JP2001352747A - リニアモータおよびこれを駆動源とするプレス成形装置 - Google Patents
リニアモータおよびこれを駆動源とするプレス成形装置Info
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Abstract
及ぼす影響を大幅に軽減できるリニアモータを提供す
る。 【解決手段】 ステータ31の内周面に沿いかつ軸線方
向に伸びるコア33とこのコア内に整列配設された複数
のコイル37とを含むコイルユニット32を取付け、ス
テータ31の両端側に装着されたリニアブッシュ51で
該軸線方向に往復直線運動可能に嵌挿支持されたロッド
41の外周面に永久磁石ユニット42を取付けた。
Description
ルユニットを取付け、軸線方向に往復直線運動可能に嵌
挿支持されたロッドの外周面に永久磁石ユニットまたは
2次導体を取付けた構造で円筒形状のリニアモータに関
する。
場合の各種機械の駆動源として利用されている。例え
ば、これを駆動源(リニアモータ)としたプレス成形装
置が提案(例えば、特開平11−239897号公報、
特開平11−254198号公報)されている。リニア
モータが、クランク駆動機構やボールネジ駆動機構の場
合に比較して、プレス成形環境(ノンオイル,ノンミス
ト等),低音・高速性,スライド速度の制御容易性,小
型軽量化等の点において優れているから、これを期待す
るわけである。
ニット)とコイルスライダとコイル(コイルユニット)
の切換駆動制御装置からなる。磁石板とコイルスライダ
とは、プレス本体(静止側)およびスライド(可動部
側)に対応させて取付られている。
線簡素化のために、例えば図15に示す如く平板構造
(形状)の磁石板42Pを可動側(スライド21P)に
取付けかつ平板構造(形状)のコイルスライダ32Pを
静止側(プレス本体11P)に取付けてある。組立状態
では、両者(32P,42P)は平行でかつ面対向す
る。
5に示すプレス本体11P側のコイルスライダ32Pと
スライド21P側の磁石板42Pの間を1mm程度に保
つことが必要であり、そのために例えばスぺーサー71
を介して取付けられた,図16,図17に示すリニアガ
イド70(リニアブロック72,レール73,図示しな
いボール)を用いている。リニアガイド70(レール7
3)は、スライド21P側に固定されており、図15で
左右方向の吸引力Flに抗しかつ紙面垂直方向の移動を
ガイドする。
タ30Pは、磁石板(例えば、高推力を得るためにネオ
ジウム系の磁石を採用。)42Pとコイルスライダ32
Pとの相対移動方向の推力“1”を得るには、電源を切
っている状態でも面対向する方向(相対移動方向と直交
する方向)に約3倍(“3”)の吸引力が発生するよう
な強力な磁界を形成する必要がある。つまり、コイルス
ライダ32Pと磁石板42Pの間には、最大推力の約3
倍程度の吸引力Flが働く。
すなわち、モータ寿命に関し、リニアガイド70に常
時、最大推力の約3倍の力が作用しているから、レール
73とリニアブロック72内のボールとの間の摩擦力が
増大し、リニアガイド70の寿命に大きく影響する。つ
まり、寿命が短い。
1−239897号公報の場合と同様な図16に示すプ
レス成形装置10では、リニアモータ30P,30Pを
プレス本体11P(左右の11PL,11PR)に対向
配置している。かくすれば、プレス本体11P(前後の
11PF,11PB)に対向配置されたリニアガイド7
0(72,73)にかかる左右方向の吸引力Flに抗す
る力を、スライド21Pが中心位置になるように調整す
ることによって、ほぼ打ち消し合うことができる。
ニアモータ30Pは2台(その上は2の整数倍の台数)
が必要になり、1個や奇数の組合せを採ることはできな
い。つまり、コスト高およびレイアウトの制限および大
型化を招くという不利がある。しかも、各種センサも2
個以上必要になり、また制御方法も同期制御が必要であ
り、複雑になってくる。
10)の構造に関し、図16で各リニアガイド70(7
2,73)にかかる吸引力Flの影響は打ち消せても、
磁石板42Pとコイルスライダ32Pとの間には依然強
力な吸引力が働いており、双方の取付板(11PL,1
1PR)や、スライド21Pに大きな歪みを生じさせ
る。この歪みが大きいと、各取付部分のクリアランスに
狂いが生じる。
げるためフレーム11Pやスライド21Pの肉厚を厚く
するなどの堅牢化が必要になる。すると、コスト高や大
型化を招くばかりか、可動体(スライド21P)の重量
が過大化するので、高加速度制御および高応答制御には
不利になる。
への取付作業に関し、磁石板42Pとコイルスライダ3
2Pとの間には強力な吸引力Flが働くので、各リニア
ガイド70のクリアランスをだすため、スライド全体を
落下しないように保持しながら、シムなどで磁石板42
Pとコイルスライダ32Pとの相対位置を慎重に調整し
ているのが実状である。それらの平行度確立が難しいこ
とも注意すべきことである。しかも、磁石板42Pとコ
イルスライダ32Pをセットした状態とセットしていな
い状態では吸引力のあるなしの違いにより、フレーム
(11P等)の微妙な歪みが発生変化するので、リニア
ガイド70の動きが異なり、調整に苦労する。特に、客
先でのモータ交換は回転型のモータ交換に比べ調整がか
なり大変である。
立作業中に関し、磁石板42Pに吸着した磁性体部品は
形状によっては剥がすことができなかったり、特に満足
な作業環境が得にくい現場での分解・組立は危険を潜ん
でいる。また、作業中に工具が引き寄せられ手を挟みそ
うになる危険性がある。工具や部品が吸い付けられ当該
磁石板42Pが破損する虞もある。つまり、磁石は割れ
易いので一段の注意が必要である。だからといって、何
時でも何処でも全員に例えばステンレス製の部品・工具
の使用を義務付けることは、運用上の実際においては至
難である。
ペースメーカに悪影響を及ぼす。工場内でのライン製造
ならそのような影響も注意喚起し対策が必要であるが、
それ以外の場所での万全な安全確保を期すことは難し
い。
記各問題を解決すべく、例えば図18および図19に示
すロッド型リニアモータが試行された。図18(A)に
示すコイル37Pを装着しかつ積層板型のコア33Pを
十字形状に装着した構造である。また、図18(A)に
示す穴41PH内を紙面垂直方向に移動可能なロッド4
1Pには、図18(B)に示す永久磁石43Pが取付け
られている。
力のバランスをとる点からは幾ばくかの改善がみられた
が、コイル37Pが外気に直接解放されているから漏れ
磁束が大きく効率が悪いために実用的ではない。
レス成形装置10の駆動源として組込むと、リニアモー
タ30Pに関する上記問題がそのままプレス成形装置に
現れる。つまり、プレス成形装置自体の大型化,高コス
ト化,成形精度の劣悪化,速度制御困難化等を招くの
で、一段の普及拡大のためにリニアモータ30Pの改良
が強く望まれている。
石ユニット等との間の磁気吸引力を円筒型自機内で吸収
しつつ外部部材に及ぼす影響を大幅に軽減できる高精度
・高効率で小型軽量のリニアモータを提供することにあ
る。また、他の目的は、そのリニアモータをスライド昇
降用の駆動源とするプレス成形装置を提供することにあ
る。
ータの内周面に沿いかつ軸線方向に伸びるコアとこのコ
ア内に整列配設された複数のコイルとを含むコイルユニ
ットを取付け、ステータの両端側に装着されたリニアブ
ッシュで該軸線方向に往復直線運動可能に嵌挿支持され
たロッドの外周面に永久磁石ユニットを取付けた構造の
リニアモータである。
られた永久磁石ユニットと、例えば円筒形状のステータ
に取付けられかつその内周面に沿いかつ軸線方向に伸び
るコアとこのコア内に整列配設された複数のコイルとを
含むコイルユニットとの間に発生する磁石吸引力は、ロ
ッドを中心とする全周方向でバランスされる。しかも、
軽減された磁石吸引力は、ロッドを軸線方向に往復直線
運動可能なステータの両端側に装着されたリニアブッシ
ュで受けられる。
とロッド側の永久磁石ユニットとの間の磁気吸引力を円
筒型自機内で吸収しつつ外部部材に及ぼす影響を大幅に
軽減でき、小型軽量である。しかも、コイルユニット
が、複数のコイルが軸線方向に伸びるコア内に整列配設
され直接空気中に解放されていないから、漏れ磁束が少
なく高効率・高精度であるとともに、製造・メンテナン
ス時の作業安全性・効率アップも図れる。
ニットが、リング状の永久磁石とリング状の強磁性体で
あるカラーとを前記軸線方向に交互に並びかつカラーを
挟んで隣接する両永久磁石の同極同士が向き合うように
前記ロッドに嵌装した構造のリニアモータである。
線方向に伸びるロッドにリング状の永久磁石とリング状
の強磁性体であるカラーとを交互に並べかつカラーを挟
んで隣接する両永久磁石の同極同士が向き合うようにロ
ッドに嵌装することにより形成されている。
な作用効果を奏することができることに加え、さらに磁
束をロッドのラジアル方向に起立するように発生できる
から一段と高効率であるばかりか、構造簡単で低コスト
であり組立も容易である。すなわち、この永久磁石構造
により円筒型リニアモータの具現化を飛躍的に容易化で
きる。
の内周面に沿いかつ軸線方向に伸びるコアとこのコア内
に整列配設された複数のコイルとを含むコイルユニット
を取付け、ステータの両端側に装着されたリニアブッシ
ュで該軸線方向に往復直線運動可能に嵌挿支持されたロ
ッドの外周面に電気抵抗が低い2次導体を取付けた構造
のリニアモータである。
を流すと、ロッドの外周面に取付けられた電気抵抗が低
い2次導体側に誘導電流が流れかつこれを利用して軸線
方向の推力を得ることができる。この構造では、ステー
タ側のコイルユニットとロッドおよび2次導体間には僅
かな磁気吸引力は働くが最大推力の3倍以上の吸引力が
常時働くことはない。また、僅かな磁気吸引力もロッド
を中心とする全周方向でバランスされる。しかも、軽減
された磁力吸引力は、ロッドを軸線方向に往復直線運動
可能なステータの両端側に装着されたリニアブッシュで
受けられる。
トとロッド側の2次導体との間の僅かな磁気吸引力を自
機内で吸収しつつ、請求項1の発明の場合に比較して
も、外部部材に及ぼす影響をより大幅に軽減できる。し
かも、コイルユニットが、複数のコイルが軸線方向に伸
びるコア内に整列配設され直接空気中に解放されていな
いから、漏れ磁束が少なく高効率・高精度であるととも
に、コイルに交流電流が流れていない状態では僅かな磁
気吸引力も生じないために製造・メンテナンス時の作業
安全性・効率アップも図れる。
ットを構成するコアが、円筒形状の前記ステータの内円
形に対応する穴付き円盤状珪素鋼鈑を積層して形成され
または横断面が円筒形状で圧粉磁心材料から一体的に形
成された、リニアモータである。
るコアが、穴付き円盤状珪素鋼鈑を積層して(または、
圧粉磁心材料から一体的に)形成された横断面が円筒形
状とされているので、請求項1から請求項3までの各発
明の場合と同様な作用効果を奏することができることに
加え、さらに圧粉磁心材料の場合に渦電流が生じないの
で効率が高い。
請求項4までのいずれか1項に記載されたリニアモータ
をスライド昇降用の駆動源として具備し、静止側である
プレス本体に円筒型の前記ステータを固定しかつ前記ロ
ッドの先端を可動側であるスライドに連結してなるプレ
ス成形装置である。
に円筒型のステータを固定しかつロッドの先端を可動側
であるスライドに連結する。かくして、円筒型リニアモ
ータを駆動源してスライドを円滑に昇降させられる。
バランスされているので、その影響がないから装置本体
の構造簡素化および小型軽量化を図れる。リニアブッシ
ュの寿命が長いので、連続プレス成形時間を延長化でき
る。
従来例での台数が2台(その上は2の整数倍の台数)以
上のコイル切換駆動制御装置を含むリニアモータに制限
され問題を一掃でき、1個や奇数の組合せを採用するこ
とができる。この点からも、装置の小型軽量化,低コス
ト化に有利でかつレイアウトや装置設計自由度を大幅に
拡大できる。しかも、各種センサの数も減らせ、制御方
法も簡素化できる。
ば磁石吸引力がリニアモータ内で打ち消されているの
で、外部のプレス本体側にその影響が現れない。したが
って、プレス本体,取付板等に大きな歪みが生じないか
ら、各取付部分のクリアランスに狂いが発生しない。つ
まり、部品強度(剛性)を上げたり、フレーム(プレス
本体)やスライドの肉厚を厚くする等の堅牢化が必要が
なくなる。この点からも、コスト低減や小型軽量化を促
進できることはもとより、可動体(スライド)の重量を
軽量化できるので、高加速度制御および高応答制御に対
しても有利である。
気吸引力が外部に漏れずかつ円筒型で歪みにも強い構造
なため、装置本体は磁石吸引力の影響のことは気にせず
設計が可能となるので、装置全体の軽量化ができ、組立
作業の能率も大幅に向上できるとともに、可動部(ロッ
ド,スライド)においても同様な理由で軽量化を図れる
ので、一段の高加速度、高応答化を達成できる。
ば、従来例におけるスライド全体を落下しないように保
持しながらシムなどで磁石板とコイルスライダとの相対
位置を慎重に調整して各リニアガイドのクリアランスや
平行度を確立する煩雑で危険を伴う作業を一掃化でき
る。当然に、磁石板とコイルスライダをセットした状態
とセットしていない状態では吸引力のあるなしの違いに
より発生変化するフレーム等の微妙な歪み対策(調整作
業)も一掃できる。かくして、一般的な回転型モータの
交換作業と同等でよいから取扱いが極めて簡単である。
立作業中に関し、駆動源が円筒型リニアモータであるか
ら、従来例の磁石板に吸着した磁性体部品は形状によっ
ては剥がすことができない問題や、特に満足な作業環境
が得にくい組立現場での分解・組立作業の危険性および
作業中に工具が引き寄せられ手を挟みそうになる危険性
がある問題を完全に解消できる。
るから、工具や部品が吸い付けられ当該磁石板が破損す
る従来問題を解消できる。かくして、何時でも何処でも
全員に例えばステンレス製の部品・工具の使用を義務付
ける必要性を払拭できる。
の磁石板がないので、時計・ペースメーカに悪影響を及
ぼす心配がない。装置組立場所での万全な安全確保も担
保できる。
ト等との間の磁気吸引力を円筒型自機内で吸収しつつ外
部部材に及ぼす影響を大幅に軽減できる高精度・高効率
で小型軽量のリニアモータをスライド昇降用の駆動源と
するプレス成形装置を提供することができる。
態において下端側になる前記ロッドの一方側にバランサ
が取付けられたプレス成形装置である。
側)にバランサが取付けられているので、請求項5の発
明の場合と同様な作用効果を奏することができるに加
え、さらに可動部(ロッドおよびスライダ等)の重力分
(重量分)をキャンセルして負荷バランスをとることが
できるから、有効推力の軽減かつ平均化を図れるととも
に、円滑なスライドストーロークを維持できる。バラン
サの能力調整により、スライドやこれにセットされる金
型の重量変化にも簡単に対応できる。
図面を参照して説明する。
は、図1,図2に示す如く、ステータ31の内周面に沿
いかつ軸線(X)方向に伸びるコア33とこのコア33
内に整列配設された複数のコイル37とを含むコイルユ
ニット32を取付け、ステータ31の両端側に装着され
たリニアブッシュ51でX方向に往復直線運動可能に嵌
挿支持されたロッド41の外周面に永久磁石ユニット4
2を取付けた構造とされている。
イルユニット32およびロッド41側の永久磁石ユニッ
ト42はともに円筒(形状)型で、磁石吸引力が一方向
にのみ発生していた平板形状のコイルスライダ32Pお
よび磁石板42Pからなる従来リニアモータ30Pの場
合(図15,図16)に比較して、両者32,42間の
磁石吸引力を全周方向的にバランスを取りつつ絶対的に
軽減するとともに、これを自機[30(31)]内で吸
収して外部部材(例えば、プレス本体11)に及ぼす影
響を最小限的に抑えるとともに、磁束漏れをなくして効
率を高めかつ小型軽量を図りつつ加速制御性等を大幅に
向上できる構造である。
(従来の磁石板相当部分)42が固定されたロッド41
は、円筒型ステータ31の中心線(X)上に精度良く配
置されかつリニアブッシュ51に軸支されて、当該ステ
ータ31に保持されている。このステータ31には、内
周面に沿いかつX方向(ロッド41の長手方向)に伸び
るコイルユニット(従来のコイルスライダ部分)32が
固定されている。31Fはフランジ部である。
ト42(永久磁石43,カラー45)およびステータ3
1側のコイルユニット32(コア33,コイル37)
は、その部品(43,45、33,37)を含む全てが
中心線(軸線X)に対して同径あるいは異径の円軌跡上
に配置されている。
意味は、両者41,42間の磁石吸引力を全周方向的に
バランスを取りつつ絶対的に軽減するとともに、これを
自機[30(31)]内で吸収して外部部材(例えば、
プレス本体11)に及ぼす影響を最小限的に抑えること
ができるようにするための必然的な形態を指す。つま
り、見かけ外観が円柱形状であることでない。外観は、
円柱形状でも四角形状でもかまわない。
は、図4に示すリング状の永久磁石43(43V)と,
リング状のカラー45とを図2,図3に示すように軸線
(X)方向に交互に組込んだ構造とされている。
に示す如く中空部43VH1の長手方向に隣接するN極
部43VNとS極部43VSとが形成された永久磁石
で、中空部43VH1の径は、ロッド41の外径に対応
する。
4で上下方向である。起磁力の弱い等方性磁石において
はラジアル方向に着磁することは可能であるが、起磁力
の強い異方性磁石でのラジアル方向着磁は困難であるこ
とから、図4に示す着磁方法を採用している。永久磁石
43Vとカラー45の配列は図3に示すように同極同士
が向き合っている。また、永久磁石43V,43Vの間
に挟まれたカラー45は、鉄等の強磁性体から形成され
ている。
3Vとリング状の強磁性体であるカラー45とをX方向
に交互に並びかつカラー45を挟んで隣接する両永久磁
石の同極(NまたはS)同士が向き合うようにロッド4
1に嵌装した構造である。
(X1)方向に推力Psを発生させるに有効な軸線
(X)と直交する方向(ラジアル方向)に起立する磁場
(磁束Mf)を形成することができるから、コイルユニ
ット32と組合せることにより、左右方向の大きな推力
を発生することができる。しかも、軸線(X)方向の磁
束漏れは小さいので高効率で推力を発生でき、さらに永
久磁石42とコイルユニット32との間の吸引力は全周
方向的に相殺可能と理解される。
は、図5に示すように外側のN極部43HN(逆の43
HS)および内側のS極部43HS(その逆の43H
N)を中空部43HH1のラジアル方向に隣接するよう
に着磁したリング形状の永久磁石43(43H)であっ
てもよい。中空部43HH1の径は、ロッド41の外径
に対応する。
がS極部43HSの永久磁石42Hと、外側がS極部4
3HSで内側がN極部43HNの永久磁石42Hとの2
種類の永久磁石を用意し、それらを交互に配置すること
になる。この場合には、カラー(45)は不用である。
(コア33、コイル37)および図6に示す(コア3
4,35、コイル37)とからなる。
ステータ31の内円形に対応した外円形でかつ穴(34
H1,35H2)付きの円盤状珪素鋼鈑(34,35)
の積層構造である。
磁石ユニット42の外径よりも大径でかつ当該永久磁石
ユニット42との間に一定のクリアランスを確立可能な
穴34H1を有する図7(A)のティース(円盤状珪素
鋼鈑)34と、円筒形状のコイル37を被嵌可能な被嵌
穴35H2を有する図7(B)のヨーク(円盤状珪素鋼
鈑)35とを、それぞれ数枚ずつをX方向に交互に重ね
配設して使用する。
易であることは勿論、コイル(37P)の凹凸に積層珪
素鋼鈑(33P)を取付けた構造であるためにコイル
(37P)から生じる磁束の漏れが大きく効率が低くか
った従来提案モータ(図16,図17)の場合に比較し
て、この実施形態の場合にはコイル37全体が珪素鋼鈑
(34,35)で覆われているので、磁気抵抗が下がり
効率を大幅に向上できると理解される。
とヨーク(円盤状珪素鋼鈑)35に渦電流が生じ難いス
リットを入れるなどすれば、鉄損が下げられるから、一
層の効率向上を図れる。
料を用いた組立型構造(36S)または一体型構造(3
6C)から形成することができる。
した純鉄粉と絶縁性の接着剤を用い加圧焼成された圧粉
磁心材料を用いて作成された組立型圧粉磁心ブロックで
ある。この組立型圧粉磁心ブロック36Sは、中心部分
にコイル37が入る大径の大径穴36SH2と磁石ユニ
ット42の外径よりも大きい小径の小径穴36SH1を
有し、同じ向きで複数を軸線(X)方向に組込んでコア
を形成する。
7、36S,37、…)によれば、渦電流による鉄損が
ほとんど生じなく、積層型の場合に比較してさらに効率
的である。
ック36Cは、複数の組立型圧粉磁心ブロック36Sを
組合せた場合と同様な形状に最初から一体成形したもの
であり、軸線(X)方向に交互に配設された複数の小径
穴部36CH1と大径穴部36CH2とを有する。
ブロック36Sに比較して、製作および組立の一層の容
易化、低コスト化を促進する観点から、上下に2分割
(半割れ)した組立・分解が容易な構造とされている。
方(図で下方)にバランサ55を装着可能に形成してあ
る。可動部(ロッド41およびこのロッド41に連結さ
れた重量負荷)が重力方向となる場合にその重力分をキ
ャンセルして、負荷バランスをとることができる。
例えばエアーシリンダから形成してもよい。このエアー
シリンダをリニアモータ30内に組込むに際してより小
容積とする必要がある場合には、外付けにエアータンク
を配置することも好ましい。
ド41の外周面に取付けられた永久磁石ユニット42
と、ステータ31に取付けられかつその内周面に沿いか
つ軸線(X)方向に伸びるコア33とこのコア33内に
整列配設された複数のコイル37とを含むコイルユニッ
ト32との間に発生する磁石吸引力は、ロッド41を中
心とする全周方向でバランスされる。しかも、軽減され
た磁石吸引力は、ロッド41をX方向に往復直線運動可
能なステータ31の両端側に装着されたリニアブッシュ
51で受けられる。
ット32とロッド41側の永久磁石ユニット42との間
の磁気吸引力を円筒型自機(31)内で吸収しつつ、こ
れを駆動源として利用する機械等の外部部材に及ぼす影
響を大幅に軽減でき、小型軽量である。しかも、コイル
ユニット32が、複数のコイル37がX方向に伸びるコ
ア33内に整列配設され直接空気中に解放されていない
から、漏れ磁束が少なく高効率・高精度であるととも
に、製造・メンテナンス時の作業安全性・効率アップも
図れる。
の永久磁石43V,43Vとリング状の強磁性体である
カラー45とをX方向に交互に並びかつカラー45を挟
んで隣接する両永久磁石の同極(NまたはS)同士が向
き合うようにロッド41に嵌装した構造であるから、磁
束Mfをロッド41のラジアル方向に起立するように発
生できる。つまり、モータ原理(フレミング左手の法
則)に最適的に対応可能であるから高効率であるばかり
か、構造簡単で低コストであり組立も容易である。
33が、穴付き円盤状珪素鋼鈑(34,35)を積層し
て形成された横断面が円筒形状の組立(積層)型構造
(36S)とされているので、磁束効率が高くかつ組立
が簡単である。
33が、圧粉磁心材料から一体的に形成された横断面が
円筒形状の一体型構造(36C)とすれば、円盤状珪素
鋼鈑(36S)を用いる組立構造の場合と遜色なく磁束
効率が高いばかりか、組立が一段と簡単である。
られているので、可動部(ロッド41)が重力方向とな
る場合に重力分をキャンセルして負荷バランスをとるこ
とができる。
タ30P)と同様に磁気吸引力が働くが、全体(30)
が円筒形状のため従来例の場合に比べ格段の強度を持
つ。またこれを駆動源とする各種装置の組立とは別に、
リニアモータ30単体の組立を別工程で行えるから、ロ
ッド41の中心軸(X)を精度良く組み立てることがで
きる。この別工程をとれることは、非磁気性体の専用工
具などを揃えたり、安全な作業環境を得ることを容易に
できる。
吸引力による従来弊害が解決されているので、例えばプ
レス成形装置に採用するに際して、無理に2個のリニア
モータ30を使用しなくてもよく1個での使用でも十分
であるし、必要な場合に応じて複数個の使用も選択でき
る。かくして、最低限必要な個数を採用でき、ドライバ
(切換駆動制御装置)等も少なくて済み、配線も減りシ
ンプルな構成にできる。制御軸数も減らせるので制御装
置も複雑にならない。
組立とは別な専用ラインで行えるから、磁気吸引力によ
る危険な作業を減らせる。
して扱えるので、モータ故障の場合、交換作業が簡単と
なる。客先においても磁気吸引力は気にせずに作業がで
きる。従来方法では客先での作業は満足な作業環境が得
にくい為、安全を確保するのに難があったが、円筒型リ
ニアモータ30により、工具や部品が磁石に吸い付けら
れ、手を挟むようなこともなくなる。
響がなく、モータを組立ラインのみに注意すればよい。
バランサ付モータとしてもユニット化でき取扱いが向上
する。
型リニアモータ30Pは四方に大量の磁束漏れが生じる
従来例に比較して、大幅に向上できる。つまり、円筒型
リニアモータ30は進行(X)方向についてのみ僅かな
磁束漏れが生じるだけであるから、モータ構造が進行
(X)方向に長くなる一般的事項との関係においても、
円筒型にすることで効率向上の割合を高くできるわけで
ある。圧粉磁心材料を用いたコア(36S,36C)で
は、さらに効率を向上させることができる。
1の実施形態が同期型構造であるのに対して、図11に
示すように誘導型構造としている。
ト32は、第1の実施形態の場合(図2、図3〜図9)
と同様であるが、ロッド41側には永久磁石ユニット4
2でなく、電気抵抗が低い2次導体47を設けてある。
3内のコイル37に交流電流を流すと、その電流により
生じる磁界は右(X2)方向へ移動しているとする。あ
るときこの磁界Mfが図11で下方D(上方U)向きで
発生しているとすると、電磁誘導により2次導体47の
表面に誘導電流Iid(Iiu)が生じる。
界Mfの間に電磁力Pfが生じる。そして、ロッド41
には磁界の移動(X2)方向へ力を受け、推力Psが発
生する。
イル37が軸線方向に伸びるコア33内に整列配設され
直接空気中に解放されていないから、漏れ磁束が少なく
高効率・高精度であるとともに、製造・メンテナンス時
の作業安全性・効率アップも図れる。
抵抗が低い材質であり、ロッド41の周囲に固定されて
いる。この誘導型構造の場合のロッド41は、ステータ
31からくる磁束の帰路の磁気抵抗を低くするために、
軟磁性体(高透磁率かつ低保持力)な材料から形成する
ことが望ましい。この実施形態では、ロッド41全体を
軟磁性体として形成してある。
る永久磁石43を用いた第1の実施形態の場合には軽量
化に一定の限度があるのに比べ、この第2の実施形態で
はロッド41を一段と軽量化でき、大幅な構造簡素化を
図れる。
長手方向において2次導体47のある部分の内側だけ軟
磁性体48として構成してもよい。かくすれば、ロッド
41が磁気回路を構成しないので、特に材料的制約がな
いばかりか、リニアブッシュ51との摩擦や、ロッド4
1自体の長さから必要な剛性等を満たす材料の選択範囲
を拡大できる。つまりは、設計自由度が増しかつコスト
低減にも有効である。
は、図13,図14に示される如く、第1(または第
2)の実施形態の場合と同様な円筒型リニアモータ30
をスライド21の駆動源として具備し、静止側であるプ
レス本体(11)にステータ31を固定しかつロッド4
1の先端を可動側であるスライド21に連結してなるプ
レス成形装置10である。
(モータから見た外部部材)11にステータ31を固定
しかつロッド41の先端を可動側であるスライド21に
連結する。かくして、リニアモータ30を駆動源してス
ライド21を円滑に昇降させられる。
ニアモータ30を使用している。固定プレート(モータ
から見た外部部材)17RUおよび17RDにより円筒
型リニアモータ30は固定されている。ロッド41の上
方にはボルスタ12が配置され、そのボルスタ12に埋
め込まれているリニアブッシュ13を通してロッド41
はスライド21に固定されている。
レス成形の為の金型(下型,上型)が装着されている。
円筒型リニアモータ30の反対側のロッド41はバラン
サ55内にあり、下方向の重力(スライド21,ロッド
41等の重量)を打ち消す構造となっている。
するリニアスケール75が付いている。76はリニアス
ケールセンサであり、ボルスタ12に固定されている。
この図ではリニアスケール75、リニアスケールセンサ
76が分離型であるが、一体型のものでも構わない。ま
た、必要に応じて複数のロッド41に取付けてもよい。
コイルユニット32と永久磁石ユニット42との間の磁
気吸引力を円筒型自機(30)内で吸収しつつ外部部材
(11)に及ぼす影響を大幅に軽減できる高精度・高効
率で小型軽量のリニアモータをスライド昇降用の駆動源
とするプレス成形装置を確立できる。
で歪みにも強い構造なため、装置本体(11等)は磁石
吸引力の影響のことは気にせず設計が可能となるので、
装置全体の軽量化ができ、組立作業の能率も大幅に向上
できる。
理由で軽量化を図れるので、一段の高加速度、高応答化
を達成できる。
54198号公報の場合と比較して、発生推力を同一と
すれば、4つのリニアモータ30の小型軽量および外部
に影響を与える磁石吸引力の一掃化等の効果から、大幅
な軽量化(例えば、1/2以下の重量)とすることがで
きる。
一方側(下端側)にバランサ55が取付けられているの
で、可動部(ロッド41,永久磁石ユニット42および
スライダ21等)の重力分(重量分)をキャンセルして
負荷バランスをとることができるから、有効推力の軽減
かつ平均化を図れるとともに、円滑なスライドストロー
ク(昇降運動)を維持できる。バランサ55の能力調整
により、スライド21やこれにセットされる金型の重量
変化にも簡単に対応できる。
を採用する場合を説明したが、第2の実施形態のリニア
モータ30を採用してもよい。
周面に沿いかつ軸線方向に伸びるコアとこのコア内に整
列配設された複数のコイルとを含むコイルユニットを取
付け、ステータの両端側に装着されたリニアブッシュで
該軸線方向に往復直線運動可能に嵌挿支持されたロッド
の外周面に永久磁石ユニットを取付けた構造のリニアモ
ータであるから、ステータス側のコイルユニットとロッ
ド側の永久磁石ユニットとの間の磁気吸引力を自機内で
吸収しつつ外部部材に及ぼす影響を大幅に軽減できる。
しかも、コイルユニットが、複数のコイルが軸線方向に
伸びるコア内に整列配設され直接空気中に解放されてい
ないから、漏れ磁束が少なく高効率・高精度であるとと
もに、製造・メンテナンス時の作業安全性・効率アップ
も図れる。
ユニットが、永久磁石と強磁性体であるカラーとを軸線
方向に交互に並びかつカラーを挟んで隣接する両永久磁
石の同極同士が向き合うようにロッドに嵌装した構造と
されているので、請求項1の発明の場合と同様な効果を
奏することができることに加え、さらに磁束をロッドの
ラジアル方向に起立するように発生できるから一段と高
効率であるばかりか、構造簡単で低コストであり組立も
容易である。
内にその内周面に沿いかつ軸線方向に伸びるコアとこの
コア内に整列配設された複数のコイルとを含むコイルユ
ニットを取付け、ステータの両端側に装着されたリニア
ブッシュで該軸線方向に往復直線運動可能に嵌挿支持さ
れたロッドの外周面に電気抵抗が低い2次導体を取付け
た構造のリニアモータであるから、ステータス側のコイ
ルユニットとロッド側の2次導体との間の僅かな磁気吸
引力を自機内で吸収しつつ、請求項1の発明の場合に比
較しても、外部部材に及ぼす影響をより大幅に軽減でき
る。
が軸線方向に伸びるコア内に整列配設され直接空気中に
解放されていないから、漏れ磁束が少なく高効率・高精
度であるとともに、コイルに交流電流が流れていない状
態では僅かな磁気吸引力も生じないために製造・メンテ
ナンス時の作業安全性・効率アップも図れる。
ニットを構成するコアが、円盤状珪素鋼鈑を積層して形
成されまたは圧粉磁心材料から一体的に形成された横断
面が円筒形状とされているので、請求項1から請求項3
までの各発明の場合と同様な効果を奏することができる
ことに加え、さらに圧粉磁心材料の場合に渦電流が生じ
ないので効率が高い。
1から請求項3までのいずれか1項に記載されたリニア
モータをスライドの駆動源として具備し、静止側である
プレス本体にステータを固定しかつロッドの先端を可動
側であるスライドに連結してなるプレス成形装置である
から、磁石吸引力がリニアモータ内でバランスされてい
るので、その影響がないから装置本体の構造簡素化およ
び小型軽量化を図れる。リニアブッシュの寿命が長いの
で、連続プレス成形時間を延長化できる。
従来例での台数が2台(その上は2の整数倍の台数)以
上のコイル切換駆動制御装置を含むリニアモータに制限
され問題を一掃でき、1個や奇数の組合せを採用するこ
とができる。この点からも、装置の小型軽量化,低コス
ト化に有利でかつレイアウトや装置設計自由度を大幅に
拡大できる。しかも、各種センサの数も減らせ、制御方
法も簡素化できる。
ば磁石吸引力がリニアモータ内で打ち消されているの
で、外部のプレス本体側にその影響が現れない。したが
って、プレス本体,取付板等に大きな歪みが生じないか
ら、各取付部分のクリアランスに狂いが発生しない。つ
まり、部品強度(剛性)を上げたり、フレーム(プレス
本体)やスライドの肉厚を厚くする等の堅牢化が必要な
くなる。この点からも、コスト低減や小型軽量化を促進
できることはもとより、可動体(スライド)の重量を軽
量化できるので、高加速度制御および高応答制御に対し
ても有利である。
気吸引力が外部に漏れずかつ円筒型で歪みにも強い構造
なため、装置本体は磁石吸引力の影響のことは気にせず
設計が可能となるので、装置全体の軽量化ができ、組立
作業の能率も大幅に向上できるとともに、可動部(ロッ
ド,スライド)においても同様な理由で軽量化を図れる
ので、一段の高加速度、高応答化を達成できる。
ば、従来例におけるスライド全体を落下しないように保
持しながらシムなどで磁石板とコイルスライダとの相対
位置を慎重に調整して各リニアガイドのクリアランスや
平行度を確立する煩雑で危険を伴う作業を一掃化でき
る。当然に、磁石板とコイルスライダをセットした状態
とセットしていない状態では吸引力のあるなしの違いに
より発生変化するフレーム等の微妙な歪み対策(調整作
業)も一掃できる。かくして、一般的な回転型モータの
交換作業と同等でよいから取扱いが極めて簡単である。
立作業中に関し、駆動源が円筒型リニアモータであるか
ら、従来例の磁石板に吸着した磁性体部品は形状によっ
ては剥がすことができない問題や、特に満足な作業環境
が得にくい組立現場での分解・組立作業の危険性および
作業中に工具が引き寄せられ手を挟みそうになる危険性
がある問題を完全に解消できる。
るから、工具や部品が吸い付けられ当該磁石板が破損す
る従来問題を解消できる。かくして、何時でも何処でも
全員に例えばステンレス製の部品・工具の使用を義務付
ける必要性を払拭できる。
の磁石板がないので、時計・ペースメーカに悪影響を及
ぼす心配がない。装置組立場所での万全な安全確保も担
保できる。
ト等との間の磁気吸引力を円筒型自機内で吸収しつつ外
部部材に及ぼす影響を大幅に軽減できる高精度・高効率
で小型軽量のリニアモータをスライド昇降用の駆動源と
するプレス成形装置を提供することができる。
付け状態において下端側になる前記ロッドの一方側にバ
ランサが取付けられているので、請求項5の発明の場合
と同様な効果を奏することができるに加え、さらに可動
部(ロッドおよびスライダ等)の重力分(重量分)をキ
ャンセルして負荷バランスをとることができるから、有
効推力の軽減かつ平均化を図れるとともに、円滑なスラ
イドストロークを維持できる。バランサの能力調整によ
り、スライドやこれにセットされる金型の重量変化にも
簡単に対応できる。
る。
図である。
の図である。
図である。
めの図である。
するための縦断面図である。
である。
トを説明するための縦断面図である。
トを説明するための縦断面図である。
る。
明するための概略縦断面図である。
る。
タを駆動源として使用するプレス成形装置を説明するた
めの外観斜視図である。
るための図である。
図である。
図である。
ニアガイドを説明するための図である。
図である。
Claims (6)
- 【請求項1】 ステータの内周面に沿いかつ軸線方向に
伸びるコアとこのコア内に整列配設された複数のコイル
とを含むコイルユニットを取付け、ステータの両端側に
装着されたリニアブッシュで該軸線方向に往復直線運動
可能に嵌挿支持されたロッドの外周面に永久磁石ユニッ
トを取付けた構造のリニアモータ。 - 【請求項2】 前記永久磁石ユニットが、リング状の永
久磁石とリング状の強磁性体であるカラーとを前記軸線
方向に交互に並びかつカラーを挟んで隣接する両永久磁
石の同極同士が向き合うように前記ロッドに嵌装した構
造とされている請求項1記載のリニアモータ。 - 【請求項3】 ステータ内にその内周面に沿いかつ軸線
方向に伸びるコアとこのコア内に整列配設された複数の
コイルとを含むコイルユニットを取付け、ステータの両
端側に装着されたリニアブッシュで該軸線方向に往復直
線運動可能に嵌挿支持されたロッドの外周面に電気抵抗
が低い2次導体を取付けた構造のリニアモータ。 - 【請求項4】 前記コイルユニットを構成するコアが、
円筒形状の前記ステータの内円形に対応する穴付き円盤
状珪素鋼鈑を積層して形成されまたは横断面が円筒形状
で圧粉磁心材料から一体的に形成されている請求項1か
ら請求項3までのいずれか1項に記載されたリニアモー
タ。 - 【請求項5】 請求項1から請求項4までのいずれか1
項に記載されたリニアモータをスライド昇降用の駆動源
として具備し、静止側であるプレス本体に円筒型の前記
ステータを固定しかつ前記ロッドの先端を可動側である
スライドに連結してなるプレス成形装置。 - 【請求項6】 取付け状態において下端側になる前記ロ
ッドの一方側にバランサが取付けられている請求項5記
載のプレス成形装置。
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