ログラムにリンクされており、上記要求を受けたサーバ
1では以下に述べる処理(ステップ31〜ステップ3
3)を行うプログラムが起動される。
【0061】まず、サーバ1の効果算出手段103によ
り、上述のステップ27においてRAM16等に保持さ
れた算出結果が取得され、これらの集計が行われる(ス
テップ31)。具体的には、上記算出結果の平均値を各
用途別(循環用、送水用、揚水用)に算出することによ
り集計を行う。この集計結果はサーバのRAM16等に
保持される(ステップ32)。
【0062】次に、サーバ1のHTMLコード生成部1
02が、上述の算出結果をRAM16等から取得して、
この算出結果に基づいたページ、即ち、以下に述べる集
計ページを表示するHTMLコードを生成し、このHT
MLコードをクライアント端末2に返信する(ステップ
33)。
【0063】クライアント端末2のブラウザは上記HT
MLコードを受信し、ブラウザウィンドウには図11に
示す集計ページP3が表示される(ステップ34)。図
11に示すように、この集計ページP3には、現状消費
電力と、削減消費電力予測と、投資金額の概算とが用途
別(循環用、送水用、揚水用)に集計されて表示されて
いる。即ち、上述のステップ31において、効果算出手
段103による集計結果が表示される。この集計ページ
P3をユーザが見ることにより、既設ポンプにインバー
タを導入することによる省エネルギー効果を容易に把握
することができる。
【0064】また、集計ページP3には、図11に示す
ように、以下に述べる発注ページを表示するためのボタ
ンB31が含まれている。ユーザが、このボタンB31
をクリックすると、ブラウザを介してサーバ1に対して
要求が送信される(ステップ35)。このボタンB31
は、サーバ1内のHTMLファイル173にリンクされ
ており、上記要求を受けたサーバ1は対応するHTML
ファイル(以下に述べる発注ページを構成するHTML
ファイル)をクライアント端末に返信する(ステップ3
6)。
【0065】クライアント端末2のブラウザは上記HT
MLファイルを受信し、ブラウザウィンドウには図12
に示す発注ページP4が表示される(ステップ37)。
この発注ページには、図12に示すように、契約の形態
を選択するチェックボックスC41〜C43と、契約を
行う機器の種類を選択するチェックボックスC44,C
45と、契約を行うボタンB41と、契約をキャンセル
するボタンB42とが含まれている。契約の形態を選択
するチェックボックスとしては、3つの項目(「削減電
力料金からの支払」C41、「リース」C42、「購
入」C43)が設けられている。また、機器の種類を選
択するチェックボックスとしては、「インバータ」C4
4と「インバータ付きポンプ」C45とが設けられてい
る。
【0066】これらのチェックボックスにより契約の形
態と機器の種類とを選択し、ボタンB41をクリックす
ると(ステップ38)、選択された契約の形態と機器の
種類とがサーバ1に送信される(ステップ39)。送信
された契約の形態及び機器の種類は、送信したユーザを
特定する情報と共にサーバ1の記憶装置17に記録さ
れ、受注が完了する(ステップ40)。なお、契約の形
態として「削減電力料金からの支払」を選択した場合に
は、上述したように、サービス提供者はインバータをユ
ーザの既設ポンプに無償で導入し、その代わりに、ユー
ザは、導入されたインバータによって実際に削減された
コスト(電力料金)の一部又は全部をサービス提供者に
支払うこととなる。
【0067】受注が完了した後の手順は、上述の第1の
実施形態と同様であるので、説明を省略するが、インバ
ータの導入後の省エネルギー効果の計測及び確認におい
て、例えば、上述したように、据付型電力計を使用し
て、一定期間の電力の推移を計測することにより検証
し、携帯電話通信網や無線通信網などのネットワークを
介してこの電力の推移を上記サーバ1などに送信するこ
とも可能である。このようにすれば、ポンプの用途毎の
電力推移を統計データとして蓄積することができ、ま
た、上述の「削減電力料金からの支払」の契約形態にお
いて、実際に削減されたコストを算出する際のデータと
して活用することが可能となる。
【0068】また、本実施形態では、概略診断のみを行
う場合を説明したが、第1の実施形態と同様に、契約に
先だって実地調査に基づく試算を行うのが好ましい。こ
のような実地調査を行う場合には、例えば、実施調査に
基づく試算結果を、携帯電話通信網などのネットワーク
を介して現地からサーバ1に送信し、上述の概略診断ペ
ージP2や集計ページP3と同様に、ユーザに提供する
ことができる。
【0069】更に、概略診断、実施調査に基づく試算、
インバータ導入後の計測における省エネルギー効果は本
質的に同一の値であることが理想的であるが、現地にお
ける実測値をネットワークを介してサーバ1に送信し、
この実測値に基づいてサーバ1に格納された平均的省エ
ネルギー率Sを補正することとすれば、サービス提供者
が行う診断結果の正確性を向上させることができる。
【0070】また、上述の入力ページP1などに、ユー
ザの住所、事業所名、省エネルギー化の実施日、消費電
力の推移などを入力するフィールドを設け、これらユー
ザの顧客情報をデータベース化し、サーバ1に蓄積する
こととすれば、メンテナンスなどのアフターサービスに
この顧客情報を利用することが可能となる。例えば、イ
ンバータに使用される平滑コンデンサの取替時期(例え
ば運転時間3万時間毎)やポンプの軸受交換の時期を把
握することができ、予めスケジュールを立てて、合理的
かつ効率的なメンテナンスを行うことが可能となる。
【0071】なお、本実施形態では、サーバ1がWeb
サーバであることとしたが、これに限られるものではな
く、クライアント端末2と通信可能なサーバであればど
のようなサーバであってもよい。また、図示した各ペー
ジの内容や構成も例示に過ぎず、これに限られるもので
はない。
【0072】
【発明の効果】上述したように本発明によれば、複雑な
シミュレーションをすることなく、極めて容易に流体機
械の省エネルギー効果を把握することができ、またユー
ザに負担をかけずに省エネルギー化を積極的に促進する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における処理の流れを
示すフローチャートである。
【図2】本発明の第1の実施形態における概略診断書の
一例を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における概略診断書の
一例を示す図である。
【図4】本発明の第2の実施形態におけるネットワーク
構成を示す概略図である。
【図5】本発明の第2の実施形態におけるサーバのハー
ドウェア構成の一例を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態におけるクライアント
端末のハードウェア構成の一例を示す図である。
【図7】本発明の第2の実施形態における処理の流れを
示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2の実施形態における処理の流れを
示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態における入力ページを
示す図である。
【図10】本発明の第2の実施形態における概略診断ペ
ージを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態における集計ページ
を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施形態における発注ページ
を示す図である。
【符号の説明】
1 サーバ 2 クライアント端末 3 インターネット 11,21 通信装置 12,22 CPU 13,23 入力装置 14,24 表示装置 15,25 ROM 16,26 RAM 17,27 ハードディスク 18,28 通信インタフェイス 101 受信手段 102 HTMLコード生成手段 103 効果算出手段 104 返信手段 105 受注手段 171 CGIプログラム 172 Webサーバプログラム 173 HTMLファイル 271 ブラウザプログラム
フロントページの続き (72)発明者 三宅 良男 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 3H020 AA03 BA12 CA00 DA04 DA22 DA28 EA07 EA10 EA16 3H045 AA02 AA09 AA14 AA23 BA32 CA30 DA07 DA32 DA47 EA04 EA26 EA37 EA49 FA20

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設の流体機械に省エネルギー手段を導
    入することによって該流体機械の消費電力を削減し、流
    体機械の省エネルギー化を促進する方法であって、 ユーザが、上記流体機械の特性を特定するデータをサー
    ビス提供者に提示し、 上記サービス提供者が、上記流体機械の特性を特定する
    データと流体機械の用途に応じて設定された省エネルギ
    ー率とに基づいて、上記流体機械に省エネルギー手段を
    導入した場合に得られる省エネルギー効果を概算すると
    共に、導入するのが効果的な省エネルギー手段を選定
    し、上記省エネルギー効果及び選定された省エネルギー
    手段を上記ユーザに提示することを特徴とする流体機械
    の省エネルギー化促進方法。
  2. 【請求項2】 既設の流体機械に省エネルギー手段を導
    入することによって該流体機械の消費電力を削減し、流
    体機械の省エネルギー化を促進する方法であって、 ユーザが、上記流体機械の特性を特定するデータをサー
    ビス提供者に提示し、 上記サービス提供者が、上記流体機械の特性を特定する
    データと流体機械の用途に応じて設定された省エネルギ
    ー率とに基づいて、上記流体機械に省エネルギー手段を
    導入した場合に得られる省エネルギー効果を概算すると
    共に、導入するのが効果的な省エネルギー手段を選定
    し、更に、上記ユーザの流体機械の運転状況を実測し、
    該実測により得られたデータに基づいて、上記省エネル
    ギー効果を試算し、これらの省エネルギー効果及び選定
    された省エネルギー手段を上記ユーザに提示することを
    特徴とする流体機械の省エネルギー化促進方法。
  3. 【請求項3】 上記サービス提供者は、上記省エネルギ
    ー手段を導入した上記ユーザの流体機械の運転状況を実
    測し、該省エネルギー手段の導入によって得られた実際
    の省エネルギー効果を計測することを特徴とする請求項
    1又は2に記載の流体機械の省エネルギー化促進方法。
  4. 【請求項4】 上記計測された実際の省エネルギー効果
    に基づいて、上記省エネルギー率を修正することを特徴
    とする請求項3に記載の流体機械の省エネルギー化促進
    方法。
  5. 【請求項5】 上記サービス提供者は、上記ユーザの流
    体機械に上記省エネルギー手段を無償で導入し、該省エ
    ネルギー手段の導入によって実際に削減されたコストの
    一部又は全部を上記ユーザから受け取ることを特徴とす
    る請求項1乃至3に記載の流体機械の省エネルギー化促
    進方法。
  6. 【請求項6】 上記ユーザとサービス提供者との間の情
    報の伝達が、ネットワークを介して相互に接続される上
    記ユーザ側のクライアント端末と上記サービス提供者側
    のサーバとによってなされることを特徴とする請求項1
    乃至5に記載の流体機械の省エネルギー化促進方法。
  7. 【請求項7】 上記ユーザの顧客情報をデータベースと
    して上記サーバに蓄積することを特徴とする請求項6に
    記載の流体機械の省エネルギー化促進方法。
  8. 【請求項8】 上記ユーザとサービス提供者との間の情
    報の伝達は、ネットワークを介して相互に接続される上
    記ユーザ側のクライアント端末と上記サービス提供者側
    のサーバとによってなされ、 上記サービス提供者は、上記ユーザの流体機械の運転状
    況の実測に基づく省エネルギー効果の試算結果をネット
    ワークを介して上記サーバに送信することを特徴とする
    請求項2に記載の流体機械の省エネルギー化促進方法。
  9. 【請求項9】 上記省エネルギー手段が出力周波数を切
    替可能な周波数変換器であり、該省エネルギー手段を上
    記流体機械の近傍に設置したことを特徴とする請求項1
    乃至8に記載の流体機械の省エネルギー化促進方法。
  10. 【請求項10】 上記省エネルギー手段が上記流体機械
    の取扱流体によって冷却されることを特徴とする請求項
    9に記載の流体機械の省エネルギー化促進方法。
  11. 【請求項11】 上記流体機械がポンプであることを特
    徴とする請求項1乃至10に記載の流体機械の省エネル
    ギー化促進方法。
  12. 【請求項12】 既設の流体機械に省エネルギー手段を
    導入することによって削減される消費電力を診断する方
    法であって、 上記流体機械の特性を特定するデータと流体機械の用途
    に応じて設定された省エネルギー率とに基づいて、上記
    流体機械に省エネルギー手段を導入した場合に得られる
    省エネルギー効果を概算すると共に、導入するのが効果
    的な省エネルギー手段を選定し、 上記省エネルギー効果及び選定された省エネルギー手段
    を提示することを特徴とする流体機械の省エネルギー化
    診断方法。
  13. 【請求項13】 既設の流体機械の省エネルギー化を促
    進する取引方法であって、 サービス提供者が、上記流体機械の特性を特定するデー
    タに基づいて、上記流体機械の省エネルギー効果を概算
    推定し、 上記省エネルギー効果と、該省エネルギー効果を満足す
    る省エネルギー手段と、該省エネルギー手段の取引形態
    をユーザに提示することを特徴とする流体機械の省エネ
    ルギー化を促進する取引方法。
  14. 【請求項14】 既設の流体機械の省エネルギー化を促
    進する取引方法であって、 サービス提供者が、上記流体機械の特性を特定するデー
    タに基づいて、上記流体機械の省エネルギー効果を概算
    推定し、 更に、上記流体機械の運転状況を実測し、該実測により
    得られたデータに基づいて、上記省エネルギー効果を試
    算し、 これらの省エネルギー効果と、該省エネルギー効果を満
    足する省エネルギー手段と、該省エネルギー手段の取引
    形態をユーザに提示することを特徴とする流体機械の省
    エネルギー化を促進する取引方法。
  15. 【請求項15】 上記取引形態は、販売若しくはリース
    の形態、又は、効果的な省エネルギー手段を無償で設置
    し実際に削減されたコストの一部又は全部を受け取る形
    態のいずれかから選択されることを特徴とする請求項1
    3又は14に記載の流体機械の省エネルギー化を促進す
    る取引方法。
  16. 【請求項16】 上記ユーザとサービス提供者との間の
    情報の伝達の一部又は全部が、ネットワークを介して相
    互に行われることを特徴とする請求項13乃至15に記
    載の流体機械の省エネルギー化を促進する取引方法。
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