JP2001354542A - 保湿剤及びそれを含有するトイレタリー品 - Google Patents

保湿剤及びそれを含有するトイレタリー品

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JP2001354542A
JP2001354542A JP2000172853A JP2000172853A JP2001354542A JP 2001354542 A JP2001354542 A JP 2001354542A JP 2000172853 A JP2000172853 A JP 2000172853A JP 2000172853 A JP2000172853 A JP 2000172853A JP 2001354542 A JP2001354542 A JP 2001354542A
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glutamic acid
hair
poly
skin
humectant
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JP2000172853A
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Hideo Yamada
英生 山田
Toshio Hara
敏夫 原
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Yamada Bee Farm Corp
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Yamada Bee Farm Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価で、十分な皮膚等の乾燥防止効果(皮
膚等の保湿効果)を有し、使用感の良い保湿剤及びを提
供する。 【解決手段】ポリ−γ−グルタミン酸架橋体を含んでな
る、保湿剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保湿剤及びそれを
含有するトイレタリー品に関し、より詳細には、優れた
保湿力を有する保湿剤及びそれを含有するトイレタリー
品に関する。本発明の保湿剤(以下、「本剤」とい
う。)は、周囲雰囲気中の湿度が低いときでも優れた保
湿力を発揮するので、乾燥しやすい低湿度の条件におい
ても乾燥を防止することができ、極めて有用である。
【0002】
【従来の技術】人体の表面に存する皮膚、毛髪、爪等
は、過度に乾燥すると様々な問題を生じる。例えば、皮
膚は、乾燥しすぎると、つっぱるような感じがしたり、
肌荒れやひび割れが生じる等の問題がある。とりわけ冬
季における低湿度雰囲気下では、厳しい肌の乾燥を生
じ、これがこれらの問題の大きな原因となっている。そ
して、毛髪は、乾燥しすぎると、ごわごわしたり、毛髪
の傷みを助長させる等の問題がある。毛髪の中でもとり
わけ頭髪は、乾燥しすぎると、理髪がうまく行えなかっ
たり、傷みによって見栄えが悪くなるという大きな問題
がある。さらに、爪は、乾燥しすぎると、割れが発生し
たり、剥離が発生するといった問題がある。特に、マニ
キュア(ネイルエナメル)を塗布したり、塗布されたマ
ニキュアを除光液によって除去することは、爪が乾燥し
割れや剥離の原因となる。このような皮膚、毛髪、爪等
(以下、「皮膚等」という。)が乾燥することによって
生じる問題を防止するため、従来から皮膚等に保湿効果
をもたらす保湿剤が用いられてきた。この保湿剤は、そ
れ自身又はそれを含むものを皮膚等に塗布又は接触(以
下、「塗布等」という。)させることによって、そうし
ないときよりも該皮膚等の水分含有率を高く保つもので
あり、様々なものが開発及び販売されてきた。従来から
用いられてきた保湿剤としては、例えば、ヒアルロン酸
やコラーゲン等のような自らが水分を保持(保水)する
物質や、スクワラン等のような表面からの水分蒸散を減
少又は防止する物質等が挙げられる。また、これ以外に
も、エラスチン、セラミド、グルコサミン、プラセン
タ、コンドロイチン、ユキノシタエキス、キウィエキ
ス、アボガド、アロエエキス、カワラヨモギエキス等も
保湿剤として用いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ヒアル
ロン酸は、それ自身又はそれを含むもの(例えば、化粧
品)を皮膚等に塗布等することで皮膚等の乾燥を防止す
る効果が認められるが、高価である。このためヒアルロ
ン酸自身又はそれを含むものを皮膚等に塗布等し、皮膚
等の乾燥を十分防止するには費用が増加したりそれを含
むもの(例えば、化粧品)の価格を大幅に上昇させると
いう問題があった(逆に、費用増加や価格上昇を抑えよ
うとすると、十分な量のヒアルロン酸を用いることがで
きず十分な乾燥防止効果が得られないという問題があっ
た。)。一方、スクワラン等のような皮膚等の表面から
の水分蒸散を減少又は防止する物質は、油状物質によっ
て皮膚等の表面を覆うことで皮膚等の乾燥を防止するも
のであるので、皮膚等の乾燥を防止する効果が認められ
るものの保湿剤の使用者がべたつき感を感じるという問
題があった。このように、従来の保湿剤は、価格、皮膚
等の乾燥防止効果、使用感といった面において問題を有
していた。
【0004】そこで本発明では、安価で、十分な皮膚等
の乾燥防止効果(皮膚等の保湿効果)を有し、使用感の
良い保湿剤を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべく鋭意検討を重ねていたところ、ポリ−γ−
グルタミン酸架橋体が十分な皮膚等の乾燥防止効果(皮
膚等の保湿効果)を有することを見いだし、本発明を完
成するに至った。即ち、本発明は、ポリ−γ−グルタミ
ン酸架橋体を含んでなる、保湿剤である。
【0006】本発明の保湿剤(以下、「本剤」とい
う。)は、次のような態様が含まれる。 (1)前記保湿剤が皮膚用保湿剤である、上記保湿剤。 (2)前記保湿剤が毛髪用保湿剤である、上記保湿剤。 (3)前記保湿剤が爪用保湿剤である、上記保湿剤。 なお、本明細書及び図面において、特に断りがない限
り、「%」は重量%をいうものとする。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明にいう「ポリ−γ−グルタ
ミン酸架橋体」とは、ポリ−γ−グルタミン酸が重合さ
れ架橋された構造を有するものであればよく、特に限定
されるものではない。そして、本発明に用いる「ポリ−
γ−グルタミン酸架橋体」はいかなる方法によって製造
されたものであってもよく、特に限定されるものではな
いが、例えば、特開平11−343339号(特願平1
0−220081号)の明細書に記載された方法、特開
平10−251402号(特願平09−240688
号)の明細書に記載された方法、そして特公平7−72
267号(特願平05−132952号)の明細書に記
載された方法等を挙げることができる。なお、ポリ−γ
−グルタミン酸架橋体は生分解性が高い。
【0008】例えば、特開平10−251402号(特
願平09−240688号)には、ポリ−γ−グルタミ
ン酸架橋体の製造方法として、ポリ−γ−グルタミン酸
の溶液に放射線を照射する方法(以下、「本製法」とい
う。)が記載されている。本製法は、ポリ−γ−グルタ
ミン酸以外の特別な薬品を用いる必要がなく、放射線照
射によってポリ−γ−グルタミン酸架橋体を容易に製造
することができる方法であり、しかも本製法によって製
造されたポリ−γ−グルタミン酸架橋体は、より高い保
湿効果を有しているので本剤に特に好適に用いることが
できる。本製法について詳しくは、特開平10−251
402号(特願平09−240688号)を参照された
いが、特開平10−251402号(特願平09−24
0688号)を引用(段落番号0006〜0013)し
つつ大略ここで説明しておく。
【0009】本製法は、ポリ−γ−グルタミン酸をその
濃度が2〜15重量%、好ましくは2〜8重量%、さら
に好ましくは4〜7重量%になるように水等の溶媒に溶
解し、次いでこの溶液に放射線を照射したのち、生成し
た架橋体を分離生成等をすることにより得ることができ
る。2重量%以下であれば、吸水率が低く、15重量%
以上であれば、ゲル化率が低くなり、収率の点から好ま
しくない。
【0010】本製法に用いるポリ−γ−グルタミン酸に
ついては、特に制限はなく、種々の製造方法によるもの
が用いられる。例えば、微生物、例えば枯草菌による培
養法、遺伝子組換微生物による培養法、納豆より調製す
る方法、または化学合成法等が様々考えられる。微生物
による培養法によりポリ−γ−グルタミン酸を製造する
場合には、ポリ−γ−グルタミン酸を菌体外に生成する
菌株であればいずれも使用可能であるが、特にバチラス
属菌種が望ましい。具体的な例としては、バチラス・ズ
ブチルス、バチラス・アントラシス、バチラス・ナット
ウなどが用いられる。特に、バチラス・ズブチリスのよ
うな微生物により産生される数百万以上の分子量を有す
るものが好ましい(特開平1−174397)。なお、
重合反応に影響がない場合には、ポリ−γ−グルタミン
酸のカルボキシル基等にアルキル基等を修飾した誘導体
を用いることができる。
【0011】本製法で使用する微生物の培養法において
は、菌株や培地等はポリ−γ−グルタミン酸が生産され
るものならどのようなものでもよい。例えば、培地とし
ては、炭素源、窒素源、無機物その他の栄養物を適当に
含有する培地ならば、合成培地、天然培地いずれでも用
いることができる。添加アミノ酸としては、L−グルタ
ミン酸、アスパラギン酸、アラニン、ロイシン、フェニ
ルアラニン、ヒスチジンなどまたはこれらの塩を用いる
ことができ、好ましくはL−グルタミン酸であり、2〜
12%、好ましくは3〜10%である。
【0012】炭素源としては、グルコ−ス、シュクロ−
ス、クエン酸またはキシロースなどを用いることができ
るが、好ましくはクエン酸またはグルコースである。窒
素源としては、ペプトンまたは酵母エキスなどの有機栄
養源、硫酸アンモニウム等の無機栄養源などを用いるこ
とができる。 培養は、振とう培養または攪拌培養など
の好気的条件下で行い、培養温度は25〜45℃、好ま
しくは30〜40℃である。培養時のpHは5〜9、好
ましくは6〜8であり、培養時のpH調整は水酸化ナト
リウム、水酸化カリウムなどにより行う。
【0013】培養時間は通常48〜72時間でポリ−γ
−グルタミン酸は、菌体外に蓄積される。培養終了後の
培養液中のポリ−γ−グルタミン酸は、従来から行われ
ている方法により回収することができる。すなわち、遠
心分離、濾過助剤または微細孔を有するフィルター濾過
により菌体を除去し、限外濾過することによりポリ−γ
−グルタミン酸を回収することができる。また、3〜4
倍量のエタノールなどを添加してポリ−γ−グルタミン
酸を沈殿させる。沈殿物を水に溶解させ不溶物を除去
し、透析または限外濾過などにより低分子量物を除き、
エタノ−ルなどにより再沈殿を繰り返してポリ−γ−グ
ルタミン酸を回収することができる。
【0014】本製法において、ポリ−γ−グルタミン酸
を重合させる方法としては、遊離基重合による。本製法
の場合には、放射線による遊離基重合が用いられる。放
射線による場合には、ポリ−γ−グルタミン酸の溶解溶
媒としては、ポリ−γ−グルタミン酸を溶解させること
ができるものであれば特に限定されず、例えば、水、メ
チルアルコール水溶液、エチルアルコール水溶液等が挙
げられるが、特に水が好ましい。
【0015】ポリ−γ−グルタミン酸を溶解した溶液
は、放射線透過性容器、例えばガラス製バイアル瓶等に
充填されて放射線照射される。放射線については、特に
制限なく、例えば、α線、β線、γ線、電子線、中性子
線、X線等があるが、好ましくはγ線である。γ線は、
特に制限はないが、例えば、コバルト60を線源とする
照射装置などにより発生させたものが用いられる。この
場合、線量率1.0〜20kGy/時間が好ましい。さ
らに好ましくは、線量率1.0〜1.4kGy/時間で
ある。照射時間は、特に制限されないが、照射線量30
kGy以上となるようにすることが好ましい。この後、
水を除去することにより固形物であるポリ−γ−グルタ
ミン酸架橋体を得ることができる。このポリ−γ−グル
タミン酸架橋体は、無色透明であり、吸水性に優れ、生
分解性も有している。
【0016】本発明の保湿剤(本剤)は、特に限定され
ないが、皮膚(顔、手足(ひじ、ひざ、かかとを含
む。)、ボディ、頭皮を含む。)、毛髪、並びに爪に対
する保湿剤として特に有用である。本発明の保湿剤(本
剤)は、実質的にポリ−γ−グルタミン酸架橋体のみか
らなるものであっても、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体
とそれ以外の成分とを混合してなるものであってもよ
い。該それ以外の成分としては、皮膚外用剤(医薬品、
化粧品、香粧品、洗浄剤、その他の医薬部外品を含
む。)に配合されてよいものであれば、本剤の適用部
位、使用方法及び目的に応じて様々なものを用いること
ができ、一例としては、その他の保湿剤、外用基剤、香
料、増粘剤、保存料等を例示することができる。そし
て、本剤中のポリ−γ−グルタミン酸架橋体の濃度も本
剤の使用方法及び目的に応じて様々に決定されてよい
が、通常、0.01〜5重量%程度とされる。
【0017】また、本発明の保湿剤(本剤)は、それ単
独を皮膚、毛髪並びに爪等の適用部位に塗布等して使用
してもよいが、医薬品やトイレタリー品等の皮膚外用剤
に配合して用いることもできる。従って、本発明は、上
記本発明の保湿剤(本剤)を配合してなるトイレタリー
品を提供するものである。かかるトイレタリー品として
は、特に限定されるものではないが、例えば、(1)ク
リーム、乳液、化粧水、パック剤、ファンデーション
(下地用化粧剤)、アイマスク、アイクリーム、口紅、
リップクリーム等を含む皮膚用化粧品、(2)ヘア(毛
髪用)ジェル、ヘア(毛髪用)スプレー、ヘアリキッ
ド、ヘアトニック、ヘアムース、ポマード、チック、ヘ
アクリーム、ヘア(毛髪用)リンス剤、ヘア(毛髪用)
トリートメント剤等を含む毛髪用化粧品、(3)毛髪用
シャンプー、ボディシャンプー、ハンドソープ、石鹸
(固形、液体のいずれも含む。)等を含む洗浄剤、
(4)入浴剤、(5)爪用栄養クリーム、マニキュア
(コート剤を含む。)、除光液等の爪用化粧品等を例示
することができる。本発明のトイレタリー品によれば、
ポリ−γ−グルタミン酸架橋体が保湿剤として皮膚等表
面に保持又は付着されるため、皮膚等の乾燥を防いで長
期にわたり保湿効果を発揮させることができる。トイレ
タリー品に配合される本発明の保湿剤(本剤)の量とし
ては、該トイレタリー品の種類や使用方法及び目的等に
応じて適宜定められてよく、特に限定されるものではな
いが、通常、該保湿剤に含有されるポリ−γ−グルタミ
ン酸架橋体の量に換算して、0.01重量%〜20重量
%の範囲とされる。なお、上述のように、ポリ−γ−グ
ルタミン酸架橋体は高い生分解性を有しているので、本
発明の保湿剤(本剤)やそれを配合してなるトイレタリ
ー品を使用することによってポリ−γ−グルタミン酸架
橋体が自然界へ流出してもポリ−γ−グルタミン酸架橋
体は自然界において迅速に分解される。このため本発明
の保湿剤(本剤)やそれを配合してなるトイレタリー品
を使用することで、自然界への影響(例えば、汚染や破
壊等)を最小限度にとどめることができる。
【0018】
【実施例】以下、本発明を具体的に説明するために、実
施例及び試験例を挙げる。しかしながら、本発明は、か
かる実施例等によって何ら制限されるものではない。
【0019】(実施例1:ポリ−γ−グルタミン酸架橋
体の調製)ポリ−γ−グルタミン酸架橋体を、特開平1
0−251402号(特願平09−240688号)の
実施例5(段落番号0017)と同様にして調製した。
即ち、ポリ−γ−グルタミン酸を5重量%濃度になるよ
うに水に溶解させ、窒素によりバブリングした後、蓋付
き10mlサンプル瓶に2ml入れ、蓋を閉めた。この
サンプル瓶に、線源としてコバルト60を用いるγ線照
射装置により、γ線を線量率1.2kGy/時間で室温
にて、照射線量20kGyとなるように照射した。得ら
れた処理物を蓋付き10mlサンプル瓶から取り出し、
一週間4℃の水に浸漬し、未架橋のポリ−γ−グルタミ
ン酸を除去した。水を吸収して膨潤したポリ−γ−グル
タミン酸ハイドロゲルを80メッシュの金網で濾過後、
凍結乾燥し、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体として得
た。
【0020】(実施例2:蒸散試験)ポリ−γ−グルタ
ミン酸架橋体の保湿効果について、次のような実験によ
って確認した。図1は、蒸散試験の手順を模式的に示し
た模式図である。図1を参照して、蒸散実験について説
明する。図1(a)に示すように、重量既知の秤量瓶1
1(直径2.6cm、高さ4.5cm)の内部にガラス
ビーズ13(直径0.4mm)2gを装入し、秤量瓶1
1の内底にガラスビーズ13が略平らになるようになら
した。次いで、図1(b)に示すように、ガラスビーズ
13が装入された秤量瓶11の重量を測定した。そして
図1(c)に示すように、約0.2mlの試料水溶液1
5(詳細は後述する。)を、図1(b)に示すガラスビ
ーズ13が装入された秤量瓶11の内部に注入し、被試
験瓶21とした。ここに試料水溶液15は、次の2種類
のものを用いた。 試料水溶液X:実施例1によって調製されたポリ−γ−
グルタミン酸架橋体を精製水に溶解させ調製したポリ−
γ−グルタミン酸架橋体1.0%水溶液 試料水溶液Y(比較例):ヒアルロン酸ナトリウムを精
製水に溶解させ調製したヒアルロン酸ナトリウム1.0
%水溶液
【0021】一方、図1(d)に示すように、被乾燥物
を収容する円筒部分の直径として約30cmの大きさの
デシケータ17を準備し、デシケータ17の底部には約
1000mlの乾燥剤19(詳細は後述する。)を装入
した。ここに乾燥剤19は、次の2種類のものを用い
た。 乾燥剤A:KCO飽和水溶液(25℃における相対
湿度略70%) 乾燥剤B:70%HSO水溶液(25℃における相
対湿度略40%) なお、乾燥剤Aは、25℃の閉じた空気空間に置かれた
平衡状態での相対湿度は略70%であるので、それほど
乾燥していない状況(例えば、夏季)をデシケータ17
内部に再現するのに用いられ、乾燥剤Bは、25℃の閉
じた空気空間に置かれた平衡状態での相対湿度は略40
%であるので、乾燥している状況(例えば、冬季)をデ
シケータ17内部に再現するのに用いられる。
【0022】さらに、試料水溶液15が注入された被試
験瓶21がデシケータ17内部に配置された(デシケー
タ17内部は密閉状態とされる)。その後、被試験瓶2
1が配置されたデシケータ17は、25℃に保たれた恒
温器内に保持された。図1(e)に示すように、デシケ
ータ17内部の被試験瓶21の重量を経時的に測定し、
測定毎に水分保持率を計算し、水分保持率が経時的にど
のように変化するかを観察した。なお、ここにいう水分
保持率とは、(被試験瓶の重量−(デシケータ装入直前
の被試験瓶の重量−デシケータ装入直前の被試験瓶中の
純水分重量))/(デシケータ装入直前の被試験瓶中の
純水分重量)×100によって示される式によって定義
される。該式中、「被試験瓶の重量」とは、図1(e)
によって経時的に測定されたそのときどきの重量をい
い、「デシケータ装入直前の被試験瓶の重量」とは、図
1(c)において試料水溶液15の注入完了後の重量を
いい、「デシケータ装入直前の被試験瓶中の純水分重
量」とは、図1(c)において秤量瓶11に注入された
試料水溶液15中の純水分重量であり、((図1(c)
において試料水溶液15の注入完了後の重量)−(図1
(b)において測定したガラスビーズ13が装入された
秤量瓶11の重量))×(試料水溶液中の水分濃度:こ
こでは0.99)である。
【0023】以上説明した図1(a)〜(e)に示す操
作を、次の表1に示す組み合わせの4通りについて行っ
た。 (表1) 蒸散試験の組み合わせ 試料水溶液 X Y X Y 乾燥剤 A A B B 実験番号 1 2 3 4
【0024】乾燥剤19として乾燥剤Aを用いた際の結
果を図2に示し、乾燥剤19として乾燥剤Bを用いた際
の結果を図3に示す。図2及び図3においては、試料水
溶液15として試料水溶液Xが用いられた際の結果を○
として示し、試料水溶液15として試料水溶液Yが用い
られた際の結果を□として示した(即ち、表1中、実験
番号1の結果は図2中○として、実験番号2の結果は図
2中□として、実験番号3の結果は図3中○として、実
験番号4の結果は図3中□として、それぞれ示されてい
る。)。
【0025】図2及び図3のいずれも、試料水溶液が注
入された被試験瓶がデシケータに装入されてからの経過
時間(単位:時)を横軸にとり、水分保持率(単位:
%)を縦軸にとったものである。図2及び図3から、全
ての被試験瓶に関し、時間の経過に伴い水分保持率が減
少している。その水分保持率の減少は、同じ図中(即
ち、同じ乾燥剤を用いたもの)においては、試料水溶液
Xが注入された被試験瓶の方が、試料水溶液Yが注入さ
れた被試験瓶よりも小さく、試料水溶液Xの方が試料水
溶液Yよりも水分蒸散量が少ないこと、即ち、ポリ−γ
−グルタミン酸架橋体の保水力の方がヒアルロン酸ナト
リウムの保水力よりも大きいことを示している。さら
に、図2においては、試料水溶液Xが注入された被試験
瓶と、試料水溶液Yが注入された被試験瓶と、の水分保
持率の違いは、それほど大きくないものの、図3におい
ては、時間経過と共に、試料水溶液Yが注入された被試
験瓶の水分保持率が急激に低下しているが、試料水溶液
Xが注入された被試験瓶の水分保持率の低下は緩やかに
なっている。即ち、図2と図3とを比較すると、冬季等
のような低湿度下(図3)では、試料水溶液Y(ヒアル
ロン酸ナトリウム)は水分保持率が著しく低下する(4
8時間後の水分保持率を見ると、図2では40%程度、
図3では5%程度)のに対し、試料水溶液X(ポリ−γ
−グルタミン酸架橋体)は水分保持率がそれほど変化し
ていない(48時間後の水分保持率を見ると、図2では
50%程度、図3では40%程度)。つまり皮膚保湿効
果が最も必要となる冬季等のような低湿度下において
も、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体は水分を十分保持す
ることが可能であることが明らかになった。そして、夏
季等のような高湿度下(図2)では、ポリ−γ−グルタ
ミン酸架橋体は従来から皮膚保湿剤として用いられてき
たヒアルロン酸ナトリウムとほぼ同様の水分保持率を示
しているので、夏季等のような高湿度下で保湿しすぎべ
たべたして使用感を損なうこともない。以上より、ポリ
−γ−グルタミン酸架橋体は、従来の皮膚保湿剤の欠点
であった低湿度下における低保湿力を大幅に改善するこ
とができる。
【0026】(実施例3:化粧品の製造)化粧水を表2
の処方に基づき、常法によって調製した。なお、ポリ−
γ−グルタミン酸架橋体としては、上記の実施例1によ
って調製されたものを用いた。 (表2) 化粧水の処方 組成 配合量(%) エタノール 10.00 ソルビット液 5.00 メチルパラベン 0.05 トリポリオキシエチレンエーテルリン酸 0.40 ポリ−γ−グルタミン酸架橋体 0.10 クエン酸 0.02 クエン酸ナトリウム 0.05 精製水 残量 (合計)100.00
【0027】美容液を表3の処方に基づき、常法によっ
て調製した。なお、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体とし
ては、上記の実施例1によって調製されたものを用い
た。 (表3) 美容液の処方 組成 配合量(%) エタノール 8.00 1,3ブチレングリコール 5.00 メチルパラベン 0.10 ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.20 ポリ−γ−グルタミン酸架橋体 0.25 キサンタンガム 0.05 ヒドロキシエチルセルロース 0.10 エデト酸2ナトリウム 0.01 精製水 残量 (合計)100.00
【0028】ヘア(毛髪用)ジェルを表4の処方に基づ
き、常法によって調製した。なお、ポリ−γ−グルタミ
ン酸架橋体としては、上記の実施例1によって調製され
たものを用いた。 (表4) ヘア(毛髪用)ジェルの処方 組成 配合量(%) エタノール 15.00 メチルパラベン 0.10 ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.20 カルボキシビニルポリマー 0.70 酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 13.00 N−メタクリロイルオキシエチルN,N− ジメチルアンモニウム−α−N−メチル カルボキシベタイン−メタクリル酸 2.00 1,3−ブチレングリコール 10.00 トリエタノールアミン 0.70 ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸 0.05 エデト酸二ナトリウム 0.05 加水分解ケラチン液 5.00 加水分解コラーゲン液 5.00 ポリ−γ−グルタミン酸架橋体 0.10 精製水 残量 (合計)100.00
【0029】(実施例4:洗浄剤の製造)毛髪用シャン
プーを表5の処方に基づき、常法によって調製した。な
お、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体としては、上記の実
施例1によって調製されたものを用いた。 (表5) 毛髪用シャンプーの処方 組成 配合量(%) ラウリル硫酸トリエタノールアミン 20.00 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.00 アルキル硫酸ナトリウム液 10.00 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 10.00 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 1.00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.00 ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.45 ジステアリン酸エチレングリコール 0.50 メチルパラベン 0.10 グリセリン 5.00 塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモ ニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.20 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.10 ポリ−γ−グルタミン酸架橋体 0.05 精製水 残量 (合計)100.00
【0030】(実施例5:化粧品の使用実験)表6に示
す処方に従って、使用実験に供する化粧水を調製した。 (表6) 化粧水の処方 組成 配合量(%) エタノール 10.00 ソルビット液 5.00 メチルパラベン 0.05 トリポリオキシエチレンエーテルリン酸 0.40 保湿剤 0.10 クエン酸 0.02 クエン酸ナトリウム 0.05 精製水 残量 (合計)100.00 ここに、表6中の保湿剤として、グリセリンを用いたも
のを化粧水1とし、プロピレングリコールを用いたもの
を化粧水2とし、1,3ブチレングリコールを用いたも
のを化粧水3とし、ヒアルロン酸ナトリウムを用いたも
のを化粧水4とし、コラーゲンを用いたものを化粧水5
とし、上記の実施例1によって調製されたポリ−γ−グ
ルタミン酸架橋体を用いたものを化粧水6とした。
【0031】これら化粧水1〜6について、実際に使用
した際の効果を評価した。評価方法は、官能検査員10
名により、化粧水1〜6それぞれを1日に1づつ評価し
た。具体的な1日の評価スケジュールは次の通りであ
る。まず、評価する化粧水を午前7時に適量顔面に塗布
し、塗布直後の午前7時30分に即効性保湿力を評価す
る。午後4時に持続性保湿力を評価すると共に、その1
日を通しての使用感を評価する。この即効性保湿力及び
持続性保湿力は、主として、顔面皮膚のカサカサ感やつ
っぱり感等といった皮膚乾燥によって発生する感覚を基
に、10点満点の点数によって評価した。そして1日を
通しての使用感は、べたべたした感じがしないか等や皮
膚の状態を含めた総合的な使用感を10点満点の点数に
よって評価した。各化粧水について各官能検査員が評価
した点数を合計し(即ち、100点満点)、85点以上
であれば◎、70点以上85点未満であれば○、50点
以上70点未満であれば△、50点未満であれば×とし
た。評価結果を表7に示す。
【0032】 (表7) 化粧水1〜6の評価結果 即効性保湿力 持続性保湿力 使用感 化粧水1 ○ × × 化粧水2 △ × △ 化粧水3 × △ △ 化粧水4 △ ○ ○ 化粧水5 △ ○ △ 化粧水6 ○ ◎ ◎
【0033】表7から、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体
を用いた化粧水6は、即効性保湿力、持続性保湿力、使
用感の全てについて70点以上を得ており、これら3項
目のいずれも高水準に保たれている。とりわけ持続性保
湿力と使用感については化粧水6は85点以上を得てい
る。以上のことからわかるように、ポリ−γ−グルタミ
ン酸架橋体は安価に製造でき、しかも十分な皮膚乾燥防
止効果(皮膚保湿効果)を有しているため、安価でかつ
使用感の良い皮膚保湿剤として有用である。さらに、ポ
リ−γ−グルタミン酸架橋体を皮膚保湿剤として化粧品
に配合することで、安価で、十分な皮膚乾燥防止効果
(皮膚保湿効果)を有し、使用感の良い化粧品とするこ
とができる。
【0034】(実施例6:ヘア(毛髪用)ジェルの使用
実験)表8に示す処方に従って、使用実験に供するヘア
(毛髪用)ジェルを調製した。 (表8) ヘア(毛髪用)ジェルの処方 組成 配合量(%) エタノール 15.00 メチルパラベン 0.10 ポリオキシエチレンセチルエーテル 0.20 カルボキシビニルポリマー 0.70 酢酸ビニル・ビニルピロリドン共重合体 13.00 N−メタクリロイルオキシエチルN,N− ジメチルアンモニウム−α−N−メチル カルボキシベタイン−メタクリル酸 2.00 1,3−ブチレングリコール 10.00 トリエタノールアミン 0.70 ヒドロキシメトキシベンゾフェノンスルホン酸 0.05 エデト酸二ナトリウム 0.05 加水分解ケラチン液 5.00 加水分解コラーゲン液 5.00 保湿剤 0.10 精製水 残量 (合計)100.00 ここに、表8中の保湿剤として、グリセリンを用いたも
のをジェル1とし、プロピレングリコールを用いたもの
をジェル2とし、1,3ブチレングリコールを用いたも
のをジェル3とし、ヒアルロン酸ナトリウムを用いたも
のをジェル4とし、上記の実施例1によって調製された
ポリ−γ−グルタミン酸架橋体を用いたものをジェル5
とした。
【0035】これらジェル1〜5について、実際に使用
した際の効果を評価した。評価方法は、官能検査員10
名により、ジェル1〜5それぞれを1日に1づつ評価し
た。具体的な1日の評価スケジュールは次の通りであ
る。まず、評価するジェルを午前7時に適量頭髪(毛
髪)に塗布し、ドライヤーによって通常通り乾燥させ
た。そしてその日の午後4時に保湿力と使用感とを評価
した。保湿力は、主として、頭髪のパサツキ感やゴワゴ
ワ感といった頭髪乾燥によって発生する感覚を基に10
点満点によって評価した。また、使用感は、主として、
べたべたした感じやつっぱる感じ等といった頭皮の状態
を含めた総合的な使用感を10点満点の点数によって評
価した。各ジェルについて各官能検査員が評価した点数
を合計し(即ち、100点満点)、85点以上であれば
◎、70点以上であれば○、50点以上70点未満であ
れば△、50点未満であれば×とした。評価結果を表9
に示す。
【0036】
【0037】表9から、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体
を用いたジェル5は、保湿力と使用感とのいずれも70
点以上を得ており、これら2項目のいずれも高水準に保
たれている。とりわけ保湿力についてはジェル5は85
点以上を得ている。以上のことからわかるように、ポリ
−γ−グルタミン酸架橋体は、安価に製造でき、しかも
十分な毛髪乾燥防止効果(毛髪保湿効果)を有している
ため、安価でかつ使用感の良い毛髪用保湿剤として有用
である。さらに、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体を毛髪
用保湿剤として毛髪用化粧品に配合することで、安価
で、十分な毛髪乾燥防止効果(毛髪保湿効果)を有し、
使用感の良い毛髪用化粧品とすることができる。
【0038】(実施例7:毛髪用シャンプーの使用実
験)表10に示す処方に従って、使用実験に供する毛髪
用シャンプーを調製した。 (表10) 毛髪用シャンプーの処方 組成 配合量(%) ラウリル硫酸トリエタノールアミン 20.00 ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 10.00 アルキル硫酸ナトリウム液 10.00 ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン液 10.00 ポリオキシエチレンラウリルエーテル 1.00 ヤシ油脂肪酸ジエタノールアミド 3.00 ヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド 0.45 ジステアリン酸エチレングリコール 0.50 メチルパラベン 0.10 グリセリン 5.00 塩化O−[2−ヒドロキシ−3−(トリメチルアンモ ニオ)プロピル]ヒドロキシエチルセルロース 0.20 ポリオキシエチレン・メチルポリシロキサン共重合体 0.10 保湿剤 0.05 精製水 残量 (合計)100.00 ここに、表10中の保湿剤として、グリセリンを用いた
ものをシャンプー1とし、プロピレングリコールを用い
たものをシャンプー2とし、1,3ブチレングリコール
を用いたものをシャンプー3とし、ヒアルロン酸ナトリ
ウムを用いたものをシャンプー4とし、コラーゲンを用
いたものをシャンプー5とし、上記の実施例1によって
調製されたポリ−γ−グルタミン酸架橋体を用いたもの
をシャンプー6とした。
【0039】これらシャンプー1〜6について、実際に
使用した際の効果を評価した。評価方法は、官能検査員
10名により、シャンプー1〜6それぞれを1日に1づ
つ評価した。具体的な1日の評価スケジュールは次の通
りである。まず、評価するシャンプーによって午後10
時に頭髪(毛髪)を洗浄し、十分に濯いだ。その後、リ
ンスやヘアトリートメント等は一切使用せず、頭髪に付
着した水分を乾燥したタオルによってふき取り、頭髪を
通常通りドライヤーによって乾燥させた。その後、午後
11時に就寝し、翌日の午前7時に保湿力と使用感とを
評価した。保湿力は、主として、頭髪のパサツキ感やゴ
ワゴワ感といった頭髪乾燥によって発生する感覚を基に
10点満点によって評価した。また、使用感は、主とし
て、べたべたした感じやつっぱる感じ等といった頭皮の
状態を含めた総合的な使用感を10点満点の点数によっ
て評価した。各シャンプーについて各官能検査員が評価
した点数を合計し(即ち、100点満点)、85点以上
であれば◎、70点以上であれば○、50点以上70点
未満であれば△、50点未満であれば×とした。評価結
果を表11に示す。
【0040】
【0041】表11から、ポリ−γ−グルタミン酸架橋
体を用いたシャンプー6は、保湿力と使用感とのいずれ
も70点以上を得ており、これら2項目のいずれも高水
準に保たれている。とりわけ保湿力についてはシャンプ
ー6は85点以上を得ている。以上のことからわかるよ
うに、ポリ−γ−グルタミン酸架橋体を洗浄剤に配合す
ることで、毛髪と皮膚(頭皮)とのいずれにも保湿効果
を与えることができる。このようにポリ−γ−グルタミ
ン酸架橋体は、十分な毛髪及び皮膚の乾燥防止効果(毛
髪保湿効果及び皮膚保湿効果)を有し、しかも安価に製
造できるので、安価でかつ使用感の良い毛髪用保湿剤及
び皮膚保湿剤として有用である。さらに、ポリ−γ−グ
ルタミン酸架橋体を保湿剤として毛髪用シャンプーに配
合することで、安価で、十分な毛髪乾燥防止効果(毛髪
保湿効果)と十分な皮膚(頭皮)乾燥防止効果(皮膚保
湿効果)とを有し、使用感の良い毛髪用シャンプーとす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】蒸散試験の手順を模式的に示した模式図であ
る。
【図2】乾燥剤として乾燥剤Aを用いた際の蒸散試験の
結果を示す図である。
【図3】乾燥剤として乾燥剤Bを用いた際の蒸散試験の
結果を示す図である。
【符号の説明】
11 秤量瓶 13 ガラスビーズ 15 試料水溶液 17 デシケータ 19 乾燥剤 21 被試験瓶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C11D 3/37 C11D 3/37 Fターム(参考) 4C083 AC102 AC122 AC132 AC182 AC302 AC392 AC482 AC532 AC542 AC642 AC712 AC782 AC792 AC902 AD091 AD092 AD152 AD282 AD352 AD432 AD442 CC02 CC31 CC38 DD23 DD27 DD41 EE01 4H003 AB27 AB31 AB46 AC08 AC13 AD04 DA02 EB05 EB09 EB37 EB38 EB42 ED02 FA21

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリ−γ−グルタミン酸架橋体を含んでな
    る、保湿剤。
  2. 【請求項2】前記保湿剤が皮膚用保湿剤である、請求項
    1に記載の保湿剤。
  3. 【請求項3】前記保湿剤が毛髪用保湿剤である、請求項
    1に記載の保湿剤。
  4. 【請求項4】前記保湿剤が爪用保湿剤である、請求項1
    に記載の保湿剤。
  5. 【請求項5】請求項1乃至4のいずれかに記載の保湿剤
    を含有する、トイレタリー品。
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