JP2001353510A - 板厚制御装置 - Google Patents

板厚制御装置

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JP2001353510A
JP2001353510A JP2000177872A JP2000177872A JP2001353510A JP 2001353510 A JP2001353510 A JP 2001353510A JP 2000177872 A JP2000177872 A JP 2000177872A JP 2000177872 A JP2000177872 A JP 2000177872A JP 2001353510 A JP2001353510 A JP 2001353510A
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frequency
control
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ffagc
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Yasuaki Nakamura
康昭 中村
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 板厚変動量を周波数毎にトラッキングして周
波数毎にフィードフォワード自動板厚制御(FFAG
C)演算を行い、制御ゲインを入側板厚周波数毎に変更
することを目的とする。 【解決手段】 板厚トラッキング装置6において入側板
厚計4により測定された板厚及び入側板速度計5により
測定された板速度を入力し、周波数情報入力装置9に入
力された周波数毎に板厚をトラッキングする。そして、
FFAGC演算部7は上記トラッキングによって移送さ
れた板厚の圧延に必要な圧下力を油圧圧下装置8が生成
するための制御信号を板厚周波数毎に演算する。また、
出側トラッキング装置15により入側板厚計測定の板厚
を出側板厚計まで卜ラツキングし、周波数分離装置16
により出側板厚計で測定された板厚を入側板厚周波数毎
に分離し、比較演算部17により周波数分離装置16の
出力と目標板厚偏差との差により板厚周波数毎にフィー
ドフォワード自動板厚制御(FFAGC)効果を比較す
る。そして、FFAGC演算部7は、比較演算部からの
信号により制御定数を変更する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、板厚制御装置、
特に金属板を圧延する冷間圧延機の板厚制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】図7に基づいて、従来の圧延機の板厚制
御装置について説明する。図において、矢印101は金
属板等の圧延材料102の圧延方向を示し、冷間等の圧
延機103により圧延される。圧延機103の圧延材料
入側には、入側板厚計104及び入側板速度計105が
配置されている。板厚トラッキング装置106は、板厚
計104の入側板厚偏差情報△Hin及び板速度計10
5の入側板速度Vinを入力して入側板厚偏差△Hを算
出する。FFAGC(Feed ForwardAut
o Gap Control)演算部107は、入側板
厚偏差△Hに基づいて圧延の押圧に必要な制御量ΔS
(AGC REF)を算出する。油圧圧下装置108
は、制御量ΔSに基づき圧延に必要な圧下力を生成す
る。
【0003】次に、上記従来の板厚制御装置の動作につ
いて説明する。圧延材料102は、油圧圧下装置108
により制御された圧延機103により所定の厚さに圧延
される。板厚の制御は、まず圧延機103に入る前の板
厚を測定する入側板厚計104からの入側板厚偏差情報
△Hinと、入側板速度計105からの入側板速度Vi
nを得て、板厚トラッキング装置106により現状の板
速度に応じた入側板厚偏差△Hを算出する。そして、圧
延材料102の上記測定箇所が圧延機103の真下に来
た時点に、圧延のための押圧に必要な制御量△Sを油圧
圧下装置108に与えるよう搬送速度のトラッキングを
伴う演算処理を行って得た信号で制御する。FFAGC
演算部107はこのための演算処理を行うものであり、
演算式は次の通りとなる。
【0004】△S=G・α・△Hin ここで、Gは制御ゲイン、αは圧延スケジュールに依存
する影響係数である。
【0005】このように圧延制御においては、圧延材料
102が板厚測定地点から圧延機103の真下に来るま
でに時間遅れがあるので、搬送速度を正確にトラッキン
グして圧延機103に入る圧延材料102の厚さを把握
できるようにする必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ここで、圧延機入側の
圧延材料料の板厚には、周波数成分の含まれるものがあ
る。しかしながら、従来の板厚制御装置においては、周
波数成分を高精度に知る手段がなく、周波数毎にフィー
ドフォワード自動板厚制御(FFAGC)を行なうこと
がなかったため、特定周波数成分を高精度に除去するの
は難しいという問題があった。
【0007】また、あらかじめ板厚変動周波数が分かっ
ている場合や板厚変動に周波数成分があることが判明し
ている場合に対しても、周波数毎に細かく制御すること
ができないので、板厚変動の周波数成分を高精度で除去
することが困難であった。
【0008】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、あらかじめ入側板厚周波数が
判明している圧延材料を所定の周波数毎に分割すること
で、板厚変動量を周波数毎にトラッキングして周波数毎
にフィードフォワード自動板厚制御(FFAGC)演算
を行うことを目的とする。
【0009】また、フィードフォワード自動板厚制御
(FFAGC)の制御ゲインを入側板厚周波数毎に変更
することを目的とする。
【0010】また、あらかじめ板厚周波数が判明してい
ない場合に対しても、圧延機入側から充分に離れた箇所
に設置された板厚計を用いて板厚周波数を求め、求めた
板厚周波数に基づいて周波数毎のフィードフォワード自
動板厚制御(FFAGC)を行えることを目的とする。
【0011】また、入側板厚計にて一次遅れ要素を用い
ることにより、周波数帯に分離したフィードフォワード
自動板厚制御(FFAGC)を行えることを目的とす
る。
【0012】また、圧延機出側のトラッキングを入側板
厚周波数情報と圧下率情報を基に出側板厚計まで入側板
厚周波数毎にトラッキングし、出側目標板厚との偏差に
より入側板厚周波数毎にフィードフォワード自動板厚制
御(FFAGC)のゲインを修正できることを目的とす
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の板厚制御装置
の発明は、油圧圧下装置からの圧下力によって圧延材料
を圧延する圧延機と、圧延材料の板厚周波数を入力する
周波数情報入力装置と、入側板厚計により測定された板
厚及び入側板速度計により測定された板速度を入力し、
周波数情報入力装置に入力された周波数毎に板厚をトラ
ッキングする板厚トラッキング装置と、上記トラッキン
グによって移送された板厚の圧延に必要な圧下力を油圧
圧下装置が生成するための制御信号を板厚周波数毎に演
算するフィードフォワード自動板厚制御(FFAGC)
演算部とを備えたことを特徴とする。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、入側板厚計により測定された板厚を出側板厚計まで
卜ラツキングすることが可能な出側トラッキング装置
と、出側板厚計で測定された板厚を、入側板厚周波数毎
に分離する周波数分離装置と、周波数分離装置からの出
力と目標板厚偏差との差により板厚周波数毎にフィード
フォワード自動板厚制御(FFAGC)効果を比較する
ための比較演算部を備え、フィードフォワード自動板厚
制御(FFAGC)演算部は、比較演算部からの信号に
より制御定数を変更することを特徴とする。
【0015】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
の発明において、入側板厚周波数情報と入側板厚計によ
って測定された板厚の位相合わせを行ない、板厚トラッ
キング装置において板厚周波数毎にトラッキングするこ
とを特徴とする。
【0016】請求項4の発明は、請求項1〜請求項3の
発明において、周波数情報入力装置の代りに、圧延機と
十分に離れた場所に設置された第2の入側板厚計と、第
2の入側板厚計で測定された板厚を周波数毎に分解し、
入側板厚周波数成分を抽出する周波数分離装置とを備え
たことを特徴とする。
【0017】請求項5の発明は、請求項1〜請求項3の
発明において、入側板厚周波数情報から一次遅れを組み
合わせて板厚周波数帯を抽出する周波数分離装置を備
え、板厚トラッキング装置は上記抽出した周波数毎にト
ラッキングすることを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】実施の形態1.以下、この発明の
実施の形態1を図に基づいて説明する。図1は実施の形
態1による板厚制御装置の構成を示すブロック図であ
る。図において、矢印1は鋼板等の圧延材料2の圧延方
向を示し、圧延機3は油圧圧下装置8からの圧下力によ
って圧延材料2を圧延する。圧延機3の圧延材料入側に
は、圧延材料2の板厚を測定する入側板厚計4及び圧延
材料2の板速度を測定する入側板速度計5が配置されて
いる。また、本実施の形態では、圧延材料2の入側板厚
周波数を入力する周波数情報入力装置9が設置されてい
る。板厚トラッキング装置6は、板厚計4の入側板厚偏
差情報△Hin、板速度計5の入側板速度Vin、周波
数情報入力装置9の周波数情報を得て、板厚周波数毎の
入側板厚偏差△Hを算出してトラッキングを行なう。F
FAGC(Feed Forward Auto Ga
pControl:フィードフォワード自動板厚制御)
演算部7は、上記トラッキングによって移送された板厚
の圧延に必要な圧下力を油圧圧下装置8が生成するため
の制御信号を板厚周波数毎に演算する。油圧圧下装置8
は、FFAGC演算部7により算出した制御量に基づき
圧延に必要な圧下力を生成する。
【0019】次に、実施の形態1の動作について説明す
る。周波数情報入力装置9に入力された1コイル分の圧
延材料2の周波数(A、B、C…)情報は、板厚トラッ
キング装置6へ導かれる。板厚トラッキング装置6で
は、入側板厚計4からの板厚偏差信号△Hinと入側板
速度計5からの板速度信号Vinを用いて板厚周波数毎
にFFAGC演算部7へ出力する。
【0020】FFAGC演算部7では、板厚周波数毎に
トラッキングされた入側板厚に対して、下記式の演算を
板厚周波数毎に行なう。
【0021】△S=G・α・△Hin ここで、△Sは油圧圧下装置8へのFFAGC制御信
号、Gは制御ゲイン、αは圧延スケジュールに依存する
影響係数である。
【0022】板厚周波数毎に演算されたFFAGC出力
信号は合計されて油圧圧下装置8への制御出力となる。
【0023】上記式の演算を行うFFAGC演算部7で
は板厚周波数毎に演算を行うため、板厚周波数毎の制御
ゲインを設定することが可能である。
【0024】以上のように実施の形態1によれば、板厚
周波数毎にフィードフォワード自動板厚制御(FFAG
C)演算を行い、板厚周波数毎に制御ゲインを決定する
ことができるため、結果として特定周波数成分に対して
精度の高い板厚制御が可能となる。
【0025】実施の形態2.以下、この発明の実施の形
態2を図に基づいて説明する。図2は実施の形態2によ
る板厚制御装置の構成を示すブロック図である。図2に
おいて、図1と同一符号のものは、同一または相当部分
を示す。
【0026】実施の形態2において、周波数入力装置9
に入力された入側板厚周波数情報と、入側板厚計4で計
測された入側板厚偏差△Hinと、入側板速度計5で計
測された入側板速度はVinは、位相合わせ回路10に
導かれる。位相合わせ回路10では、板厚偏差△Hin
に対してフーリエー級数展開を実行し、入力された入側
周波数情報と比較して位相合わせ演算を行う。位相合わ
せ回路10により位相合わせが完了した後、板厚トラッ
キング装置6により入側板厚偏差△Hinを周波数毎に
トラッキングするようにしている。その後の処理工程は
実施の形態1と同様である。
【0027】この実施の形態2によれば、入側板厚に対
して位相が分からない圧延材料に対してでも、入側板厚
周波数さえ判明していれば、実施の形態1と同様に、特
定周波数成分に対して精度の高い板厚制御が可能とな
る。
【0028】実施の形態3.以下、この発明の実施の形
態3を図に基づいて説明する。図3は実施の形態3によ
る板厚制御装置の構成を示すブロック図である。図3に
おいて、図1又は図2と同一符号のものは、同一または
相当部分を示す。
【0029】実施の形態3において、圧延機3の入側で
あって圧延機3から充分離れたところに板厚計11を設
置する。そして、この板厚計211からの板厚偏差信号
は、周波数分離装置12に導かれ、フーリエー級数展開
されることにより入側板厚周波数情報の抽出が行われ
る。周波数分離装置12で抽出された板厚周波数情報
は、コイルの入側板厚周波数成分として扱われ、入側板
厚計4で測定された入側板厚信号と入側板速度計5で測
定された板速度信号とともに位相合せ回路10に入力さ
れる。位相合せ回路10では、フーリエー級数展開を実
行して位相合わせ演算を行う。位相合わせ回路10によ
り位相合わせが完了した後、板厚トラッキング装置6に
より入側板厚△Hinを周波数毎にトラッキングするよ
うにしている。
【0030】この実施の形態3によれば、入側板厚周波
数成分を自動的に抽出するようにしているため、入側板
厚周波数成分が判明していない圧延材料に対しても実施
の形態1と同様に、特定周波数成分に対して精度の高い
板厚制御が可能となる。
【0031】実施の形態4.以下、この発明の実施の形
態4を図に基づいて説明する。図4は実施の形態4によ
る板厚制御装置の構成を示すブロック図である。図4に
おいて、図1、図2、図3と同一符号のものは、同一ま
たは相当部分を示す。
【0032】実施の形態4において、周波数分離装置1
2には入側板厚計4で測定された入側板厚偏差ΔHin
が導かれ、複数の1次遅れ要素を用いて周波数帯に分離
する。その後、分離された周波数毎に板厚トラッキング
装置6により周波数帯毎にトラッキングを行いFFAG
C演算部で演算を行う。
【0033】図5は実施の形態4による周波数分離装置
12の中の制御ブロック図である。1次遅れ要素(LA
G)100を用いて板厚周波数毎に板厚偏差の抽出を行
っている。
【0034】実施の形態4によれば、入側板厚偏差を周
波数帯に分離することで、周波数毎のフィードフォワー
ド自動板厚制御(FFAGC)を行えるようにしている
ので、入側板厚周波数成分が判明していない圧延材料に
対しても板厚周波数成分毎にフィードフォワード自動板
厚制御(FFAGC)が行えるようになっている。
【0035】実施の形態5.以下、この発明の実施の形
態5を図に基づいて説明する。図6は実施の形態5によ
る板厚制御装置の構成を示すブロック図である。図6に
おいて、図1、図2、図3、図4と同一符号のものは、
同一または相当部分を示す。
【0036】図6において、圧延機3の圧延材料出側
に、出側板厚計13と出側板速度計14を設置し、入側
板厚計4で計測された板厚を出側板厚計13まで卜ラツ
キングすることが可能な出側トラッキング装置15を備
えている。更に、出側板厚計13で測定された板厚を周
波数毎に分離する周波数分離装置16と、周波数分離装
置16からの出力と目標板厚偏差との差により周波数毎
にFFAGC効果を比較するための比較演算部17と、
比較演算部17からの信号により制御定数を変更するこ
とができ、板厚の圧延に必要な圧下力を油圧圧下装置8
が生成するための制御信号を板厚周波数毎に演算出力す
ることのできるFFAGC演算部7を備えている。
【0037】実施の形態5において、板厚トラッキング
装置6により板厚周波数毎にトラッキングされた入側板
厚偏差△Hinは、圧延機3で圧延された後、入側板長
さLinと出側板長さLoutは以下の関係式にあるこ
とを考慮して、出側トラッキング装置15により圧延さ
れた部分のデータが出側板厚計13までトラッキングさ
れる。
【0038】Lout=Lin/S ここでSは圧下率である。
【0039】周波数分離装置16には、圧延機入側で使
用された入側板厚周波数情報と出側板厚計13で測定さ
れた出側板厚偏差△Houtが導かれ、入側周波数から
出側周波数を算出して出側板厚偏差△Houtを周波数
分離する。出側トラッキング装置15によりトラッキン
グされた点と周波数分離装置16により周波数分解され
た出側板厚偏差△Houtは比較演算部17に導かれ、
周波数毎のフィードフォワード自動板厚制御(FFAG
C)の効果を演算する。そして、演算結果をFFAGC
演算部7にフィードバックして制御ゲインを修正する。
【0040】この実施の形態5によれば、板厚周波数毎
のフィードフォワード自動板厚制御(FFAGC)に対
して自動板厚制御(AGC)の効果を検証し、かつフィ
ードバックするため、フィードフォワード自動板厚制御
(FFAGC)の周波数毎の制御ゲインを自動的に最適
化することができ、実施の形態1よりもさらに高精度の
制御が行える。
【0041】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、従来
圧延機の入側板厚を測定してトラッキングを行ないフィ
ードフォワード自動板厚制御(FFAGC)を行ってい
たのに代え、入側板厚を周波数毎に分解し、板厚周波数
毎にトラッキングを行ない、板厚周波数毎にフィードフ
ォワード自動板厚制御(FFAGC)を行うようにした
ので、板厚周波数毎のフィードフォワード自動板厚制御
(FFAGC)の制御ゲインを使用することができる。
これにより、周波数成分除去に対する効果が高まり、結
果として、周波数成分除去に対する板厚制御の高精度化
ができる効果が得られる。
【0042】また、請求項2の発明によれば、出側板厚
計までトラッキングを行い、出側板厚計での板厚偏差と
比較を行うことで、フィードフォワード自動板厚制御
(FFAGC)の周波数成分に対する効果を算出し、フ
ィードフォワード自動板厚制御(FFAGC)の制御ゲ
インにフィードバツクするようにした。これにより、周
波数分離型FFAGCの最適制御ゲインを自動的に求め
ることが可能となり、入側板厚に対する周波数除去効果
を高めることができる。
【0043】また、請求項3の発明によれば、入側板厚
に対して位相が分からない圧延材料に対してでも、入側
板厚周波数さえ判明していれば、特定周波数成分に対し
て精度の高い板厚制御が可能となる。
【0044】また、請求項4の発明によれば、入側板厚
周波数成分を自動的に抽出するようにしているため、入
側板厚周波数成分が判明していない圧延材料に対して
も、特定周波数成分に対して精度の高い板厚制御が可能
となる。
【0045】また、請求項5の発明によれば、入側板厚
偏差を周波数帯に分離することで、周波数毎のフィード
フォワード自動板厚制御(FFAGC)を行えるように
しているので、入側板厚周波数成分が判明していない圧
延材料に対しても板厚周波数成分毎にフィードフォワー
ド自動板厚制御(FFAGC)が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1による板厚制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】 この発明の実施の形態2による板厚制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明の実施の形態3による板厚制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図4】 この発明の実施の形態4による板厚制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図5】 この発明の実施の形態4による周波数分離装
置の制御ブロック図である。
【図6】 この発明の実施の形態5による板厚制御装置
の構成を示すブロック図である。
【図7】 従来の板厚制御装置の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 圧延方向、2 圧延材料、3 圧延機、4 入側板
厚計、5 入側板速度計、6 板厚トラッキング装置、
7 FFAGC演算部、8 油圧圧下装置、9周波数情
報入カ装置、10 位相合わせ回路、11 第2の入側
板厚計、12周波数分離装置、13 出側板厚計、14
出側板速度計、15 出側トラッキング装置、16
周波数分離装置、17 比較演算部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 油圧圧下装置からの圧下力によって圧延
    材料を圧延する圧延機と、 圧延材料の板厚周波数を入力する周波数情報入力装置
    と、 入側板厚計により測定された板厚及び入側板速度計によ
    り測定された板速度を入力し、上記周波数情報入力装置
    に入力された周波数毎に板厚をトラッキングする板厚ト
    ラッキング装置と、 上記トラッキングによって移送された板厚の圧延に必要
    な圧下力を油圧圧下装置が生成するための制御信号を板
    厚周波数毎に演算するフィードフォワード自動板厚制御
    (FFAGC)演算部とを備えたことを特徴とする板厚
    制御装置。
  2. 【請求項2】 入側板厚計により測定された板厚を出側
    板厚計まで卜ラツキングすることが可能な出側トラッキ
    ング装置と、 出側板厚計で測定された板厚を、入側板厚周波数毎に分
    離する周波数分離装置と、 上記周波数分離装置からの出力と目標板厚偏差との差に
    より板厚周波数毎にフィードフォワード自動板厚制御
    (FFAGC)効果を比較するための比較演算部を備
    え、 上記フィードフォワード自動板厚制御(FFAGC)演
    算部は、上記比較演算部からの信号により制御定数を変
    更することを特徴とする請求項1に記載の板厚制御装
    置。
  3. 【請求項3】 入側板厚周波数情報と入側板厚計によっ
    て測定された板厚の位相合わせを行ない、板厚トラッキ
    ング装置において板厚周波数毎にトラッキングすること
    を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の板厚制御装
    置。
  4. 【請求項4】 上記周波数情報入力装置の代りに、圧延
    機と十分に離れた場所に設置された第2の入側板厚計
    と、第2の入側板厚計で測定された板厚を周波数毎に分
    解し、入側板厚周波数成分を抽出する周波数分離装置と
    を備えたことを特徴とする請求項1から請求項3のいず
    れか1項に記載の板厚制御装置。
  5. 【請求項5】 入側板厚周波数情報から一次遅れを組み
    合わせて板厚周波数帯を抽出する周波数分離装置を備
    え、板厚トラッキング装置は上記抽出した周波数毎にト
    ラッキングすることを特徴とする請求項1から請求項3
    のいずれか1項に記載の板厚制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101105989B1 (ko) * 2008-01-08 2012-01-18 가부시키가이샤 히타치세이사쿠쇼 판 두께 제어 시스템, 판 두께 제어 장치 및 판 두께 제어 방법
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