JP2001352637A - 電気接続箱 - Google Patents

電気接続箱

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JP2001352637A
JP2001352637A JP2000165772A JP2000165772A JP2001352637A JP 2001352637 A JP2001352637 A JP 2001352637A JP 2000165772 A JP2000165772 A JP 2000165772A JP 2000165772 A JP2000165772 A JP 2000165772A JP 2001352637 A JP2001352637 A JP 2001352637A
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JP
Japan
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bracket
cylindrical body
junction box
main body
body case
Prior art date
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Pending
Application number
JP2000165772A
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English (en)
Inventor
Shuji Yamakawa
修司 山川
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Sumitomo Wiring Systems Ltd
Original Assignee
Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Wiring Systems Ltd filed Critical Sumitomo Wiring Systems Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外部から加わる振動によって、本体ケースに装
着される電装品に悪影響を及ぼすのを確実に防止するこ
と。 【解決手段】電装品12が装着された本体ケース11に
は、それを自動車のボディ17に取り付けるためのブラ
ケット14が突設されている。ブラケット14の基端部
には筒体20が設けられ、この筒体20によって、自動
車が走行するとき等に発生する振動が本体ケース11に
伝わりにくくなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車に取り付け
られる電気接続箱に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の電気接続箱においては、ケ
ース本体内にリレー等の電装品が装着されている。ケー
ス本体の外側面には、ケース本体と一体に形成されたブ
ラケットが突設されている。そして、ブラケットの先端
を自動車のボディに当ててボルト締めすることにより、
ケース本体が自動車のボディに固定されるようになって
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電気
接続箱においては、自動車が走行するとき等に発生する
振動等によって、ブラケットが折損するという問題があ
る。そこで、このような不具合をなくすために、リブ等
によってブラケットを補強することが考えれる。しか
し、ブラケットを過剰に補強すると、ブラケットの剛性
が高くなり折損を防止できる反面、リレー等の電装品に
振動が伝わりやすくなる。この結果、電装品に悪影響を
及ぼすという問題が新たに生じる。
【0004】本発明は上記の課題に鑑みてなされたもの
であり、その目的は、外部から加わる振動によって、ブ
ラケットが折損するのを防止できるとともに、本体ケー
スに装着される電装品に悪影響を及ぼすのを防止できる
電気接続箱を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、電装品が装着される
本体ケースの外面にブラケットを突設し、このブラケッ
トに挿通される締付け部材によって本体ケースを自動車
のボディに取り付けるようにした電気接続箱において、
前記自動車が走行するとき等に発生する振動を本体ケー
スに伝わりにくくするための振動抑制手段を前記ブラケ
ットに設け、前記振動抑制手段を、ブラケットの基端部
に一体的に形成するとともに、両端に開口部を有する筒
体から構成したことを要旨とする。
【0006】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の電気接続箱において、前記筒体は前記締付け部材が
ブラケットに挿通される方向に対して直交する方向に沿
って延びていることを要旨とする。
【0007】請求項3に記載の発明では、請求項1又は
2に記載の電気接続箱において、前記筒体内において前
記両開口部の間には補強部が設けられ、その補強部は筒
体のほぼ中央部に配置されていることを要旨とする。
【0008】以下、本発明の「作用」について説明す
る。請求項1に記載の発明によると、本体ケースとブラ
ケットとの間に、振動抑制手段である筒体を設けること
によって、ブラケットを適度に補強しながら、筒体内の
空間部によりブラケットに伝わる振動を分散できる。よ
って、自動車が走行するとき等に発生する振動が本体ケ
ースに伝わりにくくなる。そのため、ブラケットが折損
するのを防止することができるとともに、電装品に悪影
響を及ぼすのを防止することができる。又、筒体はブラ
ケットの一部に一体的に形成されている。そのため、筒
体をブラケットに組み付ける手間を省くことができ、製
造コストの低減に繋げることができる。
【0009】請求項2に記載の発明によると、締付け部
材による過大な締付け力がブラケットに加わっても、ブ
ラケットが破損するのを確実に防止することができる。
請求項3に記載の発明によると、補強部は筒体のほぼ中
央部に配置されているため、自動車の振動等によって筒
体に加わる力を上下均等に分散させることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した一実施
形態を、図面に基づき詳細に説明する。図1に示すよう
に、電気接続箱10の本体ケース11は合成樹脂等の絶
縁材料により形成され、その内部には複数のリレー等の
電装品12が装着されている。本体ケース11の外側面
には一対のブラケット14,15が突設され、それぞれ
本体ケース11と一体的に形成されている。そして、各
ブラケット14,15の先端部にそれぞれ挿通される締
付け部材としてのボルト16を締め付けることにより、
本体ケース11全体が自動車等のボディ17に取付け固
定されている。
【0011】2つのブラケット14,15のうち、下側
にあるブラケット14の基端部には、内部に中空部を有
する振動抑制手段としての筒体20が形成されている。
この筒体20は、細長状に形成され、上下方向に沿って
延びている。別の言い方をすると、筒体20は、本体ケ
ース11の側面に沿ってほぼ平行に延びている。筒体2
0の内部には所定の厚みを有する補強部21が一体的に
形成され、この補強部21は筒体20の中央部に配置さ
れている。そして、補強部21の存在により、筒体20
の両端部に開口された開口部20a,20b同士は連通
されていない。
【0012】上記のように構成された電気接続箱10に
よれば、自動車が走行するとき等に発生する振動が、ブ
ラケット14に伝わると、その基端部にある筒体20に
より、本体ケース11に伝わる振動が和らげられる。こ
れにより、電装品12に対して十分な免振効果を発揮さ
せることができる。
【0013】従って、本実施形態によれば以下に示す効
果を得ることができる。 (1)電装品12が装着された本体ケース11には、そ
れを自動車のボディ17に取り付けるためのブラケット
14が突設されている。ブラケット14の基端部には筒
体20が設けられ、この筒体20によって、ブラケット
14が適度に補強されつつ、筒体20内の空間部により
ブラケットに伝わる振動を分散することができる。これ
により、自動車が走行するとき等に発生する振動が本体
ケース11に伝わりにくくなる。この結果、ブラケット
14にかかる負荷を低減することができるので、ブラケ
ット14が折損するのを防止することができる。それと
ともに、リレー等の電装品12に悪影響を及ぼすのを防
止することができる。
【0014】(2)筒体20は、ブラケット14の一部
に一体的に形成されたものである。そのため、例えばブ
ラケット14とは別体からなる筒体20によって本体ケ
ース11に伝わる振動を抑制した場合に比べ、筒体20
の組み付けにかかる手間を省くことができる。従って、
製造工程を簡略化でき、製造コストの低減に貢献するこ
とができる。
【0015】(3)筒体20は、ブラケット14の先端
部にボルト16が挿通される方向(水平方向)に対して
直交する方向(上下方向)に沿って延びている。そのた
め、本体ケース11を取り付けるときに、ボルト16の
締付け力がブラケット14に加わっても、筒体20によ
って、特にボルト16を締め付ける方向におけるブラケ
ット14の強度を向上できる。この結果、ブラケット1
4が破損するのを防止することができる。
【0016】(4)筒体20の内部には、その両端に設
けられた開口部20a,20b同士を連通させないよう
にする補強部21が設けられている。そのため、補強部
21の厚みを変更することにより、ブラケット14の剛
性を簡単に変更することができる。これは、本体ケース
11の仕様変更に伴い、ブラケット14の強度を変更す
る場合があっても、柔軟に対応することができ、ブラケ
ット14の設計のしやすさを向上することができる。
【0017】(5)補強部21は筒体20の長手方向中
央部に配置されているため、自動車の振動等によって筒
体20に加わる力を上下均等に分散させることができ
る。従って、ブラケット14が折損するのをいっそう確
実に防止することができるとともに、リレー等の電装品
12に悪影響を及ぼすのをいっそう確実に防止すること
ができる。
【0018】なお、本発明の実施形態は以下のように変
更してもよい。 ・前記実施形態では、自動車が走行するとき等に発生す
る振動を抑える手段としてブラケット14の基端部に筒
体20を形成した。この構成以外にも、本体ケース11
とブラケット14との間に、それらとは別体なる筒体2
0や、硬質ゴム等からなる弾性体を設けてもよい。
【0019】・筒体20の断面形状を例えば、円形状や
楕円形状等に自在に変更することが可能である。 ・前記実施形態では、2つあるブラケット14,15の
うち一方のブラケット14のみしか筒体20が形成され
ていないが、他方のブラケット15にも筒体20を形成
してもよい。
【0020】・前記実施形態では、ブラケット14の基
端部に筒体20を形成した。この構成以外にも、例えば
ブラケット14の基端部から先端部にかけて筒体20を
形成してもよい。
【0021】・補強部21の形状を、筒体20の開口部
20a,20bが連通するような形状、例えば環状に変
更してもよい。次に、特許請求の範囲に記載された技術
的思想のほかに、前述した実施形態によって把握される
技術的思想をその効果とともに以下に列挙する。
【0022】(1) 請求項1〜3のいずれかに記載の
電気接続箱において、前記筒体は自動車のボディに設け
られた取付面に沿って延びていることを特徴とする電気
接続箱。この構成にすれば、締付け部材による過大な締
付け力がブラケットに加わっても、ブラケットが破損す
るのを確実に防止することができる。
【0023】(2) 請求項3に記載の電気接続箱にお
いて、前記補強部は筒内のほぼ中央部に配置されている
ことを特徴とする電気接続箱。この構成にすれば、補強
部は筒体の長手方向中央部に配置されているため、自動
車の振動等によって筒体に加わる力を均等に分散させる
ことができる。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
外部から加わる振動によって、ブラケットが折損するの
を防止できるとともに、本体ケースに装着される電装品
に悪影響を及ぼすのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態の電気接続箱の正面図。
【図2】同じく、電気接続箱の平面図。
【符号の説明】
11…本体ケース、 12…電装品、14,15…ブラ
ケット、16…ボルト(締付け部材)、17…ボディ、
20…筒体(振動抑制手段)、21…補強部。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電装品が装着される本体ケースの外面に
    ブラケットを突設し、このブラケットに挿通される締付
    け部材によって本体ケースを自動車のボディに取り付け
    るようにした電気接続箱において、 前記自動車が走行するとき等に発生する振動を本体ケー
    スに伝わりにくくするための振動抑制手段を前記ブラケ
    ットに設け、前記振動抑制手段を、ブラケットの基端部
    に一体的に形成するとともに、両端に開口部を有する筒
    体から構成したことを特徴とする電気接続箱。
  2. 【請求項2】 前記筒体は前記締付け部材がブラケット
    に挿通される方向に対して直交する方向に沿って延びて
    いることを特徴とする請求項1に記載の電気接続箱。
  3. 【請求項3】 前記筒体内において前記両開口部の間に
    は補強部が設けられ、その補強部は筒体のほぼ中央部に
    配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    の電気接続箱。
JP2000165772A 2000-06-02 2000-06-02 電気接続箱 Pending JP2001352637A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011031714A (ja) * 2009-07-31 2011-02-17 Honda Motor Co Ltd 電装品取付け装置

Cited By (1)

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