JP2001354400A - 絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置 - Google Patents

絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置

Info

Publication number
JP2001354400A
JP2001354400A JP2000176364A JP2000176364A JP2001354400A JP 2001354400 A JP2001354400 A JP 2001354400A JP 2000176364 A JP2000176364 A JP 2000176364A JP 2000176364 A JP2000176364 A JP 2000176364A JP 2001354400 A JP2001354400 A JP 2001354400A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
controller
capacity
power storage
storage device
charging
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000176364A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiko Ohira
彰彦 大平
Takashi Morota
貴志 諸田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aichi Corp
Original Assignee
Aichi Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aichi Corp filed Critical Aichi Corp
Priority to JP2000176364A priority Critical patent/JP2001354400A/ja
Publication of JP2001354400A publication Critical patent/JP2001354400A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業台に設けた上部蓄電装置の充電の際作業
台を一旦格納状態にする必要がなく、また下部蓄電装置
の残存容量の多寡に制限されることなく常に充分な充電
を行うことができるようにする。 【解決手段】 作業台40に備えた上部バッテリ81の
充電を油圧モータ82により駆動される発電機83によ
り行う。油圧モータ82への作動油供給は、車体10に
設けた第2油圧ポンプ74により、電気的絶縁性が確保
されたフレキシブルホース85を介して行う。上部コン
トローラ60は容量検出器87により検出される上部バ
ッテリ81の容量に基づいて上部バッテリ81の充電開
始要求及び充電終了要求を下部コントローラ70に行
う。下部コントローラ70はこれらの要求に基づいて第
2油圧ポンプ74に油圧モータ82への作動油供給を行
わせる。上部コントローラ60は光ファイバケーブル8
0を用いて下部コントローラ70に上記要求の伝送を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車体と作業台とが
電気的に絶縁された絶縁型高所作業車において、作業台
に備えられた上部蓄電装置の充電を行う装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電線の工事等に用いられる高所作
業車においては車体と作業台とが電気的に絶縁された絶
縁型高所作業車が用いられている。この絶縁型高所作業
車は作業台が絶縁性材料により構成されるとともに、車
体側と結ぶケーブル類、すなわち作業台側の上部コント
ローラと車体側の下部コントローラとの間の信号伝送路
や、作業台に設けた油圧機器の作動に用いられる作動油
の給排路には、電気的絶縁性が確保される光ファイバケ
ーブルと絶縁性材料からなるフレキシブルホースとが用
いられる。また、このような絶縁型高所作業車では、車
体に設けた下部バッテリのほかに上部バッテリを作業台
上に備え、上部コントローラの動作はこの上部バッテリ
からの電気力を用いて行うようになっている。
【0003】このように車体側の下部バッテリのほかに
作業台側の上部バッテリを有する場合、下部バッテリの
充電はエンジンにより駆動される発電機に接続して行う
ことができるが、上部バッテリは作業台を車体と電気的
に絶縁する必要から下部バッテリのようにはいかず、上
部バッテリの電気力(いわゆる容量)が低下すると、予
備に設けたバッテリと交換するか、或いは作業台を格納
状態にした上で、車体上に設けた下部バッテリ又はその
発電機等と繋がるコンセントに接続して行う必要があっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の構成においては、上部バッテリの充電を行う
ときには作業台を一旦格納状態にする必要があり、高所
作業を行っている最中に充電する必要が生じたときなど
には作業を中断せざるを得ないので作業性が悪かった。
また、このような構成では上部バッテリに充電できる容
量は下部バッテリの残存容量以内に限られ、下部バッテ
リの残存容量が少ない場合には上部バッテリを充分に充
電することができないという不都合もあった。
【0005】本発明はこのような問題に鑑みてなされた
ものであり、作業台に設けた上部蓄電装置(バッテリ)
の充電の際作業台を一旦格納状態にする必要がなく、ま
た下部蓄電装置(バッテリ)の残存容量の多寡に制限さ
れることなく常に充分な充電を行うことが可能な構成の
絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置を提
供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るため、本発明に係る絶縁型高所作業車における上部蓄
電装置の充電装置は、車体の上方に作業台を有して構成
され、車体と作業台とが互いに電気的に絶縁されてなる
絶縁型高所作業車と、作業台に備えられた上部蓄電装置
(例えば、実施形態における上部バッテリ81)と、作
業台に設けられて上部蓄電装置の充電を行う発電機と、
作業台に設けられて発電機を回転駆動する油圧モータ
と、車体に設けられ、電気的絶縁性が確保された油路
(例えば、実施形態におけるフレキシブルホース85)
を介して油圧モータへ作動油を供給する作動油供給装置
(例えば、実施形態におけるエンジンE、第2油圧ポン
プ74及びアンロードバルブ86)と、作業台に設けら
れて上部蓄電装置の容量を検出する容量検出手段(例え
ば、実施形態における容量検出器87)と、作業台に設
けられ、容量検出手段からの検出情報に基づいて上部蓄
電装置の充電開始要求及び充電終了要求を行う上部コン
トローラと、車体に設けられ、上部コントローラからの
充電開始要求及び充電終了要求に基づいて作動油供給装
置による油圧モータへの作動油供給を行わせる下部コン
トローラとを備え、上部コントローラは電気的絶縁性が
確保された伝送手段(例えば光ファイバケーブル)を用
いて下部コントローラに充電開始要求及び充電終了要求
の伝送を行うようになっている。なお、ここでいう蓄電
装置とは電気エネルギーを蓄える手段であり、例えばバ
ッテリやコンデンサ(大容量コンデンサ)等である。
【0007】このような上部蓄電装置の充電装置では、
上部蓄電装置の容量不足が起きたときにはこれが容量検
出手段により検出され、上部コントローラは光ケーブル
等の伝送手段を介して下部コントローラに充電開始要求
を行う。下部コントローラは上部コントローラより充電
開始要求を受けたときには作動油供給装置による作業台
上の油圧モータへの作動油供給を開始させ、油圧モータ
を作動させて発電機を回転駆動する。これにより上部蓄
電装置の充電が開始される。充電が進んで上部蓄電装置
の容量が所定の容量に達したときにはこれが容量検出手
段により検出され、上部コントローラは上記伝送手段を
介して下部コントローラに充電終了要求を行う。下部コ
ントローラは上部コントローラより充電終了要求を受け
たときには作動油供給装置による油圧モータへの作動油
供給を停止させ、油圧モータの作動を停止させて発電機
の回転駆動を停める。これにより上部蓄電装置の充電は
終了する。
【0008】このように本発明に係る絶縁型高所作業車
における上部蓄電装置の充電装置においては、上部蓄電
装置の容量が容量検出手段により監視され、車体内の作
動油供給装置は、上部コントローラから下部コントロー
ラへ伝送された上部蓄電装置の充電開始要求と充電終了
要求とにより油圧モータの作動及びその停止を行うよう
になっている。このため上部蓄電装置が容量不足になっ
たときには自動的に充電がなされ、従来のように作業者
がわざわざ充電作業を行ったり上部蓄電装置自体を交換
したりする必要がなくなるので作業性が向上する。特
に、従来のように上部蓄電装置の充電のためにブームを
格納状態にする必要がないのでその効果は大きい。更
に、上部コントローラから下部コントローラへ伝送され
る上記要求は光ファイバケーブルなどの電気的絶縁性が
確保された伝送手段を用いて行われるので、車体と作業
台との絶縁性は確保され、安全性が保たれる。また、上
部蓄電装置に充電できる容量は従来のように下部蓄電装
置の残存容量に左右されることがなく、常に充分な容量
まで充電できるので効率がよいうえ上部蓄電装置を小型
軽量にすることができ、作業台の小型化を図ることがで
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
について図面を参照して説明する。図2は本発明に係る
上部蓄電装置の充電装置を備えた絶縁型高所作業車の一
例を示しており、先ずはこの絶縁型高所作業車の構成か
ら説明する。
【0010】この絶縁型高所作業車1はタイヤ車輪11
を備えて道路走行が走行可能な車体10と、この車体1
0に設けられた旋回台20に起伏自在に取り付けられた
ブーム30と、このブーム30の先端部に水平旋回(首
振り)自在に取り付けられた作業台40とを有して構成
されている。
【0011】旋回台20は車体10の後部に取り付けら
れており、車体10に内蔵された旋回モータ23を油圧
駆動することにより上下軸まわりに回転させてブーム3
0を旋回させることが可能である。ブーム30は旋回台
20の上方に延びて形成された支柱21の上端部にフー
トピン22により枢結されており、旋回台20との間に
跨設された起伏シリンダ24を油圧駆動することにより
上下面内で起伏させることが可能である。また、ブーム
30は入れ子式に構成されており、内蔵された伸縮シリ
ンダ31を油圧駆動することにより長手方向に伸縮させ
ることが可能である。ここで、ブーム30の最も作業台
40側に位置する先端ブーム部材30aの一部は電気絶
縁性材料(例えばFRP)により作られており、これに
より作業台40と車体10とは電気的に絶縁された状態
となっている。
【0012】ブーム30の先端部には垂直ポスト32が
取り付けられており、この垂直ポスト32の周囲を取り
囲むように作業台40のブラケット41が取り付けられ
ている。垂直ポスト32は図示しない油圧シリンダによ
り常時垂直に保持されるようになっており、作業台40
の床面は常に水平が保たれる。また、作業台40のブラ
ケット41には首振りモータ42が設けられており、こ
の首振りモータ42を油圧駆動することにより作業台4
0を垂直ポスト32まわりに首振り作動させることが可
能である。
【0013】車体10の前後左右4箇所にはアウトリガ
ジャッキ12が設けられており、各々側方に張り出して
用いることができるようになっている。このように各ア
ウトリガジャッキ12を車体10の側方に張り出して用
いることにより作業中の車体10を安定状態にでき、車
体10に作用する大きな転倒モーメントにも抗すること
ができるようになっている。
【0014】作業台40に備えられた操作ボックス50
には起伏シリンダ24、伸縮シリンダ31及び旋回モー
タ23の駆動信号入力を行うためのブーム操作レバー5
1と、首振りモータ42の駆動信号入力を行うための首
振り操作レバー52とが設けられており、これらレバー
51,52からの駆動信号は図1に示すように作業台4
0に設けられた上部コントローラ60に入力されるよう
になっている。この上部コントローラ60は車体10に
設けられた下部コントローラ70と光ファイバケーブル
80により繋がっており、上部コントローラ60に入力
された上記駆動信号はこの光ファイバケーブル80を介
して下部コントローラ70へ伝送される。
【0015】ここで、下部コントローラ70は図1に示
すように下部バッテリ71より電力の供給を受けて動作
するようになっており、上部コントローラ60及び作業
台40の近傍に取り付けて用いられる電気機器(照明、
油圧バルブなど)は作業台40に設けられた上部バッテ
リ81より電力の供給を受けて動作するようになってい
る。また、下部バッテリ71は車体10に設けられたエ
ンジンEの始動時に必要な電気力を下部コントローラ7
0と繋がるイグニッションスイッチ72を介して供給す
る。
【0016】車体10内にはエンジンEにより駆動され
る第1油圧ポンプ73が設けられており、エンジンEが
作動している間作動油を吐出供給する。この第1油圧ポ
ンプ73からの吐出油は起伏シリンダ24、伸縮シリン
ダ31、旋回モータ23及び首振りモータ42へ供給さ
れるようになっており、下部コントローラ70は上部コ
ントローラ60より伝送された両レバー51,52から
の駆動信号に基づいて起伏シリンダ24、伸縮シリンダ
31、旋回モータ23及び首振りモータ42に対応する
制御バルブV1〜V4を電磁操作し、起伏シリンダ2
4、伸縮シリンダ31、旋回モータ23及び首振りモー
タ42を作動させる。このため作業台40に搭乗した作
業者は操作ボックス50からレバー51,52の操作を
行うことによりブーム30及び作業台40を自分の意志
通りに動作させることができ、所望の位置に移動して作
業を行うことが可能である。
【0017】このように絶縁型高所作業車1においては
作業台40に設けられた操作ボックス50からレバー5
1,52の操作を行うことによりブーム30及び作業台
40を作動させることができるのであるが、上述のよう
に上部コントローラ60は上部バッテリ81に蓄電され
た電気力により動作するようになっており、上部バッテ
リ81の放電がすすんで容量不足になった場合には作業
台40の移動等を行うことができないため、上部バッテ
リ81はその容量が所定の値を下回って容量不足になっ
たときには適宜充電してやる必要がある。本発明はこの
上部バッテリ81の充電装置についてのものであり、以
下にその構成を説明する。
【0018】作業台40上には作動油の供給を受けて作
動する油圧モータ82及びこの油圧モータ82により回
転駆動されて発電作動を行う発電機83が設けられてお
り、上部バッテリ81はこの発電機83により充電回路
84を介して充電されるようになっている。車体10内
のエンジンEは上記第1油圧ポンプ73を駆動すると同
時に第2油圧ポンプ74も駆動しており、この第2油圧
ポンプ74より吐出される作動油は、電気的絶縁性が確
保されてブーム30内を延びるフレキシブルホース85
を介して上記油圧モータ82に供給されるようになって
いる。第2油圧ポンプ74とフレキシブルホース85と
の間には電磁駆動式のアンロードバルブ86が設けられ
ており、下部コントローラ70はこのアンロードバルブ
86の位置切り換えを行うことにより油圧モータ82へ
の作動油供給制御、すなわち油圧モータ82の回転及び
その停止の制御を行う。
【0019】すなわち、下部コントローラ70は油圧モ
ータ82を作動させないときにはアンロードバルブ86
に通電を行わず同バルブ86をアンロード位置86aに
位置させ、第2油圧ポンプ74から送られてきた作動油
をそのまま無負荷でタンクTに戻す。一方、下部コント
ローラ70は油圧モータ82を作動させるときにはアン
ロードバルブ86に通電を行って同バルブ86を作動油
供給位置86bに位置させ、第2油圧ポンプ74から送
られてきた作動油を、フレキシブルホース85を介して
油圧モータ82に供給する。油圧モータ82はこの作動
油の供給を受けて回転し、発電機84を回転駆動する。
これより充電回路84に電流が流れて上部バッテリ81
は充電される。
【0020】上部バッテリ81の容量(残存容量)は図
1に示すように上部バッテリ81の正負両端子の起電力
を計測する容量検出器87により検出されるようになっ
ており、その検出結果は上部コントローラ60に入力さ
れる。このように上部コントローラ60は容量検出器8
7からの検出情報に基づいて上部バッテリ81の容量を
常時監視しているのであるが、上部バッテリ81の容量
が所定量を下回ったこと(容量不足になったこと)が容
量検出器87により検出されたときには、上部コントロ
ーラ60は上述の光ファイバケーブル80を介した光通
信により下部コントローラ70に充電開始要求を行う。
下部コントローラ70は上部コントローラ60より充電
開始要求を受けたときにはアンロードバルブ86に通電
を行って同バルブ86をアンロード位置86aから作動
油供給位置86bへ切り換えさせる。これにより第2油
圧ポンプ74からの作動油が油圧モータ82へ供給さ
れ、作業台40上の発電機83が回転駆動されて上部バ
ッテリ81の充電が開始される。
【0021】充電が進み、上部バッテリ81の容量が所
定の容量に達したことが容量検出器87により検出され
たときには、上部コントローラ60は同じく光ファイバ
ケーブル80を介した光通信により下部コントローラ7
0に充電終了要求を行う。下部コントローラ70は上部
コントローラ60より充電終了要求を受けたときにはア
ンロードバルブ86への通電を停止して同バルブ86を
作動油供給位置86bからアンロード位置86aへ切り
換えさせる。これにより第2油圧ポンプ74からの作動
油はタンクTへ戻され、油圧モータ82の回転は停止し
て発電機83の回転駆動も停止し、上部バッテリ81の
充電は終了する。
【0022】なお、下部コントローラ70は上部コント
ローラ60より充電開始要求を受けたときにエンジンE
が停止した状態であるときにはイグニッションスイッチ
72に信号を与えてこれを接続させ、エンジンEを始動
する。これにより第2油圧ポンプ74は駆動され、油圧
モータ82への作動油供給が可能となる。そして充電が
進み、上部コントローラ60より充電終了要求を受けた
ときにはイグニッションスイッチ72に信号を与えてこ
れを開放し、エンジンEを停止させる。
【0023】このように本発明に係る絶縁型高所作業車
における上部蓄電装置(上部バッテリ)の充電装置にお
いては、上部バッテリ81の容量が容量検出器86によ
り監視され、車体10内の作動油供給装置(この実施形
態ではエンジンE、第2油圧ポンプ74及びアンロード
バルブ86に相当)は上部コントローラ60から下部コ
ントローラ70へ伝送された上部バッテリ81の充電開
始要求と充電終了要求とにより油圧モータ82の作動及
びその停止を行うようになっている。このため上部バッ
テリ81が容量不足になったときには自動的に充電がな
され、従来のように作業者がわざわざ充電作業を行った
り上部バッテリ81自体を交換したりする必要がなくな
るので作業性が向上する。特に、従来のように上部バッ
テリ81のためにブームを格納状態にする必要がなくな
るのでその効果は大きい。
【0024】更に、上部コントローラ60から下部コン
トローラ70へ伝送される上記要求は光ファイバケーブ
ル80を用いた光通信手段という、電気的絶縁性が確保
された伝送手段を用いて行われるので、車体10と作業
台40との絶縁性は確保され、安全性が保たれる。ま
た、上部バッテリ81に充電できる容量は従来のように
下部バッテリ71の残存容量に左右されることがなく、
常に充分な容量まで充電できるので効率がよいうえ上部
バッテリ81を小型軽量化することができ、作業台40
の小型化を図ることができる。また、特に作動油供給装
置がこのようにアンロードバルブ86を用いたものであ
れば、上部バッテリ81の充電を行わないときには第2
油圧ポンプ74の吐出油を無負荷でタンクTに戻すこと
ができるので動力の無駄を省くことができ、省エネルギ
ーに資することができる。
【0025】これまで本発明に係る絶縁型高所作業車に
おける上部蓄電装置の充電装置の実施形態について説明
してきたが、本発明の範囲は上述のものに限定されな
い。例えば、上記実施形態においては上部コントローラ
60から下部コントローラ70へ送信される充電開始要
求及び充電終了要求は光ファイバケーブルを介して光通
信によりなされるものであったが、電気的絶縁性が確保
された伝送手段によるものであれば他の手段、例えば無
線や赤外線等によるものであってもよい。また、上部バ
ッテリ81の容量を検出する手段としての容量検出手段
は、上記実施形態では上部バッテリ81の起電力に基づ
いて上部バッテリ81の容量を求めるものであったが、
これは他の方法によるもの、例えば上部バッテリ81の
放電履歴に基づいて得られる総放電量及び充電履歴に基
づいて得られる総充電量を計算して求めるもの等であっ
てもよい。
【0026】また、上記実施形態では蓄電装置としてバ
ッテリを例示したが、これは電気エネルギーを蓄えるこ
とができるものであればよく、大容量コンデンサ等であ
ってもよい。また、常時実施形態では第2油圧ポンプ7
4を駆動する動力源はエンジンEであったが、これは電
動式のモータ等であっても構わない。また、上記実施形
態では作業台40上の発電機83を駆動するための第2
油圧ポンプ74をメインの第1油圧ポンプ73とは別に
設けていたが、必ずしもこのような構成でなくてもよ
く、例えば油圧ポンプを1つにしてプライオリティバル
ブ等により圧油を分配するようにしてもよい。
【0027】また、上記実施形態では、ブーム30の最
も作業台40側に位置する先端ブーム部材30aの一部
を電気絶縁性材料とすることにより作業台40と車体1
0との間の電気的絶縁を図っていたが、この先端ブーム
30aに代えて、若しくはこの先端ブーム30aととも
にブーム30の他の部分を電気絶縁性材料としても同様
の効果を得ることができる。更に、上記実施形態では本
発明が適用される絶縁型高所作業車は作業台40をブー
ム30により移動させるブーム式の高所作業車であった
が、本発明はシザース装置により作業台40を昇降させ
る高所作業車等にも適用することが可能である。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る絶縁型
高所作業車における上部蓄電装置の充電装置において
は、上部蓄電装置の容量が容量検出手段により監視さ
れ、車体内の作動油供給装置は、上部コントローラから
下部コントローラへ伝送された上部蓄電装置の充電開始
要求と充電終了要求とにより油圧モータの作動及びその
停止を行うようになっている。このため上部蓄電装置が
容量不足になったときには自動的に充電がなされ、従来
のように作業者がわざわざ充電作業を行ったり上部蓄電
装置自体を交換したりする必要がなくなるので作業性が
向上する。特に、従来のように上部蓄電装置の充電のた
めにブームを格納状態にする必要がないのでその効果は
大きい。更に、上部コントローラから下部コントローラ
へ伝送される上記要求は光ファイバケーブルなどの電気
的絶縁性が確保された伝送手段を用いて行われるので、
車体と作業台との絶縁性は確保され、安全性が保たれ
る。また、上部蓄電装置に充電できる容量は従来のよう
に下部蓄電装置の残存容量に左右されることがなく、常
に充分な容量まで充電できるので効率がよいうえ上部蓄
電装置を小型軽量にすることができ、作業台の小型化を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る絶縁型高所作業車における上部蓄
電装置の充電装置の構成を示すブロック図である。
【図2】この上部蓄電装置の充電装置を備えた絶縁型高
所作業車の側面図である。
【符号の説明】
1 絶縁型高所作業車 10 車体 30 ブーム 40 作業台 60 上部コントローラ 70 下部コントローラ 74 第2油圧ポンプ(作動油供給装置) 80 光ファイバケーブル(伝送手段) 81 上部バッテリ(上部蓄電装置) 82 油圧モータ 83 発電機 84 充電回路 85 フレキシブルホース(油路) 86 アンロードバルブ(作動油供給装置) 87 容量検出器(容量検出手段) E エンジン(作動油供給装置)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F333 AA09 AB04 CB03 CB12 DA01 DA09 FA03 FE08 FH08

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車体の上方に作業台を有して構成され、
    前記車体と前記作業台とが互いに電気的に絶縁されてな
    る絶縁型高所作業車と、 前記作業台に備えられた上部蓄電装置と、 前記作業台に設けられて前記上部蓄電装置の充電を行う
    発電機と、 前記作業台に設けられて前記発電機を回転駆動する油圧
    モータと、 前記車体に設けられ、電気的絶縁性が確保された油路を
    介して前記油圧モータへ作動油を供給する作動油供給装
    置と、 前記作業台に設けられて前記上部蓄電装置の容量を検出
    する容量検出手段と、 前記作業台に設けられ、前記容量検出手段からの検出情
    報に基づいて前記上部蓄電装置の充電開始要求及び充電
    終了要求を行う上部コントローラと、 前記車体に設けられ、前記上部コントローラからの前記
    充電開始要求及び前記充電終了要求に基づいて前記作動
    油供給装置による前記油圧モータへの作動油供給を行わ
    せる下部コントローラとを備え、 前記上部コントローラは電気的絶縁性が確保された伝送
    手段を用いて前記下部コントローラに前記充電開始要求
    及び前記充電終了要求の伝送を行うことを特徴とする絶
    縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置。
  2. 【請求項2】 前記伝送手段が前記上部コントローラと
    下部コントローラとを繋ぐ光ファイバケーブルであるこ
    とを特徴とする請求項1記載の絶縁型高所作業車におけ
    る上部蓄電装置の充電装置。
JP2000176364A 2000-06-13 2000-06-13 絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置 Pending JP2001354400A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176364A JP2001354400A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000176364A JP2001354400A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001354400A true JP2001354400A (ja) 2001-12-25

Family

ID=18678097

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000176364A Pending JP2001354400A (ja) 2000-06-13 2000-06-13 絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001354400A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023042503A1 (ja) * 2021-09-17 2023-03-23 株式会社佐藤組 高所作業テーブル

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023042503A1 (ja) * 2021-09-17 2023-03-23 株式会社佐藤組 高所作業テーブル
JP7496619B2 (ja) 2021-09-17 2024-06-07 株式会社佐藤組 高所作業テーブル

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4145860B2 (ja) 作業用車両
JP3543937B2 (ja) 電気駆動式作業車
WO2011058699A1 (ja) 電源システム
JP4046721B2 (ja) 作業用車両の充電装置
JP2001354400A (ja) 絶縁型高所作業車における上部蓄電装置の充電装置
JP2011116532A (ja) 作業車の電源取出装置
JP6250290B2 (ja) 作業用車両の充電装置
JP2003221194A (ja) 電気駆動型作業車
JP2006131340A (ja) 作業用車両
JP4754167B2 (ja) 作業車の制御装置
JP3433199B2 (ja) 作業車のバッテリ充電作動制御装置
JP2001278597A (ja) 作業用車両の充電装置
JP2013035658A (ja) 作業車の制御装置
JP7211609B2 (ja) 電源システム
JP2002326800A (ja) 高所作業車の走行規制装置
JP3935098B2 (ja) バッテリ搭載型作業車
EP4177095A1 (en) A working machine
JP3853210B2 (ja) 高所作業車の制御装置
JP2004088979A (ja) 車両の充電作動制御装置
JP2568837Y2 (ja) 高所作業車の電源供給装置
JP2008056373A (ja) 作業用車両の安全装置
JP2023173431A (ja) 作業車
JP2022025835A (ja) 作業車のジャッキ作動制御システム
JP2004035212A (ja) 上部電源自動入切装置
JP2004262560A (ja) 作業車の電動パワーユニット