JP2001353434A - 攪拌具 - Google Patents

攪拌具

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JP2001353434A
JP2001353434A JP2000224180A JP2000224180A JP2001353434A JP 2001353434 A JP2001353434 A JP 2001353434A JP 2000224180 A JP2000224180 A JP 2000224180A JP 2000224180 A JP2000224180 A JP 2000224180A JP 2001353434 A JP2001353434 A JP 2001353434A
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stirrer
stirring
rod
stirred
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JP2000224180A
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English (en)
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Hideki Takaoka
秀樹 高岡
Hidejiro Tanaka
秀二郎 田中
Takayuki Baba
孝幸 馬場
Shiro Hiyama
四郎 桧山
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Toli Corp
Original Assignee
Toli Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ハンドリング性が良く、少量でも攪拌等が可能
であって、手攪拌でもハンドドリルに装着しても簡単か
つ効率的に攪拌等が可能な攪拌具の提供。 【解決手段】本発明攪拌具は棒状部1、及び当該棒状部
の一方の先端に攪拌部2を有する攪拌具において、攪拌
部が前記棒状部の反対側に空洞部分を有する椀型である
こと等を特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、材料を混合又は攪
拌する攪拌具に関し、さらに詳しくは、ペースト状物質
等を混合、又は攪拌する際、効率的に混合、又は攪拌可
能な攪拌具に関する。
【0002】
【従来の技術】床材や壁材等の内装材の施工において、
下地の調整や補修を行う際にはペースト状の下地補修材
を使用している。下地補修材は補修するセメント等の無
機性の硬化材料と水、又はアクリル樹脂、若しくはウレ
タン樹脂等を含有するエマルジョン溶液とを混合して作
成するのが一般的である。かかる混合作業はほとんどの
場合、施工現場にて補修する作業者が、下地補修材等の
攪拌・混合用として一般的に使用されている施工現場用
攪拌機(以下、攪拌機と記す。)で、あるいはヘラ等を
用いて攪拌、混合することにより行なわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記下地補修
材を攪拌等する攪拌機は大型、かつ比較的重量があり、
小型のものでも5kg前後の重量を有する上、攪拌機全
長は小型のもので数十cmもあり、ハンドリング性に問
題がある。一方で下地補修材は補修部分のみに使用する
ものであるため、補修材が1kg前後の少量で十分であ
る場合も少なくない。かかる少量の場合は攪拌機を使用
することは却ってハンドリング性の悪さ等から作業効率
が低下するため、作業者が自らの手でヘラ等により攪拌
等を行っているが、対象材料を混合させるのに時間がか
かり、作業上の問題点として改善が望まれていた。
【0004】さらに、当該攪拌機を作動させるためには
コンセント等の電源が不可欠であるため、電源のある場
所まで移動して上述の攪拌、混合作業を行わなければな
らず、現場作業者の負担、及び作業効率の観点から問題
となっていた。
【0005】本発明は上記問題点に鑑み、容易に材料を
攪拌することができる攪拌具、特に、液状の合成樹脂含
有材料(例えば、下地補修材)の攪拌に好適な合成樹脂
用攪拌具を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は上記課
題を解決することを目的とし、請求項1記載の発明は棒
状部の一端部に攪拌部を有する攪拌具であって、前記攪
拌部に被攪拌材料が流入可能な凹状部を有し、前記攪拌
部の表面及び/又は裏面に、前記棒状部の設けられてい
る側から同攪拌部の縁端部に向かって、凸部を設けたこ
とを特徴とする攪拌具を提供するものである。ここで、
被攪拌材料とは攪拌、混合される2以上の物質をいい、
液体と固体、固体と固体、又は液体と液体を指すものと
する。
【0007】請求項2記載の発明は請求項1の特徴に加
え、攪拌部に、前記凹状部へ被攪拌材料が流入可能な孔
を設けたことを特徴とする攪拌具を提供するものであ
る。
【0008】請求項3記載の発明は棒状部の一端部に攪
拌部を有する攪拌具であって、前記攪拌部が攪拌羽、及
び当該攪拌羽を保持する部分から構成されていることを
特徴とする攪拌具を提供するものである。
【0009】請求項4記載の発明は請求項3の特徴に加
え、攪拌部に有する攪拌羽が棒状部の長手方向と平行に
設けられていることを特徴とする攪拌具を提供するもの
である。
【0010】請求項5記載の発明は棒状部の一端部に攪
拌部を有する攪拌具であって、前記攪拌部が縁端部の外
側方向に向かって、凸部を有した円盤体であることを特
徴とする攪拌具を提供するものである。
【0011】請求項6記載の発明は請求項1乃至5の特
徴に加え、前記攪拌部の縁端部により形成される面が前
記棒状部の軸芯に対して直交するように設けられている
ことを特徴とする攪拌具を提供するものである。
【0012】請求項7記載の発明は請求項1乃至6の特
徴に加え、攪拌部が棒状部から着脱可能に設られたこと
を特徴とするの攪拌具を提供するものである。
【0013】請求項8記載の発明は請求項7の特徴に加
え、棒状部の一端部には、前記攪拌部を係止可能なスト
ッパー部が設けられていることを特徴とした攪拌具を提
供するものである。
【0014】請求項9記載の発明は請求項7の特徴に加
え、棒状部として、棒状の軸の一端に頭部が形成されて
おり、当該軸のうち少なくとも頭部近傍位置にネジ部が
形成されており、前記棒状部の他端側から、攪拌部上部
に挿入口が穿設されており、前記ネジ部に螺合された被
ネジ部材によって棒状部に取り付けられていることを特
徴とする攪拌具を提供するものである。
【0015】請求項10記載の発明は請求項1乃至9の
特徴に加え、棒状部の他端部に把手が設けられているこ
とを特徴とする攪拌具を提供するものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて詳説する。図1に本発明の攪拌具の一例の側面
図を、図2には同攪拌具の一例の平面図を、図3には同
攪拌具の一例の底面図を、図4には図2の一例のA−
A’における部分断面図を、図5には一例のB−B’に
おける部分断面図を示す。図1乃至5において、1は直
線状の棒状体、2は棒状体1の一端部に設けられている
攪拌部を示し、棒状部1及び攪拌部2は、一体的に形成
されている。
【0017】図4、及び5に例示するようにかかる攪拌
部2には被攪拌材料の流入可能な凹状部6が形成されて
おり、攪拌部2は、その凹状部6が棒状部1の一端方向
に向かって開口するように設けられており、当該攪拌部
2の表面に凹部3を設けることにより、同攪拌部2の表
面、及び裏面には各々凸部4、及び凸部3’が形成され
ている。さらに、攪拌部2は、図1、及び3、に示すよ
うに、開口部分が円形で、かつ空洞部分を有する凹状部
6からなり、攪拌部2の上部5と棒状部1の先端が一体
的に接合されている。
【0018】図3乃至5に例示するように、本発明攪拌
具は攪拌部2に形成した凹状部6、及び当該攪拌部2の
裏面に設けた凸部3’並びに表面に凹部3を設けること
により形成された当該表面の凸部4により、混合、攪拌
効率を向上させることができる。即ち、本発明攪拌具を
用いて、被攪拌材料を攪拌することにより、当該被攪拌
材料を凹状部6に捕捉し、攪拌部2の裏面、即ち前記凹
状部6の内部に設けられた凸部3’、及び攪拌部2の表
面に形成された凸部4と前記被攪拌材料との間で物理的
な衝突及びその剪断力により、被攪拌材料の混合、均一
化を効率的に行うことができる。とりわけ、粉体物が継
粉状態になりやすい粉体物と液状物とを攪拌、混合する
場合には有効である。
【0019】また、攪拌部2の大きさは、少量の被攪拌
材料に用いることができ、かつハンドリング性の観点か
ら底面の外径R1については20〜100mmが好まし
く、30〜60mmがより好適である。また、攪拌部2
を構成する部材の厚さについては1mm〜5mmが好適
である。当該部材の厚さが5mmより厚くなる攪拌部の
重量が増し、攪拌具自体のハンドリング性が低下する可
能性があるのに加え、攪拌部2が有する凹状部6が攪拌
時に寄与する程度が小さくなり、凹状部6の存在による
攪拌の効率向上の効果が低下することがあり、一方、厚
さが1mmを下回ると、攪拌時に攪拌部2の破損、変形
等の問題が起こる可能性があるからである。
【0020】また、本発明攪拌具により、被攪拌材料を
攪拌する場合、図3等に例示するように攪拌部2の円形
が底面の形状を有することで、被攪拌材料が投入されて
いる容器の壁面に攪拌部が引っかかったり、同壁面を傷
つけてしまうことが極めて少ない。
【0021】また、攪拌部2の裏面に設ける凸部3’の
形状等については攪拌時に被攪拌材料を攪拌し、当該凸
部3’による物理的な衝突、及びその剪断力により被攪
拌材料を十分に分散させることができることが必要とな
る。従って、図2乃至5に例示するように、攪拌部2と
棒状部1の接合部分付近から当該攪拌部の底部方向に縦
長型凸部3’を設けることが好ましいが、上記効果を奏
するのであれば例えば半球形、又は半楕円体形を攪拌部
と棒状部の接合部分付近から当該攪拌部の底部方向に小
さな凸部を数珠繋ぎ状に設け、結果的に縦長型になるよ
うにしてもよい。
【0022】また、攪拌部裏面に形成される凸部3’の
幅は1mm〜攪拌部底面の直径R1の30%が好適であ
る。当該凸部3’の幅が1mm未満であると攪拌部を構
成する素材如何によっては使用中、凸部3’が破損する
など強度面で問題が生じる可能性があり、一方、攪拌部
底面の直径R1の30%を超えると攪拌部に設けること
ができる凸部3’の個数が少なくなり、攪拌効率を低下
させることがあるからである。
【0023】また、図5について、裏面に設ける凸部
3’の長さL1は凸部の攪拌部底部の直径R1の少なく
とも15%以上の長さを有することが好ましい。上記凸
部3’の長さが攪拌部底部の直径R1の15%未満の長
さであると被攪拌材料に十分な物理的な衝突を加えるこ
とができない場合があるからである。
【0024】また、攪拌部2の裏面に形成された凸部
3’の高さh1は1mm〜10mmが好適である。当該
凸部3’の高さhが1mm未満であると被攪拌材料に物
理的な衝突、及びその剪断力がかかりにくくなり、10
mmを超えると攪拌部の凹状部6に捕捉される被攪拌材
料の量が少なくなり、却って攪拌効率を低下させること
があるからである。
【0025】さらに、図3、及び4について、攪拌部の
高さH1、即ち、攪拌部の底面から同攪拌具の最上部位
置までの高さは底部の直径R1の20%〜100%の高
さが好ましい。前記底部の直径R1の20%未満になる
と捕捉するべき被攪拌材料の量が十分に捕捉されず、本
発明攪拌具の効果を十分に奏することができなくなる可
能性があり、一方、前記底部の直径R1の100%を超
えると攪拌部の凹状部に捕捉された被攪拌材料が滞留
し、均一に混合という観点から支障をきたすおそれがあ
るからである。
【0026】棒状部の形状については、図1等に示す円
柱状のものが例示されるが特に円柱状に限定されない。
例えば三角柱状、四角柱状、その他多角形の柱状形状で
あってもよい。また、棒状部は必ずしも全体が全て同じ
太さであることを要しない。例えば、相対的に細い部分
と太い部分が繰り返される波状の形状であってもよい。
また、図6に例示するように棒状部1’が蛇行状に形成
されていてもよい。
【0027】また、棒状部1の長さは任意に設定するこ
とができるが、ハンドリング性の観点から150〜50
0mmが好ましい。一方、棒状部1の径については2〜
20mmが好ましい。棒状部1の径が2mm未満である
と攪拌具の使用中に折れたり、又は歪んだり等の棒状部
1に使用する素材等により、強度面で問題が生じるおそ
れがあり、一方、棒状部1の径が20mmを超えると当
該棒状部を構成する素材によっては攪拌具自体の重量が
重くなったり、又はハンドドリル等の回転式電動工具に
装着できなくなる等の問題が生じるおそれがあるからで
ある。
【0028】本発明攪拌具の素材、即ち棒状部1、及び
攪拌部2の素材については、被攪拌材料に対し、攪拌具
自体の化学反応等による変質、物理的な力による破損等
が生じず、かつ変質等を起させないようなものであれば
任意に選択し、使用することができる。例えば、セメン
ト等の無機性の硬化材料と水、又はアクリル樹脂、若し
くはウレタン樹脂等を含有するエマルジョン溶液とを混
合することを目的として使用する場合には、例えば、ポ
リエチレン、低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト等のポリオレフィン樹脂、ポリカーボネート、ポリ塩
化ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合体、エチレン−ア
クリル酸エチル共重合体等の共重合樹脂を含む種々の合
成樹脂、ステンレス、アルミニウム、鉄等の金属、さら
にはセラミクスであってもよい。
【0029】上記棒状部1、及び攪拌部2を接合する位
置については手攪拌のみに本発明攪拌具を使用する場合
には被攪拌材料を攪拌部の凹状部6に捕捉するという観
点から投入されている容器の底面と攪拌部の縁端部によ
り形成される面とが略並行になるように攪拌することが
できれば特に制限はない。但し、後述するハンドドリル
等の回転式電動工具への装着使用を行う場合、棒状部と
攪拌部の接合角度を示す概念図として、図7に示すよう
に、使用時には棒状部1”の中心部X−Yを軸として攪
拌具2”が回転するため、攪拌中被攪拌材料が投入され
ている容器の底面と攪拌部の底面とが略並行になるよう
にする観点から、攪拌部2”の縁端部により形成される
面上にある直線X’−Y’と前記中心部X−Yとのなす
角θが直角である必要がある。
【0030】本発明攪拌具は上述のような合成樹脂、あ
るいは金属等からなる棒状部、及び攪拌部と一体的に成
型したものであってもよいし、同種、又は異種の材料か
らなる棒状部、及び攪拌部を別体で構成し、両者を接
合、又は取り付ける等して攪拌具を構成してもよい。こ
の接合方法としては、接着剤による接合、例えば、エポ
キシ系、若しくはアクリル系の接着剤による接合方法の
他、ホットメルトによる接着を行っても良い。
【0031】本発明攪拌具の使用方法としては、例え
ば、下地補修材を作成、攪拌する場合、本発明攪拌具を
そのまま従来の攪拌するためのへらの代用として用いる
こともできるが、ハンドドリル等の回転式電動工具に装
着して使用することも可能である。即ち、ハンドドリル
等の回転式電動工具に当該攪拌具の端部を固定し、当該
回転式電動工具の回転の動力を利用して、被攪拌材料を
攪拌、混合する方法が挙げられる。例えば、回転式電動
工具の中でもハンドドリルは施工現場では通常ネジ止
め、穴あけ等に使用される上、従来の施工現場で使用さ
れていた攪拌機と比較してはるかに小型、かつ軽量でハ
ンドリング性の観点から本発明攪拌具をハンドドリルに
取り付けて使用した場合、前記攪拌機を使用するより、
攪拌効率がはるかに優れており、作業者の負担も軽減さ
れる。
【0032】また、ハンドドリルには直接動力源として
電気をコンセントから取る形式のものもあるが、コンセ
ントから取らずともバッテリーから取る形式のものも少
なくなく、かかるバッテリー形式のハンドドリルを用い
た場合、さらに、ハンドリング性は向上し、ハンドドリ
ルの応用範囲も広がり、作業者にとっては極めて有用で
ある。
【0033】例えば、下地補修材の作成作業において、
ハンドドリルのドリル部分等が脱着可能な装着部に本発
明攪拌具を装着し、上記ハンドドリルを作動させ、当該
攪拌具を回転させることにより、被攪拌材料であるセメ
ント、水、及びその他添加剤等を攪拌することができ
る。このように、ハンドドリルに本発明攪拌具を装着し
て使用することにより、セメント、水、及びその他添加
剤等の被攪拌材料を攪拌する場合、継粉状態となって未
分散となった上記セメント、水等を攪拌部2の表面に形
成された凸部4と同攪拌部2の裏面に形成された凸部
3’により、未分散の上記セメント、水等との間に物理
的な衝突がおこり、当該未分散の被攪拌材料を効率的に
分散させることができる。
【0034】また、攪拌部2の凹状部6内で分散させた
被攪拌材料を容器内の被攪拌材料に分散させる観点か
ら、手攪拌の場合、投入されている容器の底面に接しさ
せながら攪拌し、時折上下させることを繰り返すことに
よりして攪拌することが好ましく、また、ハンドドリル
の装着部分に本発明攪拌具を装着、使用する場合にも手
で攪拌する場合と同様、被攪拌材料が投入されている容
器の底面に接しさせながら攪拌し、時折上下させること
を繰り返して攪拌することが好ましく、かかる使用方法
をとることにより表面、及び裏面に形成された凸部によ
る未分散のセメント等の分散効果はより顕著に発揮する
ことができる。
【0035】図8に本発明攪拌具の他の一例の側面図
を、図9には同攪拌具の一例の平面図を、図10には同
攪拌具の一例の底面図を示し、図11には図9における
C−C’での部分断面図を示す。図8に示すように、攪
拌部の表面に凸部9を設ける。当該凸部9を設けること
により、攪拌時、凸部9と被攪拌材料との間の物理的な
衝突、及びその剪断力により、均一混合が困難な被攪拌
材料を攪拌することができる。例えば、下地補修材とし
て混合して使用するセメントと水等のように継粉になり
易い被攪拌材料であっても均一に分散させることができ
る。
【0036】また、ハンドドリルに装着して使用する場
合、攪拌部を通して被攪拌材料に伝えられた回転力によ
り当該攪拌部中心に生じた渦流に集合してくる被攪拌材
料と上記攪拌部の表面に設けられた凸部9との間の物理
的な衝突、及びその剪断力により、分散させることがで
き、非常に効率的に攪拌し、分散させることができる。
また、かかる実施態様の攪拌具により、被攪拌材料を攪
拌する場合、図10に示すように、攪拌部8の縁端部が
円形の底面の形状を有することにより、被攪拌材料が投
入されている容器の壁面に攪拌部が引っかかったり、同
壁面に傷つけてしまうことが少ない。
【0037】攪拌部の形状等については、上記実施態様
と同様、攪拌部8の大きさは、少量の被攪拌材料に用い
ることができ、かつハンドリング性の観点から底面の外
径R2は20〜100mmが好ましく、30〜60mm
がより好適であり、一方、攪拌部2を構成する部材の厚
さについては1〜5mmが好適である。当該部材の厚さ
が5mmより厚くなると攪拌部8に使用する素材によっ
ては重量が重くなり、ハンドリング性が低下することが
あり、厚さが1mmを下回ると、攪拌時に攪拌部8の破
損、変形等の問題が起こる可能性があるからである。
【0038】また、攪拌部8の表面に設ける凸部9の形
状等については上記実施態様と同様、攪拌時に被攪拌材
料と、当該凸部9との間の物理的な衝突により被攪拌材
料を十分に分散させることができることが必要となる。
従って、図8に例示するように、攪拌部8表面に当該攪
拌部と棒状部の接合部分付近から当該攪拌部8の底部方
向に縦長型凸部9を設けることが好ましい。また、上記
効果を奏するのであれば半球形、又は半楕円体形を攪拌
部と棒状部7の接合部分付近から当該攪拌部の底部方向
に数珠繋ぎ状に設けてもよい。また、当該凸部9の長さ
は凸部9の攪拌部底部の直径の少なくとも15%の長さ
を有することが好ましい。上記凸部9の長さが攪拌部底
部の直径の15%未満の長さであると被攪拌材料に十分
な物理的な衝突を加えることができない場合があるから
である。また、凸部9の幅は1mm〜10mmが好適で
ある。
【0039】攪拌部8表面に設けられた凸部9の高さは
1mm〜10mmが好適である。1mm未満である凸部
9と被攪拌材料との間に物理的な衝突がおこりにくくな
り、却って攪拌効率を低下させることがあるからであ
る。
【0040】さらに、図8について、攪拌部の高さH
2、即ち、攪拌部の底面から同攪拌具の最上部位置まで
の高さは底部の直径R2の20%〜100%の高さが好
ましい。前記底部の直径R2の20%未満になると捕捉
するべき被攪拌材料の量が十分に捕捉されず、本発明攪
拌具の効果を十分に奏することができなくなる可能性が
あり、一方、前記底部の直径R2の100%を超えると
攪拌部の凹状部に捕捉された被攪拌材料が滞留し、均一
に混合という観点から支障をきたすおそれがあるからで
ある。
【0041】また、攪拌部の表面、及び裏面の双方に凸
部を設けるとさらに攪拌効率は向上する。当該実施態様
の一例の側面図を図12に、同平面図を図13に、ま
た、図13においてD−D’における一例の部分断面図
を図14に、さらに、図13においてE−E’における
部分断面図を図15に示す。
【0042】上記例示した実施態様の場合と同様、攪拌
部裏面に設けられた凸部9”と、攪拌部の凹状部12に
被攪拌材料を捕捉して未分散の被攪拌材料との間に物理
的な衝突、及びその剪断力が働くとともに、攪拌部の表
面に設けられた凸部9’と、攪拌部の表面付近に存在す
る未分散の被攪拌材料との間の物理的な衝突、及びその
剪断力により、継粉になり易い粉状体であっても均一に
分散させることができる。当該効果は、ハンドドリル等
の回転式電動工具に装着して使用する場合に特に顕著
で、前記凸部9”と、攪拌部8’を通して被攪拌材料に
伝えられた回転力により攪拌部の凹状部12に捕捉した
未分散の被攪拌材料との間に回転力により物理的な衝
突、及びその剪断力が働くとともに、当該攪拌部8’を
中心に生じた渦流に集合してくる未分散の被攪拌材料と
上記攪拌部8’の表面に設けられた凸部9’との間の物
理的な衝突及びその剪断力により、分散させることがで
き、非常に効率的に攪拌することができる。
【0043】図16に本発明攪拌具の他の一例の側面図
を、図17には同攪拌具の一例の平面図を、図18には
同攪拌具の一例の底面図を示す。図18に示すように、
攪拌部表面に被攪拌材料が流入可能な孔(以下、流入孔
と記す。)23を設け、かつ攪拌部裏面、即ち攪拌部が
形成されている凹状部内に凸部22を設けることによ
り、攪拌時に前記流入孔23より流入した被攪拌材料と
前記凸部22との間の物理的な衝突、及びその剪断力に
より、効率的に分散させることができる。
【0044】本実施態様の攪拌具の使用時においては、
被攪拌材料を流入孔23から円滑に流入させる観点から
当該流入孔23の大きさについては平均幅は1mm以上
であることが、また長さL2は上記攪拌部に設ける凸部
22の長さと同様、攪拌部の底面の直径の少なくとも1
5%以上の長さであることが好ましい。但し、流入孔2
3の平均幅は被攪拌材料の粘度が高くなると広くとる必
要があり、適宜選択するとよい。例えば、フロー値10
0mm(「JASS15M−103 セルフレベリング
材の品質基準」記載のフロー値の試験方法に準ずる。)
の下地補修材の場合、5mm以上の幅をとる必要があ
る。また、流入孔23を形成する縁部分は攪拌具を回転
させる方向に面して開口するように、前記縁部の一方を
他方より低くなるよう形成すればさらに効率よく被攪拌
材料を流入孔23から攪拌部の凹状部内へ流入させるこ
とができる。
【0045】本実施態様における攪拌部の裏面に設ける
凸部については上述した実施態様と同様、攪拌時に被攪
拌材料を攪拌し、当該凸部との物理的な衝突、及びその
剪断力により被攪拌材料を十分に分散させることができ
ることが必要となる。従って、図15に例示したような
攪拌部の底部方向に縦長型凸部を設けた方が好ましい。
また、上記効果を奏するのであれば半球形、又は半楕円
体形を攪拌部と棒状部の接合部分の裏面付近から当該攪
拌部の底部方向に数珠繋ぎ状に設け、結果的に縦長型に
なるようにしてもよい。凸部の幅は1mm〜10mmが
好適である。また。凸部の頂点部までの高さは1mm〜
10mmが好適である。1mm未満であると被攪拌材料
と物理的な衝突がおこりにくくなり、10mmを超える
と攪拌部の凹状部に流入する被攪拌材料の量が少なくな
り、却って攪拌効率を低下させることがあるからであ
る。また、攪拌部裏面に設ける凸部の位置は特に限定は
されないが、円滑に攪拌部の凹状部に被攪拌材料を流入
させる観点から、当該凸部により流入孔を実質的に塞い
でしまう状態にならないことが必要である。また、攪拌
部表面に上述した実施態様と同様凸部を設けることで、
より攪拌効率を向上させることもできる。
【0046】また、本発明攪拌具の他の実施態様とし
て、攪拌部に攪拌羽を設けてもよい。図19は当該攪拌
具の一例の側面図を、図20は同攪拌具の一例の平面図
を、図21は同攪拌具の一例の部分斜視図を示すもので
ある。図19に示すように攪拌部に有する攪拌羽26が
棒状部の長手方向と平行に設けられている。攪拌時に当
該攪拌羽の表面S1と、被攪拌材料との間に、物理的な
衝突がおこさせることにより、被攪拌材料を分散させる
ことができる。即ち、既述した実施態様と作用の面で異
なるところは既述した実施態様の攪拌具が攪拌部に設け
られた凸部と、被攪拌材料との間に物理的な衝突、及び
その剪断力により分散させるのに対し、本実施態様の攪
拌具では攪拌部に設けられた攪拌羽の表面S1におい
て、被攪拌材料を叩き付けるようにしながら分散させよ
うとするものである。従って、かかる効果を奏するには
当該攪拌具を、棒状部を中心に回転させる必要があるた
め、本実施態様の攪拌具の場合、手で当該攪拌具を用い
て攪拌するのには適さず、ハンドドリル等の回転式電動
工具に装着して使用する必要がある。本実施態様の攪拌
具は攪拌装置の攪拌部等で汎用されているプロペラ型の
ものとは違い、攪拌羽26の底面が形成する面P1が同
一平面上にあるため、攪拌時に被攪拌材料が入れられて
いる容器の底面に引っかけたり、傷付けたりすることが
少ないという利点がある。
【0047】図19に例示するように、攪拌羽26につ
いては形状は特に限定されず、四角形、三角形等任意の
形状を選択することができる。また、1つの攪拌羽26
の大きさについては被攪拌材料を当該攪拌羽の表面で叩
き付けることにより分散させるという観点から攪拌羽の
縦の長さLv1は1mm〜50mm、攪拌羽の横の長さ
Lh1は5mm〜35mmが好ましく、厚さについては
変形等を防止する強度の観点から1mm〜5mmが好ま
しい。攪拌羽の縦の長さLv1、及び攪拌羽の横の長さ
Lh1ともに上記より小さければ上記作用を実現するこ
とは難しく、一方、大きければハンドリング性が悪くな
る可能性があるからである。
【0048】また、設ける攪拌羽の設け方についてはハ
ンドドリル等の回転式電動工具に装着して用いた場合に
ブレ等が生じず、安定的に攪拌可能であれば良い。例え
ば、棒状部を中心に同一形状を有し、かつ同一大の攪拌
羽を対照に設けても良い。具体的には一枚の羽を棒状部
を中心に対照となるように、即ち、図19に示す攪拌羽
の縦の長さLv1、及び横の長さLh1が互いに等しい
攪拌羽を対照に設けるか、若しくは2枚の羽を左記と同
様、対照となるように1組、若しくは2組以上設けるこ
ともできる。また、攪拌羽はハンドドリル等の回転式電
動工具に装着して使用する際、攪拌具にブレ等が生じ
ず、安定的に回転可能なものであれば必ずしも全て同一
の形状であることを要しない。例えば、四角形の攪拌羽
と三角形の攪拌羽が混在していてもよい。また、攪拌羽
の設ける枚数としては、2枚以上の任意に定めることが
できるが、攪拌効率、及び使用後の当該攪拌羽の掃除等
の後始末の観点から3〜12枚であることが好ましい。
【0049】図22は本発明攪拌具の他の一例の部分側
面図を、図23は同攪拌具の一例の平面図を示すもので
ある。図22、及び23に示すように、棒状部の一端部
に攪拌部を有する攪拌具であって、前記攪拌部が縁端部
の外側方向に向かって、凹凸を有した円盤体である形状
を有する。前記凹凸を設けることにより、上記実施態様
の攪拌部に有する攪拌羽が棒状部の長手方向と平行に設
けられている場合と同様に棒状部を中心に回転をかける
ことにより、被攪拌材料は円盤体の外縁部に形成された
凸部(以下、外縁部凸部と記す。)32の表面S2で叩
きつけられて、又は破断されて分散する。かかる観点よ
り、外縁部凸部32の大きさについては縦の長さLv2
が1〜30mm、横の長さLh2が3〜10mm、幅W
1が1〜10mmが好ましい。また、前記効果を奏する
には当該攪拌具を、棒状部を中心に回転させる必要があ
るため、上記実施態様と同様、本実施態様の攪拌具の場
合も、手で当該攪拌具を用いて攪拌するのには適さず、
ハンドドリル等に装着して使用する必要があり、攪拌装
置の攪拌部等で汎用されているプロペラ型のものとは違
い、本発明攪拌部の外縁部凸部の底面P2が同一平面上
にあるため、上記実施態様と同様、攪拌時に被攪拌材料
が入れられている容器の底面に引っかけたり、傷付けた
りすることもないという利点がある。また、本実施態様
の場合、被攪拌材料を破断する効果もあるので、特に分
散しにくく、かつ比較的固い固形物を水等の液体に分散
させる場合に好適である。
【0050】本発明攪拌具は既述したように合成樹脂、
あるいは金属等からなる棒状部、及び攪拌部と一体的に
成型したものであってもよいし、同種、又は異種の材料
からなる棒状部、及び攪拌部を別体で構成し、両者を接
合、又は取り付ける等して攪拌具を構成してもよい。こ
の接合方法としては、接着剤による接合、例えば、エポ
キシ系、若しくはアクリル系の接着剤による接合方法の
他、ホットメルトによる接着をし、棒状部、及び攪拌部
を接合してもよい。一方、棒状部と攪拌部を脱着可能に
接合することもできる。
【0051】以下、棒状部、及び攪拌部とが脱着可能な
接合形態について詳述する。少なくとも頭部近傍位置
に、ネジ部が形成されている棒状部(以下、当該棒状部
をネジ部付棒状部と記す。)の前記ネジ部が形成されて
いない端側から、挿入口が穿設された攪拌部を挿入する
とともに、棒状部のネジ部にナットなどの締付部材を螺
合することにより、棒状部に攪拌部が取り付ける。
【0052】図24にはネジ部付棒状部と攪拌部がナッ
トにより螺合される際の一例の状態図を示し、図25に
は締着された一例の状態の部分縦断面図を示す。図2
4、及び25より棒状部36の頭部分から一定の長さで
ネジ部38が設けられている。当該ネジ部38の長さは
攪拌部のネジ部38の有無等により適宜定める。具体的
には10〜30mm程度が望ましい。また、図25に示
す攪拌部37は中の凹状部にネジ部を有するが、攪拌部
37を固定できれば良いので、攪拌部のネジ部は必ずし
も必要でない。但し、攪拌部にもネジ部を有する方が、
より攪拌部37を安定的に固定することができる。ま
た、ネジ部付棒状部36、及びナット35の素材は攪拌
部37を固定でき、かつ攪拌時に被攪拌材料の攪拌等に
耐えられるものであればよく、鉄等の金属の他、ポリプ
ロピレン、ポリエチレンテレフタレート等のポリオレフ
ィン樹脂やポリカーボネート等種々の合成樹脂を用いる
ことができ、上記棒状部36、及びナット35は必ずし
も同じ素材であることを要しない。また、攪拌部37を
棒状部36とナット35により螺合する際、適宜当該ナ
ット35と当該攪拌部の間にワッシャーをかませてもよ
い。本実施形態により、攪拌部37の脱着が可能となる
ため、必要に応じて攪拌部の交換が可能となる。
【0053】また、攪拌部と棒状部を脱着可能とし、攪
拌部を必要に応じて交換可能とする他の方法として、ス
トッパー等の係止部分を棒状部の一端部に設けることに
より、攪拌部を取り付けるようにしてもよい。図26に
ストッパー部を設けた棒状部の先端部分の一例の部分斜
視図を、図27の(a)にストッパー部を設けた棒状部
の先端部分の一例の部分正面図を、同図(b)には同部
分の一例の部分側面図を、図28には図26、27に示
したストッパー部に係止可能な攪拌部の一例の部分斜視
図を示す。
【0054】ストッパー部41は攪拌部を係止する必要
性から図27(a)への矢印方向への応力に対する復元
力を持つことが必要である。しかして、ストッパー部4
1を構成する素材は上記要件を満たす限りにおいて、棒
状部40と同一のものであってもよいし、異なる素材で
あってもよい。ストッパー部分41には攪拌部を係止す
る係止部分41’が設けられ、図28に示されるよう
に、攪拌部42にはストッパー部41の係止部分41’
と係止させるための挿入口43を有している。
【0055】図26乃至28に示した例において、スト
ッパー部41に攪拌部43を装着するにはストッパー部
41の双方の係止部分41’を有する部分を図27
(a)に示す矢印方向に力をかけ、攪拌部43の挿入口
43にストッパー部41の下部から挿入し、当該ストッ
パー部分の係止部分41’と挿入口43を形成する辺と
がストッパー部の素材がもつ応力に対する復元力により
緊合し係止される。したがって、挿入口43はストッパ
ー部の係止部分41’に安定して係止されるような形
状、及び大きさを持つ必要がある。具体的には、挿入口
43の形状はストッパー部の係止部分41’の形状から
四角形、一辺の大きさは同係止部分41’の一辺の長さ
W2、W3、及びW4と略同等、又は若干大きい程度が
装着する際の容易性の観点から望ましい。
【0056】さらに、図29に一例として示すような把
手50を設けることにより手攪拌作業が容易になり、攪
拌効率が良くなるのに加え、作業者の腕の疲労の軽減も
期待できる。図29に示す把手50はG1、及びG2の
握り部位からなり、棒状部の先端部から当該把手50が
安定して脱着可能な部分(以下、脱着可能部分と記
す。)51を有している。脱着可能部分51は把手50
の一部、及び棒状部52の一部により構成されている。
かかる脱着可能部分を有することにより、把手50と棒
状部52との脱着が可能となる。把手50を脱着可能に
する方法としては、公知の任意の方法を用いることがで
きる。例えば、前記脱着可能部分51において、把手の
脱着部分、及び棒状部の脱着部分にネジ部を設けること
が挙げられる。また、把手の形状については特に限定さ
れないが、図29に一例として示すように、握り部位、
即ち、G1、及びG2の計2個所を設けることにより、
上からも握れ、横からも握れ、取り扱いの自由度が増
す。また、上述のように、把手を着脱可能にすることに
より、作業者自らの手で攪拌等して用いる場合であって
も、ハンドドリル等の回転式電動工具に装着して用いる
場合であっても問題なく使用することができる。
【0057】上述したように本発明攪拌具の使用形態と
して、ハンドドリル等の回転式電動工具に当該攪拌具の
端部を固定し、当該回転式電動工具の回転の動力を利用
して、対象物を攪拌、混合する方法が挙げられる。例え
ば、回転式電動工具の中でもハンドドリルは施工現場で
は通常ネジ止め、穴あけ等に使用されており、従来の施
工現場で使用されていた攪拌機と比較してはるかに小
型、かつ軽量でハンドリング性の観点から本発明攪拌具
をハンドドリルに取り付けて使用した場合、前記攪拌機
を使用するより、はるかに優れており、作業者の負担も
軽減される。
【0058】また、ハンドドリルには直接動力源として
電気をコンセントから取る形式のものもあるが、コンセ
ントから取らずともバッテリーから取る形式のものも少
なくなく、かかるバッテリー形式のハンドドリルを用い
た場合、さらに、ハンドリング性は向上し、ハンドドリ
ルの応用範囲も広がり、作業者にとっては極めて有用で
ある。
【0059】(実施例1)本発明攪拌具は棒状部が直径
6mmの円柱構造を有し、その一端に一辺5mm、高さ
5mmの六角形の立体構造をもつ頭部分を有し、当該頭
部分も含めた長さが200mmである。さらに、前記頭
部分から8mmの位置までネジ部が形成されたステンレ
ス製のものを使用した。尚、ネジ部付棒状部のネジ部は
当該ネジ部付棒状部の頭部分から8mmの位置まで設け
られており、攪拌部は底部の直径が60mm、高さが1
5mm、厚さが1mmであって、かつ図2に示すよう
に、8個所の凹部を前記攪拌部表面に形成することによ
り、裏面に高さ5mm、幅平均が5mm、長さ17mm
の凸部を設けたものを、上記棒状部のネジ部と、当該棒
状部の頭部分と略同様の形状のナットとが係止されてい
るものを用いた。
【0060】室温20℃、湿度65〜85%に保たれた
恒温室内で下地補修材の配合材料、及び上記攪拌具を2
4時間養生した。尚、合成樹脂エマルジョン、添加剤等
については密閉した上で養生した。
【0061】下記「(表1)」に示す配合量で2kg分
の下地補修材の材料を直径200mm、高さ200mm
のポリプロピレン製の容器に投入し、攪拌棒で手攪拌
し、均一混合するまでの時間、及び下地補修材の各材料
の混合状況を調べた。
【0062】(実施例2)本発明攪拌具は棒状部が直径
6mmの円柱構造を有し、攪拌部は底部の直径が60m
m、高さが15mm、厚さが1mmであって、かつ図9
等に示すように、攪拌部表面に幅5mm、長さ20m
m、高さ3mmの凸部を8個所の設け、前記棒状部、及
び攪拌部が一体的に接合されているものを用いた。
「(実施例1)」の場合と同様に「(表1)」に示す配
合量で2kg分の下地補修材の材料を同様の条件で恒温
室内で下地補修材等を養生後、同様の容器に投入し、攪
拌棒で手攪拌し、均一混合するまでの時間、及び前記下
地補修材の各材料の混合状況を調べた。
【0063】(実施例3)本発明攪拌具は棒状部が直径
6mmの円柱構造を有し、攪拌部は底部の直径が60m
m、同攪拌部の高さが15mm、厚さが1mmであっ
て、かつ図13等に示すように、攪拌部表面、及び裏面
に幅5mm、長さ20mm、高さ3mmの凸部を8個所
の設け、前記棒状部、及び攪拌部が一体的に接合されて
いるものを用いた。「(実施例1)」の場合と同様の条
件で恒温室内で下地補修材等を養生後、同様に「(表
1)」に示す配合量で2kg分の下地補修材の材料を同
様の容器に投入し、攪拌棒で手攪拌し、均一混合するま
での時間、及び前記下地補修材の各材料の混合状況を調
べた。
【0064】(実施例4)本発明攪拌具は「(実施例
1)」で使用したものと同様のものを使用し、「(実施
例1)」の場合と同様の条件で恒温室内で下地補修材の
材料等を養生後、同様に「(表1)」に示す配合量で2
kg分の下地補修材の材料を同様の容器に投入し、ハン
ドドリル(DS14DV(BCK)型(日立工機製))
に前記攪拌棒を装着し、1000rpmで回転、攪拌し
た。本発明攪拌具のハンドドリルへの装着から材料を攪
拌し、均一混合後、同攪拌具を取り外し、当該攪拌具に
付着した材料を拭き取るまでの時間を調べた。
【0065】(実施例5)本発明攪拌具は「(実施例
2)」で使用したものと同様のものを使用し、「(実施
例1)」の場合と同様の条件で恒温室内で下地補修材等
を養生後、同様に「(表1)」に示す配合量で2kg分
の下地補修材の材料を同様の容器に投入し、ハンドドリ
ル(DS14DV(BCK)型(日立工機製))に前記
攪拌棒を装着し、1000rpmで回転、攪拌した。本
発明攪拌具のハンドドリルへの装着から材料を攪拌し、
均一混合後、同攪拌具を取り外し、当該攪拌具に付着し
た材料を拭き取るまでの時間を調べた。
【0066】(実施例6)本発明攪拌具は「(実施例
3)」で使用したものと同様のものを使用し、「(実施
例1)」の場合と同様の条件で恒温室内で下地補修材等
を養生後、同様に「(表1)」に示す配合量で2kg分
の下地補修材の材料を同様のの容器に投入し、ハンドド
リル(DS14DV(BCK)型(日立工機製))に前
記攪拌棒を装着し、1000rpmで回転、攪拌した。
本発明攪拌具のハンドドリルへの装着から材料を攪拌
し、均一混合後、同攪拌具を取り外し、当該攪拌具に付
着した材料を拭き取るまでの時間を調べた。
【0067】(実施例7)本発明攪拌具は棒状部が直径
6mmの円柱構造を有し、攪拌部は攪拌羽が棒状部の長
手方向と平行に設けられており、攪拌羽の縦の長さLv
1が10mm、同攪拌羽の横の長さLh1が15mm、
同攪拌羽の厚み1mmの攪拌羽を棒状部を中心に各々対
照の位置に2枚ずつ3個所に合計6枚設けたものであっ
て、前記棒状部、及び攪拌部が一体的に接合されている
ものを用いた。尚、攪拌羽の表面の形状は長方形であ
る。「(実施例1)」の場合と同様の条件で恒温室内で
下地補修材の材料等を養生後、同様に「(表1)」に示
す配合量で2kg分の下地補修材の材料を同様の容器に
投入し、ハンドドリル(DS14DV(BCK)型(日
立工機製))に前記攪拌棒を装着し、1000rpmで
回転、攪拌した。本発明攪拌具のハンドドリルへの装着
から材料を攪拌し、均一混合後、同攪拌具を取り外し、
当該攪拌具に付着した材料を拭き取るまでの時間を調べ
た。
【0068】(実施例8)本発明攪拌具は棒状部が直径
6mmの円柱構造を有し、前記攪拌部において厚みLv
2が5mm、外縁部凸部の長さLh2が5mm、及び同
外縁部凸部の幅W1が5mmの円盤体であって、前記棒
状部、及び攪拌部が一体的に接合されているものを用い
た。尚、縁端部凸部の表面の形状は長方形である。
「(実施例1)」の場合と同様の条件で恒温室内で下地
補修材等を養生後、同様に「(表1)」に示す配合量で
2kg分の下地補修材の材料を同様の容器に投入し、ハ
ンドドリル(DS14DV(BCK)型(日立工機
製))に前記攪拌棒を装着した後、1000rpmで回
転、攪拌した。本発明攪拌具のハンドドリルへの装着か
ら材料を攪拌し、均一混合後、同攪拌具を取り外し、当
該攪拌具に付着した材料を拭き取るまでの時間を調べ
た。
【0069】(比較例1)攪拌具としてスパチュラを用
い、長さ240mm、すくい部分の長さ50mm、同す
くい部分の最大幅が30mm、握持部分の幅が8mm、
同握持部分の厚さが1mmのものを用いた。「(実施例
1)」の場合と同様の条件で恒温室内で下地補修材等を
養生後、同様に「(表1)」に示す配合量で2kg分の
下地補修材の材料を同様の容器に投入し、攪拌棒で手攪
拌し、均一混合するまでの時間、及び下地補修材の各材
料の混合状況を調べた。
【0070】(比較例2)攪拌機としてUM15SA型
(日立工機製)を使用し、当該攪拌機にA1型−直径1
15mm−(日立工機製)のスクリューを使用した。
「(実施例1)」の場合と同様の条件で恒温室内で下地
補修材等を養生後、同様に「(表1)」に示す配合量で
2kg分の下地補修材の材料を「(実施例1)」で使用
した同様の容器に投入し、攪拌機で攪拌した。本発明攪
拌具のハンドドリルへの装着から材料を攪拌し、均一混
合後、同攪拌具を取り外し、当該攪拌具に付着した材料
を拭き取るまでの時間を調べた。
【0071】 (表1) 配合材料 配合量(重量%) 炭酸カルシウム (*1) 35 普通セメント (*2) 30 水 30 合成樹脂エマルジョン(*3) 2 添加剤等 (*4) 3 合計 100 *1 G100(三共製粉社製) *2 スーパーセメント30(デンカ社製) *3 DM200(クラリアントポリマー社製) *4 メチルセルロース(MH6002P4−クラリアントポリマー社製)、消 泡剤(14HP−サンノプコ社製)、減水剤
【0072】 (表2) 均一混合するまでの時間(min) 下地補修材の混合状況 実施例1 2.5 材料の塊は認められず 実施例2 2.8 材料の塊は認められず 実施例3 2.3 材料の塊は認められず 比較例1 10(*5) 若干の材料の塊が認められた *5 上表の結果より、若干ではあるが材料の塊が認められ完全には均一混合し ていない。
【0073】 (表3) 均一混合するまでの時間(sec) 作業時間(min) 実施例4 25 1.30 実施例5 27 1.00 実施例6 22 1.25 実施例7 20 1.40 実施例8 28 1.50 比較例2 20 2.25 *6 ハンドドリル :DS14DV(BCK)型(日立工機製) を使用 *7 攪拌機 :UM15SA型(日立工機製)を使用 *8 攪拌機に装着したスクリュー:A1型−直径115mm−(日立工機製) を使用
【0074】上記の結果より本発明攪拌具を使用するこ
とにより、大幅に下地補修材の各材料の混合時間が短縮
され、手攪拌においては未分散の材料の塊が発生するこ
ともない。従って、下地補修作業の効率を著しく向上さ
せるとともに、下地補修作業の仕上りの向上、及び作業
者の手攪拌における手の疲労の軽減をも期待される。
【0075】また、本発明攪拌具をハンドドリルに装着
して使用することにより、攪拌機を使用した場合と比較
して、ハンドリング性が良いことに由来する作業効率の
向上により、作業時間が大幅に短縮される。例えば、攪
拌機はハンドドリルと比較して大型であり、装着可能な
スクリューのうち最小のものであっても、直径115m
mのもので形状も攪拌刃を有する等独特なものであるた
め、脱着作業や使用後の拭き取り作業において非常に扱
いにくいものである。一方、本発明攪拌具をハンドドリ
ルに装着して使用することにより、ハンドドリルは攪拌
機と比較して小型であり、かつ装着する攪拌具も小型で
あって、攪拌部も攪拌機の攪拌部と比較して直径30〜
70mmと小型かつ単純な形状であるため、脱着作業や
使用後の拭き取り作業においても非常に扱い易いもので
ある。
【0076】
【発明の効果】本発明攪拌具を使用することにより、少
量の材料、又は混合均一化が困難な材料であっても効率
的に混合均一化することができる。例えば、下地補修作
業においては使用する下地補修材が少量で、かつ攪拌の
際にも継粉になりやすい性質を有しているが、本発明攪
拌具を使用することにより、容易かつ迅速に均一混合す
ることができる。また、本発明攪拌具は被攪拌材料を攪
拌する場合、図3等に例示するように攪拌部の底面が同
一平面上にあり、攪拌部の縁が円形の形状を有すること
により、被攪拌材料が投入されている容器の底面に当該
攪拌部が引っかかったり、容器壁面を傷つけてしまうこ
とが極めて少なく、円滑に攪拌作業を行うことができ
る。
【0077】また、本発明攪拌具の使用形態として、従
来、用いられてきたヘラ等の代用として下地補修材を手
攪拌する場合に使用できる他、従来、施工現場で用いら
れていた攪拌機を使用せずとも、ハンドドリル等の回転
式電動工具に当該攪拌具の端部を固定し、当該回転式電
動工具の回転の動力を利用して、被攪拌材料を攪拌、混
合することができる。例えば、回転式電動工具の中でも
ハンドドリルは施工現場では通常ネジ止め、穴あけ等に
使用されており、従来の施工現場で使用されていた攪拌
機と比較してはるかに小型、かつ軽量でハンドリング性
の観点から本発明攪拌具をハンドドリルに取り付けて使
用した場合、前記攪拌機を使用するより、はるかに優れ
ており、作業者の負担も軽減される。
【0078】また、ハンドドリルには直接動力源として
電気をコンセントから取る形式のものもあるが、コンセ
ントから取らずともバッテリーから取る形式のものも少
なくなく、かかるバッテリー形式のハンドドリルを用い
た場合、さらに、ハンドリング性は向上し、ハンドドリ
ルの応用範囲も広がり、作業者にとっては極めて有用で
ある。
【0079】また、本発明攪拌具は棒状部の頭部に一定
の形状の立体構造を形成し、当該頭部から一定の長さに
渡りネジ部を設け、攪拌部をナット等にて螺合すること
により、当該攪拌部の脱着が可能となり、攪拌部の摩耗
等により交換の必要が生じた場合であっても、攪拌部の
交換が可能となる。
【0080】また、棒状部の一端にストッパー部を設
け、攪拌部に当該ストッパー部と嵌合可能な孔を設ける
ことにより、脱着可能にすることによっても、上記と同
様、攪拌部の摩耗等により交換の必要が生じた場合であ
っても、容易に攪拌部の交換が可能となる。
【0081】さらに、脱着可能の把手を設けることによ
り、効率的な手攪拌が可能であると共に、ハンドドリル
等の回転式電動工具に装着して使用でき、攪拌具の多面
的使用が可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明攪拌具の一例の側面図を示す。
【図2】 本発明攪拌具の一例の平面図を示す。
【図3】 本発明攪拌具の一例の底面図を示す。
【図4】 本発明攪拌具の一例のA−A’の部分断面図
を示す。
【図5】 本発明攪拌具の一例のB−B’の部分断面図
を示す。
【図6】 本発明攪拌具の棒状部の形状の他の一例の側
面図を示す。
【図7】 本発明攪拌具の棒状部と攪拌部の接合角度を
示す概念図を示す。
【図8】 本発明攪拌具の他の一例の側面図を示す。
【図9】 本発明攪拌具の他の一例の平面図を示す。
【図10】本発明攪拌具の他の一例の底面図を示す。
【図11】本発明攪拌具の他の一例のC−C’の部分断
面図を示す。
【図12】本発明攪拌具の他の一例の側面図を示す。
【図13】本発明攪拌具の他の一例の平面図を示す。
【図14】本発明攪拌具の他の一例のD−D’の部分断
面図を示す。
【図15】本発明攪拌具の他の一例のE−E’の部分断
面図を示す。
【図16】本発明攪拌具の他の一例の側面図を示す。
【図17】本発明攪拌具の他の一例の正面図を示す。
【図18】本発明攪拌具の他の一例の底面図を示す。
【図19】本発明攪拌具の他の一例の側面図を示す。
【図20】本発明攪拌具の他の一例の平面図を示す。
【図21】本発明攪拌具の他の一例の部分斜視図を示
す。
【図22】本発明攪拌具の他の一例の部分側面図を示
す。
【図23】本発明攪拌具の他の一例の平面図を示す。
【図24】本発明攪拌具においてネジ部付棒状部と攪拌
部がナットにより螺合される際の一例の部分状態図を示
す。
【図25】本発明攪拌具においてネジ部付棒状部と攪拌
部がナットにより締着された一例の状態の部分縦断面図
を示す。
【図26】本発明攪拌具の棒状部にストッパー部を設け
た場合の当該棒状部の先端部分の一例の部分斜視図を示
す。
【図27】(a)には本発明攪拌具の棒状部にストッパ
ー部を設けた場合の当該棒状部の先端部分の一例の部分
正面図を、(b)には本発明攪拌具の棒状部にストッパ
ー部を設けた場合の当該棒状部の先端部分の一例の部分
側面図を示す。
【図28】図26、27に示したストッパー部に係止可
能な攪拌部の一例の斜視図を示す。
【図29】本発明攪拌具の棒状部の一端に把手を設けた
状態の一例の部分側面図を示す。
【符号の説明】
1、1’、1”、10、10’、20、25、30、3
7、40、52 棒状部 2、2’、8、8’、21、37、42
攪拌部 3、
凹部 3’、9”、22 攪拌
部裏面に形成された凸部 6、12、12’
凹状部 9、9’
凸部 23
被攪拌材料流入孔 26
攪拌羽 32
外縁部凸部 35
ナット 38
ネジ部 41
ストッパー部 41’
攪拌部係止部 50
把手 51 棒状部と把
手部分との脱着可能部分 G1、G2 握り
部分
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 孝幸 兵庫県伊丹市東有岡5丁目125番地東リ株 式会社内 (72)発明者 桧山 四郎 兵庫県神戸市須磨区東町2丁目1番29号 Fターム(参考) 4G036 AC61 4G037 DA21 EA04 4G078 AA01 AA26 AB01 AB05 BA05 CA24 CA25 DA21 DA30 DB10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】棒状部の一端部に攪拌部を有する攪拌具で
    あって、前記攪拌部に被攪拌材料が流入可能な凹状部を
    有し、前記攪拌部の表面及び/又は裏面に、前記棒状部
    の設けられている側から同攪拌部の縁端部に向かって、
    凸部を設けたことを特徴とする攪拌具。
  2. 【請求項2】攪拌部に、前記凹状部へ被攪拌材料が流入
    可能な孔を設けたことを特徴とする請求項1の攪拌具。
  3. 【請求項3】棒状部の一端部に攪拌部を有する攪拌具で
    あって、前記攪拌部が攪拌羽、及び当該攪拌羽を保持す
    る部分から構成されていることを特徴とする攪拌具。
  4. 【請求項4】攪拌部に有する攪拌羽が棒状部の長手方向
    と平行に設けられていることを特徴とする請求項3の攪
    拌具。
  5. 【請求項5】棒状部の一端部に攪拌部を有する攪拌具で
    あって、前記攪拌部が縁端部の外側方向に向かって、凸
    部を有した円盤体であることを特徴とする攪拌具。
  6. 【請求項6】前記攪拌部の縁端部により形成される面が
    前記棒状部の軸芯に対して直交するように設けられてい
    ることを特徴とする請求項1乃至5の攪拌具。
  7. 【請求項7】攪拌部が棒状部から着脱可能に設られたこ
    とを特徴とする請求項1乃至6の攪拌具。
  8. 【請求項8】棒状部の一端部には、前記攪拌部を係止可
    能なストッパー部が設けられていることを特徴とした請
    求項7の攪拌具。
  9. 【請求項9】棒状部として、棒状の軸の一端に頭部が形
    成されており、当該軸のうち少なくとも頭部近傍位置に
    ネジ部が形成されており、前記棒状部の他端側から、攪
    拌部上部に挿入口が穿設されており、前記ネジ部に螺合
    された被ネジ部材によって棒状部に取り付けられている
    ことを特徴とする請求項7の攪拌具。
  10. 【請求項10】棒状部の他端部に把手が設けられている
    ことを特徴とする請求項1乃至9の攪拌具。 【0001】
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