JP2001352653A - 回転接続装置 - Google Patents

回転接続装置

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JP2001352653A
JP2001352653A JP2000173000A JP2000173000A JP2001352653A JP 2001352653 A JP2001352653 A JP 2001352653A JP 2000173000 A JP2000173000 A JP 2000173000A JP 2000173000 A JP2000173000 A JP 2000173000A JP 2001352653 A JP2001352653 A JP 2001352653A
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guide
ring
connection device
cable
guide groove
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English (en)
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Tomoyuki Sakata
知之 坂田
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
AutoNetworks Technologies Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
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  • Steering Controls (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Electric Cable Arrangement Between Relatively Moving Parts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ケーブルの反転部とガイド溝の位置ずれを吸
収し、しかもケーブルとガイドリングの衝突による異音
の発生を防止する。 【解決手段】 ガイドリング11を、それぞれガイド溝
付きのリング本体12とリングピース13とに分け、ケ
ーブル長さの製造誤差によってケーブル反転部とガイド
溝の位置が周方向にずれた場合に、リングピース13を
この位置ずれに合わせてリング本体12に取付けてガイ
ドリング11を構成するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はたとえば自動車のス
テアリング装置に組み込まれてハンドル軸(回転側)と
ボディ側(固定側)の回路配線を接続する手段として使
用される回転接続装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の回転接続装置として、導
電用の帯状ケーブル(以下、通称に従ってフラットケー
ブルという)をケーブル収容空間内で渦巻状に巻いた渦
巻式と、途中で巻き方向を反転させた反転式が公知であ
る。
【0003】また、反転式の回転接続装置において、接
続すべき回路数の増加に対応して二本またはそれ以上の
フラットケーブルを収容する反転式複数巻き構造をとる
ものも公知となっている。
【0004】これを図9によって説明する。ここでは、
二本のフラットケーブルを使用する二重巻き構造を例に
とり、自動車のステアリングに組み込まれる場合を例示
している。
【0005】1は自動車のボディ側に固定される円筒状
の固定側部材としてのケース、2はハンドル軸と一体に
回転する回転側部材としてのロータで、これらの間にケ
ーブル収容空間3が形成され、このケーブル収容空間3
に二本のフラットケーブル4,5が巻回状態で、かつ、
途中で巻き方向が反転する状態で収容され、ケース1と
ロータ2の相対回転によって周方向に移動する。
【0006】このフラットケーブル4,5を移動案内す
るガイドリング6は、周方向二個所(通称は図示のよう
に180゜間隔を置いた対称二個所)にガイド溝7,8
を有し、一方のガイド溝7に一方のケーブル4の反転部
4a、他方のガイド溝8に他方のケーブル5の反転部5
aがそれぞれ通される。
【0007】フラットケーブル4,5は、内周端がロー
タ2に、外周端がケース1にそれぞれ端末部材9,10
介して止め付けられ、かつ、外部配線に接続される。
【0008】なお、図では内外両端末部材9,10を両
ケーブル4,5について同じ位置に設定した場合を示し
ているが、この端末部材9,10をケーブルごとに別々
の位置に分けて設ける場合もある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように二本のフラ
ットケーブル4,5を用い、これらの巻き方向を途中で
反転させた反転式二重巻き構造をとる場合、次のような
問題が生じていた。
【0010】両フラットケーブル4,5の長さは製造誤
差によって変動するため、両ケーブル4,5の反転部4
a,5aの位置が設計上の位置から周方向にずれる場合
がある。
【0011】この場合、ガイド溝7,8の幅寸法が小さ
いと、ケーブル反転部4a,5aの一方が上記位置ずれ
によってガイド溝7または8にうまく入らず、組立が困
難または不可能となる。
【0012】この点の対策としてガイド溝幅寸法を大き
くとることが考えられるが、こうすると上記問題は解消
されるものの、弊害として、ハンドルの切り返しによる
ケーブル反転時等にケーブル反転部4a,5aがガイド
溝7,8の両側面に衝突して異音が発生するという問題
が生じる。
【0013】そこで本発明は、これらの問題を一挙に解
決し、ケーブル反転部とガイド溝の位置ずれを吸収して
簡単に組立てることができ、しかもケーブルとガイドリ
ングの衝突による異音の発生等の弊害が生じない回転接
続装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、相対
回転する固定側及び回転側両部材間に形成されたケーブ
ル収容空間に、複数本の導電用ケーブルが、途中で巻き
方向が反転し、かつ、上記第1及び第2両部材の相対回
転によって移動する状態で収容されるとともに、このケ
ーブルの移動をガイドするガイドリングが設けられ、こ
のガイドリングには、上記各ケーブルの反転部を互いに
異なる位置でガイドする複数のガイド溝が設けられた回
転接続装置において、上記ガイドリングは、一つのガイ
ド溝を含む第1部材に、他のガイド溝を含む第2部材が
周方向に位置調整可能に取付けられて構成されたもので
ある。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の構成におい
て、第2部材を第1部材に対してガイドリングの厚み方
向に位置固定する位置固定手段が設けられたものであ
る。
【0016】請求項3の発明は、請求項2の構成におい
て、位置固定手段として、第1及び第2両部材に、ガイ
ドリング厚み方向に相係合する突起が設けられたもので
ある。
【0017】請求項4の発明は、請求項2の構成におい
て、位置固定手段として、第2部材を第1部材に対して
ガイドリング厚み方向に弾性的に押え込む弾性体が設け
られたものである。
【0018】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの構成において、第2部材が、第1部材に対し周方
向に一定範囲で移動可能な状態で取付けられるように構
成されたものである。
【0019】請求項6の発明は、請求項5の構成におい
て、第2部材の周方向の移動に対して抵抗を与える回り
抑制手段が設けられたものである。
【0020】請求項7の発明は、請求項1乃至6のいず
れかの構成において、第2部材は第1部材に対して表裏
逆向きでかつそのガイド溝が第2部材の壁面によって外
部から隠蔽される状態で取付けられ、第2部材に、上記
隠蔽されたガイド溝を外部から視認し得る覗き穴が設け
られたものである。
【0021】上記構成によると、ケーブル長さの製造誤
差によってケーブルの反転部とガイド溝の周方向の位置
ずれが生じても、組立時に、第2部材を第1部材に対
し、この位置ずれ分に合わせて取付けることによって位
置ずれを吸収することができる。従って、簡単に組立て
ることができるとともに、ガイド溝の幅寸法をいたずら
に大きくする必要がないため、ハンドル切り返し時にお
けるケーブルとガイドリングの衝突による異音の発生を
防止することができる。
【0022】また、請求項2〜4の構成によると、第2
部材を第1部材に対してガイドリング厚み方向に位置固
定できるため、第2部材のガイドリング厚み方向の動き
を抑えて安定したケーブルガイド作用を確保できるとと
もに、振動による同部材のがたつき音の発生を防止する
ことができる。
【0023】請求項5の構成によると、第2部材が周方
向に一定範囲で移動し得るため、ハンドル操作(回転接
続装置の正逆回転)によるケーブル反転部とガイド溝の
位置ずれが生じても、第2部材の周方向移動によってこ
れを自動的に吸収し、適正なケーブルガイド作用を確保
することができる。これにより、ガイド溝の幅寸法を必
要最小限に小さくできるため、ケーブル反転部とガイド
リングの衝突による異音発生の防止効果をより高めるこ
とができる。
【0024】ただし、第2部材が周方向にむやみに移動
すると、そのすべり音が発生するおそれがある。
【0025】この点、請求項6の構成によると、回り抑
制手段によって第2部材の不必要な動きが止められるた
め、すべり音の発生を防止することができる。
【0026】請求項7の構成によると、組立(ケーブル
組み込み)の便宜上、第2部材を第1部材に対し表裏逆
向きの状態で取付ける構成をとる場合に、ガイド溝が裏
に隠れても、覗き穴によりガイド溝を外部から視認でき
るため、簡単に組立てることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施形態を図1〜図8に
よって説明する。
【0028】以下の実施形態では、反転式二重巻き構造
をとる回転接続装置を適用対象として例にとっている。
【0029】第1実施形態(図1〜図6参照) この実施形態にかかる回転接続装置に使用されるガイド
リング11は、リング全体の大部分を占めるリング本体
(第1部材)12にリングピース(第2部材)13が取
付けられることにより、周方向二個所(ここでは180
゜の間隔を置いた対称二個所)にガイド溝14,15を
備え、かつ、リング状のベース16を備えたものとして
構成される。
【0030】リング本体12は、一方のガイド溝14
(以下、これを第1ガイド溝、他方のガイド溝15を第
2ガイド溝という)を含むC字形に湾曲したガイド部1
7がベース16上に一体に設けられて成り、ガイド部1
7の周方向の空隙部分17a(図1,4参照)にリング
ピース13が取付けられる。
【0031】このリングピース13は、上記空隙部分1
7aを埋める長さを有する湾曲状に形成され、かつ、両
端に、リング本体12のガイド部17に嵌め込まれる嵌
合部13a,13aが段部13b,13bを介して連設
されるとともに、中央部に第2ガイド溝15が形成され
ている。
【0032】この実施形態では、組立の便宜上、図3,
5に示すようにリングピース13をリング本体12に対
して表裏逆向きの状態(図2は説明の便宜のためリング
本体12と同じ向きにした状態を示す)、で取付けるこ
ととしている。従って、第2ガイド溝15はベース16
側に開口することとなる。
【0033】また、リングピース13における両側嵌合
部13a,13aの外面、及びリング本体12のガイド
部17における両側開放端部の内面にそれぞれ突起1
8,19が設けられ、リングピース取付時にこの突起1
8,19がガイドリング厚み方向に相係合してリングピ
ース13がガイドリング厚み方向に位置固定されるよう
になっている。
【0034】なお、リング本体側の突起19は、リング
ピース側の突起18に比べて周方向に長く形成され、リ
ングピース13の一定角度範囲(たとえば左右10゜程
度)での周方向移動によっても係合状態(位置固定作
用)が保たれる。
【0035】一方、リングピース13には、第2ガイド
溝15の真裏に当たる壁面部分に覗き穴20が設けら
れ、この覗き穴20により第2ガイド溝15を外部から
視認し得るようになっている。
【0036】このガイドリング11を組立てるときは、 ケース(第2実施形態を示す図8中の符号1)内に
リング本体12を入れ、 図4に示すようにこのリング本体12にフラットケ
ーブル4,5を、一方の反転部4aが第1ガイド溝14
を通り、他方の反転部5aが空隙部分17aを通る状態
でセットし、 図5に示すように、上からリングピース13を、反
転部5aが第2ガイド溝15に嵌まり込むようにリング
本体12に取付ける。このとき、覗き穴20によってケ
ーブル反転部5aと第2ガイド溝15の位置関係を外部
から視認できるため、反転部5aを第2ガイド溝15に
楽に通すことができる。
【0037】上記の段階について詳述すると、リング
ピース13の両側嵌合部13a,13aをリング本体ガ
イド部17の両側開放端部に嵌め込むと同時に、ガイド
部17の弾性を利用して突起18…をリング本体側突起
19…に係合させる。
【0038】このとき、設計上(フラットケーブル4,
5の長さに製造誤差がない場合)は、図6(イ)に示す
ように、第2ガイド溝15が第1ガイド溝14と対称と
なる位置でケーブル反転部5aを第2ガイド溝15に通
すことができる。
【0039】これに対し、ケーブル長さに誤差がある場
合は、ケーブル反転部5aの位置が第2ガイド溝15に
対して周方向にずれる。
【0040】そこで、図6(ロ)または(ハ)に示すよ
うにリングピース13をケーブル反転部5aのずれる位
置に合わせて取付けることにより、上記位置ずれを吸収
してケーブル反転部5aを第2ガイド溝15に難なく通
すことができる。
【0041】従って、製造誤差が生じても簡単に組立て
ることができるとともに、ガイド溝15の幅寸法をいた
ずらに大きくする必要がないため、ハンドル切り返し時
におけるケーブル反転部5aとガイドリング端面の衝突
による異音の発生を防止することができる。
【0042】また、リングピース13は、取付後も、嵌
合部13a,13aの段部13b,13bと、リング本
体ガイド部17の両側開放端面とが当接するまでの一定
角度範囲で周方向に自由に移動するため、ハンドル操作
によるガイドリング11の正逆回転によってケーブル反
転部5aと第2ガイド溝15に位置ずれが生じても、リ
ングピース13の周方向移動によってこれを自動的に吸
収することができる。従って、ガイド溝15の幅寸法を
必要最小限に小さくできるため、ケーブル反転部5aと
ガイドリング端面の衝突音の発生が益々なくなる。
【0043】さらに、リングピース13がガイドリング
厚み方向に位置固定され、その方向の動きを抑えられる
ため、安定したケーブルガイド作用を行うことができる
とともに、振動によるリングピース13のがたつき音の
発生を防止することができる。
【0044】なお、この実施形態のようにリングピース
13をリング本体12に対して表裏逆向きで取付けるよ
うにすれば、図4のケーブルセット状態からリングピー
ス13をケーブル反転部5aに被せる形で装着できるた
め、リング本体12と同じ向きで取付ける場合と比較し
て取付作業が容易になる。
【0045】第2実施形態(図7,8参照) 上記のようにリングピース13がリング本体12に対し
周方向に移動できることの弊害として、使用中、リング
ピース13が周方向にむやみに移動してそのすべり音が
発生するおそれがある。
【0046】この点の対策として第2実施形態において
は、リングピース13における両側嵌合部13a,13
aの表側壁面に、回り抑制手段と位置固定手段とを兼ね
るバネ片21,21を突設し、このバネ片21,21を
ロータ2の蓋部2aに弾性的に圧接させることにより、
その反力によってリングピース13をリング本体12の
ベース16に弾性的に押え込む構成をとっている。図8
中、1はケース、22はロータ2の蓋部2aをガイドリ
ング厚み方向に押え込む蓋部材である。
【0047】こうすれば、リングピース13がガイドリ
ング厚み方向に位置固定されてその厚み方向のがたつき
が防止されるとと同時に、リングピース13の周方向移
動に対して一定の抵抗が加えられ、その不必要な動きが
止められるため、すべり音の発生をも防止することがで
きる。
【0048】なお、バネ片21,21は、図示のように
リングピース13にこれを切り起こす形で一体に設けて
もよいし、別体の板バネ材を取付けてもよい。
【0049】他の実施形態 (1)リングピース13の周方向移動に対して抵抗を与
える回り抑制手段として、第2実施形態のバネ片21,
21に代えて、グリス等の粘性の高い物質をリングピー
ス13とリング本体ガイド部17の嵌合面間に介在させ
てもよい。
【0050】(2)上記実施形態では、リングピース1
3をリング本体12に対して表裏逆向きに取付けるよう
にしたが、リングピース13をリング本体12にこれと
同じ向きで取付けることも勿論可能である。この場合、
覗き穴20は不要となる。
【0051】また、上記実施形態では、組立時にケーブ
ル4,5をセットした後、リングピース13を取付ける
手順をとったが、このリングピース13を取付けた後、
ケーブル4,5をセットする手順をとることもできる。
【0052】(3)本発明は、上記実施形態で挙げたガ
イド溝が二つの二重巻き構造のものに好適であるが、こ
れに限らず、ガイド溝が三つ以上の複数巻き構造のもの
にも適用することができる。たとえば、三重巻き構造の
ものの場合は、ガイドリングをリング本体と二つのリン
グピースとに分け、それぞれにガイド溝を設ければよ
い。
【0053】
【発明の効果】上記のように本発明によるときは、ガイ
ドリングを第1部材と第2部材とに分け、第2部材を第
1部材に周方向に位置調整可能に取付けてガイドリング
を構成したから、ケーブル長さの製造誤差によってケー
ブルの反転部とガイド溝の周方向の位置ずれが生じて
も、組立時に、第2部材を、この位置ずれ分に合わせて
取付けることによって位置ずれを吸収することができ
る。
【0054】従って、上記位置ずれに関係なく回転接続
装置を簡単に組立てることができるとともに、ガイド溝
の幅寸法をいたずらに大きくする必要がないため、ハン
ドル切り返し時におけるケーブルとガイドリングの衝突
による異音の発生を防止することができる。
【0055】また、請求項2〜4の発明によると、第2
部材を第1部材に対してガイドリング厚み方向に位置固
定できるため、第2部材のガイドリング厚み方向の動き
を抑えて安定したケーブルガイド作用を確保できるとと
もに、振動による同部材のがたつき音の発生を防止する
ことができる。
【0056】請求項5の発明によると、第2部材が周方
向に一定範囲で移動し得るため、ハンドル操作(回転接
続装置の正逆回転)によるケーブル反転部とガイド溝の
位置ずれが生じても、第2部材の周方向移動によってこ
れを自動的に吸収し、適正なケーブルガイド作用を確保
することができる。これにより、ガイド溝の幅寸法を必
要最小限に小さくできるため、ケーブル反転部とガイド
リングの衝突による異音発生の防止効果をより高めるこ
とができる。
【0057】請求項6の発明によると、回り抑制手段に
よって第2部材の不必要な動きが止められるため、すべ
り音の発生を防止することができる。
【0058】請求項7の発明によると、組立の便宜上、
第2部材を第1部材に対し表裏逆向きの状態で取付ける
構成をとる場合に、ガイド溝が裏に隠れても、覗き穴に
よりガイド溝を外部から視認できるため、簡単に組立て
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態にかかる回転接続装置に
使用されるガイドリングの分解斜視図である。
【図2】同ガイドリングのリングピースを表裏反転させ
た斜視図である。
【図3】ガイドリング組立状態の斜視図である。
【図4】ガイドリング組立時においてリング本体にフラ
ットケーブルをセットした状態の平面図である。
【図5】図4の状態からリングピースを組み込んだ状態
の平面図である。
【図6】(イ)はフラットケーブルの長さが設計通りの
場合、(ロ)(ハ)は同ケーブル長さに長短の誤差が生
じた場合におけるリングピースの取付位置調整状況を示
す概略平面図である。
【図7】本発明の第2実施形態にかかる回転接続装置に
使用されるガイドリングの分解斜視図である。
【図8】同装置の組立状態の断面図である。
【図9】従来の回転接続装置の平面図である。
【符号の説明】
1 ケース(固定側部材) 2 ロータ(回転側部材) 3 ケーブル収容空間 4,5 フラットケーブル 4a,5a フラットケーブルの反転部 11 ガイドリング 12 ガイドリングのリング本体(第1部材) 14 リング本体のガイド溝 13 ガイドリングのリングピース(第2部材) 15 リングピースのガイド溝 18,19 位置固定手段としての突起 20 覗き穴 21,21 位置固定手段と回り抑制手段を兼ねるバネ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 知之 愛知県名古屋市南区菊住1丁目7番10号 株式会社ハーネス総合技術研究所内 Fターム(参考) 3D030 DB25 4E352 AA01 BB15 CC02 CC31 DD08 DD15 DR07 DR24 FF11 GG12 GG17 5G363 AA16 BA05 BB01 DC02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 相対回転する固定側及び回転側両部材間
    に形成されたケーブル収容空間に、複数本の導電用ケー
    ブルが、途中で巻き方向が反転し、かつ、上記固定側及
    び回転側両部材の相対回転によって移動する状態で収容
    されるとともに、このケーブルの移動をガイドするガイ
    ドリングが設けられ、このガイドリングには、上記各ケ
    ーブルの反転部を互いに異なる位置でガイドする複数の
    ガイド溝が設けられた回転接続装置において、上記ガイ
    ドリングは、一つのガイド溝を含む第1部材に、他のガ
    イド溝を含む第2部材が周方向に位置調整可能に取付け
    られて構成されたことを特徴とする回転接続装置。
  2. 【請求項2】 第2部材を第1部材に対してガイドリン
    グの厚み方向に位置固定する位置固定手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の回転接続装置。
  3. 【請求項3】 位置固定手段として、第1及び第2両部
    材に、ガイドリング厚み方向に相係合する突起が設けら
    れたことを特徴とする請求項2記載の回転接続装置。
  4. 【請求項4】 位置固定手段として、第2部材を第1部
    材に対してガイドリング厚み方向に弾性的に押え込む弾
    性体が設けられたことを特徴とする請求項2記載の回転
    接続装置。
  5. 【請求項5】 第2部材が、第1部材に対し周方向に一
    定範囲で移動可能な状態で取付けられるように構成され
    たことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の
    回転接続装置。
  6. 【請求項6】 第2部材の周方向の移動に対して抵抗を
    与える回り抑制手段が設けられたことを特徴とする請求
    項5記載の回転接続装置。
  7. 【請求項7】 第2部材は第1部材に対して表裏逆向き
    でかつそのガイド溝が第2部材の壁面によって外部から
    隠蔽される状態で取付けられ、第2部材に、上記隠蔽さ
    れたガイド溝を外部から視認し得る覗き穴が設けられた
    ことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の回
    転接続装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012170859A2 (en) * 2011-06-10 2012-12-13 Cooper Technologies Company Damming device for cable sealing
US8969741B2 (en) 2011-06-10 2015-03-03 Cooper Technologies Company Damming device for cable sealing

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