JP2001355130A - 複合繊維および該繊維からなる不織布 - Google Patents

複合繊維および該繊維からなる不織布

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JP2001355130A JP2001112288A JP2001112288A JP2001355130A JP 2001355130 A JP2001355130 A JP 2001355130A JP 2001112288 A JP2001112288 A JP 2001112288A JP 2001112288 A JP2001112288 A JP 2001112288A JP 2001355130 A JP2001355130 A JP 2001355130A
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Masakazu Ochi
将一 越智
Tomoji Saeki
知司 佐伯
Tetsuhiro Yoshida
哲弘 吉田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複合繊維の製造工程での収率が高く、不織布製
造時の加工特性および接着性が良好で、且つ風合いの良
好(ソフト)である優れた性能を持った複合繊維及び該
繊維からなる不織布を提供すること。 【解決手段】一方の成分Aがラクタムを0.01wt%以上10w
t%以下共重合したポリヘキサメチレンアジパミドポリマ
ーと他方の成分Bがポリアミドポリマーの少なくとも2
成分からなる複合繊維。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複合繊維および該
繊維を用いてなる不織布に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複合繊維はポリエステルをはじ
め、ナイロン、アクリル、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン等、あらゆる繊維素材で生産されており、様々な合繊
企業及び教育機関(大学)等で研究・開発されている。
しかしながら複合繊維の製造プロセスは主として単一成
分ポリマのみを用いた非複合繊維と比較すると複雑とな
り生産性は高くない。特に紡糸工程で溶融条件、紡出後
の糸冷却(チムニ)等の条件設定が、複数の成分ポリマ
を扱うため非複合繊維と比べて複雑となり、その製造プ
ロセスは、より高度な技術が必要となっている。また複
合繊維を用いた用途として不織布があげられるが、これ
は衣料及び衛生材料分野等に幅広く用いられ直接肌に接
触させて使用する用途に用いられる場合が多く、特にそ
の繊維風合いは重要視される。しかしながらこれらは合
成繊維であるが故に天然繊維対比で風合いには乏しく肌
触りも好ましくない。また複合繊維は熱接着繊維として
も幅広く使用され、複合繊維における2成分の融点差を
利用して熱接着繊維として生産する技術については公知
である。しかしながら従来複合繊維は熱接着を行う上で
接着繊維としては接着強力に乏しく、更に後加工におけ
る染色性や製品の精度である耐熱性・耐薬品性は高くな
い。またポリエステル及びポリエチレンにおいては鞘側
のポリマとして該ポリマーの融点が100℃以下の低融
点ポリマーを使用しているため低温での高速接着加工性
が可能である反面、延伸工程での捲縮付与の際、高温の
スチームを付与すると、鞘側に用いられているポリマー
が低融点であるため、単糸切れが多く、更に捲縮付与性
も悪くなり、繊維製造工程での収率が低いという問題が
ある。また複合繊維は低捲縮であるため高温スチーム下
では膠着と呼ばれる樹脂状の硬い塊が出来てしまい高い
捲縮数が望めず、風合いはおろか品質も低下する。その
ため低捲縮繊維では後加工でカーディングする際にもカ
ード通過性の点において絡合不足になり、カード通過速
度が上げられず生産性は高くなかった。
【0003】複合繊維を用いた熱接着型短繊維不織布は
農芸園芸資材用、生活日用資材用、医療衛生材用、土木
建築資材用、衣料用、産業資材用、種々の用途目的に使
用されている。 また、昨今急激に需要量が増大してい
る使い捨ておむつや整理用吸収体の被覆紙の衣料衛生材
用不織布においては、肌触りの良いソフトな風合いが要
求される。また電気電子関連機器に不織布の需要が拡大
しており、この分野では、不織布に耐薬品性が良好で勝
つ保水性が優れていることも要求されており、更に靴中
敷き用あるいは靴中底用不織布としても長時間靴を履き
続けた際の蒸れにくさやソフトな柔らかい履き心地等が
要求されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、複合
繊維を製造する上で製造工程での収率が高く、不織布製
造時の加工特性および接着性が良好で、且つ風合いの良
好(ソフト)である優れた性能を持った複合繊維および
該繊維を用いた不織布を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は次の構成を有する。すなわち一方の成分Aがラ
クタムを0.01wt%以上10wt%以下共重合したポリヘキサメ
チレンアジパミドポリマーと他方の成分Bがポリアミド
ポリマーの少なくとも2成分からなる複合繊維である。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の複合繊維は、一方の成分
Aがラクタムを0.01wt%以上10wt%以下共重合したポリヘ
キサメチレンアジパミドポリマーと他方の成分Bがポリ
アミドポリマーの少なくとも2成分からなる。
【0007】本発明において、ポリヘキサメチレンアジ
パミドポリマーは紡糸性安定化及び繊維風合い性の観点
からラクタムを0.01wt%以上10wt%以下共重合したもので
あることが必要で、0.1wt%以上2wt%以下であれば好まし
い。ラクタムの重合率が0.01wt%未満であれば風合いは
硬くなり、また、10wt%より高くなれば紡糸性悪化の原
因となるので好ましくない。
【0008】本発明において、ポリアミドポリマーとし
ては、特に限定されることはないが、例えばナイロン
6、ナイロン4/6、ナイロン6/10、ナイロン1
1、ナイロン12を用いることができ、中でも繊維製造
時の紡糸性、繊維風合い、繊維吸湿性の観点からナイロ
ン6を用いるのが好ましい。
【0009】また本発明からなる少なくとも2つの成分
ポリマーの融点差は熱接着性、及び繊維風合いの観点か
ら20℃以上が好ましく、更に好ましくは30℃以上が
よい。また芯鞘型繊維の場合、熱接着性が良好である理
由から、鞘側のポリマ融点が芯側に比べて低い融点のポ
リマであることが好ましい。また本発明の複合繊維を構
成する成分の数は2種類が好ましい。
【0010】本発明の複合繊維の単糸断面のポリマー構
成形態については、熱接着性、繊維風合いの観点から芯
鞘型あるいはサイドバイサイド型が好ましく、芯鞘型が
より好ましい。また本発明の繊維表面の一部に成分A或
いは成分Bが露出してなることも好ましい。
【0011】本発明の複合繊維を構成するポリマーの構
成比率については繊維風合いの観点からポリヘキサメチ
レンアジパミドポリマーの繊維全体に対する構成比率と
して30%以上70%以下が好ましく、40%以上60
%以下であればより好ましい。本発明における繊維形態
としては低コスト、加工のし易さという点から短繊維が
望ましく、繊維の切断長については90mm以下が好まし
い。本発明の複合繊維の繊度は靴中敷き用あるいは靴中
底用不織布として最も重要な要素である長時間靴を履き
続けた際の蒸れにくさやソフトな柔らかい履き心地等の
観点から、0.01デシテックス以上10.0デシテッ
クス以下が好ましく、3.0デシテックス以上4.0デ
シテックス以下であればより好ましい。
【0012】本発明において、複合繊維を製造する際、
口金を用いて、ポリマーを押し出すが、紡糸生産性の観
点より、その際の口金孔数は10個以上5000個以下が好
ましく、300個以上700個以下であればより好まし
い。また紡糸速度については100m/分以上3000
m/分以下が好ましく、700m/分以上1000m/
分以下であればより好ましい。延伸倍率については延伸
性及び繊維風合いの観点から2.0倍以上5.0倍以下
が好ましく、3.0倍以上、4.0倍以下であればより
好ましい。
【0013】本発明においては、生産性の点から平滑性
を良好とし、摩擦によるさっか切れを防止するため紡
糸、延伸等の繊維生産プロセス中で少なくとも2箇所以
上で油剤を付与するのが好ましく、繊維に付与する油分
量は、接着強力の観点から0.10%〜0.60%の範囲が好ま
しい。また該油剤の付与方式としては噴霧状や工程浴と
呼ばれるローラー付きの浴槽に油剤を投入して繊維を浸
す付与方式を用いることが好ましい。またカード通過性
の観点から、本発明の複合繊維の捲縮数は、25mm長あた
り10個以上20個以下の範囲が好ましい。
【0014】また本発明の不織布の製造方法としては、
本発明の複合繊維を用いて公知の方法を用いることがで
きる。更に熱接着加工方法としては不織布の外観の美し
さ、繊維風合い及び不織布強力の観点から不織布にエン
ボス加工を施すのが好ましい。
【0015】また本発明の不織布は農芸園芸資材用、生
活日用資材用、医療衛生材用、土木建築資材用、衣料
用、産業資材用、種々の用途に用いることができ、中で
も2成分のポリマー融点差を活用して熱接着型の不織布
を使用している靴中敷き用あるいは靴中底用不織布に用
いることが好ましい。また、本発明において、ソフトな
風合い、及び長時間はき続けても蒸れにくいことを満た
す条件として不織布全体に占める複合繊維の構成比率と
しては、80%以上が好ましく、100%がより好まし
い。
【0016】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に説明する。 実施例1〜5 ラクタムを共重合したポリヘキサメチレンアジパミドポ
リマーを芯成分としてエクストルーダー型溶融紡糸機に
供給して紡糸温度290℃で溶融し、同時に酸化チタン
を0.38wt%添加したポリアミドであるナイロン6(以
下、N6という)のポリマーを鞘成分としてさらに別の
エクストルーダー型溶融紡糸機に供給して270℃で溶
融し両者を、直径0.3mmの紡糸孔600個の三重の同心
円状に配置された芯鞘口金から紡出した。なお、このと
きのポリヘキサメチレンアジパミドポリマーへのラクタ
ム共重合比率を実施例1〜3については1.0wt%とし、実
施例4は共重合比率を0.05wt%とし、また実施例5につ
いては共重合比率を5.0wt%とした。またその紡糸時の紡
糸速度については1300m/分(実施例1)、1000m/分(実
施例2)、800m/分の紡糸速度で未延伸糸の形態で引き
取り缶と呼ばれる円柱型の容器に収納した。該未延伸糸
を3.25倍で延伸し捲縮付与した後38mmの長さに切断し
て、熱接着性を有する芯鞘型複合繊維を得た。なお、繊
度は1.3テ゛シテックス(実施例1)、1.8テ゛シテックス(実施例
2)、3.3テ゛シテックス(実施例3)とした。 実施例6 ラクタムを1.0wt%共重合したポリヘキサメチレンアジパ
ミドポリマーを芯成分とし、ポリアミドであるナイロン
12(以下、N12という)のポリマーを鞘成分とした
芯鞘型断面形状の繊維(繊度:1.3テ゛シテックス)を実施例1
〜5と同様な方法で得た。 比較例1 酸化チタンを0.30%添加したポリエチレンポリマーを鞘
成分としてエクストルーダー型溶融紡糸機に供給して紡
糸温度175℃で溶融し、同時に酸化チタンを0.32wt%
添加したポリエステルポリマーを芯成分としてさらに別
のエクストルーダー型溶融紡糸機に供給して300℃で
溶融し両者を直径0.3mmの紡糸孔500個の同心円状に
配置された芯鞘口金から1300m/分の紡糸速度で紡糸し
た。その後、それを3.20倍で延伸し捲縮付与した後38mm
の長さに切断して、熱接着性を有する芯鞘型複合繊維
(繊度:1.3テ゛シテックス)を得た。 比較例2 酸化チタンを0.30%添加した低融点共重合ポリエステル
ポリマーを鞘成分としてエクストルーダー型溶融紡糸機
供給して紡糸温度155℃で溶融し、同時に酸化チタン
を0.32wt%添加したポリエステルポリマーを芯成分とし
てさらに別のエクストルーダー型溶融紡糸機に供給して
300℃で溶融し両者を直径0.3mmの紡糸孔600個の
三重の同心円状に配置された芯鞘口金から1300m/分の紡
糸速度で紡出した。その後、それを3.20倍で延伸し捲縮
付与した後38mmの長さに切断して、熱接着性を有する芯
鞘型複合繊維(繊度:1.3テ゛シテックス)を得た。 比較例3 酸化チタン0.30%添加したポリアミドであるN6ポリマ
ーを鞘成分としてエクストルーダー型溶融紡糸機に供給
して紡糸温度175℃で溶融し、同時に酸化チタンを0.
32wt%添加したポリエステルポリマーを鞘成分としてさ
らに別のエクストルーダー型溶融紡糸機に供給して30
0℃で溶融し両者を直径0.3mmの紡糸孔600個の三重
の同心円状に配置された芯鞘口金から紡出した。この際
口金直下には、長さ60cm、温度7度の冷却風が60m/分
の速度で供給される円筒型冷却装置を設置して冷却固化
し1.8%濃度の油剤を付与した後、1300m/分の速度で引
き取り缶と呼ばれる円柱型の容器に収納した。その後そ
れを3.20倍で延伸し捲縮付与した後38mmの長さに切断し
て、熱接着性を有する芯鞘型複合繊維(繊度:1.3テ゛シテッ
クス)を得た。 比較例4、5 単一成分として、ポリエステルポリマー(比較例4)、
ポリアミドであるN6ポリマー(比較例5)をそれぞれ
別々のエクストルーダー型溶融紡糸機に供給し、別々の
口金より紡出した。口金の孔数等他の条件については実
施例と同一とし、その後の延伸、切断の方法及び条件は
実施例及び比較例1〜3と同じとし、単糸繊度0.8テ゛シテッ
クスの非複合繊維を得た。 比較例6〜8 実施例1〜5と同様の方法で熱接着性を有する芯鞘型複
合繊維を得た。但し、下記の条件については実施例とは
異なる。ポリヘキサメチレンアジパミドポリマーへのラ
クタム共重合比率を比較例6については0wt%とし、比較
例7については0.005wt%とし、更に比較例8は15.0wt%
とした。 比較例9 ラクタムを1.0wt%共重合したポリヘキサメチレンアジパ
ミドポリマーを芯成分とし、ポリエステルを鞘成分とし
た芯鞘型断面形状の繊維(繊度:1.3テ゛シテックス)を実施例
1〜5と同様な方法で得た。
【0017】以上の実施例、比較例で得た繊維を打綿機
で開繊しローラーカードマシンで2回に渡ってカード状
のウエブにした。その後、100g/m2の目付に積層し表1
記載の温度で実施例、比較例とも熱接着させた。なお、
その際、熱接着を行う方式としてはウエブを2本のロー
ルで圧着して加熱形成させ1本はスチール加熱ロール、
他の1本はペーパーロールを使用した。加熱ロール表面
は風合い、接着強度、不織布密度良好の観点より彫刻さ
れたエンボススロールを使用した。またペーパ−ロール
については弾性体(面、紙など)の集合体で作られエン
ボスロールの接圧自己調整が可能なものを使用した。ま
たその際のローラーのクリアランス及びその圧力につい
ては0.05mm、5.5kg/cm2に調整し速度については1.5m/分
で実施して不織布を得た。
【0018】表1に実施例、比較例の結果を示す。また
表1に示す特性は、以下の方法により求めた。 〈繊維生産性〉 (1)紡糸性 660ホールの口金で紡出せしめた糸条を9℃±2℃の
範囲内で冷却器で均一に冷却し、次いで1300m/分
の速度で引き取って未延伸糸とする紡糸工程において、
生産量1tに対して口金直下での単糸切れの回数を測定
した。 (2)捲縮数(JIS規格 L1015-7.12-1の方法により測
定) 繊維を全てのキャンより引き出し3.5倍に90m/分の
速度で延伸し捲縮を付与した。該項目は25mm間隔あたり
の捲縮の個数を捲縮数としたものであり、これは後の該
繊維後加工におけるカード通過性に寄与する。捲縮数が
多いほど短繊維の絡合性は高く、後加工でのカード通過
性も良好となる。 (3)収 率(%) (所定の繊維生産量/所定の生産量を得るのに用いた原
料ポリマ量)×100より求めた。 (4)カード通過性 雰囲気温度20℃、相対湿度55%の条件下で原綿50
kgをローラーカードに掛け、目付25g/m2のウェブを作
成した。このとき、紡出速度140m/分で紡出してもウ
エブ切れ、ネップ発生、シリンダー巻き付きなどのトラ
ブルが無く順調に紡出できたものを◎:優良、上記のト
ラブルが発生する最高紡出速度が130〜140m/分の
ものを○:良好、更に100〜130m/分のものを△:
通過可、100m/分未満のものを×:通過不良の4段
階で表した。 (5)染色性 雰囲気温度20℃相対湿度55%、1気圧の条件下で青
色の染料が入った容器に5秒間、繊維全体を浸してその
染まり具合を次の4段階で評価した。 ◎:非常に良く染まる ○:良く染まる △:染まる ×:染まり具合が薄い 〈不織布の性能〉 (1)風合い 雰囲気温度20℃、相対湿度55%の条件下で高速カー
ド機にて紡出速度140m/分で得た目付25g/m2のウェブ
を表1の実施データのようにそれぞれの一番風合いが良
好と思われる最適な熱接着温度で15秒間熱処理して不
織布(厚さ約6mm)とし、得られた不織布を10人の判
定者が手の平での触感により判定した。 ◎:10人全員が風合い良好と判定 ○:8人〜6人が良好と判定 △:5人〜3人が良好と判定 ×:2人以下が良好と判定 以上の4段階で表した。 (2)接着強力 不織布を、幅7cm、長さ22cmのサンプルに切り取
り、つかみ間隔11cm、伸長速度20cm/分で測定し
た。接着強度は引張破断強力をサンプル重量で除いた値
とした。 (3)耐熱性 不織布を前記サンプルと同一のサイズに切り取り、15
0℃の条件下で熱風乾燥機において5分間加熱した。 ◎:外観に殆ど変化なし ○:若干の変色有り △:変色有り ×:酷く変色したか、又は溶融が見られる 以上の4段階で表示した。 (4)耐薬品性 前記サンプルを10秒間アルカリ溶液の入った容器にそ
れぞれ全量浸し、その後引き上げた状態を目視確認し
た。 ◎:外観に殆ど変化なし ○:若干の溶融有り △:明らかに溶融している ×:酷い溶融が見られる 以上の4段階で表示した。 〈総合判定〉 ◎:優良 ○:良好 △:可 ×:不良 以上の4段階で表示した。
【0019】
【表1】
【0020】
【発明の効果】本発明によれば、紡糸性、捲縮付与性、
収率が良好な複合繊維を提供することができる。
【0021】また本発明の複合繊維を用いて不織布に加
工する場合において、カード通過性、染色性ともに従来
の複合繊維より加工し易く、良好であり、耐熱性、耐薬
品性、接着強度、風合いの優れた不織布を提供すること
ができる。
フロントページの続き Fターム(参考) 4L041 AA07 AA20 BA02 BA05 BA09 BA21 BA49 BA59 BC04 BD03 BD07 BD11 BD20 CA21 CA26 CA29 CB05 DD01 DD05 DD15 DD21 EE02 4L047 AA23 AA27 AB02 BA09 BB07 BB09 CB01 CB05 CB08 CB09 CB10 CC01 CC03 CC16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一方の成分Aがラクタムを0.01wt%以上10w
    t%以下共重合したポリヘキサメチレンアジパミドポリマ
    ーと他方の成分Bがポリアミドポリマーの少なくとも2
    成分からなることを特徴とする複合繊維。
  2. 【請求項2】複合繊維が芯鞘型複合繊維であることを特
    徴とする請求項1に記載の複合繊維。
  3. 【請求項3】複合繊維がサイドバイサイド型複合繊維で
    あることを特徴とする請求項1に記載の複合繊維。
  4. 【請求項4】繊維表面の一部に成分Aあるいは成分Bが
    露出してなることを特徴とする請求項1に記載の複合繊
    維。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれかに記載の複合繊維
    を用いてなることを特徴とする不織布。
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