JP2001354592A - 点眼剤 - Google Patents

点眼剤

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JP2001354592A JP2000180909A JP2000180909A JP2001354592A JP 2001354592 A JP2001354592 A JP 2001354592A JP 2000180909 A JP2000180909 A JP 2000180909A JP 2000180909 A JP2000180909 A JP 2000180909A JP 2001354592 A JP2001354592 A JP 2001354592A
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玲子 石井
Misao Koide
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 脂溶性成分及び非イオン界面活性剤を含
有する点眼液を、ユニットドーズ形の点眼剤容器に充填
してなることを特徴とする点眼剤。 【効果】 本発明によれば、点眼液を押し出すのに指先
に力がいらず、液出し性が良好で点眼しやすく、頻回点
眼に適した点眼剤が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、点眼剤に関し、更
に詳しくは、頻回点眼に適した液出し性の良好な点眼し
やすい点眼剤に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年発売されている防腐剤を配合してい
ない1回使い切りタイプの点眼剤は、コンタクトレンズ
(ソフト、ハード)使用時にもそのまま点眼でき、防腐
剤による眼刺激などの副作用がないことからドライアイ
などの症状に対しても有効とされている。
【0003】しかし、上記のような使い切りタイプの小
容量の点眼剤は、容器の大きさが小さいため、点眼液を
押し出すのに指先に力を要し、内容液がなかなか滴下で
きないという問題があった。特に、前述したコンタクト
レンズ使用者やドライアイ患者、OA機器使用者の場合
は、一日に10回以上の点眼を行うことも少なくなく、
より容易に滴下できる点眼剤が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情に
鑑みなされたもので、ユニットドーズ形の点眼剤容器に
充填された1〜6回分程度の使い切りタイプの点眼剤で
あり、頻回点眼に適した液出し性の良好な点眼しやすい
点眼剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段及び発明の実施の形態】本
発明者らは、上記課題を解決するために鋭意検討を行っ
た結果、後述する実施例に示すように、脂溶性成分及び
非イオン界面活性剤を含有する点眼液をユニットドーズ
形の点眼剤容器に充填することにより、上記成分を含有
しない点眼液と比較して、格段に滴下のしやすさが向上
し、1〜6回分程度の使い切りタイプの点眼剤であって
も、液出し性が良好で点眼しやすく、頻回点眼に適した
点眼剤が得られることを見い出し、本発明を完成するに
至った。
【0006】即ち、本発明は、脂溶性成分及び非イオン
界面活性剤を含有する点眼液を、ユニットドーズ形の点
眼剤容器に充填してなることを特徴とする点眼剤を提供
する。ここで、上記脂溶性成分が、脂溶性ビタミン類又
は精油類の少なくとも1種以上であったり、上記非イオ
ン界面活性剤が、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油又は
ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートの少なく
とも1種以上であると、より好適である。
【0007】以下、本発明につき更に詳しく説明する
と、本発明の点眼剤は、上述したように、脂溶性成分及
び非イオン界面活性剤を含有する点眼液を、ユニットド
ーズ形の点眼剤容器に充填したものであり、脂溶性成分
及び非イオン界面活性剤を併用することによって、点眼
剤容器からの点眼液の押し出しが容易な点眼剤が得られ
るものである。
【0008】本発明の点眼剤に使用される脂溶性成分と
しては、例えば脂溶性ビタミン類、精油類などを挙げる
ことができ、これらは1種単独で又は2種以上を適宜組
み合わせて使用することができる。
【0009】上記脂溶性ビタミン類として、より具体的
には、例えば、ビタミンA、パルミチン酸レチノール、
酢酸レチノール、ビタミンA油などのビタミンA類、ト
コフェロール、酢酸トコフェロール、コハク酸トコフェ
ロールなどのビタミンE類等が挙げられ、これらの中で
も特に好ましいものは、パルミチン酸レチノールであ
る。ここで、パルミチン酸レチノールは、通常1g中に
100万〜180万国際単位(以下I.U.と略記)の
ものが市販されており、具体的には、ロシュ・ビタミン
・ジャパン株式会社製パルミチン酸レチノール170万
I.U.等がある。
【0010】本発明の脂溶性成分として、上記脂溶性ビ
タミン類を配合する場合、本発明の点眼液における上記
脂溶性ビタミン類の配合量は、特に制限されるものでは
なく、例えばビタミンA類であれば、通常、組成物(点
眼液)中に0.001〜0.2w/v%(質量/容量
%、以下同様)、即ち、1000〜360000I.
U./100ml配合することができ、好ましくは0.
01〜0.1w/v%、即ち、10000〜18000
0I.U./100mlの範囲である。一方、ビタミン
E類であれば、通常、組成物中に0.005〜0.2w
/v%配合することができ、好ましくは0.01〜0.
1w/v%の範囲である。いずれの場合も、配合量が少
なすぎると、脂溶性ビタミン配合による効果が十分に得
られない場合があり、多すぎると、使用感が損なわれる
場合がある。
【0011】一方、上記精油類として、より具体的に
は、例えばメントール、ボルネオール、カンフル、ゲラ
ニオール、シネオール、リナロール、リモネン、オイゲ
ノール、ベルガモット油、ハッカ油、ユーカリ油、ウイ
キョウ油、ローズ油等が挙げられる。これらの中でもよ
り好ましくは、メントール、カンフル、ボルネオール、
ゲラニオール等であり、いずれも市販のものを使用する
ことが可能である。また、光学異性が存在する場合、い
ずれの光学活性を示すものであってもよい。
【0012】本発明の脂溶性成分として、上記精油類を
配合する場合、本発明の点眼液における上記精油類の配
合量は、特に制限されるものではなく、通常、組成物中
に好ましくは0.0005〜0.5w/v%であり、よ
り好ましくは0.001〜0.1w/v%の範囲であ
る。配合量が少なすぎると、精油類を配合することによ
る効果が十分に得られない場合があり、多すぎると、使
用感が損なわれる場合がある。
【0013】本発明における非イオン界面活性剤として
は、例えば水溶性のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油等
のポリオキシエチレン高級脂肪酸エステル、ポリオキシ
ソルビタン高級脂肪酸エステル等が挙げられ、より具体
的には、例えばポリオキシエチレン(p=60)硬化ヒ
マシ油、ポリオキシエチレン(p=20)ソルビタンモ
ノオレエート等が挙げられる。ここで、pはエチレンオ
キシドの平均付加モル数を示す。
【0014】本発明の点眼液における非イオン界面活性
剤の配合量は、特に制限されるものではなく、通常、組
成物中に好ましくは0.01〜1w/v%、より好まし
くは0.05〜0.5w/v%の範囲で配合すると好適
である。配合量が少なすぎると、非イオン界面活性剤配
合による効果が十分に得られない場合があり、多すぎる
と、眼への刺激性が強くなる等の問題を生じる場合があ
る。
【0015】本発明の点眼液のpHは、眼科的に許容さ
れる範囲であれば特に制限はなく、通常pH4〜9の範
囲であり、好ましくはpH5〜8.5、より好ましくは
pH6〜8である。
【0016】また、本発明の点眼液は、その浸透圧が特
に制限されるものではないが、通常、0.5〜5圧比に
調整されると好適であり、0.8〜2圧比に調整する
と、より好適である。なお、浸透圧を調整する場合、調
整方法は、例えば点眼液において通常行われる方法によ
って調整することができる。
【0017】本発明においては、本発明の効果を妨げな
い範囲で前述した必須成分の他に前記した点眼液の調製
に通常使用する全ての緩衝剤、溶解補助剤、等張化剤、
安定化剤、粘稠剤、キレート剤、pH調整剤、清涼化剤
等の各種の添加剤及びその他の薬学的有効成分を通常使
用量において配合することができる。なお、本発明の点
眼液の場合、1〜6回分程度の使い切りタイプとして好
適に使用することができるので、防腐剤は配合しなくて
もよく、防腐剤を配合しない場合、上述したように、コ
ンタクトレンズを装着したままで点眼したり、ドライア
イなどの症状に対する点眼剤として特に好適である。
【0018】上記緩衝剤として、より具体的には、例え
ば、ホウ酸又はその塩(ホウ砂等)、クエン酸又はその
塩(クエン酸ナトリウム等)、リン酸又はその塩(リン
酸一水素ナトリウム等)、酒石酸又はその塩(酒石酸ナ
トリウム等)、グルコン酸又はその塩(グルコン酸ナト
リウム等)、酢酸又はその塩(酢酸ナトリウム等)、各
種アミノ酸等又はそれらの組み合わせが挙げられる。
【0019】上記溶解補助剤として、より具体的には、
例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコー
ル等が挙げられ、上記等張化剤としては、例えば、塩化
ナトリウム、塩化カリウム、マンニトール等が挙げられ
る。また、上記安定化剤としては、例えば、エデト酸ナ
トリウム、シクロデキストリン、亜硫酸塩、クエン酸又
はその塩等が挙げられる。
【0020】更に、上記粘稠剤として、より具体的に
は、例えば、ポリビニルピロリドン、ポリビニルアルコ
ール、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、メチルセルロース、コンドロイチ
ン硫酸ナトリウム等が挙げられる。キレート剤として
は、例えば、エデト酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム
等が挙げられ、上記pH調整剤としては、例えば、塩
酸、クエン酸又はその塩、ホウ酸又はその塩、リン酸又
はその塩、酢酸又はその塩、酒石酸又はその塩、水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等が挙げられる。
【0021】そして、上記薬学的有効成分として、より
具体的には、例えば、充血除去剤(塩酸ナファゾリン、
塩酸テトラヒドロゾリン、塩酸フェニレフリン等)、消
炎・収斂剤(メチル硫酸ネオスチグミン、ε−アミノカ
プロン酸、アラントイン、塩化ベルベリン、硫酸亜鉛、
塩化リゾチーム等)、抗ヒスタミン剤(塩酸ジフェンヒ
ドラミン、塩酸イソチペンジル、マレイン酸クロルフェ
ニラミン等)、水溶性ビタミン類(活性型ビタミン
2、ビタミンB6、ビタミンB12)、アミノ酸類(L−
アスパラギン酸カリウム、L−アスパラギン酸マグネシ
ウム、アミノエチルスルホン酸、コンドロイチン硫酸ナ
トリウム等)、サルファ剤、殺菌剤(イオウ、イソプロ
ピルメチルフェノール、ヒノキチオール等)、局所麻酔
剤(リドカイン、塩酸リドカイン、塩酸プロカイン、塩
酸ジブカイン等)を適宜配合することができる。
【0022】本発明の点眼剤は、その調製方法が特に制
限されるものではないが、例えば、まず、上記ビタミン
A類等の脂溶性成分を上記非イオン界面活性剤により滅
菌精製水に可溶化し、次いで、各配合成分を加えてpH
を調整して、本発明の点眼液を調製した後、後述するユ
ニットドーズ形の点眼剤容器に無菌充填する方法を挙げ
ることができる。
【0023】本発明の点眼剤に使用されるユニットドー
ズ形の点眼剤容器は、内容積が0.1〜5ml程度の点
眼液を充填するための小容量の容器であり、このような
ユニットドーズ形の点眼剤容器としては、例えば特開平
8−34489号公報などに記載された一体成形型(成
形充填同時システム)の容器を用いることができる。
【0024】ここで、本発明の上記点眼剤容器の材質な
どは特に制限されるものではないが、その主素材の引張
破断点伸び率(ASTM試験No.D638)が20〜
1300%であるポリエチレン、ポリプロピレン等のポ
リオレフィン類が強度や水分揮散の点で好ましく、ま
た、ポリエチレンは低密度及び高密度のいずれも用いる
ことができる。また、素材樹脂中には、本発明の点眼剤
の液出し性を損なわない範囲において、ポリエチレン以
外の高分子重合体や、抗菌剤、防腐剤、着色剤、紫外線
吸収剤などの成分を配合することができる。
【0025】上記容器の形状は特に関与しないが、上述
したように内容積は、0.1〜5ml程度、好ましくは
0.3〜5ml、より好ましくは0.5〜3mlであ
る。更に、点眼液出口の先端の内径は、0.5〜3m
m、特に1〜3mmのものが好適である。また、容器の
肉厚は、0.1〜1.5mm、特に0.3〜1.2mm
が好ましく、この範囲が、強度や水分揮散、液出し性、
容器成形性などの点で好ましい。なお、上記ユニットド
ーズ形の点眼剤容器に充填する点眼液の量は、容器容量
の30〜80%が好ましく、40〜70%が特に好まし
い。
【0026】本発明の点眼剤は、人口涙液、一般点眼
剤、抗菌点眼剤、洗眼剤等の各種用途に使用する1〜6
回程度の使い切りタイプの点眼剤などとして好適に使用
でき、また、その投与量は、眼科的に許容される範囲で
あれば特に制限はないが、例えば、1回量1〜3滴を1
日4〜10回投与することが好ましい。
【0027】
【発明の効果】本発明によれば、ユニットドーズ形の点
眼剤容器から点眼液を押し出す際に、指先に力がいら
ず、液出し性が良好で、点眼しやすく、頻回点眼に適し
た1〜6回の使い切りタイプの点眼剤が得られる。従っ
て、本発明の点眼剤は、特にコンタクトレンズ(ソフ
ト、ハード)使用者やドライアイ患者のように頻回点眼
を行う人、OA機器使用者が使用する点眼剤として好適
に使用される。
【0028】
【実施例】以下、実施例及び比較例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は、これらの例によってな
んら限定されるものではない。
【0029】[実施例1〜3及び比較例1]表1に示す
組成に従って常法に準じて点眼液を調製し、各点眼液
0.5mlをポリエチレンで製造したユニットドーズ形
の点眼剤容器(内容積1ml、点眼液出口の先端の内径
1.5mm、容器肉厚0.6mm)に充填した。実施例
1〜3、比較例1のサンプルについて、成人女性パネラ
ー5名を用いて、開封直後、点眼液1滴の滴下のしやす
さを下記評価基準に基づいて評価した。結果を表1に併
記する。
【0030】<評価基準> ◎:非常に滴下しやすい(指先に力が全くいらない) ○:滴下しやすい(指先に力がいらない) △:やや滴下しづらい(指先にやや力を加えた) ×:非常に滴下しづらい(指先に強い力を加えた)
【0031】
【表1】
【0032】[実施例4]ポリオキシエチレン(60)
硬化ヒマシ油3g、酢酸d−α−トコフェロール0.3
g、パルミチン酸レチノール(170万単位)0.2g
を加温溶解した。これにリン酸二水素ナトリウム2.2
g、リン酸水素二ナトリウム12g、イプシロン−アミ
ノカプロン酸10g、アミノエチルスルホン酸5gを混
合し、精製水で全量を1000mlとし、この液0.5
mlをポリエチレン製のユニットドーズ形の点眼剤容器
(内容積1ml、点眼液出口の先端の内径1.8mm、
容器肉厚0.6mm)に充填した。
【0033】[実施例5]ポリオキシエチレン(40)
硬化ヒマシ油3g、酢酸d−α−トコフェロール0.5
g、パルミチン酸レチノール(170万単位)0.3g
を加温溶解した。これにリン酸二水素ナトリウム2.2
g、リン酸水素二ナトリウム12g、コンドロイチン硫
酸ナトリウム2.5gを混合し、精製水で全量を100
0mlとし、この液0.5mlをポリエチレン製のユニ
ットドーズ形の点眼剤容器(内容積1ml、点眼液出口
の先端の内径1.5mm、容器肉厚0.6mm)に充填
した。
【0034】[実施例6]ポリオキシエチレン(40)
硬化ヒマシ油3g、パルミチン酸レチノール(170万
単位)0.3gを加温溶解した。これにホウ酸10g、
ホウ砂2g、塩酸ピリドキシン0.5g、l−メントー
ル0.1g、プロピレングリコール5gを混合し、精製
水で全量を1000mlとし、この液0.5mlをポリ
エチレン製のユニットドーズ形の点眼剤容器(内容積1
ml、点眼液出口の先端の内径1.0mm、容器肉厚
0.6mm)に充填した。
【0035】[実施例7]ポリオキシエチレン(20)
ソルビタンモノオレエート3g、パルミチン酸レチノー
ル(170万単位)0.3gを加温溶解した。これにホ
ウ酸10g、ホウ砂2g、グリチルリチン酸二カリウム
2.5g、ベルガモット油0.1g、プロピレングリコ
ール3gを混合し、精製水で全量を1000mlとし、
この液0.5mlをポリプロピレン製のユニットドーズ
形の点眼剤容器(内容積1ml、点眼液出口の先端の内
径1.2mm、容器肉厚0.6mm)に充填した。
【0036】[実施例8]ポリオキシエチレン(40)
硬化ヒマシ油3g、酢酸d−α−トコフェロール0.5
g、パルミチン酸レチノール(170万単位)0.3g
を加温溶解した。これにリン酸二水素ナトリウム2.2
g、リン酸水素二ナトリウム12g、塩酸ピリドキシン
0.5g、コンドロイチン硫酸ナトリウム2.5gを混
合し、精製水で全量を1000mlとし、この液0.5
mlをポリエチレン製のユニットドーズ形の点眼剤容器
(内容積1ml、点眼液出口の先端の内径1.5mm、
容器肉厚0.6mm)に充填した。
【0037】[実施例9]ポリオキシエチレン(20)
ソルビタンモノオレエート3g、パルミチン酸レチノー
ル(170万単位)0.3gを加温溶解した。これにホ
ウ酸10g、ホウ砂2g、塩酸テトラヒドロゾリン0.
3g、メチル硫酸ネオスチグミン0.05g、l−メン
トール0.05g、dl−カンフル0.05g、プロピ
レングリコール5gを混合し、精製水で全量を1000
mlとし、この液0.5mlをポリプロピレン製のユニ
ットドーズ形の点眼剤容器(内容積1ml、点眼液出口
の先端の内径1.6mm、容器肉厚0.6mm)に充填
した。
【0038】[実施例10]ポリオキシエチレン(6
0)硬化ヒマシ油3g、酢酸d−α−トコフェロール
0.3g、パルミチン酸レチノール(170万単位)
0.2gを加温溶解した。これにリン酸二水素ナトリウ
ム2.2g、リン酸水素二ナトリウム12g、アスパラ
ギン酸カリウム5g、マレイン酸クロルフェニラミン
0.3gを混合し、精製水で全量を1000mlとし、
この液1mlをポリエチレン製のユニットドーズ形の点
眼剤容器(内容積2ml、点眼液出口の先端の内径1.
6mm、容器肉厚0.8mm)に充填した。
【0039】[実施例11]ポリオキシエチレン(4
0)硬化ヒマシ油3g、酢酸d−α−トコフェロール
0.5g、パルミチン酸レチノール(170万単位)
0.3gを加温溶解した。これにリン酸二水素ナトリウ
ム2.2g、リン酸水素二ナトリウム12g、メチルセ
ルロース3g、ポリビニルアルコール10gを混合し、
精製水で全量を1000mlとし、この液0.5mlを
ポリエチレン製のユニットドーズ形の点眼剤容器(内容
積1ml、点眼液出口の先端の内径1.5mm、容器肉
厚0.5mm)に充填した。
【0040】上記実施例4〜11の点眼剤について、上
記実施例1と同様にして点眼液1滴の滴下のしやすさを
評価したところ、いずれも非常に滴下しやすい又は滴下
しやすいという評価が得られた。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 脂溶性成分及び非イオン界面活性剤を含
    有する点眼液を、ユニットドーズ形の点眼剤容器に充填
    してなることを特徴とする点眼剤。
  2. 【請求項2】 上記脂溶性成分が、脂溶性ビタミン類又
    は精油類の少なくとも1種以上である請求項1記載の点
    眼剤。
  3. 【請求項3】 上記非イオン界面活性剤が、ポリオキシ
    エチレン硬化ヒマシ油又はポリオキシエチレンソルビタ
    ンモノオレエートの少なくとも1種以上である請求項1
    又は2記載の点眼剤。
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