JP2001354565A - カルシウムブロッカーを含有する安定化された薬剤組成物 - Google Patents
カルシウムブロッカーを含有する安定化された薬剤組成物Info
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Abstract
アミノ基、シアノ基;R2;置換されてもよいC1−C4
アルキル基、置換されたC3−C4アルケニル基、置換さ
れた4−6員環状アミノ基;R3;置換基を有するフェ
ニル基;R4:置換されてもよいC1−C4アルコキシカ
ルボニル基、1,3,2−ホスホリナン−2−イル基、
5,5−ジメチル−1,3,2−ホスホリナン−2−イ
ル基;R5:C1−C4アルキル基)を有するカルシウム
ブロッカー若しくはその薬理上許容される塩及び、薬剤
組成物の水溶液又は分散液に少なくともpH8を付与さ
せ得る薬理上許容されるアルカリ性媒体を含有するカル
シウムブロッカー含有薬剤組成物。
Description
カーを含有する安定化された薬剤組成物に関する。
してよく知られた薬剤であり、種々の製剤が製造され、
市販もされている(例えば、米国特許第3,485,8
47号米国特許第3,985,758号、米国特許第
4,572,909号等)。
等の安定性において、必ずしも満足されるものでなく、
保存安定性等の優れた安定性を有する薬剤組成物が求め
られていた。
ウムブロッカーを含有する薬剤組成物について、長年に
亘り鋭意研究を行った結果、カルシウムブロッカーに薬
理上許容されるアルカリ性媒体を配合させることによ
り、保存安定性等において、優れた安定性を有する薬剤
組成物を見出し、本発明を完成した。
る安定化された薬剤組成物を提供する。
くは2−アミノエトキシで置換されてもよいC1−C4ア
ルキル基、アミノ基又はシアノ基を示し、R2は、アセ
チル、N−メチル−N−(フルオロで置換されてもよい
フェニルメチル)アミノ、N−(フルオロで置換されて
もよいフェニル)−N−(フルオロで置換されてもよい
フェニルメチル)アミノ、2−テトラヒドロフリル若し
くは4−[フルオロで置換されてもよいフェニルメチル
若しくはジ−(フルオロで置換されてもよいフェニル)
メチル]−1−ピペラジニルで置換されてもよいC 1−
C4アルキル基、フルオロで置換されてもよいフェニル
で置換されたC3−C4アルケニル基又は窒素原子がフル
オロで置換されてもよいフェニルメチル若しくはジ−
(フルオロで置換されてもよいフェニル)メチルで置換
された4乃至6員環状アミノ基を示し、R3は、ハロゲ
ン、ニトロ及び1,2−メチレンジオキシからなる群か
ら選択される1乃至2個の置換基を有するフェニル基を
示し、R4は、メトキシで置換されてもよいC1−C4ア
ルコキシカルボニル基、1,3,2−ホスホリナン−2
−イル基又は5,5−ジメチル−1,3,2−ホスホリ
ナン−2−イル基を示し、R5は、C1−C4アルキル基
を示す。]を有するカルシウムブロッカー若しくはその
薬理上許容される塩及び、薬剤組成物の水溶液又は分散
液に少なくともpH8を付与させ得る薬理上許容される
アルカリ性媒体を含有するカルシウムブロッカー含有薬
剤組成物。
モイルオキシ若しくは2−アミノエトキシで置換されて
もよいC1−C4アルキル基のC1−C4アルキル部分、R
2のアセチル、N−メチル−N−(フルオロで置換され
てもよいフェニルメチル)アミノ、N−(フルオロで置
換されてもよいフェニル)−N−(フルオロで置換され
てもよいフェニルメチル)アミノ、2−テトラヒドロフ
リル若しくは4−[フルオロで置換されてもよいフェニ
ルメチル若しくはジ−(フルオロで置換されてもよいフ
ェニル)メチル]−1−ピペラジニルで置換されてもよ
いC1−C4アルキル基のC1−C4アルキル部分、R4の
メトキシで置換されてもよいC1−C4アルコキシカルボ
ニル基のC1−C 4アルキル部分及びR5のC1−C4アル
キル基は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、s−ブチル又はt−ブチ
ル基であり得、R1及びR5は、好適には、メチル又はエ
チル基であり、さらに好適には、メチル基であり、R2
は、好適には、メチル、エチル、イソプロピル又はイソ
ブチル基であり、R4は、好適には、メチル、エチル又
はイソプロピル基である。
ルで置換されたC3−C4アルケニル基は、例えば、3−
フェニル−2−プロペニル基、3−(4−フルオロフェ
ニル)−2−プロペニル基4−フェニル−3−ブテニル
基又は2−メチル−3−フェニル−2−プロペニル基で
あり得、好適には、3−フェニル−2−プロペニル基で
ある。
よいフェニルメチル若しくはジ−(フルオロで置換され
てもよいフェニル)メチルで置換された4乃至6員環状
アミノ基は、例えば、1−ベンジル−3−アゼチジニ
ル、1−ジフェニルメチル−3−アゼチジニル、1−
(ジ−4−フルオロフェニルメチル)−3−アゼチジニ
ル、1−ベンジル−3−ピロリジニル、1−(4−フル
オロフェニルメチル)−3−ピロリジニル、1−ジフェ
ニルメチル−3−ピロリジニル、1−ベンジル−3−ピ
ぺリジニル、1−(4−フルオロフェニルメチル)−3
−ピぺリジニル又は1−ジフェニルメチル−3−ピぺリ
ジニル基であり、好適には、1−ベンジル−3−アゼチ
ジニル、1−ジフェニルメチル−3−アゼチジニル、1
−ベンジル−3−ピロリジニル又は1−ベンジル−3−
ピぺリジニル基であり、更に好適には、1−ジフェニル
メチル−3−アゼチジニル基である。
オロ、クロロ、ブロモ又はヨードであり、好適には、フ
ルオロ又はクロロであり、更に好適には、クロロであ
る。
ルオキシメチル基、2−アミノエトキシメチル基、エチ
ル基、2−カルバモイルオキシエチル基,2−(2−ア
ミノエトキシ)エチル基、アミノ基又はシアノ基であ
り、さらに好適には、メチル基、カルバモイルオキシメ
チル基、2−アミノエトキシメチル基、アミノ基又はシ
アノ基であり、さらにより好適には、メチル基又はアミ
ノ基であり、最も好適には、アミノ基である。
チル基、2−テトラヒドロフリルメチル基、エチル基、
2−アセチルエチル基、2−(N−メチル−N−ベンジ
ルアミノ)エチル基、2−[N−メチル−N−(4−フ
ルオロフェニルメチル)アミノ]エチル基、2−(N−
フェニル−N−ベンジルアミノ)エチル基、2−[N−
(4−フルオロフェニル)−N−ベンジルアミノ]エチ
ル基、2−[N−(4−フルオロフェニル)−N−(4
−フルオロフェニルメチル)アミノ]エチル基、2−
(4−ベンジル−1−ピペラジニル)エチル基、2−
[4−(4−フルオロフェニルメチル)−1−ピペラジ
ニル]エチル基、2−(4−ジフェニルメチル−1−ピ
ペラジニル)エチル基、2−[4−(ジ−4−フルオロ
フェニルメチル)−1−ピペラジニル]エチル基、イソ
プロピル基、イソブチル基、3−フェニル−2−プロペ
ニル基、3−(4−フルオロフェニル)−2−プロペニ
ル基、4−フェニル−3−ブテニル基、2−メチル−3
−フェニル−2−プロペニル基、1−ベンジル−3−ア
ゼチジニル基、1−ジフェニルメチル−3−アゼチジニ
ル基、1−(ジ−4−フルオロフェニルメチル)−3−
アゼチジニル基、1−ベンジル−3−ピロリジニル基、
1−(4−フルオロフェニルメチル)−3−ピロリジニ
ル基、1−ジフェニルメチル−3−ピロリジニル基、1
−ベンジル−3−ピぺリジニル基、1−(4−フルオロ
フェニルメチル)−3−ピぺリジニル基又は1−ジフェ
ニルメチル−3−ピぺリジニル基であり、更に好適に
は、メチル基、アセチルメチル基、2−テトラヒドロフ
リルメチル基、エチル基、2−(N−メチル−N−ベン
ジルアミノ)エチル基、2−[N−メチル−N−(4−
フルオロフェニルメチル)アミノ]エチル基、2−(N
−フェニル−N−ベンジルアミノ)エチル基、2−(4
−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)エチル基、イ
ソプロピル基、イソブチル基、3−フェニル−2−プロ
ペニル基、1−ベンジル−3−アゼチジニル基、1−ジ
フェニルメチル−3−アゼチジニル基、1−(ジ−4−
フルオロフェニルメチル)−3−アゼチジニル基、1−
ベンジル−3−ピロリジニル基又は1−ベンジル−3−
ピぺリジニル基であり、更により好適には、メチル基、
エチル基、2−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジ
ニル)エチル基、イソブチル基、3−フェニル−2−プ
ロペニル基、1−ベンジル−3−アゼチジニル基、1−
ジフェニルメチル−3−アゼチジニル基、1−ベンジル
−3−ピロリジニル基又は1−ベンジル−3−ピぺリジ
ニル基であり、最も好適には、1−ジフェニルメチル−
3−アゼチジニル基である。
基、2,3−ジクロロフェニル基、2−ニトロフェニル
基、3−ニトロフェニル基又は2,3−メチレンジオキ
シフェニル基であり、更に好適には、3−ニトロフェニ
ル基である。
基、エトキシカルボニル基、2−メトキシエトキシカル
ボニル基、イソプロポキシカルボニル基又は5,5−ジ
メチル−1,3,2−ホスホリナン−2−イル基であ
り、更に好適には、メトキシカルボニル基又はイソプロ
ポキシカルボニル基であり、最も好適には、イソプロポ
キシカルボニル基である。
は、(1)R1が、メチル基、カルバモイルオキシメチ
ル基、2−アミノエトキシメチル基、アミノ基又はシア
ノ基である化合物、(2)R1が、メチル基又はアミノ
基である化合物、(3)R1が、アミノ基である化合
物、(4)R2が、メチル基、アセチルメチル基、2−
テトラヒドロフリルメチル基、エチル基、2−アセチル
エチル基、2−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)エ
チル基、2−[N−メチル−N−(4−フルオロフェニ
ルメチル)アミノ]エチル基、2−(N−フェニル−N
−ベンジルアミノ)エチル基、2−[N−(4−フルオ
ロフェニル)−N−ベンジルアミノ]エチル基、2−
[N−(4−フルオロフェニル)−N−(4−フルオロ
フェニルメチル)アミノ]エチル基、2−(4−ベンジ
ル−1−ピペラジニル)エチル基、2−[4−(4−フ
ルオロフェニルメチル)−1−ピペラジニル]エチル
基、2−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)
エチル基、2−[4−(ジ−4−フルオロフェニルメチ
ル)−1−ピペラジニル]エチル基、イソプロピル基、
イソブチル基、3−フェニル−2−プロペニル基、3−
(4−フルオロフェニル)−2−プロペニル基、4−フ
ェニル−3−ブテニル基、2−メチル−3−フェニル−
2−プロペニル基、1−ベンジル−3−アゼチジニル
基、1−ジフェニルメチル−3−アゼチジニル基、1−
(ジ−4−フルオロフェニルメチル)−3−アゼチジニ
ル基、1−ベンジル−3−ピロリジニル基、1−(4−
フルオロフェニルメチル)−3−ピロリジニル基、1−
ジフェニルメチル−3−ピロリジニル基、1−ベンジル
−3−ピぺリジニル基、1−(4−フルオロフェニルメ
チル)−3−ピぺリジニル基又は1−ジフェニルメチル
−3−ピぺリジニル基である化合物、(5)R2が、メ
チル基、アセチルメチル基、2−テトラヒドロフリルメ
チル基、エチル基、2−(N−メチル−N−ベンジルア
ミノ)エチル基、2−[N−メチル−N−(4−フルオ
ロフェニメチル)アミノ]エチル基、2−(N−フェニ
ル−N−ベンジルアミノ)エチル基、2−(4−ジフェ
ニルメチル−1−ピペラジニル)エチル基、イソプロピ
ル基、イソブチル基、3−フェニル−2−プロペニル
基、1−ベンジル−3−アゼチジニル基、1−ジフェニ
ルメチル−3−アゼチジニル基、1−(ジ−4−フルオ
ロフェニルメチル)−3−アゼチジニル基、1−ベンジ
ル−3−ピロリジニル基又は1−ベンジル−3−ピぺリ
ジニル基である化合物、(6)R2が、メチル基、エチ
ル基、2−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジニ
ル)エチル基、イソブチル基、3−フェニル−2−プロ
ペニル基、1−ベンジル−3−アゼチジニル基、1−ジ
フェニルメチル−3−アゼチジニル基、1−ベンジル−
3−ピロリジニル基又は1−ベンジル−3−ピぺリジニ
ル基である化合物、(7)R2が、1−ジフェニルメチ
ル−3−アゼチジニル基である化合物、(8)R3が、
2−クロロフェニル基、2,3−ジクロロフェニル基、
2−ニトロフェニル基、3−ニトロフェニル基又は2,
3−メチレンジオキシフェニル基である化合物、(9)
R3が、3−ニトロフェニル基である化合物、(10)
R4が、メトキシカルボニル基、エトキシカルボニル
基、2−メトキシエトキシカルボニル基、イソプロポキ
シカルボニル基又は5,5−ジメチル−1,3,2−ホ
スホリナン−2−イル基である化合物、(11)R
4が、メトキシカルボニル基又はイソプロポキシカルボ
ニル基である化合物、(12)R4が、イソプロポキシ
カルボニル基である化合物、(13)R5が、メチル基
又はエチル基である化合物及び(14)R5が、メチル
基である化合物。
のは、例えば、米国特許第4,572,909号、米国
特許第4,446,325号、米国特許第4,772,
596号、米国特許第4,220,649号、米国特許
第4,501,748号、米国特許第4,672,06
8号、米国特許第4,885,284号、米国特許第
4,952,592号、米国特許第4,264,611
号、特表昭60−500255号、特開昭59−152
373号、米国特許第4,892,875号、米国特許
第3,985,758号、米国特許第3,485,84
7号,米国特許第4,338,322号、米国特許第
4,154,839号、米国特許第3,799,934
号、特開昭60−120861号等に記載されているア
ムロジピン、アラニジピン、アゼルニジピン、バルニジ
ピン、ベニジピン、シルニジピン、エホニジピン、エル
ゴジピン、フェロニジピン、ファルニジピン、レミジピ
ン、マニジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニルバ
ジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン又はプラニジピ
ンであり、好適には、アムロジピン、アゼルニジピン、
バルニジピン、ベニジピン、シルニジピン、フェロニジ
ピン、レミジピン、マニジピン、ニカルジピン、ニフェ
ジピン、ニルバジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン
又はプラニジピンであり、更に好適には、アムロジピ
ン、アゼルニジピン、バルニジピン、ベニジピン、マニ
ジピン、ニカルジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン
又はプラニジピンであり、更により好適には、アゼルニ
ジピン、バルニジピン、ベニジピン、マニジピン又はニ
カルジピンであり、最も好適には、アゼルニジピンであ
る。
表的なもの平面構造式を示す。
909号、特開昭58−167569号等に記載され、
その化学名は、2−(2−アミノエトキシメチル)−4
−(2−クロロフェニル)−3−エトキシカルボニル−
5−メトキシカルボニル−6−メチル−1,4−ジヒド
ロピリジンである。
325号等に記載され、その化学名は、3−(2−オキ
ソプロポキシカルボニル)−2,6−ジ−メチル−5−
メトキシカルボニル−4−(2−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジンである。
2,596号、特開昭63−253082号等に記載さ
れ、その化学名は、2−アミノ−3−(1−ジフェニル
メチル−3−アゼチジニルオキシカルボニル)−5−イ
ソプロポキシカルボニル−6−メチル−4−(3−ニト
ロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジンである。
649号、特開昭55−301号等に記載され、その化
学名は、3−(1−ベンジル−3−ピロリジニルオキシ
カルボニル)−2,6−ジメチル−5−メトキシカルボ
ニル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロ
ピリジンである。
48号、特開昭59−70667号等に記載され、その
化学名は、3−(1−ベンジル−3−ピぺリジニルオキ
シカルボニル)−2,6−ジメチル−5−メトキシカル
ボニル−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジヒド
ロピリジンである。
068号、特開昭60−233058号等に記載され、
その化学名は、2,6−ジメチル−5−(2−メトキシ
エトキシカルボニル)−4−(3−ニトロフェニル)−
3−(3−フェニル−2−プロぺニルオキシカルボニ
ル)−1,4−ジヒドロピリジンである。
284号、特開昭60−69089号等に記載され、そ
の化学名は、3−[2−(N−ベンジル−N−フェニル
アミノ)エトキシカルボニル]−2,6−ジメチル−5
−(5,5−ジメチル−1,3,2−ジオキサ−2−ホ
スホニル)−4−(3−ニトロフェニル)−1,4−ジ
ヒドロピリジンである。
2,592号、特開平1−294675号等に記載さ
れ、その化学名は、2,6−ジメチル−5−イソプロポ
キシカルボニル−4−(2,3−メチレンジオキシフェ
ニル)−3−[2−[N−メチル−N−(4−フルオロ
フェニルメチル)アミノ]エトキシカルボニル]−1,
4−ジヒドロピリジンである。
4,611号、特開昭55−9083号等に記載され、
その化学名は、3−エトキシカルボニル−4−(2,3
−ジクロロフェニル)−2,6−ジメチル−5−メトキ
シカルボニル−1,4−ジヒドロピリジンである。
6,181号、特表昭60−500255号等に記載さ
れ、その化学名は、2,6−ジメチル−5−メトキシカ
ルボニル−4−(2−ニトロフェニル)−3−(2−テ
トラヒドロフリルメトキシカルボニル)−1,4−ジヒ
ドロピリジンである。
号等に記載され、その化学名は、2−カルバモイオキシ
メチル−4−(2,3−ジクロロフェニル)−3−イソ
プロポキシカルボニル−5−メトキシカルボニル−6−
メチル−1,4−ジヒドロピリジンである。
75号、特開昭58−201765号等に記載され、そ
の化学名は、2,6−ジメチル−3−[2−(4−ジフ
ェニルメチル−1−ピペラジニル)エトキシカルボニ
ル]−5−メトキシカルボニル−4−(3−ニトロフェ
ニル)−1,4−ジヒドロピリジンである。
758号、特開昭49−108082号等に記載され、
その化学名は、2,6−ジメチル−3−[2−(N−ベ
ンジル−N−メチルアミノ)エトキシカルボニル]−5
−メトキシカルボニル−4−(3−ニトロフェニル)−
1,4−ジヒドロピリジンである。
847号等に記載され、その化学名は、2,6−ジメチ
ル−3,5−ジメトキシカルボニル−4−(2−ニトロ
フェニル)−1,4−ジヒドロピリジンである。
322号、特開昭52−5777号等に記載され、その
化学名は、2−シアノ−5−イソプロポキシカルボニル
−3−メトキシカルボニル−6−メチル−4−(3−ニ
トロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジンである。
154,839号、特開昭52−59161号等に記載
され、その化学名は、2,6−ジメチル−3−イソブト
キシカルボニル−5−メトキシカルボニル−4−(3−
ニトロフェニル)−1,4−ジヒドロピリジンである。
9,934号、特公昭55−27054号等に記載さ
れ、その化学名は、3−エトキシカルボニル−2,6−
ジメチル−5−メトキシカルボニル−4−(3−ニトロ
フェニル)−1,4−ジヒドロピリジンである。
395号、特開昭60−120861号等に記載され、
その化学名は、2,6−ジメチル−5−メトキシカルボ
ニル−4−(3−ニトロフェニル)−3−(3−フェニ
ル−2−プロペン−1−イルオキシカルボニル)−1,
4−ジヒドロピリジンである。
基づく光学異性体或いは二重結合又は環構造に基づく幾
何異性体が存在する場合があるが、本発明のカルシウム
ブロッカー(I)はこれらの各異性体及びそれらの混合
物をも包含する。
し得る塩は、酸付加塩であり、例えば、フッ化水素酸
塩、塩酸塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩のようなハ
ロゲン化水素酸塩;硝酸塩;過塩素酸塩;硫酸塩;燐酸
塩;炭酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタン
スルホン酸塩、エタンスルホン酸塩、ペンタフルオロエ
タンスルホン酸塩、プロパンスルホン酸塩、ブタンスル
ホン酸塩、ペンタンスルホン酸塩、ヘキサンスルホン酸
塩のようなフッ素原子で置換されていてもよい炭素数1
乃至6個のアルキルスルホン酸塩;ベンゼンスルホン酸
塩、p−トルエンスルホン酸塩のような炭素数6乃至1
0個のアリールスルホン酸塩;酢酸塩、プロピオン酸
塩、酪酸塩、安息香酸塩、フマール酸塩、マレイン酸
塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マロ
ン酸塩のようなカルボン酸塩;又は、グルタミン酸塩、
アスパラギン酸塩のようなアミノ酸塩などの酸付加塩で
あり得るが、好適には、塩酸塩、硫酸塩又はカルボン酸
塩であり、特に好適には、塩酸塩である。
塩は、水和物として存在することができ、本発明のカル
シウムブロッカーは、それらの水和物をも包含する。
ブロッカー(I)の含量は、通常、0.5乃至60重量
部であり、好適には、1乃至30重量部である。
は分散液に少なくともpH8を付与させ得る薬理上許容
されるアルカリ性媒体は、通常の製薬学的に許容される
アルカリ性無機塩であり、水溶性からほとんど溶解しな
い又は本質的に水に不溶性の範囲のものであってよく、
例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウムのようなアルカリ金属水酸化物;水酸化マグネシ
ウム、水酸化カルシウム、水酸化バリウムのようなアル
カリ土類金属水酸化物;水酸化アルミニウム;炭酸リチ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ
金属炭酸塩;炭酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸
バリウムのようなアルカリ土類金属炭酸塩;炭酸水素リ
チウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムのよう
なアルカリ金属重炭酸塩;燐酸ニナトリウム、燐酸ニカ
リウムのような燐酸ニアルカリ金属塩;燐酸ニマグネシ
ウム、燐酸ニカルシウム、燐酸ニバリウムのような燐酸
ニアルカリ土類金属塩;燐酸三ナトリウム、燐酸三カリ
ウムのような燐酸三アルカリ金属塩;酸化マグネシウ
ム、酸化カルシウムのようなアルカリ土類金属酸化物;
酸化アルミニウム;ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウム
のようなアルカリ金属ケイ酸塩;ケイ酸マグネシウム、
ケイ酸カルシウムのようなアルカリ土類金属ケイ酸塩;
ケイ酸−アルミナのような複合ケイ酸−アルミニウム化
合物;ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メタケイ酸アル
ミン酸マグネシウムのような複合アルミニウム−マグネ
シウム化合物;又はこれらの混合物であり得、好適に
は、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、ア
ルカリ金属重炭酸塩、アルカリ土類金属酸化物、アルカ
リ金属ケイ酸塩、アルカリ土類金属ケイ酸塩、複合アル
ミニウム−マグネシウム化合物;又はこれらの混合物で
あり、更に好適には、炭酸ナトリウム、炭酸マグネシウ
ム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウム、酸化マグネ
シウム、酸化カルシウム、ケイ酸マグネシウム、ケイ酸
カルシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メタケイ
酸アルミン酸マグネシウム又はこれらの混合物であり、
最も好適には、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、
ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシウム、メ
タケイ酸アルミン酸マグネシウム又はこれらの混合物
(特に、炭酸ナトリウム及びメタケイ酸アルミン酸マグ
ネシウムの混合物又は炭酸水素ナトリウム及びメタケイ
酸アルミン酸マグネシウムの混合物、炭酸ナトリウム若
しくは炭酸水素ナトリウム及びメタケイ酸アルミン酸マ
グネシウムの比は、好適には、1/20乃至1/2)で
ある。
薬剤組成物の水溶液又は分散液に少なくともpH8を付
与させる量であれば、特に限定されないが、好適には、
通常、1乃至70重量部であり、好適には、5乃至50
重量部である。
pHは、好適には、8乃至12であり、更に好適には、
9乃至11であり、このpHは、薬剤組成物の単位投与
量(例えば、錠剤の場合は、1錠、カプセル剤の場合
は、1カプセル)の10倍量を採取し、これに日本薬局
方に規定されている精製水100mlを加えて、溶解又
は分散させ、遠心分離した後、上澄液をろ過して得られ
た溶液のpHをpHメータを用いて測定することによ
り、決定される。
アルカリ性媒体は、薬剤組成物が水を吸着したとき又は
薬剤組成物に水を少量添加したときに、薬剤組成物の粒
子の周囲に少なくても8の「ミクロ−pH」生じさせ得
る。
許容される添加物を含有してもよく、これらの添加物
は、例えば、賦形剤(例えば、乳糖、白糖、ブドウ糖、
マンニトール、ソルビトールのような糖誘導体;トウモ
ロコシデンプン、馬鈴薯デンプン、α化デンプン、デキ
ストリン、カルボキシメチルデンプン、カルボキシメチ
ルデンプンナトリウムのようなデンプン誘導体;予めゼ
ラチン化したデンプン;結晶セルロース、メチルセルロ
ース、ヒドロキシプロピルセルロース、低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセ
ルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシメ
チルセルロースカルシウム、内部架橋カルボキシメチル
セルロース、内部架橋カルボキシメチルセルロースナト
リウムのようなセルロース誘導体;アラビアゴム;デキ
ストラン;プルラン;軽質無水ケイ酸、珪酸水和物、合
成ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシ
ウムのようなケイ酸塩誘導体;リン酸二カルシウムのよ
うなリン酸塩誘導体;塩化ナトリウムのような塩化塩誘
導体;炭酸カルシウムのような炭酸塩誘導体;硫酸カル
シウムのような硫酸塩誘導体;又はこれらの混合物、好
適には、糖誘導体、セルロース誘導体又はこれらの混合
物、更に好適には、マンニトール、結晶セルロース又は
これらの混合物)、結合剤(例えば、上記の賦形剤で例
示した化合物;ゼラチン;ポリビニルピロリドン;マグ
ロゴール;又はこれらの混合物、好適には、セルロース
誘導体又はこれらの混合物、更に好適には、ヒドロキシ
プロピルメチルセルロース)、崩壊剤(例えば、上記の
賦形剤で例示した化合物;架橋ポリビニルピロリドン;
又はこれらの混合物、好適には、セルロース誘導体又は
これらの混合物、更に好適には、低置換度ヒドロキシプ
ロピルメチルセルロース、カルボキシメチルセルローズ
カルシウム又はこれらの混合物)、滑沢剤(例えば、ス
テアリン酸;ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウムのようなステアリン酸金属塩;安息香酸ナト
リウムのような安息香酸金属塩;ビーガム、ゲイロウの
ようなラックス類;硼酸;グリコール;フマル酸、アジ
ピン酸のようなカルボン酸類;硫酸ナトリウムのような
硫酸金属塩;ロイシン;ラウリル硫酸ナトリウム、ラウ
リル硫酸マグネシウムのようなラウリル硫酸金属塩;上
記の賦形剤で例示したケイ酸塩誘導体;上記の賦形剤で
例示したデンプン誘導体;水素化植物油;カルバナロ
ウ;蔗糖脂肪酸エステル;又はこれらの混合物、好適に
は、ステアリン酸金属塩、ケイ酸塩誘導体又はこれらの
混合物、更に好適には、ステアリン酸カルシウム、ステ
アリン酸マグネシウム、無水珪酸又はこれらの混合
物)、安定剤(例えば、安息香酸;安息香酸ナトリウム
のような安息香酸金属塩;メチルパラベン、プロピルパ
ラベンのようなパラオキシ安息香酸エステル類;クロロ
ブタノール、ベンジルアルコール、フェニルエチルアル
コールのようなアルコール類;塩化ベンザルコニウム;
フェノール、クレゾールのようなフェノール類;チメロ
サール;無水酢酸;ソルビン酸;又はこれらの混合物、
好適には、安息香酸金属塩、パラオキシ安息香酸エステ
ル類又はこれらの混合物、更に好適には、安息香酸ナト
リウム、メチルパラベン、プロピルパラベン又はこれら
の混合物)、流動化剤(例えば、上記の賦形剤で例示し
たケイ酸塩誘導体;タルク;又はこれらの混合物、好適
には、軽質無水ケイ酸、タルク又はこれらの混合物)、
界面活性剤(例えば、ポリソルベート80のようなポリ
ソルベート類;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60の
ようなポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類;ソルビタン
脂肪酸エステル類;蔗糖脂肪酸エステル類;ポリオキシ
エチレンポリオキシプロピレングリコール類;ポリオキ
シエチレン脂肪酸エーテル類;ステアリン酸ポリオキシ
ル類;又はこれらの混合物、好適には、ポリソルベート
80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60又はこれら
の混合物)、着色剤、抗酸化剤、矯味矯臭剤(例えば、
通常使用される、甘味料、酸味料、香料等)又は希釈剤
であり得、使用される添加剤の種類及び量は、錠剤、カ
プセル剤又は他の投与形態薬剤により異なるが、製剤の
分野の周知の技術に選択される。例えば、錠剤の場合に
は、全薬剤組成物中、結合剤の含量は、通常、1乃至1
0重量部(好適には、3乃至5重量部)であり、崩壊剤
の含量は、通常、1乃至40重量部(好適には、5乃至
30重量部)であり、滑沢剤の含量は、通常、0.1乃
至10重量部(好適には、0.5乃至3重量部)であ
り、流動化剤の含量は、1乃至10重量部(好適には、
2乃至5重量部)である。
ムブロッカー(I)は、公知であるか又は公知の方法に
従って容易に製造される(例えば、米国特許第4,57
2,909号、米国特許第4,446,325号、米国
特許第4,772,596号、特開昭63−25308
2号、米国特許第4,220,649号、米国特許第
4,501,748号、米国特許第4,672,068
号、米国特許第4,885,284号、米国特許第4,
952,592号、米国特許第4,264,611号、
特表昭60−500255号、特開昭59−15237
3号、米国特許第4,892,875号、米国特許第
3,985,758号、米国特許第3,485,847
号,米国特許第4,338,322号、米国特許第4,
154,839号、米国特許第3,799,934号、
特開昭60−120861号等)。
カー(I)又はその塩、アルカリ性媒体及び製薬学的に
許容される添加物を用いて周知の方法(例えば、水を用
いる混練方法、湿式粒状化方法等)により容易に製造さ
れる。例えば、アルカリ性媒体に必要に応じて界面活性
剤を加え、更に、カルシウムブロッカー(I)又はその
塩、賦形剤、結合剤、崩壊剤及び必要に応じて他の種類
のアルカリ性媒体等を添加し、高速撹拌造粒機により混
合し、得られた混合物に、結合剤の水溶液を加えて練合
し、得られた練合物を、流動層乾燥器を用いて乾燥し、
乾燥した造粒物を、破砕造粒機を用いて、スクリーンを
強制的に通過させ、滑沢剤を加えてV型混合機で混合さ
せ、得られた混合物を打錠し、又はカプセルに詰めるこ
とにより、それぞれ、錠剤又カプセル剤を製造すること
ができる。又、上記の高速撹拌造粒機により混合し、結
合剤の水溶液を加えて練合して得られた練合物を、押し
出し造粒機を用いて、顆粒とした後、柵式乾燥機により
乾燥し、乾燥した顆粒物を、破砕造粒機を用いて、スク
リーンを強制的に通過させることにより、顆粒剤を製造
することができる。
に説明するが、本発明は、これに限定されるものではな
い。
の錠剤を作成した。高速撹拌造粒機中で撹拌しながら、
軽質メタケイ酸アルミン酸マグネシウム(グレードFL
2)にポリソルベート80を加え、更にアゼルニジピ
ン、結晶セルロース、D−マンニトール、低置換度ヒド
ロキシプロピルセルロース及び炭酸水素ナトリウムを添
加した後、高速撹拌造粒機により混合した。この混合物
に、ヒドロキシプロピルセルロース水溶液を加えて練合
し、得られた練合物を入風温度90℃の流動層乾燥器に
より、排風温度が55℃になるまで乾燥した。乾燥した
造粒物を破砕造粒機により、1.0mmのスクリーンを
強制的に通過させ、次いで,これにステアリン酸マグネ
シウムを加えてV型混合機で10分間混合した。得られ
た混合物を直径8.0mmの杵を使用して成形した。
尚、実施例1乃至5及び参考例1において、アゼルニジ
ピン8mgを用いた。
け、得られた粉末を1000mg(5錠分)を採り、日
本薬局方に規定されている精製水50mlを加え、20
分間振盪させ、3000rpmで10分間遠心分離さ
せ、上澄液を0.45μmフィルターにかけ、得られた
溶液のpHをpHメータを用いて測定した。得られた溶
液のpHは9.5を示した。
ある環境において、25℃で36ケ月後も、98%は未
変化であった。
の錠剤を作成した。軽質メタケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム(グレードFL2)及び軽質無水ケイ酸を高速撹拌
造粒機中で混合し、ポリソルベート80を加え、更にア
ゼルニジピン、結晶セルロース、D−マンニトール、低
置換度ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロースカルシウム(カルメロースカルシウム)及
び炭酸水素ナトリウムを添加した後、高速撹拌造粒機を
用いて混合した。この混合物にヒドロキシプロピルセル
ロース水溶液を加えて練合し、得られた練合物を入風温
度90℃の流動層乾燥器により、排風温度が55℃にな
るまで乾燥した。乾燥した造粒物を破砕造粒機により、
1.0mmのスクリーンを強制的に通過させ、次いでこ
れにステアリン酸マグネシウムを加えてV型混合機で1
0分間混合した。得られた混合物を直径8.0mmの杵
を使用して成形した。
られた溶液のpHは10.0を示した。
ある環境において、25℃で36ケ月後も、99%は未
変化であった。
と同様の方法で混合物を調製し、3号カプセルに充填
し、標記の製剤を作成した。
測定した。得られた溶液のpHは10.0を示した。
ある環境において、25℃で36ケ月後も、98%は未
変化であった。
酸ナトリウムを用いる他、実施例2と同様にして、標記
の錠剤を作成した。
測定した。得られた溶液のpHは11.0を示した。
ある環境において、25℃で36ケ月後も、95%は未
変化であった。
の錠剤を作成した。高速撹拌造粒機中で撹拌しながら、
ケイ酸カルシウムにポリソルベート80を加え、更に、
アゼルニジピン、D−マンニトール及び低置換度ヒドロ
キシプロピルセルロースを添加した後、高速撹拌造粒機
により混合した。この混合物にヒドロキシプロピルセル
ロース水溶液を加えて練合し、得られた練合物を入風温
度90℃の流動層乾燥器により、排風温度が55℃にな
るまで乾燥した。乾燥した造粒物を破砕造粒機により、
1.0mmのスクリーンを強制的に通過させ、次いでこ
れにステアリン酸マグネシウムを加えて、V型混合機で
10分間混合した。得られた混合物を直径8.0mmの
杵を使用して成形した。
られた溶液のpHは9.3を示した。
ある環境において、25℃で36ケ月後も、97%は未
変化であった。
の錠剤を作成した。アゼルニジピン、D−マンニトール
及び低置換度ヒドロキシプロピルセルロースを添加した
後、高速撹拌造粒機により混合しながらポリソルベート
80を加えた。この混合物にヒドロキシプロピルセルロ
ース水溶液を加えて練合し、得られた練合物を入風温度
90℃の流動層乾燥器により、排風温度が55℃になる
まで乾燥した。乾燥した造粒物を破砕造粒機により、
1.0mmのスクリーンを強制的に通過させ、次いでこ
れにステアリン酸マグネシウムを加えてV型混合機で1
0分間混合した。得られた混合物を直径8.0mmの杵
を使用して成形した。
られた溶液のpHは7.4を示した。
ある環境において、25℃で36ケ月後も、70%は未
変化であった。
性を有し、しかも、迅速な腸管吸収を示し、簡便な湿式
粒状化方法により製造されものであり、医薬品製剤とし
て、極めて有用な薬剤組成物である。
Claims (27)
- 【請求項1】一般式 【化1】 [式中、R1は、カルバモイルオキシ若しくは2−アミ
ノエトキシで置換されてもよいC1−C4アルキル基、ア
ミノ基又はシアノ基を示し、 R2は、アセチル、N−メチル−N−(フルオロで置換
されてもよいフェニルメチル)アミノ、N−(フルオロ
で置換されてもよいフェニル)−N−(フルオロで置換
されてもよいフェニルメチル)アミノ、2−テトラヒド
ロフリル若しくは4−[フルオロで置換されてもよいフ
ェニルメチル若しくはジ−(フルオロで置換されてもよ
いフェニル)メチル]−1−ピペラジニルで置換されて
もよいC 1−C4アルキル基、フルオロで置換されてもよ
いフェニルで置換されたC3−C4アルケニル基又は窒素
原子がフルオロで置換されてもよいフェニルメチル若し
くはジ−(フルオロで置換されてもよいフェニル)メチ
ルで置換された4乃至6員環状アミノ基を示し、 R3は、ハロゲン、ニトロ及び1,2−メチレンジオキ
シからなる群から選択される1乃至2個の置換基を有す
るフェニル基を示し、 R4は、メトキシで置換されてもよいC1−C4アルコキ
シカルボニル基、1,3,2−ホスホリナン−2−イル
基又は5,5−ジメチル−1,3,2−ホスホリナン−
2−イル基を示し、 R5は、C1−C4アルキル基を示す。]を有するカルシ
ウムブロッカー若しくはその薬理上許容される塩及び、
薬剤組成物の水溶液又は分散液に少なくともpH8を付
与させ得る薬理上許容されるアルカリ性媒体を含有する
薬剤組成物。 - 【請求項2】R1が、メチル基、カルバモイルオキシメ
チル基、2−アミノエトキシメチル基、アミノ基又はシ
アノ基である請求項1の薬剤組成物。 - 【請求項3】R1が、メチル基又はアミノ基である請求
項1の薬剤組成物。 - 【請求項4】R1が、アミノ基である請求項1の薬剤組
成物。 - 【請求項5】R2が、メチル基、アセチルメチル基、2
−テトラヒドロフリルメチル基、エチル基、2−アセチ
ルエチル基、2−(N−メチル−N−ベンジルアミノ)
エチル基、2−[N−メチル−N−(4−フルオロフェ
ニルメチル)アミノ]エチル基、2−(N−フェニル−
N−ベンジルアミノ)エチル基、2−[N−(4−フル
オロフェニル)−N−ベンジルアミノ]エチル基、2−
[N−(4−フルオロフェニル)−N−(4−フルオロ
フェニルメチル)アミノ]エチル基、2−(4−ベンジ
ル−1−ピペラジニル)エチル基、2−[4−(4−フ
ルオロフェニルメチル)−1−ピペラジニル]エチル
基、2−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)
エチル基、2−[4−(ジ−4−フルオロフェニルメチ
ル)−1−ピペラジニル]エチル基、イソプロピル基、
イソブチル基、3−フェニル−2−プロペニル基、3−
(4−フルオロフェニル)−2−プロペニル基、4−フ
ェニル−3−ブテニル基、2−メチル−3−フェニル−
2−プロペニル基、1−ベンジル−3−アゼチジニル
基、1−ジフェニルメチル−3−アゼチジニル基、1−
(ジ−4−フルオロフェニルメチル)−3−アゼチジニ
ル基、1−ベンジル−3−ピロリジニル基、1−(4−
フルオロフェニルメチル)−3−ピロリジニル基、1−
ジフェニルメチル−3−ピロリジニル基、1−ベンジル
−3−ピぺリジニル基、1−(4−フルオロフェニルメ
チル)−3−ピぺリジニル基又は1−ジフェニルメチル
−3−ピぺリジニル基である請求項1乃至4の薬剤組成
物。 - 【請求項6】R2が、メチル基、アセチルメチル基、2
−テトラヒドロフリルメチル基、エチル基、2−(N−
メチル−N−ベンジルアミノ)エチル基、2−[N−メ
チル−N−(4−フルオロフェニルメチル)アミノ]エ
チル基、2−(N−フェニル−N−ベンジルアミノ)エ
チル基、2−(4−ジフェニルメチル−1−ピペラジニ
ル)エチル基、イソプロピル基、イソブチル基、3−フ
ェニル−2−プロペニル基、1−ベンジル−3−アゼチ
ジニル基、1−ジフェニルメチル−3−アゼチジニル
基、1−(ジ−4−フルオロフェニルメチル)−3−ア
ゼチジニル基、1−ベンジル−3−ピロリジニル基又は
1−ベンジル−3−ピぺリジニル基である請求項1乃至
4の薬剤組成物。 - 【請求項7】R2が、メチル基、エチル基、2−(4−
ジフェニルメチル−1−ピペラジニル)エチル基、イソ
ブチル基、3−フェニル−2−プロペニル基、1−ベン
ジル−3−アゼチジニル基、1−ジフェニルメチル−3
−アゼチジニル基、1−ベンジル−3−ピロリジニル基
又は1−ベンジル−3−ピぺリジニル基である請求項1
乃至4の薬剤組成物。 - 【請求項8】R2が、1−ジフェニルメチル−3−アゼ
チジニル基である請求項1乃至4の薬剤組成物。 - 【請求項9】R3が、2−クロロフェニル基、2,3−
ジクロロフェニル基、2−ニトロフェニル基、3−ニト
ロフェニル基又は2,3−メチレンジオキシフェニル基
である請求項1乃至8の薬剤組成物。 - 【請求項10】R3が、3−ニトロフェニル基である請
求項1乃至8の薬剤組成物。 - 【請求項11】R4が、メトキシカルボニル基、エトキ
シカルボニル基、2−メトキシエトキシカルボニル基、
イソプロポキシカルボニル基又は5,5−ジメチル−
1,3,2−ホスホリナン−2−イル基である請求項1
乃至10の薬剤組成物。 - 【請求項12】R4が、メトキシカルボニル基又はイソ
プロポキシカルボニル基である請求項1乃至10の薬剤
組成物。 - 【請求項13】R4が、イソプロポキシカルボニル基で
ある請求項1乃至10の薬剤組成物。 - 【請求項14】R5が、メチル基又はエチル基である請
求項1乃至13の薬剤組成物。 - 【請求項15】R5が、メチル基である請求項1乃至1
3の薬剤組成物。 - 【請求項16】カルシウムブロッカー(I)が、アムロ
ジピン、アラニジピン、アゼルニジピン、バルニジピ
ン、ベニジピン、シルニジピン、エホニジピン、エルゴ
ジピン、フェロニジピン、ファルニジピン、レミジピ
ン、マニジピン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニルバ
ジピン、ニソルジピン、ニトレンジピン又はプラニジピ
ンである請求項1の薬剤組成物。 - 【請求項17】カルシウムブロッカー(I)が、アムロ
ジピン、アゼルニジピン、バルニジピン、ベニジピン、
シルニジピン、フェロニジピン、レミジピン、マニジピ
ン、ニカルジピン、ニフェジピン、ニルバジピン、ニソ
ルジピン、ニトレンジピン又はプラニジピンである請求
項1の薬剤組成物。 - 【請求項18】カルシウムブロッカー(I)が、アムロ
ジピン、アゼルニジピン、バルニジピン、ベニジピン、
マニジピン、ニカルジピン、ニソルジピン、ニトレンジ
ピン又はプラニジピンであある請求項1の薬剤組成物。 - 【請求項19】カルシウムブロッカー(I)が、アゼル
ニジピン、バルニジピン、ベニジピン、マニジピン又は
ニカルジピンである請求項1の薬剤組成物。 - 【請求項20】カルシウムブロッカー(I)が、アゼル
ニジピンである請求項1の薬剤組成物。 - 【請求項21】アルカリ性媒体が、アルカリ金属水酸化
物、アルカリ土類金属水酸化物、水酸化アルミニウム、
アルカリ金属炭酸塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカ
リ金属重炭酸塩、燐酸ニアルカリ金属塩、燐酸ニアルカ
リ土類金属塩、燐酸三アルカリ金属塩、アルカリ土類金
属酸化物、酸化アルミニウム、アルカリ金属ケイ酸塩、
アルカリ土類金属ケイ酸塩、複合ケイ酸−アルミニウム
化合物、複合アルミニウム−マグネシウム化合物又はこ
れらの混合物である請求項1乃至20の薬剤組成物。 - 【請求項22】アルカリ性媒体が、アルカリ金属炭酸
塩、アルカリ土類金属炭酸塩、アルカリ金属重炭酸塩、
アルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属ケイ酸塩、アル
カリ土類金属ケイ酸塩、複合アルミニウム−マグネシウ
ム化合物又はこれらの混合物であある請求項1乃至20
の薬剤組成物。 - 【請求項23】アルカリ性媒体が、炭酸ナトリウム、炭
酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸水素ナトリウ
ム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、ケイ酸マグネ
シウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミン酸マグネシ
ウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム又はこれらの
混合物である請求項1乃至20の薬剤組成物。 - 【請求項24】アルカリ性媒体が、炭酸ナトリウム、炭
酸水素ナトリウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミン
酸マグネシウム、メタケイ酸アルミン酸マグネシウム又
はこれらの混合物ある請求項1乃至20の薬剤組成物。 - 【請求項25】アルカリ性媒体が、炭酸ナトリウム及び
メタケイ酸アルミン酸マグネシウムの混合物又は炭酸水
素ナトリウム及びメタケイ酸アルミン酸マグネシウムの
混合物ある請求項1乃至20の薬剤組成物。 - 【請求項26】薬剤組成物の水溶液又は分散液のpH
が、8乃至12である請求項1乃至25の薬剤組成物。 - 【請求項27】薬剤組成物の水溶液又は分散液のpH
が、9乃至11である請求項1乃至25の薬剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001109376A JP4327376B2 (ja) | 2000-04-11 | 2001-04-09 | カルシウムブロッカーを含有する安定化された薬剤組成物 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000108850 | 2000-04-11 | ||
JP2000-108850 | 2000-04-11 | ||
JP2001109376A JP4327376B2 (ja) | 2000-04-11 | 2001-04-09 | カルシウムブロッカーを含有する安定化された薬剤組成物 |
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